1 00:01:52,017 --> 00:01:55,821 (左門)早いな。 それに多い。→ 2 00:01:55,821 --> 00:02:00,075 本格的な攻勢はあっても まだ先だと思っていたが→ 3 00:02:00,075 --> 00:02:02,861 政府に切れ者がいたか…。→ 4 00:02:02,861 --> 00:02:05,497 それとも これも はじまりの樹がもたらす→ 5 00:02:05,497 --> 00:02:07,497 姫様の強運か…。 6 00:02:08,917 --> 00:02:13,422 ならば 姫様 今日で その運 尽きさせましょう。 7 00:02:18,477 --> 00:02:20,779 (不破真広)軍の連中 そろそろ→ 8 00:02:20,779 --> 00:02:23,115 おっぱじめるつもりらしいぜ。 9 00:02:23,115 --> 00:02:25,951 (葉風・通信) 始めたところで 通常兵器では→ 10 00:02:25,951 --> 00:02:29,221 結界を破るまで 何週間かかるか分からんぞ。→ 11 00:02:29,221 --> 00:02:32,408 その前に 弾薬が尽きるだろうがな。 12 00:02:32,408 --> 00:02:35,744 (葉風)お前たちは 魔具を10個ほど準備しろ。→ 13 00:02:35,744 --> 00:02:38,744 それで なんとか 結界内に侵入できるだろう。 14 00:02:40,132 --> 00:02:44,232 (葉風) 雌雄を決するときが来たな 左門。 15 00:02:47,356 --> 00:02:49,842 (滝川吉野)真広。 ん? 16 00:02:49,842 --> 00:02:52,878 今日で 何かが変わると思うか? 17 00:02:52,878 --> 00:02:57,132 んなもん 俺には どうでもいいことだな。 18 00:02:57,132 --> 00:02:59,868 (心の声)≪いまだに…→ 19 00:02:59,868 --> 00:03:04,673 いまだに思い出すたび 何もかもが疑わしくなる≫ 20 00:03:04,673 --> 00:03:07,793 ≪一体 なぜ信じられるのか…→ 21 00:03:07,793 --> 00:03:10,195 これで 愛花が死んでいると≫ 22 00:03:20,556 --> 00:03:23,375 (回想)((どうして 冷たいんだ?)) 23 00:03:29,064 --> 00:03:31,100 行くぞ→ 24 00:03:31,100 --> 00:03:33,936 愛花を殺したヤツを突き止めにな。 25 00:03:38,474 --> 00:03:40,509 [テレビ](アナウンサー)防衛省によりますと→ 26 00:03:40,509 --> 00:03:43,495 今回の富士山麓における 国防軍の演習は→ 27 00:03:43,495 --> 00:03:48,067 初の陸・海・空 3国防軍による 大規模なものとなっており→ 28 00:03:48,067 --> 00:03:51,070 報道関係者 および 一般人の立ち入りは→ 29 00:03:51,070 --> 00:03:53,270 厳しく制限されております。 30 00:03:54,690 --> 00:03:57,609 [テレビ](アナウンサー) 防衛省は今後も 軍の統合運用を→ 31 00:03:57,609 --> 00:04:00,629 念頭に置いた演習を 実施していく考えのようです。 32 00:04:00,629 --> 00:04:04,229 (山本)ふっ これが最後にならなきゃいいけど。 33 00:04:05,651 --> 00:04:08,854 (通信)観測ヘリの映像 回せ! (通信)目標上空到達まで2分! 34 00:04:08,854 --> 00:04:12,691 (通信)CIC指示の目標! (通信)発射弾数 2つ! 35 00:04:12,691 --> 00:04:16,091 第1 第2 第3中隊 効力射 用意! 36 00:04:23,519 --> 00:04:26,155 撃て~! 37 00:04:26,155 --> 00:04:28,173 なんつって。 38 00:04:38,984 --> 00:04:40,986 ドカーーン! 39 00:04:40,986 --> 00:04:43,086 ドカン! ドカン ドカン! 40 00:04:45,340 --> 00:04:47,940 始まったみたいだ! 