1 00:00:02,910 --> 00:00:04,910 (竹田)ふぅ~。 2 00:00:04,910 --> 00:00:10,910 (鳥のさえずり) 3 00:00:18,750 --> 00:00:21,090 (サッシを開く音) 4 00:00:21,090 --> 00:00:23,590 (竹田)んっ? 5 00:00:23,590 --> 00:00:26,600 お前も 寿命縮んだろ…。 6 00:00:26,600 --> 00:00:29,270 (哲雄)そりゃあ ええ…。 7 00:00:29,270 --> 00:00:32,770 アイツの代わりに 殺される ところだったんだもんな。 8 00:00:32,770 --> 00:00:36,110 あの… 僕は もう…。 9 00:00:36,110 --> 00:00:39,280 おお いても意味ねえし…。 10 00:00:39,280 --> 00:00:42,110 すぅ ふぅ~。 11 00:00:42,110 --> 00:00:45,620 全部 忘れんならな。 12 00:00:45,620 --> 00:00:47,920 もちろんです。 13 00:00:51,950 --> 00:00:54,290 失礼します。 14 00:00:54,290 --> 00:00:57,290 あっ あぁ…。 15 00:00:57,290 --> 00:01:08,240 ~ 16 00:01:08,240 --> 00:01:10,240 《哲雄:恭一さん…。 17 00:01:10,240 --> 00:01:13,240 たしかに あなたは 延人を殺してはいない。 18 00:01:13,240 --> 00:01:15,750 組織を裏切ってもない。 19 00:01:15,750 --> 00:01:19,080 頭が切れるし 料理もうまい。 20 00:01:19,080 --> 00:01:21,080 親思いの真面目な人だ》 21 00:01:23,750 --> 00:01:27,250 《でも あなたはひとりだった…》 22 00:01:29,260 --> 00:01:33,600 ~ 23 00:01:33,600 --> 00:01:35,770 《だから 勝てたんです。 ~ 24 00:01:35,770 --> 00:01:37,770 僕たちは…》 ~ 25 00:03:21,900 --> 00:03:24,570 歌仙:んっ ふっ ふっ…。 26 00:03:24,570 --> 00:03:27,580 (歌仙)ふっ んっ ふっ…。 27 00:03:27,580 --> 00:03:30,250 ふっ… ふぅ。 28 00:03:30,250 --> 00:03:33,580 ふぅ~。 29 00:03:33,580 --> 00:03:35,920 んっ。 30 00:03:35,920 --> 00:03:47,600 ~ 31 00:03:47,600 --> 00:03:50,770 んっ ん… んん…。 32 00:03:50,770 --> 00:03:53,170 んっ ふっ…。 33 00:03:55,440 --> 00:03:57,610 しょっと…。 34 00:03:57,610 --> 00:03:59,540 はぁ…。 35 00:03:59,540 --> 00:04:04,210 ~ 36 00:04:04,210 --> 00:04:07,220 《哲雄:侵入する前に ホームセンターで 37 00:04:07,220 --> 00:04:09,220 救難用のロープはしごと 38 00:04:09,220 --> 00:04:13,890 大型の金属フックを調達して しっかりと固定してください。 39 00:04:13,890 --> 00:04:16,560 これは 侵入の時だけでなく 40 00:04:16,560 --> 00:04:19,730 脱出の時にも使う 大切な道具です》 41 00:04:19,730 --> 00:04:28,900 ~ 42 00:04:28,900 --> 00:04:35,600 (風の音) 43 00:04:37,580 --> 00:04:40,750 《哲雄:母さんが侵入するのは 905号室。 44 00:04:40,750 --> 00:04:44,590 屋上の避難ハッチを使うと 10階に降りられます。 45 00:04:44,590 --> 00:04:47,420 さらに その階の避難ハッチを使い 46 00:04:47,420 --> 00:04:50,760 9階の906号室の ベランダに降りてください。 47 00:04:50,760 --> 00:04:54,760 その隣が 目指す905号室です》 48 00:04:56,770 --> 00:04:58,970 どの部屋も 明かりは消えてる》 49 00:05:01,040 --> 00:05:03,040 んっ。 