1
00:00:00,145 --> 00:00:01,430
[赤い袖先]
2
00:00:01,430 --> 00:00:03,540
[赤い袖先]
3
00:00:22,423 --> 00:00:23,923
[第2回]
4
00:01:15,170 --> 00:01:16,665
獣の仕業だな
5
00:01:16,665 --> 00:01:20,712
漢城*に虎が入り12人も民を食い殺したそうです
(ハンソン:漢陽都城の略・首都・現在のソウル特別市全体)
6
00:01:20,712 --> 00:01:23,811
間違いなくその虎の仕業でしょう
7
00:01:26,661 --> 00:01:29,184
人が3人も死んでいるのに
8
00:01:29,184 --> 00:01:31,581
なぜ誰も来ない?
9
00:01:32,262 --> 00:01:35,418
漢城府や捕盗庁*は一体何をしているのだ?
(ポドチョン:首都の警備や治安維持を担当した官庁)
10
00:01:40,127 --> 00:01:41,968
- 追いかけよう
- 邸下(チョハ)
11
00:01:41,968 --> 00:01:45,054
邸下!
行くぞ!
12
00:01:50,781 --> 00:01:54,234
お前達は東へ行き 虎が民家に
降りて来られないように防いでくれ
13
00:01:54,235 --> 00:01:55,750
はい
14
00:01:59,828 --> 00:02:01,380
行くぞ
15
00:02:26,004 --> 00:02:27,609
邸下!
16
00:02:30,954 --> 00:02:32,525
まだ生きています
17
00:02:32,525 --> 00:02:34,581
追われていることを知っているようです
18
00:02:34,581 --> 00:02:38,039
引きずっていた餌も捨てて行ったところを見ると
19
00:02:38,662 --> 00:02:40,297
人間のことをわかっている奴だな
20
00:02:40,297 --> 00:02:43,093
とても狡猾で頭が働く奴です
21
00:02:43,605 --> 00:02:45,882
その者を助け恵民署*に連れていけ
(ヘミンソ:一般庶民の医療施設・病院)
22
00:02:45,882 --> 00:02:47,273
はい
23
00:03:04,479 --> 00:03:06,746
よくご無事でお戻りになりました
24
00:03:06,747 --> 00:03:08,685
王命もなく出宮なさるなんて
25
00:03:08,686 --> 00:03:12,377
どれだけ心配だったかおわかりですか?
26
00:03:51,625 --> 00:03:55,349
恵民署に連れて行った者はどうなった?
27
00:03:56,387 --> 00:04:00,839
治療を施しましたが命は救えませんでした
28
00:04:03,133 --> 00:04:07,345
今日から全ての翊衛司*を動かし虎を追うのだ
(世子翊衛司イギサ:世子・世孫の護衛を務めた官庁)
29
00:04:07,345 --> 00:04:10,393
邸下 主上殿下のお許しが必要です
30
00:04:10,393 --> 00:04:13,770
殿下には私が自分で上疏文を書く
31
00:04:13,770 --> 00:04:16,396
必ず殿下のお許しを—
32
00:04:20,187 --> 00:04:25,039
世孫邸下!
33
00:04:26,414 --> 00:04:28,728
よくも世孫邸下を!刺客か?
34
00:04:28,728 --> 00:04:31,662
違います!私はただのセンガクシ*です
(見習い宮女)
35
00:04:31,662 --> 00:04:34,043
早く邸下をお助けして!
36
00:04:34,043 --> 00:04:36,101
先にお入り下さい
37
00:04:36,956 --> 00:04:39,656
私は... 水が怖くて
38
00:04:39,656 --> 00:04:41,576
鎧は自分でします!
39
00:04:41,577 --> 00:04:43,555
ご心配なく
40
00:04:43,555 --> 00:04:45,893
私がお連れ致します!
41
00:04:47,881 --> 00:04:49,081
- 早くお連れしなさい!
- 世孫邸下!
42
00:04:49,082 --> 00:04:52,684
- 手をお掴み下さい!
- 世孫邸下!
43
00:04:52,684 --> 00:04:55,043
邸下!ご用心下さい!刺客かもしれません
44
00:04:55,044 --> 00:04:57,953
違います!私はただのセンガクシです!
45
00:04:57,953 --> 00:05:00,900
邸下 ご無事でいらっしゃいますか?
46
00:05:00,900 --> 00:05:02,592
刺客かもしれません 邸下!
47
00:05:02,593 --> 00:05:05,403
私が手をお貸し致します 邸下!
48
00:05:05,404 --> 00:05:06,784
大丈夫でいらっしゃいますか?
49
00:05:06,785 --> 00:05:08,146
この鎧はどうなってるんだ?
50
00:05:08,149 --> 00:05:12,197
手をお貸ししますからご心配なく
51
00:05:12,197 --> 00:05:14,438
邸下!ご無事でいらっしゃいますか?
52
00:05:14,439 --> 00:05:16,604
私が手をお貸し...
53
00:05:16,604 --> 00:05:19,609
- 邸下!
- 邸下!邸下...
54
00:05:21,290 --> 00:05:24,114
邸下!邸下!
55
00:05:24,114 --> 00:05:25,786
- 邸下
- 邸下...
56
00:05:25,786 --> 00:05:27,866
大丈夫でいらっしゃいますか?
57
00:05:27,866 --> 00:05:29,404
世孫邸下
58
00:05:35,388 --> 00:05:37,402
世孫邸下
59
00:05:37,402 --> 00:05:41,010
邸下 世孫邸下
60
00:05:41,010 --> 00:05:42,834
お前は!
61
00:05:45,660 --> 00:05:48,022
世孫邸下
62
00:05:48,022 --> 00:05:50,947
私は死ぬほどの罪を犯しました
63
00:05:52,205 --> 00:05:54,986
一度だけお許しいただけるなら
64
00:05:54,986 --> 00:06:00,163
邸下の恩徳を骨に刻み込み 恩に報います
65
00:06:00,163 --> 00:06:05,872
愚かで至らない私をどうかお許し下さい
66
00:06:05,872 --> 00:06:08,667
邸下はもうお帰りになった
67
00:06:10,437 --> 00:06:11,976
はい?
