1 00:00:05,105 --> 00:00:07,574 (ヤシロ) お前…! 2 00:00:07,574 --> 00:00:11,111 (イド) うぅ… あああ…! 3 00:00:11,111 --> 00:00:16,583 あ… ああ… 痛ってえな…。 4 00:00:16,583 --> 00:00:19,152 (イド) クソ…。 5 00:00:19,152 --> 00:00:24,091 う… うぅ… う…。 6 00:00:24,091 --> 00:00:27,594 流行ってんのかよ それ。 7 00:00:29,096 --> 00:00:32,566 (イド) う… うぅ… うあ~! 8 00:00:32,566 --> 00:00:34,568 (城ヶ峰) あっ。 9 00:00:39,106 --> 00:00:41,141 (イド) ふぅ~。 10 00:00:41,141 --> 00:00:45,646 レヴィ そいつだ! その男が一番レベルが高い! 11 00:00:48,081 --> 00:00:50,083 (レヴィ) ん…。 12 00:00:52,553 --> 00:00:54,621 (セーラ) あっ。 走れ! 13 00:00:54,621 --> 00:00:56,089 あ…。 14 00:00:57,090 --> 00:01:10,070 ♬~ 15 00:01:10,070 --> 00:01:13,573 ♬~ 16 00:01:13,573 --> 00:01:17,077 ♬~ 17 00:01:17,077 --> 00:01:21,081 ♬~ 18 00:01:21,081 --> 00:01:28,588 ♬~ 19 00:01:28,588 --> 00:01:32,659 ♬~ 20 00:01:32,659 --> 00:01:52,546 ♬~ 21 00:01:52,546 --> 00:02:03,056 ♬~ 22 00:02:03,056 --> 00:02:08,128 ♬~ 23 00:02:08,128 --> 00:02:26,113 ♬~ 24 00:02:33,053 --> 00:02:36,056 (非常ベル) 25 00:02:36,056 --> 00:02:42,062 (セーラ) ハァ ハァ… おい 離せよ! (非常ベル) 26 00:02:42,062 --> 00:02:45,032 (セーラ) ハァ ハァ ハァ…。 27 00:02:45,032 --> 00:02:47,067 んっ! クソ! 28 00:02:47,067 --> 00:02:50,070 ハァ ハァ ハァ…。 29 00:02:50,070 --> 00:02:54,608 ちっ 違うからな… あたしは…。 30 00:02:54,608 --> 00:02:59,579 はぁ~ 手間かけさせんなよ 行け。 31 00:02:59,579 --> 00:03:02,082 ハァ… ハァ…。 32 00:03:02,082 --> 00:03:04,084 さっさと行け‼ 33 00:03:12,059 --> 00:03:17,097 (足音) 34 00:03:17,097 --> 00:03:26,540 ♬~ 35 00:03:26,540 --> 00:03:29,643 《やっぱり 追ってきたか》 36 00:03:29,643 --> 00:03:33,146 (レヴィ) ((まだ近くにいるかもしれない)) 37 00:03:33,146 --> 00:03:35,082 ((たどってみる)) 38 00:03:35,082 --> 00:03:40,554 《こいつには 相手を追跡できる エーテル知覚がある》 39 00:03:42,089 --> 00:03:44,124 はぁ…。 40 00:03:44,124 --> 00:03:52,065 ♬~ 41 00:03:52,065 --> 00:03:54,568 《あのバッジ…》 42 00:03:54,568 --> 00:03:58,071 《どこのマークだ?》 43 00:03:58,071 --> 00:04:00,073 《竜?》 44 00:04:02,576 --> 00:04:05,045 《ホントに殺す気かよ!》 45 00:04:07,080 --> 00:04:09,116 おい やめとこうぜ。 46 00:04:09,116 --> 00:04:12,686 警備員も来たら面倒だろ? こんな所で。 47 00:04:12,686 --> 00:04:17,057 反応が早いな 強化するタイプか。 48 00:04:17,057 --> 00:04:19,059 そういう…。 49 00:04:24,064 --> 00:04:26,566 今度は逆だな。 50 00:04:26,566 --> 00:04:31,471 しかし… 私は交渉しない。 