1 00:00:04,340 --> 00:00:23,770 ♪♪~ 2 00:00:23,770 --> 00:00:29,070 (里花)<あ~あ。 こんなはずじゃなかった…> 3 00:00:32,170 --> 00:00:35,520 <どうして 私は この人生を 選んでしまったんだろう?→ 4 00:00:37,360 --> 00:00:39,750 もっと他の道を選んでいれば→ 5 00:00:40,470 --> 00:00:46,170 私には きっと もっと違う未来が 開かれていたはずなのに…> 6 00:00:48,800 --> 00:00:51,820 <な~んて 誰だって→ 7 00:00:51,820 --> 00:00:56,820 そんなふうに思う事の 一度や二度は あるだろう> 8 00:00:59,140 --> 00:01:03,140 <でも 人生は やり直しが利かない> 9 00:01:04,820 --> 00:01:10,470 <結局は 自分の選んだ道を 我慢と 妥協と戦いを 繰り返しながら→ 10 00:01:10,470 --> 00:01:13,470 進んでいくしかないのだ> 11 00:01:15,480 --> 00:01:17,810 ねえ。 12 00:01:17,810 --> 00:01:20,810 ねえ 私 もう出るけど…。 13 00:01:22,470 --> 00:01:24,800 (ノック) 14 00:01:24,800 --> 00:01:27,100 これ…。 15 00:01:30,810 --> 00:01:36,510 全く… 朝から どこ行ったのよ? 16 00:01:42,820 --> 00:01:56,520 ♪♪~ 17 00:02:02,470 --> 00:02:06,810 (日高)「不吉な感じがしたのは その日の夜だった。→ 18 00:02:06,810 --> 00:02:10,800 深夜 電話で話す 彼女の声の向こう側から→ 19 00:02:10,800 --> 00:02:14,130 パチンパチンという音が 聞こえたんです。→ 20 00:02:14,130 --> 00:02:18,470 しばらく経って その音の正体が分かった。→ 21 00:02:18,470 --> 00:02:23,140 爪切りです。 彼女は 男と愛を語りながら→ 22 00:02:23,140 --> 00:02:28,130 その向こう側で パチンパチン… 爪を切っていたんです。→ 23 00:02:28,130 --> 00:02:32,800 彼女が 美男子と歩いてるのを 見かけたのは その数週間後。→ 24 00:02:32,800 --> 00:02:37,140 男は 思わず言った。 『その男は 誰なんだい?』。→ 25 00:02:37,140 --> 00:02:40,480 しかし 彼女は 笑って答える。→ 26 00:02:40,480 --> 00:02:45,130 『あんたこそ 誰よ? たかが 一度 体を重ねたぐらいで→ 27 00:02:45,130 --> 00:02:49,470 恋人気取り じゃないでしょうね?』。→ 28 00:02:49,470 --> 00:02:53,140 その瞬間 絶望が舞い降りた。→ 29 00:02:53,140 --> 00:02:56,480 この世に 愛など ないという絶望。→ 30 00:02:56,480 --> 00:03:00,810 そして 男は 言った女の舌を つかんで 引っこ抜く!→ 31 00:03:00,810 --> 00:03:04,470 そして 手に持っていた 万年筆で 彼女を刺す!→ 32 00:03:04,470 --> 00:03:08,470 刺して 刺して 刺しまくる! ついでに 美男子も刺す!→ 33 00:03:08,470 --> 00:03:10,810 阿鼻叫喚」。 34 00:03:10,810 --> 00:03:14,110 (ウエイトレス)お待ち合わせですか? 35 00:03:16,460 --> 00:03:19,470 「辺りは 血みどろ」。 36 00:03:19,470 --> 00:03:24,140 どうです? 究極の バッドエンドだ。 37 00:03:24,140 --> 00:03:26,140 日高さん…。 38 00:03:26,140 --> 00:03:30,140 女なんて みんな 消えちゃえばいいんだ。→ 39 00:03:30,140 --> 00:03:33,130 愛なんて… 女なんて…。 40 00:03:33,130 --> 00:03:38,470 彼女は 何で 僕を裏切ったんだ! 信じてたのに! 41 00:03:38,470 --> 00:03:42,470 そうですよね。 愛なんて 信用できません。 42 00:03:42,470 --> 00:03:46,140 つらい! 恋愛小説なんか もう書けない! 43 00:03:46,140 --> 00:03:50,460 同感です。 愛する人の 裏切りは 本当に つらい。 44 00:03:50,460 --> 00:03:55,140 私の愛した男性は 2年前 痴漢で捕まりました。 45 00:03:55,140 --> 00:03:57,140 えっ? 46 00:03:57,140 --> 00:04:02,480 女子高生の スカートの中を 携帯で 盗撮して 逮捕されたんです。 47 00:04:02,480 --> 00:04:06,150 もちろん 今は 恋人でも何でもありません。 48 00:04:06,150 --> 00:04:09,480 先日 彼の弁護士から 彼は いい人だったと→ 49 00:04:09,480 --> 00:04:12,470 証言してほしいと 言われましたけど→ 50 00:04:12,470 --> 00:04:15,470 私は むしろ 彼に証言してもらいたい。 51 00:04:15,470 --> 00:04:19,480 なぜ そこまでの リスクを犯して 女子高生のパンツを→ 52 00:04:19,480 --> 00:04:23,480 見る必要があったのか。 なぜ 私のパンツじゃ駄目だったのか。 53 00:04:23,480 --> 00:04:26,470 私のパンツの 何が不満だったのか。 54 00:04:26,470 --> 00:04:30,470 小野沢さん。 悲観しては いけません。 55 00:04:30,470 --> 00:04:37,140 小野沢さんのパンツだって 何かしら 魅力は あります。 きっと。 56 00:04:37,140 --> 00:04:39,800 ありがとうございます。 57 00:04:39,800 --> 00:04:44,480 しかし 現実の恋愛が つらくて 痛々しいからこそ→ 58 00:04:44,480 --> 00:04:47,470 小説の中だけでは 夢を見ていたい。 59 00:04:47,470 --> 00:04:51,140 夢? そうです。 この殺伐とした現実に→ 60 00:04:51,140 --> 00:04:54,140 夢を見させてくれる それこそ 小説。 61 00:04:54,140 --> 00:04:57,150 それこそが 新進恋愛小説家 ナンバー1→ 62 00:04:57,150 --> 00:05:00,470 日高光治先生の 小説じゃないですか! 63 00:05:00,470 --> 00:05:04,800 小野沢さん。 あなたは いつも 僕に勇気をくれる。 64 00:05:04,800 --> 00:05:10,140 当然です。 私は 日高さんのための 編集者なんですから。 65 00:05:10,140 --> 00:05:13,800 5章。 いや 4章から 話を立て直しましょう。 66 00:05:13,800 --> 00:05:18,130 あそこになら 主人公が もっと強くなれるポイントがある。 67 00:05:18,130 --> 00:05:22,470 そうですね。 そこが ポイントかもしれません。 68 00:05:22,470 --> 00:05:28,470 ♪♪~ 69 00:05:34,130 --> 00:05:37,470 よかった。 日高さん やる気になって下さって。 70 00:05:37,470 --> 00:05:41,470 もしかしたら 今年一番の 恋愛小説に なるかもしれません。 71 00:05:41,470 --> 00:05:45,810 (比沙子)よくやった 小野沢。 かがみ文芸社の竹内君なんか→ 72 00:05:45,810 --> 00:05:48,470 電話も出てくれなかったらしいよ。 73 00:05:48,470 --> 00:05:53,150 24時間体制で ケアしましたから。 プライベートの時間も有り余ってますし。 74 00:05:53,150 --> 00:05:55,810 いいにおいする。 当たるかも その本。 75 00:05:55,810 --> 00:05:58,810 何が何でも 来月の発売に 間に合わせて。