1 00:00:02,135 --> 00:00:19,553 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:19,553 --> 00:00:28,762 ♬~ 3 00:01:35,095 --> 00:01:38,932 皆様 ご存じのとおり 望月エイスケ先生は➡ 4 00:01:38,932 --> 00:01:43,236 混迷する日本文学界に 新たな息吹を吹き込む➡ 5 00:01:43,236 --> 00:01:45,572 新興芸術派の旗手として➡ 6 00:01:45,572 --> 00:01:49,076 今や 文壇になくてはならない 作家でございます。➡ 7 00:01:49,076 --> 00:01:51,912 つまり 我が文芸書房といたしましても➡ 8 00:01:51,912 --> 00:01:54,581 望月先生に 期待するところは 非常に大きく…。 9 00:01:54,581 --> 00:01:56,583 ⚟(ドアベル) 10 00:01:58,251 --> 00:02:00,687 (あぐり)あ~ 民ちゃん…。 11 00:02:00,687 --> 00:02:03,590 (民子)来ちゃった。 平気なの? こんな時間に。 12 00:02:03,590 --> 00:02:07,027 平気よ。 晩御飯 用意してきたから。 13 00:02:07,027 --> 00:02:14,201 ご主人には 何て言ってきたの? ねえ 何て言ってきたのよ? 14 00:02:14,201 --> 00:02:17,037 えっ? だから 何て言ってきたの? 15 00:02:17,037 --> 00:02:23,210 (エイスケ)この作品を 愛と尊敬を込めて 強き女 あぐりへ贈ります。 16 00:02:23,210 --> 00:02:26,113 えっ! (拍手) 17 00:02:26,113 --> 00:02:32,352 (拍手) 18 00:02:32,352 --> 00:02:36,223 すてき! すてきよ あぐり! 19 00:02:36,223 --> 00:02:40,093 (拍手) 20 00:02:40,093 --> 00:02:42,896 バカみたい。 21 00:02:47,234 --> 00:02:51,071 (2人)ジュンノーちゃん! 22 00:02:51,071 --> 00:02:56,576 <淳之介は この4月から 番町小学校へ 通い始めていました> 23 00:02:56,576 --> 00:02:59,079 (とめ 辰子 沢子)おはようございます。 淳之介 ハンカチ持った? 24 00:02:59,079 --> 00:03:01,681 (淳之介)うん。 (とめ)ジュンノーちゃん お友達 来てるわよ。 25 00:03:01,681 --> 00:03:04,718 行ってまいります。 (3人)行ってらっしゃい! 26 00:03:04,718 --> 00:03:06,920 お待たせ~。 27 00:03:08,555 --> 00:03:11,358 気を付けてね! 28 00:03:14,261 --> 00:03:19,099 (編集者)いや~ ますます快調ですね。 ありがとうございました。 29 00:03:19,099 --> 00:03:23,070 まあね…。 今度は… そうそう➡ 30 00:03:23,070 --> 00:03:26,540 上海を舞台に 男女の情愛を 書きたいんだけどねぇ。 31 00:03:26,540 --> 00:03:29,876 分かりました。 早速 手配の方を…。 よろしくねぇ。 32 00:03:29,876 --> 00:03:32,212 それじゃ こちらの方は 頂いてまいります。 33 00:03:32,212 --> 00:03:35,115 ああ ちょっと待って。 世津ちゃん 読んでよ。 34 00:03:35,115 --> 00:03:38,985 (世津子)ああ 私は いいわ。 出版されてから 読ませていただくから。 35 00:03:38,985 --> 00:03:43,223 そう…。それじゃ よろしいですね? ああ。 36 00:03:43,223 --> 00:03:47,027 お邪魔いたしました。 (世津子)ご苦労さま。 37 00:03:50,731 --> 00:03:56,236 どうして…? いつも真っ先に読んで 批評してくれてたじゃない。 38 00:03:56,236 --> 00:03:59,906 編集者が 快調だって言ってんだから 大丈夫よ。 39 00:03:59,906 --> 00:04:03,677 あんなの 僕を その気にさせてるだけさ。 