51 00:04:33,573 --> 00:04:35,609 《マジかよ…》 52 00:04:35,609 --> 00:04:38,145 《マジでイカれてんな あのガキ》 53 00:04:38,145 --> 00:04:40,080 (近づく足音) ん? 54 00:04:40,080 --> 00:04:41,581 はぁ~‼ 55 00:04:43,583 --> 00:04:45,585 《あぁ…》 56 00:04:48,054 --> 00:04:50,056 《え…》 57 00:04:51,057 --> 00:04:55,095 師匠! 美少女の弟子が 助けにまいりました! 58 00:04:55,095 --> 00:04:58,598 もっと うれしそうな顔をしては いかがでしょうか? 59 00:05:00,066 --> 00:05:03,069 逃げろって言っただろ! 印堂は? 60 00:05:03,069 --> 00:05:07,073 大丈夫です! 今頃 無事に 逃げおおせていることでしょう! 61 00:05:07,073 --> 00:05:11,545 違ぇ! せめて使えるヤツを 連れてこいって話だ。 62 00:05:11,545 --> 00:05:14,548 そのくらい読めよ! 63 00:05:14,548 --> 00:05:21,121 《さて 足手まといが増えたし あの女の腕力は今の俺より上》 64 00:05:21,121 --> 00:05:24,591 《剣がありゃ 手指でも落とせば済むが➡ 65 00:05:24,591 --> 00:05:27,594 こんな おもちゃじゃな…》 66 00:05:27,594 --> 00:05:32,966 《せめて ヤツのエーテル知覚が 何をたどってるか分かれば…》 67 00:05:36,069 --> 00:05:38,538 嗅覚ですね 師匠。 68 00:05:40,607 --> 00:05:43,643 あの女 においを追うようです。 69 00:05:43,643 --> 00:05:48,582 いえ においを決定的に 識別するといいますか。 70 00:05:48,582 --> 00:05:53,587 例えば よく磨かれた鏡… いえ 湿った砂地に➡ 71 00:05:53,587 --> 00:05:57,057 水彩絵の具を 垂らした時のような…。 72 00:05:59,559 --> 00:06:02,062 城ヶ峰➡ 73 00:06:02,062 --> 00:06:04,598 よくやった 後で死ね。 74 00:06:04,598 --> 00:06:07,634 はっ はい! 光栄です! 75 00:06:07,634 --> 00:06:10,570 どうやら 私の文才が思わぬところで…! 76 00:06:10,570 --> 00:06:12,572 それは褒めてない。 77 00:06:12,572 --> 00:06:16,576 てか 何か説明する時は 2秒以内にまとめろ。 78 00:06:16,576 --> 00:06:19,079 お前 長ぇんだよ 話が。 79 00:06:22,082 --> 00:06:24,050 《特別に…》 80 00:06:26,586 --> 00:06:29,623 《必殺技を見せてやる》 81 00:06:29,623 --> 00:06:35,061 《剣と剣がぶつかり膠着した バインドの状態》 82 00:06:35,061 --> 00:06:38,064 《押し引きを誤れば 命取りになる》 83 00:06:38,064 --> 00:06:40,066 《一瞬の攻防》 84 00:06:40,066 --> 00:06:43,536 《つまり 俺の独壇場だ》 85 00:06:45,071 --> 00:06:46,573 (レヴィ) あっ。 86 00:06:46,573 --> 00:06:54,147 ♬~ 87 00:06:54,147 --> 00:06:55,649 あっ! 88 00:06:57,083 --> 00:06:58,551 うっ! 89 00:06:58,551 --> 00:07:06,059 ♬~ 90 00:07:06,059 --> 00:07:09,562 はぁ…。 おっ お見事です 師匠! 91 00:07:09,562 --> 00:07:13,066 《追跡のカギになる鼻は つぶした》 92 00:07:13,066 --> 00:07:15,602 《しかし マジで何者だ?》 93 00:07:15,602 --> 00:07:18,638 《少なくとも 正規の警備員じゃない》 94 00:07:18,638 --> 00:07:21,074 《殺しておくか?》 