1 00:00:05,672 --> 00:00:11,011 (七瀬)次の指定エリアは E2。 最短ルートは山越えですが…。 2 00:00:11,011 --> 00:00:13,514 (綾小路)迂回するのが無難だろう。 3 00:00:13,514 --> 00:00:16,350 (七瀬)私としては 山越えをしたいです。 4 00:00:16,350 --> 00:00:19,353 (七瀬)皆が 迂回を選択するからこそ➨ 5 00:00:19,353 --> 00:00:22,689 着順1位を狙うべきでは ないでしょうか? 6 00:00:22,689 --> 00:00:25,359 (綾小路)分かった。 7 00:00:25,359 --> 00:00:29,696 七瀬が その覚悟なら 俺も山越えに付き合おう。 8 00:00:29,696 --> 00:00:31,698 ありがとうございます。 9 00:02:15,002 --> 00:02:17,337 綾小路先輩➨ 10 00:02:17,337 --> 00:02:20,007 聞かせて欲しいことがあります。 11 00:02:20,007 --> 00:02:22,009 今朝から…。 12 00:02:22,009 --> 00:02:27,681 いや 同行を求めた時から 何か考えているようだな。 13 00:02:27,681 --> 00:02:31,018 (七瀬)やはり バレていましたか。 14 00:02:31,018 --> 00:02:34,354 ひとつ 謝らせて下さい。 15 00:02:34,354 --> 00:02:40,027 今日 先輩は次の指定エリアに 辿り着くことはありません。 16 00:02:40,027 --> 00:02:43,030 私が山越えを希望したのは➨ 17 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 先輩を この場所に 導くためでした。 18 00:02:46,033 --> 00:02:49,369 先輩は この学校で たくさんの友達を作り➨ 19 00:02:49,369 --> 00:02:53,707 多くの信頼関係を得て そして ゆっくりとですが➨ 20 00:02:53,707 --> 00:02:56,710 確実に実力を発揮されている。 21 00:02:56,710 --> 00:02:59,046 ですが 綾小路先輩➨ 22 00:02:59,046 --> 00:03:01,982 あなたは この学校に いるべき人じゃありません。 23 00:03:01,982 --> 00:03:04,985 その理由を聞かせてもらおうか。 24 00:03:04,985 --> 00:03:10,323 それは あなたが ホワイトルームの人間だからです。 25 00:03:10,323 --> 00:03:12,659 もう お察しのことと思いますが➨ 26 00:03:12,659 --> 00:03:17,664 私は 月城理事長代理の命で この学校に入学しました。 27 00:03:17,664 --> 00:03:20,333 その命令とは➨ 28 00:03:20,333 --> 00:03:23,670 綾小路先輩を退学させること。 29 00:03:23,670 --> 00:03:28,008 ここで 私が先輩を負傷させ アラートを作動させます。 30 00:03:28,008 --> 00:03:30,343 そして 到着した先生によって➨ 31 00:03:30,343 --> 00:03:33,346 リタイアを命じられ 退学となる。 32 00:03:33,346 --> 00:03:36,016 つまり ここでの敗北は➨ 33 00:03:36,016 --> 00:03:39,019 イコール退学ということか。 34 00:03:39,019 --> 00:03:42,689 こうなった以上 ここで俺が取れる選択肢は➨ 35 00:03:42,689 --> 00:03:44,691 ひとつしかない。 36 00:03:44,691 --> 00:03:50,363 私への暴力行為は どのみち喧嘩両成敗で退学ですよ。 37 00:03:50,363 --> 00:03:52,365 そうかもな。 38 00:03:54,367 --> 00:03:57,704 行きます。 39 00:03:57,704 --> 00:04:00,640 あっ…。 まず一発。 40 00:04:00,640 --> 00:04:03,977 疲れか? あるいは躊躇か? 41 00:04:03,977 --> 00:04:06,980 お前のポテンシャルは もっと高いだろ。 42 00:04:06,980 --> 00:04:10,784 慌てて反撃せずとも 私を倒せる… と? 43 00:04:12,819 --> 00:04:14,988 あっ…。 