1 00:02:05,918 --> 00:02:07,918 (ルシウス)はいやっ! 2 00:02:10,923 --> 00:02:13,926 (ルシウス)《ヴェスビオス火山の麓に 温泉場を?》 3 00:02:13,926 --> 00:02:18,931 (ハドリアヌス)《うむ。 温泉鉱脈が 新たに見つかってな》 4 00:02:18,931 --> 00:02:23,936 《ローマ市民のために 温泉をつくれないかと思うのだ》 5 00:02:23,936 --> 00:02:28,941 《アレキサンドリア遠征の前に 引き受けてはくれまいか?》 6 00:02:28,941 --> 00:02:32,941 (ルシウス)《ローマのために 喜んで お引き受けします!》 7 00:04:29,928 --> 00:04:32,931 《あちこちに 湯気が 立ち上ってはいるが→ 8 00:04:32,931 --> 00:04:35,934 ヴェスビオス火山の噴火から 50年以上たった 今でも→ 9 00:04:35,934 --> 00:04:38,937 当時の爪痕が 残ったままだ》 10 00:04:38,937 --> 00:04:41,940 《とても 私一人では 手に負えるものではない》 11 00:04:41,940 --> 00:04:44,943 《ここは いったん 引き上げるか》 12 00:04:44,943 --> 00:04:46,945 《ん?》 13 00:04:46,945 --> 00:04:48,947 うわっ! 14 00:04:48,947 --> 00:04:50,947 早速 お出ましか…。 15 00:04:52,951 --> 00:04:56,955 (山賊長)俺たち 山賊を見ても 顔色一つ 変えねえとは→ 16 00:04:56,955 --> 00:04:58,957 大した 度胸だな。 17 00:04:58,957 --> 00:05:00,959 久々の通行人さまだ。 18 00:05:00,959 --> 00:05:03,962 存分に おもてなし差し上げないとな。 19 00:05:03,962 --> 00:05:06,965 こいつ いい馬 乗ってますぜ。 兄貴。 20 00:05:06,965 --> 00:05:09,968 私は 皇帝 直々の仕事で ここへ来た。 21 00:05:09,968 --> 00:05:11,970 貴様らの相手をしている 時間はない! 22 00:05:11,970 --> 00:05:13,970 仕事だと!? 23 00:05:15,974 --> 00:05:17,974 この地に浴場をつくる! 24 00:05:19,978 --> 00:05:22,981 (山賊たちの笑い声) 25 00:05:22,981 --> 00:05:24,917 何が おかしい! こんな 荒れ地に→ 26 00:05:24,917 --> 00:05:28,921 のこのこ 風呂つくりに来た? 27 00:05:28,921 --> 00:05:31,924 腹 痛え! (山賊)お前 それ だまされてるぞ。 28 00:05:31,924 --> 00:05:34,927 お前たち 風呂をバカにしているようだが→ 29 00:05:34,927 --> 00:05:36,929 風呂に入ったことが ないんじゃないのか? 30 00:05:36,929 --> 00:05:40,933 こいつ 俺たちが ぼろだからって バカにしてんな! 31 00:05:40,933 --> 00:05:42,935 すごい 臭いだぞ。 32 00:05:42,935 --> 00:05:44,937 臭え! いや うるせえ! 33 00:05:44,937 --> 00:05:47,940 山賊が ちまちま 風呂に漬かってられるか! 34 00:05:47,940 --> 00:05:51,944 しかし これだけ臭いと 居場所が 憲兵にも 丸分かりだな。 35 00:05:51,944 --> 00:05:55,948 まさか お前 憲兵隊を…。 (山賊長)いや 嘘だ! はったりだ! 36 00:05:55,948 --> 00:05:58,951 さっさと 馬と身に着けてるもの こっちによこしな! 37 00:05:58,951 --> 00:06:02,955 まったく… お前たちには この 宝の山が 分からないのだな。 38 00:06:02,955 --> 00:06:06,959 宝? どういうことだ? 39 00:06:06,959 --> 00:06:09,959 知りたければ 私に ついてこい。 40 00:06:15,968 --> 00:06:18,971 見ろ! 湯量も豊富で 温度も適切。 41 00:06:18,971 --> 00:06:22,975 これは 相当いい浴場ができるぞ。 