1 00:00:02,002 --> 00:00:10,511 ♬~ 2 00:00:12,512 --> 00:00:16,116 (茶柱)今回の 学年末試験の結果だが。 3 00:00:20,687 --> 00:00:23,023 (茶柱)全員合格だ。 4 00:00:23,023 --> 00:00:25,692 っしゃぁ~! これで進級 確定だな! 5 00:00:25,692 --> 00:00:28,195 マジかよ! すごい すごいよ! 6 00:00:28,195 --> 00:00:32,199 今までで一番 文句のつけようのない結果だ。 7 00:00:32,199 --> 00:00:34,868 (山内)試験が 簡単すぎたんですよ~。 8 00:00:34,868 --> 00:00:37,204 (池)ブービーが偉そうに言うなって。 9 00:00:37,204 --> 00:00:40,040 最下位のお前に 言われたくないですぅ~。 10 00:00:40,040 --> 00:00:42,042 (池)おい お前 それ言うなよ! 11 00:00:42,042 --> 00:00:44,878 (山内)ホント バカだな お前。 (池)バカって言うほうがバカなんです。 12 00:00:44,878 --> 00:00:47,047 (須藤)お前ら どっちもどっちだろ。 13 00:00:47,047 --> 00:00:52,219 だが 本年度は 学年末試験を終えても なお➡ 14 00:00:52,219 --> 00:00:54,888 一人も退学者が出ていない。 15 00:00:54,888 --> 00:00:59,393 これは学校の歴史上 一度もなかったことだ。 16 00:00:59,393 --> 00:01:04,831 そこで 追加の特別試験を 行うこととなった。 17 00:01:04,831 --> 00:01:06,833 ええっ!? なんすか それ! 18 00:01:06,833 --> 00:01:09,002 (軽井沢)どゆこと? (佐藤)聞いてないんですけど~。 19 00:01:09,002 --> 00:01:11,505 (須藤)あんまりじゃねえか! (池)なんでなんですか? 20 00:01:11,505 --> 00:01:13,840 ありえない。 理由を説明してください。 21 00:01:13,840 --> 00:01:17,177 優秀なのは学校側も認めている。 22 00:01:17,177 --> 00:01:19,846 だったらどうして? そうですよ! 23 00:01:19,846 --> 00:01:24,518 我々担任も 予想外の試験で お前たちに負担をかけることは➡ 24 00:01:24,518 --> 00:01:26,853 重く受け止めている。 25 00:01:26,853 --> 00:01:32,693 《綾小路:茶柱も学校側の対応に 不満があるということか》 26 00:01:32,693 --> 00:01:35,362 お前たちに拒否権はない。 27 00:01:35,362 --> 00:01:38,865 (平田)先生 それで どんな試験なんですか? 28 00:01:38,865 --> 00:01:41,702 特別試験の内容は…。 29 00:01:41,702 --> 00:01:44,104 クラス内投票だ。 30 00:03:16,666 --> 00:03:21,004 今から クラス内投票のルールを説明する。 31 00:03:21,004 --> 00:03:24,507 4日後に クラスメートに評価をつけ➡ 32 00:03:24,507 --> 00:03:27,510 賞賛に値する生徒3名➡ 33 00:03:27,510 --> 00:03:33,516 批判に値する生徒3名を選択し 投票してもらう。 34 00:03:33,516 --> 00:03:38,188 賞賛票が一番多かった生徒には 特別報酬として➡ 35 00:03:38,188 --> 00:03:42,525 「プロテクトポイント」という 新しい特典が与えられる。 36 00:03:42,525 --> 00:03:44,527 (鈴音)プロテクトポイント? 37 00:03:44,527 --> 00:03:49,199 万が一 退学措置を受けたとしても 無効にする権利だ。 38 00:03:49,199 --> 00:03:51,134 (池)マジっすか!? (山内)すげ~! 39 00:03:51,134 --> 00:03:53,470 最強じゃねえか! ホントに!? 一番欲しい権利かも! 40 00:03:53,470 --> 00:03:56,806 《あまりにも 豪華すぎる報酬だな》 41 00:03:56,806 --> 00:04:00,977 下位の3名には 何か 不都合なことが起こるんですか? 42 00:04:00,977 --> 00:04:03,980 対象となるのは1名のみ。 43 00:04:03,980 --> 00:04:09,819 試験の目的は 賞賛票をプラス 批判票をマイナスとして合計し➡ 44 00:04:09,819 --> 00:04:14,324 首位1名と 最下位1名を 決めることにあるからだ。 