1 00:00:01,050 --> 00:00:04,150 <現代に暮らしていた 高校生のサブローは→ 2 00:00:04,150 --> 00:00:07,150 ひょんなことから 戦国時代に タイムスリップしてしまい…> 3 00:00:07,150 --> 00:00:09,150 (サブロー)うわー! 4 00:00:09,150 --> 00:00:11,150 (信長)そなた→ 5 00:00:11,150 --> 00:00:14,160 その りりしい面を生かして わしの身代わりになれ。 6 00:00:14,160 --> 00:00:17,160 (平手)殿のお姿が 見えぬが。→ 7 00:00:17,160 --> 00:00:19,160 また でえととやらか?→ 8 00:00:19,160 --> 00:00:22,170 まったく あのお方は。 9 00:00:22,170 --> 00:00:23,830 (サブロー)採用! 10 00:00:23,830 --> 00:00:28,070 (伝二郎)邪魔だなぁ。 あの じいさん。 11 00:00:28,070 --> 00:00:33,080 (平手)天下を とりなされ。 天下を…。 12 00:00:33,080 --> 00:00:38,080 <何と 織田 信長として 生きることになったのです> 13 00:00:38,080 --> 00:00:47,080 ♪♪~ 14 00:01:02,230 --> 00:01:04,230 ≪(足音) 15 00:01:04,230 --> 00:01:06,230 (信長)うん? あっ。 16 00:01:19,250 --> 00:01:25,260 (サブロー)じい… もっと早く来たかったんだけど。 17 00:01:25,260 --> 00:01:29,260 (恒興)しかし 殿は よいのでござりまするか?→ 18 00:01:29,260 --> 00:01:34,260 殿のせいで 平手さまが 自害なされたことにしてしまって。 19 00:01:34,260 --> 00:01:37,270 (恒興)ますます 評判が…。 20 00:01:37,270 --> 00:01:41,270 (サブロー)どこの誰かも分からない 相手に殺されたなんて→ 21 00:01:41,270 --> 00:01:45,270 武士として こんな不名誉なことはない。 22 00:01:47,280 --> 00:01:50,210 (サブロー)でしょ? 23 00:01:50,210 --> 00:01:52,210 はい…。 24 00:01:55,220 --> 00:01:58,220 (平手)《天下を とりなされ》 25 00:02:00,220 --> 00:02:03,220 天下 とるよ。 じい。 26 00:02:07,230 --> 00:02:09,230 帰蝶~。 27 00:02:09,230 --> 00:02:12,240 何してんの? 28 00:02:12,240 --> 00:02:16,240 (帰蝶)父と母に 文を書いておりまする。 29 00:02:16,240 --> 00:02:18,240 ふ~ん。 30 00:02:18,240 --> 00:02:21,240 えっ 実家 どこなの? 31 00:02:21,240 --> 00:02:25,250 美濃に決まっておるでは ござりませぬか。 32 00:02:25,250 --> 00:02:27,250 えっ? 美濃? 33 00:02:27,250 --> 00:02:30,250 あっ それ 昔の地名? 34 00:02:30,250 --> 00:02:33,260 あ… 昔? 35 00:02:33,260 --> 00:02:35,260 あっ。 36 00:02:40,260 --> 00:02:44,270 あー! 今の岐阜県あたりね。 37 00:02:44,270 --> 00:02:48,270 尾張は愛知県だから…。 38 00:02:48,270 --> 00:02:52,210 ふ~ん お隣さんですか~。 39 00:02:52,210 --> 00:02:57,210 <この時代 隣の国とは 互いの領地を奪い合う敵同士> 40 00:02:57,210 --> 00:03:01,220 <しかし 信長と帰蝶の 政略結婚のおかげで→ 41 00:03:01,220 --> 00:03:04,220 尾張と美濃は 和睦の関係に あったのですが…> 42 00:03:07,220 --> 00:03:10,230 (道三)不愉快じゃ。 