1 00:01:34,639 --> 00:01:54,592 ♪♪~ 2 00:01:54,592 --> 00:02:04,585 ♪♪~ 3 00:02:04,585 --> 00:02:17,448 ♪♪~ 4 00:02:17,448 --> 00:02:20,118 ♪♪~ 5 00:02:20,118 --> 00:02:36,284 ♪♪~ 6 00:02:36,284 --> 00:02:39,887 ♪♪~ 7 00:02:39,887 --> 00:02:49,664 ♪♪~ 8 00:02:49,664 --> 00:03:02,364 ♪♪~ 9 00:03:04,595 --> 00:03:07,081 ザァーー(雨音) 10 00:03:07,081 --> 00:03:09,417 (葉風・心の声)≪信じられん…。→ 11 00:03:09,417 --> 00:03:11,486 彼氏というひと言だけで→ 12 00:03:11,486 --> 00:03:14,455 状況が ひっくり返るとは…≫ 13 00:03:14,455 --> 00:03:17,525 ≪それらすべてを 天秤にかけてすら→ 14 00:03:17,525 --> 00:03:21,525 釣り合わぬまでに 愛花という少女は…≫ 15 00:03:25,299 --> 00:03:27,735 (滝川吉野)じゃあ→ 16 00:03:27,735 --> 00:03:29,835 立証を始めるぞ。 17 00:03:34,625 --> 00:03:38,613 この世と この世の理を造った はじまりの樹。 18 00:03:38,613 --> 00:03:41,666 葉風さんは その加護を最大限に受けている。 19 00:03:41,666 --> 00:03:44,285 真広 そんな葉風さんに→ 20 00:03:44,285 --> 00:03:47,755 完全に勝ち目がなくなる なんてことがあると思うか? 21 00:03:47,755 --> 00:03:50,992 (不破真広)はじまりの樹は 完全に目覚めていないから→ 22 00:03:50,992 --> 00:03:54,312 そんな隙もある って話じゃなかったか? 23 00:03:54,312 --> 00:03:58,799 はじまりの樹を倒せる絶園の樹が あんなにも でかくなってるんだ。 24 00:03:58,799 --> 00:04:01,986 理とやらも 少しは おかしくなるだろうよ。 25 00:04:01,986 --> 00:04:04,889 そうだね。 だから 葉風さんは今→ 26 00:04:04,889 --> 00:04:07,358 不利な状況に追い込まれている。 27 00:04:07,358 --> 00:04:10,878 でも 不利ってだけで 負けが決まったわけじゃない。 28 00:04:10,878 --> 00:04:14,278 考えてもみろ。 僕らは なぜ ここに来た。 29 00:04:15,750 --> 00:04:18,269 お前じゃなきゃ ここまで来れなかった。 30 00:04:18,269 --> 00:04:21,469 お前じゃなきゃ 葉風さんに手を貸しはしなかった。 31 00:04:22,823 --> 00:04:26,227 そんなお前が 葉風さんの人形を拾ったことを→ 32 00:04:26,227 --> 00:04:28,727 ただの偶然で片づけられるか? 33 00:04:32,350 --> 00:04:34,919 そんな偶然があるものか! 34 00:04:34,919 --> 00:04:39,924 そこには 葉風さんを勝たせる はじまりの樹の理があるはずだ! 35 00:04:39,924 --> 00:04:42,460 (左門) ≪この少年 よく言い切る…≫ 36 00:04:42,460 --> 00:04:45,260 それに 鎖部左門も変じゃないか? 37 00:04:46,731 --> 00:04:50,952 僕らが 時間を越えて 葉風さんと つながってるなんてむちゃを→ 38 00:04:50,952 --> 00:04:53,454 頭から確信してた。 39 00:04:53,454 --> 00:04:57,775 (通信)いくら魔法使いでも 最初に考える可能性か? 40 00:04:57,775 --> 00:05:01,862 (通信)まあ 時間のずれなんて 普通は考えねぇわな。 41 00:05:01,862 --> 00:05:03,898 だから 鎖部左門は→ 42 00:05:03,898 --> 00:05:06,334 僕らみたいなのが ここに来ることも→ 43 00:05:06,334 --> 00:05:08,386 葉風さんが 時間を越えてつながるのも→ 44 00:05:08,386 --> 00:05:10,886 最初から 想定していたとしか思えない。 45 00:05:12,373 --> 00:05:15,059 なんで そんなむちゃな想定をする? 46 00:05:15,059 --> 00:05:17,094 その事態をおそれ→ 47 00:05:17,094 --> 00:05:21,098 それに対応する手を 考えなければいけなかったからだ。 48 00:05:21,098 --> 00:05:23,701 へへっ。 