1 00:00:04,171 --> 00:00:06,757 以上が注意事項となります。 2 00:00:06,757 --> 00:00:09,510 問題なければ 誓約書にサインと 3 00:00:09,510 --> 00:00:12,012 免許証カードの提示を お願いします。 4 00:00:23,482 --> 00:00:25,985 手続きは以上となります。 5 00:00:25,985 --> 00:00:29,321 ご案内しますので そちらでお待ちください。 6 00:00:30,656 --> 00:00:33,325 (朝野太陽)ありがとうございます。 7 00:00:33,325 --> 00:00:35,369 (夜桜六美)気をつけてね。 8 00:00:35,369 --> 00:00:39,331 (二刃)何かあったら すぐ呼びな。 みんな 飛んでくから。 9 00:00:39,331 --> 00:00:43,169 そんな… 何も起きないですよ。 チーン(エレベーター到着音) 10 00:00:44,545 --> 00:00:47,173 じゃあ。 11 00:00:47,173 --> 00:00:49,216 いってきます。 12 00:00:51,469 --> 00:00:54,013 (辛三)一人で大丈夫かな? 13 00:00:54,013 --> 00:00:57,224 (二刃)サシでやりたいって 太陽の希望だ。 14 00:00:57,224 --> 00:01:02,062 そのために銀級になったんだ。 あいつと話すために。 15 00:01:04,857 --> 00:01:08,027 ウィーン…(エレベーター作動音) チーン 16 00:01:09,403 --> 00:01:13,407 ♪♪~ 17 00:01:13,407 --> 00:01:15,409 (皮下)奇妙だな。 18 00:01:18,579 --> 00:01:21,457 (皮下) お前の中に あいつを感じる。 19 00:01:23,584 --> 00:01:26,170 あいつの差し金だな。 20 00:01:26,170 --> 00:01:28,214 んっ…。 21 00:01:29,590 --> 00:01:32,218 つぼみ氏からの伝言です。 22 00:01:32,218 --> 00:01:34,637 「全てを終わらせる。 23 00:01:34,637 --> 00:01:36,806 私を殺してください」。 24 00:01:36,806 --> 00:01:40,226 ♪♪~ 25 00:01:41,602 --> 00:02:01,622 ♪♪~ 26 00:02:01,622 --> 00:02:05,042 ♪♪~ 27 00:02:06,919 --> 00:02:23,769 ♪♪~ 28 00:02:29,441 --> 00:02:38,659 ♪♪~ 29 00:02:38,659 --> 00:02:50,087 ♪♪~ 30 00:02:55,759 --> 00:03:06,604 ♪♪~ 31 00:03:06,604 --> 00:03:10,691 ♪♪~ 32 00:03:14,987 --> 00:03:17,615 (つぼみ・回想) ((思い出せないの。 33 00:03:17,615 --> 00:03:21,702 生まれた山の名前 好きだった花の色 34 00:03:21,702 --> 00:03:24,038 懐かしい香り 35 00:03:24,038 --> 00:03:26,749 先生との出会いさえ…。 36 00:03:26,749 --> 00:03:30,669 代わりに増すのは 苦しみと怒りばかり。 37 00:03:30,669 --> 00:03:34,506 自由を望むほど 人が恨めしくなる。 38 00:03:34,506 --> 00:03:37,968 きっと 先生と話した 39 00:03:37,968 --> 00:03:40,804 私が当たり前になる未来 40 00:03:40,804 --> 00:03:44,475 見ることもできず 死ぬこともできず 41 00:03:44,475 --> 00:03:49,188 私は私でなくなったまま 生き続けるのね)) 42 00:03:49,188 --> 00:03:52,983 (川下)((生きたくても 生きられない時代だ。 43 00:03:52,983 --> 00:03:55,903 死にたくても死ねないのも 大差ない。 