1 00:00:00,827 --> 00:00:11,838 ♬~ 2 00:00:11,838 --> 00:00:16,343 (石崎)妙なうわさ 流してんじゃねえぞ 橋本! 3 00:00:16,343 --> 00:00:18,345 (伊吹)アンタが坂柳の命令で➡ 4 00:00:18,345 --> 00:00:20,514 デタラメ流してるのは わかってんのよ。 5 00:00:20,514 --> 00:00:22,849 (ひより)やめてください 伊吹さん! 6 00:00:22,849 --> 00:00:24,851 (伊吹)アンタは下がってて。 7 00:00:24,851 --> 00:00:28,021 これ以上は ただじゃ済まねえぞ。 8 00:00:28,021 --> 00:00:30,023 (橋本)本当にやるのか? 9 00:00:30,023 --> 00:00:32,192 (三宅)おい やめろ! (幸村)よせって! 10 00:00:32,192 --> 00:00:34,527 (石崎)関係ないヤツは 引っ込んでろ! 11 00:00:34,527 --> 00:00:37,364 うわさを流されてるのは 綾小路も同じだ。 12 00:00:37,364 --> 00:00:39,533 無関係じゃない。 (橋本)でも➡ 13 00:00:39,533 --> 00:00:42,369 軽井沢が好きだなんて かわいいもんじゃねえか。 14 00:00:42,369 --> 00:00:45,539 (佐倉)ぜ… 全然かわいくありません! 15 00:00:45,539 --> 00:00:48,208 (綾小路)こんなことを 言いたくはないが➡ 16 00:00:48,208 --> 00:00:53,313 俺も お前を疑ってるんだ 橋本。 だろうな。 17 00:00:53,313 --> 00:00:57,150 お前と軽井沢の密会の 目撃者は俺だけだ。 18 00:00:57,150 --> 00:00:59,152 (佐倉/長谷部)密会!? 19 00:00:59,152 --> 00:01:01,321 (綾小路)やましいことはない。 20 00:01:01,321 --> 00:01:04,324 クッ… テメエ シカトしてんじゃねえぞ! 21 00:01:04,324 --> 00:01:08,161 石崎くん ケンカはだめです。 (石崎)だけどよ! 22 00:01:08,161 --> 00:01:10,163 ここで自白させても➡ 23 00:01:10,163 --> 00:01:12,999 坂柳さんが 認めるはずがありません。 24 00:01:12,999 --> 00:01:15,001 泣き寝入りしろっての!? 25 00:01:15,001 --> 00:01:19,673 今日のところは 許してもらえませんか? 26 00:01:19,673 --> 00:01:23,677 許すも何も ケガしたわけでもないしな。 27 00:01:23,677 --> 00:01:28,515 けど これ以上俺たちを 不用意に疑うのはやめてくれ。 28 00:01:28,515 --> 00:01:31,685 証拠もなしに絡まれちゃ 困るからな。 29 00:01:31,685 --> 00:01:36,022 わかりました。 行きましょう。 30 00:01:36,022 --> 00:01:38,024 チッ。 31 00:01:49,035 --> 00:01:53,139 (坂柳)一之瀬さんが やっと登校なさいましたね。 32 00:01:53,139 --> 00:01:56,309 (神室)試験には ギリ間に合ったってことね。 33 00:01:56,309 --> 00:02:00,513 で どうすんの? (坂柳)フッ…。 34 00:02:04,150 --> 00:02:08,655 よし 全員バッチリだ。 35 00:02:08,655 --> 00:02:12,659 うわっ きよぽん90点とか すごいじゃん。 36 00:02:12,659 --> 00:02:16,162 みんなだって似たようなもんだろ。 37 00:02:16,162 --> 00:02:18,498 (池)おい! (ドアの開く音) 38 00:02:18,498 --> 00:02:21,601 (池)Aクラスの連中が Bクラスに乗り込んだぞ! 39 00:02:28,174 --> 00:02:31,011 (網倉)なんの用なの 坂柳さん。 40 00:02:31,011 --> 00:02:34,014 フッ… 私は かねてから➡ 41 00:02:34,014 --> 00:02:37,684 Bクラスのチームワークには 敬意を持っています。 42 00:02:37,684 --> 00:02:40,186 (網倉)何が言いたいの? 43 00:02:40,186 --> 00:02:44,357 私は皆さんを 救いに来たんですよ。 44 00:02:44,357 --> 00:02:47,527 (神崎)いいから本題を話せ。 