1 00:00:33,241 --> 00:00:37,245 <あなたを釘付けにする 実録心霊ドラマ 6連発> 2 00:00:37,245 --> 00:00:39,247 (幹也) ちょっと このアパート…。 3 00:00:39,247 --> 00:00:42,247 (平田)あんたも見たのか? 4 00:00:44,252 --> 00:00:47,255 (義之) この部屋 早く出た方がいい。 5 00:00:47,255 --> 00:00:49,257 (幹也)あ~!! 6 00:00:49,257 --> 00:00:51,257 (亜矢奈)それ ご遺体だよ。 7 00:00:54,262 --> 00:00:57,265 (きらら)明 早く! (明)分かってるよ! 8 00:00:57,265 --> 00:01:00,265 (亜由美)何なの? これ。 (麻友)怖いもの。 9 00:01:02,270 --> 00:01:05,273 (麻友)死ぬよ。 (亜由美)キャー!! 10 00:01:05,273 --> 00:01:08,276 (洋介) ちょっと陽気な ただのいい人…。 11 00:01:08,276 --> 00:01:12,280 (希美)恨み言を成就させるために 使う人間もいるみたい。 12 00:01:12,280 --> 00:01:15,280 (朋子)誰かの気配を ずっと感じる。 13 00:01:21,289 --> 00:01:25,289 (明憲)お父さん もう一泊しようと思うんだ。 14 00:01:30,298 --> 00:01:32,298 (明憲)あ~! 15 00:01:55,256 --> 00:02:01,262 (幹也)<これは 数年前に 僕が体験した話です> 16 00:02:01,262 --> 00:02:04,265 (目覚まし時計の音) 17 00:02:04,265 --> 00:02:07,268 <それは 生まれて初めての➡ 18 00:02:07,268 --> 00:02:10,268 一人暮らしを 始めたばかりのことでした> 19 00:03:00,255 --> 00:03:04,259 <1カ月前 僕は 美容師に転職し➡ 20 00:03:04,259 --> 00:03:08,259 憧れだった東京の美容室で 働き始めました> 21 00:03:11,266 --> 00:03:14,269 (男性)通るよ。 (幹也)あっ すいません。 22 00:03:14,269 --> 00:03:17,272 <しかし まだまだ 見習いなので➡ 23 00:03:17,272 --> 00:03:21,272 お客さまの髪をカットすることなど できません> 24 00:03:23,278 --> 00:03:26,281 <今は ようやく シャンプーを➡ 25 00:03:26,281 --> 00:03:29,284 任せてもらえるように なりました> 26 00:03:29,284 --> 00:03:32,220 (美登里)あなた 今 幾つ? (幹也)23です。 27 00:03:32,220 --> 00:03:37,225 (美登里)あ~ 23 大変でしょ? (幹也)はい…。 28 00:03:37,225 --> 00:03:40,228 (美登里)えっ? (幹也)あっ いえ。 29 00:03:40,228 --> 00:03:43,231 (美登里)店長は 二十歳から 始めたらしいけど➡ 30 00:03:43,231 --> 00:03:46,234 やっぱり 指名が入るまで 何年も かかったって言ってたわよ。➡ 31 00:03:46,234 --> 00:03:48,236 あなたも頑張んなさい。 32 00:03:48,236 --> 00:03:50,238 (幹也)はい。 ありがとうございます。 33 00:03:50,238 --> 00:03:52,238 ≪(大介と女性の話し声) 34 00:03:56,244 --> 00:03:58,246 (美登里)あなた 東京の人? 35 00:03:58,246 --> 00:04:01,249 (幹也)あっ いえ。 最近まで 田舎で会社勤めをしていました。 36 00:04:01,249 --> 00:04:04,252 (美登里)じゃあ お勤めしながら 資格を取ったの? 37 00:04:04,252 --> 00:04:08,256 はい。 通信で。 (美登里)それは 大変だったわね。 38 00:04:08,256 --> 00:04:11,259 いえ そんな…。 39 00:04:11,259 --> 00:04:16,264 <本当は 昔から 美容師になりたかったのです> 40 00:04:16,264 --> 00:04:21,269 <でも 不安定な仕事だと 両親に反対されて➡ 41 00:04:21,269 --> 00:04:24,269 地元の会社に就職したのです> 42 00:04:26,274 --> 00:04:31,274 <だけど 夢を捨てきれず 強引に家を出たのです> 43 00:04:33,214 --> 00:04:35,216 <そして➡ 44 00:04:35,216 --> 00:04:38,216 ここに住み始めたのです> 45 00:04:42,223 --> 00:04:44,223 ハァ…。 46 00:04:59,240 --> 00:05:01,240 (幹也)あ~ いった…。 47 00:05:10,251 --> 00:05:16,257 [TEL] 48 00:05:16,257 --> 00:05:20,261 <心配性の母は 頻繁に電話をかけてきました> 49 00:05:20,261 --> 00:05:26,261 <しかし 疲れ果てている僕には ありがた迷惑でした> 50 00:05:39,214 --> 00:05:43,218 [TEL](百合子のメッセージ) あっ 幹也? 元気にしてる?➡ 51 00:05:43,218 --> 00:05:47,218 ほうとう 送ったから しっかり 食べてね。 じゃあ。 52 00:05:49,224 --> 00:05:52,227 (幹也)ほうとう 送ったのかよ。➡ 53 00:05:52,227 --> 00:05:58,233 家に あまり いないんだから 受け取るの面倒なんだけどな…。➡ 54 00:05:58,233 --> 00:06:00,233 ハァ…。 55 00:06:10,245 --> 00:06:13,245 <朝 閉めたはずでした> 56 00:06:26,261 --> 00:06:28,263 (義之)何か 変な感じだな。 (幹也)んっ? 57 00:06:28,263 --> 00:06:31,282 (義之) お前に 髪 切られるってのは。 58 00:06:31,282 --> 00:06:35,203 文句 言うな。 タダで カットしてやってるんだ。 59 00:06:35,203 --> 00:06:38,206 しかし ホントに 東京 出てくるなんて➡ 60 00:06:38,206 --> 00:06:40,208 思ってなかったな。 61 00:06:40,208 --> 00:06:42,210 <幼なじみの義之は➡ 62 00:06:42,210 --> 00:06:47,215 数年前から 東京で 一人暮らしをしていました> 63 00:06:47,215 --> 00:06:52,215 <このアパートも 義之が 見つけてくれたのです> 64 00:06:56,224 --> 00:06:58,226 どうした? 65 00:06:58,226 --> 00:07:01,229 いや ちょっと このアパート…。 66 00:07:01,229 --> 00:07:04,232 おいおいおい。 確かに ぼろいけど➡ 67 00:07:04,232 --> 00:07:07,235 見習いの給料は安いから とにかく安いアパート探せって➡ 68 00:07:07,235 --> 00:07:11,239 言ったの お前だろ? (幹也)それは そうだけど…。 69 00:07:11,239 --> 00:07:14,242 何だよ もう 弱音 吐いてるのか。 70 00:07:14,242 --> 00:07:20,248 いや 弱音じゃなくて。 この部屋が 何というか。 71 00:07:20,248 --> 00:07:28,256 美容師の仕事がきついのは 百も承知だったろ。 頑張れよ。 72 00:07:28,256 --> 00:07:32,256 だから 動くなっての。 (義之)そっか。 73 00:07:34,195 --> 00:07:36,197 あっ そうだ。 実家から ほうとう 送ってきたんだ。 74 00:07:36,197 --> 00:07:38,199 ほうとう? (幹也)うん。 75 00:07:38,199 --> 00:07:40,201 懐かしいね。 (幹也)でしょ? 76 00:07:40,201 --> 00:07:42,201 うん。 77 00:07:49,210 --> 00:07:51,212 (幹也)えっ!? (義之)あ~あ…。 78 00:07:51,212 --> 00:07:53,214 早く食べないからだ。 79 00:07:53,214 --> 00:07:58,219 いや 届いたばっかだぞ。 (義之)じゃあ 不良品か? 80 00:07:58,219 --> 00:08:01,222 届いたときは こんなんじゃなかった。 81 00:08:01,222 --> 00:08:04,225 この部屋 押し入れが 一番 涼しいから➡ 82 00:08:04,225 --> 00:08:06,227 大丈夫だと思ったのに。 83 00:08:06,227 --> 00:08:08,227 押し入れが 涼しい? (幹也)うん。 84 00:08:12,233 --> 00:08:14,235 おっ! うわっ! (幹也)えっ? 85 00:08:14,235 --> 00:08:16,235 何だよ これ! 86 00:08:18,239 --> 00:08:21,242 (幹也) カット練習用のウィッグだよ。 87 00:08:21,242 --> 00:08:23,244 安いやつ買って 練習してんの。 88 00:08:23,244 --> 00:08:27,248 でも タイミング見て捨てないと 近所から クレーム 来んだよ。➡ 89 00:08:27,248 --> 00:08:29,248 気味が悪いって。 90 00:08:33,187 --> 00:08:36,190 どうかした? 91 00:08:36,190 --> 00:08:39,190 いや 何でもない。 92 00:08:42,196 --> 00:08:44,196 ≪(物音) 93 00:08:46,200 --> 00:08:48,200 ≪(物音) 94 00:08:54,208 --> 00:08:57,211 ≪(物音) 95 00:08:57,211 --> 00:09:02,216 <きっと 隣の住人が 何かをやっている> 96 00:09:02,216 --> 00:09:06,220 <寝ぼけていた僕は そう思いました> 97 00:09:06,220 --> 00:09:08,222 (幹也)ったく…。 98 00:09:08,222 --> 00:09:10,222 ≪(物音) 99 00:09:21,235 --> 00:09:25,235 <翌朝 僕は 文句を つけてやろうと思いました> 100 00:09:30,244 --> 00:09:32,180 (幹也)えっ? 101 00:09:32,180 --> 00:09:48,196 ♬~ 102 00:09:48,196 --> 00:09:52,200 <慌てて 越してきたので 気にもしていなかったのですが➡ 103 00:09:52,200 --> 00:09:58,206 実は 2階には 僕以外 誰も住んでいないのです> 104 00:09:58,206 --> 00:10:10,218 ♬~ 105 00:10:10,218 --> 00:10:13,218 おはようございます。 106 00:10:15,223 --> 00:10:18,226 あの 何か? 107 00:10:18,226 --> 00:10:20,228 (平田)あんた 何号室だ? 108 00:10:20,228 --> 00:10:27,235 えっ? えっと 202号室ですけど。 109 00:10:27,235 --> 00:10:29,237 (幹也)ちょっ…。 110 00:10:29,237 --> 00:10:34,242 あの 2階には いつから 誰も住んでないんですか? 111 00:10:34,242 --> 00:10:39,242 <2階で 何かあったのだろうかと 思いましたが…> 112 00:10:49,257 --> 00:10:53,257 <何しろ 仕事が ハードで…> 113 00:11:04,272 --> 00:11:06,274 (幹也)あ~ いってえ…。 (大介)おい。 114 00:11:06,274 --> 00:11:09,277 (大介)何 休んでんだ。 すぐ シャンプー 入って。 115 00:11:09,277 --> 00:11:11,279 (幹也)はい。 すいません。 116 00:11:11,279 --> 00:11:15,283 <アパートに帰ってからは 何も考えずに➡ 117 00:11:15,283 --> 00:11:18,286 とにかく すぐに 休みたかったのです> 118 00:11:18,286 --> 00:11:26,286 [TEL] 119 00:11:42,243 --> 00:11:44,243 (幹也)えっ? 120 00:12:05,266 --> 00:12:07,266 (幹也)寒っ! 121 00:12:21,282 --> 00:12:23,282 (幹也)わっ! うわっ! 122 00:12:25,286 --> 00:12:31,286 <その感触は まるで 人間の素足のようでした> 123 00:12:39,233 --> 00:12:41,235 失礼します。 (美登里)はい。 124 00:12:41,235 --> 00:12:46,240 どう? 仕事は慣れた? (幹也)はい 何とか。➡ 125 00:12:46,240 --> 00:12:49,243 まだまだ 覚えることは たくさん ありますけど。 126 00:12:49,243 --> 00:12:52,246 早く カットできるように なったらいいわね。 127 00:12:52,246 --> 00:12:55,249 そのときは 私も お願いするわね。 128 00:12:55,249 --> 00:12:58,252 (幹也)ありがとうございます。 129 00:12:58,252 --> 00:13:01,255 (美登里)ひっ! (幹也)えっ? 130 00:13:01,255 --> 00:13:04,258 あの… 何か?➡ 131 00:13:04,258 --> 00:13:07,261 あの…。 132 00:13:07,261 --> 00:13:09,261 (大介)どうされました? 133 00:13:15,269 --> 00:13:17,271 (幹也)僕の手が冷たい? 134 00:13:17,271 --> 00:13:21,271 (大介)まるで 死人に 触られたみたいだって。 135 00:13:23,277 --> 00:13:28,282 (幹也)死人に? どういう意味ですか? 136 00:13:28,282 --> 00:13:30,282 (大介)さあな。 137 00:13:39,226 --> 00:13:41,226 [TEL](メールの着信音) 138 00:13:53,240 --> 00:13:58,245 (義之)これ 不動産屋で見たのと 同じ写真。 139 00:13:58,245 --> 00:14:01,248 (幹也)ここだ。 (義之)この前 来たとき➡ 140 00:14:01,248 --> 00:14:08,255 押し入れ 開けただろ? それで そのとき…。 141 00:14:08,255 --> 00:14:11,258 (幹也)そのとき 何? 142 00:14:11,258 --> 00:14:14,258 (義之)とにかく これ 見てくれ。 143 00:14:18,265 --> 00:14:22,265 (義之)押し入れの中 画面 明るくするから。 144 00:14:36,217 --> 00:14:39,220 (幹也)これ 誰かの いたずらだろ。 145 00:14:39,220 --> 00:14:43,224 幹也 この部屋 早く出た方がいい。 146 00:14:43,224 --> 00:14:46,224 もう少し 頑張れって言ったの お前だぞ! 147 00:14:49,230 --> 00:14:52,233 すまん…。 148 00:14:52,233 --> 00:14:56,237 (幹也)おい。 おい ちょっと 待てよ。 149 00:14:56,237 --> 00:15:00,237 (ドアの開閉音) 150 00:15:06,247 --> 00:15:25,266 ♬~ 151 00:15:25,266 --> 00:15:27,266 ♬~ 152 00:17:52,846 --> 00:17:54,846 ≪(物音) 153 00:17:57,851 --> 00:17:59,851 ≪(物音) 154 00:18:02,856 --> 00:18:04,856 ≪(物音) 155 00:18:14,868 --> 00:18:19,873 ≪(物音) 156 00:18:19,873 --> 00:18:21,873 ≪(男の子のうめき声) 157 00:18:25,879 --> 00:18:27,881 ≪(男の子うめき声) 158 00:18:27,881 --> 00:18:32,881 ≪(物音) 159 00:18:35,889 --> 00:18:38,889 ≪(男の子のうめき声) 160 00:18:41,895 --> 00:18:44,895 ハァ ハァ ハァ…。 161 00:18:51,839 --> 00:18:53,841 ハァ…。 162 00:18:53,841 --> 00:18:58,841 <義之のせいで こんな夢を 見たのだと思いました> 163 00:19:23,871 --> 00:19:26,874 すいません。 失礼しました。 164 00:19:26,874 --> 00:19:29,877 失礼しました。 すいません。 165 00:19:29,877 --> 00:19:31,877 (大介)失礼しました。 166 00:19:53,834 --> 00:19:55,834 <もう限界でした> 167 00:19:57,838 --> 00:19:59,840 はっ! 168 00:19:59,840 --> 00:20:02,840 <ここを出ていくしかないと 思いました> 169 00:20:04,845 --> 00:20:06,845 (幹也)何なんだよ…。 170 00:20:15,856 --> 00:20:18,859 ≪(平田)あんたも見たのか? 171 00:20:18,859 --> 00:20:20,861 えっ? 172 00:20:20,861 --> 00:20:22,861 見たんだろ? 173 00:20:26,867 --> 00:20:35,876 あんたの住んでる202号室には 若い母親と幼い息子が住んでいた。 174 00:20:35,876 --> 00:20:42,883 その母親は 息子に食事を ろくに与えることもせず➡ 175 00:20:42,883 --> 00:20:45,819 しょっちゅう 家を空けていた。➡ 176 00:20:45,819 --> 00:20:49,823 よく 1人で 遊んでるのを見掛けたよ。➡ 177 00:20:49,823 --> 00:20:51,823 だが ある日…。 178 00:20:53,827 --> 00:20:55,827 死んだ。 179 00:20:58,832 --> 00:21:05,832 冬の寒い日に 暖房もない部屋で ランニング姿で倒れていたそうだ。 180 00:21:08,842 --> 00:21:12,846 それから 奇妙なことが起こり始めた。 181 00:21:12,846 --> 00:21:15,849 202号室だけじゃない。 182 00:21:15,849 --> 00:21:20,854 2階に入ってきた連中は すぐに出ていくようになった。 183 00:21:20,854 --> 00:21:40,874 ♬~ 184 00:21:40,874 --> 00:21:46,814 ♬~ 185 00:21:46,814 --> 00:21:52,820 (平田)《その母親は 息子に食事を ろくに与えることもせず➡ 186 00:21:52,820 --> 00:21:54,822 しょっちゅう 家を空けていた》 187 00:21:54,822 --> 00:21:58,826 (平田)《だが ある日… 死んだ》 188 00:21:58,826 --> 00:22:01,829 ≪(男の子)《さみしい…》 189 00:22:01,829 --> 00:22:04,832 ≪(男の子)《助けて…》 190 00:22:04,832 --> 00:22:08,836 さみしい…。 191 00:22:08,836 --> 00:22:10,838 助けて…。 192 00:22:10,838 --> 00:22:13,838 <そう言っているように 思えました> 193 00:22:15,843 --> 00:22:22,843 <母親の帰りを待っていた男の子は もしかして 僕に…> 194 00:22:24,852 --> 00:22:42,870 [TEL] 195 00:22:42,870 --> 00:22:45,806 もしもし? [TEL](百合子)あっ 幹也。➡ 196 00:22:45,806 --> 00:22:48,809 連絡がないから心配してたのよ。 197 00:22:48,809 --> 00:22:51,809 あ… あのさ 母さん。 [TEL]んっ? 198 00:22:54,815 --> 00:23:01,822 あっ いや…。 小さいころ 俺って どんな子供だった? 199 00:23:01,822 --> 00:23:05,826 [TEL]えっ? 何? 突然。 200 00:23:05,826 --> 00:23:08,829 いいから 教えて。 201 00:23:08,829 --> 00:23:12,833 [TEL]どんな子供って言われてもね。➡ 202 00:23:12,833 --> 00:23:16,837 フフフ。 とにかく 私と一緒じゃないと➡ 203 00:23:16,837 --> 00:23:21,842 寝ない子だったわね。 甘えっ子だったわね。➡ 204 00:23:21,842 --> 00:23:27,842 いつも 私に べったりでね。 フフ。 懐かしい。 205 00:23:31,852 --> 00:23:33,852 (幹也)そっか。 206 00:23:36,857 --> 00:23:40,861 (幹也)ごめん。 俺…。 207 00:23:40,861 --> 00:23:43,880 [TEL]な… 何? 208 00:23:43,880 --> 00:23:47,880 あっ うん。 ありがとう。 209 00:26:05,305 --> 00:26:09,305 <僕は その子が かわいそうに思えてきて…> 210 00:26:12,312 --> 00:26:14,314 バカだな…。 211 00:26:14,314 --> 00:26:16,314 ≪(物音) 212 00:26:36,336 --> 00:26:40,336 ≪(物音) 213 00:26:49,349 --> 00:26:51,349 ≪(物音) 214 00:26:58,358 --> 00:27:00,358 あっ… あっ! 215 00:27:06,299 --> 00:27:08,299 あ~…。 216 00:27:18,311 --> 00:27:22,315 ≪(物音) ≪(男の子の声) 217 00:27:22,315 --> 00:27:24,315 う~…。 218 00:27:29,322 --> 00:27:33,326 ≪(男の子)たす…。 219 00:27:33,326 --> 00:27:37,326 ≪(男の子)さみ… よ…。 220 00:27:39,332 --> 00:27:43,332 ≪(男の子)さみしいよ…。 221 00:27:45,338 --> 00:27:47,340 君は もう…。 222 00:27:47,340 --> 00:27:52,345 ≪(男の子)さみしいよ…。 223 00:27:52,345 --> 00:27:54,347 聞いて! 224 00:27:54,347 --> 00:27:58,351 君は もう 死んでるんだ。 225 00:27:58,351 --> 00:28:02,289 ≪(男の子)助けて…。 226 00:28:02,289 --> 00:28:05,292 ここは➡ 227 00:28:05,292 --> 00:28:08,295 君のいる場所じゃないんだ。 228 00:28:08,295 --> 00:28:11,298 ≪(男の子)さみしいよ…。 229 00:28:11,298 --> 00:28:13,298 ≪(男の子)お母さん…。 230 00:28:15,302 --> 00:28:17,304 (男の子)助けて…。 231 00:28:17,304 --> 00:28:21,304 あ~!! 232 00:28:25,312 --> 00:28:28,315 (美登里)すっかり いいパパになっちゃって。 233 00:28:28,315 --> 00:28:31,318 <あの後すぐ 僕は アパートを越しました> 234 00:28:31,318 --> 00:28:33,320 (大介)シャンプーしますね。 235 00:28:33,320 --> 00:28:36,323 柏木。 (幹也)はい。 236 00:28:36,323 --> 00:28:38,325 (美登里)今日ね 大介パパ➡ 237 00:28:38,325 --> 00:28:40,327 機嫌がいいから 何か おごってもらえるかもよ。 238 00:28:40,327 --> 00:28:43,330 え~! 夕飯 ごちそうさまです。 239 00:28:43,330 --> 00:28:47,334 <以来 おかしなことは 何もありません> 240 00:28:47,334 --> 00:28:50,334 <今は 仕事も順調です> 241 00:28:53,340 --> 00:28:55,342 <あのアパートの写真は➡ 242 00:28:55,342 --> 00:29:00,347 いまだにネットに 存在しているらしいです> 243 00:29:00,347 --> 00:29:04,284 <あの男の子は 今もあそこで➡ 244 00:29:04,284 --> 00:29:07,284 母親の帰りを 待っているのでしょうか> 245 00:29:14,294 --> 00:29:16,296 (稲垣)あ~! 246 00:29:16,296 --> 00:29:25,305 (子供たちの叫び声) 247 00:29:25,305 --> 00:29:28,305 (稲垣)はいはいはい…。 怖かったね。 