1 00:00:01,969 --> 00:00:09,977 📱(呼び出し音) 2 00:00:09,977 --> 00:00:11,979 (私)応答なしと…。 3 00:00:11,979 --> 00:00:14,982 (軍曹)ペダルは ありませんね。 滑空専門のようです。 4 00:00:14,982 --> 00:00:16,984 (私)まあ いいだろう。 5 00:00:16,984 --> 00:00:19,319 車輪がなくとも われわれの専門内としよう。 6 00:00:19,319 --> 00:00:20,988 (ゴリラ)ウホウホ。 7 00:00:20,988 --> 00:00:23,991 (部長)うう…。 8 00:00:23,991 --> 00:00:26,994 (私)<わたしの裏稼業は 自転車整理軍の曹長> 9 00:00:26,994 --> 00:00:28,996 <違法駐輪自転車は売り飛ばし➡ 10 00:00:28,996 --> 00:00:31,999 ゴージャスな ばら色のキャンパスライフを 築く礎となる> 11 00:00:31,999 --> 00:00:35,002 <うまい酒と 食べ物と 寄ってくる女たち> 12 00:00:35,002 --> 00:00:38,005 <多少 稼業の聞こえは悪いが 悪党ほど栄えるのが世の常だ> 13 00:00:38,005 --> 00:00:40,007 <黒髪の乙女など より取り見取り> 14 00:00:40,007 --> 00:00:42,009 <金さえあれば どうにでもなるのだ> 15 00:00:44,011 --> 00:00:47,014 (軍曹)曹長! バードマンの女が こっちへ向かってるようです。 16 00:00:47,014 --> 00:00:49,016 何だ 女か。 17 00:00:49,016 --> 00:00:52,019 (軍曹)ウキーッ! キッキキキーッ。 18 00:00:52,019 --> 00:00:56,023 おい どうした? 琵琶湖まで あと少しだ。 19 00:00:56,023 --> 00:00:58,025 (明石)先輩だったんですね。 20 00:00:58,025 --> 00:00:59,960 あ… 明石さん。 21 00:00:59,960 --> 00:01:01,962 (明石)あれは わたしたちが作った飛行機です。 22 00:01:01,962 --> 00:01:04,965 えっ? そうなんだ。 23 00:01:04,965 --> 00:01:07,968 北のさる要人に 高く売れるんだ。 24 00:01:07,968 --> 00:01:11,972 もっと いい飛行機を作れば 高い金で買ってやることもできる。 25 00:01:11,972 --> 00:01:14,975 何なら スポンサーに なってあげてもいい。 26 00:01:14,975 --> 00:01:16,977 (たたく音) 27 00:01:19,980 --> 00:01:21,982 (明石)先輩は アホです。 28 00:01:25,986 --> 00:01:28,989 <何 どうってことはない。 しょせん 世の中 パワーゲーム> 29 00:01:28,989 --> 00:01:30,991 <純愛など存在しない> 30 00:01:30,991 --> 00:01:32,993 <愛など ひとときの夢幻にすぎん> 31 00:01:32,993 --> 00:01:34,995 <皆 社会の真実を知れ> 32 00:01:34,995 --> 00:01:38,999 <金で買えぬものなど この世にないのだ> 33 00:01:38,999 --> 00:01:41,301 <しかし 心が痛むのは なぜか> 34 00:01:43,003 --> 00:01:53,013 ♬~ 35 00:03:16,963 --> 00:03:19,966 <当時ぴかぴかの大学1回生だった わたしの目の前には➡ 36 00:03:19,966 --> 00:03:22,969 ばら色のキャンパスライフへの扉が 無数に開かれていた> 37 00:03:22,969 --> 00:03:25,972 <しかし わたしは もはや 決死の覚悟であった> 38 00:03:25,972 --> 00:03:28,308 <数あるチラシの中でも ひときわ異彩を放つ このチラシ> 39 00:03:28,308 --> 00:03:30,010 <イチかバチか> 40 00:03:35,982 --> 00:03:37,984 (男性)いろんな人の裏側を 知ることができて➡ 41 00:03:37,984 --> 00:03:41,988 面白い経験 できるよ。 あの… 秘密機関というのは? 42 00:03:41,988 --> 00:03:44,991 (男性)その名のとおりさ。 43 00:03:50,997 --> 00:03:52,999 (男性)店長 入店希望者です。 44 00:03:56,002 --> 00:03:58,004 (相島)ああ。 45 00:03:58,004 --> 00:03:59,940 (軍曹)どうぞ。 46 00:03:59,940 --> 00:04:03,944 福猫飯店の店長 相島だ。 よろしく。 47 00:04:03,944 --> 00:04:05,946 あと これ読んで。 