1 00:00:01,501 --> 00:00:02,752 (二刃(ふたば))じゃあ— 2 00:00:02,836 --> 00:00:05,130 あのバカを よろしく頼むよ 3 00:00:06,172 --> 00:00:07,048 (太陽(たいよう))んんっ 4 00:00:06,172 --> 00:00:07,048 {\an8}(受験者たち)穴~! 5 00:00:07,048 --> 00:00:09,509 {\an8}(受験者たち)穴~! 6 00:00:13,388 --> 00:00:14,431 (凶一郎(きょういちろう))それでは 7 00:00:15,348 --> 00:00:18,309 最終試験を開始する 8 00:00:19,019 --> 00:00:21,021 ♪~ 9 00:01:46,940 --> 00:01:48,942 {\an8}~♪ 10 00:01:49,526 --> 00:01:51,903 (四怨(しおん))二次通過は15人か 11 00:01:51,986 --> 00:01:54,489 (嫌五(けんご)) まあ 頑張ったほうじゃない? 12 00:01:57,575 --> 00:02:00,537 (凶一郎) 超高級茶葉“ダークスイート” 13 00:02:00,620 --> 00:02:02,413 香りとコクが たまらん 14 00:02:02,497 --> 00:02:03,915 (太陽)ああ… 15 00:02:05,041 --> 00:02:05,875 んっ 16 00:02:07,794 --> 00:02:11,923 (凶一郎)糸モールスで おのおのに 直接 語りかけてる 17 00:02:12,006 --> 00:02:15,134 最終試験は“面接”だ 18 00:02:15,969 --> 00:02:20,515 一次 二次をクリアした逸材に これ以上 課すことはない 19 00:02:20,598 --> 00:02:24,102 あとは 軽い質問と対話で十分だ 20 00:02:24,185 --> 00:02:27,564 ティータイムが終われば 面接は終了 21 00:02:27,647 --> 00:02:29,774 気軽に臨んでくれたまえ 22 00:02:29,858 --> 00:02:31,025 (受験者の唾を飲み込む音) 23 00:02:31,734 --> 00:02:34,737 (凶一郎)糸モールスなのは プライバシー保護のため 24 00:02:35,321 --> 00:02:39,284 多少 切れやすいので くれぐれも安静を心がけてくれ 25 00:02:39,784 --> 00:02:43,163 (太陽)だからって わざわざ こんな宙づりじゃなくても 26 00:02:39,784 --> 00:02:43,163 {\an8}(宇佐(うさ))あい あ… ああ… んっ… 27 00:02:43,246 --> 00:02:44,455 んっ! 28 00:02:43,246 --> 00:02:44,455 {\an8}ひょええ~! 29 00:02:44,539 --> 00:02:46,666 どうして うちが 30 00:02:46,749 --> 00:02:50,628 毛糸のパンツ はいてるって知って… 31 00:02:53,673 --> 00:02:55,049 -(宇佐)わっ! -(太陽)宇佐? 32 00:02:55,133 --> 00:02:58,094 うえええええ~! 33 00:03:00,096 --> 00:03:02,181 んっ ああ… 34 00:03:03,266 --> 00:03:06,227 (凶一郎) 繰り返すが この糸は もろい 35 00:03:06,978 --> 00:03:11,149 例えば 心拍の動揺で ほつれてしまう程にな 36 00:03:11,941 --> 00:03:13,610 隠したい秘密 37 00:03:14,569 --> 00:03:15,486 (受験者)ヒイッ! 38 00:03:15,570 --> 00:03:17,864 プライベートでも 趣味で 美女に変装してるのは 39 00:03:17,947 --> 00:03:19,949 誰にも言ってないのに! 40 00:03:20,033 --> 00:03:21,659 (凶一郎)忘れたい過去 41 00:03:21,743 --> 00:03:23,077 (虫女)いやあー! 42 00:03:23,161 --> 00:03:26,998 自作暗号で ラブレター書いたの 言わないでー! 