1 00:00:08,008 --> 00:00:12,179 (ゼートゥーア)戦前の規定を 無視しての大将か…。 2 00:00:12,179 --> 00:00:16,350 星も 随分と安くなったものだ。 3 00:00:16,350 --> 00:00:20,187 《作戦級の 偉大な勝利でもってすらも➨ 4 00:00:20,187 --> 00:00:23,190 戦略次元は どうにもできぬ。 5 00:00:23,190 --> 00:00:29,096 ルーデルドルフのやつは 何を考えて積極策など…》 6 00:00:31,031 --> 00:00:34,835 手紙を出したい。 公用使の手配を。 7 00:00:39,206 --> 00:00:41,208 (ため息) 8 00:00:41,208 --> 00:00:43,377 こうして いざとなると➨ 9 00:00:43,377 --> 00:00:47,547 何を書けばよいのか まるでわからん。 10 00:00:47,547 --> 00:00:51,351 友よ…。 11 00:02:32,686 --> 00:02:44,698 ♬~ 12 00:02:44,698 --> 00:02:47,701 《ルーデルドルフ:時間が ない。 13 00:02:47,701 --> 00:02:49,703 なくなってしまう》 14 00:03:01,481 --> 00:03:05,485 (ルーデルドルフ)急にどうした? 何かあったか? 15 00:03:05,485 --> 00:03:09,156 国境部では 南も疎開を… と。 16 00:03:09,156 --> 00:03:13,326 軍広報が書いていたのを ご存じないので? 17 00:03:13,326 --> 00:03:17,330 ああ そうだったな。 18 00:03:20,333 --> 00:03:24,504 もう一年か。 19 00:03:24,504 --> 00:03:28,508 すまんな。 謝らないでください。 20 00:03:28,508 --> 00:03:32,679 たった5日の結婚生活だけど 悔いはない。 21 00:03:32,679 --> 00:03:37,017 それに あの子に恵まれたもの。 22 00:03:37,017 --> 00:03:42,189 あの日 出ていく前 あの人は言ったの。 23 00:03:42,189 --> 00:03:47,094 もしものとき 私の 私たちのためなら…。 24 00:03:49,362 --> 00:03:52,666 無駄な犠牲なんかじゃないって…。 25 00:03:59,706 --> 00:04:02,976 徴兵免除を蹴り 志願した諸君! 26 00:04:02,976 --> 00:04:06,146 君たちこそが 帝国の選良であり➨ 27 00:04:06,146 --> 00:04:09,983 帝国の誇りであり そして…。 素晴らしい愛国心だ。 28 00:04:09,983 --> 00:04:14,154 まったく 志願しないのが いるとは信じがたい。 29 00:04:14,154 --> 00:04:18,492 戦争が終わったとき どの面で 入局してくるか見ものですな。 30 00:04:18,492 --> 00:04:21,661 違いない。 皆が犠牲を払っているときに➨ 31 00:04:21,661 --> 00:04:24,164 何の役に立とうというのか。 32 00:04:24,164 --> 00:04:27,334 《これに この声に➨ 33 00:04:27,334 --> 00:04:31,538 我々は 無意味だったといえるのか?》 34 00:04:42,849 --> 00:04:45,852 (ルーデルドルフ)昼間に低空爆撃? バカな!? 35 00:04:50,357 --> 00:04:54,528 状況は? (レルゲン)閣下 芳しくありません。 36 00:04:54,528 --> 00:04:57,697 敵は 我が方の式典会場を爆撃。 37 00:04:57,697 --> 00:04:59,699 被害こそ軽微でしたが…。 38 00:04:59,699 --> 00:05:02,469 軍のメンツは 丸つぶれもいいところだな。 39 00:05:02,469 --> 00:05:06,473 (レルゲン)敵の新型高速爆撃機が 投じられたもようです。 40 00:05:06,473 --> 00:05:08,642 我が方の要撃が間に合わず…。 