1 00:00:01,969 --> 00:00:11,979 ♬~ 2 00:00:16,316 --> 00:00:22,322 🔊卒業生代表 Aクラス 堀北学くん。 3 00:00:26,326 --> 00:00:31,999 (学)答辞。 梅の香りに春の息吹を感じる日。 4 00:00:31,999 --> 00:00:36,003 我々は卒業式を迎えました。 5 00:00:36,003 --> 00:00:38,171 3年前 高度育成…。 6 00:00:38,171 --> 00:00:40,674 《綾小路:南雲の横やりが あったにもかかわらず➡ 7 00:00:40,674 --> 00:00:44,011 Aクラスを維持したか》 8 00:00:44,011 --> 00:00:47,347 やりがいのある3年間にしようと 誓ったことを➡ 9 00:00:47,347 --> 00:00:49,683 鮮明に覚えています。 10 00:00:49,683 --> 00:00:56,023 競い合い 切磋琢磨する中で 数々の特別試験をくぐり抜け➡ 11 00:00:56,023 --> 00:01:02,629 今日 皆と一緒に卒業できることを 心から感謝しています。 12 00:01:02,629 --> 00:01:06,466 そして 残念ながら ここにはいない➡ 13 00:01:06,466 --> 00:01:11,638 かつての仲間たちの果敢な挑戦も 決して無駄なものではなく➡ 14 00:01:11,638 --> 00:01:18,478 その雄姿は 私たちの胸に 深く刻まれています。 15 00:01:18,478 --> 00:01:22,482 この学校で学んでいることは この先 宝となり➡ 16 00:01:22,482 --> 00:01:27,321 役立つものになるであろうことを ここに約束します。 17 00:01:27,321 --> 00:01:30,991 今 迷いの中にある者も➡ 18 00:01:30,991 --> 00:01:34,161 恐れず 一歩踏み出すことで➡ 19 00:01:34,161 --> 00:01:36,663 冷たく閉ざされていた世界が➡ 20 00:01:36,663 --> 00:01:42,502 優しく君たちを迎え入れて くれると 信じています。 21 00:01:42,502 --> 00:01:45,672 来年 そして2年後。 22 00:01:45,672 --> 00:01:48,175 ここで答辞を述べる人にも➡ 23 00:01:48,175 --> 00:01:52,512 きっと理解できる瞬間が 訪れるでしょう。 24 00:01:52,512 --> 00:01:56,683 3年間 本当にありがとうございました。 25 00:01:56,683 --> 00:02:01,688 卒業生代表 堀北学。 26 00:03:31,973 --> 00:03:35,977 (茶柱)さて 明日の終業式の前に➡ 27 00:03:35,977 --> 00:03:40,148 簡単に今学期の総括をしておく。 28 00:03:40,148 --> 00:03:46,822 まずは最終特別試験 Aクラス相手に 善戦したと評価しておこう。 29 00:03:46,822 --> 00:03:53,428 1年前 入学してきたばかりの お前たちとは 大きく見違えた。 30 00:03:53,428 --> 00:03:57,599 (池)けど先生 俺たち またDクラスに落ちるんですよ。 31 00:03:57,599 --> 00:04:01,436 (佐藤)結局 振り出しに 戻っただけだし。 32 00:04:01,436 --> 00:04:04,439 (篠原)せっかくCクラスに あがれたのになぁ。 33 00:04:04,439 --> 00:04:06,441 (佐藤)だよね~。 34 00:04:06,441 --> 00:04:09,778 Dクラスに落ちることにはなったが➡ 35 00:04:09,778 --> 00:04:13,782 お前たちは1年間で 見違えるほど成長した。 36 00:04:13,782 --> 00:04:19,788 年間を通して クラスポイントの増減では 一番ポイントを増やした。 37 00:04:19,788 --> 00:04:23,125 (須藤)そんなに褒められると 逆に怖えな。 38 00:04:23,125 --> 00:04:26,962 なんかあるんじゃねえだろうな。 何もない。 39 00:04:26,962 --> 00:04:30,966 だが 成長したのは 他のクラスも同じだ。 40 00:04:32,968 --> 00:04:36,805 お前たちがまた 上のクラスにあがれるかどうかは➡ 41 00:04:36,805 --> 00:04:42,144 これからも日々 たゆまぬ努力を 続けていくかにかかっている。 42 00:04:42,144 --> 00:04:46,481 今日はこれから謝恩会だが 授業がないといっても➡ 43 00:04:46,481 --> 00:04:51,486 学校の一日に 変わりはないことを忘れるな。 