1 00:00:02,202 --> 00:00:21,555 ♬~ (テーマ音楽) 2 00:00:21,555 --> 00:00:33,567 ♬~ 3 00:01:18,278 --> 00:01:21,782 (片桐)それじゃ 2人は 小学6年以来の再会ってわけだね。 4 00:01:21,782 --> 00:01:25,619 (淳之介)ええ まあ…。 だけど どうして諒子ちゃんが? 5 00:01:25,619 --> 00:01:29,489 いや 諒子ちゃんは 私の妹の孫なんだよ。 6 00:01:29,489 --> 00:01:31,959 だから こうして 時々 遊びに来てくれるんだ。 7 00:01:31,959 --> 00:01:36,296 知らなかったな。 (諒子)私 知ってるのよ。 8 00:01:36,296 --> 00:01:39,633 転校したあと 会いに来てくれたんでしょ 鎌倉に。 9 00:01:39,633 --> 00:01:41,568 えっ? (片桐)ほう。 10 00:01:41,568 --> 00:01:45,505 安吉さんが 手紙くれたのよ 最近。 安吉が? 11 00:01:45,505 --> 00:01:48,342 「昔のこと 思い出したんだ」って。 12 00:01:48,342 --> 00:01:53,814 淳之介さんと 岩本さんと 福沢さんと 安吉さんの4人で➡ 13 00:01:53,814 --> 00:01:57,150 来てくれたんでしょ? その前に 海で遊んでたら➡ 14 00:01:57,150 --> 00:01:59,987 大雨になって 遭難しかかったって。 15 00:01:59,987 --> 00:02:04,257 遭難は 大げさだよ。 それで 結局 会えなかったのか? 16 00:02:04,257 --> 00:02:09,596 ええ。 あれから 一度も 手紙くれなかったわね。 17 00:02:09,596 --> 00:02:14,267 私 こっそり 住所 教えたのに。 ああ ごめん。 手紙は苦手で。 18 00:02:14,267 --> 00:02:20,774 嘘つきね あんな すてきな手紙 書いたくせに。 19 00:02:20,774 --> 00:02:22,709 淳之介さんね➡ 20 00:02:22,709 --> 00:02:25,278 私に ラブレター 書いてくれたことあるんですよ。 21 00:02:25,278 --> 00:02:28,782 ほう? そいつは 初耳だな。 いや あれは 岩本が…。 22 00:02:28,782 --> 00:02:31,284 でも 書いたのは 淳之介さんでしょ? でも あの場合は…。 23 00:02:31,284 --> 00:02:35,956 おい どんなラブレターだったんだ? じゃ 僕は そろそろ これで…。 24 00:02:35,956 --> 00:02:40,293 じゃ 私も 一緒に帰ります。 あっ 淳之介さん…。 25 00:02:40,293 --> 00:02:43,130 お母様 美容院 続けていらっしゃるの? 26 00:02:43,130 --> 00:02:48,935 ああ…。 そう。 お願いがあるんだけどな。 27 00:02:53,140 --> 00:02:58,645 実はね 私… 子供の頃から ずっと憧れてたんです➡ 28 00:02:58,645 --> 00:03:02,382 淳之介さんの お母様に…。 (あぐり)えっ? 29 00:03:02,382 --> 00:03:07,220 授業参観の時なんか 廊下を通るだけで みんな 見とれちゃって➡ 30 00:03:07,220 --> 00:03:11,124 スラッとした洋装姿が とても すてきでした。 31 00:03:11,124 --> 00:03:14,961 何だか てれくさいわ。 あのころから 一度➡ 32 00:03:14,961 --> 00:03:18,765 ここで 髪を整えていただくのが 夢でした。 33 00:03:26,106 --> 00:03:28,942  回想  (諒子)この前の 手紙のことだけど…。 34 00:03:28,942 --> 00:03:30,877 (淳之介)ああ…。 35 00:03:30,877 --> 00:03:34,281 私 淳之介君からだなんて 知らなかったの。 36 00:03:34,281 --> 00:03:39,152 あっ あの それは…。 先生に渡したりして ごめんね。 37 00:03:39,152 --> 00:03:44,624 あっ だから… それは…。 怒ってる? 38 00:03:44,624 --> 00:03:49,963 いや… 全然。よかった。 どうも。 39 00:03:49,963 --> 00:03:53,967 うれしかった… 手紙。 ええっ…。 40 00:04:00,373 --> 00:04:04,911 新しい住所。 淳之介君だけに 教える。 