95 00:07:21,074 --> 00:07:23,543 《死体の始末は面倒だが…》 96 00:07:23,543 --> 00:07:26,079 師匠! ん? 97 00:07:26,079 --> 00:07:29,082 あぁ やめた方がいいよ それ。 98 00:07:29,082 --> 00:07:33,553 君が俺とやると どっちか死ぬと思う。 99 00:07:33,553 --> 00:07:36,089 強いんだな 君。 100 00:07:36,089 --> 00:07:38,625 フン よく言われる。 101 00:07:38,625 --> 00:07:40,660 何なんだよ こいつ。 102 00:07:40,660 --> 00:07:43,063 俺宛ての刺客ってわけじゃ ねえだろ? 103 00:07:43,063 --> 00:07:45,565 狂犬かよ。 (イド) ごめん ごめん。 104 00:07:45,565 --> 00:07:49,069 君らに一本取られて ムキになったんじゃないかな? 105 00:07:49,069 --> 00:07:51,071 プライドが高いから。 106 00:07:51,071 --> 00:07:54,574 なるほど お前は? (イド) まさか。 107 00:07:54,574 --> 00:07:58,111 お互い面倒は避けないか? 108 00:07:58,111 --> 00:08:01,581 俺は何も見なかったことにするよ。 109 00:08:06,553 --> 00:08:09,022 反省しているのならば許そう! 110 00:08:09,022 --> 00:08:12,058 だが 二度と不法侵入はするな! 111 00:08:12,058 --> 00:08:15,562 私と師匠が 何度でもお前たちを取り締まる! 112 00:08:15,562 --> 00:08:19,065 そりゃどうも そっちの師匠さんは? 113 00:08:19,065 --> 00:08:21,034 ん~…。 114 00:08:21,034 --> 00:08:23,570 帰るぞ。 はい! 115 00:08:23,570 --> 00:08:25,572 バ~イ。 116 00:08:36,015 --> 00:08:38,518 俺の師匠は…。 ん? 117 00:08:38,518 --> 00:08:43,523 さっきのを寄せの技と呼んでいた。 118 00:08:43,523 --> 00:08:47,027 バインドをかけたら ほんの少しだけ押す。 119 00:08:47,027 --> 00:08:50,029 相手が 反射的に押し返してくるなら➡ 120 00:08:50,029 --> 00:08:54,601 こっちは剣を引いて 体勢を崩させる。 121 00:08:54,601 --> 00:08:57,137 逆に相手が引くようなら➡ 122 00:08:57,137 --> 00:09:02,575 バインドが外れるから そのまま一撃を入れろ。 123 00:09:02,575 --> 00:09:06,079 まぁ 口で言うほど簡単じゃない。 124 00:09:06,079 --> 00:09:08,048 練習と経験だな。 125 00:09:08,048 --> 00:09:14,053 師匠 今の解説は私の献身に対する 特別講義でしょうか? 126 00:09:14,053 --> 00:09:17,057 笑わせんな バカが。 127 00:09:17,057 --> 00:09:19,592 お前 何に影響を受けたら➡ 128 00:09:19,592 --> 00:09:22,095 そんな おめでたい脳みそが 形成されるんだ? 129 00:09:22,095 --> 00:09:24,130 E3のやり過ぎか? 130 00:09:24,130 --> 00:09:27,033 いえ それは…➡ 131 00:09:27,033 --> 00:09:29,035 師匠と同じです。 132 00:09:29,035 --> 00:09:34,040 父からは度々 師匠についての お話も伺っていました。 133 00:09:34,040 --> 00:09:36,076 あ? 134 00:09:36,076 --> 00:09:39,045 あの夜 初めてお会いした時の感動を➡ 135 00:09:39,045 --> 00:09:42,115 なんとお伝えしたらいいか…。 136 00:09:42,115 --> 00:09:46,119 ((さっさと病院行けよ じゃあな)) 137 00:09:46,119 --> 00:09:49,155 最初は 少しギャップに驚き➡ 138 00:09:49,155 --> 00:09:54,060 「え? このチンピラみたいな ダメ人間が?」と思いました。 