ってことは→ 49 00:05:23,701 --> 00:05:26,470 今の状態じゃ まだ あいつの勝利は→ 50 00:05:26,470 --> 00:05:29,991 確定してないってことか。 そうだ。 51 00:05:29,991 --> 00:05:33,094 時間の檻に封じ込められている という葉風さんを→ 52 00:05:33,094 --> 00:05:37,198 ここに戻せる手があるってことだ。 (左門)くっ! 53 00:05:37,198 --> 00:05:40,101 鎖部左門は それをないと思わせ→ 54 00:05:40,101 --> 00:05:43,821 僕らと葉風さん… つまり この世の理をもだまし→ 55 00:05:43,821 --> 00:05:46,021 勝ちを得ようとしてるんだよ! 56 00:05:49,293 --> 00:05:52,663 (夏村) 魔具を身につけているようだが→ 57 00:05:52,663 --> 00:05:56,133 今の私に そのような付け焼き刃は→ 58 00:05:56,133 --> 00:06:00,421 通用せん! 退くが得策と心得られよ。 59 00:06:00,421 --> 00:06:02,690 (山本) 魔法には 過去に2回ばかり→ 60 00:06:02,690 --> 00:06:06,093 痛い目に遭わされてるの。 だから→ 61 00:06:06,093 --> 00:06:09,993 ここらで やり返しとかないと 気が収まらなくてね! 62 00:06:13,250 --> 00:06:17,688 名前を聞かせて 魔法使い。 63 00:06:17,688 --> 00:06:20,191 (夏村) 覚えてもらうほどの名前は→ 64 00:06:20,191 --> 00:06:22,191 持ち合わせていない! 65 00:06:24,895 --> 00:06:27,595 はあ~~! ガキン! 66 00:06:30,284 --> 00:06:32,384 (早河)あのバカ…。 67 00:06:34,689 --> 00:06:37,158 (自衛官)航空総隊より入電。→ 68 00:06:37,158 --> 00:06:41,846 三沢および 築城のFが 第1次近接航空支援のため出撃。→ 69 00:06:41,846 --> 00:06:44,915 富士到達まで 約30分。 70 00:06:44,915 --> 00:06:48,915 (早河)こうなったら とことん 時間稼ぎしてもらうしかあるまい。 71 00:06:50,338 --> 00:06:52,356 面白いな。 72 00:06:52,356 --> 00:06:56,093 この世の理が味方する葉風には 勝てねぇ。 73 00:06:56,093 --> 00:06:59,347 でも 葉風に 完全に負けたと思わせ→ 74 00:06:59,347 --> 00:07:04,051 自分から勝つ可能性を 抵抗する意志を捨てさせれば→ 75 00:07:04,051 --> 00:07:06,587 あるいは… か? 76 00:07:06,587 --> 00:07:09,440 時間の檻なんてものに 閉じ込められたら→ 77 00:07:09,440 --> 00:07:12,159 普通は絶望するからな。 78 00:07:12,159 --> 00:07:14,979 鎖部左門の狙いは それだ。 79 00:07:14,979 --> 00:07:17,365 (通信) 葉風さんが絶望している間に→ 80 00:07:17,365 --> 00:07:21,419 絶園の樹を復活させる。 その時間さえ稼げれば→ 81 00:07:21,419 --> 00:07:24,922 あとでバレても かまわないってわけだ。 82 00:07:24,922 --> 00:07:27,522 どうです? 左門さん。 83 00:07:30,711 --> 00:07:35,232 ≪確かに 我らの狙いは それだ≫ 84 00:07:35,232 --> 00:07:38,786 ≪この世の理が味方する姫様には 勝てん≫ 85 00:07:38,786 --> 00:07:42,773 ≪不利な状況を作り出すのが 精一杯だ≫ 86 00:07:42,773 --> 00:07:46,093 ≪だが どうにか それには成功した≫ 87 00:07:46,093 --> 00:07:48,696 ≪考えに考えて組み上げた→ 88 00:07:48,696 --> 00:07:53,350 姫様と世の理をだます策が 見事に はまっていたのだ≫ 89 00:07:53,350 --> 00:07:55,820 ≪それを…→ 90 00:07:55,820 --> 00:07:59,356 それを こうも たやすく見抜かれるとは…≫ 91 00:07:59,356 --> 00:08:03,644 ≪これも 姫様に味方する 世の理ゆえか?≫ 92 00:08:03,644 --> 00:08:06,914 ≪だが まだ完全に我らの策を→ 93 00:08:06,914 --> 00:08:09,417 見抜かれたわけではない≫ 94 00:08:09,417 --> 00:08:13,454 ふぅ~。 ふっ…。 95 00:08:13,454 --> 00:08:18,426 なるほど 一応 筋は通っているな。 