1 00:00:04,000 --> 00:00:13,000 {\an1}♬〜 2 00:00:14,000 --> 00:00:21,000 ♬〜(店内の音楽) 3 00:00:21,000 --> 00:00:24,000 {\an4}あら いらっしゃい。 4 00:00:21,000 --> 00:00:24,000 (杉下右京)どうも。 5 00:00:24,000 --> 00:00:27,000 {\an4}お友達もいらしてますよ。 6 00:00:24,000 --> 00:00:27,000 お友達? 7 00:00:31,000 --> 00:00:39,000 {\an1}♬〜 8 00:00:39,000 --> 00:00:45,000 そういえば 悪についての小説は 9 00:00:39,000 --> 00:00:45,000 書けたのですか? 10 00:00:45,000 --> 00:00:48,000 {\an1}(浦 神鹿)それが まだ一行も。 11 00:00:48,000 --> 00:00:51,000 {\an1}もう諦めたほうがいいかもしれませんね。 12 00:00:51,000 --> 00:00:54,000 {\an4}えーっ? 13 00:00:51,000 --> 00:00:54,000 {\an1}読みたいって言ってくれたじゃん。 14 00:00:55,000 --> 00:00:57,000 {\an1}(浦)勉強もしてるんだから。 15 00:00:57,000 --> 00:00:59,000 今さら 勉強をしているのですか? 16 00:00:59,000 --> 00:01:04,000 {\an4}天才かと思ってたんだけど 17 00:00:59,000 --> 00:01:04,000 {\an1}そうじゃないって気づいて。 18 00:01:04,000 --> 00:01:06,000 そうでしょうね。 19 00:01:06,000 --> 00:01:10,000 {\an1}でも 現在進行形で爆速成長中なんで。 20 00:01:10,000 --> 00:01:16,000 {\an4}たった今 「信用できない語り手」という技法を 21 00:01:10,000 --> 00:01:16,000 {\an1}読んでいたところです。 22 00:01:16,000 --> 00:01:19,000 {\an1}「信用できない語り手」ですか…。 23 00:01:19,000 --> 00:01:22,000 {\an4}知ってます? 24 00:01:19,000 --> 00:01:22,000 一応は。 25 00:01:22,000 --> 00:01:26,000 {\an1}自分自身も 登場人物の一人である語り手。 26 00:01:26,000 --> 00:01:33,000 {\an4}本来は 読者にとって真実を語るはずの存在が 27 00:01:26,000 --> 00:01:33,000 {\an1}信用できないという論理的矛盾。 28 00:01:33,000 --> 00:01:36,000 {\an1}極めて実験的な手法とされています。 29 00:01:36,000 --> 00:01:42,000 {\an1}でも あなたには向いているかもしれない。 30 00:01:42,000 --> 00:01:44,000 えっ なんで? 31 00:01:44,000 --> 00:01:49,000 嘘つきだから。 32 00:01:44,000 --> 00:01:49,000 {\an1}フフッ… 人聞きが悪いなあ。 33 00:01:49,000 --> 00:01:54,000 僕には 無職と言っておきながら 34 00:01:49,000 --> 00:01:54,000 政財界のフィクサーとは…。 35 00:01:54,000 --> 00:01:57,000 {\an1}ああ そんなのは仕事じゃないし。 36 00:01:57,000 --> 00:02:00,000 {\an1}それに… そっちが言ったんですよ。 37 00:02:00,000 --> 00:02:03,000 {\an1}僕は何者でもないって。 38 00:02:03,000 --> 00:02:05,000 それは言葉のあやですよ。 39 00:02:05,000 --> 00:02:07,000 人間には 肉体があります。 40 00:02:07,000 --> 00:02:10,000 {\an1}生きていれば 何かをすることになる。 41 00:02:10,000 --> 00:02:14,000 {\an1}そして 嫌でも 何者かになっていく。 42 00:02:14,000 --> 00:02:16,000 僕も? 43 00:02:16,000 --> 00:02:18,000 誰でもです。 44 00:02:18,000 --> 00:02:22,000 いずれにせよ 時間を持て余して 45 00:02:18,000 --> 00:02:22,000 小説の勉強とは→ 46 00:02:22,000 --> 00:02:25,000 うらやましい限りですねぇ。 47 00:02:25,000 --> 00:02:31,000 {\an4}そっちこそ 48 00:02:25,000 --> 00:02:31,000 {\an1}暇を持て余してるって話じゃないですか。 49 00:02:32,000 --> 00:02:37,000 {\an1}窓際部署なんでしょ? 特命係って。 50 00:02:37,000 --> 00:02:40,000 {\an1}僕も警察に知り合いがいるけど→ 51 00:02:40,000 --> 00:02:44,000 {\an4}ワークライフバランスなんて 52 00:02:40,000 --> 00:02:44,000 {\an1}ぶっ壊れてますよ。 53 00:02:44,000 --> 00:02:48,000 {\an4}こんなふうに 54 00:02:44,000 --> 00:02:48,000 {\an1}紅茶をすすってる暇はないんじゃないかな。 55 00:02:48,000 --> 00:02:52,000 {\an1}警察に お知り合いがいるんですね? 56 00:02:52,000 --> 00:02:57,000 {\an1}ああ… だって 僕 犯罪被害者なんで。 57 00:02:57,000 --> 00:03:00,000 {\an4}犯罪被害者のための基金に 58 00:02:57,000 --> 00:03:00,000 {\an1}寄付してるんですよ。 59 00:03:00,000 --> 00:03:04,000 {\an1}それで 警察にもコネがあるんです。 60 00:03:04,000 --> 00:03:06,000 そうでしたか。 61 00:03:07,000 --> 00:03:10,000 僕…→ 62 00:03:10,000 --> 00:03:15,000 {\an4}家族全員 殺されてるんですよ。 63 00:03:10,000 --> 00:03:15,000 {\an1}家ごと焼かれて…。 64 00:03:16,000 --> 00:03:19,000 お悔やみ申し上げます。 65 00:03:19,000 --> 00:03:22,000 {\an1}事件は 一応解決したんですけど。 66 00:03:22,000 --> 00:03:26,000 一応とは どういう意味ですか? 67 00:03:26,000 --> 00:03:32,000 {\an4}被疑者も死亡したんですよ。 68 00:03:26,000 --> 00:03:32,000 {\an1}それで 捜査も打ち切りに…。 69 00:03:32,000 --> 00:03:34,000 納得いっていないご様子ですねぇ。 70 00:03:34,000 --> 00:03:41,000 {\an4}ええ。 大切な家族のことですから 71 00:03:34,000 --> 00:03:41,000 {\an1}ちゃんと真実を知りたくて…。 72 00:03:41,000 --> 00:03:44,000 真実ですか…。 73 00:03:45,000 --> 00:03:49,000 {\an4}あっ そうだ。 74 00:03:45,000 --> 00:03:49,000 {\an1}もう一度 調べてもらえませんか? 75 00:03:49,000 --> 00:03:51,000 どうして 僕が? 76 00:03:51,000 --> 00:03:54,000 {\an1}だって 友達じゃないですか。 77 00:03:58,000 --> 00:04:16,000 {\an1}♬〜 78 00:04:17,000 --> 00:04:23,000 {\an4}(出雲麗音)火災があった大田区の一軒家は 79 00:04:17,000 --> 00:04:23,000 {\an1}勝夫さん個人の所有ということですね? 80 00:04:23,000 --> 00:04:26,000 {\an4}(甲元一彦)ええ。 81 00:04:23,000 --> 00:04:26,000 {\an1}会長が愛人のために建てた家でしょう。 82 00:04:26,000 --> 00:04:29,000 {\an1}(伊丹憲一)お父さんのことを「会長」と? 83 00:04:29,000 --> 00:04:32,000 {\an1}(甲元)ああ… つい 仕事の時の癖で。 84 00:04:32,000 --> 00:04:36,000 {\an4}(芹沢慶二)建物が全焼し 85 00:04:32,000 --> 00:04:36,000 2名のご遺体が確認されています。 86 00:04:36,000 --> 00:04:41,000 {\an1}勝夫さんと 徳永雅という女性と見られます。 87 00:04:41,000 --> 00:04:44,000 お二人の関係については…? 88 00:04:44,000 --> 00:04:48,000 {\an4}(甲元)だから 愛人でしょう。 89 00:04:44,000 --> 00:04:48,000 {\an1}それ以上は何もわかりません。 90 00:04:48,000 --> 00:04:52,000 {\an4}(伊丹)勝夫さんが 91 00:04:48,000 --> 00:04:52,000 {\an1}何かトラブルを抱えていたようなことは? 92 00:04:52,000 --> 00:04:57,000 {\an4}ビジネス上のことは把握していますが 93 00:04:52,000 --> 00:04:57,000 {\an1}プライベートに関しては 全く知らないので。 94 00:04:57,000 --> 00:04:59,000 (麗音)そうですか。 95 00:04:59,000 --> 00:05:02,000 放火の可能性もあります。 96 00:05:02,000 --> 00:05:05,000 {\an4}何か思い出したことがあれば 97 00:05:02,000 --> 00:05:05,000 {\an1}お知らせいただければ…。 98 00:05:05,000 --> 00:05:07,000 {\an1}もちろんです。 99 00:05:07,000 --> 00:05:11,000 {\an4}(芹沢)それから 事件当日 甲元さんが 100 00:05:07,000 --> 00:05:11,000 {\an1}どこにいらしたか伺っていいですか? 101 00:05:11,000 --> 00:05:16,000 {\an4}火事があった日は 102 00:05:11,000 --> 00:05:16,000 {\an1}高校時代の同級生たちと会っていました。 103 00:05:17,000 --> 00:05:20,000 {\an1}(亀山 薫)えーっと… あっ ここですね。 104 00:05:20,000 --> 00:05:23,000 {\an1}ここが浦家の屋敷跡です。 105 00:05:23,000 --> 00:05:28,000 {\an1}24年前 一家4人が殺され 屋敷は全焼。 106 00:05:28,000 --> 00:05:31,000 今は 何も残ってないですね。 107 00:05:31,000 --> 00:05:35,000 {\an1}そして 浦神鹿だけが生き残った…。 108 00:05:36,000 --> 00:05:40,000 {\an4}ああ… 申し訳ありません。 109 00:05:36,000 --> 00:05:40,000 {\an1}過去の事件を蒸し返すようなまねして。 110 00:05:40,000 --> 00:05:45,000 {\an4}(清野國男)いえ… 神鹿さんからも 111 00:05:40,000 --> 00:05:45,000 協力してほしいと言われてるので。 112 00:05:45,000 --> 00:05:47,000 えっ? 113 00:05:52,000 --> 00:05:54,000 (清野)当主の浦光悦氏。 