1 00:03:55,099 --> 00:03:58,902 玄徳は勅使 督郵の賄賂を 拒絶したため 2 00:03:58,902 --> 00:04:02,439 朝廷に偽の訴状を送られた 3 00:04:02,439 --> 00:04:08,212 張飛は堪忍袋の緒を切り 督郵を叩きのめした 4 00:04:08,212 --> 00:04:14,551 都 洛陽の政治腐敗に絶望した 玄徳 関羽 張飛の3人は 5 00:04:14,551 --> 00:04:20,051 義兄弟の信義に徹し 官職を捨てて野に下った 6 00:04:32,403 --> 00:04:35,105 黄巾の乱から5年後 7 00:04:35,105 --> 00:04:39,610 中国では再び 反乱が相次いで起こっていた 8 00:04:39,610 --> 00:04:41,678 これも十常侍と呼ばれる 9 00:04:41,678 --> 00:04:44,578 宦官たちが原因であった 10 00:04:51,321 --> 00:04:55,793 後漢12代皇帝 霊帝は 日頃の不摂生がたたって 11 00:04:55,793 --> 00:04:59,496 重い病にかかり その命も危うかった 12 00:04:59,496 --> 00:05:03,066 何皇后は元々 貧しい出の女であったが 13 00:05:03,066 --> 00:05:06,937 十常侍たちに見いだされて 霊帝の皇后となり 14 00:05:06,937 --> 00:05:09,206 兄の何進も そのおかげで 15 00:05:09,206 --> 00:05:13,806 全漢軍を指揮する大将軍に のし上がっていた 16 00:05:21,418 --> 00:05:24,218 母上!大将軍じゃ 17 00:05:30,861 --> 00:05:34,832 兄上… 今 帝を見舞ってまいったが 18 00:05:34,832 --> 00:05:36,967 随分 お痩せになったわい 19 00:05:36,967 --> 00:05:40,904 私も それが心配で もしもの事があったらばと… 20 00:05:40,904 --> 00:05:44,708 妹よ 弁皇子がおる わしもおる 21 00:05:44,708 --> 00:05:47,908 ええ 何としても この子には跡を 22 00:05:53,450 --> 00:05:57,287 帝に仕える10人の 侍従職である十常侍は 23 00:05:57,287 --> 00:05:59,590 帝の信頼を盾に漢帝国を 24 00:05:59,590 --> 00:06:01,990 ほしいままに動かしていた 25 00:06:05,128 --> 00:06:08,732 お目覚めでございますか? 26 00:06:08,732 --> 00:06:13,704 蹇碩か 苦しい 朕はもう長くはない 27 00:06:13,704 --> 00:06:16,573 何をそのような弱気を 28 00:06:16,573 --> 00:06:19,076 蹇碩 聞いてくれ 朕の願いを 29 00:06:19,076 --> 00:06:22,980 帝には また何を改まって 30 00:06:22,980 --> 00:06:27,117 母 董太后に預けてある 協皇子の事じゃ 31 00:06:27,117 --> 00:06:29,786 朕の跡継ぎには協皇子を 32 00:06:29,786 --> 00:06:32,786 ほお 協皇子様を跡継ぎにと 33 00:06:34,691 --> 00:06:36,693 協皇子が哀れでならん 34 00:06:36,693 --> 00:06:41,031 ならば何進を殺さねばなりませぬ 35 00:06:41,031 --> 00:06:43,901 何?何進を? 36 00:06:43,901 --> 00:06:45,903 大将軍 何進とはいえ 37 00:06:45,903 --> 00:06:49,406 元は戦いには無縁の者では ございませぬか 38 00:06:49,406 --> 00:06:51,642 そこまでせねばなるまいか? 39 00:06:51,642 --> 00:06:56,346 はい 何進も妹の御子を 跡継ぎにしたいのは人情 40 00:06:56,346 --> 00:07:00,551 後々 何を企むか分からぬ 恐ろしい男 41 00:07:00,551 --> 00:07:04,421 何進を殺さずして協皇子様の 跡継ぎは望めませぬ 42 00:07:04,421 --> 00:07:06,823 できるのか 蹇碩? 43 00:07:06,823 --> 00:07:09,123 私めにお任せを 44 00:07:19,903 --> 00:07:22,903 お薬湯の時間でございます 45 00:07:38,989 --> 00:07:43,193 兄上 ご典医キトク殿からの 情報です 46 00:07:43,193 --> 00:07:45,862 曹洪 大事らしいな 47 00:07:45,862 --> 00:07:48,699 はっ!