42 00:06:22,975 --> 00:06:27,913 おい! さっさと お宝 見せねえとその首 すっ飛ばすぞ! 43 00:06:27,913 --> 00:06:30,913 手伝いが 必要だ。 (山賊長)何!? 44 00:06:32,918 --> 00:06:37,923 その岩は もっと 右に移動だ! 違う! 岩から見て 右だ! 45 00:06:37,923 --> 00:06:40,926 右 分かんないのか お前! 右って どっちだっけ? 46 00:06:40,926 --> 00:06:44,930 あの野郎… 完全に調子に乗ってやがる。 47 00:06:44,930 --> 00:06:49,935 駄目だよ 兄貴。 親分の命令だ。 黙ってやるしかねえ。 48 00:06:49,935 --> 00:06:53,939 まっ 宝が見つかった時点で あいつは あの世行きだ。 49 00:06:53,939 --> 00:06:56,942 ハハハハハッ。 そいつは いいや。 50 00:06:56,942 --> 00:06:59,945 おい あれ見てみろよ。 51 00:06:59,945 --> 00:07:02,948 (山賊)あっ 何してんだ? あの野郎。 52 00:07:02,948 --> 00:07:06,952 この湯… 思ったとおりだ。 53 00:07:06,952 --> 00:07:08,954 ≪(湯に飛び込む音) 54 00:07:08,954 --> 00:07:10,956 (山賊長)ほぉ~。 55 00:07:10,956 --> 00:07:15,961 たまらんなぁ これ。 (山賊)何か こうしてると→ 56 00:07:15,961 --> 00:07:20,966 人を襲ったりとか どうでもよくなってきますね 親分。 57 00:07:20,966 --> 00:07:22,968 ああ… バカヤロー! 58 00:07:22,968 --> 00:07:27,906 俺たちは ヴェスビオスの噴火で 行き場を失った連中の末裔だ! 59 00:07:27,906 --> 00:07:30,909 人を襲うしか 生きてく すべは ねえんだよ! 60 00:07:30,909 --> 00:07:32,911 ですよね…。 61 00:07:32,911 --> 00:07:35,914 お前たち 悲観するには まだ 早いぞ。 62 00:07:35,914 --> 00:07:38,917 私に いい案がある。 いい案? 63 00:07:38,917 --> 00:07:40,919 いいか。 この湯を…。 64 00:07:40,919 --> 00:07:42,921 うわぁ! 65 00:07:42,921 --> 00:07:46,925 ハハハハッ! まぬけな野郎だぜ。 66 00:07:46,925 --> 00:07:49,925 俺たちを こき使うからだ。 67 00:07:52,931 --> 00:07:57,931 おい。 あいつ 出てこねえな。 (山賊)野郎! どこ行きやがった! 68 00:08:06,945 --> 00:08:14,953 ハァ ハァ…。 69 00:08:14,953 --> 00:08:16,955 《街?》 70 00:08:16,955 --> 00:08:22,961 《温かい湯に 山に囲まれた街》 71 00:08:22,961 --> 00:08:24,896 《そして 平たい顔!》 72 00:08:24,896 --> 00:08:27,899 《また 私は あの世界に来たのか?》 73 00:08:27,899 --> 00:08:30,899 《ん? 平たい顔族の衣服》 74 00:08:32,904 --> 00:08:35,904 《忘れ物だろうか?》 75 00:08:38,910 --> 00:08:43,915 《華やかな街並みに 様々な年齢の人々》 76 00:08:43,915 --> 00:08:49,921 《そして あちらこちらで見掛ける あの印》 77 00:08:49,921 --> 00:08:52,924 《道行く人も 湯上がりの様子》 78 00:08:52,924 --> 00:08:56,928 《ここは つまり 火山に囲まれた 温泉の街》 79 00:08:56,928 --> 00:09:01,933 《私の復興案でも こんな温泉場を漠然と想像してはいたが…》 80 00:09:01,933 --> 00:09:06,938 《ここは それより はるかに素晴らしい》 81 00:09:06,938 --> 00:09:10,942 《いつも 平たい顔族は 私の先を行く》 82 00:09:10,942 --> 00:09:14,946 ≪(女性)はーい。 温泉まんじゅうだよ。 83 00:09:14,946 --> 00:09:16,948 味見してってちょうだいよ。 