1 00:03:30,779 --> 00:03:35,384 玄徳と曹操の 呂布討伐の密約が露見した 2 00:03:35,384 --> 00:03:39,321 激怒した呂布は 玄徳を小沛の城から追放したが 3 00:03:39,321 --> 00:03:42,858 徐州の旧臣である 陳珪 陳登親子の仕組んだ 4 00:03:42,858 --> 00:03:45,794 同士討ちにかかって惨敗した 5 00:03:45,794 --> 00:03:49,064 その上 曹操の大軍に 追われた呂布は 6 00:03:49,064 --> 00:03:52,564 今や下ヒの城に 孤立するしかなかった 7 00:04:06,382 --> 00:04:11,220 呂布の立てこもる下ヒ城は 曹操軍に完全に包囲された 8 00:04:11,220 --> 00:04:14,723 だが下ヒの城は 泗水川と沂水川に挟まれて 9 00:04:14,723 --> 00:04:18,594 守るに堅く 攻めるに難しい城だった 10 00:04:18,594 --> 00:04:24,194 時は大陸に冬将軍が迫る 秋の終わりであった 11 00:04:32,141 --> 00:04:34,376 雪よ 降れ 12 00:04:34,376 --> 00:04:38,981 野も山も埋め尽くし 曹操軍を凍てつかせろ 13 00:04:38,981 --> 00:04:43,752 将軍 自然の力に頼るとは 情けないことです 14 00:04:43,752 --> 00:04:47,623 何? 戦い続けた曹操軍は 15 00:04:47,623 --> 00:04:51,393 冬に備えての陣屋作りで 疲れているはずです 16 00:04:51,393 --> 00:04:56,231 雪など頼らず 直ちに討って出れば必ず勝てると 17 00:04:56,231 --> 00:05:00,102 いや 違う 我が軍は負け戦で疲れておる 18 00:05:00,102 --> 00:05:02,371 討って出る力などないわ 19 00:05:02,371 --> 00:05:04,973 自然の力を待つことだ 20 00:05:04,973 --> 00:05:08,877 しかし我が軍より 敵のほうが疲れていることは… 21 00:05:08,877 --> 00:05:12,414 陳宮!くどいぞ 黙れ 22 00:05:12,414 --> 00:05:14,483 はい… 23 00:05:14,483 --> 00:05:16,883 誰か来ます うん? 24 00:05:20,122 --> 00:05:22,624 曹操だ 25 00:05:22,624 --> 00:05:24,624 撃つな! 26 00:05:28,030 --> 00:05:31,733 直々のお出ましか 何の用だ 27 00:05:31,733 --> 00:05:35,437 呂布 そちと我とは 何のあだもない 28 00:05:35,437 --> 00:05:39,241 ただ袁術と結ぶことだけは やめよ 何? 29 00:05:39,241 --> 00:05:43,111 袁術は勝手に帝の名をかたる 逆賊である 30 00:05:43,111 --> 00:05:46,615 袁術と結べば そちも逆賊となろう 31 00:05:46,615 --> 00:05:48,884 今 この曹操に従うならば 32 00:05:48,884 --> 00:05:51,784 そちの名誉と領土は 保証してもよい 33 00:05:54,056 --> 00:05:58,894 だが我々に背き この城を 攻め落とされてからでは遅い 34 00:05:58,894 --> 00:06:02,097 後々まで悪名を残すか どうだ? 35 00:06:02,097 --> 00:06:05,133 その返答 しかと聞きたい 36 00:06:05,133 --> 00:06:07,769 しかし… 37 00:06:07,769 --> 00:06:10,005 うせろ! 38 00:06:10,005 --> 00:06:12,205 うわっ! 兄上! 39 00:06:14,309 --> 00:06:19,509 陳宮 貴様の首 必ずもらい受けるぞ 覚えておけ 40 00:06:21,850 --> 00:06:25,220 陳宮 出すぎたマネをするな 41 00:06:25,220 --> 00:06:29,391 将軍 なぜそんなに 弱気になったのです 42 00:06:29,391 --> 00:06:32,227 あいつの罠が分からんのですか? 43 00:06:32,227 --> 00:06:35,097 降伏したが最後 命はありませんぞ 44 00:06:35,097 --> 00:06:38,634 何?