1 00:00:02,102 --> 00:00:19,520 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:19,520 --> 00:00:28,729 ♬~ 3 00:01:26,186 --> 00:01:30,023 <岡山から上京した あぐりが チェリー山岡の内弟子になって➡ 4 00:01:30,023 --> 00:01:32,059 3か月が過ぎました。➡ 5 00:01:32,059 --> 00:01:36,330 うだるような暑さの中で 熱い鏝を冷ます練習は 大変です。➡ 6 00:01:36,330 --> 00:01:39,700 それでも あぐりは 持ち前のやる気と根性で➡ 7 00:01:39,700 --> 00:01:43,503 毎晩 他人の 3倍の練習を していたのでした> 8 00:01:45,572 --> 00:01:50,711 (真知子)「満天に輝く星たちよ… 君たちは わたしの愛➡ 9 00:01:50,711 --> 00:01:57,217 君たちは わたしの夢… 君たちは わたしの悲しみ➡ 10 00:01:57,217 --> 00:02:00,120 君たちは わたしの涙」…。 ⚟(男)「君たちは わたしの涙➡ 11 00:02:00,120 --> 00:02:03,123 そして わたしの人生」。 12 00:02:06,026 --> 00:02:11,665 (燐太郎)こんばんは。 それ… 僕の詩だよね。 13 00:02:11,665 --> 00:02:17,170 ♬~ 14 00:02:17,170 --> 00:02:21,041 (あぐり)あ 真知子さん… どしたん…? 15 00:02:21,041 --> 00:02:23,310 お客さん…。 私に…? 16 00:02:23,310 --> 00:02:25,245 そう…。 誰…? 17 00:02:25,245 --> 00:02:27,247 知らない…。 18 00:02:31,018 --> 00:02:33,520 何…? だって おかしいんじゃもん➡ 19 00:02:33,520 --> 00:02:36,857 真知子ちゃん。 「知らない」なんて。 20 00:02:36,857 --> 00:02:43,630 あっ 燐太郎さん。 今度 真知子ちゃんに 詩の話 してくれませんか? 21 00:02:43,630 --> 00:02:46,333 「詩の話」…? お願いします。 22 00:02:46,333 --> 00:02:49,536 だけど 僕の話なんか聞いて 役に立つのかな? 23 00:02:49,536 --> 00:02:53,206 当たり前です! だって 真知子ちゃん 燐太郎さんのこと…。 24 00:02:53,206 --> 00:02:55,709 とにかく お願いします。 25 00:02:55,709 --> 00:02:58,612 うん。 それじゃ いつでも 世津ちゃんとこ 連れておいでよ。 26 00:02:58,612 --> 00:03:01,481 ここんとこ 毎日 「婦人現代」の編集で つめてるから。 27 00:03:01,481 --> 00:03:04,284 世津子さんの雑誌 進んでるんですか? 28 00:03:04,284 --> 00:03:07,487 9月創刊だからね。 いよいよ 追い込みってとこかな。 29 00:03:07,487 --> 00:03:10,690 そう。 楽しみじゃなぁ…。 30 00:03:16,196 --> 00:03:18,198 はい…。 31 00:03:20,067 --> 00:03:23,837 エイスケから 頼まれたんだ。 エイスケさんから? 32 00:03:23,837 --> 00:03:26,640 やっぱり 忘れてるな…。 33 00:03:28,508 --> 00:03:32,312 (辰子)何か 大喜びしてますよ。 (和代)あの2人 怪しいわ。 34 00:03:32,312 --> 00:03:34,681 (花枝)できてんのと違う? (千代子)まさか…。➡ 35 00:03:34,681 --> 00:03:38,018 だって 燐太郎さんって あぐりさんの旦那さんの友達ですよ。 36 00:03:38,018 --> 00:03:40,520 (辰子)そんな常識 あぐりさんには 通用しないもの。 37 00:03:40,520 --> 00:03:43,023 (花枝)あの人 入ってから お店には ゴリラが来るし。 38 00:03:43,023 --> 00:03:46,827 (和代)旦那が パックしに来るし。 (笑い声) 39 00:03:48,528 --> 00:03:53,700 どう…? すてきじゃろう? 40 00:03:53,700 --> 00:03:58,205 (真知子)それ… 燐太郎さんの趣味? 違うわ…。 41 00:03:58,205 --> 00:04:02,142 旦那様からの 誕生日プレゼント。 最悪の趣味ね。 42 00:04:02,142 --> 00:04:04,644 あ ちょっと待って…。 何…? 