1 00:01:32,941 --> 00:01:35,277 (葉風・心の声)≪信じられん…。→ 2 00:01:35,277 --> 00:01:37,346 彼氏というひと言だけで→ 3 00:01:37,346 --> 00:01:40,315 状況が ひっくり返るとは…≫ 4 00:01:40,315 --> 00:01:43,385 ≪それらすべてを 天秤にかけてすら→ 5 00:01:43,385 --> 00:01:47,385 釣り合わぬまでに 愛花という少女は…≫ 6 00:01:51,159 --> 00:01:53,595 (滝川吉野)じゃあ→ 7 00:01:53,595 --> 00:01:55,695 立証を始めるぞ。 8 00:02:00,485 --> 00:02:04,473 この世と この世の理を造った はじまりの樹。 9 00:02:04,473 --> 00:02:07,526 葉風さんは その加護を最大限に受けている。 10 00:02:07,526 --> 00:02:10,145 真広 そんな葉風さんに→ 11 00:02:10,145 --> 00:02:13,615 完全に勝ち目がなくなる なんてことがあると思うか? 12 00:02:13,615 --> 00:02:16,852 (不破真広)はじまりの樹は 完全に目覚めていないから→ 13 00:02:16,852 --> 00:02:20,172 そんな隙もある って話じゃなかったか? 14 00:02:20,172 --> 00:02:24,659 はじまりの樹を倒せる絶園の樹が あんなにも でかくなってるんだ。 15 00:02:24,659 --> 00:02:27,846 理とやらも 少しは おかしくなるだろうよ。 16 00:02:27,846 --> 00:02:30,749 そうだね。 だから 葉風さんは今→ 17 00:02:30,749 --> 00:02:33,218 不利な状況に追い込まれている。 18 00:02:33,218 --> 00:02:36,738 でも 不利ってだけで 負けが決まったわけじゃない。 19 00:02:36,738 --> 00:02:40,138 考えてもみろ。 僕らは なぜ ここに来た。 20 00:02:41,610 --> 00:02:44,129 お前じゃなきゃ ここまで来れなかった。 21 00:02:44,129 --> 00:02:47,329 お前じゃなきゃ 葉風さんに手を貸しはしなかった。 22 00:02:48,683 --> 00:02:52,087 そんなお前が 葉風さんの人形を拾ったことを→ 23 00:02:52,087 --> 00:02:54,587 ただの偶然で片づけられるか? 24 00:02:58,210 --> 00:03:00,779 そんな偶然があるものか! 25 00:03:00,779 --> 00:03:05,784 そこには 葉風さんを勝たせる はじまりの樹の理があるはずだ! 26 00:03:05,784 --> 00:03:08,320 (左門) ≪この少年 よく言い切る…≫ 27 00:03:08,320 --> 00:03:11,120 それに 鎖部左門も変じゃないか? 28 00:03:12,591 --> 00:03:16,812 僕らが 時間を越えて 葉風さんと つながってるなんてむちゃを→ 29 00:03:16,812 --> 00:03:19,314 頭から確信してた。 30 00:03:19,314 --> 00:03:23,635 (通信)いくら魔法使いでも 最初に考える可能性か? 31 00:03:23,635 --> 00:03:27,722 (通信)まあ 時間のずれなんて 普通は考えねぇわな。 32 00:03:27,722 --> 00:03:29,758 だから 鎖部左門は→ 33 00:03:29,758 --> 00:03:32,194 僕らみたいなのが ここに来ることも→ 34 00:03:32,194 --> 00:03:34,246 葉風さんが 時間を越えてつながるのも→ 35 00:03:34,246 --> 00:03:36,746 最初から 想定していたとしか思えない。 36 00:03:38,233 --> 00:03:40,919 なんで そんなむちゃな想定をする? 37 00:03:40,919 --> 00:03:42,954 その事態をおそれ→ 38 00:03:42,954 --> 00:03:46,958 それに対応する手を 考えなければいけなかったからだ。 39 00:03:46,958 --> 00:03:49,561 へへっ。 ってことは→ 40 00:03:49,561 --> 00:03:52,330 今の状態じゃ まだ あいつの勝利は→ 41 00:03:52,330 --> 00:03:55,851 確定してないってことか。 そうだ。 42 00:03:55,851 --> 00:03:58,954 時間の檻に封じ込められている という葉風さんを→ 43 00:03:58,954 --> 00:04:03,058 ここに戻せる手があるってことだ。 (左門)くっ! 44 00:04:03,058 --> 00:04:05,961 鎖部左門は それをないと思わせ→ 45 00:04:05,961 --> 00:04:09,681 僕らと葉風さん… つまり この世の理をもだまし→ 46 00:04:09,681 --> 00:04:11,881 勝ちを得ようとしてるんだよ! 47 00:04:15,153 --> 00:04:18,523 (夏村) 魔具を身につけているようだが→ 48 00:04:18,523 --> 00:04:21,993 今の私に そのような付け焼き刃は→ 49 00:04:21,993 --> 00:04:26,281 通用せん! 退くが得策と心得られよ。 50 00:04:26,281 --> 00:04:28,550 (山本) 魔法には 過去に2回ばかり→ 51 00:04:28,550 --> 00:04:31,953 痛い目に遭わされてるの。 だから→ 52 00:04:31,953 --> 00:04:35,853 ここらで やり返しとかないと 気が収まらなくてね! 53 00:04:39,110 --> 00:04:43,548 名前を聞かせて 魔法使い。 54 00:04:43,548 --> 00:04:46,051 (夏村) 覚えてもらうほどの名前は→ 55 00:04:46,051 --> 00:04:48,051 持ち合わせていない! 56 00:04:50,755 --> 00:04:53,455 はあ~~! ガキン! 57 00:04:56,144 --> 00:04:58,244 (早河)あのバカ…。 58 00:05:00,549 --> 00:05:03,018 (自衛官)航空総隊より入電。→ 59 00:05:03,018 --> 00:05:07,706 三沢および 築城のFが 第1次近接航空支援のため出撃。→ 60 00:05:07,706 --> 00:05:10,775 富士到達まで 約30分。 61 00:05:10,775 --> 00:05:14,775 (早河)こうなったら とことん 時間稼ぎしてもらうしかあるまい。 62 00:05:16,198 --> 00:05:18,216 面白いな。 63 00:05:18,216 --> 00:05:21,953 この世の理が味方する葉風には 勝てねぇ。 64 00:05:21,953 --> 00:05:25,207 でも 葉風に 完全に負けたと思わせ→ 65 00:05:25,207 --> 00:05:29,911 自分から勝つ可能性を 抵抗する意志を捨てさせれば→ 66 00:05:29,911 --> 00:05:32,447 あるいは… か? 67 00:05:32,447 --> 00:05:35,300 時間の檻なんてものに 閉じ込められたら→ 68 00:05:35,300 --> 00:05:38,019 普通は絶望するからな。 69 00:05:38,019 --> 00:05:40,839 鎖部左門の狙いは それだ。 70 00:05:40,839 --> 00:05:43,225 (通信) 葉風さんが絶望している間に→ 71 00:05:43,225 --> 00:05:47,279 絶園の樹を復活させる。 その時間さえ稼げれば→ 72 00:05:47,279 --> 00:05:50,782 あとでバレても かまわないってわけだ。 73 00:05:50,782 --> 00:05:53,382 どうです? 左門さん。 74 00:05:56,571 --> 00:06:01,092 ≪確かに 我らの狙いは それだ≫ 75 00:06:01,092 --> 00:06:04,646 ≪この世の理が味方する姫様には 勝てん≫ 76 00:06:04,646 --> 00:06:08,633 ≪不利な状況を作り出すのが 精一杯だ≫ 77 00:06:08,633 --> 00:06:11,953 ≪だが どうにか それには成功した≫ 78 00:06:11,953 --> 00:06:14,556 ≪考えに考えて組み上げた→ 79 00:06:14,556 --> 00:06:19,210 姫様と世の理をだます策が 見事に はまっていたのだ≫ 80 00:06:19,210 --> 00:06:21,680 ≪それを…→ 81 00:06:21,680 --> 00:06:25,216 それを こうも たやすく見抜かれるとは…≫ 82 00:06:25,216 --> 00:06:29,504 ≪これも 姫様に味方する 世の理ゆえか?≫ 83 00:06:29,504 --> 00:06:32,774 ≪だが まだ完全に我らの策を→ 84 00:06:32,774 --> 00:06:35,277 見抜かれたわけではない≫ 85 00:06:39,314 --> 00:06:44,286 なるほど 一応 筋は通っているな。 だが→ 86 00:06:44,286 --> 00:06:47,186 (通信) 肝心の問題を解決していないぞ。 