43 00:03:27,081 --> 00:03:29,209 (凶一郎)一流のスパイたるもの 44 00:03:27,081 --> 00:03:29,209 {\an8}(受験者たちの悲鳴) 45 00:03:29,209 --> 00:03:29,292 {\an8}(受験者たちの悲鳴) 46 00:03:29,292 --> 00:03:30,460 {\an8}(受験者たちの悲鳴) 47 00:03:29,292 --> 00:03:30,460 多少の言葉で 動揺はしない 48 00:03:30,460 --> 00:03:31,628 多少の言葉で 動揺はしない 49 00:03:31,628 --> 00:03:32,128 多少の言葉で 動揺はしない 50 00:03:31,628 --> 00:03:32,128 {\an8}(受験者)キャー! 51 00:03:32,128 --> 00:03:32,211 {\an8}(受験者)キャー! 52 00:03:32,211 --> 00:03:33,171 {\an8}(受験者)キャー! 53 00:03:32,211 --> 00:03:33,171 ティータイム終了時まで 下の池に落ちなければ合格だ 54 00:03:33,171 --> 00:03:33,254 ティータイム終了時まで 下の池に落ちなければ合格だ 55 00:03:33,254 --> 00:03:34,589 ティータイム終了時まで 下の池に落ちなければ合格だ 56 00:03:33,254 --> 00:03:34,589 {\an8}(受験者)うわあ! 57 00:03:34,589 --> 00:03:36,424 ティータイム終了時まで 下の池に落ちなければ合格だ 58 00:03:39,969 --> 00:03:43,473 羞恥や恐怖の叫びは 茶に よく合う 59 00:03:44,766 --> 00:03:47,060 う~ん 至福だ 60 00:03:47,143 --> 00:03:48,603 (太陽・受験者たち)外道だ! 61 00:03:48,686 --> 00:03:51,564 (太陽) クソ いったい どんな質問が… 62 00:03:51,648 --> 00:03:56,319 小3のときのアレか? それとも 中1のときの… 63 00:03:56,402 --> 00:04:01,741 (凶一郎)さて 受験番号321 朝野(あさの)太陽に聞く 64 00:04:01,824 --> 00:04:04,994 なぜ 夜桜(よざくら)つぼみを信じる? 65 00:04:06,537 --> 00:04:10,041 (太陽)なんで 凶一郎兄さんが そのことを… 66 00:04:14,003 --> 00:04:15,129 んっ あっ! 67 00:04:17,548 --> 00:04:18,549 フゥー 68 00:04:20,593 --> 00:04:24,055 (凶一郎)初代当主 夜桜つぼみの 血の異質さは 69 00:04:24,138 --> 00:04:26,266 わずかながら 文献がある 70 00:04:27,016 --> 00:04:29,477 皮下(かわした)と接触した あの日以来 71 00:04:29,560 --> 00:04:32,063 お前から 目を離さなかった 72 00:04:32,730 --> 00:04:34,190 体に咲く花 73 00:04:34,274 --> 00:04:36,526 つぼみの書の解錠 74 00:04:36,609 --> 00:04:40,488 お前に 何かが 干渉しているのは明らかだ 75 00:04:40,571 --> 00:04:41,948 そして… 76 00:04:42,699 --> 00:04:46,744 お前が その存在を 利用しようとしていることも 77 00:04:48,538 --> 00:04:51,040 やめておけ 太陽 78 00:04:51,624 --> 00:04:54,002 お前が挑める相手ではない 79 00:04:54,085 --> 00:04:55,128 (太陽)んっ… 80 00:04:58,256 --> 00:05:01,467 やらせてください 凶一郎兄さん 81 00:05:01,551 --> 00:05:05,430 まだ 何も分からないし 危険なのも分かってます 82 00:05:05,513 --> 00:05:06,514 でも… 83 00:05:06,597 --> 00:05:11,060 六美(むつみ)を付け狙う“何か”を暴く チャンスなんです 84 00:05:11,144 --> 00:05:14,856 スパイとして 敵の懐に入り込めれば… 85 00:05:14,939 --> 00:05:19,152 それに 俺が失敗しても 家族に危険が及ぶ前に… 86 00:05:19,235 --> 00:05:21,571 (凶一郎)“責任を取る”か? 87 00:05:21,654 --> 00:05:24,449 その余裕があるとは限らない 88 00:05:24,532 --> 00:05:28,619 死すら許されず 全ての情報を絞り取られたら? 