1 00:00:02,669 --> 00:00:06,340 (ラーヴェ)聞こえないぜ。 2 00:00:06,340 --> 00:00:10,344 ここは 世界一安全な結界の中だ。 3 00:00:10,344 --> 00:00:13,146 ごめんな 嬢ちゃん。 4 00:00:18,352 --> 00:00:20,687 (ジーク)隊長の読みどおり ってことだな。 5 00:00:20,687 --> 00:00:23,523 (カミラ)何者なのかしら? ジルちゃん。 6 00:00:23,523 --> 00:00:26,526 ⦅ジル:教えてください。 この町を火の海にするなら➡ 7 00:00:26,526 --> 00:00:28,529 どこから火を付けますか?⦆ 8 00:00:28,529 --> 00:00:31,698 (ヒューゴ)約束どおり 手柄は こっちのもんだ。 9 00:00:31,698 --> 00:00:34,368 (カミラ)何が手柄よ! 燃えてんじゃないのよ。 10 00:00:34,368 --> 00:00:36,703 同時多発の放火だからな。 11 00:00:36,703 --> 00:00:39,873 だが 人が死ぬ前には 消し止められると思うぜ。 12 00:00:39,873 --> 00:00:45,212 ベイルに聞かされた放火犯と ほぼ同じ火の付け方だ。 13 00:00:45,212 --> 00:00:49,049 こりゃ チビちゃんの言うとおり あのじじい 生きてるかもな。 14 00:00:49,049 --> 00:00:51,885 住民を扇動したやつらはいた? 15 00:00:51,885 --> 00:00:55,222 ああ… 黒いフードをかぶってる連中だ。 16 00:00:55,222 --> 00:00:58,559 さて 俺らは 皇帝陛下をお守りするか。 17 00:00:58,559 --> 00:01:01,828 扇動された住民が 城に向かってやがるからな。 18 00:01:01,828 --> 00:01:04,498 裏切る気じゃないだろうね? 19 00:01:04,498 --> 00:01:07,334 俺らにも皇帝陛下に 助けていただいたっつう➡ 20 00:01:07,334 --> 00:01:11,838 認識はあるわけよ。 まっとうな人生に戻るチャンスだ。 21 00:01:11,838 --> 00:01:14,007 給料分の仕事はするさ。 22 00:01:14,007 --> 00:01:16,677 連中が来たぞ。 23 00:01:16,677 --> 00:01:19,346 ここからは 私たちが請け負うわ。 24 00:01:19,346 --> 00:01:22,182 あんたらは 陛下と町を守ってちょうだい。 25 00:01:22,182 --> 00:01:24,184 あいよ。 26 00:01:27,354 --> 00:01:31,525 町に放火して クレイトスの船に乗って逃げる… か。 27 00:01:31,525 --> 00:01:33,527 隊長の言ってたとおりだ。 28 00:01:33,527 --> 00:01:36,196 (カミラ)いるわね ベイル侯爵。 29 00:01:36,196 --> 00:01:38,365 王太子も 一緒にいる。 30 00:01:38,365 --> 00:01:42,369 って 最悪じゃない! これ。 さっさと終わらせるぞ。 31 00:01:42,369 --> 00:01:45,072 死んだはずのベイルを 生き返らせるんだ。 32 00:03:29,176 --> 00:03:32,012 (ジル)ラーヴェ様 私を出してください。 33 00:03:32,012 --> 00:03:35,515 このままだと 陛下が…。 (ラーヴェ)ハディスの心配なら必要ない。 34 00:03:35,515 --> 00:03:37,851 こんな町 あいつが その気になれば➡ 35 00:03:37,851 --> 00:03:39,853 一瞬で 焼け野原だ。 36 00:03:39,853 --> 00:03:42,856 そんなことしたら 陛下が 今以上に孤立します! 37 00:03:42,856 --> 00:03:45,358 それでも いいんですか? どっちにしろ➡ 38 00:03:45,358 --> 00:03:47,360 あの槍が持ち込まれた以上は➡ 39 00:03:47,360 --> 00:03:51,198 スフィア嬢ちゃんみたいなのが 出続けて 手がつけられない。 40 00:03:51,198 --> 00:03:55,035 あの槍は 女神 クレイトスなんですか? 41 00:03:55,035 --> 00:03:57,204 正確には 女神の一部だ。 42 00:03:57,204 --> 00:03:59,539 嬢ちゃんを偵察に来たんだろう。 43 00:03:59,539 --> 00:04:03,810 魔法の盾の話は知ってるか? 44 00:04:03,810 --> 00:04:06,980 カミラたちから聞きました。 45 00:04:06,980 --> 00:04:09,316 元の姿に戻れない女神が➡ 46 00:04:09,316 --> 00:04:12,152 器を探して 復活しようとしている。 47 00:04:12,152 --> 00:04:16,990 条件は 14歳以上の女だ。 