87 00:06:49,441 --> 00:06:51,793 (葉風・通信)そうだ 吉野。→ 88 00:06:51,793 --> 00:06:55,593 貴様の言うことは そうとも考えられるというだけだ。 89 00:06:57,215 --> 00:07:01,953 (左門)2年前の時空間に 姫様が 閉じ込められているのは事実だ。→ 90 00:07:01,953 --> 00:07:05,557 その姫様を どうやって ここに戻せる?→ 91 00:07:05,557 --> 00:07:09,110 死体も そこに吊るされているのだぞ。 92 00:07:09,110 --> 00:07:13,615 その絶対的な時間の檻を お前は破れるというのか? 93 00:07:13,615 --> 00:07:15,633 破れはせん! 94 00:07:15,633 --> 00:07:18,953 ならば お前の仮説は 砂の城も同じ。 95 00:07:18,953 --> 00:07:22,440 非現実的な言葉遊びにすぎん! 96 00:07:22,440 --> 00:07:24,776 だな 吉野。 97 00:07:24,776 --> 00:07:28,880 俺も この時間の檻ってやつを 破れるとは思えねぇよ。 98 00:07:28,880 --> 00:07:31,249 破れたら 過去を変えちまう。 99 00:07:31,249 --> 00:07:34,819 タイムパラドックスが起きる。 ありえねぇ。 100 00:07:34,819 --> 00:07:37,022 それでも 破れる根拠か→ 101 00:07:37,022 --> 00:07:39,991 具体的な方法が立証できなきゃ→ 102 00:07:39,991 --> 00:07:42,377 お前の側にはつけねぇぞ? 103 00:07:42,377 --> 00:07:46,281 (左門)≪それでいい それが当然の判断だ≫ 104 00:07:46,281 --> 00:07:49,484 ≪ただし 時間の檻を破る方法は→ 105 00:07:49,484 --> 00:07:52,320 存在するのだがな≫ 106 00:07:52,320 --> 00:07:55,974 ≪姫様が勝つというのが この世の理≫ 107 00:07:55,974 --> 00:07:59,461 ≪それを 逆に利用するのだ≫ 108 00:07:59,461 --> 00:08:03,048 ≪鎖部一族が 三代にわたって試行を重ね→ 109 00:08:03,048 --> 00:08:05,417 ようやく編み出した≫ 110 00:08:05,417 --> 00:08:09,454 ≪姫様でさえ そう簡単に 考えつくものではない≫ 111 00:08:09,454 --> 00:08:13,475 ≪ましてや 魔法について ろくに知らぬ少年になど…≫ 112 00:08:13,475 --> 00:08:16,978 いや 時間の檻自体 錯覚なんだよ。 113 00:08:16,978 --> 00:08:20,615 タイムパラドックスもない。 (左門)あぁ…。 114 00:08:24,002 --> 00:08:27,288 僕らは 2年間の時間のずれがあると→ 115 00:08:27,288 --> 00:08:29,388 思い込まされてるだけなんだ。 116 00:08:31,176 --> 00:08:34,062 ≪この少年は 何を言っている!?≫ 117 00:08:34,062 --> 00:08:38,083 葉風さん あなたは その島で4か月ほど過ごした。 118 00:08:38,083 --> 00:08:40,168 それは間違いありませんね? 119 00:08:42,954 --> 00:08:45,654 日数は きちんと数えていた。 120 00:08:47,425 --> 00:08:49,444 でも 葉風さん→ 121 00:08:49,444 --> 00:08:51,880 (通信)その島に 放り出されるまでの時間は→ 122 00:08:51,880 --> 00:08:54,349 計算に 入れてないんじゃありませんか? 123 00:08:54,349 --> 00:08:56,785 えっ? (通信)あなたは→ 124 00:08:56,785 --> 00:08:59,120 鎖部左門によって眠らされ→ 125 00:08:59,120 --> 00:09:02,223 樽詰めにされて そこに放り出された。 126 00:09:02,223 --> 00:09:05,043 そう思ってますよね? あぁ…。 127 00:09:05,043 --> 00:09:07,078 でも→ 128 00:09:07,078 --> 00:09:09,881 2年間 こちらで眠らされたあと→ 129 00:09:09,881 --> 00:09:13,881 樽詰めにされて そこに 放り出されていたらどうします? 