114 00:05:54,000 --> 00:05:56,000 妻 雅子さん。 115 00:05:56,000 --> 00:05:58,000 長男 政周さん。 116 00:05:58,000 --> 00:06:00,000 長女 鏡佳さん。 117 00:06:00,000 --> 00:06:02,000 そして 養子の神鹿さん。 118 00:06:02,000 --> 00:06:05,000 お金持ちってだけでなく 119 00:06:02,000 --> 00:06:05,000 品がありましてね。 120 00:06:05,000 --> 00:06:09,000 {\an1}現代建築のお屋敷は その象徴でした。 121 00:06:10,000 --> 00:06:14,000 {\an4}僕の家は 江戸時代に建てられた 122 00:06:10,000 --> 00:06:14,000 {\an1}武家屋敷だったんですよ。 123 00:06:14,000 --> 00:06:17,000 {\an1}武家屋敷ではなく… ですか? 124 00:06:17,000 --> 00:06:20,000 {\an1}(清野)いえ モダンな感じの。 125 00:06:20,000 --> 00:06:26,000 {\an4}海外の有名な建築家によるものだったそうで 126 00:06:20,000 --> 00:06:26,000 {\an1}見物に来る人もいたんですよ。 127 00:06:26,000 --> 00:06:30,000 {\an1}それが 屋敷ごと 一家4人が焼死したと…。 128 00:06:30,000 --> 00:06:33,000 {\an1}どうして 神鹿さんは無事だったんですか? 129 00:06:33,000 --> 00:06:37,000 当時 高校の寮に住んでいたため 130 00:06:33,000 --> 00:06:37,000 実家には いなかったんですよ。 131 00:06:37,000 --> 00:06:39,000 なるほど。 132 00:06:39,000 --> 00:06:41,000 家族以外に もう一人…。 133 00:06:41,000 --> 00:06:44,000 敷地内の森林で→ 134 00:06:44,000 --> 00:06:48,000 {\an4}庭師の上村五郎 当時55歳の焼死体も 135 00:06:44,000 --> 00:06:48,000 {\an1}発見されました。 136 00:06:48,000 --> 00:06:54,000 {\an4}この上村が 放火及び殺人の被疑者として 137 00:06:48,000 --> 00:06:54,000 {\an1}特定されたわけです。 138 00:06:54,000 --> 00:06:58,000 {\an1}有力な証拠があったわけですね? 139 00:06:58,000 --> 00:07:04,000 上村は 懇意にしていた寺の住職に 140 00:06:58,000 --> 00:07:04,000 手紙を書いていました。 141 00:07:05,000 --> 00:07:07,000 内容は…→ 142 00:07:07,000 --> 00:07:12,000 {\an4}浦家の長女 鏡佳と愛し合っているが 143 00:07:07,000 --> 00:07:12,000 {\an1}光悦に反対されている。 144 00:07:12,000 --> 00:07:14,000 {\an1}この世で結ばれることはない。 145 00:07:14,000 --> 00:07:19,000 {\an1}ならば 全てを燃やして 自分も死ぬと…。 146 00:07:19,000 --> 00:07:24,000 {\an4}筆跡鑑定でも 上村本人のものであると 147 00:07:19,000 --> 00:07:24,000 {\an1}特定したんですね? 148 00:07:24,000 --> 00:07:30,000 {\an4}ええ。 これにより 被疑者死亡として 149 00:07:24,000 --> 00:07:30,000 捜査は終わったわけです。 150 00:07:31,000 --> 00:07:37,000 {\an4}浦神鹿が どのようないきさつで 151 00:07:31,000 --> 00:07:37,000 {\an1}養子になったのか ご存じですか? 152 00:07:37,000 --> 00:07:43,000 {\an4}(宮崎敬司)光悦さんは 153 00:07:37,000 --> 00:07:43,000 {\an1}児童福祉施設の支援をしておりまして…。 154 00:07:46,000 --> 00:07:51,000 {\an4}(宮崎) 155 00:07:46,000 --> 00:07:51,000 {\an1}元々 彼は その施設に入っていたんです。 156 00:07:51,000 --> 00:07:55,000 {\an1}幼いながら 文武両道に秀でていて→ 157 00:07:55,000 --> 00:07:59,000 {\an1}それ以上に 人を引きつけるものがあった。 158 00:07:59,000 --> 00:08:03,000 {\an1}特別な子供だから 自分が育てると。 159 00:08:03,000 --> 00:08:06,000 {\an1}すでに2人の子供がいたにもかかわらず…。 160 00:08:06,000 --> 00:08:10,000 {\an4}神鹿と名前を付けたのも 161 00:08:06,000 --> 00:08:10,000 {\an1}光悦さんです。 162 00:08:10,000 --> 00:08:13,000 はあ… じゃあ それまでは 163 00:08:10,000 --> 00:08:13,000 なんて名前だったんですか? 164 00:08:13,000 --> 00:08:17,000 {\an1}さあ… それは 私も知らないですね。 165 00:08:17,000 --> 00:08:22,000 {\an1}彼が施設に入る前の家族関係は…? 166 00:08:22,000 --> 00:08:25,000 {\an1}なんといいましょうか…。 167 00:08:25,000 --> 00:08:32,000 {\an4}彼が施設に入る前 168 00:08:25,000 --> 00:08:32,000 {\an1}ある特別な共同体で育ったと聞いています。 169 00:08:32,000 --> 00:08:34,000 それは どういうことですか? 170 00:08:34,000 --> 00:08:42,000 {\an4}家賃が極安の古びた木造アパートに 171 00:08:34,000 --> 00:08:42,000 {\an1}数人の男女のグループが住み着きましてね。 172 00:08:42,000 --> 00:08:44,000 {\an1}そこに 彼がいたんです。 173 00:08:46,000 --> 00:08:50,000 {\an4}(浦の声)本当の両親は 174 00:08:46,000 --> 00:08:50,000 {\an1}喫茶店をやってたんですよ。 175 00:08:50,000 --> 00:08:55,000 {\an4}毎朝 いれたてのコーヒーのにおいで 176 00:08:50,000 --> 00:08:55,000 {\an1}目覚めて…。 177 00:08:55,000 --> 00:09:00,000 {\an4}でも 厨房の事故が原因で 178 00:08:55,000 --> 00:09:00,000 両親は…。 179 00:09:01,000 --> 00:09:03,000 そのグループに 話 聞けますかね? 180 00:09:03,000 --> 00:09:08,000 {\an4}それは無理ですね。 181 00:09:03,000 --> 00:09:08,000 {\an1}アパートが全焼したんですよ。 182 00:09:08,000 --> 00:09:10,000 えっ? 183 00:09:10,000 --> 00:09:12,000 {\an1}唯一 生き残ったのが→ 184 00:09:12,000 --> 00:09:15,000 {\an1}当時10歳の神鹿くんだったと…。 185 00:09:24,000 --> 00:09:26,000 うーん… うまい。 186 00:09:26,000 --> 00:09:28,000 焼き加減 絶妙。 187 00:09:28,000 --> 00:09:30,000 {\an1}(小出茉梨)ありがとうございます。 188 00:09:30,000 --> 00:09:34,000 皮は 弱火で ゆっくり焼くと 189 00:09:30,000 --> 00:09:34,000 パリパリになる。 190 00:09:34,000 --> 00:09:37,000 でしょ? 191 00:09:34,000 --> 00:09:37,000 {\an1}詳しいですねえ。 192 00:09:37,000 --> 00:09:40,000 自分でも よく焼くので。 193 00:09:40,000 --> 00:09:44,000 {\an1}右京さんにも 食べさせてあげたいなあ…。 194 00:09:44,000 --> 00:09:47,000 {\an4}今日は もう 195 00:09:44,000 --> 00:09:47,000 {\an1}いらっしゃらないかもしれませんね。 196 00:09:47,000 --> 00:09:51,000 {\an1}きっと忙しいんですよ。 僕のために…。 197 00:09:53,000 --> 00:09:56,000 {\an4}ああ… どうもすいません。 198 00:09:53,000 --> 00:09:56,000 {\an1}(飯田元子)いやいや…。 199 00:09:56,000 --> 00:09:59,000 {\an4}ありがとうございます。 大丈夫ですか? 200 00:09:56,000 --> 00:09:59,000 {\an1}(元子)ああ 大丈夫 大丈夫。 201 00:10:00,000 --> 00:10:05,000 {\an4}いや〜… 何十年も前のものだけど 202 00:10:00,000 --> 00:10:05,000 {\an1}とっておくもんね。 203 00:10:05,000 --> 00:10:10,000 {\an4}ここで見習いをしてた人たちが書いた書類が 204 00:10:05,000 --> 00:10:10,000 {\an1}入ってるわけですよね。 205 00:10:10,000 --> 00:10:12,000 多分ね。 206 00:10:10,000 --> 00:10:12,000 「多分ね」? 207 00:10:12,000 --> 00:10:16,000 {\an1}まあ… あとは自分たちで探して。 208 00:10:16,000 --> 00:10:18,000 ああ もちろん。 209 00:10:18,000 --> 00:10:31,000 {\an1}♬〜 210 00:10:31,000 --> 00:10:33,000 亀山くん。 211 00:10:31,000 --> 00:10:33,000 {\an1}はい。 212 00:10:33,000 --> 00:10:37,000 {\an1}これ… 上村五郎が書いた業務日誌ですね。 213 00:10:37,000 --> 00:10:39,000 {\an1}やった…。 214 00:10:42,000 --> 00:10:46,000 {\an1}鑑定が必要ないレベルで違いますね。 215 00:10:50,000 --> 00:10:54,000 {\an1}手紙を書いたのが上村ではないとすると→ 216 00:10:54,000 --> 00:10:58,000 犯行を偽装した真犯人が別にいる 217 00:10:54,000 --> 00:10:58,000 ということになりますねぇ。 218 00:10:58,000 --> 00:11:00,000 それは つまり…。 219 00:11:00,000 --> 00:11:03,000 {\an1}疑われるのは 書類を提出した人物。 220 00:11:03,000 --> 00:11:08,000 {\an4}つまり 調査の依頼人である 221 00:11:03,000 --> 00:11:08,000 {\an1}浦神鹿本人ということになります。 222 00:11:08,000 --> 00:11:11,000 あの野郎… 何 考えてるんだ? 223 00:11:14,000 --> 00:11:16,000 誰っすか? 224 00:11:20,000 --> 00:11:23,000 我々に何か? 