これで二発。 44 00:04:14,988 --> 00:04:18,658 今度も直撃していれば 決着だったな。 45 00:04:18,658 --> 00:04:20,994 優位を語るのは自由ですが➨ 46 00:04:20,994 --> 00:04:23,997 反撃しなければ 勝ち目はありません。 47 00:04:23,997 --> 00:04:27,000 反撃しても 勝ち目はないんだろ? 48 00:04:27,000 --> 00:04:30,670 そうですね では どうしますか? 49 00:04:30,670 --> 00:04:34,007 思案中だ。 無事に立っていられる間に➨ 50 00:04:34,007 --> 00:04:36,009 答えが出るといいですね。 51 00:04:38,678 --> 00:04:42,349 一応 言っておくと これで三発目だ。 52 00:04:42,349 --> 00:04:46,052 噂に違わぬ実力を お持ちのようですね。 53 00:04:48,355 --> 00:04:51,024 先輩の狙いが分かりました。 54 00:04:51,024 --> 00:04:55,362 傷つけずに 私の心を折るつもりですか? 55 00:04:55,362 --> 00:05:00,300 確かに 普通に戦っても 敵う相手ではなさそうです。 56 00:05:00,300 --> 00:05:04,304 「私」では 勝てないでしょうね。 57 00:05:08,975 --> 00:05:13,980 「ボク」がここで あなたを止める。 58 00:05:13,980 --> 00:05:15,982 おまえは誰だ? 59 00:05:15,982 --> 00:05:18,652 ボクは あなたを止めるために➨ 60 00:05:18,652 --> 00:05:21,655 あの場所から ここに戻ってきたんですよ。 61 00:05:21,655 --> 00:05:25,158 あの場所? あの暗い場所から➨ 62 00:05:25,158 --> 00:05:28,662 戻ってきたんだ。 63 00:05:28,662 --> 00:05:30,664 無理もありませんよね。 64 00:05:30,664 --> 00:05:34,668 ボクは あなたと 直接の面識はないんですから。 65 00:05:34,668 --> 00:05:37,003 ボクは 七瀬じゃない。 66 00:05:37,003 --> 00:05:40,006 今 ここに立っているのは➨ 67 00:05:40,006 --> 00:05:42,008 松雄栄一郎だ。 68 00:05:42,008 --> 00:05:44,844 松雄栄一郎? 69 00:05:44,844 --> 00:05:49,015 あなたの父親に殺された男の 息子ですよ。 70 00:05:49,015 --> 00:05:51,351 この体は 借り物です。 71 00:05:51,351 --> 00:05:55,856 ボクは あなたを倒すために 今 目の前にいる。 72 00:05:55,856 --> 00:05:59,693 借り物? 面白い冗談だな。 73 00:05:59,693 --> 00:06:03,630 あなたを倒すために ボクは ここにいる。 74 00:06:03,630 --> 00:06:05,632 いるんだ! 75 00:06:05,632 --> 00:06:17,310 ♬~ 76 00:06:17,310 --> 00:06:21,648 絶対… 絶対に ボクは あなたを倒す! 77 00:06:21,648 --> 00:06:23,984 絶対に倒す! 78 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 報いを受けてもらいます! 79 00:06:29,322 --> 00:06:31,324 あっ…。 80 00:06:33,660 --> 00:06:36,663 お前の言いたいことは よく分かった。 81 00:06:36,663 --> 00:06:40,333 七瀬 お前は 多重人格でもなければ➨ 82 00:06:40,333 --> 00:06:43,336 別人格が 乗り移ったわけでもない。 83 00:06:43,336 --> 00:06:47,674 だったら… だったら このボクを どう説明するんだ! 84 00:06:47,674 --> 00:06:50,343 単純に 心の中で➨ 85 00:06:50,343 --> 00:06:54,347 もう1つの人格を 強引に作り出したに過ぎない。 