でも 適合者じゃなくても➡ 48 00:04:16,990 --> 00:04:19,993 14歳以上の女なら 操ることができる。 49 00:04:19,993 --> 00:04:24,331 スフィア嬢ちゃんは後者だった。 そんで 嬢ちゃんは➡ 50 00:04:24,331 --> 00:04:28,335 ハディスを女神の愛から守る 魔法の盾ってわけだ。 51 00:04:28,335 --> 00:04:30,337 んっ… 愛? 52 00:04:30,337 --> 00:04:33,340 (ラーヴェ)クレイトスは 愛の女神だ。 53 00:04:33,340 --> 00:04:38,678 愛しているなら 何をしてもいいと考えている。 54 00:04:38,678 --> 00:04:43,683 そして 女神の狙いは 竜帝と夫婦になることだ。 55 00:04:43,683 --> 00:04:46,520 つまり ラーヴェ様が あの槍と結婚すれば➡ 56 00:04:46,520 --> 00:04:50,857 解決するということですか? 残念。 相手は竜帝ハディスだ。 57 00:04:50,857 --> 00:04:53,527 俺は竜神で 竜帝の守護というか武器だ。 58 00:04:53,527 --> 00:04:57,197 なら陛下が あの槍と結婚すれば? そのあとは飾って…。 59 00:04:57,197 --> 00:05:00,634 それで済むわけねえだろ! 女神は ものすげえ嫉妬深いぞ。 60 00:05:00,634 --> 00:05:03,637 下手すりゃ この大陸から 女が全員いなくなるだろうよ! 61 00:05:03,637 --> 00:05:06,139 それに 万一 ハディスが女神を受け入れたとして➡ 62 00:05:06,139 --> 00:05:10,477 嬢ちゃんだけは死ぬと思うぞ。 前妻とか許すと思うか? 63 00:05:10,477 --> 00:05:15,148 そうですね。 でも 魔法の盾である私を閉じ込めて➡ 64 00:05:15,148 --> 00:05:18,318 なんになるんですか? そうだよな。 65 00:05:18,318 --> 00:05:20,654 俺も そう思うわ。 はい? 66 00:05:20,654 --> 00:05:23,323 嬢ちゃん 神話のおさらいだ。 67 00:05:23,323 --> 00:05:26,827 黒い槍に化けて侵入してきた 女神を退けるには➡ 68 00:05:26,827 --> 00:05:28,829 どうすればいいか わかるか? 69 00:05:28,829 --> 00:05:32,999 神話では 竜妃が天剣で自分を貫いて➡ 70 00:05:32,999 --> 00:05:37,337 女神を封じたと。 女神は 必ず 嬢ちゃんを狙う。 71 00:05:37,337 --> 00:05:39,839 竜妃の指輪をつけてる 嬢ちゃんを➡ 72 00:05:39,839 --> 00:05:42,042 見失うこともないだろうよ。 73 00:05:46,513 --> 00:05:50,183 ただの剣じゃない 天剣だ。 74 00:05:50,183 --> 00:05:52,185 わかるだろ? 75 00:05:52,185 --> 00:05:57,190 私ごと女神を斬る。 最初から そのつもりで竜妃に。 76 00:05:57,190 --> 00:05:59,960 なのに あなたは 今 私を守っています。 77 00:05:59,960 --> 00:06:02,128 行動が矛盾していませんか? 78 00:06:02,128 --> 00:06:05,966 どうしてだと思う? それを聞きたいのは 私! 79 00:06:05,966 --> 00:06:09,135 あっ… まさか…。 80 00:06:09,135 --> 00:06:11,304 「恋も愛も わからない」。 81 00:06:11,304 --> 00:06:15,475 そんなふうに言ってたあの人が 私を…。 82 00:06:15,475 --> 00:06:19,646 利用するはずだった 私を 助けようとしてるなんて。 83 00:06:19,646 --> 00:06:23,483 (ラーヴェ)あいつ 自分では気付いてないんだよ。 84 00:06:23,483 --> 00:06:26,987 簡単に 女神を殺せる方法がある ってことに。 85 00:06:26,987 --> 00:06:29,990 でも 俺まで そういうわけにはいかない。 86 00:06:29,990 --> 00:06:32,325 俺は あいつを守ってやらないと。 87 00:06:32,325 --> 00:06:36,997 ラーヴェ様。 ここから出してください。 88 00:06:36,997 --> 00:06:39,666 (ラーヴェ)逃げるのか? 私が女神を退けます! 89 00:06:39,666 --> 00:06:44,004 無理だ! 女神の聖槍と戦えるのは 竜帝の天剣だけ! 90 00:06:44,004 --> 00:06:46,506 だから 私があなたを使うんです! 91 00:06:46,506 --> 00:06:49,342 何を言ってるんだ? そもそも女神に勝つ条件が…。 92 00:06:49,342 --> 00:06:52,012 御託は もういい! 時間がないんだ。 