1 00:00:02,336 --> 00:00:05,172 (ゲオルグ)何事かと思えば いらぬ報告を。 2 00:00:05,172 --> 00:00:09,009 (エリンツィア)ですが 叔父上 死体は 確認されておらず…。 3 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 あの小娘は死んだ。 4 00:00:11,011 --> 00:00:14,681 竜の炎によって 焼かれたのだ。 5 00:00:14,681 --> 00:00:18,685 フン… 残るは あの偽帝のみだな。 6 00:00:18,685 --> 00:00:30,898 ♬~ 7 00:02:01,000 --> 00:02:12,510 ♬~ 8 00:02:12,510 --> 00:02:15,180 (ジル)んっ… あっ! 9 00:02:15,180 --> 00:02:18,850 陛下! あっ…。 10 00:02:18,850 --> 00:02:22,850 どういうことだ? それに ここは…。 11 00:02:28,560 --> 00:02:32,060 水が浮いている…。 (黒竜)お前が竜妃だと? 12 00:02:32,060 --> 00:02:34,030 あっ…。 13 00:02:39,200 --> 00:02:43,210 黒竜。 まだ子どもではないか。 14 00:02:43,210 --> 00:02:46,710 今代の竜帝は 何を考えているのだ。 15 00:02:46,710 --> 00:02:51,150 我を見ても うろたえぬ その度胸は認めよう。 16 00:02:51,150 --> 00:02:53,480 だが 裁定には至らぬ。 17 00:02:53,480 --> 00:02:55,650 あなたが 助けてくださったのですか? 18 00:02:55,650 --> 00:02:59,490 許しもなく 我に問いかけるか。 19 00:02:59,490 --> 00:03:04,330 まあ よい。 赤竜の申し出により転移させた。 20 00:03:04,330 --> 00:03:10,170 なるほど。 赤竜が混乱するわけだ。 21 00:03:10,170 --> 00:03:14,840 金の指輪も見えぬ。 大した魔力も感じぬ。 22 00:03:14,840 --> 00:03:17,340 いや 封じられているのか。 23 00:03:17,340 --> 00:03:19,340 不幸なことだ。 24 00:03:19,340 --> 00:03:24,510 申し遅れました。 ジルと申します。 25 00:03:24,510 --> 00:03:27,850 どうか 陛下を…。 裁定には至らぬと言ったであろう。 26 00:03:27,850 --> 00:03:33,160 竜妃でない以上 生きて帰すわけにはいかん! 27 00:03:35,890 --> 00:03:37,860 あっ… くっ…。 28 00:03:39,900 --> 00:03:42,070 うぅっ…。 29 00:03:42,070 --> 00:03:44,900 一体 どういうつもりですか? 助けておいて。 30 00:03:44,900 --> 00:03:46,900 ここは 竜の巣。 31 00:03:46,900 --> 00:03:50,970 ただの人間が 足を踏み入れてよい場所ではない。 32 00:03:50,970 --> 00:03:53,810 今は 陛下が… 竜帝が大変なんです。 33 00:03:53,810 --> 00:03:58,320 私が守らないと…。 こんな小娘を竜妃に選ぶとは…。 34 00:03:58,320 --> 00:04:01,490 卵が かえらなくて当然だな! 35 00:04:01,490 --> 00:04:03,590 卵って… うっ! 36 00:04:09,830 --> 00:04:12,500 フンッ! 37 00:04:12,500 --> 00:04:14,500 《どうすればいい…》 38 00:04:17,830 --> 00:04:20,500 《この卵の殻…。 39 00:04:20,500 --> 00:04:22,510 魔力が流れている》 40 00:04:26,180 --> 00:04:29,510 (ロレンス)あっ…。 41 00:04:29,510 --> 00:04:32,180 どうやら 追っ手は巻けたようですね。 42 00:04:32,180 --> 00:04:34,180 (リステアード)というより クマの縫いぐるみから➡ 43 00:04:34,180 --> 00:04:38,020 逃げてきたというほうが 正しいな。 44 00:04:38,020 --> 00:04:41,190 恐らく 敵の半数は 壊滅しましたね。 