225 00:11:24,000 --> 00:11:30,000 {\an4}(松永 理) 226 00:11:24,000 --> 00:11:30,000 {\an1}公安第三課 第一公安捜査第一係 松永です。 227 00:11:31,000 --> 00:11:35,000 {\an1}私も 浦神鹿について捜査しています。 228 00:11:35,000 --> 00:11:38,000 {\an1}あなたの部署は 単独のテロリスト…→ 229 00:11:38,000 --> 00:11:42,000 いわゆるローンオフェンダーが 230 00:11:38,000 --> 00:11:42,000 捜査対象のはずです。 231 00:11:42,000 --> 00:11:45,000 それが なぜ 浦を? 232 00:11:45,000 --> 00:11:49,000 {\an1}浦は その資金力と人脈 政治力で→ 233 00:11:49,000 --> 00:11:52,000 {\an4}社会に 少なからず 234 00:11:49,000 --> 00:11:52,000 {\an1}影響を与えようとしています。 235 00:11:52,000 --> 00:11:56,000 {\an4}(亀山の声)例えば この前の 236 00:11:52,000 --> 00:11:56,000 都知事擁立のようなこと? 237 00:11:56,000 --> 00:11:58,000 (松永の声)そうです。 238 00:11:58,000 --> 00:12:01,000 {\an4}社会自体に混乱を招くようなことを 239 00:11:58,000 --> 00:12:01,000 {\an1}あえて してる。 240 00:12:01,000 --> 00:12:06,000 世界が燃えるのを見て 241 00:12:01,000 --> 00:12:06,000 笑うような傾向がある。 242 00:12:06,000 --> 00:12:11,000 {\an4}そのとおりです。 243 00:12:06,000 --> 00:12:11,000 {\an1}それは 広い意味でのテロ行為であり→ 244 00:12:11,000 --> 00:12:14,000 {\an4}ローンオフェンダーであるというのが 245 00:12:11,000 --> 00:12:14,000 {\an1}私の見立てです。 246 00:12:14,000 --> 00:12:17,000 {\an4}まだ 公安では 247 00:12:14,000 --> 00:12:17,000 {\an1}主流の考えではありませんし→ 248 00:12:17,000 --> 00:12:20,000 {\an1}まだ 捜査班は立っていませんが…。 249 00:12:20,000 --> 00:12:25,000 {\an4}じゃあ 今は 松永さんが 250 00:12:20,000 --> 00:12:25,000 {\an1}単独で調査している段階ってことですか? 251 00:12:25,000 --> 00:12:29,000 {\an4}ええ。 浦については 252 00:12:25,000 --> 00:12:29,000 {\an1}わからないことが あまりにも多い。 253 00:12:29,000 --> 00:12:32,000 {\an1}ぜひ 情報交換できればと…。 254 00:12:33,000 --> 00:12:38,000 {\an4}(麗音)甲元一彦さんは 255 00:12:33,000 --> 00:12:38,000 {\an1}12月20日の午後から翌日の早朝まで→ 256 00:12:38,000 --> 00:12:42,000 {\an4}同窓会に参加していたということで 257 00:12:38,000 --> 00:12:42,000 {\an1}間違いないですね? 258 00:12:42,000 --> 00:12:44,000 {\an1}間違いないです。 259 00:12:44,000 --> 00:12:50,000 {\an4}だいぶ飲んだから 解散した時間までは 260 00:12:44,000 --> 00:12:50,000 {\an1}正確にはわからないけど。 261 00:12:50,000 --> 00:12:53,000 {\an4}飲んだ酒の銘柄は全部覚えてますよ。 262 00:12:50,000 --> 00:12:53,000 {\an1}知りたいですか? 263 00:12:53,000 --> 00:12:56,000 (伊丹)いえ… そこまでは。 264 00:12:56,000 --> 00:13:00,000 {\an4}そうなの? 265 00:12:56,000 --> 00:13:00,000 {\an1}細かいことは気にならないんだ。 266 00:13:01,000 --> 00:13:04,000 必要があれば 質問します。 267 00:13:04,000 --> 00:13:07,000 {\an4}甲元のおやじさん 268 00:13:04,000 --> 00:13:07,000 {\an1}ファイティングポーズとってました? 269 00:13:07,000 --> 00:13:09,000 {\an1}(芹沢)ファイティングポーズ? 270 00:13:09,000 --> 00:13:14,000 {\an4}焼死すると 人は 271 00:13:09,000 --> 00:13:14,000 {\an1}ファイティングポーズをとるっていうでしょ。 272 00:13:14,000 --> 00:13:17,000 {\an1}筋肉の収縮による変化はありましたが…。 273 00:13:17,000 --> 00:13:20,000 それって 興味深くないですか? 274 00:13:20,000 --> 00:13:22,000 {\an1}(麗音)何がですか? 275 00:13:22,000 --> 00:13:29,000 {\an4}だって 人生で一度も戦ったことがない奴でも 276 00:13:22,000 --> 00:13:29,000 {\an1}ファイティングポーズ とるわけでしょ? 277 00:13:29,000 --> 00:13:32,000 シュッ… シュッ シュッ。 278 00:13:33,000 --> 00:13:39,000 {\an4}(伊丹)おい… 特命係。 279 00:13:33,000 --> 00:13:39,000 {\an1}何してやがる? 280 00:13:39,000 --> 00:13:41,000 {\an4}捜査中だよ。 281 00:13:39,000 --> 00:13:41,000 {\an1}そっちこそ なんで ここに? 282 00:13:41,000 --> 00:13:45,000 {\an4}(芹沢)放火事件の捜査ですよ。 283 00:13:41,000 --> 00:13:45,000 {\an1}重要参考人のアリバイ確認で…。 284 00:13:45,000 --> 00:13:48,000 放火? 285 00:13:45,000 --> 00:13:48,000 {\an1}それは奇遇ですねぇ。 286 00:13:48,000 --> 00:13:51,000 {\an4}我々も 放火事件について 287 00:13:48,000 --> 00:13:51,000 {\an1}調べているところです。 288 00:13:51,000 --> 00:13:53,000 {\an1}(麗音)まさか 甲元勝夫さんのですか? 289 00:13:53,000 --> 00:13:58,000 {\an4}いや… 24年前 浦神鹿の家が全焼した。 290 00:13:53,000 --> 00:13:58,000 {\an1}(伊丹)何? 291 00:13:59,000 --> 00:14:03,000 {\an1}聞いていた話と事実が全く違っていました。 292 00:14:03,000 --> 00:14:08,000 {\an4}記憶力の乏しさは 293 00:14:03,000 --> 00:14:08,000 {\an1}小説家としては致命的ですねぇ。 294 00:14:08,000 --> 00:14:11,000 (浦)高度なギャグですよ。 295 00:14:08,000 --> 00:14:11,000 面白かったでしょ? 296 00:14:11,000 --> 00:14:15,000 {\an4}少なくとも 297 00:14:11,000 --> 00:14:15,000 {\an1}コメディー小説を書く才能はなさそうです。 298 00:14:15,000 --> 00:14:18,000 (浦)言葉のナイフで 299 00:14:15,000 --> 00:14:18,000 切り刻まないでくださいよ。 300 00:14:18,000 --> 00:14:22,000 {\an4}俺らは あなたの家族の事件について 301 00:14:18,000 --> 00:14:22,000 調べてきたんですよ。 302 00:14:22,000 --> 00:14:27,000 {\an4}(浦)薫さんも ありがとうございます。 303 00:14:22,000 --> 00:14:27,000 何か わかりました? 304 00:14:27,000 --> 00:14:32,000 {\an4}死亡した上村五郎が犯人だったという根拠は 305 00:14:27,000 --> 00:14:32,000 {\an1}動機を記した手紙です。 306 00:14:32,000 --> 00:14:37,000 {\an4}筆跡鑑定に使われた書類を提出したのは 307 00:14:32,000 --> 00:14:37,000 {\an1}あなたですよね? 308 00:14:37,000 --> 00:14:41,000 {\an4}そうですよ。 309 00:14:37,000 --> 00:14:41,000 {\an1}父のオフィスにあったものを警察に…。 310 00:14:41,000 --> 00:14:45,000 {\an4}ですが 上村五郎の筆跡を 311 00:14:41,000 --> 00:14:45,000 {\an1}他の書類で確認したところ→ 312 00:14:45,000 --> 00:14:48,000 {\an1}全く違うものだということがわかりました。 313 00:14:48,000 --> 00:14:50,000 {\an1}どういうことですか? 314 00:14:50,000 --> 00:14:54,000 なんだ そのことか。 315 00:14:50,000 --> 00:14:54,000 おや… すでに知っていたと? 316 00:14:54,000 --> 00:14:56,000 (浦)「五郎ちゃん」。 317 00:14:56,000 --> 00:15:00,000 上村は そう呼ばれてたんだけど→ 318 00:15:00,000 --> 00:15:03,000 {\an1}あいつは 自分の字が汚いことを気にしてた。 319 00:15:03,000 --> 00:15:08,000 僕が書道で賞を取ったのを知って 320 00:15:03,000 --> 00:15:08,000 「字の書き方を教えてくれ」って。 321 00:15:08,000 --> 00:15:11,000 {\an1}それは 誰かに恋文を書くためだった。 322 00:15:11,000 --> 00:15:16,000 {\an4}まさか その相手が姉さんだったとは知らずに 323 00:15:11,000 --> 00:15:16,000 {\an1}僕は…。 324 00:15:16,000 --> 00:15:21,000 {\an4}つまり あなたが字の書き方を教えたことで 325 00:15:16,000 --> 00:15:21,000 {\an1}上村の筆跡が変わったと? 326 00:15:21,000 --> 00:15:28,000 そうです。 筆跡鑑定における 327 00:15:21,000 --> 00:15:28,000 個人内変動の範囲内ってやつ。 328 00:15:28,000 --> 00:15:30,000 筆跡鑑定に詳しいのですねぇ。 329 00:15:30,000 --> 00:15:35,000 {\an4}それは… 小説を書くために 330 00:15:30,000 --> 00:15:35,000 {\an1}いろいろと調べるじゃないですか。 331 00:15:36,000 --> 00:15:39,000 {\an1}一行も書けない小説のために? 332 00:15:39,000 --> 00:15:42,000 {\an1}すぐ そういうこと言うんだから。 333 00:15:42,000 --> 00:15:47,000 {\an4}でも こうやってプレッシャーをかけてくれる 334 00:15:42,000 --> 00:15:47,000 {\an1}友達って大事ですよね。 