86 00:06:54,347 --> 00:06:57,684 「私」と 「ボク」とを あえて使い分けているのも➨ 87 00:06:57,684 --> 00:07:00,620 自己暗示のためだ。 この力が➨ 88 00:07:00,620 --> 00:07:03,623 何より ボクがボクである証明だ。 89 00:07:03,623 --> 00:07:06,626 元々持つ実力の範囲内で➨ 90 00:07:06,626 --> 00:07:09,629 振れ幅を 見せているだけに過ぎない。 91 00:07:09,629 --> 00:07:12,966 ち 違う ボクは…。 92 00:07:12,966 --> 00:07:14,968 ボクは 松雄だ! 93 00:07:14,968 --> 00:07:19,639 それが本当だとしたら 動揺する必要はないはずだ。 94 00:07:19,639 --> 00:07:22,976 あっ…。 一人称の変化をトリガーに➨ 95 00:07:22,976 --> 00:07:25,979 攻撃的な自分へと 変化させていただけ。 96 00:07:25,979 --> 00:07:27,981 違う! 松雄の人格を➨ 97 00:07:27,981 --> 00:07:33,987 宿していると信じたい… いや お前は信じてすらいない。 98 00:07:33,987 --> 00:07:36,990 どうして どうして…。 99 00:07:36,990 --> 00:07:40,994 あと少しなのに あと少しなのに! 100 00:07:40,994 --> 00:07:43,330 お前程度の実力では➨ 101 00:07:43,330 --> 00:07:47,667 死ぬまで繰り返しても 俺に命中することはない。 102 00:07:47,667 --> 00:07:49,669 あっ…。 もし 本当に➨ 103 00:07:49,669 --> 00:07:51,671 俺を退学させたいのなら➨ 104 00:07:51,671 --> 00:07:55,008 襲われた被害者のフリをするのが 一番いい。 105 00:07:55,008 --> 00:07:59,312 着衣に乱れがあれば それだけでも 追いつめられるだろう。 106 00:08:01,281 --> 00:08:04,617 ボクは ボクは…。 107 00:08:04,617 --> 00:08:10,323 うわぁ! 108 00:08:15,295 --> 00:08:19,299 (櫛田)今朝 トランシーバーで受けた報告だけど➨ 109 00:08:19,299 --> 00:08:21,968 どういうことか 説明してくれるよね? 110 00:08:21,968 --> 00:08:25,972 八神くん。 (八神)現在 綾小路先輩には➨ 111 00:08:25,972 --> 00:08:28,308 七瀬さんが張り付いています。 112 00:08:28,308 --> 00:08:31,978 七瀬って 1年Dクラスの? 113 00:08:31,978 --> 00:08:33,980 七瀬さんは 綾小路先輩を➨ 114 00:08:33,980 --> 00:08:39,319 暴力沙汰に巻き込んで 反撃させ 退学に追い込むつもりです。 115 00:08:39,319 --> 00:08:44,991 七瀬は 綾小路にやられたって 学校側に申告するってこと? 116 00:08:44,991 --> 00:08:49,662 だから僕らは その現場を タブレットで動画撮影します。 117 00:08:49,662 --> 00:08:54,334 その撮影の役目を 櫛田先輩に お願いしたいと思っています。 118 00:08:54,334 --> 00:08:57,003 はあ? なんで私が。 119 00:08:57,003 --> 00:08:59,339 あんたがやればいいじゃない。 120 00:08:59,339 --> 00:09:01,274 僕は男です。 121 00:09:01,274 --> 00:09:04,277 そんな現場を見たなら 止めに入るべきだと➨ 122 00:09:04,277 --> 00:09:06,279 疑われるかも知れません。 123 00:09:06,279 --> 00:09:08,948 しかし 櫛田先輩はか弱い女子。 124 00:09:08,948 --> 00:09:10,950 怖くて 何もできない中➨ 125 00:09:10,950 --> 00:09:16,289 せめて証拠は残そうと タブレットを起動させた…。 126 00:09:16,289 --> 00:09:19,292 やってくれますね 櫛田先輩。 127 00:09:19,292 --> 00:09:21,995 (櫛田)やるしかないでしょ…。 128 00:09:24,631 --> 00:09:28,301 🖁(八神)二人は どうやら 完全に足を止めたようです。 