45 00:04:41,190 --> 00:04:44,860 (リステアード)森が吹き飛んだからな。 あちらも撤退するしかない。 46 00:04:44,860 --> 00:04:48,030 なんなんですか? あれ。 縫いぐるみじゃないですよね。 47 00:04:48,030 --> 00:04:52,500 わからん。 だが あんなバカの極みを 作るのは ハディスしかいない。 48 00:04:52,500 --> 00:04:55,010 (カミラ)おかげで 私たちは助かったけど…。 49 00:04:55,010 --> 00:04:57,010 ひとまず 人命が優先だ。 50 00:04:57,010 --> 00:05:01,180 あの ひよこもどきなら 絶対 生きてる。 51 00:05:01,180 --> 00:05:03,510 縫いぐるみを 振り回していたからな。 52 00:05:03,510 --> 00:05:06,520 (ロレンス)今晩は ひとまず ここで 休むとして…。 53 00:05:06,520 --> 00:05:09,690 どうしますか? (リステアード)姉上が 裏切ったのであれば➡ 54 00:05:09,690 --> 00:05:12,020 もう 味方はいないと 考えるべきだ。 55 00:05:12,020 --> 00:05:15,690 僕たちの竜を ノイトラールに 取りに戻るわけにもいかないしな。 56 00:05:15,690 --> 00:05:18,200 ですが この状況下をひっくり返すには➡ 57 00:05:18,200 --> 00:05:21,360 竜がいなければ…。 呼ぶことは できないの? 58 00:05:21,360 --> 00:05:25,540 やつらだって 赤竜を殺すことは しないと思うのよね。 59 00:05:25,540 --> 00:05:29,210 できるなら やってるって顔ね。 60 00:05:29,210 --> 00:05:32,380 そもそも 機嫌が悪いと 呼んでも来ないからな。 61 00:05:32,380 --> 00:05:36,050 (ジーク)意外に主従関係ないんだな 竜と人間って。 62 00:05:36,050 --> 00:05:38,550 習わなかったのか? 竜に乗せてもらっている➡ 63 00:05:38,550 --> 00:05:40,720 というのを忘れるなと。 64 00:05:40,720 --> 00:05:44,050 竜の加護を失えば 無理に竜の背に乗ったところで➡ 65 00:05:44,050 --> 00:05:47,060 人間は 空気の薄さで死ぬ。 66 00:05:47,060 --> 00:05:51,800 それに もう ブリュンヒルデは 処分されているかもしれない。 67 00:05:51,800 --> 00:05:56,600 考えたくないわね。 状況は最悪だな。 68 00:05:58,800 --> 00:06:02,640 《ハディス:お~ これを僕に? 69 00:06:02,640 --> 00:06:05,810 陛下のために みんなで 一生懸命 作ったんですよ。 70 00:06:05,810 --> 00:06:08,310 いつも お前に 世話かけてばかりだから➡ 71 00:06:08,310 --> 00:06:10,310 たまにはと思ってな。 72 00:06:10,310 --> 00:06:13,480 (ハディス)じゃあ この 暴れた蛇のようなモンブランって…。 73 00:06:13,480 --> 00:06:17,150 何か文句でも? よせ リステアード。 74 00:06:17,150 --> 00:06:20,660 ハディス 私たちからの感謝の気持ちだ。 75 00:06:20,660 --> 00:06:23,330 受け取ってほしい。 (ラーヴェ)よかったな。 76 00:06:23,330 --> 00:06:26,630 みんなで仲よく暮らせる夢が かなってよ》 77 00:06:28,830 --> 00:06:31,030 んっ… ああ…。 78 00:06:33,000 --> 00:06:37,340 (エリンツィア)ハディス 起きているのか? 79 00:06:37,340 --> 00:06:41,180 食事を取ってないのか? 80 00:06:41,180 --> 00:06:43,680 体を壊したら どうする? 81 00:06:43,680 --> 00:06:46,680 今から処刑する人間に食べろと? 82 00:06:46,680 --> 00:06:53,790 すまない。 だが 私は ヴィッセルと共に 叔父上を説得するつもりだ。 83 00:06:53,790 --> 00:06:56,130 お前が 普通の人間として 暮らせるよう…。 84 00:06:56,130 --> 00:06:59,460 断る。 