急ぐぞ! 41 00:04:50,479 --> 00:04:52,815 さあ 魔法使いども→ 42 00:04:52,815 --> 00:04:55,415 その殻の中から出てきなさい。 43 00:04:57,636 --> 00:05:01,907 (左門)哲馬 軍の攻撃に対する指揮を任せる。→ 44 00:05:01,907 --> 00:05:05,944 復活の儀式を続けつつ 絶園の樹の安全を優先。 45 00:05:05,944 --> 00:05:08,464 結界の迷彩効果を切ってもいい。 46 00:05:08,464 --> 00:05:11,633 その活力を 衝撃防御に回せ。 47 00:05:11,633 --> 00:05:14,169 絶園の樹の姿→ 48 00:05:14,169 --> 00:05:16,488 もはや隠すこともない。 49 00:05:25,030 --> 00:05:27,049 (宇津井・通信)目標に変化あり。 50 00:05:27,049 --> 00:05:29,084 (早河)あれが…。 51 00:05:29,084 --> 00:05:32,571 ≪なんだ!? ≫確認 急げ! 52 00:05:32,571 --> 00:05:36,091 出たわね 絶園の樹。 53 00:05:59,198 --> 00:06:01,950 (哲馬・通信) 左門殿 何者かが 結界に干渉。→ 54 00:06:01,950 --> 00:06:03,950 侵入を図っています。 55 00:06:05,337 --> 00:06:08,941 姫様 勝負は これからです。 56 00:06:20,452 --> 00:06:23,972 結界を抜けたぞ 葉風。 (葉風・通信)ああ。 57 00:06:23,972 --> 00:06:26,992 (葉風)これで 左門に 完全に気付かれた。→ 58 00:06:26,992 --> 00:06:29,511 だが 逃げ隠れする必要はない。→ 59 00:06:29,511 --> 00:06:32,064 まっすぐ 絶園の樹に向かえ。 60 00:06:32,064 --> 00:06:34,550 あと一手…→ 61 00:06:34,550 --> 00:06:36,568 それで詰みだ。 62 00:06:36,568 --> 00:06:38,804 (通信士) 各部隊 第1次攻撃 終了! 63 00:06:38,804 --> 00:06:41,204 (指揮官・通信) 目標への効果 確認! 64 00:06:42,641 --> 00:06:46,178 (宇津井)指揮所へ 目標への効果 確認できず。→ 65 00:06:46,178 --> 00:06:49,314 戦車 および 戦闘車による近接攻撃に移る。→ 66 00:06:49,314 --> 00:06:51,350 (通信)送れ! (通信)了解! 67 00:06:51,350 --> 00:06:54,236 あの障壁らしきものを どうにかせんかぎりは→ 68 00:06:54,236 --> 00:06:56,672 弾の無駄だろうがな。 69 00:06:56,672 --> 00:07:00,008 魔法の力 これほどとは…。 70 00:07:00,008 --> 00:07:02,978 (山本) 軍の連中 焦ってきてるな。→ 71 00:07:02,978 --> 00:07:05,080 でも 魔法使いっていっても→ 72 00:07:05,080 --> 00:07:08,717 ヤツらに 攻撃魔法みたいなものは 存在しない。 73 00:07:08,717 --> 00:07:11,970 だから 今は ひたすら攻めてりゃいいのよ。 74 00:07:11,970 --> 00:07:15,207 (男たち)戻れ 戻れ 戻れ→ 75 00:07:15,207 --> 00:07:18,143 戻れ 戻れ 戻れ…。 76 00:07:18,143 --> 00:07:20,629 (哲馬) 今は 外の攻撃を無視しろ!→ 77 00:07:20,629 --> 00:07:22,664 結界は まだ安定している!→ 78 00:07:22,664 --> 00:07:26,251 その間に できるだけ 儀式を進めておくのだ! 79 00:07:26,251 --> 00:07:29,404 (哲馬)≪とは言っても 想定以上の攻勢だ≫ 80 00:07:29,404 --> 00:07:32,674 ≪あまりに受けすぎれば 復活後の絶園の樹の制御に→ 81 00:07:32,674 --> 00:07:34,693 支障が出てしまう…≫ 82 00:07:34,693 --> 00:07:37,579 ボゥン! ボゥン! ボゥン! 83 00:07:37,579 --> 00:07:39,879 バシューー! 