50 00:05:03,040 --> 00:05:05,540 《哲雄:避難ハッチを開けても 51 00:05:05,540 --> 00:05:07,880 避難はしごは 使わないでください。 52 00:05:07,880 --> 00:05:09,880 金属製のはしごを下ろす時に 53 00:05:09,880 --> 00:05:12,550 大きな音がする 可能性があるからです》 54 00:05:12,550 --> 00:05:14,550 は…。 55 00:05:14,550 --> 00:05:19,560 ~ 56 00:05:19,560 --> 00:05:21,560 うぅ…。 57 00:05:21,560 --> 00:05:23,560 う…。 58 00:05:23,560 --> 00:05:25,860 はっ…。 59 00:05:29,400 --> 00:05:31,730 ぐっ… はっ! 60 00:05:31,730 --> 00:05:34,240 うっ うっ…! 61 00:05:34,240 --> 00:05:37,910 うっ うっ…。 62 00:05:37,910 --> 00:05:41,580 はぁ…。 63 00:05:41,580 --> 00:05:43,580 はっ…。 64 00:05:43,580 --> 00:05:45,920 はっ。 65 00:05:45,920 --> 00:05:47,920 (リュックを開ける音) 66 00:05:47,920 --> 00:05:52,590 ~ 67 00:05:52,590 --> 00:05:56,260 《哲雄:ベランダに降りたら もう一つの道具を使います。 68 00:05:56,260 --> 00:05:59,430 伸縮できる棒に 69 00:05:59,430 --> 00:06:03,030 30センチの定規を テープで固定したもの》 70 00:06:03,030 --> 00:06:05,370 《歌仙:これを使って 71 00:06:05,370 --> 00:06:07,870 はしごを回収 と》 72 00:06:07,870 --> 00:06:09,870 《哲雄:帰りは逆に 73 00:06:09,870 --> 00:06:12,540 はしごのフックを かける時に使ってください》 74 00:06:12,540 --> 00:06:18,710 (はしごが落ちる音) 75 00:06:18,710 --> 00:06:21,710 うっ ふぅ…。 76 00:06:25,550 --> 00:06:27,560 はぁ…。 77 00:06:27,560 --> 00:06:29,560 《歌仙:気をつけないと》 78 00:06:35,230 --> 00:06:37,230 はぁ…。 79 00:06:37,230 --> 00:06:40,130 《歌仙:この向こうが 905号室…》 80 00:06:46,410 --> 00:06:48,610 んっ…。 81 00:06:51,910 --> 00:06:53,920 《着いた…》 82 00:06:53,920 --> 00:06:55,920 (はしごを置く音) 83 00:07:00,860 --> 00:07:03,360 はぁ…。 84 00:07:07,700 --> 00:07:10,900 (カーテンを開く音) 85 00:07:13,540 --> 00:07:17,370 (リュックを開く音) 86 00:07:17,370 --> 00:07:19,540 《哲雄:リビングの隣が寝室。 87 00:07:19,540 --> 00:07:22,710 その奥の 押し入れに金庫があります》 88 00:07:22,710 --> 00:07:25,050 《避難ハッチは 開けたまま 89 00:07:25,050 --> 00:07:28,220 もし 住人が 偶然ベランダに出てきたら 90 00:07:28,220 --> 00:07:30,390 すぐ気づかれてしまう。 91 00:07:30,390 --> 00:07:32,390 ゆっくりしては いられない。 92 00:07:32,390 --> 00:07:43,900 ~ 93 00:07:43,900 --> 00:07:46,240 《哲雄:金庫は おそらくテンキー式。 94 00:07:46,240 --> 00:07:49,570 暗号は4桁 普通に開けようとすると 95 00:07:49,570 --> 00:07:51,570 組み合わせは 1万通りです。 96 00:07:51,570 --> 00:07:54,870 そこで 試してほしい方法があります》 97 00:07:59,850 --> 00:08:02,350 《証拠セットと 一緒に入っているライトは 98 00:08:02,350 --> 00:08:05,690 僕が恭一に 偽物を渡す時にすり替えた 99 00:08:05,690 --> 00:08:08,020 本物のALSライトです。 