41 00:05:08,642 --> 00:05:11,144 爆弾を抱えた爆撃機に➨ 42 00:05:11,144 --> 00:05:13,480 軽快な戦闘機で 追いつけないのかね? 43 00:05:13,480 --> 00:05:15,649 (レルゲン)敵機の 巡航速度が速いため➨ 44 00:05:15,649 --> 00:05:18,985 要撃に許される 時間的猶予が限られるうえ➨ 45 00:05:18,985 --> 00:05:23,490 少数の敵機の場合 識別 捕捉が困難と。 46 00:05:23,490 --> 00:05:26,493 はぁ~。 では 警報もなく➨ 47 00:05:26,493 --> 00:05:29,496 爆撃されるはめになった原因は? 48 00:05:29,496 --> 00:05:33,500 少数の爆撃機が デコイになり 我が方の要撃部隊を➨ 49 00:05:33,500 --> 00:05:37,504 誘引する事例が多く 囮と黙殺したものかと。 50 00:05:37,504 --> 00:05:40,006 (ルーデルドルフ)オオカミ少年に ならないように➨ 51 00:05:40,006 --> 00:05:43,009 注意したつもりが 逆手に取られたか。 52 00:05:43,009 --> 00:05:45,846 対抗手段の研究を 急がせるほかあるまい。 53 00:05:45,846 --> 00:05:48,181 敵も あの手この手だ。 54 00:05:48,181 --> 00:05:50,517 我々が遅れるわけにもいかん! 55 00:05:50,517 --> 00:05:52,519 はっ! 56 00:05:54,854 --> 00:05:58,525 《そうだ 遅れるわけにはいかんのだ。 57 00:05:58,525 --> 00:06:04,831 我々は 帝国は 決して後れを取るわけには…。 58 00:06:06,800 --> 00:06:10,604 (ペンを走らせる音) 59 00:06:20,313 --> 00:06:22,515 まだ終われぬ。 60 00:06:26,653 --> 00:06:30,323 《ゼートゥーアのアホとは 焦唇乾舌だろう。 61 00:06:30,323 --> 00:06:32,993 だが それでも➨ 62 00:06:32,993 --> 00:06:36,997 時を逃すくらいならば 今を…。 63 00:06:36,997 --> 00:06:40,834 帝国の今のためにも!》 64 00:06:40,834 --> 00:06:47,641 ♬~ 65 00:06:58,351 --> 00:07:04,124 わざわざ こんな辺境まで お越しとは よほど私が恋しいか? 66 00:07:04,124 --> 00:07:07,627 否定はせん。 67 00:07:07,627 --> 00:07:09,963 冗談を言ったつもりだが…。 68 00:07:09,963 --> 00:07:12,299 計画書は読んだな? 69 00:07:12,299 --> 00:07:15,635 ああ。 そのうえで聞きたい。 70 00:07:15,635 --> 00:07:18,471 貴様 正気か? 71 00:07:18,471 --> 00:07:23,643 むろんのこと。 祖国の勝利を思えばだ。 72 00:07:23,643 --> 00:07:26,980 西方防空戦における優勢を確保。 73 00:07:26,980 --> 00:07:30,150 継戦能力の盤石化を図りもって➨ 74 00:07:30,150 --> 00:07:34,654 イルドアを叩く。 もはや これしか道はない。 75 00:07:34,654 --> 00:07:37,490 素晴らしい。 76 00:07:37,490 --> 00:07:43,663 実現可能性を 投げ捨てた点以外は完璧だな。 77 00:07:43,663 --> 00:07:46,666 そのための軍による 一元指導がなれば➨ 78 00:07:46,666 --> 00:07:51,504 可能性の扉も開こう。 真の総力戦だ。 79 00:07:51,504 --> 00:07:55,008 軍には その能力と決意 覚悟もあろう! 80 00:07:55,008 --> 00:07:57,510 ならば やれるのだ! 81 00:07:57,510 --> 00:07:59,946 外交で落としどころを探る。 82 00:07:59,946 --> 00:08:03,283 そう 納得したのではなかったのか? 83 00:08:03,283 --> 00:08:05,785 すでに活路は断たれた。 