1 00:00:02,202 --> 00:00:16,283 ♬~ 2 00:00:16,283 --> 00:00:18,218 (幸之助)え~いっ! 3 00:00:18,218 --> 00:00:27,794 ♬~ 4 00:00:27,794 --> 00:00:29,730 や~っ! 5 00:00:29,730 --> 00:00:39,406 ♬~ 6 00:00:39,406 --> 00:00:41,408 や~っ! 7 00:00:43,310 --> 00:00:45,312 (桑田)そこまで! 8 00:00:48,649 --> 00:00:53,320 これで… 7人目か。 9 00:00:53,320 --> 00:00:56,523 また 婿取りが遠のいた。 10 00:00:58,158 --> 00:01:01,595 まずは 弟子が勝ったことを 喜んでいただきたく存じます。 11 00:01:01,595 --> 00:01:06,767 うむ。 あの 受け流しからの打ち込み➡ 12 00:01:06,767 --> 00:01:09,670 あれは 見事であった。 13 00:01:09,670 --> 00:01:12,105 ありがとうございます! 14 00:01:12,105 --> 00:01:17,778 して 真琴 いつまで このようなことをするつもりか? 15 00:01:17,778 --> 00:01:22,649 私を打ち負かす男が 現れるまででございます。 16 00:01:22,649 --> 00:01:25,285 (幸之助)あれは おなごでない。 17 00:01:25,285 --> 00:01:28,622 そんなに強かったのか? 情けない。 18 00:01:28,622 --> 00:01:31,959 勝てば 七千石の婿養子だったものを。 19 00:01:31,959 --> 00:01:36,163 むちゃ言うな。 あれに勝てる者など…。 20 00:01:44,304 --> 00:01:50,177 (香枝)平太郎殿ならば その男勝りな 旗本のお嬢様に勝てるのではないですか? 21 00:01:50,177 --> 00:01:52,179 (平太郎)関心ございません。 22 00:01:52,179 --> 00:01:54,448 私は おなごに勝っても うれしくはありませぬゆえ。 23 00:01:54,448 --> 00:01:59,987 そうではなくて! 私は 平太郎殿を心配しているんです! 24 00:01:59,987 --> 00:02:03,390 堀家に婿入りとなれば ご両親も お喜びに…。 25 00:02:03,390 --> 00:02:08,762 旗本の三男ですから 己の食いぶちくらい なんとかせねばと心得ております。 26 00:02:08,762 --> 00:02:11,098 ならば…。 (間宮)子供たちが来ている。 27 00:02:11,098 --> 00:02:13,600 稽古をつけてやってくれ。 はい。 28 00:02:13,600 --> 00:02:16,603 (子供たち)よろしくお願いします! ほら。 29 00:02:20,474 --> 00:02:23,677 神前に向かって 礼。 30 00:02:26,613 --> 00:02:30,283 お互いに向かって 礼。 31 00:02:30,283 --> 00:02:33,186 この前の養子話も ふいにしたと。➡ 32 00:02:33,186 --> 00:02:37,958 世渡り下手が歯がゆくて つい…。 33 00:02:37,958 --> 00:02:41,828 平太郎も 30を超えたか…。 34 00:02:41,828 --> 00:02:43,830 (鈴木)殿。 (内蔵助)うん? 35 00:02:43,830 --> 00:02:48,301 真琴様が お勝ちになられたようでございます。 36 00:02:48,301 --> 00:02:51,972 勝った? はい。 37 00:02:51,972 --> 00:02:54,641 はあ… 勝ったか…。 38 00:02:54,641 --> 00:02:58,445 (弥栄)フフッ。 真琴は まことに強いのですね。 39 00:02:58,445 --> 00:03:02,749 フフフッ。 笑い事ではない。 40 00:03:02,749 --> 00:03:08,088 申し訳ございません。 つい 娘の勝ちが うれしゅうて。 41 00:03:08,088 --> 00:03:10,991 娘には 剣を振るより➡ 42 00:03:10,991 --> 00:03:13,260 花をめでていてほしいものじゃ。 43 00:03:13,260 --> 00:03:15,195 勝った者を婿に取ると➡ 44 00:03:15,195 --> 00:03:17,264 真琴が言いだした時は➡ 45 00:03:17,264 --> 00:03:19,933 婚礼の備えを急がねばと慌てましたが➡ 46 00:03:19,933 --> 00:03:24,104 なかなか おらぬものですね 強いお方は。 47 00:03:24,104 --> 00:03:26,406 申し訳ございません。 48 00:03:26,406 --> 00:03:29,609 こたびこそはと 思うたのでございますが…。 49 00:03:31,244 --> 00:03:38,985 このまま 真琴が婿取りをせず 跡取りのないまま わしに何かあれば➡ 50 00:03:38,985 --> 00:03:43,290 堀の家は 絶えることになるな。 縁起でもないことを。 51 00:03:43,290 --> 00:03:48,962 真琴様が あれほどまでに 剣術に打ち込まれるのは やはり…。 52 00:03:48,962 --> 00:03:55,635 真琴は 金吾が己のせいで死んだと 今も悔いているのでしょう。 53 00:03:55,635 --> 00:04:00,340 かよわき おなごでいることを 拒むほどに…。 54 00:04:01,908 --> 00:04:05,745 金吾を慕っておったからの。 55 00:04:05,745 --> 00:04:08,248 あなた…。 56 00:04:08,248 --> 00:04:14,755 <七千石の旗本 堀 内蔵助は 世継ぎがなく➡ 57 00:04:14,755 --> 00:04:21,094 幼い頃に両親を亡くした 姪の真琴を 養女として迎えたが➡ 58 00:04:21,094 --> 00:04:27,968 その娘が婿も取らず 剣術一筋に入れ込んでいた> 59 00:04:27,968 --> 00:05:21,121 ♬~ 60 00:05:21,121 --> 00:05:23,123 万右衛門。 61 00:05:23,123 --> 00:05:25,325 ま… 真琴様! 62 00:05:28,261 --> 00:05:31,932 お帰りなさいませ。 うむ。 63 00:05:31,932 --> 00:05:37,270 随分と眠そうじゃな。 はい? な… 何ですと? 64 00:05:37,270 --> 00:05:43,944 万右衛門 耳が遠くなったのか? お主 もう じじいじゃな。 65 00:05:43,944 --> 00:05:46,279 じじい… じじい? 66 00:05:46,279 --> 00:05:49,950 そんなことはございません。 髪も まだ 黒々と…。 67 00:05:49,950 --> 00:05:55,822 からこうただけじゃ。 真に受けるでない。 それより 結果は聞かぬのか? 68 00:05:55,822 --> 00:05:59,125 お顔を見れば 分かりますよ。 69 00:06:04,598 --> 00:06:08,902 お~ 千代 今日は 鯛の みそ漬けか。 ごちそうだな。 70 00:06:08,902 --> 00:06:12,239 (千代)お帰りなさいませ。 勝った お祝いですから。 71 00:06:12,239 --> 00:06:15,575 だって あたしは 真琴様に ずっと ここにいてほしいんだもの。 72 00:06:15,575 --> 00:06:19,579 これ 千代! おじちゃんだって そうでしょ? 73 00:06:25,585 --> 00:06:28,622 では 今日は 私も手伝おうかの。 74 00:06:28,622 --> 00:06:30,624 えっ! 75 00:06:32,359 --> 00:06:36,096 あ… いえいえ いえいえ いえいえ… 支度は 我らで致します。 76 00:06:36,096 --> 00:06:39,766 真琴様は お疲れでしょうから。 ええ ええ。ねっ ねっ。 77 00:06:39,766 --> 00:06:43,270 今日ぐらいは…。 いえいえ 任せてください! ええ。 78 00:06:43,270 --> 00:06:48,575 ハハハ…。 ええ。 分かった。ええ。 79 00:06:56,783 --> 00:07:01,054 (万右衛門)整いました! 80 00:07:01,054 --> 00:07:03,056 よっ! 待ってました! 81 00:07:04,724 --> 00:07:08,361 <万右衛門は かつて 堀家に仕えていたが➡ 82 00:07:08,361 --> 00:07:13,900 今は 百姓家で 真琴の世話を任されていた> 83 00:07:13,900 --> 00:07:17,570 いいぞ 万右衛門! よっ! 84 00:07:17,570 --> 00:07:19,906 はっ! よっ! 85 00:07:19,906 --> 00:07:22,375 おっ かっこいいぞ! はっ! 86 00:07:22,375 --> 00:07:24,377 ハハハ! 87 00:07:31,918 --> 00:07:34,220 (鶏の鳴き声) 88 00:07:45,765 --> 00:07:47,767 あっ…。 89 00:07:52,105 --> 00:07:54,107 真琴様! 90 00:07:55,775 --> 00:07:59,279 昨日は ごちそうを こしらえてもろうたからな。 91 00:07:59,279 --> 00:08:01,581 はっ…。 お返しだ。 92 00:08:04,884 --> 00:08:08,221 (小声で)刀は うまいのに 何で 包丁は下手なんだろう…。 93 00:08:08,221 --> 00:08:10,223 し~っ! 94 00:08:19,733 --> 00:08:25,538 うむ。 では 頂くとするかの。 はい。 95 00:08:25,538 --> 00:08:29,042 頂きます。 (万右衛門 千代)頂きます。 96 00:08:30,744 --> 00:08:32,679 (千代)はっ…。 97 00:08:32,679 --> 00:08:45,592 ♬~ 98 00:08:45,592 --> 00:08:48,628 まるで うんどんみたい…。 99 00:08:48,628 --> 00:08:50,630 あ…。 100 00:08:56,936 --> 00:09:00,807 (せきばらい) あ~ でも お味は…。 なっ。 101 00:09:00,807 --> 00:09:02,809 はい。 102 00:09:09,516 --> 00:09:11,451 うっ。 