お前に何が分かるか 45 00:06:38,634 --> 00:06:41,837 敵の前ですぞ はしたない 46 00:06:41,837 --> 00:06:46,642 将軍 我々も陳宮殿の 言うとおりだと思います 47 00:06:46,642 --> 00:06:49,545 曹操は信用できない男です 48 00:06:49,545 --> 00:06:51,745 お前たちまでが… 49 00:06:56,184 --> 00:07:00,556 少し血気に はやったようだな いや 許せ 50 00:07:00,556 --> 00:07:04,426 いえ 私もつい… お許しください 51 00:07:04,426 --> 00:07:07,863 曹操は戦いが長引くのを 恐れています 52 00:07:07,863 --> 00:07:10,799 だから あのようなことを… うむ 53 00:07:10,799 --> 00:07:15,370 冬になれば食料の輸送も 難しくなるしな 54 00:07:15,370 --> 00:07:20,242 しかし ただ漫然と構えていては 士気にも影響します 55 00:07:20,242 --> 00:07:25,914 ここで ひとつ掎角の計で 曹操に打撃を与えてはいかがで? 56 00:07:25,914 --> 00:07:29,184 掎角の計? 57 00:07:29,184 --> 00:07:34,656 はい 鹿を生け捕る時は 角と脚を同時に捕らえます 58 00:07:34,656 --> 00:07:39,261 まず将軍は一隊を率い 城の外に出てください 59 00:07:39,261 --> 00:07:42,598 曹操は全軍で 将軍を追撃するでしょう 60 00:07:42,598 --> 00:07:47,035 その時 城から兵を出して 曹操軍の背後を叩くのです 61 00:07:47,035 --> 00:07:51,373 敵を挟み撃ちにするわけか 62 00:07:51,373 --> 00:07:55,243 呂布と南陽の袁術が 手を結ぶことを恐れた曹操は 63 00:07:55,243 --> 00:07:58,680 国境付近に監視所を設けて 封鎖した 64 00:07:58,680 --> 00:08:03,952 玄徳たちは その南陽への道筋の 監視を命ぜられていた 65 00:08:03,952 --> 00:08:06,722 俺たち貧乏くじ引いたぜ 66 00:08:06,722 --> 00:08:10,392 呂布の首取りは曹操軍って 決まっちまったんだからな 67 00:08:10,392 --> 00:08:13,295 これじゃ こそ泥の監視役だ 68 00:08:13,295 --> 00:08:17,099 ぼやくな 張飛 呂布ばかりが敵ではないぞ 69 00:08:17,099 --> 00:08:19,868 兄者が漢帝国再興を 果たすまでには 70 00:08:19,868 --> 00:08:22,270 どれだけの敵が現れるか分からん 71 00:08:22,270 --> 00:08:24,973 うーん でもよ 72 00:08:24,973 --> 00:08:28,877 曹操は勝手に丞相になって 帝を操ってるんだ 73 00:08:28,877 --> 00:08:32,347 奴だって呂布と同じ 逆賊じゃねえのか? 74 00:08:32,347 --> 00:08:38,086 少し冷えてきたな 張飛 熱いのでもどうだ? 75 00:08:38,086 --> 00:08:41,123 おーっと がってん! 76 00:08:41,123 --> 00:08:43,258 だから好き! 77 00:08:43,258 --> 00:08:46,528 調子のいい奴だ 78 00:08:46,528 --> 00:08:49,128 みんなにも振る舞ってやるといい 79 00:08:54,269 --> 00:08:58,206 将軍 掎角の計は どうなりましたか? 80 00:08:58,206 --> 00:09:01,410 あれはやめた ええっ? 81 00:09:01,410 --> 00:09:04,046 町の者たちは わしがここにいるから 82 00:09:04,046 --> 00:09:06,415 安心だと申しておるらしい 83 00:09:06,415 --> 00:09:10,318 待望の雪も降ってきたし 守りを固めたほうが無難だ 84 00:09:10,318 --> 00:09:13,989 この雪は積もりませぬ 掎角の計を捨てるならば 85 00:09:13,989 --> 00:09:18,560 道は あと1つしかございません どんな手だ? 86 00:09:18,560 --> 00:09:22,431 南陽の袁術殿の力を 借りることです 87 00:09:22,431 --> 00:09:26,234 しかし袁術には 義理を欠いておるしな 88 00:09:26,234 --> 00:09:28,203 援軍を出すと思うか? 