43 00:04:04,644 --> 00:04:08,281 燐太郎さんが 会ってくれるって。 えっ? 44 00:04:08,281 --> 00:04:11,184 真知子ちゃんに 詩の話 してくれるそうよ。 45 00:04:11,184 --> 00:04:13,820 明日のお昼なんか どう? 46 00:04:13,820 --> 00:04:17,290 私 新宿に用事があるから 一緒に 行ってあげる。 47 00:04:17,290 --> 00:04:20,827 どうせ お休みで 退屈しとんじゃろ? 48 00:04:20,827 --> 00:04:23,864 まあね…。 先生には➡ 49 00:04:23,864 --> 00:04:28,502 私から お願いしておくから。 じゃあ 明日な…。 50 00:04:28,502 --> 00:04:36,176 ♬~ 51 00:04:36,176 --> 00:04:42,048 (チェリー山岡)ちょっと 派手なんじゃないの? そのワンピース…。 52 00:04:42,048 --> 00:04:46,686 そうですか? まあ… でも いいわ。 53 00:04:46,686 --> 00:04:50,323 これ… お願いね。 行ってきます! 54 00:04:50,323 --> 00:04:54,027 はい。 真知子 よろしくね。 はい! 55 00:04:54,027 --> 00:05:10,477 ♬~ 56 00:05:10,477 --> 00:05:15,282 ⚟(森)お~い 燐太郎…。 何か 食いもんないか? 57 00:05:15,282 --> 00:05:18,485 ありませ~ん! (森)しょうがねえな。 58 00:05:18,485 --> 00:05:20,420 腹減っちまったな 全くもう。 59 00:05:20,420 --> 00:05:22,355 (世津子)森さん ちょっと。 はいはい! 60 00:05:22,355 --> 00:05:25,992 何でございましょう 編集長…? ねえ この文章だけど…。 61 00:05:25,992 --> 00:05:28,829 あ~ これ いいでしょ。 自信があるんだ。 名文でしょ? うん。 62 00:05:28,829 --> 00:05:32,165 ちょっと 無理がない? えっ 何で…? 63 00:05:32,165 --> 00:05:36,837 だって ほら 「女性の肌は 墓石のごとし」って ここ…。 64 00:05:36,837 --> 00:05:38,772 どうして? 何ですか それ? 65 00:05:38,772 --> 00:05:45,846 だからだ! つまり すべからく 究極の女性の肌というのは➡ 66 00:05:45,846 --> 00:05:49,316 まるで 墓石のごとく ひんやり すべすべとして➡ 67 00:05:49,316 --> 00:05:53,186 滑らかでなければならんと。 こういう意見だ。 斬新だろう! え…? 68 00:05:53,186 --> 00:05:55,856 (エイスケ)相当 強引に もっていきましたね 森さん。 69 00:05:55,856 --> 00:05:59,693 だって お前 墓石屋君が 1万円 出してんだぞ この雑誌に。 70 00:05:59,693 --> 00:06:02,262 だって 広告は ちゃんと載せているんだから。 71 00:06:02,262 --> 00:06:05,131 (森)いやいや さはさりながら この… 色をつけるというか➡ 72 00:06:05,131 --> 00:06:07,467 エイスケ そうそう そうそう そうそう。 ヘヘッ。 73 00:06:07,467 --> 00:06:13,139 ほら え~ ここだ ここだ ここだ…。 「美人のお肌は 御影石」。 74 00:06:13,139 --> 00:06:17,644 ヘッヘッ…。 「お肌の見かけは分からない」って これ うまいだろう? な? 75 00:06:17,644 --> 00:06:20,280 悪いけど その だじゃれ 没にするわよ。 76 00:06:20,280 --> 00:06:23,817 (森)駄目か…。 駄目…。 77 00:06:23,817 --> 00:06:27,487 で こ… こういうのは どうだ? 墓石健康法…。 78 00:06:27,487 --> 00:06:30,991 「墓石 抱えて 3キロ 歩けば 3キロ 痩せる」。 79 00:06:30,991 --> 00:06:32,926 これは いけるだろ? (世津子)駄目。 80 00:06:32,926 --> 00:06:36,162 とりあえず 墓石から 離れたら どうですか? 81 00:06:36,162 --> 00:06:41,368 (光代)…ここかな? じゃ 行きましょう…。 82 00:06:45,872 --> 00:06:50,510 (光代)さあ 皆さん 遠慮のう 召し上がって下さい。 83 00:06:50,510 --> 00:06:52,445 いやいやいや…。 すいません。 