48 00:04:07,948 --> 00:04:10,951 <まさか 「秘密機関」と 大々的に チラシに書く秘密機関が➡ 49 00:04:10,951 --> 00:04:12,953 あるわけないと思っていたが 福猫飯店は➡ 50 00:04:12,953 --> 00:04:14,955 看板に偽りなく 秘密機関なのであった> 51 00:04:14,955 --> 00:04:18,959 <下部組織に 図書館警察 印刷所 自転車にこやか整理軍> 52 00:04:18,959 --> 00:04:20,961 <その他 有象無象の 非公認サークルをひっくるめて➡ 53 00:04:20,961 --> 00:04:22,963 「福猫飯店」といった> 54 00:04:22,963 --> 00:04:24,965 <つまりは 学校中の裏稼業を 一手に引き受け➡ 55 00:04:24,965 --> 00:04:26,967 大学を 裏でコントロールしている組織> 56 00:04:26,967 --> 00:04:28,969 <それが 福猫飯店> 57 00:04:28,969 --> 00:04:30,971 というわけだ。 ゲエッ! 58 00:04:30,971 --> 00:04:33,974 ちなみに 読んだ以上 わが組織を やめることは許されない。 59 00:04:33,974 --> 00:04:38,578 もし 店をやめれば お勘定という 社会的抹殺手段が待っている。 60 00:04:40,313 --> 00:04:41,982 あ… あ…。 61 00:04:41,982 --> 00:04:43,984 われわれは 学生たちの ありとあらゆる個人情報を➡ 62 00:04:43,984 --> 00:04:46,987 網羅している。 君がレンタルビデオ店で何を借りたか➡ 63 00:04:46,987 --> 00:04:48,989 スーパー コンビニでは 何を買ったか。➡ 64 00:04:48,989 --> 00:04:50,991 どんな本を読み 何を送受信したか。 65 00:04:50,991 --> 00:04:52,993 子供のころは どんなにおいのする 赤ちゃんだったかなど➡ 66 00:04:52,993 --> 00:04:54,995 全ては お見通しであるぞ。 67 00:04:58,999 --> 00:05:00,934 <とはいえ わたしは 引くつもりは なかった> 68 00:05:00,934 --> 00:05:04,271 <上等だ。 この福猫飯店で 上り詰めてみせる> 69 00:05:04,271 --> 00:05:05,939 (相島)いい顔だ。 70 00:05:05,939 --> 00:05:07,941 あっ! ひとまず 君には➡ 71 00:05:07,941 --> 00:05:09,943 図書館警察に所属してもらう。 72 00:05:09,943 --> 00:05:11,945 (指を鳴らす音) 73 00:05:11,945 --> 00:05:13,947 うん? (小津)よろしく。 74 00:05:13,947 --> 00:05:16,950 <そこには ひどく 縁起の 悪そうな顔をした 不気味な男> 75 00:05:16,950 --> 00:05:18,952 <この男が 後に わたしの運命を➡ 76 00:05:18,952 --> 00:05:21,955 大きく翻弄することに なろうとは> 77 00:05:21,955 --> 00:05:23,957 <図書館警察本来の目的は➡ 78 00:05:23,957 --> 00:05:26,960 図書館から借りた図書を 返却しない不届き者を追い詰め➡ 79 00:05:26,960 --> 00:05:29,963 貸し出し図書を 力ずくで回収することであった> 80 00:05:29,963 --> 00:05:32,966 <しかし 回収の手だてであった 延滞者の情報収集が➡ 81 00:05:32,966 --> 00:05:35,969 当初の目的を逸脱し 北は大原三千院から➡ 82 00:05:35,969 --> 00:05:37,971 南は宇治の平等院鳳凰堂まで 及んだ暁には➡ 83 00:05:37,971 --> 00:05:40,974 らく中らく外 ほとんどの人物の 秘密 個人的情報が➡ 84 00:05:40,974 --> 00:05:42,976 図書館警察に蓄積され➡ 85 00:05:42,976 --> 00:05:45,979 今では 政治にまで 関与できる組織になっていた> 86 00:05:45,979 --> 00:05:47,981 <まさに 情報を制したものが 世界を制す> 87 00:05:47,981 --> 00:05:50,984 <組織内で出世し 思うがままに 情報を扱える立場になるのだ> 88 00:05:52,986 --> 00:05:55,322 <しかし わたしは いきなり 奇妙な人物の取り立てに➡ 89 00:05:55,322 --> 00:05:57,324 当たってしまった> 90 00:05:57,324 --> 00:05:58,992 (ドアをたたく音) 91 00:05:58,992 --> 00:06:00,927 樋口 清太郎! いいかげんにしろ! 92 00:06:00,927 --> 00:06:02,929 ジュール・ヴェルヌの 『海底二万海里』を➡ 93 00:06:02,929 --> 00:06:05,932 1年近く延滞しているぞ! 利用者の責務を果たせ! 94 00:06:05,932 --> 00:06:07,934 (ドアの開く音) 95 00:06:11,938 --> 00:06:14,941 樋口さん 期限は とっくに過ぎてるんですよ。 96 00:06:14,941 --> 00:06:17,944 (樋口)そうだよね。 でも もうちょっとなんだ。 