1 00:00:05,005 --> 00:00:09,927 (岸辺) あの… これ 私に やらせてください。 2 00:00:10,010 --> 00:00:12,012 (岸辺) お願いします。 3 00:00:14,014 --> 00:00:17,017 (馬締) はい もちろん。 4 00:00:23,023 --> 00:00:25,943 (岸辺) あっ! つう…。 5 00:00:26,026 --> 00:00:27,945 (岸辺) とは言ったものの 今ごろ…。 うう…。 6 00:00:28,028 --> 00:00:32,032 (佐々木) どうかしたの? (岸辺) いえ 何でも…。 7 00:00:36,036 --> 00:00:37,955 (佐々木) はい。 (岸辺) えっ。 8 00:00:38,038 --> 00:00:40,958 (馬締) 大丈夫ですか? 9 00:00:41,041 --> 00:00:43,961 (馬締) 昨晩は めれんに見えましたしね。 10 00:00:44,044 --> 00:00:47,047 めれん? く~…。 11 00:00:47,047 --> 00:00:57,057 ♪~ 12 00:02:19,139 --> 00:02:23,102 (岸辺) めれん… めれん… めれん…。→ 13 00:02:23,143 --> 00:02:25,104 あ~!→ 14 00:02:25,145 --> 00:02:29,108 めれん… めれん… めれん!→ 15 00:02:29,149 --> 00:02:33,112 大いに酒に酔うこと 酩酊。 16 00:02:33,153 --> 00:02:37,157 え~ それなら 「酔ってましたね」でいいじゃない。 17 00:02:42,121 --> 00:02:44,123 (岸辺) んっ? 18 00:02:44,123 --> 00:03:00,139 ♪~ 19 00:03:00,139 --> 00:03:03,058 (岸辺) は~。→ 20 00:03:03,142 --> 00:03:06,061 馬締 光也…。→ 21 00:03:06,145 --> 00:03:09,148 えっ 西岡さん!? 22 00:03:17,156 --> 00:03:21,076 (岸辺)《「西岡 正志さま 辞書編集部の岸辺です」》→ 23 00:03:21,160 --> 00:03:24,079 《「マル秘ファイル 見つけてしまいました」》→ 24 00:03:24,163 --> 00:03:27,082 《「もし よろしければ 馬締さんのこと→ 25 00:03:27,166 --> 00:03:30,085 もっと 教えてもらえませんか?」》→ 26 00:03:30,169 --> 00:03:36,175 《「仕事を円滑に進めるために ご教示いただければ幸いです」》 27 00:03:42,097 --> 00:03:46,018 📱(バイブレーターの音) 28 00:03:46,101 --> 00:03:48,020 早っ!→ 29 00:03:48,103 --> 00:03:51,023 「やっほー。 メール どうもね」→ 30 00:03:51,106 --> 00:03:55,027 「もちろん 何でも 教えてあげるよ☆」 31 00:03:55,110 --> 00:03:57,029 って チャラいな~。→ 32 00:03:57,112 --> 00:04:00,032 「君は 今 まじめという迷路の中で→ 33 00:04:00,115 --> 00:04:03,035 どっちに行けばいいのか 分からないんだろう」→ 34 00:04:03,118 --> 00:04:06,038 「だったら まずは お薦めの本がある」→ 35 00:04:06,121 --> 00:04:08,040 「“夜間飛行”っていう やつなんだけど→ 36 00:04:08,123 --> 00:04:13,045 棚にあるから探してみて。 じゃ チャオ~」→ 37 00:04:13,128 --> 00:04:16,048 あった。→ 38 00:04:16,131 --> 00:04:19,051 ん~? 何で これを? 39 00:04:19,134 --> 00:04:21,136 おっ。 40 00:04:23,138 --> 00:04:26,058 「よく 見つけたね★ おめでとう!」→ 41 00:04:26,141 --> 00:04:30,062 「次は資料室にある “週末倶楽部”を探せ!」 42 00:04:30,145 --> 00:04:32,147 はっ? 43 00:04:35,150 --> 00:04:38,070 これだ。 44 00:04:38,153 --> 00:04:40,155 何? これ。 