139 00:09:54,060 --> 00:09:58,064 しかし 思考を深く読むにつれ…。 140 00:09:58,064 --> 00:10:00,066 待て。 141 00:10:00,066 --> 00:10:03,069 お前の親父 名前は? 142 00:10:03,069 --> 00:10:06,573 鷹宮清人と申します。 143 00:10:08,074 --> 00:10:12,045 はい つまり師匠の師匠です。 144 00:10:15,148 --> 00:10:17,150 ん? 145 00:10:18,551 --> 00:10:20,587 はぁ~。 146 00:10:20,587 --> 00:10:23,556 あっ ご存じなかったのですか? 147 00:10:23,556 --> 00:10:26,025 てっきり イシノオさんに聞いたものだと。 148 00:10:28,061 --> 00:10:33,566 私の両親が離婚した時 私は母に引き取られましたが➡ 149 00:10:33,566 --> 00:10:38,138 父とも月に一度は 会うことができました。 150 00:10:38,138 --> 00:10:43,576 父は その都度 勇者という仕事の 素晴らしさを語ってくれました。 151 00:10:43,576 --> 00:10:48,047 あの師匠が? 仕事の素晴らしさだって? 152 00:10:48,047 --> 00:10:51,551 私は父を尊敬しています 師匠。 153 00:10:51,551 --> 00:10:56,089 師匠は なぜ勇者になろうと 思ったのですか? 154 00:10:56,089 --> 00:10:58,057 はぁ…。 155 00:11:03,196 --> 00:11:05,198 7年前…。 156 00:11:08,134 --> 00:11:10,136 ((ふぅ~)) 157 00:11:12,071 --> 00:11:15,575 (ヤシロの声) 俺は 個人的な都合で 高校を退学したため➡ 158 00:11:15,575 --> 00:11:18,111 実家を追い出され➡ 159 00:11:18,111 --> 00:11:23,583 池袋辺りのチンケな魔王の下で アルバイトをしていた。 160 00:11:26,653 --> 00:11:28,555 ((足音)) ((あ?)) 161 00:11:28,555 --> 00:11:31,057 (ヤシロの声) 当時の山手線西側は➡ 162 00:11:31,057 --> 00:11:34,627 新参の魔王がひしめく 抗争地帯で➡ 163 00:11:34,627 --> 00:11:38,097 故に勇者にとっても ちょうどいい狩り場だった。 164 00:11:41,568 --> 00:11:44,571 (ヤシロの声) そこへ のそのそと現れて➡ 165 00:11:44,571 --> 00:11:47,073 俺の職業を奪ったのが➡ 166 00:11:47,073 --> 00:11:50,543 ≪九本指≫の鷹宮清人だ。 167 00:11:52,145 --> 00:11:53,646 ((斬る音)) 168 00:11:55,148 --> 00:11:56,649 ((銃声)) 169 00:11:59,719 --> 00:12:01,688 ((あ…)) 170 00:12:03,656 --> 00:12:09,062 (ヤシロの声) 雇い主を殺された俺は 困った。 171 00:12:09,062 --> 00:12:13,066 仕方ないから 強引に弟子という形で➡ 172 00:12:13,066 --> 00:12:16,035 あの男の助手を 務めることになった。 173 00:12:22,041 --> 00:12:27,113 父は 弱い人の気持ちが分かる 人物だったと思います。 174 00:12:27,113 --> 00:12:31,050 だからこそ 高い理想を持っていました。 175 00:12:31,050 --> 00:12:33,553 時に罪深い仕事の中で➡ 176 00:12:33,553 --> 00:12:36,522 それでも最善を追い求める意志を。 177 00:12:38,057 --> 00:12:43,529 弟子の… 師匠のご活躍についても うれしそうに話してくれました。 178 00:12:43,529 --> 00:12:48,067 素晴らしい才能がある 前途有望な勇者だと。 179 00:12:48,067 --> 00:12:51,137 ≪光芒の蛇≫卿との戦いや➡ 180 00:12:51,137 --> 00:12:53,606 新宿六・一七抗争。 181 00:12:56,542 --> 00:12:59,545 《この矛盾は どういうことだ?》 