84 00:07:54,463 --> 00:07:57,766 樽? ≫ザッザッザッ…(足音) 85 00:08:08,110 --> 00:08:11,580 葉風 髪が長くて 刀持った→ 86 00:08:11,580 --> 00:08:14,116 詰め襟野郎が出てきたぞ。 87 00:08:14,116 --> 00:08:16,785 (葉風・通信) 左門で間違いなかろう。→ 88 00:08:16,785 --> 00:08:20,985 そのまま近づけ 私の声が届く所まで。 89 00:08:23,008 --> 00:08:25,644 (左門)よく来た 少年。→ 90 00:08:25,644 --> 00:08:28,196 我が名は 鎖部左門。→ 91 00:08:28,196 --> 00:08:31,516 古き一族 鎖部に連なる者を代表して→ 92 00:08:31,516 --> 00:08:34,136 今 ここに立っている。→ 93 00:08:34,136 --> 00:08:37,789 少年 お前たちに 名乗る名はあるか? 94 00:08:37,789 --> 00:08:42,461 へっ 少年Aと ほか一名でいいさ。 95 00:08:42,461 --> 00:08:45,914 話があるのは 俺らじゃないからな。 96 00:08:45,914 --> 00:08:48,467 (葉風・通信)久しいな 左門。→ 97 00:08:48,467 --> 00:08:53,488 4か月ぶりになるか。 変わりなくやっているようだな。 98 00:08:53,488 --> 00:08:55,507 姫様こそ→ 99 00:08:55,507 --> 00:08:58,677 (通信) 遠く隔たっていても お変わりなく。 100 00:08:58,677 --> 00:09:01,580 左門 すでに分かっていよう。→ 101 00:09:01,580 --> 00:09:03,782 (通信) この者に持たせてある魔具は→ 102 00:09:03,782 --> 00:09:06,334 すでに 我が魔法の効果範囲だ。→ 103 00:09:06,334 --> 00:09:10,122 使用すれば すぐさま 絶園の樹の制御は狂い→ 104 00:09:10,122 --> 00:09:13,141 結界は破れ 私でなければ収拾できぬ→ 105 00:09:13,141 --> 00:09:16,144 破壊の嵐が その一帯に発生しよう。→ 106 00:09:16,144 --> 00:09:20,749 そうなれば 貴様は 私を そこに戻すしかなくなる。→ 107 00:09:20,749 --> 00:09:23,185 降伏しろ 左門。 108 00:09:23,185 --> 00:09:25,287 魔具を発動させる前に→ 109 00:09:25,287 --> 00:09:28,490 おとなしく私を そこに戻せ。→ 110 00:09:28,490 --> 00:09:31,276 (通信)私が 私の魔具を持つ者を→ 111 00:09:31,276 --> 00:09:35,280 そこに送り込めた時点で 勝負は決した。→ 112 00:09:35,280 --> 00:09:39,117 貴様は よくやった。 なのに 往生際も悪く→ 113 00:09:39,117 --> 00:09:42,003 いらぬ被害を出しても しかたあるまい。 114 00:09:42,003 --> 00:09:45,407 降伏するのは プライドが許さねぇっていうなら→ 115 00:09:45,407 --> 00:09:48,176 すぐに こいつを引いてやるぜ。 116 00:09:48,176 --> 00:09:52,481 (左門) 引いて 世界を滅ぼすのか?→ 117 00:09:52,481 --> 00:09:56,668 絶園の樹なくして この世は守れんぞ。 118 00:09:56,668 --> 00:10:01,073 世界を滅ぼすのは あの絶園の樹の力でしょう? 119 00:10:01,073 --> 00:10:03,308 現に どれだけのものが壊れ→ 120 00:10:03,308 --> 00:10:06,244 どれだけの人が 死んだと思ってるんです? 