45 00:02:47,527 --> 00:02:50,964 プライベートポイントを 一之瀬さんに集積し➡ 46 00:02:50,964 --> 00:02:55,468 その資金力を背景に 難局を乗り切ってきた➡ 47 00:02:55,468 --> 00:02:57,470 ということについてです。 48 00:02:57,470 --> 00:02:59,639 それが なんだと言うんだ。 49 00:02:59,639 --> 00:03:03,043 それ自体は不正でも なんでもありません。 50 00:03:05,311 --> 00:03:08,314 ですが この告発が示す内容が➡ 51 00:03:08,314 --> 00:03:11,484 真実だったとしたら どうでしょう。 52 00:03:11,484 --> 00:03:15,321 本当に一之瀬さんが 犯罪者だったとしたら。 53 00:03:15,321 --> 00:03:20,326 デタラメだ。 お前たちが流してる 他のうわさと同じにな。 54 00:03:20,326 --> 00:03:23,830 (坂柳)それは私の 関知するところではありません。 55 00:03:23,830 --> 00:03:26,499 こちらが握っているのは➡ 56 00:03:26,499 --> 00:03:30,503 一之瀬さんのうわさについての 確たる証拠です。 57 00:03:30,503 --> 00:03:34,507 証拠があるって…。 どういうことなの? 58 00:03:34,507 --> 00:03:36,509 みんな 落ち着いて。 59 00:03:36,509 --> 00:03:40,180 そんな人に クラスのポイントを預けておくのは➡ 60 00:03:40,180 --> 00:03:44,017 破滅の道ではありませんか? 61 00:03:44,017 --> 00:03:47,353 私の言っていることは 間違っていますか? 62 00:03:47,353 --> 00:03:50,557 一之瀬帆波さん。 63 00:03:53,126 --> 00:03:55,462 (一之瀬)ちょっと 道を空けてくれるかな。 64 00:03:55,462 --> 00:03:58,465 一之瀬!? 大丈夫だから。 65 00:04:07,307 --> 00:04:10,643 (一之瀬)ごめん みんな。 66 00:04:10,643 --> 00:04:12,979 (どよめき) 67 00:04:12,979 --> 00:04:14,981 皆さん お静かに。 68 00:04:14,981 --> 00:04:18,284 彼女は ざんげしようと しているんですよ。 69 00:04:20,987 --> 00:04:28,328 みんな… 少しだけ 私の話を聞いてくれるかな。 70 00:04:28,328 --> 00:04:30,830 坂柳さんの言うとおり➡ 71 00:04:30,830 --> 00:04:34,167 私は罪を犯した。 72 00:04:34,167 --> 00:04:36,870 許されない罪を…。 73 00:04:45,512 --> 00:04:52,118 (一之瀬)私ね お母さんと妹と 三人で暮らしてたんだ。 74 00:04:52,118 --> 00:04:56,322 裕福じゃなかったけど… 楽しかった。 75 00:04:59,125 --> 00:05:06,332 お母さんは 私たちのために すごく すごく頑張ってた。 76 00:05:13,139 --> 00:05:17,644 だから私も お金がなくても 進学できるように➡ 77 00:05:17,644 --> 00:05:21,548 特待生を目指して走り続けた。 78 00:05:29,656 --> 00:05:32,825 けど…。 79 00:05:32,825 --> 00:05:35,829 中学3年生の夏。 80 00:05:35,829 --> 00:05:38,331 (走る息遣い) 81 00:05:42,168 --> 00:05:46,873 お母さん… 倒れちゃったんだ。 82 00:05:48,841 --> 00:05:52,111 妹に誕生日プレゼントを買おうとして➡ 83 00:05:52,111 --> 00:05:56,282 無理してシフトを増やしたみたい。 84 00:05:56,282 --> 00:06:01,120 妹の大好きだったアイドルの女の子➡ 85 00:06:01,120 --> 00:06:06,125 彼女が身につけてた ヘアクリップ…。 86 00:06:06,125 --> 00:06:12,966 妹は おしゃれも ゲームも 欲しいって言ったことなかった。 87 00:06:12,966 --> 00:06:18,271 そんな妹が 初めて欲しいって…。 