89 00:09:28,203 --> 00:09:32,674 候成と王階は名のある武将 この2人を使者に立てれば 90 00:09:32,674 --> 00:09:36,044 袁術も こちらの誠意を くみ取ることでしょう 91 00:09:36,044 --> 00:09:38,480 敵の監視も厳しいが… 92 00:09:38,480 --> 00:09:42,180 よし 500騎の兵をつけて 今夜 発たせろ 93 00:09:48,657 --> 00:09:51,226 闇に乗じて敵陣を突破する 94 00:09:51,226 --> 00:09:53,926 発見されぬよう声を立てるな 95 00:10:04,339 --> 00:10:07,809 敵襲か? そのまま通過しました 96 00:10:07,809 --> 00:10:10,809 味方の見回りでしょう そうか 97 00:10:12,714 --> 00:10:15,083 それから数日が経った 98 00:10:15,083 --> 00:10:17,586 張飛が見逃した騎馬隊の正体は 99 00:10:17,586 --> 00:10:21,590 袁術との連絡に動いた呂布軍と 判明していた 100 00:10:21,590 --> 00:10:28,196 己の失敗に憤激した張飛は 今や遅しと待ち構えていた 101 00:10:28,196 --> 00:10:31,296 行きはよいよい 帰りは怖いっての知らねえな? 102 00:10:34,970 --> 00:10:36,970 監視兵だ 逃げろ! 103 00:10:43,712 --> 00:10:45,712 待て 逃がすか! 104 00:10:56,324 --> 00:10:58,324 敵将か?生け捕ってやる 105 00:11:06,735 --> 00:11:08,735 捕らえろ 106 00:11:15,811 --> 00:11:18,713 何?袁術が赤兎馬を? 107 00:11:18,713 --> 00:11:20,782 ここまで追い詰められた呂布です 108 00:11:20,782 --> 00:11:24,519 渡して援軍をあおぐでしょう うむ 109 00:11:24,519 --> 00:11:28,757 張飛 これからは夜を徹して 警戒しろ 110 00:11:28,757 --> 00:11:30,759 袁術の手に赤兎馬が渡れば 111 00:11:30,759 --> 00:11:35,197 我々は背後から敵の大軍の 攻撃を受けることになるのだ 112 00:11:35,197 --> 00:11:37,997 分かったか? はい 113 00:11:41,102 --> 00:11:43,438 ふん!いばり屋め 114 00:11:43,438 --> 00:11:45,707 手柄 立てた礼ぐらい 言ったらどうだい 115 00:11:45,707 --> 00:11:50,307 聞こえるぞ 張飛 俺 曹操の家来じゃねーもん 116 00:11:52,948 --> 00:11:55,750 赤兎馬だと?袁術め 117 00:11:55,750 --> 00:11:59,187 人の弱みにつけ込んで 118 00:11:59,187 --> 00:12:03,124 将軍 ここは袁術の言葉に 従うべきです 119 00:12:03,124 --> 00:12:07,062 何?俺を裸同然にする気か? 120 00:12:07,062 --> 00:12:09,431 渡してしまうのではありません 121 00:12:09,431 --> 00:12:13,768 援軍さえ到着すれば 取り返すことぐらい何とでも 122 00:12:13,768 --> 00:12:18,974 なるほど だが赤兎馬は 俺以外の者では動かせん 123 00:12:18,974 --> 00:12:22,911 すべては王階の口から 曹操へ漏れているはず 124 00:12:22,911 --> 00:12:25,881 急がねばなりません よし 125 00:12:25,881 --> 00:12:28,081 俺が連れていこう 126 00:12:38,460 --> 00:12:41,997 そこを進むのは何者か? 答えがなくば 127 00:12:41,997 --> 00:12:44,032 この関羽 お相手いたす 128 00:12:44,032 --> 00:12:46,932 関羽?しまった 突っ走れ! 129 00:12:49,104 --> 00:12:51,704 敵兵だ 逃がすな! 130 00:12:55,477 --> 00:12:57,877 止まれ!敵か 味方か? 131 00:13:02,350 --> 00:13:04,719 ああっ!