1 00:00:00,750 --> 00:00:06,260 (久政)今回の朝倉攻めで 信長が いかなる男か 分かったであろう。 2 00:00:06,260 --> 00:00:09,260 (久政) 自分の意に従わぬ者は 滅ぼす。 3 00:00:09,260 --> 00:00:14,270 その矛先が 浅井に向く日が 来るやもしれぬ。→ 4 00:00:14,270 --> 00:00:16,270 そうであろう? 5 00:00:18,270 --> 00:00:20,270 答えよ 長政! 6 00:00:23,280 --> 00:00:27,280 (長政)本日より わが敵は…。 7 00:00:29,280 --> 00:00:32,280 織田 信長である。 8 00:00:32,280 --> 00:00:41,280 ♪♪~ 9 00:00:45,120 --> 00:00:48,130 (お市)茶々~! 茶々~。→ 10 00:00:48,130 --> 00:00:51,130 あっ。→ 11 00:00:51,130 --> 00:00:54,130 いた。 12 00:00:54,130 --> 00:00:57,140 (お市)茶々 起きよ。 13 00:00:57,140 --> 00:01:01,140 茶々! フゥ…。 14 00:01:03,140 --> 00:01:05,140 (お市)変な顔。 15 00:01:05,140 --> 00:01:08,150 ≪(家臣)しかし よく 殿は決断なされたな。 16 00:01:08,150 --> 00:01:10,150 ≪(家臣)うむ。 織田を破り→ 17 00:01:10,150 --> 00:01:15,150 信長の首をあげたとなれば 浅井の評判は とどろくぞ。 18 00:01:15,150 --> 00:01:18,160 ≪(家臣)昔 今川 義元を討ち 名を上げた信長を→ 19 00:01:18,160 --> 00:01:22,160 今度は 浅井が討ち 名を上げるのじゃ! 20 00:01:22,160 --> 00:01:25,160 (家臣)うむ。 前後を 挟み撃ちにすれば→ 21 00:01:25,160 --> 00:01:27,170 必ずや 討ち取れる。→ 22 00:01:27,170 --> 00:01:31,170 信長を 袋のねずみに できるのだからな。 23 00:01:31,170 --> 00:01:34,170 兄上が 袋のねずみ? 24 00:01:34,170 --> 00:01:37,170 あの者たちは いったい 何を申しておるのじゃ。 25 00:01:39,180 --> 00:01:43,200 (ミッチー)思った以上に 朝倉勢は 手応えがありませぬ。→ 26 00:01:43,200 --> 00:01:47,120 城を落とすまで もう少し 時がかかると思いましたが。 27 00:01:47,120 --> 00:01:49,120 (サブロー)うん 何かさ→ 28 00:01:49,120 --> 00:01:52,120 朝倉の人たちは よろいが重そうだったよね。 29 00:01:52,120 --> 00:01:55,130 (半兵衛)確かに われらよりは→ 30 00:01:55,130 --> 00:01:59,130 多少 古風な具足を 身に着けておりましたな。 31 00:01:59,130 --> 00:02:02,130 (サブロー)もっとさ 軽量化すればいいのにね。 32 00:02:02,130 --> 00:02:05,140 そうすれば もっと 兵の動き良くなるのに。 33 00:02:05,140 --> 00:02:08,140 (ミッチー)殿 敵兵の動きが良くなっては→ 34 00:02:08,140 --> 00:02:10,140 戦いにくうなりまするぞ。 35 00:02:10,140 --> 00:02:12,140 あっ 確かに。 36 00:02:12,140 --> 00:02:16,150 (半兵衛)殿 明日は 金ヶ崎城を攻めるのですね? 37 00:02:16,150 --> 00:02:18,150 うん。 38 00:02:18,150 --> 00:02:23,160 でも まあ 本当は 降伏してほしいんだけどね。 39 00:02:23,160 --> 00:02:28,160 今日の戦いを見てれば 兵力の差も 明らかだし→ 40 00:02:28,160 --> 00:02:31,160 それは 朝倉も 分かってると思うんだよね。 41 00:02:31,160 --> 00:02:36,170 だから 使者 送って 降伏 促してみるつもりだけど…。 42 00:02:36,170 --> 00:02:38,170 (ミッチー)最善だと思いまする。→ 43 00:02:38,170 --> 00:02:42,170 金ヶ崎城を攻略すれば 木ノ芽峠を越え→ 44 00:02:42,170 --> 00:02:47,110 朝倉本拠 一乗谷へ なだれ込むことができる。