僕は…。 85 00:06:59,460 --> 00:07:01,460 竜帝だ。 86 00:07:03,830 --> 00:07:06,670 あのとき なぜ 竜帝を止めた? 87 00:07:06,670 --> 00:07:09,340 裏切り者に同情でもしたか? 88 00:07:09,340 --> 00:07:13,010 その甘さで 竜帝を守るなどと よく言えたものだな。 89 00:07:13,010 --> 00:07:16,180 現に 女神の力で 魔力を封じられている。 90 00:07:16,180 --> 00:07:18,180 竜妃にあるまじき失態。 91 00:07:18,180 --> 00:07:21,690 全く ラーヴェ様は どこまで甘いのだ。 92 00:07:21,690 --> 00:07:25,190 そんなことだから…。 待て。 今 なんて言った? 93 00:07:25,190 --> 00:07:28,860 ラーヴェ様は甘いと言ったのだ。 その前だ。 94 00:07:28,860 --> 00:07:31,190 私が女神に 魔力を封じられているだと? 95 00:07:31,190 --> 00:07:36,030 そうだ。 《なるほど。 そういうことだったのか》 96 00:07:36,030 --> 00:07:40,040 ゲオルグの あの天剣は 女神クレイトスの 聖槍から作られたのだな? 97 00:07:40,040 --> 00:07:43,370 竜帝の魔力を封じるには それしかあるまい。 98 00:07:43,370 --> 00:07:47,040 フフフ… アハハハ…。 99 00:07:47,040 --> 00:07:49,050 何が おかしい? 100 00:07:49,050 --> 00:07:52,780 いや 自分の身を削る その献身ぶりに➡ 101 00:07:52,780 --> 00:07:54,780 敵ながら あっぱれだと思ってな。 102 00:07:54,780 --> 00:08:00,120 女神の愛を解するとは お前は 竜妃失格だ! 103 00:08:00,120 --> 00:08:02,790 陛下を助けに行く。 そこを どけ。 104 00:08:02,790 --> 00:08:07,300 言ったはずだ。 竜の巣に 入った人間は 生きて帰さぬ。 105 00:08:07,300 --> 00:08:10,470 強き者は弱き者には従わぬ。 106 00:08:10,470 --> 00:08:12,470 それが ことわりだ! 107 00:08:14,500 --> 00:08:16,510 ことわり ことわりと へ理屈ばかり。 108 00:08:16,510 --> 00:08:18,840 陛下を助けようとは 思わないのか? 109 00:08:18,840 --> 00:08:21,850 情に訴え 愛を語るか。 クレイトスの魔女め! 110 00:08:21,850 --> 00:08:25,850 だから 女神に勝てないんだよ… お前たちは! 111 00:08:25,850 --> 00:08:29,020 命懸けで向かってくる女と 何もしない竜➡ 112 00:08:29,020 --> 00:08:32,020 どっちが勝つかなんて わかりきってるだろう! 113 00:08:32,020 --> 00:08:36,030 黙って 私に従え! 黒竜! 114 00:08:36,030 --> 00:08:40,500 うっ! うぅ…。 115 00:08:44,170 --> 00:08:47,670 陛下には見せられないな。 116 00:08:47,670 --> 00:08:49,670 んっ? 117 00:08:53,780 --> 00:08:56,450 (黒竜)竜の卵だ。 118 00:08:56,450 --> 00:09:02,120 竜帝が生まれると 必ず 金目の黒竜の卵が現れる。 119 00:09:02,120 --> 00:09:08,120 竜帝の心を栄養分にして育ち 10年もすれば かえるのだが…。 120 00:09:08,120 --> 00:09:10,460 見てのとおりだ。 121 00:09:10,460 --> 00:09:13,960 ラーヴェ様は? もちろん 存じておられる。 122 00:09:13,960 --> 00:09:17,300 10年 20年なら まだ許容範囲だが➡ 123 00:09:17,300 --> 00:09:19,640 かえらぬまま 竜帝が死ねば➡ 124 00:09:19,640 --> 00:09:23,640 その心が栄養分になり 化け物が生まれてしまう。 125 00:09:23,640 --> 00:09:25,980 化け物? (黒竜)案外 竜帝は➡ 126 00:09:25,980 --> 00:09:28,650 それを狙っているのかもしれん。 