1 00:00:00,801 --> 00:00:05,806 〈機械仕掛けの友人 アミクス・ロボット〉 2 00:00:05,806 --> 00:00:08,809 〈人型ロボットの総称〉 3 00:00:08,809 --> 00:00:11,812 〈アミクスには敬愛規律が刷り込まれている〉 4 00:00:11,812 --> 00:00:13,847 〈人間を尊敬し→ 5 00:00:13,847 --> 00:00:16,817 人間の命令を素直に聞き→ 6 00:00:16,817 --> 00:00:19,786 人間を絶対に攻撃しない〉 7 00:00:21,822 --> 00:00:26,827 ♬~ 8 00:01:55,849 --> 00:02:01,788 🔊♬~『悲愴』 9 00:02:01,788 --> 00:02:04,791 (ハロルド・W・ルークラフト) 私が敬愛規律に縛られていないと→ 10 00:02:04,791 --> 00:02:07,894 レクシー博士から聞いて 知っていたのですか? 11 00:02:07,894 --> 00:02:09,796 (エチカ・ヒエダ)そうだ。 12 00:02:09,796 --> 00:02:12,966 なぜ 捜査官のあなたが 博士の嘘に付き合ったのです? 13 00:02:12,966 --> 00:02:17,904 あなたは ご自分と釣り合う 補助官が欲しいという理由だけで→ 14 00:02:17,904 --> 00:02:19,806 罪を犯したのですね? 15 00:02:19,806 --> 00:02:23,810 私が黙っていたのは 君に こんなことをさせるためじゃない。 16 00:02:23,810 --> 00:02:27,914 秘密を守っていてくださったことは 感謝します。 17 00:02:27,914 --> 00:02:29,883 ですが 私は頼んでなどいない。 18 00:02:30,817 --> 00:02:33,820 電気室で蝶番を撃ったのは 君? 19 00:02:33,820 --> 00:02:35,789 私を助けてくれたの? 20 00:02:36,790 --> 00:02:41,795 復讐のために 正体を懸命に隠してきたんでしょう? 21 00:02:41,795 --> 00:02:45,799 なんで リスクを冒してまで 私を助けた? 22 00:02:45,799 --> 00:02:48,802 ソゾンを殺害した犯人へと行きつくために→ 23 00:02:48,802 --> 00:02:51,805 あなたの電索が役立つことを 期待していました。 24 00:02:51,805 --> 00:02:55,809 あなたを死なせることが 結果的に損だと考え…。 25 00:02:55,809 --> 00:02:57,844 嘘を言わないで! 26 00:02:57,844 --> 00:03:01,815 それに 電索がなくても こうやってナポロフを見つけた。 27 00:03:01,815 --> 00:03:05,819 君だって 矛盾した理由で 私をかばってる。 28 00:03:05,819 --> 00:03:08,822 本当は こんなふうに 犯人に復讐したいわけじゃない。 29 00:03:08,822 --> 00:03:11,825 これは単なる復讐ではない。 30 00:03:11,825 --> 00:03:14,828 私のけじめであり 贖罪です。 31 00:03:14,828 --> 00:03:16,797 贖罪? 32 00:03:16,797 --> 00:03:19,800 私は 本当ならば ソゾンを守ることができたのです。 33 00:03:22,803 --> 00:03:25,806 しかし むしろ私は→ 34 00:03:25,806 --> 00:03:29,876 敬愛規律に背いてしまいそうな自分を 必死で隠してきた。 35 00:03:29,876 --> 00:03:35,782 周りにだけでなく 自分自身さえも 直視することを避けていたのです。 36 00:03:35,782 --> 00:03:38,785 私が あの時 ソゾンを救えていたのなら→ 37 00:03:38,785 --> 00:03:41,788 誰も悲しみに襲われずに済んだ。 38 00:03:41,788 --> 00:03:43,790 今も幸せだった。 39 00:03:45,826 --> 00:03:47,794 私がソゾンを殺したようなものだ。 40 00:03:47,794 --> 00:03:51,798 違う! 殺したのはナポロフであって 君じゃない! 41 00:03:52,799 --> 00:03:56,803 あの日から 今 この瞬間だけを 夢見てきました。 42 00:03:56,803 --> 00:03:59,873 ようやく全てを終わらせられるのです。 43 00:03:59,873 --> 00:04:01,808 どうか邪魔をしないでいただきたい。 44 00:04:01,808 --> 00:04:03,810 駄目だ! 45 00:04:06,780 --> 00:04:08,849 そうですか。 