→ 45 00:02:47,110 --> 00:02:50,110 朝倉討伐も目前ですな 殿。 46 00:02:52,120 --> 00:02:54,120 うん。 47 00:02:59,120 --> 00:03:03,120 ≪(足音) 48 00:03:06,130 --> 00:03:08,130 お市。 49 00:03:08,130 --> 00:03:12,140 どこへ参るのですか? 50 00:03:12,140 --> 00:03:15,140 (長政)早々に 伝えようと思っていたのじゃが→ 51 00:03:15,140 --> 00:03:18,140 何かと慌ただしくての。→ 52 00:03:18,140 --> 00:03:25,150 実は これより 信長殿の援軍に参るのじゃ。 53 00:03:25,150 --> 00:03:27,150 援軍? 54 00:03:29,150 --> 00:03:32,160 武運を 祈ってはくれぬのか? 55 00:03:32,160 --> 00:03:35,160 いつも祈っておりまする。 56 00:03:35,160 --> 00:03:37,160 長政殿と…。 57 00:03:37,160 --> 00:03:39,160 兄上に。 58 00:03:44,100 --> 00:03:46,100 (長政)行ってまいる。 59 00:03:53,110 --> 00:03:56,120 (長政) 織田の大軍に ひるむことはない! 60 00:03:56,120 --> 00:03:59,120 狙うは 信長の首 一つ! 61 00:03:59,120 --> 00:04:02,120 (一同)うおー!! 62 00:04:02,120 --> 00:04:08,130 (秀吉)殿 思った以上に 順調な戦運びにござりまするな。 63 00:04:08,130 --> 00:04:12,130 (秀吉)こうも簡単に 朝倉が降伏するとは。 64 00:04:12,130 --> 00:04:15,130 でも まあ 油断はしないようにね。 65 00:04:15,130 --> 00:04:19,140 (秀吉)はっ! 重々 肝に銘じておきまする。 66 00:04:19,140 --> 00:04:22,140 (佐々)殿! ん? 67 00:04:22,140 --> 00:04:25,140 (佐々)小谷のお市さまから このような物が。 68 00:04:25,140 --> 00:04:27,140 おいっちゃんから? 69 00:04:29,150 --> 00:04:31,150 何これ? 70 00:04:31,150 --> 00:04:34,150 (佐々)中身は アズキのようにございまする。 71 00:04:34,150 --> 00:04:38,160 アズキ? 何で アズキ? (佐々)さあ? 72 00:04:38,160 --> 00:04:42,160 あっ そういうことか! 73 00:04:46,100 --> 00:04:49,100 (ミッチー)ん? 74 00:04:49,100 --> 00:04:52,100 (ミッチー) 《何じゃ? このにおいは》 75 00:04:52,100 --> 00:04:56,110 いやー 砂糖がなかったのは 残念だったね。 76 00:04:56,110 --> 00:04:58,110 やっぱ あんこは甘くないとなぁ。 77 00:04:58,110 --> 00:05:01,110 いや 塩味も おいしゅうござりまする! 78 00:05:01,110 --> 00:05:06,120 うーん…。 まあ 汗かいてるから 塩分 取った方がいいしね。 79 00:05:06,120 --> 00:05:09,120 はい。 (ミッチー)殿 いったい 何を? 80 00:05:09,120 --> 00:05:11,120 ああ ミッチー! 81 00:05:11,120 --> 00:05:13,130 おいっちゃんが アズキ送ってきたからさ→ 82 00:05:13,130 --> 00:05:16,130 食べて元気になってね ってことかと思って。 83 00:05:16,130 --> 00:05:18,130 (ミッチー)お市さまが? 84 00:05:18,130 --> 00:05:23,140 (ミッチー)《陣中見舞いにしては ずいぶんと少量な…》 85 00:05:23,140 --> 00:05:28,140 (ミッチー)殿 他に何か文などは 入っていなかったのですか? 86 00:05:28,140 --> 00:05:31,140 いや アズキだけだよ。 87 00:05:31,140 --> 00:05:34,150 (半兵衛)変わっていたといえば。 