84 00:08:05,785 --> 00:08:08,288 アホを言え。 活路はある! 85 00:08:08,288 --> 00:08:11,291 あの バカげた条件で 活路があると? 86 00:08:11,291 --> 00:08:16,463 条件を提示しようと思う程度には 色気を見せたのだ。 87 00:08:16,463 --> 00:08:22,802 ならば… もう100 いや一千万程度 双方で殺し合えば➨ 88 00:08:22,802 --> 00:08:26,973 どんな マヌケでも 対話くらいはするだろうよ。 89 00:08:26,973 --> 00:08:30,477 馬鹿を言うな! すでに何人 死んだと思っている! 90 00:08:30,477 --> 00:08:33,313 これ以上 無駄に 将兵を死なせることに➨ 91 00:08:33,313 --> 00:08:35,482 何の意味がある! 92 00:08:35,482 --> 00:08:37,817 正気のかけらはあるようだな。 93 00:08:37,817 --> 00:08:41,154 なのに 外交努力を諦めるのか? 94 00:08:41,154 --> 00:08:44,491 外交の活路は 時間とともに 閉ざされていく。 95 00:08:44,491 --> 00:08:48,328 今ならば まだ帝国は 作戦優位を確保できる。 96 00:08:48,328 --> 00:08:53,166 だが 時間とともに この優位さえ失われるのだ! 97 00:08:53,166 --> 00:08:55,168 つまり こう言いたいのか? 98 00:08:55,168 --> 00:08:57,170 殴れるうちに殴ると。 99 00:08:57,170 --> 00:08:59,339 しかり。 ありえん。 100 00:08:59,339 --> 00:09:02,108 戦略が作戦に奉仕するなど…。 101 00:09:02,108 --> 00:09:04,778 これ以上は 後手に回ることなどできん。 102 00:09:04,778 --> 00:09:07,614 応急措置は必要なのだ! 103 00:09:07,614 --> 00:09:10,784 なっ…。 104 00:09:10,784 --> 00:09:15,789 貴様 それでも参謀将校か? 105 00:09:15,789 --> 00:09:18,958 なに? ベルが鳴ったからと言って➨ 106 00:09:18,958 --> 00:09:21,461 よだれを垂らしてどうする? 107 00:09:21,461 --> 00:09:23,797 いつから犬畜生になり果てた! 108 00:09:23,797 --> 00:09:28,301 黙れ! 言ってわからないなら 殴り飛ばしてでも…。 109 00:09:28,301 --> 00:09:31,471 現実を見ろ! ルーデルドルフ! 110 00:09:31,471 --> 00:09:33,473 貴様 どうかしているぞ! 111 00:09:33,473 --> 00:09:36,142 貴様こそっ…! その頭は飾りか? 112 00:09:36,142 --> 00:09:39,646 なんのための頭脳だ! 理性を引っ張り出せ! 113 00:09:42,148 --> 00:09:44,484 我々は負けられん! 114 00:09:44,484 --> 00:09:49,989 犠牲に見合った結果を出せずして 祖国に なんと詫びるのだ! 115 00:09:49,989 --> 00:09:53,827 決まっている。 116 00:09:53,827 --> 00:09:58,164 我々が無能だったと頭を下げ➨ 117 00:09:58,164 --> 00:10:03,503 石もて追われるのみ。 118 00:10:03,503 --> 00:10:05,505 (殴打音) 119 00:10:08,842 --> 00:10:11,511 うっ…。 120 00:10:11,511 --> 00:10:18,351 ゼートゥーア 貴様 戯言をほざく前に 頭を使え! 121 00:10:18,351 --> 00:10:21,688 我々は 帝国の軍人だ! 122 00:10:21,688 --> 00:10:24,357 必然の一つや二つ➨ 123 00:10:24,357 --> 00:10:27,060 ひっくり返して みせねばならんのだ! 124 00:10:30,029 --> 00:10:33,199 頭を… 使えか。 