97 00:06:17,944 --> 00:06:20,614 そう言ってから もう 4カ月になりますよ。 98 00:06:20,614 --> 00:06:22,282 (樋口)そうだっけ。 99 00:06:22,282 --> 00:06:24,951 ⚟(ラーメンをすする音) 100 00:06:24,951 --> 00:06:26,953 ちょっと かわやへ。 101 00:06:31,958 --> 00:06:33,627 はっ。 102 00:06:33,627 --> 00:06:35,295 <そうして たった1冊の本を➡ 103 00:06:35,295 --> 00:06:36,963 1年間 取り立てられなかった わたしは➡ 104 00:06:36,963 --> 00:06:39,966 図書館警察史上 空前の落ちこぼれ という勇名をはせた> 105 00:06:39,966 --> 00:06:41,968 <反対に 小津は あらゆる技巧を凝らし➡ 106 00:06:41,968 --> 00:06:45,972 悪質な延滞者から 次々と 図書を回収し 出世していった> 107 00:06:45,972 --> 00:06:47,974 <さらには 不可思議な人脈を広げ続け➡ 108 00:06:47,974 --> 00:06:51,578 1回生ながら 相島先輩の右腕 というべき存在に成り上がった> 109 00:06:53,313 --> 00:06:55,982 (小津)ニヒヒヒ…。 110 00:06:55,982 --> 00:06:58,985 チクショー。 お前のような人間が なぜ 出世するのだ? 111 00:06:58,985 --> 00:07:01,921 非の打ちどころのない人柄。 巧みな話術。 112 00:07:01,921 --> 00:07:03,923 明晰な頭脳。 かわいらしい容ぼう。 113 00:07:03,923 --> 00:07:06,926 こんこんと あふれて 尽きることのない隣人への愛。 114 00:07:06,926 --> 00:07:08,928 人から愛される秘訣は これです。 115 00:07:08,928 --> 00:07:10,930 黙れ! ぶち殺すぞ! 116 00:07:10,930 --> 00:07:13,600 人の不幸を楽しんでいるだけの 無意義な暮らしなど いらん。 117 00:07:13,600 --> 00:07:15,935 わたしは出世したいのだ! 118 00:07:15,935 --> 00:07:18,938 不器用な人だなあ。 もっと 楽しんではいかが? 119 00:07:18,938 --> 00:07:20,940 まっ どんなに あなたが頑張ろうと➡ 120 00:07:20,940 --> 00:07:23,943 僕は 全力で あなたを駄目にします。 121 00:07:23,943 --> 00:07:27,947 (小津)わたしたちは どす黒い糸で 結ばれているというわけです。 122 00:07:29,950 --> 00:07:31,952 <樋口氏の姑息な逃亡に 小津が裏で➡ 123 00:07:31,952 --> 00:07:36,957 関与していると分かったのは ずいぶん 後の話であった> 124 00:07:36,957 --> 00:07:38,959 貴様 俺の邪魔をしているのか? 125 00:07:38,959 --> 00:07:41,962 すいません。 あの人は 僕の師匠なんですわ。 126 00:07:41,962 --> 00:07:43,964 これで 大目に見てやってください。 127 00:07:43,964 --> 00:07:45,966 そんなわけに いくか! 128 00:07:48,969 --> 00:07:51,971 <2回生の6月 いよいよ 図書回収の才覚なしと➡ 129 00:07:51,971 --> 00:07:54,974 判断された わたしは 印刷所へと異動になった> 130 00:07:54,974 --> 00:07:57,978 <印刷所は たくさんの 優秀な学生たちを従え➡ 131 00:07:57,978 --> 00:07:59,913 偽造リポートを量産している 組織である> 132 00:07:59,913 --> 00:08:02,582 <学生たちが困ったときに 急場をしのぐ手だてであり➡ 133 00:08:02,582 --> 00:08:05,585 わたしの職務は上がったリポートを 顧客に受け渡す仕事であった> 134 00:08:05,585 --> 00:08:07,921 <わたしは 少しでも出世を早めるべく➡ 135 00:08:07,921 --> 00:08:11,925 営業によって顧客を大量に獲得し トラックでリポートを配送していた> 136 00:08:11,925 --> 00:08:13,927 毎度。 137 00:08:13,927 --> 00:08:16,930 あっ? (小津)ヘヘヘッ。 138 00:08:18,932 --> 00:08:20,934 ああ…。 139 00:08:20,934 --> 00:08:23,937 <この事件で 顧客二百余名が 単位を落としてしまうという➡ 140 00:08:23,937 --> 00:08:25,939 印刷所始まって以来の➡ 141 00:08:25,939 --> 00:08:27,941 信用を落とす 惨事を起こしてしまった> 142 00:08:27,941 --> 00:08:29,943 <小津の知り合いであるため➡ 143 00:08:29,943 --> 00:08:31,611 あからさまに 態度には出さないが➡ 144 00:08:31,611 --> 00:08:33,279 だんだん わたしから 距離を置いていた 相島先輩が➡ 145 00:08:33,279 --> 00:08:34,948 珍しく 声を掛けてきた> 146 00:08:34,948 --> 00:08:36,950 (相島)バイトだ 手伝え。 