88 00:06:23,643 --> 00:06:27,146 お母さん 「誕生日プレゼントあげられなくて➡ 89 00:06:27,146 --> 00:06:33,987 ごめんね ごめんね」って 妹に何回も謝ってた。 90 00:06:33,987 --> 00:06:36,489 だから決めたんだ。 91 00:06:36,489 --> 00:06:42,795 あのヘアクリップは 私が絶対 妹に買ってあげようって。 92 00:06:46,499 --> 00:06:48,668 わかってはいたけど➡ 93 00:06:48,668 --> 00:06:54,374 中学生を雇ってくれるバイト先なんて あるわけなかった。 94 00:06:56,276 --> 00:07:01,281 それでも私は 必死にお金をかき集めた。 95 00:07:01,281 --> 00:07:03,483 けど…。 96 00:07:16,963 --> 00:07:19,465 ⚟わぁ~ メチャクチャかわいい! 97 00:07:19,465 --> 00:07:22,969 これ 雑誌に載ってたやつだよ。 ホントだ! 欲しかったやつ! 98 00:07:22,969 --> 00:07:26,472 いいな~。 ねぇ また明日来ない? 99 00:07:26,472 --> 00:07:30,810 そうだね。 今日は無理でも 明日また見に…。 100 00:07:30,810 --> 00:07:38,318 (荒い息遣い) 101 00:07:38,318 --> 00:07:43,489 (一之瀬)私はどうしても ヘアクリップが欲しかった…。 102 00:07:43,489 --> 00:07:45,792 (荒い息遣い) 103 00:07:56,936 --> 00:08:01,441 誰にも見つからなかった。 104 00:08:01,441 --> 00:08:07,547 友達に譲ってもらったって 私 ウソをついた。 105 00:08:10,783 --> 00:08:14,287 妹は すごく喜んでた。 106 00:08:14,287 --> 00:08:19,792 何度も 「お姉ちゃんありがとう」 って言ってくれた。 107 00:08:19,792 --> 00:08:22,462 妹の笑顔を見ると➡ 108 00:08:22,462 --> 00:08:26,566 私の罪悪感は 一瞬薄れた気がした…。 109 00:08:28,634 --> 00:08:31,137 お母さんの退院の日➡ 110 00:08:31,137 --> 00:08:34,307 二人で迎えに行った。 111 00:08:34,307 --> 00:08:40,813 妹は ヘアクリップをうれしそうに お母さんに見せた。 112 00:08:40,813 --> 00:08:44,984 「ないしょにしてね」 なんて 言えるわけなかった。 113 00:08:44,984 --> 00:08:48,488 あんなに うれしそうだったんだもん。 114 00:08:51,924 --> 00:08:53,926 (頬を叩く音) 115 00:08:53,926 --> 00:08:58,931 お母さんには 私が盗んだんだって わかったみたいで➡ 116 00:08:58,931 --> 00:09:03,102 隠し事はできなかった。 117 00:09:03,102 --> 00:09:08,441 すぐに お母さんに連れられて お店に謝りに行った。 118 00:09:08,441 --> 00:09:13,746 私 ようやく自分が 何をしちゃったか 飲み込めたよ。 119 00:09:15,948 --> 00:09:21,454 家に帰ると お母さんは 糸が切れたみたいに泣きだした。 120 00:09:21,454 --> 00:09:26,959 そのとき初めて 本気で 泣いているお母さんを見た…。 121 00:09:28,961 --> 00:09:36,302 結局 お店の人は 私を警察へは突き出さなかった。 122 00:09:36,302 --> 00:09:39,305 私は殻に閉じこもった。 123 00:09:39,305 --> 00:09:43,309 半年間 自分を責め続けて➡ 124 00:09:43,309 --> 00:09:46,612 部屋から一歩も出られなかった。 125 00:09:48,815 --> 00:09:51,117 (ノック) 126 00:10:08,501 --> 00:10:12,505 (一之瀬)でもね お母さん言ったの…。 127 00:10:12,505 --> 00:10:15,341 (すすり泣く声) 128 00:10:15,341 --> 00:10:19,846 「帆波は進学しなくちゃだめ」って。 129 00:10:19,846 --> 00:10:23,683 「あなたの幸せを つかんでほしい」って。 