だが→ 96 00:08:18,426 --> 00:08:21,326 (通信) 肝心の問題を解決していないぞ。 97 00:08:23,581 --> 00:08:25,933 (葉風・通信)そうだ 吉野。→ 98 00:08:25,933 --> 00:08:29,733 貴様の言うことは そうとも考えられるというだけだ。 99 00:08:31,355 --> 00:08:36,093 (左門)2年前の時空間に 姫様が 閉じ込められているのは事実だ。→ 100 00:08:36,093 --> 00:08:39,697 その姫様を どうやって ここに戻せる?→ 101 00:08:39,697 --> 00:08:43,250 死体も そこに吊るされているのだぞ。 102 00:08:43,250 --> 00:08:47,755 その絶対的な時間の檻を お前は破れるというのか? 103 00:08:47,755 --> 00:08:49,773 破れはせん! 104 00:08:49,773 --> 00:08:53,093 ならば お前の仮説は 砂の城も同じ。 105 00:08:53,093 --> 00:08:56,580 非現実的な言葉遊びにすぎん! 106 00:08:56,580 --> 00:08:58,916 だな 吉野。 107 00:08:58,916 --> 00:09:03,020 俺も この時間の檻ってやつを 破れるとは思えねぇよ。 108 00:09:03,020 --> 00:09:05,389 破れたら 過去を変えちまう。 109 00:09:05,389 --> 00:09:08,959 タイムパラドックスが起きる。 ありえねぇ。 110 00:09:08,959 --> 00:09:11,162 それでも 破れる根拠か→ 111 00:09:11,162 --> 00:09:14,131 具体的な方法が立証できなきゃ→ 112 00:09:14,131 --> 00:09:16,517 お前の側にはつけねぇぞ? 113 00:09:16,517 --> 00:09:20,421 (左門)≪それでいい それが当然の判断だ≫ 114 00:09:20,421 --> 00:09:23,624 ≪ただし 時間の檻を破る方法は→ 115 00:09:23,624 --> 00:09:26,460 存在するのだがな≫ 116 00:09:26,460 --> 00:09:30,114 ≪姫様が勝つというのが この世の理≫ 117 00:09:30,114 --> 00:09:33,601 ≪それを 逆に利用するのだ≫ 118 00:09:33,601 --> 00:09:37,188 ≪鎖部一族が 三代にわたって試行を重ね→ 119 00:09:37,188 --> 00:09:39,557 ようやく編み出した≫ 120 00:09:39,557 --> 00:09:43,594 ≪姫様でさえ そう簡単に 考えつくものではない≫ 121 00:09:43,594 --> 00:09:47,615 ≪ましてや 魔法について ろくに知らぬ少年になど…≫ 122 00:09:47,615 --> 00:09:51,118 いや 時間の檻自体 錯覚なんだよ。 123 00:09:51,118 --> 00:09:54,755 タイムパラドックスもない。 (左門)あぁ…。 124 00:09:54,755 --> 00:09:56,755 ん? はっ…。 125 00:09:58,142 --> 00:10:01,428 僕らは 2年間の時間のずれがあると→ 126 00:10:01,428 --> 00:10:03,528 思い込まされてるだけなんだ。 127 00:10:05,316 --> 00:10:08,202 ≪この少年は 何を言っている!?≫ 128 00:10:08,202 --> 00:10:12,223 葉風さん あなたは その島で4か月ほど過ごした。 129 00:10:12,223 --> 00:10:14,308 それは間違いありませんね? 130 00:10:14,308 --> 00:10:17,094 あ… ああ。→ 131 00:10:17,094 --> 00:10:19,794 日数は きちんと数えていた。 132 00:10:21,565 --> 00:10:23,584 でも 葉風さん→ 133 00:10:23,584 --> 00:10:26,020 (通信)その島に 放り出されるまでの時間は→ 134 00:10:26,020 --> 00:10:28,489 計算に 入れてないんじゃありませんか? 135 00:10:28,489 --> 00:10:30,925 えっ? (通信)あなたは→ 136 00:10:30,925 --> 00:10:33,260 鎖部左門によって眠らされ→ 137 00:10:33,260 --> 00:10:36,363 樽詰めにされて そこに放り出された。 138 00:10:36,363 --> 00:10:39,183 そう思ってますよね? あぁ…。 139 00:10:39,183 --> 00:10:41,218 でも→ 140 00:10:41,218 --> 00:10:44,021 2年間 こちらで眠らされたあと→ 141 00:10:44,021 --> 00:10:48,021 樽詰めにされて そこに 放り出されていたらどうします? 142 00:10:49,410 --> 00:10:51,545 ああっ…。 