84 00:09:16,948 --> 00:09:19,951 ほっかほかの おまんじゅうだよ。 85 00:09:19,951 --> 00:09:23,972 《何だ? この匂いは》 おいしいよ。 出来たてでよ。 86 00:09:23,972 --> 00:09:30,896 ほら 外人さん 味見してって。 うちのがね 評判いいのよ。 87 00:09:30,896 --> 00:09:34,900 うっ! うまっ! うまっ! 88 00:09:34,900 --> 00:09:38,904 《何なのだ これは! パンか? パンなのか!?》 89 00:09:38,904 --> 00:09:41,907 (女性)よかったら お店も見てってね。 90 00:09:41,907 --> 00:09:45,911 《またもや あの印。 湯のパンなのか?》 91 00:09:45,911 --> 00:09:49,915 見て! おいしそう! (女性)蒸したてだ。 92 00:09:49,915 --> 00:09:52,918 《平たい顔族の うれしそうな顔》 93 00:09:52,918 --> 00:09:55,921 《そして ここが製造所か…》 94 00:09:55,921 --> 00:09:58,924 ≪(戸を閉める音) 95 00:09:58,924 --> 00:10:01,927 《いや… これは店!》 96 00:10:01,927 --> 00:10:03,929 《何だ? これは》 97 00:10:03,929 --> 00:10:05,931 《こういうものを売るから 街も繁盛する》 98 00:10:05,931 --> 00:10:10,936 《できれば ここにあるもの全てを持ち帰って 研究したい》 99 00:10:10,936 --> 00:10:13,936 ≪(鐘の音) 100 00:10:15,941 --> 00:10:17,943 (男性)今度こそ いくぞ。→ 101 00:10:17,943 --> 00:10:21,947 あれ? 今 当たった気がしたのにな。 102 00:10:21,947 --> 00:10:23,915 (女性)じゃあ 次 貸して。 103 00:10:23,915 --> 00:10:28,787 《ここは いったい 何をする場所なのだ?》 104 00:10:28,787 --> 00:10:31,790 な… 何? めっちゃ 見てるけど。 105 00:10:31,790 --> 00:10:35,794 あっ もしかして これ やりたいんじゃない? 106 00:10:35,794 --> 00:10:37,796 残り あげちゃう? (女性)うん。 107 00:10:37,796 --> 00:10:42,801 あ… あの… これ よかったら どうぞ。 108 00:10:42,801 --> 00:10:44,803 プリーズ。 109 00:10:44,803 --> 00:10:48,807 《もしや 私に 手本を 見せてくれと言っているのか?》 110 00:10:48,807 --> 00:10:53,807 《ずいぶん 貧弱な弓だが まあ いいだろう》 111 00:10:58,817 --> 00:11:03,822 (女性)えーっ! 何なの? この人。(女性)オリンピックの選手とか? 112 00:11:03,822 --> 00:11:06,825 《的が 近過ぎる!》 113 00:11:06,825 --> 00:11:08,827 すごい! すごい! 大当たり! 114 00:11:08,827 --> 00:11:13,832 そんな外人さんには スペシャルな景品が出ちゃいまーす。 115 00:11:13,832 --> 00:11:15,832 (女性たち)やったー! 116 00:11:17,836 --> 00:11:19,838 《あんな 簡単な的当てで→ 117 00:11:19,838 --> 00:11:22,841 こんな 大きな褒美を 与えるということ…》 118 00:11:22,841 --> 00:11:24,876 《それは つまり→ 119 00:11:24,876 --> 00:11:28,880 平たい顔族の軍事力の低さを 物語っている》 120 00:11:28,880 --> 00:11:32,884 《わー いらねえ》 《これ 取っといてください》 121 00:11:32,884 --> 00:11:35,887 《この 平たい顔族の 地域に生息しているであろう→ 122 00:11:35,887 --> 00:11:37,889 奇妙な動物の人形は→ 123 00:11:37,889 --> 00:11:42,894 私が この民族を やっと一つ 超えられたという 大切な証し》 124 00:11:42,894 --> 00:11:46,898 《何としても ローマに 持ち帰りたいところだが→ 125 00:11:46,898 --> 00:11:49,901 腹も減ってきた》 126 00:11:49,901 --> 00:11:53,905 《ん? 