43 00:03:10,230 --> 00:03:12,230 (義竜)帰蝶の文には 何と? 44 00:03:12,230 --> 00:03:17,230 (道三)いつものごとく 殿を殿と 褒めちぎっておるわ。→ 45 00:03:17,230 --> 00:03:21,240 娘を たぶらかしおって。 信長め…。 46 00:03:21,240 --> 00:03:23,240 (義竜)しかし 妙にござりますな。→ 47 00:03:23,240 --> 00:03:26,240 世間では もっぱら うつけ うつけと…。 48 00:03:26,240 --> 00:03:29,250 (道三)わしは 信長に会うぞ。→ 49 00:03:29,250 --> 00:03:32,250 すでに 会見を申し入れてある。→ 50 00:03:32,250 --> 00:03:37,250 織田 信秀が死に その重臣 平手 政秀が死に→ 51 00:03:37,250 --> 00:03:43,260 これからの 織田 そして 尾張は どうなっていくのか…。→ 52 00:03:43,260 --> 00:03:45,260 織田 信長→ 53 00:03:45,260 --> 00:03:50,200 この目で 見定め もし 無用の人物ならば→ 54 00:03:50,200 --> 00:03:53,200 この手で つぶす。 55 00:03:53,200 --> 00:03:57,210 <この人こそ 帰蝶の父であり 美濃のマムシと恐れられる→ 56 00:03:57,210 --> 00:04:00,210 斉藤 道三> 57 00:04:00,210 --> 00:04:04,210 えっ!? お父さんの あだ名 蛇なの? 58 00:04:04,210 --> 00:04:06,220 蛇ではなく マムシです。 59 00:04:06,220 --> 00:04:10,220 マムシといわれるほど 恐れられている人なのです。 60 00:04:10,220 --> 00:04:13,220 お… あ… どうしよう。 61 00:04:13,220 --> 00:04:15,230 会見の申し入れ 受けちゃった。 62 00:04:15,230 --> 00:04:18,230 えっ? それは 誠でござりまするか? 63 00:04:18,230 --> 00:04:20,230 殿 悪いことは 申しませぬ。 64 00:04:20,230 --> 00:04:23,230 どうか 父に会うのは おやめください! 65 00:04:23,230 --> 00:04:25,240 危険にございます! 66 00:04:25,240 --> 00:04:29,240 おお… まあ 大丈夫だよ。 たぶん。 67 00:04:29,240 --> 00:04:32,240 それより ほら せっかく お父さんに会うんだから→ 68 00:04:32,240 --> 00:04:35,250 何か伝えたいこととか ないの? 69 00:04:35,250 --> 00:04:37,250 言付けるよ。 70 00:04:37,250 --> 00:04:40,250 伝えたい… こと。 71 00:04:43,250 --> 00:04:45,250 別に…。 72 00:04:53,200 --> 00:04:55,200 <そして 会見当日> 73 00:04:55,200 --> 00:04:59,200 <織田家の隊列が 物々しく 進んでいく中…> 74 00:04:59,200 --> 00:05:03,210 (犬千代)なあ なあ 何? それ。 75 00:05:03,210 --> 00:05:06,210 なあ それ何? 76 00:05:06,210 --> 00:05:08,210 何 持ってる? 77 00:05:10,210 --> 00:05:12,220 なあ! 78 00:05:12,220 --> 00:05:16,220 (佐々)殿が 会見の場で お召しになるお着物じゃ。 79 00:05:16,220 --> 00:05:19,220 殿の? 80 00:05:19,220 --> 00:05:21,220 俺が持ってやろうか? (佐々)はあ!? 81 00:05:21,220 --> 00:05:24,230 遠慮するな 重かろう。 俺が持つ。 82 00:05:24,230 --> 00:05:26,230 (佐々)やめろ! 83 00:05:26,230 --> 00:05:29,230 俺が持ってやるって言うに! (佐々)いいって! 84 00:05:29,230 --> 00:05:32,240 (恒興)あの2人 またケンカなどして。 85 00:05:32,240 --> 00:05:35,240 じゃんけんでも すれば。 (恒興)はっ? 86 00:05:35,240 --> 00:05:40,240 俺が持つ! (犬千代)俺のだ! 87 00:05:40,240 --> 00:05:42,240 (佐々・犬千代)あっ! 88 00:05:44,250 --> 00:05:46,250 (犬千代・佐々)あっ…。 89 00:05:46,250 --> 00:05:48,250 あら~。 90 00:05:50,190 --> 00:05:52,190 (恒興)どっ どうするのだ! 91 00:05:52,190 --> 00:05:57,190 殿の正装着は あれしか 持ってきてないのだぞ! 92 00:05:57,190 --> 00:05:59,200 この場で はらを切って おわびを! 93 00:05:59,200 --> 00:06:02,200 しなくて いいから。 (佐々)えっ? 94 00:06:05,200 --> 00:06:10,210 俺 城 戻って 代わりの服 取ってくるよ! 95 00:06:10,210 --> 00:06:12,210 (恒興)ちょっ… 殿! 96 00:06:21,220 --> 00:06:24,220 (道三)婿が しゅうとを 待たすとは→ 97 00:06:24,220 --> 00:06:27,220 いったい いかなる了見か。 98 00:06:27,220 --> 00:06:30,230 (恒興)申し訳ござりませぬ! 99 00:06:30,230 --> 00:06:32,230 事と次第によっては→ 100 00:06:32,230 --> 00:06:36,230 この場で たたっ斬ってくれる。 101 00:06:36,230 --> 00:06:39,240 うつけめが。 102 00:06:39,240 --> 00:06:41,240 ≪(足音) (恒興)あっ。 103 00:06:41,240 --> 00:06:43,240 (道三)うん? 104 00:06:43,240 --> 00:06:47,240 どうも~ お待たせしました。 105 00:06:47,240 --> 00:06:50,240 (義竜)お主 その ふざけきった身なりは 何だ!? 106 00:06:52,180 --> 00:06:55,190 評判悪いな 制服…。 107 00:06:55,190 --> 00:06:58,190 でも だいたい この服で 冠婚葬祭 こなすんですよ。 108 00:06:58,190 --> 00:07:00,190 数百年後の学生は。 109 00:07:00,190 --> 00:07:02,190 何を 訳の分からぬことを。 110 00:07:02,190 --> 00:07:05,200 (道三)下がれ 義竜。 (義竜)しかし 父上! 111 00:07:05,200 --> 00:07:07,200 下がれ! 112 00:07:09,200 --> 00:07:12,200 (道三)信長と 2人きりにしてもらおう。 113 00:07:12,200 --> 00:07:14,200 うん? 114 00:07:17,210 --> 00:07:19,210 (義竜)はっ。 115 00:07:21,210 --> 00:07:23,210 殿が… 殺される。 116 00:07:26,870 --> 00:07:30,370 (道三)驚いたかの? 117 00:07:30,370 --> 00:07:34,370 そりゃ もう すごい 意外っていうか…。 118 00:07:34,370 --> 00:07:38,380 まさか 帰蝶のお父さんが お巡りさんだったなんて。 119 00:07:38,380 --> 00:07:41,380 うん 意外であろうな。 120 00:07:41,380 --> 00:07:46,390 しかし これこそ わしの真の姿ぞ。 121 00:07:46,390 --> 00:07:53,390 この制服こそ わしが わしであることの証しじゃ。 122 00:07:53,390 --> 00:07:58,390 忘れもせぬ 30年前の秋…。 123 00:08:02,400 --> 00:08:05,410 (道三)わしは 突如 この戦国の世に→ 124 00:08:05,410 --> 00:08:07,410 タイムスリップ してきてしまった。 125 00:08:07,410 --> 00:08:09,410 (道三)《油~》 126 00:08:09,410 --> 00:08:12,410 (道三)以来 わしは 必死に生きてきた。 