44 00:03:55,903 --> 00:03:57,947 だが 遠い未来 45 00:03:57,947 --> 00:04:01,659 あんたの体について 研究が進めば 46 00:04:01,659 --> 00:04:06,830 抜け殻になったあんたを 眠らせてやれるかもしれない)) 47 00:04:06,830 --> 00:04:11,543 (つぼみ) ((ふふっ… 楽しみですね。 48 00:04:11,543 --> 00:04:15,214 期待しています 川下先生)) 49 00:04:16,590 --> 00:04:20,928 (皮下)ここ10数年 彼女の基盤となる記憶は 50 00:04:20,928 --> 00:04:24,056 ほぼ消失したと思っていたが 51 00:04:24,056 --> 00:04:26,934 まだ残っていたとはな。 52 00:04:26,934 --> 00:04:29,645 あの女が正しかったか。 53 00:04:29,645 --> 00:04:31,689 ん? 54 00:04:31,689 --> 00:04:35,275 (皮下) つぼみの願いをかなえてやろう。 55 00:04:35,275 --> 00:04:37,569 お前に教えてやる 56 00:04:37,569 --> 00:04:40,823 夜桜つぼみを滅ぼす方法を。 57 00:04:42,324 --> 00:04:44,368 あっ! (皮下)俺も お前も 58 00:04:44,368 --> 00:04:47,121 夜桜に魅入られた男。 59 00:04:47,121 --> 00:04:50,457 つぼみの血が 俺たちの絆だ。 60 00:04:50,457 --> 00:04:53,919 だから この呪いを清算しよう。 61 00:04:53,919 --> 00:04:57,047 ♪♪~ 62 00:04:57,047 --> 00:05:00,467 お前にも この花が咲いただろう。 63 00:05:00,467 --> 00:05:02,970 つぼみの血のソメイニンは 64 00:05:02,970 --> 00:05:06,473 後代のそれと全く違い 凶悪だ。 65 00:05:06,473 --> 00:05:09,268 宿主に力を与える代わりに 66 00:05:09,268 --> 00:05:13,564 確実に その命を吸い尽くす。 67 00:05:13,564 --> 00:05:16,692 かつて 実験的に投与した個体も 68 00:05:16,692 --> 00:05:19,611 皆 1週間と もたなかった。 69 00:05:19,611 --> 00:05:22,614 俺も あらゆる治療で ごまかしてきたが 70 00:05:22,614 --> 00:05:26,243 この状況下では それも かなわない。 71 00:05:26,243 --> 00:05:28,579 間もなく 俺は死ぬ。 72 00:05:30,372 --> 00:05:35,627 この血の呪いは その始祖にすら 牙をむいた。 73 00:05:35,627 --> 00:05:40,215 彼女の体は 奇跡的なバランスで 成り立っていたが 74 00:05:40,215 --> 00:05:43,052 一度 崩れると地獄だった。 75 00:05:43,052 --> 00:05:45,220 ((ジュー!(焼ける音))) 76 00:05:45,220 --> 00:05:49,016 (皮下) 体をむしばむ力と癒やす力 77 00:05:49,016 --> 00:05:54,313 相反する力は 拮抗し 加速し 78 00:05:54,313 --> 00:05:57,691 彼女をゆがめ つくり変えていった。 79 00:05:57,691 --> 00:06:01,236 ♪♪~ 80 00:06:01,236 --> 00:06:04,782 (皮下)「つぼみの書」 読めなかっただろ? 81 00:06:05,657 --> 00:06:10,037 あれは つぼみの血から作った 無色のインクだ。 82 00:06:10,037 --> 00:06:14,666 読むには 特別な力がいる。 その力こそが…。 83 00:06:16,668 --> 00:06:19,379 (皮下)「万花繚乱」。 84 00:06:19,379 --> 00:06:22,674 「開花」より旧く 大きい覚醒だ。 85 00:06:22,674 --> 00:06:26,845 侵食する血の力を 征服し 利用する。 86 00:06:26,845 --> 00:06:29,932 俺は 結局 習得できなかった。 