125 00:10:33,199 --> 00:10:38,037 まったく 愚かな友人に 付き合うのも楽ではない。 126 00:10:38,037 --> 00:10:44,210 本来であれば 大将閣下の権限で 黙らせてやってもよいのだぞ。 127 00:10:44,210 --> 00:10:48,047 フンッ ならば いっそ敬語で話すか。 128 00:10:48,047 --> 00:10:52,552 よせ どうせ 貴様にも 辞令が出ているだろうに。 129 00:10:52,552 --> 00:10:55,221 それは 耳の早いことだ。 130 00:10:55,221 --> 00:11:01,327 まさか こんな状況で お互いに 安い大将星を付けるとはな。 131 00:11:01,327 --> 00:11:06,666 まったくだ。 ラウドン連隊長殿も さぞ驚きだろうて。 132 00:11:06,666 --> 00:11:10,837 はっ 興奮のあまり 起床ラッパを 吹き鳴らすやもしれんぞ。 133 00:11:10,837 --> 00:11:15,008 (ルーデルドルフ)フッ フハハハハハ…! 134 00:11:15,008 --> 00:11:19,012 お前の断固たる意志は伝わった。 135 00:11:19,012 --> 00:11:22,682 友人として できるかぎりのことはしよう。 136 00:11:22,682 --> 00:11:25,585 ああ 恩に着る。 137 00:11:31,524 --> 00:11:36,529 (雷鳴) 138 00:11:36,529 --> 00:11:39,532 (ターニャ)失礼いたします。 (ドアの開閉音) 139 00:11:42,035 --> 00:11:46,206 ルーデルドルフ閣下は お変わりありませんでしたか? 140 00:11:46,206 --> 00:11:49,876 ああ 相変わらずだ。 141 00:11:49,876 --> 00:11:52,712 あれは 死んでも治らんな。 142 00:11:52,712 --> 00:11:55,215 それは何よりであります。 143 00:11:55,215 --> 00:11:59,052 さて 小官に どのようなご用向きで? 144 00:11:59,052 --> 00:12:03,990 (ゼートゥーア)中佐 ひとつ頼まれてくれ。 145 00:12:03,990 --> 00:12:07,493 はい 何事でしょうか? 146 00:12:09,495 --> 00:12:11,998 私の親友を 一人➨ 147 00:12:11,998 --> 00:12:14,834 殺してもらいたい。 148 00:12:14,834 --> 00:12:16,836 (雷鳴) 149 00:12:23,176 --> 00:12:26,012 (雷鳴) 150 00:12:26,012 --> 00:12:29,349 閣下 今 なんと? 151 00:12:29,349 --> 00:12:33,353 我が親友殿の 脳漿をぶちまけてくれ。 152 00:12:33,353 --> 00:12:36,189 そう言ったつもりだが? 153 00:12:36,189 --> 00:12:39,025 その ご本意は? 154 00:12:39,025 --> 00:12:41,861 おや? 理由に興味があるのかね? 155 00:12:41,861 --> 00:12:45,531 小官は 理由なき殺人者ではありません。 156 00:12:45,531 --> 00:12:48,868 義務と名誉を知る将校に 他なりません。 157 00:12:48,868 --> 00:12:52,205 やつは よりにもよって➨ 158 00:12:52,205 --> 00:12:57,710 ひっくり返してはならないものを ひっくり返すと ほざきおったわ。 159 00:12:57,710 --> 00:13:03,816 軍事的合理性でさえ 断じて 国家理性には優越しえない。 160 00:13:03,816 --> 00:13:07,820 戦略が作戦に奉仕? ありえんよ。 161 00:13:07,820 --> 00:13:12,992 作戦次元ならば 私とても 断固として勝利を求めよ。 162 00:13:12,992 --> 00:13:17,997 だが それは 帝国の国家戦略が あってこその話だ。 163 00:13:17,997 --> 00:13:21,334 戦略なき作戦 活用なき勝利。 164 00:13:21,334 --> 00:13:24,504 これでは すべてが浪費だ! 