335 00:15:47,000 --> 00:15:49,000 ひとつ 質問してもいいですか? 336 00:15:49,000 --> 00:15:51,000 {\an1}なんでもどうぞ 薫さん。 337 00:15:51,000 --> 00:15:53,000 なんていうか…→ 338 00:15:53,000 --> 00:15:59,000 亡くなったご家族の話をしてるのに 339 00:15:53,000 --> 00:15:59,000 言葉が軽すぎる気がして…。 340 00:16:01,000 --> 00:16:06,000 {\an1}家族を失った時 僕は壊れたんだ。 341 00:16:08,000 --> 00:16:13,000 {\an1}悲しい時に笑い 楽しい時に憤怒する。 342 00:16:13,000 --> 00:16:19,000 {\an4}大切なものを破壊して 343 00:16:13,000 --> 00:16:19,000 {\an1}唾棄すべきものを愛でる。 344 00:16:21,000 --> 00:16:26,000 {\an1}僕も 上村五郎が真犯人じゃないと思いますよ。 345 00:16:26,000 --> 00:16:31,000 {\an4}あんな馬鹿に 346 00:16:26,000 --> 00:16:31,000 {\an1}あそこまでのことができるはずがない。 347 00:16:32,000 --> 00:16:35,000 {\an1}捜査を継続してもらえます? 348 00:16:35,000 --> 00:16:38,000 あなたに言われなくても 349 00:16:35,000 --> 00:16:38,000 真犯人は必ず突き止めます。 350 00:16:38,000 --> 00:16:40,000 {\an1}頼もしいなあ。 351 00:16:40,000 --> 00:16:42,000 {\an1}最後に もうひとつ よろしいですか? 352 00:16:43,000 --> 00:16:46,000 あの人は 何者なのでしょう? 353 00:16:48,000 --> 00:16:53,000 {\an4}(浦)僕の養子です。 354 00:16:48,000 --> 00:16:53,000 {\an1}父と同じことをしようと思って…。 355 00:16:57,000 --> 00:17:00,000 (麗音)甲元勝夫氏→ 356 00:17:00,000 --> 00:17:03,000 {\an4}愛人関係にあった徳永雅さんの 357 00:17:00,000 --> 00:17:03,000 {\an1}焼死については→ 358 00:17:03,000 --> 00:17:06,000 {\an1}放火殺人の線で捜査中です。 359 00:17:06,000 --> 00:17:09,000 {\an4}ただし 有力な被疑者は 360 00:17:06,000 --> 00:17:09,000 {\an1}まだ一人も…。 361 00:17:09,000 --> 00:17:12,000 息子の甲元一彦は? 362 00:17:12,000 --> 00:17:14,000 {\an1}甲元建設は 一彦が社長です。 363 00:17:14,000 --> 00:17:18,000 {\an1}ただ 会長の勝夫氏も実権を握っていて→ 364 00:17:18,000 --> 00:17:21,000 {\an4}社内で激しい対立があったことは 365 00:17:18,000 --> 00:17:21,000 {\an1}わかっています。 366 00:17:21,000 --> 00:17:23,000 {\an1}それが動機と言えるかどうか…。 367 00:17:23,000 --> 00:17:25,000 {\an1}アリバイの確認は どうなりました? 368 00:17:25,000 --> 00:17:30,000 {\an4}甲元一彦は 369 00:17:25,000 --> 00:17:30,000 {\an1}事件当日から翌日未明にかけて→ 370 00:17:30,000 --> 00:17:33,000 {\an4}高校時代の友人たちと会っていたと 371 00:17:30,000 --> 00:17:33,000 {\an1}言っています。 372 00:17:33,000 --> 00:17:35,000 {\an1}参加者は5名。 373 00:17:35,000 --> 00:17:39,000 {\an1}5人は 高校の寮で共に暮らしていました。 374 00:17:39,000 --> 00:17:45,000 {\an4}24年前 浦の実家で放火殺人が起こった際に 375 00:17:39,000 --> 00:17:45,000 {\an1}アリバイを証言したのは→ 376 00:17:45,000 --> 00:17:47,000 {\an1}今回と同じ このメンバーです。 377 00:17:47,000 --> 00:17:50,000 {\an1}えっ? それって…。 378 00:17:50,000 --> 00:17:54,000 {\an4}彼らの証言を疑う必要があるでしょうねぇ。 379 00:17:50,000 --> 00:17:54,000 (ドアの開く音) 380 00:17:54,000 --> 00:17:57,000 {\an4}(土師 太)皆さん 381 00:17:54,000 --> 00:17:57,000 有力な情報をお届けしに来ました。 382 00:17:57,000 --> 00:17:59,000 何よ 何よ? 土師っち…。 383 00:17:59,000 --> 00:18:02,000 {\an1}(土師)事件の直前 小説投稿サイトに→ 384 00:18:02,000 --> 00:18:05,000 犯行予告ととれる文章が 385 00:18:02,000 --> 00:18:05,000 アップされていました。 386 00:18:05,000 --> 00:18:07,000 えっ? 387 00:18:07,000 --> 00:18:12,000 {\an4}「僕の雅さんへの愛は 388 00:18:07,000 --> 00:18:12,000 {\an1}神話のレベルまで純化した」 389 00:18:12,000 --> 00:18:18,000 {\an4}「しかし彼女は 390 00:18:12,000 --> 00:18:18,000 {\an1}甲元勝夫という呪縛に縛られている」 391 00:18:18,000 --> 00:18:21,000 {\an1}「僕は全てを焼き尽くす」 392 00:18:21,000 --> 00:18:24,000 直球の犯行予告だな…。 393 00:18:24,000 --> 00:18:27,000 投稿者の身元は? 394 00:18:24,000 --> 00:18:27,000 特定してます。 395 00:18:27,000 --> 00:18:30,000 {\an1}西田汐 27歳。 花屋に勤務。 396 00:18:31,000 --> 00:18:36,000 {\an4}放火事件の直後 397 00:18:31,000 --> 00:18:36,000 {\an1}ここで身元不明の焼死体が発見され→ 398 00:18:36,000 --> 00:18:40,000 {\an1}歯の状態から 西田汐と特定されたと…。 399 00:18:40,000 --> 00:18:45,000 {\an4}捜査本部は 被疑者死亡で 400 00:18:40,000 --> 00:18:45,000 {\an1}捜査を終了する方針に傾いてるそうです。 401 00:18:45,000 --> 00:18:50,000 {\an4}24年前の事件の展開と 402 00:18:45,000 --> 00:18:50,000 {\an1}酷似していますねぇ。 403 00:18:50,000 --> 00:18:54,000 {\an1}放火殺人 犯行の動機は恋愛感情。 404 00:18:54,000 --> 00:19:00,000 {\an4}それを裏付ける文書が発見され 405 00:18:54,000 --> 00:19:00,000 {\an1}被疑者死亡で 捜査は打ち切り…。 406 00:19:01,000 --> 00:19:06,000 {\an4}(村上愛理)投稿サイトの 407 00:19:01,000 --> 00:19:06,000 {\an1}西田くんが書いた文章を読んだんです。 408 00:19:06,000 --> 00:19:11,000 {\an4}でも ただの私のお気持ちみたいに 409 00:19:06,000 --> 00:19:11,000 {\an1}なっちゃうから…。 410 00:19:11,000 --> 00:19:16,000 ぜひ聞かせてください。 411 00:19:11,000 --> 00:19:16,000 僕も全て読みました。 412 00:19:16,000 --> 00:19:22,000 {\an4}非常に激しい 男性の荒々しい恋愛感情が 413 00:19:16,000 --> 00:19:22,000 {\an1}つづられていました。 414 00:19:22,000 --> 00:19:25,000 {\an1}それが ちょっと意外というか…。 415 00:19:27,000 --> 00:19:34,000 {\an4}つまり 私は 西田くんと 416 00:19:27,000 --> 00:19:34,000 {\an1}デートしたいなって思ってるんだけど…→ 417 00:19:34,000 --> 00:19:36,000 どうですか? 418 00:19:37,000 --> 00:19:40,000 {\an4}(愛理の声) 419 00:19:37,000 --> 00:19:40,000 {\an1}その時 西田くんが言ったんですよ。 420 00:19:40,000 --> 00:19:44,000 {\an1}人を好きになる感覚がわからないって…。 421 00:19:44,000 --> 00:19:47,000 {\an1}一度も恋愛をしたことがないって。 422 00:19:49,000 --> 00:19:54,000 {\an1}あれは 断るための嘘だったんでしょうか…。 423 00:19:57,000 --> 00:20:00,000 {\an1}彼女の証言だけじゃ 弱いっすもんね。 424 00:20:00,000 --> 00:20:03,000 何か見つかるといいのですがねぇ。 425 00:20:00,000 --> 00:20:03,000 {\an1}はい。 426 00:20:05,000 --> 00:20:07,000 うん…? 427 00:20:08,000 --> 00:20:10,000 これは なんでしょうねぇ? 428 00:20:10,000 --> 00:20:12,000 {\an1}ノートですかね…? 429 00:20:14,000 --> 00:20:19,000 {\an1}西田さんは 非常に花を愛していました。 430 00:20:19,000 --> 00:20:25,000 {\an4}押し花を貼ったノートは 431 00:20:19,000 --> 00:20:25,000 {\an1}彼にとって 大切なものだったはずです。 432 00:20:25,000 --> 00:20:31,000 そこには その時々の彼の心情が 433 00:20:25,000 --> 00:20:31,000 短文で つづられています。 434 00:20:31,000 --> 00:20:35,000 {\an4}(亀山の声) 435 00:20:31,000 --> 00:20:35,000 {\an1}愛理さんのことも書いてありますよね。 436 00:20:35,000 --> 00:20:38,000 {\an1}(西田 汐の声)「彼女は花のような人」 437 00:20:38,000 --> 00:20:42,000 {\an4}「ただ一緒にいる 438 00:20:38,000 --> 00:20:42,000 {\an1}そんな関係になれたらいいのに」 439 00:20:42,000 --> 00:20:47,000 {\an4}「でも 彼女が求めるような恋愛は 440 00:20:42,000 --> 00:20:47,000 {\an1}僕にはできない」 441 00:20:47,000 --> 00:20:51,000 {\an1}「大切だから 傷つけたくない」 442 00:20:51,000 --> 00:20:56,000 {\an4}誠実な気持ちだと思うし 443 00:20:51,000 --> 00:20:56,000 {\an1}これが嘘だとは思えませんよ。 444 00:20:56,000 --> 00:20:58,000 本心でしょう。 