40 00:04:03,677 --> 00:04:06,513 おかしなもんだよね。 41 00:04:06,513 --> 00:04:11,384 一度 お墨付きを受けると 誰も 何もケチをつけない。 42 00:04:11,384 --> 00:04:15,021 さっきの編集者なんか 今までの僕なんか➡ 43 00:04:15,021 --> 00:04:18,859 鼻にも かけなかったんだよ。 そういうもんなのよ。 44 00:04:18,859 --> 00:04:24,331 誰も 何がよくて 何が悪いかなんて事 分かってないの。 45 00:04:24,331 --> 00:04:28,535 でも 彼らが分かってる事は 一つだけ あるわ。 46 00:04:28,535 --> 00:04:35,208 それは あなたが 今の文壇を 変える事ができる人物だって事。 47 00:04:35,208 --> 00:04:38,545 その素質に 連中 気付き始めたのよ。 48 00:04:38,545 --> 00:04:41,581 おだてたって 何も出ないよ。 49 00:04:41,581 --> 00:04:46,219 あなたね 自分の世界を 確立したの。 50 00:04:46,219 --> 00:04:50,090 私の意見なんて… もう何の役にも立たないわ。 51 00:04:50,090 --> 00:04:54,895 ほう。 僕も 随分 偉くなったもんだね。 52 00:04:54,895 --> 00:04:56,830 (川原)こんにちは。 53 00:04:56,830 --> 00:04:58,765 (世津子)原稿 出来た? はい。 54 00:04:58,765 --> 00:05:02,169 拝見するわ。 2階へ どうぞ。 55 00:05:02,169 --> 00:05:04,171 (高山)いらっしゃい。 こんにちは。 56 00:05:04,171 --> 00:05:08,675 あっ そうだ ご紹介するわ。 こちら 川原甚八さん。 57 00:05:08,675 --> 00:05:13,847 知ってる。 プロレタリア文学の 若き旗手だからねぇ。 58 00:05:13,847 --> 00:05:16,516 うちの雑誌に 連載してもらっているの。 59 00:05:16,516 --> 00:05:20,387 それも 知ってる。 こちら 望月エイスケさん。 60 00:05:20,387 --> 00:05:23,857 この間 出版された「女百貨店」 読ませてもらいました。 61 00:05:23,857 --> 00:05:30,363 そりゃ どうも。 あっ 君の感想 聞きたいね。 62 00:05:32,032 --> 00:05:35,902 感じたとおり 言えばいいのよ。 63 00:05:35,902 --> 00:05:39,706 はっきり言って 駄作だと思います。➡ 64 00:05:39,706 --> 00:05:44,044 娼婦や職業婦人を登場させて 社会性を持たせているようですが➡ 65 00:05:44,044 --> 00:05:47,547 小説全体を包み込む 特有のエロチシズムとが➡ 66 00:05:47,547 --> 00:05:50,050 あまりにも分離し過ぎて つかみどころがない。 67 00:05:50,050 --> 00:05:53,920 あれでは 所詮 プチブル文学の域を 脱し切れない。 68 00:05:53,920 --> 00:05:58,558 あなたは ブルジョワ芸術派文学に 埋もれてしまう人ではないと➡ 69 00:05:58,558 --> 00:06:02,562 期待していただけに… 残念でした。 70 00:06:04,831 --> 00:06:08,168 (拍手) 71 00:06:08,168 --> 00:06:11,671 すばらしいご批評 感謝いたします。 72 00:06:11,671 --> 00:06:14,307 それじゃあ ごちそうさま。 73 00:06:14,307 --> 00:06:20,680 あっ 川原君 僕は 君のようにね➡ 74 00:06:20,680 --> 00:06:25,485 自分の文章で 革命ごっこをしたりしないんだ。 失敬。 75 00:06:30,323 --> 00:06:33,526 先生。 はい。 76 00:06:33,526 --> 00:06:36,830 ちょっと 失礼いたします。 77 00:06:38,698 --> 00:06:41,735 いらっしゃい。 ちょっと 話があるんじゃけど。 78 00:06:41,735 --> 00:06:44,504 ごめん。 