87 00:06:29,932 --> 00:06:33,310 つぼみを葬るうえで不可欠だが 88 00:06:33,310 --> 00:06:35,854 諸刃の剣でもある。 89 00:06:35,854 --> 00:06:39,441 つぼみの血は 大きな力を生む一方で 90 00:06:39,441 --> 00:06:41,735 共鳴してしまう。 91 00:06:41,735 --> 00:06:44,530 つぼみとお前が つながったように 92 00:06:44,530 --> 00:06:48,951 お前たちのつながりを 俺が感じ取ったように。 93 00:06:48,951 --> 00:06:52,579 血を分けた者は 思いをも分かつ。 94 00:06:52,579 --> 00:06:55,374 お前と俺が接触していることに 95 00:06:55,374 --> 00:06:57,709 ヤツは気付くだろう。 96 00:06:57,709 --> 00:07:02,506 俺とお前のほかに 血を与えられた… いや 97 00:07:02,506 --> 00:07:04,883 それどころか ヤツは…。 98 00:07:06,718 --> 00:07:10,305 (百)そこまでだ。 あっ…。 99 00:07:10,305 --> 00:07:13,142 ははっ 地獄耳だな。 100 00:07:13,142 --> 00:07:16,937 老い先短い俺を わざわざ 口封じか。 101 00:07:16,937 --> 00:07:20,357 (百)彼には まだ 時期尚早だ。 102 00:07:20,357 --> 00:07:23,318 あっ…。 ドクン ドクン ドクン…(鼓動) 103 00:07:23,318 --> 00:07:25,362 (心の声)≪どこから…≫ 104 00:07:25,362 --> 00:07:30,033 (百)皮下 これは お前の 彼女への独善か? 105 00:07:30,033 --> 00:07:32,244 独善は お前だろ。 106 00:07:33,829 --> 00:07:35,873 くっ! 107 00:07:35,873 --> 00:07:38,000 バチバチッ! 108 00:07:38,000 --> 00:07:40,878 いいぞ 太陽 疾くなったな。 109 00:07:40,878 --> 00:07:45,257 判断速度を上げれば まだまだ上達できる。 110 00:07:45,257 --> 00:07:47,301 お義父さん 111 00:07:47,301 --> 00:07:50,470 あなたと話したいことは 山ほどありますが…。 112 00:07:50,470 --> 00:07:53,807 ♪♪~ 113 00:07:53,807 --> 00:07:56,476 今は 皮下と話しています。 114 00:07:58,228 --> 00:08:00,272 どうか…。 115 00:08:00,272 --> 00:08:03,317 ドォーン! お引き取りください。 116 00:08:07,112 --> 00:08:09,781 (二刃)夜桜柔術 「しだれ組手」…。 117 00:08:09,781 --> 00:08:12,492 ブオッ! (二刃)「春一番」! 118 00:08:12,492 --> 00:08:14,661 (夜桜凶一郎) こちらで 時間を稼ぐ。 119 00:08:14,661 --> 00:08:18,332 お前の尋問を続けろ。 了解。 120 00:08:18,332 --> 00:08:21,210 キン キン キン キン! 121 00:08:21,210 --> 00:08:25,505 話を続けようか。 キン! 122 00:08:27,049 --> 00:08:30,260 ウィン ウィン…(警報) 外で何が…。 123 00:08:30,260 --> 00:08:32,971 地下で爆発! アクセス不能! 124 00:08:32,971 --> 00:08:35,015 ≪お父さん…≫ 125 00:08:36,350 --> 00:08:39,978 (嫌五)嫌五ちゃん人形100体を 警察と機動隊にして 126 00:08:39,978 --> 00:08:42,689 民間人を避難誘導した。 127 00:08:42,689 --> 00:08:45,651 (四怨)警察 交通ネットを調節し 128 00:08:45,651 --> 00:08:48,362 ここら一帯を隔離区域に設定。 129 00:08:48,362 --> 00:08:50,656 (七悪)好きなだけ暴れられるよ。 