1 00:00:01,419 --> 00:00:02,753 (宝泉和臣(ほうせん かずおみ))それで? 2 00:00:03,087 --> 00:00:08,968 七瀬(ななせ)の説明じゃ 俺のクラスに 協力してほしいってことだったな 3 00:00:09,635 --> 00:00:11,220 (堀北鈴音(ほりきた すずね))少し違うわ 4 00:00:11,846 --> 00:00:15,099 あなたのクラスと 手を組んでもいいと言っているの 5 00:00:15,933 --> 00:00:18,060 そこには上も下もない 6 00:00:18,310 --> 00:00:20,104 対等な協力関係よ 7 00:00:20,688 --> 00:00:21,856 (宝泉)なるほど 8 00:00:22,815 --> 00:00:27,111 自分たちが上の学年だってのは 持ち出さないわけだな 9 00:00:27,611 --> 00:00:30,030 先輩風 吹かさないのは— 10 00:00:30,114 --> 00:00:32,116 賢い判断だぜ 11 00:00:32,908 --> 00:00:34,618 (堀北)1年生の中には— 12 00:00:34,702 --> 00:00:37,288 クラスメイトが困ることを 何とも思わない層が— 13 00:00:37,371 --> 00:00:39,749 一定数いることは分かっている 14 00:00:40,207 --> 00:00:45,588 けれど この先 クラスの仲間の力が 必要になるときは必ず来るわ 15 00:00:45,838 --> 00:00:51,135 だから協力し合って 赤点を出さずに済まそうってか 16 00:00:51,552 --> 00:00:52,553 フッ 17 00:00:52,970 --> 00:00:58,392 お前が2年Dクラスのリーダー ってことでいいんだよな? 18 00:00:58,726 --> 00:01:00,895 そう取ってもらって結構よ 19 00:01:01,437 --> 00:01:05,316 だったらリーダーに 俺が忠告しておいてやる 20 00:01:05,900 --> 00:01:06,984 このまま— 21 00:01:07,067 --> 00:01:10,696 “対等”なんて言葉で濁して 協力するつもりは— 22 00:01:10,780 --> 00:01:12,490 さらさらねえってな 23 00:01:13,073 --> 00:01:14,909 何を期待しているの? 24 00:01:15,451 --> 00:01:18,412 私がプライベートポイントでも 出すと思ったの? 25 00:01:18,871 --> 00:01:20,289 出す 26 00:01:20,623 --> 00:01:21,916 出すさ 27 00:01:22,333 --> 00:01:25,002 出さなきゃしかたないことだろ? 28 00:01:25,920 --> 00:01:27,797 繰り返すようだけれど— 29 00:01:28,047 --> 00:01:30,674 今回の提案は対等なものよ 30 00:01:31,383 --> 00:01:33,886 どちらかが 金品や見返りを渡すことには— 31 00:01:33,969 --> 00:01:35,596 絶対にならないわ 32 00:01:36,347 --> 00:01:37,765 (宝泉)だったらよ… 33 00:01:38,933 --> 00:01:42,770 俺は このまま 帰らせてもらうことになるぜ? 34 00:01:45,481 --> 00:01:52,488 ♪~ 35 00:03:06,478 --> 00:03:13,485 ~♪ 36 00:03:19,074 --> 00:03:20,159 (七瀬 翼(つばさ))待ってください 37 00:03:20,242 --> 00:03:21,994 (宝泉)ん? (七瀬)宝泉君 38 00:03:22,077 --> 00:03:26,123 堀北先輩の話に 耳を傾けるべきだと思います 39 00:03:26,373 --> 00:03:28,417 その必要はねえよ 40 00:03:29,084 --> 00:03:30,544 いいえ あります 41 00:03:30,628 --> 00:03:34,423 このままでは 私たちのクラスは まとまることができません 42 00:03:34,840 --> 00:03:36,926 てめえはバカか? 43 00:03:37,551 --> 00:03:41,931 こっちが素直に条件をのむ メリットなんてねえんだよ 44 00:03:42,389 --> 00:03:46,185 (七瀬)宝泉君の戦略が 悪いものだとは思いません 45 00:03:46,268 --> 00:03:49,438 あえて動かず 早期の交渉を見送ったのも— 46 00:03:49,939 --> 00:03:52,191 駆け引きを より有利にするため 47 00:03:53,025 --> 00:03:56,946 ここで堀北に手を差し伸べる メリットを言ってみろよ 48 00:03:57,613 --> 00:03:59,448 信頼関係です 49 00:03:59,949 --> 00:04:02,201 信頼関係だ? 