93 00:06:52,012 --> 00:06:54,848 女神を倒せばいいんだろう? それで 万事解決だ! 94 00:06:54,848 --> 00:06:58,685 結論が 雑すぎるだろ! 私は未来を知ってる! 95 00:06:58,685 --> 00:07:01,621 ベイルブルグが壊滅するだけでは 終わらない。 96 00:07:01,621 --> 00:07:05,125 皇太子派が ジェラルド王子と結託して 陛下を追い詰める。 97 00:07:05,125 --> 00:07:07,627 いずれ クレイトスとも開戦する。 98 00:07:07,627 --> 00:07:11,798 なのに 陛下は国を守りながら 周囲に疎まれ続けるんだ! 99 00:07:11,798 --> 00:07:14,801 お前は そんな未来を許すのか? 100 00:07:14,801 --> 00:07:17,137 ここで 止めるんだ! 協力しろ。 101 00:07:17,137 --> 00:07:20,307 私が負けたら その場で 女神ごと突き刺せ! 102 00:07:20,307 --> 00:07:23,476 俺らは 嬢ちゃんを おとりにしようとしたんだぞ。 103 00:07:23,476 --> 00:07:25,979 そのほうが マシだった。 104 00:07:25,979 --> 00:07:28,648 なんで 最後まで利用しなかった? 105 00:07:28,648 --> 00:07:30,984 それなら すぐさま 見切りをつけてやった。 106 00:07:30,984 --> 00:07:34,988 なのに… なんで 私を守ろうとする? 107 00:07:34,988 --> 00:07:40,493 どうして… どうして あの人は 助けてくれと言わない? 108 00:07:40,493 --> 00:07:42,829 私は 助けてくれと 言わなかったことに➡ 109 00:07:42,829 --> 00:07:44,831 いちばん 怒ってるんだ! 110 00:07:44,831 --> 00:07:48,668 嬢ちゃん まさか ハディスを…。 111 00:07:48,668 --> 00:07:52,505 怒ってます。 陛下 私の前で 女神のことを➡ 112 00:07:52,505 --> 00:07:55,342 あれは こうかつな女だと 言ってましたよね。 113 00:07:55,342 --> 00:07:58,511 親しげに! いや すげえ嫌ってるから そこは。 114 00:07:58,511 --> 00:08:00,780 子どものころから 迷惑してるから! 115 00:08:00,780 --> 00:08:02,782 長い おつきあいなんですね。 116 00:08:02,782 --> 00:08:05,785 愛と憎しみは紙一重って 陛下も おっしゃってましたよ。 117 00:08:05,785 --> 00:08:09,289 あのさ ハディスが嬢ちゃんの名前を 呼ばなかったのは➡ 118 00:08:09,289 --> 00:08:11,958 嬢ちゃんの存在を少しでも 女神に気取られないため…。 119 00:08:11,958 --> 00:08:14,627 それで 女神が じきじきに 私を殺しに来たんですね。 120 00:08:14,627 --> 00:08:16,963 わかります。 本当は呼びたかったんだよ➡ 121 00:08:16,963 --> 00:08:20,300 あいつ。 俺だって そうだよ! 122 00:08:20,300 --> 00:08:24,804 神様も皇帝も 2人そろって 男は どうしようもないです。 123 00:08:24,804 --> 00:08:27,807 そんなことをすれば 女が余計に怒るのが➡ 124 00:08:27,807 --> 00:08:29,809 わからないなんて。 125 00:08:29,809 --> 00:08:34,647 《そして そんなバカなまねを いとおしく思う私も➡ 126 00:08:34,647 --> 00:08:36,649 どうしようもない。 127 00:08:36,649 --> 00:08:39,152 ああ… もう どうして 私は➡ 128 00:08:39,152 --> 00:08:41,988 先に好きにならないなんて 決めたんだろう。 129 00:08:41,988 --> 00:08:45,658 恋をしていい相手かどうかなんて わからない。 130 00:08:45,658 --> 00:08:48,661 でも 好きだから助けに行く》 131 00:08:51,498 --> 00:08:54,601 行きましょう 女神退治に! 132 00:09:03,276 --> 00:09:07,280 ⦅ハディス:どうして 僕には 父上も母上も兄弟も➡ 133 00:09:07,280 --> 00:09:09,949 いるのに いないの? (ラーヴェ)ごめんな。 134 00:09:09,949 --> 00:09:13,119 お前が こんななのは 俺が悪いんだ。 135 00:09:13,119 --> 00:09:17,791 お前が 俺の生まれ変わりだから 俺のツケを払うことになってる。 136 00:09:17,791 --> 00:09:21,628 《ハディス:ラーヴェのせいじゃないよ。 これは 女神のせいだ。 