1 00:03:30,387 --> 00:03:34,792 野に隠れて伏竜と呼ばれていた 天下第一の兵法学者が 2 00:03:34,792 --> 00:03:39,230 諸葛亮孔明と知った玄徳は 三顧の礼をもって 3 00:03:39,230 --> 00:03:43,133 ついに軍師として迎えることに 成功した 4 00:03:43,133 --> 00:03:46,737 徐庶から孔明の偉大さを 聞いた丞相曹操は 5 00:03:46,737 --> 00:03:50,608 危機を感じて夏侯惇に 10万の兵を授け 6 00:03:50,608 --> 00:03:55,508 玄徳と孔明の打倒を図って 荊州へ出陣させた 7 00:04:06,223 --> 00:04:09,360 諸葛亮孔明を新野に迎えた玄徳は 8 00:04:09,360 --> 00:04:14,498 日夜 孔明を傍らに置いて 天下の情勢を論じ合った 9 00:04:14,498 --> 00:04:21,171 孔明の卓越した見識は 玄徳に深い感動を与えた 10 00:04:21,171 --> 00:04:26,010 食事の時も 寝る時も 孔明軍師と一緒だそうですよ 11 00:04:26,010 --> 00:04:29,513 軍師だ?関平 俺はあんな若造を 12 00:04:29,513 --> 00:04:31,782 軍師とは認めちゃいねえぞ 13 00:04:31,782 --> 00:04:35,619 他の武将たちも言ってましたよ 素人だって 14 00:04:35,619 --> 00:04:40,324 ああ 殿が奉るから あの若造が調子に乗るんだ 15 00:04:40,324 --> 00:04:43,727 俺たちを差し置いて ベタベタくっつきやがって 16 00:04:43,727 --> 00:04:45,727 おもしろくもねえ 17 00:04:47,598 --> 00:04:50,200 密偵の知らせによると 18 00:04:50,200 --> 00:04:56,540 曹操は都に人工の湖を造り 大がかりな水軍の訓練をしている 19 00:04:56,540 --> 00:04:59,577 南方を攻撃することは明らかだ 20 00:04:59,577 --> 00:05:02,246 はい 国境の柴桑には 21 00:05:02,246 --> 00:05:05,883 呉の孫権 自ら陣営を固めたよし 22 00:05:05,883 --> 00:05:08,786 天下を二分する曹操と孫権が 23 00:05:08,786 --> 00:05:11,789 この荊州に迫るのも まもなくでしょう 24 00:05:11,789 --> 00:05:14,658 うん その対策だが… 25 00:05:14,658 --> 00:05:19,430 考えております 殿 それにはまず この荊州を… 26 00:05:19,430 --> 00:05:24,168 申し上げます ただ今 荊州城から使者が参り 27 00:05:24,168 --> 00:05:26,904 劉表殿が殿にお会いしたいと 28 00:05:26,904 --> 00:05:31,408 おお 見舞いに参らねばと 思っておったのだが 29 00:05:31,408 --> 00:05:33,908 私もお供いたします うん 30 00:05:36,680 --> 00:05:42,286 この頃 わしの体も優れぬ もう長いことはないようだ 31 00:05:42,286 --> 00:05:45,189 何を気の弱いことを おおせられます 32 00:05:45,189 --> 00:05:49,426 お二人のご子息も劉表殿を 頼りにしておられるのです 33 00:05:49,426 --> 00:05:52,863 うん… そのことなんだが 34 00:05:52,863 --> 00:05:58,335 上の子の劉キが江夏の城へ 移りたいと申しておるのだ 35 00:05:58,335 --> 00:06:02,206 江夏は呉の国との国境で 重要な地点 36 00:06:02,206 --> 00:06:05,643 劉キ殿が守ってくだされば 心強いことです 37 00:06:05,643 --> 00:06:08,545 玄徳殿が賛成なら そうしよう 38 00:06:08,545 --> 00:06:12,816 そこで頼みがあるのだが 何なりと おおせください 39 00:06:12,816 --> 00:06:18,022 玄徳殿 わしの死後 この荊州を継いではもらえぬか 40 00:06:18,022 --> 00:06:20,090 え? 41 00:06:20,090 --> 00:06:22,493 突然 何を申されますか 42 00:06:22,493 --> 00:06:24,862 劉表殿には劉キ殿の他に 43 00:06:24,862 --> 00:06:27,831 劉ソウ殿も おられるのではありませんか 44 00:06:27,831 --> 00:06:31,969 