蹇碩たち十常侍 48 00:07:48,699 --> 00:07:51,368 何進大将軍の 暗殺を謀っております 49 00:07:51,368 --> 00:07:53,370 やはり そうか 50 00:07:53,370 --> 00:07:55,606 蹇碩は老獪な男 51 00:07:55,606 --> 00:07:58,508 何進暗殺には 手段を選ばないでしょう 52 00:07:58,508 --> 00:08:01,511 ふむ 時は来たか 53 00:08:01,511 --> 00:08:03,914 典軍校尉 曹操 54 00:08:03,914 --> 00:08:08,185 若年にして近衛の軍を 指揮するまでに出世した彼こそ 55 00:08:08,185 --> 00:08:12,089 治世にあっては能臣 乱世にあっては奸雄とうたわれた 56 00:08:12,089 --> 00:08:15,759 英傑であった かつて劉備玄徳をも 57 00:08:15,759 --> 00:08:20,859 瞠目せしめた彼の内には 満々たる野心が秘められていた 58 00:08:48,692 --> 00:08:52,062 将軍 火急の事につき お人払いを 59 00:08:52,062 --> 00:08:54,962 下がれ はい 60 00:08:56,967 --> 00:08:59,803 何事だ 袁紹? 蹇碩めらが 61 00:08:59,803 --> 00:09:01,872 将軍暗殺を謀っております 62 00:09:01,872 --> 00:09:04,741 何?このわしを暗殺だと? 63 00:09:04,741 --> 00:09:07,878 はっ!密偵からの確かな情報です 64 00:09:07,878 --> 00:09:11,748 蹇碩め 武将たちを招集しろ 65 00:09:11,748 --> 00:09:15,619 十常侍を皆殺しにしてくれるわ はっ! 66 00:09:15,619 --> 00:09:20,891 何進の絶大な信用を得る袁紹は 武芸に秀でた豪傑であった 67 00:09:20,891 --> 00:09:23,694 袁紹の呼び出しに 各大臣 武将たちが 68 00:09:23,694 --> 00:09:26,363 続々と何進のもとへ参集した 69 00:09:26,363 --> 00:09:31,968 漢帝国400年の崩壊を告げる騒乱が まさに始まろうとしていた 70 00:09:31,968 --> 00:09:37,274 今や天下の誰しもが十常侍を恨み 隙あらばと狙っておる 71 00:09:37,274 --> 00:09:43,380 十常侍は このわしを殺した勢いで 貴公らも追放する腹に違いない 72 00:09:43,380 --> 00:09:47,984 ここに至って わしは 十常侍 皆殺しを提唱したい 73 00:09:47,984 --> 00:09:51,484 貴公たち 意見あらば述べられい 74 00:09:54,458 --> 00:09:56,393 意見はないと見る 75 00:09:56,393 --> 00:09:58,662 将軍! うん? 76 00:09:58,662 --> 00:10:02,299 将軍 ただ今 宮殿よりの 使者が到着し 77 00:10:02,299 --> 00:10:04,367 帝崩御との知らせでござる 78 00:10:04,367 --> 00:10:07,167 何?亡くなられたと? 79 00:10:10,507 --> 00:10:14,411 なお情報によりますと 十常侍どもは帝の崩御を隠し 80 00:10:14,411 --> 00:10:17,280 将軍を呼び寄せて討ち… 何だと? 81 00:10:17,280 --> 00:10:22,119 その後に協皇子を跡継ぎに立てる 準備を整えたとのよし 82 00:10:22,119 --> 00:10:24,988 これまでだ! 83 00:10:24,988 --> 00:10:28,288 十常侍どもを皆殺しにせん! 84 00:10:39,870 --> 00:10:42,770 十常侍は皆殺しだ 一人も逃すな 85 00:10:46,109 --> 00:10:48,044 張譲 何事じゃ? 86 00:10:48,044 --> 00:10:51,848 ああ 蹇碩殿 何進大将軍の兵が なだれ込んでまいりました 87 00:10:51,848 --> 00:10:55,748 何?さては こちらの企みが バレたか 88 00:10:57,654 --> 00:11:00,624 張譲 逃げるんじゃ 何皇后のもとへ 89 00:11:00,624 --> 00:11:02,624 いたぞ! 90 00:11:20,844 --> 00:11:22,844 うん? 91 00:11:25,515 --> 00:11:28,218 けっ 頭隠して尻隠さずか 92 00:11:28,218 --> 00:11:30,918 わしは十常侍ではない 93 00:11:32,889 --> 00:11:34,958 ならば顔を見せい!