84 00:06:52,445 --> 00:06:55,015 いつも すいませんな。 さあ 燐太郎君➡ 85 00:06:55,015 --> 00:06:56,950 遠慮なく頂きましょうぞ! はい。 86 00:06:56,950 --> 00:06:59,886 まあ 奥様 どうも ありがとうございます。 87 00:06:59,886 --> 00:07:03,623 もう 私にできるのは これぐらいの事じゃから。 88 00:07:03,623 --> 00:07:08,261 そんな…。 うちの雑誌に 大金を 出資していただきましたわ。 89 00:07:08,261 --> 00:07:10,797 私は感謝しとるんです。 90 00:07:10,797 --> 00:07:14,267 エイスケが こんなに 一生懸命になって 仕事してるなんて➡ 91 00:07:14,267 --> 00:07:17,470 生まれて初めて見ました。 これも 世津子さんのおかげです。 92 00:07:17,470 --> 00:07:20,273 (世津子)まあ とんでもございません。 私は みんなに➡ 93 00:07:20,273 --> 00:07:22,342 助けてもらっているんですから。 94 00:07:22,342 --> 00:07:25,145 いやいや そこまで言われると 痛み入るな… おい。 ハハッ。 95 00:07:25,145 --> 00:07:29,950 (光代)まあ それにしても すばらしい仕事場じゃなあ。 96 00:07:29,950 --> 00:07:33,653 住まいを改造しただけですから。 いえいえ。 97 00:07:33,653 --> 00:07:37,290 涼しい風が入って ええ お部屋じゃわ。 98 00:07:37,290 --> 00:07:39,659 お天気が よければ➡ 99 00:07:39,659 --> 00:07:43,163 ここから 富士山が見えるんですのよ。 まあ! 100 00:07:43,163 --> 00:07:47,834 美しい…。 実に 美しいと思わんかね? 燐太郎君…。 101 00:07:47,834 --> 00:07:51,671 はあ…? だから あの2人だよ。 102 00:07:51,671 --> 00:07:54,307 かつては 一人の男を愛した 女同士…。 103 00:07:54,307 --> 00:07:58,845 それが今や 微塵の嫉妬も 飛び交う火花もなく➡ 104 00:07:58,845 --> 00:08:05,618 あらゆるものを超越した 純粋な 女の友情という輝きだ。 105 00:08:05,618 --> 00:08:10,123 今や 男は 跡形もなく 消え去り➡ 106 00:08:10,123 --> 00:08:14,461 そこには ただ… 互いを認め 許し合う➡ 107 00:08:14,461 --> 00:08:18,131 2人の女だけが 残されていた。 美しい…! 108 00:08:18,131 --> 00:08:22,002 なんという美しさだ。 ハッハッハ…。 109 00:08:22,002 --> 00:08:25,805 じぃじ… まだ生きてるんですけどね。 110 00:08:25,805 --> 00:08:28,641 (健太郎)ハクション! (照)今 御飯 お持ちしますけえ。 111 00:08:28,641 --> 00:08:30,977 おい ちょっと待て! 何じゃろか? 112 00:08:30,977 --> 00:08:33,279 梅干しが ねえな? そうですか? 113 00:08:33,279 --> 00:08:35,215 「そうですか」じゃなかろうが よく見ろ。 114 00:08:35,215 --> 00:08:38,118 じゃ きらしとんですわ。 きっ…。 115 00:08:38,118 --> 00:08:40,653 おい! (磯辺)おお… お… お…! 116 00:08:40,653 --> 00:08:44,157 おい 磯辺… わしは生まれて このかたのう➡ 117 00:08:44,157 --> 00:08:46,659 昼飯に 梅干しを 欠かした事はないんじゃ。 118 00:08:46,659 --> 00:08:48,595 それが 「きれてる」とは どういうこっちゃ! 119 00:08:48,595 --> 00:08:50,830 (磯辺)いや しかし…。 なっとらんぞ! このうちは…。 120 00:08:50,830 --> 00:08:54,501 じゃけど 御大ほどのお方が たかが 梅干しぐれえの事で…。 121 00:08:54,501 --> 00:08:57,404 「たかが 梅干し」とは 何じゃ! (磯辺)しかたなかろうが。 122 00:08:57,404 --> 00:09:01,608 奥様は 東京へ行ったきりだし しおさんは 郷里に帰っとるし➡ 123 00:09:01,608 --> 00:09:05,779 細かい事は 分からん連中ばあ おるんじゃけえ。 