182 00:12:59,545 --> 00:13:03,049 《俺の知っている師匠と 全然違う》 183 00:13:03,049 --> 00:13:06,019 《師匠は 臆病で押しに弱く➡ 184 00:13:06,019 --> 00:13:09,555 いつも 何かにおびえているような男で➡ 185 00:13:09,555 --> 00:13:16,129 だからこそ 周到で冷酷で 容赦なかった》 186 00:13:16,129 --> 00:13:20,533 《「勇者なんて 最低のクズがやる商売だ」》 187 00:13:20,533 --> 00:13:23,536 《師匠が いつも言っていたことだ》 188 00:13:23,536 --> 00:13:26,539 《「長く続けるような 仕事じゃない」》 189 00:13:26,539 --> 00:13:30,043 《「まとまった金ができたら ハワイにでも行って➡ 190 00:13:30,043 --> 00:13:34,047 魚でも釣って暮らすのが いいぜ」と》 191 00:13:34,047 --> 00:13:39,118 《俺だって こんな商売は クソだと思っている》 192 00:13:39,118 --> 00:13:44,090 《師匠が死んでから もう何年も》 193 00:13:51,064 --> 00:13:54,567 (足音) 194 00:13:54,567 --> 00:13:59,072 あいつは お前には ウソをついてたみたいだな。 195 00:13:59,072 --> 00:14:01,574 理想的な勇者ってのは➡ 196 00:14:01,574 --> 00:14:05,078 人殺しが好きで 得意なヤツのことだ。 197 00:14:06,579 --> 00:14:10,650 ですが 師匠は我々を助けてくれました。 198 00:14:10,650 --> 00:14:13,553 そのお言葉は 師匠ご自身の理想とは➡ 199 00:14:13,553 --> 00:14:16,055 違うのではないですか? 200 00:14:20,059 --> 00:14:24,564 違うか? てめぇの親父に教わったことだ。 201 00:14:24,564 --> 00:14:26,566 いえ 師匠は…。 202 00:14:36,576 --> 00:14:39,078 帰れ。 203 00:14:39,078 --> 00:14:50,556 ♬~ 204 00:14:50,556 --> 00:14:52,592 《頭が痛い》 205 00:14:52,592 --> 00:14:54,627 《E3の…➡ 206 00:14:54,627 --> 00:14:58,564 いや あの城ヶ峰のせいだ》 207 00:14:58,564 --> 00:15:02,568 《早いとこエドの店に帰ろう》 208 00:15:02,568 --> 00:15:05,037 《ビール➡ 209 00:15:05,037 --> 00:15:07,573 ピザ➡ 210 00:15:07,573 --> 00:15:10,076 カードゲーム》 211 00:15:13,579 --> 00:15:18,050 《俺にとっての善なる世界へ》 212 00:15:28,027 --> 00:15:30,530 (ドアベル) 213 00:15:30,530 --> 00:15:33,032 (セーラ) 遅ぇ。 あ? 214 00:15:33,032 --> 00:15:35,535 (ドアベル) (ドアが閉まる音) 215 00:15:35,535 --> 00:15:39,038 何やってたんだよ あんた。 ハンバーガー食ってた。 216 00:15:39,038 --> 00:15:42,041 ウソつけよ。 本当だ。 217 00:15:42,041 --> 00:15:45,077 エド… 店長は? 218 00:15:45,077 --> 00:15:49,015 いや 何か急に 飯食いに行くっつって出てった。 219 00:15:49,015 --> 00:15:51,050 マルタって人と一緒に。 220 00:15:51,050 --> 00:15:54,520 何で つぶれねえんだろうな この店…。 221 00:15:54,520 --> 00:15:57,523 そのまま 家帰りゃよかったのに。 222 00:15:57,523 --> 00:16:00,026 もう夜遅いぜ。 223 00:16:00,026 --> 00:16:01,928 不良かよ。 224 00:16:03,529 --> 00:16:06,599 あんな別れ方したら心配するだろ。 225 00:16:06,599 --> 00:16:09,068 あんたが無事かとか。 