41 00:04:04,911 --> 00:04:08,582 手紙 頂戴ね。 約束よ。 42 00:04:08,582 --> 00:04:11,485 (尚久)な~に にやけてるんだ 淳之介? あっ? 43 00:04:11,485 --> 00:04:14,254 (南)どうしたの? こんなところで…。 (尚久)何だ? 誰か待ってんの? 44 00:04:14,254 --> 00:04:17,591 いや…。 君たちこそ どうしたの? 45 00:04:17,591 --> 00:04:19,626 お前を 励ましに来たんでしょうが。 46 00:04:19,626 --> 00:04:24,764 休学して しょぼくれてるって 噂だからさ。 ほれ。 47 00:04:24,764 --> 00:04:27,267 (南)思い出すなあ…。 48 00:04:27,267 --> 00:04:31,138 4人でさ 鎌倉まで行ったよね。 ああ…。 49 00:04:31,138 --> 00:04:34,941 海で遊んでたら すごい雨に なっちゃってさ。ああ。 50 00:04:34,941 --> 00:04:38,812 池田諒子か…。 どうしてるかな。 (南)尚ちゃん…➡ 51 00:04:38,812 --> 00:04:41,281 淳之介に ラブレター 代筆してもらったんだよね。 52 00:04:41,281 --> 00:04:43,950 あっ そういう南だって お前 諒子が転校するって時➡ 53 00:04:43,950 --> 00:04:45,886 泣いてたじゃねえかよ。 ハハハハ…。 54 00:04:45,886 --> 00:04:50,724 どうしてるかなあ…。 ね? もう結婚してるかもね。 55 00:04:50,724 --> 00:04:53,293 いや…。 はっ? 56 00:04:53,293 --> 00:04:55,796 いや… きっと 結婚してないと思うな。 57 00:04:55,796 --> 00:04:57,731 何だか 落ち着かねえな。 58 00:04:57,731 --> 00:05:00,133 そうかな…。 どうしたの? 顔色 悪いよ。 59 00:05:00,133 --> 00:05:02,736 具合でも悪いのか? 60 00:05:02,736 --> 00:05:06,239 うん…! 実は… うう… そうなんだ! 61 00:05:07,908 --> 00:05:12,245 それじゃ お大事に。 また来るわ。 62 00:05:12,245 --> 00:05:15,582 ありがとう。 あら いらっしゃい。 63 00:05:15,582 --> 00:05:19,252 淳… 諒子ちゃんが お帰りになるそうよ。 64 00:05:19,252 --> 00:05:21,254 (2人)諒子? 65 00:05:23,123 --> 00:05:27,928 岩本さんと 福沢さん? 66 00:05:27,928 --> 00:05:29,863 池田諒子だ…! 67 00:05:29,863 --> 00:05:33,066 どうして ここにいるの? えっ? 68 00:05:36,937 --> 00:05:40,807 いいか! 今後一切 抜け駆けは 許さないからな! 69 00:05:40,807 --> 00:05:46,279 この先 何があっても 正々堂々と 勝負すること! 70 00:05:46,279 --> 00:05:49,182 誤解なんだけどね…。 (尚久)言い訳は いいんだよ! 71 00:05:49,182 --> 00:05:53,153 それから 誰が 諒子と つきあっても 恨みっこなしだ! 72 00:05:53,153 --> 00:05:57,290 分かったか? 淳之介…。 うん…。 でも…。 73 00:05:57,290 --> 00:05:59,226 「でも」って どうしたの? 安吉は…? 74 00:05:59,226 --> 00:06:01,728 「安吉」…? 正々堂々と言うなら➡ 75 00:06:01,728 --> 00:06:05,565 安吉も入れるべきだ。 バカ! 安吉は新潟だろ? 76 00:06:05,565 --> 00:06:07,601 あいつは 宮大工の修業で それどころじゃねえだろ! 77 00:06:07,601 --> 00:06:10,904 あいつは関係ねえよ。 そんなこと言ったら 安吉君 怒るよ? 78 00:06:10,904 --> 00:06:14,741 あのね 安吉が 諒子の用心棒 気取ってたのは ガキの頃の話なの。 79 00:06:14,741 --> 00:06:18,578 今は 時代は とっくに変わったんだから。 あっ 分かった! 80 00:06:18,578 --> 00:06:20,513 あいつが 何か言ってきたら 俺が バシッと言ってやるよ。 81 00:06:20,513 --> 00:06:24,251 「てめえが でかい面してた時代は もう とっくに終わったんだ」ってな。 