45 00:04:14,324 --> 00:04:17,160 最下位1名…。 46 00:04:17,160 --> 00:04:19,162 (茶柱)なぜ学校側は➡ 47 00:04:19,162 --> 00:04:23,333 プロテクトポイントという 破格の報酬を用意したのか。 48 00:04:23,333 --> 00:04:27,337 それは 一人の退学者も 出さずに終えることは➡ 49 00:04:27,337 --> 00:04:30,173 おそらくできない試験だからだ。 50 00:04:30,173 --> 00:04:35,011 そう 最下位の生徒には…。 51 00:04:35,011 --> 00:04:38,014 この学校を退学してもらう。 52 00:04:38,014 --> 00:04:40,183 (どよめき) 53 00:04:40,183 --> 00:04:42,352 はあ!? 退学!? ふざけんな! ありえねえだろ! 54 00:04:42,352 --> 00:04:44,354 そんな…。 せっかく合格したのに…。 55 00:04:44,354 --> 00:04:49,025 また 今回1位の生徒に与えられた プロテクトポイントは➡ 56 00:04:49,025 --> 00:04:51,961 他者に譲渡することができない。 57 00:04:51,961 --> 00:04:56,132 つまり 誰かが必ず退学になる…。 58 00:04:56,132 --> 00:05:01,638 《シンプルだが 今までで一番残酷な試験だな》 59 00:05:01,638 --> 00:05:03,806 いや 意味わかんないっすよ。 60 00:05:03,806 --> 00:05:06,643 一人を退学させるって マジで言ってんすか? 61 00:05:06,643 --> 00:05:10,146 そうだ。 だが今回は退学者を出しても➡ 62 00:05:10,146 --> 00:05:13,149 クラスそのものにペナルティーはない。 63 00:05:13,149 --> 00:05:16,319 退学自体がペナルティーじゃね~かよ。 64 00:05:16,319 --> 00:05:19,989 プロテクトポイントという破格の報酬。 65 00:05:19,989 --> 00:05:23,493 でも 報酬に 釣り合わないほどのリスクを➡ 66 00:05:23,493 --> 00:05:26,329 私たちは背負わされるってことね。 67 00:05:26,329 --> 00:05:31,668 理不尽だと思うのも当然だ。 だが 決まった以上➡ 68 00:05:31,668 --> 00:05:35,505 ルールに従い 特別試験に挑むほかない。 69 00:05:35,505 --> 00:05:38,174 社会とは そういうものだ。 70 00:05:38,174 --> 00:05:41,344 《理事長である坂柳の父親は➡ 71 00:05:41,344 --> 00:05:45,348 理不尽な試験を行うタイプには 見えなかったが》 72 00:05:45,348 --> 00:05:47,684 絶望するのは まだ早いよ。 73 00:05:47,684 --> 00:05:49,953 今までも抜け道はあったんだ。 74 00:05:49,953 --> 00:05:52,622 今回も 退学を防ぐ手段はあるはずだよ。 75 00:05:52,622 --> 00:05:54,624 平田くんの言うとおりね。 76 00:05:54,624 --> 00:05:57,627 例えば クラス全員が団結して➡ 77 00:05:57,627 --> 00:06:00,797 全員の票を同数にすればいいのよ。 78 00:06:00,797 --> 00:06:03,132 いや それは無意味だ。 79 00:06:03,132 --> 00:06:05,635 なぜなら退学者が決定するまで➡ 80 00:06:05,635 --> 00:06:09,639 何度も再投票が 繰り返されるからだ。 81 00:06:09,639 --> 00:06:15,144 それに クラス外の生徒にも 賞賛票を1票投票する。 82 00:06:15,144 --> 00:06:19,983 だから クラス内で 票をコントロールするのは不可能だ。 83 00:06:19,983 --> 00:06:23,987 でも さっき先生は 「おそらく」と言いましたよね。 84 00:06:23,987 --> 00:06:28,324 プライベートポイントを使えば 話は違ってくるからな。 85 00:06:28,324 --> 00:06:30,994 2,000万ポイントを用意できれば➡ 86 00:06:30,994 --> 00:06:34,497 退学を取り消さないわけには いかないだろう。 87 00:06:34,497 --> 00:06:36,666 2,000万ポイント…。 