うん? 88 00:05:34,150 --> 00:05:38,150 アズキ袋の両端が しっかりと結ばれていた。 89 00:05:38,150 --> 00:05:40,150 ということくらいでしょうな。 90 00:05:40,150 --> 00:05:42,150 (ミッチー)両端が?→ 91 00:05:42,150 --> 00:05:46,150 何か 含まれておるとお思いか? 竹中殿。 92 00:05:48,090 --> 00:05:52,100 (半兵衛)「袋のねずみ」 という暗示だとすれば→ 93 00:05:52,100 --> 00:05:55,100 大ごとにござりまするな。 94 00:05:57,100 --> 00:06:00,110 (ミッチー)袋のねずみ…。 95 00:06:00,110 --> 00:06:02,110 どういうこと? 96 00:06:02,110 --> 00:06:08,110 浅井が裏切った… ということです。 97 00:06:08,110 --> 00:06:12,120 (ミッチー)確かに もし 今 近江の浅井が攻め寄せれば→ 98 00:06:12,120 --> 00:06:16,120 北に朝倉 南に浅井と 挟み撃たれ→ 99 00:06:16,120 --> 00:06:21,130 退路を断たれた織田軍は この敵地に押し込められる。→ 100 00:06:21,130 --> 00:06:23,130 すなわち 袋のねずみ。 101 00:06:23,130 --> 00:06:27,130 むろん 確証などありませぬが。 102 00:06:27,130 --> 00:06:30,140 (佐々)浅井の裏切り…。 (恒興)まさか! 103 00:06:30,140 --> 00:06:34,140 うーん 袋のねずみ…。 104 00:06:34,140 --> 00:06:36,140 分かりにくい。 105 00:06:36,140 --> 00:06:38,140 ≪(利家)殿ー! 106 00:06:38,140 --> 00:06:42,150 (利家)浅井の軍勢が こちらに向かっておりまする! 107 00:06:42,150 --> 00:06:47,090 浅井 長政殿 裏切ったと思われまする! 108 00:06:47,090 --> 00:06:51,090 (恒興)いや しかし にわかには信じられぬ! 109 00:06:51,090 --> 00:06:56,090 このアズキとて 誠にお市さまからの物かどうか。 110 00:06:56,090 --> 00:06:58,100 いや これは おいっちゃんからでしょう。 111 00:06:58,100 --> 00:07:01,100 だって ヘビ柄だよ? 112 00:07:01,100 --> 00:07:04,100 こんなの使うの おいっちゃんくらいでしょう。 113 00:07:04,100 --> 00:07:08,110 (ミッチー)殿 いかがいたしまするか? 114 00:07:08,110 --> 00:07:11,110 (佐々) 一乗谷は目前だというのに→ 115 00:07:11,110 --> 00:07:13,110 ここで引いては あまりに惜しい! 116 00:07:13,110 --> 00:07:16,110 何とか ここで 浅井を迎え撃つ策は ないのか!? 117 00:07:16,110 --> 00:07:18,120 無理じゃ。 小谷城は近い。 118 00:07:18,120 --> 00:07:23,120 もはや陣を移す猶予など…。 ≪(物音) 119 00:07:23,120 --> 00:07:25,120 (恒興)殿… 何を!? 120 00:07:25,120 --> 00:07:28,130 身軽な方が速いでしょ? 121 00:07:28,130 --> 00:07:30,130 この戦は負け! 122 00:07:30,130 --> 00:07:34,130 ってことで 俺は逃げる! 123 00:07:34,130 --> 00:07:36,130 全軍 撤退! 124 00:07:36,130 --> 00:07:40,140 <これが 後に 「金ヶ崎の退き口」と呼ばれ→ 125 00:07:40,140 --> 00:07:46,140 戦国史上に刻まれることとなる 退却戦の始まりでした> 126 00:07:48,080 --> 00:07:52,080 (秀吉)殿! あっ 何? 秀吉君。 127 00:07:52,080 --> 00:07:55,090 それがしに しんがりを お任せいただけませぬか? 128 00:07:55,090 --> 00:07:59,090 ああ しんがりね。 忘れてた。 129 00:07:59,090 --> 00:08:01,090 (秀吉)それがしに お命じいただければ→ 130 00:08:01,090 --> 00:08:06,100 この命を賭して 浅井 朝倉軍を 食い止めてみせまする! 