103 00:09:11,451 --> 00:09:14,654 どうじゃ? まずい! 104 00:09:23,096 --> 00:09:29,836 真琴様 そろそろ お屋敷に戻られては いかがでございますか? 105 00:09:29,836 --> 00:09:34,574 殿様も ご心配なされておりますから。 106 00:09:34,574 --> 00:09:40,080 父上は お家のことは案じても 私のことなど心配しておらぬわ。 107 00:09:54,761 --> 00:09:58,598 (新之助)我らは帰るが 真琴殿は? 108 00:09:58,598 --> 00:10:02,469 私は もう少し 稽古を…。 109 00:10:02,469 --> 00:10:04,771 では お先に。 110 00:10:11,177 --> 00:10:13,146 ありがとうございました! 111 00:10:13,146 --> 00:10:16,649 (店の者たち) はい ありがとうございました! 112 00:10:18,785 --> 00:10:24,290 かけ 3杯! (店の者たち)はい かけ 3杯! 113 00:10:24,290 --> 00:10:28,595 盛り 頂きました! (店の者たち)はい 盛り 1丁! 114 00:10:31,164 --> 00:10:33,299 いらっしゃいませ! 平太郎。 115 00:10:33,299 --> 00:10:39,439 お前 この前の養子の話 何で流れたのだ? 一体 何をしたのだ? 116 00:10:39,439 --> 00:10:43,309 何も。 ただ ご当主に お会いして 話をしただけだ。 117 00:10:43,309 --> 00:10:46,980 何を話したんだ? いつもどおり…。 118 00:10:46,980 --> 00:10:51,818 いくら 男勝りな真琴御前とはいえ そば屋に誘うわけにはいかぬからの。 119 00:10:51,818 --> 00:10:56,456 いや~ 誘うても 旗本のお嬢様が かような店には来ぬであろう。 120 00:10:56,456 --> 00:11:01,294 (店主)いらっしゃいませ。 かような店とは どのような? 121 00:11:01,294 --> 00:11:05,098 あ いやいや おなごを連れてくるには… のう? 122 00:11:05,098 --> 00:11:08,935 あっ いや おなごといっても 真琴殿は めっぽう強いのだが…。 123 00:11:08,935 --> 00:11:14,140 いや おなごは 強いものでございます。 さあ どうぞ こちらへ。 124 00:11:16,609 --> 00:11:21,281 (小声で)真琴殿とは… 桑田道場のやつらか? 125 00:11:21,281 --> 00:11:24,183 どのような おなごなのであろうな。 126 00:11:24,183 --> 00:11:27,787 幸之助は 岩のような おなごと言うておったが。 127 00:11:27,787 --> 00:11:33,426 岩のように ゴッツゴツなのか。 お~ 怖っ! 128 00:11:33,426 --> 00:11:38,798 そうでなければ おなごが そこまで 強うなれぬのであろう。 129 00:11:38,798 --> 00:11:43,503 まあ それは そうだが…。 130 00:11:45,138 --> 00:11:49,642 なあ 酒を頼もう。 おお 飲むか 飲むか。 131 00:11:49,642 --> 00:11:53,947 よし そうしよう。 すまぬ。 俺は帰る。 132 00:11:59,319 --> 00:12:02,589 お待たせいたしました。 甘酒になります。 133 00:12:02,589 --> 00:12:07,293 ごゆっくり どうぞ。 いらっしゃいまし。 奥 どうぞ。 134 00:12:10,930 --> 00:12:13,833 頂きます。 135 00:12:13,833 --> 00:12:18,671 いや 稽古で疲れてるのに つきあわせて すまぬ。 136 00:12:18,671 --> 00:12:26,279 甘いものには 目がないんだが 男一人では 入りにくくてな…。 137 00:12:26,279 --> 00:12:28,214 ありがとうございます。 138 00:12:28,214 --> 00:12:30,216 いらっしゃいまし! 139 00:12:35,288 --> 00:12:39,492 また 男だ。 今度は 1人で来たよ。 140 00:12:41,160 --> 00:12:45,164 (笑い声) 141 00:12:52,305 --> 00:12:56,809 あ~ うまい! もう一杯! 142 00:12:56,809 --> 00:12:59,312 はい ただいま! 143 00:12:59,312 --> 00:13:05,118 ♬~ 144 00:13:05,118 --> 00:13:07,120 (鼓動) 145 00:13:07,120 --> 00:13:15,795 ♬~ 146 00:13:15,795 --> 00:13:17,797 (鼓動) 147 00:13:17,797 --> 00:13:21,401 お客さん 何に致しましょう? 148 00:13:21,401 --> 00:13:25,271 あっ 私も甘酒を…。 はい お待ちください。 149 00:13:25,271 --> 00:13:32,045 (笑い声) 150 00:13:32,045 --> 00:13:38,551 男であろうが 女であろうが うまいものは うまい。 151 00:13:44,123 --> 00:13:46,826 (鼓動) 152 00:13:50,296 --> 00:13:53,800 では 行くか。 はい ごちそうさまです。 153 00:13:55,435 --> 00:13:59,806 お勘定。 はい 24文になります。 154 00:13:59,806 --> 00:14:01,741 はい。 155 00:14:01,741 --> 00:14:10,750 ♬~ 156 00:14:10,750 --> 00:14:12,685 ありがとうございます! 157 00:14:12,685 --> 00:14:41,414 ♬~ 158 00:14:41,414 --> 00:14:45,952 ここで 結構です。 ありがとうございました。 159 00:14:45,952 --> 00:14:52,291 いや 家まで送ろう。 何かあれば わしが堀様に叱られてしまう。 160 00:14:52,291 --> 00:14:58,164 ご心配なく。 おかげさまで 腕には 少々 覚えがございますれば。 161 00:14:58,164 --> 00:15:02,168 そうか。 ハハハ。 では。 162 00:15:32,598 --> 00:15:36,936 父上! 真琴様。 163 00:15:36,936 --> 00:15:39,272 どうして…。 164 00:15:39,272 --> 00:15:44,143 お元は わしの妹じゃ。 墓参りをしても 不思議はあるまい。 165 00:15:44,143 --> 00:15:50,783 ああ…。 母上も喜びましょう。 166 00:15:50,783 --> 00:15:53,119 ご無沙汰しております。 167 00:15:53,119 --> 00:15:55,621 全くじゃ。 168 00:15:55,621 --> 00:16:00,593 まあ よい。 手を合わせて 親不孝を詫びるがよい。 169 00:16:00,593 --> 00:16:03,229 親不孝とは 何のことでございましょう? 170 00:16:03,229 --> 00:16:07,900 お主の母は そのような姿を 望んではおらぬはずじゃ。 171 00:16:07,900 --> 00:16:10,736 おなごの姿では 刀を差すことはできませぬ。 172 00:16:10,736 --> 00:16:13,372 なぜ 刀を持たねばならぬ? 173 00:16:13,372 --> 00:16:19,178 己の身は 己で守れるよう 強くありたいのです。 174 00:16:19,178 --> 00:16:21,681 やはり 親不孝じゃの。 175 00:16:23,382 --> 00:16:29,755 母上も父上も きっと分かってくださります。 176 00:16:29,755 --> 00:16:35,261 養父とはいえ わしも お前の親じゃがの。 177 00:16:39,265 --> 00:16:45,271 そろそろ 日が陰ってまいりました。 うむ。 行こう。 178 00:17:08,227 --> 00:17:13,065 りんどうの花を持っておった。 179 00:17:13,065 --> 00:17:15,768 娘か…。 180 00:17:21,240 --> 00:17:23,943 申し訳ありません。 181 00:17:27,747 --> 00:17:34,086 なれど このままでは 己が許せぬのです。 182 00:17:34,086 --> 00:17:37,890 礼。 (子供たち)よろしくお願いします! 183 00:17:41,260 --> 00:17:44,163 一つ! (子供たち)やあ! 184 00:17:44,163 --> 00:17:46,766 二つ! (子供たち)やあ! 185 00:17:46,766 --> 00:17:50,269 はい 声 出して! 一つ! (子供たち)やあ! 186 00:17:54,507 --> 00:17:58,945 (戸田)あ いたたたた…。 何じゃ お前は? 人に ぶつかってきよって…。 187 00:17:58,945 --> 00:18:00,880 (女中)いえ それは あなた様が…。 188 00:18:00,880 --> 00:18:03,716 (戸田)娘! 189 00:18:03,716 --> 00:18:08,220 誰に向かって 口をきいておる!? 190 00:18:08,220 --> 00:18:10,890 申し訳ございません! お許しください! 191 00:18:10,890 --> 00:18:13,359 申し訳ございません! 192 00:18:13,359 --> 00:18:17,229 (戸田)お主 よう見ると なかなかの上玉じゃの。 193 00:18:17,229 --> 00:18:20,566 後生ですから お許しください! 許さぬわ。 194 00:18:20,566 --> 00:18:24,370 お許しください! お許しください! 195 00:18:27,907 --> 00:18:30,710 な… 何者じゃ? お前! 196 00:18:32,745 --> 00:18:35,381 貴様! 197 00:18:35,381 --> 00:18:54,734 ♬~ 198 00:18:54,734 --> 00:18:56,736 貴様! 199 00:18:58,404 --> 00:19:00,406 あ~っ! 200 00:19:05,878 --> 00:19:08,914 女!? 201 00:19:08,914 --> 00:19:16,589 おなごのくせに 生意気な! 