89 00:05:28,703 --> 00:05:30,038 (太陽)そのときは 90 00:05:30,121 --> 00:05:32,915 凶一郎兄さんが 手を下してください 91 00:05:32,999 --> 00:05:36,210 兄さんの糸なら 俺は喜んで受け入れます 92 00:05:37,003 --> 00:05:40,923 六美を思う気持ちは 同じはずです 93 00:05:47,597 --> 00:05:49,015 (凶一郎)論外だ 94 00:05:49,098 --> 00:05:50,558 お前は弱すぎる 95 00:05:50,641 --> 00:05:51,934 {\an8}(受験者) わっ ああー! 96 00:05:52,018 --> 00:05:52,977 {\an8}(受験者) くうっ ああー! 97 00:05:52,977 --> 00:05:55,271 {\an8}(受験者) くうっ ああー! 98 00:05:52,977 --> 00:05:55,271 敵の接触を利用する 意図は分かる 99 00:05:55,271 --> 00:05:56,898 敵の接触を利用する 意図は分かる 100 00:05:56,981 --> 00:05:58,232 (受験者)クソ! 101 00:05:58,316 --> 00:06:01,944 (凶一郎)お前の 六美への 思いとやらも肯定してやろう 102 00:06:06,074 --> 00:06:10,536 だが まだまだ未熟な お前に 任せられる内容ではない 103 00:06:11,037 --> 00:06:13,790 皮下に接触するのは自由だが 104 00:06:13,873 --> 00:06:17,668 そのためのライセンスを 与えるつもりは毛頭ない 105 00:06:17,752 --> 00:06:21,130 (風の音) 106 00:06:24,592 --> 00:06:26,844 (凶一郎)肝に銘じろ 107 00:06:26,928 --> 00:06:31,391 お前は 六美を守るために その作戦を考えたのだろうが 108 00:06:33,184 --> 00:06:35,770 お前たちを守っているのは… 109 00:06:36,270 --> 00:06:37,939 この俺だ 110 00:06:38,606 --> 00:06:41,484 弱者である お前が 合格することは… 111 00:06:42,860 --> 00:06:43,820 決してない 112 00:06:43,820 --> 00:06:44,654 決してない 113 00:06:43,820 --> 00:06:44,654 {\an8}(太陽)くっ… 114 00:06:45,321 --> 00:06:46,989 (太陽)うっ ああ… 115 00:06:47,073 --> 00:06:48,449 (七悪(ななお))太陽兄ちゃん! 116 00:06:48,533 --> 00:06:51,661 (嫌五)つうか もう 太陽以外 全滅じゃん 117 00:06:58,126 --> 00:06:59,418 (辛三(しんぞう))あっ 118 00:06:59,502 --> 00:07:01,546 姉ちゃん お疲れ 119 00:07:01,629 --> 00:07:05,133 どうしよう 兄ちゃん また合格者ゼロにしそう… 120 00:07:05,216 --> 00:07:06,926 やれやれだね 121 00:07:07,427 --> 00:07:11,013 凶一郎から 太陽の秘密は 少しだけ聞いている 122 00:07:12,014 --> 00:07:15,601 そのうえで どっちの言い分も分かる 123 00:07:15,685 --> 00:07:19,522 だからこそ あんたは 乗り越えなきゃいけない 124 00:07:20,189 --> 00:07:22,942 試験官としての凶一郎 125 00:07:23,025 --> 00:07:25,194 兄としての凶一郎 126 00:07:25,278 --> 00:07:26,779 その両方を 127 00:07:26,863 --> 00:07:27,947 (太陽)んんっ 128 00:07:38,958 --> 00:07:39,917 はあっ! 129 00:07:40,001 --> 00:07:42,003 おいおい どうした? 130 00:07:42,628 --> 00:07:43,838 (太陽)んっ! 131 00:07:44,505 --> 00:07:45,673 (凶一郎)霧繭(きりまゆ) 132 00:07:46,549 --> 00:07:47,633 (太陽)んんっ! 133 00:07:48,342 --> 00:07:50,553 試験を放棄する気か? 