50 00:04:02,743 --> 00:04:06,455 クソの役にも立たねえ きれい事だな おい 51 00:04:07,206 --> 00:04:10,292 宝泉君が2年生を敵に回した場合— 52 00:04:10,376 --> 00:04:13,253 今後 同じような試験が 行われたとき— 53 00:04:13,337 --> 00:04:14,838 いくらポイントを用意しても— 54 00:04:14,922 --> 00:04:18,968 パートナーが決まらないといった 事態に陥る可能性もあります 55 00:04:19,051 --> 00:04:21,387 ペナルティーを 食らう程度で— 56 00:04:21,470 --> 00:04:23,722 ビビるとでも 思ってんのか? 57 00:04:24,139 --> 00:04:26,475 それだけなら まだいいですが— 58 00:04:26,850 --> 00:04:28,644 組んだ相手がわざと 手を抜いたら— 59 00:04:28,727 --> 00:04:30,062 どうなります? 60 00:04:30,479 --> 00:04:32,481 退学は 避けられません 61 00:04:32,982 --> 00:04:37,736 ハハッ 俺と心中する覚悟を 持ったやつがいるとでも? 62 00:04:37,820 --> 00:04:39,655 この学校の制度には— 63 00:04:39,738 --> 00:04:42,741 プロテクトポイントと 呼ばれるものがあるそうですね 64 00:04:42,825 --> 00:04:43,867 ええ 65 00:04:44,118 --> 00:04:48,080 退学を一度だけ無効にする 特殊なポイントよ 66 00:04:48,664 --> 00:04:51,875 もし組んだ相手が プロテクトポイントを持っていれば— 67 00:04:51,959 --> 00:04:56,005 心中どころか 一方的に退学に 追い込むこともできてしまうのよ 68 00:04:56,672 --> 00:04:58,590 だからこそ 今の段階から— 69 00:04:58,674 --> 00:05:02,511 信頼関係を構築する必要が あるんじゃないでしょうか 70 00:05:02,594 --> 00:05:04,263 (宝泉)なるほど 71 00:05:04,346 --> 00:05:07,975 バカなりに 俺を追い込む準備をしてたってわけか 72 00:05:08,684 --> 00:05:11,729 知恵を寄せ合ってもらったところ 悪いが— 73 00:05:12,563 --> 00:05:15,566 対等に手を結ぶつもりはねえ 74 00:05:16,066 --> 00:05:17,985 じゃあ どうするつもり? 75 00:05:18,360 --> 00:05:21,739 私たちは対等であることを 変えるつもりはないわ 76 00:05:21,822 --> 00:05:24,992 それは 十分に理解したぜ 77 00:05:25,576 --> 00:05:30,998 だが どうにも対等な関係だとは 思えねえんだよなあ 78 00:05:31,540 --> 00:05:36,754 そこまで言うのなら 参考までに あなたの希望を聞かせてもらえる? 79 00:05:37,212 --> 00:05:40,007 (宝泉) プライベートポイント 100万 80 00:05:40,549 --> 00:05:43,385 担保って形で俺に渡せ 81 00:05:43,469 --> 00:05:46,764 もし こっちが 今後 お前らを頼ることがあれば— 82 00:05:47,139 --> 00:05:50,642 喜んで それを全額 返してやる 83 00:05:50,976 --> 00:05:54,521 お前の言うとおり 信頼関係が重要なら— 84 00:05:54,980 --> 00:05:57,357 大したことじゃねえだろ? 85 00:05:58,233 --> 00:06:01,487 (綾小路清隆(あやのこうじ きよたか))宝泉は うまい交渉を放り込んできた 86 00:06:02,237 --> 00:06:04,406 単なるケンカ自慢じゃない 87 00:06:04,740 --> 00:06:08,952 龍園(りゅうえん)のように 策を弄(ろう)することのできる強敵だ 88 00:06:09,703 --> 00:06:13,290 (堀北) 確かに あなたの言うことにも 理がないわけじゃない 89 00:06:13,373 --> 00:06:16,210 でも その条件はのめないわ 90 00:06:16,585 --> 00:06:20,172 そっか そりゃ残念だ 91 00:06:20,798 --> 00:06:26,220 解決の糸口を示してやったのに またも交渉は決裂だな 92 00:06:27,012 --> 00:06:28,222 そうね 93 00:06:31,183 --> 00:06:32,351 あっ! 94 00:06:33,936 --> 00:06:35,479 (須藤 健(すどう けん))てめえ! 95 00:06:35,562 --> 00:06:36,855 やめなさい 須藤君! 96 00:06:37,689 --> 00:06:39,691 (須藤)そんなこと言ったってよ! 