68
00:06:12,934 --> 00:06:17,801
邸下が反省文を書くようにおっしゃっている
69
00:06:17,801 --> 00:06:20,567
反省文ですか?
70
00:06:20,567 --> 00:06:22,769
たったそれだけで良いのですか?
71
00:06:22,769 --> 00:06:26,064
一度 一生懸命書いてみなさい
72
00:06:26,064 --> 00:06:30,184
3日以内に東宮まで持って来るように
73
00:06:40,265 --> 00:06:43,188
反省文だけでいいの?
74
00:06:52,960 --> 00:06:55,115
私いまだに信じられないわ
75
00:06:55,115 --> 00:06:59,438
自分が主上殿下の孫娘様達と
一緒に本を筆写するなんて
76
00:06:59,438 --> 00:07:04,079
友達みたいに仲良く茶菓子も食べるのよ
77
00:07:04,079 --> 00:07:07,886
でもドギム すごく遅いわね
78
00:07:08,711 --> 00:07:12,756
このままだと慈駕*の二人が先に来られるんじゃない?
(チャガ:結婚した王女または後宮の敬称)
79
00:07:13,945 --> 00:07:16,490
真っ先に来なきゃいけない人が...
80
00:07:18,576 --> 00:07:20,276
ドギム!
81
00:07:24,446 --> 00:07:26,035
ドギム!
82
00:07:31,237 --> 00:07:35,581
一体全体... なんでびしょぬれなの?
83
00:07:39,043 --> 00:07:42,066
ドギム 何があったの?
84
00:07:47,665 --> 00:07:51,221
まあ!お兄様に会ったの?
85
00:07:51,221 --> 00:07:53,320
はい 一宮慈駕
(イルグンチャガ:一番年上の王女)
86
00:07:53,320 --> 00:07:55,446
お兄様のお顔はどうだった?
87
00:07:55,446 --> 00:07:59,955
男らしくて素敵だと思わない?
88
00:07:59,955 --> 00:08:03,529
私にはとても世孫邸下のお顔を見るなど...
89
00:08:03,529 --> 00:08:08,483
そうね お兄様は他に何か言ってなかった?
90
00:08:11,716 --> 00:08:13,073
実は
91
00:08:13,073 --> 00:08:17,361
私は 犯した罪のため
罰を受けることになりました
92
00:08:17,361 --> 00:08:22,307
大きな罰ではなく ただ...
反省文を書けとおっしゃいました
93
00:08:22,307 --> 00:08:24,278
反省文?
94
00:08:29,306 --> 00:08:33,964
ドギム そんなに辛いなら私の家に来ていいわ
95
00:08:33,964 --> 00:08:36,185
わかった?
96
00:08:36,185 --> 00:08:38,709
私の家でもいいわ
97
00:08:38,709 --> 00:08:40,226
はい?
98
00:08:42,587 --> 00:08:46,587
私だったらヨンヒとボギョンは入れてあげないわ
99
00:08:46,587 --> 00:08:51,046
私達 仲はいいけど
あの子達が書くのが下手なのは事実でしょ
100
00:08:51,046 --> 00:08:52,783
お願いされたからって受け入れて
101
00:08:52,783 --> 00:08:55,117
あの子達が間違えたところを一晩かけて直して
102
00:08:55,117 --> 00:08:57,139
得るものなんか一つもないのに
103
00:08:57,139 --> 00:08:59,254
なんでそんなバカみたいに振る舞うの?
104
00:08:59,254 --> 00:09:03,529
どうして得るものがないの?
嬉しそうな顔が見られたのに
105
00:09:03,529 --> 00:09:07,207
大したことじゃないし ただ一緒に
できるようにしてもらえただけで
106
00:09:07,210 --> 00:09:09,488
あんなに嬉しそうじゃない
107
00:09:09,488 --> 00:09:12,008
それじゃ これからもこうやって
損しながら生きていくつもり?
108
00:09:12,008 --> 00:09:15,622
ギョンヒ どうせ私達は宮女でしょ?
109
00:09:15,622 --> 00:09:18,120
一生宮廷の外には出られない
110
00:09:18,120 --> 00:09:21,011
少し得をしようと損をしようと
111
00:09:21,011 --> 00:09:23,732
全部どうでもいいことだと思わない?
112
00:09:25,232 --> 00:09:29,299
ここで 私が自分でできることはあまりないわ
113
00:09:29,299 --> 00:09:31,714
ほんのわずかなことでもいい
114
00:09:31,714 --> 00:09:34,677
自分で選択しながら生きていきたい
115
00:09:35,336 --> 00:09:38,480
ヨンヒとボギョンを入れたこと...
116
00:09:38,480 --> 00:09:40,535
私の選択よ
117
00:10:36,667 --> 00:10:38,323
明かりをつけ 周囲を警戒しろ
118
00:10:38,324 --> 00:10:39,964
はい!
119
00:10:59,295 --> 00:11:02,080
大殿*に知られないよう注意しろ
(デジョン:王が生活する場所・王そのものを指す)
120
00:11:02,080 --> 00:11:03,613
はい
121
00:11:11,326 --> 00:11:13,060
邸下がお待ちだ
122
00:11:13,060 --> 00:11:14,516
はい
123
00:11:17,160 --> 00:11:21,832
[罪人之子不為君主]
(罪人の息子は王になれない)
124
00:11:51,396 --> 00:11:52,907
同徳会を招集する
125
00:11:52,907 --> 00:11:56,485
邸下 夜が明けるのを待ちましょう
126
00:11:57,345 --> 00:12:00,512
今動かれたら大殿に知られます
127
00:12:00,512 --> 00:12:02,730
殿下がこの匿名書の内容をお知りになることが
128
00:12:02,730 --> 00:12:06,197
得になるのか損になるのか判断がつきません
129
00:12:06,197 --> 00:12:08,818
邸下には確かなのですか?
130
00:12:14,053 --> 00:12:16,887
私が邸下のために犯人を捕らえます
131
00:12:16,887 --> 00:12:20,885
何年かかろうと たとえ10年かかろうと
132
00:12:20,885 --> 00:12:23,321
必ずそうしてみせます
133
00:12:25,181 --> 00:12:27,826
私をお待ちいただけますか?