134 00:07:50,636 --> 00:07:52,847 (太陽)最初に言ってましたよね 135 00:07:52,930 --> 00:07:55,641 下の池に落ちなければいいって 136 00:07:55,725 --> 00:07:56,559 なら… 137 00:07:57,185 --> 00:08:01,022 その椅子 もらっても いいってことですよね? 138 00:08:01,856 --> 00:08:04,108 自由に挑戦するといい 139 00:08:04,192 --> 00:08:07,904 俺のティータイムすら 邪魔できるか 疑問だがな 140 00:08:08,696 --> 00:08:09,947 (太陽)ううっ 141 00:08:11,741 --> 00:08:12,700 んんっ! 142 00:08:16,746 --> 00:08:18,789 (凶一郎)ん? なるほど 143 00:08:18,873 --> 00:08:22,335 静電気で 残った糸を集め 伝って生き延びるか 144 00:08:24,086 --> 00:08:26,297 (太陽)んんっ んっ! 145 00:08:26,380 --> 00:08:28,966 試験に合格するためには 146 00:08:29,050 --> 00:08:32,261 凶一郎兄さんに 強さを認めてもらわないと! 147 00:08:32,345 --> 00:08:33,387 そのためにも 148 00:08:33,471 --> 00:08:36,682 このティータイム中に あの席を勝ち取る! 149 00:08:38,518 --> 00:08:40,394 {\an8}家族なんだ 150 00:08:44,398 --> 00:08:47,109 {\an8}遠慮なく ぶつかり合えばいい 151 00:08:47,193 --> 00:08:48,277 {\an8}あんたと六美が 152 00:08:48,361 --> 00:08:50,488 結婚したときのように 153 00:08:52,031 --> 00:08:55,868 さあ 兄弟ゲンカの始まりだ 154 00:09:10,341 --> 00:09:14,345 (凶一郎) 受験番号321 朝野太陽 155 00:09:14,929 --> 00:09:16,764 趣味 特技などはあるか? 156 00:09:22,436 --> 00:09:25,815 変形武器“八重(やえ)”の銃型“晴(はれ)” 157 00:09:25,898 --> 00:09:27,567 刃(やいば)型“雨(あめ)” 158 00:09:28,150 --> 00:09:29,610 移動術“花踏(はなぶ)み” 159 00:09:29,694 --> 00:09:31,654 開花術“硬化” 160 00:09:31,737 --> 00:09:35,032 {\an8}なるほど よく習得している 161 00:09:35,533 --> 00:09:36,367 {\an8}…が 162 00:09:39,704 --> 00:09:40,538 (太陽)んっ! 163 00:09:45,042 --> 00:09:46,919 (凶一郎)開花するどころか 164 00:09:47,003 --> 00:09:49,964 ティータイムを止めるにも至らない 165 00:09:50,047 --> 00:09:50,881 (太陽)くっ 166 00:09:52,675 --> 00:09:53,592 ううっ 167 00:09:54,385 --> 00:09:57,388 くくっ… ぐっ… 168 00:09:57,471 --> 00:10:00,266 (二刃)凶一郎の糸との戦い方? 169 00:10:05,855 --> 00:10:08,399 なんだい ケンカでもする気かい? 170 00:10:08,482 --> 00:10:11,360 いえ ただの興味というか… 171 00:10:11,444 --> 00:10:14,864 うーん そうだねえ… 172 00:10:16,907 --> 00:10:19,785 あいつの鋼蜘蛛(はがねぐも)からは 決して逃げられない 173 00:10:19,869 --> 00:10:22,538 (太陽)あ… ハハッ ですよね 174 00:10:22,621 --> 00:10:25,458 (二刃) それでも 反撃の手を狙うなら 175 00:10:25,541 --> 00:10:27,835 まずは“受け入れる”ことだよ 176 00:10:27,918 --> 00:10:29,503 (太陽)受け入れる? 