1 00:00:01,969 --> 00:00:11,979 ♬~ 2 00:00:14,982 --> 00:00:17,484 すごいですよ 綾小路先生。 3 00:00:17,484 --> 00:00:20,821 清隆くんは紛れもなく天才です。 4 00:00:20,821 --> 00:00:24,825 (綾小路の父)生まれながらの 天才では意味がない。 5 00:00:24,825 --> 00:00:27,828 ここは どんな劣悪なDNAでも➡ 6 00:00:27,828 --> 00:00:31,832 優秀な存在に育てる 機関であることを忘れるな。 7 00:00:31,832 --> 00:00:33,834 あ… はい。 8 00:00:33,834 --> 00:00:38,505 俺の息子だからといって 一切 ひいきはするな。 9 00:00:38,505 --> 00:00:41,608 その結果 潰れてもかまわん。 10 00:00:43,677 --> 00:00:46,346 (坂柳の父)珍しいね 有栖。 11 00:00:46,346 --> 00:00:49,182 君が そんなに興味を持つなんて。 12 00:00:49,182 --> 00:00:53,186 (坂柳)人工的に 天才をつくるという実験。 13 00:00:53,186 --> 00:00:55,856 興味が湧かないはず ありません。 14 00:00:55,856 --> 00:00:59,359 相変わらずだね 君は。 15 00:00:59,359 --> 00:01:01,295 あの子…。 16 00:01:01,295 --> 00:01:04,965 ああ 彼は先生のご子息だね。 17 00:01:04,965 --> 00:01:11,638 たしか 名前は… 綾小路清隆くんだったか。 18 00:01:11,638 --> 00:01:16,543 綾小路清隆。 19 00:01:27,988 --> 00:01:33,327 (坂上)これより 今年度最終特別試験を始める。 20 00:01:33,327 --> 00:01:38,665 各クラス 提出した10種目の中から 5種目を選択し➡ 21 00:01:38,665 --> 00:01:40,867 決定ボタンを押すように。 22 00:01:44,338 --> 00:01:48,842 私は あなたと戦う日を 待ち望んでいました。 23 00:01:48,842 --> 00:01:53,046 運命として それは決まっていたんです。 24 00:01:57,851 --> 00:02:02,789 (綾小路)運命か。 ずいぶん 抽象的なことを言うんだな。 25 00:02:02,789 --> 00:02:04,958 乙女ですから。 26 00:02:04,958 --> 00:02:08,795 (星之宮)せっかく大活躍で Cクラスにあがったのに➡ 27 00:02:08,795 --> 00:02:13,800 相手が坂柳さんなんて 綾小路くん かわいそう。 28 00:02:13,800 --> 00:02:15,802 先生 同情しちゃう。 29 00:02:15,802 --> 00:02:18,305 私情は挟まないように。 30 00:02:18,305 --> 00:02:20,307 すみませ~ん! 31 00:02:20,307 --> 00:02:26,647 では 1戦目の種目を決定する。 32 00:02:26,647 --> 00:02:32,152 普通なら お手柔らかにと 申し上げるところですが。 33 00:02:32,152 --> 00:02:35,355 全力で向かってきてくださいね。 34 00:02:46,500 --> 00:02:51,304 あえて エースの須藤くんを 温存する作戦ですね。 35 00:02:53,507 --> 00:02:56,510 この種目の司令塔ルールは➡ 36 00:02:56,510 --> 00:03:01,782 任意のタイミングで メンバーを 一人だけ入れ替えてもよい。 37 00:03:01,782 --> 00:03:03,950 ですか。 38 00:03:03,950 --> 00:03:05,952 (ブザー) 39 00:03:05,952 --> 00:03:22,636 ♬~ 40 00:03:22,636 --> 00:03:24,971 あ~。 (長谷部)でも 須藤くん抜きでも➡ 41 00:03:24,971 --> 00:03:26,973 戦えてるじゃん。 42 00:03:26,973 --> 00:03:30,277 (鈴音)変ね 手応えがなさすぎる。 