127 00:09:28,650 --> 00:09:32,980 自分が死んだあとも 世界を呪うために…。 128 00:09:32,980 --> 00:09:36,320 《ジル:じゃあ あの未来では…。 129 00:09:36,320 --> 00:09:38,620 陛下…》 130 00:09:42,830 --> 00:09:45,500 あっ…。 (ジル)大丈夫ですよ。 131 00:09:45,500 --> 00:09:50,500 私がいます。 だから 早く生まれてきてくださいね。 132 00:09:50,500 --> 00:09:52,500 (心音) 133 00:09:52,500 --> 00:09:56,010 あっ! 動いた! 今 動いたな! 134 00:09:56,010 --> 00:09:58,010 我は妻なのだ。 135 00:09:58,010 --> 00:10:01,850 金目の黒竜には 必ず黒竜が つがうと決まっている。 136 00:10:01,850 --> 00:10:05,050 300年 待ち続けている。 137 00:10:07,180 --> 00:10:09,520 それは さみしかったですね。 138 00:10:09,520 --> 00:10:14,020 すみませんでした。 女の子なのに 顔 殴っちゃって。 139 00:10:14,020 --> 00:10:17,860 いや かえらぬ卵に いらだち➡ 140 00:10:17,860 --> 00:10:21,360 冷静さを欠いた言動をしたのは 私のほうだ。 141 00:10:21,360 --> 00:10:23,530 すまぬ。 142 00:10:23,530 --> 00:10:26,370 お前に言われて 目が覚めた。 143 00:10:26,370 --> 00:10:28,870 確かに 我は何もしておらん。 144 00:10:28,870 --> 00:10:32,040 ただ ここで いつまでも かえらぬ卵を見て➡ 145 00:10:32,040 --> 00:10:34,040 気鬱になるばかりで…。 146 00:10:34,040 --> 00:10:36,210 一緒に陛下を助けに行きましょう。 147 00:10:36,210 --> 00:10:38,210 外に出るんです! 148 00:10:38,210 --> 00:10:42,220 だが それでは 卵が…。 ここなら 安全でしょう? 149 00:10:42,220 --> 00:10:44,720 たまに 様子を見に来るだけで十分です。 150 00:10:44,720 --> 00:10:46,720 だが…。 151 00:10:46,720 --> 00:10:49,890 聞き耳を立ててるんでしょう? 152 00:10:49,890 --> 00:10:53,860 置いていかれたくなかったら 出てくれば いいんです。 153 00:10:53,860 --> 00:10:57,530 ものすごく 抗議している気が…。 元気で 何より。 154 00:10:57,530 --> 00:11:01,870 さあ 出発しましょう。 そうだな。 155 00:11:01,870 --> 00:11:05,210 背に乗るがよい。 い… いいんですか? 156 00:11:05,210 --> 00:11:09,380 私 1人でも? 我が 背に乗れる人間は➡ 157 00:11:09,380 --> 00:11:12,150 竜帝か竜妃のみよ。 158 00:11:15,890 --> 00:11:17,850 でも どうやって ここから? 159 00:11:17,850 --> 00:11:21,560 なに しっかり つかまっておれば 一瞬! 160 00:11:23,560 --> 00:11:25,560 うわっ! 161 00:11:25,560 --> 00:11:43,750 ♬~ 162 00:11:43,750 --> 00:11:47,420 それで どこへ行く? 竜妃よ。 163 00:11:47,420 --> 00:11:51,150 仲間の所へ。 そう遠くはないはずです。 164 00:11:51,150 --> 00:11:53,160 あい わかった。 165 00:11:53,160 --> 00:11:55,990 私のことは ジルと呼んでください。 166 00:11:55,990 --> 00:11:58,160 私も あなたを名前で呼びます。 167 00:11:58,160 --> 00:12:00,160 我に 名などない。 168 00:12:00,160 --> 00:12:02,670 なら 私が付けますよ。 