130 00:09:20,308 --> 00:09:22,861 (通信) 眠らされていた葉風さんは→ 131 00:09:22,861 --> 00:09:26,448 自分の外で 2年が過ぎたことに気付きません。 132 00:09:26,448 --> 00:09:29,984 時間の経過が分かる材料が まるでない無人島で→ 133 00:09:29,984 --> 00:09:33,555 この人形を通して 僕らとつながれば…。 134 00:09:33,555 --> 00:09:38,660 私は 2年後の未来世界と つながっていると思い込む。 135 00:09:38,660 --> 00:09:42,614 寝てる間に 2年過ぎたのを 知らないヤツと話したら→ 136 00:09:42,614 --> 00:09:44,649 そりゃ2年ずれるか。 137 00:09:44,649 --> 00:09:48,119 ≪違うぞ お前たちは間違っている!≫ 138 00:09:48,119 --> 00:09:50,155 同じ時空間にいても→ 139 00:09:50,155 --> 00:09:53,691 遠距離だと 時を越えて 会話してるように思える。 140 00:09:53,691 --> 00:09:56,511 この時間の檻は 物理的な檻じゃない。 141 00:09:56,511 --> 00:09:58,711 心理的な錯覚の檻なんだ! 142 00:10:00,064 --> 00:10:02,584 あっ…。 でもよ 吉野→ 143 00:10:02,584 --> 00:10:06,421 その骨はなんだ? あの潤一郎ってヤツは それを→ 144 00:10:06,421 --> 00:10:10,692 葉風のものと確認したんだろ? なっ!? 145 00:10:10,692 --> 00:10:13,728 2年も 彼女の体を好きにできるんだ。 146 00:10:13,728 --> 00:10:17,448 この骨だって 僕らをだます小道具なんだよ。 147 00:10:17,448 --> 00:10:19,734 一人の人間を 2年も眠らせたのを→ 148 00:10:19,734 --> 00:10:22,287 気付かせないのは 大変だろうけど→ 149 00:10:22,287 --> 00:10:25,390 でも ある程度 魔法を利用できるし→ 150 00:10:25,390 --> 00:10:28,076 手間を惜しまなければ… そうしなければ→ 151 00:10:28,076 --> 00:10:30,845 葉風さんをだませないとなれば やったはずだ。 152 00:10:30,845 --> 00:10:35,517 ふっ。 こいつら 手間だけは惜しみそうにねぇよな。 153 00:10:35,517 --> 00:10:38,152 (通信)これで 僕らの勝利条件は→ 154 00:10:38,152 --> 00:10:41,256 葉風さんの描いたものに戻った。 155 00:10:41,256 --> 00:10:46,060 その葉風さんが 時間の檻に 閉じ込められていないなら…。 156 00:10:46,060 --> 00:10:48,079 真広! 157 00:10:48,079 --> 00:10:50,648 この魔具を発動させれば→ 158 00:10:50,648 --> 00:10:55,336 左門の野郎は 葉風を ここに戻さざるをえなくなる。 159 00:10:55,336 --> 00:10:57,772 (左門)いや…。 ぐだぐだせずに→ 160 00:10:57,772 --> 00:11:00,708 一発で 葉風の勝ちが決まるってわけか。 161 00:11:00,708 --> 00:11:04,708 (左門)いや…。 最初から 俺らの計画どおり。 162 00:11:06,197 --> 00:11:08,216 いや 待て 待て 待て! 163 00:11:08,216 --> 00:11:10,251 待て~~!! 164 00:11:10,251 --> 00:11:14,289 我らは 2年も 姫様を眠らせるなどしておらん!! 165 00:11:14,289 --> 00:11:17,959 その骨も 姫様のもので間違いない!! 166 00:11:17,959 --> 00:11:20,044 ≪冗談ではないぞ!≫ 167 00:11:20,044 --> 00:11:24,082 ≪そんな でたらめな理屈で 魔具を発動させられるなど…≫ 168 00:11:24,082 --> 00:11:26,117 ≪これは冤罪だ≫ 169 00:11:26,117 --> 00:11:28,369 ≪偽証による冤罪だ!≫ 170 00:11:28,369 --> 00:11:31,072 証拠がありますか? なっ!? 171 00:11:31,072 --> 00:11:34,926 葉風さんの時間感覚が 信用できないとなれば→ 172 00:11:34,926 --> 00:11:37,912 時間がずれている証拠なんて ありませんよ。 