97 00:06:42,277 --> 00:06:44,780 交渉決裂が不満だったのなら— 98 00:06:44,863 --> 00:06:47,616 もう少し うまく 立ち回るべきだったわね 99 00:06:48,242 --> 00:06:49,368 帰りましょう 100 00:06:49,701 --> 00:06:51,912 (ドアが開く音) (須藤)い… いいのかよ? 101 00:06:55,374 --> 00:06:57,126 いいんですか? 宝泉君 102 00:06:57,209 --> 00:06:58,210 フッ 103 00:07:04,716 --> 00:07:06,135 (宝泉)待てよ 104 00:07:06,969 --> 00:07:09,972 あなたが ムチャな要求をし続けるかぎり— 105 00:07:10,305 --> 00:07:12,516 考えが変わることはないわ 106 00:07:13,016 --> 00:07:14,643 分かった 107 00:07:14,893 --> 00:07:18,438 俺がクラスの連中に命令して 組ませてやる 108 00:07:18,897 --> 00:07:20,816 だからポイントをよこせ 109 00:07:20,899 --> 00:07:22,276 200万だ 110 00:07:23,110 --> 00:07:24,570 200万? 111 00:07:24,653 --> 00:07:26,530 正体を現したわね 112 00:07:26,613 --> 00:07:31,160 お前らが退学を避けるには これしか方法はない 113 00:07:31,743 --> 00:07:34,288 出し渋ったって 得することはないぜ 114 00:07:34,788 --> 00:07:36,540 話にならないわね 115 00:07:38,250 --> 00:07:42,504 分かった さっきの話 考えてやってもいい 116 00:07:42,588 --> 00:07:44,840 今になって どういうつもり? 117 00:07:44,923 --> 00:07:48,260 (宝泉)ぎりぎりまで こっちが有利になるよう交渉するのは— 118 00:07:48,343 --> 00:07:50,137 当然のことじゃねえか 119 00:07:50,220 --> 00:07:54,433 なら 完全に対等な協力関係を 認めるということね? 120 00:07:54,850 --> 00:07:58,645 ああ 暴力はやめて話し合いだ 121 00:07:58,729 --> 00:08:01,607 だが ここじゃ 人目につく可能性もある 122 00:08:01,857 --> 00:08:03,192 場所を変えたい 123 00:08:03,650 --> 00:08:06,904 いいわ あなたに10分あげる 124 00:08:07,237 --> 00:08:08,655 分かった 125 00:08:08,739 --> 00:08:10,115 案内する 126 00:08:13,327 --> 00:08:17,039 (堀北)こちらの出す条件は さっきのとおりでいいのね? 127 00:08:18,040 --> 00:08:19,374 (宝泉)そうだな… 128 00:08:19,875 --> 00:08:21,376 300万 129 00:08:22,211 --> 00:08:24,463 お前らが俺に貢げば— 130 00:08:24,755 --> 00:08:27,758 今すぐにバカどもを救済してやる 131 00:08:28,091 --> 00:08:29,760 お前 ふざけんなよ! 132 00:08:30,177 --> 00:08:32,054 (宝泉)ふざけてねえよ 133 00:08:32,346 --> 00:08:37,267 だから こうして もう一度 交渉の場を作ってやったんじゃねえか 134 00:08:37,768 --> 00:08:41,146 耳を貸そうとした私の判断ミスね 135 00:08:43,190 --> 00:08:44,191 (須藤)鈴音! 136 00:08:44,274 --> 00:08:45,692 (宝泉)ふっ! (須藤)くっ… 137 00:08:45,776 --> 00:08:46,777 何を… 138 00:08:48,028 --> 00:08:49,655 (宝泉)フッ フハハッ 139 00:08:49,738 --> 00:08:51,657 (堀北)あっ! (須藤)うっ… 140 00:08:52,115 --> 00:08:53,116 ぐっ… 141 00:08:54,826 --> 00:08:55,911 うう… 142 00:08:56,787 --> 00:09:00,916 (宝泉)どこまで相手できるか 見せてみろよ 143 00:09:00,999 --> 00:09:03,335 くっ… 上等だ 144 00:09:03,418 --> 00:09:05,921 鈴音に手ぇ上げるやつは— 145 00:09:06,004 --> 00:09:07,714 容赦しねえ! 146 00:09:08,507 --> 00:09:09,925 ううっ! ぐっ… 147 00:09:10,008 --> 00:09:12,052 あっ… うう… 148 00:09:12,469 --> 00:09:15,055 何を… 何を考えているの! 