いやいや あの2人には この厳しい情勢の中で 45 00:06:31,969 --> 00:06:34,805 荊州を統率することはできぬ 46 00:06:34,805 --> 00:06:37,641 それは この玄徳も同じことです 47 00:06:37,641 --> 00:06:41,512 とても そのような大任は 果たせませぬ 48 00:06:41,512 --> 00:06:45,115 うん… 玄徳殿が 引き受けてくれれば 49 00:06:45,115 --> 00:06:48,852 この荊州も安泰だと思ったんだが 50 00:06:48,852 --> 00:06:51,952 私は西北を守らせていただきます 51 00:06:57,661 --> 00:07:00,898 殿 なぜ断られたのです? 52 00:07:00,898 --> 00:07:03,567 蜀の国づくりの第一歩です 53 00:07:03,567 --> 00:07:07,204 劉表殿には数々の恩を受けている 54 00:07:07,204 --> 00:07:12,042 しかし国を奪うということでは ありませぬ 55 00:07:12,042 --> 00:07:17,481 軍師殿 恩人の劉表殿は 病で不幸な立場 56 00:07:17,481 --> 00:07:23,120 その弱みに つけこむようなことは この玄徳にはできぬのだ 57 00:07:23,120 --> 00:07:26,090 なんと人徳の篤い殿か 58 00:07:26,090 --> 00:07:29,290 それだけに これからの国づくりが 案じられる 59 00:07:34,098 --> 00:07:38,302 殿は いきすぎだ まるで恋人扱いじゃねえか 60 00:07:38,302 --> 00:07:42,172 確かに家臣の中にも 不平をもらす者がいます 61 00:07:42,172 --> 00:07:44,441 うん わしも聞いている 62 00:07:44,441 --> 00:07:48,879 これじゃ 家臣一同の結束にも ヒビが入るってもんだ 63 00:07:48,879 --> 00:07:51,782 何とか いい方法は ないでしょうかねえ 64 00:07:51,782 --> 00:07:55,953 やい 趙雲 柄にもなく月なんか眺めてねえで 65 00:07:55,953 --> 00:07:59,323 少しは悩まんかい はあ 何ですか? 66 00:07:59,323 --> 00:08:02,226 あれだ お前は長生きするぜ 67 00:08:02,226 --> 00:08:05,429 はあ ありがとうございます 68 00:08:05,429 --> 00:08:09,333 チッ おい 優等生 お前が殿に一言 言えよ 69 00:08:09,333 --> 00:08:11,535 私が ですか? 70 00:08:11,535 --> 00:08:14,938 そこはそれ 義兄弟でしょう 71 00:08:14,938 --> 00:08:18,509 まったく あの孔明って若造が来てから 72 00:08:18,509 --> 00:08:20,744 みんな おかしくなっちまったぜ 73 00:08:20,744 --> 00:08:24,844 ああ 分かったよ 兄貴 行こう! うん やるか 74 00:08:27,451 --> 00:08:33,056 殿 おお 2人そろって何事かな? 75 00:08:33,056 --> 00:08:36,026 いなくてちょうどよかった ん? 76 00:08:36,026 --> 00:08:40,230 実は 殿は いささか 期待をされすぎているのでは 77 00:08:40,230 --> 00:08:43,600 軍師殿… いや 孔明のことかな? 78 00:08:43,600 --> 00:08:47,004 そうです 孔明ばかり ちやほやすると 79 00:08:47,004 --> 00:08:50,040 古くからいる連中が 不愉快になりますぜ 80 00:08:50,040 --> 00:08:54,211 一体 孔明の奴が どんな手柄を立てたんです? 81 00:08:54,211 --> 00:08:56,680 いずれ分かる時が来よう 82 00:08:56,680 --> 00:09:01,251 私が孔明を得たのは 魚が水を得たようなものだ 83 00:09:01,251 --> 00:09:04,521 えっ 殿が魚? 