137 00:09:21,628 --> 00:09:26,132 愛という名前の呪いが 僕から みんなを取り上げてしまう。 138 00:09:26,132 --> 00:09:28,301 だから 呪いさえ なんとかすればいい。 139 00:09:28,301 --> 00:09:30,970 誰も悪くない》 (ラーヴェ)あいつは➡ 140 00:09:30,970 --> 00:09:33,807 お前に竜妃ができたら もう やって来ない。 141 00:09:33,807 --> 00:09:38,144 それまで 俺が一緒にいるから のまれるな。 142 00:09:38,144 --> 00:09:42,315 《ハディス:呪いが解けるときのために 立派な皇帝になれるよう➡ 143 00:09:42,315 --> 00:09:44,317 たくさん勉強しておこう。 144 00:09:44,317 --> 00:09:47,821 みんなを女神から守れるくらい 強くなろう。 145 00:09:47,821 --> 00:09:52,325 それが 僕の生まれた意味だ》⦆ 146 00:09:52,325 --> 00:09:54,828 (住民たちの罵声) 147 00:09:54,828 --> 00:09:57,664 妻を返せ! 娘は どこだ? 148 00:09:57,664 --> 00:09:59,833 国を呪いで滅ぼす気か? 149 00:09:59,833 --> 00:10:02,669 あなたを必要とする人なんて➡ 150 00:10:02,669 --> 00:10:06,005 あなたを愛する人なんて 現れるかしら? 151 00:10:06,005 --> 00:10:09,342 だ~れも いない。 本当のあなたは➡ 152 00:10:09,342 --> 00:10:12,512 幸せにすると言ってくれた 小さな女の子を➡ 153 00:10:12,512 --> 00:10:14,681 おとりにする 人でなし。 154 00:10:14,681 --> 00:10:17,684 そんなあなたを 愛してあげられるのは➡ 155 00:10:17,684 --> 00:10:21,187 私以外 誰もいない。 156 00:10:21,187 --> 00:10:25,859 そうだな。 兄上だって 本当は 僕を嫌っている。 157 00:10:25,859 --> 00:10:28,027 僕は 誰にも望まれない。 158 00:10:28,027 --> 00:10:31,030 期待されない。 生きていることすら…。 159 00:10:31,030 --> 00:10:33,867 ⦅生きてほしいと 思ってくれる人がいるって➡ 160 00:10:33,867 --> 00:10:36,202 私がいるって言ってくださいね⦆ 161 00:10:36,202 --> 00:10:39,205 うっ… うぅ…。 162 00:10:39,205 --> 00:10:42,375 よく わからない。 163 00:10:42,375 --> 00:10:45,879 《それでも 僕が皇帝だ。 164 00:10:45,879 --> 00:10:50,717 でなければ この国が竜神の加護をなくし➡ 165 00:10:50,717 --> 00:10:53,052 女神に じゅうりんされる。 166 00:10:53,052 --> 00:10:56,389 ラーヴェは きっと 神格を落としてでも➡ 167 00:10:56,389 --> 00:10:58,391 この国を救おうとする。 168 00:10:58,391 --> 00:11:04,497 ラーヴェ… 僕は いつまで未来を 信じているふりを続ければいい? 169 00:11:04,497 --> 00:11:10,336 もう 全部 殺してしまおうか…》 170 00:11:10,336 --> 00:11:12,505 まだ こんな所にいたのかよ! 171 00:11:12,505 --> 00:11:16,843 兵士を軍港に引かせろ。 城は 僕だけでいい。 172 00:11:16,843 --> 00:11:19,178 はぁ? あんたは どうなる? 173 00:11:19,178 --> 00:11:23,683 かまわない。 放っておけ。 僕は化け物だ。 174 00:11:23,683 --> 00:11:30,023 (鐘の音) 175 00:11:30,023 --> 00:11:33,026 ああ…。 (鐘の音) 176 00:11:33,026 --> 00:11:45,538 (鐘の音) 177 00:11:45,538 --> 00:11:48,541 出てこい! 女神 クレイトス。 178 00:11:48,541 --> 00:11:52,378 私は ジル・サーヴェル。 竜帝の妻だ! 179 00:11:52,378 --> 00:11:56,716 聞け。 町を燃やすな。 女たちを呪うな。 180 00:11:56,716 --> 00:11:59,986 お前が 本当に用があるのは 私 一人だろう。 181 00:11:59,986 --> 00:12:05,825 ハディス・テオス・ラーヴェは 私のものだ! お前には 渡さない! 182 00:12:05,825 --> 00:12:10,496 この化け物を… 守るって? 183 00:12:10,496 --> 00:12:13,666 ⦅陛下は 私がお守りします。 