→ 76 00:05:58,810 --> 00:06:01,800 私生活で どんなに悲しい事 つらい事が あろうとも→ 77 00:06:01,800 --> 00:06:04,800 すべて 仕事のチャンスにして 打ち返す!→ 78 00:06:04,800 --> 00:06:08,800 それこそが 一人前の作家と 一人前の編集者の やり方よ。 79 00:06:08,800 --> 00:06:11,810 はい。 頑張ります。 80 00:06:11,810 --> 00:06:14,790 (亜美)私は 絶対 嫌だ そんな生き方。 81 00:06:14,790 --> 00:06:17,810 私生活で 悲しい事あったら 仕事なんか頑張れない。 82 00:06:17,810 --> 00:06:20,810 まだ落ち込んでるの? 例の歯医者さん。 83 00:06:20,810 --> 00:06:24,480 (亜美)格好いいなと思ったのに 妻子が いたんだよ。 84 00:06:24,480 --> 00:06:28,140 そんなに 格好いい? 私 眉毛を細くした人 苦手。 85 00:06:28,140 --> 00:06:31,790 麻酔 打つのも 下手だったし。 確かに 麻酔は痛かった。 86 00:06:31,790 --> 00:06:35,130 でも 男運の悪い小野沢には 言われたくない。 87 00:06:35,130 --> 00:06:39,130 そうだ。 男運といえば 私 最近 ストーキングされてる気がする…。 88 00:06:39,130 --> 00:06:41,150 ストーカー?! 89 00:06:41,150 --> 00:06:44,140 知らない男の人に つけられてる気がするの。 90 00:06:44,140 --> 00:06:48,480 トレンチコート着て 帽子かぶった。 こんなに暑いのに トレンチコート? 91 00:06:48,480 --> 00:06:51,810 それ… 幻想じゃない? えっ 幻想? 92 00:06:51,810 --> 00:06:55,820 そうだよ。 小野沢が 余りに 男運が ずっと ないから→ 93 00:06:55,820 --> 00:07:00,470 小野沢の理想の フィリップ・マーロウが 幻影となって現れてきたんだね。 94 00:07:00,470 --> 00:07:03,470 かわいそうに。 幻影? まさか…。 95 00:07:03,470 --> 00:07:06,460 マーロウの幻影なら 私も ストーキングされてみた~い。 96 00:07:06,460 --> 00:07:08,810 ああいう 粋で男気のある人が→ 97 00:07:08,810 --> 00:07:11,480 息子の お父さんに なってくれたらな~。 98 00:07:11,480 --> 00:07:15,150 また デスクと小野沢の 妄想大会 始まっちゃった。 99 00:07:15,150 --> 00:07:18,810 じゃ 私は 室尾先生の原稿 頂いてきます。 100 00:07:18,810 --> 00:07:22,480 行ってらっしゃい。 スカート短かすぎない? 101 00:07:22,480 --> 00:07:25,150 はい。 行ってきます。 102 00:07:25,150 --> 00:07:28,480 (比沙子)そうだ 小野沢。 明日 スーツ着てきてよ。→ 103 00:07:28,480 --> 00:07:31,470 濱田先生は 服装に うるさい人だから。 104 00:07:31,470 --> 00:07:34,800 濱田先生って 濱田 梓先生の事ですか? 105 00:07:34,800 --> 00:07:38,810 そう。 宮下君から 担当 引き継ぐ事にしたから。 106 00:07:38,810 --> 00:07:42,810 (宮下)急で悪いけど よろしく。 確か ファンだったでしょ? 107 00:07:42,810 --> 00:07:45,800 (比沙子)小野沢も 大分 成長したし→ 108 00:07:45,800 --> 00:07:49,800 これから もっと ベテランの先生を 担当しても いいかなって。 109 00:07:49,800 --> 00:07:52,810 部長も OKしてくれたのよ。 110 00:07:52,810 --> 00:07:58,510 濱田先生 子供の頃から 大ファンなんです。 頑張ります! 111 00:08:00,150 --> 00:08:04,130 濱田先生の担当なんて 何という幸せ。 112 00:08:04,130 --> 00:08:09,430 スーツは パンツスーツか スカートか…。 113 00:08:23,470 --> 00:08:27,140 やっぱり 幻想じゃない。 114 00:08:27,140 --> 00:08:52,470 ♪♪~ 115 00:08:52,470 --> 00:08:56,170 うん? 今の… 小野沢? 116 00:09:00,470 --> 00:09:03,480 あなた 一体 何なんですか? 117 00:09:03,480 --> 00:09:05,810 いや その…。 118 00:09:05,810 --> 00:09:08,820 分かってるんですよ。 私を つけてる事。 119 00:09:08,820 --> 00:09:11,800 1週間ぐらい前から ちょくちょく見かけて。 120 00:09:11,800 --> 00:09:14,800 どうして 私を つけ回すんですか? 121 00:09:14,800 --> 00:09:18,480 さすがに 若いな…。 はっ? 何ですか? 122 00:09:18,480 --> 00:09:22,810 誤解しないでほしい。 僕は 怪しい人間ではなくて…。 123 00:09:22,810 --> 00:09:26,480 怪しくないなら 誰なんですか? えっ 僕? 124 00:09:26,480 --> 00:09:30,140 誰なんです? 何で 私を つけ回すんですか? 125 00:09:30,140 --> 00:09:34,470 ああ… そうだな。 何というか 僕は その…。 126 00:09:34,470 --> 00:09:39,480 えっと 僕は…。 僕は…→ 127 00:09:39,480 --> 00:09:42,180 君の夫だ。 128 00:09:44,800 --> 00:09:48,100 君の 未来の夫なんだ。 129 00:09:50,810 --> 00:09:54,130 いや… な~んてね。 130 00:09:54,130 --> 00:09:58,130 ハハハハハ… 今のは ジョーク。 ジョークで その…。 131 00:09:58,130 --> 00:10:01,470 怖い! あっ ちょっと待って。 132 00:10:01,470 --> 00:10:05,470 違うんだ。 えっと…。 来ないで! 133 00:10:05,470 --> 00:10:08,810 警察 呼びますよ。 134 00:10:08,810 --> 00:10:12,800 怖すぎる。 危ない人だ あの人! 135 00:10:12,800 --> 00:10:17,500 しまった! 気づかれてしまうとは…。 136 00:10:32,800 --> 00:10:36,100 (階段を駆け上がる足音) 137 00:10:37,800 --> 00:10:41,470 あ~ もう びっくりした! 佑太か…。 138 00:10:41,470 --> 00:10:47,170 (佑太)姉ちゃん。 また 俺 マリコに 追い出されちゃったよ。 また? 139 00:10:49,800 --> 00:10:55,810 マリコの奴さ あいつ 絶対 ボーカルのケンジと浮気してんだよ…。 140 00:10:55,810 --> 00:11:00,140 雪崩 起こさないでよ。 大家さんに心配されてるんだから。 141 00:11:00,140 --> 00:11:03,130 いつか 床が 抜けるんじゃないかって。 142 00:11:03,130 --> 00:11:05,820 床も抜けるよ。 全部 マリコのせいだ。 143 00:11:05,820 --> 00:11:08,800 でも 本は 捨てる訳にはいかないし。 144 00:11:08,800 --> 00:11:12,470 まあ 彼女と仲直りするまで しばらく住めば? 145 00:11:12,470 --> 00:11:15,480 あのストーカーも怖いし。 ストーカー? 146 00:11:15,480 --> 00:11:18,810 俺ら姉弟が いまいち 恋愛系 苦手なのって→ 147 00:11:18,810 --> 00:11:22,820 親が離婚したせいじゃねえ? 人のせいに しないの。 148 00:11:22,820 --> 00:11:26,820 親が離婚してても いい恋愛 してる人は 山程 いるし→ 149 00:11:26,820 --> 00:11:30,810 その逆も いっぱい…。 あっ 「永遠の瞼」! 