149 00:09:15,639 --> 00:09:16,807 堀北先輩 150 00:09:17,391 --> 00:09:19,101 おそらく以前の学校とは— 151 00:09:19,184 --> 00:09:22,062 少し事情が異なるのでは ないでしょうか 152 00:09:22,145 --> 00:09:27,317 私たち1年生は 今の状態を 先輩たちよりも理解しています 153 00:09:27,401 --> 00:09:28,819 どういうこと? 154 00:09:29,194 --> 00:09:32,531 私たち1年生の代表者 数名は— 155 00:09:32,614 --> 00:09:35,909 南雲(なぐも)会長から じきじきに説明を受けました 156 00:09:36,576 --> 00:09:41,081 “今年から この学校は より実力主義にしていく”と 157 00:09:41,164 --> 00:09:42,332 そんな… 158 00:09:43,458 --> 00:09:45,585 (堀北) ケンカも容認されるとでも? 159 00:09:45,669 --> 00:09:46,712 ぐっ! 160 00:09:46,795 --> 00:09:48,213 あっ くっ… 161 00:09:48,630 --> 00:09:52,175 おい 須藤 堀北を見てみろよ 162 00:09:52,551 --> 00:09:55,971 お前を鬼の形相で にらんでるぞ 163 00:09:56,054 --> 00:09:57,431 (須藤)うう… てめえ… 164 00:09:57,514 --> 00:10:01,184 (綾小路)おそらく 須藤とは比較にならない実戦経験 165 00:10:01,810 --> 00:10:05,480 なるほど 龍園すら戦いを避けたわけだ 166 00:10:06,523 --> 00:10:07,524 (宝泉)うっ… 167 00:10:08,483 --> 00:10:09,609 (須藤)うおおっ! 168 00:10:09,693 --> 00:10:10,694 (宝泉)フッ 169 00:10:12,738 --> 00:10:14,656 (須藤)ううっ! (宝泉)っと… 170 00:10:14,740 --> 00:10:16,658 (宝泉)力比べがしたいのか? 171 00:10:17,117 --> 00:10:19,911 こんなことをしても 誰も得しないわ! 172 00:10:19,995 --> 00:10:21,163 (宝泉)ふっ 173 00:10:21,246 --> 00:10:22,914 (宝泉)ううーっ! (須藤)あっ… 174 00:10:23,540 --> 00:10:26,168 (宝泉)うおりゃー! (須藤)うわっ! 175 00:10:26,877 --> 00:10:28,086 (須藤)ううっ 176 00:10:29,171 --> 00:10:30,547 (綾小路)宝泉は本当に— 177 00:10:31,214 --> 00:10:35,385 暴力による支配で 流れを変えられると思っているのか? 178 00:10:36,094 --> 00:10:40,057 いや そこまで愚かな思考を しているとは思えない 179 00:10:41,308 --> 00:10:43,518 なら このケンカの果てに— 180 00:10:44,603 --> 00:10:47,564 宝泉は いったい何を求めている? 181 00:10:48,398 --> 00:10:49,816 さーて 182 00:10:50,400 --> 00:10:52,819 頼りがいのある ボディーガードは— 183 00:10:53,320 --> 00:10:54,821 沈んだ 184 00:10:55,155 --> 00:10:59,451 私たちが あなたの暴力に屈するとでも? 185 00:11:00,327 --> 00:11:02,829 (宝泉)ここで徹底的に潰して— 186 00:11:02,913 --> 00:11:06,958 泣きながら念書の一つや二つ 書かせてやるよ 187 00:11:07,417 --> 00:11:10,712 いいわ 私があなたを止める 188 00:11:11,088 --> 00:11:13,256 (宝泉)こりゃ おもしれえ 189 00:11:13,340 --> 00:11:15,217 やるってんなら— 190 00:11:15,300 --> 00:11:18,261 こっちは大歓迎だぜ! 191 00:11:19,304 --> 00:11:20,472 (堀北)ふっ! (宝泉)うぐっ 192 00:11:20,555 --> 00:11:21,723 (堀北)ふっ! (宝泉)うっ… 193 00:11:22,724 --> 00:11:23,725 (堀北)くっ! 194 00:11:25,811 --> 00:11:29,439 (宝泉)結構いい動き… するじゃねえか 195 00:11:29,523 --> 00:11:30,524 ふっ! 196 00:11:31,274 --> 00:11:32,692 す… 鈴音! 197 00:11:32,776 --> 00:11:34,111 (堀北)うっ! 198 00:11:36,321 --> 00:11:37,322 (宝泉)んっ… 199 00:11:37,989 --> 00:11:42,494 よう 堀北 俺と契約を結べよ 200 00:11:43,036 --> 00:11:44,830 500万 201 00:11:45,247 --> 00:11:48,125 それで すべて丸く収まるだろ? 