184 00:12:13,666 --> 00:12:17,003 幸せにすると約束しましたから⦆ 185 00:12:17,003 --> 00:12:19,172 ああ…。 186 00:12:19,172 --> 00:12:21,841 こっちから ケンカ売って どうするんだよ! 187 00:12:21,841 --> 00:12:25,011 こう言えば 放火も 陛下の呪いも 全部 女神のせいだって➡ 188 00:12:25,011 --> 00:12:27,013 わかるはずです。 189 00:12:27,013 --> 00:12:29,015 《絶対に来る。 190 00:12:29,015 --> 00:12:31,684 女神なんて あがめ奉られた女が➡ 191 00:12:31,684 --> 00:12:34,187 欲しい男を自分のものだと 宣言されて➡ 192 00:12:34,187 --> 00:12:36,189 怒らないわけがない》 193 00:12:40,026 --> 00:12:42,028 (ジーク/カミラ)あっ! 194 00:12:42,028 --> 00:12:44,530 もって数分だからな! わかってます。 195 00:12:44,530 --> 00:12:48,868 紫水晶! なぜ君が ここにいる? ラーヴェは 一体 何をして…。 196 00:12:48,868 --> 00:12:52,038 うるさい! 黙って待っていろ。 あとで殴る。 197 00:12:52,038 --> 00:12:54,374 殴る? 僕は皇帝だぞ。 198 00:12:54,374 --> 00:12:56,709 嫌なら皇帝として やるべきことをやれ! 199 00:12:56,709 --> 00:12:59,712 そしたら 一撃目は 顔じゃなく腹にしてやる。 200 00:12:59,712 --> 00:13:03,483 女神だか なんだか知らないが よその女に勝手に惑わされるな。 201 00:13:03,483 --> 00:13:06,986 幸せ家族計画は どうした? 最後まで やり遂げてみせろ! 202 00:13:06,986 --> 00:13:09,489 来るぞ! 203 00:13:09,489 --> 00:13:11,491 ジル! 204 00:13:11,491 --> 00:13:13,493 よし。 205 00:13:13,493 --> 00:13:33,513 ♬~ 206 00:13:33,513 --> 00:13:37,850 ♬~ 207 00:13:37,850 --> 00:13:40,053 ものすごい殺気。 208 00:13:43,189 --> 00:13:45,191 ハッ! 209 00:13:48,695 --> 00:13:51,364 増えるなんて アリか!? 210 00:13:51,364 --> 00:14:07,814 ♬~ 211 00:14:07,814 --> 00:14:10,516 《多すぎる。 これ以上は…》 212 00:14:13,653 --> 00:14:15,655 ハッ! 213 00:14:21,494 --> 00:14:23,663 これは 陛下の? 214 00:14:23,663 --> 00:14:26,365 あいつ 無理しやがって。 215 00:14:31,003 --> 00:14:34,674 《ジル:そうだ 見ろ。 お前たちの敵は これだ。 216 00:14:34,674 --> 00:14:36,676 陛下じゃない》 217 00:14:43,683 --> 00:14:47,353 強すぎないか? 嬢ちゃん! でも 魔力の消耗が ひどいです! 218 00:14:47,353 --> 00:14:49,355 本体をたたかないと! 219 00:14:49,355 --> 00:14:53,526 《しかし どうやって 女神本体をあぶり出すか。 220 00:14:53,526 --> 00:14:58,197 相手は女神。 長年 あがめられた女。 221 00:14:58,197 --> 00:15:00,967 ならば 山よりもプライドが高かろう!》 222 00:15:00,967 --> 00:15:03,636 うえ~! 223 00:15:03,636 --> 00:15:07,640 女同士 1対1だ! 224 00:15:07,640 --> 00:15:26,159 ♬~ 225 00:15:26,159 --> 00:15:29,662 うっ! 二度目ましてだな。 226 00:15:29,662 --> 00:15:31,831 そっちが覚えているかどうか 知らないが…。 227 00:15:31,831 --> 00:15:34,500 お前 なぜ覚えているの! 228 00:15:34,500 --> 00:15:37,503 あっ! 229 00:15:37,503 --> 00:15:40,173 《時間を巻き戻したのは 女神クレイトス?》 230 00:15:40,173 --> 00:15:43,009 なぜ よりによって お前が竜妃に? 231 00:15:43,009 --> 00:15:45,511 返せ 返せ 返せ 返せ 返せ! 232 00:15:45,511 --> 00:15:48,681 あの方を返せ! 233 00:15:48,681 --> 00:15:53,019 《この状況… まるで あの夜そっくりじゃないか。 