1 00:00:02,640 --> 00:00:04,640 (エマ)コニー? 2 00:00:17,790 --> 00:00:22,840 ハッ! 3 00:00:22,840 --> 00:00:26,880 ハァ ハァ ハァ…。 4 00:02:13,300 --> 00:02:15,280 (フィル)おっはよ~! (ギルダ)こら フィル 走らないの! 5 00:02:15,320 --> 00:02:18,170 ・(マルク)これは こっち? ・(イザベラ)ええ お願い。 6 00:02:18,610 --> 00:02:21,790 (イザベラ)マルクは お皿 並べて。 (マルク)はい ママ~! 7 00:02:28,710 --> 00:02:30,710 (ノーマン)おはよう エマ。 8 00:02:35,380 --> 00:02:37,190 笑って エマ。 9 00:02:39,820 --> 00:02:44,500 いいかい? エマ。 普段どおりに振る舞うんだ。 10 00:02:44,530 --> 00:02:48,570 僕たちは 昨日 規則を破って 門へ行った。 11 00:02:48,760 --> 00:02:53,390 でも 何も見なかった。 けど リトルバーニー…。 12 00:02:53,420 --> 00:02:56,240 ああ。 きっと ママは 見つけただろう。 13 00:02:56,390 --> 00:02:59,420 でも 誰の仕業かまでは分からない。 14 00:02:59,450 --> 00:03:04,110 ママ 笑ってた。 全然 顔に出さない。 15 00:03:04,140 --> 00:03:08,530 僕らも そうするんだ。 顔に出せば ママは 気付く。 16 00:03:09,480 --> 00:03:13,480 負けちゃ駄目だ。 笑おう。 17 00:03:17,540 --> 00:03:24,610 おいしい餌。 汚れの目立つ白い服。規則正しい生活。 18 00:03:24,610 --> 00:03:29,000 全部 私たち商品の品質を保つため。 19 00:03:29,030 --> 00:03:33,700 私たちは ただ 無差別に 出荷されていくのを待つだけ。 20 00:03:33,700 --> 00:03:36,730 無差別じゃない。 鬼が言ってたろ? 21 00:03:36,730 --> 00:03:40,440 「また 6歳。 並の出荷が続いている」 22 00:03:40,470 --> 00:03:43,500 それが? あの言葉から察するに 23 00:03:43,520 --> 00:03:47,810 おそらく 年齢イコール ランク。 僕が覚えているかぎり 24 00:03:47,840 --> 00:03:51,880 今まで出荷されたきょうだいは 6歳から12歳。 25 00:03:51,880 --> 00:03:55,920 それで 6歳が並だというなら 一番の上物は…。 26 00:03:55,920 --> 00:03:59,340 12歳…。 じゃあ スコアは? 27 00:03:59,370 --> 00:04:02,980 テストで いい点 取っても 肉は おいしくならないよね? 28 00:04:03,290 --> 00:04:07,370 ああ。 フルスコア以外は 公表されなかったけど たぶん…。 29 00:04:07,370 --> 00:04:10,400 ハッ! 出荷順!? うん。 30 00:04:10,400 --> 00:04:14,440 6歳以降 スコアの低い順に 収穫されていくんだ。 31 00:04:14,440 --> 00:04:18,480 そして 12歳になれば 無条件に 出荷される。 32 00:04:18,480 --> 00:04:23,530 つまり 私たちはフルスコアだから出荷を保留されてた…? 33 00:04:23,530 --> 00:04:28,340 でも 分からない。 なぜ スコア順なのか。 34 00:04:29,130 --> 00:04:33,410 6歳から12歳ってのにも 意味があるのかな? 35 00:04:33,630 --> 00:04:39,690 体の大きさ? 違う。 それなら 体重で…。 36 00:04:39,690 --> 00:04:41,280 ハッ! 37 00:04:41,310 --> 00:04:45,010 脳の大きさ。 えっ? それって…。 38 00:04:45,150 --> 00:04:50,540 脳が 一番うまいんだろう。 それも より発達した脳が。 39 00:04:50,800 --> 00:04:53,640 脳を… 食べる…。 40 00:04:53,660 --> 00:04:57,560 そのために いかなるリスクも コストも いとわない。 41 00:04:57,590 --> 00:05:01,480 だから 僕らは 高級品。 