成敗してくれるわ! 202 00:19:16,589 --> 00:19:20,793 うあっ! おりゃ~っ! 203 00:19:30,569 --> 00:19:32,505 殿! 204 00:19:32,505 --> 00:19:34,907 何じゃい!? ま… ま… まげが…。 205 00:19:34,907 --> 00:19:37,943 まげ? 206 00:19:37,943 --> 00:19:40,780 あ~っ! 覚えておれ! 207 00:19:40,780 --> 00:19:43,616 殿! お待ちください! 208 00:19:43,616 --> 00:19:47,119 おのれ! クソ~! 殿! 209 00:19:50,256 --> 00:19:53,959 ありがとうございます! あの… お名前は? 210 00:20:00,900 --> 00:20:04,770 万右衛門! うわ~! そっち? 211 00:20:04,770 --> 00:20:07,406 どうした? どこか出かけるのか? 212 00:20:07,406 --> 00:20:11,277 いえ 違います。 お帰りが遅いので心配で。 213 00:20:11,277 --> 00:20:14,280 案ずるな。 私に勝てる男が そうおらぬゆえ➡ 214 00:20:14,280 --> 00:20:17,616 この ひなびた百姓家に 住んでいられるのだ。 215 00:20:17,616 --> 00:20:19,552 ごもっともで。 216 00:20:19,552 --> 00:20:24,123 あ~ いや… こんなに遅くまで どちらへ おいでだったのでございますか? 217 00:20:24,123 --> 00:20:26,792 うまい甘酒を飲んでいた。 218 00:20:26,792 --> 00:20:30,429 このようなことでは お屋敷に お伝えせねばなりません。 219 00:20:30,429 --> 00:20:32,498 堀の父上ならば 会うた。 220 00:20:32,498 --> 00:20:36,135 殿様にでございますか? たまたまだ。 221 00:20:36,135 --> 00:20:44,643 ああ 今日は 亡きお母上 お元様の月命日でございましたな。 222 00:20:46,846 --> 00:20:50,649 腹が減った。 223 00:20:50,649 --> 00:20:52,585 今日の夕げは 何だ? 千代。 224 00:20:52,585 --> 00:20:57,590 (千代)お帰りなさいませ 真琴様。 今夜は 栗ごはんを炊きました。 225 00:21:06,132 --> 00:21:08,134 え~い! 226 00:21:08,134 --> 00:21:11,270 これでは 当分 まげが結えぬ! 227 00:21:11,270 --> 00:21:15,774 父上が生きておったら 武士の恥と斬り捨てられたわ! 228 00:21:15,774 --> 00:21:21,113 あの女 何者じゃ! 信じられぬ強さでございました。 229 00:21:21,113 --> 00:21:25,284 おなごの武芸者など 数が知れておる。 捜せ! 230 00:21:25,284 --> 00:21:27,219 はっ! 殿…。 231 00:21:27,219 --> 00:21:30,623 何じゃい? あ… あの… 実は…➡ 232 00:21:30,623 --> 00:21:37,963 石川様より預かりました借用金の証文を 先ほど落としてしまったようで…。 233 00:21:37,963 --> 00:21:42,802 落と…。 何じゃと!? おのれ! 234 00:21:42,802 --> 00:21:45,838 申し訳ございません! この たわけが! 235 00:21:45,838 --> 00:21:52,645 旗本が金貸しなどしておると お上に知れたら ただでは済まぬ! 236 00:21:55,981 --> 00:22:00,586 十兵衛を呼べ。 はっ! 237 00:22:00,586 --> 00:22:03,589 (千代)お休みくださいませ。 では。 238 00:22:40,793 --> 00:22:45,664 <真琴の父は 不名誉な死を遂げたことを理由に➡ 239 00:22:45,664 --> 00:22:49,134 佐々木家の墓に入ることを許されず➡ 240 00:22:49,134 --> 00:22:52,037 亡くなった母の 元と共に➡ 241 00:22:52,037 --> 00:22:55,241 別の墓に 弔われていた> 242 00:22:59,311 --> 00:23:08,988 金吾 父上は 上役の方をかぼうて 背を斬られたのであろう。 243 00:23:08,988 --> 00:23:15,094 背中からとはいえ 武士の不名誉と そしられるのは お気の毒じゃ。 244 00:23:15,094 --> 00:23:19,398 私は ご立派なお父上様だと思いまする。 245 00:23:19,398 --> 00:23:21,333 お寂しくとも 誇りに。 246 00:23:21,333 --> 00:23:27,039 まっ 私には 金吾がおるゆえ 寂しゅうはないけれど。 247 00:23:28,774 --> 00:23:31,810 真琴様 こちらです。 248 00:23:31,810 --> 00:23:35,281 こっちの方が 近道じゃ。 249 00:23:35,281 --> 00:23:37,283 真琴様! 250 00:23:38,951 --> 00:23:41,153 ⚟うわ~っ! 251 00:23:42,788 --> 00:23:44,790 何を…。 252 00:23:48,594 --> 00:23:51,597 面倒だな…。 253 00:23:53,299 --> 00:23:55,301 おりゃ~! 254 00:23:57,803 --> 00:24:00,606 私に構わず お逃げください! 255 00:24:07,479 --> 00:24:10,082 真琴様! 256 00:24:10,082 --> 00:24:12,284 お逃げください! 257 00:24:15,254 --> 00:24:19,124 うっ…。 あっ…。 258 00:24:19,124 --> 00:24:48,954 ♬~ 259 00:24:48,954 --> 00:24:50,956 うわっ! 260 00:24:56,295 --> 00:24:58,297 や~っ! 261 00:25:02,901 --> 00:25:04,837 ああ~っ! 262 00:25:04,837 --> 00:25:06,839 (桑田)そこまで! 263 00:25:18,083 --> 00:25:20,986 (万右衛門)新之助様も お元気そうで。 (新之助)ああ。 264 00:25:20,986 --> 00:25:26,392 そういえば 日本橋に出来た飯屋の田楽が うまいらしいぞ。 265 00:25:26,392 --> 00:25:29,762 酒にも よく合うらしい。 さようでございますか。 266 00:25:29,762 --> 00:25:35,267 (せきばらい) あっ 真琴様 お迎えにあがりました。 267 00:25:40,272 --> 00:25:44,109 千代に だんごでも買ってゆくか? いや~ 寄り道はいけません。 268 00:25:44,109 --> 00:25:46,044 私は 子供ではない。 269 00:25:46,044 --> 00:25:53,285 ええ。 よい大人が お婿様も取らずに 剣術とは 困りました。 270 00:25:53,285 --> 00:25:55,954 嫌みな じじいになってきたな 万右衛門。 271 00:25:55,954 --> 00:25:59,625 はあ? じじいゆえ よう聞こえませぬ。 272 00:25:59,625 --> 00:26:02,127 フフフッ。 273 00:26:16,074 --> 00:26:21,780 何か? いや… だんご売りの声かの。 274 00:26:43,268 --> 00:26:48,774 川沿いを くまなく捜しましたが まだ 見つかっておりません。 275 00:26:48,774 --> 00:26:52,778 あっ! 言い訳はよい! 276 00:26:55,547 --> 00:26:59,284 早く 証文を見つけてこぬか! 277 00:26:59,284 --> 00:27:01,220 申し訳ございません! 278 00:27:01,220 --> 00:27:03,155 (家来)殿! 何じゃ!? 279 00:27:03,155 --> 00:27:07,659 (家来)十兵衛殿が参られました。 さようか。 280 00:27:09,561 --> 00:27:14,233 どうであった? 何か手がかりは? 女なら見つけた。 281 00:27:14,233 --> 00:27:18,904 何? さすが 十兵衛。 評判どおりの働きじゃ。 282 00:27:18,904 --> 00:27:23,575 憎い仇を捜すなら まず十兵衛を捜せとな。 ハハハハッ! 283 00:27:23,575 --> 00:27:29,381 何分 目だつゆえ 汚れ仕事を なりわいとしていただけのこと。 284 00:27:29,381 --> 00:27:31,316 して…。 285 00:27:31,316 --> 00:27:33,585 女は 七千石の旗本➡ 286 00:27:33,585 --> 00:27:37,456 堀 内蔵助の娘 真琴だ。 堀家の? 287 00:27:37,456 --> 00:27:42,160 今では どういう訳か 屋敷を出て 暮らしているようだ。 288 00:27:50,769 --> 00:27:52,704 真琴でございます。 289 00:27:52,704 --> 00:27:54,706 ⚟(弥栄)入りなさい。 290 00:28:06,051 --> 00:28:09,721 真琴 よう参った。 291 00:28:09,721 --> 00:28:14,059 母上 長らくのご無沙汰 ご無礼いたしました。 292 00:28:14,059 --> 00:28:21,266 息災なら それでよい。 父上とも 久方ぶりであろう。 293 00:28:24,570 --> 00:28:26,605 本日は 改めて どのような…? 294 00:28:26,605 --> 00:28:32,911 お前も このままではいかぬということは 分かっておろう。 295 00:28:32,911 --> 00:28:35,948 身勝手を お許しいただき ありがたく思うております。 296 00:28:35,948 --> 00:28:39,384 許したわけではない。 297 00:28:39,384 --> 00:28:41,320 しかたなくじゃ。 298 00:28:41,320 --> 00:28:45,090 そうじゃ。 万右衛門は 息災か? 299 00:28:45,090 --> 00:28:49,394 はい。 あれやこれや 姑のように 小言を言われております。 300 00:28:49,394 --> 00:28:54,766 姑…。 フフッ。 