121 00:10:06,244 --> 00:10:10,082 (左門)聞いてないのか? それらの現象は→ 122 00:10:10,082 --> 00:10:13,585 はじまりの樹が 絶園の樹を復活させぬため→ 123 00:10:13,585 --> 00:10:16,872 果実を集めようとすれば 大きな被害が出るよう→ 124 00:10:16,872 --> 00:10:19,491 仕組んだものだ。 えっ? 125 00:10:19,491 --> 00:10:23,845 (左門)この世界を滅ぼすのは 絶園の樹の復活ではない。→ 126 00:10:23,845 --> 00:10:26,782 はじまりの樹の覚醒だ。→ 127 00:10:26,782 --> 00:10:30,085 それを防ぎ この世界を救えるのは→ 128 00:10:30,085 --> 00:10:34,139 ただ絶園の樹のみ。 あの大樹こそが→ 129 00:10:34,139 --> 00:10:38,810 我らにとって たった一つ 希望の剣なのだ。 130 00:10:49,971 --> 00:10:52,607 (潤一郎) この世界は はじまりの樹が→ 131 00:10:52,607 --> 00:10:57,007 眠っている間に生まれた ある意味 不完全な世界だ。 132 00:10:59,397 --> 00:11:02,667 はじまりの樹の力が 及んでいるとはいえ→ 133 00:11:02,667 --> 00:11:07,572 その理には隙があるし 不安定なのも否定できない。→ 134 00:11:07,572 --> 00:11:10,458 つまり この世界は正しくない。→ 135 00:11:10,458 --> 00:11:13,078 だから はじまりの樹が目覚めれば→ 136 00:11:13,078 --> 00:11:16,978 まず この世界を 完全で正しいものに造り直す。 137 00:11:19,317 --> 00:11:23,138 そのため この世界は 一度 消滅する。 138 00:11:23,138 --> 00:11:25,624 (左門)はじまりの樹が その力を発するのに→ 139 00:11:25,624 --> 00:11:28,143 何が必要か知っていよう。→ 140 00:11:28,143 --> 00:11:31,043 力の代償に捧げるものを。 141 00:11:32,414 --> 00:11:36,034 高度な文明の産物。 (左門)そう。→ 142 00:11:36,034 --> 00:11:40,605 この世界を 完全に造り直すために 必要とされる文明の産物は→ 143 00:11:40,605 --> 00:11:44,042 想像を絶する量に上ろう。→ 144 00:11:44,042 --> 00:11:46,611 はじまりの樹が目覚めれば→ 145 00:11:46,611 --> 00:11:51,082 今 地球上にある 文明という文明を食い尽くすぞ。→ 146 00:11:51,082 --> 00:11:54,486 そうなれば 人類は 1億と生き残れまい。→ 147 00:11:54,486 --> 00:11:58,406 そのうえ 生物のあり方そのものが 書き換えられ→ 148 00:11:58,406 --> 00:12:02,306 現存する すべての種族は 滅びる可能性もある。 149 00:12:03,562 --> 00:12:08,233 ≪魔法の説明を聞いたとき 何か違和感があった≫ 150 00:12:08,233 --> 00:12:10,685 ≪そうだ 鎖部の魔法は→ 151 00:12:10,685 --> 00:12:13,071 理を守るかもしれない≫ 152 00:12:13,071 --> 00:12:16,291 ≪でも 引き換えに 文明をリセットする→ 153 00:12:16,291 --> 00:12:18,577 恐ろしい力でもあるんだ≫ 154 00:12:20,879 --> 00:12:23,281 だから 近代になって→ 155 00:12:23,281 --> 00:12:27,185 鎖部一族の ごく一部で 考えられるようになった。→ 156 00:12:27,185 --> 00:12:31,573 はじまりの樹が目覚める前に 絶園の樹を復活させ→ 157 00:12:31,573 --> 00:12:36,573 もう一度 深いダメージを与えて 再び長い眠りに就かせることを。 158 00:12:39,481 --> 00:12:41,883 まあ 本当に それが実行されるとは→ 159 00:12:41,883 --> 00:12:44,519 思ってもみなかったけど。 