226 00:16:11,037 --> 00:16:13,539 お前… すごく普通だな。 227 00:16:13,539 --> 00:16:16,042 あ? バカにしてんのか? 228 00:16:16,042 --> 00:16:18,077 いや 褒めてる。 229 00:16:18,077 --> 00:16:21,047 まともな感性持ってるって意味だ。 230 00:16:21,047 --> 00:16:24,550 お前 思いやりのある いいヤツだよ。 231 00:16:28,120 --> 00:16:31,557 黙れ。 フフフフ…。 232 00:16:31,557 --> 00:16:36,062 お前のエーテル知覚 敵の位置が分かる➡ 233 00:16:36,062 --> 00:16:40,566 …っていうより 強さが分かる。 234 00:16:40,566 --> 00:16:43,569 映像や数値で見てるわけじゃない。 235 00:16:43,569 --> 00:16:47,607 別の… 第六感で見てるタイプか。 236 00:16:47,607 --> 00:16:49,642 そうだよ。 237 00:16:49,642 --> 00:16:55,014 相手の強さ 脅威の度合いが分かる 感覚だって親父は言ってた。 238 00:16:55,014 --> 00:17:01,020 熱っていうか 圧っていうか… そういうヤバい感じ。 239 00:17:01,020 --> 00:17:04,557 まぁ こないだの化け物は平気で➡ 240 00:17:04,557 --> 00:17:07,526 あの小っせぇ女には 腰を抜かすなんて➡ 241 00:17:07,526 --> 00:17:10,029 他に考えられないからな。 242 00:17:12,064 --> 00:17:15,601 (セーラ) 確かにビビってたよ あたしは。 243 00:17:15,601 --> 00:17:18,537 勇者なんて向いてないと 思ってんだろ。 244 00:17:18,537 --> 00:17:21,040 ああ。 245 00:17:21,040 --> 00:17:26,012 お前はいいヤツだから 勇者なんて辞めろ。 246 00:17:26,012 --> 00:17:28,514 知るかよ クソ! 247 00:17:33,019 --> 00:17:34,553 (スイッチを入れる音) 248 00:17:34,553 --> 00:17:37,089 (風の音) 249 00:17:37,089 --> 00:17:39,125 俺の師匠いわく➡ 250 00:17:39,125 --> 00:17:42,028 相手を怖がるのは 悪いことじゃない。 251 00:17:42,028 --> 00:17:45,031 問題は それをコントロールしないと➡ 252 00:17:45,031 --> 00:17:48,034 死ぬってことだ。 253 00:17:48,034 --> 00:17:51,537 慣れるまで場数を踏むしかない。 254 00:17:51,537 --> 00:17:56,042 城ヶ峰みたいなヤツは例外だな マジで。 255 00:17:57,543 --> 00:17:59,512 あいつ…。 256 00:18:02,582 --> 00:18:05,518 いや あの あれ…。 257 00:18:05,518 --> 00:18:09,021 何なんだ? 心が読めるとは思えねえ。 258 00:18:09,021 --> 00:18:11,524 よく付き合っていられるな。 259 00:18:11,524 --> 00:18:14,026 あ… いや 亜希は➡ 260 00:18:14,026 --> 00:18:17,530 あたしらのことは 読まないように してるみたいなんだ。 261 00:18:17,530 --> 00:18:21,534 能力使って読んだ時は 「読んだ」って言うし➡ 262 00:18:21,534 --> 00:18:25,604 初対面だとチャンネル? 遮るのが難しくて➡ 263 00:18:25,604 --> 00:18:28,040 聞こえちまうらしいけど➡ 264 00:18:28,040 --> 00:18:32,545 あんたのことも必要な時以外は 読んでない… と思う。 265 00:18:32,545 --> 00:18:34,513 フン。 266 00:18:34,513 --> 00:18:38,050 何かあったのか? 別に。 267 00:18:38,050 --> 00:18:41,053 あたしも 前の演習から組んでるだけで➡ 268 00:18:41,053 --> 00:18:44,056 よくは知らないけど➡ 269 00:18:44,056 --> 00:18:46,092 悪いヤツじゃない。 