それは 煙たいの。 301 00:28:54,766 --> 00:28:59,104 婿も取らぬ者が 姑などと分かったようなことを…。 302 00:28:59,104 --> 00:29:03,942 私めを打ち負かす強い男が現れれば いつでも 夫婦になりまする。 303 00:29:03,942 --> 00:29:09,715 お前より強い男ならば それで満足なのか? 304 00:29:09,715 --> 00:29:13,218 満足? 305 00:29:13,218 --> 00:29:15,153 強ければ…。 306 00:29:15,153 --> 00:29:18,890 真琴は 強ければ どのような殿方でも構わぬのか? 307 00:29:18,890 --> 00:29:24,763 私は 強くて 姿形もよい殿方がよいがな。 308 00:29:24,763 --> 00:29:29,534 まあ 好みは 人それぞれじゃ。 309 00:29:29,534 --> 00:29:33,238 強いとは 何であろうの? 310 00:29:42,914 --> 00:29:44,916 や~っ! 311 00:29:53,558 --> 00:29:55,861 それまで! 312 00:30:07,773 --> 00:30:10,676 平太郎殿の腕前は さすがですな。 313 00:30:10,676 --> 00:30:14,880 いやいや 幸之助殿のさばきも 見事でござった。 314 00:30:21,787 --> 00:30:23,722 お断りいたします。 315 00:30:23,722 --> 00:30:27,292 こたびこそ 強い者をと頼まれたのだ。 316 00:30:27,292 --> 00:30:33,965 勝てば 七千石の跡継ぎ。 この際 多少 器量が悪くともよいではないか。 317 00:30:33,965 --> 00:30:37,803 勝ち負けはおいて 一度 会うてみては どうだ? 318 00:30:37,803 --> 00:30:41,673 恐らく 私は 既に…。 319 00:30:41,673 --> 00:30:47,813 あ~ うまい! もう一杯! 320 00:30:47,813 --> 00:30:51,316 さように強いとは とても…。 321 00:30:51,316 --> 00:30:57,189 平太郎殿? 聞いているのですか? 322 00:30:57,189 --> 00:31:01,193 関心ござらぬことも ござりませぬ…。 323 00:31:12,270 --> 00:31:18,610 お前より強い男ならば それで満足なのか? 324 00:31:18,610 --> 00:31:22,314 私は ただ 本懐を遂げるのみ。 325 00:31:27,285 --> 00:31:29,221 お見えになられました。 326 00:31:29,221 --> 00:31:31,223 さようか。 327 00:31:37,295 --> 00:31:40,132 織田平太郎でござる。 328 00:31:40,132 --> 00:31:43,034 堀 真琴と申す。 329 00:31:43,034 --> 00:31:45,637 少々 変わった見合いと聞きました。 330 00:31:45,637 --> 00:31:49,441 立ち合いじゃ。 この庭でよろしいか? 331 00:31:49,441 --> 00:31:52,344 真琴様! 万右衛門は 下がっておれ。 332 00:31:52,344 --> 00:31:55,547 平太郎殿も 膝をつく姿は 見られたくはあるまい。 333 00:32:03,955 --> 00:32:07,459 堀家の跡取りになりたくば 私を打ち負かしてみよ。 334 00:32:09,261 --> 00:33:10,922 ♬~ 335 00:33:10,922 --> 00:33:13,124 織田殿 参れ。 336 00:33:14,793 --> 00:33:17,095 おじけづいたか? 337 00:33:17,095 --> 00:33:19,764 お主も 私が女ではないと言うて 逃げるつもりか? 338 00:33:19,764 --> 00:33:24,269 男であろうが 女であろうが まずいものは まずい。何を言うて…。 339 00:33:24,269 --> 00:33:27,606 礼を欠く まぬけと 夫婦になる気などない! 340 00:33:27,606 --> 00:33:29,541 無礼者! お互いさまじゃ! 341 00:33:29,541 --> 00:33:31,476 私とて 婿など取っている場合ではないのだ! 342 00:33:31,476 --> 00:34:09,481 ♬~ 343 00:34:12,117 --> 00:34:14,319 どうした? 344 00:34:21,259 --> 00:34:25,597 私は 尋常の立ち合いにおいて 人をあやめようとする者となど➡ 345 00:34:25,597 --> 00:34:27,532 剣を交える気はない。 346 00:34:27,532 --> 00:34:42,547 ♬~ 347 00:34:44,783 --> 00:34:51,423 全く お主は…。 何でも 思うたまま 口にすればよいというものではない。 348 00:34:51,423 --> 00:34:56,127 申し訳ありません。 …して 堀 真琴は さほどの使い手か? 349 00:34:58,196 --> 00:35:03,034 一太刀一太刀に 殺気を覚えるほどに…。 350 00:35:03,034 --> 00:35:06,905 しかし 私も 口が過ぎました。 351 00:35:06,905 --> 00:35:12,777 私には あれが まことの姿とは思えなかったゆえ…。 352 00:35:12,777 --> 00:35:16,615 (鈴木)それは いくら何でも 平太郎とやらも無礼ではないか。 353 00:35:16,615 --> 00:35:23,755 はい…。 ですが 率直で うそのない お人柄とも。 354 00:35:23,755 --> 00:35:26,791 う~ん…。 355 00:35:26,791 --> 00:35:33,098 なれど そういう男は好かぬのが 女心であろう? 356 00:35:33,098 --> 00:35:37,769 そうでございましょうか…。 357 00:35:37,769 --> 00:35:41,940 女心…。 358 00:35:41,940 --> 00:35:46,611 いや むしろ そういうものかもしれぬな 女心は…。 359 00:35:46,611 --> 00:35:51,116 そうでございましょうか…。 360 00:35:51,116 --> 00:35:53,618 女心か…。 361 00:35:53,618 --> 00:35:55,920 女心…。 362 00:36:02,427 --> 00:36:06,564 私は 無礼な男だと 思うたのでございますが➡ 363 00:36:06,564 --> 00:36:09,234 万右衛門が申すものですから。 364 00:36:09,234 --> 00:36:12,237 万右衛門が…。 365 00:36:12,237 --> 00:36:15,540 下がってよい。 はっ。 366 00:36:24,582 --> 00:36:27,252 フッ…。 367 00:36:27,252 --> 00:36:30,088 フフッ フフフフ…。 368 00:36:30,088 --> 00:36:34,259 ハハハハハハ… ハハッ! 369 00:36:34,259 --> 00:36:39,397 (せきこみ) 370 00:36:39,397 --> 00:36:41,599 あ~…。 371 00:36:43,268 --> 00:36:46,471 あ…。 はあ…。 372 00:36:50,775 --> 00:36:54,979 面白い。 ハハハ。 373 00:37:08,727 --> 00:37:10,729 何か? 374 00:37:12,597 --> 00:37:18,603 千代 どうした? あっ そこから 人が見てて…。 375 00:37:52,604 --> 00:37:54,906 こちらでございます。 376 00:37:56,474 --> 00:37:59,477 あ…。 どうぞ。 377 00:38:13,725 --> 00:38:16,227 お口に合いましたかな? 378 00:38:17,896 --> 00:38:20,565 はい。 どれも 大変 おいしゅうございます。 379 00:38:20,565 --> 00:38:27,438 それは よかった。 遠慮せず いくらでも召し上がってくだされ。 380 00:38:27,438 --> 00:38:33,244 では… お代わりを頂いても。 381 00:38:33,244 --> 00:38:35,246 フフッ。 382 00:38:43,788 --> 00:38:48,593 こたびは ご息女に礼を欠く振る舞いをしたこと➡ 383 00:38:48,593 --> 00:38:51,262 改めて お詫び申し上げます。 384 00:38:51,262 --> 00:38:58,603 頭を上げられよ。 先に 礼を失したのは 娘の方だと聞いておる。 385 00:38:58,603 --> 00:39:02,207 真琴を どう思われた? 386 00:39:02,207 --> 00:39:05,210 岩のように お強いと。 岩…。 387 00:39:05,210 --> 00:39:11,216 あっ 心がです。 心が 岩のように強う 固くなければ➡ 388 00:39:11,216 --> 00:39:15,720 おなごの身で あれほどの腕前にはなれぬはず。 389 00:39:15,720 --> 00:39:18,756 私は 子供らに 稽古をつけることがあるのですが➡ 390 00:39:18,756 --> 00:39:24,229 剣の楽しさに道場に通う子らが ほとんどで。 391 00:39:24,229 --> 00:39:31,903 大人も同じです。 命のやり取りの 覚悟のある者はおりませぬ。 392 00:39:31,903 --> 00:39:35,740 わしも そうかもしれんな。 393 00:39:35,740 --> 00:39:38,643 失礼を。 私も同じで。 394 00:39:38,643 --> 00:39:41,246 いや… 同じというのも 失礼でございました。 395 00:39:41,246 --> 00:39:43,448 あの…。 いや 構わぬ。 396 00:39:46,584 --> 00:39:49,254 で? 397 00:39:49,254 --> 00:39:54,759 しかし… しかし 真琴様の一太刀一太刀には➡ 398 00:39:54,759 --> 00:39:59,564 それとは違う 固い覚悟のようなものを感じました。 399 00:40:02,100 --> 00:40:04,602 覚悟…。 400 00:40:04,602 --> 00:40:06,938 申し訳ございません 勝手なことを申しまして。 401 00:40:06,938 --> 00:40:13,278 いや 刀だけでなく 男の姿までして…。 