165 00:13:24,504 --> 00:13:27,674 ひとつ お伺いさせてください。 166 00:13:27,674 --> 00:13:30,843 その後は どうされるおつもりですか? 167 00:13:30,843 --> 00:13:34,681 きれいな出口のための 準備が必要だろうな。 168 00:13:34,681 --> 00:13:39,018 軍の一元指導 そのものを いとわれるわけではないのですね。 169 00:13:39,018 --> 00:13:45,858 ああ だが 強引すぎる手法では 帝国の破産が派手になるのみだ。 170 00:13:45,858 --> 00:13:49,862 どう転んでも 混乱は避けねばならん。 171 00:13:56,035 --> 00:14:00,640 中佐… やれ。 172 00:14:02,809 --> 00:14:06,646 ルーデルドルフを 元帥閣下にしてやってくれ。 173 00:14:06,646 --> 00:14:15,321 ♬~ 174 00:14:15,321 --> 00:14:18,825 馬鹿げておりますな。 175 00:14:22,161 --> 00:14:25,832 邪魔だから ただ殺すと? 176 00:14:25,832 --> 00:14:29,168 ありえません。 まったくもって論外です。 177 00:14:29,168 --> 00:14:32,505 必要な犠牲だ。 ここに至って➨ 178 00:14:32,505 --> 00:14:34,507 味方殺しをいとう気か? 179 00:14:34,507 --> 00:14:38,845 ああ 失礼ですが 閣下は完全に➨ 180 00:14:38,845 --> 00:14:41,848 見当違いな議論を なさっておいでかと。 181 00:14:41,848 --> 00:14:43,850 なに? 182 00:14:43,850 --> 00:14:46,519 本当に おわかりにならないのですか? 183 00:14:46,519 --> 00:14:49,355 これは なんとも…。 184 00:14:49,355 --> 00:14:52,859 閣下 人間は貴重な資源です。 185 00:14:52,859 --> 00:14:55,862 無駄に 殺されるべきではありません。 186 00:14:55,862 --> 00:14:58,865 フン? 単に ルーデルドルフ閣下を➨ 187 00:14:58,865 --> 00:15:01,134 殺せば ただの浪費です。 188 00:15:01,134 --> 00:15:06,472 高級将官は 今少し 有意義に死ぬべきでしょう。 189 00:15:06,472 --> 00:15:10,977 例えば 軍部独裁を企図した➨ 190 00:15:10,977 --> 00:15:14,647 反逆の首謀者として。 191 00:15:14,647 --> 00:15:19,986 そうか あやつ一人を 癌として取り除くのではなく…。 192 00:15:19,986 --> 00:15:25,491 ええ その死を トリガーとして 選別的に粛軍を敢行。 193 00:15:25,491 --> 00:15:30,663 危機対応を口実に 一元的戦争指導へなし崩しで。 194 00:15:30,663 --> 00:15:34,500 それこそが クーデターに聞こえるがね。 195 00:15:34,500 --> 00:15:37,003 手順は 合法でやれるかと。 196 00:15:37,003 --> 00:15:39,338 一個憲兵中隊もあれば➨ 197 00:15:39,338 --> 00:15:42,175 関係者の拘束なども たやすく行えます。 198 00:15:42,175 --> 00:15:45,678 あとは いかようにでも。 199 00:15:45,678 --> 00:15:49,015 ふむ… この局面➨ 200 00:15:49,015 --> 00:15:51,350 貴官であれば どう火をつける? 201 00:15:51,350 --> 00:15:54,187 表向き ルーデルドルフ閣下には➨ 202 00:15:54,187 --> 00:15:56,189 事故死していただくのが一番かと。 203 00:15:56,189 --> 00:16:00,626 遺品整理中に陰謀の証拠を 発見してからの➨ 204 00:16:00,626 --> 00:16:02,795 粛軍開始が理想的です。 