150 00:11:30,810 --> 00:11:34,790 この濱田先生の冒険小説 中学の頃から→ 151 00:11:34,790 --> 00:11:38,790 何回 読んだだろう? もう大好き! 152 00:11:43,490 --> 00:11:49,140 確かにね 私たちが 子供の頃に 親は離婚した。 153 00:11:49,140 --> 00:11:51,790 お父さんは いなくなって→ 154 00:11:51,790 --> 00:11:54,800 お母さんは 新しい恋人と 出てって…。 155 00:11:54,800 --> 00:11:58,130 ばあちゃんと住んでたアパートが ボヤになって→ 156 00:11:58,130 --> 00:12:02,140 公園で寝たりした事も あったよね? あった。 157 00:12:02,140 --> 00:12:06,810 悲しい恋も いっぱい したし 絶望しそうにもなったよ。 158 00:12:06,810 --> 00:12:12,130 でも 私 本を読んでいる間だけは 幸せだったな~。 159 00:12:12,130 --> 00:12:14,820 おばあちゃん ケチだったけど→ 160 00:12:14,820 --> 00:12:18,140 本だけは いっぱい 買ってくれたじゃない? 161 00:12:18,140 --> 00:12:21,810 本が 私に 愛とか 夢とか 勇気とか→ 162 00:12:21,810 --> 00:12:26,800 生きていくのに大事なこと いっぱい教えてくれた。 163 00:12:26,800 --> 00:12:32,140 だから いい本 いっぱい作って 本の神様に 恩返ししなきゃ。 164 00:12:32,140 --> 00:12:36,140 俺も ロックの神様に 恩返ししたいんだけどさ→ 165 00:12:36,140 --> 00:12:39,440 また オーディションも落ちるしさ…。 166 00:12:41,140 --> 00:12:44,440 (佑太)また 聞いてねえし。 167 00:12:46,130 --> 00:12:49,140 この煮物 食うよ。→ 168 00:12:49,140 --> 00:12:53,140 食うからね! 聞いてない…。 169 00:13:13,790 --> 00:13:16,790 小野沢と申します。 170 00:13:19,820 --> 00:13:24,800 濱田先生。 先日 お話したとおり 彼女が 僕の後任として→ 171 00:13:24,800 --> 00:13:27,810 先生の担当を させて頂く事になりました。 172 00:13:27,810 --> 00:13:29,810 (濱田)う~ん。 173 00:13:29,810 --> 00:13:33,810 よろしく お願いします。 私 ずっと 先生の大ファン…。 174 00:13:33,810 --> 00:13:36,480 嫌。 私 この子 嫌い。 175 00:13:36,480 --> 00:13:40,150 えっ? (濱田)若いのよね~。 176 00:13:40,150 --> 00:13:44,140 なんか こう… 見るからに若い。→ 177 00:13:44,140 --> 00:13:49,150 若いってだけで 嫌い。 うん。 すごく嫌い。 178 00:13:49,150 --> 00:13:52,130 いや あの…。 いいえ 先生。 179 00:13:52,130 --> 00:13:57,150 小野沢は 一見 若く見えますけど そこまで若くもないんですよ。 180 00:13:57,150 --> 00:14:02,140 はい。 もう 26ですし 顔は 子供っぽく見られがちですけど→ 181 00:14:02,140 --> 00:14:06,150 「中身は 案外 おばさんだね」 なんて…。 (濱田)それって→ 182 00:14:06,150 --> 00:14:09,470 リアルおばさんである私への 嫌み? 183 00:14:09,470 --> 00:14:12,470 いえ… まさか! 大丈夫です 先生。 184 00:14:12,470 --> 00:14:18,120 彼女は もう4年も 編集の仕事を しておりますし 評判も良くて…。 185 00:14:18,120 --> 00:14:22,130 嫌ね~。 若いのに 評判が いいだなんて もっと嫌い。→ 186 00:14:22,130 --> 00:14:27,130 「私は しっかり やってます」 っていう顔をしてる子に限って→ 187 00:14:27,130 --> 00:14:31,140 家の中や 会社のデスクの上は グチャグチャだなんて事に→ 188 00:14:31,140 --> 00:14:34,140 なってるのよね? はい…。 189 00:14:34,140 --> 00:14:38,140 いや… でも 私 先生の本が 大好きなんです。 190 00:14:38,140 --> 00:14:40,130 特に 「永遠の瞼」。 191 00:14:40,130 --> 00:14:43,130 昨夜も 1巻から 読み直しておりましたら→ 192 00:14:43,130 --> 00:14:47,470 面白くて面白くて 一気に朝まで 17巻まで読みふけてしまって。 193 00:14:47,470 --> 00:14:50,810 (濱田)いいわね~。 若い子は 徹夜が できて。 194 00:14:50,810 --> 00:14:54,140 この年になるとね 徹夜で働くだなんて→ 195 00:14:54,140 --> 00:14:57,130 絶対 できない。 絶対!→ 196 00:14:57,130 --> 00:15:01,130 ちょっと寝不足しただけで 腰とか…。 197 00:15:01,130 --> 00:15:05,140 イタタタタタ! 先生…。 198 00:15:05,140 --> 00:15:09,140 今日は もう終わりにしよう。 はい はい。 199 00:15:09,140 --> 00:15:13,460 じゃあ いつもの整体師さん 呼びましょうね。 アタタタタ…。 200 00:15:13,460 --> 00:15:15,460 もしもし…。 201 00:15:17,130 --> 00:15:19,430 (濱田)イタタタタタ…。 202 00:15:21,140 --> 00:15:23,810 本当に すいませんでした。 203 00:15:23,810 --> 00:15:27,460 私の言葉が いちいち 先生の気に障ったようで…。 204 00:15:27,460 --> 00:15:29,810 私が もっと 頼もしくて→ 205 00:15:29,810 --> 00:15:32,800 威厳のある顔だったら よかったんですけど。 206 00:15:32,800 --> 00:15:36,800 (哲夫)嫌ですよ。 威厳のある顔の 担当なんて。 ねえ? 207 00:15:36,800 --> 00:15:41,140 はい…。 初めての担当者には いつも けちつけるんだよな。 208 00:15:41,140 --> 00:15:44,130 宮下君の事 お気に入りだったし。 209 00:15:44,130 --> 00:15:47,150 えっ 泣いてる? 210 00:15:47,150 --> 00:15:52,130 いえ… 大丈夫です。 でも 私 本当に 先生の事→ 211 00:15:52,130 --> 00:15:56,140 尊敬していたもので 少々 悲しかったというか…。 212 00:15:56,140 --> 00:16:00,480 何度も 先生の作品に 救われたんです。 213 00:16:00,480 --> 00:16:06,470 これからも 頑張りますので よろしく お願いします。 214 00:16:06,470 --> 00:16:10,770 はい。 こちらこそ よろしく お願いします。 215 00:16:13,810 --> 00:16:19,800 じゃ 僕は このまま 次 行くから。 はい。 お疲れさまでした。 216 00:16:19,800 --> 00:16:48,800 ♪♪~ 217 00:16:51,480 --> 00:16:56,180 嘘…! 何で こんな所まで? 218 00:17:04,470 --> 00:17:09,170 えっ? 嫌だ… 来ないで! 219 00:17:10,800 --> 00:17:16,820 いや ちょっと… ちょっと 話を聞いてほしいだけなんだ。 220 00:17:16,820 --> 00:17:19,810 警察。 警察…! いや 待て! 221 00:17:19,810 --> 00:17:23,140 僕は 本当に 君に 危害を 加える気なんか 全く ない。 222 00:17:23,140 --> 00:17:27,130 どちらかといえば 君の味方で…。 意味が分からない。 223 00:17:27,130 --> 00:17:30,480 君のために ここまで 来たといっても 過言ではない。 