呂布だ 132 00:13:04,719 --> 00:13:06,719 張飛か! 133 00:13:08,990 --> 00:13:11,290 兄貴 呂布だ 逃がすな! 134 00:13:13,962 --> 00:13:15,962 待ちやがれ 135 00:13:20,568 --> 00:13:22,568 クッソー 136 00:13:31,346 --> 00:13:34,049 ダメだ こりゃ だが呂布め 137 00:13:34,049 --> 00:13:36,849 これで袁術と 連絡することはできまい 138 00:13:40,188 --> 00:13:42,691 赤兎馬よ 許せ 139 00:13:42,691 --> 00:13:46,191 やはりお前は俺の守り神だ 140 00:13:48,496 --> 00:13:52,033 お前だけだ 俺を裏切らぬのは 141 00:13:52,033 --> 00:13:55,303 もうやらぬ 離さぬぞ 142 00:13:55,303 --> 00:14:00,241 陳宮は今までの苦労が 水泡に帰したことを悟っていた 143 00:14:00,241 --> 00:14:02,544 もはや呂布は天下を狙う 144 00:14:02,544 --> 00:14:05,944 勇猛な豪傑では なくなっていたのである 145 00:14:10,285 --> 00:14:12,854 それから1ヵ月が経った 146 00:14:12,854 --> 00:14:16,558 折からの寒さと吹雪に 曹操軍 呂布軍共に 147 00:14:16,558 --> 00:14:21,997 凍え死ぬ者が後を絶たず 戦闘は膠着状態に陥っていた 148 00:14:21,997 --> 00:14:24,065 袁術との連絡もできず 149 00:14:24,065 --> 00:14:28,965 呂布は焦りと孤立感に ただ悶々と酒に浸っていた 150 00:14:31,639 --> 00:14:34,642 凍死者は増えるばかりです このままでは 151 00:14:34,642 --> 00:14:37,445 我が軍は雪の中に 埋もれてしまいます 152 00:14:37,445 --> 00:14:40,315 丞相 戦いが長引けば 153 00:14:40,315 --> 00:14:44,719 下ヒの城ひとつ落とせぬ曹操軍と 噂も立てられましょう 154 00:14:44,719 --> 00:14:47,155 うむ 何とかせねば… 155 00:14:47,155 --> 00:14:50,392 この際 呂布を討たず 都へ引き揚げるか 156 00:14:50,392 --> 00:14:52,327 それは断じてなりませぬ 157 00:14:52,327 --> 00:14:56,264 総大将が そのように弱気では 士気が落ちます 158 00:14:56,264 --> 00:15:00,368 呂布も敗北続きで 士気が弱っているはず 159 00:15:00,368 --> 00:15:04,239 いかがでしょう 城を取り巻く 2つの川をせき止め 160 00:15:04,239 --> 00:15:07,442 城を水攻めにするというのは 161 00:15:07,442 --> 00:15:12,213 寒さの上に水攻めなら 城はひとたまりもないでしょう 162 00:15:12,213 --> 00:15:14,213 よし やろう 163 00:15:30,698 --> 00:15:33,298 水門を開け! 164 00:15:48,616 --> 00:15:53,021 下ヒ城は東門を残して 水の中に孤立してしまった 165 00:15:53,021 --> 00:15:55,657 城兵たちは城の上層へ 追い上げられ 166 00:15:55,657 --> 00:15:58,457 まともに守備することも できなかった 167 00:16:01,830 --> 00:16:06,401 騒ぐな! 城が水没するわけではないぞ 168 00:16:06,401 --> 00:16:10,271 高い所へ移動して 敵に備えろ! 169 00:16:10,271 --> 00:16:15,671 今に大雪となって 曹操軍のほうが雪に埋まるわ 170 00:16:22,250 --> 00:16:25,720 これが俺の顔… なんという やつれた顔 171 00:16:25,720 --> 00:16:29,257 そうか 酒のせいだ これはいかん 172 00:16:29,257 --> 00:16:33,428 俺がこうでは 兵の士気が鈍るだけだ 173 00:16:33,428 --> 00:16:36,297 将軍 洪水の対策を 174 00:16:36,297 --> 00:16:39,200 対策は禁酒だ! えっ? 175 00:16:39,200 --> 00:16:41,636 全軍に直ちに伝えろ 176 00:16:41,636 --> 00:16:47,809 今から酒を1滴でも飲んだら 誰であろうと首を斬る 177 00:16:47,809 --> 00:16:49,811 またどうして急に? 