234 00:15:53,019 --> 00:15:57,190 今 この瞬間から やり直すんだ。 235 00:15:57,190 --> 00:16:00,793 今度は奪わせない!》 236 00:16:00,793 --> 00:16:05,465 そもそも お前のじゃない! あの方が愛しているのは私だけ! 237 00:16:05,465 --> 00:16:09,302 くっ… ふざけるな! 238 00:16:09,302 --> 00:16:11,471 そうなるのは私だ! 239 00:16:11,471 --> 00:16:14,574 わかったら 二度と 人の夫に手を出すな! 240 00:16:19,145 --> 00:16:21,647 ジル… あっ…。 おい! 241 00:16:21,647 --> 00:16:25,485 《これだから 女の嫉妬は…》 242 00:16:25,485 --> 00:16:28,287 まずい 魔力を使い過ぎた…。 243 00:16:32,825 --> 00:16:36,495 (ジェラルド)素晴らしい。 やはり 君は連れて帰る。 244 00:16:36,495 --> 00:16:41,334 妹も 君なら受け入れるだろう。 うっ… 誰が…。 245 00:16:41,334 --> 00:16:44,337 ジルちゃん! 何してんだ? お前! 246 00:16:44,337 --> 00:16:47,673 カミラ ジーク…。 君の部下か。 247 00:16:47,673 --> 00:16:52,178 なら あの2人の命と引き換えに というのは どうだ? 248 00:16:52,178 --> 00:16:55,681 《動け。 動けないと また みんな…》 249 00:16:55,681 --> 00:17:00,119 君が私に従うなら あれぐらい助けてやっても…。 250 00:17:00,119 --> 00:17:02,121 おっ… うっ! 251 00:17:06,459 --> 00:17:08,961 遅れてごめん。 陛下。 252 00:17:08,961 --> 00:17:12,965 よう 嬢ちゃん。 さっきは俺を 豪快に捨ててくれて どうも。 253 00:17:12,965 --> 00:17:15,968 ラーヴェ様 ご無事で… あっ! 254 00:17:15,968 --> 00:17:17,970 陛下! 255 00:17:20,139 --> 00:17:22,975 うっ…。 256 00:17:22,975 --> 00:17:27,146 我が国に宣戦布告でもするか? 皇帝陛下。 257 00:17:27,146 --> 00:17:30,983 まさか。 このたびは お… 折れ…。 258 00:17:30,983 --> 00:17:32,985 女神の槍が… フッ…。 259 00:17:32,985 --> 00:17:36,322 お… 折れてしまった女神に お… お見舞いを。 クフッ…。 260 00:17:36,322 --> 00:17:39,659 我が国の女神を侮辱するか? 261 00:17:39,659 --> 00:17:42,495 (ハディス)養生するよう伝えてくれ。 262 00:17:42,495 --> 00:17:45,665 今度は 妻をおとりになどしない。 263 00:17:45,665 --> 00:17:49,335 僕が相手になる。 結婚式には呼ぼう。 264 00:17:49,335 --> 00:17:52,338 折れた姿で来れるものなら 来るがいい。 265 00:17:54,507 --> 00:17:57,843 騒動を起こした者については こちらで引き取るから➡ 266 00:17:57,843 --> 00:18:00,279 安心して 国に逃げ帰ってくれ。 267 00:18:00,279 --> 00:18:03,282 私的な訪問だったし 見送りはいらないだろう? 268 00:18:03,282 --> 00:18:06,619 なっ… うっ…。 言ったはずだよ。 269 00:18:06,619 --> 00:18:08,621 僕と君では 格が違う。 270 00:18:08,621 --> 00:18:11,457 うわっ! 271 00:18:11,457 --> 00:18:13,626 あの… あれ どこに? 272 00:18:13,626 --> 00:18:18,331 たぶん ラキア山脈の山頂付近辺りに 落ちるんじゃないかな? 273 00:18:22,969 --> 00:18:26,639 君は すごいな。 いえ 私は 別に何も。 274 00:18:26,639 --> 00:18:31,143 いいや みんなが女神から この町を守る君の姿を見たから➡ 275 00:18:31,143 --> 00:18:35,047 おさまったんだ。 陛下がいなければ無理でした。 276 00:18:39,819 --> 00:18:42,822 僕と結婚してほしい。 277 00:18:42,822 --> 00:18:44,991 もっと 他に言うことがあるだろうと➡ 278 00:18:44,991 --> 00:18:48,327 思うかもしれないが 今は 胸がいっぱいで➡ 279 00:18:48,327 --> 00:18:51,163 それしか言葉が出てこないんだ。 280 00:18:51,163 --> 00:18:53,499 返事をくれないか? ジル。 