402 00:40:13,278 --> 00:40:19,784 我が娘ながら 何を考えておるのか。 かわいげのない…。 403 00:40:21,986 --> 00:40:27,125 ご承知であろうが 真琴は養女だ。 404 00:40:27,125 --> 00:40:33,298 生みの親を早くに亡くし 顔も覚えておらぬ。 405 00:40:33,298 --> 00:40:40,071 真琴を いずれは 堀家を背負う者として 育ててまいった。 406 00:40:40,071 --> 00:40:45,810 それが 娘を 岩のような おなごに したのやもしれぬ。 407 00:40:45,810 --> 00:40:50,682 そのようなことはございません! 408 00:40:50,682 --> 00:40:55,820 今のお姿は まことの真琴様を隠さねばならぬ➡ 409 00:40:55,820 --> 00:40:59,691 よろいのようなものに 私には思えまする…。 410 00:40:59,691 --> 00:41:06,197 よろいを脱げば きっと 朗らかに笑う方でございます。 411 00:41:07,932 --> 00:41:13,237 フッ…。 フフフ…。 412 00:41:23,781 --> 00:41:27,418 何やら うれしそうでございますな。 413 00:41:27,418 --> 00:41:34,192 ハハッ。 よう食う男でな。 3度も 飯を お代わりした。 414 00:41:34,192 --> 00:41:37,795 つられて わしも よう食うたわ。 415 00:41:37,795 --> 00:41:40,298 あなたの前で お代わりを? うん。 416 00:41:40,298 --> 00:41:46,437 これからは 毎日 膳を共にしていただきましょう。 417 00:41:46,437 --> 00:41:48,806 弥栄…。 418 00:41:48,806 --> 00:41:53,611 それで あなたの箸が進み 娘が戻るなら。 419 00:41:55,980 --> 00:42:00,952 思うた以上の男であった。 420 00:42:00,952 --> 00:42:04,255 万右衛門は まだ おるか? はい。 421 00:42:04,255 --> 00:42:07,458 酒を持て。 はい。 422 00:42:10,128 --> 00:42:14,399 万右衛門は まだ戻らぬか。 はい。 423 00:42:14,399 --> 00:42:19,937 どうせ 私のことで 父上から 説教でも受けてるのであろう。 424 00:42:19,937 --> 00:42:27,111 あ… 真琴様 今日は 私の部屋で 共に寝てくださいませ。 425 00:42:27,111 --> 00:42:30,948 分かった。 では 用心のため そうしよう。 426 00:42:30,948 --> 00:42:37,155 フフッ やった! 何のお話をしましょう! 427 00:42:40,124 --> 00:42:45,797 はい。 おっ これは…。 428 00:42:45,797 --> 00:42:47,832 そこです。 よっ! 429 00:42:47,832 --> 00:42:51,969 お~ さすがです。 430 00:42:51,969 --> 00:42:56,307 こうですね。 あっ 分かったぞ。 431 00:42:56,307 --> 00:42:59,143 ほっ。 お~。 432 00:42:59,143 --> 00:43:02,380 ほら はい カエル。 433 00:43:02,380 --> 00:43:04,749 こうだな。 おっ。 434 00:43:04,749 --> 00:43:07,251 ほっ。 あ~ すごい! 435 00:43:14,091 --> 00:43:39,117 ♬~ 436 00:43:39,117 --> 00:43:42,420 (小声で)千代 千代。 437 00:43:45,990 --> 00:43:48,292 ん? 438 00:43:48,292 --> 00:43:52,797 もしもの時は 私に構わず逃げよ。 よいな。 439 00:43:52,797 --> 00:44:36,107 ♬~ 440 00:44:36,107 --> 00:44:39,310 あ~っ! 何をしておる? 441 00:44:43,981 --> 00:44:46,417 おのれら 何者だ? や~っ! 442 00:44:46,417 --> 00:45:00,731 ♬~ 443 00:45:00,731 --> 00:45:02,667 や~っ! 444 00:45:02,667 --> 00:45:37,268 ♬~ 445 00:45:37,268 --> 00:45:39,770 や~っ! うわっ! 446 00:45:39,770 --> 00:45:41,706 え~い クソ! 447 00:45:41,706 --> 00:45:57,788 ♬~ 448 00:45:57,788 --> 00:45:59,824 何が狙いだ? 449 00:45:59,824 --> 00:46:04,895 借用証文は どこだ? 何のことだ? 450 00:46:04,895 --> 00:46:07,398 何を…。 451 00:46:09,567 --> 00:46:11,769 あの時の…。 452 00:46:16,240 --> 00:46:23,381 真琴様! 真琴様! わ~っ わ~っ わ~っ! 453 00:46:23,381 --> 00:46:28,586 泥棒! 泥棒! 泥棒だ! 454 00:46:30,154 --> 00:46:33,457 真琴様 これは 一体…? 分からぬ。 455 00:46:35,126 --> 00:46:39,597 千代! 千代! 456 00:46:39,597 --> 00:46:41,899 真琴様…。 457 00:46:45,403 --> 00:46:48,272 もう大丈夫だ。 458 00:46:48,272 --> 00:46:50,975 真琴様…。 459 00:46:57,948 --> 00:47:00,351 千代。 460 00:47:00,351 --> 00:47:34,218 ♬~ 461 00:47:34,218 --> 00:47:37,254 うあ~っ! 462 00:47:37,254 --> 00:47:39,256 えいっ! 463 00:47:47,264 --> 00:47:49,266 や~っ! 464 00:48:04,548 --> 00:48:06,884 お先に失礼いたします。 465 00:48:06,884 --> 00:48:11,055 真琴。 466 00:48:11,055 --> 00:48:14,558 少し つきおうてくれぬか。 467 00:48:16,727 --> 00:48:19,063 お待たせいたしました。 468 00:48:19,063 --> 00:48:22,099 ごゆっくり どうぞ。 469 00:48:22,099 --> 00:48:28,372 そばが かように うまいものとは 知りませんでした。 470 00:48:28,372 --> 00:48:34,912 不便じゃなあ そば屋に入ることもできぬ 身の上とは。 471 00:48:34,912 --> 00:48:39,250 全くです。 472 00:48:39,250 --> 00:48:45,589 近頃 道場の周りを 野良犬が うろついてるようだが➡ 473 00:48:45,589 --> 00:48:48,292 心当たりはないか? 474 00:48:51,262 --> 00:48:56,767 野良犬くらいなら 私でも始末できます。 475 00:48:59,136 --> 00:49:04,809 屋敷を出て 姿を変え 暮らしても➡ 476 00:49:04,809 --> 00:49:13,884 七千石のお家を継ぐ責めから 逃れられぬことは 心得ておろう。 477 00:49:13,884 --> 00:49:24,061 野良犬一匹 始末したせいで お家に 難が降りかかることもある。 478 00:49:24,061 --> 00:49:28,899 どうだ? お代わり 頼もうか? 479 00:49:28,899 --> 00:49:30,835 あっ 先生は? 480 00:49:30,835 --> 00:49:34,572 いや わしは もう いっぱいだ。 481 00:49:34,572 --> 00:49:41,779 「足るを知る」というやつだ。 ハハハハハハハハッ。 482 00:49:49,119 --> 00:49:55,826  回想 (桑田)野良犬一匹 始末したせいで 難が降りかかることもある。 483 00:49:58,262 --> 00:50:01,165 お戻りだったんですか? すぐに 夕げの支度を。 484 00:50:01,165 --> 00:50:04,668 すまぬ。 今日は いらぬ。 485 00:50:06,971 --> 00:50:09,173 あ…。 486 00:50:19,283 --> 00:50:22,086 (千代)さようでございますか。 487 00:50:32,296 --> 00:50:38,636 うん?どうしたんだろう。 真琴様 稽古も休むって…。 488 00:50:38,636 --> 00:50:42,506 ⚟(万右衛門) 少し よろしゅうございますか? 489 00:50:42,506 --> 00:50:45,309 構わぬ。 490 00:50:58,455 --> 00:51:03,260 迷われておられるのですね 仇討ちを。 491 00:51:03,260 --> 00:51:11,936 あの時 金吾一人ならば 逃げおおせた…。 492 00:51:11,936 --> 00:51:19,810 当主の娘が 下の者のために仇討ちなど お上が許すはずがございません。 493 00:51:19,810 --> 00:51:24,281 お家にも 累が及びましょう。 494 00:51:24,281 --> 00:51:28,152 …であろうな。 495 00:51:28,152 --> 00:51:32,423 金吾様も そのようなことを お望みでは…。 496 00:51:32,423 --> 00:51:35,793 分かっておる。 497 00:51:35,793 --> 00:51:40,297 分かっておるが…➡ 498 00:51:40,297 --> 00:51:43,801 これまで ただ そのために 私は…。 499 00:51:43,801 --> 00:51:48,672 真琴様が お姿を変えてまで なそうとした思いは➡ 500 00:51:48,672 --> 00:51:53,477 きっと 金吾様にも伝わっておりましょう。 501 00:51:56,313 --> 00:52:02,119 賊が来た時 千代と あの日の私が重なった…。 502 00:52:02,119 --> 00:52:05,122 こたびのことで 身にしみた。 503 00:52:05,122 --> 00:52:12,096 私のせいで もし 千代に… 家の者に何かあれば➡ 504 00:52:12,096 --> 00:52:15,599 悔やんでも悔やみきれぬ。 