129 00:09:28,301 --> 00:09:32,305 🖁ゆっくりと 北西方向に進んで下さい。 130 00:09:32,305 --> 00:09:34,974 🖁録画もお忘れなく。 131 00:09:34,974 --> 00:09:39,312 うっ…。 (天沢)し~ 静かにしなきゃ。 132 00:09:39,312 --> 00:09:42,649 (天沢)綾小路先輩と七瀬ちゃんに 気付かれちゃったら➨ 133 00:09:42,649 --> 00:09:47,353 すっごく困るでしょ 櫛田先輩? 134 00:09:51,324 --> 00:09:55,995 えっと どうして天沢さんが こんなところに? 135 00:09:55,995 --> 00:09:57,997 たまたま 通りかかったら➨ 136 00:09:57,997 --> 00:10:01,000 コソコソしてる櫛田先輩を 見かけたの。 137 00:10:01,000 --> 00:10:03,336 コソコソは してないよ。 138 00:10:03,336 --> 00:10:08,341 ただ… そう ちょっと ひとりで散歩かな。 139 00:10:08,341 --> 00:10:10,343 ふうん? 140 00:10:10,343 --> 00:10:12,345 うっ! 141 00:10:12,345 --> 00:10:16,349 な なに!? こんな山奥まで一人で来てさ➨ 142 00:10:16,349 --> 00:10:20,687 色々 嗅ぎまわって どうするつもりだったの? 143 00:10:20,687 --> 00:10:22,689 ど どういうこと!? 144 00:10:22,689 --> 00:10:26,025 天沢さん 何を言ってるの!? 145 00:10:26,025 --> 00:10:30,029 いつまで その仮面を かぶり続けられるか➨ 146 00:10:30,029 --> 00:10:32,031 楽しみだなぁ。 147 00:10:32,031 --> 00:10:35,702 や やめて! やめな~い。 148 00:10:35,702 --> 00:10:38,037 うっ…。 149 00:10:38,037 --> 00:10:41,708 じ 自分が何をしてるか 分かってるの!? 150 00:10:41,708 --> 00:10:45,044 これでも 優しくしてあげてるんだよ? 151 00:10:45,044 --> 00:10:48,047 痛くない 痛くない。 152 00:10:48,047 --> 00:10:50,717 なんで!? 意味が分からないよ! 153 00:10:50,717 --> 00:10:54,053 そっか~ じゃあ 一発ぐらい グーで殴ったら➨ 154 00:10:54,053 --> 00:10:59,058 意味が分かるかな? 155 00:10:59,058 --> 00:11:04,664 あっ ご ごめんね でも急に叩かれたから つい…。 156 00:11:04,664 --> 00:11:06,100 まだ猫被るんだ? 157 00:11:06,100 --> 00:11:11,170 櫛田先輩のこと あたしね よく知ってるよ。 158 00:11:11,170 --> 00:11:16,342 自分が可愛いと信じて疑わない 性格ドブス。 159 00:11:16,342 --> 00:11:20,346 暴力 振るわれたって 学校側に泣きついてみる? 160 00:11:20,346 --> 00:11:24,684 そうすれば あたしを退学に追い込めるかも。 161 00:11:24,684 --> 00:11:27,687 だけど 置き土産はするよ。 162 00:11:27,687 --> 00:11:31,357 隠し通そうとしている 中学時代の闇を➨ 163 00:11:31,357 --> 00:11:34,694 全部バラして 居場所を奪ってあげる。 164 00:11:34,694 --> 00:11:36,696 どうして…。 165 00:11:36,696 --> 00:11:39,032 どうして その秘密を知ってるの? 166 00:11:39,032 --> 00:11:43,369 綾小路先輩に聞いた? って顔してるね。 167 00:11:43,369 --> 00:11:45,371 それは ハズレ。 168 00:11:45,371 --> 00:11:50,710 あたしが 特別な存在だから 何もかもお見通しなんだよ。 169 00:11:50,710 --> 00:11:54,714 何なのよ あんたは一体何なのよ! 170 00:11:54,714 --> 00:11:57,050 あたしは ただ…。 