100 00:08:08,020 --> 00:08:10,190 このライトの光は 101 00:08:10,190 --> 00:08:12,860 血液と指紋に反応します。 102 00:08:12,860 --> 00:08:15,700 だから 金庫に このライトを当てると》 103 00:08:15,700 --> 00:08:17,900 (歌仙)あれ あれ? 104 00:08:21,200 --> 00:08:23,200 《歌仙:あっ!》 105 00:08:25,210 --> 00:08:28,040 《これ とおして見るんだった!》 106 00:08:28,040 --> 00:08:30,710 《哲雄:恭一が よく触れている番号だけ 107 00:08:30,710 --> 00:08:35,380 光るはずです》 《歌仙:0 3 6 8》 108 00:08:35,380 --> 00:08:39,050 《哲雄:これで 1万通りある組み合わせが 109 00:08:39,050 --> 00:08:41,890 24通りまで 減らせます》 110 00:08:41,890 --> 00:08:44,890 《ここからは ランダム…。 111 00:08:44,890 --> 00:08:49,400 0 3 6 8 ダメ…。 112 00:08:49,400 --> 00:08:52,230 0 3 8 6 ブブ…。 113 00:08:52,230 --> 00:08:55,740 0 6 3 8… 違う…。 114 00:08:55,740 --> 00:08:58,910 0 6… あれ なんで? 115 00:08:58,910 --> 00:09:01,180 ボタンが 反応しない…。 116 00:09:01,180 --> 00:09:03,510 ウソ やだ…。 117 00:09:03,510 --> 00:09:05,510 ええ…》 118 00:09:05,510 --> 00:09:11,520 ~ 119 00:09:11,520 --> 00:09:14,860 《歌仙:警備会社に 通報が いくわけではないみたい。 120 00:09:14,860 --> 00:09:17,530 でも 3回押し間違える度に 121 00:09:17,530 --> 00:09:20,360 10分間 ボタンが押せなくなる仕組み。 122 00:09:20,360 --> 00:09:23,530 残りの組み合わせは 21パターン。 123 00:09:23,530 --> 00:09:26,130 全部 押したとして え~》 124 00:09:31,540 --> 00:09:34,540 《21割る3で 7。 125 00:09:34,540 --> 00:09:37,380 の間が10分だから 126 00:09:37,380 --> 00:09:39,880 最大で70分。 127 00:09:39,880 --> 00:09:43,380 丁寧にやってたら 間に合わない》 128 00:09:46,390 --> 00:09:48,390 《神様 仏様…。 129 00:09:48,390 --> 00:09:50,390 勝負! 130 00:09:50,390 --> 00:09:52,900 6 3 0 8…。 131 00:09:52,900 --> 00:09:55,730 んん… 8 0 3 6》 132 00:09:55,730 --> 00:09:57,730 (解錠音) 133 00:10:04,910 --> 00:10:08,080 はぁ~ ぐぅ~! 134 00:10:08,080 --> 00:10:10,750 フフフッ。 135 00:10:10,750 --> 00:10:12,750 ぐぅ フッ フフッ! 136 00:10:14,750 --> 00:10:17,090 《零花を傷つけた男の骨…。 137 00:10:17,090 --> 00:10:19,760 お願い。 138 00:10:19,760 --> 00:10:21,760 力を貸して》 139 00:10:28,260 --> 00:10:30,660 あっ。 140 00:10:32,600 --> 00:10:35,270 はっ…! 《哲雄:ありがとう 141 00:10:35,270 --> 00:10:37,610 すべて終わりました》 142 00:10:37,610 --> 00:10:39,910 (歌仙)ふっ…。 143 00:10:41,940 --> 00:10:44,110 (鳥の鳴き声) 144 00:10:44,110 --> 00:10:48,780 《哲雄:僕は この作戦の 脚本を書いただけ…。 145 00:10:48,780 --> 00:10:51,120 主役は 母さんだった。 146 00:10:51,120 --> 00:10:53,120 でも 一つだけ。 147 00:10:53,120 --> 00:10:56,460 どうしても 僕がやらなければ ならないことがあった。 