143 00:10:51,545 --> 00:10:54,448 (葉風)あっ… ああ! 144 00:10:54,448 --> 00:10:57,001 (通信) 眠らされていた葉風さんは→ 145 00:10:57,001 --> 00:11:00,588 自分の外で 2年が過ぎたことに気付きません。 146 00:11:00,588 --> 00:11:04,124 時間の経過が分かる材料が まるでない無人島で→ 147 00:11:04,124 --> 00:11:07,695 この人形を通して 僕らとつながれば…。 148 00:11:07,695 --> 00:11:12,800 私は 2年後の未来世界と つながっていると思い込む。 149 00:11:12,800 --> 00:11:16,754 寝てる間に 2年過ぎたのを 知らないヤツと話したら→ 150 00:11:16,754 --> 00:11:18,789 そりゃ2年ずれるか。 151 00:11:18,789 --> 00:11:22,259 ≪違うぞ お前たちは間違っている!≫ 152 00:11:22,259 --> 00:11:24,295 同じ時空間にいても→ 153 00:11:24,295 --> 00:11:27,831 遠距離だと 時を越えて 会話してるように思える。 154 00:11:27,831 --> 00:11:30,651 この時間の檻は 物理的な檻じゃない。 155 00:11:30,651 --> 00:11:32,851 心理的な錯覚の檻なんだ! 156 00:11:34,204 --> 00:11:36,724 あっ…。 でもよ 吉野→ 157 00:11:36,724 --> 00:11:40,561 その骨はなんだ? あの潤一郎ってヤツは それを→ 158 00:11:40,561 --> 00:11:44,832 葉風のものと確認したんだろ? なっ!? 159 00:11:44,832 --> 00:11:47,868 2年も 彼女の体を好きにできるんだ。 160 00:11:47,868 --> 00:11:51,588 この骨だって 僕らをだます小道具なんだよ。 161 00:11:51,588 --> 00:11:53,874 一人の人間を 2年も眠らせたのを→ 162 00:11:53,874 --> 00:11:56,427 気付かせないのは 大変だろうけど→ 163 00:11:56,427 --> 00:11:59,530 でも ある程度 魔法を利用できるし→ 164 00:11:59,530 --> 00:12:02,216 手間を惜しまなければ… そうしなければ→ 165 00:12:02,216 --> 00:12:04,985 葉風さんをだませないとなれば やったはずだ。 166 00:12:04,985 --> 00:12:09,657 ふっ。 こいつら 手間だけは惜しみそうにねぇよな。 167 00:12:09,657 --> 00:12:12,292 (通信)これで 僕らの勝利条件は→ 168 00:12:12,292 --> 00:12:15,396 葉風さんの描いたものに戻った。 169 00:12:15,396 --> 00:12:20,200 その葉風さんが 時間の檻に 閉じ込められていないなら…。 170 00:12:20,200 --> 00:12:22,219 真広! 171 00:12:22,219 --> 00:12:24,788 この魔具を発動させれば→ 172 00:12:24,788 --> 00:12:29,476 左門の野郎は 葉風を ここに戻さざるをえなくなる。 173 00:12:29,476 --> 00:12:31,912 (左門)いや…。 ぐだぐだせずに→ 174 00:12:31,912 --> 00:12:34,848 一発で 葉風の勝ちが決まるってわけか。 175 00:12:34,848 --> 00:12:38,848 (左門)いや…。 最初から 俺らの計画どおり。 176 00:12:40,337 --> 00:12:42,356 いや 待て 待て 待て! 177 00:12:42,356 --> 00:12:44,391 待て~~!! 178 00:12:44,391 --> 00:12:48,429 我らは 2年も 姫様を眠らせるなどしておらん!! 179 00:12:48,429 --> 00:12:52,099 その骨も 姫様のもので間違いない!! 180 00:12:52,099 --> 00:12:54,184 ≪冗談ではないぞ!≫ 181 00:12:54,184 --> 00:12:58,222 ≪そんな でたらめな理屈で 魔具を発動させられるなど…≫ 182 00:12:58,222 --> 00:13:00,257 ≪これは冤罪だ≫ 183 00:13:00,257 --> 00:13:02,509 ≪偽証による冤罪だ!≫ 184 00:13:02,509 --> 00:13:05,212 証拠がありますか? なっ!? 185 00:13:05,212 --> 00:13:09,066 葉風さんの時間感覚が 信用できないとなれば→ 186 00:13:09,066 --> 00:13:12,052 時間がずれている証拠なんて ありませんよ。 187 00:13:12,052 --> 00:13:14,088 だいたい いくら魔法でも→ 188 00:13:14,088 --> 00:13:17,157 時間を越えて会話できるなんて 非常識です。 