82 00:06:24,251 --> 00:06:27,554 ⚟(男)ごめん下さい。 は~い。 83 00:06:29,122 --> 00:06:33,593 (笑い声) 何 笑ってんだよ? 84 00:06:33,593 --> 00:06:36,263 えっ? あれ 安吉君だったりしてね。 85 00:06:36,263 --> 00:06:39,599 バカ 映画や芝居じゃあるまいし そうは うまくいくかよ? 86 00:06:39,599 --> 00:06:41,635 そうだよね…。 当たり前だよ。 87 00:06:41,635 --> 00:06:44,938 ⚟(淳之介)安吉…! 安吉じゃないか…。 88 00:06:46,773 --> 00:06:49,276 さあ ぐぐぐぐっと どうぞ。 89 00:06:49,276 --> 00:06:52,279 (安吉)こんな ご時世で 宮大工の仕事も上がったりでな。 90 00:06:52,279 --> 00:06:54,414 とりあえず 棟梁から 暇 出されたんだ。 91 00:06:54,414 --> 00:06:58,285 それに もうじき 俺にも 赤紙 来るだろうしな。 92 00:06:58,285 --> 00:07:01,554 こうなったら 戦争 行って 暴れ回ってやるつもりだ。 93 00:07:01,554 --> 00:07:05,225 いよいよ 俺様の出番ってわけだな! 94 00:07:05,225 --> 00:07:09,896 ん… そうだ あの… そういえば 池田諒子➡ 95 00:07:09,896 --> 00:07:12,365 あいつ 東京に帰ってるって 知ってるか? 96 00:07:12,365 --> 00:07:15,735 (3人)いえいえ…。 音楽学校に 行ってんだ。 97 00:07:15,735 --> 00:07:18,238 (3人)へえ~…。 知ってた? 知ってた? 98 00:07:18,238 --> 00:07:21,741 やっぱりな。 あいつ 俺にだけ教えてきたんだ。 99 00:07:21,741 --> 00:07:28,515 やっぱり 俺を頼りにしてるんだよな。 ガキの頃と同じだな。 100 00:07:28,515 --> 00:07:31,751 なあ 尚…。 そうです… そうですね。 101 00:07:31,751 --> 00:07:34,387 あのね 彼女はね 君のこと 必要としてるよ。 102 00:07:34,387 --> 00:07:38,591 そう思う。 コロッと 変わるなよ! 103 00:07:38,591 --> 00:07:43,763 やっぱり 俺と諒子 赤い糸で 結ばれちゃってるのかなあ…。 104 00:07:43,763 --> 00:07:47,600 アッハッハ。 なあ 尚…! あっ… いやいや…。 105 00:07:47,600 --> 00:07:49,536 あのね… そうだ! せっかく…。 あっ 何だっけ? 106 00:07:49,536 --> 00:07:51,771 バシッと言うんじゃないの? あっ そっか。 107 00:07:51,771 --> 00:07:54,107 何だ バシッて? いやいや 何でもない 何でもない。 108 00:07:54,107 --> 00:07:57,010 あの… そうだ! 今日は 4人 集まったし… ね? 109 00:07:57,010 --> 00:07:59,279 マージャン やろう! ね? ね? マージャン どう? 110 00:07:59,279 --> 00:08:03,083 いいなあ やるか。 (尚久)バシッとマージャン…。 111 00:08:20,233 --> 00:08:23,236 ⚟(マージャンに興じる声) 112 00:08:24,904 --> 00:08:28,575 ⚟誰だ? ウーワン 持ってたの? ⚟俺だ! 113 00:08:28,575 --> 00:08:30,610 (大徳寺)ゆうべ 私 深夜まで➡ 114 00:08:30,610 --> 00:08:34,748 3度にわたり お宅の周辺を 見回りました!➡ 115 00:08:34,748 --> 00:08:40,620 この非常時に 徹夜で マージャンするというのは 何事ですか! 116 00:08:40,620 --> 00:08:43,923 はい。 (大徳寺)聞けば お宅の息子さん➡ 117 00:08:43,923 --> 00:08:45,859 学校をやめて ブラブラしてるそうじゃないですか。 118 00:08:45,859 --> 00:08:50,697 いえ 休学ですよ。 やめてません。 それなら なおの事です。 119 00:08:50,697 --> 00:08:55,635 学生は 勉学に勤しみ お国のために 役に立つ! 120 00:08:55,635 --> 00:08:58,271 そうじゃありません? はあ…。 