281 00:18:53,499 --> 00:18:57,336 《私を おとりに 使おうとした人なのに…。 282 00:18:57,336 --> 00:19:00,272 でも もう認めるしかないじゃないか》 283 00:19:00,272 --> 00:19:04,610 私…。 《でも このまま認めるのも➡ 284 00:19:04,610 --> 00:19:08,280 しゃくだし…》 しょ… 正直に言うなら…。 285 00:19:08,280 --> 00:19:10,950 別れたいです。 286 00:19:10,950 --> 00:19:14,787 でも 私は あなたが すす…。 287 00:19:14,787 --> 00:19:16,789 陛下? 息してないぞ。 288 00:19:16,789 --> 00:19:19,291 え~!? 289 00:19:19,291 --> 00:19:21,293 ハハッ! 290 00:19:21,293 --> 00:19:24,630 死ぬかと思った。 291 00:19:24,630 --> 00:19:28,300 いや むしろ死んだ。 君は 竜帝を殺したんだ。 292 00:19:28,300 --> 00:19:31,303 これは 犯罪だ。 話を最後まで聞かずに➡ 293 00:19:31,303 --> 00:19:33,806 心臓を止める陛下だって 悪いと思います。 294 00:19:33,806 --> 00:19:35,808 だったら 僕が好き? 295 00:19:35,808 --> 00:19:39,145 何回 聞くんですか? 私 ちゃんと告白しましたよね。 296 00:19:39,145 --> 00:19:41,480 (ハディス)た… 確かに 君が 陛下好きだから➡ 297 00:19:41,480 --> 00:19:44,984 目を覚ましてくださいって 言ってたのは 花畑で聞いた。 298 00:19:44,984 --> 00:19:47,820 でも 都合のいい 幻聴だった気がして…。 299 00:19:47,820 --> 00:19:51,490 合ってますよ。 花畑は幻覚だと思いますけど。 300 00:19:51,490 --> 00:19:55,161 ま~た やってんのかよ。 だって ジルの態度が冷たい! 301 00:19:55,161 --> 00:19:57,329 君は 本当に 本当に 僕が好きなのか? 302 00:19:57,329 --> 00:20:00,166 じゃあ 陛下は どうなんですか? えっ…。 303 00:20:00,166 --> 00:20:05,004 そ… それは もちろん すす…。 304 00:20:05,004 --> 00:20:08,174 今 ちょっと言い方を考えるから かっこいいやつ。 305 00:20:08,174 --> 00:20:11,677 ダメだ こりゃ。 いえ 態度はわかりやすいですし➡ 306 00:20:11,677 --> 00:20:14,180 これなら 当分 無害そうで 安心してます。 307 00:20:14,180 --> 00:20:16,682 ひどい。 男として傷つく。 308 00:20:16,682 --> 00:20:20,352 それにしても すごい量ですね。 309 00:20:20,352 --> 00:20:22,354 住民の皆さんからのお見舞い。 310 00:20:22,354 --> 00:20:25,524 公衆の面前で フラれたうえ 心臓 止めただろ? 311 00:20:25,524 --> 00:20:29,195 すっげえ同情されてるみてえでな。 体弱いって バレたし➡ 312 00:20:29,195 --> 00:20:32,698 皇帝は優しくしないと 突然 死ぬって ウワサ回ってるぞ。 313 00:20:32,698 --> 00:20:35,534 「寒いから 風邪をひかないように」って。 314 00:20:35,534 --> 00:20:39,205 ショールも贈られてきてますよ。 315 00:20:39,205 --> 00:20:41,540 僕の体調を気遣って? 316 00:20:41,540 --> 00:20:45,211 よかったですね。 呪いのことも 陛下のせいじゃないって➡ 317 00:20:45,211 --> 00:20:49,548 理解してもらえて。 まだ ベイルブルグだけだろうがな。 318 00:20:49,548 --> 00:20:54,053 いいんです。 ほんの少しずつでも 変わっていければ。 319 00:20:54,053 --> 00:20:57,389 ねっ 陛下。 君は強いな。 320 00:20:57,389 --> 00:20:59,992 なんだか やっぱり 夢じゃないか って気がしてきた。 321 00:20:59,992 --> 00:21:02,995 なんで そう話を こじらせるんですか。 322 00:21:02,995 --> 00:21:06,832 ラーヴェ どう思う? ジルは ほんとに 僕を好きだと思うか? 323 00:21:06,832 --> 00:21:09,835 つきあってられるか。 アホらしい。 外で食ってくる。 324 00:21:09,835 --> 00:21:13,172 お前 僕を見捨てる気なら 女神の聖槍のように ポッキリ折るぞ。 325 00:21:13,172 --> 00:21:16,842 折れるわけねえだろ。 