169 00:12:02,670 --> 00:12:05,670 ハッ! ステーキとか どうです? 170 00:12:09,010 --> 00:12:11,010 却下だ。 171 00:12:14,540 --> 00:12:17,710 どうして ジルは お前を殺すななどと➡ 172 00:12:17,710 --> 00:12:21,380 言ったんだろうな? かわいそうだからだよ。 173 00:12:21,380 --> 00:12:24,720 姉に裏切られ 姉を殺す お前が。 174 00:12:24,720 --> 00:12:27,220 僕は 別に かわいそうじゃない。 175 00:12:27,220 --> 00:12:30,860 本気で お前を姉だなどと 思ったこともない。 176 00:12:30,860 --> 00:12:33,360 許されるとは思ってない。 177 00:12:33,360 --> 00:12:38,200 だが 私は せめて ジルに殺されるべきなんだろうな。 178 00:12:38,200 --> 00:12:42,370 命乞いか? いや…。 179 00:12:42,370 --> 00:12:44,370 お前の姉で いられなかったことへの➡ 180 00:12:44,370 --> 00:12:48,040 しょく罪だ。 181 00:12:48,040 --> 00:12:50,650 お前は 悪くない。 182 00:12:50,650 --> 00:12:53,480 悪いのは… 私たちなんだ。 183 00:12:53,480 --> 00:12:56,820 どういうことだ? すまない。 184 00:12:56,820 --> 00:13:00,320 不出来な姉で 本当に すまない。 185 00:13:02,530 --> 00:13:05,360 (カミラ)ちょっと クマ男! 火なんか たかないでよ。 186 00:13:05,360 --> 00:13:08,870 飯どきくらい いいだろ? それによ…。 187 00:13:08,870 --> 00:13:13,700 もしかしたら 隊長が においで 寄ってくるかもしれねえだろ? 188 00:13:13,700 --> 00:13:17,870 そうね。 ハディスが作った保存食が まだある。 189 00:13:17,870 --> 00:13:20,210 気が利くじゃない 陛下。 190 00:13:20,210 --> 00:13:24,010 あっ… あら やだ。 (風の音) 191 00:13:24,010 --> 00:13:26,020 あっ…。 192 00:13:29,850 --> 00:13:31,850 あっ! おっ…。 193 00:13:31,850 --> 00:13:35,360 ああ… あっ…。 194 00:13:35,360 --> 00:13:37,390 あれは…。 195 00:13:37,390 --> 00:13:41,560 ロレンス! みんなも無事ですか? 196 00:13:41,560 --> 00:13:43,530 ジルちゃん! カミラ! 197 00:13:43,530 --> 00:13:47,740 保存食 まだ開けてないんだが…。 ジークも…。 198 00:13:47,740 --> 00:13:49,910 って… どういう意味ですか。 199 00:13:52,310 --> 00:13:55,480 な… なぜ 君が黒竜に乗って…。 200 00:13:55,480 --> 00:13:59,320 うっ! 黒竜だけじゃないですよ。 201 00:13:59,320 --> 00:14:01,320 なっ… あれは…。 202 00:14:03,320 --> 00:14:05,320 ブリュンヒルデ! 203 00:14:07,660 --> 00:14:11,830 リステアード殿下のことを話したんです。 そしたら 黒竜が呼んでくれて。 204 00:14:11,830 --> 00:14:14,660 感謝 申し上げる 黒竜殿。 205 00:14:14,660 --> 00:14:18,170 お前は 礼儀をわきまえているようだな。 206 00:14:18,170 --> 00:14:22,510 しゃべっ…。 そ… そうよね 黒竜だものね。 207 00:14:22,510 --> 00:14:25,010 ジーク 現状の報告を。 208 00:14:25,010 --> 00:14:29,850 それがな 大将。 逃げる途中で ソテーとクマ陛下が…。 209 00:14:29,850 --> 00:14:32,850 (ソテー)ゴケゴケゴケー! ソテー! 210 00:14:32,850 --> 00:14:36,350 クマ陛下を救い出してくれたのか。 よくやったぞ。 211 00:14:36,350 --> 00:14:39,190 コケ! クマ陛下も➡ 212 00:14:39,190 --> 00:14:42,530 こんなに ボロボロになるまで 戦ってくれたんだな。 