こいつ 94 00:11:34,958 --> 00:11:37,260 ひいい 痛い… 95 00:11:37,260 --> 00:11:40,560 あれ?ヒゲがあるな そのとおりで… 96 00:11:43,366 --> 00:11:47,066 ひいい… 来るな 寄るな 97 00:11:59,616 --> 00:12:03,616 何皇后様 お助けを お助けを 98 00:12:06,389 --> 00:12:08,389 お助けを 99 00:12:20,537 --> 00:12:24,437 十常侍どもは どこだ? 一人残らず首を斬れ 100 00:12:50,667 --> 00:12:54,137 おじけづいたか 臆病者め 101 00:12:54,137 --> 00:12:56,873 やるなら今だ 兄上 よせ 102 00:12:56,873 --> 00:13:00,573 今 何進を討てば反逆になる 大義を通すのだ 103 00:13:04,247 --> 00:13:09,686 何進は己の命令一つで 地獄と化した光景に唖然となった 104 00:13:09,686 --> 00:13:13,056 しょせん成り上がり者の 何進であった 105 00:13:13,056 --> 00:13:16,056 天下を仕切る器では なかったのである 106 00:13:20,797 --> 00:13:24,567 将軍 どういたしました? 107 00:13:24,567 --> 00:13:27,003 う… うん?何だ? 108 00:13:27,003 --> 00:13:29,773 何皇后様がお呼びにございます 109 00:13:29,773 --> 00:13:33,073 ああ… こんな時に何の用だ 110 00:13:37,080 --> 00:13:39,916 私たち兄妹が 今の身分になれたのも 111 00:13:39,916 --> 00:13:42,752 元はと言えば 十常侍たちのおかげですよ 112 00:13:42,752 --> 00:13:45,121 うん そりゃそうだが… 113 00:13:45,121 --> 00:13:48,692 聞けば 兄さんを殺そうと 謀ったのは蹇碩とか 114 00:13:48,692 --> 00:13:50,760 その蹇碩が討たれた今 115 00:13:50,760 --> 00:13:54,264 残った十常侍は 助けてやってくださいますね? 116 00:13:54,264 --> 00:13:57,664 いやあ 分かった もういい 117 00:14:00,870 --> 00:14:03,740 今の何皇后にとって 最大の邪魔者は 118 00:14:03,740 --> 00:14:07,277 亡き霊帝の母 董太后ひとりとなった 119 00:14:07,277 --> 00:14:09,579 何進は何皇后と密かに謀り 120 00:14:09,579 --> 00:14:15,852 董太后を遠くの別荘地へと 送り込む事にしたが その途中… 121 00:14:15,852 --> 00:14:18,552 董太后様 お降りください 122 00:14:21,024 --> 00:14:24,524 命令です ならばやむを得ません 123 00:14:29,332 --> 00:14:35,238 恨みを込めて燃えさかる炎は 漢帝国最期の象徴であろうか 124 00:14:35,238 --> 00:14:37,941 中国は全土にわたって再び 125 00:14:37,941 --> 00:14:41,941 とどめようのない乱世へと 落ちていくのである 126 00:14:45,715 --> 00:14:50,053 何進大将軍の強引な指令で 文武百官が集められ 127 00:14:50,053 --> 00:14:52,989 弁皇子即位の式が挙げられた 128 00:14:52,989 --> 00:14:57,193 後漢13代皇帝 少帝が それである 129 00:14:57,193 --> 00:15:02,093 事は何進と何皇后の思いどおりに 進んだかに見えたが 130 00:15:05,068 --> 00:15:10,868 なんと愚鈍な顔つきの帝であろう 乱世を生きる器にあらず 131 00:15:13,243 --> 00:15:15,945 うん 協皇子なら使える 132 00:15:15,945 --> 00:15:19,282 少なくとも天下に 形だけは通用するだろう 133 00:15:19,282 --> 00:15:22,318 このままでは何進が のさばるばかりです 張譲殿 134 00:15:22,318 --> 00:15:25,488 次の手はあります 董太后様殺しを 135 00:15:25,488 --> 00:15:27,424 巷へさらすのです 136 00:15:27,424 --> 00:15:31,094 ほお 逆臣と分かれば 逃げるしかありませんな 137 00:15:31,094 --> 00:15:34,731 何進の泣き面が 目に見えるようじゃ 138 00:15:34,731 --> 00:15:36,931 皆に知れれば… 139 00:15:40,370 --> 00:15:42,839 何?