45 00:04:45,077 --> 00:04:50,040 (岸辺)「謹啓 吹く風に 冬将軍の訪れ 間近なるを感じる→ 46 00:04:50,082 --> 00:04:56,046 今日 このごろですが ますます ご清栄のことと存じます」→ 47 00:04:56,088 --> 00:04:58,090 えっ…。 48 00:05:01,093 --> 00:05:05,055 えっ!?→ 49 00:05:05,097 --> 00:05:09,059 何なの これ。 漢字ばっかり。→ 50 00:05:09,101 --> 00:05:14,064 「月の世界から降り立った 光り輝く姫の例もありますが→ 51 00:05:14,106 --> 00:05:16,066 私も あなたに会ったその日から→ 52 00:05:16,108 --> 00:05:20,070 月に住まうがごとき 胸苦しさを覚え→ 53 00:05:20,112 --> 00:05:23,073 呼吸も ままなりません」→ 54 00:05:23,115 --> 00:05:26,076 もしかして→ 55 00:05:26,118 --> 00:05:28,078 ラブレター!? 56 00:05:28,120 --> 00:05:32,082 (笑い声) 57 00:05:32,124 --> 00:05:36,086 もう 一言 「好きです」って書けば 済むのに。 58 00:05:36,128 --> 00:05:39,089 (笑い声) (松本) 何か 面白いものでも→ 59 00:05:39,131 --> 00:05:42,009 見つけ…。 (岸辺) わっ! あっ 先生…。 60 00:05:42,092 --> 00:05:45,012 (馬締 くしゃみ) 61 00:05:45,095 --> 00:05:50,017 フフ。 あのころ このようなものを 書いてたんですね。 62 00:05:50,100 --> 00:05:53,020 (岸辺) これで よく 気持ちが伝わりましたよね。 63 00:05:53,103 --> 00:05:56,023 でも とても 馬締君らしい手紙ですよ。 64 00:05:56,106 --> 00:05:58,025 (岸辺) えっ? 65 00:05:58,108 --> 00:06:00,027 彼は たくさんの言葉を 知っていますが→ 66 00:06:00,110 --> 00:06:03,030 思っていることを うまく表現するすべを→ 67 00:06:03,113 --> 00:06:05,032 持ち合わせていないのです。 68 00:06:05,115 --> 00:06:08,035 (岸辺) さっきも めれんって 言われました。 69 00:06:08,118 --> 00:06:10,037 馬締君なりに頑張ったのですよ。 70 00:06:10,120 --> 00:06:14,041 あなたと うまく話そうと 言葉を選んで。 71 00:06:14,124 --> 00:06:19,046 言葉…。 先生。 私 昨日 馬締さんから→ 72 00:06:19,129 --> 00:06:22,049 言葉を大事にしていたんじゃないか って言われたんです。 73 00:06:22,132 --> 00:06:26,053 ほう。 (岸辺) けど よく分からなくて。 74 00:06:26,136 --> 00:06:30,057 言葉を大事にするって どういうことなのか。 75 00:06:30,140 --> 00:06:33,060 う~ん そうですね。→ 76 00:06:33,143 --> 00:06:39,066 例えば 岸辺さんが ご友人と話しているとき→ 77 00:06:39,149 --> 00:06:41,026 思いを伝えたいのに→ 78 00:06:41,068 --> 00:06:44,029 なかなか伝わらない話題が あったとしましょう。 79 00:06:44,071 --> 00:06:46,031 はい。 80 00:06:46,073 --> 00:06:49,034 あなたは 一生懸命 話している。 81 00:06:49,076 --> 00:06:53,038 けれど ご友人は あまり ぴんときていない。 82 00:06:53,080 --> 00:06:56,041 そんなとき あなたは どうしますか? 83 00:06:56,083 --> 00:06:58,043 そうですね。 84 00:06:58,085 --> 00:07:01,046 ちゃんと 伝わるように 表現を変えたりして→ 85 00:07:01,088 --> 00:07:04,049 色々 考えて…。 あっ! 86 00:07:04,091 --> 00:07:06,051 (岸辺)《右… ですか?》→ 87 00:07:06,093 --> 00:07:10,055 《何だろう… 右?》→ 88 00:07:10,097 --> 00:07:15,060 《右… 右… 右!》 89 00:07:15,102 --> 00:07:17,104 そういうこと…。 