248 00:29:32,312 --> 00:29:34,312 ≪分かんない。 249 00:29:41,321 --> 00:29:44,321 ≪でも 押し入れの方が怖い! 250 00:29:49,329 --> 00:29:51,329 押し入れで待っちゃ駄目だよね。 251 00:30:01,358 --> 00:30:05,278 では 続いての恐怖幽便を 読んでみよう。 ユイ君。 252 00:30:05,278 --> 00:30:07,278 (ユイ)はい 吾郎さん。 253 00:30:09,282 --> 00:30:12,282 「これは 私が体験した話です」 254 00:30:15,288 --> 00:30:19,288 (亜由美) <これは 私が 体験した話です> 255 00:30:21,294 --> 00:30:25,298 <2年前 看護師の資格を取った私は➡ 256 00:30:25,298 --> 00:30:27,300 派遣を経て➡ 257 00:30:27,300 --> 00:30:30,303 ことし ようやく 正規の看護師として➡ 258 00:30:30,303 --> 00:30:32,305 この病院で働き始めました> 259 00:30:32,305 --> 00:30:35,305 (亜由美)主任 巡視に行ってきます。 (美砂)お願いね。 260 00:30:40,313 --> 00:30:44,317 ≪(目覚まし時計の音) 261 00:30:44,317 --> 00:30:46,319 <でも…> 262 00:30:46,319 --> 00:31:06,272 (目覚まし時計の音) 263 00:31:06,272 --> 00:31:22,288 (目覚まし時計の音) 264 00:31:22,288 --> 00:31:24,290 <私は思い出しました> 265 00:31:24,290 --> 00:31:30,296 <実は この部屋で 先日 亡くなった方は➡ 266 00:31:30,296 --> 00:31:32,298 なぜか 毎日➡ 267 00:31:32,298 --> 00:31:36,302 午前3時に 目覚まし時計を セットしていました> 268 00:31:36,302 --> 00:31:41,307 <この病院では おかしなことが たびたび 起こるので➡ 269 00:31:41,307 --> 00:31:45,311 慣れたつもりでいたのですが➡ 270 00:31:45,311 --> 00:31:50,316 この後 あのような 恐ろしい体験をするとは➡ 271 00:31:50,316 --> 00:31:54,316 このときの私には 想像もつきませんでした> 272 00:32:10,270 --> 00:32:12,272 <そんなある日➡ 273 00:32:12,272 --> 00:32:15,275 小学生の女の子が 入院することになり➡ 274 00:32:15,275 --> 00:32:18,275 私が担当することに なりました> 275 00:32:21,281 --> 00:32:24,284 (亜由美)麻友ちゃん。 276 00:32:24,284 --> 00:32:27,284 分からないことがあったら 何でも 聞いてね。 277 00:32:32,292 --> 00:32:34,292 何 描いてるの? 278 00:32:37,297 --> 00:32:40,297 <そのときは 気にもしなかったのですが…> 279 00:32:49,309 --> 00:32:52,312 ここで ボール遊びしちゃ 駄目だよ。 280 00:32:52,312 --> 00:32:54,312 (女性)すいません。 281 00:32:57,317 --> 00:33:00,317 麻友ちゃん こんな所で どうしたの? 282 00:33:04,257 --> 00:33:06,257 麻友ちゃん? 283 00:33:14,267 --> 00:33:16,269 (亜由美)おはようございます。 284 00:33:16,269 --> 00:33:19,269 麻友ちゃん 熱と脈拍を測るよ。 285 00:33:24,277 --> 00:33:27,277 麻友ちゃん 何してるの? 286 00:33:38,291 --> 00:33:41,294 306? 287 00:33:41,294 --> 00:33:43,294 何? 288 00:33:48,301 --> 00:33:50,301 (麻友)死ぬ。 289 00:33:52,305 --> 00:33:54,305 死ぬ? 290 00:33:58,311 --> 00:34:01,331 そんなこと 言っちゃ駄目だよ。 ねっ? 291 00:34:01,331 --> 00:34:06,331 <このときは ただの 子供の遊びだと思いました> 292 00:34:09,255 --> 00:34:11,257 [インターホン] 293 00:34:11,257 --> 00:34:14,260 <その夜のことです> 294 00:34:14,260 --> 00:34:17,263 (看護師)どうなさいましたか? 295 00:34:17,263 --> 00:34:20,263 (看護師)306の持田さん 様子が おかしいです。 296 00:34:24,270 --> 00:34:26,270 ≪(医師)挿管 準備して。 ≪(看護師)はい。 297 00:34:28,274 --> 00:34:30,276 (医師)CTも撮るよ。 (看護師)はい。 298 00:34:30,276 --> 00:34:35,281 <306号室の患者さんの容体が 急変し➡ 299 00:34:35,281 --> 00:34:38,281 そのまま 亡くなってしまったのです> 300 00:34:41,287 --> 00:34:45,287 <そのときは 単なる偶然だと思いました> 301 00:34:50,296 --> 00:34:53,299 (女性)お世話になりました。 (美砂)いいえ よかったですね。 302 00:34:53,299 --> 00:34:55,301 (美砂)お送りします。 303 00:34:55,301 --> 00:34:59,305 麻友ちゃん 検温の時間。 304 00:34:59,305 --> 00:35:02,241 麻友ちゃん 開けるよ。 305 00:35:02,241 --> 00:35:05,241 (亜由美)麻友ちゃん お返事してね。 306 00:35:13,252 --> 00:35:17,256 麻友ちゃん これ 何? 307 00:35:17,256 --> 00:35:22,256 (麻友)知らない。 (亜由美)知らないって? 308 00:35:24,263 --> 00:35:26,263 (麻友)分からない。 309 00:35:28,267 --> 00:35:30,269 (美砂)何? どうしたの? 310 00:35:30,269 --> 00:35:33,269 ああ… いえ。 はい 麻友ちゃん。 311 00:35:45,284 --> 00:35:47,286 (亜由美) 何か 変わった子なんですよね。 312 00:35:47,286 --> 00:35:50,289 ご両親も ほとんど いらっしゃらないし。 313 00:35:50,289 --> 00:35:53,292 患者さんにも 色々な事情を抱えた方が➡ 314 00:35:53,292 --> 00:35:55,292 いらっしゃるということなのよ。 315 00:36:04,303 --> 00:36:19,318 ♬~ 316 00:36:19,318 --> 00:36:22,321 失礼します。 317 00:36:22,321 --> 00:36:27,326 (斉藤)ゆうべは 珍しく 熟睡できたんだ。 318 00:36:27,326 --> 00:36:30,329 よかったですね。 眠りが浅いって➡ 319 00:36:30,329 --> 00:36:32,331 おっしゃってたから 心配してたんですよ。 320 00:36:32,331 --> 00:36:35,334 そしたら けさ方➡ 321 00:36:35,334 --> 00:36:40,339 久しぶりに 女房が 見舞いに来てくれたんだ。 322 00:36:40,339 --> 00:36:42,341 えっ? 323 00:36:42,341 --> 00:36:45,344 あいつ 来てくれたのは いいけど➡ 324 00:36:45,344 --> 00:36:49,348 着替え 持ってくんの忘れて 取りに戻るって言うから➡ 325 00:36:49,348 --> 00:36:52,351 今度でいいよって 言ってやったんだ。 326 00:36:52,351 --> 00:36:57,356 <この患者さんの奥さまは 数年前に亡くなっていました> 327 00:36:57,356 --> 00:37:09,356 ♬~ 328 00:37:11,304 --> 00:37:13,304 <そんなある日のことです> 329 00:37:18,311 --> 00:37:22,311 (亜由美)麻友ちゃん 検温の時間よ。 330 00:38:03,289 --> 00:38:08,294 麻友ちゃん 何なの? これ。 331 00:38:08,294 --> 00:38:13,294 怖いもの。 (亜由美)怖いもの? 332 00:38:16,302 --> 00:38:19,302 お姉さんも 気を付けて。 333 00:38:26,312 --> 00:38:28,312 麻友ちゃん…。 334 00:38:31,317 --> 00:38:34,320 <そして 翌日> 335 00:38:34,320 --> 00:38:38,324 (美砂)体動が激しくて 一時的に抑制しました。➡ 336 00:38:38,324 --> 00:38:41,327 それから 301号室の 奥田さん➡ 337 00:38:41,327 --> 00:38:46,332 0時14分に お亡くなりになりました。 338 00:38:46,332 --> 00:38:49,332 301号室…。 339 00:38:54,340 --> 00:38:59,340 <もう 偶然とは 思えませんでした> 340 00:41:35,301 --> 00:41:38,304 (美砂)子供のいたずらでしょ? 341 00:41:38,304 --> 00:41:43,309 あなたも やっと正規雇用された 大事な時期なんだから。 342 00:41:43,309 --> 00:41:45,311 分かってる? 343 00:41:45,311 --> 00:41:47,313 はい…。 344 00:41:47,313 --> 00:41:49,315 子供のころ入院してたとき➡ 345 00:41:49,315 --> 00:41:52,318 優しくされた看護師に憧れて➡ 346 00:41:52,318 --> 00:41:55,321 勉強して努力して やっと夢がかなったって➡ 347 00:41:55,321 --> 00:41:57,323 そう言ってたじゃない。 348 00:41:57,323 --> 00:41:59,323 しっかりしなさい。 349 00:42:08,334 --> 00:42:10,336 ハァ…。 350 00:42:10,336 --> 00:42:12,336 (亜由美)失礼します。 351 00:42:14,340 --> 00:42:17,340 (亜由美)斉藤さん 脈 測りますよ。 352 00:42:20,346 --> 00:42:22,346 失礼します。 353 00:42:28,354 --> 00:42:31,357 昨日は よく 眠れました? 354 00:42:31,357 --> 00:42:33,357 (斉藤)ん~? 355 00:42:35,294 --> 00:42:38,297 斉藤さん? 356 00:42:38,297 --> 00:42:40,297 (斉藤)ん~…。 357 00:42:52,311 --> 00:42:54,313 (亜由美)麻友ちゃん。 358 00:42:54,313 --> 00:43:06,325 ♬~ 359 00:43:06,325 --> 00:43:09,328 208号室…。➡ 360 00:43:09,328 --> 00:43:11,328 斉藤さん…。 361 00:43:20,339 --> 00:43:23,339 麻友ちゃん 何なの? これ。 362 00:43:26,345 --> 00:43:28,347 (麻友)知らない。 363 00:43:28,347 --> 00:43:30,347 知らないって…。 364 00:43:35,287 --> 00:43:42,287 お姉さん 余計なことすると 死ぬよ。 365 00:43:49,301 --> 00:43:55,307 (美砂)私も 不思議な経験を したことは 何度もあるわ。➡ 366 00:43:55,307 --> 00:44:01,307 だけど 私たちは やるべきことを やるしかないの。 367 00:44:03,315 --> 00:44:08,315 でも このままだと 斉藤さん もしかしたら…。 368 00:44:13,325 --> 00:44:17,329 何か できることは ないんでしょうか? 369 00:44:17,329 --> 00:44:21,329 こんなとき 私たちは 何も できないんですか? 370 00:44:28,340 --> 00:44:31,340 どれだけ 効果があるか 分からないけど…。 371 00:44:33,362 --> 00:44:35,362 主任…。 