130 00:10:23,683 --> 00:10:28,354 (泣き声) 131 00:10:28,354 --> 00:10:37,029 ♬~ 132 00:10:37,029 --> 00:10:42,702 だから… 私はこの学校で やり直そうと思ったんだ。 133 00:10:42,702 --> 00:10:48,608 もう一度 お母さんと妹の 信頼を取り戻すためにも。 134 00:10:51,978 --> 00:10:57,817 みんな… 今まで言えなくてごめん。 135 00:10:57,817 --> 00:11:02,155 情けないリーダーで… ごめん! 136 00:11:02,155 --> 00:11:05,491 (柴田)そんなことはないぜ 一之瀬。 137 00:11:05,491 --> 00:11:07,994 お前の気持ちは理解できる。 138 00:11:07,994 --> 00:11:10,997 今の帆波ちゃんは 私たちを信じて➡ 139 00:11:10,997 --> 00:11:14,667 秘密を 打ち明けてくれたんでしょ? 140 00:11:14,667 --> 00:11:16,669 みんな…。 141 00:11:16,669 --> 00:11:20,506 笑わせないでもらえますか。 (つえを突く音) 142 00:11:20,506 --> 00:11:22,508 坂柳さん。 143 00:11:22,508 --> 00:11:26,345 どんな境遇であれ 万引きは万引き。 144 00:11:26,345 --> 00:11:30,516 同情の余地などありません。 145 00:11:30,516 --> 00:11:32,852 そう… だね…。 146 00:11:32,852 --> 00:11:37,356 犯した罪は 二度と消えることはないんだよね。 147 00:11:37,356 --> 00:11:39,358 一之瀬…。 148 00:11:39,358 --> 00:11:43,195 私は 確かに万引きをした。 149 00:11:43,195 --> 00:11:46,199 それから逃げるつもりはない。 150 00:11:46,199 --> 00:11:51,304 だって 私は悪いことをしたんだから。 151 00:11:51,304 --> 00:11:54,807 厚顔無恥な開き直りですね。 152 00:11:54,807 --> 00:12:01,314 (一之瀬)うん。 私の努力は すべて偽善なのかもしれない。 153 00:12:01,314 --> 00:12:06,485 でも 私はみんなと このクラスで卒業したい。 154 00:12:06,485 --> 00:12:09,488 みんなと一緒に歩いていきたい。 155 00:12:09,488 --> 00:12:12,825 こんな私だけど… みんな➡ 156 00:12:12,825 --> 00:12:15,828 最後まで ついてきてくれないかな? 157 00:12:15,828 --> 00:12:19,332 当然だ。 ついていくに決まってるよな! 158 00:12:19,332 --> 00:12:22,034 当たり前だ! おお! そうだ! 159 00:12:26,172 --> 00:12:28,341 すごいな…。 160 00:12:28,341 --> 00:12:31,510 坂柳… どうするの。 161 00:12:31,510 --> 00:12:36,015 フフフ… フフフフフ…。 ねぇ ちょっと。 162 00:12:36,015 --> 00:12:40,186 なるほど。 うまく丸め込みましたね。 163 00:12:40,186 --> 00:12:44,690 ですが 犯罪者だったという事実は事実。 164 00:12:44,690 --> 00:12:47,693 この話は広がり続けますよ。 165 00:12:47,693 --> 00:12:49,862 覚悟の上だよ。 166 00:12:49,862 --> 00:12:51,797 そうですか。 167 00:12:51,797 --> 00:12:55,968 では 徹底的にやらせ…。 ⚟は~い そこまで! 168 00:12:55,968 --> 00:12:59,639 (坂柳)生徒会長。 それに先生方。 169 00:12:59,639 --> 00:13:04,310 (南雲)本日をもって 安易なうわさの吹聴を禁止とする。 170 00:13:04,310 --> 00:13:07,313 一之瀬さん自身が 迷惑していると➡ 171 00:13:07,313 --> 00:13:10,316 一度でも 報告があったのでしょうか? 172 00:13:10,316 --> 00:13:14,654 これは もはや 一之瀬だけの問題じゃないのさ。 173 00:13:14,654 --> 00:13:16,656 (真嶋)お前たち1年生の間で➡ 174 00:13:16,656 --> 00:13:20,660 誹謗中傷の応酬が 行われていることが確認された。 