88 00:06:36,666 --> 00:06:40,336 誰か一人のために 集められるようなポイントじゃね~ぞ。 89 00:06:40,336 --> 00:06:44,007 つまり 試験後には このクラスから誰かが…。 90 00:06:44,007 --> 00:06:47,176 ああ~! どうすんだよ どうすんだよ! 91 00:06:47,176 --> 00:06:49,178 マジで最悪な試験が 始まるじゃんかよ! 92 00:06:49,178 --> 00:06:51,114 (篠原)山内 うるさい! なんだよ! 93 00:06:51,114 --> 00:06:54,284 お前 俺に批判票 入れるつもりじゃないだろうな! 94 00:06:54,284 --> 00:06:56,619 (佐藤)そんなこと 教えるわけないでしょ! 95 00:06:56,619 --> 00:06:58,621 やっぱりそうかよ! 96 00:06:58,621 --> 00:07:01,291 だったら俺も お前らに投票してやるからな! 97 00:07:01,291 --> 00:07:03,626 (高円寺)醜いねぇ。 はっ? 98 00:07:03,626 --> 00:07:08,464 (高円寺)これは この先2年間を 見据えた特別試験なのだよ。 99 00:07:08,464 --> 00:07:11,634 (須藤)テメエだって 余裕こいてられる立場かよ。 100 00:07:11,634 --> 00:07:16,306 わかっていないのは君だよ。 レッドヘアくん。 あぁ? 101 00:07:16,306 --> 00:07:18,641 クラスにペナルティーがないのは➡ 102 00:07:18,641 --> 00:07:23,313 「不要な生徒」をデリートする いい機会ということじゃないか。 103 00:07:23,313 --> 00:07:26,816 君の無能な友人たちのようなね。 104 00:07:26,816 --> 00:07:28,818 無能? ふざけんなよ! 105 00:07:28,818 --> 00:07:31,321 落ち着いて 冷静になろうよ。 106 00:07:31,321 --> 00:07:34,324 平田はいいよな。 絶対に最下位になることは➡ 107 00:07:34,324 --> 00:07:36,492 ないんだから~。 な…。 108 00:07:36,492 --> 00:07:38,995 (須藤)テメエは 一番安全じゃねえかよ。 109 00:07:38,995 --> 00:07:41,331 (平田)僕だって どうなるかわからないよ。 110 00:07:41,331 --> 00:07:44,167 平田が どうなるかわかんね~って? 111 00:07:44,167 --> 00:07:46,836 いやいや 平田だけはセーフだし。 112 00:07:46,836 --> 00:07:48,838 人気者は余裕だよな~。 113 00:07:48,838 --> 00:07:51,607 退学なんて関係ね~もんな。 (みーちゃん)平田くん…。 114 00:07:51,607 --> 00:07:55,111 わかったら すっこんでろよ。 今は高円寺と話してんだ。 115 00:07:55,111 --> 00:07:58,281 そこまでよ 須藤くん。 (須藤)鈴音…。 116 00:07:58,281 --> 00:08:00,783 まだ投票まで時間はあるわ。 117 00:08:00,783 --> 00:08:03,286 みんなで何か方法を考えましょう。 118 00:08:03,286 --> 00:08:08,124 わかっていると思うが 無記名 棄権は認められない。 119 00:08:08,124 --> 00:08:13,629 自分自身や同一人物を 複数回記入することも不可能だ。 120 00:08:13,629 --> 00:08:17,800 これはお前たちにとって つらい試験ではあるが➡ 121 00:08:17,800 --> 00:08:20,303 これも学校が決めたルールだ。 122 00:08:20,303 --> 00:08:24,807 学校にいる以上 ルールには従ってもらう。 123 00:08:24,807 --> 00:08:28,144 では4日後にクラス内投票を行う。 124 00:08:28,144 --> 00:08:30,146 わかったな。 125 00:08:30,146 --> 00:08:32,148 ⚟わかるわけね~だろ。 126 00:08:32,148 --> 00:08:36,486 (長谷部)あ~もう 超嫌な展開じゃない? 127 00:08:36,486 --> 00:08:39,322 (三宅)本当に裏技は 存在しないのか? 128 00:08:39,322 --> 00:08:42,158 (幸村)票の調整が唯一の道だ。 129 00:08:42,158 --> 00:08:44,160 そこで提案なんだが➡ 130 00:08:44,160 --> 00:08:47,330 俺たちで組んで 投票し合わないか? 