90 00:07:23,110 --> 00:07:25,070 (松本) 岸辺さん。 91 00:07:25,112 --> 00:07:29,074 あなたも 言葉を愛している人なのですね。 92 00:07:29,116 --> 00:07:32,077 えっ? (松本) より伝わりやすい言葉で→ 93 00:07:32,119 --> 00:07:37,082 表現しようとするのは その証拠ですよ。 94 00:07:37,124 --> 00:07:42,087 そんな 私なんて…。 でも…。 95 00:07:42,129 --> 00:07:46,091 仲間が増えて うれしいです。 96 00:07:46,133 --> 00:07:50,137 (岸辺) あの 馬締さん。 (馬締) えっ? はい。 97 00:07:52,139 --> 00:07:57,102 馬締さんは 辞書を どんなものだと思っていますか? 98 00:07:57,144 --> 00:08:00,105 (馬締) それは また いきなり どうしましたか? 99 00:08:00,147 --> 00:08:04,109 馬締さんの考えを 教えてほしいんです。 100 00:08:04,151 --> 00:08:06,111 (馬締) そうですね。 101 00:08:06,153 --> 00:08:11,116 人が人と理解し合うための 助けとなるものです。 102 00:08:11,158 --> 00:08:15,120 誰かと話しているとき 本を読んでいるとき→ 103 00:08:15,162 --> 00:08:19,124 僕たちは たくさんの言葉に 触れますよね。 104 00:08:19,166 --> 00:08:24,129 それらの言葉の向こうには その言葉を発した人がいる。 105 00:08:24,171 --> 00:08:29,134 その人が何を思って 何を伝えたいのか→ 106 00:08:29,176 --> 00:08:33,138 理解するための 助けとなるもの。 107 00:08:33,180 --> 00:08:36,141 それが 辞書だと思います。 108 00:08:36,183 --> 00:08:41,063 でも 辞書は万能ではありません。 >> えっ? 109 00:08:41,146 --> 00:08:43,065 (馬締) 人の手で作っていますし→ 110 00:08:43,148 --> 00:08:46,068 全ての言葉を集めるなんて できません。 111 00:08:46,151 --> 00:08:50,072 それに 言葉は生き物です。 112 00:08:50,155 --> 00:08:53,075 >> 生き物? (馬締) はい。 113 00:08:53,158 --> 00:08:57,079 言葉の使い方は 時代の変化と共に変わっていき→ 114 00:08:57,162 --> 00:09:00,082 新しい意味が 加わっていくでしょう。 115 00:09:00,165 --> 00:09:04,086 例えば…。 (岸辺) 微妙とか? ヤバいとかも。 116 00:09:04,169 --> 00:09:06,088 (馬締) そうですね。 117 00:09:06,171 --> 00:09:10,092 入れ子のように 新たな意味に包み込まれて→ 118 00:09:10,175 --> 00:09:14,096 もともとの意味が分からなくなった 言葉もあるのです。 119 00:09:14,179 --> 00:09:18,100 (松本) だからこそ 辞書は作り続けられるのです。 120 00:09:18,183 --> 00:09:24,106 変化する言葉や消えていく言葉 新しく生まれる言葉の中で→ 121 00:09:24,189 --> 00:09:29,111 いつの時代でも みんなが互いに 理解し合えるように→ 122 00:09:29,194 --> 00:09:32,114 私や馬締君だけでは足りない。 123 00:09:32,197 --> 00:09:37,119 あなたのような若い人の感性も ちゃんと取り入れて→ 124 00:09:37,202 --> 00:09:41,039 “大渡海”を 編さんしていきましょう。 125 00:09:41,123 --> 00:09:43,125 はい! 126 00:09:54,136 --> 00:09:59,141 ♪(“手のひらを太陽に”の鼻歌) 127 00:09:59,141 --> 00:10:06,148 ♪~ 128 00:10:06,148 --> 00:10:08,150 📱(バイブレーターの音) 129 00:10:10,152 --> 00:10:12,154 (西岡) おっ。 130 00:10:14,156 --> 00:10:16,158 ヘヘ。 131 00:10:21,997 --> 00:10:24,916 (リン太) 海くんも そろそろ 完成 間近だな。 