202 00:11:48,458 --> 00:11:50,627 じょ… 冗談じゃないわ 203 00:11:51,545 --> 00:11:54,756 綾小路君 誰か先生たちを呼んで! 204 00:11:54,840 --> 00:11:57,008 それは やめとけ 205 00:11:57,634 --> 00:11:59,886 こいつらのケガが— 206 00:11:59,970 --> 00:12:03,765 今の数倍は ひどくなるぜ 207 00:12:04,683 --> 00:12:07,310 堀北 最後のチャンスをやる 208 00:12:07,644 --> 00:12:11,565 今 ここで俺に服従して ポイントを用意するなら— 209 00:12:11,648 --> 00:12:14,526 綾小路は殺さないでいてやるよ 210 00:12:14,609 --> 00:12:17,279 (堀北)あ… あなた 何を… 211 00:12:17,737 --> 00:12:20,782 俺との契約をノーだと言うのなら— 212 00:12:21,241 --> 00:12:24,035 これで綾小路を刺す 213 00:12:24,119 --> 00:12:28,665 ポイントのためなら 俺は これくらいのことはするぜ? 214 00:12:29,124 --> 00:12:30,917 (七瀬)これ以上は やめてください 215 00:12:31,293 --> 00:12:34,421 やはり 君のやり方は 私には認められません 216 00:12:34,880 --> 00:12:38,175 どけ 七瀬 でしゃばんな 217 00:12:38,758 --> 00:12:40,677 ごめんなさい 堀北先輩 218 00:12:41,261 --> 00:12:43,972 最初から宝泉君と組むことは 不可能だったんです 219 00:12:44,055 --> 00:12:45,056 (堀北)えっ? 220 00:12:45,599 --> 00:12:50,687 (七瀬)堀北先輩は 宝泉君の言葉で 今回の協力関係を思いつかれた 221 00:12:51,480 --> 00:12:53,190 でも すべては最初から— 222 00:12:53,273 --> 00:12:55,817 こうするための 手段でしかなかったんです 223 00:12:55,901 --> 00:12:58,195 ペラペラうるせえよ 224 00:12:58,904 --> 00:13:03,867 綾小路をやれば 俺たちのクラスは 潤沢な資金を得られる 225 00:13:03,950 --> 00:13:07,037 それが どれだけ有利になるかは 明らかだ 226 00:13:07,120 --> 00:13:08,580 (七瀬)そうですね 227 00:13:09,539 --> 00:13:12,167 しかし 私には まだ 綾小路先輩が— 228 00:13:12,250 --> 00:13:14,794 狙われなければならないほどの 生徒であるとは— 229 00:13:14,878 --> 00:13:16,713 見極められませんでした 230 00:13:17,172 --> 00:13:19,716 (宝泉)んなこと 俺には関係ねえな 231 00:13:20,133 --> 00:13:23,428 邪魔するんなら 引っ込んでろ! 232 00:13:24,304 --> 00:13:26,932 さあ いくぜ 233 00:13:27,015 --> 00:13:31,228 綾小路! 234 00:13:32,270 --> 00:13:33,355 (ナイフが刺さる音) 235 00:13:40,779 --> 00:13:44,741 なっ! てめえ… 綾小路 236 00:13:45,408 --> 00:13:49,204 (綾小路)このナイフ 正確にはペティナイフだが— 237 00:13:49,287 --> 00:13:51,248 俺が購入したものだ 238 00:13:51,998 --> 00:13:53,750 何のことだ? 239 00:13:54,334 --> 00:13:56,253 (綾小路) この場所まで おびき出し— 240 00:13:56,628 --> 00:13:59,047 強引なケンカに発展させる 241 00:13:59,673 --> 00:14:02,717 仲間を痛めつけられて 逆上した俺が— 242 00:14:03,009 --> 00:14:06,846 万一にと隠し持っていたナイフで お前を刺してしまう 243 00:14:07,389 --> 00:14:09,766 そういう筋書きだったんだよな? 