121 00:08:58,271 --> 00:09:04,077 以後 十分 気を付けるように! よろしい?はあ…。 122 00:09:04,077 --> 00:09:06,713 (高山)いらっしゃい。 123 00:09:06,713 --> 00:09:09,215 よう…! お待たせして ごめんなさい。 124 00:09:09,215 --> 00:09:11,217 いやいや いいんだよ。 ほら 座って 座って。 ね。 125 00:09:11,217 --> 00:09:13,553 ありがとう。 126 00:09:13,553 --> 00:09:15,488 あれ? みんなは…? 127 00:09:15,488 --> 00:09:19,225 あの… それが みんな 都合 悪くなっちゃったみたいなんだ。 128 00:09:19,225 --> 00:09:21,227 南は 学校。 それで あの…➡ 129 00:09:21,227 --> 00:09:24,564 安吉は 親父さんの具合が… その あの… 死にそうで。 130 00:09:24,564 --> 00:09:26,499 それで あの… 淳之介は あの…➡ 131 00:09:26,499 --> 00:09:28,735 おなかが 痛くなっちゃって 寝込んでるそうなんだ。 132 00:09:28,735 --> 00:09:32,372 まあ…。 しかたがない。 133 00:09:32,372 --> 00:09:36,076 今日は 2人で 楽しくやりますか。 134 00:09:39,579 --> 00:09:42,615 (ノック) 135 00:09:42,615 --> 00:09:46,419 (とめ)ジュンノーちゃん 安吉君から 電話ですよ。 136 00:09:48,254 --> 00:09:51,157 ジュンノーちゃん! ああ…。 137 00:09:51,157 --> 00:09:54,160 電話。 あっ… ありがとう。 138 00:10:05,605 --> 00:10:09,943 カエルの子は カエルね…。 139 00:10:09,943 --> 00:10:12,979 淳が 小説? そうなんです。 140 00:10:12,979 --> 00:10:15,815 何だか 私 ドキッとしちゃいましたよ。 141 00:10:15,815 --> 00:10:20,120 まるで エイスケさん そっくりなんだもん。 小説か…。 142 00:10:20,120 --> 00:10:23,156 だけど エイスケさんみたいになったら 大変ですよね。 143 00:10:23,156 --> 00:10:25,792 フラフラしてて いつ帰ってくるのかも分からない。 144 00:10:25,792 --> 00:10:29,796 おまけに あっちこっちに 女がいたんじゃ 先生だって 心配でしょ? 145 00:10:31,431 --> 00:10:37,237 すいません…。 余計なことでしたね。 146 00:10:38,972 --> 00:10:41,875 ♬~(レコード) 147 00:10:41,875 --> 00:10:47,647 やっぱり みんな来ないわね。 これから 一緒に 映画でも どう? 148 00:10:47,647 --> 00:10:50,550 ごめんね。 私 今日は帰るわ。 149 00:10:50,550 --> 00:10:52,819 いや だけど まだ 何にも 話してないじゃない。 150 00:10:52,819 --> 00:10:56,155 ちょっと用事もあるし また みんなが集まる時に呼んで。 151 00:10:56,155 --> 00:10:58,825 ちょっと待って 諒子ちゃん。それじゃ。 あら! ねえ ちょっと…。 152 00:10:58,825 --> 00:11:02,262 もしもし? ねえ。 あっ いらっしゃい。 153 00:11:02,262 --> 00:11:05,164 あれ? 諒子か? 154 00:11:05,164 --> 00:11:08,134 安吉さん? 久しぶりだな 諒子。 155 00:11:08,134 --> 00:11:11,271 (諒子)よかった! みんな 来られたのね。 156 00:11:11,271 --> 00:11:16,109 (淳之介)「来られた」って? 尚ちゃん…? 157 00:11:16,109 --> 00:11:19,412 何だ みんな 来れるようになったのか。 そうか… よかったな。 158 00:11:19,412 --> 00:11:26,186 座れ! なっ なっ! ほら 座んないと。 ね…? 安吉君も座ろう ね! 159 00:11:26,186 --> 00:11:29,155 元気そうだな 諒子。 安吉さんも…。 