147 00:08:36,950 --> 00:08:38,952 <相島先輩の表の顔は 図書委員長と➡ 148 00:08:38,952 --> 00:08:41,955 映画サークル 「MISOGI」を主宰する 城ヶ崎氏のたいこ持ちであった> 149 00:08:41,955 --> 00:08:44,958 <われわれのミッションは ある新入生の情報を探り➡ 150 00:08:44,958 --> 00:08:46,960 先輩を接近させることであった> 151 00:08:46,960 --> 00:08:48,628 (一同)フフフ。 152 00:08:48,628 --> 00:08:50,964 (相島)ねえ 明石さんは 休みの日 何してんの? 153 00:08:50,964 --> 00:08:54,968 何で そんなこと 先輩に 言わないといけないのですか? 154 00:08:54,968 --> 00:08:56,970 ヒヒヒ。➡ 155 00:08:56,970 --> 00:08:58,972 早く探ってこい。 あっ はい。 156 00:09:03,910 --> 00:09:06,913 ギョエー! 157 00:09:06,913 --> 00:09:11,918 ガ ガ ガが…。 158 00:09:14,921 --> 00:09:17,924 5匹揃って モチグマンというのですが➡ 159 00:09:17,924 --> 00:09:19,926 あれ 1匹いない。 160 00:09:19,926 --> 00:09:22,929 そういえば 転げた拍子に 何か飛んでいったような。 161 00:09:22,929 --> 00:09:24,931 いえ 危ないですから 大丈夫です。 162 00:09:24,931 --> 00:09:26,933 あっ しかし。 163 00:09:26,933 --> 00:09:30,937 昔から 捜さなくても なぜだか 必ず戻ってきますので。 164 00:09:33,940 --> 00:09:36,943 (3人)ううっ…。 165 00:09:36,943 --> 00:09:38,945 <相島先輩の 機嫌を損ねた わたしは➡ 166 00:09:38,945 --> 00:09:41,948 自転車にこやか整理軍へと 左遷された> 167 00:09:41,948 --> 00:09:43,616 <自転車にこやか整理軍とは➡ 168 00:09:43,616 --> 00:09:45,952 違法駐輪自転車を取り締まる 団体であり➡ 169 00:09:45,952 --> 00:09:47,954 福猫飯店の 大きな財源となっている> 170 00:09:47,954 --> 00:09:51,958 この へっぴり腰が! しっかりしろ! 171 00:09:51,958 --> 00:09:53,960 この組織は わたしの才能に 見合ってないのだ。 172 00:09:53,960 --> 00:09:56,963 いっそ 福猫飯店史上に 残るほどの犯行を➡ 173 00:09:56,963 --> 00:09:58,965 相島に示して 逃亡してやろうと思う。 174 00:09:58,965 --> 00:10:02,969 (小津)危ないな。 こんなふうに なっちゃいますよ。 175 00:10:02,969 --> 00:10:04,971 へとも思わんくせに。 176 00:10:04,971 --> 00:10:06,973 今だって 僕が 天才的な立ち回りを見せて➡ 177 00:10:06,973 --> 00:10:08,975 かばってあげているんですよ。 178 00:10:08,975 --> 00:10:11,978 少しは 感謝していただきたいものです。 179 00:10:11,978 --> 00:10:17,984 感謝なんかするものか! 確かに 相島先輩は困り者ですが。 180 00:10:17,984 --> 00:10:22,989 これ 気になりますか? いや。 ちなみに それは どこで? 181 00:10:22,989 --> 00:10:25,992 図書館警察の情報網を使って 捜させたんですよ。 182 00:10:25,992 --> 00:10:28,995 明石さんが なくしたっていうもんだから。 183 00:10:28,995 --> 00:10:30,997 足取りを追うのに苦労しました。 184 00:10:30,997 --> 00:10:35,001 まるで 誰かに拾われるのを求めて さまよってたみたいに。 185 00:10:35,001 --> 00:10:38,004 📱(バイブレーターの音) (小津)おっと 失礼。 186 00:10:38,004 --> 00:10:42,008 恋に遊びに大忙しですわ。 187 00:10:42,008 --> 00:10:45,011 もしもし。 はいはい。 188 00:10:45,011 --> 00:10:48,014 ちょっと そんなこと 急に言われても。 189 00:10:50,016 --> 00:10:53,019 これが ターゲットの ダッチワイフだ。 190 00:10:53,019 --> 00:10:56,022 城ヶ崎は 香織と呼んでいるが これを強奪する。 