43 00:03:32,646 --> 00:03:34,648 (警報音) 44 00:03:34,648 --> 00:03:36,650 司令塔ルールを使用。 45 00:03:36,650 --> 00:03:41,988 選手交代 本堂遼太郎に代わり須藤健。 46 00:03:41,988 --> 00:03:45,992 《やはり この程度の策は見抜きますか。 47 00:03:45,992 --> 00:03:48,495 そうでなくては》 48 00:03:48,495 --> 00:03:52,999 ♬~ 49 00:03:52,999 --> 00:03:55,669 (須藤)なっ!? (鬼頭)どうした!? 50 00:03:55,669 --> 00:03:59,940 俺みたいな素人に 手も足も出ないか? 51 00:03:59,940 --> 00:04:03,443 テメエ バスケ経験者だな? フンッ! 52 00:04:07,114 --> 00:04:10,117 さっきまで 手ぇ抜いてやがったな! 53 00:04:10,117 --> 00:04:14,287 フン。 いいや お前が弱いだけだ。 54 00:04:14,287 --> 00:04:16,490 ざけんな テメエ! 55 00:04:18,458 --> 00:04:22,796 (坂柳)フフ… 精神的に揺さぶりをかければ➡ 56 00:04:22,796 --> 00:04:24,798 須藤くんは崩れる。 57 00:04:24,798 --> 00:04:29,302 いかに技術が優れていても 心が未熟であれば…。 58 00:04:29,302 --> 00:04:31,304 (綾小路)未熟? 59 00:04:31,304 --> 00:04:33,807 それは いつの情報だ? 60 00:04:35,809 --> 00:04:39,479 お前が出てきたら逆転されたぞ バスケ部。 61 00:04:39,479 --> 00:04:41,815 んだとぉ! ナメんな! 62 00:04:41,815 --> 00:04:43,817 単細胞が。 63 00:04:43,817 --> 00:04:46,653 くっ… 寛治! 64 00:04:46,653 --> 00:04:48,989 (小野寺)フッ! 65 00:04:48,989 --> 00:04:50,991 (歓声) 66 00:04:50,991 --> 00:04:54,161 さすが須藤くん! 小野寺さん ナイシュー! 67 00:04:54,161 --> 00:04:57,831 まだ時間はあるよ。 池と須藤 息ぴったりだな。 68 00:04:57,831 --> 00:04:59,833 (ブザー) 69 00:04:59,833 --> 00:05:02,269 (坂上)勝者 Cクラス! 70 00:05:02,269 --> 00:05:06,106 おっしゃ~! やったぜ みんな! ハァ ハァ…。 71 00:05:06,106 --> 00:05:08,608 (坂柳)なるほど。 72 00:05:08,608 --> 00:05:11,812 彼も成長していた ということですか。 73 00:05:13,780 --> 00:05:17,284 よくやってくれたね みんな! Aクラスに勝てたぞ! 74 00:05:17,284 --> 00:05:23,790 とはいえ 須藤くんという 強力なカードを早々に切らされたわ。 75 00:05:23,790 --> 00:05:27,794 (坂上)2戦目 タイピング技能対決。 76 00:05:27,794 --> 00:05:31,298 またCクラスの選択種目ですか。 77 00:05:31,298 --> 00:05:34,801 くじ運は そちらにあるようですね。 78 00:05:37,637 --> 00:05:39,639 (外村)フフフフフ…。 79 00:05:39,639 --> 00:06:13,106 ♬~ 80 00:06:13,106 --> 00:06:15,275 やりますね。 81 00:06:15,275 --> 00:06:17,944 あと一つだ! よっしゃ リーチ! 82 00:06:17,944 --> 00:06:21,281 (平田)自分たちが提出した種目は 確実に取れてる。 83 00:06:21,281 --> 00:06:25,452 (長谷部)っていうことは。 (佐藤)次の種目の抽選次第では。 84 00:06:25,452 --> 00:06:28,288 (坂上)それでは 次の対戦種目は。 85 00:06:28,288 --> 00:06:30,957 あっちのじゃん…。 86 00:06:30,957 --> 00:06:33,460 (坂上)エントリーする生徒を 選択しなさい。 