わかりました。 46 00:04:08,849 --> 00:04:18,959 (電動ノコギリの作動音) 47 00:04:18,959 --> 00:04:20,794 (銃声) 48 00:04:20,794 --> 00:04:34,774 ♬~ 49 00:04:34,774 --> 00:04:40,781 (エチカの声)君の心をのぞけたらいいのにと つくづく思うよ。 電索で潜るみたいに。 50 00:04:41,748 --> 00:04:45,752 (ハロルドの声)私もあなたに潜れたら どんなにいいか…。 51 00:04:45,752 --> 00:04:53,894 ♬~ 52 00:04:53,894 --> 00:04:55,762 はっ…。 53 00:04:55,762 --> 00:05:05,772 ♬~ 54 00:05:05,772 --> 00:05:07,841 うっ…! 55 00:05:07,841 --> 00:05:09,843 くっ…! 56 00:05:12,746 --> 00:05:15,749 撃てないと考えた私が愚かでした。 57 00:05:15,749 --> 00:05:18,752 君に これ以上 誰かを傷つけてほしくない! 58 00:05:18,752 --> 00:05:21,755 償うことすら許されないのですか。 59 00:05:21,755 --> 00:05:25,759 彼を殺せば スティーブみたいに ポッドに閉じ込められることになる。 60 00:05:26,760 --> 00:05:30,830 私は すでに 人間を撃った。 どのみち同じですよ。 61 00:05:30,830 --> 00:05:34,768 ソゾン刑事は 君が誰かを殺すことを望まない! 62 00:05:34,768 --> 00:05:38,772 あなたが望まないのでしょう? 釣り合う補助官を失いたくないから。 63 00:05:38,772 --> 00:05:41,775 だから 違う!! 私は…! 64 00:05:41,775 --> 00:05:45,779 私が失いたくないのは 補助官じゃない→ 65 00:05:45,779 --> 00:05:47,747 君だ!! 66 00:06:01,795 --> 00:06:06,800 いつでも必ず帰るって ダリヤさんと約束したんじゃなかったの? 67 00:06:06,800 --> 00:06:09,769 君がナポロフを殺せば 彼女は一人になる。 68 00:06:09,769 --> 00:06:14,808 十分 そばにいました。 彼女は もう 解放されるべきです。 69 00:06:14,808 --> 00:06:16,776 解放? 70 00:06:16,776 --> 00:06:18,778 ダリヤは私に執着しています。 71 00:06:18,778 --> 00:06:23,783 いいえ 私が彼女に しがみついたのかもしれません。 72 00:06:23,783 --> 00:06:26,786 どちらにしても それでよかったのです。 73 00:06:26,786 --> 00:06:31,791 ソゾンが残していった空白を 私が埋めることができるのなら。 74 00:06:31,791 --> 00:06:35,762 そうだ。 君がいたおかげで ダリヤさんは きっと救われた。 75 00:06:35,762 --> 00:06:39,766 ですが いい加減 終わらせなければ 私が…。 76 00:06:39,766 --> 00:06:44,771 ここで全てを終わらせられたのなら… ナポロフを裁くことができたのなら→ 77 00:06:44,771 --> 00:06:47,774 ダリヤも前に進めるはずです。 78 00:06:48,775 --> 00:06:50,777 今度こそ ちゃんと…。 79 00:06:50,777 --> 00:06:54,848 君が そう思いたいだけだ。 彼女は悲しむ。 80 00:06:54,848 --> 00:06:57,751 何をどうすべきかは 自分で決めます。 81 00:06:57,751 --> 00:07:00,754 だったら さっさと私を撃ち殺せばいい。 82 00:07:00,754 --> 00:07:03,757 本当に そんなことをお望みですか? 83 00:07:03,757 --> 00:07:05,759 君は間違っている。 84 00:07:05,759 --> 00:07:08,762 君が ソゾン刑事を殺したわけじゃない。 85 00:07:08,762 --> 00:07:12,732 君の責任じゃない。 誰のせいでもないんだ。 86 00:07:13,767 --> 00:07:16,770 君は あの時できることを全部やった。 87 00:07:16,770 --> 00:07:19,906 何も償わなくていいんだ。 88 00:07:19,906 --> 00:07:21,775 なんの罪もない。 だから…。 89 00:07:21,775 --> 00:07:23,777 黙ってくれ!! 90 00:07:24,945 --> 00:07:26,913 あっ… ああ…。 