205 00:16:02,795 --> 00:16:05,798 悪くない。 いや完璧だ。 206 00:16:05,798 --> 00:16:10,470 しかし 一つだけ問題があるな。 207 00:16:10,470 --> 00:16:13,472 はい 閣下… この計画では➨ 208 00:16:13,472 --> 00:16:16,142 一元的戦争指導を担われる➨ 209 00:16:16,142 --> 00:16:19,045 覚悟のある方が必要です。 210 00:16:21,314 --> 00:16:23,816 友を捨てるのだ。 211 00:16:23,816 --> 00:16:28,521 地獄に 私の席を 予約するしかあるまい。 212 00:16:30,490 --> 00:16:32,992 (雷鳴) 213 00:16:32,992 --> 00:16:37,163 よろしい。 では 私の計画を始めよう。 214 00:16:37,163 --> 00:16:39,332 やつを消す方法は? 215 00:16:39,332 --> 00:16:41,834 飛行機事故などは いかがでしょうか? 216 00:16:41,834 --> 00:16:45,505 まれによくあることだな。 はい。 217 00:16:45,505 --> 00:16:48,841 戦時中ともなれば 機材の整備と保守には➨ 218 00:16:48,841 --> 00:16:50,843 課題を抱えておりますので。 219 00:16:50,843 --> 00:16:55,681 確実な事故のため 私の魔導部隊も 護衛につけましょう。 220 00:16:55,681 --> 00:17:02,455 友軍機を その場に居合わせた メンツまで巻き添えにするわけか。 221 00:17:02,455 --> 00:17:06,959 痛恨の極みであります。 しかし 閣下➨ 222 00:17:06,959 --> 00:17:12,064 お言葉ですが お口元が 緩んでおいでのようですが。 223 00:17:14,800 --> 00:17:19,805 中佐 貴官らには苦労をかけるな。 224 00:17:19,805 --> 00:17:23,476 いつでも ずっと そうであります。 225 00:17:23,476 --> 00:17:25,478 結構。 226 00:17:25,478 --> 00:17:28,481 では 必要のために血を流そう。 227 00:17:28,481 --> 00:17:32,084 はっ 凶報をお待ちください。 228 00:17:42,495 --> 00:17:45,498 (ドレイク)おじさん これを本気で? 229 00:17:45,498 --> 00:17:47,667 (アイザック)壮大だろう? 230 00:17:47,667 --> 00:17:51,671 連合王国発 連邦行きシャトル爆撃。 231 00:17:51,671 --> 00:17:54,340 限界を超えた長距離爆撃で➨ 232 00:17:54,340 --> 00:17:57,009 帝国に更なる負担を課す。 233 00:17:57,009 --> 00:18:00,279 (ドレイク)表向きは 壮大な戦略攻勢ですな。 234 00:18:00,279 --> 00:18:04,116 よもや そのすべてが 帝国側の要人を➨ 235 00:18:04,116 --> 00:18:07,286 暗殺するための大胆な陽動とは。 236 00:18:07,286 --> 00:18:11,791 (アイザック)情報の出所を 帝国に 勘づかれるわけにもいかん。 237 00:18:11,791 --> 00:18:14,794 帝国中枢の スパイでしたか。 238 00:18:14,794 --> 00:18:18,631 秘密主義も結構ですが 現場にしわよせとは。 239 00:18:18,631 --> 00:18:23,636 (アイザック)だが その価値があるよ。 ルーデルドルフ大将の首は。 240 00:18:23,636 --> 00:18:25,972 フン…。 (アイザック)でだ…。 241 00:18:25,972 --> 00:18:28,474 ちょっとした希望があるんだがね。 242 00:18:28,474 --> 00:18:33,479 我々の敵はもとより 友人にも疑われたくないのだよ。 243 00:18:33,479 --> 00:18:36,649 連邦に知られることなく 仕留めろと? 244 00:18:36,649 --> 00:18:39,652 ついでの偽装工作も頼むよ。 