505 00:52:31,415 --> 00:52:33,417 真琴様…。 506 00:52:43,160 --> 00:52:46,630 では あの者らは…。 507 00:52:46,630 --> 00:52:52,803 何者かは分からぬが 心当たりはある…。 508 00:52:52,803 --> 00:52:59,576 今日 屋敷へ行き 父上に詫び 相談してまいる。 509 00:52:59,576 --> 00:53:03,080 それが ようございます。 510 00:53:06,250 --> 00:53:10,587 これからは よい娘となれるよう 努めてみよう。 511 00:53:10,587 --> 00:53:15,759 殿様も きっと お喜びになられます。 512 00:53:15,759 --> 00:53:22,533 いや 私と千代は 少し 寂しゅうなりますが…。 513 00:53:22,533 --> 00:53:26,270 喜べ。 私の まずい飯を食わずに済む。 514 00:53:26,270 --> 00:53:28,605 いや いや いや…。 515 00:53:28,605 --> 00:53:34,311 真琴様! お… お殿様が! 516 00:53:43,620 --> 00:53:46,957 わざわざ いかがされました? 517 00:53:46,957 --> 00:53:49,860 私も 今 ちょうど 父上に…。 518 00:53:49,860 --> 00:53:51,862 うむ。 519 00:53:58,302 --> 00:54:00,904 息災か? 520 00:54:00,904 --> 00:54:06,577 はい。 なんとか。 521 00:54:06,577 --> 00:54:12,583 そのようなことを申しに お越しになられたのですか? 522 00:54:14,751 --> 00:54:20,924 実はな 新たに 養子を迎えることにした。 523 00:54:20,924 --> 00:54:24,261 養子? 524 00:54:24,261 --> 00:54:30,767 私に何の断りもなく そのような…。 今 断っておる。 525 00:54:30,767 --> 00:54:35,639 直参 織田兵庫様の三男 平太郎殿だ。 526 00:54:35,639 --> 00:54:37,641 織田平太郎!? 527 00:54:37,641 --> 00:54:43,347 礼を欠く まぬけと 夫婦になる気などない! 528 00:54:43,347 --> 00:54:47,785 ならぬ。 ならぬ。 ならぬ! 529 00:54:47,785 --> 00:54:51,622 あのような男の妻になど 決してなりませぬ! 530 00:54:51,622 --> 00:54:55,492 どうしてもと言うなら 夫婦にならずともよい。 531 00:54:55,492 --> 00:55:01,064 しかし いずれにせよ 平太郎殿には 養子に入ってもらい➡ 532 00:55:01,064 --> 00:55:03,100 跡を継いでもらうことになる。 533 00:55:03,100 --> 00:55:06,570 兄として迎えよ。 534 00:55:06,570 --> 00:55:10,440 あの男を 兄上と呼ぶなど…。 あの男は…。 535 00:55:10,440 --> 00:55:13,744 分かった。 536 00:55:13,744 --> 00:55:24,254 はあ…。 それも不満と言うなら 養女の縁を解いても構わぬ。 537 00:55:24,254 --> 00:55:27,257 好きにせよ。 538 00:55:27,257 --> 00:55:30,127 殿様 先ほど 真琴様は お屋敷に…。 539 00:55:30,127 --> 00:55:33,130 万右衛門! 黙っておれ。 540 00:55:34,898 --> 00:55:39,736 世継ぎさえできれば 私は もう 用なしというわけでございますね。 541 00:55:39,736 --> 00:55:42,606 失礼いたします。 542 00:55:42,606 --> 00:55:47,311 真琴様! 真琴様! 543 00:55:50,781 --> 00:55:54,618 わしは どうも 話の運びが下手じゃの。 544 00:55:54,618 --> 00:55:57,621 はい。 うん? 545 00:56:21,378 --> 00:56:23,580 (2人)失礼いたします。 546 00:56:30,587 --> 00:56:33,624 なぜ そのようなことを おっしゃったのです? 547 00:56:33,624 --> 00:56:37,094 もし 真琴が 養女の縁を解いてくれと言うてきたら➡ 548 00:56:37,094 --> 00:56:41,898 どうされるおつもりですか? その時は 致し方ない。 549 00:56:51,642 --> 00:56:55,479 はあ…。 550 00:56:55,479 --> 00:57:01,418 鈴木 ひとつ 頼みがある。 551 00:57:01,418 --> 00:57:04,221 堀様が 養子にと。 552 00:57:04,221 --> 00:57:07,724 ご養子に!? それは まことですか? 553 00:57:07,724 --> 00:57:10,560 はい。 まだ 内々の話ではありますが。 554 00:57:10,560 --> 00:57:13,363 ようやった ようやった! 555 00:57:13,363 --> 00:57:17,901 どんな手を使うて 先様に認めていただいたのです? 556 00:57:17,901 --> 00:57:20,237 どなたか口添えを? 557 00:57:20,237 --> 00:57:23,573 ただ お会いして 話をしただけです。 558 00:57:23,573 --> 00:57:28,912 ただ 話をしただけ? はい。 559 00:57:28,912 --> 00:57:34,251 ならば 例のご息女と夫婦となるのか? 560 00:57:34,251 --> 00:57:40,757 堀様は 無理に夫婦にならずともよいと 仰せくださいましたが➡ 561 00:57:40,757 --> 00:57:46,396 私を迎え入れてくださった ご厚意に 応えたいと思うております。 562 00:57:46,396 --> 00:57:54,104 そうか。 しかし お主 せんだっての手合わせで…。 563 00:57:54,104 --> 00:57:57,107 嫌われておるでしょうな…。 564 00:57:58,775 --> 00:58:02,346 弥栄様は おなごの いでたちでと 仰せでしたのに…。 565 00:58:02,346 --> 00:58:06,717 構わぬ。 母上は 私をふびんに思うて➡ 566 00:58:06,717 --> 00:58:09,720 父上のおらぬ所で会おうと 言うてくれたのであろう。 567 00:58:12,055 --> 00:58:14,758 (女将)失礼いたします。 568 00:58:23,066 --> 00:58:25,102 えっ? 569 00:58:25,102 --> 00:58:27,237 母上は? 570 00:58:27,237 --> 00:58:32,376 弥栄様が お呼びだと伺いましたが…。 571 00:58:32,376 --> 00:58:35,579 母上も 余計なことを…。 572 00:58:40,751 --> 00:58:42,753 失礼します。 573 00:58:52,262 --> 00:58:55,465 お待ちいただけませんか? 574 00:58:57,134 --> 00:58:59,436 少し 話を。 575 00:59:03,907 --> 00:59:09,046 このとおりでござる。 576 00:59:09,046 --> 00:59:15,218 先日は 無礼な物言い 失礼した。 577 00:59:15,218 --> 00:59:18,121 私も…。 578 00:59:18,121 --> 00:59:35,238 ♬~ 579 00:59:35,238 --> 00:59:39,109 その先は 池しかありませぬ。 580 00:59:39,109 --> 00:59:42,913 あ… いや すまぬ。 581 00:59:42,913 --> 00:59:45,749 今日は 謝ってばかりでございますな。 582 00:59:45,749 --> 00:59:50,454 あっ すまぬ。 あ…。 583 00:59:52,255 --> 01:00:01,264 真琴殿の お好きな食べ物は 何でござるか? 584 01:00:01,264 --> 01:00:05,135 ナスの煮浸しであろうか。 585 01:00:05,135 --> 01:00:09,139 ほかには? ほかに? 586 01:00:09,139 --> 01:00:13,276 この前 頂いた そばとやらも 殊の外 おいしゅうござった。 587 01:00:13,276 --> 01:00:16,780 ほ… ほかには? ほかに? 588 01:00:16,780 --> 01:00:21,651 う~ん… 甘酒も好きだ。 589 01:00:21,651 --> 01:00:24,654 私も好きです。 590 01:00:24,654 --> 01:00:26,656 (鼓動) 591 01:00:28,391 --> 01:00:32,796 うまいものをうまいと 思うたまま 偽りなく言えることは➡ 592 01:00:32,796 --> 01:00:34,998 何と言うか…。 593 01:00:40,537 --> 01:00:42,506 何が言いたいのでございますか? 594 01:00:42,506 --> 01:00:47,811 まことの真琴殿を知りたいのでござる。 595 01:00:47,811 --> 01:00:49,746 まことの…。 596 01:00:49,746 --> 01:00:54,985 言葉遊びではござらぬ。 私は 甘酒屋で見た真琴殿が…。 597 01:00:54,985 --> 01:00:58,021 甘酒が好きなのは よう分かりました。 598 01:00:58,021 --> 01:01:01,224 話というのは 何でございますか? 599 01:01:05,395 --> 01:01:08,598 え~…➡ 600 01:01:08,598 --> 01:01:11,401 もう一度…。 601 01:01:13,403 --> 01:01:16,206 もう一度 手合わせ願いたい。 602 01:01:17,941 --> 01:01:21,278 平太郎殿…。 603 01:01:21,278 --> 01:01:23,280 ご案じ召されるな。 604 01:01:23,280 --> 01:01:26,783 私を嫁にもろうてくれなどとは 口が裂けても言わぬ。 605 01:01:26,783 --> 01:01:28,718 堀家の跡継ぎが おなごに負けたとあっては➡ 606 01:01:28,718 --> 01:01:30,654 示しがつかぬでございましょう。 607 01:01:30,654 --> 01:01:33,557 お主が負けるやもしれぬではないか。 