91 00:07:27,747 --> 00:07:29,916 補助官…? 92 00:07:29,916 --> 00:07:37,757 ♬~ 93 00:07:37,757 --> 00:07:41,761 お願いですから 優しくしないでください…。 94 00:07:42,762 --> 00:07:47,767 ソゾンに… 犯人を見つけろと言われたのです。 95 00:07:47,767 --> 00:07:49,936 もう見つけたよ。 96 00:07:49,936 --> 00:07:51,771 ええ。 ですが まだだ。 97 00:07:51,771 --> 00:07:54,974 私は この男を裁かなくては…。 98 00:07:54,974 --> 00:07:56,776 裁かなくていい。 99 00:07:56,776 --> 00:08:00,747 償いたいのです ソゾンに。 100 00:08:00,747 --> 00:08:03,783 彼の手足が切り落とされるのを見た。 101 00:08:03,783 --> 00:08:06,753 そのうちに 声が聞こえなくなって…。 102 00:08:06,753 --> 00:08:08,788 思い出さなくていいんだ。 103 00:08:08,788 --> 00:08:12,759 私は やはり 何もできないのですか? 104 00:08:12,759 --> 00:08:14,928 もうできてる。 105 00:08:14,928 --> 00:08:17,764 まだ何もしていない。 106 00:08:17,764 --> 00:08:19,866 もう十分すぎるほどやった。 107 00:08:19,866 --> 00:08:22,769 まだ十分では…。 108 00:08:22,769 --> 00:08:24,938 もう十分なんだ! 109 00:08:24,938 --> 00:08:30,777 ♬~ 110 00:08:30,777 --> 00:08:36,750 もういいんだ。 もういいから 君は自分を許して。 111 00:08:37,851 --> 00:08:41,755 許せないなら 私が代わりに 君を許さないでおくから。 112 00:08:41,755 --> 00:08:44,758 だから 君は自分を許していい。 113 00:08:45,759 --> 00:08:48,762 許してほしい もう…。 114 00:08:52,766 --> 00:08:54,734 さあ 帰ろう ハロルド。 115 00:08:55,769 --> 00:08:57,771 あっ…。 116 00:08:57,771 --> 00:08:59,773 (ソゾンの声)帰るぞ ハロルド。 117 00:08:59,773 --> 00:09:13,753 ♬~ 118 00:09:18,792 --> 00:09:20,760 (アキム)まさか 警部補が…。 119 00:09:21,795 --> 00:09:24,764 (アキム)ハロルドの怪我も警部補が? 120 00:09:24,764 --> 00:09:28,768 警部補が私を撃とうとしたのを 彼がかばってくれて…。 121 00:09:28,768 --> 00:09:31,838 それで 私が警部補を撃ちました。 122 00:09:31,838 --> 00:09:33,840 ⚞(銃声) 123 00:09:36,776 --> 00:09:38,778 (どよめき) 124 00:09:42,782 --> 00:09:44,751 (心電図モニターの音) 125 00:09:44,751 --> 00:09:48,855 (アキム)まさか 警官の銃を奪って 自殺を図るとは…。 126 00:09:48,855 --> 00:09:51,791 本人から供述を得られなくなった以上→ 127 00:09:51,791 --> 00:09:55,762 あなた方の電索が頼みの綱になります。 ただ…。 128 00:09:55,762 --> 00:10:00,767 私は ソゾンが殺される場面を 再び目撃することになる。 129 00:10:02,769 --> 00:10:06,773 問題ありません。 これは 私の事件ですから。 130 00:10:06,773 --> 00:10:08,775 たとえ 苦しい記憶でも→ 131 00:10:08,775 --> 00:10:10,777 最後まで直視しなければ。 132 00:10:10,777 --> 00:10:15,748 (心電図モニターの音) 133 00:10:15,748 --> 00:10:18,751 本当に平気? ええ。 134 00:10:23,790 --> 00:10:26,759 始めてください 電索官エチカ。 135 00:10:28,795 --> 00:10:30,763 電索を開始する。 136 00:10:33,766 --> 00:10:59,759 ♬~ 137 00:10:59,759 --> 00:11:01,761 あっ…! 138 00:11:01,761 --> 00:11:05,765 (ナポロフの笑い声) 139 00:11:05,765 --> 00:11:09,736 (ナポロフ)ハア ハア ハア ハア…。 