191 00:10:56,022 --> 00:10:58,024 <例の明石さんから 尊敬を得るために➡ 192 00:10:58,024 --> 00:11:00,960 相島先輩は 城ヶ崎氏を 陥れることに決めたのだ> 193 00:11:00,960 --> 00:11:02,962 <世の中に ダッチワイフと呼ばれる➡ 194 00:11:02,962 --> 00:11:04,964 切ないものがあることは 多くの人が知っていよう> 195 00:11:04,964 --> 00:11:06,633 <わたしだって知っていた> 196 00:11:06,633 --> 00:11:08,968 <しかし この香織さんの 気品ある表情は どうであろう> 197 00:11:08,968 --> 00:11:11,971 <決して 背徳的な生活に うつつを抜かす顔ではない> 198 00:11:11,971 --> 00:11:13,973 <丁寧に なでつけられた髪も➡ 199 00:11:13,973 --> 00:11:15,642 きちんと整えられた 上品な衣服も➡ 200 00:11:15,642 --> 00:11:17,977 城ヶ崎氏の 愛の深さを示している> 201 00:11:17,977 --> 00:11:19,979 <この2人が つくり上げた 繊細 微妙な世界を➡ 202 00:11:19,979 --> 00:11:21,981 ぶち壊すことは 人として許されるのか> 203 00:11:21,981 --> 00:11:23,983 <いや まさに外道の極み> 204 00:11:23,983 --> 00:11:26,986 <香織さんを誘拐し 城ヶ崎氏を 脅迫するなど言語道断なり> 205 00:11:26,986 --> 00:11:29,989 <これは犯してはいけない 高尚な純愛である> 206 00:11:29,989 --> 00:11:31,991 ウエッ 気色悪い。 207 00:11:31,991 --> 00:11:34,994 生きていない人形をめでるなど 理解できんな。➡ 208 00:11:34,994 --> 00:11:38,998 オホホッ。 口紅までつけて。 やめろ! 209 00:11:38,998 --> 00:11:41,000 (相島)うわっ! 210 00:11:41,000 --> 00:11:44,003 自分の恋路のために 人の純愛を 踏みにじるなど言語同断! 211 00:11:44,003 --> 00:11:46,005 これは 公私混同された ミッションだ。 212 00:11:46,005 --> 00:11:49,008 彼女に触れることは許さん! 213 00:11:51,010 --> 00:11:52,679 <もちろん そんなことは言えず➡ 214 00:11:52,679 --> 00:11:56,015 わたしは 戦略的撤退の道を選んだ> 215 00:11:56,015 --> 00:12:00,019 んっ? こんなアホなことするもんか! 216 00:12:01,955 --> 00:12:03,623 <とうとう やってしまった> 217 00:12:03,623 --> 00:12:05,291 <今度こそ わたしは相島の力によって➡ 218 00:12:05,291 --> 00:12:07,961 社会的に 抹殺されてしまうだろう> 219 00:12:07,961 --> 00:12:10,964 (老婆)何 心配はいりません。 万事 うまくいきますよ。 220 00:12:10,964 --> 00:12:12,966 (老婆)とにかく 好機は➡ 221 00:12:12,966 --> 00:12:15,969 いつでも あなたの目の前に ぶら下がってございます。➡ 222 00:12:15,969 --> 00:12:19,973 それを つかまえてごらんなさい。 はい 9,000円。 223 00:12:19,973 --> 00:12:22,976 大台に近い! 224 00:12:22,976 --> 00:12:25,979 <わたしは そのまま 北白川の漫画喫茶へ逃げ込み➡ 225 00:12:25,979 --> 00:12:28,982 生まれたての子ジカのように ぷるぷると恐怖に震えていた> 226 00:12:28,982 --> 00:12:30,984 <しかし 追っ手が来ることはなく➡ 227 00:12:30,984 --> 00:12:32,986 わたしが 相島先輩の失脚を知ったのは➡ 228 00:12:32,986 --> 00:12:35,989 逃亡から1週間後であった> 229 00:12:35,989 --> 00:12:37,991 あっ。 230 00:12:46,100 --> 00:12:50,003 (小津)あら お久しぶり。 あっ。 231 00:12:50,003 --> 00:12:54,007 僕 福猫飯店の 店長になっちゃったんですよ。 232 00:12:54,007 --> 00:12:56,009 お前が仕込んだのか? 233 00:12:56,009 --> 00:12:58,011 嫌だな 人聞きの悪い。 234 00:12:58,011 --> 00:13:00,947 相島先輩が 組織を私物化してるから➡ 235 00:13:00,947 --> 00:13:05,952 福猫飯店の幹部の方々に お声をお掛けしたんです。 236 00:13:05,952 --> 00:13:07,954 <わたしは 空恐ろしくなった> 237 00:13:07,954 --> 00:13:09,956 <恐るべき 八面六臂ぶりというほかない> 238 00:13:09,956 --> 00:13:13,960 (小津)どうです。 