131 00:08:06,100 --> 00:08:11,100 羽柴殿… 自ら しんがりを買って出るとは。 132 00:08:11,100 --> 00:08:13,110 この状況で 大軍のしんがりとなれば→ 133 00:08:13,110 --> 00:08:16,110 生きて戻るは 難しいぞ。 (恒興)ああ。 134 00:08:16,110 --> 00:08:18,110 分かった。 135 00:08:18,110 --> 00:08:21,110 しんがりは 秀吉君に頼む。 はっ! 136 00:08:21,110 --> 00:08:23,110 生きて戻ってね。 137 00:08:25,120 --> 00:08:29,120 はっ! ありがたきお言葉。 138 00:08:37,310 --> 00:08:39,320 (柴田)浅井が裏切ったというのは 誠か!? 139 00:08:39,320 --> 00:08:43,320 (ミッチー)柴田殿… と丹羽殿。 (柴田)殿は→ 140 00:08:43,320 --> 00:08:45,320 もう ここには おられぬのか? 141 00:08:45,320 --> 00:08:48,320 (ミッチー)はい。 浅井の裏切りの知らせを聞き→ 142 00:08:48,320 --> 00:08:51,330 すぐさま撤退を告げられ 駆け出してゆかれました。 143 00:08:51,330 --> 00:08:54,330 (柴田)相変わらず あきれるほどの素早さじゃな。 144 00:08:54,330 --> 00:08:56,330 で 兵は どの程度 連れてゆかれた? 145 00:08:56,330 --> 00:08:59,330 あの殿のことじゃ こういうときは 少ないであろう。 146 00:08:59,330 --> 00:09:01,340 500… いや 300か? 147 00:09:01,340 --> 00:09:03,340 (ミッチー)10騎ほど。 (柴田)そうか 10…。 148 00:09:03,340 --> 00:09:07,340 10騎!? そ… そんな少人数で 危険ではないか? 149 00:09:07,340 --> 00:09:11,350 (ミッチー)兵が多いほど 動きが鈍り 敵の目にも付きやすいのは 事実。 150 00:09:11,350 --> 00:09:13,350 (半兵衛)ここは 迅速さを優先し→ 151 00:09:13,350 --> 00:09:17,350 少人数で動かれた殿のご武運を 祈るしかありませぬ。 152 00:09:17,350 --> 00:09:19,350 (丹羽)そうとあらば→ 153 00:09:19,350 --> 00:09:22,360 われらも 一刻も早く この金ヶ崎を脱し→ 154 00:09:22,360 --> 00:09:24,360 京へ向かうことを 考えましょうぞ。 155 00:09:24,360 --> 00:09:27,360 (柴田)うん。 皆 おのおの 兵を率い→ 156 00:09:27,360 --> 00:09:32,370 即刻 退却いたそう。 しかし 問題はしんがり…。 157 00:09:32,370 --> 00:09:34,370 (秀吉) しんがりは それがしにござる。 158 00:09:34,370 --> 00:09:38,310 先ほど 殿に掛け合い 許可を頂き申した。 159 00:09:38,310 --> 00:09:40,310 (柴田)さようか!→ 160 00:09:40,310 --> 00:09:43,310 苦しい戦になろうが お頼み申す! 161 00:09:43,310 --> 00:09:47,320 (秀吉)お任せくだされ! 方々のご武運を祈っておりまする。 162 00:09:47,320 --> 00:09:51,320 (秀吉)では それがしは これにて。 163 00:09:53,320 --> 00:09:56,320 最も過酷を極める しんがりだというに→ 164 00:09:56,320 --> 00:09:59,330 ずいぶん余裕を感じるのう。 165 00:09:59,330 --> 00:10:01,330 (丹羽)無理をしておるのか。 166 00:10:01,330 --> 00:10:05,330 それとも しんがりとしての戦に 自信でもあるのか…。→ 167 00:10:05,330 --> 00:10:08,340 羽柴 秀吉。→ 168 00:10:08,340 --> 00:10:11,340 あの男も よく分からぬ男じゃ。 