244 00:14:10,642 --> 00:14:14,521 相手を刺す握り方じゃないのは 見れば明らか 245 00:14:15,105 --> 00:14:16,773 刃を上にしたのも— 246 00:14:16,856 --> 00:14:19,276 刺された形に 見せかけるため 247 00:14:20,026 --> 00:14:23,196 ハハッ それが分かってたからって— 248 00:14:23,280 --> 00:14:26,533 刺されにくるとか 頭 イカれてんのかよ 249 00:14:26,866 --> 00:14:30,203 (綾小路)阻止するには この方法がベストだからな 250 00:14:30,579 --> 00:14:32,706 それに似たようなものだろ 251 00:14:32,956 --> 00:14:36,042 お前だって 大ケガ覚悟で仕掛けにきたんだ 252 00:14:36,626 --> 00:14:41,715 お前たち1年生の中でも 限られた人間にだけ与えられた— 253 00:14:41,965 --> 00:14:45,844 何か特別な試験のようなものが 動いてるみたいだな 254 00:14:46,970 --> 00:14:49,180 そして その内容は— 255 00:14:49,264 --> 00:14:51,558 俺を退学にすることだ 256 00:14:51,641 --> 00:14:52,809 (堀北)えっ? (須藤)なっ… 257 00:14:53,310 --> 00:14:57,439 (宝泉)どうして このナイフが お前のものだって分かった? 258 00:14:57,772 --> 00:15:00,567 こっちにも それなりの調べはついてる 259 00:15:00,650 --> 00:15:04,821 昨日の時点で このナイフの購入者は俺だけだった 260 00:15:04,904 --> 00:15:08,074 なんだ てめえ… 何者(なにもん)だよ 261 00:15:08,742 --> 00:15:10,201 さて どうする? 262 00:15:10,619 --> 00:15:12,746 持ち主は 俺だとしても— 263 00:15:12,829 --> 00:15:14,581 刺したのは お前だ 264 00:15:14,914 --> 00:15:18,960 言い逃れできなければ 退学になるぞ 宝泉 265 00:15:19,044 --> 00:15:20,045 (宝泉)くっ… 266 00:15:20,128 --> 00:15:22,839 そこまで見抜いての行動だったわけか 267 00:15:25,175 --> 00:15:26,593 綾小路! 268 00:15:26,676 --> 00:15:28,762 だ… 大丈夫なの? 269 00:15:29,095 --> 00:15:30,347 心配はない 270 00:15:30,805 --> 00:15:33,600 てめえ どこまで つかんでたんだ? 271 00:15:34,309 --> 00:15:36,728 最初に違和感を 覚えたのは— 272 00:15:36,978 --> 00:15:38,355 天沢(あまさわ)が俺と モールに— 273 00:15:38,438 --> 00:15:40,357 買い出しに 行ったときだ 274 00:15:40,607 --> 00:15:42,025 天沢さん? 275 00:15:42,108 --> 00:15:45,153 彼女が この件に 関係しているというの? 276 00:15:45,236 --> 00:15:46,279 ああ 277 00:15:46,363 --> 00:15:49,074 宝泉がナイフを 購入しようとしていたところに— 278 00:15:49,157 --> 00:15:52,369 声をかけ 止めたのを 店員が見ていた 279 00:15:53,078 --> 00:15:55,955 この作戦を考えたのは お前だが— 280 00:15:56,039 --> 00:15:58,958 より完璧なものにしたのは天沢だ 281 00:15:59,584 --> 00:16:02,712 凶器のナイフは俺自身に 購入させることができれば— 282 00:16:02,796 --> 00:16:04,255 ベストだからな 283 00:16:04,589 --> 00:16:06,966 ヘアゴムを捜しに来た一件も— 284 00:16:07,050 --> 00:16:10,762 ナイフを持ち出すために 適当な理由をつけただけ 285 00:16:10,845 --> 00:16:12,597 あとは 指紋を付けずに— 286 00:16:12,681 --> 00:16:14,766 それを 宝泉に提供した 287 00:16:15,225 --> 00:16:16,267 くっ… 288 00:16:16,351 --> 00:16:18,019 よく知りもしねえ 女に— 289 00:16:18,103 --> 00:16:20,271 協力させたのが 失敗だったか 290 00:16:21,022 --> 00:16:25,777 いいや 天沢のおかげで この戦略は形を成していた 291 00:16:26,695 --> 00:16:29,114 お前だけなら破綻してたな 292 00:16:29,989 --> 00:16:35,036 宝泉 この件は俺たちだけの中で 伏せておいてもいい 293 00:16:35,787 --> 00:16:37,539 どういうつもりだ? 