178 00:16:49,811 --> 00:16:53,011 うるさい!絶対禁酒だ 179 00:16:57,552 --> 00:17:01,356 へへへ… うまくいったぜ 180 00:17:01,356 --> 00:17:06,194 勝ち目のない上に禁酒だ? バカにしやがるぜ 181 00:17:06,194 --> 00:17:08,897 これだけ馬を持っていきゃ 曹操軍だって 182 00:17:08,897 --> 00:17:11,299 喜んで迎えてくれるさ 183 00:17:11,299 --> 00:17:13,735 貴様ら どこへ行くか! 184 00:17:13,735 --> 00:17:15,670 いけね! 急げ! 185 00:17:15,670 --> 00:17:18,170 裏切り者 撃て! 186 00:17:22,510 --> 00:17:25,510 城の存亡の時に なんと… 187 00:17:28,082 --> 00:17:30,282 さあ どうぞこちらへ 188 00:17:33,888 --> 00:17:36,157 な… 何だ これは? 189 00:17:36,157 --> 00:17:38,860 裏切り者を成敗した祝いに 190 00:17:38,860 --> 00:17:42,297 兵士たちに振る舞おうと 思いまして 191 00:17:42,297 --> 00:17:44,232 将軍も ぜひ一杯 192 00:17:44,232 --> 00:17:47,702 おのれ候成! 絶対禁酒の命令を 193 00:17:47,702 --> 00:17:50,502 出したばかりだというのに 大将 自ら! 194 00:17:53,541 --> 00:17:58,046 将軍!兵たちは この城から 一歩も出られません 195 00:17:58,046 --> 00:18:02,016 時には楽しみを与えませんと また裏切り者が… 196 00:18:02,016 --> 00:18:04,916 まだ言うか!そこへなおれ! 197 00:18:08,690 --> 00:18:13,461 将軍 それはなりませぬ 候成も名のある武将 198 00:18:13,461 --> 00:18:17,161 斬れば喜ぶのは敵だけですぞ 199 00:18:19,267 --> 00:18:22,237 ここは なにとぞ… お許しを 200 00:18:22,237 --> 00:18:26,741 よし ならば百叩きの刑にしろ 201 00:18:26,741 --> 00:18:28,741 はっ 202 00:18:32,547 --> 00:18:36,284 やれ! 203 00:18:36,284 --> 00:18:40,622 1つ 2つ 3つ 204 00:18:40,622 --> 00:18:46,427 4つ 5つ 6つ 7つ… 205 00:18:46,427 --> 00:18:50,665 凍った月の光が 下ヒの城の運命を 予告するかのように 206 00:18:50,665 --> 00:18:52,934 冷たく光っていた 207 00:18:52,934 --> 00:18:56,871 この時に呂布の運命も 決していたといってもよかった 208 00:18:56,871 --> 00:19:02,910 57 58 59 60 209 00:19:02,910 --> 00:19:05,647 続けろ 61… 210 00:19:05,647 --> 00:19:09,417 62 63 211 00:19:09,417 --> 00:19:13,921 64 65 66 212 00:19:13,921 --> 00:19:16,624 67… 213 00:19:16,624 --> 00:19:19,460 候成殿 しっかりしなされ 214 00:19:19,460 --> 00:19:22,660 90 91… 215 00:19:24,632 --> 00:19:28,503 わしは酒が飲みたくて やったのではない 216 00:19:28,503 --> 00:19:33,207 兵士の士気を 盛り上げようと思って やったのだ 217 00:19:33,207 --> 00:19:37,645 呂布将軍は優柔不断で 思いやりもない 218 00:19:37,645 --> 00:19:42,216 わしは もう命を投げ出すのは 惜しくなった 219 00:19:42,216 --> 00:19:47,588 わしだって そうじゃ 候成 この際 曹操の軍門に下ろう 220 00:19:47,588 --> 00:19:51,459 うむ もう尽くしたって 報われることはない 221 00:19:51,459 --> 00:19:55,163 呂布将軍を見捨てるのか? 222 00:19:55,163 --> 00:19:59,467 ああ!