130 00:08:50,656 --> 00:08:52,699 (辛三)ありがとう みんな。 131 00:08:52,699 --> 00:08:56,203 さて どの程度 止められるだろうな。 132 00:08:56,203 --> 00:08:59,248 (二刃)そうだね 健在なら 133 00:08:59,248 --> 00:09:01,625 もって5分ってとこかね。 134 00:09:03,085 --> 00:09:05,254 みんな 135 00:09:05,254 --> 00:09:08,215 大きくなったなぁ。 136 00:09:08,215 --> 00:09:12,678 屋敷襲撃の際は こらえるのが やっとだった。 137 00:09:12,678 --> 00:09:17,557 本当は みんなを 今すぐ 壊れるほどに抱き締めたい。 138 00:09:17,557 --> 00:09:21,937 お前たちの活躍を聞く度 心が躍った。 139 00:09:21,937 --> 00:09:24,398 こうして再会できたのも何かの…。 140 00:09:24,398 --> 00:09:27,234 茶番は やめよう 父さん。 141 00:09:27,234 --> 00:09:29,653 来るのは分かっていた。 142 00:09:29,653 --> 00:09:33,407 皮下が真実を語るのを 防ぐために。 143 00:09:33,407 --> 00:09:36,451 そう 父さん 母さん 144 00:09:36,451 --> 00:09:40,205 そして 六美が 突然 失踪したあの日 145 00:09:40,205 --> 00:09:44,084 父さんは 二人を手に掛けていた。 146 00:09:44,084 --> 00:09:46,128 (二刃・通信) ((今 どこにいる!? 凶一郎。 147 00:09:46,128 --> 00:09:49,214 別荘にも別邸にも 三人の姿は…)) 148 00:09:49,214 --> 00:09:51,675 ((見つけた)) (二刃・通信)((えっ?)) 149 00:09:51,675 --> 00:09:54,928 ((三人ともいる 俺の目の前に)) 150 00:09:54,928 --> 00:09:58,890 (二刃・通信)((分かった。 私も向かう。 みんな 無事かい!?)) 151 00:09:58,890 --> 00:10:01,435 ((ああ…)) 152 00:10:01,435 --> 00:10:03,645 ≪父さんが…≫ 153 00:10:03,645 --> 00:10:05,689 ≪義母さんを…≫ 154 00:10:05,689 --> 00:10:08,734 六美は知っているのか? 155 00:10:08,734 --> 00:10:10,986 今 知ったよ。 156 00:10:10,986 --> 00:10:14,823 あの日 俺たちの両親は死んだ。 157 00:10:14,823 --> 00:10:18,327 今更 清算も懺悔も必要ない。 158 00:10:18,327 --> 00:10:22,122 思い出の中に還ってくれ 父さん。 159 00:10:22,122 --> 00:10:24,416 あぁ… 160 00:10:24,416 --> 00:10:28,045 強く 美しく 成長した子どもたちが 161 00:10:28,045 --> 00:10:30,964 「父さん」と呼んでくれている。 162 00:10:30,964 --> 00:10:33,550 うれしさと愛しさで 163 00:10:33,550 --> 00:10:36,178 どうにかなってしまいそうだ。 164 00:10:37,554 --> 00:10:41,933 (皮下) あの日のことか。 ちょうどいい。 165 00:10:41,933 --> 00:10:46,521 つぼみを語るうえで 百のことも外せない。 166 00:10:46,521 --> 00:10:49,649 推量も含めて 話しておこう。 167 00:10:52,069 --> 00:10:55,197 (皮下)4年前 つぼみの管理と 168 00:10:55,197 --> 00:10:58,158 タンポポの運営にいそしむ 俺の前に 169 00:10:58,158 --> 00:11:00,744 ヤツは現れた。 170 00:11:00,744 --> 00:11:04,164 自分の妻と娘を携えて。 