294 00:16:38,081 --> 00:16:40,291 (綾小路) その代わりと言っちゃなんだが— 295 00:16:40,834 --> 00:16:42,794 2つ条件がある 296 00:16:43,294 --> 00:16:48,299 1つは Dクラスどうしの 対等な協力関係を結ぶこと 297 00:16:48,883 --> 00:16:50,218 2つ目は— 298 00:16:50,510 --> 00:16:53,471 今度の特別試験の パートナーとして— 299 00:16:53,555 --> 00:16:55,432 お前には俺と 組んでもらいたい 300 00:16:55,515 --> 00:16:56,808 (宝泉)なっ… 301 00:16:57,434 --> 00:17:01,062 (綾小路)宝泉こそ パートナー候補には最適 302 00:17:01,396 --> 00:17:03,314 ホワイトルーム生なら— 303 00:17:03,398 --> 00:17:07,193 あれほど目立つような行動を取るとは 考えにくい 304 00:17:07,277 --> 00:17:08,445 (拍手) 305 00:17:08,820 --> 00:17:12,657 (宝泉)いいぜ いいぜ 綾小路先輩よ 306 00:17:12,741 --> 00:17:15,994 こんなに心躍った相手は初めてだ 307 00:17:16,244 --> 00:17:20,457 腕力で ねじ伏せてやるだけが 楽しみじゃないことは分かってる 308 00:17:20,790 --> 00:17:24,294 ぶち殺してやるから 楽しみにしとけや 309 00:17:28,173 --> 00:17:29,883 (綾小路)翌月曜日 310 00:17:29,966 --> 00:17:34,929 七瀬と堀北の話し合いにより 対等な協力関係が結ばれ— 311 00:17:35,013 --> 00:17:37,223 全パートナーが成立 312 00:17:37,640 --> 00:17:39,893 こうして特別試験は無事終わり— 313 00:17:39,976 --> 00:17:41,728 5月1日 314 00:17:41,811 --> 00:17:43,730 結果発表の日を迎えた 315 00:17:43,813 --> 00:17:47,734 (生徒たちの ざわめき) 316 00:17:48,610 --> 00:17:50,487 (堀北)言い訳はしないわ 317 00:17:50,862 --> 00:17:51,988 悔しいけれど— 318 00:17:52,530 --> 00:17:55,158 あなたを 認めずにはいられないことが— 319 00:17:55,241 --> 00:17:57,744 立て続けに2つも起こってしまった 320 00:17:58,661 --> 00:18:00,747 勝負は私の負けよ 321 00:18:01,206 --> 00:18:04,000 それよりも 七瀬さんのことだけど… 322 00:18:05,627 --> 00:18:08,171 (堀北)私たちと 友好的に接していたのも— 323 00:18:08,254 --> 00:18:10,465 すべては演技だったということ? 324 00:18:10,799 --> 00:18:14,928 (七瀬) 堀北先輩と手を取り合いたいと 考えていたことは本当です 325 00:18:15,011 --> 00:18:16,012 ただ… 326 00:18:16,679 --> 00:18:21,267 綾小路先輩を狙うという戦略が 最優先だっただけです 327 00:18:21,851 --> 00:18:23,770 どうして そんなことを… 328 00:18:24,687 --> 00:18:27,857 (七瀬)2年Dクラスの綾小路清隆 329 00:18:28,149 --> 00:18:30,944 この人物を退学させた生徒には— 330 00:18:31,027 --> 00:18:34,239 2千万プライベートポイントが 支払われる 331 00:18:34,614 --> 00:18:39,285 そんな特別試験が 私たちに与えられているからです 332 00:18:39,702 --> 00:18:41,538 何だよ それ 333 00:18:42,080 --> 00:18:46,543 そんな理不尽な試験 どこの誰が決めたというの? 334 00:18:49,295 --> 00:18:52,715 (七瀬)ひとまず 伝えるべきことは お伝えしました 335 00:18:52,799 --> 00:18:57,303 これで綾小路先輩も 私たち以外の1年生全クラスに— 336 00:18:57,387 --> 00:19:00,807 強い警戒心を 抱いてもらえるのではないでしょうか 337 00:19:01,641 --> 00:19:04,561 そんな答えで 納得できるわけがないでしょう 338 00:19:04,644 --> 00:19:05,812 綾小路君はケガを… 339 00:19:05,895 --> 00:19:07,355 大丈夫だ 340 00:19:07,814 --> 00:19:11,818 その状況が分かっただけでも 十分にありがたい 341 00:19:11,901 --> 00:19:17,282 ですが 宝泉君に手を貸した理由は それだけではありません 342 00:19:18,032 --> 00:19:19,075 僕には— 343 00:19:19,158 --> 00:19:22,495 綾小路先輩が この学校にふさわしい人だとは— 344 00:19:22,579 --> 00:19:24,330 思えなかったからです 345 00:19:25,373 --> 00:19:27,333 あの話が本当なら… 346 00:19:27,667 --> 00:19:29,294 (茶柱佐枝(ちゃばしら さえ))ここにいたのか 347 00:19:29,919 --> 00:19:31,212 綾小路 348 00:19:32,672 --> 00:19:34,424 今日のところは帰るわ 349 00:19:34,632 --> 00:19:38,595 試験の約束に関しては また後日 話をさせて 350 00:19:39,387 --> 00:19:41,598 (綾小路)俺に何の用件ですか? 