173 00:11:37,912 --> 00:11:39,948 だいたい いくら魔法でも→ 174 00:11:39,948 --> 00:11:43,017 時間を越えて会話できるなんて 非常識です。 175 00:11:43,017 --> 00:11:45,517 それを信じる方がどうかしてる。 176 00:11:47,622 --> 00:11:50,475 (左門)≪今更 常識もないだろう≫ 177 00:11:50,475 --> 00:11:53,995 ≪第一 現実に 時を越えているんだ≫ 178 00:11:56,014 --> 00:11:58,716 真広 魔具を発動させろ! 179 00:11:58,716 --> 00:12:00,716 それで葉風さんを救える! 180 00:12:02,654 --> 00:12:04,756 お前の望みもかなう。 181 00:12:04,756 --> 00:12:07,859 これ以上の悲劇は 避けられるんだ! 182 00:12:07,859 --> 00:12:09,877 ≪しまった!≫ 183 00:12:09,877 --> 00:12:12,747 ≪あの少年は 完全に間違っている≫ 184 00:12:12,747 --> 00:12:15,950 ≪だが それは関係ないのだ≫ 185 00:12:15,950 --> 00:12:18,152 ≪魔具を発動させられたら→ 186 00:12:18,152 --> 00:12:22,106 私は 姫様を ここに… ここに戻せる≫ 187 00:12:22,106 --> 00:12:25,206 ≪いや 戻さざるをえない!≫ 188 00:12:27,045 --> 00:12:29,981 ≪理屈など でたらめでもいい≫ 189 00:12:29,981 --> 00:12:34,268 ≪彼に引き金を引かせさえすれば あの少年の勝ち!≫ 190 00:12:37,639 --> 00:12:42,126 ≪いや 姫様が勝つ≫ 191 00:12:42,126 --> 00:12:44,726 ≪でたらめでも 結果は同じなのだ≫ 192 00:12:50,435 --> 00:12:53,054 ≪なんと狡猾な…≫ 193 00:12:53,054 --> 00:12:56,307 ≪一族の総力をかけた 本物の時間の檻を→ 194 00:12:56,307 --> 00:12:59,377 そんな奇策で破ろうというのか≫ 195 00:12:59,377 --> 00:13:02,130 ≪ならん! ならんぞ!≫ 196 00:13:02,130 --> 00:13:06,768 ≪だが 時間のずれを どうやって証明すれば…≫ 197 00:13:06,768 --> 00:13:09,487 ≪よし 焦ってる≫ 198 00:13:09,487 --> 00:13:12,790 ≪この間に 真広と葉風さんが 動いてくれれば…≫ 199 00:13:12,790 --> 00:13:16,944 ≪また三人で 力を合わせることができれば→ 200 00:13:16,944 --> 00:13:18,980 勝てる≫ 201 00:13:18,980 --> 00:13:20,980 ≪勝てるはず!≫ 202 00:13:30,691 --> 00:13:32,791 ふん! ガキン! 203 00:13:39,133 --> 00:13:42,870 ゴォーー(戦闘機のエンジン音) ふふっ。 204 00:13:42,870 --> 00:13:45,170 バシューー! バシューー! 205 00:13:49,993 --> 00:13:52,996 (宇津井)来たな。 近接航空支援! 206 00:13:52,996 --> 00:13:55,399 バシューー! バシューー! 207 00:13:55,399 --> 00:13:59,303 (男たち)戻れ 戻れ 戻れ…。 208 00:13:59,303 --> 00:14:02,656 (部下)哲馬殿! 結界第1層 もう もちません! 209 00:14:02,656 --> 00:14:06,293 (哲馬)くそっ! ヤツら 出し惜しみはなしか。 210 00:14:06,293 --> 00:14:09,229 もはや こちらも手段を選ばん。→ 211 00:14:09,229 --> 00:14:14,151 結界第1層および 第2層の維持を 一時的に放棄!→ 212 00:14:14,151 --> 00:14:17,171 その人員を 復活の儀式に回せ!→ 213 00:14:17,171 --> 00:14:21,792 儀式を加速させる! (男たち)果実 果実。 214 00:14:21,792 --> 00:14:25,295 (左門) 惑わされるな! お前の友人は→ 215 00:14:25,295 --> 00:14:28,265 時間がずれていないことを 証明していない。