171 00:11:04,164 --> 00:11:06,166 ((ん?)) 172 00:11:06,166 --> 00:11:10,128 (((つぼみ) 大丈夫です 川下先生。 173 00:11:10,128 --> 00:11:15,133 やっと 私の体が 今 ここに…。 174 00:11:16,510 --> 00:11:20,680 ありがとう 百… 私の子)) 175 00:11:20,680 --> 00:11:22,766 ((えっ!?)) 176 00:11:22,766 --> 00:11:25,352 (皮下)なぜ 夜桜当主の夫が 177 00:11:25,352 --> 00:11:28,522 妻子を抱えて現れたのか 178 00:11:28,522 --> 00:11:33,568 なぜ その男を つぼみが「私の子」と呼ぶのか 179 00:11:33,568 --> 00:11:37,072 混乱のなか ヤツの体から感じる 180 00:11:37,072 --> 00:11:39,366 異常な量のソメイニンと 181 00:11:39,366 --> 00:11:42,369 呼応する 俺の中の つぼみの血が 182 00:11:42,369 --> 00:11:45,288 それを事実だと告げた。 183 00:11:45,288 --> 00:11:49,126 六美の父さんが つぼみの子? 184 00:11:49,126 --> 00:11:53,713 いや そんな穏やかなものじゃない。 185 00:11:53,713 --> 00:11:56,133 つぼみの出産記録は 186 00:11:56,133 --> 00:12:00,053 夜桜2代目以外 存在しない。 しかし 187 00:12:00,053 --> 00:12:05,183 百の遺伝子やソメイニンの結晶で 構築された肉体 188 00:12:05,183 --> 00:12:08,603 それらが導く結論は 189 00:12:08,603 --> 00:12:11,857 夜桜百は 生物学的に 190 00:12:11,857 --> 00:12:15,235 夜桜つぼみと同一人物であること。 191 00:12:15,235 --> 00:12:17,279 あっ! 192 00:12:17,279 --> 00:12:21,283 (皮下)性別 年齢 容姿 性格 193 00:12:21,283 --> 00:12:25,745 全てが違う。 だが 間違いなく 194 00:12:25,745 --> 00:12:29,875 夜桜百は もう一人のつぼみだ。 195 00:12:33,420 --> 00:12:36,756 「つむじ」。 ドォーン! 196 00:12:38,925 --> 00:12:42,262 (2人)「水神」! ダダダダッ! 197 00:12:44,347 --> 00:12:46,391 (百)いい連携だ。 198 00:12:46,391 --> 00:12:52,189 ♪♪~ 199 00:12:52,189 --> 00:12:55,567 (百)重く 硬く 200 00:12:55,567 --> 00:12:59,571 多く 強く。 201 00:12:59,571 --> 00:13:02,282 さすが お前たちだ。 202 00:13:02,282 --> 00:13:04,743 (凶一郎・辛三・二刃) ≪効いてない!≫ 203 00:13:04,743 --> 00:13:07,078 (四怨) 運動データも生体スキャンも 204 00:13:07,078 --> 00:13:10,916 数値が でたらめだ。 イカれたか!? 205 00:13:10,916 --> 00:13:14,336 (七悪)いや 僕の受容体も 異常を検知してる。 206 00:13:14,336 --> 00:13:18,256 (嫌五)そんで 俺の観察眼でも 情報が得られない。 207 00:13:18,256 --> 00:13:22,594 もはや 父さんじゃない。 別の何かだ。 208 00:13:22,594 --> 00:13:25,889 そう 化け物だ。 209 00:13:25,889 --> 00:13:28,391 夜桜の血のソメイニンが 210 00:13:28,391 --> 00:13:31,478 細胞を活性化させるのが「開花」。 211 00:13:31,478 --> 00:13:33,855 だが つぼみの血は 212 00:13:33,855 --> 00:13:38,235 細胞そのものを ソメイニンの結晶へと改変する。 