孔明が水? 84 00:09:04,521 --> 00:09:08,158 うん… お前たちが とやかく言うことではない 85 00:09:08,158 --> 00:09:11,061 だめだ こりゃ 帰ろう 兄貴 86 00:09:11,061 --> 00:09:13,061 うん 87 00:09:16,033 --> 00:09:20,337 ありゃ恋の熱病 それも重症だわ 88 00:09:20,337 --> 00:09:23,737 「水」が来たぞ フン 鼻水だろ 89 00:09:32,683 --> 00:09:36,183 見てろ 今に 化けの皮をはいでやる 90 00:09:41,892 --> 00:09:45,362 その頃 夏侯惇の率いる 10万の大軍は 91 00:09:45,362 --> 00:09:49,233 荊州の東南から 国境を越えようとしていた 92 00:09:49,233 --> 00:09:53,533 その士気は まさに 天を突く勢いであった 93 00:09:58,508 --> 00:10:01,879 ここは どの辺りか 94 00:10:01,879 --> 00:10:05,282 こちらの山が予山 あちらの林が安林 95 00:10:05,282 --> 00:10:07,651 この先が博望坡です 96 00:10:07,651 --> 00:10:11,321 新野の城も近いな フフフ… 97 00:10:11,321 --> 00:10:16,621 孔明 貴様の山猿の知恵など このわしには通用せんぞ 98 00:10:18,595 --> 00:10:23,400 曹操軍は夏侯惇を総大将とする 10万の大軍 99 00:10:23,400 --> 00:10:25,936 燎原の炎のごとく この新野に迫っておる 100 00:10:25,936 --> 00:10:29,339 何か策はないか すさまじい野火ですな 101 00:10:29,339 --> 00:10:32,342 「水」に消してもらったら いいでしょ 102 00:10:32,342 --> 00:10:36,046 お前たちは まだ感情的になっているのか 103 00:10:36,046 --> 00:10:38,382 そんなことを 言っている場合ではあるまい 104 00:10:38,382 --> 00:10:40,482 すぐ応戦の準備をしろ 105 00:10:43,320 --> 00:10:46,423 水殿の知恵が楽しみだな 106 00:10:46,423 --> 00:10:49,426 戦となれば やっぱり 俺たちの出番よ 107 00:10:49,426 --> 00:10:51,926 あんな若造 何ができる 108 00:10:58,035 --> 00:11:00,971 孔明 策はできたか 109 00:11:00,971 --> 00:11:03,473 敵の総大将 夏侯惇は 110 00:11:03,473 --> 00:11:06,376 勇猛であっても 知略に欠けています 111 00:11:06,376 --> 00:11:10,914 たとえ10万の曹操軍といえども 恐れるものではありません 112 00:11:10,914 --> 00:11:15,519 しかし 問題は内にあります 問題? 113 00:11:15,519 --> 00:11:20,691 関羽将軍と張飛将軍は 私の命令に従いますまい 114 00:11:20,691 --> 00:11:24,594 ならば いかなる策を立てても 無意味です 115 00:11:24,594 --> 00:11:29,533 うん… 妙に むきになっている 何か手はないものか 116 00:11:29,533 --> 00:11:32,703 殿の剣をお貸しください 117 00:11:32,703 --> 00:11:35,803 私の剣? はい 118 00:11:40,444 --> 00:11:45,916 すでに曹操軍は国境を越えて この新野に進撃中である 119 00:11:45,916 --> 00:11:50,354 我が兵力は5000 10万の敵を相手に戦うには 120 00:11:50,354 --> 00:11:52,956 綿密な作戦が必要である 121 00:11:52,956 --> 00:11:56,159 孔明 述べられい はっ 122 00:11:56,159 --> 00:12:00,998 この勝敗は実に将軍たちの 働き ひとつに懸かっております 123 00:12:00,998 --> 00:12:04,935 私は地の利を考えて 作戦を立てました 124 00:12:04,935 --> 00:12:08,839 敵は この博望坡を拠点とするに 違いない 125 00:12:08,839 --> 00:12:12,709 到着前に敵の拠点が分かるもんか 126 00:12:12,709 --> 00:12:16,913 敵は先陣の後に 本隊と輸送隊が続くはず 127 00:12:16,913 --> 00:12:20,150 関羽将軍の一隊は この予山に隠れ 128 00:12:20,150 --> 00:12:23,687 夏侯惇の率いる先陣を 黙って通過させる 129 00:12:23,687 --> 00:12:26,256 敵を見過ごせと言われるか? 