131 00:08:47,330 --> 00:08:50,600 (長谷部)賞賛票の名前を 書き合うってこと? 132 00:08:50,600 --> 00:08:53,436 ああ。 首位を取れるわけじゃないが➡ 133 00:08:53,436 --> 00:08:56,773 最下位を避けるためにも 協力し合ったほうがいい。 134 00:08:56,773 --> 00:08:58,941 (佐倉)でも いいのかな。 135 00:08:58,941 --> 00:09:01,944 先生も票のコントロールは 無駄だって…。 136 00:09:01,944 --> 00:09:06,449 俺たちがやらなくても 必ず いくつかのグループはできる。 137 00:09:06,449 --> 00:09:10,453 グループでカバーし合うってのは 俺も賛成だ。 138 00:09:10,453 --> 00:09:13,456 この中の誰も 欠けてほしくないしな。 139 00:09:13,456 --> 00:09:15,458 (佐倉)わっ 私も! 140 00:09:15,458 --> 00:09:17,460 決まりだな。 141 00:09:17,460 --> 00:09:21,130 じゃあ 先手を打って 他の子に声かけてみるよ。 142 00:09:21,130 --> 00:09:25,802 いや 俺たちは試験が終わるまで 事を荒だてないようにしよう。 143 00:09:25,802 --> 00:09:29,806 (三宅)狙い撃ちされないためか。 (幸村)ああ。 この試験は…。 144 00:09:29,806 --> 00:09:34,143 《今回の試験 クラスカーストの低い生徒は➡ 145 00:09:34,143 --> 00:09:37,547 批判票の的になってしまう おそれがある》 146 00:09:40,149 --> 00:09:43,853 《俺も 手を打っておいたほうがいいか》 147 00:09:58,501 --> 00:10:01,504 ずいぶんと落ち着いているわね 彼。 148 00:10:01,504 --> 00:10:03,806 堀北。 149 00:10:06,509 --> 00:10:09,112 余裕なのね 龍園くん。 150 00:10:11,180 --> 00:10:16,185 (龍園)誰かと思えば… 鈴音か。 それに…。 151 00:10:16,185 --> 00:10:18,588 金魚のふんも一緒か。 152 00:10:20,857 --> 00:10:24,360 でっ? この俺に なんの用だ? 153 00:10:24,360 --> 00:10:28,865 あなた 今回の特別試験 どうするつもりなの。 154 00:10:28,865 --> 00:10:31,367 俺は何もしない。 155 00:10:31,367 --> 00:10:35,037 つまり おとなしく 退学する覚悟ってわけね。 156 00:10:35,037 --> 00:10:37,039 さあな。 157 00:10:37,039 --> 00:10:42,211 あなたが退学してくれるなら 喜ぶ人は多いでしょうね。 158 00:10:42,211 --> 00:10:45,548 よくも悪くも あなたはやりすぎたのよ。 159 00:10:45,548 --> 00:10:48,217 誰も 手を差し伸べる人間はいないわ。 160 00:10:48,217 --> 00:10:50,820 敵である お前らとしちゃ➡ 161 00:10:50,820 --> 00:10:54,490 ここで潰しておくのが ベストな判断だ。 162 00:10:54,490 --> 00:10:58,161 俺が抜けたあとのDクラスじゃ 勝ち目はない。 163 00:10:58,161 --> 00:11:00,496 自己評価が高いのね。 164 00:11:00,496 --> 00:11:03,833 でも リーダーとしての能力が 欠如していたから➡ 165 00:11:03,833 --> 00:11:06,002 Dクラスに落ちているのでしょう? 166 00:11:06,002 --> 00:11:08,004 確かにな。 167 00:11:08,004 --> 00:11:10,506 今日の会話が 最後になるかもしれないから➡ 168 00:11:10,506 --> 00:11:13,342 一つだけ聞かせてくれない? 169 00:11:13,342 --> 00:11:16,512 誰よりも 絶望的な状況にいるあなたが➡ 170 00:11:16,512 --> 00:11:19,682 もし本気で この試験に挑んだとしたら➡ 171 00:11:19,682 --> 00:11:23,185 退学になることなく生き残れる? 172 00:11:23,185 --> 00:11:27,190 愚問だな。 当然だろ? 173 00:11:27,190 --> 00:11:31,194 虚勢にしても さすがね。 満足か? 174 00:11:31,194 --> 00:11:35,698 それとも 生き残る秘策を 伝授してほしいのか? 