445 00:20:58,000 --> 00:21:00,000 一方で ノートの中に→ 446 00:21:00,000 --> 00:21:04,000 {\an1}徳永雅への言及は 一行たりともありません。 447 00:21:04,000 --> 00:21:08,000 {\an4}それなのに 事件の直前 448 00:21:04,000 --> 00:21:08,000 {\an1}小説をサイトに投稿した。 449 00:21:08,000 --> 00:21:10,000 とってつけたように。 450 00:21:11,000 --> 00:21:13,000 {\an1}(ドアの開く音) 451 00:21:13,000 --> 00:21:16,000 {\an4}(土師)特命係の指摘を受け 452 00:21:13,000 --> 00:21:16,000 {\an1}西田汐のスマホを精査しました。 453 00:21:16,000 --> 00:21:19,000 {\an1}結論を言うと 何者かが不正ログインし→ 454 00:21:19,000 --> 00:21:23,000 {\an4}小説投稿サイトに 455 00:21:19,000 --> 00:21:23,000 {\an1}犯行予告をアップしていた形跡がありました。 456 00:21:23,000 --> 00:21:29,000 {\an4}つまり 西田汐さんを犯人にするための 457 00:21:23,000 --> 00:21:29,000 {\an1}偽装工作を行った人物がいる。 458 00:21:29,000 --> 00:21:31,000 それが真犯人でしょうねぇ。 459 00:21:31,000 --> 00:21:35,000 {\an4}しかし 今のところ 460 00:21:31,000 --> 00:21:35,000 {\an1}西田以外に有力な被疑者はいません。 461 00:21:35,000 --> 00:21:37,000 とにかく 捜査をやり直すように 462 00:21:35,000 --> 00:21:37,000 本部に言ってくれよ。 463 00:21:37,000 --> 00:21:39,000 当たり前だよ。 464 00:21:39,000 --> 00:21:42,000 {\an4}甲元一彦のアリバイも 465 00:21:39,000 --> 00:21:42,000 {\an1}再聴取する必要がありますね。 466 00:21:42,000 --> 00:21:46,000 {\an1}ええ。 話を聞かせてもらいましょう。 467 00:21:46,000 --> 00:21:51,000 {\an1}彼らと 彼らの父親の死について。 468 00:21:56,000 --> 00:21:59,000 {\an4}(名良橋 光)甲元のアリバイなら 469 00:21:56,000 --> 00:21:59,000 {\an1}捜査一課の方に話しましたよ。 470 00:21:59,000 --> 00:22:02,000 {\an4}ああ… 471 00:21:59,000 --> 00:22:02,000 {\an1}今日は あなたのお父さんの件について→ 472 00:22:02,000 --> 00:22:04,000 伺いに来たんですよ。 473 00:22:04,000 --> 00:22:09,000 19年前の事件について 474 00:22:04,000 --> 00:22:09,000 捜査資料を確認しました。 475 00:22:09,000 --> 00:22:14,000 {\an4}名良橋航平さんは 476 00:22:09,000 --> 00:22:14,000 {\an1}故郷である北海道に建てた別荘に滞在中→ 477 00:22:14,000 --> 00:22:17,000 放火殺人の被害に遭われた。 478 00:22:17,000 --> 00:22:19,000 {\an1}ええ ひどい最期でした。 479 00:22:19,000 --> 00:22:21,000 当時の捜査によると→ 480 00:22:21,000 --> 00:22:25,000 共に発見された遺体の女性が 481 00:22:21,000 --> 00:22:25,000 初恋の相手だった。 482 00:22:25,000 --> 00:22:28,000 同窓会で再会し 関係を持ち→ 483 00:22:28,000 --> 00:22:34,000 それに嫉妬した夫が犯行に及び 484 00:22:28,000 --> 00:22:34,000 自身も焼身自殺したと。 485 00:22:34,000 --> 00:22:36,000 そう聞いています。 486 00:22:36,000 --> 00:22:40,000 {\an4}(津島弘二)長年 滞在中の相手をさせていた 487 00:22:36,000 --> 00:22:40,000 {\an1}女将が病気になった。 488 00:22:40,000 --> 00:22:42,000 だから 若い女を呼んだ。 489 00:22:42,000 --> 00:22:45,000 {\an1}それで女将が嫉妬して放火したと…。 490 00:22:45,000 --> 00:22:49,000 {\an1}まったく 一族の恥ですよ。 491 00:22:49,000 --> 00:22:53,000 {\an4}事件当日 492 00:22:49,000 --> 00:22:53,000 {\an1}あなたは同窓会に参加しました。 493 00:22:53,000 --> 00:22:58,000 {\an4}4人のご友人が 494 00:22:53,000 --> 00:22:58,000 {\an1}あなたのアリバイを証言しました。 495 00:22:58,000 --> 00:23:00,000 (勝野辰哉)おやじは80代→ 496 00:23:00,000 --> 00:23:04,000 陶芸家の女性は20代ですよ。 497 00:23:04,000 --> 00:23:07,000 {\an1}いい年して 若い女性に入れ込んで…。 498 00:23:07,000 --> 00:23:12,000 {\an4}その女性陶芸家の作品に心酔していた 499 00:23:07,000 --> 00:23:12,000 {\an1}地元の美大生の青年が→ 500 00:23:12,000 --> 00:23:16,000 お二人の関係を知って絶望し 501 00:23:12,000 --> 00:23:16,000 窯ごと爆破したと。 502 00:23:16,000 --> 00:23:20,000 {\an4}私は 私の知っていること以外は 503 00:23:16,000 --> 00:23:20,000 {\an1}協力できませんよ。 504 00:23:20,000 --> 00:23:22,000 もうひとつだけ。 505 00:23:22,000 --> 00:23:26,000 浦神鹿は 高校卒業後 506 00:23:22,000 --> 00:23:26,000 世界中を回っています。 507 00:23:26,000 --> 00:23:30,000 渡航履歴を調べたところ 508 00:23:26,000 --> 00:23:30,000 帰国したのは わずか4回。 509 00:23:30,000 --> 00:23:34,000 同窓会に合わせて 510 00:23:30,000 --> 00:23:34,000 帰国しているということですか? 511 00:23:34,000 --> 00:23:38,000 {\an4}合わせてというより 512 00:23:34,000 --> 00:23:38,000 {\an1}彼が日本にいる時は必ず集まる。 513 00:23:38,000 --> 00:23:40,000 {\an1}そう決めているんですよ。 514 00:23:40,000 --> 00:23:45,000 そして それに合わせるように 515 00:23:40,000 --> 00:23:45,000 必ず放火殺人事件が起こっている。 516 00:23:45,000 --> 00:23:47,000 それは 運命だとしたら? 517 00:23:47,000 --> 00:23:49,000 {\an1}どういう意味でしょう? 518 00:23:49,000 --> 00:23:52,000 天は 私たち5人に 519 00:23:49,000 --> 00:23:52,000 同じような試練を与えた。 520 00:23:52,000 --> 00:23:56,000 {\an1}それは 私たちが選ばれし者だから。 521 00:24:00,000 --> 00:24:04,000 どうだった? 右京さんは。 522 00:24:04,000 --> 00:24:09,000 {\an4}(名良橋)確かに鋭いよ。 523 00:24:04,000 --> 00:24:09,000 今までの警察とは違う。 524 00:24:09,000 --> 00:24:13,000 {\an4}(津島)でも 525 00:24:09,000 --> 00:24:13,000 {\an1}今になって なぜ 彼に情報を? 526 00:24:13,000 --> 00:24:17,000 {\an1}物語には 強い敵が必要でしょ? 527 00:24:18,000 --> 00:24:23,000 {\an4}(勝野)まあ 過去の事件をひっくり返すのは 528 00:24:18,000 --> 00:24:23,000 {\an1}不可能だとは思うが。 529 00:24:23,000 --> 00:24:27,000 {\an4}(甲元)君たちはいいが 530 00:24:23,000 --> 00:24:27,000 {\an1}僕の事件は現在進行形で捜査中なんだ! 531 00:24:29,000 --> 00:24:31,000 {\an1}(甲元)大丈夫なのか? 532 00:24:34,000 --> 00:24:36,000 ビビってんの? 533 00:24:38,000 --> 00:24:41,000 親なんて 殺してなんぼでしょ。 534 00:24:43,000 --> 00:24:46,000 胸張ってりゃ いいんだよ。 535 00:24:48,000 --> 00:24:52,000 {\an4}(麗音)甲元のアリバイ確認を 536 00:24:48,000 --> 00:24:52,000 再度 行ったんですが…。 537 00:24:52,000 --> 00:24:55,000 妨害された? 538 00:24:52,000 --> 00:24:55,000 (伊丹)その逆だ。 539 00:24:55,000 --> 00:24:57,000 {\an1}(芹沢)彼らは非常に協力的で→ 540 00:24:57,000 --> 00:24:59,000 秘書や運転手の証言→ 541 00:24:59,000 --> 00:25:04,000 {\an4}防犯カメラの記録や 542 00:24:59,000 --> 00:25:04,000 {\an1}スマホのGPSデータなどを提出してきました。 543 00:25:04,000 --> 00:25:07,000 結果として 544 00:25:04,000 --> 00:25:07,000 アリバイは補強されたといえます。 545 00:25:07,000 --> 00:25:11,000 {\an4}だけど 誰か一人が抜け出して 546 00:25:07,000 --> 00:25:11,000 {\an1}犯行に及んでいる可能性だってあるだろうが。 547 00:25:11,000 --> 00:25:17,000 {\an4}(芹沢)それは仮定としては成り立ちますが 548 00:25:11,000 --> 00:25:17,000 {\an1}立証責任は我々警察側にありますから。 549 00:25:17,000 --> 00:25:20,000 まあ とにかく 証拠が必要ですね。 550 00:25:20,000 --> 00:25:25,000 (麗音)でも 西田の線が消えて 551 00:25:20,000 --> 00:25:25,000 甲元一彦をマークするとしても→ 552 00:25:25,000 --> 00:25:28,000 これ以上 動きようがありません。 553 00:25:28,000 --> 00:25:33,000 {\an4}過去の事件も含めて 554 00:25:28,000 --> 00:25:33,000 {\an1}総合的に洗い直す必要がありますねぇ。 555 00:25:33,000 --> 00:25:36,000 {\an1}(伊丹)直談判しかないですね。 556 00:25:37,000 --> 00:25:40,000 {\an1}(内村完爾)結論から言う。 無理だ。 557 00:25:40,000 --> 00:25:44,000 {\an4}そんな簡単に決めないでくださいよ。 