負けるわけがない。 608 01:01:33,557 --> 01:01:39,296 ならば もう一度 逃げずに勝負してみよ。 そして 私が勝った暁には 正式に…。 609 01:01:39,296 --> 01:01:42,132 断る。 なぜじゃ? やってみねば分からぬ…。 610 01:01:42,132 --> 01:01:44,067 あっ! あっ あっ。 611 01:01:44,067 --> 01:01:46,970 あ~っ! 612 01:01:46,970 --> 01:01:50,974 あ~っ! うわっ! あ~っ! 613 01:01:56,646 --> 01:02:03,653 全く なぜ 父上は そなたのような男を 養子に迎えるのであろうな! 614 01:02:05,355 --> 01:02:07,357 真琴殿! 615 01:02:14,130 --> 01:02:18,768 (女将)あいにく 堀様に合うお召し物の ご用意が ほかにありませんで…。 616 01:02:18,768 --> 01:02:22,572 しかたない。 こちらこそ すまぬ。 617 01:02:28,478 --> 01:02:30,680 真琴殿。 618 01:02:36,286 --> 01:02:38,788 (鼓動) 619 01:02:45,795 --> 01:02:49,633 詫びなら もう よい。 620 01:02:49,633 --> 01:02:53,303 きれいだ…。 621 01:02:53,303 --> 01:02:55,972 バカにしておるのか。 622 01:02:55,972 --> 01:02:59,175 あ… 相すまぬ。 私は…。 623 01:03:12,389 --> 01:03:19,162 よっ。 えっほ えっほ えっほ えっほ…。 624 01:03:19,162 --> 01:03:21,164 あっ どうも。 625 01:03:23,133 --> 01:03:26,269 織田様。 626 01:03:26,269 --> 01:03:29,272 お話がございます。 よろしいでしょうか? 627 01:03:30,940 --> 01:03:35,278 真琴様! あ… どうなさったんです? その格好。 628 01:03:35,278 --> 01:03:38,615 阿呆を助けると ろくなことにならぬ。 629 01:03:38,615 --> 01:03:41,518 料理屋のお食事は いかがでしたか? 630 01:03:41,518 --> 01:03:44,487 まずいものは まずい! 631 01:03:44,487 --> 01:03:47,290 真琴様…。 632 01:03:57,967 --> 01:04:02,572 しかし 家臣のために 仇討ちをするなど 聞いたことがござらぬ…。 633 01:04:02,572 --> 01:04:05,475 それで 真琴殿は あれほどまでに剣を…? 634 01:04:05,475 --> 01:04:09,479 ええ。 己のせいで 死なせてしまったと…。 635 01:04:11,915 --> 01:04:13,850 なんと…。 636 01:04:13,850 --> 01:04:18,788 ですが それも諦め 堀の家に戻ろうと 決めたやさきだったのでございます。 637 01:04:18,788 --> 01:04:24,260 平太郎様のご養子のお話が お決まりになったのは。 638 01:04:24,260 --> 01:04:32,402 ♬~ 639 01:04:32,402 --> 01:04:37,774 あ~ うまい! もう一杯! 640 01:04:37,774 --> 01:04:50,487 ♬~ 641 01:04:50,487 --> 01:04:54,624 礼を欠く まぬけと 夫婦になる気などない! 642 01:04:54,624 --> 01:04:58,294 ♬~ 643 01:04:58,294 --> 01:05:03,066 お待ちいただけませんか? 少し 話を。 644 01:05:03,066 --> 01:05:05,568 あ~っ! あ~っ! 645 01:05:05,568 --> 01:05:07,604 きれいだ…。 646 01:05:07,604 --> 01:05:21,751 ♬~ 647 01:05:21,751 --> 01:05:24,053 (ため息) 648 01:05:25,922 --> 01:05:29,259 もくろみどおりには いかなかったようじゃのう。 649 01:05:29,259 --> 01:05:31,594 ご存じだったのですか? 650 01:05:31,594 --> 01:05:35,765 平太郎殿から 鈴木に詫び状が届いた。 651 01:05:35,765 --> 01:05:39,102 真琴と言い争いになったらしい。 ハハッ。 652 01:05:39,102 --> 01:05:43,807 ついては 改めて 詫びに来たいとのことじゃ。 653 01:05:46,609 --> 01:05:52,315 平太郎殿は 生真面目な方ですね。 654 01:05:54,284 --> 01:05:58,154 ちと 不器用すぎるやもしれぬな。 655 01:05:58,154 --> 01:06:00,356 あなたに似ております。 656 01:06:02,725 --> 01:06:06,896 ハハッ。 ハハハハハッ。 657 01:06:06,896 --> 01:06:09,232 はあ。 フフッ。 658 01:06:09,232 --> 01:06:11,734 (せきこみ) あっ あなた! 659 01:06:11,734 --> 01:06:17,240 (せきこみ) 660 01:06:17,240 --> 01:06:19,242 大事ない。 いえ…。 661 01:06:19,242 --> 01:06:24,914 (せきこみ) 662 01:06:24,914 --> 01:06:32,255 何故 真琴に お体のこと伏せるのですか? 663 01:06:32,255 --> 01:06:38,461 (せきこみ) 664 01:06:42,265 --> 01:06:44,934 お出かけでございますか? 665 01:06:44,934 --> 01:06:47,837 父上に会ってまいる。 666 01:06:47,837 --> 01:06:52,108 養女の縁を解いてもらうことに決めた。 真琴様…。 667 01:06:52,108 --> 01:06:55,778 さすれば 何をしようとも 堀の家に累が及ぶこともなかろう。 668 01:06:55,778 --> 01:06:58,615 いえいえ いえいえ。 それだけはなりませぬ。 669 01:06:58,615 --> 01:07:02,051 万右衛門 私は そのために剣を…。 670 01:07:02,051 --> 01:07:07,223 真琴様に何かあれば 金吾様も 殿様も悲しみます。 671 01:07:07,223 --> 01:07:10,894 父上は 情を嫌う方だ。 バカなことをと あきれるだけだ。 672 01:07:10,894 --> 01:07:14,731 いや それは違います。 不名誉のそしりを受け➡ 673 01:07:14,731 --> 01:07:20,236 佐々木家の墓に入ることも許されなかった 真琴様の 実のお父上と お元様➡ 674 01:07:20,236 --> 01:07:25,909 このお二人のお墓を お建てになったのは 殿様でございます。 675 01:07:25,909 --> 01:07:30,246 それは まことか? はい。 676 01:07:30,246 --> 01:07:33,149 墓もないとは あまりに ふびんだと。 677 01:07:33,149 --> 01:07:37,987 真琴様に伝えることはないと仰せになって これまで 伏せておりましたが…。 678 01:07:37,987 --> 01:07:40,590 父上が…。 679 01:07:40,590 --> 01:07:45,094 どうか いま一度 お考え直しくださいませ! 680 01:07:51,768 --> 01:07:53,770 はあ…。 681 01:07:57,273 --> 01:08:01,077 何を見ておる!? 申し訳ございません! 682 01:08:06,883 --> 01:08:10,553 十兵衛 なぜ しくじった? 683 01:08:10,553 --> 01:08:14,257 わしは 女をやれとまでは言われておらぬ。 684 01:08:16,426 --> 01:08:19,929 金なら 貸すほどある。 685 01:08:22,732 --> 01:08:28,071 (戸田)褒美は弾む。 励め! 686 01:08:28,071 --> 01:08:35,278 いいだろう…。 わしも 少しばかり因縁がある。 687 01:08:49,759 --> 01:08:54,564 お茶なら いれますよ。 茶ぐらい 私でも うまく いれられる。 688 01:08:58,768 --> 01:09:00,770 何者だ? 689 01:09:05,875 --> 01:09:09,712 真琴様! うわ~っ! 690 01:09:09,712 --> 01:09:12,715 おじちゃん! うわ~っ! うわっ! 691 01:09:14,350 --> 01:09:17,153 千代 表へ逃げよ! 早く! 692 01:09:37,073 --> 01:09:39,275 お前…。 693 01:09:46,749 --> 01:09:49,252 金吾の仇! 694 01:09:49,252 --> 01:09:51,921 よう 覚えていたな! 695 01:09:51,921 --> 01:10:53,649 ♬~ 696 01:10:53,649 --> 01:10:55,585 あ…。 697 01:10:55,585 --> 01:11:12,301 ♬~ 698 01:11:20,743 --> 01:11:26,449 仇が討てず 無念だな。 お嬢さん。 699 01:12:19,268 --> 01:12:21,571 (金吾)真琴様! 700 01:12:23,139 --> 01:12:25,842 うっ…。 701 01:12:39,288 --> 01:12:43,793 あ…。 金吾…。 702 01:12:43,793 --> 01:12:46,495 真琴様…。 703 01:12:49,131 --> 01:12:53,636 金吾… 金吾! 704 01:12:53,636 --> 01:12:57,306 ああ…。 金吾! 705 01:12:57,306 --> 01:13:21,797 ♬~ 706 01:13:32,108 --> 01:13:45,288 ♬~ 707 01:13:45,288 --> 01:13:47,223 うあっ! 708 01:13:47,223 --> 01:14:25,728 ♬~ 709 01:14:38,274 --> 01:14:40,276 真琴殿! 710 01:14:43,946 --> 01:14:47,616 討てた…。 711 01:14:47,616 --> 01:14:51,320 金吾の仇を討てた…。 