175 00:11:35,698 --> 00:11:40,870 いいえ。 聞けば あなたの策略に はまるかもしれないもの。 176 00:11:40,870 --> 00:11:43,039 でも ありがとう。 177 00:11:43,039 --> 00:11:45,708 現実を受け入れた あなたを見て➡ 178 00:11:45,708 --> 00:11:49,211 私も少しは覚悟を決められそうよ。 179 00:11:49,211 --> 00:11:51,147 覚悟? 180 00:11:51,147 --> 00:11:53,149 誰かが退学することが 不可避なら➡ 181 00:11:53,149 --> 00:11:57,153 誰がふさわしいか判断し 決断を下すだけよ。 182 00:11:57,153 --> 00:12:01,991 その結果 お前が はじかれることになるかもな。 183 00:12:01,991 --> 00:12:05,995 (鈴音)それなら 私の実力は そこまでだっていうことかしら。 184 00:12:05,995 --> 00:12:08,497 虚勢にしか聞こえないぜ。 185 00:12:08,497 --> 00:12:11,500 なっ…。 誰かを切るってのは➡ 186 00:12:11,500 --> 00:12:15,004 それだけ難しい。 187 00:12:15,004 --> 00:12:18,007 できるわ。 私は入学当初から➡ 188 00:12:18,007 --> 00:12:21,177 足を引っ張る生徒には 容赦なかった。 189 00:12:21,177 --> 00:12:24,347 できねえな。 あなたに何がわかるの? 190 00:12:24,347 --> 00:12:27,016 お前の底は知れてるぜ。 191 00:12:27,016 --> 00:12:31,687 口にする言葉の節々に 弱気が見え隠れしてんだよ。 192 00:12:31,687 --> 00:12:35,524 自分の兄にすら向き合えない お前の覚悟なんて➡ 193 00:12:35,524 --> 00:12:38,027 たかが知れてるぜ。 194 00:12:38,027 --> 00:12:41,364 結局 お前は 自分がどうしたらいいのか➡ 195 00:12:41,364 --> 00:12:43,366 わかんねえんだろ? なっ…! 196 00:12:43,366 --> 00:12:45,701 それに お前はもう➡ 197 00:12:45,701 --> 00:12:49,705 クラスという ぬるま湯に どっぷりつかってんのさ。 198 00:12:49,705 --> 00:12:54,143 冷静になりきることなんて できやしねえ。 199 00:12:54,143 --> 00:12:56,812 それができるのは 俺や➡ 200 00:12:56,812 --> 00:13:01,317 クラスメートを駒としか見ていない 坂柳くらいだ。 201 00:13:01,317 --> 00:13:03,819 偉そうに言っても ホントは打開策など➡ 202 00:13:03,819 --> 00:13:05,988 ありはしないんでしょう? 203 00:13:05,988 --> 00:13:08,491 なぜ そう思う? 204 00:13:08,491 --> 00:13:12,161 結局 あなたは退学するのだから。 205 00:13:12,161 --> 00:13:15,364 おとなしく 受け入れてやってるのさ。 206 00:13:19,168 --> 00:13:24,340 お前も この機会を逃すなよ。 207 00:13:24,340 --> 00:13:26,509 《俺は… たぶん➡ 208 00:13:26,509 --> 00:13:31,013 龍園が退学することを 望んでないんだろうな》 209 00:13:31,013 --> 00:13:35,017 虚勢の塊ね。 どんなにあがいたところで➡ 210 00:13:35,017 --> 00:13:39,021 彼の退学は なくならないわ。 どうかな。 211 00:13:39,021 --> 00:13:42,525 本当に 打開策があるのかもしれない。 212 00:13:42,525 --> 00:13:45,695 今から真人間になって 頭を下げたとしても➡ 213 00:13:45,695 --> 00:13:47,697 批判票は減らないわ。 214 00:13:47,697 --> 00:13:51,133 ああ。 正攻法じゃ無理だな。 215 00:13:51,133 --> 00:13:53,969 だったら そういうことなのよ。 216 00:13:53,969 --> 00:13:56,806 だが アイツの言うことも一理ある。 217 00:13:56,806 --> 00:13:59,475 どういう意味? まずは➡ 218 00:13:59,475 --> 00:14:02,478 お前の兄が 卒業していなくなる前に➡ 219 00:14:02,478 --> 00:14:05,815 一度向き合ってみたほうが いいんじゃないか? 