今 ちょっと 手が離せないのよ。 79 00:06:44,504 --> 00:06:48,408 うちで待っててくれる? ごめんね 忙しい時に。 80 00:06:48,408 --> 00:06:51,711 ううん。 沢子ちゃん うちに案内してくれる? 81 00:06:51,711 --> 00:06:55,215 (沢子)はい。 どうぞ。 ありがとう。 82 00:06:57,584 --> 00:07:00,787 失礼いたしました。 83 00:07:04,658 --> 00:07:07,160 先生。 はい! 84 00:07:08,828 --> 00:07:11,831 度々 申し訳ありません。 85 00:07:13,500 --> 00:07:16,303 燐太郎さん! (燐太郎)忙しい時に ごめん。 86 00:07:16,303 --> 00:07:20,173 エイスケ 帰ってるかな? いえ…。 何か? 87 00:07:20,173 --> 00:07:22,842 うん。 世津ちゃんの店で 待ち合わせしたんだけど➡ 88 00:07:22,842 --> 00:07:25,879 急に 帰ったらしいんだ。 それで こっちかなと思って…。 89 00:07:25,879 --> 00:07:29,316 すまないが しばらく 家で待たせてもらっていいかな? 90 00:07:29,316 --> 00:07:31,518 ああ どうぞ。 91 00:07:33,186 --> 00:07:38,692 参ったなあ…。 えっ? 92 00:07:38,692 --> 00:07:41,728 私って どうして こう ついてないのかしら。 93 00:07:41,728 --> 00:07:45,198 燐太郎さんが来るなら 持ってくるんだったわ。 94 00:07:45,198 --> 00:07:49,069 「持ってくる」って? 本です。「本」? 95 00:07:49,069 --> 00:07:52,339 燐太郎さんの詩集です。 「蒼の時」。 96 00:07:52,339 --> 00:07:54,274 ああ…。 97 00:07:54,274 --> 00:07:58,712 表紙の裏に サインしていただこうと思って この前は 持っていったんだけど…。 98 00:07:58,712 --> 00:08:02,682 「この前」って? エイスケさんの出版記念会。 99 00:08:02,682 --> 00:08:07,153 ああ…。 あの時は 何だか お願いしにくくて…。 100 00:08:07,153 --> 00:08:10,056 でも… ご迷惑でしょ? 101 00:08:10,056 --> 00:08:16,162 いえ とても光栄ですよ。 本当ですか!?ええ。 102 00:08:16,162 --> 00:08:21,968 じゃあ 今度 本 持ってきますから 会っていただけますか? 103 00:08:21,968 --> 00:08:25,872 ええ。 うわ~! ついてる。 104 00:08:25,872 --> 00:08:28,174 さっきは 「ついてない」って 言ったのに。 105 00:08:28,174 --> 00:08:32,512 本当! (笑い声) 106 00:08:32,512 --> 00:08:36,182 どうした 淳之介? おなか すいた。 107 00:08:36,182 --> 00:08:38,685 そっか…。 108 00:08:38,685 --> 00:08:41,588 じゃあ おじちゃんが おいしいもの 作ってやろうか。 109 00:08:41,588 --> 00:08:44,891 うん! よし。 じゃあ こっちへ おいで。 110 00:08:49,396 --> 00:08:56,102 すごい。 燐太郎さん お上手ですね。 これ エイスケに教わったんだ。 111 00:08:56,102 --> 00:09:00,807 淳之介 おいしいパンケーキが 出来るからな。うん! 112 00:09:00,807 --> 00:09:03,109 よし。 113 00:09:12,152 --> 00:09:17,490 ありがとうございました。 (3人)ありがとうございました。 114 00:09:17,490 --> 00:09:22,495 (辰子)小川様 大変お待たせいたしました。 どうぞ こちらへ。 115 00:09:25,999 --> 00:09:28,301 とめさん。 はい。 116 00:09:28,301 --> 00:09:31,671 悪いんだけど 奥の2人に お茶 いれてあげてくれる? 117 00:09:31,671 --> 00:09:35,175 はい。 