171 00:11:57,050 --> 00:12:01,654 うん 綾小路先輩を 救いに来ただけ。 172 00:12:01,654 --> 00:12:04,991 はあ? 誰に頼まれたか知らないけど➨ 173 00:12:04,991 --> 00:12:07,994 櫛田先輩は利用されたんだよ。 174 00:12:07,994 --> 00:12:09,996 素人同然の尾行に➨ 175 00:12:09,996 --> 00:12:13,666 綾小路先輩が 気付かないわけないじゃない。 176 00:12:13,666 --> 00:12:16,336 あんたには関係ないでしょ! 177 00:12:16,336 --> 00:12:18,671 大ありなんだよね。 178 00:12:18,671 --> 00:12:21,007 だって 綾小路先輩は➨ 179 00:12:21,007 --> 00:12:23,676 あたしにとって 特別な人なんだから。 180 00:12:23,676 --> 00:12:28,014 はっ? なにそれ 好きってこと? 181 00:12:28,014 --> 00:12:31,684 低俗な次元で 語ってほしくないなぁ。 182 00:12:31,684 --> 00:12:34,354 好きじゃなくて 愛してる? 183 00:12:34,354 --> 00:12:39,692 ううん もっともっとそれ以上の… かな。 184 00:12:39,692 --> 00:12:43,029 愛を超えた感情ってヤツ。 185 00:12:43,029 --> 00:12:48,034 ってことでさ 素直に山を下りて戻りなよ。 186 00:12:50,036 --> 00:12:52,705 (櫛田)冗談じゃない…。 187 00:12:52,705 --> 00:12:56,709 意地でも綾小路の弱みを握って 退学させる! 188 00:12:56,709 --> 00:12:59,379 あんたみたいな部外者の手で➨ 189 00:12:59,379 --> 00:13:02,315 そうさせるわけには いかないんだよね。 190 00:13:02,315 --> 00:13:05,652 くっ… 離せ! 離しませ~ん。 191 00:13:05,652 --> 00:13:09,322 あんた 絶対 普通じゃない。 192 00:13:09,322 --> 00:13:12,325 自分は 人よりも可愛い。 193 00:13:12,325 --> 00:13:14,994 自分は 人よりも優れてる。 194 00:13:14,994 --> 00:13:17,330 櫛田先輩って とにかく➨ 195 00:13:17,330 --> 00:13:20,667 自分が大好きで 仕方がないんだよね。 196 00:13:20,667 --> 00:13:22,669 マウント 取りたくて➨ 197 00:13:22,669 --> 00:13:26,339 他人の秘密を握ることに 躍起になってる。 198 00:13:26,339 --> 00:13:30,343 そのくせ マウントを取られるのが 大嫌いなもんだから➨ 199 00:13:30,343 --> 00:13:34,347 秘密を知った人間が心底許せない。 200 00:13:34,347 --> 00:13:38,518 そういう滅茶苦茶なとこ あたしは嫌いじゃない。 201 00:13:38,518 --> 00:13:41,354 私は 絶対負けない。 202 00:13:41,354 --> 00:13:45,024 何があっても最後まで諦めない。 203 00:13:45,024 --> 00:13:49,028 でも今 あたしに弄ばれてるじゃない。 204 00:13:49,028 --> 00:13:53,700 慌てる必要なんかない あんたも消してしまえばいい。 205 00:13:53,700 --> 00:13:58,371 邪魔は全部消すだけ ただ それだけのことじゃない。 206 00:13:58,371 --> 00:14:00,640 想像以上かも。 207 00:14:00,640 --> 00:14:06,646 糞女の櫛田先輩だけど その精神力には感心したよ。 208 00:14:06,646 --> 00:14:11,651 あたしに怯えることより 憎しみがバンバン溢れている。 209 00:14:11,651 --> 00:14:13,653 それは あたしだけじゃなくて➨ 210 00:14:13,653 --> 00:14:17,657 秘密を教えた人物にまで 派生してる。 211 00:14:17,657 --> 00:14:19,992 やめなよ 逆立ちしたって➨ 212 00:14:19,992 --> 00:14:24,097 あたしには敵わないんだから。 