148 00:10:56,460 --> 00:11:00,230 僕にしかできない 作戦の大きな 鍵》 149 00:11:00,230 --> 00:11:02,230 あ…。 150 00:11:02,230 --> 00:11:04,230 かっ…。 あっ! 151 00:11:04,230 --> 00:11:06,400 《まずいな 徹夜の上に 152 00:11:06,400 --> 00:11:08,400 一週間分の疲れが…。 153 00:11:08,400 --> 00:11:11,410 帰る前に 少し休んでいくか…》 154 00:11:11,410 --> 00:11:14,080 (竹田)おお 一式そろえて こっち来てくれ。 155 00:11:14,080 --> 00:11:16,750 おお。 《恭一:こんなもんか…。 156 00:11:16,750 --> 00:11:18,750 俺は 死ぬのか》 157 00:11:20,920 --> 00:11:26,760 ~ 158 00:11:26,760 --> 00:11:28,760 《恭一:取り戻す 159 00:11:28,760 --> 00:11:31,430 絶対に!》 160 00:11:31,430 --> 00:11:33,430 《バカやろう…。 161 00:11:33,430 --> 00:11:35,430 死んで 162 00:11:35,430 --> 00:11:37,770 死んで たまるか!》 163 00:11:37,770 --> 00:11:39,770 ふぐっ! (一同)あっ! 164 00:11:39,770 --> 00:11:41,770 うっ! がっ! 165 00:11:41,770 --> 00:11:44,440 あとで かけなおす 恭一! 166 00:11:44,440 --> 00:11:47,440 《俺は まだ 167 00:11:47,440 --> 00:11:51,450 終わらねぇ!》 168 00:11:51,450 --> 00:11:53,450 (走る息遣い) 169 00:11:53,450 --> 00:11:56,950 ハァハァ… あっ! 170 00:11:56,950 --> 00:11:59,890 (走る息遣い) 171 00:11:59,890 --> 00:12:02,720 エレベーター! はい! 172 00:12:02,720 --> 00:12:04,730 うっ! 173 00:12:04,730 --> 00:12:08,560 なっ! くっ! (消火器の音) 174 00:12:08,560 --> 00:12:10,570 うっ! (消火器の音) 175 00:12:10,570 --> 00:12:13,240 ハァハァハァハァ…。 《バカか 俺は! 176 00:12:13,240 --> 00:12:16,070 裏かくからって 上行ってどうするんだ!》 177 00:12:16,070 --> 00:12:20,240 (息遣い) 178 00:12:20,240 --> 00:12:23,410 竹田さん 上です 上! 179 00:12:23,410 --> 00:12:27,250 ~ 180 00:12:27,250 --> 00:12:29,750 ぐっ… うっ…。 181 00:12:29,750 --> 00:12:32,250 あっ あぁ…。 182 00:12:32,250 --> 00:12:36,450 ハァハァ…。 183 00:12:38,760 --> 00:12:40,760 《どこに行けばいい…》 184 00:12:43,770 --> 00:12:46,600 ぐっ…。 185 00:12:46,600 --> 00:12:48,600 あぁ…。 186 00:12:48,600 --> 00:12:50,600 うっ…。 187 00:12:52,770 --> 00:12:55,610 なっ! 188 00:12:55,610 --> 00:13:02,380 ~ 189 00:13:02,380 --> 00:13:04,890 あの野郎 どこだ! 190 00:13:04,890 --> 00:13:10,230 ~ 191 00:13:10,230 --> 00:13:12,230 くっ…。 192 00:13:12,230 --> 00:13:15,060 ハァ… ハァ…。 193 00:13:15,060 --> 00:13:17,660 《これを使えば 1階まで降りられる》 194 00:13:21,570 --> 00:13:23,740 《今なら 誰もいない》 195 00:13:23,740 --> 00:13:26,740 よっ…。 196 00:13:26,740 --> 00:13:28,740 あっ…。 197 00:13:32,920 --> 00:13:36,420 《新しい できて間もない傷が2つ。 