140 00:11:09,736 --> 00:11:12,739 ハア ハア ハア ハア…。 141 00:11:14,774 --> 00:11:16,776 (ナポロフ)これでいい。 142 00:11:16,776 --> 00:11:19,746 (シュビン)ううっ…。 (ナポロフ)フフフフ…。 143 00:11:19,746 --> 00:11:23,750 フフフフフ…。 思い知らせてやったぞ。 144 00:11:23,750 --> 00:11:25,752 これが真作だ! 145 00:11:25,752 --> 00:11:32,759 (ナポロフの笑い声) 146 00:11:35,795 --> 00:11:39,766 どういうことです? なんで わざわざ絵筆で? 147 00:11:39,766 --> 00:11:41,768 妙な誤解を招きます。 148 00:11:41,768 --> 00:11:44,771 (ナポロフ)決定的な証拠にはならない。 149 00:11:44,771 --> 00:11:48,875 以前 僕の偽名を モンマルトルにしてくれと言いましたよね。 150 00:11:48,875 --> 00:11:52,845 あれは…。 我々は友人だぞ シュビン。 151 00:11:53,780 --> 00:11:58,751 お互いが危険にさらされるようなまねをして どうする。 うん? 152 00:11:59,786 --> 00:12:02,789 友人…。 (ナポロフ)そうだろう? 153 00:12:02,789 --> 00:12:04,791 (シュビン)はい。 僕のただ一人の…。 154 00:12:04,791 --> 00:12:08,795 (ナポロフ)しかし またこんな日が来るとはな…。 155 00:12:08,795 --> 00:12:12,765 ハロルドは この現場を見て 犯人はアバーエフの知人で→ 156 00:12:12,765 --> 00:12:17,770 彼を模倣犯だと知って報復に及んだ そう推理するはずだ。 157 00:12:17,770 --> 00:12:19,772 ソゾンなら そう言う。 158 00:12:21,774 --> 00:12:26,813 次が最後だ。 大舞台にするから 君も そのつもりでいてくれ。 159 00:12:26,813 --> 00:12:30,883 (シュビン)まだやるんですか? もう報復は十分では。 160 00:12:30,883 --> 00:12:34,787 (ナポロフ)今なら ソゾンの事件を 超えられる気がするんだ。 161 00:12:34,787 --> 00:12:37,790 何せ こうして 模倣犯を始末できた。 162 00:12:37,790 --> 00:12:44,797 ♬~ 163 00:12:44,797 --> 00:12:47,800 (チェーンソーの作動音) 164 00:12:47,800 --> 00:12:53,806 ♬~ 165 00:12:53,806 --> 00:12:55,875 (ナポロフ)ハロルド どうしたんだね? 166 00:12:55,875 --> 00:12:58,845 📞課長 朝早くから すみません。 167 00:12:58,845 --> 00:13:01,848 📞ソゾンが ゆうべから 自宅に戻っていないのです。 168 00:13:04,851 --> 00:13:07,854 📞何かご存じではありませんか? (ため息) 169 00:13:08,755 --> 00:13:10,757 (ナポロフ)《なぜ ソゾンが?》 170 00:13:10,757 --> 00:13:14,794 《どういうことだ? まさか シュビンが勝手に暴走したのか?》 171 00:13:14,794 --> 00:13:18,765 ♬~ 172 00:13:18,765 --> 00:13:22,769 (ナポロフ)お前がやったのか? 勝手なことを。 173 00:13:22,769 --> 00:13:24,771 僕は 何も知りません。 174 00:13:24,771 --> 00:13:31,778 ♬~ 175 00:13:31,778 --> 00:13:33,880 ハロルド。 176 00:13:33,880 --> 00:13:38,751 ナポロフ課長… ソゾンが悪夢に殺されました。 177 00:13:38,751 --> 00:13:40,753 私の目の前で。 178 00:13:41,754 --> 00:13:43,756 (たたく音) 179 00:13:43,756 --> 00:13:49,762 ♬~ 180 00:13:49,762 --> 00:13:54,767 (ナポロフ)くっ… くうっ…! 181 00:13:54,767 --> 00:14:00,773 (ナポロフの笑い声) 182 00:14:04,777 --> 00:14:06,779 エチカ。 ああ…。 183 00:14:07,780 --> 00:14:09,849 どうでした? 