じゃあね。 213 00:14:28,668 --> 00:14:31,003 相性悪いと思うよ? 214 00:14:31,003 --> 00:14:34,674 あたしには 握られて困る秘密はないし。 215 00:14:34,674 --> 00:14:38,010 あっ 強いて言うなら 綾小路先輩だけど➨ 216 00:14:38,010 --> 00:14:40,346 先輩を どうにかするのは➨ 217 00:14:40,346 --> 00:14:45,685 あたしを倒すのと同じくらい 難しいことだしね。 218 00:14:45,685 --> 00:14:50,022 じゃあね 綾小路先輩に会いに行かなきゃ。 219 00:14:50,022 --> 00:14:54,026 私のことを話すの? しない しない。 220 00:14:54,026 --> 00:14:57,029 でも もしかしたら➨ 221 00:14:57,029 --> 00:15:00,967 櫛田先輩の望む展開が 待ってるかもよ。 222 00:15:00,967 --> 00:15:05,304 綾小路先輩が 退学することになるかも。 223 00:15:05,304 --> 00:15:09,308 だったら そのあとは あんたを潰す。 224 00:15:09,308 --> 00:15:12,979 必ず あんたを潰す。 225 00:15:12,979 --> 00:15:17,984 櫛田先輩 最初から決着はついてるんだよ。 226 00:15:23,656 --> 00:15:27,660 (櫛田)何やってんのよ 私は…。 227 00:15:37,003 --> 00:15:39,005 ⸨柴田:やっぱり 壊れたのか? 228 00:15:39,005 --> 00:15:43,342 (一之瀬)うん さっき転んで 石にぶつけた時だと思う。 229 00:15:43,342 --> 00:15:47,013 でも 一人で交換に戻るのは 危なくないか? 230 00:15:47,013 --> 00:15:49,015 天気も悪くなってきてるしさ。 231 00:15:49,015 --> 00:15:51,017 (一之瀬)危険は 承知だよ。 232 00:15:51,017 --> 00:15:53,352 でも 上位陣に追いつくには➨ 233 00:15:53,352 --> 00:15:56,355 1点だって 無駄にできないと思うんだ。 234 00:15:56,355 --> 00:16:00,293 せっかく グループ上限人数増やして 合流したところなのに➨ 235 00:16:00,293 --> 00:16:02,295 ごめんね。 236 00:16:02,295 --> 00:16:04,297 (橋本)まっ 時計が機能しないんじゃ➨ 237 00:16:04,297 --> 00:16:07,300 仕方ないっしょ。 けど 無茶はしないでくれよ。 238 00:16:07,300 --> 00:16:11,304 うん ケガしてリタイアしちゃったら 笑えないしね⸩ 239 00:16:13,306 --> 00:16:17,310 何やってるんだろうな 私…。 240 00:16:17,310 --> 00:16:19,645 やることなすこと 悪手って感じ。 241 00:16:19,645 --> 00:16:23,983 (司馬)どうも 教員側に こちらを監視する動きがあります。 242 00:16:23,983 --> 00:16:27,653 真嶋が特に 強い警戒感を抱いているようで。 243 00:16:27,653 --> 00:16:30,323 《理事長代理と司馬先生…》 244 00:16:30,323 --> 00:16:33,659 (司馬)それと 2年Dクラス担任の茶柱が➨ 245 00:16:33,659 --> 00:16:35,661 全履歴を探ってました。 246 00:16:35,661 --> 00:16:38,998 (月城)茶柱先生にしろ 真嶋先生にしろ➨ 247 00:16:38,998 --> 00:16:43,669 綾小路君と繋がっていると見て 間違いないでしょう。 248 00:16:43,669 --> 00:16:46,672 履歴の方は こちらで改ざんしておいたので➨ 249 00:16:46,672 --> 00:16:48,674 足がつくことはないかと。 250 00:16:48,674 --> 00:16:50,676 ありがとうございます。 251 00:16:50,676 --> 00:16:56,015 しかし 何らかの手がかりを 得ている可能性は ある以上➨ 252 00:16:56,015 --> 00:16:59,685 確実に 彼を 追い込まなければなりませんね。 