372 00:44:38,284 --> 00:44:58,284 ♬~ 373 00:45:25,331 --> 00:45:45,284 ♬~ 374 00:45:45,284 --> 00:46:02,301 ♬~ 375 00:46:02,301 --> 00:46:04,303 麻友ちゃん! 376 00:46:04,303 --> 00:46:08,307 麻友ちゃん! ねえ? 麻友ちゃん? 377 00:46:08,307 --> 00:46:28,327 ♬~ 378 00:46:28,327 --> 00:46:39,271 ♬~ 379 00:46:39,271 --> 00:46:42,274 ねえ 麻友ちゃん。 380 00:46:42,274 --> 00:46:44,276 麻友ちゃん! 381 00:46:44,276 --> 00:47:01,293 ♬~ 382 00:47:01,293 --> 00:47:04,296 あっ!? 383 00:47:04,296 --> 00:47:07,299 誰か! 早く! 早く! 384 00:47:07,299 --> 00:47:10,302 誰か~! 385 00:47:10,302 --> 00:47:12,302 (亜由美)誰か 早く! 386 00:47:20,312 --> 00:47:24,316 麻友ちゃん! 麻友ちゃん 行こう! 行くよ! 387 00:47:24,316 --> 00:47:26,318 あっ! 388 00:47:26,318 --> 00:47:46,271 ♬~ 389 00:47:46,271 --> 00:47:48,271 ♬~ 390 00:48:05,290 --> 00:48:07,290 麻友ちゃん。 391 00:48:27,312 --> 00:48:30,312 麻友ちゃん 行こっか。 392 00:48:32,317 --> 00:48:35,317 キャー!! 393 00:48:51,270 --> 00:48:53,272 麻友ちゃん。 394 00:48:53,272 --> 00:48:55,272 心配いらないわよ。 395 00:48:58,277 --> 00:49:00,279 私…。 396 00:49:00,279 --> 00:49:02,279 大丈夫。 397 00:49:05,284 --> 00:49:10,284 <あの五円玉は いったい 何だったのでしょう> 398 00:49:12,291 --> 00:49:17,291 <今となっては 知るすべは ありません> 399 00:49:21,300 --> 00:49:25,300 <私は この後 病院を辞めました> 400 00:49:30,309 --> 00:49:32,311 わ~! 401 00:49:32,311 --> 00:49:34,311 ≪怖かった! 402 00:49:49,261 --> 00:49:52,261 (一同)え~!? 嫌だ 嫌だ! 403 00:50:01,273 --> 00:50:03,273 ≪1人で トイレ 行けなくなっちゃう! 404 00:50:26,298 --> 00:50:30,302 では 恐怖郵便を読んでみよう。 ジュンノスケ君。 405 00:50:30,302 --> 00:50:32,302 (ジュンノスケ)はい 吾郎さん。 406 00:50:34,239 --> 00:50:40,239 「その日 私は 取引先の人たちと 会食をしていました」 407 00:50:49,254 --> 00:50:52,257 (洋介)<その日 私は 取引先の人たちと➡ 408 00:50:52,257 --> 00:50:54,257 会食をしていました> 409 00:50:57,262 --> 00:50:59,264 (洋介)これ レモン 掛けちゃって 大丈夫ですか? 410 00:50:59,264 --> 00:51:03,268 (女性)ありがとうございます。 (洋介)じゃあ 掛けます。 411 00:51:03,268 --> 00:51:05,270 (店員)お待たせしました。 だし巻き卵です。 412 00:51:05,270 --> 00:51:09,274 あ~ どうも。 はいはい…。 どうも どうも…。 413 00:51:09,274 --> 00:51:12,277 どうぞ どうぞ…。 414 00:51:12,277 --> 00:51:14,279 (小林)小島さん 小島さん。 415 00:51:14,279 --> 00:51:16,281 (洋介)んっ? (小林)ネクタイ ネクタイ。 416 00:51:16,281 --> 00:51:18,281 何? ネクタイって。 (小林)ネクタイ…。 417 00:51:20,285 --> 00:51:22,287 (洋介)う~わ! マジか 最悪。 418 00:51:22,287 --> 00:51:24,289 (一同)ハハハハハ! 419 00:51:24,289 --> 00:51:26,289 (洋介)わっ くっさ! 420 00:51:28,293 --> 00:51:31,296 (榎本)ホントに ネタの宝庫だな お前は。 421 00:51:31,296 --> 00:51:34,299 (洋介)すいません。 (小林)いや 小島さん 持ってるな。 422 00:51:34,299 --> 00:51:36,301 (渋沢)ホント ムードメーカーですよね。 423 00:51:36,301 --> 00:51:38,303 (榎本)いや~ お恥ずかしい。➡ 424 00:51:38,303 --> 00:51:42,307 でも この愛嬌の良さだけが こいつの長所なんです。 425 00:51:42,307 --> 00:51:44,309 (洋介)愛嬌…。 426 00:51:44,309 --> 00:51:47,309 ≪小島さん 臭い。 臭いっすよ 臭い。 427 00:51:51,316 --> 00:51:54,319 確か お会いするのは 2度目だよね? 428 00:51:54,319 --> 00:51:59,324 (千鶴)はい。 あの… 川田 千鶴です。 429 00:51:59,324 --> 00:52:01,326 (洋介)川田さん。 430 00:52:01,326 --> 00:52:03,328 (渋沢) 彼女 新卒の営業なんですけどね➡ 431 00:52:03,328 --> 00:52:06,331 まだまだ 色々 慣れないみたいで。 432 00:52:06,331 --> 00:52:09,334 (渋沢)ほら。 小島さんの この感じを 見習ったら どうだ? 433 00:52:09,334 --> 00:52:13,338 (榎本)いやいや。 この感じを 見習っちゃ駄目でしょ。 434 00:52:13,338 --> 00:52:15,340 (一同)ハハハハハ! (洋介)この感じ。 435 00:52:15,340 --> 00:52:18,340 見習う? 見習う? これ。 436 00:52:21,346 --> 00:52:25,350 (洋介)川田さんは 何か 好きなものとかないの 趣味とか。 437 00:52:25,350 --> 00:52:28,353 (矢野)パワースポット巡りとか 好きなんですよ 彼女。 ねっ? 438 00:52:28,353 --> 00:52:32,357 (小林)パワースポット? (千鶴)パワースポット はい。 439 00:52:32,357 --> 00:52:36,294 (矢野)何か 全国各地の パワースポットを巡って➡ 440 00:52:36,294 --> 00:52:38,296 お守り 買ったりして。 ねっ? 441 00:52:38,296 --> 00:52:40,296 (洋介・小林)へ~。 442 00:52:42,300 --> 00:52:45,303 (洋介)じゃあ あれだ。 今 きっと 川田さんの中には➡ 443 00:52:45,303 --> 00:52:47,305 パワーが 詰まってる状態なんだよね。 444 00:52:47,305 --> 00:52:51,309 だから そのうち きっと 爆発して 大活躍してくれるんだもんね。 445 00:52:51,309 --> 00:52:53,311 ねっ? 446 00:52:53,311 --> 00:52:55,313 いいよ… その自分のペースで 頑張っていこうよ。 ねっ? 447 00:52:55,313 --> 00:52:57,315 (小林)先輩 どうでもいいですけど チャック 開いてます。 448 00:52:57,315 --> 00:52:59,317 (洋介)チャック? (小林)嘘で~す! 449 00:52:59,317 --> 00:53:02,320 ふざけんな お前。 嗅げ こら。 (小林)臭っ! 450 00:53:02,320 --> 00:53:07,320 (一同)ハハハハハ! 451 00:53:12,330 --> 00:53:16,330 <その帰り道 駅に向かって歩いていると…> 452 00:53:21,339 --> 00:53:23,339 (千鶴)小島さん! 453 00:53:30,348 --> 00:53:33,368 (千鶴)ハァ ハァ ハァ…。 (洋介)どうしたの? 454 00:53:33,368 --> 00:53:40,292 (千鶴)あの… 先ほどは ありがとうございました。 455 00:53:40,292 --> 00:53:44,296 (洋介)ああ いや そんな 別に…。 あれだけど 別に…。 456 00:53:44,296 --> 00:53:51,303 (千鶴) 小島さんって 優しい方ですね。 457 00:53:51,303 --> 00:53:55,307 (洋介)あっ いや…。 まあ よく言われるんだよね。➡ 458 00:53:55,307 --> 00:53:57,309 ちょっと陽気な ただのいい人って。➡ 459 00:53:57,309 --> 00:54:00,312 すごい ねっ あの…。➡ 460 00:54:00,312 --> 00:54:02,312 えっ? 461 00:54:15,327 --> 00:54:19,331 何? これ。 (千鶴)どうぞ。 462 00:54:19,331 --> 00:54:22,334 いや どうぞって言われても…。 463 00:54:22,334 --> 00:54:24,336 じゃあ 失礼します。 464 00:54:24,336 --> 00:54:29,336 いや ちょっと。 ちょっと? 川田さん? 465 00:54:38,283 --> 00:54:41,286 <まさか この絵馬が きっかけで➡ 466 00:54:41,286 --> 00:54:45,286 あんなことが起きるとは 夢にも思いませんでした> 467 00:54:55,300 --> 00:54:57,302 (希美)パワースポット? (洋介)うん。 468 00:54:57,302 --> 00:55:00,305 (希美)えっ 何? お兄ちゃん そういうの 興味あんの? 469 00:55:00,305 --> 00:55:03,308 俺じゃないよ。 これ くれた子。➡ 470 00:55:03,308 --> 00:55:05,310 やっぱ 女子って こういうの興味あんだな。➡ 471 00:55:05,310 --> 00:55:07,312 じゃあ そこで もらったやつでしょ? 472 00:55:07,312 --> 00:55:09,314 (希美)はっ? その絵馬を? (洋介)うん。 473 00:55:09,314 --> 00:55:11,316 (希美) お守りにどうぞって くれんの?➡ 474 00:55:11,316 --> 00:55:14,319 そんなの聞いたことないよ。 (洋介)そっか。 475 00:55:14,319 --> 00:55:17,322 (希美)ってか そもそも 人に絵馬なんて あげる?➡ 476 00:55:17,322 --> 00:55:19,324 しかも 走って戻ってきてまで 渡すとか。 477 00:55:19,324 --> 00:55:22,327 (洋介)まあ そうだな。 478 00:55:22,327 --> 00:55:26,331 (希美)わっ 薄汚れてるし。 えっ 気味悪いね。➡ 479 00:55:26,331 --> 00:55:28,333 大丈夫? (洋介)大丈夫だろ。 480 00:55:28,333 --> 00:55:30,335 (希美)まあ お兄ちゃんは➡ 481 00:55:30,335 --> 00:55:32,337 人に恨みを買うような タイプじゃないしね。 482 00:55:32,337 --> 00:55:35,273 恨みって何だよ。 ただの絵馬でしょ。 483 00:55:35,273 --> 00:55:38,276 ってか ネクタイ 染み すごいんだけど。 484 00:55:38,276 --> 00:55:43,281 <今 思えば 絵馬をもらうなんて おかしな話なのですが➡ 485 00:55:43,281 --> 00:55:48,281 そのときの私は あまり深く 考えていませんでした> 486 00:55:50,288 --> 00:55:55,293 (小林)それ使って ムカついてる人間に仕返しをとか。 487 00:55:55,293 --> 00:55:57,295 どういうことだよ。 (小林)だから➡ 488 00:55:57,295 --> 00:55:59,297 先輩 いじられキャラじゃないですか。 489 00:55:59,297 --> 00:56:01,299 あの子 それ 見てて 何か こう…➡ 490 00:56:01,299 --> 00:56:03,301 もやもやして それを渡したみたいな。 491 00:56:03,301 --> 00:56:06,304 何でだよ。 