351 00:19:41,848 --> 00:19:45,101 月城(つきしろ)理事長代理が お前を呼んでいる 352 00:19:45,935 --> 00:19:49,105 (月城常成(ときなり)) 4月も終わりましたが— 353 00:19:49,731 --> 00:19:53,985 送り込んだ生徒が誰なのか つかめましたか? 354 00:19:54,819 --> 00:19:56,112 あいにくと 355 00:19:56,362 --> 00:19:59,324 (月城)ずいぶんと あっさり認めますね 356 00:19:59,657 --> 00:20:02,493 確信のないことは口にしません 357 00:20:03,286 --> 00:20:04,495 (月城)なるほど 358 00:20:05,371 --> 00:20:09,667 あの子は上手に潜り込めた ということですね 359 00:20:10,501 --> 00:20:14,839 (綾小路) ホワイトルーム生独特の気配は 一切 感じられなかった 360 00:20:15,506 --> 00:20:17,884 きれいに においを消しましたね 361 00:20:18,301 --> 00:20:20,219 (月城)この数か月— 362 00:20:20,470 --> 00:20:21,471 カリキュラムとして— 363 00:20:21,554 --> 00:20:25,391 高校生になりきることに 取り組んでいたようですので 364 00:20:26,017 --> 00:20:29,979 ひとまず 綾小路君は見抜けなかった 365 00:20:30,647 --> 00:20:33,900 それが確認できたので よしとしましょう 366 00:20:34,734 --> 00:20:36,861 下がってくれてかまいません 367 00:20:37,278 --> 00:20:40,657 何か想定外のトラブルでも 起きましたか? 368 00:20:40,990 --> 00:20:44,494 (月城)根拠はあるのですか? 369 00:20:45,244 --> 00:20:48,665 (綾小路)月城理事長代理の 思惑とは裏腹に— 370 00:20:49,040 --> 00:20:52,168 ホワイトルーム生が 指示に従わなかった 371 00:20:52,752 --> 00:20:55,463 そう考えると しっくりくるんですが 372 00:20:55,880 --> 00:21:00,426 (月城)まったく 君は おもしろい発想をしますねえ 373 00:21:00,927 --> 00:21:03,930 いいでしょう 認めます 374 00:21:04,681 --> 00:21:09,310 確かに今回 あの子は 私の立てたプランを無視した 375 00:21:09,978 --> 00:21:12,772 気をつけてください 綾小路君 376 00:21:12,855 --> 00:21:16,567 今回 ホワイトルーム生を 送り込むと決めたのは— 377 00:21:17,151 --> 00:21:18,945 私ではない 378 00:21:19,779 --> 00:21:24,409 どうにも上は きな臭いことを 考えているおそれがあります 379 00:21:26,452 --> 00:21:31,457 (綾小路)月城とホワイトルーム生も 一枚岩じゃないということか 380 00:21:32,041 --> 00:21:33,334 それとも— 381 00:21:33,751 --> 00:21:36,254 これすらも俺を惑わすフェーク 382 00:21:36,337 --> 00:21:38,339 (月城)それに もし あの子が— 383 00:21:38,423 --> 00:21:43,094 あなたの父上の意向すら 無視しているのだとしたら— 384 00:21:43,386 --> 00:21:48,141 退学を選んだほうが幸せだった ということにもなりかねません 385 00:21:48,933 --> 00:21:54,063 ホワイトルームの最高傑作である 君に向けられる嫉妬や憎悪は— 386 00:21:54,147 --> 00:21:56,733 計り知れないですからねえ 387 00:21:57,692 --> 00:22:01,612 君がどうなれば あの子は納得するのか… 388 00:22:02,363 --> 00:22:05,616 考えただけで恐ろしいですよ 389 00:22:10,371 --> 00:22:17,378 ♪~ 390 00:23:31,327 --> 00:23:38,334 ~♪