169 00:10:17,350 --> 00:10:20,350 (秀吉)《今の信長の立場》→ 170 00:10:20,350 --> 00:10:24,350 《まさに かつての今川 義元公じゃ》→ 171 00:10:24,350 --> 00:10:28,360 《しんがりの わしが裏切れば 織田は壊滅》→ 172 00:10:28,360 --> 00:10:33,360 《信長 今度は お前が滅びる番よ》→ 173 00:10:33,360 --> 00:10:37,380 《義元公を討たれた あのときの屈辱》→ 174 00:10:37,380 --> 00:10:40,300 《今 晴らしてやるわ!》 175 00:10:40,300 --> 00:10:42,300 ≪(ミッチー)羽柴殿。 176 00:10:45,310 --> 00:10:47,310 ≪(ミッチー)話がある。 177 00:10:49,310 --> 00:10:51,310 ≪(伝令)殿! 178 00:10:51,310 --> 00:10:53,310 いかがした? (伝令)織田軍→ 179 00:10:53,310 --> 00:10:55,320 こちらの動きを察し→ 180 00:10:55,320 --> 00:10:57,320 退却の準備を 進めておる様子にござります。 181 00:10:57,320 --> 00:11:01,320 (遠藤)何!? (長政)退却…!? 誠に退却か? 182 00:11:01,320 --> 00:11:03,320 (伝令)はっ。 183 00:11:03,320 --> 00:11:05,330 《早い…》 184 00:11:05,330 --> 00:11:09,330 《こんなにも早く 退却の決断を下すとは…》 185 00:11:09,330 --> 00:11:11,330 《信長にとって ここは→ 186 00:11:11,330 --> 00:11:14,340 朝倉を滅ぼす またとない好機のはずじゃ》 187 00:11:14,340 --> 00:11:17,340 《それを全て捨て 退却とは…》 188 00:11:17,340 --> 00:11:20,340 《普通の男ならば できぬ決断》 189 00:11:20,340 --> 00:11:22,340 (遠藤)殿。 190 00:11:22,340 --> 00:11:27,350 急ごう いずれにせよ 兵を動かすには 時がかかる。 191 00:11:27,350 --> 00:11:30,320 信長の居所は つかめておろうな? 192 00:11:30,320 --> 00:11:35,360 それが 本陣に信長らしき男の姿は見当たらぬのです! 193 00:11:35,360 --> 00:11:40,300 何!? 信長が…。→ 194 00:11:40,300 --> 00:11:42,300 消えた!? 195 00:11:46,300 --> 00:11:48,300 (恒興)許せぬ! 196 00:11:48,300 --> 00:11:52,310 殿は 浅井殿を 心より 信用しておられたというに! 197 00:11:52,310 --> 00:11:54,310 まあね。 198 00:11:54,310 --> 00:11:57,310 それがしも 悔しいでござる! 199 00:11:57,310 --> 00:12:01,320 裏切り 裏切られ これが戦国の世でござるか…。 200 00:12:01,320 --> 00:12:06,320 何 最後に笑うのは わが殿じゃ! 201 00:12:11,330 --> 00:12:13,330 (秀吉)撃てー! 202 00:12:16,330 --> 00:12:20,340 引け! これ以上の間は 詰められるな! 203 00:12:20,340 --> 00:12:22,340 鉄砲にひるむな! 204 00:12:22,340 --> 00:12:25,340 馬上の男の首をとれ! 205 00:12:27,340 --> 00:12:31,350 くそっ… このままでは危うい。 206 00:12:31,350 --> 00:12:35,350 ≪うぉー!! (秀吉)おっ! おおっ。 207 00:12:43,290 --> 00:12:47,300 竹中の 美濃兵か。 さすが強い。 208 00:12:47,300 --> 00:12:50,300 鉄砲 弓 用意! 209 00:12:50,300 --> 00:12:53,300 撃てー! 210 00:12:53,300 --> 00:12:59,310 下がれ! 敵兵との距離を保て! 211 00:12:59,310 --> 00:13:03,310 《くっそ… 織田を裏切るはずの わしが→ 212 00:13:03,310 --> 00:13:07,320 なぜ 必死に 織田のしんがりを 務めねばならん!》 213 00:13:07,320 --> 00:13:09,320 (ミッチー)《話とは われらも しんがりに→ 214 00:13:09,320 --> 00:13:12,320 加わらせていただきたい ということじゃ》 215 00:13:12,320 --> 00:13:14,320 (秀吉)《な…!》 (ミッチー)《細かく言えば→ 216 00:13:14,320 --> 00:13:17,330 わしの軍は しんがりの二番手として→ 217 00:13:17,330 --> 00:13:20,330 羽柴殿の軍を 背後から援護いたす》→ 218 00:13:20,330 --> 00:13:23,330 《構いませぬな?》 (秀吉)《いや 明智殿…!》 219 00:13:23,330 --> 00:13:27,340 《微力なれど それがしが率いる美濃兵は→ 220 00:13:27,340 --> 00:13:31,340 羽柴殿の軍に 加わらせていただきたい》 221 00:13:31,340 --> 00:13:34,340 《兵の数は 少しでも多い方がよかろう》 222 00:13:36,340 --> 00:13:38,280 《いやー ありがたい!》 223 00:13:38,280 --> 00:13:44,290 《お二人の心遣い 胸に染みまする!》→ 224 00:13:44,290 --> 00:13:47,290 《が お二人とも 分かっておられよう》 225 00:13:47,290 --> 00:13:50,290 《しんがりには 多くの犠牲が付きものじゃ》 226 00:13:50,290 --> 00:13:55,300 《何も わざわざ その犠牲を 増やすことは ありますまい》 227 00:13:55,300 --> 00:14:00,300 《明智殿は まだまだ 織田家には必要なお方じゃ》 228 00:14:00,300 --> 00:14:04,310 《ここは われら羽柴軍の力を信じて→ 229 00:14:04,310 --> 00:14:06,310 お任せくだされ!》 230 00:14:06,310 --> 00:14:08,310 (ミッチー)《羽柴殿》→ 231 00:14:08,310 --> 00:14:13,310 《これは 何も 羽柴殿への厚意で 申しているのではない》→ 232 00:14:13,310 --> 00:14:16,320 《われらも織田家のために→ 233 00:14:16,320 --> 00:14:22,320 殿を お守りするために この力 尽くしたいのじゃ》→ 234 00:14:22,320 --> 00:14:25,330 《この思い…》→ 235 00:14:25,330 --> 00:14:28,330 《羽柴殿も 同じであろう?》 236 00:14:31,330 --> 00:14:34,330 (ミッチー)《共に戦いましょうぞ》 237 00:14:37,360 --> 00:14:41,280 《中に竹中 後ろに明智》 238 00:14:41,280 --> 00:14:44,280 《これでは 裏切れぬではないか!》→ 239 00:14:44,280 --> 00:14:48,280 《くっそ… やつら わしの思惑を 感づいておるのか?》→ 240 00:14:48,280 --> 00:14:52,290 《だとすれば こちらが妙な動きを見せた瞬間→ 241 00:14:52,290 --> 00:14:54,290 襲い掛かってこよう》→ 242 00:14:54,290 --> 00:14:59,290 《そうなれば わしの軍は 逃げ道を失い 全滅する!》 243 00:14:59,290 --> 00:15:01,300 《もはや 生き残るすべは→ 244 00:15:01,300 --> 00:15:03,300 死に物狂いで この退却を成功させる以外→ 245 00:15:03,300 --> 00:15:05,300 ないではないか!》 246 00:15:05,300 --> 00:15:10,300 くそーっ! 撃てー!! 247 00:15:13,310 --> 00:15:16,310 (義昭)何!? 信長が帰ってきた? 248 00:15:16,310 --> 00:15:20,320 (家臣)はっ。 昨夜 京に 到着したとのことにござります。 249 00:15:20,320 --> 00:15:24,320 し… しかし それは ちと おかしいのではないか? 250 00:15:24,320 --> 00:15:27,320 浅井 長政が裏切り 信長を 挟み撃とうとしておるという→ 251 00:15:27,320 --> 00:15:30,290 知らせを聞いたのは つい昨日のことだぞ。→ 252 00:15:30,290 --> 00:15:34,330 それなのに もう信長は 帰ってきたというのか。 あん!? 253 00:15:34,330 --> 00:15:36,330 (家臣)おそらく 裏切りに気付いたと同時に→ 254 00:15:36,330 --> 00:15:38,270 退却を決断なされたのかと。 