ってか そもそも 絵馬って➡ 492 00:56:06,304 --> 00:56:08,306 人を呪うために あるもんじゃないだろ。 493 00:56:08,306 --> 00:56:12,310 そうっすけど。 ちょっと 気持ち悪いじゃないですか。 494 00:56:12,310 --> 00:56:15,310 とはいえ 一度 受け取った物を 返すのもな…。 495 00:56:20,318 --> 00:56:22,320 <そして その日から➡ 496 00:56:22,320 --> 00:56:26,320 私の周りで おかしなことが 起こり始めたのです> 497 00:56:30,328 --> 00:56:32,330 他に推せるとこ ないもんですかね? 498 00:56:32,330 --> 00:56:34,266 (洋介)う~ん どうだろう…。➡ 499 00:56:34,266 --> 00:56:37,269 取りあえず 女性の意見 聞いてみるか。 500 00:56:37,269 --> 00:56:39,271 あっ 本田さん。 (本田)はい。 501 00:56:39,271 --> 00:56:43,275 (洋介)ちょっと いいかな? (本田)はい。 502 00:56:43,275 --> 00:56:45,277 大丈夫? (女性)あっ いった…。 503 00:56:45,277 --> 00:56:49,281 えっ? 大丈夫? 大丈夫? 504 00:56:49,281 --> 00:56:55,287 <おかしなこと といっても 大したことではないのですが…> 505 00:56:55,287 --> 00:56:57,287 (榎本・洋介)いただきます。 506 00:56:59,291 --> 00:57:01,293 (榎本)んっ? 507 00:57:01,293 --> 00:57:04,296 あ~! 508 00:57:04,296 --> 00:57:06,298 大丈夫ですか? 509 00:57:06,298 --> 00:57:08,300 <それは まるで 私のおっちょこちょいが➡ 510 00:57:08,300 --> 00:57:12,304 うつったかのように あまりにも 頻繁に起きました> 511 00:57:12,304 --> 00:57:16,308 あと ここ 「全てのウイルスに 対応していません」 512 00:57:16,308 --> 00:57:18,310 分かりました。 513 00:57:18,310 --> 00:57:22,314 わっ! あれ? (洋介)何? 落ちた? 514 00:57:22,314 --> 00:57:24,316 <とはいえ 正直➡ 515 00:57:24,316 --> 00:57:28,320 最初は あまり 気にしていなかったのですが…> 516 00:57:28,320 --> 00:57:31,323 申し訳ございません。 本日中には何とかいたしますので。 517 00:57:31,323 --> 00:57:34,259 <しかし そのうち ただの おっちょこちょいでは➡ 518 00:57:34,259 --> 00:57:37,262 済まされないものが 多くなっていきました> 519 00:57:37,262 --> 00:57:41,266 <部下が あり得ないミスを してしまいました> 520 00:57:41,266 --> 00:57:44,269 <彼が このようなミスを するなんて➡ 521 00:57:44,269 --> 00:57:46,269 考えられないのですが…> 522 00:57:50,275 --> 00:57:53,278 まあ こういうときもあるって。 落ち込んだって仕方ないだろ。 523 00:57:53,278 --> 00:57:57,282 すいません。 先輩まで 迷惑 掛けちゃって。 524 00:57:57,282 --> 00:57:59,282 いいって いいって。 525 00:58:06,291 --> 00:58:10,295 <どこからか 誰かがじっと 自分のことを見詰めている> 526 00:58:10,295 --> 00:58:14,295 <なぜだか分かりませんが そう感じたのです> 527 00:58:17,302 --> 00:58:19,304 どうしたんですか? 528 00:58:19,304 --> 00:58:24,309 えっ? ああ いや 何でもない。 529 00:58:24,309 --> 00:58:28,309 ホント すいませんでした。 (洋介)うん。 530 00:58:35,253 --> 00:58:39,253 <何かが おかしい。 そう思い始めていました> 531 00:58:42,260 --> 00:58:45,263 ってか そんなに立て続けに 色々起こるなんて➡ 532 00:58:45,263 --> 00:58:50,268 あり得なくない? (洋介)まあ そうだな。 533 00:58:50,268 --> 00:58:53,271 あの絵馬のせいだと思うわ。 534 00:58:53,271 --> 00:58:56,274 ねえ。 絶対 返した方がいいよ。➡ 535 00:58:56,274 --> 00:59:00,278 危ないよ。 (洋介)危ないって 何が? 536 00:59:00,278 --> 00:59:05,283 何か 呪いとか。 537 00:59:05,283 --> 00:59:09,287 いやいやいや ないないないない。 (希美)あるかもしんないじゃん。 538 00:59:09,287 --> 00:59:11,289 お前 その年で まだ そんなこと言ってんの? 539 00:59:11,289 --> 00:59:13,291 呪いに 年は 関係ないし。 540 00:59:13,291 --> 00:59:15,291 そんなん 絶対 あり得ないから。 541 00:59:17,295 --> 00:59:21,299 (希美)あのさ 私 そういうのに 詳しい友達がいるんだけど➡ 542 00:59:21,299 --> 00:59:23,301 ちょっと詳しく聞いとくよ。 543 00:59:23,301 --> 00:59:26,304 (洋介)そんなことばっか言って こじれてんじゃないよ。 544 00:59:26,304 --> 00:59:30,308 (希美)はあ? 40手前で独身。 実家暮らしの➡ 545 00:59:30,308 --> 00:59:32,310 こじらせ末期になんか 言われたくないっつうの! 546 00:59:32,310 --> 00:59:34,245 (洋介)誰が こじらせ末期だ! 初期だっつうんだ!➡ 547 00:59:34,245 --> 00:59:36,247 初期でもねえわ こじれてねえわ。 (希美)こじれてんじゃん。 548 00:59:36,247 --> 00:59:38,249 (洋介)こじれてねえわ。 (希美)もう いいよ。➡ 549 00:59:38,249 --> 00:59:42,253 じゃあ せめて うちには 置いておかないでよね。➡ 550 00:59:42,253 --> 00:59:44,253 気持ち悪いから。 551 00:59:46,257 --> 00:59:49,257 (希美)じゃあ 寝るね。 おやすみ。 552 01:00:08,279 --> 01:00:11,282 (小林)えっ あの絵馬 まだ 持ってるんですか? 553 01:00:11,282 --> 01:00:13,284 (洋介)うん。 (小林)え~!➡ 554 01:00:13,284 --> 01:00:17,288 いや やっぱ 気持ち悪いっすって。➡ 555 01:00:17,288 --> 01:00:21,292 あの子 何か ちょっと 変だったし。➡ 556 01:00:21,292 --> 01:00:23,294 あっ 何なら 俺 何とかしましょうか? 557 01:00:23,294 --> 01:00:26,297 (洋介)えっ? (小林)うちの近くに神社あるし。 558 01:00:26,297 --> 01:00:30,301 預かってもらえばいいんですよね? (洋介)そういうもんなのかな? 559 01:00:30,301 --> 01:00:34,239 じゃあ 頼む。 後で渡すわ。 (小林)了解っす。 560 01:00:34,239 --> 01:00:36,241 (落ちる音) 561 01:00:36,241 --> 01:00:38,243 (一同)小林さん! 小林君! 大丈夫? 562 01:00:38,243 --> 01:00:40,245 小林! 大丈夫か! 小林! 563 01:00:40,245 --> 01:00:43,248 (女性)小林君 大丈夫? (洋介)小林! 564 01:00:43,248 --> 01:00:46,251 <やはり 何かが おかしい> 565 01:00:46,251 --> 01:00:49,251 <さすがの私も そう思いました> 566 01:00:51,256 --> 01:00:55,260 [TEL](渋沢)小島さん どうしました? 何か ありましたか? 567 01:00:55,260 --> 01:00:58,263 あっ いや あの… 大したことじゃないんですけども➡ 568 01:00:58,263 --> 01:01:01,266 あの… この間の会食にいらした 川田さんって➡ 569 01:01:01,266 --> 01:01:05,270 今 いらっしゃいますか? [TEL]川田…。➡ 570 01:01:05,270 --> 01:01:07,272 ああ 聞いてくださいよ。➡ 571 01:01:07,272 --> 01:01:12,277 彼女ね あの飲み会の翌日 突然 辞めちゃったんですよ。 572 01:01:12,277 --> 01:01:17,282 えっ!? [TEL]まったく 何を考えているんだか。 573 01:01:17,282 --> 01:01:19,284 マジっすか…。 574 01:01:19,284 --> 01:01:23,288 [TEL]あいつ 暗いわりには 人気あったんですけどね。 575 01:01:23,288 --> 01:01:43,308 ♬~ 576 01:01:43,308 --> 01:01:48,313 ♬~ 577 01:01:48,313 --> 01:01:50,315 課長 コーヒー 入りましたよ。 578 01:01:50,315 --> 01:01:52,317 フゥ…。 579 01:01:52,317 --> 01:01:56,321 [TEL]小島さん? 小島さん 聞いてます? 580 01:01:56,321 --> 01:01:59,324 あっ はい。 すいません。 [TEL]大丈夫ですか? 581 01:01:59,324 --> 01:02:03,324 ええ。 ありがとうございました。 失礼します。 582 01:02:12,337 --> 01:02:14,339 だから言ったじゃん! 583 01:02:14,339 --> 01:02:16,341 まあ でも 幸い 小林も➡ 584 01:02:16,341 --> 01:02:18,343 足をひねっただけで 済んだみたいだしさ。 585 01:02:18,343 --> 01:02:20,345 ってか 川田さん➡ 586 01:02:20,345 --> 01:02:23,348 お兄ちゃんに 絵馬 渡して すぐ辞めちゃうなんて➡ 587 01:02:23,348 --> 01:02:25,350 おかしいと思わない? 588 01:02:25,350 --> 01:02:27,352 う~ん…。 589 01:02:27,352 --> 01:02:31,356 (希美)この絵馬 奉納しに行った方がいいよ。 590 01:02:31,356 --> 01:02:33,374 奉納? 591 01:02:33,374 --> 01:02:36,294 私ね 友達に 色々 相談してみたの。 592 01:02:36,294 --> 01:02:40,298 そしたらね 川田さんは 絵馬を手放したいけど➡ 593 01:02:40,298 --> 01:02:42,300 どうしたらいいか分からなくて➡ 594 01:02:42,300 --> 01:02:45,303 人の良さそうなお兄ちゃんに 渡したんじゃないかって。 595 01:02:45,303 --> 01:02:47,305 そんなわけ ないじゃん。 596 01:02:47,305 --> 01:02:49,307 絵馬って 本来➡ 597 01:02:49,307 --> 01:02:52,310 願い事を書いて つるしておくものだけど➡ 598 01:02:52,310 --> 01:02:57,315 中には 恨み事を成就させるために 使う人間もいるみたい。 599 01:02:57,315 --> 01:03:00,318 (洋介)そうなんだ。 (希美)うん。➡ 600 01:03:00,318 --> 01:03:03,321 この絵馬 何かが きっかけで➡ 601 01:03:03,321 --> 01:03:06,324 色々な人の元を 渡り歩くようになって➡ 602 01:03:06,324 --> 01:03:09,327 色々な人の念を吸って➡ 603 01:03:09,327 --> 01:03:14,332 まがまがしい念の渦が 取りついてるんじゃないかって。 604 01:03:14,332 --> 01:03:17,335 そんな話 信じろっつったって 信じらんないよ。 605 01:03:17,335 --> 01:03:19,337 だって そもそも 何で➡ 606 01:03:19,337 --> 01:03:21,339 持ち主の俺には 何にも起こらないの? 