224 00:17:30,480 --> 00:17:34,140 意味 分からない上に 押しつけがましい。 何なの? 225 00:17:34,140 --> 00:17:38,810 なら 一つだけ! 一つだけでいい。 頼みがある。 226 00:17:38,810 --> 00:17:42,140 次のバスには 乗らないでほしい。 227 00:17:42,140 --> 00:17:45,460 えっ バス? そう。 228 00:17:45,460 --> 00:17:49,470 2分後に来るバス。 あれには乗らないでほしい。 229 00:17:49,470 --> 00:17:54,470 何で? 次のバスに乗らなかったら また 30分以上 待つのに。 230 00:17:54,470 --> 00:17:58,130 よ~し! じゃあ 缶コーヒーでも おごろう。 231 00:17:58,130 --> 00:18:02,130 要らないし。 タクシー代も出すよ。 ほら。 なっ? なっ? 232 00:18:02,130 --> 00:18:05,470 だから バスには…。 嫌だ! 来ないで! 233 00:18:05,470 --> 00:18:09,810 大きな声 出すなよ! こんなに一生懸命 頼んでるのに。 234 00:18:09,810 --> 00:18:12,480 そんなに 俺が嫌いかよ? 235 00:18:12,480 --> 00:18:16,130 好きな訳ないでしょうが こんな シチュエーションで。 236 00:18:16,130 --> 00:18:20,470 ああ そうだな。 そうだろうよ。 そうだろうけど…→ 237 00:18:20,470 --> 00:18:24,140 でも 傷つくだろ そんな言い方をされたら。 238 00:18:24,140 --> 00:18:27,810 傷つくって…。 君は いつも そうなんだ。 いつもだ! 239 00:18:27,810 --> 00:18:31,810 いつも そうやって 俺を 理詰めで追い詰めて 傷つける。 240 00:18:31,810 --> 00:18:34,810 僕が どれだけ…。 待ってよ。 241 00:18:34,810 --> 00:18:37,800 さっきから聞いてれば 人の事 「君 君」って。 242 00:18:37,800 --> 00:18:40,800 顔が 子供っぽいからって バカにしないで! 243 00:18:40,800 --> 00:18:45,140 大体ね 「君」って呼び方は 恋人や 夫婦みたいな 親しい間柄か→ 244 00:18:45,140 --> 00:18:49,150 年上の素敵な男性が 若い人を 親愛込めて呼ぶ時にしか→ 245 00:18:49,150 --> 00:18:51,460 使っちゃいけない言葉なのよ。 246 00:18:51,460 --> 00:18:55,130 ストーカー行為も間違えてるけど 呼称の使い方も間違えてるのよ。 247 00:18:55,130 --> 00:18:58,800 何で あなたに 「君」なんて 呼ばれなきゃいけないのよ! 248 00:18:58,800 --> 00:19:02,140 ママ~。 あの人たち 何で ケンカしてるの? 249 00:19:02,140 --> 00:19:06,480 (母親)夫婦ゲンカよ。 夫婦ゲンカ。 夫婦じゃないし! 250 00:19:06,480 --> 00:19:09,150 いや やめよう。 251 00:19:09,150 --> 00:19:14,140 公共の場で どなり合うのは 地域の子供の教育に良くない。 252 00:19:14,140 --> 00:19:18,140 それは そうだけど…。 落ち着こう。 253 00:19:18,140 --> 00:19:22,140 さてと… 何の話だったかな? 254 00:19:22,140 --> 00:19:27,130 そうだ。 バス! もういいです。 バスには乗りません。 255 00:19:27,130 --> 00:19:29,140 えっ? 256 00:19:29,140 --> 00:19:34,440 バスには乗らないから 二度と 私の前に現れないで! 257 00:19:36,140 --> 00:19:38,840 二度とか…。 258 00:19:45,130 --> 00:19:47,430 あぁ…。 259 00:19:49,140 --> 00:19:51,470 (バスのクラクション) 260 00:19:51,470 --> 00:19:58,130 ♪♪~ 261 00:19:58,130 --> 00:20:01,820 (話し声) 262 00:20:01,820 --> 00:20:28,810 ♪♪~ 263 00:20:28,810 --> 00:20:31,810 ほら 影だよ! 264 00:20:31,810 --> 00:20:34,800 影だよ! 影! 影! 影! 265 00:20:34,800 --> 00:20:52,820 ♪♪~ 266 00:20:52,820 --> 00:20:58,810 全部 君のためなんだぞ… 里花。 267 00:20:58,810 --> 00:21:03,810 ♪♪~ 268 00:21:07,470 --> 00:21:10,800 もう~ 何なのよ? あれ。 269 00:21:10,800 --> 00:21:13,500 疲れた…。 270 00:21:15,140 --> 00:21:18,140 ここ どこ? 271 00:21:20,150 --> 00:21:22,450 あれ? 272 00:21:24,130 --> 00:21:26,830 ウサギ…? 273 00:21:34,810 --> 00:21:38,800 あれだ! あれだ! あった! あった!→ 274 00:21:38,800 --> 00:21:42,470 あった! あったよ~! 275 00:21:42,470 --> 00:22:03,140 ♪♪~ 276 00:22:03,140 --> 00:22:06,810 何で ウサギが 空から? 277 00:22:06,810 --> 00:22:11,480 あなたたちの ウサギさん? ううん。 博先生のウサギです。 278 00:22:11,480 --> 00:22:13,470 博先生? 279 00:22:13,470 --> 00:22:16,470 すいませ~ん。 280 00:22:16,470 --> 00:22:29,480 ♪♪~ 281 00:22:29,480 --> 00:22:33,180 速い… 君たち 速い! 282 00:22:35,140 --> 00:22:40,790 拾って下さったんですか? ありがとうございます。 いえ。 283 00:22:40,790 --> 00:22:47,800 よ~し 無事 着陸だ。 宇宙ウサギの実験 成功! 284 00:22:47,800 --> 00:22:51,140 (一同)イェ~イ! 宇宙ウサギ? 285 00:22:51,140 --> 00:22:55,140 ええ。 このウサギは 今 宇宙に行ってきたんですよ。 286 00:22:55,140 --> 00:22:57,460 宇宙に? はい。 287 00:22:57,460 --> 00:23:02,820 3時間前に 気球に 彼を乗せて 高度30kmの成層圏まで飛ばして→ 288 00:23:02,820 --> 00:23:07,140 そこで 気球が破裂して パラシュートで ここまで降りてきたと→ 289 00:23:07,140 --> 00:23:11,810 そういう訳なんです。 子供たちの 夏休みの実験なんですよ。 290 00:23:11,810 --> 00:23:13,810 へえ~。 291 00:23:13,810 --> 00:23:18,130 みんなのお陰で ウサギは 無事に 地球に戻ってこられました。 292 00:23:18,130 --> 00:23:22,470 じゃあ 戻ってきた ウサギの様子や 宇宙服の様子を→ 293 00:23:22,470 --> 00:23:26,140 観察してみて下さい。 (一同)は~い! 294 00:23:26,140 --> 00:23:29,840 見せて! 落とすなよ。 295 00:23:32,460 --> 00:23:38,130 じゃあ カメラのデータ 見てみようか? (一同)うん! 296 00:23:38,130 --> 00:23:40,830 おぉ~! 297 00:23:43,140 --> 00:23:45,140 湿ってる! 298 00:23:45,140 --> 00:23:48,140 これ ちゃんと 付けてあったよね? 299 00:23:50,480 --> 00:23:54,820 (男の子)水が たれたんだ! (女の子)それで 粘着力が…。 300 00:23:54,820 --> 00:23:57,140 そうかもしれない。 301 00:23:57,140 --> 00:24:00,440 じゃあ それも ノートに つけとこうか。 