220 00:14:05,815 --> 00:14:09,485 兄さんが私の相手を するはずなんてないもの。 221 00:14:09,485 --> 00:14:11,654 兄さんが興味あるとしたら➡ 222 00:14:11,654 --> 00:14:15,324 気に入らないけど あなただけよ。 223 00:14:15,324 --> 00:14:18,828 だったら そうなのかもな。 224 00:14:18,828 --> 00:14:21,130 嫌な言い方ね。 225 00:14:23,999 --> 00:14:28,838 兄へのコンプレックスは まだまだ強いか。 226 00:14:28,838 --> 00:14:32,174 📱 227 00:14:32,174 --> 00:14:34,176 どうした? 228 00:14:34,176 --> 00:14:39,014 (軽井沢)あのさ 今回の試験 あたしは どうすればいいわけ? 229 00:14:39,014 --> 00:14:43,185 お前の周りでも グループができ始めたんじゃないか? 230 00:14:43,185 --> 00:14:45,187 まぁ いくつかね。 231 00:14:45,187 --> 00:14:48,357 📱誰でも退学は怖いからな。 232 00:14:48,357 --> 00:14:50,292 あたしだって 正直➡ 233 00:14:50,292 --> 00:14:52,795 何人に嫌われてるか わかんないし。 234 00:14:52,795 --> 00:14:56,298 📱何票かは 批判票が来ても おかしくないな。 235 00:14:56,298 --> 00:14:58,300 ちょっと そこはウソでも➡ 236 00:14:58,300 --> 00:15:00,302 そんなことないって言ってよね。 237 00:15:00,302 --> 00:15:04,140 📱今は おとなしくしておくのが得策だ。 238 00:15:04,140 --> 00:15:07,977 わかった。 変に刺激しないようにする。 239 00:15:07,977 --> 00:15:11,480 📱だが 平田と別れたことは 恵にとって➡ 240 00:15:11,480 --> 00:15:14,483 プラス材料になったかもしれないな。 えっ? 241 00:15:14,483 --> 00:15:17,653 📱女子人気の高い平田と つきあったままなら➡ 242 00:15:17,653 --> 00:15:20,656 退学に追い込んで 無理やり別れさせる➡ 243 00:15:20,656 --> 00:15:23,159 なんてたくらむ生徒も いたかもしれない。 244 00:15:23,159 --> 00:15:26,996 うわっ 怖っ。 でも ありうる…。 245 00:15:26,996 --> 00:15:32,001 📱アンタは いいわよね。 影が薄いし 成績も普通だし。 246 00:15:32,001 --> 00:15:35,337 清隆は 誰に批判票 入れるつもり? 247 00:15:35,337 --> 00:15:40,009 📱クラスにとって 今後 不要な人間を 選択するつもりだ。 248 00:15:40,009 --> 00:15:44,680 うわっ 冷徹。 清隆らしいけどさ。 249 00:15:44,680 --> 00:15:47,850 誰かが退学になる以上は しかたない。 250 00:15:47,850 --> 00:15:51,120 📱あっ まさか あたしとか 言わないでしょうね? 251 00:15:51,120 --> 00:15:54,290 お前は クラスにとって重要な存在だ。 252 00:15:54,290 --> 00:15:56,292 それは ありえない。 253 00:15:56,292 --> 00:15:59,128 そ… そう。 当然よね。 254 00:15:59,128 --> 00:16:01,130 📱グループが出来上がっていけば➡ 255 00:16:01,130 --> 00:16:06,135 成績以外の理由でも 大きく票が動く。 マジ!? 256 00:16:06,135 --> 00:16:10,973 もしクラス内で批判票の誘導に 気付いたら 連絡してくれ。 257 00:16:10,973 --> 00:16:14,643 📱オッケー。 すぐに連絡する。 それじゃあね。 258 00:16:14,643 --> 00:16:17,046 ああ。 259 00:16:26,488 --> 00:16:28,657 (一之瀬)遅いなぁ…。 260 00:16:28,657 --> 00:16:32,328 やっぱり 待ち伏せなんて よくないよね…。 261 00:16:32,328 --> 00:16:34,330 でも…。 