270 00:18:46,092 --> 00:18:48,160 「悪いヤツじゃない」。 271 00:18:48,160 --> 00:18:51,063 全然 褒めるとこない時の言葉だ。 272 00:18:51,063 --> 00:18:54,533 まぁ 変なヤツだとは思うよ。 273 00:18:54,533 --> 00:18:57,036 いらないお節介焼くし➡ 274 00:18:57,036 --> 00:19:01,540 ぜってぇ役に立たない状況なのに 助けに来るし。 275 00:19:01,540 --> 00:19:06,078 そういう意地? みたいなので 動いてるとこが…。 276 00:19:06,078 --> 00:19:09,615 あたしは別に嫌いじゃねえんだよ。 277 00:19:09,615 --> 00:19:12,051 その… 城ヶ峰。 278 00:19:12,051 --> 00:19:14,020 俺は嫌いだね~。 279 00:19:14,020 --> 00:19:17,056 お前はいいヤツだから 言っといてやる。 280 00:19:17,056 --> 00:19:19,025 ああいう…。 (ドアベル) 281 00:19:19,025 --> 00:19:21,027 ん? 282 00:19:24,530 --> 00:19:28,567 よう ジョー エド・サイラスならいないぜ。 283 00:19:28,567 --> 00:19:32,638 仕事じゃなかったのか? 早くも失敗したか? 284 00:19:32,638 --> 00:19:35,041 (ジョー) うるせぇよ。 あっ そうだ。 285 00:19:35,041 --> 00:19:38,044 さっき 久々にマルタが来ててよ。 286 00:19:38,044 --> 00:19:40,513 今 エドと出てるみてぇだけど➡ 287 00:19:40,513 --> 00:19:44,550 今のうちに 俺らも飯食いに行こうぜ。 288 00:19:44,550 --> 00:19:46,552 ジョー? 289 00:19:46,552 --> 00:19:48,554 (ジョー) はぁ…。 290 00:19:48,554 --> 00:19:52,591 いや… ヤシロ お前 どうする? 291 00:19:52,591 --> 00:19:55,628 どうするって 何が? 292 00:19:55,628 --> 00:19:58,531 (ジョー) 夕方のニュースで見たからよ。 293 00:19:58,531 --> 00:20:03,536 それから 詳しいヤツに聞いてきた。 294 00:20:03,536 --> 00:20:07,073 今朝 新大久保の路地裏で➡ 295 00:20:07,073 --> 00:20:11,043 マヌケ面の男の死体が 見つかったそうだ。 296 00:20:11,043 --> 00:20:13,045 ん? 297 00:20:16,582 --> 00:20:18,617 そいつは…。 298 00:20:18,617 --> 00:20:21,053 (ジョー) 多分 笑えるぜ。 299 00:20:21,053 --> 00:20:23,556 俺は写真で見た。 300 00:20:23,556 --> 00:20:29,061 (ジョー) 全身めった刺しでよ とどめは喉だ。 301 00:20:29,061 --> 00:20:32,064 首がこんなに裂けててよ。 302 00:20:32,064 --> 00:20:36,569 ありゃ化けて出ても しゃべれねえぜ。 303 00:20:36,569 --> 00:20:40,139 そうか そいつは…。 304 00:20:40,139 --> 00:20:43,142 それから これだ。 305 00:20:45,578 --> 00:20:48,047 (ジョー) 死体が握り込んでたそうだ。 306 00:20:48,047 --> 00:20:58,557 ♬~ 307 00:20:58,557 --> 00:21:04,096 (ジョー) 上等だろ 葬式パーティーは いつにする? 308 00:21:04,096 --> 00:21:07,533 ああ やることやってからだな。 309 00:21:07,533 --> 00:21:09,535 (セーラ) ん? 310 00:21:09,535 --> 00:21:25,084 ♬~ 311 00:21:25,084 --> 00:21:29,155 (セーラ) 何だ? 何があったんだ? 312 00:21:29,155 --> 00:21:32,658 ひどい顔してるぞ あんたら。 313 00:21:36,061 --> 00:21:38,030 気のせいだ。