189 00:13:17,157 --> 00:13:19,657 それを信じる方がどうかしてる。 190 00:13:21,762 --> 00:13:24,615 (左門)≪今更 常識もないだろう≫ 191 00:13:24,615 --> 00:13:28,135 ≪第一 現実に 時を越えているんだ≫ 192 00:13:28,135 --> 00:13:30,154 (左門)あぁ…。 193 00:13:30,154 --> 00:13:32,856 真広 魔具を発動させろ! 194 00:13:32,856 --> 00:13:34,856 それで葉風さんを救える! 195 00:13:36,794 --> 00:13:38,896 お前の望みもかなう。 196 00:13:38,896 --> 00:13:41,999 これ以上の悲劇は 避けられるんだ! 197 00:13:41,999 --> 00:13:44,017 ≪しまった!≫ 198 00:13:44,017 --> 00:13:46,887 ≪あの少年は 完全に間違っている≫ 199 00:13:46,887 --> 00:13:50,090 ≪だが それは関係ないのだ≫ 200 00:13:50,090 --> 00:13:52,292 ≪魔具を発動させられたら→ 201 00:13:52,292 --> 00:13:56,246 私は 姫様を ここに… ここに戻せる≫ 202 00:13:56,246 --> 00:13:59,346 ≪いや 戻さざるをえない!≫ 203 00:14:01,185 --> 00:14:04,121 ≪理屈など でたらめでもいい≫ 204 00:14:04,121 --> 00:14:08,408 ≪彼に引き金を引かせさえすれば あの少年の勝ち!≫ 205 00:14:08,408 --> 00:14:10,408 うっ! 206 00:14:11,779 --> 00:14:16,266 ≪いや 姫様が勝つ≫ 207 00:14:16,266 --> 00:14:18,866 ≪でたらめでも 結果は同じなのだ≫ 208 00:14:20,554 --> 00:14:22,554 くっ! 209 00:14:24,575 --> 00:14:27,194 ≪なんと狡猾な…≫ 210 00:14:27,194 --> 00:14:30,447 ≪一族の総力をかけた 本物の時間の檻を→ 211 00:14:30,447 --> 00:14:33,517 そんな奇策で破ろうというのか≫ 212 00:14:33,517 --> 00:14:36,270 ≪ならん! ならんぞ!≫ 213 00:14:36,270 --> 00:14:40,908 ≪だが 時間のずれを どうやって証明すれば…≫ 214 00:14:40,908 --> 00:14:43,627 ≪よし 焦ってる≫ 215 00:14:43,627 --> 00:14:46,930 ≪この間に 真広と葉風さんが 動いてくれれば…≫ 216 00:14:46,930 --> 00:14:51,084 ≪また三人で 力を合わせることができれば→ 217 00:14:51,084 --> 00:14:53,120 勝てる≫ 218 00:14:53,120 --> 00:14:55,120 ≪勝てるはず!≫ 219 00:16:59,630 --> 00:17:01,630 はあ~~! 220 00:17:04,885 --> 00:17:06,985 ふん! ガキン! 221 00:17:10,857 --> 00:17:13,327 はぁ はぁ…。 222 00:17:13,327 --> 00:17:17,064 ゴォーー(戦闘機のエンジン音) ふふっ。 223 00:17:17,064 --> 00:17:19,364 バシューー! バシューー! 224 00:17:24,187 --> 00:17:27,190 (宇津井)来たな。 近接航空支援! 225 00:17:27,190 --> 00:17:29,593 バシューー! バシューー! 226 00:17:29,593 --> 00:17:33,497 (男たち)戻れ 戻れ 戻れ…。 227 00:17:33,497 --> 00:17:36,850 (部下)哲馬殿! 結界第1層 もう もちません! 228 00:17:36,850 --> 00:17:40,487 (哲馬)くそっ! ヤツら 出し惜しみはなしか。 229 00:17:40,487 --> 00:17:43,423 もはや こちらも手段を選ばん。→ 230 00:17:43,423 --> 00:17:48,345 結界第1層および 第2層の維持を 一時的に放棄!→ 231 00:17:48,345 --> 00:17:51,365 その人員を 復活の儀式に回せ!→ 232 00:17:51,365 --> 00:17:55,986 儀式を加速させる! (男たち)果実 果実。 233 00:17:55,986 --> 00:17:59,489 (左門) 惑わされるな! お前の友人は→ 234 00:17:59,489 --> 00:18:02,459 時間がずれていないことを 証明していない。→ 235 00:18:02,459 --> 00:18:07,364 魔具を発動していい条件など 何一つ証明しておらんぞ! 