何なのだ? しかし 何なのだ?》 127 00:11:53,905 --> 00:11:56,908 《この 脳の感覚を まひさせるような→ 128 00:11:56,908 --> 00:11:58,908 極上の香りは!》 129 00:12:00,912 --> 00:12:10,912 ♪♪~ 130 00:15:17,942 --> 00:15:20,942 《何なのだ!? この脳の感覚を まひさせるような 極上の香りは》 131 00:15:22,947 --> 00:15:24,949 (店主)へーい いらっしゃい! 132 00:15:24,949 --> 00:15:27,949 あっ… あー えっと… 何にしやしょう? 133 00:15:34,959 --> 00:15:36,959 えっ? 134 00:15:38,963 --> 00:15:40,965 えっ? 135 00:15:40,965 --> 00:15:43,968 これと同じのって 言ってんじゃない? 136 00:15:43,968 --> 00:15:45,970 あっ… ああ。 同じやつね。 137 00:15:45,970 --> 00:15:49,974 ああ そんじゃ… 味噌 一丁! 138 00:15:49,974 --> 00:15:52,977 《何とか 通じたようだな…》 139 00:15:52,977 --> 00:15:54,977 へい お待ち! 140 00:15:56,981 --> 00:15:59,984 《あっという間に 完成したな》 141 00:15:59,984 --> 00:16:02,987 《いったい 何が 素材になっているんだろうか?》 142 00:16:02,987 --> 00:16:04,989 《見たところ 私に判別ができるのは→ 143 00:16:04,989 --> 00:16:07,992 薄切りの肉と ゆでた卵くらいだ》 144 00:16:07,992 --> 00:16:09,994 《汁の中に浸された→ 145 00:16:09,994 --> 00:16:12,997 この黄色くて長い物は 何なのだ?》 146 00:16:12,997 --> 00:16:14,999 《この 黒いパピルスのような物や→ 147 00:16:14,999 --> 00:16:18,937 この 茎の伸びたような植物は いったい…》 148 00:16:18,937 --> 00:16:21,940 《渦巻き状の これは 食べるのが惜しいほど美しいが→ 149 00:16:21,940 --> 00:16:24,943 何なのか さっぱり 分からん》 150 00:16:24,943 --> 00:16:26,945 《いや… それよりも 私が気になるのは→ 151 00:16:26,945 --> 00:16:30,949 この器の縁にある ギリシャ伝来の メアンドロス柄》 152 00:16:30,949 --> 00:16:34,953 《扉の外にあった 日よけの布にもこの柄が付いていたが→ 153 00:16:34,953 --> 00:16:38,957 この民族も われわれと同様に ギリシャの影響を受けていたのか》 154 00:16:38,957 --> 00:16:41,960 《しかし ローマには このような食べ物は 存在しない》 155 00:16:41,960 --> 00:16:43,962 (店主)あのー… お客さん? 156 00:16:43,962 --> 00:16:46,965 早く 食べねえと 伸びちまいますよ? 157 00:16:46,965 --> 00:16:49,968 《早く食べねば 冷めてしまうという忠告か?》 158 00:16:49,968 --> 00:16:53,972 《それも そうだ。 まずは 頂くとしよう》 159 00:16:53,972 --> 00:16:56,975 《なるほど。 このリグラと→ 160 00:16:56,975 --> 00:17:00,975 ルディクス2本で 中身を 汁から すくい出すのだな》 161 00:17:08,987 --> 00:17:12,987 アーハッハッハッ! 162 00:17:20,932 --> 00:17:24,936 《これは いったい どういうことなのか!?》 