302 00:24:02,790 --> 00:24:07,150 何だか よく分からないけど すごいですね。 はい。 303 00:24:07,150 --> 00:24:10,800 GPSが付いていて 大体の落ちた場所が→ 304 00:24:10,800 --> 00:24:15,470 分かるようになってるんです。 さっき ウサギが着ていた あれ。 305 00:24:15,470 --> 00:24:19,120 あれ あの子たちが作った 宇宙服なんですよ。 306 00:24:19,120 --> 00:24:23,800 よく出来てたでしょう? マイナス50℃にも耐えられるんです。 307 00:24:23,800 --> 00:24:26,800 そうなんですか? 308 00:24:26,800 --> 00:24:31,140 あの~ 理科の先生なんですか? 309 00:24:31,140 --> 00:24:34,140 いえいえ 僕なんか ただの ボランティアで。 310 00:24:34,140 --> 00:24:37,480 ふだんは 近くの会社で 働いてます。 311 00:24:37,480 --> 00:24:40,130 あっ 大丈夫でした? 312 00:24:40,130 --> 00:24:44,130 パラシュートが ぶつかって 怪我とか しませんでしたか? 313 00:24:44,130 --> 00:24:49,810 全然 大丈夫です。 なんか ふわ~って落ちてきて→ 314 00:24:49,810 --> 00:24:53,510 夢みたいな風景でした。 315 00:24:55,140 --> 00:24:57,840 そうですか。 316 00:24:59,820 --> 00:25:02,820 なら よかった。 317 00:25:10,810 --> 00:25:12,810 あれ? 318 00:25:14,460 --> 00:25:17,150 あっ 間違えた…。 319 00:25:17,150 --> 00:25:19,800 あの~。 はい? 320 00:25:19,800 --> 00:25:23,100 どこかで お会いした事 ありましたっけ? 321 00:25:24,810 --> 00:25:29,140 えっ…? ないと思いますけど。 322 00:25:29,140 --> 00:25:32,460 そうですか…。 323 00:25:32,460 --> 00:25:35,470 そうですよね。 すみません。 324 00:25:35,470 --> 00:25:39,470 どこかで読んだ ナンパみたいな事 言ってしまって…。 325 00:25:39,470 --> 00:25:44,770 いや… ナンパなら それは それで うれしいけど。 えっ? 326 00:25:53,470 --> 00:26:05,150 ♪♪~ 327 00:26:05,150 --> 00:26:08,480 あっ… 間違えちゃった。 328 00:26:08,480 --> 00:26:13,140 ♪♪~ 329 00:26:13,140 --> 00:26:16,790 連絡先を交換してしまった…。 330 00:26:16,790 --> 00:26:34,090 ♪♪~ 331 00:26:36,810 --> 00:26:40,110 (鐘の音) 332 00:26:49,480 --> 00:26:52,480 よう! (森松)おう 円山。 333 00:26:52,480 --> 00:26:55,800 教授! また 円山が来ましたよ~。 334 00:26:55,800 --> 00:26:59,470 またとか言うなよ。 これ。 ああ サンキュー。 335 00:26:59,470 --> 00:27:02,470 でも お前 いつも うち来ないで→ 336 00:27:02,470 --> 00:27:06,810 たまには 自分のいた 宇宙工学研究室にも 挨拶 行けよ。 337 00:27:06,810 --> 00:27:10,480 好きなんだもん お前んとこの教授が。 338 00:27:10,480 --> 00:27:17,180 なあ なあ なあ。 今日 ちょっと いい事あったんだよ。 いい事? 339 00:27:18,800 --> 00:27:22,810 あ~ 三田村教授 こんばんは。 (三田村)こんばんは。 340 00:27:22,810 --> 00:27:26,810 おっ いいタイミング。 ビール下さい。 もちろん。 341 00:27:26,810 --> 00:27:29,800 珍しいですね。 教授も ビール飲むなんて。 342 00:27:29,800 --> 00:27:33,800 実は 今 ちょいと 1つ 面白い発明をしたんだよ。 343 00:27:33,800 --> 00:27:37,470 えっ 発明? どんな発明ですか? 344 00:27:37,470 --> 00:27:41,810 まだ 人に言える段階ではない。 確定するまでは 秘密。 345 00:27:41,810 --> 00:27:44,810 教えて下さいよ。 知りたい。 346 00:27:44,810 --> 00:27:49,130 それよりも 博君の 面白い話って聞きたいな。 347 00:27:49,130 --> 00:27:54,140 僕ですか? いえ… 大した話じゃないんです。 348 00:27:54,140 --> 00:28:01,150 ただ… すごく かわいいというか→ 349 00:28:01,150 --> 00:28:05,480 とても あの~ 好みの女子と 出会ったんです。 偶然に。 350 00:28:05,480 --> 00:28:08,470 それで 携帯の番号 交換して…。 351 00:28:08,470 --> 00:28:11,470 大した話じゃないか。 えっ? 352 00:28:11,470 --> 00:28:16,800 だって この おくての円山青年が おなごの話をするんだぞ。 353 00:28:16,800 --> 00:28:20,470 どうせ また 宇宙エレベーターとか カーボンナノチューブが どうとか→ 354 00:28:20,470 --> 00:28:24,140 そういう話かと思ったよ。 それじゃ まるで→ 355 00:28:24,140 --> 00:28:28,140 僕が 研究バカみたいだろ。 気づいてなかったのか? 356 00:28:28,140 --> 00:28:31,140 実に すばらしい夜だ。 乾杯しよう。 357 00:28:31,140 --> 00:28:33,800 (3人)乾杯! 358 00:28:33,800 --> 00:28:36,820 でも そんな 乾杯する程じゃ…。 359 00:28:36,820 --> 00:28:40,800 まだ 連絡が来るかどうかも 分かんないし。 360 00:28:40,800 --> 00:28:44,470 はっ? お前 女の子から 連絡させるつもりかよ。→ 361 00:28:44,470 --> 00:28:47,790 しろよ 自分から。 恥ずかしいよ…。 362 00:28:47,790 --> 00:28:51,130 何 言っていいか分かんないし。 363 00:28:51,130 --> 00:28:55,800 ふ~ん。 技術系男子ね~。 364 00:28:55,800 --> 00:28:59,140 はい。 眼鏡と白衣が とても似合ってて…。 365 00:28:59,140 --> 00:29:03,140 別に 運命の出会いなんて 思ってる訳じゃないんですよ。 366 00:29:03,140 --> 00:29:06,810 でも 知らない職業の人に 知り合うのは 仕事にも→ 367 00:29:06,810 --> 00:29:10,480 いい事かなって。 変な言い訳しなくていい。 368 00:29:10,480 --> 00:29:14,150 でも 私は 通りで 小野沢が 追いかけっこしてた彼の方が→ 369 00:29:14,150 --> 00:29:17,140 気になるな~。 あの彼は 面白そう。 370 00:29:17,140 --> 00:29:20,140 変な事 思い出させないで下さいよ。 371 00:29:20,140 --> 00:29:23,150 「バスには乗るな」なんて 一体 何のために? 372 00:29:23,150 --> 00:29:26,130 もしかして 彼は 未来から来た人か何かで→ 373 00:29:26,130 --> 00:29:29,130 小野沢が バスで 事故に遭うはずだったのを→ 374 00:29:29,130 --> 00:29:32,800 未然に防ごうとしてくれたとか? 未来? 375 00:29:32,800 --> 00:29:35,790  回想  君の未来の夫なんだ。 376 00:29:35,790 --> 00:29:38,810 あ~ 変な事 思い出しちゃった。 377 00:29:38,810 --> 00:29:42,460 本日 国内でのバスの事故は なかったそうです。 