558 00:25:40,000 --> 00:25:44,000 {\an1}大事件じゃないですか! 559 00:25:44,000 --> 00:25:49,000 {\an4}(中園照生)警察が一度捜査して送検した事件を 560 00:25:44,000 --> 00:25:49,000 {\an1}ひっくり返せると思うか? 561 00:25:49,000 --> 00:25:51,000 しかもだ うちだけじゃなく→ 562 00:25:51,000 --> 00:25:56,000 {\an4}神奈川県警 北海道警 563 00:25:51,000 --> 00:25:56,000 徳島県警 石川県警にまで話が及ぶ。 564 00:25:56,000 --> 00:25:59,000 (中園)組織として大問題なんだよ! 565 00:25:59,000 --> 00:26:04,000 {\an4}犯罪者を野放しにしていることのほうが 566 00:25:59,000 --> 00:26:04,000 {\an1}大問題だと思いますがねぇ。 567 00:26:04,000 --> 00:26:07,000 {\an1}そんなことは 私にだってわかってる! 568 00:26:07,000 --> 00:26:10,000 だが 無理なものは無理だ! 569 00:26:10,000 --> 00:26:14,000 今回の甲元の事件も終わりですか? 570 00:26:14,000 --> 00:26:18,000 {\an4}それは 捜査を継続する。 571 00:26:14,000 --> 00:26:18,000 {\an1}お前が仕切れ。 572 00:26:20,000 --> 00:26:23,000 これが精いっぱいだ。 573 00:26:23,000 --> 00:26:26,000 杉下 暴走するなよ。 574 00:26:36,000 --> 00:26:38,000 あっ。 575 00:26:36,000 --> 00:26:38,000 (角田六郎)おう。 576 00:26:41,000 --> 00:26:43,000 戻ってきた。 577 00:26:43,000 --> 00:26:47,000 {\an4}(角田)お客さんを一人にしておくわけには 578 00:26:43,000 --> 00:26:47,000 {\an1}いかねえからな。 579 00:26:47,000 --> 00:26:50,000 {\an1}俺が 相手をさせてもらっていたところだ。 580 00:26:50,000 --> 00:26:53,000 じゃあ 俺は仕事に戻る。 581 00:26:53,000 --> 00:26:57,000 課長 ありがとうございました。 582 00:26:57,000 --> 00:26:59,000 いいって。 583 00:26:59,000 --> 00:27:01,000 なんかあったら呼べよ。 584 00:27:04,000 --> 00:27:09,000 {\an1}ねえ このコーヒー まずいんですけど。 585 00:27:09,000 --> 00:27:12,000 {\an1}右京さんのいれた紅茶が飲みたいな。 586 00:27:31,000 --> 00:27:34,000 {\an1}なんで 警察の中にいるんですか? 587 00:27:34,000 --> 00:27:37,000 いやあ 急に2人に会いたくなって。 588 00:27:38,000 --> 00:27:43,000 {\an4}…なんて 589 00:27:38,000 --> 00:27:43,000 {\an1}本当は 警視庁に寄付をしに来たんですよ。 590 00:27:43,000 --> 00:27:46,000 最新型の3D検視アナライザーを。 591 00:27:46,000 --> 00:27:50,000 {\an1}人体を3Dで解析できるというものですねぇ。 592 00:27:50,000 --> 00:27:54,000 {\an4}そう。 これからは 593 00:27:50,000 --> 00:27:54,000 {\an1}より深く 死体について知ることができる。 594 00:27:54,000 --> 00:27:57,000 僕からの贈り物。 595 00:27:57,000 --> 00:27:59,000 捜査中の事件に役立ててください。 596 00:27:59,000 --> 00:28:02,000 {\an1}捜査中の事件は あなたのご家族の件ですが。 597 00:28:02,000 --> 00:28:06,000 あっ そうだった。 598 00:28:02,000 --> 00:28:06,000 真犯人 わかりました? 599 00:28:06,000 --> 00:28:08,000 ええ わかりました。 600 00:28:08,000 --> 00:28:14,000 まさか 衝撃的な真実が 601 00:28:08,000 --> 00:28:14,000 ついに明らかに…。 602 00:28:14,000 --> 00:28:17,000 真犯人は あなたです。 603 00:28:18,000 --> 00:28:20,000 バレたか…。 604 00:28:20,000 --> 00:28:22,000 {\an1}信用できない語り手。 605 00:28:22,000 --> 00:28:26,000 {\an4}あなたは 606 00:28:22,000 --> 00:28:26,000 {\an1}冒頭からネタバレをしてしまっていました。 607 00:28:26,000 --> 00:28:30,000 {\an4}小説家としては致命的な 608 00:28:26,000 --> 00:28:30,000 {\an1}構成力のなさです。 609 00:28:31,000 --> 00:28:34,000 せっかちな読者だなあ。 610 00:28:34,000 --> 00:28:38,000 結末は まだじゃないですか? 611 00:28:34,000 --> 00:28:38,000 僕を逮捕できてもいない。 612 00:28:38,000 --> 00:28:41,000 {\an1}自分が犯人だって認めるのか? 613 00:28:41,000 --> 00:28:44,000 隠す気があったら 614 00:28:41,000 --> 00:28:44,000 ここにはいませんよ。 615 00:28:46,000 --> 00:28:51,000 {\an1}僕は 家族を焼き殺した。 616 00:28:51,000 --> 00:28:54,000 {\an1}あの家は呪われていたんだ。 617 00:28:54,000 --> 00:29:00,000 {\an4}浦光悦にとって 家族は 618 00:28:54,000 --> 00:29:00,000 {\an1}壊してもいい おもちゃみたいなもの。 619 00:29:00,000 --> 00:29:05,000 {\an1}母も 兄も 姉も そして 僕も。 620 00:29:05,000 --> 00:29:08,000 {\an1}姉が僕に言ったんだ。 621 00:29:08,000 --> 00:29:11,000 {\an4}この家ごと焼き尽くして 622 00:29:08,000 --> 00:29:11,000 {\an1}あなたは逃げなさいって。 623 00:29:13,000 --> 00:29:18,000 {\an4}それが動機か? 624 00:29:13,000 --> 00:29:18,000 {\an1}じゃあ 庭師の上村五郎を殺したのは? 625 00:29:18,000 --> 00:29:22,000 {\an4}こいつは 光悦の手先だった。 626 00:29:18,000 --> 00:29:22,000 {\an1}生かしておけなかった。 627 00:29:22,000 --> 00:29:26,000 あなたの語る動機は 628 00:29:22,000 --> 00:29:26,000 もはや意味を持ちません。 629 00:29:26,000 --> 00:29:29,000 事実だけを確認します。 630 00:29:29,000 --> 00:29:34,000 {\an4}上村五郎の手紙は 631 00:29:29,000 --> 00:29:34,000 {\an1}あなたの捏造したものということですね。 632 00:29:34,000 --> 00:29:39,000 {\an4}そして 当時 633 00:29:34,000 --> 00:29:39,000 {\an1}寮にいたメンバーの証言も嘘だった。 634 00:29:39,000 --> 00:29:42,000 {\an1}あいつら 嘘ばっかつくんですよ。 635 00:29:42,000 --> 00:29:46,000 {\an4}彼らは 636 00:29:42,000 --> 00:29:46,000 {\an1}あなたの精神的支配下にあったのでしょう。 637 00:29:46,000 --> 00:29:51,000 それは 共犯関係になることで 638 00:29:46,000 --> 00:29:51,000 さらに強まっていった。 639 00:29:51,000 --> 00:29:55,000 数年おきに彼らの父親を殺す度に。 640 00:29:55,000 --> 00:30:00,000 その実行犯は 全てあなたでしょう。 641 00:30:00,000 --> 00:30:02,000 {\an1}いやあ 大変だったんですよ。 642 00:30:02,000 --> 00:30:07,000 {\an4}事件ごとに犯人を仕立て上げて 643 00:30:02,000 --> 00:30:07,000 {\an1}動機を考えて 文章書いて。 644 00:30:07,000 --> 00:30:10,000 {\an1}なかなかの想像力だと思いません? 645 00:30:10,000 --> 00:30:13,000 {\an4}似たようなプロットの使い回しでしか 646 00:30:10,000 --> 00:30:13,000 {\an1}ありませんでした。 647 00:30:13,000 --> 00:30:18,000 {\an4}ひどいな。 648 00:30:13,000 --> 00:30:18,000 {\an1}まあ あれは あくまでも事件用のものなんで。 649 00:30:18,000 --> 00:30:21,000 {\an1}小説の時は 本気を出させていただきます。 650 00:30:22,000 --> 00:30:25,000 {\an1}おっ… 薫さん 怖いですよ。 651 00:30:25,000 --> 00:30:31,000 {\an4}お前は 人を殺しただけでなく 652 00:30:25,000 --> 00:30:31,000 {\an1}人の物語を勝手にでっち上げた。 653 00:30:31,000 --> 00:30:37,000 {\an4}人の人生を 気持ちを 654 00:30:31,000 --> 00:30:37,000 {\an1}もてあそんで 踏みにじりやがって! 655 00:30:37,000 --> 00:30:41,000 {\an1}ああ… なんて悪なんだ 僕は。 656 00:30:46,000 --> 00:30:48,000 どうします? 657 00:30:48,000 --> 00:30:53,000 {\an4}現状 警察が 658 00:30:48,000 --> 00:30:53,000 {\an1}あなたを拘束する法的根拠はありません。 659 00:30:53,000 --> 00:30:57,000 そこから きてるのでしょうねぇ 660 00:30:53,000 --> 00:30:57,000 あなたの余裕は。 661 00:30:57,000 --> 00:30:59,000 余裕? 662 00:31:01,000 --> 00:31:04,000 {\an1}警視庁の中に犯罪者が一人。 663 00:31:04,000 --> 00:31:07,000 {\an1}圧倒的に不利なのは 僕ですよ。 664 00:31:10,000 --> 00:31:14,000 {\an4}法律なんて 665 00:31:10,000 --> 00:31:14,000 {\an1}無視しちゃえばいいじゃないですか。 666 00:31:14,000 --> 00:31:16,000 {\an1}どういう意味だ? 667 00:31:16,000 --> 00:31:20,000 {\an1}人間は自由なんですよ。 668 00:31:22,000 --> 00:31:26,000 {\an1}そんなに 僕のことが許せないなら→ 669 00:31:26,000 --> 00:31:29,000 この場で殺してしまえば 670 00:31:26,000 --> 00:31:29,000 いいじゃないですか。 