思い出して エマ。 42 00:05:01,510 --> 00:05:06,260 出荷されたのは コニー。 その前が ハオ。 その前が セディ。 43 00:05:06,940 --> 00:05:08,960 今までの周期から考えて 44 00:05:08,990 --> 00:05:12,020 次の出荷は おそらく 最短で 2カ月後。 45 00:05:12,260 --> 00:05:16,500 それまでに 全員脱出できる方法を考え出さなければならない。 46 00:05:23,770 --> 00:05:26,800 ここの敷地を 簡略に表すと…。 47 00:05:26,830 --> 00:05:31,540 ハウスを中央に門 そして 周りを取り囲む森。 48 00:05:31,540 --> 00:05:37,600 まずは どこから脱出するか。 門か 森か。 49 00:05:37,600 --> 00:05:39,620 森… かな? 50 00:05:39,620 --> 00:05:43,480 門は 出荷時以外は閉まってるし 開くときには…。 51 00:05:43,550 --> 00:05:47,590 やつらがいる。 森から いつ 逃げるか…。 52 00:05:47,700 --> 00:05:51,740 僕らが 自由に外へ出られる 昼間の遊び時間か 53 00:05:51,740 --> 00:05:54,770 ママがいない出荷の夜…。 出荷の夜は 駄目! 54 00:05:54,770 --> 00:05:58,560 必ず 1人 犠牲になる。 だね。 55 00:05:58,580 --> 00:06:02,600 第一 夜は 小さい子たちが 起きていられるか心配だ。 56 00:06:02,620 --> 00:06:04,060 決まりだ。 57 00:06:04,080 --> 00:06:07,730 昼間 森を抜けて 外へ出る。 それが可能かどうかは…。 58 00:06:07,750 --> 00:06:10,230 あの先が どうなってるかによる。 59 00:06:21,370 --> 00:06:25,730 うっ…。 ノーマン! 60 00:06:27,430 --> 00:06:30,460 うわあっ! あっ! うっ! 61 00:06:30,460 --> 00:06:34,630 ノーマン! 大丈夫!? 62 00:06:34,650 --> 00:06:38,540 考え過ぎて 疲れちゃったかな? 63 00:06:38,540 --> 00:06:42,830 フフッ。 もう しょうがないな~! 64 00:06:42,850 --> 00:06:46,620 よっ! フッ。 65 00:06:46,620 --> 00:06:50,660 どう? 上に 何かある? 何も。 66 00:06:50,660 --> 00:06:56,390 ただ この塀 幅が 2~3mある。 それに とにかく高い。 67 00:06:56,390 --> 00:06:59,510 でも 見張りはいない。 68 00:06:59,530 --> 00:07:01,770 静かだ。 69 00:07:01,770 --> 00:07:05,810 エマ どう思う? 70 00:07:06,280 --> 00:07:10,750 かたくて 丈夫。 起伏どころか 継ぎ目もない。 71 00:07:10,780 --> 00:07:15,270 おまけに 表面は さらさら。 普通 こんなの上れっこない。 72 00:07:15,290 --> 00:07:17,310 じゃあ 諦める? 73 00:07:17,340 --> 00:07:19,790 って思わせる塀なんだろうけど 74 00:07:19,820 --> 00:07:23,610 私やノーマンなら ロープ1本あれば 上れると思う。 75 00:07:23,640 --> 00:07:27,450 鬼の気配はない。 見張りは ママ一人。 76 00:07:27,520 --> 00:07:31,730 大丈夫。 怖くない。 うん。 77 00:07:37,770 --> 00:07:40,780 (ギルダ)あれ? 2人 足りない? 78 00:07:43,410 --> 00:07:47,350 マルク! 何か あったの? 79 00:07:47,370 --> 00:07:51,610 (マルク)どうしよう! 森で ナイラとはぐれちゃった! 80 00:07:51,610 --> 00:07:54,780 いっぱい捜したけど 見つからないんだ! 81 00:08:00,700 --> 00:08:03,730 大丈夫よ。 82 00:08:03,730 --> 00:08:08,730 みんな ここから動かないで。 いいわね? 83 00:08:23,260 --> 00:08:25,280 (フィル)ママ! (マルク)ナイラ! 84 00:08:25,280 --> 00:08:30,090 (イザベラ)疲れて眠っちゃったのね。 