134
00:12:30,057 --> 00:12:34,354
10年は少し... 長すぎるな
135
00:12:39,810 --> 00:12:43,110
136
00:12:47,271 --> 00:12:49,049
"私の非常に大きな過ちを"
137
00:12:49,050 --> 00:12:52,871
"寛大にお許しになった世孫邸下の慈悲を"
138
00:12:52,871 --> 00:12:56,888
"刻骨難忘 骨に深く刻み"
139
00:12:56,888 --> 00:13:01,494
"結草報恩 必ず恩に報います"
140
00:13:01,494 --> 00:13:06,782
"千歳千歳千々歳 万寿無窮して下さいますよう"
(末長く健康で長生きの意味)
141
00:13:07,943 --> 00:13:11,443
できた 完璧
142
00:13:11,443 --> 00:13:13,085
ドギム
143
00:13:13,783 --> 00:13:15,783
ちょっと見てくれる?
144
00:13:18,589 --> 00:13:21,944
サウォルは下手くそで
145
00:13:24,443 --> 00:13:26,454
媽媽任
146
00:13:26,454 --> 00:13:32,422
世孫邸下が普段 一番
ご機嫌が良い時はいつでしょうか?
147
00:13:33,318 --> 00:13:35,573
どうだろう
148
00:13:35,573 --> 00:13:37,848
普段は昼膳の間
149
00:13:37,848 --> 00:13:41,541
侍講官*達と談笑なさる時
(シガングァン:世子・世孫の講義と教育をする世子侍講院の官員)
150
00:13:42,613 --> 00:13:44,468
どうしてそれを聞くの?
151
00:13:45,543 --> 00:13:49,210
ただ 気になって
152
00:13:49,210 --> 00:13:53,002
それがどうして... 気になるの?
153
00:13:53,002 --> 00:13:55,193
それは...
154
00:13:56,333 --> 00:13:59,000
媽媽任 チョ尚宮媽媽任が来られました
155
00:13:59,000 --> 00:14:03,577
- え?あららら…
- 媽媽任 早く!
156
00:14:13,000 --> 00:14:16,133
朝報*には特別な知らせはありませんが
[チョボ:朝廷の知らせを伝えるための官報]
157
00:14:16,133 --> 00:14:21,323
大殿媽媽と中殿媽媽*もゆっくりお休みになったそうで
(大殿:王 中殿チュンジョン:王妃・王妃が住む中宮殿の略)
158
00:14:21,790 --> 00:14:23,357
ただ...
(媽媽ママ:王/王妃/皇太子だけに使える敬称(媽媽任とは別物))
159
00:14:23,357 --> 00:14:27,268
昨夜東宮で何か起こったようです
160
00:14:27,268 --> 00:14:30,240
東宮の明かりが一晩中ついていたそうね?
161
00:14:30,799 --> 00:14:33,043
別に何もないと良いのですが
162
00:14:33,043 --> 00:14:35,507
何か気にかかります
163
00:14:36,526 --> 00:14:40,793
東宮の宮女達が当番を終えて戻ってきたら
私に報告するように
164
00:14:40,793 --> 00:14:42,876
はい 媽媽任
165
00:14:42,876 --> 00:14:45,576
今日一日もしっかりやって下さい
166
00:14:45,576 --> 00:14:48,352
はい 媽媽任
167
00:14:55,249 --> 00:15:01,305
何だか邸下のご機嫌が全然良くないみたい
168
00:15:02,825 --> 00:15:05,914
朝からもう仕事するのが嫌になったわ
169
00:15:42,551 --> 00:15:45,795
猫さん おはよう
170
00:16:35,460 --> 00:16:40,750
171
00:16:43,240 --> 00:16:44,950
172
00:16:46,650 --> 00:16:48,650
173
00:16:50,720 --> 00:16:53,030
174
00:16:55,600 --> 00:16:59,150
175
00:17:10,079 --> 00:17:13,301
[大学衍義補]
(中国 明の政治や経済についての講義録]
176
00:17:14,532 --> 00:17:17,288
為国者 莫急於養民
177
00:17:17,288 --> 00:17:20,755
為国者 莫急於養民
178
00:17:20,755 --> 00:17:22,855
一国を治める時
179
00:17:22,856 --> 00:17:27,482
民を扶養することよりも緊急なことはない
180
00:17:27,482 --> 00:17:29,921
大学衍義補に載っているこの一句こそ
181
00:17:29,921 --> 00:17:34,278
邸下が一生覚えておくべき恩徳だと考えます
182
00:17:34,278 --> 00:17:36,468
肝に銘じます
183
00:17:36,468 --> 00:17:39,624
邸下は一国の跡継ぎではなく
184
00:17:39,624 --> 00:17:43,232
平凡な人になりたい
185
00:17:43,232 --> 00:17:44,878
一度でも
186
00:17:44,878 --> 00:17:49,589
王世孫という座がとても重く
感じられたことはございませんか?
187
00:17:49,590 --> 00:17:53,447
天命を受けた者がなぜ不平を言えるのか?
188
00:17:53,447 --> 00:17:57,934
私は王世孫として生まれ立派な本を
思う存分読むことができ
189
00:17:57,934 --> 00:18:00,943
博識のある人材を万遍なく置くこともできる
190
00:18:00,943 --> 00:18:05,494
私の才知を全てこの朝鮮のために
使うことができるというやりがいは
191
00:18:05,494 --> 00:18:07,570
他の何にも変えられない
192
00:18:07,570 --> 00:18:10,583
それでも大変なことではありませんか?
193
00:18:10,583 --> 00:18:14,957
飢えに苦しむ民がいるのになぜ不平が言えるのか?