378 00:29:42,460 --> 00:29:46,130 それに 今は 濱田先生の 信頼を得る事を考えなくちゃ! 379 00:29:46,130 --> 00:29:50,140 恋に忙しいなら 濱田先生の担当は 誰かに変えましょうか? 380 00:29:50,140 --> 00:29:54,140 それは困ります。 やらせて下さい。 それに 恋になるかどうかも→ 381 00:29:54,140 --> 00:29:57,480 分かんないですし。 冗談よ。 それは分かってるから。 382 00:29:57,480 --> 00:30:00,800 小野沢は 誰かさんみたいに 愛だの恋だので→ 383 00:30:00,800 --> 00:30:04,800 仕事を おろそかにしないって。 それ… 私に言ってます? 384 00:30:04,800 --> 00:30:08,140 (峯田)小野沢さん。 はい。 デザイン 上がってきました。 385 00:30:08,140 --> 00:30:10,810 ありがとうございます。 386 00:30:10,810 --> 00:30:15,150 デート…? もう? 387 00:30:15,150 --> 00:30:18,470 いいよ~ デートは。 遊園地とかな。 388 00:30:18,470 --> 00:30:22,470 (森松)ええ 動物園とか。 ドライブって手も ありますけど。 389 00:30:22,470 --> 00:30:25,470 車は持ってないし。 そういうのは ちょっと…。 390 00:30:25,470 --> 00:30:29,480 博君。 面白そうな道を見つけたら まず 進んでみる。 391 00:30:29,480 --> 00:30:32,480 研究では いつも 君 そうしてるでしょ? 392 00:30:32,480 --> 00:30:35,800 それを なぜ おなごには 実践できないの? 393 00:30:35,800 --> 00:30:40,810 それは…。 円山君は 宇宙よりも おなごの方が怖いからです。 394 00:30:40,810 --> 00:30:43,140 違うよ! 395 00:30:43,140 --> 00:30:46,480 いや… 違わないか。 396 00:30:46,480 --> 00:30:49,820 うん。 それは否定できない…。 397 00:30:49,820 --> 00:30:52,800 ハハハハハ。 人生というのはね→ 398 00:30:52,800 --> 00:30:56,140 やりたい事を すべて やり遂げるには→ 399 00:30:56,140 --> 00:30:58,470 ちょっと短いんだよ。 400 00:30:58,470 --> 00:31:01,790 恐れずに 前へ進みたまえ! 401 00:31:01,790 --> 00:31:12,470 ♪♪~ 402 00:31:12,470 --> 00:31:16,480 (比沙子)へえ~ 文庫版は 表紙のデザイン 変えるんだ。 403 00:31:16,480 --> 00:31:19,480 はい。 日高さんの希望で。 404 00:31:19,480 --> 00:31:23,800 いい感じですね~。 私は こっちの色が いいな。 405 00:31:23,800 --> 00:31:27,800 書店で 目 引きそう。 でも こっちも捨てがたい。 406 00:31:27,800 --> 00:31:30,810 日高さんに聞いてみよう。 407 00:31:30,810 --> 00:31:33,110 あっ! 408 00:31:37,810 --> 00:31:43,810 「遊園地でも いかがですか?」。 これって まさか デートの誘い? 409 00:32:01,800 --> 00:32:05,800 (受付係)お待ちの お客様 こちらへ どうぞ。 410 00:32:07,480 --> 00:32:11,480 ただいまの時間 3,800円の ナイトパックのみとなりますが→ 411 00:32:11,480 --> 00:32:15,480 よろしいでしょうか? ああ… じゃあ それで。 412 00:32:22,470 --> 00:32:26,140 (受付係)あの…。 うん? 413 00:32:26,140 --> 00:32:35,140 ♪♪~ 414 00:32:35,140 --> 00:32:40,140 せっかく バスで会うのを 阻止したというのに→ 415 00:32:40,140 --> 00:32:44,800 結局 あの公園で 出会ってしまうとはな…。 416 00:32:44,800 --> 00:32:55,100 ♪♪~ 417 00:32:57,140 --> 00:33:02,460 (マリコ)許さないし。 つ~か 許せないし。 418 00:33:02,460 --> 00:33:08,470 絶対 別れるんで そこんとこ よろしく~。 419 00:33:08,470 --> 00:33:11,470 嘘だろ? 許してよ! 420 00:33:11,470 --> 00:33:15,460 バイトも頑張るし お前のために 曲も作ったんだよ。 421 00:33:15,460 --> 00:33:20,800 ♪♪「ベイビー ツンデレな君が好きさ」 422 00:33:20,800 --> 00:33:23,800 なんか… 修羅場だね 弟。 423 00:33:23,800 --> 00:33:26,810 遊園地は うれしいけど 私 今 やっぱり→ 424 00:33:26,810 --> 00:33:30,810 恋愛してる場合じゃないのかな? 濱田先生にも嫌われてるし。 425 00:33:30,810 --> 00:33:33,460 でも 大事なのは プライベートだよ。 426 00:33:33,460 --> 00:33:37,470 でも 今は 素敵に見えてる あの人も いつかは 浮気したり→ 427 00:33:37,470 --> 00:33:41,800 借金したり わいせつ罪で 捕まったりするのかもと思うと…。 428 00:33:41,800 --> 00:33:46,120 それ めったにない事だから。 小野沢の男運が 悪すぎるんだよ。 429 00:33:46,120 --> 00:33:49,130 でも 26年間 ず~っと 悪かったんだから→ 430 00:33:49,130 --> 00:33:52,150 今度こそ 運命かもよ。 そうかな? 431 00:33:52,150 --> 00:33:56,470 私も 運命かもって気がしてたの。 だって 空から ウサギが降ってきて→ 432 00:33:56,470 --> 00:34:00,470 白衣を着た彼が わらわら 子供たちを連れて やってきて。 433 00:34:00,470 --> 00:34:04,140 まるで ロマンチックな恋愛小説の 運命の出会いのシーンみたい! 434 00:34:04,140 --> 00:34:07,800 ホラー映画のワンシーンみたい。 優しそうな人だったな~。 435 00:34:07,800 --> 00:34:10,800 でも どっかで 見た事あるような…。 436 00:34:10,800 --> 00:34:15,140 何にしろ 仕事が忙しいのを理由に 恋愛を諦めるのは やめなさい。 437 00:34:15,140 --> 00:34:19,140 そういう男って 最悪! 私 男じゃないんですけど。 438 00:34:19,140 --> 00:34:23,810 でも ありがと。 亜美ちゃんは 仕事には ちょっと消極的だけど→ 439 00:34:23,810 --> 00:34:27,470 恋愛は積極的だから 勉強になる。 440 00:34:27,470 --> 00:34:31,140 はい お肉! うん。 あ~ おいしい! 441 00:34:31,140 --> 00:34:35,470 次こそは 絶対に おしゃれな 雑誌部に 異動できますように。 442 00:34:35,470 --> 00:34:38,480 デートか~。 443 00:34:38,480 --> 00:34:41,800 2年ぶりぐらいだ~! 444 00:34:41,800 --> 00:35:04,150 ♪♪~ 445 00:35:04,150 --> 00:35:10,810 あの… 今更なんですけど 私 こういうの 苦手で…。 446 00:35:10,810 --> 00:35:14,480 ああ… そうなんですか。 じゃあ…。 447 00:35:14,480 --> 00:35:19,470 (係員)お客様 立たないで下さい。 あっ はい…。 448 00:35:19,470 --> 00:35:22,140 すいません。 449 00:35:22,140 --> 00:35:24,140 大丈夫です。 450 00:35:24,140 --> 00:35:29,130 そういう時は コースターの構造の事を 考えれば いいんです。 451 00:35:29,130 --> 00:35:34,470 構造…? そう。 