十常侍どもめが 140 00:15:42,839 --> 00:15:45,542 はい 将軍を陥れるつもりです 141 00:15:45,542 --> 00:15:49,145 助けてやった事 もう忘れおって 142 00:15:49,145 --> 00:15:51,648 断じて許せませぬ ご決断を 143 00:15:51,648 --> 00:15:57,187 よし!兵を集めろ はっ! 144 00:15:57,187 --> 00:16:01,458 宮殿襲撃の情報は たちまち十常侍の耳に入った 145 00:16:01,458 --> 00:16:06,830 十常侍たちは またもや何進の妹 何太后に泣いてすがったのである 146 00:16:06,830 --> 00:16:09,732 何太后は十常侍が 宮廷内を仕切るのは 147 00:16:09,732 --> 00:16:14,671 漢帝国のしきたりであると 何進を説得したのであった 148 00:16:14,671 --> 00:16:17,807 それに何太后が言われるのも もっともであり 149 00:16:17,807 --> 00:16:21,377 十常侍の立場も考えて 許してやる事に 150 00:16:21,377 --> 00:16:24,180 なりませぬ 何? 151 00:16:24,180 --> 00:16:26,216 それが将軍の悪いところです 152 00:16:26,216 --> 00:16:30,620 十常侍どもは悪辣な手を使って 将軍を陥れようとし 153 00:16:30,620 --> 00:16:34,257 バレそうになると何太后様に 命乞いをしているのです 154 00:16:34,257 --> 00:16:36,793 袁紹 どうしろというのだ? 155 00:16:36,793 --> 00:16:39,829 天下に訴えて堂々と 十常侍を討つのです 156 00:16:39,829 --> 00:16:43,066 そのためには諸国の武将たちに 檄を飛ばし 157 00:16:43,066 --> 00:16:45,802 全軍結集して十常侍を討つ 158 00:16:45,802 --> 00:16:48,304 諸国の武将たちにのう… 159 00:16:48,304 --> 00:16:52,242 それなら わしも妹の手前 格好がつくわい 160 00:16:52,242 --> 00:16:55,845 誰か意見あらば申せ 161 00:16:55,845 --> 00:17:00,150 はっ!お言葉により 曹操 ひと言申し上げます 162 00:17:00,150 --> 00:17:02,085 うん? 163 00:17:02,085 --> 00:17:05,522 宦官の傲慢は いつの時代にもある事 164 00:17:05,522 --> 00:17:09,392 その罪ある者だけを罰すれば 事は収まるはず 165 00:17:09,392 --> 00:17:12,729 ここで諸国の武将に檄を飛ばして 結集するのは 166 00:17:12,729 --> 00:17:15,131 あまりにも大げさな事 167 00:17:15,131 --> 00:17:19,135 黙れ 曹操! 天下を論じるには若すぎるぞ 168 00:17:19,135 --> 00:17:22,135 下がれ! はっ! 169 00:17:37,387 --> 00:17:40,587 兄上 将軍にお叱りを受けたとか 170 00:17:43,660 --> 00:17:46,529 何進も十常侍も愚か者よ 171 00:17:46,529 --> 00:17:49,299 諸国の武将が この都に集まれば 172 00:17:49,299 --> 00:17:53,870 朝廷の乱れに乗じて 野心を抱く事は目に見えている 173 00:17:53,870 --> 00:17:57,740 あ… 乱世が来る 兄上! 174 00:17:57,740 --> 00:18:01,611 曹洪 時は来たのだ 175 00:18:01,611 --> 00:18:04,911 喜んで乱世の奸雄となろう 176 00:18:07,884 --> 00:18:10,486 大将軍 何進の 檄を持った使者たちが 177 00:18:10,486 --> 00:18:12,922 洛陽から諸国へと走った 178 00:18:12,922 --> 00:18:17,260 曹操の予言は 見事に的中したのである 179 00:18:17,260 --> 00:18:20,597 諸侯の中で この檄に 最も喜んで飛びついたのは 180 00:18:20,597 --> 00:18:23,833 西涼を治めている 董卓将軍であった 