194
00:18:14,957 --> 00:18:16,537
絹の服をまとい
195
00:18:16,538 --> 00:18:20,859
高貴な食べ物を食べることに不平を並べたなら
196
00:18:20,859 --> 00:18:23,317
恥知らずな心の狭い人間に違いないだろう
197
00:18:23,317 --> 00:18:26,516
素晴らしい返答でございます 邸下
198
00:18:26,516 --> 00:18:29,516
天命が私に下り
199
00:18:29,516 --> 00:18:34,530
将来私が一国の運命を背負うことになる
200
00:18:35,197 --> 00:18:37,275
その天命の前から
201
00:18:37,275 --> 00:18:42,173
決して隠れることも逃げることもしない
202
00:19:00,758 --> 00:19:04,737
宮女達は みんな世孫邸下を怖がって
203
00:19:04,737 --> 00:19:07,367
"虎の東宮媽媽"と呼ぶのよ
(東宮:世孫が住む場所で世孫そのものを指す)
204
00:19:07,945 --> 00:19:12,767
世孫邸下がいる宮殿は鬼の宮殿だと
こそこそ言ってるわ
205
00:19:12,767 --> 00:19:16,657
でも私は... 世孫邸下は
206
00:19:17,350 --> 00:19:19,683
素晴らしい方だと思う
207
00:19:51,760 --> 00:19:53,930
208
00:20:25,525 --> 00:20:27,036
お前が書庫を守る宮女か?
209
00:20:27,036 --> 00:20:28,547
はい
210
00:20:32,198 --> 00:20:35,220
ここからは書筵*の場所がよく見えるんだな
(ソヨン:世子・世孫のための教育)
211
00:20:36,648 --> 00:20:40,070
声もよく聞こえるだろう?
212
00:20:45,580 --> 00:20:48,636
最近怪しいことを見たり聞いたりしていないか?
213
00:20:48,637 --> 00:20:50,478
はい?
214
00:20:50,478 --> 00:20:53,057
二度も聞かせるな
215
00:20:53,057 --> 00:20:56,400
こっそりこの周りを覗いていた者もいなかったか?
216
00:20:57,650 --> 00:21:00,473
密かに探っている者はいなかったのか?
217
00:21:00,473 --> 00:21:03,646
一体誰が誰を探っているというお話ですか?
218
00:21:03,646 --> 00:21:06,302
それより 一体どなたですか?
219
00:21:06,303 --> 00:21:11,191
不意に押し寄せてやたらと
問い詰めるなんてどなたなんですか?
220
00:21:11,191 --> 00:21:12,891
私は...
221
00:21:15,980 --> 00:21:18,169
お前は知らなくていい
222
00:21:34,875 --> 00:21:39,075
やっとちゃんと話す気になったようだな?
223
00:21:40,409 --> 00:21:43,019
たったこれだけのお金で
宮女を買収しようということですか?
224
00:21:43,020 --> 00:21:44,808
5両で足りないとでも?
225
00:21:44,809 --> 00:21:47,923
私がたったの5両の
値打ちしかないとお思いですか?
226
00:21:50,944 --> 00:21:53,319
ここは東宮の書庫です
227
00:21:53,319 --> 00:21:56,075
古くて 世孫邸下は長い間
いらっしゃっていないと言っても
228
00:21:56,075 --> 00:21:58,482
王世孫の場所であることは確かでしょう
229
00:21:58,482 --> 00:22:02,378
私も今はまだセンガクシですが
れっきとした東宮の宮女です
230
00:22:02,378 --> 00:22:06,175
不敬にも世孫邸下の人間を買収するなんて
231
00:22:10,077 --> 00:22:13,921
お前が... 世孫邸下の人間だと?
232
00:22:13,922 --> 00:22:16,788
東宮の宮女ですから
233
00:22:21,625 --> 00:22:24,592
宮女に何の信義があると...
234
00:22:25,449 --> 00:22:27,838
今すぐ出て行って下さい
235
00:22:31,849 --> 00:22:34,726
おい 何の真似だ?
236
00:22:38,813 --> 00:22:40,403
やめろ
237
00:22:40,403 --> 00:22:42,024
これは汚いですよ
238
00:22:42,024 --> 00:22:43,903
汚いことは知っているからとにかくやめろ
239
00:22:43,903 --> 00:22:46,249
- 出て行って下さい 出て!出て!
- 出ないぞ!
240
00:22:46,250 --> 00:22:48,816
私は... 出たい時に出る
241
00:22:48,817 --> 00:22:51,308
よくもそんなことを
242
00:22:51,308 --> 00:22:55,408
少し待てと言っただろう?
243
00:22:55,408 --> 00:22:58,388
よくも... 無礼だぞ
244
00:22:58,388 --> 00:23:01,001
私が誰だか知らないのか?
245
00:23:01,001 --> 00:23:02,658
私が...
246
00:23:02,658 --> 00:23:04,347
私...
247
00:23:10,746 --> 00:23:13,846
私がここの主人なのに
248
00:23:13,846 --> 00:23:17,579
見かけは立派なのに呆れた人だわ
249
00:23:37,391 --> 00:23:39,302
何してるの?
250
00:23:40,081 --> 00:23:43,104
私 確かに返したんです
251
00:23:43,104 --> 00:23:46,625
地面に落ちて持ち主がいないお金だから
誰かが拾わなきゃいけないでしょ
252
00:23:46,625 --> 00:23:48,160
何の話?
253
00:23:48,161 --> 00:23:51,284
無駄口はやめて すぐに
チョ尚宮媽媽任のところに行って
254
00:23:51,285 --> 00:23:53,180
あなたをお呼びよ
255
00:23:54,936 --> 00:23:57,080
こんな夜中に?
256
00:24:09,187 --> 00:24:11,309
夜遅くに悪いわね
257
00:24:11,309 --> 00:24:14,746
新しい筆写の仕事を任せたいと思って
258
00:24:15,747 --> 00:24:18,613
- 朱子大全だけど
- えっ?
259
00:24:19,859 --> 00:24:21,604
できるかしら?
260
00:24:21,604 --> 00:24:24,170
恐れ入りますが
261
00:24:24,170 --> 00:24:27,341
今筆写している大学衍義補も無理です
262
00:24:27,342 --> 00:24:29,761
うまくやれているでしょう?
263
00:24:29,761 --> 00:24:34,022
それが... 私の実力ではなく...