213 00:13:38,235 --> 00:13:43,281 体全てが 高エネルギーの ソメイニンの結晶体となる。 214 00:13:43,281 --> 00:13:46,743 これが 「万花繚乱」だ。 215 00:13:46,743 --> 00:13:49,496 (辛三)くっ! (百)子にとって父とは 216 00:13:49,496 --> 00:13:52,415 絶対的な味方であり 217 00:13:52,415 --> 00:13:55,126 安らぎであり 支えだ。 218 00:13:56,503 --> 00:13:59,297 子の喜びは分かち合い 219 00:13:59,297 --> 00:14:03,260 涙を流していれば そっと抱き締める。 220 00:14:03,260 --> 00:14:05,804 はあっ! ブオー! 221 00:14:05,804 --> 00:14:10,350 (百)そうやって お前たちのそばに ずっといたかった。 222 00:14:10,350 --> 00:14:14,020 ♪♪~ 223 00:14:14,020 --> 00:14:16,815 (百)だが…。 ドカーン! 224 00:14:16,815 --> 00:14:20,694 (百)私が望む未来と 道をたがえるのなら 225 00:14:22,320 --> 00:14:25,574 立ちはだからなければならない。 226 00:14:25,574 --> 00:14:29,494 きっと 今が そのときなのだろう。 227 00:14:29,494 --> 00:14:32,789 どれだけ憎まれようとも 228 00:14:32,789 --> 00:14:35,584 どれだけ恨まれようとも…。 229 00:14:35,584 --> 00:14:37,627 (2人)ふっ。 230 00:14:37,627 --> 00:14:40,297 ピピピピッ… ドカーン! 231 00:14:53,727 --> 00:14:58,565 私は お前たちを愛している。 232 00:14:58,565 --> 00:15:00,692 (一同)とっとと黙れ! 233 00:15:04,738 --> 00:15:07,657 ボン! (一同)うっ! 234 00:15:07,657 --> 00:15:12,537 ♪♪~ 235 00:15:12,537 --> 00:15:15,332 (百)家族団らんは楽しい。 236 00:15:15,332 --> 00:15:17,626 楽しいなぁ…。 237 00:15:17,626 --> 00:15:20,086 (通信・ノイズ)ザザッ… みんな! 238 00:15:20,086 --> 00:15:22,213 (皮下)待て…。 あっ。 239 00:15:22,213 --> 00:15:26,176 ヤツは 人が立ち向かえる相手じゃない。 240 00:15:27,552 --> 00:15:29,554 皮下! 241 00:15:29,554 --> 00:15:33,350 ははっ… 遅いお目覚めだな。 242 00:15:33,350 --> 00:15:36,353 俺が どうなろうと まるで関心がなく 243 00:15:36,353 --> 00:15:39,105 邪魔になれば 消しに動く。 244 00:15:39,105 --> 00:15:42,025 俺の価値は その程度ってことだ。 245 00:15:42,025 --> 00:15:45,070 ん? ふぅ…。 246 00:15:45,070 --> 00:15:49,449 「開花」は 人体をベースとした強化だが 247 00:15:49,449 --> 00:15:53,119 「万花繚乱」は 体をベースから つくり変え 248 00:15:53,119 --> 00:15:55,997 強さそのものになる。 249 00:15:55,997 --> 00:16:00,752 強大な力だが 自分ではコントロールできない。 250 00:16:00,752 --> 00:16:04,381 大本である つぼみの干渉が 251 00:16:04,381 --> 00:16:07,300 必ず介在する。 252 00:16:07,300 --> 00:16:11,179 ♪♪~ 253 00:16:11,179 --> 00:16:15,892 (皮下)使いこなしたければ 方法は1つ。 254 00:16:15,892 --> 00:16:18,770 より つぼみの血の濃度を高め 255 00:16:18,770 --> 00:16:21,147 つぼみに近づくこと。 