236 00:18:07,364 --> 00:18:10,017 ≪吉野の理屈は はったりくさい≫ 237 00:18:10,017 --> 00:18:12,069 ≪リスクも まだ高い≫ 238 00:18:12,069 --> 00:18:15,589 ≪だが そいつに乗れるだけの 舞台は作ってやがる≫ 239 00:18:15,589 --> 00:18:17,941 ≪左門が このまま 手を打てないなら→ 240 00:18:17,941 --> 00:18:20,741 条件的には 吉野の方が…≫ 241 00:18:22,662 --> 00:18:25,699 ≪吉野の論は かなり際どい≫ 242 00:18:25,699 --> 00:18:28,318 ≪だが 左門の態度も腑に落ちん≫ 243 00:18:28,318 --> 00:18:31,118 ≪時間の檻に 秘密があるからか?≫ 244 00:18:32,856 --> 00:18:34,891 ≪なら→ 245 00:18:34,891 --> 00:18:39,246 この強手 通すだけの価値はあるか≫ 246 00:18:39,246 --> 00:18:41,246 はぁ…。 247 00:18:42,783 --> 00:18:45,736 ≪やはり 時間のずれを証明せねば→ 248 00:18:45,736 --> 00:18:48,055 押し切られかねん≫ 249 00:18:48,055 --> 00:18:52,526 ≪孤島と ここに 2年のずれが あるのは事実だというのに→ 250 00:18:52,526 --> 00:18:55,695 証明に苦しめられるとは…≫ 251 00:18:55,695 --> 00:18:59,095 ≪あの骨は 確かに 島から持ち帰った姫様の…≫ 252 00:19:00,984 --> 00:19:04,588 ≪一緒に持ち帰った? はっ!≫ 253 00:19:04,588 --> 00:19:07,023 (左門)樽だ。 ん? 254 00:19:07,023 --> 00:19:09,760 その樽だ! ん? 255 00:19:09,760 --> 00:19:12,045 樽? (左門)そうだ!→ 256 00:19:12,045 --> 00:19:15,198 姫様のそばに樽はあるな? あるはずだ!! 257 00:19:15,198 --> 00:19:18,198 ごほっ… ごほごほっ ごほごほっ! 258 00:19:20,654 --> 00:19:24,975 (通信)葉風さん? (葉風)ああ 樽はある。 259 00:19:24,975 --> 00:19:28,011 (左門・通信) 私は樽を 姫様の骨と共に→ 260 00:19:28,011 --> 00:19:31,915 孤島から持ち帰った。 つまり→ 261 00:19:31,915 --> 00:19:36,787 姫様のところにある樽と ここにある樽は同じもの。 262 00:19:36,787 --> 00:19:40,307 (左門)ここと孤島で 2年もの時間がずれているから→ 263 00:19:40,307 --> 00:19:43,710 同じ樽が 2つの場所で確認できるのだ! 264 00:19:43,710 --> 00:19:47,214 同じ樽という証拠はないでしょう? 265 00:19:47,214 --> 00:19:49,833 (左門・通信)だが 証拠があれば→ 266 00:19:49,833 --> 00:19:53,103 時間のずれも証明されよう。→ 267 00:19:53,103 --> 00:19:57,157 なんでもいい。 姫様に お前が適当に決めた言葉を→ 268 00:19:57,157 --> 00:19:59,557 樽のどこかに刻んでいただけ。 269 00:20:00,927 --> 00:20:04,281 2つの樽が違う樽なら何もない。→ 270 00:20:04,281 --> 00:20:06,583 だが 同じ樽であれば→ 271 00:20:06,583 --> 00:20:09,836 お前が 自由に選んだはずの言葉が→ 272 00:20:09,836 --> 00:20:12,936 今そこにある樽に 刻まれることになる。 273 00:20:14,875 --> 00:20:16,877 いいでしょう。 274 00:20:16,877 --> 00:20:20,564 葉風さん これから言う言葉を 書いてください。 275 00:20:20,564 --> 00:20:22,599 (葉風・通信)分かった。 276 00:20:22,599 --> 00:20:24,951 ガシャン! 277 00:20:24,951 --> 00:20:27,954 (通信)では こう書いてください。 278 00:20:27,954 --> 00:20:33,260 ♪♪~ 279 00:20:33,260 --> 00:20:35,295 よし。 280 00:20:35,295 --> 00:20:51,745 ♪♪~ 281 00:20:51,745 --> 00:20:54,748 (葉風・通信) 書いたぞ。 樽の下辺りだ。 282 00:20:54,748 --> 00:20:56,748 分かりました。 283 00:20:59,135 --> 00:21:02,435 ≪必ずあるはず… 決まりだ≫ 284 00:21:05,692 --> 00:21:07,692 はっ! 285 00:21:10,530 --> 00:21:13,049 僕の言葉どおり刻まれています。 