264
00:24:34,022 --> 00:24:39,090
人の助けを借りたとしても
あなたがやり遂げたことよ
265
00:24:41,020 --> 00:24:42,120
[朱子大全](儒教の新しい学問体系の書)
266
00:24:52,196 --> 00:24:54,263
申し訳ございません
267
00:24:57,514 --> 00:24:59,370
やはり...
268
00:25:00,858 --> 00:25:03,225
あなたが本当に気に入ったわ
269
00:25:08,290 --> 00:25:11,570
[朱子大全]
270
00:25:18,993 --> 00:25:22,249
国にある金は全て民から出ている
271
00:25:22,249 --> 00:25:25,894
もし節制せず
使わなければならないものに損失が出ると
272
00:25:25,894 --> 00:25:29,633
民にその影響が及ぶ
273
00:25:29,633 --> 00:25:33,148
大学衍義補はこれで終わりです
274
00:25:33,148 --> 00:25:34,730
少しお休み下さい
275
00:25:34,730 --> 00:25:37,484
私は一食頃後にまた参ります
(一食頃:約30分のこと)
276
00:25:49,650 --> 00:25:51,340
[大学衍義補]
277
00:26:28,848 --> 00:26:30,836
[大学衍義補]
278
00:26:37,348 --> 00:26:39,336
ねえ わかってる?
279
00:26:39,336 --> 00:26:43,215
私 あんたが怖いわ
280
00:26:44,395 --> 00:26:48,184
センガクシには高価すぎるものだから怖いのか?
281
00:26:48,184 --> 00:26:52,183
驚いたじゃありませんか 気配も見せずに
282
00:26:52,859 --> 00:26:57,670
そんな高価なもの
どうやって手に入れたのか気になるな
283
00:27:00,741 --> 00:27:04,908
もうお帰り下さい
いくら問い詰めようと無駄ですから
284
00:27:07,108 --> 00:27:12,041
金は受け取らないとかなんとか
偉そうなことを言っていたくせに
285
00:27:13,899 --> 00:27:15,921
私が間抜けだったんだな
286
00:27:15,921 --> 00:27:18,681
目の前にいたのに
怪しむことさえもしなかったとは
287
00:27:18,681 --> 00:27:21,381
一体何のお話ですか?
288
00:27:22,542 --> 00:27:26,722
お前ごときが東宮の宮女で世孫邸下の人間だと?
289
00:27:26,723 --> 00:27:28,758
離して下さい!
290
00:27:28,758 --> 00:27:32,013
どなたなんですか?
お名前を教えて下さい
291
00:27:32,013 --> 00:27:35,082
しがないセンガクシになぜ自分の名前を教えるんだ?
292
00:27:35,082 --> 00:27:37,422
センガクシだからと馬鹿にしないで下さい
293
00:27:37,422 --> 00:27:40,422
私もいずれは正五品の尚宮になる人間です
294
00:27:40,423 --> 00:27:44,453
- そうか?
- 正五品の尚宮...
295
00:27:44,453 --> 00:27:49,081
私だっていずれは正五品の尚宮になる人なのよ
296
00:27:50,253 --> 00:27:52,665
あの子もセンガクシだった
297
00:28:09,085 --> 00:28:11,551
- 説明してみろ
- はい?
298
00:28:11,551 --> 00:28:13,752
なぜ書筵をこっそり聞いて
299
00:28:13,752 --> 00:28:16,563
東宮が習っている本まで持っていたのか
300
00:28:16,563 --> 00:28:18,828
説明してみろと言っている
301
00:28:20,530 --> 00:28:22,222
筆写の仕事?
302
00:28:22,222 --> 00:28:25,219
たくさんの宮女が非番の時 片手間にやっています
303
00:28:25,219 --> 00:28:26,476
大学衍義補を?
304
00:28:26,477 --> 00:28:28,940
私も難しすぎて筆写するのは嫌です
305
00:28:28,940 --> 00:28:32,393
だからといって毎回仕事を選べるわけでもなく
306
00:28:36,590 --> 00:28:38,701
本当にお前が筆写したものなのか?
307
00:28:38,701 --> 00:28:41,455
- はい?
- 経験豊富な尚宮でもないのに
308
00:28:41,455 --> 00:28:42,790
センガクシごときが
309
00:28:42,790 --> 00:28:45,600
なぜこんな字が書けるのかと聞いている
310
00:28:55,770 --> 00:28:58,040
311
00:29:07,370 --> 00:29:08,780
312
00:29:16,590 --> 00:29:19,890
313
00:29:19,890 --> 00:29:21,703
まさか
314
00:29:22,410 --> 00:29:24,013
なぜセンガクシごときが...
315
00:29:24,013 --> 00:29:27,581
さっきからセンガクシセンガクシと人を見下げてますが
316
00:29:27,581 --> 00:29:30,269
そちらはどれだけお偉いんですか?
317
00:29:30,269 --> 00:29:33,617
侍講官*がそんなにすごいことなんですか?
(シガングァン:世孫の講義と教育をする世子侍講院の官員)
318
00:29:33,617 --> 00:29:34,797
侍講官だと?
319
00:29:34,797 --> 00:29:38,040
どうりで声に聞き覚えがあると思いました
320
00:29:38,040 --> 00:29:41,490
あそこで世孫邸下を補佐する侍講官の一人 そうでしょ?
321
00:29:41,490 --> 00:29:43,020
そうでしょ?
322
00:29:47,000 --> 00:29:48,440
そうだ
323
00:29:48,440 --> 00:29:49,668
侍講官だ
324
00:29:49,668 --> 00:29:51,844
お名前は何とおっしゃるんですか?
325
00:29:54,440 --> 00:29:56,579
ホン・ドンノだ
326
00:29:57,330 --> 00:29:58,780
兼司書職を
(兼司書キョムサソ:世子侍講院の官員・他の職と兼任)
327
00:29:58,780 --> 00:30:01,040
務めている
328
00:30:01,040 --> 00:30:03,026
兼司書ナウリ*?
(身分の低い人が身分の高い男性をを呼ぶ敬称)
329
00:30:04,200 --> 00:30:06,134
嘘だ
330
00:30:06,134 --> 00:30:08,423
なぜだ?