607 01:03:21,339 --> 01:03:24,342 お兄ちゃんには とても強い 守護霊がついてるから➡ 608 01:03:24,342 --> 01:03:26,344 手を出せないんじゃないかって 言ってた。➡ 609 01:03:26,344 --> 01:03:30,344 だから 被害が みんな 周りに 向いてるんじゃないかって。 610 01:03:32,350 --> 01:03:36,350 (希美)このままだと 私たち 家族にも…。 611 01:03:39,290 --> 01:03:44,295 (希美)だから お願い! どっかに奉納してきて! 612 01:03:44,295 --> 01:03:46,297 <念だとか霊だとか➡ 613 01:03:46,297 --> 01:03:52,303 そういうものが 本当にあるのか 私には理解できませんが➡ 614 01:03:52,303 --> 01:03:54,305 とはいえ このままでは➡ 615 01:03:54,305 --> 01:03:58,305 本当にヤバいのかもしれないと 思いました> 616 01:04:26,337 --> 01:04:46,290 ♬~ 617 01:04:46,290 --> 01:04:58,302 ♬~ 618 01:04:58,302 --> 01:05:01,305 <これまで感じていた視線は➡ 619 01:05:01,305 --> 01:05:03,305 この絵馬だったのです> 620 01:05:06,310 --> 01:05:08,312 <一刻も早く 何とかしなければ> 621 01:05:08,312 --> 01:05:12,312 <そう思い 近所の神社に向かいました> 622 01:05:18,322 --> 01:05:21,325 (洋介)大丈夫ですか? すいません。➡ 623 01:05:21,325 --> 01:05:24,328 大丈夫ですか? ≪(クラクション) 624 01:05:24,328 --> 01:05:26,328 (洋介) すいません。 ごめんなさい。 625 01:05:32,336 --> 01:05:34,272 (警備員)はいはい。 ごめんなさい。 迂回してください。 626 01:05:34,272 --> 01:05:36,274 これ 通れないんですか? (警備員)ごめんなさいね。➡ 627 01:05:36,274 --> 01:05:38,276 歩行者の方 あちらから どうぞ。 628 01:05:38,276 --> 01:05:55,293 ♬~ 629 01:05:55,293 --> 01:05:58,296 (女性)お兄ちゃん お兄ちゃん。 ここ 行きたいんだけど。 630 01:05:58,296 --> 01:06:01,299 (洋介)えっ? ちょっと…。 ちょっと ごめんなさい。 631 01:06:01,299 --> 01:06:05,303 (女性)はい どうしました? (洋介)道 分かんない…。 632 01:06:05,303 --> 01:06:08,303 ごめんなさい。 俺は ちょっと…。 633 01:06:14,312 --> 01:06:22,312 (洋介)ハァ ハァ ハァ…。 634 01:06:24,322 --> 01:06:26,324 <この絵馬は➡ 635 01:06:26,324 --> 01:06:30,324 私を神社に行かせたくないのだと 思いました> 636 01:06:32,330 --> 01:06:34,265 絶対 たどりついてやる。 637 01:06:34,265 --> 01:06:49,280 ♬~ 638 01:06:49,280 --> 01:06:53,280 <何とか 神社まで あと少しの所までやって来ました> 639 01:06:56,287 --> 01:06:59,290 よし! 頑張れ 俺。 640 01:06:59,290 --> 01:07:12,303 ♬~ 641 01:07:12,303 --> 01:07:16,303 <絵馬の 最後の抵抗だと思いました> 642 01:09:53,230 --> 01:09:55,232 (洋介)負けて たまるか! (亜矢奈)それ ご遺体だよ。 643 01:09:55,232 --> 01:09:59,236 (朋子)私の前に 姿を現さないで! 644 01:09:59,236 --> 01:10:02,236 (明憲)久美子? 久美子! 645 01:12:26,317 --> 01:12:31,317 <何とか 神社まで あと少しの所までやって来ました> 646 01:12:33,324 --> 01:12:36,324 よし! 頑張れ 俺。 647 01:12:50,341 --> 01:12:54,341 <絵馬の 最後の抵抗だと思いました> 648 01:13:00,351 --> 01:13:03,354 (洋介)負けて たまるか! 649 01:13:03,354 --> 01:13:23,307 ♬~ 650 01:13:23,307 --> 01:13:33,307 ♬~ 651 01:13:59,343 --> 01:14:13,290 ♬~ 652 01:14:13,290 --> 01:14:15,290 終わった…。 653 01:14:22,299 --> 01:14:24,301 (女性)おはようございます。 (洋介)おはよう。 654 01:14:24,301 --> 01:14:26,303 (一同)おはようございます。 (洋介)おはよう。➡ 655 01:14:26,303 --> 01:14:28,305 おはよう。 おはよう。 (小林)おはようございます。 656 01:14:28,305 --> 01:14:31,308 <あれから おかしなことは 起こらなくなりました> 657 01:14:31,308 --> 01:14:33,310 チャック 開いてますよ。 (洋介)嘘!? 658 01:14:33,310 --> 01:14:35,312 嘘で~す! (洋介)ふざけんなよ。➡ 659 01:14:35,312 --> 01:14:37,314 ハハハじゃねえよ。 セクハラで訴えるからな…。 660 01:14:37,314 --> 01:14:41,314 <あの絵馬は いったい 何だったのでしょうか> 661 01:14:45,322 --> 01:14:47,324 <あの絵馬が➡ 662 01:14:47,324 --> 01:14:50,324 その後 どうなったのかは 分かりませんが…> 663 01:14:54,331 --> 01:14:58,331 <きちんと 奉納されたと 思っています> 664 01:15:12,282 --> 01:15:15,285 では 恐怖郵便を読んでみよう。 ユウナ君。 665 01:15:15,285 --> 01:15:19,289 (ユウナ)はい 吾郎さん。 666 01:15:19,289 --> 01:15:23,289 「これは 数年前に 体験した 出来事です」 667 01:15:25,295 --> 01:15:30,295 (明)<これは 数年前に 体験した 出来事です> 668 01:15:33,303 --> 01:15:36,303 (円美)着いた。 (明)涼しい。 669 01:15:38,308 --> 01:15:41,311 <その日は ケガをして 入院している➡ 670 01:15:41,311 --> 01:15:44,311 友達の見舞いに 行ったのです> 671 01:16:03,333 --> 01:16:06,333 (明)行こっか。 672 01:16:18,282 --> 01:16:21,282 ≪何 書くの? ≪ねえ ペン 貸して。 673 01:16:24,288 --> 01:16:28,292 (きらら)何か怖い話とか あった? (亜矢奈)この病院で? 674 01:16:28,292 --> 01:16:31,295 う~ん ないなぁ。 675 01:16:31,295 --> 01:16:35,299 (きらら)だから 病院だからって 必ず 出るわけじゃないんだよ。 676 01:16:35,299 --> 01:16:38,302 さっき 白いシーツ掛けられた ストレッチャーで➡ 677 01:16:38,302 --> 01:16:40,304 何か 運んでったんだけど。 678 01:16:40,304 --> 01:16:45,309 あ~… それ ご遺体だよ。 679 01:16:45,309 --> 01:16:47,311 (貴美子・円美)ご遺体? 680 01:16:47,311 --> 01:16:49,311 亡くなった人。 681 01:16:52,316 --> 01:16:56,320 このフロアの奥は 高齢者の人が 多いみたいで➡ 682 01:16:56,320 --> 01:16:59,323 霊安室に 運んでいくの よく 見掛けるの。 683 01:16:59,323 --> 01:17:01,325 (円美)霊安室? 684 01:17:01,325 --> 01:17:05,325 そう。 地下1階にあるんだ。 685 01:17:14,271 --> 01:17:16,273 ≪もう暗くなっちゃったね。 686 01:17:16,273 --> 01:17:20,277 <その後 私たちは 時間がたつのも忘れて➡ 687 01:17:20,277 --> 01:17:23,277 すっかり 話し込んでしまいました> 688 01:17:40,297 --> 01:17:42,299 (円美)えっ? 何? 689 01:17:42,299 --> 01:17:44,301 (明)シッ! 690 01:17:44,301 --> 01:17:49,306 <それは まるで 誰かが 乗ったような揺れでした> 691 01:17:49,306 --> 01:18:09,259 ♬~ 692 01:18:09,259 --> 01:18:21,271 ♬~ 693 01:18:21,271 --> 01:18:23,273 何で? 694 01:18:23,273 --> 01:18:43,293 ♬~ 695 01:18:43,293 --> 01:19:00,310 ♬~ 696 01:19:00,310 --> 01:19:04,314 誰かが 降りた? (貴美子)何が言いたいの? 697 01:19:04,314 --> 01:19:08,252 もしかして さっきの ストレッチャーの人の 魂が➡ 698 01:19:08,252 --> 01:19:10,254 私たちと 乗ってたってこと? 699 01:19:10,254 --> 01:19:13,254 そんな! やめてよ。 700 01:19:16,260 --> 01:19:18,260 見て…。 701 01:19:24,268 --> 01:19:26,270 何か出てくるわけじゃないよね? 702 01:19:26,270 --> 01:19:29,270 (貴美子)何 言ってるの。 勝手に ドアが開いただけだよ。 703 01:19:41,285 --> 01:19:45,285 何? 嫌っ! 704 01:19:57,301 --> 01:19:59,301 えっ? 705 01:20:01,305 --> 01:20:03,307 明 早く! 706 01:20:03,307 --> 01:20:05,307 早く 閉めて! (明)分かってるよ! 707 01:20:10,247 --> 01:20:12,249 ねえ…。 708 01:20:12,249 --> 01:20:29,266 ♬~ 709 01:20:29,266 --> 01:20:31,266 (一同の悲鳴) 710 01:20:33,270 --> 01:20:35,272 あー! 711 01:20:35,272 --> 01:20:40,277 (一同の悲鳴) 712 01:20:40,277 --> 01:20:44,281 みんな みんな みんな。 みんな 怖がってちゃ駄目だ! 713 01:20:44,281 --> 01:20:47,284 弱い心を吹き飛ばす あのおまじない いこう。 じゃあ。 714 01:20:47,284 --> 01:20:50,284 (一同)はい。 吾郎さん。 715 01:21:08,238 --> 01:21:12,242 では 恐怖郵便を読んでみよう。 アキト君。 716 01:21:12,242 --> 01:21:15,245 (アキト)はい 吾郎さん。 717 01:21:15,245 --> 01:21:19,245 「これは 私が体験した話です」 718 01:21:21,251 --> 01:21:27,257 (明憲) <これは 私が体験した話です> 719 01:21:27,257 --> 01:21:32,262 (明憲)焼き方 どうする? <その日 私たち 家族は➡ 720 01:21:32,262 --> 01:21:36,266 一泊の予定で 山の貸別荘へ やって来ました> 721 01:21:36,266 --> 01:21:39,269 (明憲)そろそろ 食べられるぞ。 (直樹)その前に 写真 撮ろう。 722 01:21:39,269 --> 01:21:42,272 (瞳・明憲)いいね。 723 01:21:42,272 --> 01:21:46,276 (直樹)じゃあ 笑って。 はい チーズ。 724 01:21:46,276 --> 01:21:48,278 [TEL](シャッター音) 725 01:21:48,278 --> 01:21:50,280 (直樹)父さん すごい顔。 (明憲)いいべ。 726 01:21:50,280 --> 01:21:53,280 (瞳)見して 見して 見して。 (直樹)ほらっ。 