177 00:10:30,129 --> 00:10:31,839 (二刃)合気(あいき)と同じさ 178 00:10:31,922 --> 00:10:34,967 攻撃の流れに逆らわず 受け入れることで 179 00:10:35,051 --> 00:10:36,635 “隙間”が生まれる 180 00:10:37,928 --> 00:10:40,431 今まで さんざん あの糸を浴びてきた あんたなら 181 00:10:40,514 --> 00:10:42,183 見極められる 182 00:10:42,266 --> 00:10:43,684 {\an8}ううっ… 183 00:10:43,768 --> 00:10:45,186 {\an8}くっ うっ くく… 184 00:10:48,397 --> 00:10:51,025 (二刃) わずかでも 隙間を勝ち取れたら… 185 00:10:52,860 --> 00:10:54,695 (太陽)反撃開始だ! 186 00:10:59,784 --> 00:11:02,662 振りほどくので精いっぱい 187 00:11:02,745 --> 00:11:05,664 到底 俺が 立ち向かえる相手じゃない 188 00:11:09,418 --> 00:11:10,878 それでも 189 00:11:11,962 --> 00:11:15,132 いつかは 向き合わなきゃいけない 190 00:11:15,216 --> 00:11:17,760 認めてもらわなきゃいけない 191 00:11:17,843 --> 00:11:19,720 最初から ずっと思ってた 192 00:11:20,554 --> 00:11:23,224 今こそ 挑戦するときだ! 193 00:11:24,683 --> 00:11:26,602 手合わせ お願いします 194 00:11:26,686 --> 00:11:28,312 凶一郎兄さん! 195 00:11:28,896 --> 00:11:30,856 (凶一郎)拘束を解いたか 196 00:11:30,940 --> 00:11:31,774 二刃だな 197 00:11:35,236 --> 00:11:38,197 糸の挙動が想定外だ 198 00:11:38,697 --> 00:11:40,491 “糸を巻いた腕”の カムフラージュで 199 00:11:40,574 --> 00:11:43,119 拘束パターンを偽造した 200 00:11:44,370 --> 00:11:45,371 嫌五か 201 00:11:45,996 --> 00:11:47,498 だが 奇妙だな 202 00:11:48,040 --> 00:11:50,793 放った糸の感触と 視認した糸の違いに 203 00:11:50,876 --> 00:11:52,711 気づけないわけが… 204 00:11:52,795 --> 00:11:53,671 ん? 205 00:11:54,922 --> 00:11:57,133 この指の感触は… 206 00:11:57,216 --> 00:11:59,760 (七悪)“タチガレグモ”の神経毒 207 00:11:59,844 --> 00:12:02,054 四肢の知覚を鈍らせる 208 00:12:02,138 --> 00:12:04,974 凶一郎兄さんに 唯一 効く ガス毒だ 209 00:12:05,683 --> 00:12:08,185 効果は 短く弱いけど 210 00:12:08,269 --> 00:12:12,815 俺の技術と組み合わせれば 兄貴を 一瞬 欺ける 211 00:12:13,649 --> 00:12:14,775 (太陽)んんんっ! 212 00:12:17,570 --> 00:12:20,656 太陽のために 八重を改良してみたよ 213 00:12:20,740 --> 00:12:22,324 ありがとうございます 214 00:12:22,992 --> 00:12:24,702 うおっ かっこいい! 215 00:12:24,785 --> 00:12:27,371 あっ そうだ このリボルバーに 216 00:12:27,455 --> 00:12:30,291 ロープとか かませて 起動させれば… 217 00:12:31,292 --> 00:12:33,085 (太陽)ううう… んっ! 218 00:12:33,169 --> 00:12:35,337 (辛三) 強大な けん引力が生まれる 219 00:12:35,421 --> 00:12:36,589 (太陽)ぐっ んっ! 220 00:12:38,591 --> 00:12:40,050 (凶一郎)なるほど 221 00:12:40,759 --> 00:12:45,806 (四怨)凶一郎の糸を お前が突破できる可能性はゼロ% 