→ 216 00:14:28,265 --> 00:14:33,170 魔具を発動していい条件など 何一つ証明しておらんぞ! 217 00:14:33,170 --> 00:14:35,823 ≪吉野の理屈は はったりくさい≫ 218 00:14:35,823 --> 00:14:37,875 ≪リスクも まだ高い≫ 219 00:14:37,875 --> 00:14:41,395 ≪だが そいつに乗れるだけの 舞台は作ってやがる≫ 220 00:14:41,395 --> 00:14:43,747 ≪左門が このまま 手を打てないなら→ 221 00:14:43,747 --> 00:14:46,547 条件的には 吉野の方が…≫ 222 00:14:48,468 --> 00:14:51,505 ≪吉野の論は かなり際どい≫ 223 00:14:51,505 --> 00:14:54,124 ≪だが 左門の態度も腑に落ちん≫ 224 00:14:54,124 --> 00:14:56,924 ≪時間の檻に 秘密があるからか?≫ 225 00:14:58,662 --> 00:15:00,697 ≪なら→ 226 00:15:00,697 --> 00:15:05,052 この強手 通すだけの価値はあるか≫ 227 00:15:08,589 --> 00:15:11,542 ≪やはり 時間のずれを証明せねば→ 228 00:15:11,542 --> 00:15:13,861 押し切られかねん≫ 229 00:15:13,861 --> 00:15:18,332 ≪孤島と ここに 2年のずれが あるのは事実だというのに→ 230 00:15:18,332 --> 00:15:21,501 証明に苦しめられるとは…≫ 231 00:15:21,501 --> 00:15:24,901 ≪あの骨は 確かに 島から持ち帰った姫様の…≫ 232 00:15:26,790 --> 00:15:30,394 ≪一緒に持ち帰った? はっ!≫ 233 00:15:30,394 --> 00:15:32,829 (左門)樽だ。 ん? 234 00:15:32,829 --> 00:15:35,566 その樽だ! ん? 235 00:15:35,566 --> 00:15:37,851 樽? (左門)そうだ!→ 236 00:15:37,851 --> 00:15:41,004 姫様のそばに樽はあるな? あるはずだ!! 237 00:15:41,004 --> 00:15:44,004 ごほっ… ごほごほっ ごほごほっ! 238 00:15:46,460 --> 00:15:50,781 (通信)葉風さん? (葉風)ああ 樽はある。 239 00:15:50,781 --> 00:15:53,817 (左門・通信) 私は樽を 姫様の骨と共に→ 240 00:15:53,817 --> 00:15:57,721 孤島から持ち帰った。 つまり→ 241 00:15:57,721 --> 00:16:02,593 姫様のところにある樽と ここにある樽は同じもの。 242 00:16:02,593 --> 00:16:06,113 (左門)ここと孤島で 2年もの時間がずれているから→ 243 00:16:06,113 --> 00:16:09,516 同じ樽が 2つの場所で確認できるのだ! 244 00:16:09,516 --> 00:16:13,020 同じ樽という証拠はないでしょう? 245 00:16:13,020 --> 00:16:15,639 (左門・通信)だが 証拠があれば→ 246 00:16:15,639 --> 00:16:18,909 時間のずれも証明されよう。→ 247 00:16:18,909 --> 00:16:22,963 なんでもいい。 姫様に お前が適当に決めた言葉を→ 248 00:16:22,963 --> 00:16:25,363 樽のどこかに刻んでいただけ。 249 00:16:26,733 --> 00:16:30,087 2つの樽が違う樽なら何もない。→ 250 00:16:30,087 --> 00:16:32,389 だが 同じ樽であれば→ 251 00:16:32,389 --> 00:16:35,642 お前が 自由に選んだはずの言葉が→ 252 00:16:35,642 --> 00:16:38,742 今そこにある樽に 刻まれることになる。 253 00:16:40,681 --> 00:16:42,683 いいでしょう。 254 00:16:42,683 --> 00:16:46,370 葉風さん これから言う言葉を 書いてください。 255 00:16:46,370 --> 00:16:48,405 (葉風・通信)分かった。 256 00:16:48,405 --> 00:16:50,757 ガシャン! 257 00:16:50,757 --> 00:16:53,760 (通信)では こう書いてください。 258 00:16:59,066 --> 00:17:01,101 よし。 