124 00:09:05,779 --> 00:09:10,950 全く もう…! あのう… 奥様に 頭下げて➡ 125 00:09:10,950 --> 00:09:12,886 帰ってきてもろうたら…。 アホ言うな! 126 00:09:12,886 --> 00:09:14,821 いやいや ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい。 127 00:09:14,821 --> 00:09:16,823 勝手に出てったのは むこうなんじゃ。 128 00:09:16,823 --> 00:09:19,459 何で わしが 謝らんならんのじゃ! 129 00:09:19,459 --> 00:09:22,662 何やってるのよ…! 130 00:09:29,636 --> 00:09:34,974 そうだな。 ランボーの詩は 一見 とりつきにくいようだけど➡ 131 00:09:34,974 --> 00:09:38,478 何度も 読み返していくと 彼の言葉は優しくて➡ 132 00:09:38,478 --> 00:09:42,982 いつも読む側に 手を差し伸べてる事が 分かるはずだよ…。➡ 133 00:09:42,982 --> 00:09:48,855 「酔っぱらいの舟」という詩があってね 僕は この詩の一部が好きなんだ。➡ 134 00:09:48,855 --> 00:09:55,695 「蒼茫たる海上は 見ているうちに アルコールよりも強烈に➡ 135 00:09:55,695 --> 00:10:00,834 竪琴の音よりも おおらかに 金紅色に 染め出され➡ 136 00:10:00,834 --> 00:10:07,507 その拍節と熱狂とが 愛執の苦い焦げ色を醸し出す」。➡ 137 00:10:07,507 --> 00:10:14,013 この詩は ボードレールの「旅」という詩に よく比較されるんだけど…。➡ 138 00:10:14,013 --> 00:10:17,050 真知子ちゃん…? えっ? 139 00:10:17,050 --> 00:10:20,887 何か 退屈だったかな? いえ…。 あの…➡ 140 00:10:20,887 --> 00:10:23,890 今度 読んでみます ランボー。 141 00:10:27,560 --> 00:10:31,564 しかし… あぐりさん どうしちゃったのかな? 142 00:10:31,564 --> 00:10:35,034 さあ…。 道に迷ったんじゃないですか。 143 00:10:35,034 --> 00:10:38,905 まさか…。 毎日 通ってる道でしょ…。➡ 144 00:10:38,905 --> 00:10:43,209 あっ でも あぐりさんなら ありえるかもしれないな…。 145 00:10:43,209 --> 00:10:46,713 不思議な人だからねえ。 まさかと思うことが➡ 146 00:10:46,713 --> 00:10:52,218 平気で できちゃうんだ 彼女…。 まあ そこが 彼女の魅力なんだけどね。 147 00:10:52,218 --> 00:10:55,555 いくら 奇想天外な事しても 誰も怒らない。➡ 148 00:10:55,555 --> 00:11:00,059 いや むしろ不思議と それが みんなの心を 和ませたりするんだよ。➡ 149 00:11:00,059 --> 00:11:05,498 僕が 初めて あぐりさんに会った時もね 彼女 洗濯物 干してたんだが➡ 150 00:11:05,498 --> 00:11:10,303 それが 物干し竿を使わずに 袖と袖を みんな結んで 干してるんだ。 151 00:11:10,303 --> 00:11:14,173 僕が 随分 変わった干し方ですねって 言ったら 彼女 ケロッとして➡ 152 00:11:14,173 --> 00:11:17,076 洗濯物の干し方に 決まりはないからって言うんだ。➡ 153 00:11:17,076 --> 00:11:21,681 なるほど そのとおりだよね。 そんな事に決まりはない。➡ 154 00:11:21,681 --> 00:11:24,317 その決まりに こだわって 束縛されて生きている➡ 155 00:11:24,317 --> 00:11:26,686 こっちの方が バカみたいに思えてしまう。 156 00:11:26,686 --> 00:11:29,889 そういうとこが すごいんだなあ あぐりさんは。 157 00:11:33,192 --> 00:11:37,030 どうしたの? 真知子ちゃん。 あぐりさんの事 好きなんですか? 158 00:11:37,030 --> 00:11:39,532 えっ? 友達の奥さん 好きになるなんて➡ 159 00:11:39,532 --> 00:11:41,868 不潔です! あっ あの…? 160 00:11:41,868 --> 00:11:46,206 私 燐太郎さんのこと 嫌いです。 あのね 真知子ちゃん…。 161 00:11:46,206 --> 00:11:48,207 さようなら…。 いや ちょっと待って…。 162 00:11:48,207 --> 00:11:53,346 やあ。 