286 00:21:13,049 --> 00:21:16,149 なぜか びっくりマークも 刻んでありますが…。 287 00:21:17,587 --> 00:21:20,891 ついでだ。 どうやら この2つの樽は→ 288 00:21:20,891 --> 00:21:23,191 同じ樽で間違いないな。 289 00:21:26,379 --> 00:21:28,698 結論が出たようだな。 290 00:21:28,698 --> 00:21:33,203 1つの樽が 別々の場所に 同時に存在することはできない。→ 291 00:21:33,203 --> 00:21:35,222 できるのは 孤島と ここで→ 292 00:21:35,222 --> 00:21:38,358 大きく 時間がずれている場合だけだ!→ 293 00:21:38,358 --> 00:21:41,144 少年 証明終了だ。→ 294 00:21:41,144 --> 00:21:43,813 お前の奇策は破れた! 295 00:21:43,813 --> 00:21:45,849 バシューー! 296 00:21:45,849 --> 00:21:47,849 ドカン! ドカン! 297 00:21:49,669 --> 00:21:51,669 うっ…。 298 00:21:52,989 --> 00:21:55,458 くっ…。 299 00:21:55,458 --> 00:21:59,412 大したものだ。 こちらも 相当 消耗した。 300 00:21:59,412 --> 00:22:03,149 再び 軍の戦力を削るのは 骨が折れよう。 301 00:22:03,149 --> 00:22:10,090 ♪♪~ 302 00:22:10,090 --> 00:22:12,190 (山本)ま… 待て…。 303 00:22:13,810 --> 00:22:16,579 ≪(潤一郎)待ちなよ 魔法使い君。 304 00:22:16,579 --> 00:22:18,579 ん? 305 00:22:20,100 --> 00:22:23,954 (夏村)じゅ… 潤一郎殿。 306 00:22:23,954 --> 00:22:28,825 (潤一郎)やあ。 もう少し つきあっていきなよ。→ 307 00:22:28,825 --> 00:22:32,762 ほら お菓子もあるんだよ。 308 00:22:32,762 --> 00:22:35,362 (夏村)潤一郎殿 何を…。 309 00:22:40,053 --> 00:22:42,053 あっ。 310 00:22:43,473 --> 00:22:45,492 (潤一郎)風が…。 311 00:22:45,492 --> 00:22:52,248 ♪♪~ 312 00:22:52,248 --> 00:22:54,684 (左門) すべて はっきりしただろう。 313 00:22:54,684 --> 00:22:59,522 分かったら お前も 不用意に 魔具を発動させようとするな。→ 314 00:22:59,522 --> 00:23:02,709 じき お前の妹を殺した犯人を 連れてくるゆえ…。 315 00:23:02,709 --> 00:23:04,909 いつまで うなだれてんだよ! 316 00:23:07,247 --> 00:23:09,332 (葉風・通信)そうだ 吉野。 317 00:23:09,332 --> 00:23:13,119 (葉風)うなだれるな! いや 先にうなだれた私が愚かだった。 318 00:23:13,119 --> 00:23:16,489 うん? (葉風)吉野 結論は違っていたが→ 319 00:23:16,489 --> 00:23:19,059 貴様の考え方は正しい。 320 00:23:19,059 --> 00:23:21,845 この世の理は 私の味方だ。→ 321 00:23:21,845 --> 00:23:25,415 (通信)私も感じた。 左門は 何かを隠している。 322 00:23:25,415 --> 00:23:27,967 あっ! (葉風・通信)時間を越える方法は→ 323 00:23:27,967 --> 00:23:30,003 まだ具体的には分からん。 324 00:23:30,003 --> 00:23:32,072 だが 諦めるな!→ 325 00:23:32,072 --> 00:23:36,109 (通信)貴様一人では無理でも 私の魔法の知識を重ねれば→ 326 00:23:36,109 --> 00:23:40,230 必ず見つけられる。 方法は きっとある。 327 00:23:40,230 --> 00:23:43,500 ああ 確かに 方法はありそうだな。 328 00:23:43,500 --> 00:23:45,985 実際 声は時間を越えてるんだ。 329 00:23:45,985 --> 00:23:50,256 魔法を どうにか応用すりゃ 肉体も越えられそうじゃねぇか。 330 00:23:50,256 --> 00:23:53,126 おい 何を言っている。 ん? 331 00:23:53,126 --> 00:23:57,247 私との取り引きを無視する気か!? 約束が違うぞ! 332 00:23:57,247 --> 00:23:59,282 約束は守るさ。 