255 00:15:38,270 --> 00:15:41,270 ええ!? あっ…。 256 00:15:46,270 --> 00:15:50,280 (秀吉) 《ハァ… さすがに疲れたな》 257 00:15:50,280 --> 00:15:52,280 ≪お~い! 258 00:15:52,280 --> 00:15:56,280 おかえり! ご苦労さ~ん! 259 00:16:00,290 --> 00:16:03,290 大手柄だよ 秀吉君! 260 00:16:03,290 --> 00:16:05,290 (秀吉)ありがたきお言葉に 存じまする! 261 00:16:05,290 --> 00:16:08,300 よく戻ったね。 はっ。 262 00:16:08,300 --> 00:16:10,300 (ミッチー)どう思われた? 263 00:16:10,300 --> 00:16:15,300 (半兵衛)別段 怪しい動きが あったようには思えませぬ。→ 264 00:16:15,300 --> 00:16:17,310 必死に しんがりを務めておったように→ 265 00:16:17,310 --> 00:16:19,310 見受けられ申した。 266 00:16:19,310 --> 00:16:25,310 (ミッチー)あの男を危険と思うは われらの杞憂であったろうか…。 267 00:16:25,310 --> 00:16:31,320 さあ。 あの男の真意は まだ 図りかねまするな。 268 00:16:31,320 --> 00:16:35,320 (家臣たちの笑い声) 269 00:16:35,320 --> 00:16:38,260 (磯野)信長の慌てぶりが 目に見えるようじゃ。 270 00:16:38,260 --> 00:16:41,260 信長の失墜は 確実じゃ! 271 00:16:41,260 --> 00:16:45,270 ああ この戦 われらの完勝ぞ! 272 00:16:45,270 --> 00:16:47,270 (笑い声) 273 00:16:47,270 --> 00:16:49,270 ≪(床をたたく音) 274 00:16:49,270 --> 00:16:54,280 (久政)ぬぅ…! 何を浮かれておる。 275 00:16:54,280 --> 00:17:00,280 信長の首を逃したことの重大さを そなたらは 分かっておらぬのか? 276 00:17:00,280 --> 00:17:02,280 (久政) この戦の目的は ただ一つ。→ 277 00:17:02,280 --> 00:17:05,290 信長の首をあげること!→ 278 00:17:05,290 --> 00:17:08,290 雑兵 数千の首を 討ち取ったところで→ 279 00:17:08,290 --> 00:17:11,290 何にもならぬわ! 280 00:17:11,290 --> 00:17:13,290 父上。 (久政)ん? 281 00:17:13,290 --> 00:17:16,300 皆 分かっておりまする。 282 00:17:16,300 --> 00:17:22,300 しかし 今は どうぞ 皆を ねぎらってやってくださりませ。 283 00:17:27,310 --> 00:17:30,380 殿! 南近江を平定し→ 284 00:17:30,380 --> 00:17:33,310 すぐに 浅井攻めに 取り掛かりましょうぞ! 285 00:17:33,310 --> 00:17:37,310 裏切り者を放置しておけば 新たな裏切りを生みまする。 286 00:17:39,250 --> 00:17:41,260 殿のご意見は? 287 00:17:41,260 --> 00:17:46,260 俺さ… 天下に近づけば近づくほど→ 288 00:17:46,260 --> 00:17:49,260 敵は減っていくもんだと 思ってたんだけど→ 289 00:17:49,260 --> 00:17:52,270 何か そうじゃないみたいだね。 290 00:17:52,270 --> 00:17:54,270 むしろ その逆。 291 00:17:54,270 --> 00:17:58,270 それじゃあ いつまでたっても 終わんないんじゃないかな。 292 00:17:58,270 --> 00:18:01,280 殿!! おお… はい。 293 00:18:01,280 --> 00:18:04,280 (恒興)そのようなことを おっしゃられては困りまする! 294 00:18:04,280 --> 00:18:07,280 殿は いつだって 自信に満ちあふれた顔で→ 295 00:18:07,280 --> 00:18:11,290 「天下をとる」と われらを前に おっしゃってきたではありませぬか! 296 00:18:11,290 --> 00:18:13,290 (利家)そうですとも! 