44 00:04:53,421 --> 00:04:56,758 (鈴音)最終試験は 苦戦したみたいね。 45 00:04:56,758 --> 00:05:01,596 (一之瀬)龍園くんの作戦に まんまとやられたって感じ。 46 00:05:01,596 --> 00:05:04,599 (一之瀬)結果はBクラスの完敗。 47 00:05:04,599 --> 00:05:08,436 (鈴音)急な体調不良を訴える 生徒が多かったと聞いたわ。 48 00:05:08,436 --> 00:05:10,438 うん。 49 00:05:10,438 --> 00:05:14,776 間違いなく龍園くんのわなだった。 50 00:05:14,776 --> 00:05:16,945 でも 一番の敗因は➡ 51 00:05:16,945 --> 00:05:22,617 最後まで気持ちを 立て直せなかった司令塔の私…。 52 00:05:22,617 --> 00:05:26,121 ⦅はっ!? くっ…。 53 00:05:30,125 --> 00:05:32,527 くっ…。 54 00:05:36,798 --> 00:05:38,800 えっ!? 55 00:05:46,641 --> 00:05:49,044 くっ…⦆ 56 00:05:52,080 --> 00:05:54,082 はぁ…。 57 00:05:54,082 --> 00:05:57,752 (鈴音)だめもとで学校側に 訴えるべきじゃないかしら。 58 00:05:57,752 --> 00:06:01,756 (一之瀬)今回のことを 戒めにしたいの。 59 00:06:01,756 --> 00:06:03,925 どういうこと? 60 00:06:03,925 --> 00:06:08,263 もしこれが 2年や3年の 大事なときに起こったなら➡ 61 00:06:08,263 --> 00:06:11,766 どれだけ窮地に追い込まれて いたかわからない。 62 00:06:11,766 --> 00:06:14,569 でも 今なら大丈夫。 63 00:06:16,605 --> 00:06:18,607 そう。 64 00:06:18,607 --> 00:06:24,112 それなら よそのクラスの私が 余計なことを言う必要はないわね。 65 00:06:24,112 --> 00:06:27,782 堀北さんたちは いい勝負だったんだって? 66 00:06:27,782 --> 00:06:30,452 着実に力をつけてきてる。 67 00:06:30,452 --> 00:06:32,787 私たちも油断できないね。 68 00:06:32,787 --> 00:06:34,789 そのことなんだけど。 69 00:06:34,789 --> 00:06:38,293 率直に言って 来年度からは➡ 70 00:06:38,293 --> 00:06:41,463 協力関係を 解消させてもらいたいの。 71 00:06:41,463 --> 00:06:46,134 たぶん そう提案が来るんじゃ ないかなって思ってた。 72 00:06:46,134 --> 00:06:51,573 でも うまく関係を維持することは できるんじゃないかな。 73 00:06:51,573 --> 00:06:55,410 例えば クラスポイントの差が もっと詰まったときに➡ 74 00:06:55,410 --> 00:06:57,412 また。 (鈴音)いえ。 75 00:06:57,412 --> 00:07:03,418 私は来年度 Bクラス以上に なることを確実な目標にするわ。 76 00:07:05,920 --> 00:07:09,090 そして Aクラスを抜き去るために➡ 77 00:07:09,090 --> 00:07:13,595 ポイントも射程圏内に捉えるつもりよ。 78 00:07:13,595 --> 00:07:15,930 本気なんだね。 79 00:07:15,930 --> 00:07:18,433 救いようのなかった私たちに➡ 80 00:07:18,433 --> 00:07:22,771 協力関係を持ちかけてくれた 一之瀬さんには感謝してるわ。 81 00:07:22,771 --> 00:07:28,109 フッ… 2年生からは 明確な敵同士だね。 82 00:07:28,109 --> 00:07:30,946 Bクラスも全力でいくから。 83 00:07:30,946 --> 00:07:32,947 ええ。 84 00:07:34,949 --> 00:07:36,951 フッ。 85 00:07:43,959 --> 00:07:48,296 謝恩会には行くのか? 兄さんに会いに行くのか? 86 00:07:48,296 --> 00:07:51,733 という問いなら そのつもりはないわ。 87 00:07:51,733 --> 00:07:54,736 話せるようになったと 思ってたんだが…。 88 00:07:54,736 --> 00:07:57,238 あなたには関係ないでしょ? 89 00:08:00,241 --> 00:08:02,410 俺は会いに行く。 