160 00:12:44,519 --> 00:12:47,973 軍隊を動かしてる お偉いさんたち→ 161 00:12:47,973 --> 00:12:51,843 まさか この攻撃が 世界を 滅ぼすことになるかもなんて→ 162 00:12:51,843 --> 00:12:53,843 考えてないだろうな。 163 00:12:55,230 --> 00:12:59,651 (葉風)左門 それは 幾度となく 一族で論じた。→ 164 00:12:59,651 --> 00:13:02,120 (通信) いくら この世が不完全といえ→ 165 00:13:02,120 --> 00:13:05,357 はじまりの樹は 世界を丸ごと書き換えはせん。→ 166 00:13:05,357 --> 00:13:08,293 問題点のみを修正するだけだ。 167 00:13:08,293 --> 00:13:11,796 そこへ 絶園の樹で 深い衝撃を与えてしまっては→ 168 00:13:11,796 --> 00:13:15,850 それによって 私でも 制御できない暴走が起こりかねん。 169 00:13:15,850 --> 00:13:18,950 それこそ あらゆる生物が死に絶える。 170 00:13:20,488 --> 00:13:25,493 姫様 あなただけが そう主張された。 171 00:13:25,493 --> 00:13:27,512 ですが…→ 172 00:13:27,512 --> 00:13:30,565 もはや 一族で 答えは出ているのです。→ 173 00:13:30,565 --> 00:13:33,101 どのような犠牲を払おうと 我々は→ 174 00:13:33,101 --> 00:13:36,137 務めを全うしなければならない。 (葉風・通信)おごるな! 175 00:13:36,137 --> 00:13:38,790 はじまりの樹の従者たる 鎖部の民が→ 176 00:13:38,790 --> 00:13:40,825 その主に背いて なんとする! 177 00:13:40,825 --> 00:13:43,078 この世界を守るためです! 178 00:13:43,078 --> 00:13:46,164 従者たれど 我らは 樹の奴隷ではありません! 179 00:13:46,164 --> 00:13:48,564 だから それでは 世界は守れん! 180 00:13:50,735 --> 00:13:52,771 (左門)どうする? 少年。→ 181 00:13:52,771 --> 00:13:56,174 これを聞いても まだ姫様の味方をするか?→ 182 00:13:56,174 --> 00:14:00,679 判断を誤れば お前たちが この世界を滅ぼすぞ。 183 00:14:00,679 --> 00:14:03,698 ≪どうするって いきなり そんなの…≫ 184 00:14:03,698 --> 00:14:06,868 ≪魔法について 詳しく 知ってるわけでもないし→ 185 00:14:06,868 --> 00:14:09,738 二人の人間性を 知ってるわけでもないし→ 186 00:14:09,738 --> 00:14:12,538 どっちが正しいなんて 決められるわけ…≫ 187 00:14:14,009 --> 00:14:17,012 へっ! まあ どっちが正しくてもいいや→ 188 00:14:17,012 --> 00:14:19,898 俺には関係ねぇし。 えっ? 189 00:14:19,898 --> 00:14:21,933 おい 真広。 それに→ 190 00:14:21,933 --> 00:14:26,388 お前らの方が正しいかもって話は とうに 葉風から聞いてる。 191 00:14:26,388 --> 00:14:29,207 もう一回 聞かされても 何も変わらねぇよ。 192 00:14:29,207 --> 00:14:32,077 いや そんな話 僕は聞いてないって。 193 00:14:32,077 --> 00:14:34,729 そりゃあ 聞かせてねぇから。 えっ? 194 00:14:34,729 --> 00:14:38,717 お前が聞いたら ぐだぐだ迷って面倒だしな。 195 00:14:38,717 --> 00:14:42,203 (左門)お前は 姫様の言葉を疑わなかったのか? 196 00:14:42,203 --> 00:14:45,206 別に お前の言葉も疑ってねぇよ。 