それから 昨日頂いたカステラがあったでしょ。 118 00:09:35,175 --> 00:09:39,179 あれも出してあげて。 はい。 119 00:09:39,179 --> 00:09:44,184 お待たせいたしました 高橋様。 どうぞ こちらへ。 120 00:09:44,184 --> 00:09:50,523 (民子)わあ 上手 上手! 淳ちゃん よかったね。 121 00:09:50,523 --> 00:09:55,328 ほ~ら 特製パンケーキの出来上がりだ。 122 00:09:55,328 --> 00:10:00,166 うわ~! おいしそう。 123 00:10:00,166 --> 00:10:04,037 よし 紅茶 いれようか。 あっ 私 いれます。 124 00:10:04,037 --> 00:10:06,339 ああ 駄目ですよ。 民子さんは お客様なんだから。 125 00:10:06,339 --> 00:10:10,543 燐太郎さんだって。 そうか。 じゃ お願いします。 126 00:10:10,543 --> 00:10:12,545 はい。 127 00:10:16,349 --> 00:10:18,718 随分 早かったのね。 128 00:10:18,718 --> 00:10:21,221 お二人で お茶 いれてましたから。 そう。 129 00:10:21,221 --> 00:10:25,091 カステラは? ホッカホカでした。 130 00:10:25,091 --> 00:10:28,094 「ホッカホカ」? 131 00:10:28,094 --> 00:10:30,930 ねえ! 何ですか? 132 00:10:30,930 --> 00:10:35,735 民子さんって 人妻よね? ご主人 陸軍の軍人さんですよね。 133 00:10:35,735 --> 00:10:40,073 うん…。何? ちょっとね。 134 00:10:40,073 --> 00:10:44,744 ちょっと 何? 危険な感じ。危険? 135 00:10:44,744 --> 00:10:48,581 何 おしゃべりしてるの! 136 00:10:48,581 --> 00:10:54,254 それがですね… 奥の2人…。 137 00:10:54,254 --> 00:10:56,456 まあ…。 138 00:11:00,860 --> 00:11:05,331 民ちゃん ごめんね。 あれ? 燐太郎さんは? 139 00:11:05,331 --> 00:11:09,202 2階。 淳之介ちゃんと 遊んでる。そう。 140 00:11:09,202 --> 00:11:12,872 燐太郎さん 淳之介ちゃんの お父さんみたいね。 141 00:11:12,872 --> 00:11:16,709 間違えられた事あるんよ 淳が入院した時 病院で。 142 00:11:16,709 --> 00:11:19,212 そう。 あっ そうだ。 143 00:11:19,212 --> 00:11:21,714 お茶 自分で いれたんだって? ごめんね。 144 00:11:21,714 --> 00:11:25,885 ううん。 すごく楽しかった。 145 00:11:25,885 --> 00:11:30,056 燐太郎さんがね パンケーキ焼いてくれたの。 へえ~。 146 00:11:30,056 --> 00:11:34,227 私 驚いちゃった。 男の人でも上手なのね。 147 00:11:34,227 --> 00:11:38,565 あっ そうだ。 話って何? もう いいの。 148 00:11:38,565 --> 00:11:41,467 「いい」って…? 本当はな➡ 149 00:11:41,467 --> 00:11:44,737 あぐりに 愚痴 聞いてもらおうと思って 来たんよ。 150 00:11:44,737 --> 00:11:48,241 愚痴? あぐり 覚えてる? 151 00:11:48,241 --> 00:11:51,911 あぐりが 初めて エイスケさんに会った時。 152 00:11:51,911 --> 00:11:55,381 エイスケさん キャンパスを 真っ黒に塗って➡ 153 00:11:55,381 --> 00:12:00,086 「君には見えないのか? この暗闇のような街が」って。 154 00:12:00,086 --> 00:12:02,055 うん…。 155 00:12:02,055 --> 00:12:09,529 あの時は 何言ってるか 分からなかったけど 今は分かる。 156 00:12:09,529 --> 00:12:14,400 結婚してから 東京の街は 暗闇にしか見えなかったもの…。 