184 00:14:09,849 --> 00:14:13,753 ナポロフ警部補は 真犯人に間違いありません。 185 00:14:13,753 --> 00:14:15,788 暴力性を抑えきれなくなったのは→ 186 00:14:15,788 --> 00:14:19,859 幼少時のトラウマと離婚がきっかけです。 187 00:14:19,859 --> 00:14:22,762 ですが まだ終わっていないみたいです。 188 00:14:22,762 --> 00:14:24,764 終わっていない? 189 00:14:24,764 --> 00:14:27,767 ナポロフ警部補は…→ 190 00:14:27,767 --> 00:14:29,769 ソゾン刑事を殺していません。 191 00:14:29,769 --> 00:14:31,738 なっ…!? 192 00:14:32,772 --> 00:14:36,743 彼だけは ナポロフの模倣犯に殺されたんだ。 193 00:14:41,748 --> 00:14:43,750 補助官。 ん? 194 00:14:44,751 --> 00:14:46,753 また最初からですね。 195 00:14:46,753 --> 00:14:51,758 全て解決とはいかなかったけれど ペテルブルクの悪夢は終わった。 196 00:14:51,758 --> 00:14:57,897 それに ソゾン刑事が模倣犯に 殺されていたという手掛かりは得られた。 197 00:14:57,897 --> 00:14:59,766 私を心配していらっしゃいますね? 198 00:14:59,766 --> 00:15:03,736 私を観察するのは やめたんじゃなかったの? 199 00:15:03,736 --> 00:15:06,739 観察するまでもなく わかります。 200 00:15:06,739 --> 00:15:09,776 電索を終えてからずっと ひどい顔をしている。 201 00:15:09,776 --> 00:15:13,746 それは仕方がない。 だって これで また 君が…。 202 00:15:13,746 --> 00:15:17,817 私がソゾンを救えなかったことは事実です。 203 00:15:17,817 --> 00:15:22,822 ですから 真犯人を捜し出して 逮捕することは諦めていません。 204 00:15:22,822 --> 00:15:25,725 また この手で 裁こうとしてしまうかもしれない。 205 00:15:25,725 --> 00:15:29,729 ですが それが あなたを悲しませるのなら→ 206 00:15:29,729 --> 00:15:32,732 もう一度 踏みとどまれるような気がします。 207 00:15:34,734 --> 00:15:39,739 その時には 私が君を許さずにいることを思い出して。 208 00:15:39,739 --> 00:15:42,742 そうします。 覚えておくのは得意ですから。 209 00:15:43,743 --> 00:15:46,746 (はなをすする音) エチカ。 210 00:15:46,746 --> 00:15:49,749 あなたに 一つだけお願いしたい。 211 00:15:49,749 --> 00:15:52,752 もし いつか 私の秘密が公になったとしても→ 212 00:15:52,752 --> 00:15:55,721 どうか かばわないでください。 213 00:16:03,763 --> 00:16:05,765 (心電図モニターの音) 214 00:16:05,765 --> 00:16:10,736 (心電図モニターの心停止音) 215 00:16:14,707 --> 00:16:20,746 ♬~ 216 00:16:20,746 --> 00:16:22,715 (エレーナ)ニコライ! 217 00:16:23,749 --> 00:16:28,721 (ニコライ)か… 母さん 僕は ハロルドのおかげで助かったんだ。 218 00:16:28,721 --> 00:16:31,724 彼がいなかったら 死んでいたかもしれない。 219 00:16:31,724 --> 00:16:33,826 (エレーナ)そう…。 220 00:16:33,826 --> 00:16:36,729 エレーナ これを あなたに。 221 00:16:36,729 --> 00:16:38,731 うん? 222 00:16:40,733 --> 00:16:42,768 ソゾンのデジタルクローンです。 223 00:16:42,768 --> 00:16:45,738 あなたに渡してほしいとデレヴォから。 224 00:16:45,738 --> 00:16:47,740 (エレーナ)結構よ。 (ニコライ)母さん…。 225 00:16:47,740 --> 00:16:50,743 (エレーナ)本当にいいのよ もう。 226 00:16:50,743 --> 00:16:55,748 振り返ってばかりいたら 振り向いた時に あるはずのものまで→ 227 00:16:55,748 --> 00:16:59,752 いつの間にか なくなっているかもしれないもの。 