手伝ってくれませんか? 239 00:13:13,960 --> 00:13:18,264 いいかげん ええ目を見ても ええのんとちゃいますの? 240 00:13:19,966 --> 00:13:23,970 (軍曹)曹長! うーん。 241 00:13:23,970 --> 00:13:25,972 <そうして わたしは 自転車にこやか整理軍の➡ 242 00:13:25,972 --> 00:13:27,974 曹長に就任した> 243 00:13:27,974 --> 00:13:29,976 <最初は その活動に懐疑的であったが➡ 244 00:13:29,976 --> 00:13:32,979 次第に のめり込み 不毛に過ぎた 2年間の遅れを取り戻すべく➡ 245 00:13:32,979 --> 00:13:34,981 熱心に指揮を振るった> 246 00:13:34,981 --> 00:13:37,984 <組織が自分の思いどおりに 動くのは 実に気分がいい> 247 00:13:37,984 --> 00:13:40,987 <これが 望んでいた ばら色の キャンパスライフかもしれない> 248 00:13:40,987 --> 00:13:43,990 <黒髪の乙女も選び放題。 まさに 理想的ではないか> 249 00:13:43,990 --> 00:13:45,992 <ここまでの道のりは 楽ではなかった> 250 00:13:45,992 --> 00:13:47,994 <しかし とうとう手に入れた> 251 00:13:47,994 --> 00:13:50,997 <手にしてみれば あっけないが 世の中 そういうものだ> 252 00:13:50,997 --> 00:13:53,100 <昔は 純愛というものに固執して 人生を見まごうところだった> 253 00:13:53,100 --> 00:13:56,002 <しかし ようやく分かった> 254 00:13:56,002 --> 00:13:58,004 <世の中の全ては 金で動いているのだ> 255 00:13:58,004 --> 00:13:59,939 (軍曹) 曹長! いい話があるんですが。 256 00:13:59,939 --> 00:14:01,941 んっ? 257 00:14:03,943 --> 00:14:06,946 (軍曹)これが良い収入になるかと。 258 00:14:06,946 --> 00:14:10,950 あるのか? へい。 バードマンクラブにいいのが。 259 00:14:16,956 --> 00:14:18,958 <で ご覧のとおりの 結果であった> 260 00:14:18,958 --> 00:14:20,960 <全て 手に入れたはずの わたしであったが➡ 261 00:14:20,960 --> 00:14:23,963 どこで 何を 間違えてしまったというのか> 262 00:14:27,967 --> 00:14:31,971 ⚟(ノック) んっ。 263 00:14:31,971 --> 00:14:34,974 貴君 終わったよ。 終わった。 264 00:14:34,974 --> 00:14:36,976 何が終わったんです? 265 00:14:36,976 --> 00:14:39,979 これだよ。 2年以上にわたる旅が けさ 終わった。 266 00:14:39,979 --> 00:14:44,984 あんまり感激したので 貴君に伝えようと思ったんだ。 267 00:14:44,984 --> 00:14:46,986 今ごろ そんな。 268 00:14:46,986 --> 00:14:48,988 長いこと悪かったね。 269 00:14:48,988 --> 00:14:51,991 でも いい時間を 過ごさせてもらった。 270 00:14:51,991 --> 00:14:53,993 (樋口の おなかの鳴る音) 271 00:14:53,993 --> 00:14:57,997 腹が減っているんだ。 ラーメンでも食べに行かないか? 272 00:15:07,940 --> 00:15:09,942 (樋口)そういえば 先日 大学へ出掛けたら➡ 273 00:15:09,942 --> 00:15:13,946 昔の友人に会ってね 向こうは えらく気まずそうな顔をして➡ 274 00:15:13,946 --> 00:15:17,950 そそくさと どこかへ行ってしまった。 275 00:15:17,950 --> 00:15:19,952 師匠と 同回生だったら➡ 276 00:15:19,952 --> 00:15:21,954 その人は 大学院の博士課程でしょう。 277 00:15:21,954 --> 00:15:23,956 そりゃ 気まずい思いにもなります。 278 00:15:23,956 --> 00:15:25,958 (樋口) なぜ 向こうが恥ずかしがる?➡ 279 00:15:25,958 --> 00:15:29,962 留年するのは 向こうじゃあるまいし。 280 00:15:29,962 --> 00:15:33,966 そこが 師匠の 師匠たるゆえんですかね。 281 00:15:37,970 --> 00:15:41,974 前々から考えてはいたんだが 決心が固まった。 282 00:15:41,974 --> 00:15:44,977 そろそろ わたしも 世界に乗り出す日が来たようだ。 283 00:15:44,977 --> 00:15:47,980 世界を回ってくるよ。 284 00:15:47,980 --> 00:15:52,985 楽しそうですね。 わたしは 何だか 人生を誤った気がします。 