127 00:08:12,410 --> 00:08:14,410 (女性)《下さい》 (道三)《へい!》 128 00:08:14,410 --> 00:08:17,420 (道三)いつか 元の時代に帰れる。→ 129 00:08:17,420 --> 00:08:22,420 それまでは 生き続けなければならないと…。 130 00:08:22,420 --> 00:08:27,420 この服を見るたびに 自分を奮い立たせてきたのだ。 131 00:08:31,360 --> 00:08:37,360 この気持ち お主にだけは 分かるであろう。 132 00:08:40,370 --> 00:08:42,380 はあ。 133 00:08:42,380 --> 00:08:46,380 しかし この服を この戦国の世で→ 134 00:08:46,380 --> 00:08:50,380 着る機会があろうとは 思わなんだな。 135 00:08:50,380 --> 00:08:52,390 でも その服→ 136 00:08:52,390 --> 00:08:54,390 似合ってないですよね。 137 00:08:54,390 --> 00:08:56,390 うん? 138 00:09:01,390 --> 00:09:03,400 あれ? 139 00:09:03,400 --> 00:09:06,400 気に障った? 140 00:09:06,400 --> 00:09:12,410 気付けば ずいぶん 年を取ったものだ。 141 00:09:12,410 --> 00:09:15,410 30年は 長かった。 142 00:09:15,410 --> 00:09:19,410 わしは もう すっかり 戦国の世に 染まってしもうた。 143 00:09:21,410 --> 00:09:25,440 この制服一式を→ 144 00:09:25,440 --> 00:09:27,350 お主に託す。 145 00:09:27,350 --> 00:09:29,360 えっ? 146 00:09:29,360 --> 00:09:32,360 あっ いや 俺が目指してんのは→ 147 00:09:32,360 --> 00:09:38,360 お巡りさんじゃなくて 天下人なんですけど…。 148 00:09:38,360 --> 00:09:43,360 やるのではない。 ある人に届けてほしいのだ。 149 00:09:45,370 --> 00:09:47,370 帰蝶? 150 00:09:47,370 --> 00:09:49,370 いや…。 151 00:09:51,380 --> 00:09:55,380 もう一人の わしの娘に。 152 00:09:55,380 --> 00:10:01,390 わしには 元の時代に残してきた 一人娘がいる。 153 00:10:01,390 --> 00:10:06,390 わしは きっと この戦国の世に 死ぬだろう。 154 00:10:06,390 --> 00:10:09,400 そんな気がする。 155 00:10:09,400 --> 00:10:13,400 それも また よしと 今では思っている。 156 00:10:13,400 --> 00:10:18,400 しかし お主は まだ若い。 157 00:10:18,400 --> 00:10:24,410 この先 いつか 元の時代に 帰れる日がくるやもしれん。 158 00:10:24,410 --> 00:10:30,350 もし その時がきたら これを娘に渡してほしい。 159 00:10:30,350 --> 00:10:32,350 わしの形見として。 160 00:10:34,350 --> 00:10:38,350 (義竜)いったい どういうことじゃ。 161 00:10:40,360 --> 00:10:42,360 (道三)サブローか…。 162 00:10:44,360 --> 00:10:49,370 《すいませんが これ 娘さんに 渡せるか 分からないです》 163 00:10:49,370 --> 00:10:52,370 《俺 一応→ 164 00:10:52,370 --> 00:10:56,370 織田 信長として 天下 目指してるんで》 165 00:10:58,380 --> 00:11:00,380 《フフフ》 166 00:11:03,380 --> 00:11:05,380 死ぬなよ。 167 00:11:08,390 --> 00:11:11,390 (帰蝶)誠に? 168 00:11:11,390 --> 00:11:15,390 誠に これを 父が 殿に? 169 00:11:15,390 --> 00:11:17,390 うん。 