ほら ケガ一つ ないわ。 85 00:08:30,200 --> 00:08:34,930 (マルク)よかったぁ~! ごめん! ごめんね ナイラ! 86 00:08:35,380 --> 00:08:37,400 ママは まるで 87 00:08:37,400 --> 00:08:40,430 ナイラが どこにいるか 分かっているみたいだった…。 88 00:08:40,430 --> 00:08:46,490 そういえば 昔から ママは 私たちを見つけるのが得意だった。 89 00:08:46,490 --> 00:08:49,520 どこに隠れても すぐに 見つかった。 90 00:08:49,520 --> 00:08:53,560 あれは 時計じゃない。 発信器。 91 00:08:53,560 --> 00:08:57,600 僕らの体のどこかに 埋められているのかもしれない。 92 00:08:57,600 --> 00:09:01,220 しかも ママは あのコンパクトを 93 00:09:01,250 --> 00:09:03,570 僕らに分かるように わざと見せた。 94 00:09:03,660 --> 00:09:06,720 誰であろうと逃がさない。 95 00:09:06,750 --> 00:09:09,750 ママが言いたいのは そういうことだ。 96 00:09:14,450 --> 00:09:17,840 ママは…。 敵だ。 97 00:09:27,500 --> 00:09:31,460 まずは ロープを手に入れよう。 どこにあるか 目星は付いてる。 98 00:09:31,490 --> 00:09:34,300 今日の夜10時に 廊下で…。 待って。 99 00:09:34,300 --> 00:09:37,330 発信器なんて つけるくらいだから 100 00:09:37,330 --> 00:09:40,360 他にも もっと カメラとか盗聴器とか…。 101 00:09:40,600 --> 00:09:45,650 大丈夫。 ひととおり調べたけど それらしきものは なかったよ。 102 00:09:45,680 --> 00:09:48,440 いつの間に!? でも うかつだった。 103 00:09:48,440 --> 00:09:53,490 まさか 建物じゃなくて 僕らの方に細工がしてあるなんて。 104 00:09:53,490 --> 00:09:58,540 もう バレてるかな? さっき 私たちが 塀まで行ったこと。 105 00:09:59,050 --> 00:10:03,090 大丈夫。 だって あのときも バレなかったろ? 106 00:10:03,110 --> 00:10:05,780 コニーに リトルバーニー 届けに行ったとき。 107 00:10:05,780 --> 00:10:07,960 確かに。 108 00:10:07,960 --> 00:10:11,810 ママは 常に 僕らの居場所を 把握しているわけじゃない。 109 00:10:11,840 --> 00:10:15,030 確認して 初めて 位置を知るんだ。 110 00:10:15,030 --> 00:10:20,090 ママは リトルバーニーがコニー以外の誰かの手で 持ち込まれたことは気付いている。 111 00:10:20,090 --> 00:10:24,130 でも 誰かの特定は できていないと思う。 112 00:10:24,130 --> 00:10:27,160 でなきゃ あんな回りくどい警告はしない。 113 00:10:27,160 --> 00:10:30,070 なるほど。 ・(ドン)おーい ノーマン! 114 00:10:30,100 --> 00:10:33,790 ちょっといい? 時計の調子が悪くてさぁ。 115 00:10:33,820 --> 00:10:35,840 分かった! 見てみるよ! 116 00:10:36,510 --> 00:10:40,880 大丈夫だよ エマ。 僕らは 疑われていない。 117 00:10:52,410 --> 00:10:54,410 コニー…。 118 00:10:59,480 --> 00:11:01,480 エ…。 119 00:11:06,270 --> 00:11:07,900 ・(イザベラ)どうしたの? エマ。 120 00:11:07,900 --> 00:11:10,930 顔色が良くないわ。 121 00:11:10,930 --> 00:11:12,410 くっ…。 122 00:11:12,510 --> 00:11:17,390 そういえば けさは いつもより 元気がなかったんじゃない? 123 00:11:17,410 --> 00:11:19,430 そんなこと…。 124 00:11:31,540 --> 00:11:33,560 何でもないよ! 