157 00:12:14,400 --> 00:12:16,402 どういう事? 158 00:12:16,402 --> 00:12:20,873 毎日 夫の帰りを 待つだけの生活でしょう。 159 00:12:20,873 --> 00:12:27,046 掃除をして 洗濯をして 食事の支度をして…。 160 00:12:27,046 --> 00:12:32,552 いつも 独りぼっちで 何の目的もなく生きてる。 161 00:12:32,552 --> 00:12:36,222 自分で 何にも決められないんよ。 162 00:12:36,222 --> 00:12:39,125 外出するんだって 自由にならないのよ。 163 00:12:39,125 --> 00:12:42,996 いつ どこで 誰と 何のために どうして…。 164 00:12:42,996 --> 00:12:49,736 全部 夫に報告するんよ。 自分の足で歩く事が許されんのよ。 165 00:12:49,736 --> 00:12:54,907 そんな私にとって 東京は 暗闇だった。 166 00:12:54,907 --> 00:13:01,714 それに ひきかえ あぐりは どう? 自分の足で しっかり歩いてる。 167 00:13:01,714 --> 00:13:09,322 あんな立派な美容院を経営して 先生って呼ばれて さっそうと歩いてる。 168 00:13:09,322 --> 00:13:13,192 そして ご主人に すごく愛されて生きてる。 169 00:13:13,192 --> 00:13:15,194 必要とされて生きてる。 170 00:13:15,194 --> 00:13:18,064 そんな事ないわ。 ある! 171 00:13:18,064 --> 00:13:21,534 エイスケさん 晴れがましい席で 書いた本を➡ 172 00:13:21,534 --> 00:13:25,872 「愛と尊敬を込めて あぐりに贈る」と言ったわ。 173 00:13:25,872 --> 00:13:29,208 私 うらやましかった。 174 00:13:29,208 --> 00:13:31,144 「あぐりに比べたら➡ 175 00:13:31,144 --> 00:13:33,079 私の生活なんて 何?」って…。 176 00:13:33,079 --> 00:13:36,883 そんな事ないってば! 177 00:13:36,883 --> 00:13:42,555 悔しいから 思いっきり 愚痴ってやろうと思って 来たんじゃけど。 178 00:13:42,555 --> 00:13:48,227 さっきね… 暗闇の中に 少し光が見えたの。 179 00:13:48,227 --> 00:13:50,163 「光」? 180 00:13:50,163 --> 00:13:52,098 よく分からないけど…➡ 181 00:13:52,098 --> 00:13:54,734 燐太郎さんと パンケーキを焼いて➡ 182 00:13:54,734 --> 00:13:56,769 お茶をいれてた時ね…➡ 183 00:13:56,769 --> 00:13:59,605 すごく幸せだった。 184 00:13:59,605 --> 00:14:05,678 何か こう… 胸の奥が ジワッと温かくなるような…。 185 00:14:05,678 --> 00:14:11,384 民ちゃん。 あの幸福感って 何? 186 00:14:13,419 --> 00:14:15,688 うまく言えないけど➡ 187 00:14:15,688 --> 00:14:17,623 見失ってた自分を➡ 188 00:14:17,623 --> 00:14:20,326 見つけられそうな気がしたの。 189 00:14:22,462 --> 00:14:26,032 あぐりに 東京で会えて よかった。 190 00:14:26,032 --> 00:14:29,869 民ちゃん。 まさか あなた 燐太郎さんの事…。 191 00:14:29,869 --> 00:14:35,375 私 もう帰らないと…。 また来るね。 192 00:14:37,043 --> 00:14:39,345 民ちゃん! 193 00:14:42,348 --> 00:14:45,718 ありがとう。 さよなら。 194 00:14:45,718 --> 00:14:48,621 <民子が 何を言わんとしていたのか…。➡ 195 00:14:48,621 --> 00:14:53,459 あぐりの心の中に 小さな不安が芽生えていたのでした> 196 00:14:53,459 --> 00:14:57,163 ♬~