1 00:01:39,770 --> 00:01:44,050 (クローネ)「ナンバー 18684 シスター・クローネ」 2 00:01:44,200 --> 00:01:47,180 「貴殿を 第4プラントの ママに任命する」 3 00:01:47,230 --> 00:01:49,250 えっ!? 私をママに!? 4 00:01:49,270 --> 00:01:51,290 (イザベラ)ええ。 5 00:01:51,290 --> 00:01:56,340 第4プラントの飼育監に 急な空きが出たのよ。 6 00:01:56,430 --> 00:01:59,460 それで かねてから 推薦していた あなたに声が。 7 00:01:59,490 --> 00:02:02,400 (クローネ)私を… 推薦? 8 00:02:02,400 --> 00:02:04,420 グランマが門へ迎えに来ている。 9 00:02:04,420 --> 00:02:08,460 今すぐ 荷物をまとめて 本部へ戻りなさい。 10 00:02:08,460 --> 00:02:10,480 (クローネ)今… すぐ? 11 00:02:10,480 --> 00:02:15,480 さようなら。 新たなプラントでも頑張ってね。 12 00:02:19,570 --> 00:02:22,600 どうしたの? うれしくないの? 13 00:02:22,600 --> 00:02:26,600 いえ 光栄です。 すぐ支度します。 14 00:02:35,070 --> 00:02:39,110 ハッ… ハァハァ…。 15 00:02:39,110 --> 00:02:43,110 あの女… 私を始末する気だ! 16 00:02:46,710 --> 00:02:49,710 イチかバチか やるしかない。 17 00:02:54,260 --> 00:02:58,300 あの女の思いどおりに させてたまるか! 18 00:02:59,290 --> 00:03:02,590 ・(ベルの音) ・(フィル)ママ~! 19 00:03:02,610 --> 00:03:06,630 (フィル)クローネ! ご飯 用意できたよ~! 20 00:03:06,630 --> 00:03:08,650 あれ? クローネは? 21 00:03:08,650 --> 00:03:11,680 一緒じゃないの? (マーニャ)お部屋? 22 00:03:11,680 --> 00:03:14,710 いいえ ちょっとお仕事。 23 00:03:14,710 --> 00:03:17,710 先に いただいてしまいましょう。 24 00:03:54,440 --> 00:03:56,440 (クローネ)グランマ。 25 00:04:06,560 --> 00:04:08,560 ご報告したいことが。 26 00:04:14,780 --> 00:04:18,820 (ジェミマ)あれ? クローネ いなーい。(ドミニク)クローネ どこ? 27 00:04:18,850 --> 00:04:22,680 お仕事なんだって。 (ジェミマ・ドミニク)え~! 28 00:04:32,610 --> 00:04:34,630 (グランマ) つまり こういうことですか? 29 00:04:35,050 --> 00:04:41,040 このメモの事実に加え 他のフルスコアも 秘密を知って 逃げようとしている。 30 00:04:41,060 --> 00:04:43,090 続く 上物 2匹もです! 31 00:04:43,320 --> 00:04:47,300 脱走の件には 物証はありませんが でも 信じてください! 32 00:04:47,300 --> 00:04:51,340 このままでは 危険です。 このままでは…。 (グランマ)でも…。 33 00:04:51,340 --> 00:04:54,700 制御は できているのでしょ? 34 00:04:54,700 --> 00:04:56,050 えっ? 35 00:04:56,070 --> 00:04:59,480 制御できているのなら 問題ありません。 36 00:05:04,470 --> 00:05:07,470 (グランマ)かつての私のように。 37 00:05:11,540 --> 00:05:14,570 (グランマ)困るのですよ シスター・クローネ。 38 00:05:14,570 --> 00:05:17,600 イザベラの邪魔をすることは。 39 00:05:17,600 --> 00:05:19,620 特別なのです。 40 00:05:19,620 --> 00:05:22,620 あの子も。 あの子のプラントも。 41 00:05:26,690 --> 00:05:29,720 イザベラは 私に必要な駒です。 42 00:05:29,720 --> 00:05:35,010 あなたでは 代わりは務まらない。 43 00:05:35,030 --> 00:05:38,300 私が 困るのです。 44 00:05:38,330 --> 00:05:42,170 (グランマ) ティファリに最上の一皿を。 45 00:05:42,200 --> 00:05:45,200 農園に 最大の利益を。 46 00:05:48,250 --> 00:05:51,280 (クローネ)フッ… フフフ…。 47 00:05:51,570 --> 00:05:54,600 ああ そう… 完全にグルだったの…。 