130 00:12:26,256 --> 00:12:30,994 それに軍師殿 先陣が夏侯惇とは 限らぬではないか 131 00:12:30,994 --> 00:12:34,231 必ず先陣は夏侯惇である 132 00:12:34,231 --> 00:12:36,633 夏侯惇は そういう男 133 00:12:36,633 --> 00:12:41,471 関羽殿 本隊を待って討てば 存分の働きができもうそう 134 00:12:41,471 --> 00:12:44,808 次に殿と趙雲の一隊は 135 00:12:44,808 --> 00:12:47,711 通過した夏侯惇を 正面から迎え討つ 136 00:12:47,711 --> 00:12:50,614 よし 全滅させてやります 137 00:12:50,614 --> 00:12:54,618 勘違いしては困る わざと負けて逃げるのだ 138 00:12:54,618 --> 00:12:57,020 逃げるのは嫌いでござる 139 00:12:57,020 --> 00:13:01,458 敵を深く誘い込むのが作戦だ 忘れてはならぬ 140 00:13:01,458 --> 00:13:04,928 次に関平の一隊だが 141 00:13:04,928 --> 00:13:09,766 ここで二手に分かれて守備し 誘い込んだ敵に火を放つ 142 00:13:09,766 --> 00:13:14,104 挟んで焼く手か おもしろそうだな 143 00:13:14,104 --> 00:13:16,706 張飛将軍の一隊は 144 00:13:16,706 --> 00:13:20,677 安林の背後に待機し 逃げてきた敵を蹴散らす 145 00:13:20,677 --> 00:13:24,181 作戦どおりに事が運べばの話だろ 146 00:13:24,181 --> 00:13:28,051 当たるもんか それで あんたはどこで戦うんだ? 147 00:13:28,051 --> 00:13:30,353 私は ここにいて新野の城を守る 148 00:13:30,353 --> 00:13:34,891 え?ハハハ… 聞いたか みんな 149 00:13:34,891 --> 00:13:37,794 殿も我らと城を出て 戦うというのに 150 00:13:37,794 --> 00:13:40,764 軍師は危険を避けて 城に残るだとよ 151 00:13:40,764 --> 00:13:42,766 それでも知恵者か 152 00:13:42,766 --> 00:13:46,536 いや 軍師殿は 我が身の安全を図る天才だ 153 00:13:46,536 --> 00:13:49,106 黙れ! 黙れとは何だ 154 00:13:49,106 --> 00:13:53,944 インチキ軍師めが 私の命令に背く者は斬る! 155 00:13:53,944 --> 00:13:56,246 おもしれえ この張飛を 156 00:13:56,246 --> 00:13:58,882 斬れるもんなら斬ってみろ 青二才! 157 00:13:58,882 --> 00:14:01,685 この剣に逆らえば どうなると思うか 158 00:14:01,685 --> 00:14:03,920 何? 159 00:14:03,920 --> 00:14:07,424 張飛!やめろ あれは殿の剣だぞ 160 00:14:07,424 --> 00:14:10,327 殿に逆らってもいいのか 161 00:14:10,327 --> 00:14:14,231 決着は この作戦の 成り行きを見てからだ 162 00:14:14,231 --> 00:14:17,931 外れたら 二度と 奴の命令は聞かんぞ 163 00:14:39,356 --> 00:14:41,925 いよいよだな では… 164 00:14:41,925 --> 00:14:46,225 私は戦勝の祝宴の支度でも させておきましょう 165 00:14:48,698 --> 00:14:51,535 あの自信は どこから出るのか 166 00:14:51,535 --> 00:14:54,735 私は あの男を 信じすぎているのでは… 167 00:14:57,140 --> 00:14:59,743 孔明の推察どおり 曹操軍は 168 00:14:59,743 --> 00:15:05,549 博望坡を拠点とし 夜陰に乗じて 新野へ出陣しようとしていた 169 00:15:05,549 --> 00:15:09,886 先陣として出撃するのは 総大将 夏侯惇 170 00:15:09,886 --> 00:15:11,955 後詰めとして本隊を固めるのは 171 00:15:11,955 --> 00:15:16,226 于禁将軍と李典将軍の 2人であった 172 00:15:16,226 --> 00:15:19,696 玄徳軍 壊滅へ向けて 夏侯惇の戦意は 173 00:15:19,696 --> 00:15:22,196 激しく燃え盛っていた 174 00:15:31,708 --> 00:15:36,880 敵の先陣は夏侯惇です うん 孔明の言ったとおりか 175 00:15:36,880 --> 00:15:40,250 敵の総大将の首を取って 我らの手柄に 176 00:15:40,250 --> 00:15:45,021 先陣を通過させ 攻める目標は後続の本隊 177 00:15:45,021 --> 00:15:48,058 手柄は欲しいが命令は命令だ 178 00:15:48,058 --> 00:15:50,058 従うしかあるまい 179 00:15:56,166 --> 00:15:59,603 敵襲です 何だ あれだけか 180 00:15:59,603 --> 00:16:04,908 フフ… あれが徐庶の言う 神様のような孔明の兵隊どもか 181 00:16:04,908 --> 00:16:07,408 笑わせるな かかれ! 182 00:16:13,316 --> 00:16:16,016 来たな 突っ込め! 183 00:16:26,863 --> 00:16:29,899 おう 貴様は夏侯惇 184 00:16:29,899 --> 00:16:32,969 逆賊め 覚悟! 185 00:16:32,969 --> 00:16:36,269 この槍さばきは趙雲か 来い! 186 00:16:38,475 --> 00:16:40,775 おっと 負けてやらなければ 187 00:16:45,715 --> 00:16:48,184 フン 来た 188 00:16:48,184 --> 00:16:51,584 待て 臆病者!逃がすな! 189 00:17:00,497 --> 00:17:02,432 あっ 伏兵です 190 00:17:02,432 --> 00:17:05,368 伏兵など我が大軍の前では 歯が立つまい 191 00:17:05,368 --> 00:17:07,368 それー! 192 00:17:09,806 --> 00:17:13,206 適当にあしらって退却する それ! 193 00:17:42,605 --> 00:17:44,905 おっ 劉備玄徳 194 00:17:47,243 --> 00:17:49,243 引け! 195 00:17:53,450 --> 00:17:56,219 フン 玄徳め 怖じけづいたか 196 00:17:56,219 --> 00:18:00,519 よし このまま新野の城へ追撃だ 続け! 197 00:18:07,897 --> 00:18:13,636 ん?どこにも 敵の姿は見えませんな 198 00:18:13,636 --> 00:18:18,441 まったく逃げ足の速い奴らだ 199 00:18:18,441 --> 00:18:22,011 総大将! 于禁か どうした 200 00:18:22,011 --> 00:18:25,348 ここは道も細く 火攻めの恐れがあります 201 00:18:25,348 --> 00:18:27,884 それを知らせに 何? 202 00:18:27,884 --> 00:18:30,754 孔明は上は天文に通じ 203 00:18:30,754 --> 00:18:34,257 下は地理民情を 悟るほどの兵法学者 204 00:18:34,257 --> 00:18:37,060 ここを無事に通すとは 考えられませぬ 205 00:18:37,060 --> 00:18:41,760 何を言う 于禁 孔明など恐るるに足らぬわ 206 00:18:46,736 --> 00:18:48,736 ん?このにおいは… 207 00:18:51,174 --> 00:18:53,174 おっ やはり 208 00:18:55,912 --> 00:19:00,483 敵は油を使ってます 焼き殺されるぞ 209 00:19:00,483 --> 00:19:02,483 引け! 210 00:19:17,767 --> 00:19:20,767 逃げ道をふさぐんだ それ! 211 00:19:58,508 --> 00:20:02,178 火攻めだ 火の手が上がった 212 00:20:02,178 --> 00:20:04,414 これも孔明の言ったとおりだ 213 00:20:04,414 --> 00:20:06,414 よし 突っ込め! 214 00:20:08,284 --> 00:20:10,284 伏兵だ! 215 00:20:12,455 --> 00:20:17,255 我こそは関羽雲長 命のいらぬ奴は来い! 216 00:20:30,273 --> 00:20:33,673 孔明は鬼神か 推察どおりだ 217 00:20:54,163 --> 00:20:57,100 いいんですか 張飛将軍? 218 00:20:57,100 --> 00:20:59,969 予山のほうに 火の手が上がってますよ 219 00:20:59,969 --> 00:21:02,872 バカ 戦に火は付き物だ 220 00:21:02,872 --> 00:21:05,842 勝てるんですかねえ あの大軍に 221 00:21:05,842 --> 00:21:09,512 たった5000の兵隊を ずたずたに分けちまったんだ 222 00:21:09,512 --> 00:21:13,016 勝てるわけないだろうが くそったれ 孔明め 223 00:21:13,016 --> 00:21:18,221 でも孔明軍師は この安林に必ず敵が逃げてくる 224 00:21:18,221 --> 00:21:20,456 そこを徹底的にたたけって 225 00:21:20,456 --> 00:21:23,993 バカ言うんじゃねえ この広い山ん中でな 226 00:21:23,993 --> 00:21:26,462 わざわざ ここに敵が ここに逃げてくるわけ… 227 00:21:26,462 --> 00:21:28,462 ん? 228 00:21:31,301 --> 00:21:33,301 来た! 229 00:21:35,505 --> 00:21:37,605 敵だ!