132 00:10:25,000 --> 00:10:27,878 (ヒロシ) うむ。 ちゃんと 真ん中にきていますね。 133 00:10:27,919 --> 00:10:29,880 (海くん) どういうことですか? 134 00:10:29,921 --> 00:10:31,882 辞書というのは 「せ」で始まる言葉が→ 135 00:10:31,923 --> 00:10:35,886 真ん中にくると バランスが良いといわれています。 136 00:10:35,927 --> 00:10:37,888 (ヒロシ) 日本語は 単語の頭にくる音が→ 137 00:10:37,929 --> 00:10:42,893 あ行 か行 さ行であることが とても 多いんです。 138 00:10:42,934 --> 00:10:44,895 へ~ 勉強になりました。 139 00:10:44,936 --> 00:10:46,897 (泉くん) なら しり取りって→ 140 00:10:46,938 --> 00:10:49,900 や行や ら行で 終われば 勝ちやすいってこと? 141 00:10:49,941 --> 00:10:52,903 よーし! しり取りしようぜ。 142 00:10:52,944 --> 00:10:54,905 え~っと じゃあ “大辞林” 143 00:10:54,946 --> 00:10:56,907 “広辞苑” (泉くん)“大辞泉” 144 00:10:56,948 --> 00:10:58,950 (泉くん・ヒロシ・リン太) あ~! 145 00:11:03,955 --> 00:11:06,917 (馬締) 四校の校正刷りが揃いました。 146 00:11:06,958 --> 00:11:09,920 これから 総仕上げに取り掛かります。 147 00:11:09,961 --> 00:11:12,923 ページ数とレイアウトは ほぼ 決まっています。 148 00:11:12,964 --> 00:11:15,926 あとは 図版を入れる位置の 調整が必要です。 149 00:11:15,967 --> 00:11:18,929 見出しについては 基本的に変えません。 150 00:11:18,970 --> 00:11:22,933 しかし どうしても この言葉を載せるのは おかしい→ 151 00:11:22,974 --> 00:11:25,852 この言葉だけは載せたい というものがあれば→ 152 00:11:25,936 --> 00:11:29,856 これが 最後の機会になりますので 言ってください。 153 00:11:29,940 --> 00:11:32,859 (荒木) できるだけ数は抑えてな。 (岸辺) はい。 154 00:11:32,943 --> 00:11:35,946 (馬締) 皆さん よろしくお願いします。 155 00:11:35,946 --> 00:12:32,919 ♪~ 156 00:12:34,921 --> 00:12:39,926 (馬締) ぬめり感は だいぶ出てきましたが 紙の強度が気になります。 157 00:12:43,930 --> 00:12:46,933 (宮本) すみません。 また 調整してきます。 158 00:12:51,938 --> 00:12:53,940 あっ。 (宮本) えっ。 159 00:12:55,942 --> 00:13:00,947 お互いに頑張りましょう。 (宮本) はい。 160 00:13:00,947 --> 00:13:24,971 ♪~ 161 00:13:24,971 --> 00:13:27,849 (西岡) お疲れ~。 差し入れ 持ってきたぞ~。 162 00:13:27,891 --> 00:13:31,853 やった~! ありがとうございます。 163 00:13:31,895 --> 00:13:34,856 (岸辺) あ~ おいしかった。 164 00:13:34,898 --> 00:13:37,859 (佐々木) う~ん! 私 前から思ってたんだけど→ 165 00:13:37,901 --> 00:13:40,862 西岡君って 気が利くわよね。 166 00:13:40,904 --> 00:13:44,908 (西岡) おっ 褒められた! >> 最高です! 167 00:13:53,917 --> 00:13:56,920 \(ドアの開く音) \(宮本) 失礼します。 168 00:13:56,920 --> 00:14:45,927 ♪~ 169 00:14:47,929 --> 00:14:49,931 (馬締) うん。 (岸辺・宮本) あっ。 170 00:14:55,937 --> 00:14:57,939 えっ。 171 00:15:01,943 --> 00:15:05,864 (馬締)“大渡海”は いい辞書になります。 172 00:15:05,947 --> 00:15:07,866 ありがとうございます! 