253 00:16:59,685 --> 00:17:03,623 ですが そう簡単に 退学させられるでしょうか? 254 00:17:03,623 --> 00:17:05,958 相手は ホワイトルームの…。 人は➨ 255 00:17:05,958 --> 00:17:08,628 肩書きに惑わされるモノですよ。 256 00:17:08,628 --> 00:17:10,630 《ホワイトルーム?》 257 00:17:10,630 --> 00:17:13,299 最終日まで 彼が生き延びたなら➨ 258 00:17:13,299 --> 00:17:18,137 予定通り I2エリアで 葬り去ることにしましょう。 259 00:17:18,137 --> 00:17:20,139 あっ…。 260 00:17:24,143 --> 00:17:28,481 あっ! うっ…。 261 00:17:28,481 --> 00:17:30,650 あっ…。 お前は確か➨ 262 00:17:30,650 --> 00:17:34,654 2年Cクラスの一之瀬帆波だったな。 263 00:17:34,654 --> 00:17:37,657 あっ…。 どこまで聞いたか…。 264 00:17:37,657 --> 00:17:39,992 という部分は問題じゃない。 265 00:17:39,992 --> 00:17:42,995 即刻 退場してもらうことにしよう。 266 00:17:44,997 --> 00:17:49,001 少々気が早いですね 司馬先生。 267 00:17:49,001 --> 00:17:51,337 はっ 失礼しました。 268 00:17:51,337 --> 00:17:54,340 わ 私は何も聞いてません。 269 00:17:54,340 --> 00:18:00,279 大人は常に最悪を想定して 行動せねばならないものです。 270 00:18:00,279 --> 00:18:05,284 私は あなたが全て耳にした という前提で➨ 271 00:18:05,284 --> 00:18:08,287 物事を進めなければならない。 272 00:18:08,287 --> 00:18:10,957 今の話が外に漏れると➨ 273 00:18:10,957 --> 00:18:15,628 私たちは 大変 困ったことに なってしまうんですよ。 274 00:18:15,628 --> 00:18:18,965 記憶がなくなるまで痛めつけて➨ 275 00:18:18,965 --> 00:18:21,634 リタイアしていただきましょうか? 276 00:18:21,634 --> 00:18:24,971 えっ…。 フフ などと➨ 277 00:18:24,971 --> 00:18:30,309 この学校を守る側の人間としては 口が裂けても言えません。 278 00:18:30,309 --> 00:18:35,314 私も 出来る限り 手荒な真似はしたくないのですよ。 279 00:18:35,314 --> 00:18:37,984 そこで提案です。 280 00:18:37,984 --> 00:18:40,319 もし 誰かに他言したら➨ 281 00:18:40,319 --> 00:18:43,990 2年Cクラス生徒からなるグループを 1つ➨ 282 00:18:43,990 --> 00:18:47,994 リタイアさせることにしましょう。 283 00:18:47,994 --> 00:18:55,001 もちろん 退学救済のプライベートポイントを 持たない方々をです。 284 00:18:55,001 --> 00:19:00,306 港は この先に進んだところです 行ってください。 285 00:19:08,614 --> 00:19:12,952 (月城)あなたが守るべきは クラスメイトであることを➨ 286 00:19:12,952 --> 00:19:15,254 忘れないでくださいね。 287 00:19:18,290 --> 00:19:23,295 聞かせてくれないか? どうして俺を狙ったのか。 288 00:19:23,295 --> 00:19:27,967 私は 松雄栄一郎くんの仇が 討ちたくて➨ 289 00:19:27,967 --> 00:19:30,970 この学校に進学してきました。 290 00:19:30,970 --> 00:19:33,973 幼稚園から中学卒業まで➨ 291 00:19:33,973 --> 00:19:39,979 一つ年上の栄一郎くんとは ずっと一緒でした。 292 00:19:39,979 --> 00:19:43,315 何をやっても 私より上手だった彼は➨ 293 00:19:43,315 --> 00:19:46,318 目指すべき憧れの人でした。 