213 00:14:42,530 --> 00:14:46,030 陛下に直してもらわないと。 コケ。 214 00:14:46,030 --> 00:14:48,030 ロレンス! 策を。 215 00:14:48,030 --> 00:14:51,170 任せてください。 216 00:14:51,170 --> 00:14:53,670 少数でも 皇帝を取り戻してみせましょう。 217 00:14:53,670 --> 00:14:57,040 さあ 反撃開始です。 218 00:14:59,140 --> 00:15:01,340 敵襲! 敵襲! 219 00:15:01,340 --> 00:15:03,350 エッ… エリンツィア殿下! 220 00:15:03,350 --> 00:15:06,820 リステアード殿下と こ… 黒竜が 我々に攻撃を…。 221 00:15:06,820 --> 00:15:09,650 黒竜だと? どこだ? 案内しろ。 222 00:15:09,650 --> 00:15:11,990 こちらです。 223 00:15:11,990 --> 00:15:14,490 認められたな 嬢ちゃん。 224 00:15:14,490 --> 00:15:17,490 当然だ。 彼女は竜妃。 225 00:15:17,490 --> 00:15:23,370 竜神ラーヴェの祝福を受けた 僕の花嫁なんだから。 226 00:15:23,370 --> 00:15:26,200 ロレンスの読みどおりですね。 227 00:15:26,200 --> 00:15:28,700 勝っているのは 機動力だけ。 228 00:15:28,700 --> 00:15:31,210 帝都から応援が来たら 押し負ける! 229 00:15:31,210 --> 00:15:34,380 リステアード殿下は できるだけ 兵を引きつけてください! 230 00:15:34,380 --> 00:15:37,550 俺たちは 皇帝の奪取へ向かいます。 231 00:15:37,550 --> 00:15:40,050 各自 健闘を祈ります! 232 00:15:40,050 --> 00:15:42,020 打ち落とせ! 233 00:15:44,390 --> 00:15:47,060 頼むぞ ブリュンヒルデ! 234 00:15:53,460 --> 00:15:55,570 あっ… 見つけた! 235 00:16:02,640 --> 00:16:06,310 エリンツィア殿下。 叔父上は死んだと言っていたが➡ 236 00:16:06,310 --> 00:16:09,650 私は生きていると思っていたよ… ジル! 237 00:16:09,650 --> 00:16:12,150 グフッ… くっ…。 238 00:16:12,150 --> 00:16:15,490 私は いい。 その馬車ごと 陛下を連れて 逃げろ! 239 00:16:15,490 --> 00:16:18,820 あっ…。 240 00:16:18,820 --> 00:16:21,990 竜殺しの魔術… くっ…。 241 00:16:21,990 --> 00:16:25,500 (ロレンス)カミラさん ジークさん! 242 00:16:25,500 --> 00:16:28,100 黒竜の護衛を。 わかったわ。 わかった。 243 00:16:32,670 --> 00:16:36,170 魔力が封じられていて なお 受け止めるとはな。 244 00:16:36,170 --> 00:16:39,840 でやっ! あっ… くっ…。 245 00:16:39,840 --> 00:16:44,850 引くんだ ジル。 追いはしない。 ハディスなら 私が助けてみせる! 246 00:16:44,850 --> 00:16:47,020 それなら どうして裏切った? 247 00:16:47,020 --> 00:16:50,020 陛下を助けたいなら なぜ 味方をしない? 248 00:16:53,820 --> 00:16:56,990 死んでも守れよ! 誰に言ってんのよ! 249 00:16:56,990 --> 00:16:59,060 うっ うっ…。 250 00:17:04,300 --> 00:17:07,340 んっ…。 僕にも話を聞かせていただこう➡ 251 00:17:07,340 --> 00:17:09,840 姉上。 リステアード。 252 00:17:09,840 --> 00:17:12,510 なぜ ハディスを裏切った? 253 00:17:12,510 --> 00:17:16,350 あなたが 最初から 味方でないのは理解している。 254 00:17:16,350 --> 00:17:20,350 情の深い方だ。 