256 00:16:21,147 --> 00:16:23,942 そう 例えば 257 00:16:23,942 --> 00:16:28,905 つぼみに侵食されつつある ソメイニンの結晶である細胞を 258 00:16:28,905 --> 00:16:31,700 お前が吸収するとかな。 259 00:16:31,700 --> 00:16:33,743 あっ! 260 00:16:33,743 --> 00:16:36,955 (皮下)俺たちの中のつぼみを 合わせれば 261 00:16:36,955 --> 00:16:40,542 「万花繚乱」を 征服できるかもしれない。 262 00:16:40,542 --> 00:16:45,171 そうすれば ヤツらと戦える可能性も出てくる。 263 00:16:45,171 --> 00:16:49,008 だが 逆に 取り込まれる確率も高い。 264 00:16:49,008 --> 00:16:52,178 ♪♪~ 265 00:16:52,178 --> 00:16:54,764 (皮下)さあ どうする? 266 00:16:57,392 --> 00:16:59,769 選ぶまでもない。 267 00:16:59,769 --> 00:17:01,896 家族のために。 268 00:17:01,896 --> 00:17:07,402 夜桜家のために 朝野家を殺したヤツと手を組むか。 269 00:17:07,402 --> 00:17:11,531 やはり お前も どうも 人とは言い難い。 270 00:17:11,531 --> 00:17:15,827 ♪♪~ 271 00:17:57,577 --> 00:17:59,621 ガラガラッ!(瓦礫の音) ん!? 272 00:18:00,997 --> 00:18:03,041 ≪吸収の気配≫ 273 00:18:03,041 --> 00:18:07,295 ≪5代目が報告していた 危険な手段を用いたか≫ 274 00:18:07,295 --> 00:18:09,339 (百)止めねば。 275 00:18:10,757 --> 00:18:14,886 父さん もう十分だろ。 276 00:18:14,886 --> 00:18:16,930 終わりにしよう。 277 00:18:18,848 --> 00:18:22,185 お前たちが強くなって うれしい。 278 00:18:22,185 --> 00:18:24,604 だが まだ途上だ。 279 00:18:26,898 --> 00:18:28,942 (百)また会おう 280 00:18:28,942 --> 00:18:32,570 お前たちが 花 開いたそのときに。 281 00:18:33,905 --> 00:18:36,032 ゴォ―! 282 00:18:36,032 --> 00:18:39,702 (スパイ協会スタッフ)あっ また爆発か!? いや これは… 突風。 283 00:18:39,702 --> 00:18:42,121 ゴゴゴゴッ…(地響き) あっ…。 284 00:18:45,708 --> 00:18:49,629 (皮下)一歩 遅かったな 百。 285 00:18:49,629 --> 00:18:53,633 (百)私を邪魔すべく 彼に加担したか。 286 00:18:53,633 --> 00:18:55,927 どういう気まぐれだ? 287 00:18:55,927 --> 00:18:59,013 俺は 首尾一貫しているよ。 288 00:18:59,013 --> 00:19:01,808 変わったのは時代の方さ。 289 00:19:01,808 --> 00:19:05,937 悪夢のような一族… いや お前たちは 290 00:19:05,937 --> 00:19:08,356 悪夢そのものだ。 291 00:19:08,356 --> 00:19:11,276 だが その悪夢も 292 00:19:11,276 --> 00:19:16,030 俺にとっては いい夢だった。 293 00:19:16,030 --> 00:19:21,160 俺の夢 つぼみの願い お前の思惑…。 294 00:19:21,160 --> 00:19:25,707 見苦しく根を広げた巨木も いずれは朽ちる。 295 00:19:25,707 --> 00:19:29,502 そして 老木が遮っていた光を浴びて 296 00:19:29,502 --> 00:19:32,797 新たな桜が育つ。 297 00:19:32,797 --> 00:19:36,175 あんたのことは 心底 嫌いだが 298 00:19:36,175 --> 00:19:38,928 さめることもできない身の上は 299 00:19:38,928 --> 00:19:41,180 同情するよ。 