285 00:15:52,985 --> 00:15:56,989 貴君は まだ 人生が始まってもいない。 286 00:15:56,989 --> 00:15:59,992 ここは まだ ご母堂のおなかの延長だぞ。 287 00:16:01,928 --> 00:16:03,930 悪くはないんです。 288 00:16:03,930 --> 00:16:06,933 人もうらやむような 人生の成功を手に入れた。 289 00:16:06,933 --> 00:16:10,937 でも 何か 物足りない。 こんなものだったのかと。 290 00:16:10,937 --> 00:16:13,940 あるいは もっと 有意義な人生が あったかもしれない。 291 00:16:13,940 --> 00:16:16,943 もっと ばら色で もっと 光り輝いていて➡ 292 00:16:16,943 --> 00:16:20,947 一点の曇りもない学生生活を 思うさま 満喫していたかも。 293 00:16:20,947 --> 00:16:23,950 どうしたんだね。 寝ぼけているのか? 294 00:16:25,952 --> 00:16:28,955 わたしは 自分の可能性を信じて ここまで やってきました。 295 00:16:28,955 --> 00:16:32,959 どうにか うまくいったけど なぜだか 心が寒い。 296 00:16:32,959 --> 00:16:36,963 わたしが選択すべきは もっと別の可能性だったかも。 297 00:16:36,963 --> 00:16:40,967 1回生のころに 選択を誤ったのかもしれない。 298 00:16:40,967 --> 00:16:44,971 可能性という言葉を 無限定に使ってはいけない。 299 00:16:44,971 --> 00:16:48,975 君は バニーガールになれるか? パイロットになれるか? 300 00:16:48,975 --> 00:16:52,979 アイドル歌手に。 必殺技で 世界を救うヒーローになれるか? 301 00:16:52,979 --> 00:16:54,981 なれません。 302 00:16:54,981 --> 00:16:57,984 なれるかもしれん。 しかし ありもしないものに➡ 303 00:16:57,984 --> 00:16:59,919 目を奪われては どうにもならん。 304 00:16:59,919 --> 00:17:02,922 自分の ほかの可能性という 当てにならないものに➡ 305 00:17:02,922 --> 00:17:05,925 望みを託すことが諸悪の根源だ。 306 00:17:05,925 --> 00:17:07,927 今 ここにいる君以外➡ 307 00:17:07,927 --> 00:17:11,931 ほかの何者にもなれない自分を 認めなくてはいけない。 308 00:17:11,931 --> 00:17:14,934 君が有意義な学生生活を 満喫できるわけがない。 309 00:17:14,934 --> 00:17:17,937 わたしが保証するから どっしり構えておれ。 310 00:17:21,941 --> 00:17:24,944 (樋口)《ばら色のキャンパスライフなど 存在せんのだ》➡ 311 00:17:24,944 --> 00:17:27,947 《なぜなら 世の中は ばら色ではない》➡ 312 00:17:27,947 --> 00:17:31,951 《実に 雑多な色をしているからね》 313 00:17:31,951 --> 00:17:35,955 ⚟(羽貫)おっ いい所で 出会った。 一杯 付き合え。 314 00:17:37,957 --> 00:17:40,960 (羽貫)そりゃ あんた 悪いわ。➡ 315 00:17:40,960 --> 00:17:44,964 相島から逃げ出したとこまでは カッコ良かったけどね。 316 00:17:44,964 --> 00:17:46,966 わたしは 小津に してやられたんです。 317 00:17:46,966 --> 00:17:48,634 小津と出会ってなければ➡ 318 00:17:48,634 --> 00:17:50,970 この2年間を 棒に振ることもなかった。 319 00:17:50,970 --> 00:17:53,973 あいつは わがままで 傲慢 怠惰で あまのじゃく。 320 00:17:53,973 --> 00:17:56,976 他人の不幸をおかずに 飯が 3杯 食えて その上…。 321 00:17:56,976 --> 00:17:59,912 (羽貫)でも 純粋なのよね? んっ? 322 00:17:59,912 --> 00:18:02,915 (羽貫)小津君 あれで 彼女思いだからさ。 323 00:18:02,915 --> 00:18:05,918 かっ 彼女? (羽貫)名前 何てったっけ? 324 00:18:05,918 --> 00:18:07,920 小津に彼女など あり得ない。 325 00:18:07,920 --> 00:18:10,923 1回生のころ テニスサークルで 知り合ったんだって。 326 00:18:10,923 --> 00:18:12,925 五山を一緒に見に行ったけど➡ 327 00:18:12,925 --> 00:18:16,929 人込みに もまれて 見られないで 彼女が泣いちゃって➡ 328 00:18:16,929 --> 00:18:18,931 ことしは 五山を同時に見るつもりらしいよ。 329 00:18:18,931 --> 00:18:21,934 五山を同時に見られる場所など ありません。 