87 00:06:33,460 --> 00:06:37,464 これは絶対に 落とすわけにはいきませんね。 88 00:06:37,464 --> 00:06:42,135 こちらの選手は 田宮江美さん。 89 00:06:42,135 --> 00:06:45,472 そして 葛城康平くん。 90 00:06:45,472 --> 00:06:47,474 (幸村)よしっ。 91 00:06:47,474 --> 00:06:52,646 こちらは 松下千秋と高円寺六助。 92 00:06:52,646 --> 00:06:55,148 (坂柳)この種目は 総合点ではなく➡ 93 00:06:55,148 --> 00:06:59,819 最高得点を出した生徒のクラスが 勝つルール。 94 00:06:59,819 --> 00:07:06,092 高円寺くんが真面目にやらずとも 松下さんでカバーする作戦ですね。 95 00:07:06,092 --> 00:07:08,428 問題は全10問。 96 00:07:08,428 --> 00:07:12,766 後ろにいくほど 難しいが 高得点の配分となっている。 97 00:07:12,766 --> 00:07:14,768 では 始め! 98 00:07:21,608 --> 00:07:24,110 えっ!? 何… 何! あんなの無理でしょ。 99 00:07:24,110 --> 00:07:26,112 時間 短すぎ~。 100 00:07:26,112 --> 00:07:34,454 ♬~ 101 00:07:34,454 --> 00:07:37,457 高円寺の野郎 真面目にやる気ねえぞ! 102 00:07:37,457 --> 00:07:39,793 高円寺くん…。 103 00:07:39,793 --> 00:07:44,130 (坂上)以上 全10問 解答時間終了。 104 00:07:44,130 --> 00:07:47,634 最後のほうとか 解かせる気ないんじゃない? 105 00:07:47,634 --> 00:07:53,974 え~ 司令塔ルールとして1問だけ 司令塔が解答を指示できる。 106 00:07:53,974 --> 00:07:59,145 私は10問目を答えますが 綾小路くんは? 107 00:07:59,145 --> 00:08:01,748 俺も同じだ。 108 00:08:01,748 --> 00:08:04,250 📺(高円寺)フッフフフ…。 109 00:08:04,250 --> 00:08:08,588 (高円寺)初めてやったが なかなかおもしろい遊びだねぇ。 110 00:08:08,588 --> 00:08:11,257 最後の問題の答えは…。 111 00:08:11,257 --> 00:08:15,261 📺7,619… だろう? 112 00:08:15,261 --> 00:08:18,965 (坂柳)これはこれは… 驚きですね。 113 00:08:20,934 --> 00:08:23,103 集計の結果を発表する。 114 00:08:23,103 --> 00:08:26,439 得点1位は 葛城康平。 115 00:08:26,439 --> 00:08:28,441 勝者 Aクラス。 116 00:08:28,441 --> 00:08:30,944 畜生! クソッ! 117 00:08:30,944 --> 00:08:34,781 (坂柳)葛城くんには あらかじめ伝えておきました。 118 00:08:34,781 --> 00:08:41,488 もし裏切れば Aクラスで懸命に 頑張っている生徒を退学させると。 119 00:08:50,130 --> 00:08:53,800 高円寺くんが本気を出さなくて 助かりました。 120 00:08:53,800 --> 00:08:55,969 制御しきれない力は➡ 121 00:08:55,969 --> 00:09:00,240 戦略には組み込めない。 確かに。 122 00:09:00,240 --> 00:09:03,076 ともあれ これで3勝3敗。 123 00:09:03,076 --> 00:09:07,247 追いついたのに なぜ浮かない顔をしてるんだ。 124 00:09:07,247 --> 00:09:12,752 あと1種目で この楽しい時間が 終わってしまうからですよ。 125 00:09:12,752 --> 00:09:16,089 はぁ…。 126 00:09:16,089 --> 00:09:18,091 《あとは…》 127 00:09:18,091 --> 00:09:23,096 7戦目 最終戦の種目を発表する。 