198 00:13:36,420 --> 00:13:38,420 まさか》 199 00:13:38,420 --> 00:13:41,590 (竹田)降りるぞ! 200 00:13:41,590 --> 00:13:43,590 くっ…。 201 00:13:50,600 --> 00:13:52,940 んっ…。 202 00:13:52,940 --> 00:13:55,600 《鍵に 細工はされていない。 203 00:13:55,600 --> 00:13:57,600 されてはいないが》 204 00:14:07,380 --> 00:14:09,380 ふっ…。 205 00:14:13,060 --> 00:14:16,560 フッ 努力の結晶がこれっぽっちか。 206 00:14:16,560 --> 00:14:18,890 アイツ 隣に 移ったんじゃないすか? 207 00:14:18,890 --> 00:14:20,900 んっ くっ! 208 00:14:20,900 --> 00:14:22,900 んっ…。 209 00:14:28,900 --> 00:14:30,900 あっ…。 210 00:14:35,580 --> 00:14:37,580 《どこに… 211 00:14:37,580 --> 00:14:40,080 どこに行く…》 212 00:14:40,080 --> 00:14:42,080 (走る息遣い) 213 00:14:42,080 --> 00:14:47,420 ~ 214 00:14:47,420 --> 00:14:49,760 成瀬 今度こそ下だ 下に降りた! 215 00:14:49,760 --> 00:14:53,100 ヤツを止めろ! あの それが竹田さん。 216 00:14:53,100 --> 00:14:55,930 恭一のヤツ…。 217 00:14:55,930 --> 00:15:01,540 (走る息遣い) 218 00:15:01,540 --> 00:15:04,340 金 ばらまきやがった! 219 00:15:06,380 --> 00:15:08,380 ん? 220 00:15:08,380 --> 00:15:13,880 ~ 221 00:15:13,880 --> 00:15:17,550 (歓喜の声) 222 00:15:17,550 --> 00:15:19,550 あっ…。 223 00:15:21,560 --> 00:15:23,560 (恭一)強盗だ! んっ!? 224 00:15:23,560 --> 00:15:25,890 殺される 助けてください! 225 00:15:25,890 --> 00:15:29,230 通報してください お願いします! 226 00:15:29,230 --> 00:15:32,570 えっ? うわっ 血が出てる! 227 00:15:32,570 --> 00:15:34,570 (竹田)くっ 引け! 228 00:15:34,570 --> 00:15:36,570 (ざわめき) 229 00:15:36,570 --> 00:15:48,870 ~ 230 00:15:52,090 --> 00:15:54,420 うわっ はぁ…。 231 00:15:54,420 --> 00:15:58,620 ハァハァ…。 232 00:16:03,870 --> 00:16:05,870 《考えろ…》 233 00:16:10,040 --> 00:16:13,540 《ベランダから 俺の部屋に侵入したヤツがいる》 234 00:16:17,710 --> 00:16:19,710 《それは 誰だ…》 235 00:16:26,890 --> 00:16:30,230 《違う アイツは ずっと俺といた。 236 00:16:30,230 --> 00:16:32,560 もう1つの問題は 237 00:16:32,560 --> 00:16:34,900 窓を どうやって開けたか》 238 00:16:34,900 --> 00:16:36,900 んっ! 239 00:16:36,900 --> 00:16:39,600 《それさえ つかめれば!》 240 00:16:45,070 --> 00:16:47,670 ん…。 241 00:16:53,080 --> 00:16:55,080 んん…。 242 00:16:58,090 --> 00:17:01,020 《本当に いろんなことがあった…》 243 00:17:01,020 --> 00:17:04,190 恭一:鳥栖哲雄 お前かぁ~! 244 00:17:04,190 --> 00:17:07,360 (クボ)誰の命日かな 今日は? 245 00:17:07,360 --> 00:17:10,370 (哲雄)どうも 何かが バレるのを恐れています。 246 00:17:10,370 --> 00:17:13,540 最後のチャンス 打つ手なし…。 247 00:17:13,540 --> 00:17:16,370 私たちを守って。 