163 00:17:24,936 --> 00:17:27,939 《われわれだって この民族と同様に→ 164 00:17:27,939 --> 00:17:30,942 ギリシャの影響を 受けているはずだというのに…》 165 00:17:30,942 --> 00:17:33,945 《なぜだ?》 166 00:17:33,945 --> 00:17:36,948 《なぜ 平たい顔族だけ→ 167 00:17:36,948 --> 00:17:38,950 こっ…→ 168 00:17:38,950 --> 00:17:42,954 こんなに うまい物を 開発できたのだ!?》 169 00:17:42,954 --> 00:17:46,958 兄さん どうした? 口ん中 やけどでも したかね? 170 00:17:46,958 --> 00:17:50,958 《いかん! ここで 取り乱しては ローマ人の名に恥じる!》 171 00:17:56,968 --> 00:17:58,970 えっ? (男性)ハハッ。 172 00:17:58,970 --> 00:18:00,972 うまかったって 言ってんじゃないの? 173 00:18:00,972 --> 00:18:02,974 そっ そうかい? 174 00:18:02,974 --> 00:18:05,977 (男性)だって 見てごらんよ この 食いっぷり。→ 175 00:18:05,977 --> 00:18:07,979 こりゃ 相当だよ。 176 00:18:07,979 --> 00:18:09,981 いっ… いや~ ヘヘッ。 177 00:18:09,981 --> 00:18:14,986 じゃあ 俺のラーメン 涙が出るほどうまかったってことかい? 178 00:18:14,986 --> 00:18:17,922 《ローマの どんなに ぜいを尽した料理であっても→ 179 00:18:17,922 --> 00:18:20,925 この者たちには 鼻で笑われるかもしれぬ》 180 00:18:20,925 --> 00:18:22,927 《いろんな意味で ローマと この国が→ 181 00:18:22,927 --> 00:18:27,927 互いの存在を知らぬのは 救いであり 悔しくもあり…》 182 00:18:29,934 --> 00:18:31,936 《む… 何だ? これは》 183 00:18:31,936 --> 00:18:33,938 《こんな物は 頼んでないぞ》 184 00:18:33,938 --> 00:18:35,940 ラーメン 気に入ってくれた お礼だよ。 185 00:18:35,940 --> 00:18:38,943 俺の おごりだ。 食ってくれ。 186 00:18:38,943 --> 00:18:42,947 《そうか これは この汁の 付け合わせなのだな》 187 00:18:42,947 --> 00:18:44,949 《しかし あつあつだな》 188 00:18:44,949 --> 00:18:47,949 (男性)おー。 手づかみとは 豪快だな! 189 00:18:51,956 --> 00:18:55,960 《うっ!! ジューシー!》 190 00:18:55,960 --> 00:18:57,962 《これは 止まらん!》 191 00:18:57,962 --> 00:19:01,966 ギョーザも そんなに気に入ってくれたのかい? 192 00:19:01,966 --> 00:19:04,966 《待て… 最後の1個は ローマに持ち帰ろう》 193 00:19:06,971 --> 00:19:09,971 ギョーザ たもとに しまうの!? 194 00:19:12,977 --> 00:19:15,977 《この料理に このくらいの価値はあるだろう》 195 00:19:17,916 --> 00:19:20,919 お勘定かい? 196 00:19:20,919 --> 00:19:22,921 何だい? そりゃ。 197 00:19:22,921 --> 00:19:26,925 《む… 納得していない》 198 00:19:26,925 --> 00:19:29,928 もしかして お金 ないのかい? 199 00:19:29,928 --> 00:19:34,933 あれ? それ 銀貨だよ。 それ。 200 00:19:34,933 --> 00:19:37,936 銀貨? (男性)俺 質屋だからさ。 201 00:19:37,936 --> 00:19:40,939 他には お金 ないの? 202 00:19:40,939 --> 00:19:43,942 (男性)その銀貨 ラーメン代にしては 釣りがくるって。 203 00:19:43,942 --> 00:19:46,945 何なら 俺が 両替してやるよ。 204 00:19:46,945 --> 00:19:48,947 ありがとやんしたー! 