228 00:16:59,752 --> 00:17:03,823 あの子を手にかけた犯人は まだ見つかっていないそうね。 229 00:17:03,823 --> 00:17:05,758 はい。 230 00:17:05,758 --> 00:17:08,728 よろしく頼みますよ。 ハロルド。 231 00:17:12,765 --> 00:17:14,767 あっ 母さん。 232 00:17:14,767 --> 00:17:16,769 必ず見つけ出します。 233 00:17:16,769 --> 00:17:20,740 (ダリヤ)お義母さん やっと わかってくれたみたいね。 234 00:17:20,740 --> 00:17:23,743 でも 実際にまた 犯人を追いかけるようなことになったら→ 235 00:17:23,743 --> 00:17:25,778 正直 心配よ。 236 00:17:25,778 --> 00:17:29,749 おや? 必ず帰るという約束を お忘れですか? 237 00:17:29,749 --> 00:17:32,752 …そうだったわね。 238 00:17:32,752 --> 00:17:36,722 ねえ ハロルド 今朝から言いたかったんだけれど…。 239 00:17:37,757 --> 00:17:40,760 その新しいマフラー とっても よく似合ってる。 240 00:17:46,766 --> 00:17:48,834 これは お返しします。 241 00:17:48,834 --> 00:17:51,771 せっかく お気遣いいただいたのに 申し訳ありません。 242 00:17:51,771 --> 00:17:53,739 (シュシュノワ)いいえ。 243 00:17:53,739 --> 00:17:57,743 デジタルクローンが必要ないというのは 本来 喜ばしいことですからね。 244 00:17:57,743 --> 00:17:59,745 お茶を入れてきます。 245 00:18:02,782 --> 00:18:06,786 (ベールナルド)また お目にかかれて光栄です。 ルークラフトさん。 246 00:18:08,754 --> 00:18:10,756 あっ… 君は…。 247 00:18:10,756 --> 00:18:15,761 人間の目のない場所で アミクスがアミクスに握手を求めるなど…。 248 00:18:15,761 --> 00:18:18,764 故障しているのか? ん…? 249 00:18:18,764 --> 00:18:21,767 (シュシュノワ)コーヒーはお好きだったかしら? 250 00:18:21,767 --> 00:18:24,737 シュシュノワさん 普段はどこで 彼の調整を? 251 00:18:24,737 --> 00:18:28,774 えっ? いつも ノワエ社に頼んでいますけれど…。 252 00:18:28,774 --> 00:18:32,745 彼のシステムコードは 恐らく 改造されています。 253 00:18:32,745 --> 00:18:34,747 あっ…。 (ベールナルド)あっ…。 254 00:18:34,747 --> 00:18:38,751 以前に カスタムメイド業者を利用したと おっしゃっていましたが…。 255 00:18:38,751 --> 00:18:41,721 ええ。 個人業者で 確か…→ 256 00:18:41,721 --> 00:18:43,723 ラッセルズさん。 257 00:18:43,723 --> 00:18:45,725 アラン・ジャック・ラッセルズ。 258 00:18:47,760 --> 00:18:51,731 (フォーキン)ノワエ社が ベールナルドのシステムコードの中に→ 259 00:18:51,731 --> 00:18:53,766 隠し扉を見つけました。 260 00:18:53,766 --> 00:18:57,737 中身は 効用関数システムに変更を加える…→ 261 00:18:57,737 --> 00:18:59,739 要するに 不必要な自立性を→ 262 00:18:59,739 --> 00:19:02,708 与える類いのものだそうです。 263 00:19:03,809 --> 00:19:07,747 모私は ただ ラッセルズさんから送られてきた 拡張機能を→ 264 00:19:07,747 --> 00:19:10,816 彼に組み込んだだけなんですよ。 265 00:19:10,816 --> 00:19:14,887 모(フォーキン)その拡張機能に 何かしらの細工が なされていたんでしょう。 266 00:19:14,887 --> 00:19:17,790 모本当に なんの問題もありませんでしたか? 267 00:19:17,790 --> 00:19:22,828 모(シュシュノワ)いえ 買い物を頼むと たまに 長々と帰ってこないことがありました。 268 00:19:22,828 --> 00:19:24,864 모散歩をしたり→ 269 00:19:24,864 --> 00:19:27,833 公園で ハトに餌をやるのも好きで。 