300 00:19:41,180 --> 00:19:43,975 先に失礼するぜ。 301 00:19:43,975 --> 00:20:03,703 ♪♪~ 302 00:20:03,703 --> 00:20:05,997 ♪♪~ 303 00:20:05,997 --> 00:20:10,001 ((ヒュー…(風の音))) 304 00:20:10,001 --> 00:20:18,718 ♪♪~ 305 00:20:18,718 --> 00:20:22,221 ザァー…(雨音) 306 00:20:22,221 --> 00:20:24,849 はぁ はぁ はぁ…。 307 00:20:24,849 --> 00:20:30,897 ♪♪~ 308 00:20:30,897 --> 00:20:32,941 (川下)俺たちは 309 00:20:32,941 --> 00:20:36,402 この どうしようもない世界で 生まれて 310 00:20:36,402 --> 00:20:38,655 死んでいくしかない。 311 00:20:38,655 --> 00:20:42,408 いつの日か あんたのような人間が 312 00:20:42,408 --> 00:20:45,495 当たり前の存在になれば…。 313 00:20:45,495 --> 00:20:47,622 気の遠くなるような 314 00:20:47,622 --> 00:20:50,833 長い長い先の話だ…。 315 00:20:53,586 --> 00:20:57,423 共に 未来を 見届けることはできなかったが 316 00:20:57,423 --> 00:20:59,884 託すことはできた。 317 00:20:59,884 --> 00:21:02,595 つかの間 あんたと見た夢は 318 00:21:02,595 --> 00:21:04,931 いい夢だったよ。 319 00:21:04,931 --> 00:21:08,518 ありがとうございました 川下さん。 320 00:21:09,894 --> 00:21:13,231 おやすみなさい。 321 00:21:13,231 --> 00:21:15,274 ああ…。 322 00:21:24,784 --> 00:21:28,705 ♪♪ こんこん狐の 323 00:21:28,705 --> 00:21:33,459 ♪♪ しみ雪踊り 324 00:21:33,459 --> 00:21:37,046 ♪♪ 人がまどろむ 325 00:21:37,046 --> 00:21:41,134 ♪♪ 月夜に跳ねる 326 00:21:44,929 --> 00:21:49,350 (百) 朽ちた桜も 春の息吹となるか…。 327 00:21:49,350 --> 00:21:53,312 つぼみが植え 皮下が育てた枝が 328 00:21:53,312 --> 00:21:57,275 周りの木にも 花を咲かせる。 329 00:21:57,275 --> 00:22:01,279 お前を見守っているよ 太陽。 330 00:22:01,279 --> 00:22:10,121 ♪♪~ 331 00:22:10,121 --> 00:22:14,167 (ナレーション) <川下真 旧日本軍 軍医> 332 00:22:14,167 --> 00:22:18,212 <戦後 犯罪組織・タンポポの幹部として 333 00:22:18,212 --> 00:22:21,174 数万件の犯罪に絡む> 334 00:22:21,174 --> 00:22:24,510 <スパイ協会の管理下にて変死> 335 00:22:24,510 --> 00:22:27,597 <享年108歳> 336 00:22:32,852 --> 00:22:52,872 ♪♪~ 337 00:22:52,872 --> 00:23:00,004 ♪♪~ 338 00:23:00,004 --> 00:23:05,468 ♪♪~ 339 00:23:05,468 --> 00:23:16,354 ♪♪~ 340 00:23:16,354 --> 00:23:33,329 ♪♪~ 341 00:23:33,329 --> 00:23:52,765 ♪♪~ 342 00:23:52,765 --> 00:23:56,435 ♪♪~ 343 00:23:56,435 --> 00:24:01,566 ♪♪~ 344 00:24:02,441 --> 00:24:06,445 ♪♪~