727 01:22:00,290 --> 01:22:03,293 あれ? 728 01:22:03,293 --> 01:22:05,293 どうした? 729 01:22:07,297 --> 01:22:09,297 うん…。 730 01:22:14,304 --> 01:22:18,304 <それが 始まりでした> 731 01:22:38,328 --> 01:22:41,328 ねえ お父さん コーヒーの瓶って どこに入れた? 732 01:22:45,335 --> 01:22:47,337 ねえってば お父さん。 733 01:22:47,337 --> 01:22:49,339 うん。 (瞳)コーヒー。 734 01:22:49,339 --> 01:22:51,339 ああ…。 735 01:22:53,343 --> 01:22:58,348 父さん? (明憲)ああ コーヒーな。 736 01:22:58,348 --> 01:23:02,352 <妻を失った 喪失感> 737 01:23:02,352 --> 01:23:07,352 <それは 想像以上だったのです> 738 01:23:48,331 --> 01:23:51,331 (女性の声) 739 01:23:55,338 --> 01:23:58,338 (女性の声) 740 01:24:02,345 --> 01:24:07,345 (女性の声) 741 01:26:26,856 --> 01:26:29,856 (明憲)久美子? 742 01:26:32,862 --> 01:26:34,862 久美子? 743 01:26:39,869 --> 01:26:41,869 久美子! 744 01:26:50,880 --> 01:26:52,880 久美子! 745 01:27:27,851 --> 01:27:47,851 (すすり泣き) 746 01:27:59,883 --> 01:28:19,836 ♬~ 747 01:28:19,836 --> 01:28:34,851 ♬~ 748 01:28:34,851 --> 01:28:40,857 <私には 妻が会いに来てくれた> 749 01:28:40,857 --> 01:28:42,857 <そう思えたのです> 750 01:28:46,863 --> 01:28:48,863 (直樹)よいしょ。 751 01:28:50,867 --> 01:28:53,870 (直樹)父さん 早くしないと。 752 01:28:53,870 --> 01:28:57,874 (明憲)うん? ああ…。 753 01:28:57,874 --> 01:29:01,878 (直樹)えっ? 何か あった? 754 01:29:01,878 --> 01:29:03,878 うん。 755 01:29:08,885 --> 01:29:12,889 なあ…。 756 01:29:12,889 --> 01:29:15,825 お父さん もう一泊しようと思うんだ。 757 01:29:15,825 --> 01:29:18,828 えっ? (直樹)もう一泊? 758 01:29:18,828 --> 01:29:20,830 うん。 759 01:29:20,830 --> 01:29:25,835 夕方から ハツミたちと 約束してるし 無理だよ。 760 01:29:25,835 --> 01:29:28,838 俺だって 夜 バイト 入ってるし。 761 01:29:28,838 --> 01:29:32,838 父さんだけでも もう一泊しようと思う。 762 01:29:35,845 --> 01:29:39,849 ここ ほら…。 763 01:29:39,849 --> 01:29:45,855 母さんが 生前 来たがってたところだろ。 764 01:29:45,855 --> 01:29:51,855 いや 父さん 気持ちは分かるけど。 765 01:32:28,818 --> 01:32:32,822 <結局 私一人が 残ることになりました> 766 01:32:32,822 --> 01:32:37,827 じゃあ 俺たち 先 帰るけど。 767 01:32:37,827 --> 01:32:39,827 うん。 768 01:33:21,871 --> 01:33:23,873 久美子。 769 01:33:23,873 --> 01:33:39,822 ♬~ 770 01:33:39,822 --> 01:33:42,822 <その夕方のことでした> 771 01:33:45,828 --> 01:33:48,831 ≪(女性の声) 772 01:33:48,831 --> 01:34:08,851 ♬~ 773 01:34:08,851 --> 01:34:10,851 久美子。 774 01:34:15,858 --> 01:34:18,861 久美子? 775 01:34:18,861 --> 01:34:20,861 久美子。 776 01:34:38,814 --> 01:34:58,834 ♬~ 777 01:34:58,834 --> 01:35:07,843 ♬~ 778 01:35:07,843 --> 01:35:13,849 ≪(女性の声) 779 01:35:13,849 --> 01:35:15,849 久美子。 780 01:35:21,857 --> 01:35:41,811 ♬~ 781 01:35:41,811 --> 01:36:00,830 ♬~ 782 01:36:00,830 --> 01:36:10,840 [TEL] 783 01:36:10,840 --> 01:36:12,842 もしもし? 784 01:36:12,842 --> 01:36:15,845 [TEL](直樹)もしもし? 父さん? 785 01:36:15,845 --> 01:36:17,847 [TEL]もしもし? 786 01:36:17,847 --> 01:36:20,847 [TEL]父さん 大丈夫? 787 01:36:23,853 --> 01:36:25,855 直樹。 788 01:36:25,855 --> 01:36:27,790 [TEL]昨日 撮った写真➡ 789 01:36:27,790 --> 01:36:30,790 父さんの写真だけ 変な物が 写ってたんだ。 790 01:36:36,799 --> 01:36:40,803 [TEL]もしもし? 父さん? 791 01:36:40,803 --> 01:36:43,806 [TEL]父さん? もしもーし? 792 01:36:43,806 --> 01:37:03,826 ♬~ 793 01:37:03,826 --> 01:37:09,832 ♬~ 794 01:37:09,832 --> 01:37:11,832 久美子じゃない。 795 01:37:13,836 --> 01:37:17,836 (女性の笑い声) 796 01:37:24,847 --> 01:37:27,847 (女性の笑い声) 797 01:37:32,788 --> 01:37:42,798 (女性の笑い声) 798 01:37:42,798 --> 01:37:46,802 あ~! 799 01:37:46,802 --> 01:38:05,821 ♬~ 800 01:38:05,821 --> 01:38:10,826 <その後のことは 覚えていません> 801 01:38:10,826 --> 01:38:13,829 <私の寂しいという気持ちから➡ 802 01:38:13,829 --> 01:38:17,833 沼の女に いざなわれてしまったのか> 803 01:38:17,833 --> 01:38:22,838 <それとも 私の 妻への思いが➡ 804 01:38:22,838 --> 01:38:26,859 沼の女を 呼び寄せてしまったのか> 805 01:38:26,859 --> 01:38:32,859 <私には 今でも 分かりません> 806 01:38:38,788 --> 01:38:41,791 では 恐怖郵便を読んでみよう。 ユウナ君。 807 01:38:41,791 --> 01:38:43,791 はい 吾郎さん。 808 01:38:45,795 --> 01:38:48,795 「これは 私が体験した話です」 809 01:38:52,802 --> 01:38:56,806 (朋子) <これは 私が 体験した話です> 810 01:38:56,806 --> 01:39:00,810 (美樹)アーケード全体が入る絵と。 (朋子)はい。 811 01:39:00,810 --> 01:39:03,813 (美樹)あとは あの看板の寄り おさえといて。 812 01:39:03,813 --> 01:39:05,815 (朋子)はい。 (美樹)あとね あの旗。 813 01:39:05,815 --> 01:39:08,818 <私は 数年前に➡ 814 01:39:08,818 --> 01:39:12,818 小さな 印刷会社に 企画担当として 採用されました> 815 01:39:14,824 --> 01:39:17,827 (朋子)もう少し 笑顔で お願いします。 816 01:39:17,827 --> 01:39:19,829 (吉村)夏祭りを盛り上げる➡ 817 01:39:19,829 --> 01:39:21,831 いいポスターを頼むよ。 (朋子)はい。 818 01:39:21,831 --> 01:39:25,831 <しかし 企画担当とは 名ばかりで…> 819 01:39:30,773 --> 01:39:33,776 <実際は 小さなスーパーや➡ 820 01:39:33,776 --> 01:39:37,776 商店街のチラシ作りが 主な仕事です> 821 01:39:41,784 --> 01:39:46,789 <田舎から出てきて 7年。 現実は 厳しく> 822 01:39:46,789 --> 01:39:52,795 <最近は このままでいいのか 正直 迷っていました> 823 01:39:52,795 --> 01:39:55,798 <そんな ある日…> 824 01:39:55,798 --> 01:40:07,810 ♬~ 825 01:40:07,810 --> 01:40:09,810 えっ? 826 01:40:11,814 --> 01:40:13,814 どうかした? 827 01:40:16,819 --> 01:40:20,823 萩原さん。 828 01:40:20,823 --> 01:40:23,823 (朋子)すいません。 829 01:40:34,770 --> 01:40:39,775 <思えば 不可解な出来事が 起こり始めたのは➡ 830 01:40:39,775 --> 01:40:42,775 このころからでした> 831 01:40:56,792 --> 01:40:59,795 <父は 田舎の公務員でした> 832 01:40:59,795 --> 01:41:02,798 <市民からの苦情を受け➡ 833 01:41:02,798 --> 01:41:06,802 いつも ぺこぺこと 頭を下げている 父を➡ 834 01:41:06,802 --> 01:41:10,806 私は いつしか 恥ずかしいと思うようになり> 835 01:41:10,806 --> 01:41:14,810 (晴彦)《うん? 東京 行って 何するんだ?》 836 01:41:14,810 --> 01:41:16,812 《何って…》 837 01:41:16,812 --> 01:41:21,817 《まだ 決めてないけど 自分の可能性を試したいの》 838 01:41:21,817 --> 01:41:23,819 《何やりたいのかも 決まってないのに➡ 839 01:41:23,819 --> 01:41:26,839 世の中 そんな 甘いもんじゃない!》 840 01:41:26,839 --> 01:41:28,757 《分かったようなこと 言わないでよ》 841 01:41:28,757 --> 01:41:30,759 《田舎から 出たこともないくせに!》 842 01:41:30,759 --> 01:41:33,762 《お前のために言ってんだ》 《大きな お世話よ!》 843 01:41:33,762 --> 01:41:36,762 《私は お父さんみたいな生き方は 死んでも 嫌なの!》 844 01:41:44,773 --> 01:41:50,779 <結局 私は 父の反対を押し切り…> 845 01:41:50,779 --> 01:41:53,782 <その わだかまりが 解けないまま➡ 846 01:41:53,782 --> 01:41:56,782 父は 3年前に他界しました> 847 01:41:58,787 --> 01:42:04,787 <きっと 父は 私のことを まだ 許していないのです> 848 01:44:17,226 --> 01:44:37,246 ♬~ 849 01:44:37,246 --> 01:44:47,256 ♬~ 850 01:44:47,256 --> 01:44:49,258 ≪(美樹)萩原さん。 851 01:44:49,258 --> 01:44:53,258 はい。 (美樹)これ 確認 よろしく。 852 01:44:55,264 --> 01:44:58,267 どうしたの? ぼーっとして。 853 01:44:58,267 --> 01:45:00,269 (朋子)すいません。 何でもないです。 854 01:45:00,269 --> 01:45:02,271 しっかり 頼むわよ。 855 01:45:02,271 --> 01:45:06,275 あの夏祭りの仕事は あなたが 担当なんだから。 856 01:45:06,275 --> 01:45:08,275 はい。 