125 00:11:33,580 --> 00:11:40,230 ただ 私も もうじき ハウスを出るんだ と思うと 寂しくなっちゃって。 126 00:11:40,230 --> 00:11:46,290 エマは ハウスが好き? ハウスもママも だ~い好き! 127 00:11:47,160 --> 00:11:51,160 コニー 今頃 どうしてるかなぁ? 128 00:11:56,630 --> 00:11:59,630 コニーね 大人になったら 129 00:11:59,660 --> 00:12:02,660 ママみたいなお母さんに なりたいんだって! 130 00:12:06,620 --> 00:12:08,610 ええ 知っているわ。 131 00:12:08,810 --> 00:12:11,710 コニーなら きっと すてきな大人に 132 00:12:11,730 --> 00:12:14,570 いいお母さんになるわ。 ううっ…。 133 00:12:17,600 --> 00:12:21,640 (レイ)夕飯 準備できたよ ママ。 134 00:12:21,640 --> 00:12:23,660 (ドアの開く音) (子供たち)わぁ~! 135 00:12:23,700 --> 00:12:25,700 すぐに 行くわ。 136 00:12:29,720 --> 00:12:32,720 エマ 行こう。 うん。 137 00:12:35,630 --> 00:12:39,800 ・(イザベラ)あなたたち二人 昨日 門へ行った? 138 00:12:41,450 --> 00:12:44,480 行かないよ。 それが 規則だし。 139 00:12:44,870 --> 00:12:48,100 昨日は鬼ごっこに夢中だったもの。ねっ? 140 00:12:48,120 --> 00:12:51,490 そうそう。 どうして? 141 00:12:51,730 --> 00:12:54,760 いいえ。 それならいいの。 142 00:12:54,790 --> 00:12:56,790 (ノーマン・エマ)フフッ。 143 00:13:11,470 --> 00:13:13,490 立てる? 144 00:14:13,300 --> 00:14:17,460 でも 考えたね ノーマン。 テーブルクロスなんて。 145 00:14:17,460 --> 00:14:19,460 これなら ロープ代わりになる。 146 00:14:25,540 --> 00:14:28,610 これで 塀は越えられる。 147 00:14:28,640 --> 00:14:32,350 よっと。 さあ 難題は これからだ。 148 00:14:32,740 --> 00:14:36,930 発信器の在りかと…。 全員を連れ出す方法。 149 00:14:36,960 --> 00:14:39,350 ねえ ノーマン。 ん? 150 00:14:39,350 --> 00:14:42,510 レイには話しても 大丈夫なんじゃないかな? 151 00:14:42,630 --> 00:14:44,650 それは 僕も考えてた。 152 00:14:44,730 --> 00:14:47,630 レイなら パニックに なったりしないだろうし 153 00:14:47,650 --> 00:14:52,700 物知りな分 機械にも詳しい。 きっと 力になってくれる。 154 00:14:52,810 --> 00:14:55,840 でも…。 でも? 155 00:14:55,840 --> 00:14:57,860 レイには 僕から話すよ。 156 00:14:57,860 --> 00:15:00,890 エマは 一度 ハウスに戻って。 ・何で? 157 00:15:00,890 --> 00:15:05,400 レイ! よっ。 158 00:15:09,090 --> 00:15:11,110 悪い。 つけてきた。 159 00:15:11,110 --> 00:15:12,420 はぁ!? ハハ…。 160 00:15:12,450 --> 00:15:16,450 いいかげん 気になるから 問い詰めようと思って。 161 00:15:22,230 --> 00:15:25,290 あの夜 門で 何があった? えっ? 162 00:15:25,310 --> 00:15:28,820 コニーに リトルバーニー 届けに行ったときだよ。 163 00:15:28,970 --> 00:15:32,000 だって 明らかに 様子おかしかったし 164 00:15:32,030 --> 00:15:35,060 間に合わなかったのに お前ら 手ぶら。 165 00:15:35,080 --> 00:15:36,230 鋭い。 わっ! 166 00:15:36,260 --> 00:15:38,800 何もねえわけねえだろ! 吐け! 167 00:15:38,820 --> 00:15:41,510 やっぱ レイも 頭いい…。 168 00:15:49,650 --> 00:15:55,710 鬼…。 