197 00:14:45,206 --> 00:14:48,076 説得力は どっちもどっちだろ。 198 00:14:48,076 --> 00:14:52,614 はぁ… 人間的に どうかと思うが→ 199 00:14:52,614 --> 00:14:56,117 (通信)その者は この世のことなど 気にしておらん。→ 200 00:14:56,117 --> 00:14:59,317 故に左門 貴様の負けだ。 201 00:15:01,306 --> 00:15:05,693 ≪「おれは どん底に降り立っている→ 202 00:15:05,693 --> 00:15:08,393 この世もあの世もあるものか」≫ 203 00:15:10,515 --> 00:15:13,715 ≪「知ったことか。 どうともなれ」≫ 204 00:15:15,120 --> 00:15:19,641 ≪「ただ… ただ復讐さえすればいいのだ」≫ 205 00:15:19,641 --> 00:15:22,293 世界の心配は あとだ。 206 00:15:22,293 --> 00:15:24,846 さあ 葉風を戻せよ。 207 00:15:24,846 --> 00:15:28,346 俺は あいつに 見つけてもらうヤツがいる。 208 00:15:33,551 --> 00:15:36,787 さあ 葉風を戻せよ。 209 00:15:36,787 --> 00:15:40,041 ≪世界の命運を気にかけぬ者…≫ 210 00:15:40,041 --> 00:15:43,344 ≪そんな者が 姫様とつながるとは…。→ 211 00:15:43,344 --> 00:15:46,414 いや そんな者の存在自体→ 212 00:15:46,414 --> 00:15:49,814 世の理が 姫様の味方をしている証しか…≫ 213 00:15:51,319 --> 00:15:53,721 (左門)お前の望みはなんだ?→ 214 00:15:53,721 --> 00:15:57,725 世界を滅ぼす危険を顧みず 誰を求める。 215 00:15:57,725 --> 00:16:00,311 葉風が ここに戻れば分かるさ。 216 00:16:00,311 --> 00:16:03,347 お前は まだ知る必要ねぇよ。 217 00:16:03,347 --> 00:16:06,817 (左門)姫様が戻れば… か。→ 218 00:16:06,817 --> 00:16:10,421 そうか ならば やむをえん。 219 00:16:10,421 --> 00:16:12,456 (葉風)これで詰みだ。 220 00:16:12,456 --> 00:16:14,756 左門 終わったな。 221 00:16:19,964 --> 00:16:24,452 ≪とはいえ 真広の妹が 1年前に殺されていなければ→ 222 00:16:24,452 --> 00:16:28,356 真広は 復讐を考えず 私に手を貸すことも→ 223 00:16:28,356 --> 00:16:32,643 こうして 左門に揺るがぬ態度を とることもなかったろう。→ 224 00:16:32,643 --> 00:16:35,413 捉え方によれば 真広の妹は→ 225 00:16:35,413 --> 00:16:38,916 私のために殺されたとも言える。→ 226 00:16:38,916 --> 00:16:43,387 しかし 殺されたのは 私が ここに放り出される前だ。→ 227 00:16:43,387 --> 00:16:47,187 はじまりの樹が 私のために そう仕組んだわけはあるまい≫ 228 00:16:48,743 --> 00:16:53,264 ≪これでいいのか? 葉風さんが 世界を救うならいい≫ 229 00:16:53,264 --> 00:16:55,783 ≪でも 左門って男の 言うとおりだったら→ 230 00:16:55,783 --> 00:16:59,420 葉風さんは この世界を滅ぼしてしまう≫ 231 00:16:59,420 --> 00:17:02,720 ≪それを 真広個人の望みで 決めていいのか?≫ 232 00:17:04,375 --> 00:17:08,846 真広 お前は 世界を救ってやるって言ったろ? 233 00:17:08,846 --> 00:17:11,916 下手すれば その逆になるかもしれないんだぞ。 234 00:17:11,916 --> 00:17:15,653 それは 理にかなってるのか? ふっ。 