160 00:11:29,155 --> 00:11:34,294 ねえ おじさん 大丈夫なの? (安吉)親父? 161 00:11:34,294 --> 00:11:38,798 おう… 元気だよ ここんとこ。 えっ? だって 死にそうだって…。 162 00:11:38,798 --> 00:11:40,733 ん? なあ! 何か みんな飲みたくないか? 163 00:11:40,733 --> 00:11:43,136 なあ 俺 今日おごるからさ 何か言え ほら! 早く! 164 00:11:43,136 --> 00:11:46,639 淳之介さん… おなかの調子は? おなか? 165 00:11:46,639 --> 00:11:49,309 いや… じゃんじゃん 頼もう! ね? ね? 俺 今日 おごりだから。 ね? 166 00:11:49,309 --> 00:11:53,112 南さん 学校は? (南)学校って? 167 00:11:54,981 --> 00:11:56,916 尚! 168 00:11:56,916 --> 00:12:00,753 お前 何が 正々堂々だよ! ごめん。 169 00:12:00,753 --> 00:12:03,256 (燐太郎)小説…? ええ。 170 00:12:03,256 --> 00:12:10,763 淳之介が 書いてるらしいのよ。 燐太郎さん 知ってたの? 171 00:12:10,763 --> 00:12:15,401 うん。 私ね できれば…➡ 172 00:12:15,401 --> 00:12:19,272 淳には 小説 書いてほしくないの。 173 00:12:19,272 --> 00:12:21,207 どうして? 174 00:12:21,207 --> 00:12:26,045 私 エイスケさんが 苦しんで 書いてる姿 見てきたから。 175 00:12:26,045 --> 00:12:31,417 まるで 命を削るように 書いていたでしょ。 176 00:12:31,417 --> 00:12:36,789 親としては あんな思い 淳には してほしくないのよ。 177 00:12:36,789 --> 00:12:42,128 燐太郎さんなら 分かってくれるわよね。 178 00:12:42,128 --> 00:12:46,100 淳之介には 書く才能があるよ。 燐太郎さん…。 179 00:12:46,100 --> 00:12:52,639 誰であろうと 淳之介の筆を 止められる人間はいないと思うな。 180 00:12:52,639 --> 00:12:57,443 それはね あいつの中に エイスケが生きてるからなんだよ。 181 00:12:57,443 --> 00:13:01,314 エイスケさんが…? 182 00:13:01,314 --> 00:13:07,120 これは… あぐりさんには 見せない約束になってたんだけど➡ 183 00:13:07,120 --> 00:13:10,390 淳之介が書いた小説だ。 184 00:13:10,390 --> 00:13:16,095 幼い主人公が 父親と その恋人と 旅行に行く話なんだ。 185 00:13:16,095 --> 00:13:20,266 この小説の中には 淳之介の 父親への思いが➡ 186 00:13:20,266 --> 00:13:24,771 いっぱい詰まってるんだ。 それを読めば あいつの中に➡ 187 00:13:24,771 --> 00:13:28,274 エイスケが生きてるってことが 分かってもらえると思うよ。 188 00:13:30,109 --> 00:13:34,781 それは… あぐりさんから 淳之介に 返しといてくれ。 189 00:13:34,781 --> 00:13:51,964 ♬~ 190 00:13:51,964 --> 00:13:54,300 (淳之介)3。 (南)4。(諒子)5。 191 00:13:54,300 --> 00:14:00,106 6。 ほら 次 尚。 うん…。 7。 192 00:14:00,106 --> 00:14:02,041 (南 淳之介 安吉 諒子)ダウト! びっくりしたっ! 193 00:14:02,041 --> 00:14:05,378 びっくりした…。 194 00:14:05,378 --> 00:14:07,447 (淳之介)ほら…。 やっぱり 嘘つき! 195 00:14:07,447 --> 00:14:10,249 そうやって みんな 最初から 俺のこと疑うんだろうな? 本当に…。 196 00:14:10,249 --> 00:14:15,054 「嘘つきは 泥棒の始まり」って 言っただろう? な…。 197 00:14:15,054 --> 00:14:17,390 (尚久)痛い! すごく… すごく痛いな! 198 00:14:17,390 --> 00:14:39,412 ♬~ 199 00:14:39,412 --> 00:14:46,185 あなたのことが たくさん書いてありますよ エイスケさん。 200 00:14:46,185 --> 00:14:57,196 ♬~