半分でも 血のつながった きょうだいを➡ 255 00:17:20,350 --> 00:17:22,690 家族を見捨てられない方だ。 256 00:17:22,690 --> 00:17:27,360 だからこそ 僕は あなたを信頼し 味方にすべきと考えた。 257 00:17:27,360 --> 00:17:30,860 それが間違いだったと 思いたくない。 258 00:17:30,860 --> 00:17:34,360 今でも間違いだとは思ってない! だったら リステアード➡ 259 00:17:34,360 --> 00:17:38,030 お前も 私につけ。 僕は ハディスを皇帝だと認めた。 260 00:17:38,030 --> 00:17:40,700 それに背くのは 僕の生き方に背くことだ。 261 00:17:40,700 --> 00:17:43,510 妹の命が かかっていてもか? 262 00:17:43,510 --> 00:17:48,010 脅しとは…。 見損なったぞ 姉上! 263 00:17:48,010 --> 00:17:50,780 それが 誇り高き ラーヴェ皇族のすることか! 264 00:17:50,780 --> 00:17:53,980 違っ… あっ… うっ! 265 00:17:58,820 --> 00:18:01,620 何を もたついてる? エリンツィア。 266 00:18:01,620 --> 00:18:04,330 (エリンツィア)叔父上! フン…。 267 00:18:10,170 --> 00:18:13,500 (ゲオルグ)小娘 生きていたとはな。 268 00:18:13,500 --> 00:18:17,170 だが…。 叔父上… ちょうどいい。 269 00:18:17,170 --> 00:18:19,680 待て。 ハディスは 竜帝なんだぞ。 270 00:18:19,680 --> 00:18:23,180 なぜ 叔父上の肩を持つ? それは…。 271 00:18:23,180 --> 00:18:26,020 姉上に何を吹き込んだか 知らないが➡ 272 00:18:26,020 --> 00:18:28,680 こんな無益な争いは やめてもらいたい! 273 00:18:28,680 --> 00:18:32,520 ほう。 お前は ハディスが皇帝に ふさわしいと言うのだな? 274 00:18:32,520 --> 00:18:36,860 罪もない村に焼き打ちを仕掛ける あなたよりは マシだ! 275 00:18:36,860 --> 00:18:40,030 リステアード しかたなかったのだ。 276 00:18:40,030 --> 00:18:42,200 しかたなかった? 277 00:18:42,200 --> 00:18:45,530 誇り高きラーヴェ皇族とは思えぬ その言いざま。 278 00:18:45,530 --> 00:18:48,200 叔父上 僕は断言する。 279 00:18:48,200 --> 00:18:50,940 あなたは ラーヴェ皇族にすら ふさわしくない! 280 00:18:50,940 --> 00:18:55,610 (エリンツィア)リステアード! 愚かな…。 フン! 281 00:18:55,610 --> 00:18:58,280 リステアード殿下! クソッ…。 282 00:18:58,280 --> 00:19:01,620 あの天剣 本当に偽物なのか? 283 00:19:01,620 --> 00:19:05,120 叔父上 ここは 私にお任せを。 リステアードなら 私が…。 284 00:19:05,120 --> 00:19:07,290 (ゲオルグ)茶番は よせ! 285 00:19:07,290 --> 00:19:11,460 ハディスの護送が遅れたのも お前の悪知恵だろう? 286 00:19:11,460 --> 00:19:13,630 逃がそうとでも考えたか? 287 00:19:13,630 --> 00:19:17,300 本来なら とっくに 帝都に到着しているはずなのに➡ 288 00:19:17,300 --> 00:19:21,970 敵の奇襲を許して このざまだ。 それは…。 289 00:19:21,970 --> 00:19:24,470 リステアード。 お前は 先ほど➡ 290 00:19:24,470 --> 00:19:28,980 私が ラーヴェ皇族に ふさわしくないと言ったな。 291 00:19:28,980 --> 00:19:31,480 では お前は どうなのだ? 292 00:19:31,480 --> 00:19:35,320 本当に 自分がラーヴェ皇族だと 思っているのか? 293 00:19:35,320 --> 00:19:37,490 おっしゃっている意味が わかりません。 294 00:19:37,490 --> 00:19:40,320 (ゲオルグ)エリンツィアでさえ 知らなかったことだ。 