222 00:12:45,890 --> 00:12:48,768 だからこそ 糸そのものを利用しろ 223 00:12:49,643 --> 00:12:52,563 数万のアルゴリズムで 組み立てられた糸も 224 00:12:52,646 --> 00:12:56,984 1本をたどれば 必ず 凶一郎に たどり着く 225 00:12:57,777 --> 00:12:59,653 100%な 226 00:13:04,617 --> 00:13:05,493 (太陽)くっ 227 00:13:06,285 --> 00:13:08,662 はあああああっ んっ! 228 00:13:19,215 --> 00:13:20,508 んっ… 229 00:13:23,052 --> 00:13:24,428 なかなか いい 230 00:13:24,512 --> 00:13:28,682 八重のリボルバーと ジェット噴射による推進力 231 00:13:28,766 --> 00:13:32,436 そこに“硬化”をのせた 極めて強力な一手だ 232 00:13:33,187 --> 00:13:34,396 しかし… 233 00:13:34,480 --> 00:13:36,273 まだ弱い 234 00:13:38,442 --> 00:13:40,486 (太陽)あ… くっ… 235 00:13:41,904 --> 00:13:43,656 (凶一郎)“女神の巣(あらくね)” 236 00:13:43,739 --> 00:13:45,157 開花で高めた視力で 237 00:13:45,241 --> 00:13:47,785 かろうじて 見えるほどに ほぐした糸を 238 00:13:47,868 --> 00:13:50,746 幾万 幾億と織り込んでる 239 00:13:51,330 --> 00:13:56,544 物理攻撃も 化学物質も 怪音波も 何一つ 通さない 240 00:13:57,044 --> 00:13:59,964 か弱く いとしい者を守るため 241 00:14:00,047 --> 00:14:03,259 10年かけて編み出した 慈愛の掌(てのひら) 242 00:14:03,759 --> 00:14:06,512 六美への 愛の結晶だ 243 00:14:07,221 --> 00:14:10,307 たとえ お前の 六美への愛が 山より高く 244 00:14:10,391 --> 00:14:12,393 海より深いとしても 245 00:14:12,977 --> 00:14:16,313 俺のソレを超えることは 決してない 246 00:14:18,315 --> 00:14:21,569 俺の愛は 全てに勝る 247 00:14:23,404 --> 00:14:24,655 (太陽)ぐっ! 248 00:14:26,156 --> 00:14:28,075 んあっ ぐっ… 249 00:14:28,158 --> 00:14:29,577 -(嫌五)うわっ! -(七悪・四怨)あっ! 250 00:14:29,660 --> 00:14:30,578 太陽! 251 00:14:31,662 --> 00:14:32,788 (太陽)くっ… 252 00:14:32,871 --> 00:14:35,249 残った糸を断ち切られた… 253 00:14:35,332 --> 00:14:40,212 八重も 俺の体を上昇させるほどの 噴出力はない… 254 00:14:46,135 --> 00:14:47,303 くっ… 255 00:14:48,095 --> 00:14:51,140 こんなところで終われない! 256 00:14:51,223 --> 00:14:52,474 考えろ 257 00:14:53,183 --> 00:14:55,185 何かあるはず… 258 00:14:57,479 --> 00:14:58,480 何か… 259 00:14:59,690 --> 00:15:00,608 何か… 260 00:15:01,692 --> 00:15:02,902 何か! 261 00:15:25,132 --> 00:15:26,967 (つぼみ)驚かないで 262 00:15:27,051 --> 00:15:28,719 あなたが呼んだのよ 263 00:15:29,219 --> 00:15:32,097 追い詰められた 心の叫び声で 264 00:15:32,598 --> 00:15:35,768 あなたが取り込んだ 私の血 265 00:15:35,851 --> 00:15:37,645 呼び覚ましてあげる 266 00:15:38,562 --> 00:15:40,856 でも 気をつけて 267 00:15:40,940 --> 00:15:43,442 この血の力に負けたら… 268 00:15:46,403 --> 00:15:48,614 あなたは壊れる 269 00:16:07,716 --> 00:16:10,511 (太陽)力が湧いてくる 270 00:16:11,971 --> 00:16:13,555 体じゅうに… 271 00:16:14,056 --> 00:16:15,891 指先も… 272 00:16:15,975 --> 00:16:16,934 いや… 273 00:16:17,017 --> 00:16:19,353 {\an8}その先まで… 274 00:16:22,022 --> 00:16:24,024 {\an8}八重の感覚が分かる 275 00:16:24,942 --> 00:16:29,822 まるで 血や神経が つながってるみたいに… 276 00:16:30,489 --> 00:16:32,991 まるで 体の一部みたいに… 277 00:16:35,911 --> 00:16:36,995 んっ! 278 00:16:45,629 --> 00:16:46,463 ううっ 279 00:16:51,051 --> 00:16:55,389 (凶一郎)これほど 人体を 上昇させる力は 八重にないはず 280 00:16:56,223 --> 00:17:00,686 これが古い血族に見られたという 開花を超える力… 281 00:17:01,937 --> 00:17:04,273 “万花繚乱(ばんかりょうらん)” 282 00:17:05,899 --> 00:17:08,944 ハァ ハァ ハァ… 283 00:17:13,031 --> 00:17:16,618 なんだ… 体が 言うことを聞かない… 284 00:17:16,702 --> 00:17:17,911 くっ… 285 00:17:18,662 --> 00:17:21,039 (つぼみ) 負けないで 太陽くん 286 00:17:22,124 --> 00:17:26,962 今 ここで向き合わないと いずれ 私の血に のまれてしまう 287 00:17:28,047 --> 00:17:30,966 (太陽)体が… 熱い… 288 00:17:37,097 --> 00:17:38,891 (凶一郎)“空繭(うつまゆ)” 289 00:17:39,391 --> 00:17:43,479 細胞や神経の暴走を 一時的だが マヒさせた 290 00:17:43,562 --> 00:17:46,440 やはり ヤツの血が覚醒したな 291 00:17:49,151 --> 00:17:51,904 そのまま 力を内包し続ければ 292 00:17:51,987 --> 00:17:54,448 お前の体は崩壊する 293 00:17:55,908 --> 00:17:57,117 解放しろ 294 00:17:57,618 --> 00:18:00,746 お前の“強さ”を証明してみせろ 295 00:18:14,843 --> 00:18:18,514 (六美)お兄ちゃんの期待に 応えるのは簡単じゃない 296 00:18:19,223 --> 00:18:22,226 認めてもらえる日が くるかも分からない 297 00:18:22,851 --> 00:18:23,977 でも… 298 00:18:24,561 --> 00:18:27,898 太陽なら きっと できるって信じてる 299 00:18:32,319 --> 00:18:33,570 くっ… 300 00:18:58,637 --> 00:19:00,264 -(七悪・四怨)あっ -(嫌五)太陽! 301 00:19:00,347 --> 00:19:02,224 (辛三)わあっ! 302 00:19:02,307 --> 00:19:04,685 いったい 何が… 303 00:19:05,686 --> 00:19:08,146 (二刃)なんて 一撃だろうね 304 00:19:08,230 --> 00:19:11,400 あたしでも 完全には捉えられなかった 305 00:19:12,151 --> 00:19:15,863 すごいけれど それ以上に恐ろしい… 306 00:19:16,655 --> 00:19:17,781 太陽… 307 00:19:22,327 --> 00:19:24,705 {\an8}(凶一郎) 突破できず 落ちたか 308 00:19:25,455 --> 00:19:26,290 {\an8}ん? 309 00:19:26,373 --> 00:19:28,625 (太陽)がっ うっ くうっ… 310 00:19:34,214 --> 00:19:35,048 (凶一郎)んっ 311 00:19:37,426 --> 00:19:38,260 (太陽)くっ あ… 312 00:19:46,685 --> 00:19:48,729 (凶一郎)ティータイムは終わった 313 