例えば 実は このジェットコースターというのは→ 452 00:35:34,470 --> 00:35:38,800 これだけ大きなものが ものすごい速さで走るのに→ 453 00:35:38,800 --> 00:35:42,810 エンジンが ないんです。 えっ? エンジン ないんですか? 454 00:35:42,810 --> 00:35:44,810 そうなんですよ! 455 00:35:44,810 --> 00:35:47,800 なんと この車体は 位置エネルギー→ 456 00:35:47,800 --> 00:35:51,470 位置エネルギーだけで走ってるんです! (発車音) 457 00:35:51,470 --> 00:35:54,470 (係員)行ってらっしゃいませ~。 458 00:35:54,470 --> 00:35:58,810 大丈夫ですよ。 コースターの事を 考えれば いいんですから。 459 00:35:58,810 --> 00:36:02,810 最初の走り始めで まずは 急降下するように→ 460 00:36:02,810 --> 00:36:06,150 なってるでしょう? はぁ…。 461 00:36:06,150 --> 00:36:10,470 つまり 高い所から 低い所まで 一気に落ちる。 462 00:36:10,470 --> 00:36:14,810 その大きな位置エネルギーを 運動エネルギーに変換させて…。 463 00:36:14,810 --> 00:36:17,790 あぁ~! 464 00:36:17,790 --> 00:36:40,150 ♪♪~ 465 00:36:40,150 --> 00:36:44,490 僕たちは 自転している! まるで 地球になった気分だ。 466 00:36:44,490 --> 00:36:48,810 ねえ! 目をつぶると もっと地球の気分ですよ。 467 00:36:48,810 --> 00:36:50,810 (2人)あぁ~! 468 00:36:50,810 --> 00:36:53,810 うわ~ 目が回る! 469 00:36:55,460 --> 00:36:58,800 お待たせしました。 ありがとう。 470 00:36:58,800 --> 00:37:01,820 宇宙エレベーター? そう。 知らない? 471 00:37:01,820 --> 00:37:06,140 高度 3万6,000kmの 静止軌道ステーションと地球をつなぐ→ 472 00:37:06,140 --> 00:37:10,150 世界最大の建造物。 それが 宇宙エレベーターなんだ。 473 00:37:10,150 --> 00:37:12,130 ありがとうございます。 474 00:37:12,130 --> 00:37:15,820 僕は 普通のエレベーター会社で 働いてるんだけど→ 475 00:37:15,820 --> 00:37:19,800 休みの日は その宇宙エレベーターの 研究会に参加してるんだ。 476 00:37:19,800 --> 00:37:23,140 ほら これ。 だってね これが出来れば→ 477 00:37:23,140 --> 00:37:27,810 宇宙飛行士に ならなくたって 誰でも 宇宙に行けるように…。 478 00:37:27,810 --> 00:37:33,130 あっ… 知らないか。 まあ 知らないよね。 479 00:37:33,130 --> 00:37:38,140 そんなの ありえないって言う人も いるけど 実際には 開発が…。 480 00:37:38,140 --> 00:37:40,140 「楽園の泉」? 481 00:37:40,140 --> 00:37:45,150 確か アーサー・C・クラークの小説で…。 そう! それだよ! 482 00:37:45,150 --> 00:37:48,800 その小説に出てくるのが 宇宙エレベーターなんだよ! 483 00:37:48,800 --> 00:37:52,800 どうして知ってるの? 高校の頃に読んだんです。 484 00:37:52,800 --> 00:37:55,810 確か 赤道上の上に 基地を造って…。 485 00:37:55,810 --> 00:38:00,130 タプロバニー! タプロバニーの スリカンダ! そう! スリカンダって山! 486 00:38:00,130 --> 00:38:05,470 金色の ちょうちょが飛んで。 嘘だろ! すばらしいよ! 487 00:38:05,470 --> 00:38:10,140 あの本は 宇宙エレベーター建設を 目指す者たちの バイブルなんだ! 488 00:38:10,140 --> 00:38:14,460 じゃ 宇宙へ行く エレベーターの開発が 今 本当に行われてるの? 489 00:38:14,460 --> 00:38:18,460 行われてるんだよ。 世界中で いろんな専門家が→ 490 00:38:18,460 --> 00:38:21,470 宇宙エレベーターの可能性を 探ってるんだ。 491 00:38:21,470 --> 00:38:26,470 今から 10~30年くらいで完成する 可能性もあると言われてるんだ。 492 00:38:26,470 --> 00:38:30,810 でも どうして? どうして あの本を 高校の時に? 493 00:38:30,810 --> 00:38:34,800 高校の頃 家庭の事情とか ちょっと複雑になって→ 494 00:38:34,800 --> 00:38:38,800 家に帰りたくなくて 放課後 図書室にある小説を→ 495 00:38:38,800 --> 00:38:41,800 「あ」の棚から 全部 読んだんです。 496 00:38:41,800 --> 00:38:47,140 「あ」の棚から 全部? はい。 それだけが楽しみで。 497 00:38:47,140 --> 00:38:51,810 アーサー・C・クラークは 「あ」だから もう読んじゃいました。 498 00:38:51,810 --> 00:38:56,130 へえ~ 本当に 本が好きなんだ。 499 00:38:56,130 --> 00:39:01,130 それで 今の仕事に? はい。 500 00:39:05,460 --> 00:39:09,460 でも 信じられないな~。 あの小説の世界が→ 501 00:39:09,460 --> 00:39:14,800 私たちの生きてるうちに 現実に なるかもしれないなんて。 502 00:39:14,800 --> 00:39:17,470 もう ドキドキするでしょ? 503 00:39:17,470 --> 00:39:20,480 初めて この話を シンポジウムで聞いた時→ 504 00:39:20,480 --> 00:39:24,150 今までにないぐらい ドキドキ 胸が躍ったんだよ。 505 00:39:24,150 --> 00:39:28,480 人類には まだ そんな大きな 可能性が 残されてるのかって。 506 00:39:28,480 --> 00:39:33,140 今はさ なんか… 人類の進化も ある程度 安定して→ 507 00:39:33,140 --> 00:39:37,480 このぐらいで満足しようって 大人も 子供も 夢を見る事を→ 508 00:39:37,480 --> 00:39:41,480 忘れちゃってるような気が するんだ。 私も そう思います。 509 00:39:41,480 --> 00:39:45,480 だからこそ 物語で この世界には まだ 夢が いっぱい あるって→ 510 00:39:45,480 --> 00:39:47,800 伝えたいんです。 うん! 511 00:39:47,800 --> 00:39:51,810 そして その夢を見るだけではなく 実現させていくのが→ 512 00:39:51,810 --> 00:39:54,480 僕たち エンジニアの仕事なんだ。 513 00:39:54,480 --> 00:39:58,480 僕たちは この世界に 感動したいだけなんだよ。 514 00:39:58,480 --> 00:40:05,780 ♪♪~ 515 00:40:09,810 --> 00:40:12,810 あの…。 はい? 516 00:40:12,810 --> 00:40:18,800 突然だけど もし… もし よかったら…。 517 00:40:18,800 --> 00:40:24,470 あ~ はい! 私も いつか 乗せて下さいね そのエレベーターに。 518 00:40:24,470 --> 00:40:28,460 ああ… うん。 是非。 519 00:40:28,460 --> 00:40:33,480 でも… 僕が言いたいのは→ 520 00:40:33,480 --> 00:40:39,140 もう少し こう… 近い未来の話で…。 521 00:40:39,140 --> 00:40:43,470 あぁ~ 何て言えば いいんだよ? こういうの。 522 00:40:43,470 --> 00:40:46,810 近い未来? 近い未来。 523 00:40:46,810 --> 00:40:51,150 例えば 来週の日曜とか。 