331
00:30:08,423 --> 00:30:10,860
私は間違いなく兼司書だ
332
00:30:10,860 --> 00:30:14,419
兼司書ナウリはとても美男子だと
333
00:30:14,419 --> 00:30:20,070
- 何?
- 漢城で一番の美男子で慕う女性が一人二人じゃないって...
334
00:30:20,710 --> 00:30:23,290
実物を見て
335
00:30:23,290 --> 00:30:24,540
がっかりした?
336
00:30:24,547 --> 00:30:28,636
いや 何... 噂なんてそういうものでしょ
337
00:30:30,800 --> 00:30:33,030
一国の跡継ぎの言行は
338
00:30:33,030 --> 00:30:35,380
むやみに盗み聞きするものではない
339
00:30:35,380 --> 00:30:39,500
確実な証拠もないことだし 今日は大目に見るが
340
00:30:40,520 --> 00:30:42,130
お前...
341
00:30:42,130 --> 00:30:45,010
立ち振る舞いに気をつけるように
342
00:30:58,680 --> 00:31:02,015
漢城で一番の美男子...
343
00:31:12,330 --> 00:31:13,610
おい
344
00:31:13,610 --> 00:31:16,080
今 私に塩をまいたのか?
345
00:31:20,970 --> 00:31:23,665
優しく言ってる間に戸を開けろ
346
00:31:23,665 --> 00:31:25,557
早く!
347
00:31:25,557 --> 00:31:26,710
お前
348
00:31:26,710 --> 00:31:28,650
今...
349
00:31:41,030 --> 00:31:42,753
塩?
350
00:31:45,180 --> 00:31:46,865
おい...
351
00:31:57,130 --> 00:31:59,213
よくも...
352
00:32:01,570 --> 00:32:03,085
邸下
353
00:32:08,400 --> 00:32:10,850
漢城で一番の
354
00:32:10,850 --> 00:32:12,434
美男子?
355
00:32:12,434 --> 00:32:15,267
- はい?
- いや 何でもない
356
00:32:18,110 --> 00:32:19,560
邸下
357
00:32:22,350 --> 00:32:23,570
恐れ入ります
358
00:32:23,570 --> 00:32:25,190
失礼致します
359
00:32:49,130 --> 00:32:51,734
捕盗庁から主上殿下に上げられた啓本です
360
00:32:51,734 --> 00:32:53,033
お読みになって下さい
361
00:32:53,033 --> 00:32:54,844
[啓本ケボン:王に大事件を報告する文書]
362
00:32:56,610 --> 00:32:57,906
必要ない
363
00:32:57,906 --> 00:33:00,550
無能な者達の弁明を読んで何になる?
364
00:33:00,550 --> 00:33:02,961
とても苛立っていらっしゃいますね
365
00:33:03,630 --> 00:33:06,542
東宮の宮女達が邸下について怖いと
366
00:33:06,542 --> 00:33:08,865
私に訴えております
367
00:33:09,860 --> 00:33:12,861
宮女ごときが何を言っている...
368
00:33:12,861 --> 00:33:14,720
私のお願いなら
369
00:33:14,720 --> 00:33:16,980
聞いていただけますか?
370
00:33:17,670 --> 00:33:20,190
お仕えする主人のご機嫌が良くないので
371
00:33:20,190 --> 00:33:22,380
心が重いです
372
00:33:24,560 --> 00:33:27,252
お連れしたいところがあります
373
00:34:35,210 --> 00:34:38,023
今日は宮女の祝祭の日か?
374
00:34:38,023 --> 00:34:39,580
10日後です
375
00:34:39,580 --> 00:34:40,870
今は練習中でしょう
376
00:34:40,870 --> 00:34:42,830
みんなであのように遊んでいたら
377
00:34:42,830 --> 00:34:44,559
主人の世話は誰がする?
378
00:34:44,559 --> 00:34:47,623
尚宮が宮女の仕事を代わりにします
379
00:34:48,600 --> 00:34:50,470
調子に乗っているな
380
00:34:50,470 --> 00:34:54,470
当日には内官と別監達もこっそり見物に来るそうです
(ピョルガム:下位の官職)
381
00:34:55,510 --> 00:34:57,960
宮女達が楽しんでいると...
382
00:34:57,960 --> 00:34:59,060
お気に触りますか?
383
00:34:59,060 --> 00:35:01,958
無駄な遊びなど...
384
00:35:03,750 --> 00:35:07,660
まあいい 目上の方が許可されたことだから
385
00:35:07,660 --> 00:35:11,985
ソン・ドギムが本を読みます!並んで下さい!
386
00:35:11,985 --> 00:35:15,538
列に並んで下さい!
387
00:35:15,538 --> 00:35:19,107
さあさあ 毎日あるような
伝奇叟(チョンギス)ではありません
388
00:35:19,108 --> 00:35:23,390
ソン・ドギムが本を読みます!
389
00:35:23,390 --> 00:35:27,621
ソン・ドギムが本を読みます!列に並んで下さい!
390
00:35:27,621 --> 00:35:31,589
さあさあ 毎日あるような
伝奇叟(チョンギス)ではありません
391
00:35:31,589 --> 00:35:35,224
ソン・ドギムが本を読みます!並んで下さい!
392
00:35:35,224 --> 00:35:38,294
列に並んで下さい!
393
00:35:38,294 --> 00:35:43,383
ソン・ドギムが本を読みます!列に並んで下さい!
394
00:35:59,460 --> 00:36:01,721
今日私が読む小説は...
395
00:36:01,721 --> 00:36:04,243
漢王朝の王室にいた
396
00:36:04,243 --> 00:36:08,110
二人兄弟の悲劇のお話です
397
00:36:17,170 --> 00:36:21,890
"私達は同じ母の腹から生まれた兄弟なのに"
398
00:36:21,890 --> 00:36:26,420
"なぜ父である王は私だけを嫌うのか?"