259 00:17:17,551 --> 00:17:20,554 (葉風・通信) 書いたぞ。 樽の下辺りだ。 260 00:17:20,554 --> 00:17:22,554 分かりました。 261 00:17:24,941 --> 00:17:28,241 ≪必ずあるはず… 決まりだ≫ 262 00:17:36,336 --> 00:17:38,855 僕の言葉どおり刻まれています。 263 00:17:38,855 --> 00:17:41,955 なぜか びっくりマークも 刻んでありますが…。 264 00:17:43,393 --> 00:17:46,697 ついでだ。 どうやら この2つの樽は→ 265 00:17:46,697 --> 00:17:48,997 同じ樽で間違いないな。 266 00:17:52,185 --> 00:17:54,504 結論が出たようだな。 267 00:17:54,504 --> 00:17:59,009 1つの樽が 別々の場所に 同時に存在することはできない。→ 268 00:17:59,009 --> 00:18:01,028 できるのは 孤島と ここで→ 269 00:18:01,028 --> 00:18:04,164 大きく 時間がずれている場合だけだ!→ 270 00:18:04,164 --> 00:18:06,950 少年 証明終了だ。→ 271 00:18:06,950 --> 00:18:09,619 お前の奇策は破れた! 272 00:18:09,619 --> 00:18:11,655 バシューー! 273 00:18:11,655 --> 00:18:13,655 ドカン! ドカン! 274 00:18:21,264 --> 00:18:25,218 大したものだ。 こちらも 相当 消耗した。 275 00:18:25,218 --> 00:18:28,955 再び 軍の戦力を削るのは 骨が折れよう。 276 00:18:35,896 --> 00:18:37,996 (山本)ま… 待て…。 277 00:18:39,616 --> 00:18:42,385 ≪(潤一郎)待ちなよ 魔法使い君。 278 00:18:45,906 --> 00:18:49,760 (夏村)じゅ… 潤一郎殿。 279 00:18:49,760 --> 00:18:54,631 (潤一郎)やあ。 もう少し つきあっていきなよ。→ 280 00:18:54,631 --> 00:18:58,568 ほら お菓子もあるんだよ。 281 00:18:58,568 --> 00:19:01,168 (夏村)潤一郎殿 何を…。 282 00:19:09,279 --> 00:19:11,298 (潤一郎)風が…。 283 00:19:18,054 --> 00:19:20,490 (左門) すべて はっきりしただろう。 284 00:19:20,490 --> 00:19:25,328 分かったら お前も 不用意に 魔具を発動させようとするな。→ 285 00:19:25,328 --> 00:19:28,515 じき お前の妹を殺した犯人を 連れてくるゆえ…。 286 00:19:28,515 --> 00:19:30,715 いつまで うなだれてんだよ! 287 00:19:33,053 --> 00:19:35,138 (葉風・通信)そうだ 吉野。 288 00:19:35,138 --> 00:19:38,925 (葉風)うなだれるな! いや 先にうなだれた私が愚かだった。 289 00:19:38,925 --> 00:19:42,295 うん? (葉風)吉野 結論は違っていたが→ 290 00:19:42,295 --> 00:19:44,865 貴様の考え方は正しい。 291 00:19:44,865 --> 00:19:47,651 この世の理は 私の味方だ。→ 292 00:19:47,651 --> 00:19:51,221 (通信)私も感じた。 左門は 何かを隠している。 293 00:19:51,221 --> 00:19:53,773 あっ! (葉風・通信)時間を越える方法は→ 294 00:19:53,773 --> 00:19:55,809 まだ具体的には分からん。 295 00:19:55,809 --> 00:19:57,878 だが 諦めるな!→ 296 00:19:57,878 --> 00:20:01,915 (通信)貴様一人では無理でも 私の魔法の知識を重ねれば→ 297 00:20:01,915 --> 00:20:06,036 必ず見つけられる。 方法は きっとある。 298 00:20:06,036 --> 00:20:09,306 ああ 確かに 方法はありそうだな。 299 00:20:09,306 --> 00:20:11,791 実際 声は時間を越えてるんだ。 300 00:20:11,791 --> 00:20:16,062 魔法を どうにか応用すりゃ 肉体も越えられそうじゃねぇか。 301 00:20:16,062 --> 00:20:18,932 おい 何を言っている。 