173 00:15:07,949 --> 00:15:10,869 (馬締) いつから 紙をすき始められますか? 174 00:15:10,952 --> 00:15:12,871 いつでも大丈夫です! 175 00:15:12,954 --> 00:15:14,873 (馬締) では すぐに 始めてください。 176 00:15:14,956 --> 00:15:16,875 これからも よろしくお願いします。 177 00:15:16,958 --> 00:15:20,962 こちらこそ 最後まで頑張ります! 178 00:15:28,970 --> 00:15:31,973 (岸辺) あ… あの 宮本さん! 179 00:15:34,976 --> 00:15:39,898 “大渡海”のために素晴らしい紙を ありがとうございました。 180 00:15:39,981 --> 00:15:42,984 紙にふさわしい立派な辞書に 仕上げてみせます。 181 00:15:45,987 --> 00:15:49,908 岸辺さん。 本当は 僕→ 182 00:15:49,991 --> 00:15:54,913 駄目出しされるたびに すごく 落ち込んでたんです。→ 183 00:15:54,996 --> 00:15:58,917 でも 辞書編集部の皆さんが→ 184 00:15:59,000 --> 00:16:01,920 何年も かけて 本気で 作ってらっしゃるのを見ると→ 185 00:16:02,003 --> 00:16:05,924 負けてられないなって思って ここまで踏ん張れました。 186 00:16:06,007 --> 00:16:09,928 僕の方こそ 本当に ありがとうございました。 187 00:16:10,011 --> 00:16:12,931 そんな…。 (宮本) あの→ 188 00:16:13,014 --> 00:16:17,936 今度 よかったら 食事しませんか?→ 189 00:16:18,019 --> 00:16:22,023 紙ができたお祝いに…。 (佐々木のせきばらい) 190 00:16:26,945 --> 00:16:28,947 2人でですか? 191 00:16:30,949 --> 00:16:32,909 駄目でしょうか? 192 00:16:32,951 --> 00:16:35,912 いいえ 分かりました。 行きましょう。 193 00:16:35,954 --> 00:16:38,915 でも 私に ごちそうさせてください。 194 00:16:38,957 --> 00:16:41,918 えっ? (岸辺) だって お祝いなんですし。 195 00:16:41,960 --> 00:16:45,964 そ… そんな 参ったな…。 (岸辺) フフ…。 196 00:16:53,972 --> 00:16:56,933 (男性) この部数は ちょっと 重いんじゃないですか? 197 00:16:56,975 --> 00:16:59,936 それほど 需要があるとは 思えませんが。 198 00:16:59,978 --> 00:17:04,941 (馬締) いいえ 他社の中型辞書は 20万部は初刷りで出しています。 199 00:17:04,983 --> 00:17:07,944 “大渡海”も これくらい 出していいはずです。 200 00:17:07,986 --> 00:17:10,947 この価格の本が在庫を抱えたら→ 201 00:17:10,989 --> 00:17:13,950 どれだけの損失が出るか 分かってるんですか? 202 00:17:13,992 --> 00:17:16,953 (馬締) 在庫は抱えません。 必ず 売れます。 203 00:17:16,995 --> 00:17:20,957 この“大渡海”は 現代に 新しく作られた辞書として→ 204 00:17:20,999 --> 00:17:22,959 玄武書房の顔になる存在です。 205 00:17:23,001 --> 00:17:27,881 だから 皆さんの力を 貸してください! 206 00:17:27,964 --> 00:17:30,967 (西岡) よく頑張った! 207 00:17:33,970 --> 00:17:35,889 (西岡) ほら 食え 食え。 208 00:17:35,972 --> 00:17:38,892 (馬締) 会議はいつになっても 慣れないです。 209 00:17:38,975 --> 00:17:43,897 僕も西岡さんみたいに 話が得意ならよかった…。 210 00:17:43,980 --> 00:17:47,901 (西岡) ぼやくなって。 完成 間近まで きたじゃないか。 211 00:17:47,984 --> 00:17:49,903 昔は こんなの永遠に→ 212 00:17:49,986 --> 00:17:51,905 終わらねえんじゃねえのって 思ってたけどな。 213 00:17:51,988 --> 00:17:53,907 (店員) 大変 お待たせいたしました。 