175 00:13:20,660 --> 00:13:26,499 (星之宮)これ以上のうわさ話は 学校の風紀を乱します。 176 00:13:26,499 --> 00:13:28,668 無意味に吹聴して回る人は➡ 177 00:13:28,668 --> 00:13:31,871 今後 処罰の対象となることを 通告します。 178 00:13:33,839 --> 00:13:40,179 なるほど 学校が動いたのであれば 長居は無用ですね。 179 00:13:40,179 --> 00:13:42,381 おいとましましょう。 180 00:13:53,292 --> 00:13:58,130 実に見事でした 綾小路くん。 181 00:13:58,130 --> 00:14:00,966 一つだけ教えてください。 182 00:14:00,966 --> 00:14:03,969 一之瀬さんは 事前にあなたに➡ 183 00:14:03,969 --> 00:14:07,306 過去を告白していたのでは ありませんか? 184 00:14:07,306 --> 00:14:09,308 ああ。 185 00:14:11,977 --> 00:14:16,082 《綾小路:昨日 俺は 一之瀬の部屋を訪ねた》 186 00:14:18,984 --> 00:14:23,989 ⦅ねぇ 変なこと聞いてもいいかな…? 187 00:14:23,989 --> 00:14:26,659 ああ。 どうして➡ 188 00:14:26,659 --> 00:14:31,664 綾小路くんは 私に何も言わないの? 189 00:14:31,664 --> 00:14:34,500 (綾小路)俺が毎日 ここにいるのは➡ 190 00:14:34,500 --> 00:14:41,173 お前が全部吐き出すのを 待ってるから… かもな。 191 00:14:41,173 --> 00:14:45,511 吐き出すのを 待ってる? 192 00:14:45,511 --> 00:14:48,681 (綾小路)お前が犯した罪が なんであるかを➡ 193 00:14:48,681 --> 00:14:52,284 俺は知ってるんだ。 ハッ!? 194 00:14:52,284 --> 00:14:56,789 一之瀬 逃げても お前の罪は消えたりしない。 195 00:14:56,789 --> 00:15:00,292 やめてよ! (スープジャーが倒れる音) 196 00:15:00,292 --> 00:15:03,796 私… 私だって➡ 197 00:15:03,796 --> 00:15:07,133 悪いことだって わかってるんだよ…。 198 00:15:07,133 --> 00:15:11,137 あのときは 本当に それしかないって思ってた。 199 00:15:13,139 --> 00:15:18,310 妹を笑わせてあげたかった…。 200 00:15:18,310 --> 00:15:21,480 考えなしで バカで…。 201 00:15:21,480 --> 00:15:23,816 逃げることしかできなくて…。 202 00:15:23,816 --> 00:15:26,152 今だって…! 203 00:15:26,152 --> 00:15:29,822 (泣き声) 204 00:15:29,822 --> 00:15:37,830 今だって… あのときと同じように 殻に閉じこもってる。 205 00:15:37,830 --> 00:15:41,167 どうしたらよかったの? 206 00:15:41,167 --> 00:15:43,169 どうしたらいいの? 207 00:15:43,169 --> 00:15:49,008 教えてよ。 教えてよ 綾小路くん…。 208 00:15:49,008 --> 00:15:53,779 私 どうしたら この部屋から出られるの? 209 00:15:53,779 --> 00:15:55,781 (綾小路)俺にはわからない。 210 00:15:55,781 --> 00:15:58,784 一之瀬が立ち向かうしかない。 211 00:15:58,784 --> 00:16:02,454 違うか? うう…⦆ 212 00:16:02,454 --> 00:16:07,793 (泣き声) 213 00:16:07,793 --> 00:16:10,095 《一之瀬の心は折れた》 214 00:16:12,131 --> 00:16:14,133 《俺が…》 215 00:16:14,133 --> 00:16:19,972 (号泣) 216 00:16:19,972 --> 00:16:26,478 《俺が… 叩き折った》 217 00:16:26,478 --> 00:16:30,983 そして 折れた部分は完治して もっと強くなり➡ 218 00:16:30,983 --> 00:16:34,320 お前の告発をはねのけた。 219 00:16:34,320 --> 00:16:38,324 そういうことだ。 