235 00:17:15,653 --> 00:17:18,272 この世界が おおむねでも正しいなら→ 236 00:17:18,272 --> 00:17:21,625 葉風を戻しても滅びやしねぇよ。 237 00:17:21,625 --> 00:17:24,178 でも どうしようもなく間違ってれば→ 238 00:17:24,178 --> 00:17:28,078 一度 滅んで造り直した方が よっぽど正しくねぇか? 239 00:17:29,650 --> 00:17:31,686 ≪そうか…≫ 240 00:17:31,686 --> 00:17:35,239 ≪真広にとって 愛花ちゃんを殺した この世界は→ 241 00:17:35,239 --> 00:17:37,792 とにかく気に入らないんだ≫ 242 00:17:37,792 --> 00:17:40,344 ≪どんな形であれ 修正されるなら→ 243 00:17:40,344 --> 00:17:43,247 筋が通ってるって考えてるんだ≫ 244 00:17:43,247 --> 00:17:45,282 ≪無理だ≫ 245 00:17:45,282 --> 00:17:49,070 ≪僕が真広を どうこうできるわけがない≫ 246 00:17:49,070 --> 00:17:51,889 ≪愛花ちゃんのために 何ができるか→ 247 00:17:51,889 --> 00:17:54,289 僕には分かりもしないのに…≫ 248 00:17:56,377 --> 00:17:58,696 ほら 鎖部左門→ 249 00:17:58,696 --> 00:18:02,066 さっさと 葉風を戻せよ。 250 00:18:02,066 --> 00:18:04,885 ドシューー! バシューー! 251 00:18:04,885 --> 00:18:06,885 ボゥン ボゥン ボゥン! 252 00:18:08,622 --> 00:18:10,875 (部下)結界の第1層に変化! 253 00:18:10,875 --> 00:18:14,128 (男たち)戻れ 戻れ 美しい…。 254 00:18:14,128 --> 00:18:17,548 (部下)現状が続けば 結界の消失は 時間の問題です! 255 00:18:17,548 --> 00:18:21,085 夏村! ヤツらの兵器を塵にしてくれ! 256 00:18:21,085 --> 00:18:24,488 3割だ。 それで 軍は立ち行かなくなる! 257 00:18:24,488 --> 00:18:26,488 (夏村)委細承知。 258 00:18:29,727 --> 00:18:32,646 (左門)少年 一つ問う。 259 00:18:32,646 --> 00:18:37,384 姫様が お前の望みを かなえられなければどうする? 260 00:18:37,384 --> 00:18:39,420 例えば→ 261 00:18:39,420 --> 00:18:42,356 姫様が すでに死んでいるとすれば。 262 00:18:42,356 --> 00:18:46,777 ふっ 例え話は リアリティーがあるのにしろよ。 263 00:18:46,777 --> 00:18:49,213 (左門)十分リアルだ。→ 264 00:18:49,213 --> 00:18:52,466 (通信)姫様は すでに死んでいる。 ん? 265 00:18:52,466 --> 00:18:54,466 (左門)見るがいい! 266 00:18:56,387 --> 00:19:01,292 樹の中の樹 大樹の中の大樹→ 267 00:19:01,292 --> 00:19:03,828 我が言葉において聞き届けよ。 268 00:19:21,278 --> 00:19:24,915 (左門)姫様は このように骨となっている。 269 00:19:24,915 --> 00:19:28,369 お前の望みをかなえる力はない。 270 00:19:28,369 --> 00:19:32,569 我々の邪魔をしても お前が得るものは何もないのだ。 271 00:19:34,892 --> 00:19:37,795 (潤一郎)((僕は 彼女の遺体を確認したんだ)) 272 00:19:37,795 --> 00:19:40,247 ((直感的に分かった→ 273 00:19:40,247 --> 00:19:42,750 これは葉風ちゃんだって)) 274 00:19:42,750 --> 00:19:47,137 ≪あれが葉風さんの骨? いやいや そんなわけないって≫ 275 00:19:47,137 --> 00:19:50,541 (葉風・通信)左門 こうして 今 貴様と話している私が→ 276 00:19:50,541 --> 00:19:52,593 死んでいるわけなかろう。 