297 00:18:13,290 --> 00:18:16,290 殿の その揺るぎない自信と 自信どおりの成果に魅せられ→ 298 00:18:16,290 --> 00:18:18,290 われらは ずっと 殿に付いてまいったのです! 299 00:18:18,290 --> 00:18:23,300 (森)そのような弱音を吐かれるは 殿らしゅうないと存じまする。 300 00:18:23,300 --> 00:18:28,300 あ… あれ? いや 弱音を吐いたつもりは…。 301 00:18:28,300 --> 00:18:30,370 ちょっと 感想を 言ってみただけなんだけど。 302 00:18:30,370 --> 00:18:32,310 ≪(柴田)殿! 303 00:18:32,310 --> 00:18:36,310 われらは もう 後には引けませぬぞ。→ 304 00:18:36,310 --> 00:18:40,310 ここで止まれば 織田家は つぶされまする。→ 305 00:18:40,310 --> 00:18:42,320 止まるわけにはゆきませぬ。→ 306 00:18:42,320 --> 00:18:47,320 走り続けねば 天下など とれませぬぞ! 307 00:18:50,320 --> 00:18:52,330 分かってるよ。 308 00:18:52,330 --> 00:18:55,330 別に 止まる気なんかないよ。 309 00:18:55,330 --> 00:18:58,330 浅井と戦って 勝つ。 310 00:18:58,330 --> 00:19:03,330 俺は 天下とらなきゃいけないからね。 311 00:19:09,340 --> 00:19:12,350 (柴田)殿。 ん? 312 00:19:12,350 --> 00:19:16,350 浅井と戦うは もちろんのことに ござりまするが→ 313 00:19:16,350 --> 00:19:19,350 一つ 気掛かりが…。 314 00:19:19,350 --> 00:19:21,350 おいっちゃんのこと? 315 00:19:27,360 --> 00:19:29,360 お市…。 316 00:19:29,360 --> 00:19:34,370 そなたは 嫁いできたころから 申しておったな。→ 317 00:19:34,370 --> 00:19:38,310 「兄上の方が面白い」と。→ 318 00:19:38,310 --> 00:19:43,310 敵にしてみて 初めて その意味が 分かった気がする。 319 00:19:45,310 --> 00:19:50,310 確かに 信長とは面白き男じゃ。 320 00:19:53,320 --> 00:19:57,330 そなたの兄は 単騎で戦場を逃げ出したらしい。 321 00:19:57,330 --> 00:20:01,330 家臣も兵も 置き去りにして…。 322 00:20:01,330 --> 00:20:04,330 信長は 賭けたのじゃ。 323 00:20:04,330 --> 00:20:09,340 大軍の兵力より 少数で逃げ切る速さに。 324 00:20:09,340 --> 00:20:16,340 そして 信長は賭けに勝ち 生き延びた。→ 325 00:20:16,340 --> 00:20:18,350 お市。 326 00:20:18,350 --> 00:20:23,350 そなたの兄は よほど運が強いとみえるな。 327 00:20:26,350 --> 00:20:28,350 兄上には 勝てませぬ! 328 00:20:31,360 --> 00:20:35,360 兄上には 勝てませぬ。 329 00:20:35,360 --> 00:20:37,380 (長政)分からぬ。→ 330 00:20:37,380 --> 00:20:39,380 現に 今回は われらが勝った。 331 00:20:41,300 --> 00:20:45,310 でも 兄上は 生きておりまする。 332 00:20:45,310 --> 00:20:48,310 確かに 信長を討てなかったのは 痛い。 333 00:20:48,310 --> 00:20:52,310 だが… これからだ。 334 00:20:54,320 --> 00:20:56,320 (長政)これからだ。 335 00:20:56,320 --> 00:20:59,320 (お市)長政殿…。 336 00:20:59,320 --> 00:21:01,320 (長政)お市→ 337 00:21:01,320 --> 00:21:07,330 信長から そなたを戻すように 文が届いておる。 338 00:21:07,330 --> 00:21:10,330 戻る気は ありませぬ。 339 00:21:13,330 --> 00:21:17,330 長政殿を 説得します! 340 00:21:20,340 --> 00:21:30,340 ♪♪~