248 00:17:16,370 --> 00:17:19,710 (麻取)僕なら殺す 徹底的にやらないと。 249 00:17:19,710 --> 00:17:21,710 いえ~い…。 250 00:17:21,710 --> 00:17:24,710 んん…。 251 00:17:24,710 --> 00:17:26,880 ハァ… ぐっ! 252 00:17:26,880 --> 00:17:30,220 妻と娘は ホントに何も知らないんです! 253 00:17:30,220 --> 00:17:33,050 僕は弱い あまりにも… 254 00:17:33,050 --> 00:17:35,060 弱い…。 255 00:17:35,060 --> 00:17:39,560 ハァハァ… うぅ! 256 00:17:39,560 --> 00:17:41,560 《ありすぎた。 257 00:17:41,560 --> 00:17:43,560 疲れた…》 258 00:17:45,570 --> 00:17:47,570 うぅ…。 259 00:17:47,570 --> 00:17:49,570 ふぅ…。 260 00:17:56,580 --> 00:17:59,250 先輩って 料理とかするんすか? 261 00:17:59,250 --> 00:18:04,020 あ 俺 オムレツは得意だよ。 ウソ 先輩 マジすか! 262 00:18:04,020 --> 00:18:07,020 じゃ~ 今度 俺に作ってくださいよ 263 00:18:07,020 --> 00:18:09,860 オムレツ。 お前に? やだよお…。 264 00:18:09,860 --> 00:18:13,360 はっ! (笑い声) 265 00:18:13,360 --> 00:18:15,360 恭一:はっ なんだよ。 266 00:18:23,210 --> 00:18:26,370 え あ… すいません 267 00:18:26,370 --> 00:18:28,540 《哲雄:無意識の涙だった。 268 00:18:28,540 --> 00:18:32,380 もう無理だ 彼のどこにも隙はない。 269 00:18:32,380 --> 00:18:36,890 そう思うと これまでの努力や家族の顔 270 00:18:36,890 --> 00:18:39,390 そして 父のことまで思い出され 271 00:18:39,390 --> 00:18:42,060 涙が あふれて仕方がなかった。 272 00:18:42,060 --> 00:18:44,060 でも そのおかげで》 273 00:18:53,400 --> 00:18:55,400 《彼に 隙が生まれた…》 274 00:18:57,740 --> 00:18:59,670 (お腹の鳴る音) 275 00:18:59,670 --> 00:19:04,010 あっ 今日一日なんも 食べてなかったもので 276 00:19:04,010 --> 00:19:07,520 《それは たくさん考えた末の 思いつきだった。 277 00:19:07,520 --> 00:19:10,350 作戦と呼べるほど たいそうなもんじゃない》 278 00:19:10,350 --> 00:19:13,520 あの 何か食べませんか? ふっ… 279 00:19:13,520 --> 00:19:17,030 《哲雄:無数に投げた 小石の一つが》 280 00:19:17,030 --> 00:19:20,530 んっ 軽いもんしか 作んねぇぞ 281 00:19:20,530 --> 00:19:22,530 《哲雄:ふいに 命中した》 282 00:19:25,870 --> 00:19:27,870 《哲雄:背を向けている。 283 00:19:27,870 --> 00:19:31,040 これまで 決して僕から 目を離さなかった彼が 284 00:19:31,040 --> 00:19:33,710 僕に 夜食を作るために…。 285 00:19:33,710 --> 00:19:36,710 そのまま 向こうを向いててもらう。 286 00:19:36,710 --> 00:19:40,380 そのためなら 僕は自分の過去も未来も 287 00:19:40,380 --> 00:19:43,220 あなたの過去も すべてを利用する》 288 00:19:43,220 --> 00:19:47,890 恭一さんに お願いがあります。 んっ? 289 00:19:47,890 --> 00:19:51,060 このまま真犯人が 見つからなかった場合… 290 00:19:51,060 --> 00:19:54,230 《子どもの頃に父親が 不審な死を遂げた。 291 00:19:54,230 --> 00:19:58,070 彼の その悲しい過去を利用する》 292 00:19:58,070 --> 00:20:00,740 あの子に 誰かを憎んで 293 00:20:00,740 --> 00:20:03,570 生きるような人生を 送らせたくないんです。 