333 00:23:59,282 --> 00:24:02,068 愛花を殺したヤツが 連れてこられれば→ 334 00:24:02,068 --> 00:24:04,587 葉風も吉野も 切り捨てる。 335 00:24:04,587 --> 00:24:06,956 この魔具も 肝心の時間を→ 336 00:24:06,956 --> 00:24:10,427 (通信)越える魔法が分かんねぇのに 発動させたりはしねぇ。 337 00:24:10,427 --> 00:24:12,445 だがな…。 うっ! 338 00:24:12,445 --> 00:24:15,031 お前に うまくだまして 出し抜いてやったって→ 339 00:24:15,031 --> 00:24:18,017 いい気になられるのは むかつく。 340 00:24:18,017 --> 00:24:21,788 だから 時間を越える方法を ちょいと考えてみるか→ 341 00:24:21,788 --> 00:24:24,388 って気分になっただけだ。 くっ…。 342 00:24:25,809 --> 00:24:28,309 吉野 頭 切り替えろ。 343 00:24:29,662 --> 00:24:34,484 っていうか お前 最初から こうなるの狙ってたろ? 344 00:24:34,484 --> 00:24:38,121 (通信)むちゃな仮説を わざと 左門にぶつけて動揺させ→ 345 00:24:38,121 --> 00:24:41,157 葉風を立ち直らせる きっかけにする。 346 00:24:41,157 --> 00:24:44,327 ついでに 俺も そんな気にさせる。 347 00:24:44,327 --> 00:24:47,127 狙ってなかったとは言わせねぇぞ? 348 00:24:49,432 --> 00:24:51,432 ふっ。 349 00:24:52,836 --> 00:24:55,622 (左門)≪そっ そんな…≫ 350 00:24:55,622 --> 00:25:00,009 ≪私が あの少年の思惑に はまっていただけだというのか!?≫ 351 00:25:00,009 --> 00:25:03,909 吉野… 貴様 意外に性格悪いな。 352 00:25:05,448 --> 00:25:08,017 喜ぶのは まだ早いですよ。 353 00:25:08,017 --> 00:25:11,971 愛花ちゃんを殺した犯人が ここに連れてこられる前に→ 354 00:25:11,971 --> 00:25:15,992 時間を越える方法を 見つけなければいけません。 355 00:25:15,992 --> 00:25:18,011 そうだな? 真広。 356 00:25:18,011 --> 00:25:20,897 ああ。 その方法が 俺にとって→ 357 00:25:20,897 --> 00:25:24,367 都合の悪いものって可能性もある。 358 00:25:24,367 --> 00:25:27,267 今の段階じゃ 葉風にはつけねぇ。 359 00:25:28,688 --> 00:25:30,707 ただ→ 360 00:25:30,707 --> 00:25:33,293 犯人が連れてこられるまでは→ 361 00:25:33,293 --> 00:25:36,479 その方法を考えるくらいは してやるよ。 362 00:25:36,479 --> 00:25:40,783 ♪♪~ 363 00:25:40,783 --> 00:25:45,321 案ずるな 吉野。 今や風は こちらに吹いている。→ 364 00:25:45,321 --> 00:25:47,841 (通信) お前が 私を奮い立たせた時点で→ 365 00:25:47,841 --> 00:25:49,841 風向きは変わったのだ。 366 00:25:51,995 --> 00:25:55,865 (葉風)では 破るぞ 時間の檻を。→ 367 00:25:55,865 --> 00:25:57,965 方法は 必ずある! 368 00:26:01,588 --> 00:26:21,674 ♪♪~ 369 00:26:21,674 --> 00:26:41,578 ♪♪~ 370 00:26:41,578 --> 00:27:01,581 ♪♪~ 371 00:27:01,581 --> 00:27:07,937 ♪♪~ 372 00:27:07,937 --> 00:27:15,528 ♪♪~ 373 00:27:15,528 --> 00:27:29,428 ♪♪~ 374 00:29:06,556 --> 00:29:08,591 (愛花)機嫌が悪いですね。 375 00:29:08,591 --> 00:29:12,362 犯人が分かったんだ。 早く連れてこさせろよ。 376 00:29:12,362 --> 00:29:16,049 (山本)うそ…。 (夏村)戦術的撤退だ! 377 00:29:16,049 --> 00:29:18,101 (葉風)まさか…。 378 00:29:18,101 --> 00:29:21,054 (潤一郎) 男じゃないだろう! 違うかい!? 379 00:29:21,054 --> 00:29:23,656 (葉風) いるかもしれんのだ… ただ一人→ 380 00:29:23,656 --> 00:29:25,675 魔法の網にかからぬ者が! 381 00:29:25,675 --> 00:29:28,075 (左門)バ… バカな!