170 00:11:23,400 --> 00:11:27,340 父が 命ほど大切にしていた物を→ 171 00:11:27,340 --> 00:11:32,350 殿に渡すなど…。 172 00:11:32,350 --> 00:11:35,350 よほど 殿のことを 気に入られたのでしょうな。 173 00:11:37,350 --> 00:11:40,350 言うほど 怖くなかったよ。 お父さん。 174 00:11:42,360 --> 00:11:45,360 (あくび) 175 00:11:47,360 --> 00:11:52,360 よかった。 殿が 無事に帰ってきてくれて。 176 00:11:59,370 --> 00:12:03,380 <聖徳寺の会見で サブローを いたく気に入った 道三は→ 177 00:12:03,380 --> 00:12:06,380 その後 サブローの後ろ盾となり→ 178 00:12:06,380 --> 00:12:09,380 協力を惜しみませんでした> 179 00:12:09,380 --> 00:12:12,390 <そして サブローは ついに→ 180 00:12:12,390 --> 00:12:15,390 尾張で最大の勢力となり→ 181 00:12:15,390 --> 00:12:18,390 その居城を清洲へと 移したのでした> 182 00:12:18,390 --> 00:12:20,390 (銃声) 183 00:12:22,400 --> 00:12:24,400 お~。 184 00:12:24,400 --> 00:12:26,330 (佐々・犬千代)お~。 185 00:12:26,330 --> 00:12:30,340 近ごろ 殿は そればかり 夢中になっておられまするなあ。 186 00:12:30,340 --> 00:12:34,340 うん。 信長といえば 鉄砲だろうってことで。 187 00:12:34,340 --> 00:12:37,340 そうなのでございまするか? 188 00:12:37,340 --> 00:12:39,350 ちょっと よく分かんないけど→ 189 00:12:39,350 --> 00:12:41,350 教科書とかで見ると→ 190 00:12:41,350 --> 00:12:45,350 長篠で鉄砲が どうのこうの 書いてあるし…。 191 00:12:45,350 --> 00:12:47,350 きょうかしょ? 192 00:12:47,350 --> 00:12:50,360 うん。 武田さんちとの 戦いらしいんだけど。 193 00:12:50,360 --> 00:12:53,360 よく分かりませぬ。 194 00:12:53,360 --> 00:12:56,360 まあ まだ先の話だしね。 195 00:12:56,360 --> 00:12:58,360 (銃声) 196 00:13:00,370 --> 00:13:03,370 その鉄砲とやら 帰蝶は 好きませぬ。 197 00:13:03,370 --> 00:13:05,370 煙たいし うるさいし。 198 00:13:05,370 --> 00:13:09,380 でも これ 帰蝶のお父さんから いっぱい 送られてきたんだよ。 199 00:13:09,380 --> 00:13:12,380 おい 待たぬか! (犬千代)何する! 200 00:13:12,380 --> 00:13:14,380 あの 会見以来→ 201 00:13:14,380 --> 00:13:20,390 父上は 殿に 色々な物を 送ってまいりまするなあ。→ 202 00:13:20,390 --> 00:13:25,410 父上は 元気にしておられるのでしょうか。 203 00:13:25,410 --> 00:13:27,330 (帰蝶)妙な噂を聞いたのです。→ 204 00:13:27,330 --> 00:13:34,330 父と 兄 義竜が 戦になるやもしれぬと…。 205 00:13:37,340 --> 00:13:40,340 確かに…→ 206 00:13:40,340 --> 00:13:43,340 そういう情報は届いてるね。 207 00:13:46,350 --> 00:13:52,350 そうならず 和解してくれれば よいのですが…。 208 00:13:54,350 --> 00:13:57,360 <しかし そんな帰蝶の願いも むなしく…> 209 00:13:57,360 --> 00:14:01,360 (恒興)美濃 長良川を挟み 両軍が陣を敷いております。 