農園…。 ママが 敵? 169 00:15:55,730 --> 00:15:58,760 ヤバくね? のみ込み 早っ! 170 00:15:58,790 --> 00:16:05,550 つまり 俺たちは 大事に大事に管理された 鬼の食料だったってわけか。 171 00:16:05,570 --> 00:16:09,350 ていうか 超すんなり信じてくれてるけど。 172 00:16:09,370 --> 00:16:11,600 はぁ? 当然だろ。 173 00:16:11,620 --> 00:16:14,650 ノーマンが こんなまぬけな嘘 つくかっての。 174 00:16:14,680 --> 00:16:18,500 エマなら ともかく。 うっ! ああ…。 175 00:16:18,520 --> 00:16:22,900 で 実際 逃げるとなると 問題は 色々あるが 176 00:16:23,160 --> 00:16:30,020 まずは 人数だな。 実現可能なメンバーに絞って…。 待って! ん? 177 00:16:30,050 --> 00:16:36,110 全員で逃げたいんだ。 力を貸して レイ。 178 00:16:36,810 --> 00:16:40,100 全員? 冗談だろ? 179 00:16:40,540 --> 00:16:44,580 全部で 37人。 大半が 6歳未満だぞ。 180 00:16:44,580 --> 00:16:48,290 ママ。 鬼。 発信器。 181 00:16:48,290 --> 00:16:50,840 ただでさえ簡単でない 脱走の難度が 182 00:16:50,860 --> 00:16:53,670 桁違いに はね上がる。 それは 分かってる。 183 00:16:53,670 --> 00:16:56,550 でも無理だと決まったわけじゃ…。いいや 無理だ。 184 00:16:56,580 --> 00:16:59,730 エマ。 お前 気付いてないだろ? えっ? 185 00:16:59,730 --> 00:17:01,750 レイ 待って! 186 00:17:01,750 --> 00:17:06,480 なるほど。 だから 「僕から話すよ」か。 187 00:17:06,500 --> 00:17:08,570 こういうのは はっきり言った方がいい。 188 00:17:08,600 --> 00:17:10,810 エマ。 何? 189 00:17:10,840 --> 00:17:15,220 ここを出るだけじゃ駄目なんだぞ。どういうこと? 190 00:17:15,220 --> 00:17:18,600 この外が どうなっているのか分からない。 191 00:17:18,630 --> 00:17:21,280 でも 出荷される先がある。 192 00:17:21,280 --> 00:17:25,320 農園ってものがあること自体で 予想は つくだろ。 193 00:17:25,320 --> 00:17:28,350 外に待つのは 鬼の社会だ。 194 00:17:28,350 --> 00:17:32,720 人間の生きる場所なんて 最悪 どこにもないんだよ。 195 00:17:33,410 --> 00:17:39,470 無理なんだよ。 連れて出りゃ 全滅は見えてる。 196 00:17:39,470 --> 00:17:43,510 置いていく。 それが 最善だ。 197 00:17:43,510 --> 00:17:45,530 やだ。 198 00:17:46,540 --> 00:17:50,480 無理でも 私は 全員で逃げたい! 何とか しよう! 199 00:17:50,510 --> 00:17:53,270 はぁ!? 全滅は やだよ。 200 00:17:53,270 --> 00:17:56,630 でも 置いてくって選択肢はない! 201 00:17:56,630 --> 00:17:59,660 コニーで終わりにしたいの。 202 00:17:59,660 --> 00:18:03,700 もう誰も あんな姿にしたくない。 203 00:18:03,700 --> 00:18:08,090 ないなら つくろうよ 外に 人間の生きる場所! 204 00:18:08,090 --> 00:18:11,120 変えようよ 世界! なっ…。 205 00:18:11,120 --> 00:18:16,240 レイのおかげで 今 分かった。 これは そういう脱獄なんだ。 206 00:18:16,270 --> 00:18:20,210 私は 折れない。 決めたから。 207 00:18:20,210 --> 00:18:22,230 だから レイが折れて! 208 00:18:22,230 --> 00:18:24,790 ごちゃごちゃ言わずに 力 貸して! 209 00:18:30,310 --> 00:18:34,350 おい こら 保護者! ちょっと…。 