俺は ことわりの竜神だぞ。 326 00:21:16,842 --> 00:21:20,012 ことわりに解さないことで 負けねえっつうの。 327 00:21:20,012 --> 00:21:23,516 愛で折れる女神とは 違うんだよ。 328 00:21:27,520 --> 00:21:31,690 ジル。 君は僕が君の名前を 呼ばないと怒ったが➡ 329 00:21:31,690 --> 00:21:34,360 もしかして 君が僕の名前を呼ばないのも➡ 330 00:21:34,360 --> 00:21:36,529 同じような理由じゃないのか? 331 00:21:36,529 --> 00:21:40,533 決して 恋に落ちないように? 332 00:21:40,533 --> 00:21:43,536 そうか。 ちょっと自信が出てきた。 333 00:21:43,536 --> 00:21:46,372 うん。 君は僕が好きで 僕も君が好き。 334 00:21:46,372 --> 00:21:49,542 両想い。 君は僕が好き。 僕も君が好き。 335 00:21:49,542 --> 00:21:52,378 わかりましたから 繰り返さないでください! 336 00:21:52,378 --> 00:21:56,715 僕が好きか? しつこいです 陛下。 337 00:21:56,715 --> 00:21:59,218 うん? さっきは言えたのに➡ 338 00:21:59,218 --> 00:22:01,153 今は言えないくらい僕が好き? 339 00:22:01,153 --> 00:22:03,322 わかってて やってるでしょう。 340 00:22:03,322 --> 00:22:07,493 陛下 あんまり ふざけてばかりいると怒りますよ。 341 00:22:07,493 --> 00:22:09,495 あっ…。 342 00:22:09,495 --> 00:22:13,165 ラーヴェには ナイショの話だ。 343 00:22:13,165 --> 00:22:15,834 でも 君には知っていてほしい。 344 00:22:15,834 --> 00:22:19,505 僕は たぶん 未来を信じていない。 345 00:22:19,505 --> 00:22:23,175 幸せ家族計画なんて 夢物語だ。 346 00:22:23,175 --> 00:22:28,681 女神に いいようにされたくなくて ラーヴェを悲しませたくなくて➡ 347 00:22:28,681 --> 00:22:30,850 立派な皇帝らしくしているだけだ。 348 00:22:30,850 --> 00:22:34,019 口先だけで 何一つ 成し遂げられず➡ 349 00:22:34,019 --> 00:22:37,857 終わるかもしれないと いつも思ってる。 350 00:22:37,857 --> 00:22:40,359 僕は 僕を信じられない。 351 00:22:40,359 --> 00:22:42,661 でも こんなこと ラーヴェに言えない。 352 00:22:45,030 --> 00:22:47,366 《私にだけ?》 353 00:22:47,366 --> 00:22:51,704 (ハディス)なのに 君まで巻き込んだ。 最低だ。 354 00:22:51,704 --> 00:22:55,708 (ジル)そんなことないです。 陛下は頑張ってます。 355 00:22:55,708 --> 00:22:59,044 不安は 当たり前で…。 でも ジルが好きだ。 356 00:22:59,044 --> 00:23:01,647 離れないでほしい。 357 00:23:01,647 --> 00:23:04,149 逃げられると思うと 何をするか わからない。 358 00:23:04,149 --> 00:23:06,819 わ… 私は逃げるつもりは…。 359 00:23:06,819 --> 00:23:09,989 もう一度 好きだって言ってくれる? 360 00:23:09,989 --> 00:23:12,658 きょ… 今日は…。 361 00:23:12,658 --> 00:23:15,661 《無理! この流れで言うとか 絶対 無理!》 362 00:23:15,661 --> 00:23:17,663 もう 打ち止めです! 363 00:23:17,663 --> 00:23:19,832 言うのは 1日3回までって 今 決めました! 364 00:23:19,832 --> 00:23:22,001 嫌だ! 今がいい。 わ… 私➡ 365 00:23:22,001 --> 00:23:24,837 陛下を甘やかさないって 決めたんです。 いいですか? 366 00:23:24,837 --> 00:23:27,506 陛下も ご自身の行動が周囲の目に どう映るか もっと よく…。 367 00:23:27,506 --> 00:23:30,175 (キスする音) 368 00:23:30,175 --> 00:23:35,014 人目がないならいいなんて ジルは かわいすぎる。 369 00:23:35,014 --> 00:23:37,016 (ハディス)ホッ! (たたく音) 370 00:23:39,018 --> 00:23:42,688 (ラーヴェ)愛なくして 女神に勝てるわけないだろ? 371 00:23:42,688 --> 00:23:46,091 ほ~んと どっちも まだまだだな。