270 00:19:27,833 --> 00:19:29,835 모(フォーキン)それは アミクスの行動としては→ 271 00:19:29,835 --> 00:19:31,804 やや不適切なのでは? 272 00:19:31,804 --> 00:19:37,777 모気にしませんでした。 私にとって彼は 人間と同じですから…。 273 00:19:38,744 --> 00:19:41,747 (トトキ)つまり ラッセルズが作っていたのは→ 274 00:19:41,747 --> 00:19:43,783 トスティだけじゃなかったということね。 275 00:19:43,783 --> 00:19:49,755 ベールナルドが改造されたのは5年前で トスティのオープンソース化よりも前です。 276 00:19:49,755 --> 00:19:52,725 ラッセルズは その頃から すでに 活動していた。 277 00:19:52,725 --> 00:19:55,761 目的は相変わらず不明だけど→ 278 00:19:55,761 --> 00:19:57,763 トスティ同様→ 279 00:19:57,763 --> 00:20:00,766 被害は ベールナルドに とどまらない可能性がある。 280 00:20:00,766 --> 00:20:02,768 まだまだ解決しそうもないな。 281 00:20:05,771 --> 00:20:08,808 ベールナルドのコードが修正されたとして→ 282 00:20:08,808 --> 00:20:12,778 シュシュノワさんのことを 妻だと見なさなくなったりする? 283 00:20:12,778 --> 00:20:15,781 元々 見なしていないはずです。 284 00:20:15,781 --> 00:20:19,752 彼の持っている従来型の感情エンジンでは 恋などできません。 285 00:20:20,753 --> 00:20:24,757 全部 彼女の独りよがりに すぎないということ? 286 00:20:24,757 --> 00:20:27,760 人間が何を信じるかが大切です。 287 00:20:27,760 --> 00:20:31,764 アミクスは あなた方が見たいものを 見せるための鏡であり→ 288 00:20:31,764 --> 00:20:35,735 その望みに応えるのが 我々の意義ですから。 289 00:20:37,770 --> 00:20:40,873 (ビガ)ああ! ヒエダさん ハロルドさん! 290 00:20:40,873 --> 00:20:43,776 もう大丈夫なんですか? 291 00:20:43,776 --> 00:20:45,845 ビガ 心配かけて ごめん。 292 00:20:45,845 --> 00:20:47,746 問題ありません。 293 00:20:47,746 --> 00:20:52,752 無事でよかったですが ハロルドさんを撃つなんて許せませんよね! 294 00:20:54,754 --> 00:20:58,757 (ビガ)困ったことがあれば お手伝いしますから なんでも言ってください。 295 00:20:58,757 --> 00:21:01,727 あっ… それって…。 296 00:21:02,762 --> 00:21:05,764 とても暖かいですよ。 ありがとうございます。 297 00:21:06,765 --> 00:21:08,767 ああ…! あっ…。 298 00:21:09,768 --> 00:21:13,773 (ビガ)ああ すみません。 捜査支援課に呼ばれてたんでした。 299 00:21:13,773 --> 00:21:15,741 行きますね! 300 00:21:18,777 --> 00:21:21,747 あっ…。 んっ? 301 00:21:21,747 --> 00:21:24,784 どうなさいました? なんでもない。 302 00:21:24,784 --> 00:21:28,754 傷が痛むのなら 病院に行かれては? 303 00:21:28,754 --> 00:21:31,791 痛くない。 おなかがすいたのかも。 304 00:21:31,791 --> 00:21:37,763 ハムとチーズの次は 痛みと空腹の違いが わからなくなったということですか? 305 00:21:39,732 --> 00:21:42,735 念のために聞くけれど 馬鹿にしてる? 306 00:21:42,735 --> 00:21:45,738 とんでもない。 真剣に心配しています。 307 00:21:45,738 --> 00:21:47,740 それは どうもありがとう。 308 00:21:47,740 --> 00:21:56,749 ♬~ 309 00:21:56,749 --> 00:21:59,718 (救急車のサイレン) 310 00:22:01,720 --> 00:22:03,722 いつでも どうぞ→ 311 00:22:03,722 --> 00:22:05,724 電索官エチカ。 312 00:22:05,724 --> 00:22:08,727 始めよう 補助官。 313 00:22:14,733 --> 00:22:23,742 ♬~