感動的ですね。 220 00:16:38,324 --> 00:16:41,994 俺を動かすために 神室を使っただろ。 221 00:16:41,994 --> 00:16:44,497 (坂柳)なぜ そう言い切れるのです? 222 00:16:44,497 --> 00:16:47,833 神室が差し出したビールの缶は➡ 223 00:16:47,833 --> 00:16:51,770 入学当初にアイツが盗んだものだ。 224 00:16:51,770 --> 00:16:54,273 渡されたビールの賞味期限は➡ 225 00:16:54,273 --> 00:16:57,109 今 売られているビールの 賞味期限よりも➡ 226 00:16:57,109 --> 00:17:00,779 1年近く古いものだった。 227 00:17:00,779 --> 00:17:08,287 つまり あのビールの出どころは 坂柳 お前ということになる。 228 00:17:08,287 --> 00:17:13,125 今回の一件 俺は静観するつもりだった。 229 00:17:13,125 --> 00:17:18,130 だが お前は神室を使って 俺を巻き込んだ。 なぜだ? 230 00:17:18,130 --> 00:17:22,301 すべては私に 関心を持ってもらうためですよ。 231 00:17:22,301 --> 00:17:25,137 (綾小路)お前にとっては 一之瀬の存在など➡ 232 00:17:25,137 --> 00:17:28,307 どうでもいいということか。 233 00:17:28,307 --> 00:17:33,312 ええ。 私と勝負してください。 234 00:17:33,312 --> 00:17:35,648 俺に なんのメリットがある? 235 00:17:35,648 --> 00:17:41,487 では私自身の 退学をかけると言ったら? 236 00:17:41,487 --> 00:17:44,323 もちろん 私に負けたとしても➡ 237 00:17:44,323 --> 00:17:47,660 あなたが退学する必要は ありません。 238 00:17:47,660 --> 00:17:50,596 ただし 負ければ➡ 239 00:17:50,596 --> 00:17:55,267 あなたがCクラスの 黒幕だったことだけは公表します。 240 00:17:55,267 --> 00:17:58,103 何をもって勝ちにする? 241 00:17:58,103 --> 00:18:01,106 次の試験で争いましょう。 242 00:18:01,106 --> 00:18:06,779 これでやっと 退屈な学校生活が終わりそうです。 243 00:18:06,779 --> 00:18:10,082 📱 244 00:18:14,620 --> 00:18:17,289 こないだは チョコをありがとう。 245 00:18:17,289 --> 00:18:19,959 (櫛田)アハハッ。 そんな話をするために➡ 246 00:18:19,959 --> 00:18:23,462 綾小路くんを呼んだわけじゃ ないんだけどな。 247 00:18:23,462 --> 00:18:30,970 《バレンタイン前に 櫛田から提供された 情報は正確だった》 248 00:18:30,970 --> 00:18:33,639 ⦅桐山副会長には➡ 249 00:18:33,639 --> 00:18:37,142 この情報を掲示板に 書き込んでほしいんです。 250 00:18:37,142 --> 00:18:39,979 一之瀬を救うために。 251 00:18:39,979 --> 00:18:44,149 (桐山)だが 発覚すれば 生徒会の信頼はガタ落ちになる。 252 00:18:44,149 --> 00:18:49,488 そうなれば 誰よりも 南雲生徒会長がダメージを受ける。 253 00:18:49,488 --> 00:18:52,591 歓迎すべきことと思いますが。 254 00:18:52,591 --> 00:18:55,427 そのときに断罪されるのは俺だ。 255 00:18:55,427 --> 00:18:58,931 あなたがここで 「ノー」と言えば➡ 256 00:18:58,931 --> 00:19:02,434 すでに南雲に 取り込まれている人間として➡ 257 00:19:02,434 --> 00:19:06,772 元生徒会長に 報告することになるでしょう。 258 00:19:06,772 --> 00:19:13,278 いいだろう。 お前に 大きな貸しを一つ作っておく⦆ 259 00:19:13,278 --> 00:19:17,783 助かったよ。 役に立ったなら何よりだよ。 260 00:19:17,783 --> 00:19:21,453 じゃ わかってるよね? ああ。 261 00:19:21,453 --> 00:19:24,289 今 情報料を振り込んだ。 