399
00:36:27,160 --> 00:36:29,450
"小さかったお前が大きくなればなるほど"
400
00:36:29,450 --> 00:36:32,330
"私の心配も大きくなっていく"
401
00:36:33,080 --> 00:36:34,800
"お前がいるから"
402
00:36:34,800 --> 00:36:36,637
"私はもう"
403
00:36:36,637 --> 00:36:38,747
"必要ないのだな"
404
00:36:39,970 --> 00:36:42,010
"お前を愛せば愛すほど"
405
00:36:42,010 --> 00:36:44,610
"私を嫌う"
406
00:36:44,610 --> 00:36:46,750
"愛が深くなればなるほど"
407
00:36:46,750 --> 00:36:49,020
"憎悪も増していく"
408
00:36:49,690 --> 00:36:51,526
"弟よ"
409
00:36:51,526 --> 00:36:52,920
"お前は"
410
00:36:52,920 --> 00:36:55,640
"私を殺すために生まれてきたのだな"
411
00:36:56,600 --> 00:36:59,347
"お前のせいで父の愛を失い"
412
00:36:59,347 --> 00:37:03,290
"私は果てしなく絶望している"
413
00:37:03,290 --> 00:37:04,980
"お前と私は兄弟で"
414
00:37:04,980 --> 00:37:07,530
"お互い似ているのに"
415
00:37:07,530 --> 00:37:09,200
"なぜ私達の状況は"
416
00:37:09,200 --> 00:37:11,520
"こんなに違うのだろう?"
417
00:37:16,910 --> 00:37:18,291
来ないように言ったでしょ
418
00:37:18,291 --> 00:37:20,309
でも...
419
00:37:21,190 --> 00:37:24,455
宮廷を出られると聞いて
420
00:37:25,410 --> 00:37:29,169
父上にご挨拶をしたくて...
421
00:37:29,169 --> 00:37:30,880
小さな息子が
422
00:37:30,880 --> 00:37:33,910
両親に挨拶するため訪ねて来ただけです
423
00:37:33,910 --> 00:37:35,801
自分の息子がおわかりにならないのですか?
424
00:37:35,801 --> 00:37:39,254
私は自分の親もわからない奴なのに
なぜ息子のことがわかる?
425
00:37:39,970 --> 00:37:41,687
早く行け
426
00:37:42,480 --> 00:37:46,076
主上殿下はお前だけを連れて行かれるそうだ
427
00:37:58,700 --> 00:38:00,940
お祖父様が
428
00:38:00,940 --> 00:38:03,850
私だけを連れて行かれる?
429
00:38:03,850 --> 00:38:06,739
それじゃ父上は...
430
00:38:06,739 --> 00:38:09,913
あの子がいる限り私は必要ない
431
00:38:13,820 --> 00:38:16,661
私を殺すために生まれてきた子だ
432
00:38:16,661 --> 00:38:20,995
- 違います
- 私を殺すために生まれてきた子だ!
433
00:38:26,550 --> 00:38:29,040
違います
434
00:38:30,780 --> 00:38:34,133
"お前は私を殺すために生まれてきたのだな"
435
00:38:34,133 --> 00:38:37,600
私を殺すために生まれてきた子だ
436
00:38:38,380 --> 00:38:41,507
今日はここまでにします!
437
00:38:44,820 --> 00:38:48,027
もっと読んで!
438
00:38:50,650 --> 00:38:52,470
戻ろう
439
00:38:52,470 --> 00:38:53,896
はい
440
00:38:57,860 --> 00:39:03,830
441
00:39:21,160 --> 00:39:23,968
夜中まで筆写しているのか?
442
00:39:26,530 --> 00:39:29,190
そこまでして金をかき集めても
443
00:39:29,190 --> 00:39:31,220
足りないようだな
444
00:39:31,220 --> 00:39:32,330
あの...
445
00:39:32,330 --> 00:39:34,440
どうしてここにいらっしゃるんですか?
446
00:39:34,440 --> 00:39:37,490
一人になりたくてにここに来た
447
00:39:37,490 --> 00:39:39,258
邪魔しているのはお前だ
448
00:39:39,258 --> 00:39:42,660
はい それじゃお一人でどうぞ
449
00:39:46,060 --> 00:39:48,680
結構金を稼げるのか?
450
00:39:48,680 --> 00:39:49,768
はい?
451
00:39:49,768 --> 00:39:51,090
稗官小説のことだ
452
00:39:51,090 --> 00:39:52,840
[稗官(ペガン)小説:民間に伝わる話を集めたもの]
453
00:39:53,530 --> 00:39:55,010
みんな
454
00:39:55,010 --> 00:39:56,440
好きだと言っています
455
00:39:56,440 --> 00:39:58,415
私は嫌いだ
456
00:39:58,415 --> 00:40:00,990
小説なんか心を乱すだけだ
457
00:40:01,670 --> 00:40:04,643
無駄に好奇心を刺激して
458
00:40:04,643 --> 00:40:07,987
ただ最後まで興味を持たせる目的じゃないのか?
459
00:40:16,160 --> 00:40:18,502
お前もただ
460
00:40:18,502 --> 00:40:22,084
自分の腕前を使って
金を稼げばそれで終わりだろう?
461
00:40:23,250 --> 00:40:26,208
聞く人がどんな気持ちになるか
462
00:40:26,208 --> 00:40:28,187
何も知らないで
463
00:40:29,150 --> 00:40:32,288
私が本を読むことをなぜご存じなんですか?
464
00:40:32,288 --> 00:40:34,578
宮女の寝所に行かれたんですか?
465
00:40:34,578 --> 00:40:36,804
勝手に入ったら大ごとになりますよ
466
00:40:36,805 --> 00:40:39,170
もう読むな
467
00:40:39,170 --> 00:40:42,270
お前は他の人に本を読んであげてはいけない人だ
468
00:41:01,670 --> 00:41:04,767
何様のつもり?
469
00:41:04,767 --> 00:41:07,834
私に本読めとか読むなとか
470
00:41:07,834 --> 00:41:09,913
そうじゃない?
471
00:41:09,913 --> 00:41:14,067
- ドギム
- 自分が人が本を読むのをこっそり盗み聞きしたくせに
472
00:41:27,060 --> 00:41:29,450
仕事がもっと増えたわ
473
00:41:29,450 --> 00:41:31,361
一人でできる?