128 00:09:23,096 --> 00:09:28,268 ああ…! この種目が 最後に選ばれるなんて! 129 00:09:28,268 --> 00:09:31,771 司令塔が長時間 指示を出せるルール。 130 00:09:31,771 --> 00:09:36,443 つまり 私たちの実力が勝負を決めます。 131 00:09:36,443 --> 00:09:40,447 あいにくと 俺はチェスが得意なんだ。 132 00:09:40,447 --> 00:09:44,451 それはそれは… 奇遇ですね。 133 00:09:56,463 --> 00:10:00,467 ⦅はぁ…。 彼は最も優秀な被験者だ。 134 00:10:00,467 --> 00:10:05,805 けど僕は あの子がかわいそうに 思えて しかたないんだ。 135 00:10:05,805 --> 00:10:07,807 どうしてです? 136 00:10:07,807 --> 00:10:11,978 彼は生まれた瞬間から この施設で過ごしている。 137 00:10:11,978 --> 00:10:17,083 両親の愛情も 人肌のぬくもりも知らず…⦆ 138 00:10:52,185 --> 00:10:55,588 (坂上)それではこれより 最終戦を開始する。 139 00:10:57,524 --> 00:11:10,637 ♬~ 140 00:11:10,637 --> 00:11:15,808 (橋本)チェスを覚えて数か月だからさ 手加減してくれよ。 141 00:11:15,808 --> 00:11:20,480 おあいにくさま。 私は1週間ほどよ。 142 00:11:20,480 --> 00:11:22,482 ⦅📱(綾小路)誰だろうと➡ 143 00:11:22,482 --> 00:11:26,986 手を抜いている俺より 強い相手は いない⦆ 144 00:11:28,988 --> 00:11:30,990 《なぜかしら➡ 145 00:11:30,990 --> 00:11:32,992 負ける気がしない》 146 00:11:32,992 --> 00:11:50,510 ♬~ 147 00:11:50,510 --> 00:11:56,349 ひねくれた戦い方だろ? 坂柳さん譲りかしら。 148 00:11:56,349 --> 00:12:00,119 そっちも よっぽど腕のあるヤツに 叩き込まれたか? 149 00:12:00,119 --> 00:12:02,622 さあ どうかしら。 150 00:12:02,622 --> 00:12:10,129 まっ いいさ。 それより 綾小路について聞いてもいいか? 151 00:12:10,129 --> 00:12:12,799 俺は無人島の一件から➡ 152 00:12:12,799 --> 00:12:17,637 裏で暗躍していたのは 綾小路じゃないかと思ってるんだ。 153 00:12:17,637 --> 00:12:19,639 どうして そう思うの? 154 00:12:19,639 --> 00:12:23,142 ただの勘さ。 答えてくれよ。 155 00:12:23,142 --> 00:12:28,648 答えるも何も あなたが何を 言っているのか わからないわ。 156 00:12:28,648 --> 00:12:32,819 そうか? 動揺してるように見えるけどな。 157 00:12:32,819 --> 00:12:36,489 あなたが揺さぶりを かけてくることは予想できてた。 158 00:12:36,489 --> 00:12:40,493 けど それじゃ 私の牙城は崩せない。 159 00:12:42,662 --> 00:12:44,664 おっ!? 160 00:12:44,664 --> 00:12:49,168 話をしている余裕が あなたにあるかしら? 161 00:12:49,168 --> 00:12:51,571 おもしろくなってきたぜ。 162 00:12:54,007 --> 00:12:58,177 このまま終局まで 見ていたくなるような勝負ですが。 163 00:12:58,177 --> 00:13:01,447 そろそろ介入させてもらいます。 164 00:13:01,447 --> 00:13:03,449 あっ!? (警報音) 165 00:13:05,618 --> 00:13:08,121 まだやれるって 言いたいところだが…。 166 00:13:08,121 --> 00:13:10,790 正直 助かるぜ。 167 00:13:10,790 --> 00:13:17,130 ♬~ 168 00:13:17,130 --> 00:13:20,833 あっ! 