294 00:20:03,570 --> 00:20:06,910 お願いします どうか 僕らのような人間を。 295 00:20:06,910 --> 00:20:10,750 (恭一)黙れ それ以上しゃべんな… 296 00:20:10,750 --> 00:20:12,910 《哲雄:あなたは 優しい。 297 00:20:12,910 --> 00:20:15,750 あなたでなければ 成立しなかった。 298 00:20:15,750 --> 00:20:18,250 ごめんなさい。 299 00:20:18,250 --> 00:20:20,260 あなたのお店で 300 00:20:20,260 --> 00:20:23,430 あなたの作った料理を 食べてみたかった。 301 00:20:23,430 --> 00:20:26,260 これが 302 00:20:26,260 --> 00:20:29,100 僕たちの作戦のすべてだ》 303 00:20:29,100 --> 00:20:31,700 ふっ… 304 00:20:35,770 --> 00:20:38,610 《さようなら 恭一さん。 305 00:20:38,610 --> 00:20:40,610 さようなら…》 306 00:20:42,940 --> 00:20:45,780 (レイカ)私 わかったことがあるの。 えっ? 307 00:20:45,780 --> 00:20:49,280 (レイカ)ほら あの恭一さんっていう 女グセの悪い…。 308 00:20:49,280 --> 00:20:52,790 ああ うん。 私 あの人に1回会ってたの。 309 00:20:52,790 --> 00:20:55,120 うちで会う前に。 えっ…。 310 00:20:55,120 --> 00:20:58,460 思い出したの 延人がいなくなった日 311 00:20:58,460 --> 00:21:01,730 お父さんとお母さんが 私の部屋にいた あの時 312 00:21:01,730 --> 00:21:05,400 いたのよ マンションの通路にあの人が。 313 00:21:05,400 --> 00:21:08,570 へぇ…。 そのあと 友達の香菜から 314 00:21:08,570 --> 00:21:10,570 ストカーがいるって聞かされたり。 315 00:21:10,570 --> 00:21:12,570 なぜか お父さんがケガしたり 316 00:21:12,570 --> 00:21:15,410 恭一さんが うちにやって来て 会う約束したり。 317 00:21:15,410 --> 00:21:17,910 あ あなた やっぱりあの人と! 318 00:21:17,910 --> 00:21:20,750 だからわかったの ストーカーって 319 00:21:20,750 --> 00:21:22,920 恭一さんのこと だったんだって! 320 00:21:22,920 --> 00:21:24,920 ん…。 大胆よね? 321 00:21:24,920 --> 00:21:28,090 自ら乗り込んでくるなんて でしょう? 322 00:21:28,090 --> 00:21:30,090 さすが 零花ちゃん! 323 00:21:30,090 --> 00:21:32,760 今度来たら ガツンと言ってやらないと! 324 00:21:32,760 --> 00:21:34,760 ねぇ。 325 00:21:34,760 --> 00:21:37,270 まさか このタイミングで!? 326 00:21:37,270 --> 00:21:39,430 もしもし。 327 00:21:39,430 --> 00:21:42,440 俺です 恭一です。 328 00:21:42,440 --> 00:21:45,610 (クボ)はぁ? 何言ってんのお前。 329 00:21:45,610 --> 00:21:47,940 すいません ですから。 330 00:21:47,940 --> 00:21:50,450 あ なんだ佳菜かあ…。 331 00:21:50,450 --> 00:21:52,950 ん~ん なんでもない。 332 00:21:52,950 --> 00:21:55,450 (竹田)恭一が…。 333 00:21:55,450 --> 00:21:58,290 (麻取)よく かけてこられたね~。 334 00:21:58,290 --> 00:22:00,890 聞いてるよ? 君の話。 335 00:22:00,890 --> 00:22:04,390 麻取さん 延人を殺したのは俺じゃない。 336 00:22:04,390 --> 00:22:07,900 犯人は 鳥栖哲雄。 337 00:22:07,900 --> 00:22:10,400 ヤツの仕組んだことを 338 00:22:10,400 --> 00:22:12,400 すべて 説明する。