205 00:19:48,947 --> 00:19:50,949 《結局 あの料理が→ 206 00:19:50,949 --> 00:19:53,952 どのくらいの価値のものだったのか分からずじまいだったが→ 207 00:19:53,952 --> 00:19:57,956 とりあえず うまいものを 存分に食べられたので 満足だ》 208 00:19:57,956 --> 00:20:01,960 《しかも この国の通貨まで もらってしまった》 209 00:20:01,960 --> 00:20:05,964 《何て 美しく精巧な硬貨なんだ》 210 00:20:05,964 --> 00:20:10,969 《そして このパピルス。 これも 通貨だというのか?》 211 00:20:10,969 --> 00:20:14,973 《何という 細やかなデザイン。 いや… のんびりしておれぬ》 212 00:20:14,973 --> 00:20:18,910 《ローマに戻る前に あれだけは 調達しなくては…》 213 00:20:18,910 --> 00:20:21,913 ありがとうございました。 214 00:20:21,913 --> 00:20:25,917 《見れば見るほど 実に素晴らしい細工ではないか》 215 00:20:25,917 --> 00:20:28,920 《戻ったら これと似た物を作らせよう》 216 00:20:28,920 --> 00:20:30,922 《うん?》 217 00:20:30,922 --> 00:20:33,925 《これは… ルパナルか!?》 218 00:20:33,925 --> 00:20:35,927 あれあれ? 外人さん。 219 00:20:35,927 --> 00:20:38,930 もしかして 興味あるの~? 220 00:20:38,930 --> 00:20:41,933 こいつは!? 《山賊の頭!》 221 00:20:41,933 --> 00:20:44,936 ナイスガール たくさんいるよ。 222 00:20:44,936 --> 00:20:47,939 《いや… こんな所に いるわけはないか》 223 00:20:47,939 --> 00:20:51,939 ジャパニーズガールのヌード! 安くしとくよ~。 224 00:20:53,945 --> 00:20:55,947 あっ… おーい ちょっと!→ 225 00:20:55,947 --> 00:20:58,950 おい ギブミー! おい…。 「ギブミー」じゃねえな。→ 226 00:20:58,950 --> 00:21:00,952 じゃ 何だ? おい ちょ… ちょっと待ってよ! 227 00:21:00,952 --> 00:21:03,955 《どこへ行っても あの人相は たちが悪いらしい》 228 00:21:03,955 --> 00:21:05,957 うわっ! すみません。 229 00:21:05,957 --> 00:21:08,960 私の 戦利品が! あれだけは ローマに 持ち帰らねば! 230 00:21:08,960 --> 00:21:10,962 あれだけは! 231 00:21:10,962 --> 00:21:12,962 えっ? あっ ちょっと! 232 00:21:19,904 --> 00:21:21,906 うわっ! あれ? こいつ 生きてる! 233 00:21:21,906 --> 00:21:25,910 ヘッ ハハハッ。 本当だ。 生き返った 生き返った。 234 00:21:25,910 --> 00:21:30,915 (山賊)よく お前 あんな長い間 沈んで 生きてるな。 235 00:21:30,915 --> 00:21:33,918 おい お前と一緒に 何か 浮いてきたぞ? 236 00:21:33,918 --> 00:21:36,921 それは!? 237 00:21:36,921 --> 00:21:39,924 よし! 材料は揃った! 238 00:21:39,924 --> 00:21:42,927 ぼやぼやしている時間は ない! 239 00:21:42,927 --> 00:21:44,929 村を 完成させるぞ! 240 00:21:44,929 --> 00:21:46,929 村? 241 00:21:53,938 --> 00:21:58,938 (山賊)いったい いつまで 俺たち こんなことしてなきゃならねんだ。 242 00:22:00,945 --> 00:22:03,948 村作るとか どんだけ かかるんだよ。 243 00:22:03,948 --> 00:22:06,951 知りませんよー。 (山賊)だいたい 見てみろよ。→ 244 00:22:06,951 --> 00:22:08,953 あいつの いっちゃってる様子。→ 245 00:22:08,953 --> 00:22:10,955 いつの間にか 親分まで→ 246 00:22:10,955 --> 00:22:14,959 あの野郎に すっかり影響されちまってる。 247 00:22:14,959 --> 00:22:16,894 ≪(馬のいななき) (山賊)うん?