294 00:19:46,318 --> 00:19:48,654 ですが 彼の父親が➨ 295 00:19:48,654 --> 00:19:53,659 綾小路先輩を ホワイトルームから 逃がす手続きをしたことで➨ 296 00:19:53,659 --> 00:19:57,663 彼ら親子は 執拗に居場所を奪われました。 297 00:19:57,663 --> 00:20:00,666 それで 進学の道を閉ざされても➨ 298 00:20:00,666 --> 00:20:03,335 お父さんを亡くしても➨ 299 00:20:03,335 --> 00:20:06,005 栄一郎くんは どこまでも前を向いて➨ 300 00:20:06,005 --> 00:20:09,341 諦めないって 笑ってくれていたのに…。 301 00:20:09,341 --> 00:20:12,344 会えなくなったら 想いを伝えることは➨ 302 00:20:12,344 --> 00:20:16,015 二度とできなくなる そう言っていたな。 303 00:20:16,015 --> 00:20:20,019 そんな私の元に あの人が現れたんです。 304 00:20:20,019 --> 00:20:22,354 月城か。 305 00:20:22,354 --> 00:20:25,024 (七瀬)彼の人生が ねじ曲がってしまったわけを➨ 306 00:20:25,024 --> 00:20:29,695 教わり 入学も手配して頂き…。 307 00:20:29,695 --> 00:20:32,698 綾小路先輩を 退学させられたなら➨ 308 00:20:32,698 --> 00:20:36,702 先輩のお父さんに お会いさせてもらう約束でした。 309 00:20:36,702 --> 00:20:39,371 悪いのは 先輩じゃありません。 310 00:20:39,371 --> 00:20:43,042 でも やり場のない怒りを…。 311 00:20:43,042 --> 00:20:47,379 悔しさを どうしても 誰かにぶつけたかったんです。 312 00:20:47,379 --> 00:20:52,051 理事長代理の指示を 遂行できなかった私は➨ 313 00:20:52,051 --> 00:20:55,054 もう ここに残る意味もありません。 314 00:20:55,054 --> 00:20:57,723 退学すると? 315 00:20:57,723 --> 00:21:03,662 せめてもの償いは それくらいしかできませんから。 316 00:21:03,662 --> 00:21:07,333 あっ…。 何も恥じることはない。 317 00:21:07,333 --> 00:21:11,837 お前は できる全てを使って 仇を討とうとした。 318 00:21:13,839 --> 00:21:16,342 だが 俺にも 負けられない理由がある。 319 00:21:16,342 --> 00:21:19,678 俺が この学校に とどまり続けることは➨ 320 00:21:19,678 --> 00:21:22,348 あの男… 父親に対する➨ 321 00:21:22,348 --> 00:21:26,018 唯一の攻撃だと考えているからだ。 322 00:21:26,018 --> 00:21:28,354 わがままを 言わせてもらえるなら➨ 323 00:21:28,354 --> 00:21:31,357 この学校を去らず 協力してほしい。 324 00:21:31,357 --> 00:21:34,360 月城に 退学させられてしまったら➨ 325 00:21:34,360 --> 00:21:37,363 俺を逃がしてくれた 松雄の気持ちにも➨ 326 00:21:37,363 --> 00:21:39,698 背くことになってしまう。 327 00:21:39,698 --> 00:21:45,404 私がすべきことは 反対だった ということなんですね。 328 00:21:47,373 --> 00:21:49,708 手を貸してもらえるか。 329 00:21:49,708 --> 00:21:52,111 約束します。 330 00:21:54,046 --> 00:21:57,716 《俺と あの男の本質は同じ。 331 00:21:57,716 --> 00:22:00,319 だが 異なる点もある。 332 00:22:00,319 --> 00:22:05,991 あの男は 役立たずの愚者に 手を差し伸べることは絶対にない。 333 00:22:05,991 --> 00:22:09,662 実際に役に立つかどうかは 関係ない。 334 00:22:09,662 --> 00:22:12,665 使い捨てる形になろうとも➨ 335 00:22:12,665 --> 00:22:17,069 役立たせるように 上手く使うことが肝要だ》