ん? 302 00:20:18,932 --> 00:20:23,053 私との取り引きを無視する気か!? 約束が違うぞ! 303 00:20:23,053 --> 00:20:25,088 約束は守るさ。 304 00:20:25,088 --> 00:20:27,874 愛花を殺したヤツが 連れてこられれば→ 305 00:20:27,874 --> 00:20:30,393 葉風も吉野も 切り捨てる。 306 00:20:30,393 --> 00:20:32,762 この魔具も 肝心の時間を→ 307 00:20:32,762 --> 00:20:36,233 (通信)越える魔法が分かんねぇのに 発動させたりはしねぇ。 308 00:20:36,233 --> 00:20:38,251 だがな…。 うっ! 309 00:20:38,251 --> 00:20:40,837 お前に うまくだまして 出し抜いてやったって→ 310 00:20:40,837 --> 00:20:43,823 いい気になられるのは むかつく。 311 00:20:43,823 --> 00:20:47,594 だから 時間を越える方法を ちょいと考えてみるか→ 312 00:20:47,594 --> 00:20:50,194 って気分になっただけだ。 くっ…。 313 00:20:51,615 --> 00:20:54,115 吉野 頭 切り替えろ。 314 00:20:55,468 --> 00:21:00,290 っていうか お前 最初から こうなるの狙ってたろ? 315 00:21:00,290 --> 00:21:03,927 (通信)むちゃな仮説を わざと 左門にぶつけて動揺させ→ 316 00:21:03,927 --> 00:21:06,963 葉風を立ち直らせる きっかけにする。 317 00:21:06,963 --> 00:21:10,133 ついでに 俺も そんな気にさせる。 318 00:21:10,133 --> 00:21:12,933 狙ってなかったとは言わせねぇぞ? 319 00:21:18,642 --> 00:21:21,428 (左門)≪そっ そんな…≫ 320 00:21:21,428 --> 00:21:25,815 ≪私が あの少年の思惑に はまっていただけだというのか!?≫ 321 00:21:25,815 --> 00:21:29,715 吉野… 貴様 意外に性格悪いな。 322 00:21:31,254 --> 00:21:33,823 喜ぶのは まだ早いですよ。 323 00:21:33,823 --> 00:21:37,777 愛花ちゃんを殺した犯人が ここに連れてこられる前に→ 324 00:21:37,777 --> 00:21:41,798 時間を越える方法を 見つけなければいけません。 325 00:21:41,798 --> 00:21:43,817 そうだな? 真広。 326 00:21:43,817 --> 00:21:46,703 ああ。 その方法が 俺にとって→ 327 00:21:46,703 --> 00:21:50,173 都合の悪いものって可能性もある。 328 00:21:50,173 --> 00:21:53,073 今の段階じゃ 葉風にはつけねぇ。 329 00:21:54,494 --> 00:21:56,513 ただ→ 330 00:21:56,513 --> 00:21:59,099 犯人が連れてこられるまでは→ 331 00:21:59,099 --> 00:22:02,285 その方法を考えるくらいは してやるよ。 332 00:22:06,589 --> 00:22:11,127 案ずるな 吉野。 今や風は こちらに吹いている。→ 333 00:22:11,127 --> 00:22:13,647 (通信) お前が 私を奮い立たせた時点で→ 334 00:22:13,647 --> 00:22:15,647 風向きは変わったのだ。 335 00:22:17,801 --> 00:22:21,671 (葉風)では 破るぞ 時間の檻を。→ 336 00:22:21,671 --> 00:22:23,771 方法は 必ずある! 337 00:24:02,490 --> 00:24:04,525 (愛花)機嫌が悪いですね。 338 00:24:04,525 --> 00:24:08,296 犯人が分かったんだ。 早く連れてこさせろよ。 339 00:24:08,296 --> 00:24:11,983 (山本)うそ…。 (夏村)戦術的撤退だ! 340 00:24:11,983 --> 00:24:14,035 (葉風)まさか…。 341 00:24:14,035 --> 00:24:16,988 (潤一郎) 男じゃないだろう! 違うかい!? 342 00:24:16,988 --> 00:24:19,590 (葉風) いるかもしれんのだ… ただ一人→ 343 00:24:19,590 --> 00:24:21,609 魔法の網にかからぬ者が! 344 00:24:21,609 --> 00:24:24,009 (左門)バ… バカな!