堪忍袋の緒が切れたわい 223 00:19:59,467 --> 00:20:04,305 わしに考えがある 呂布が 頼みにしているのは赤兎馬だ 224 00:20:04,305 --> 00:20:07,508 わしは赤兎馬を奪って城を出る 225 00:20:07,508 --> 00:20:10,411 わしが曹操と話をしている間に 226 00:20:10,411 --> 00:20:13,411 お主たちは呂布を生け捕るのだ 227 00:20:18,553 --> 00:20:23,253 赤兎馬 お前に罪はない だが分かってくれ 頼む 228 00:20:25,259 --> 00:20:29,230 候成が赤兎馬と共に 曹操軍に下った翌日 229 00:20:29,230 --> 00:20:33,468 曹操は自ら指揮して 下ヒ城を総攻撃した 230 00:20:33,468 --> 00:20:37,338 呂布は候成の裏切りと 赤兎馬が連れ去られたことに 231 00:20:37,338 --> 00:20:40,975 まだ気がついては いなかったのである 232 00:20:40,975 --> 00:20:44,679 ひと戦が終わり 呂布は疲れて眠りこけていた 233 00:20:44,679 --> 00:20:48,879 陳宮たちは恐れて 誰も その部屋を訪れなかった 234 00:20:53,688 --> 00:20:55,688 何だ これは? 235 00:20:57,592 --> 00:21:02,029 将軍 わしたちは候成と共に 曹操に下る 236 00:21:02,029 --> 00:21:05,800 我々の部下も 行動を共にすると誓った 237 00:21:05,800 --> 00:21:08,703 裏切り者! 238 00:21:08,703 --> 00:21:12,140 裏切りは あんたの お家芸だろうが 239 00:21:12,140 --> 00:21:14,475 覚えておれ! 240 00:21:14,475 --> 00:21:17,775 赤兎馬と この方天戟もいただく 241 00:21:24,986 --> 00:21:26,986 寄せるな!撃てい 242 00:21:31,893 --> 00:21:33,893 内通者が出たか 243 00:21:38,466 --> 00:21:40,466 かかれ! 244 00:21:43,304 --> 00:21:46,040 陳宮 245 00:21:46,040 --> 00:21:49,540 曹操 あの時 殺しておけば… 246 00:21:55,616 --> 00:21:57,616 無念なり… 247 00:22:01,055 --> 00:22:04,592 丞相殿とお見受け申す 248 00:22:04,592 --> 00:22:07,495 魏続と宋憲にございます 249 00:22:07,495 --> 00:22:11,695 うむ 候成殿に聞いている 呂布はどこだ? 250 00:22:18,439 --> 00:22:21,339 う… うわー! 251 00:22:31,986 --> 00:22:34,886 落ち延びられるだけ 落ち延びてやる どけ! 252 00:22:37,592 --> 00:22:39,592 逃がすな! 253 00:22:48,870 --> 00:22:52,670 走れ!ええい なんて のろまな馬なんだ 254 00:23:02,216 --> 00:23:04,216 この駄馬め! 255 00:23:08,723 --> 00:23:10,723 来い ザコども! 256 00:23:14,462 --> 00:23:16,462 来い! 257 00:23:20,635 --> 00:23:23,304 お… 俺は… 258 00:23:23,304 --> 00:23:25,604 死なぬ 259 00:24:04,478 --> 00:24:07,381 兄上 既に事切れておりますが 260 00:24:07,381 --> 00:24:10,281 構わぬ 首をはねよ 261 00:24:21,929 --> 00:24:27,435 赤兎馬と方天戟を失った呂布に 生きる道はなかった 262 00:24:27,435 --> 00:24:29,971 裏切りに生きた豪傑呂布 263 00:24:29,971 --> 00:24:35,771 その壮絶な最期は 新たな乱世への幕開けでもあった 264 00:26:06,734 --> 00:26:12,339 帝を踏みにじる曹操に対し 董承将軍は暗殺を決意した 265 00:26:12,339 --> 00:26:17,178 陰謀に巻き込まれた玄徳に 曹操の不気味な罠が忍び寄る 266 00:26:17,178 --> 00:26:21,182 次回 アニメ三国志 「放たれた虎」 267 00:26:21,182 --> 00:26:23,982 対決の序曲が始まる