《こんなに実力差があるなんて》 169 00:13:23,136 --> 00:13:25,638 参入なされないのですか? 170 00:13:25,638 --> 00:13:29,142 綾小路くん。 171 00:13:29,142 --> 00:13:34,147 このまま遠慮なく 勝ちにいかせてもらいますよ? 172 00:13:34,147 --> 00:13:38,985 《くっ… 私の力じゃ…。 173 00:13:38,985 --> 00:13:41,154 綾小路くん!》 174 00:13:41,154 --> 00:13:44,357 潮時か。 175 00:13:46,659 --> 00:13:52,999 はっ!? フッ… これでやっと 私たちの勝負になりましたね。 176 00:13:52,999 --> 00:13:58,671 ♬~ 177 00:13:58,671 --> 00:14:00,606 フフフフ…。 178 00:14:00,606 --> 00:14:12,285 ♬~ 179 00:14:12,285 --> 00:14:14,454 ハッ! 180 00:14:14,454 --> 00:14:20,960 おいおい お前ら どんな思考速度してんだよ! 181 00:14:20,960 --> 00:14:24,464 (鈴音)私たちの戦いが 情けなく見えるわね。 182 00:14:24,464 --> 00:14:26,632 (橋本)だな。 183 00:14:26,632 --> 00:14:29,135 どうですか 綾小路くん。 184 00:14:29,135 --> 00:14:33,473 私の一手は あなたの心に届いていますか。 185 00:14:33,473 --> 00:14:35,975 ああ 痛いほどにな。 186 00:14:35,975 --> 00:14:39,645 一つのミスで 一気に押し込まれそうだ。 187 00:14:39,645 --> 00:14:41,814 📺(坂柳)心配していませんよ。 188 00:14:41,814 --> 00:14:46,986 綾小路くんは ささいなミスなど絶対しない。 189 00:14:46,986 --> 00:14:50,990 だったら諦めてくれても いいんだけどな。 190 00:14:50,990 --> 00:14:53,326 それはできない相談です。 191 00:14:53,326 --> 00:14:58,331 ミスがないなら 実力で正面突破するまで。 192 00:15:00,266 --> 00:15:02,268 あっ!? 193 00:15:02,268 --> 00:15:07,273 ああ なんと楽しい時間なんでしょうか。 194 00:15:11,444 --> 00:15:15,548 あなたは その程度で終わる人では ありませんよね。 195 00:15:18,785 --> 00:15:21,587 こんな手が!? (警報音) 196 00:15:26,959 --> 00:15:29,128 ⦅ねぇ 有栖。 197 00:15:29,128 --> 00:15:34,300 もし ここの子どもたちが 誰よりも優秀に育ってしまったら。 198 00:15:34,300 --> 00:15:37,970 この施設が 当たり前になってしまったら。 199 00:15:37,970 --> 00:15:42,275 それは 不幸の始まりでしか ないと思うんだ。 200 00:15:45,311 --> 00:15:47,313 ご安心ください。 201 00:15:47,313 --> 00:15:51,984 私がそれを打ち砕いてみせます⦆ 202 00:15:51,984 --> 00:15:56,989 本当に見事です 綾小路くん。 203 00:15:56,989 --> 00:15:59,158 楽しい時間でした。 204 00:15:59,158 --> 00:16:02,595 終わらせるのは実に惜しい…。 205 00:16:02,595 --> 00:16:07,600 ですが… これで終わりです。 206 00:16:10,269 --> 00:16:12,271 あっ! フッ! 207 00:16:19,111 --> 00:16:21,781 《綾小路くん…。 208 00:16:21,781 --> 00:16:25,618 負けたくない。 私は…。 209 00:16:25,618 --> 00:16:28,454 私は負けを認めたくない…。 210 00:16:28,454 --> 00:16:30,456 勝ちたいの…! 211 00:16:30,456 --> 00:16:32,458 私にはできない。 