857 01:45:55,257 --> 01:46:15,210 [TEL](バイブレーターの音) 858 01:46:15,210 --> 01:46:35,230 [TEL](バイブレーターの音) 859 01:46:35,230 --> 01:46:55,250 [TEL](バイブレーターの音) 860 01:46:55,250 --> 01:47:03,250 [TEL](バイブレーターの音) 861 01:47:21,209 --> 01:47:25,213 食欲 ないの? 862 01:47:25,213 --> 01:47:30,213 (美樹)何? もしかして ダイエットとか? 863 01:47:32,220 --> 01:47:38,226 (美樹)ホントに 大丈夫? 風邪 ひいたとか? 864 01:47:38,226 --> 01:47:41,229 あの…。 865 01:47:41,229 --> 01:47:46,234 あのですね 例えば 誰かの気配を➡ 866 01:47:46,234 --> 01:47:50,234 ずっと感じるみたいな 経験をしたことってありますか? 867 01:47:52,240 --> 01:47:54,242 何? それ。 868 01:47:54,242 --> 01:47:59,247 何でもないです。 気にしないでください。 869 01:47:59,247 --> 01:48:01,249 (吉村)う~ん。➡ 870 01:48:01,249 --> 01:48:04,252 もう少し インパクトが 欲しいな。➡ 871 01:48:04,252 --> 01:48:06,254 このタイトルの文字 大きくするとか。 872 01:48:06,254 --> 01:48:09,191 (朋子)なるほど。 平仮名だったら➡ 873 01:48:09,191 --> 01:48:12,194 フォントは 毛筆の方が いいかもしれないですね。 874 01:48:12,194 --> 01:48:16,198 (吉村)うん。 いいね。 (朋子)はい。 875 01:48:16,198 --> 01:48:27,209 [TEL](バイブレーターの音) 876 01:48:27,209 --> 01:48:30,212 どうしました? 877 01:48:30,212 --> 01:48:33,215 (朋子)すいません。 (吉村)あとね ここに➡ 878 01:48:33,215 --> 01:48:36,215 イベントの内容 入れてくれる? 879 01:48:42,224 --> 01:48:44,226 ちょっと。 880 01:48:44,226 --> 01:48:48,230 ちょっと! (朋子)あっ すいません。 はい。 881 01:48:48,230 --> 01:48:52,230 その内容のメモが… あれ? どこだったかな? 882 01:48:59,241 --> 01:49:01,243 <3年前…> 883 01:49:01,243 --> 01:49:07,249 (美樹)《みんなで来て ニャ~ン》 884 01:49:07,249 --> 01:49:09,184 《はい OK》 885 01:49:09,184 --> 01:49:11,184 《ちょっと休もうか》 886 01:49:14,189 --> 01:49:19,194 [TEL](バイブレーターの音) 887 01:49:19,194 --> 01:49:23,194 <父から 久しぶりの 電話がありました> 888 01:49:25,200 --> 01:49:30,200 <声も聞きたくないと その電話を無視しました> 889 01:49:32,207 --> 01:49:37,207 <その数日後 父は 事故で亡くなりました> 890 01:52:31,253 --> 01:52:33,255 ≪(小田)萩原さん! 891 01:52:33,255 --> 01:52:35,257 (小田)これ どうなってんの? 892 01:52:35,257 --> 01:52:40,262 ここ! ちゃんとチェックしたの? (朋子)あっ すいません。 893 01:52:40,262 --> 01:52:43,265 このまま印刷してたら 大変なことになってたんだ。 894 01:52:43,265 --> 01:52:45,265 (朋子)すいません。 すぐ 直します。 895 01:53:02,284 --> 01:53:04,284 (朋子)ハァ~。 896 01:53:08,290 --> 01:53:24,290 [TEL](バイブレーターの音) 897 01:53:33,248 --> 01:53:36,248 ねえ? 何がしたいの? 898 01:53:39,254 --> 01:53:43,254 お願いだから これ以上 付きまとわないで。 899 01:53:46,261 --> 01:53:51,266 二度と 私の前に 姿を現さないで! 900 01:53:51,266 --> 01:54:04,266 ♬~ 901 01:54:21,296 --> 01:54:23,298 <それから しばらくは…> 902 01:54:23,298 --> 01:54:26,234 ポスターと チラシは 校了しました。 903 01:54:26,234 --> 01:54:30,238 <父が 姿を見せることは なくなりましたが…> 904 01:54:30,238 --> 01:54:32,240 (朋子)ここのお店は ワッフルが 有名だと聞きました。 905 01:54:32,240 --> 01:54:34,242 (店員)はい そうなんです。 906 01:54:34,242 --> 01:54:36,244 卵と 生クリームを たっぷり使って➡ 907 01:54:36,244 --> 01:54:38,244 ふっくら 焼き上げてるんですよね? 908 01:54:40,248 --> 01:54:56,264 [TEL](バイブレーターの音) 909 01:54:56,264 --> 01:54:58,266 はい もしもし? 910 01:54:58,266 --> 01:55:02,270 [TEL](美樹)もしもし? 萩原さん? ちょっと すぐ 戻ってきて。 911 01:55:02,270 --> 01:55:05,273 えっ? 分かりました。 912 01:55:05,273 --> 01:55:08,276 (吉村)あのさ これじゃあ タダってことになっちゃうよ。 913 01:55:08,276 --> 01:55:10,278 申し訳ございません! 914 01:55:10,278 --> 01:55:12,280 (吉村)任せてくださいって 言ったの あんたたちでしょ。 915 01:55:12,280 --> 01:55:16,284 はい おっしゃるとおりです。 (朋子)すいません! すぐに…。 916 01:55:16,284 --> 01:55:18,286 危うく 配らなきゃ いけなかったじゃないか➡ 917 01:55:18,286 --> 01:55:20,288 パンを タダで。 918 01:55:20,288 --> 01:55:22,290 少しだけ お時間 頂けますか。 919 01:55:22,290 --> 01:55:26,227 時間っつったって 間に合う? (美樹)必ず。 920 01:55:26,227 --> 01:55:41,227 ♬~ 921 01:56:00,261 --> 01:56:02,261 (朋子)お母さん。 922 01:56:07,268 --> 01:56:11,272 (良子) 急に 帰ってくるって言うから➡ 923 01:56:11,272 --> 01:56:14,272 びっくりしたわよ。 924 01:56:33,228 --> 01:56:35,228 (良子)仕事 どうなの? 925 01:56:38,233 --> 01:56:41,233 (良子)お茶 入ったわよ。 926 01:56:51,246 --> 01:56:53,246 (良子)何か あったの? 927 01:56:55,250 --> 01:56:58,250 ねえ お母さん。 928 01:57:01,256 --> 01:57:06,261 お父さんは 今でも 私のことが 許せないのかな? 929 01:57:06,261 --> 01:57:08,263 (良子)えっ? 930 01:57:08,263 --> 01:57:16,263 いや お父さんは 最後まで 私に 怒ってたのかなって。 931 01:57:31,219 --> 01:57:34,219 <その夜のことでした> 932 01:57:38,226 --> 01:57:51,226 ≪(物音) 933 01:57:54,242 --> 01:57:58,242 ≪(物音) 934 01:58:00,248 --> 01:58:02,248 (朋子)お母さん? 935 01:58:22,270 --> 01:58:33,270 ≪(物音) 936 01:58:38,219 --> 01:58:42,219 ≪(物音) 937 01:58:47,228 --> 01:58:51,228 ≪(物音) 938 01:58:54,235 --> 01:59:14,255 ♬~ 939 01:59:14,255 --> 01:59:34,208 ♬~ 940 01:59:34,208 --> 01:59:54,228 ♬~ 941 01:59:54,228 --> 02:00:00,234 ♬~ 942 02:00:00,234 --> 02:00:02,234 (朋子)あっ! 943 02:00:30,198 --> 02:00:33,201 いったい 何なの? 944 02:00:33,201 --> 02:00:36,201 そんなに 私が許せないの? 945 02:00:50,218 --> 02:00:54,218 お父さんの 言うとおりだった。 946 02:00:58,226 --> 02:01:06,226 私 何にも分かってなかった。 947 02:01:15,243 --> 02:01:19,247 どうして あんなに 意地を張ったんだろう。 948 02:01:19,247 --> 02:01:21,249 (晴彦)《世の中 そんな 甘いもんじゃない!》 949 02:01:21,249 --> 02:01:24,252 《分かったようなこと 言わないでよ》 950 02:01:24,252 --> 02:01:26,187 《田舎から 出たこともないくせに!》 951 02:01:26,187 --> 02:01:28,189 《お前のために言ってんだ》 《大きな お世話よ!》 952 02:01:28,189 --> 02:01:32,189 《私は お父さんみたいな生き方は 死んでも 嫌なの!》 953 02:01:37,198 --> 02:01:40,198 お父さん。 954 02:01:43,204 --> 02:01:47,204 私 ずっと つらかったよ。 955 02:01:50,211 --> 02:01:55,211 お父さん ごめんなさい。 956 02:01:58,219 --> 02:02:00,219 ごめんなさい。 957 02:02:31,252 --> 02:02:44,265 ♬~ 958 02:02:44,265 --> 02:02:49,270 <それは 私が 手掛けてきたものでした> 959 02:02:49,270 --> 02:03:04,285 ♬~ 960 02:03:04,285 --> 02:03:07,288 <父の字でした> 961 02:03:07,288 --> 02:03:27,241 ♬~ 962 02:03:27,241 --> 02:03:47,261 ♬~ 963 02:03:47,261 --> 02:04:07,281 ♬~ 964 02:04:07,281 --> 02:04:20,294 ♬~ 965 02:04:20,294 --> 02:04:22,294 お父さん。 966 02:04:30,237 --> 02:04:34,237 お父さん。 967 02:04:40,247 --> 02:04:43,250 ありがとう。 968 02:04:43,250 --> 02:04:55,262 ♬~ 969 02:04:55,262 --> 02:05:01,268 <父が たびたび 姿を現していたのは 私を心配し➡ 970 02:05:01,268 --> 02:05:06,268 くじけそうな 私を励まそうと してくれていたからです> 971 02:05:16,283 --> 02:05:20,287 いいですよね? うん。 972 02:05:20,287 --> 02:05:27,228 <今 このときも 父は 見守ってくれている> 973 02:05:27,228 --> 02:05:30,228 <そう感じるのです> 974 02:07:46,300 --> 02:07:56,300 ♬~ 975 02:09:06,313 --> 02:09:09,313 <あなたからの恐怖郵便 お待ちしています> 976 02:10:33,233 --> 02:10:35,903 (さんま) さあ よゐこからのクレーム。 977 02:10:35,903 --> 02:10:38,503 (久代)よゐこさんからのクレームです。 こちら! 978 02:10:41,575 --> 02:10:45,579 (出川)「お前は バカか!」って 俺のじゃねえかよ お前よ。 979 02:10:45,579 --> 02:10:49,817 (有野)話 続けていいですか? はい どうぞ。 じゃあ 続けてくれ。 980 02:10:49,817 --> 02:10:52,586 (今田)田舎の人なんだ。 981 02:10:52,586 --> 02:10:55,255 いいよ 続けてくれ 続けてくれ。 982 02:10:55,255 --> 02:10:57,925 「お前は バカか!」 ということやな?