210 00:14:01,360 --> 00:14:03,360 (柴田)兵の数は? 211 00:14:03,360 --> 00:14:05,360 義竜軍 およそ 1万7,000。 212 00:14:05,360 --> 00:14:10,370 道三殿は… 3,000に 満たぬもよう。 213 00:14:10,370 --> 00:14:14,370 そこまで 兵力に差があっては いくら 道三殿といえど…。 214 00:14:14,370 --> 00:14:16,370 ≪(帰蝶)勝ち目は ないのですか? 215 00:14:19,380 --> 00:14:22,380 家中の者の多くが 父を見捨て→ 216 00:14:22,380 --> 00:14:27,320 兄を選んだということですね。 217 00:14:27,320 --> 00:14:29,320 おかわいそうな父上…。 218 00:14:32,320 --> 00:14:34,320 帰蝶。 219 00:14:38,330 --> 00:14:40,330 お父さん 助けるよ。 220 00:14:42,330 --> 00:14:44,340 どうした? 221 00:14:44,340 --> 00:14:46,340 あっ 殿。 222 00:14:49,340 --> 00:14:52,340 ≪(恒興)追えー! 223 00:14:52,340 --> 00:14:55,340 出陣だ! 早く 追え! (犬千代)えっ? 224 00:15:01,350 --> 00:15:09,360 (道三)30年… 戦国の世で 必死に生きてきた報いが これか。 225 00:15:09,360 --> 00:15:12,360 道三を討ち取れ! (道三)息子に背かれ→ 226 00:15:12,360 --> 00:15:16,370 多くの家臣が その息子についた。→ 227 00:15:16,370 --> 00:15:21,370 わしが築いた居場所は もう わしのものではない。 228 00:15:21,370 --> 00:15:26,310 戦国の世とは 孤独なものよのう。 229 00:15:26,310 --> 00:15:29,320 殿 きっと 信長さまが援軍に…。 230 00:15:29,320 --> 00:15:35,320 言ったであろう。 やつに 援軍など頼んでおらぬ。→ 231 00:15:35,320 --> 00:15:39,330 あやつを わしの戦に 巻き込む気はない。→ 232 00:15:39,330 --> 00:15:44,330 信長には 生きてもらわねばならぬ。 233 00:15:49,340 --> 00:15:54,340 みんな 早く乗って! 早く 早く! 234 00:15:54,340 --> 00:15:56,340 しかし 殿。 235 00:15:56,340 --> 00:15:59,350 やはり いまさら このような 少人数で 駆け付けたところで→ 236 00:15:59,350 --> 00:16:02,350 殿の身が 危うくなるだけでは ござりませぬか。 237 00:16:02,350 --> 00:16:05,350 しかも 殿 具足も着けてないし。 238 00:16:05,350 --> 00:16:09,350 やっぱり… 生きて 元の時代に戻らないと。 239 00:16:11,360 --> 00:16:13,360 今 何と申した? 240 00:16:13,360 --> 00:16:17,360 (家臣)はっ 織田 信長殿が軍勢 川を渡り→ 241 00:16:17,360 --> 00:16:20,370 こちらへ向かっておられるように ござりまする! 242 00:16:20,370 --> 00:16:22,370 バカめ! 243 00:16:22,370 --> 00:16:25,390 この戦には ほとんど 勝ち目がないことは→ 244 00:16:25,390 --> 00:16:27,310 分かっておろうが。→ 245 00:16:27,310 --> 00:16:31,310 それなのに わざわざ危険を冒し→ 246 00:16:31,310 --> 00:16:35,310 頼みもせん援軍に来るなど→ 247 00:16:35,310 --> 00:16:38,310 あやつは 誠のバカじゃ。 248 00:16:40,320 --> 00:16:42,320 うつけめ…。 249 00:16:46,330 --> 00:16:49,330 殿! お待ちくだされ!→ 250 00:16:49,330 --> 00:16:52,330 一人で先に行っては 危険にござりまする! 