671 00:31:29,000 --> 00:31:35,000 {\an4}追い詰められた僕が2人に襲いかかり 672 00:31:29,000 --> 00:31:35,000 {\an1}正当防衛の末に死んだ。 673 00:31:35,000 --> 00:31:38,000 {\an1}そういう隠蔽工作も可能でしょう? 674 00:31:38,000 --> 00:31:43,000 {\an4}我々は そんな 675 00:31:38,000 --> 00:31:43,000 {\an1}くだらない物語の登場人物にはなりませんよ。 676 00:31:43,000 --> 00:31:48,000 {\an4}それは あなたが 677 00:31:43,000 --> 00:31:48,000 {\an1}一番よくわかっているはずですがねぇ。 678 00:31:50,000 --> 00:31:55,000 なんか… 今の すごくよかったな。 679 00:31:55,000 --> 00:31:58,000 わかり合ってる感じ。 680 00:31:58,000 --> 00:32:06,000 {\an1}♬〜 681 00:32:06,000 --> 00:32:10,000 ごちそうさま。 大満足だ。 682 00:32:11,000 --> 00:32:13,000 今日のところは これで。 683 00:32:13,000 --> 00:32:26,000 {\an1}♬〜 684 00:32:30,000 --> 00:32:36,000 {\an4}(益子桑栄)最新型の3D検視アナライザーを使い 685 00:32:30,000 --> 00:32:36,000 {\an1}西田汐の遺体を再検査した。 686 00:32:36,000 --> 00:32:40,000 {\an4}西田の皮膚表面は 687 00:32:36,000 --> 00:32:40,000 {\an1}焼け焦げた状態でしたけど→ 688 00:32:40,000 --> 00:32:42,000 {\an1}それ以上に 何か わかるんですか? 689 00:32:42,000 --> 00:32:44,000 3D解析によって→ 690 00:32:44,000 --> 00:32:49,000 焼ける前の皮膚に傷痕などがあれば 691 00:32:44,000 --> 00:32:49,000 それを再現することができる。 692 00:32:49,000 --> 00:32:51,000 ああ… 見てもらったほうが早いか。 693 00:32:51,000 --> 00:32:53,000 (キーを打つ音) 694 00:32:57,000 --> 00:32:59,000 えっ!? 695 00:32:57,000 --> 00:32:59,000 {\an4}(伊丹)なんだ? こりゃ…。 696 00:32:59,000 --> 00:33:02,000 (麗音)この文字が 西田の皮膚に? 697 00:33:02,000 --> 00:33:07,000 {\an4}ああ。 恐らく 殺害直前に 698 00:33:02,000 --> 00:33:07,000 {\an1}入れ墨を入れたものと考えられる。 699 00:33:07,000 --> 00:33:12,000 {\an4}また 手足に 700 00:33:07,000 --> 00:33:12,000 {\an1}拘束されたと思われる傷も確認できた。 701 00:33:12,000 --> 00:33:15,000 「Unreliable narrator」 702 00:33:15,000 --> 00:33:19,000 信用できない語り手。 703 00:33:15,000 --> 00:33:19,000 僕へのメッセージでしょう。 704 00:33:19,000 --> 00:33:21,000 えっ? ってことは…。 705 00:33:21,000 --> 00:33:24,000 {\an1}つまり 浦は 西田さんを殺害する前から→ 706 00:33:24,000 --> 00:33:29,000 {\an4}僕に 過去の犯罪を暴かれることを前提に 707 00:33:24,000 --> 00:33:29,000 {\an1}行動していたことになります。 708 00:33:29,000 --> 00:33:35,000 {\an4}わざわざ 最新型の3D検視アナライザーを 709 00:33:29,000 --> 00:33:35,000 {\an1}プレゼントしてまで。 710 00:33:35,000 --> 00:33:37,000 {\an1}(芹沢)なんのために そんなことを…。 711 00:33:37,000 --> 00:33:39,000 (麗音)挑発してるんでしょうか? 712 00:33:37,000 --> 00:33:39,000 (伊丹)なめやがって…。 713 00:33:39,000 --> 00:33:41,000 すぐに逮捕できないにしても→ 714 00:33:41,000 --> 00:33:45,000 {\an4}浦の身柄を 715 00:33:41,000 --> 00:33:45,000 {\an1}徹底的にマークしておく必要がありますね。 716 00:33:52,000 --> 00:33:55,000 {\an1}浦は 旅行中に死亡したそうです。 717 00:33:55,000 --> 00:33:57,000 はい? 718 00:33:57,000 --> 00:34:01,000 {\an4}モーリシャス島沖で 719 00:33:57,000 --> 00:34:01,000 {\an1}浦が乗るプライベート機が飛行中に炎上→ 720 00:34:01,000 --> 00:34:03,000 {\an1}そのまま海に墜落。 721 00:34:03,000 --> 00:34:06,000 {\an1}死亡したという報告が入りました。 722 00:34:06,000 --> 00:34:09,000 それは… 本当なんですか? 723 00:34:09,000 --> 00:34:11,000 {\an1}地元警察からの報告です。 724 00:34:11,000 --> 00:34:13,000 浦の遺体は? 725 00:34:13,000 --> 00:34:16,000 {\an1}遺体は発見されていません。 726 00:34:16,000 --> 00:34:19,000 {\an1}ただ 機体の炎上は激しく→ 727 00:34:19,000 --> 00:34:23,000 {\an4}焼死したあと 海に沈んだと 728 00:34:19,000 --> 00:34:23,000 {\an1}判断されています。 729 00:34:23,000 --> 00:34:26,000 その炎上は 事故なのですか? 730 00:34:27,000 --> 00:34:31,000 浦は 地元の若い女性と 731 00:34:27,000 --> 00:34:31,000 同乗していました。 732 00:34:31,000 --> 00:34:34,000 {\an1}男女の関係にあったと思われます。 733 00:34:34,000 --> 00:34:38,000 {\an4}その女性に片思いしていた 734 00:34:34,000 --> 00:34:38,000 幼なじみの男性が→ 735 00:34:38,000 --> 00:34:43,000 エンジンに細工をしたという手紙を 736 00:34:38,000 --> 00:34:43,000 教会に残し 焼身自殺を。 737 00:34:43,000 --> 00:34:48,000 {\an4}また やりやがったのか…。 738 00:34:43,000 --> 00:34:48,000 {\an1}今度は自分自身で。 739 00:34:48,000 --> 00:34:50,000 公安部の判断は? 740 00:34:51,000 --> 00:34:58,000 {\an4}一国の捜査機関の公式発表を疑うことは 741 00:34:51,000 --> 00:34:58,000 {\an1}捜査の前提として難しいという方針です。 742 00:34:58,000 --> 00:35:01,000 {\an1}無論 私は捜査を継続しますが。 743 00:35:04,000 --> 00:35:08,000 {\an4}ᗕこれで 744 00:35:04,000 --> 00:35:08,000 {\an1}特命係も動きようがないでしょう。 745 00:35:09,000 --> 00:35:12,000 {\an1}(浦)スパイみたいなことして楽しい? 746 00:35:13,000 --> 00:35:16,000 {\an1}ᗕ依頼したのは浦さんでしょう。 747 00:35:19,000 --> 00:35:22,000 {\an1}僕が命令したら なんでもするわけ? 748 00:35:25,000 --> 00:35:28,000 {\an1}(松永)私は あなたの部下じゃない。 749 00:35:28,000 --> 00:35:36,000 {\an4}将来的に 警察組織を掌握するために 750 00:35:28,000 --> 00:35:36,000 {\an1}あなたの力を利用できると判断しただけ。 751 00:35:36,000 --> 00:35:38,000 誤解のなきよう。 752 00:35:41,000 --> 00:35:48,000 {\an4}同じ警察でも 753 00:35:41,000 --> 00:35:48,000 {\an1}右京さんや薫さんとは全然違うな。 754 00:35:48,000 --> 00:35:54,000 {\an4}(松永)窓際部署のロートルたちとは 755 00:35:48,000 --> 00:35:54,000 {\an1}見えている景色が違いますから。 756 00:35:54,000 --> 00:36:10,000 {\an1}♬〜 757 00:36:10,000 --> 00:36:12,000 (松永)なんなんですか? 急に。 758 00:36:12,000 --> 00:36:24,000 {\an1}♬〜 759 00:36:24,000 --> 00:36:27,000 本当に やばい人だな…。 760 00:36:27,000 --> 00:36:31,000 {\an1}これ以上やるなら 手加減できませんよ。 761 00:36:31,000 --> 00:36:45,000 {\an1}♬〜 762 00:36:45,000 --> 00:36:48,000 {\an1}協力関係は これでおしまいですかね? 763 00:36:48,000 --> 00:36:53,000 {\an4}私を潰す気なら 764 00:36:48,000 --> 00:36:53,000 {\an1}こちらも本気になりますよ。 765 00:36:53,000 --> 00:36:58,000 特命係ごときを相手にするのと 766 00:36:53,000 --> 00:36:58,000 訳が違うんだ。 767 00:37:01,000 --> 00:37:03,000 うっ…! 768 00:37:01,000 --> 00:37:03,000 (頭をぶつける音) 769 00:37:03,000 --> 00:37:06,000 あっ…! ううっ…。 770 00:37:06,000 --> 00:37:09,000 ううっ…! おい…。 771 00:37:09,000 --> 00:37:12,000 おい…! うっ…! 772 00:37:12,000 --> 00:37:24,000 {\an1}♬〜 773 00:37:24,000 --> 00:37:27,000 {\an1}友達のために戦っちゃったよ…。 774 00:37:28,000 --> 00:37:31,000 ハア ハア…。 775 00:37:31,000 --> 00:37:34,000 {\an1}こんな気持ちは初めてだ。 776 00:37:34,000 --> 00:37:43,000 {\an1}♬〜 777 00:37:46,000 --> 00:37:49,000 (浅尾芳樹)杉下さんですね? 778 00:37:49,000 --> 00:37:52,000 {\an4}ええ。 冠城くんの? 779 00:37:49,000 --> 00:37:52,000 はい。 780 00:37:54,000 --> 00:37:57,000 公安調査庁の浅尾と申します。 781 00:37:57,000 --> 00:38:02,000 {\an4}警視庁公安部の松永理の調査結果について 782 00:37:57,000 --> 00:38:02,000 {\an1}報告に参りました。 783 00:38:02,000 --> 00:38:05,000 {\an1}右京さん 松永を調べてたんですか? 