90 00:08:02,410 --> 00:08:05,914 えっ? 何か問題でもあるのか? 91 00:08:05,914 --> 00:08:10,418 別に。 あなたが 兄さんと会うのは自由よ。 92 00:08:15,423 --> 00:08:20,729 《その前に… やるべきことをやっておくか》 93 00:08:22,764 --> 00:08:24,933 📱(坂柳理事長)僕は 不正疑惑を受けて➡ 94 00:08:24,933 --> 00:08:26,935 今は謹慎中の身。 95 00:08:26,935 --> 00:08:30,772 📱月城理事長代理を 止められるとは思えない。 96 00:08:30,772 --> 00:08:33,608 相手の戦略に合わせて動けば➡ 97 00:08:33,608 --> 00:08:39,114 結果的に 学校全体に 騒動が広がるかもしれません。 98 00:08:39,114 --> 00:08:43,785 📱彼に対抗できる 後ろ盾が欲しいということかな。 99 00:08:43,785 --> 00:08:49,124 📱それなら… 真嶋先生が適任だろう。 100 00:08:49,124 --> 00:08:52,227 📱学校内は 監視カメラであふれている。 101 00:08:52,227 --> 00:08:56,564 📱会談のセッティングは僕に任せてくれ。 102 00:08:56,564 --> 00:08:59,734 ありがとうございます。 では。 103 00:08:59,734 --> 00:09:02,737 📱最後に一つ 聞いてもいいかな。 104 00:09:02,737 --> 00:09:04,739 はい。 105 00:09:04,739 --> 00:09:07,909 (坂柳理事長)君は 普通の生活を夢みて➡ 106 00:09:07,909 --> 00:09:10,245 この学校に来てくれたけど➡ 107 00:09:10,245 --> 00:09:14,082 卒業後のことは 考えているのかな? 108 00:09:14,082 --> 00:09:17,085 📱俺の運命は決まっています。 109 00:09:17,085 --> 00:09:20,088 📱卒業後 元の場所に戻り➡ 110 00:09:20,088 --> 00:09:26,094 そこで 指導者としての道を 進むことになるでしょう。 111 00:09:26,094 --> 00:09:31,766 君も運命を受け入れた上で 今ここにいるんだね。 112 00:09:31,766 --> 00:09:38,106 だからこそ この3年間を 守り通すつもりでいます。 113 00:09:38,106 --> 00:09:40,942 君にとって この学校が➡ 114 00:09:40,942 --> 00:09:46,748 生涯忘れることのない よい記憶になることを願うよ。 115 00:09:53,955 --> 00:09:55,957 (ノック) 116 00:09:55,957 --> 00:09:57,959 (綾小路)失礼します。 117 00:10:07,135 --> 00:10:10,138 (真嶋)坂柳理事長からの 通達に加え➡ 118 00:10:10,138 --> 00:10:12,640 謝恩会直前の密会。 119 00:10:12,640 --> 00:10:15,310 よほどのことなんだろうな? 120 00:10:15,310 --> 00:10:18,313 お前も 思い切ったことをしたものだ。 121 00:10:18,313 --> 00:10:22,150 平穏な生活を送りたいんじゃ なかったのか。 122 00:10:22,150 --> 00:10:26,821 月城理事長代理に関しての 重要な話です。 123 00:10:26,821 --> 00:10:29,324 いったい 何を言っている。 124 00:10:29,324 --> 00:10:34,829 坂柳理事長の謹慎と 最終特別試験の勝敗が➡ 125 00:10:34,829 --> 00:10:41,336 すべて月城理事長代理により 仕組まれたものだとしたら。 126 00:10:41,336 --> 00:10:43,671 (坂柳)フッ…。 127 00:10:43,671 --> 00:10:51,946 ♬~ 128 00:10:51,946 --> 00:10:55,450 まだ完全に 信じきったわけじゃないが…。 129 00:10:55,450 --> 00:10:59,454 もし事実なら 見過ごすことはできない。 130 00:10:59,454 --> 00:11:03,958 しかし 真嶋先生は 最終特別試験のルール違反で➡ 131 00:11:03,958 --> 00:11:06,961 今朝 減給を 言い渡されたばかりでしょう。 132 00:11:06,961 --> 00:11:09,130 ルール違反で減給? 133 00:11:09,130 --> 00:11:12,300 BクラスとDクラスの柔道対決。 