262 00:19:24,289 --> 00:19:26,291 確認してくれ。 263 00:19:28,293 --> 00:19:30,295 バッチリだね。 264 00:19:30,295 --> 00:19:34,633 今後も俺に入ってくるポイントの 半分を譲渡する。 265 00:19:34,633 --> 00:19:36,969 それでいいな? 266 00:19:36,969 --> 00:19:38,971 うん。 267 00:19:38,971 --> 00:19:43,475 この入金があるかぎり 私は あなたに敵対しない。 268 00:19:43,475 --> 00:19:45,811 さすがだね 綾小路くん。 269 00:19:45,811 --> 00:19:48,814 堀北さんとは全然違うね。 270 00:19:48,814 --> 00:19:51,984 これからもよろしく かな? 271 00:19:51,984 --> 00:19:54,987 《綾小路:坂柳の挑発に 乗ったことも➡ 272 00:19:54,987 --> 00:19:59,158 一之瀬を救うことも 過程にすぎない。 273 00:19:59,158 --> 00:20:04,496 俺が一連の事件で 知りたかったことは ただ一つ。 274 00:20:04,496 --> 00:20:09,668 櫛田桔梗の持つ情報の量と質。 275 00:20:09,668 --> 00:20:13,005 それを確かめ…》 ニヒッ! 276 00:20:13,005 --> 00:20:16,108 《退学させるためだ》 277 00:21:47,533 --> 00:21:49,701 (走る息遣い) 278 00:21:49,701 --> 00:21:51,804 おはよう 綾小路くん! 279 00:21:51,804 --> 00:21:55,307 おはよう。 昨日 かっこよかったぞ。 280 00:21:57,476 --> 00:21:59,812 そ… そうかな…。 281 00:21:59,812 --> 00:22:03,649 過去を打ち破れるのは 自分だけだからな。 282 00:22:03,649 --> 00:22:06,318 そうだね。 283 00:22:06,318 --> 00:22:09,655 私がやってしまったことは 取り消せない。 284 00:22:09,655 --> 00:22:14,159 でも… これからは向き合って 生きていけると思う。 285 00:22:14,159 --> 00:22:18,497 もしも 自分を見失いそうになったら➡ 286 00:22:18,497 --> 00:22:21,500 また俺に声をかければいい。 287 00:22:21,500 --> 00:22:24,503 えっ。 288 00:22:24,503 --> 00:22:29,508 (綾小路)話を聞くくらいなら 俺にもできるはずだ。 289 00:22:29,508 --> 00:22:33,011 頼っても いいの? 290 00:22:33,011 --> 00:22:35,514 俺なんかでよければな。 291 00:22:37,683 --> 00:22:40,686 そ… そっか。 292 00:22:40,686 --> 00:22:43,522 あ… あのさ。 293 00:22:43,522 --> 00:22:45,524 どうした? 294 00:22:45,524 --> 00:22:47,860 ええと その…。 295 00:22:47,860 --> 00:22:50,629 あれぇ お… おかしいな。 296 00:22:50,629 --> 00:22:54,800 もっと スッと出すつもりだったのに…。 297 00:22:54,800 --> 00:22:57,469 なんていうか 私 こういうの➡ 298 00:22:57,469 --> 00:22:59,805 今まで渡したことないんだけど…。 299 00:22:59,805 --> 00:23:02,808 こんなことでしか お礼ができないから…。 300 00:23:02,808 --> 00:23:05,143 別に無理しなくていいんだぞ。 301 00:23:05,143 --> 00:23:07,846 むむ むむむ 無理はしてないんだよ? 302 00:23:11,984 --> 00:23:14,820 少し遅くなっちゃったけど➡ 303 00:23:14,820 --> 00:23:17,990 これ… バレンタインチョコ。 304 00:23:17,990 --> 00:23:20,492 い… いらない? 305 00:23:22,494 --> 00:23:24,830 いや。 306 00:23:24,830 --> 00:23:26,832 ありがとう。 307 00:23:29,835 --> 00:23:32,638 フフ…。