524 00:40:51,150 --> 00:40:56,140 その… また 一緒に…。 525 00:40:56,140 --> 00:41:02,130 この着信音は 日高さん。 [TEL] すみません。 ちょっとだけ。 526 00:41:02,130 --> 00:41:04,480 もしもし。 527 00:41:04,480 --> 00:41:07,800 書き終った? さすがです 日高さん。 528 00:41:07,800 --> 00:41:13,470 分かりました。 なるべく すぐ向かいます。 失礼します。 529 00:41:13,470 --> 00:41:18,140 大丈夫ですか? あっ… すみません。 530 00:41:18,140 --> 00:41:23,130 あさって書き上がるはずの原稿が 今 書き終ったみたいで。 531 00:41:23,130 --> 00:41:27,470 私たち編集者は 先生が 書き終ったら すぐに読んで→ 532 00:41:27,470 --> 00:41:33,810 感想を言って差し上げるのが 仕事でして。 ああ そうですか。 533 00:41:33,810 --> 00:41:36,790 大丈夫ですよ。 いいです いいです。 534 00:41:36,790 --> 00:41:42,150 もう 十分 楽しんだし。 行って下さい。 どうぞ。 535 00:41:42,150 --> 00:41:45,150 本当に すみません。 536 00:41:47,470 --> 00:41:56,150 ♪♪「ねぇ 止まったままの 君の時計」 537 00:41:56,150 --> 00:42:02,800 ♪♪「ベッドの上で 見つめてる」 538 00:42:02,800 --> 00:42:06,100 でも 近い未来…。 539 00:42:08,140 --> 00:42:12,150 近い未来 例えば 来週の日曜日。 540 00:42:12,150 --> 00:42:17,490 私 もう1度 円山さんに お会いしたいです。 541 00:42:17,490 --> 00:42:30,150 ♪♪「ねぇ 私たちは 急ぎすぎて 余裕がなくて」 542 00:42:30,150 --> 00:42:36,140 ♪♪「愛さえも ぶつけてばかり」 543 00:42:36,140 --> 00:42:47,150 ♪♪「君の心が止まったことにも なぜ気づかずに」 544 00:42:47,150 --> 00:42:53,810 ♪♪「好きなのに 好きだったのに」 545 00:42:53,810 --> 00:43:01,810 ♪♪「もう一度 やり直せるのなら」 546 00:43:01,810 --> 00:43:05,480 今日は もう すごく楽しかった。 547 00:43:05,480 --> 00:43:10,180 是非 また 私と会って下さい。 548 00:43:12,140 --> 00:43:19,460 あっ いえ… こちらこそです。 549 00:43:19,460 --> 00:43:23,130 楽しくて 楽しくて…。 550 00:43:23,130 --> 00:43:29,140 30年 生きてて こんな楽しい日曜日 初めてだ。 551 00:43:29,140 --> 00:43:33,130 宇宙エレベーターにも乗せるよ。 いつか きっと。 552 00:43:33,130 --> 00:43:36,810 はい。 いつか きっと。 553 00:43:36,810 --> 00:43:40,130 じゃあ 気を付けて。 554 00:43:40,130 --> 00:43:44,810 はい。 では… また。 555 00:43:44,810 --> 00:43:46,810 また…。 556 00:43:46,810 --> 00:43:55,800 ♪♪~ 557 00:43:55,800 --> 00:44:01,470 私 当分 恋なんかする気 なかったのに 自分から誘ってる。 558 00:44:01,470 --> 00:44:03,470 きゃ~! 559 00:44:05,140 --> 00:44:10,150 三田村教授。 外に 怪しい人が いるんですけど。 怪しい人? 560 00:44:10,150 --> 00:44:14,140 1週間ぐらい前から みんな ちょこちょこ見かけてて。 561 00:44:14,140 --> 00:44:18,140 どう見ても 学生じゃないし。 関係者でもないし。 あっ そう。 562 00:44:18,140 --> 00:44:20,810 じゃ ちょっと見てみようね。 563 00:44:20,810 --> 00:44:31,820 ♪♪~ 564 00:44:31,820 --> 00:44:33,800 あっ…。 565 00:44:33,800 --> 00:44:59,130 ♪♪~ 566 00:44:59,130 --> 00:45:01,130 あっ! 567 00:45:02,800 --> 00:45:06,800 教授。 あの 僕は…。 568 00:45:06,800 --> 00:45:09,790 何年から来ました? 569 00:45:09,790 --> 00:45:14,490 あなた… 未来から来た 円山 博君でしょ? 570 00:45:16,130 --> 00:45:20,800 見かけから推測すると… 38歳。 571 00:45:20,800 --> 00:45:23,800 いえ 40になります。 572 00:45:23,800 --> 00:45:27,800 40… 10年後。 2020年か。 573 00:45:29,810 --> 00:45:32,480 やぁ~ ハハハ! 574 00:45:32,480 --> 00:45:35,780 よく来たね! はるばる遠くから。 575 00:45:38,800 --> 00:45:42,140 部屋へ入りたまえ。 576 00:45:42,140 --> 00:45:45,480 部屋へ入りたまえ! いらっしゃい! 577 00:45:45,480 --> 00:45:48,480 教授。 僕は…。 578 00:45:51,470 --> 00:45:54,170 僕は…。 579 00:45:57,140 --> 00:46:01,790 僕と里花の人生を やり直すために来ました。 580 00:46:01,790 --> 00:46:08,800 ♪♪~ 581 00:46:08,800 --> 00:46:16,140 ♪♪「もう一度 君に会えるのなら」 582 00:46:16,140 --> 00:46:24,820 ♪♪「今度こそ 離れない」 583 00:46:24,820 --> 00:46:32,810 ♪♪「そう 時間は動くの」 584 00:46:32,810 --> 00:46:37,140 俺と つきあわなければ 君は 今から もっと いい10年を送れる。 585 00:46:37,140 --> 00:46:40,130 今度 その男に会ったら ちゃんと話を聞きなさい。 586 00:46:40,130 --> 00:46:42,800 頑張ります! 俺 未来人 初めて見た! 587 00:46:42,800 --> 00:46:44,800 私が 世界で 一番 嫌いなのはね→ 588 00:46:44,800 --> 00:46:48,470 ひげ面の 昼間から サングラスかけてる 図々しい中年の おっさんよ! 589 00:46:48,470 --> 00:46:51,480 僕と つきあって下さい。 ごめんなさい。 590 00:46:51,480 --> 00:46:57,130 ♪♪「押さえきれない この気持ちは」 591 00:46:57,130 --> 00:47:00,470 ♪♪「誰にも can’t stop me」 592 00:47:00,470 --> 00:47:03,800 ♪♪「走り出している」 593 00:47:03,800 --> 00:47:10,460 ♪♪「退屈過ぎた 毎日だった」 594 00:47:10,460 --> 00:47:17,800 ♪♪「目の前に君が 現れるまで」 595 00:47:17,800 --> 00:47:21,810 ♪♪「愛想笑いなんて しないけど」 596 00:47:21,810 --> 00:47:26,140 ♪♪「ありのまま 突き進む生き方」 597 00:47:26,140 --> 00:47:34,140 ♪♪「壁は ぶち抜いて 行くから」 598 00:47:34,140 --> 00:47:38,140 ♪♪「never give up love nerer give up dream」 599 00:47:38,140 --> 00:47:41,140 ♪♪「愛が 未来 変えてゆく」 600 00:47:41,140 --> 00:47:44,800 ♪♪「never give up love nerer give up dream」 601 00:47:44,800 --> 00:47:53,800 ♪♪「恋も夢も きっと 世界は 手の中に」