212 00:16:32,458 --> 00:16:36,295 坂柳さんを超えるような 一手を打つことは…。 213 00:16:36,295 --> 00:16:39,499 あなたしかいないの!》 214 00:16:42,802 --> 00:16:44,804 (警報音) 215 00:16:44,804 --> 00:16:46,806 《この一手…!》 216 00:16:52,311 --> 00:16:55,648 お見事です 綾小路くん。 217 00:16:55,648 --> 00:16:58,651 今の一手は 常人には到底➡ 218 00:16:58,651 --> 00:17:02,755 たどりつけない領域であることは 疑う余地もない。 219 00:17:02,755 --> 00:17:07,927 しかし 私にも 勝つべき理由があります。 220 00:17:07,927 --> 00:17:12,431 《天才とは 生まれながらに決まるもの。 221 00:17:12,431 --> 00:17:15,601 あんな施設の存在など 無意味であると➡ 222 00:17:15,601 --> 00:17:21,440 真に優れたDNAを受け継ぐ私が 証明してみせましょう。 223 00:17:21,440 --> 00:17:26,112 それこそが 私のなすべき救済。 224 00:17:26,112 --> 00:17:31,284 そして あなたには 伝えなければならないことが…》 225 00:17:31,284 --> 00:17:34,620 チェック。 226 00:17:34,620 --> 00:17:36,622 あっ! 227 00:17:45,464 --> 00:17:48,801 (アラーム) 228 00:17:48,801 --> 00:17:51,003 はぁ…。 229 00:17:53,973 --> 00:17:57,310 負け… ました。 230 00:17:57,310 --> 00:18:00,813 (坂上)それまで。 勝者 Aクラス。 231 00:18:05,251 --> 00:18:08,588 とてもよい勝負でした。 232 00:18:08,588 --> 00:18:12,758 最後まで どちらに転んでも おかしくなかった。 233 00:18:12,758 --> 00:18:14,760 ただ…。 234 00:18:14,760 --> 00:18:16,762 なんだ。 235 00:18:16,762 --> 00:18:18,764 あの最後の一手。 236 00:18:18,764 --> 00:18:22,101 あなたは本当に 最善を考えて打ったのですか? 237 00:18:22,101 --> 00:18:25,104 それ以外に何がある。 238 00:18:25,104 --> 00:18:29,609 (月城)残酷な人ですね~ 綾小路くん。 239 00:18:29,609 --> 00:18:33,946 (月城)素直に教えて差し上げたら よろしいのに。 240 00:18:33,946 --> 00:18:36,115 なんのことですか。 241 00:18:36,115 --> 00:18:43,289 あの勝負 本来なら勝っていたのは 綾小路くんだったのですから。 242 00:18:43,289 --> 00:18:47,627 あのとき彼は 最善と思われた手を超える➡ 243 00:18:47,627 --> 00:18:50,463 更なる一手を打っていたのですよ。 244 00:18:50,463 --> 00:18:56,135 まさか… 私たちの試験に強制介入した…。 245 00:18:56,135 --> 00:18:59,305 綾小路くんの指示を改ざんし➡ 246 00:18:59,305 --> 00:19:05,077 堀北さんに伝える結果を ねじ曲げて…! 247 00:19:05,077 --> 00:19:07,079 ⦅あっ!⦆ 248 00:19:09,081 --> 00:19:12,418 なぜそのことを 告発しなかったのですか。 249 00:19:12,418 --> 00:19:17,256 (月城)自分の隠された事情を 表沙汰にするようなまね➡ 250 00:19:17,256 --> 00:19:20,926 彼にできると思いますか? 251 00:19:20,926 --> 00:19:23,596 あなたがいけないのですよ。 252 00:19:23,596 --> 00:19:30,102 綾小路くんに プロテクトポイントなどと いうものを与えたばかりに。 