262 00:16:36,332 --> 00:16:38,834 ⦅南雲:待ってたぜ⦆ 263 00:16:38,834 --> 00:16:41,337 (平田)おはよう 綾小路くん。 264 00:16:41,337 --> 00:16:45,841 先に行ってるよ。 (綾小路)ああ 後でな。 265 00:16:45,841 --> 00:16:47,843 おはよ~ 綾小路くん。 266 00:16:47,843 --> 00:16:50,779 ああ おはよう 一之瀬。 267 00:16:50,779 --> 00:16:54,950 え~っと… 今日も寒いね。 268 00:16:54,950 --> 00:16:56,952 そうだな。 269 00:16:56,952 --> 00:17:00,456 誰かと一緒に登校する約束 してる? 270 00:17:00,456 --> 00:17:05,461 いや まったく。 じゃあ… 一緒してもいいかな? 271 00:17:05,461 --> 00:17:07,463 (綾小路)ああ。 272 00:17:09,632 --> 00:17:13,969 (綾小路)今回の試験 Bクラスに とっては大変じゃないのか? 273 00:17:13,969 --> 00:17:17,473 (一之瀬)あ~… うん そうだね。 274 00:17:17,473 --> 00:17:20,309 今までで 一番難しい試験だと思ってる。 275 00:17:20,309 --> 00:17:22,311 (綾小路)だろうな。 276 00:17:22,311 --> 00:17:25,147 でも なんとかするしか ないじゃない? 277 00:17:25,147 --> 00:17:27,983 まさか お前が辞めるのか? 278 00:17:27,983 --> 00:17:30,819 えっ!? やだなぁ…。 279 00:17:30,819 --> 00:17:33,822 そんなこと言ってないよ。 280 00:17:33,822 --> 00:17:38,827 言っておくが クラスメートが お前の名前を書くことはないぞ。 281 00:17:38,827 --> 00:17:41,830 私 退学するなんて 言ってないんだけど。 282 00:17:41,830 --> 00:17:46,168 顔に書いてある。 えっ!? そ… そう!? 283 00:17:46,168 --> 00:17:49,338 ホントに書いてるわけじゃないぞ。 あ…。 284 00:17:49,338 --> 00:17:53,108 そっか… そうだよね~。 285 00:17:53,108 --> 00:17:55,778 誰かのために犠牲になるのか? 286 00:17:55,778 --> 00:17:59,114 ちょっと… 違うかな。 287 00:17:59,114 --> 00:18:03,519 私自身がリスクを負う戦いを しなきゃって思ってる。 288 00:18:05,454 --> 00:18:07,456 これ以上深い話は なしだよ。 289 00:18:07,456 --> 00:18:11,293 お互い別のクラスだし。 そうだな。 290 00:18:11,293 --> 00:18:13,796 綾小路くんは大丈夫? 291 00:18:13,796 --> 00:18:16,465 さあ どうだろうな。 292 00:18:16,465 --> 00:18:22,972 私の持つ他のクラスへの賞賛票 綾小路くんに入れてもいいかな? 293 00:18:22,972 --> 00:18:26,976 遠慮しておく。 俺なんかがもらう票じゃない。 294 00:18:26,976 --> 00:18:28,978 そんなことないよ。 295 00:18:28,978 --> 00:18:31,814 綾小路くんにこそ 入れるべきだもん。 296 00:18:31,814 --> 00:18:35,985 じゃあ もしものときは お願いするかもしれない。 297 00:18:35,985 --> 00:18:38,988 うん! 覚えておくね! ああ。 298 00:18:38,988 --> 00:18:43,659 《やっぱり 今日 綾小路くんと話せてよかった》 299 00:18:43,659 --> 00:18:46,161 (坂柳)綾小路くん? 300 00:18:46,161 --> 00:18:49,331 (坂柳)少しよろしいでしょうか? あ…。 301 00:18:49,331 --> 00:18:53,268 じゃあ 私行くね! ああ。 302 00:18:53,268 --> 00:18:55,437 またね! 303 00:18:55,437 --> 00:18:57,606 今回の追加試験➡ 304 00:18:57,606 --> 00:19:00,609 とても理不尽だと 思いませんでしたか? 305 00:19:00,609 --> 00:19:04,947 そうだな。 それには理由があるんですよ。 306 00:19:04,947 --> 00:19:09,952 先日 理事長である 父の停職が決まりました。 