214 00:17:53,990 --> 00:17:56,910 (馬締) でも まだ 気が抜けません。 215 00:17:56,993 --> 00:17:59,913 今 ゲラを 洗い直しているところですが→ 216 00:17:59,996 --> 00:18:02,916 検討しなければならない点は 山積みですし。 217 00:18:02,999 --> 00:18:05,919 そうだ! 宣伝のこともあるんでした。 218 00:18:06,002 --> 00:18:09,923 (西岡) そこは 俺に任せとけ。 実はな 秘策があるんだ。 219 00:18:10,006 --> 00:18:11,925 (店員) いらっしゃいませ。 220 00:18:12,008 --> 00:18:17,013 (女の子・女性) あそこ! はいはい。 (西岡) おっ あれも いいな。 221 00:18:25,021 --> 00:18:26,856 (松本) ん~…。 222 00:18:26,940 --> 00:18:29,859 (馬締) 先生 今日は もう 上がってください。 223 00:18:29,943 --> 00:18:34,864 いえ ちょっと 目が疲れただけです。 まだ 大丈夫ですよ。 224 00:18:34,948 --> 00:18:36,866 後半も手薄にならないよう→ 225 00:18:36,950 --> 00:18:39,869 しっかりと 作り上げたいですからね。 226 00:18:39,953 --> 00:18:41,871 (馬締) はい。 (松本) 収録語の→ 227 00:18:41,955 --> 00:18:43,957 バランスは いかがですか。 228 00:18:48,962 --> 00:18:50,880 (松本) う~ん…。 (馬締) 先生→ 229 00:18:50,964 --> 00:18:54,884 体調が戻られるまで 休まれては いかがですか? 230 00:18:54,968 --> 00:18:58,888 あまり 無理をなさらずに。 >> しかし…。 231 00:18:58,972 --> 00:19:01,891 (馬締) 何かあったら すぐに連絡しますので→ 232 00:19:01,975 --> 00:19:05,895 体調が戻られたら 続きをお願いします。 233 00:19:05,979 --> 00:19:09,899 分かりました。 234 00:19:09,983 --> 00:19:12,902 あと一息かと思うと 気が せいてしまって。 235 00:19:12,986 --> 00:19:15,989 でも 焦ってはいけませんね。 236 00:19:25,915 --> 00:19:28,877 (馬締)《早く完成させないと》 237 00:19:28,918 --> 00:19:32,881 《でも 焦ってはいけない》 238 00:19:32,922 --> 00:19:36,926 《絶対に気を抜かず 最後まで》 239 00:19:39,929 --> 00:19:41,890 (岸辺) ち… しお? 240 00:19:41,931 --> 00:19:45,894 へ~ これ ちしおって読むんだ。 241 00:19:45,935 --> 00:19:50,940 ♪(“手のひらを太陽に”の鼻歌) 242 00:19:50,940 --> 00:19:53,943 ♪~ 243 00:20:12,962 --> 00:20:14,964 えっ? 244 00:20:19,969 --> 00:20:22,931 (岸辺) 馬締さん。 245 00:20:22,972 --> 00:20:25,850 主任! (馬締) はい どうかしましたか? 246 00:20:25,934 --> 00:20:28,853 >> 抜けてるんです! (馬締) んっ? 247 00:20:28,937 --> 00:20:33,942 >> 血潮が ないんです。 (馬締) えっ? 248 00:20:39,948 --> 00:20:44,869 (馬締) 何かの 間違いでは…。 249 00:20:44,953 --> 00:20:46,955 はっ! 250 00:20:54,963 --> 00:20:57,966 (馬締) まさか 他にも? 251 00:21:09,978 --> 00:21:19,988 ♪~ 252 00:22:39,942 --> 00:22:42,862 (宮本) お… お酒 遅いですね。 253 00:22:42,945 --> 00:22:47,867 そういえば… 取りあえず 純米酒を 5合 お願いしたのに。 254 00:22:47,950 --> 00:22:50,870 いいな 岸辺君には 酒を飲ませるんじゃないぞ。 255 00:22:50,953 --> 00:22:52,955 (西岡) 分かってますよ。 >> デート成功のためよ。