絶対に みんなで逃げる! 210 00:18:34,350 --> 00:18:39,560 そうじゃなきゃ嫌だ! やだ やだ やだ~! あのバカ 何とかしろ! むちゃくちゃだ! 211 00:18:39,590 --> 00:18:43,440 ねぇ~ ホント! でも よかった 元気で。 212 00:18:43,440 --> 00:18:46,740 じゃなくて とめろよ! 死ぬぞ お前ら 2人とも! 213 00:18:46,770 --> 00:18:50,510 お前は はなから 分かってんだろ? 214 00:18:50,510 --> 00:18:54,550 エマが… 泣いたんだ。 215 00:18:54,550 --> 00:18:58,590 あの夜… 最初は怖いから 泣いてるんだと思ってた。 216 00:18:58,590 --> 00:19:04,650 でも 違ったんだ。 僕は 自分が死ぬのが怖かった。 217 00:19:04,650 --> 00:19:06,320 けど エマは 218 00:19:06,350 --> 00:19:08,980 家族が死ぬのが怖くて 泣いてたんだ。 219 00:19:09,630 --> 00:19:14,890 すごいよね。 あの状況で 何かを守ろうと考えられるんだ。 220 00:19:15,190 --> 00:19:19,530 でも 正しくない! 泥舟だぞ! ぶっちゃけ 3人だろ! 221 00:19:19,750 --> 00:19:22,160 3人なら 逃げられる! 222 00:19:22,160 --> 00:19:26,200 お前は 正しい。 自分を恥じるな。 223 00:19:26,200 --> 00:19:29,230 情で 判断をねじ曲げるな ノーマン! 224 00:19:29,230 --> 00:19:33,270 違うよ レイ。 僕も 泥舟をつくりたいんだ! 225 00:19:33,270 --> 00:19:38,320 はぁ? 何でだよ。 お前は違うだろ! 226 00:19:38,320 --> 00:19:42,010 もっと 冷静で いつだって 正解を…。 227 00:19:42,010 --> 00:19:45,390 なのに どうして!? 好きだから。 228 00:19:45,390 --> 00:19:50,440 好きだから エマには笑っていてほしいんだ。 229 00:19:50,440 --> 00:19:52,460 頭 おかしいだろ…。 230 00:19:52,460 --> 00:19:55,490 それで エマが死んでもいいのかよ。 231 00:19:55,490 --> 00:19:57,510 死なせない。 232 00:19:57,510 --> 00:20:01,550 そのために 僕は 僕を利用するんだ。 233 00:20:01,550 --> 00:20:07,940 幸い 僕は やろうと決めて できなかったことは一度もないんだよ。 234 00:20:07,940 --> 00:20:10,790 泥も焼けば 器になるでしょ。 235 00:20:10,810 --> 00:20:13,840 泥舟が 必ずしも沈むとは限らないよ。 236 00:20:14,000 --> 00:20:16,710 バカげてる。 かもね。 237 00:20:16,840 --> 00:20:21,690 僕もエマも 正気じゃないよ。 完全に 血迷ってる。 238 00:20:21,710 --> 00:20:24,110 ほっとけないだろ? 239 00:20:24,110 --> 00:20:26,130 フッ。 240 00:20:26,130 --> 00:20:30,170 クソッ…。 ほっとけるわけねえだろ。 241 00:20:33,200 --> 00:20:37,820 レイ。 ノーマン。 まだ 自由時間のはずだよね? 242 00:20:37,840 --> 00:20:39,260 何だろう? 243 00:20:46,330 --> 00:20:51,050 (イザベラ)紹介するわ。 新しい妹 キャロルよ。 244 00:20:51,300 --> 00:20:55,670 そして シスター・クローネ。 ママのお手伝いに来てもらったの。 245 00:20:55,750 --> 00:20:57,110 (クローネ)ウフッ。 246 00:20:57,110 --> 00:21:02,490 お… 大人。 敵が増えた…。 247 00:21:02,630 --> 00:21:05,630 今日から ここで 一緒に暮らします。 248 00:21:05,660 --> 00:21:07,540 どうぞ よろしく。 249 00:21:07,540 --> 00:21:09,890 (子供たち)お願いします。 よろしく お願いします。 250 00:21:09,890 --> 00:21:11,890 フフフ…。