134 00:11:12,300 --> 00:11:16,971 Dクラスの選抜生徒は 山田アルベルトだった。 135 00:11:16,971 --> 00:11:20,308 なるほど。 そのまま対戦していたら➡ 136 00:11:20,308 --> 00:11:23,144 大きな事故に つながったでしょうね。 137 00:11:23,144 --> 00:11:27,482 だから 真嶋先生は 独断で不戦敗のジャッジをした。 138 00:11:27,482 --> 00:11:31,152 それを理事長代理は 気に入らなかったのだろう。 139 00:11:31,152 --> 00:11:35,490 教師の裁量は 許さないということか。 140 00:11:35,490 --> 00:11:38,993 生徒にとって 危険と判断すれば止める。 141 00:11:38,993 --> 00:11:41,329 不正があれば正す。 142 00:11:41,329 --> 00:11:45,500 教師が生徒に教えていることを 守らないでどうする。 143 00:11:45,500 --> 00:11:48,670 止められないようだな。 144 00:11:48,670 --> 00:11:54,609 真嶋先生が首を縦に振ったのなら 私も協力しよう。 145 00:11:54,609 --> 00:11:57,946 交渉成立といった ところでしょうか。 146 00:11:57,946 --> 00:12:03,051 私もひとまずは 綾小路くんの 味方につくつもりです。 147 00:12:05,119 --> 00:12:10,458 もちろん 理事長代理を 排除するまでの間だけですが。 148 00:12:10,458 --> 00:12:13,628 Aクラスにとって 邪魔となる場合には➡ 149 00:12:13,628 --> 00:12:16,965 いつでも容赦なく叩き潰します。 150 00:12:16,965 --> 00:12:18,967 そうか。 151 00:12:18,967 --> 00:12:21,135 そろそろ謝恩会が始まる。 152 00:12:21,135 --> 00:12:23,972 まずは生徒のお前たちが出るんだ。 153 00:12:23,972 --> 00:12:27,275 こっちは後で バラバラに退室する。 154 00:12:31,312 --> 00:12:36,150 まったく やっかいな問題を 持ち込まれたものだな。 155 00:12:36,150 --> 00:12:41,656 月城理事長代理を排除して それで終わることなのか? 156 00:12:41,656 --> 00:12:43,825 どういうことだ。 157 00:12:43,825 --> 00:12:48,496 その後 次の刺客が送り込まれない 保証はないだろう。 158 00:12:48,496 --> 00:12:54,435 そうなれば 綾小路個人の問題から 飛び火し 学年全体…。 159 00:12:54,435 --> 00:12:59,607 場合によっては 学校全体に悪影響を及ぼす。 160 00:12:59,607 --> 00:13:02,443 泥沼の展開か…。 161 00:13:02,443 --> 00:13:07,282 願わくば 俺の予感が 当たらないことを期待する。 162 00:13:07,282 --> 00:13:09,784 そうだな…。 163 00:13:15,289 --> 00:13:24,799 ♬~ 164 00:13:24,799 --> 00:13:27,635 (綾小路)やっぱり来たんだな。 165 00:13:27,635 --> 00:13:29,804 何よ いけない? 166 00:13:29,804 --> 00:13:32,140 以前のままのお前だったら➡ 167 00:13:32,140 --> 00:13:35,143 来てなかったんじゃないかと 思ってな。 168 00:13:35,143 --> 00:13:38,479 そうかしら。 私は私よ。 169 00:13:38,479 --> 00:13:40,782 何も変わっていないわ。 170 00:13:43,317 --> 00:13:45,987 (綾小路)Aクラスで 卒業できなくても➡ 171 00:13:45,987 --> 00:13:49,824 卒業できたことは うれしいものなんだな。 172 00:13:49,824 --> 00:13:52,427 夢への近道がかなわなくても➡ 173 00:13:52,427 --> 00:13:55,930 自力で切り開くことは できるからじゃないかしら。 174 00:14:00,435 --> 00:14:02,937 行ってくればいい。 175 00:14:02,937 --> 00:14:07,542 妹としての特権を使ってこい。 ちょ… ちょっと? 176 00:14:10,278 --> 00:14:15,283 今 私が兄さんのもとに 駆け寄るのは とても不自然。 177 00:14:15,283 --> 00:14:18,953 いえ 不純物よ。 