253 00:19:30,102 --> 00:19:34,106 ですが 惨めでも勝利は勝利。 254 00:19:34,106 --> 00:19:36,275 喜んではいかがです? 255 00:19:36,275 --> 00:19:39,111 挑発がお上手ですね。 256 00:19:39,111 --> 00:19:41,947 この代償は高くつきますよ。 257 00:19:41,947 --> 00:19:47,620 子ども風情が ずいぶんと おもしろいことを口にしますね。 258 00:19:47,620 --> 00:19:51,323 やってみてくださいよ。 259 00:21:26,318 --> 00:21:30,489 ふぅ… さすがですね 綾小路くん。 260 00:21:30,489 --> 00:21:32,491 私の負けです。 261 00:21:32,491 --> 00:21:35,327 ずいぶんと素直なんだな。 262 00:21:35,327 --> 00:21:39,665 あのときと同じ状況から 再開しての敗北。 263 00:21:39,665 --> 00:21:42,835 私はこの結果に満足しています。 264 00:21:42,835 --> 00:21:47,173 この特別試験 1対1の種目に絞って➡ 265 00:21:47,173 --> 00:21:50,509 直接 俺と競うことも できたはずだ。 266 00:21:50,509 --> 00:21:53,345 どうして そうしなかった? 267 00:21:53,345 --> 00:21:56,348 (坂柳)綾小路くんの実力を➡ 268 00:21:56,348 --> 00:21:59,952 周囲に知られてしまうことは 避けたかったんです。 269 00:21:59,952 --> 00:22:02,955 (綾小路)俺への配慮ということか。 270 00:22:02,955 --> 00:22:05,791 戦えてよかったです。 271 00:22:05,791 --> 00:22:10,963 これで私の中で 答えが見えました。 272 00:22:10,963 --> 00:22:14,967 あなたは紛れもなく 天才であるということが。 273 00:22:14,967 --> 00:22:18,470 けして偽物などではなかった。 274 00:22:20,472 --> 00:22:25,144 見ていたんだな。 ホワイトルームにいる俺を。 275 00:22:25,144 --> 00:22:29,315 あれ以来 私はチェスを たしなむようになりました。 276 00:22:29,315 --> 00:22:33,986 いつかあなたと 対局する日が来ると信じて。 277 00:22:33,986 --> 00:22:36,322 私は あなたのことが➡ 278 00:22:36,322 --> 00:22:39,658 知りたくて知りたくて しかたがないんです。 279 00:22:39,658 --> 00:22:42,161 ずっと追い続けてきた➡ 280 00:22:42,161 --> 00:22:47,100 出会うことのなかった 幼なじみのような心境なんです。 281 00:22:47,100 --> 00:22:51,170 一つ 謝罪させてください。 282 00:22:51,170 --> 00:22:53,172 謝罪? 283 00:22:53,172 --> 00:22:59,011 先ほど 1対1を避けた理由を お話ししましたが あれはウソです。 284 00:22:59,011 --> 00:23:00,946 ん…。 285 00:23:00,946 --> 00:23:04,783 本当は 一秒でも長く➡ 286 00:23:04,783 --> 00:23:10,623 綾小路くんと 一緒の空間にいたかった。 287 00:23:10,623 --> 00:23:15,461 人は触れ合うことで 温かさを知ることができる。 288 00:23:15,461 --> 00:23:18,797 それはとても大切なもの。 289 00:23:18,797 --> 00:23:26,305 ♬~ 290 00:23:26,305 --> 00:23:31,477 人肌のぬくもりも 決して悪いものではありません。 291 00:23:31,477 --> 00:23:34,313 覚えておいてください。 292 00:23:34,313 --> 00:23:37,316 どういう意味だ? 293 00:23:37,316 --> 00:23:41,120 遅くなった 私からのメッセージです。 294 00:23:45,991 --> 00:23:48,994 さあ 帰りましょう。