307 00:19:09,952 --> 00:19:13,789 何者かが 画策しているのかもしれません。 308 00:19:13,789 --> 00:19:16,125 それに今回の試験は➡ 309 00:19:16,125 --> 00:19:20,963 誰かを退学させるために 急きょ用意された試験。 310 00:19:20,963 --> 00:19:23,298 と考えることはできませんか? 311 00:19:23,298 --> 00:19:26,135 つまり 俺ってことだな。 312 00:19:26,135 --> 00:19:29,972 それなら 理不尽な試験を 開催しようとする➡ 313 00:19:29,972 --> 00:19:32,975 学校側の意図が理解できます。 314 00:19:32,975 --> 00:19:37,646 《やはり あの男が 関与していたということか》 315 00:19:37,646 --> 00:19:43,318 そこで 綾小路くんとの勝負は 次に持ち越したいのです。 316 00:19:43,318 --> 00:19:46,822 好きにすればいい。 ありがとうございます。 317 00:19:46,822 --> 00:19:50,093 これで Aクラスの内情に 集中できます。 318 00:19:50,093 --> 00:19:52,995 ただ…。 319 00:19:52,995 --> 00:19:57,666 停戦だからこそ 試験で綾小路くんに対して➡ 320 00:19:57,666 --> 00:20:01,336 マイナス要素を与えることは 絶対にいたしません。 321 00:20:01,336 --> 00:20:03,672 (綾小路)そんな約束 していいのか? 322 00:20:03,672 --> 00:20:09,011 (坂柳)万が一私が 綾小路くんの 結果に損害を与えたなら➡ 323 00:20:09,011 --> 00:20:11,847 そのときは…。 324 00:20:11,847 --> 00:20:15,017 私の負けで かまいません。 325 00:20:15,017 --> 00:20:19,021 次の勝負も 断っていただいて結構です。 326 00:20:19,021 --> 00:20:23,358 今回の試験で 俺が批判票の集中を受けたら➡ 327 00:20:23,358 --> 00:20:27,696 次も何もないけどな。 確かにそうですね。 328 00:20:27,696 --> 00:20:29,698 俺との戦いの前に➡ 329 00:20:29,698 --> 00:20:33,702 手下に裏切られるような展開に なったりしないのか。 330 00:20:33,702 --> 00:20:36,705 フフ… ご冗談を。 331 00:20:36,705 --> 00:20:39,208 試験が発表された段階で➡ 332 00:20:39,208 --> 00:20:43,212 私は誰を退学にするか決めました。 333 00:20:43,212 --> 00:20:46,215 葛城康平くんです。 334 00:20:46,215 --> 00:20:48,550 妥当なところだな。 335 00:20:48,550 --> 00:20:51,820 Cクラスは どうなさるおつもりですか? 336 00:20:51,820 --> 00:20:54,156 俺は何も関与しない。 337 00:20:54,156 --> 00:20:56,158 そうですか。 338 00:20:56,158 --> 00:20:59,828 Dクラスは誰が考えても 龍園くんでしょう。 339 00:20:59,828 --> 00:21:03,031 しかし 見えないのはBクラスです。 340 00:21:05,167 --> 00:21:09,338 あの仲よしクラスの退学者が 誰になるか➡ 341 00:21:09,338 --> 00:21:13,175 この試験の一番のお楽しみです。 342 00:21:13,175 --> 00:21:17,513 では 勝負は 1年最後の特別試験で。 343 00:21:17,513 --> 00:21:19,681 約束ですよ。 344 00:21:19,681 --> 00:21:21,884 ああ…。 345 00:21:35,531 --> 00:21:37,533 ⦅待ってたぜ。 346 00:21:37,533 --> 00:21:39,701 南雲会長…。 347 00:21:39,701 --> 00:21:43,705 ご相談した プライベートポイントの件ですが…。 348 00:21:45,707 --> 00:21:48,710 フッ…。 あ… あの…。 349 00:21:51,647 --> 00:21:54,483 俺とつきあえ 帆波。 350 00:21:54,483 --> 00:21:56,652 えっ!? 351 00:21:56,652 --> 00:22:01,356 それが条件だ。 簡単だろ?⦆ 352 00:22:05,827 --> 00:22:10,032 私が みんなを守らないと…。