181 00:18:23,833 --> 00:18:28,137 黄巾討伐では手柄もなく 玄徳に 危機を救われた事もあったが 182 00:18:28,137 --> 00:18:30,206 抜け目なく十常侍を買収し 183 00:18:30,206 --> 00:18:35,912 今では20万を率いる 大将軍にのし上がっていた 184 00:18:35,912 --> 00:18:40,283 李儒 何進が十常侍粛正のため 檄を飛ばしたぞ 185 00:18:40,283 --> 00:18:43,119 絶好の機会 到来と考えます 186 00:18:43,119 --> 00:18:46,990 これ以上 十常侍を利用する事は 何もありませぬ 187 00:18:46,990 --> 00:18:51,861 うむ 何進とて何ができる たかがトンチキな下郎だ 188 00:18:51,861 --> 00:18:54,464 わしが天下へ躍り出る時が来た 189 00:18:54,464 --> 00:18:58,101 李儒 すぐ兵を率いて参ると 返事を出しておけ 190 00:18:58,101 --> 00:19:00,601 はっ!承知いたしました 191 00:19:04,240 --> 00:19:07,677 面白くなってきたわい 192 00:19:07,677 --> 00:19:12,515 何進の檄に応え 諸州の武将たちが 続々と洛陽へ上ってきた 193 00:19:12,515 --> 00:19:15,118 いずれも天下に武名を とどろかせている 194 00:19:15,118 --> 00:19:17,718 英雄 豪傑たちであった 195 00:19:33,936 --> 00:19:36,272 申し上げます 何進大将軍 196 00:19:36,272 --> 00:19:40,610 西涼の董卓将軍の軍勢 ただ今 郊外に布陣いたしました 197 00:19:40,610 --> 00:19:44,013 なぜ ぐずぐずしておる 直ちに上れと伝えろ 198 00:19:44,013 --> 00:19:48,251 それが長旅で兵馬が疲れ 休息を取ると申され… 199 00:19:48,251 --> 00:19:52,555 ならぬ!即刻 上れと使いを出せ はっ! 200 00:19:52,555 --> 00:19:56,726 董卓が動くものか 奴の野心は明白だ 201 00:19:56,726 --> 00:20:01,164 董卓上洛の前に 何進を討たせねばならぬが はて… 202 00:20:01,164 --> 00:20:05,702 何進の放った檄で諸州の軍勢が 洛陽に集結している事は 203 00:20:05,702 --> 00:20:09,572 当然 十常侍たちの耳にも 入っていた 204 00:20:09,572 --> 00:20:14,043 彼らは張譲を中心にして 対策を練っていた 205 00:20:14,043 --> 00:20:17,313 何進が集めた軍勢は 50万を超えるといいます 206 00:20:17,313 --> 00:20:20,216 張譲殿 一気に攻められては ひとたまりもありません 207 00:20:20,216 --> 00:20:23,553 ああ どうしたら… 今さら慌てたとて 208 00:20:23,553 --> 00:20:26,155 どうにもなりません 落ち着く事です 209 00:20:26,155 --> 00:20:30,026 と言われても こちらが 買収した兵隊は たった50人 210 00:20:30,026 --> 00:20:32,995 まず何進を急いで暗殺する事です 211 00:20:32,995 --> 00:20:35,698 ええっ?何進を暗殺! 212 00:20:35,698 --> 00:20:39,102 さよう 何進が死ねば 大軍も指揮が乱れて 213 00:20:39,102 --> 00:20:41,838 収拾がつかなくなりましょう 214 00:20:41,838 --> 00:20:45,508 なるほど そこで力のある将軍を 丸め込めば 215 00:20:45,508 --> 00:20:47,977 なんとか切り抜けられるって事に 216 00:20:47,977 --> 00:20:51,581 うむ 何太后の名を借りて 何進を呼び寄せましょう 217 00:20:51,581 --> 00:20:54,584 その使者ですが 我々では怪しまれよう 218 00:20:54,584 --> 00:20:58,721 ああ 下手をすれば 命を取られるかも さて… 219 00:20:58,721 --> 00:21:01,557 その使者 このキトクが承ろう 220 00:21:01,557 --> 00:21:04,460 おお!