330 00:18:21,934 --> 00:18:23,936 空でも飛ばないかぎり。 331 00:18:23,936 --> 00:18:25,938 ⚟(相島)はい そこまで! んっ!? 332 00:18:25,938 --> 00:18:29,942 (羽貫)ぎゃっ! なっ 何よ あんたたち!➡ 333 00:18:29,942 --> 00:18:31,944 うっ おえっ…。 334 00:18:33,946 --> 00:18:36,949 (相島)小津は 福猫飯店の構成員を 私的に動かしていた。➡ 335 00:18:36,949 --> 00:18:38,951 やつこそ とんだ公私混同だ。➡ 336 00:18:38,951 --> 00:18:42,955 ほんわかの団体本部に忍び込み そこの飛行船を盗むつもりだ。 337 00:18:47,960 --> 00:18:50,963 ひた隠しにしていたようだが 女がいるのも分かった。 338 00:18:50,963 --> 00:18:56,969 例の団体 ほんわかの娘だ。 飛行船で デートを計画している。 339 00:18:56,969 --> 00:18:59,905 えっ!? 340 00:18:59,905 --> 00:19:01,907 <それは まさしく 青天のへきれきであった> 341 00:19:01,907 --> 00:19:05,911 <わたしは 小津のことを 見誤っていたのかもしれない> 342 00:19:09,915 --> 00:19:11,584 <小津に彼女が?> 343 00:19:11,584 --> 00:19:13,919 <そこまで上り詰めたのも そんな純情な理由のためか?> 344 00:19:13,919 --> 00:19:17,923 <無意義な暮らしぶりを 望んでいたのではなかったか!> 345 00:19:17,923 --> 00:19:19,925 (相島)飛ぶぞ! 346 00:19:19,925 --> 00:19:24,930 隣山の施設にいる その娘を ここから飛んで拾うつもりだ! 347 00:19:24,930 --> 00:19:27,933 フッフッフッ。 そうは させないよ。 348 00:19:27,933 --> 00:19:31,937 君だけ いい思いさせてなるものか。 349 00:19:31,937 --> 00:19:33,939 (相島)撃ち落とせ! 350 00:19:33,939 --> 00:19:45,951 ♬~ 351 00:19:45,951 --> 00:19:47,953 (小津)あんたも しつこい男ですね。 352 00:19:47,953 --> 00:19:50,956 お前に その言葉は返したい! 353 00:19:50,956 --> 00:19:52,958 素直じゃないな。 354 00:19:55,961 --> 00:19:57,963 んー! 355 00:19:57,963 --> 00:19:59,965 (相島)乗り移れ! 356 00:19:59,965 --> 00:20:01,967 んー。 357 00:20:05,971 --> 00:20:07,973 (相島)こら 俺はいい! あっ あっ…。 358 00:20:07,973 --> 00:20:09,975 うわー!➡ 359 00:20:09,975 --> 00:20:12,978 わっ わっ わっ…。➡ 360 00:20:12,978 --> 00:20:15,981 あー! あっ あっ あっ…。 361 00:20:18,984 --> 00:20:20,986 もう少し。 362 00:20:25,991 --> 00:20:27,993 (小津)ああ…。 363 00:20:37,002 --> 00:20:40,005 落ちた! 包囲しろ! 364 00:20:40,005 --> 00:20:43,008 <これまで わたしは 無意義な 暮らしぶりをしてきたが➡ 365 00:20:43,008 --> 00:20:45,010 それは 小津も同じだと思っていた> 366 00:20:45,010 --> 00:20:47,012 <しかし 小津は 無意義な学生生活を➡ 367 00:20:47,012 --> 00:20:51,016 力いっぱいエンジョイし 彼女がいて アホ並みの純愛度である> 368 00:20:51,016 --> 00:20:54,019 <不毛なのは わたしだけであったのか> 369 00:20:59,024 --> 00:21:01,961 <生後 間もないころの わたしは 純粋無垢の権化であり➡ 370 00:21:01,961 --> 00:21:04,964 光源氏の赤子時代もかくやと 思われる 愛らしさ> 371 00:21:04,964 --> 00:21:06,632 <邪念のかけらもない その笑顔は➡ 372 00:21:06,632 --> 00:21:09,969 郷里の山野を 愛の光で満たしたといわれる> 373 00:21:09,969 --> 00:21:11,637 <それが 今は どうであろう> 374 00:21:11,637 --> 00:21:14,974 <これが現時点における お前の総決算だというのか> 375 00:21:14,974 --> 00:21:16,976 <責任者は どこか? どう あがいても こうなるなら➡ 376 00:21:16,976 --> 00:21:18,978 何もしないのが一番だ> 377 00:21:18,978 --> 00:21:21,981 <四畳半から 一歩たりとも出ぬがよかろう> 378 00:21:25,985 --> 00:21:35,995 ♬~