来い! 230 00:21:43,580 --> 00:21:47,450 どんぴしゃ 待ちくたびれたぞ 231 00:21:47,450 --> 00:21:51,187 さあ この張飛様が 相手になってやらあ 232 00:21:51,187 --> 00:21:54,457 おっ 張飛だと? 強すぎる 逃げろ! 233 00:21:54,457 --> 00:21:58,257 逃がすな 夏侯惇の首を取れ! 234 00:22:06,903 --> 00:22:10,103 孔明軍師 あんた 本物だよ 235 00:22:16,045 --> 00:22:19,945 敵陣は手薄だ 食糧を残らず いただけ! 236 00:22:31,327 --> 00:22:34,330 戦いは一夜で終わった 237 00:22:34,330 --> 00:22:39,669 曹操軍は壊滅し その死傷者は数万を超えていた 238 00:22:39,669 --> 00:22:45,569 孔明の策略に敗れた夏侯惇は 命からがら戦場を脱出していた 239 00:22:49,145 --> 00:22:52,115 張飛 わしらは間違っていたな 240 00:22:52,115 --> 00:22:55,918 おう 何とも恥ずかしい限りよ 241 00:22:55,918 --> 00:22:57,918 お? 242 00:23:11,000 --> 00:23:14,504 軍師 我が軍の大勝利です 243 00:23:14,504 --> 00:23:17,940 すべて 孔明殿の策によるものです 244 00:23:17,940 --> 00:23:21,244 いや お二人の働きによるもの 245 00:23:21,244 --> 00:23:24,147 見事でした はっ 246 00:23:24,147 --> 00:23:26,147 よくやったぞ 247 00:23:30,920 --> 00:23:35,220 父上!敵の食糧を 分捕ってまいりました 248 00:23:39,629 --> 00:23:42,532 すげえ 5000足らずの俺たちにとっては 249 00:23:42,532 --> 00:23:44,967 大変な置き土産だ 250 00:23:44,967 --> 00:23:50,206 関平 それは軍師の命令に なかったはず 命令違反だぞ 251 00:23:50,206 --> 00:23:54,510 だって もったいないでしょうが これだけの食糧 252 00:23:54,510 --> 00:23:58,910 臨機応変も兵法の一つ お手柄です 253 00:24:00,917 --> 00:24:05,788 見ろ 硬いんだよ おやじの頭は 254 00:24:05,788 --> 00:24:10,126 孔明は初陣を 鮮やかな勝利で飾った 255 00:24:10,126 --> 00:24:12,428 だが次に丞相曹操が 256 00:24:12,428 --> 00:24:16,299 程イク 荀イクを初めとする 軍師を引き連れ出陣することは 257 00:24:16,299 --> 00:24:18,234 必至であった 258 00:24:18,234 --> 00:24:21,504 曹操軍 50万の大軍勢に対し 259 00:24:21,504 --> 00:24:26,209 わずか5000の兵で挑む 大軍師 孔明 260 00:24:26,209 --> 00:24:30,379 その胸に潜む策略とは はたして何か 261 00:24:30,379 --> 00:24:34,117 中国全土の覇権をめぐり 新たに軍師たちの 262 00:24:34,117 --> 00:24:38,017 しのぎを削る戦いが 始まろうとしていた 263 00:26:06,609 --> 00:26:12,481 孔明の意表を突いた策略に 猛将 曹仁は完全に翻弄された 264 00:26:12,481 --> 00:26:14,884 火攻め 水攻め 張飛の奇襲が 265 00:26:14,884 --> 00:26:17,186 曹仁軍をたたきのめす 266 00:26:17,186 --> 00:26:20,990 次回 アニメ三国志 「孔明 大手柄」 267 00:26:20,990 --> 00:26:23,590 緻密な計算が勝利を呼ぶ