178 00:14:18,953 --> 00:14:22,123 弱気になってるわけじゃない。 179 00:14:22,123 --> 00:14:25,793 兄さんが過ごした3年間を 見てみようと思ったから。 180 00:14:25,793 --> 00:14:27,795 ここに来たの。 181 00:14:29,797 --> 00:14:33,801 帰るわ。 もう やるべきことは済んだもの。 182 00:14:33,801 --> 00:14:35,803 あなたは? 183 00:14:35,803 --> 00:14:38,473 俺は もう少しここに残る。 184 00:14:38,473 --> 00:14:41,075 そう。 それじゃ。 185 00:14:53,921 --> 00:14:56,924 俺を待っていたのか? 186 00:14:56,924 --> 00:15:02,430 アンタと話す機会も これで 最後になるかもしれないと思って。 187 00:15:02,430 --> 00:15:06,267 鈴音は帰ったようだな。 188 00:15:06,267 --> 00:15:11,939 ひとまず アンタの3年間を 目に焼き付けていった。 189 00:15:11,939 --> 00:15:15,276 悪かったな。 生徒会の件で➡ 190 00:15:15,276 --> 00:15:19,447 もう少し動いてやれば よかったかもしれない。 191 00:15:19,447 --> 00:15:21,949 お前に頼みがある。 ん…。 192 00:15:21,949 --> 00:15:25,119 俺は31日に学校を去る。 193 00:15:25,119 --> 00:15:29,624 鈴音に その日の正午 正門で待つと伝えてくれ。 194 00:15:29,624 --> 00:15:32,794 自分で伝えたほうが いいんじゃないか? 195 00:15:32,794 --> 00:15:35,463 お前から うまく伝えてほしい。 196 00:15:35,463 --> 00:15:39,467 アイツは素直になれない可能性が あるからな。 197 00:15:47,141 --> 00:16:11,098 ♬~ 198 00:16:11,098 --> 00:16:16,270 《今日は 兄さんが学校にいる最後の日。 199 00:16:16,270 --> 00:16:23,945 この一年で私は 自分の成長を 見せることができなかった。 200 00:16:23,945 --> 00:16:27,949 このまま別れてしまっていいの? 201 00:16:27,949 --> 00:16:32,286 今の私は 兄さんだけを 追いかけ続けていた➡ 202 00:16:32,286 --> 00:16:35,957 とても愚かな妹。 203 00:16:35,957 --> 00:16:40,795 偽物… 私は偽物だ。 204 00:16:40,795 --> 00:16:46,000 私が本当に 兄さんに 見てもらいたかったものは…》 205 00:16:56,077 --> 00:17:00,414 ありがとう。 偽物 そして…。 206 00:17:00,414 --> 00:17:05,720 紛れもない 本当の私…。 207 00:17:36,117 --> 00:17:38,619 あいにくと妹はまだだ。 208 00:17:38,619 --> 00:17:40,821 そうか。 209 00:17:43,291 --> 00:17:45,793 綾小路 お前はどうして➡ 210 00:17:45,793 --> 00:17:49,130 自らの才能を隠すように 過ごしている。 211 00:17:49,130 --> 00:17:53,567 単純に 目立つのが 好きじゃないからだろうな。 212 00:17:53,567 --> 00:17:57,405 お前がこのまま水面下で 学校生活を送ることは➡ 213 00:17:57,405 --> 00:18:00,007 本当に有意義なことなのか? 214 00:18:02,243 --> 00:18:06,414 お前も何かを残すために この学校に来たんじゃないのか。 215 00:18:06,414 --> 00:18:10,751 何かを残す… それはアンタのような➡ 216 00:18:10,751 --> 00:18:13,587 まぶしい人間にしか できないことだ。 217 00:18:13,587 --> 00:18:17,925 もし学校に対して 何も残すことができないのなら➡ 218 00:18:17,925 --> 00:18:20,428 生徒たちに残せばいい。 219 00:18:22,430 --> 00:18:24,932 綾小路清隆という 生徒がいたという➡ 220 00:18:24,932 --> 00:18:27,268 記憶を刻まれた生徒たちは➡ 221 00:18:27,268 --> 00:18:30,771 生涯忘れることはないだろう。 222 00:18:30,771 --> 00:18:34,608 妹のこと お前には感謝している。 