277 00:19:52,593 --> 00:19:55,779 よもや貴様 この私を幽霊とでも言うのか? 278 00:19:55,779 --> 00:19:57,898 (左門・通信)いえ。 279 00:19:57,898 --> 00:20:00,918 しかし これは あなたの全身骨格です。 280 00:20:00,918 --> 00:20:03,354 私が この手で この樽と共に→ 281 00:20:03,354 --> 00:20:05,754 孤島から持ち帰りました。 282 00:20:11,712 --> 00:20:15,232 (葉風)左門 貴様 何が言いたい。 283 00:20:24,058 --> 00:20:27,228 ≪潤兄さんが 見せられたという骨か≫ 284 00:20:27,228 --> 00:20:29,828 ≪あれを ここで持ち出して 何を…≫ 285 00:20:31,682 --> 00:20:35,719 姫様 今は何年です? 286 00:20:35,719 --> 00:20:38,155 何? 287 00:20:38,155 --> 00:20:42,159 (左門)その島で過ごされて 4か月ほどだそうですが→ 288 00:20:42,159 --> 00:20:45,813 今 西暦で言えば何年です? 289 00:20:50,217 --> 00:20:54,117 今は 西暦…。 290 00:20:55,489 --> 00:20:57,741 ピシャーン!(雷鳴) 291 00:21:07,001 --> 00:21:09,019 (葉風)どうした。→ 292 00:21:09,019 --> 00:21:12,306 (通信) 何か おかしなことを言ったか? 293 00:21:12,306 --> 00:21:15,392 葉風さん それ→ 294 00:21:15,392 --> 00:21:17,845 (通信)2年前の西暦ですよ? 295 00:21:29,223 --> 00:21:31,792 (葉風)2年?→ 296 00:21:31,792 --> 00:21:36,113 2年過ぎている? バカを言うな。→ 297 00:21:36,113 --> 00:21:39,566 私は この島で 4か月ほどしか 過ごしておらんぞ!→ 298 00:21:39,566 --> 00:21:42,766 いくらなんでも まるまる2年も勘違いするか! 299 00:21:44,071 --> 00:21:46,590 どういうことだ? 300 00:21:46,590 --> 00:21:49,143 姫様…→ 301 00:21:49,143 --> 00:21:53,647 そこは 我々にとって 2年前の世界です。 302 00:21:53,647 --> 00:21:57,047 姫様からすれば こちらは2年後の世界。 303 00:21:58,485 --> 00:22:01,355 (左門) 魔法による交信方法でなければ→ 304 00:22:01,355 --> 00:22:04,992 (通信)まず こんなことは 起こらなかったでしょう。 305 00:22:09,546 --> 00:22:13,884 魔法によって 今現在と2年前のその島が→ 306 00:22:13,884 --> 00:22:17,384 時間を越えて つながっているのです。 307 00:22:21,108 --> 00:22:23,777 時間を越えて!? 308 00:22:23,777 --> 00:22:25,777 ピシャーン! 309 00:24:04,732 --> 00:24:07,718 (山本) 姓は山本 名はエヴァンジェリン。 310 00:24:07,718 --> 00:24:10,922 ああ そこで勝手に死んでろ。 311 00:24:10,922 --> 00:24:13,958 (左門) なんだ? 何がどうなっている!? 312 00:24:13,958 --> 00:24:16,310 (愛花) 私のせいで 真広と吉野さんが→ 313 00:24:16,310 --> 00:24:18,563 殺し合う展開ですね。 314 00:24:18,563 --> 00:24:20,832 (葉風)信じられん…。 315 00:24:20,832 --> 00:24:23,201 真広 お前に→ 316 00:24:23,201 --> 00:24:26,201 愛花ちゃんの彼氏が誰だったか 教えてやる。