→ 248 00:22:16,894 --> 00:22:18,896 おい! あれ 見ろ! 249 00:22:18,896 --> 00:22:21,899 (山賊)ヤベえ! 軍隊だ! 逃げないと! 250 00:22:21,899 --> 00:22:23,901 縛り首にされるぞ! 251 00:22:23,901 --> 00:22:25,901 大丈夫だ! 逃げるな! 252 00:22:31,909 --> 00:22:35,913 (百人隊長)ルシウス技師。 いかかですか? 工事の方は。 253 00:22:35,913 --> 00:22:39,917 いや 想像していたより 扱いにくい土地で。 254 00:22:39,917 --> 00:22:41,919 このとおり 山賊に 手伝わせているのですが。 255 00:22:41,919 --> 00:22:43,921 山賊を使って 工事? 256 00:22:43,921 --> 00:22:47,925 ええ。 文句も言わず 結構 働くのですが→ 257 00:22:47,925 --> 00:22:49,927 いかんせん 人手が足りず…。 258 00:22:49,927 --> 00:22:53,931 実は そのことで ハドリアヌス帝から命を受けて→ 259 00:22:53,931 --> 00:22:56,934 われわれは 参ったのです。 260 00:22:56,934 --> 00:23:01,939 ご覧のとおり これで労働力不足で困ることはなくなるでしょう。 261 00:23:01,939 --> 00:23:06,944 (兵隊たち)うおーっ! 262 00:23:06,944 --> 00:23:10,948 確かに これだけいれば 道路も 水道も 整備できる! 263 00:23:10,948 --> 00:23:12,950 ところで ルシウス技師は→ 264 00:23:12,950 --> 00:23:14,952 ここを どのようにしようと お考えで? 265 00:23:14,952 --> 00:23:18,890 村です。 温泉浴場を集合させた→ 266 00:23:18,890 --> 00:23:21,893 ローマ人の 憩いのための村にしようと。 267 00:23:21,893 --> 00:23:23,893 温泉の村!? 268 00:23:31,903 --> 00:23:34,906 ママ。 これ 買ってよ~。 269 00:23:34,906 --> 00:23:38,910 ごめんなさい。 この貝殻の細工ってお幾らなのかしら? 270 00:23:38,910 --> 00:23:42,914 あ~ えっと…。 おい 幾らだったっけ? 271 00:23:42,914 --> 00:23:46,918 あー。 たったの 1アスです。 272 00:23:46,918 --> 00:23:50,922 あら? 何だか とっても いい匂いがするわね。 273 00:23:50,922 --> 00:23:55,927 ほい! お待ち遠さま! (男性)うっほ~ いい匂い! 274 00:23:55,927 --> 00:23:57,929 これも 一緒に どうぞ! 275 00:23:57,929 --> 00:24:00,929 (男性)あ~。 こっちも! 276 00:24:02,934 --> 00:24:05,934 肉汁が あふれ出てきた! 277 00:24:07,939 --> 00:24:09,941 ね~ ね~。 そこの ご主人。 278 00:24:09,941 --> 00:24:12,944 いろんな属州の かわい子ちゃんが揃ってるよ! 279 00:24:12,944 --> 00:24:16,881 どうせ ばあさんだろ? 今度な 今度。 280 00:24:16,881 --> 00:24:18,883 何でえ 辛気くせえ 親父。 281 00:24:18,883 --> 00:24:20,885 あっ 親分! 282 00:24:20,885 --> 00:24:23,888 おう どうした? お前 最近 忙しそうだな。 283 00:24:23,888 --> 00:24:25,890 いや~ 結構 繁盛してますよ~。 284 00:24:25,890 --> 00:24:29,894 今も 材料が足りなくなって 買いにいくところですわ。 285 00:24:29,894 --> 00:24:32,897 あの野郎が 何度も味見して作ったあの 変なスープ。 286 00:24:32,897 --> 00:24:35,900 野郎は まだ納得いってないみたいだけど→ 287 00:24:35,900 --> 00:24:37,902 客には バカウケですわ。 288 00:24:37,902 --> 00:24:40,905 そうか。 