48 00:05:54,960 --> 00:05:59,490 フッ… フフフ… 最初から 私に勝ち目など…。 49 00:06:10,860 --> 00:06:14,110 いただきます。 (子供たち)いただきます! 50 00:09:15,310 --> 00:09:19,310 (クローネ)《絶対 逃げろよ… クソがきども…》 51 00:09:21,370 --> 00:09:24,400 (クローネ) 《鬼ごっこは 得意でしょ?》 52 00:09:24,400 --> 00:09:27,430 《逃げて… 逃げて… 53 00:09:27,430 --> 00:09:30,460 生き延びて… 54 00:09:30,460 --> 00:09:34,840 このクソみたいな世界を ぶち壊せ!》 55 00:09:54,350 --> 00:09:56,840 (子供たち)ごちそうさまでした! 56 00:10:06,030 --> 00:10:08,030 ・(ノック) 57 00:10:10,070 --> 00:10:14,070 (レイ) 始めようぜ 薬剤のすり替え。 58 00:10:22,730 --> 00:10:23,930 《確認するぞ》 59 00:10:23,950 --> 00:10:26,880 《ノーマンとエマは 塀に上って下見》 60 00:10:26,960 --> 00:10:31,500 《ドンとギルダは ハウス2階の 南窓が見える位置にいろ》 61 00:10:31,550 --> 00:10:35,590 《万一 俺が ママを 引きつけられなかったら合図する》 62 00:10:35,610 --> 00:10:39,650 《エマたちに伝えて 即行 下見 中止させろ》 63 00:10:39,680 --> 00:10:42,680 (ギルダ)うまくいきますように…。 64 00:10:46,660 --> 00:10:48,010 (イザベラ)排除したの。 65 00:10:49,470 --> 00:10:53,050 えっ? 66 00:10:53,070 --> 00:10:56,070 シスター・クローネは 排除した。 67 00:11:20,940 --> 00:11:25,870 いらなくなった。 だから 排除したの。 68 00:11:29,100 --> 00:11:32,130 あなたもよ。 はっ? 69 00:11:32,160 --> 00:11:35,190 取引は 今 このときをもって おしまい。 70 00:11:35,230 --> 00:11:41,290 えっ… 俺もクビ!? 何で!? ママには 俺が必要だろ!? 71 00:11:41,320 --> 00:11:46,370 ママは 俺を使って あくまで 水面下 間接的に 穏やかに 72 00:11:46,390 --> 00:11:49,690 あいつらを制御したいはずだ! そのとおりよ。 73 00:11:49,720 --> 00:11:52,750 俺は うまくやってた! ママにとって…。 74 00:11:53,250 --> 00:11:56,290 そう。 常に 使える犬だった。 75 00:11:56,320 --> 00:12:00,700 だから そばに置いていたわ。 76 00:12:00,850 --> 00:12:03,450 たとえ 嘘つきの裏切り者でもね。 77 00:12:03,480 --> 00:12:05,480 あっ…。 78 00:12:11,040 --> 00:12:14,780 それでも 問題ないはずだろ!? 俺が使えれば! 79 00:12:14,990 --> 00:12:18,710 ゴホ… ゴホゴホ…。 80 00:12:18,730 --> 00:12:21,760 ええ。 確かに あなたに落ち度はない。 81 00:12:21,790 --> 00:12:24,510 これは 不当解雇よ。 82 00:12:24,540 --> 00:12:27,490 私だって 残念。 想定外。 83 00:12:27,510 --> 00:12:30,640 あなたのことは 最後まで 手放したくなかったのよ。 84 00:12:30,660 --> 00:12:32,680 だったら! でも しかたないの。 85 00:12:33,060 --> 00:12:35,750 事情が変わったのよ。 86 00:12:35,780 --> 00:12:38,780 ここからは 私 一人で制御する。 87 00:12:40,540 --> 00:12:44,540 ごめんね レイ。 私がこれからすることを許してね。 88 00:12:51,350 --> 00:12:53,370 う… うわ! 89 00:12:53,370 --> 00:12:55,390 (ドアの閉まる音) 90 00:12:55,390 --> 00:12:56,510 ・(鍵をしめる音) ママ! 91 00:12:56,540 --> 00:12:58,180 ・(イザベラ)しばらく そこにいてちょうだい。 92 00:13:00,780 --> 00:13:04,820 戻ったら ちゃんと出してあげる。 ・(ドアをたたく音) 93 00:13:04,820 --> 00:13:07,850 さて 森を走る 2つの信号。 94 00:13:07,850 --> 00:13:13,660 速さからして エマとノーマン。 一直線に塀の方へ向かっているわ。 