245 00:18:39,652 --> 00:18:43,322 じゃあ 私はこれで。 ちょっ…。 246 00:18:43,322 --> 00:18:46,325 (ミケル)シャトル爆撃? (リリーヤ)はい。 247 00:18:46,325 --> 00:18:50,830 帝国を爆撃した 連合王国機が 連邦領土に着陸。 248 00:18:50,830 --> 00:18:55,334 補給後は 帝国を爆撃しつつ 連合王国への帰還。 249 00:18:55,334 --> 00:18:58,504 両国が連携して 帝国を攻撃する。 250 00:18:58,504 --> 00:19:02,942 国際友情の発露です。 国際友情とは素晴らしい。 251 00:19:02,942 --> 00:19:06,612 で 党は 私に何を望まれるのかな? 252 00:19:06,612 --> 00:19:09,949 (リリーヤ)はい 友人たちを 歓迎する出迎えです。 253 00:19:09,949 --> 00:19:14,453 つまり 爆撃部隊の 受け入れ誘導と警護か。 254 00:19:14,453 --> 00:19:17,957 了解した。 (リリーヤ)同志大佐殿 党は➨ 255 00:19:17,957 --> 00:19:21,961 遠路訪ねてくる友人たちに ちょっとしたサプライズを見せたいと。 256 00:19:21,961 --> 00:19:25,965 サプライズ? 例えば…。 257 00:19:25,965 --> 00:19:29,135 新型宝珠を装備する精強な魔導師。 258 00:19:29,135 --> 00:19:31,470 護衛が これほど頼もしいという➨ 259 00:19:31,470 --> 00:19:33,639 愉快な サプライズなど いかがでしょうか? 260 00:19:33,639 --> 00:19:39,478 《ミケル:要するに なめられる前に 力を誇示しろ… か。 261 00:19:39,478 --> 00:19:41,480 張りぼての ピーキーな➨ 262 00:19:41,480 --> 00:19:45,317 新型宝珠とやらで無茶を言う。 だが…》 263 00:19:45,317 --> 00:19:49,655 党の期待だ。 全力でやらせてもらおうとも。 264 00:19:49,655 --> 00:19:52,558 新型のお披露目といこう。 265 00:19:56,495 --> 00:19:58,998 本当によろしいのですね? 266 00:19:58,998 --> 00:20:00,100 閣下? 267 00:20:00,100 --> 00:20:04,336 (ゼートゥーア)少し 待て。 268 00:20:04,336 --> 00:20:06,672 あれは友人だ。 269 00:20:06,672 --> 00:20:10,676 どうにか翻意させられればと 欲も覚えた。 270 00:20:10,676 --> 00:20:16,015 どうやら私にも 未練が残っていたらしい。 271 00:20:16,015 --> 00:20:20,519 お言葉ですが 我々全員が人間です。 272 00:20:20,519 --> 00:20:25,191 意外だな 中佐 貴官は人間かね? 273 00:20:25,191 --> 00:20:27,693 このうえなく人です。 274 00:20:27,693 --> 00:20:31,864 神だの悪魔だのが 私の道に立ちふさがるならば➨ 275 00:20:31,864 --> 00:20:35,534 人間の力で 叩き潰す定めだとすら➨ 276 00:20:35,534 --> 00:20:37,536 信じてやみません。 277 00:20:37,536 --> 00:20:40,706 そうか。 だが➨ 278 00:20:40,706 --> 00:20:46,378 私は もう 人間性を燃やし尽くした。 279 00:20:46,378 --> 00:21:22,181 ♬~ 280 00:21:22,181 --> 00:21:26,685 すまんが ひとつ頼まれてくれ。 281 00:21:26,685 --> 00:22:04,990 ♬~ 282 00:22:04,990 --> 00:22:09,662 《転職前に 厄介な仕事を 押しつけられるのは世の常。 283 00:22:09,662 --> 00:22:12,164 円満退職のためには…》 284 00:22:15,000 --> 00:22:17,002 《致し方なし》