お前 もともと料理が好きだったしな。 289 00:24:40,905 --> 00:24:43,908 ヘヘッ。 じゃ 親分 また! 290 00:24:43,908 --> 00:24:46,911 (山賊長)《みんな 堅気になって喜んでる》→ 291 00:24:46,911 --> 00:24:51,916 《ルシウスよ。 俺たち お前には 感謝してるんだぜ》 292 00:24:51,916 --> 00:24:55,916 (吉澤)あら あんた。 お客さんじゃ なかったの? 293 00:24:57,922 --> 00:25:03,928 (マルクス)おい ルシウス。 また すんげーの作ったな。 294 00:25:03,928 --> 00:25:06,931 ヴェスビオスの麓に 再び この にぎわい。 295 00:25:06,931 --> 00:25:09,934 ハドリアヌス帝も 大変 お喜びだったそうです。 296 00:25:09,934 --> 00:25:13,938 まったく 大したもんだよ。 297 00:25:13,938 --> 00:25:17,942 それは 何よりです。 私も 明朝には 皇帝陛下を追って→ 298 00:25:17,942 --> 00:25:20,945 エルサレムに たちます。 (マルクス)そんなに急に!? 299 00:25:20,945 --> 00:25:24,949 ここでの役目は終わったから すぐにでも 駆け付けたいんだ。 300 00:25:24,949 --> 00:25:28,953 ハドリアヌス帝も お喜びになられるでしょう。 301 00:25:28,953 --> 00:25:30,955 しかし それにしても→ 302 00:25:30,955 --> 00:25:34,959 手ごわい山賊を束ねて 働かせてしまうとは…。 303 00:25:34,959 --> 00:25:38,963 いやー ハッハッハッ! さすが ハドリアヌス帝に→ 304 00:25:38,963 --> 00:25:42,967 気に入られるだけのことは ありますな。 305 00:25:42,967 --> 00:25:48,973 ハァー。 親分 仕事の後の風呂って最高ですね! 306 00:25:48,973 --> 00:25:51,976 ああ! 肌も つるつる すべすべだよ! 307 00:25:51,976 --> 00:25:53,978 触ってみろよ。 あっ いいか。 ハハッ! 308 00:25:53,978 --> 00:25:58,983 いや~ しっかし 風呂ってやつは どうも いけねえ。 309 00:25:58,983 --> 00:26:01,986 すっかり 気持ちが 穏やかになりやがる。 え~。 310 00:26:01,986 --> 00:26:05,990 いえ… 山賊たちが ああして まとまってくれたのは→ 311 00:26:05,990 --> 00:26:09,994 ひとえに 湯の力の おかげ。 312 00:26:09,994 --> 00:26:16,017 湯のある場所に 山賊も 軍隊も いさかい事は 生じません。 313 00:26:16,017 --> 00:26:18,936 湯の力か…。 314 00:26:18,936 --> 00:26:23,941 われわれは 素晴らしいものを 神から授かったのですなあ。 315 00:26:23,941 --> 00:26:26,944 まさに そのとおりです。 316 00:26:26,944 --> 00:26:31,949 ところでさあ さっきから 気になってたんだけど→ 317 00:26:31,949 --> 00:26:35,949 あの祭壇に置かれている あれ。 何? 318 00:26:39,957 --> 00:26:42,957 あれが 神だよ。 マルクス。 319 00:26:45,963 --> 00:26:55,963 ♪♪~ 320 00:30:32,923 --> 00:30:35,926 (数藤)だから! そんな ごまかしなんか いらねえんだよ!! 321 00:30:35,926 --> 00:30:39,930 (亞里沙)ごまかしてなどいません。事態が はっきりするまで→ 322 00:30:39,930 --> 00:30:43,934 性急に動くべきではないと 言ってるんです。 323 00:30:43,934 --> 00:30:46,937 (亞里沙)間もなく 私の祖父 供奉院家からも→ 324 00:30:46,937 --> 00:30:49,940 連絡が来るはず。 もう少しの辛抱です。 325 00:30:49,940 --> 00:30:52,943 (数藤) もっとよ 事実を見詰めようぜ。 326 00:30:52,943 --> 00:30:57,948 どうせ もう 俺たちは 存在しないことになってんだよ!→