95 00:13:13,680 --> 00:13:15,700 ・(イザベラ)下見かしらね? あっ!? 96 00:13:15,780 --> 00:13:18,810 ・(イザベラ)そうだ。 薬剤の件は どうでもいいわ。 97 00:13:18,830 --> 00:13:20,940 あなたが守ってくれるもの。 98 00:13:20,970 --> 00:13:24,340 あなたは 私を殺させない。 あの子たちのために。 99 00:13:24,670 --> 00:13:28,710 だから 私を封じるなら 100% 別の手を使う。 100 00:13:28,830 --> 00:13:30,140 くっ…。 101 00:13:30,170 --> 00:13:34,170 じゃあね レイ。 今まで お勤め ご苦労さま。 102 00:13:36,720 --> 00:13:38,740 クッソー! 103 00:13:38,760 --> 00:13:41,830 とにかく ここを出ないと! 104 00:13:42,190 --> 00:13:44,210 ハァ ハァ…。 105 00:13:44,210 --> 00:13:47,210 くっ… 最悪だ! 106 00:13:48,920 --> 00:13:52,700 (ドン)合図 こないな。 (ギルダ)うん。 107 00:13:52,720 --> 00:13:54,740 (ドン)このまま 無事に…。 108 00:13:54,770 --> 00:13:56,770 ・(ドアの開く音) (ギルダ)あっ! 109 00:14:00,260 --> 00:14:03,220 (ドン)なっ!? (ギルダ)ねえ どういうこと? 110 00:14:03,240 --> 00:14:05,730 レイから 合図がないのに ママが出てきた…。 111 00:14:12,830 --> 00:14:14,430 いったい どうすれば…。 112 00:14:14,450 --> 00:14:16,730 (ドン) ギルダ お前は ここにいろ! 113 00:14:16,760 --> 00:14:18,760 ドン! (ドン)ハウス 見てくる! 114 00:14:23,940 --> 00:14:26,970 ・(ドアに体当たりする音) 115 00:14:26,970 --> 00:14:30,000 うっ! 頼むから開いてくれ…。 116 00:14:30,000 --> 00:14:32,480 ・(ドン)レイ? お前なのか!? 117 00:14:32,500 --> 00:14:35,050 ドン! ・(ドン)下がってろ! 118 00:14:39,300 --> 00:14:41,320 大丈夫か!? 119 00:14:41,350 --> 00:14:43,850 (ドン)問題ねえ。 それより レイ! 120 00:14:44,140 --> 00:14:46,140 あっ… そうだ! 121 00:14:48,180 --> 00:14:50,880 (ギルダ)あっ…。 (ドン)ギルダ 来い! 122 00:14:50,910 --> 00:14:53,310 えっ!? 下見 中止!? エマたち 止めるの? 123 00:14:53,340 --> 00:14:56,230 下見 強行だ! ママを止めるぞ! 124 00:14:56,260 --> 00:14:57,430 えっ… ママを!? 125 00:14:57,450 --> 00:14:59,370 (ドン)チャンスは 今しかなくなった! 126 00:14:59,390 --> 00:15:02,660 ママに 阻まれる前に 何が何でも 下見させないと! 127 00:15:02,660 --> 00:15:04,680 う… うん! 128 00:15:49,120 --> 00:15:52,120 ママ どうしたの? 129 00:15:55,180 --> 00:15:57,200 (イザベラ)10年。 130 00:15:57,200 --> 00:15:59,730 えっ? 131 00:15:59,760 --> 00:16:02,450 10年 一緒に暮らしたけれど 132 00:16:02,470 --> 00:16:06,470 お芝居抜きで お話するのは これが初めてね。 133 00:16:11,680 --> 00:16:16,530 初めまして エマ。 初めまして ノーマン。 134 00:16:23,710 --> 00:16:26,740 大丈夫よ 私たちだけ。 135 00:16:26,830 --> 00:16:29,200 周りには 誰もいない。 136 00:16:29,220 --> 00:16:33,240 何も知らない いい子のふりなんてしなくていいの。 137 00:16:33,710 --> 00:16:38,020 今 ここでは ただの飼育監と食用児。 138 00:16:39,260 --> 00:16:41,280 でも 誤解しないでね。 139 00:16:41,520 --> 00:16:43,970 私は あなたたちを愛している。 140 00:16:44,000 --> 00:16:48,870 大好きなの。 本当に。 わが子のように愛しているわ。 141 00:16:50,060 --> 00:16:53,610 だからこそ 諦めてほしくて ここに来たのよ。 