251 00:16:54,570 --> 00:16:56,340 うわっ! 252 00:16:56,340 --> 00:16:58,340 (家臣)織田 信長さまと お見受けいたす!→ 253 00:16:58,340 --> 00:17:01,340 お止まりくだされー! 254 00:17:01,340 --> 00:17:03,340 誰? 255 00:17:05,340 --> 00:17:12,350 わが あるじ 斉藤 道三は… 先刻…→ 256 00:17:12,350 --> 00:17:16,360 討ち死になされました。 257 00:17:16,360 --> 00:17:20,360 これを… 信長さまに お渡しするようにと。 258 00:17:24,360 --> 00:17:28,370 (家臣)そして 早急に 尾張に戻れと。→ 259 00:17:28,370 --> 00:17:32,370 絶対に 死んではならぬと。→ 260 00:17:32,370 --> 00:17:35,370 殿の遺言にござりまする。 261 00:17:38,380 --> 00:17:41,380 どうか お聞き届けくだされ! 262 00:17:43,380 --> 00:17:48,390 分かった。 引き返すよ。 263 00:17:48,390 --> 00:17:50,390 うっ! うう…。 264 00:17:55,390 --> 00:17:57,390 いたぞー! 265 00:18:00,400 --> 00:18:04,400 ちゃんと… 受け取ったよ! 266 00:18:04,400 --> 00:18:07,400 みんなー! 早く引き返せー! 267 00:18:18,420 --> 00:18:21,420 (恒興)早く乗れー! 急げー! 268 00:18:21,420 --> 00:18:24,420 急げー! 269 00:18:24,420 --> 00:18:26,360 (兵士)あの小勢だ! 追え! 270 00:18:26,360 --> 00:18:28,360 (兵士)信長の首 取ったら 大手柄だ! 271 00:18:28,360 --> 00:18:30,360 (兵士)じゃが どれが 信長だ? 272 00:18:30,360 --> 00:18:33,360 ≪(銃声) (兵士)うわっ! 273 00:18:35,370 --> 00:18:37,370 (兵士たち)うわっ! 274 00:18:37,370 --> 00:18:39,370 殿 早く 舟に! 275 00:18:42,370 --> 00:18:44,380 (兵士)逃がすな! 276 00:18:44,380 --> 00:18:48,380 (犬千代・佐々)うわっ! (恒興)殿! しゃがんで! 277 00:18:48,380 --> 00:18:50,380 (兵士)放てー! 278 00:18:54,390 --> 00:18:59,390 結局 何もできなかったや…。 279 00:18:59,390 --> 00:19:11,400 ♪♪~ 280 00:19:11,400 --> 00:19:14,400 (家臣)殿のご帰還じゃ! 281 00:19:23,420 --> 00:19:25,430 (帰蝶)ご無事で 何よりにございます。 282 00:19:25,430 --> 00:19:39,370 ♪♪~ 283 00:19:39,370 --> 00:19:43,370 ごめんね 帰蝶。 284 00:19:43,370 --> 00:19:47,370 お父さん 助けられなかったよ。 285 00:19:52,380 --> 00:19:55,380 (帰蝶)乱世を生きてきた父。→ 286 00:19:55,380 --> 00:19:59,390 死ぬ覚悟は できていたはず。 287 00:19:59,390 --> 00:20:03,390 父のために 馬を駆けてくだされた殿の→ 288 00:20:03,390 --> 00:20:07,390 その お優しさだけで…→ 289 00:20:07,390 --> 00:20:10,390 帰蝶は 十分にございまする。 290 00:20:13,400 --> 00:20:29,350 (泣き声) 291 00:20:29,350 --> 00:20:45,350 ♪♪~ 292 00:20:58,380 --> 00:21:02,380 死なないように頑張るよ。 293 00:21:02,380 --> 00:21:05,380 長井のおじさん…。 294 00:21:16,400 --> 00:21:19,400 ヘヘ…。 295 00:21:19,400 --> 00:21:29,400 ♪♪~