燐太郎 レディーに対して 失礼だぞ! 163 00:11:53,346 --> 00:11:55,415 ほかの女の話ばかりしたら…。 164 00:11:55,415 --> 00:12:00,987 誰…? (燐太郎)ああ あぐりさんの旦那だよ。 165 00:12:00,987 --> 00:12:06,859 君の瞳 美しく輝いている。 166 00:12:06,859 --> 00:12:12,999 今の君には いかなる宝石も 色あせて見える。 167 00:12:12,999 --> 00:12:17,870 君の内なる原石が 輝きはじめた。➡ 168 00:12:17,870 --> 00:12:21,874 その石の名は 「ジェラシー」…。 169 00:12:28,314 --> 00:12:32,518 今宵の シンデレラは ガラスの靴ではなくて➡ 170 00:12:32,518 --> 00:12:36,389 詩集を置き忘れるつもりらしい。 バカみたい…。 171 00:12:36,389 --> 00:12:38,391 (英語) 172 00:12:38,391 --> 00:12:42,528 カモン。 レッツ ダンス。 173 00:12:42,528 --> 00:13:11,491 ♬~(レコード) 174 00:13:11,491 --> 00:13:15,161 さすが 女の扱いは 天下一品だな…。 175 00:13:15,161 --> 00:13:26,673 ♬~ 176 00:13:28,675 --> 00:13:32,178 道に迷った? すいません…。 177 00:13:32,178 --> 00:13:35,181 近道しようと思ったら 駅と反対側に 出ちゃったみたいで。 178 00:13:35,181 --> 00:13:38,518 まあ。 あの それで…? いや 銀座をね…➡ 179 00:13:38,518 --> 00:13:42,021 下着姿で うろちょろしてたもんだから 本官が 尋問したんだよ。 180 00:13:42,021 --> 00:13:44,924 「下着じゃない」って 言っとるじゃろ! もう 何回言えば 分かってくれるん? 181 00:13:44,924 --> 00:13:47,193 どっから見ても 下着じゃないか! 182 00:13:47,193 --> 00:13:49,195 この調子で 本官に 逆らうもんだから➡ 183 00:13:49,195 --> 00:13:52,865 もう らちが あかないんだよ。 自分の名前は 言わない。 184 00:13:52,865 --> 00:13:54,801 チェリーさんとこで働いてるってことも 言わない。 185 00:13:54,801 --> 00:13:57,337 当たり前じゃろ。 あたし な~んも 悪い事してないんじゃから。 186 00:13:57,337 --> 00:14:00,139 何? 本官は 困ってるんである! 187 00:14:00,139 --> 00:14:04,811 まあ 本当に 申し訳ございませんでした。 わざわざ ご足労を おかけしまして…。 188 00:14:04,811 --> 00:14:07,714 いやいや チェリーさん そんな いいんだけどさ➡ 189 00:14:07,714 --> 00:14:12,485 たまたま この店が 本官の管轄だったから いいようなもんの…。 190 00:14:12,485 --> 00:14:15,288 そうですよ。 もし ほかの人だったら 大変な事になってますよ。 191 00:14:15,288 --> 00:14:17,223 そうだよ~。 ねえ? 192 00:14:17,223 --> 00:14:19,492 一日二日 泊まってもらったって いいんだからな。 193 00:14:19,492 --> 00:14:24,163 もし 泊まってたら 京橋署は ファッションショーの会場になってましたわよね。 194 00:14:24,163 --> 00:14:26,666 えっ? だって…➡ 195 00:14:26,666 --> 00:14:31,003 ノースリーブは 流行の最先端ですのよ。 196 00:14:31,003 --> 00:14:34,307 殿方の 目の保養にも なったんじゃございません? 197 00:14:34,307 --> 00:14:37,844 いやいや…。 固いことは いいからね。 198 00:14:37,844 --> 00:14:40,179 まあ どうも… ありがとうございました。 199 00:14:40,179 --> 00:14:42,181 あら…。 足元 お気を付けになって…。 200 00:14:42,181 --> 00:14:47,687 まあ… ご苦労さまでございました。 はあ。 201 00:14:47,687 --> 00:14:51,524 あぐりさん…。 はい。真知子 どうしたの? 202 00:14:51,524 --> 00:14:54,861 はっ!? すみません。 すぐ 行ってきます! 203 00:14:54,861 --> 00:14:57,163 ♬~