142 00:16:54,120 --> 00:16:57,100 諦める? (ノーマン)何を? 143 00:17:00,670 --> 00:17:02,670 あらがうことを。 144 00:17:05,560 --> 00:17:08,470 大好きだから 苦しんでほしくない。 145 00:17:08,500 --> 00:17:11,530 私は あなたたちを 苦しませたくないの。 146 00:17:11,620 --> 00:17:13,640 幸福な一生じゃない? 147 00:17:13,640 --> 00:17:17,680 あたたかなおうちで おいしいご飯と 愛情いっぱい。 148 00:17:17,680 --> 00:17:22,870 飢えも 寒さも 真実も知らず 満たされた気持ちで死んでいく。 149 00:17:26,770 --> 00:17:30,810 いったい それの どこが不幸だというの? 150 00:17:31,060 --> 00:17:33,060 幸福な一生? 151 00:17:33,120 --> 00:17:37,230 ママの言う幸せは コニーみたいな最期を迎えること? 152 00:17:37,260 --> 00:17:39,280 死なんて 一瞬のこと。 153 00:17:39,380 --> 00:17:41,400 コニーは その瞬間まで 154 00:17:41,430 --> 00:17:45,470 笑顔いっぱいの 満ち足りた人生を全うしたわ。 155 00:17:45,490 --> 00:17:47,590 偽物の笑顔なんて いらない! 156 00:17:47,620 --> 00:17:50,650 たとえ苦しんだとしても 私は 自由に生きる! 157 00:17:50,780 --> 00:17:53,490 何が幸せかは 自分で決める! 158 00:17:54,780 --> 00:17:57,240 エマ。 159 00:18:02,460 --> 00:18:06,460 お外も危ないわ。 絶望が いっぱいよ。 160 00:18:08,760 --> 00:18:13,810 ねっ? おうちの中で みんなで 一緒に 幸せに暮らそう。 161 00:18:13,890 --> 00:18:16,600 決められた時間 最後まで。 162 00:18:16,600 --> 00:18:19,630 あなたたち 5人にも 幸せでいてほしいの。 163 00:18:19,630 --> 00:18:22,630 5人? 3人じゃないの? 164 00:18:37,640 --> 00:18:39,640 分かったよ ママ…。 165 00:18:41,850 --> 00:18:43,850 もう いい子は やめる。 166 00:18:45,370 --> 00:18:48,350 行って ノーマン! 167 00:18:54,980 --> 00:18:57,980 ・(折れる音) 168 00:18:59,360 --> 00:19:00,640 あっ! 169 00:19:17,540 --> 00:19:21,580 (イザベラ)しー…。 よーしよし 大丈夫よ。 170 00:19:21,580 --> 00:19:24,610 痛くない。 痛くない。 171 00:19:24,610 --> 00:19:28,650 ああ かわいそうに…。 私のカワイイ エマ。 172 00:19:28,650 --> 00:19:31,680 だから 諦めてと言ったのよ。 173 00:19:31,680 --> 00:19:36,730 でも 久しぶりのハグは うれしかった。 フフフ。 174 00:19:36,730 --> 00:19:41,780 ノーマンも よく気付いたわね。 素晴らしいわ。 175 00:19:41,780 --> 00:19:46,250 そうよ。 私は あくまで制御する。 176 00:19:46,270 --> 00:19:49,300 あなたたちは それほどまでに特別なのよ。 177 00:19:49,610 --> 00:19:53,650 特別な お方しか食べられない 特別な ご飯。 178 00:19:54,140 --> 00:19:58,140 私が育てた 最上の子供たちなの。 179 00:20:00,970 --> 00:20:02,970 だったら…。 180 00:20:04,580 --> 00:20:08,620 だからこそ 守らねばならない。 何としてでも。 181 00:20:08,940 --> 00:20:13,380 諦めてくれないから こうするしかなかった。 182 00:20:31,440 --> 00:20:35,440 (ナイラ)ママ エマ どうしたの? (マルク)ケガしたの? 183 00:20:50,470 --> 00:20:53,400 (イザベラ)《これで しばらくは 動けない》 184 00:20:53,420 --> 00:20:55,440 《無事 あしたを迎えられるわ》 185 00:20:55,780 --> 00:20:59,490 《あした?》 《そう あした》 186 00:20:59,510 --> 00:21:03,220 《おとなしく お祝いしてね エマ》 187 00:21:03,780 --> 00:21:06,320 《上から 通達があった》 188 00:21:06,340 --> 00:21:10,220 《おめでとう ノーマン。 あなたの出荷が決まったわ》