784 00:38:05,000 --> 00:38:08,000 {\an4}浦神鹿の全てが 785 00:38:05,000 --> 00:38:08,000 {\an1}信用できなかったものですからねぇ。 786 00:38:08,000 --> 00:38:12,000 {\an1}僕の信用できる人間に協力を頼みました。 787 00:38:12,000 --> 00:38:17,000 {\an4}浅尾さん 788 00:38:12,000 --> 00:38:17,000 {\an1}松永と浦に接点はありましたか? 789 00:38:17,000 --> 00:38:21,000 結論から申しますと 790 00:38:17,000 --> 00:38:21,000 接点の確認には至っていません。 791 00:38:21,000 --> 00:38:25,000 東京 黒水市に向かう松永を 792 00:38:21,000 --> 00:38:25,000 追跡中に見失いました。 793 00:38:25,000 --> 00:38:27,000 力及ばず。 794 00:38:27,000 --> 00:38:30,000 {\an1}松永は 諜報活動のエキスパートです。 795 00:38:30,000 --> 00:38:34,000 {\an4}逆に言えば 尾行を警戒する理由があった 796 00:38:30,000 --> 00:38:34,000 {\an1}ということでしょうね。 797 00:38:34,000 --> 00:38:38,000 ええ。 そして それ以降 798 00:38:34,000 --> 00:38:38,000 松永の姿は確認できていません。 799 00:38:38,000 --> 00:38:40,000 {\an1}右京さん。 800 00:38:40,000 --> 00:38:42,000 冠城さんからです。 801 00:38:42,000 --> 00:38:44,000 浦個人や関連会社などが所有する→ 802 00:38:44,000 --> 00:38:46,000 不動産の情報を→ 803 00:38:46,000 --> 00:38:48,000 {\an1}把握できる限り まとめたとのことです。 804 00:38:48,000 --> 00:38:50,000 さすが 仕事が早い。 805 00:38:50,000 --> 00:38:53,000 {\an1}冠城くんに よろしく伝えてください。 806 00:39:00,000 --> 00:39:02,000 うっ…! うう…。 807 00:39:07,000 --> 00:39:10,000 松永と 養子の…。 808 00:39:10,000 --> 00:39:12,000 {\an1}一体 どういうことなんだ? 809 00:39:13,000 --> 00:39:16,000 浦は生きている。 810 00:39:16,000 --> 00:39:18,000 {\an1}えっ!? 811 00:39:18,000 --> 00:39:34,000 {\an1}♬〜 812 00:39:34,000 --> 00:39:36,000 {\an1}(甲元)おっ! いいねえ。 813 00:39:36,000 --> 00:39:38,000 (秀太)ほい! 814 00:39:36,000 --> 00:39:38,000 {\an1}(甲元)ほい! 815 00:39:46,000 --> 00:39:48,000 {\an1}休日に すいません。 816 00:39:51,000 --> 00:39:56,000 浦神鹿の行き先について 817 00:39:51,000 --> 00:39:56,000 何か心当たりはありませんか? 818 00:39:56,000 --> 00:39:59,000 {\an1}(甲元)浦は 事故で死んだんでしょう。 819 00:39:59,000 --> 00:40:04,000 {\an4}浦が 小説を書こうとしていたのは 820 00:39:59,000 --> 00:40:04,000 {\an1}知っていますか? 821 00:40:04,000 --> 00:40:06,000 {\an1}いえ 知りません。 822 00:40:06,000 --> 00:40:11,000 {\an4}僕も冗談だと思ったのですが 823 00:40:06,000 --> 00:40:11,000 {\an1}どうやら本当だったようです。 824 00:40:11,000 --> 00:40:16,000 {\an4}資料として 825 00:40:11,000 --> 00:40:16,000 {\an1}様々な本を読んでいた形跡がありました。 826 00:40:16,000 --> 00:40:21,000 {\an1}例えば 心理学の親殺しについて。 827 00:40:23,000 --> 00:40:27,000 {\an4}それから 828 00:40:23,000 --> 00:40:27,000 {\an1}付箋を貼ってある所を読んでみると→ 829 00:40:27,000 --> 00:40:33,000 {\an4}古今東西の子殺しの物語について 830 00:40:27,000 --> 00:40:33,000 {\an1}興味があったようです。 831 00:40:35,000 --> 00:40:38,000 {\an1}死んでいるはずの浦が怖いですか? 832 00:40:40,000 --> 00:40:44,000 海外で事故に遭い 833 00:40:40,000 --> 00:40:44,000 遺体が確認されない場合→ 834 00:40:44,000 --> 00:40:48,000 特別失踪人扱いになります。 835 00:40:48,000 --> 00:40:53,000 1年も経てば 836 00:40:48,000 --> 00:40:53,000 養子が死亡届を出すことができる。 837 00:40:53,000 --> 00:40:57,000 {\an4}浦は 838 00:40:53,000 --> 00:40:57,000 {\an1}法的に この世に存在しない人間になり→ 839 00:40:57,000 --> 00:41:02,000 全ての事件は 840 00:40:57,000 --> 00:41:02,000 被疑者死亡で捜査打ち切り。 841 00:41:02,000 --> 00:41:05,000 {\an1}そう聞かされていたのではないですか? 842 00:41:05,000 --> 00:41:10,000 しかし 浦の養子は殺害されました。 843 00:41:10,000 --> 00:41:12,000 えっ…? 844 00:41:12,000 --> 00:41:20,000 {\an4}浦が自らの計画を逸脱したのだとしたら 845 00:41:12,000 --> 00:41:20,000 {\an1}今後 何が起こるのか予測不能です。 846 00:41:20,000 --> 00:41:25,000 {\an4}次は 847 00:41:20,000 --> 00:41:25,000 {\an1}誰の子供が殺されるのでしょうか? 848 00:41:27,000 --> 00:41:30,000 まさか 秀太は…。 849 00:41:32,000 --> 00:41:36,000 息子さんを守れるのは 850 00:41:32,000 --> 00:41:36,000 あなただけですよ。 851 00:41:36,000 --> 00:41:41,000 {\an4}自分たちは選ばれし者だと 852 00:41:36,000 --> 00:41:41,000 {\an1}あなたは言いました。 853 00:41:41,000 --> 00:41:43,000 {\an1}僕も そう思います。 854 00:41:43,000 --> 00:41:47,000 {\an1}あなたたちは 浦に選ばれている。 855 00:41:47,000 --> 00:41:51,000 {\an1}壊してもいい おもちゃとして。 856 00:41:53,000 --> 00:41:59,000 {\an4}全てを壊される前に 857 00:41:53,000 --> 00:41:59,000 {\an1}証言していただけますね? 858 00:41:59,000 --> 00:42:08,000 {\an1}♬〜 859 00:42:08,000 --> 00:42:10,000 甲元の自供をきっかけに→ 860 00:42:10,000 --> 00:42:15,000 {\an4}名良橋 津島 勝野も 861 00:42:10,000 --> 00:42:15,000 {\an1}全ての放火殺人について容疑を認めました。 862 00:42:15,000 --> 00:42:19,000 実行犯は浦という証言で 863 00:42:15,000 --> 00:42:19,000 一致しています。 864 00:42:19,000 --> 00:42:21,000 おびえきってますよ。 865 00:42:21,000 --> 00:42:24,000 {\an1}これで 過去の事件も全部ひっくり返る。 866 00:42:24,000 --> 00:42:29,000 {\an4}内部調査で 松永が浦と接触していた事実も 867 00:42:24,000 --> 00:42:29,000 {\an1}確認できました。 868 00:42:29,000 --> 00:42:31,000 {\an1}やっぱりな。 869 00:42:31,000 --> 00:42:33,000 {\an1}松永と養子の殺害については→ 870 00:42:33,000 --> 00:42:37,000 {\an4}現場に残された指紋から 871 00:42:33,000 --> 00:42:37,000 {\an1}浦が犯人で間違いねえ。 872 00:42:37,000 --> 00:42:41,000 {\an4}死亡推定時刻は 873 00:42:37,000 --> 00:42:41,000 {\an1}モーリシャスの事故よりもあとになります。 874 00:42:41,000 --> 00:42:45,000 {\an4}これで 被疑者死亡による 875 00:42:41,000 --> 00:42:45,000 {\an4}捜査の打ち切りはなくなりました。 876 00:42:45,000 --> 00:42:48,000 {\an4}利用できる手駒も残っていない。 877 00:42:48,000 --> 00:42:50,000 残るは 浦神鹿 一人。 878 00:42:50,000 --> 00:42:54,000 {\an4}もはや 政財界のフィクサーではなく→ 879 00:42:54,000 --> 00:42:58,000 {\an4}一介の逃亡犯にまで転落したわけです。 880 00:42:58,000 --> 00:43:24,000 {\an1}♬〜 881 00:43:24,000 --> 00:43:28,000 {\an4}浦は 何 考えてるんですかね? 882 00:43:28,000 --> 00:43:32,000 本人にも 883 00:43:28,000 --> 00:43:32,000 わかっていないのかもしれません。 884 00:43:32,000 --> 00:43:37,000 {\an4}ただ 何かを僕に伝えようとしている。 885 00:43:38,000 --> 00:43:44,000 {\an4}あいつ 右京さんのことを 886 00:43:38,000 --> 00:43:44,000 {\an4}やたら友達って強調するでしょ? 887 00:43:44,000 --> 00:43:47,000 {\an4}あれ 本心に思えてきたんですよね。 888 00:43:47,000 --> 00:43:49,000 {\an4}理由なんか なくて→ 889 00:43:49,000 --> 00:43:54,000 {\an4}絶対に懐かない犬が なぜか懐いて 890 00:43:49,000 --> 00:43:54,000 {\an4}はしゃいでる みたいな…。 891 00:43:54,000 --> 00:43:58,000 {\an4}だとしたら 892 00:43:54,000 --> 00:43:58,000 {\an4}ずっと付きまとってきますよ。 893 00:44:01,000 --> 00:44:10,000 {\an4}浦神鹿は犯罪をもって友愛を示す ですか…。 894 00:44:13,000 --> 00:44:16,000 {\an4}右京さん なんか笑ってません? 895 00:44:18,000 --> 00:44:22,000 続きが気になる。 それだけです。 896 00:44:22,000 --> 00:44:28,000 {\an1}♬〜