295 00:19:40,320 --> 00:19:43,660 知らぬのも無理はない。 待ってください 叔父上。 296 00:19:43,660 --> 00:19:47,500 リステアードに聞かせなくても…。 いいや 知っておくべきだ。 297 00:19:47,500 --> 00:19:50,330 これは ラーヴェ皇族全体の危機なのだから。 298 00:19:50,330 --> 00:19:53,540 兄上の部屋で見つけたものだ。 299 00:19:56,840 --> 00:20:01,340 (ゲオルグ)ハディスの母親は ヴィッセルを産んだあと➡ 300 00:20:01,340 --> 00:20:04,680 護衛だった男と 恋仲になっていたのだ。 301 00:20:04,680 --> 00:20:07,020 やつは 兄上の子ではない。 302 00:20:07,020 --> 00:20:09,850 (リステアード)ハディスと僕たちに 血のつながりがない。 303 00:20:09,850 --> 00:20:13,690 どういうことだ? では なぜ ハディスが竜帝に…。 304 00:20:13,690 --> 00:20:15,690 ハッ…。 305 00:20:15,690 --> 00:20:18,190 (ゲオルグ)そういうことだ。 306 00:20:20,530 --> 00:20:26,040 そんな… では 僕たちは もう何百年もの間➡ 307 00:20:26,040 --> 00:20:29,640 民をラーヴェ皇族だと だまし続けて…。 308 00:20:31,870 --> 00:20:34,040 今すぐ公開すべきです。 309 00:20:34,040 --> 00:20:37,210 民の 竜帝の裁断を仰ぎましょう。 310 00:20:37,210 --> 00:20:40,380 僕たちの存在が過ちならば それを正すためにも…。 311 00:20:40,380 --> 00:20:42,720 だから 消すのだ! ハッ…。 312 00:20:42,720 --> 00:20:46,890 存在が過ち? それは ハディスのほうだ。 313 00:20:46,890 --> 00:20:50,330 叔父上! これまで やつが 何をしてきた? 314 00:20:50,330 --> 00:20:53,500 国の秩序を守ってきたのは 我々のはずだ! 315 00:20:53,500 --> 00:20:55,830 違うか? リステアード。 ですが! 316 00:20:55,830 --> 00:21:00,000 私は これからも 民を 国を守り続ける! 317 00:21:00,000 --> 00:21:03,840 そのためには ラーヴェ皇族でなければならんのだ! 318 00:21:03,840 --> 00:21:06,510 くっ…。 319 00:21:06,510 --> 00:21:09,010 ハッ… 姉上。 320 00:21:09,010 --> 00:21:11,010 ハディスは まだ知らない。 321 00:21:11,010 --> 00:21:15,520 今なら 大きな争いを起こさず 民たちも混乱させずに済む。 322 00:21:15,520 --> 00:21:20,020 だから 黙って のみ込めと いうのですか? 323 00:21:20,020 --> 00:21:22,120 (ゲオルグ)時間の無駄だな。 324 00:21:25,560 --> 00:21:28,030 私が やる。 (ジル)待て。 325 00:21:28,030 --> 00:21:32,030 (ゲオルグ)死に損ないの竜妃め。 326 00:21:32,030 --> 00:21:34,700 お前から 先に始末してやる。 327 00:21:34,700 --> 00:21:38,540 陛下が争いの理由なら なぜ 話し合おうとしない? 328 00:21:38,540 --> 00:21:42,910 皇族を呪い殺すやつに 話し合う余地などない! 329 00:21:42,910 --> 00:21:47,080 ハディスは ラーヴェ帝国に 混乱をもたらす存在。 330 00:21:47,080 --> 00:21:50,490 生まれてきてはならなかったのだ。 くっ…。 331 00:21:50,490 --> 00:21:53,490 あれさえ竜帝にならなければ➡ 332 00:21:53,490 --> 00:21:56,490 誰も不幸にならなかったのだ。 333 00:21:56,490 --> 00:21:58,490 死ね! 334 00:22:00,660 --> 00:22:03,000 あっ…。 335 00:22:03,000 --> 00:22:05,300 陛下…。