00:19:49,229 --> 00:19:50,355 合格だ 314 00:19:52,900 --> 00:19:56,945 (太陽)ハァ ハァ ハァ ハァ… 315 00:19:57,029 --> 00:20:00,032 (凶一郎)万花繚乱は いったん 収束したな 316 00:20:00,115 --> 00:20:03,368 だが まだまだ制御には程遠い 317 00:20:04,077 --> 00:20:07,331 威力も 女神の巣(あらくね)を わずかに傷つける程度だ 318 00:20:07,414 --> 00:20:10,292 (太陽)ハァ ハァ ハァ… 319 00:20:10,876 --> 00:20:14,087 (凶一郎)だが これは間違いなく お前の“強さ” 320 00:20:14,588 --> 00:20:17,090 しっかり磨き上げ ものにしろ 321 00:20:17,633 --> 00:20:19,718 そうすれば お前のやり方で 322 00:20:21,637 --> 00:20:24,723 六美を守らせてやらんでもない 323 00:20:24,806 --> 00:20:25,682 (太陽)くっ 324 00:20:26,183 --> 00:20:28,936 言われるまでもないです 325 00:20:29,019 --> 00:20:30,646 (七悪)わーい! 326 00:20:30,729 --> 00:20:32,356 やったぜ 太陽! 327 00:20:32,439 --> 00:20:33,815 (四怨)っしゃあ! 328 00:20:33,899 --> 00:20:36,276 (3人の歓声) 329 00:20:36,360 --> 00:20:38,987 やったー 太陽ー! 330 00:20:40,030 --> 00:20:42,950 (二刃)下ろしな 辛三 今すぐに 331 00:20:46,328 --> 00:20:47,371 (シャッター音) 332 00:20:47,996 --> 00:20:50,207 (宇佐)唯一の合格者の写真 333 00:20:50,290 --> 00:20:53,418 特ダネ 押さえました! エヘヘ~ 334 00:20:53,502 --> 00:20:54,920 撤収するっす! 335 00:20:58,882 --> 00:21:02,094 ここに来るまで 多くの助けがあったはず 336 00:21:04,179 --> 00:21:06,765 この合格は お前の力だが 337 00:21:06,848 --> 00:21:10,560 お前だけのものではないことを 思いにとどめろ 338 00:21:13,647 --> 00:21:17,317 第177回 シルバーランク スパイ試験 339 00:21:17,401 --> 00:21:21,196 受験番号321 朝野太陽 340 00:21:21,863 --> 00:21:24,408 シルバーランク 合格だ 341 00:21:25,158 --> 00:21:25,993 (太陽)あっ 342 00:21:27,119 --> 00:21:28,662 ありがとうございます 343 00:21:37,296 --> 00:21:38,380 (電話の着信音) 344 00:21:38,463 --> 00:21:39,506 (六美)もしもし? 345 00:21:39,589 --> 00:21:43,343 (二刃)コチラ フタバ タイヨウ サクラサク 346 00:21:43,427 --> 00:21:44,970 ああっ! 347 00:21:45,053 --> 00:21:47,681 うう~ やった~! 348 00:21:47,764 --> 00:21:49,683 (殺香(あやか))信じておりました~! 349 00:21:49,766 --> 00:21:51,935 (アイ)すごい すご~い! 350 00:21:52,019 --> 00:21:54,187 (ゴリアテの喉を鳴らす音) 351 00:21:54,271 --> 00:21:56,690 (一同の歓声) 352 00:21:57,524 --> 00:21:59,818 ホントによかった… 353 00:22:00,527 --> 00:22:03,030 お疲れさま 太陽 354 00:22:05,032 --> 00:22:07,034 ♪~ 355 00:23:32,911 --> 00:23:34,913 ~♪ 356 00:23:52,305 --> 00:23:54,933 (百(もも))さて 行くか 357 00:23:55,559 --> 00:23:57,853 今 会いに行くよ 358 00:23:57,936 --> 00:24:00,856 私の宝物たち