キトク殿 221 00:21:04,460 --> 00:21:07,764 もはや何進に明日はない お味方 申す 222 00:21:07,764 --> 00:21:12,235 うむ 事は急がねばなりません キトク殿なら適役 223 00:21:12,235 --> 00:21:14,235 よろしいですか 皆様? 224 00:21:18,040 --> 00:21:20,309 お願い申す 典医キトク 225 00:21:20,309 --> 00:21:23,509 何太后様よりの 使者として参りました 226 00:21:28,985 --> 00:21:32,255 妹からの使者として参ったと? キトク 227 00:21:32,255 --> 00:21:35,625 はい 今 洛陽には 諸州の兵が参集し 228 00:21:35,625 --> 00:21:37,560 穏やかならぬ気配 229 00:21:37,560 --> 00:21:40,463 何太后様には いたくご心痛にございます 230 00:21:40,463 --> 00:21:44,400 大事の起こる前に ぜひ 大将軍にお会いしたいとのよし 231 00:21:44,400 --> 00:21:47,136 キトク ここにお迎えに 参上いたしました 232 00:21:47,136 --> 00:21:49,172 ああ 分かった 分かった 233 00:21:49,172 --> 00:21:53,910 国第一の身分でも女は女 戦が恐ろしいんであろう 234 00:21:53,910 --> 00:21:56,813 わしが安心させてやる すぐ参る 235 00:21:56,813 --> 00:22:00,683 では 拙者もお供いたします それがしもお供いたします 236 00:22:00,683 --> 00:22:03,283 ああ 好きにするがよい 237 00:22:15,998 --> 00:22:19,335 これより宮中に兵を入れる事は 許されませぬ 238 00:22:19,335 --> 00:22:22,138 分かっておる 供は2人だけじゃ 239 00:22:22,138 --> 00:22:24,407 恐れながら何太后様には 240 00:22:24,407 --> 00:22:28,277 大将軍お一人とお会いいたしたい との仰せにございます 241 00:22:28,277 --> 00:22:32,377 ああ よい ここで待て すぐ戻る 242 00:22:41,457 --> 00:22:45,361 曹操 何か不審な気配を 感じぬか? 243 00:22:45,361 --> 00:22:47,361 いいえ 別に 244 00:22:51,801 --> 00:22:55,671 ははは… 何進の命もこれまで 245 00:22:55,671 --> 00:22:58,671 この時を十常侍が見逃す事はない 246 00:23:06,382 --> 00:23:08,382 ええっ! 247 00:23:14,457 --> 00:23:19,295 何進大将軍 よく来られましたな 何? 248 00:23:19,295 --> 00:23:24,133 董太后様を暗殺し 我らの恩をあだで返す不忠者 249 00:23:24,133 --> 00:23:26,333 覚悟召されい! 250 00:23:32,208 --> 00:23:35,008 謀ったな 十常侍めら 251 00:23:58,768 --> 00:24:01,170 皆の者! 252 00:24:01,170 --> 00:24:04,370 よーく見るがいい! 253 00:24:13,382 --> 00:24:15,851 おお!将軍の… 254 00:24:15,851 --> 00:24:20,456 大将軍 何進 謀反の罪によって 打ち首となり申した 255 00:24:20,456 --> 00:24:26,262 おのれ 張譲め 十常侍どもを 一人たりとも生かしておくものか 256 00:24:26,262 --> 00:24:29,298 ふはは… 逆賊 十常侍! 257 00:24:29,298 --> 00:24:31,998 大義によって討つ! 258 00:24:43,679 --> 00:24:46,716 大将軍 何進は 優柔不断もさる事ながら 259 00:24:46,716 --> 00:24:51,420 目先にこだわり 天下を広く 展望する視野に欠けていた 260 00:24:51,420 --> 00:24:54,690 虎視眈々として時を待つ 董卓の姿が 261 00:24:54,690 --> 00:24:58,928 曹操の脳裏に 大きな陰を投げかけている 262 00:24:58,928 --> 00:25:03,628 都 洛陽は野望の渦に 巻き込まれていった 263 00:26:30,852 --> 00:26:35,824 皇帝の座を狙う董卓に 丁原将軍は対決を決意した 264 00:26:35,824 --> 00:26:40,328 だが豪傑 呂布の裏切りが 暗黒の幕を開く 265 00:26:40,328 --> 00:26:44,232 次回 アニメ三国志 「名馬・赤兎馬」 266 00:26:44,232 --> 00:26:48,232 背徳が見知らぬ明日を作る