712 01:14:55,958 --> 01:15:25,755 (泣き声) 713 01:15:30,393 --> 01:15:34,263 痛みますか? 大丈夫じゃ。 714 01:15:34,263 --> 01:15:39,769 ⚟(万右衛門)真琴様 織田様が 少々 お話をと。 715 01:15:39,769 --> 01:15:44,573 構いませぬ。 お入りくだされ。 下がってよい。 716 01:15:59,155 --> 01:16:02,158 失礼いたします。 717 01:16:09,765 --> 01:16:13,569 私は 今から お役人に 事の次第を知らせに。 718 01:16:13,569 --> 01:16:16,272 すまない。 頼む。 719 01:16:19,074 --> 01:16:24,580 助太刀いただき かたじけない。 恩に着る。 720 01:16:24,580 --> 01:16:29,385 池で助けていただいた お返しでござる。 721 01:16:29,385 --> 01:16:33,923 あれは…。 無事で ようござった。 722 01:16:33,923 --> 01:16:36,826 すまぬ。 723 01:16:36,826 --> 01:16:41,263 つまらぬことで 恨みを買ったようだ。 724 01:16:41,263 --> 01:16:46,936 堀の家にも 平太郎殿にも 迷惑をかけるやもしれぬ。 725 01:16:46,936 --> 01:16:50,940 真琴殿の仇が討てたのならば それで。 726 01:16:55,644 --> 01:17:00,883 私は 明日にも 養女の縁を解いていただくつもりだ。 727 01:17:00,883 --> 01:17:03,719 婿も取らず 剣に明け暮れ➡ 728 01:17:03,719 --> 01:17:10,593 父上は 私を養女にしたことを悔いておられる。 729 01:17:10,593 --> 01:17:15,331 私など 堀の家から出ても 誰も何とも思わぬ。 730 01:17:15,331 --> 01:17:19,568 そのようなことは…。 よいのだ。 731 01:17:19,568 --> 01:17:25,574 私は 親の顔も知らぬ。 家族との縁が薄い さだめなのだ。 732 01:17:30,212 --> 01:17:36,418 平太郎殿 堀の家を お頼み申します。 733 01:17:42,258 --> 01:17:44,760 お断りいたします。 734 01:17:48,063 --> 01:17:53,869 私は 堀家が欲しくて 養子に入るのではござらぬ。 735 01:17:53,869 --> 01:17:57,606 嫁が…➡ 736 01:17:57,606 --> 01:18:03,712 真琴殿が欲しくて 堀家に入ると決めたのです。 737 01:18:03,712 --> 01:18:07,550 真琴殿が 殊の外 うまそうに甘酒を飲むゆえ➡ 738 01:18:07,550 --> 01:18:17,359 あ~ いや… 笑うた顔を この先も ずっと見ていたいと。 739 01:18:22,731 --> 01:18:27,236 平太郎殿の話は いつも さっぱり…。 740 01:18:27,236 --> 01:18:30,139 慈しんで育てられねば➡ 741 01:18:30,139 --> 01:18:35,744 そのような美しい顔で 笑うことはできぬはずでござる。 742 01:18:35,744 --> 01:18:41,383 内蔵助様も 弥栄様も 万右衛門も 千代も皆➡ 743 01:18:41,383 --> 01:18:45,254 真琴様を大切に思うております。 744 01:18:45,254 --> 01:18:51,460 きっと亡くなられた ご家来の金吾殿も。 745 01:18:54,930 --> 01:18:57,967 私も 大切に思うております! 746 01:18:57,967 --> 01:19:05,207 私は 真琴殿の笑うた顔が大好きです。 747 01:19:05,207 --> 01:19:19,054 ♬~ 748 01:19:19,054 --> 01:19:22,257 <その2日後> 749 01:19:26,562 --> 01:19:29,565 真琴様。 父上が お倒れになったと。 750 01:19:35,571 --> 01:19:38,474 真琴でございます。 751 01:19:38,474 --> 01:19:40,476 お入りなさい。 752 01:20:09,405 --> 01:20:11,774 父上…。 753 01:20:11,774 --> 01:20:18,547 さすがに 危篤には駆けつけてくれたか…。 754 01:20:18,547 --> 01:20:24,353 父上… なぜ こんなになるまで…。 755 01:20:24,353 --> 01:20:26,622 ハハハッ…。 756 01:20:26,622 --> 01:20:33,962 かように強い娘に… 弱い姿は見せられぬ。 757 01:20:33,962 --> 01:20:38,767 (せきこみ) 758 01:20:40,436 --> 01:20:46,975 愉快な娘を持ち…➡ 759 01:20:46,975 --> 01:20:50,813 満足であった。 760 01:20:50,813 --> 01:20:54,149 父上…。 761 01:20:54,149 --> 01:21:01,957 あの世で 金吾や お前の父親に 詫びねばならぬのう…。 762 01:21:04,593 --> 01:21:09,298 婿取りをせぬまま 逝くことになったと。 763 01:21:12,768 --> 01:21:16,071 私の父は 父上でございます。 764 01:21:21,276 --> 01:21:28,784 これまでの親不孝 わがままを お許しください。 765 01:21:33,789 --> 01:21:41,430 フッ フフフ フフフフフ…。 766 01:21:41,430 --> 01:21:44,333 真琴…。 767 01:21:44,333 --> 01:21:48,537 強いとは何か 見つけたか? 768 01:21:52,641 --> 01:21:54,643 はい。 769 01:21:57,446 --> 01:22:01,917 平太郎殿を どう思う? 770 01:22:01,917 --> 01:22:08,724 誰よりも 強いお方だと思います。 771 01:22:12,261 --> 01:22:18,400 フッ。 ハハハハ…。 772 01:22:18,400 --> 01:22:20,702 そうか。 773 01:22:26,275 --> 01:22:28,410 そうか…。 774 01:22:28,410 --> 01:22:53,569 ♬~ 775 01:22:53,569 --> 01:23:10,586 (泣き声) 776 01:23:10,586 --> 01:23:23,165 ♬~ 777 01:23:23,165 --> 01:23:28,003 <旗本でありながら 闇で金貸しをしていた戸田は➡ 778 01:23:28,003 --> 01:23:34,276 幕府から 裁きを受けることとなった。➡ 779 01:23:34,276 --> 01:23:39,147 真琴と平太郎が十兵衛を討ったことは おとがめなしとされ➡ 780 01:23:39,147 --> 01:23:44,152 堀家は よい世継ぎを得たと評判となった> 781 01:23:50,726 --> 01:23:54,963 大掃除でございますか? 782 01:23:54,963 --> 01:23:57,866 屋敷に戻る。 783 01:23:57,866 --> 01:24:02,170 では おなごに戻られるのでございますか? 784 01:24:05,240 --> 01:24:08,043 まことの真琴に戻る。 785 01:24:09,745 --> 01:24:12,381 今まで 世話になった。 786 01:24:12,381 --> 01:24:16,752 いや おやめください 真琴様。 787 01:24:16,752 --> 01:24:21,256 私は 実の親を知らぬが それ以上の情を➡ 788 01:24:21,256 --> 01:24:26,929 父上 金吾 お主ら じじいから 十分に かけられてきた。 789 01:24:26,929 --> 01:24:29,264 ありがたい。 790 01:24:29,264 --> 01:24:33,135 はい? じじいゆえ よう聞こえません。 791 01:24:33,135 --> 01:24:39,274 じじいの情けに恵まれて 幸せな娘であった。 792 01:24:39,274 --> 01:24:42,778 だから じじいの…➡ 793 01:24:42,778 --> 01:24:48,784 何度 言わせる気だ! ハハッ 何度でも うれしゅうございます。 794 01:24:51,119 --> 01:24:56,124 真琴様 平太郎様から文が。 795 01:25:04,366 --> 01:25:07,069 恋文ですか? 796 01:25:12,741 --> 01:25:17,045 平太郎殿は 生真面目な お人だ。 797 01:25:51,780 --> 01:25:55,484 もう一本… もう一本 お頼み申す。 798 01:25:58,286 --> 01:26:02,157 別に勝たなくともよいではありませぬか。 799 01:26:02,157 --> 01:26:05,660 そういうわけにはいかぬ。 頼む。 800 01:26:07,729 --> 01:26:11,566 頼む! 801 01:26:11,566 --> 01:26:13,502 頼む。 802 01:26:13,502 --> 01:26:24,146 ♬~ 803 01:26:24,146 --> 01:26:31,586 まことによいのですか? 真琴に一度も勝てぬ 婿殿で。 804 01:26:31,586 --> 01:26:33,922 はい。 805 01:26:33,922 --> 01:26:36,391 まんぞく…➡ 806 01:26:36,391 --> 01:26:39,594 まんぞくにございます。 807 01:26:42,097 --> 01:26:47,269 しかし 女の帯は 苦しいものでございますな。 808 01:26:47,269 --> 01:26:49,771 これでは 何も食べられそうにありませぬ。 809 01:26:49,771 --> 01:26:53,275 何も? 810 01:26:53,275 --> 01:26:57,946 甘酒なら入りそうです。 811 01:26:57,946 --> 01:27:03,218 (ウグイスの鳴き声) 812 01:27:03,218 --> 01:27:07,522 桜が見事だな。 はい。 813 01:27:17,065 --> 01:27:21,369 ここの甘酒は 本当に おいしゅうございますな。 814 01:27:21,369 --> 01:27:26,241 真琴は まことに甘酒が好きなのだな。 815 01:27:26,241 --> 01:27:55,036 ♬~