223 00:18:34,608 --> 00:18:39,280 だが その程度で終わる 男じゃないことは理解できた。 224 00:18:39,280 --> 00:18:44,585 だからこそ 失望させてくれるな。 225 00:18:46,621 --> 00:18:48,789 よく考えてみる。 226 00:18:48,789 --> 00:18:54,061 それでいい。 答えはお前が導き出すものだ。 227 00:18:54,061 --> 00:18:56,397 そろそろ行くことにしよう。 228 00:18:56,397 --> 00:19:00,401 すまないな 最後まで迷惑かけて。 229 00:19:00,401 --> 00:19:04,238 妹に 一度 連絡したほうが いいんじゃないか。 230 00:19:04,238 --> 00:19:10,411 いや 俺のいっときの感情が 妹の成長を阻害するかもしれない。 231 00:19:10,411 --> 00:19:15,516 一方的な願いになるが 鈴音のことは お前に任せた。 232 00:19:21,922 --> 00:19:25,226 また会おう 綾小路。 233 00:19:36,270 --> 00:19:38,272 兄さん! 234 00:19:41,776 --> 00:19:45,446 ハァ ハァ ハァ…。 235 00:19:45,446 --> 00:19:48,249 遅くなってしまって すみません。 236 00:19:50,451 --> 00:19:52,753 変われたようだな。 237 00:19:58,793 --> 00:20:03,464 いや あのころのお前に 戻れたんだな 鈴音。 238 00:20:03,464 --> 00:20:08,769 1年 いいえ 何年もかかってしまいました。 239 00:20:13,974 --> 00:20:16,977 私はこれから クラスメートのために➡ 240 00:20:16,977 --> 00:20:21,816 自らが前を歩いていけたらと 思っています。 241 00:20:21,816 --> 00:20:25,319 そして 自分の道を見つけるために➡ 242 00:20:25,319 --> 00:20:28,823 この学校で仲間とともに 学んでいきます。 243 00:20:28,823 --> 00:20:33,494 やっと本当に 昔のお前に戻ったということだな。 244 00:20:33,494 --> 00:20:35,496 フッ…。 245 00:20:35,496 --> 00:20:39,166 俺がお前を突き放した 一番の理由が➡ 246 00:20:39,166 --> 00:20:42,002 なんだかわかるか。 いえ。 247 00:20:42,002 --> 00:20:45,005 お前は俺という幻影にとらわれた。 248 00:20:45,005 --> 00:20:49,677 そのことが どうしても許せなかった。 249 00:20:49,677 --> 00:20:52,947 だが お前はもう大丈夫だ。 250 00:20:52,947 --> 00:20:55,049 それを今 確信した。 251 00:20:57,118 --> 00:20:59,286 他者に強くあれ➡ 252 00:20:59,286 --> 00:21:02,123 そして優しくあれ。 はい。 253 00:21:02,123 --> 00:21:05,793 俺も 謝罪しなければならない。 254 00:21:05,793 --> 00:21:07,795 えっ? 255 00:21:07,795 --> 00:21:10,798 昔 長い髪が好きだと言ったのは➡ 256 00:21:10,798 --> 00:21:12,967 ウソだ。 えっ!? 257 00:21:12,967 --> 00:21:16,637 短い髪形を好んでいたお前が 真に受けるかどうか➡ 258 00:21:16,637 --> 00:21:21,308 確かめるために ウソをついてしまった。 259 00:21:21,308 --> 00:21:23,477 許せ。 あっ!? 260 00:21:23,477 --> 00:21:28,816 ♬~ 261 00:21:28,816 --> 00:21:30,818 許します。 262 00:21:30,818 --> 00:21:35,990 そのウソのおかげで きっと今があると思いますから。 263 00:21:35,990 --> 00:21:41,162 鈴音 俺はお前のことを 大切に思っている。 264 00:21:41,162 --> 00:21:44,498 兄さん…。 265 00:21:44,498 --> 00:21:49,336 2年後 正門の外で お前を待っている。 266 00:21:49,336 --> 00:21:52,273 成長したお前を見せてもらう。 267 00:21:52,273 --> 00:21:58,445 はい。 精いっぱい 最後の最後まで戦い抜いてきます。 268 00:21:58,445 --> 00:22:02,249 また会おう。 はい…。