474
00:41:31,361 --> 00:41:33,172
はい 媽媽任
475
00:41:33,172 --> 00:41:35,480
大変だったら言うのよ
476
00:41:35,480 --> 00:41:38,280
先に言わなかったら
477
00:41:38,280 --> 00:41:41,330
誰にもわからないわ
478
00:41:41,330 --> 00:41:43,465
心配しないで下さい
479
00:41:58,520 --> 00:41:59,822
ドギム
480
00:41:59,822 --> 00:42:03,211
あんたが会った人が本当に
兼司書(キョムサソ)ナウリだったら
481
00:42:03,211 --> 00:42:06,815
他の人の前でそんなこと言っちゃだめ
482
00:42:06,815 --> 00:42:09,566
- どうして?
- 捕まってしまうかも
483
00:42:09,566 --> 00:42:13,456
夜中に引きずられて
井戸に投げられるかもしれない
484
00:42:13,456 --> 00:42:15,240
誰に?
485
00:42:18,290 --> 00:42:20,509
同時に取るのよ
486
00:42:29,930 --> 00:42:32,267
ああ 何これ?
487
00:42:32,267 --> 00:42:34,854
- どうして毎日するの?
- もうやめよう
488
00:42:37,120 --> 00:42:38,520
当たった
489
00:42:38,520 --> 00:42:41,600
当たった!
490
00:42:41,600 --> 00:42:44,781
明日は当たるわよ
491
00:42:44,781 --> 00:42:47,204
ドギム ヨンヒ!
492
00:42:47,204 --> 00:42:49,830
私が当たった
493
00:42:49,830 --> 00:42:53,152
明日の朝兼司書ナウリに 私が水をあげるのよ
494
00:42:53,152 --> 00:42:55,340
水?何の水?
495
00:42:55,340 --> 00:42:56,960
兼司書ナウリは
496
00:42:56,960 --> 00:42:58,870
毎朝宮廷に来たら
497
00:42:58,870 --> 00:43:01,458
あの井戸から水を飲むの
498
00:43:01,458 --> 00:43:04,640
明日の朝は私があげるのよ
499
00:43:04,640 --> 00:43:07,436
私すごく嬉しいわ!
500
00:43:19,320 --> 00:43:22,447
兼司書ナウリはすごくすごく素敵な方で
501
00:43:22,447 --> 00:43:26,315
あの方が通り過ぎると どこからか
502
00:43:27,820 --> 00:43:29,568
春風が吹いてくるような
503
00:43:29,568 --> 00:43:31,410
何が春風よ?
504
00:43:31,410 --> 00:43:33,900
口を開くたび寒風なのに
505
00:43:34,700 --> 00:43:38,635
あんな人を慕う宮女がたくさんいるなんて
506
00:43:38,635 --> 00:43:40,810
理解できない
507
00:43:53,340 --> 00:43:56,152
大丈夫ですか 姮娥任*
(ハンアニム:下級宮女の敬称)
508
00:43:58,740 --> 00:44:00,881
大丈夫です
509
00:44:00,881 --> 00:44:03,871
片側に避けないと通れない
510
00:44:03,871 --> 00:44:05,450
私が避けますから
511
00:44:05,450 --> 00:44:07,350
先に通って下さい
512
00:44:20,210 --> 00:44:21,785
ハンアニム!
513
00:44:34,730 --> 00:44:36,936
これを落としましたよ
514
00:44:42,940 --> 00:44:45,223
ハンアニムによく似合います
515
00:44:56,690 --> 00:44:59,823
あんな人が兼司書だったら
516
00:45:01,320 --> 00:45:03,195
私も理解できる
517
00:45:12,240 --> 00:45:14,220
上監媽媽
(サンガンママ:王の敬称の1つ)
518
00:45:14,220 --> 00:45:16,266
兼司書が参りました
519
00:45:16,266 --> 00:45:19,409
入るように言え
520
00:45:32,590 --> 00:45:34,050
主上殿下
521
00:45:34,050 --> 00:45:35,750
お呼びになりましたか?
522
00:45:35,750 --> 00:45:39,287
こっちに来て座りなさい
523
00:45:47,230 --> 00:45:49,740
ドンノ
524
00:45:49,740 --> 00:45:52,090
世孫のことだ
525
00:45:52,090 --> 00:45:56,113
毎日のように上疏を上げてくるが
526
00:45:56,113 --> 00:45:58,610
このままでは虎を殺す前に あいつは
527
00:45:58,610 --> 00:46:01,410
この年取った祖父を殺してしまうぞ
528
00:46:01,410 --> 00:46:03,080
それから
529
00:46:03,080 --> 00:46:07,040
翊衛司*を動員して虎を捕まえるのはだめだ
(イギサ:世孫の護衛を務めた官庁)
530
00:46:07,040 --> 00:46:11,790
翊衛司は世孫を守っている軍隊だ
531
00:46:11,790 --> 00:46:15,265
それをどこに送るつもりだ?
532
00:46:15,265 --> 00:46:18,830
東宮に行き 殿下の下命をお伝え致します
533
00:46:18,830 --> 00:46:21,414
そうか それじゃ行きなさい
534
00:46:21,414 --> 00:46:22,880
殿下
535
00:46:22,880 --> 00:46:25,860
お聞きになることがあるでしょう?
536
00:46:26,480 --> 00:46:29,773
3日前 東宮の明かりが一晩中ついていました
537
00:46:29,773 --> 00:46:33,129
ああ そうだったな
538
00:46:33,140 --> 00:46:35,320
そうだ
539
00:46:35,320 --> 00:46:37,620
何かあったのか?
540
00:46:38,620 --> 00:46:40,449
知らないのか?
541
00:46:40,449 --> 00:46:42,428
兼司書は知らないようです
542
00:46:42,429 --> 00:46:45,785
兼司書が知らなければ誰が知っているのですか?
543
00:46:45,785 --> 00:46:51,810
でなければ東宮が直接来て
主上殿下に説明するべきでしょう
544
00:46:51,810 --> 00:46:54,282
私がその答えを知っているようです
545
00:46:54,282 --> 00:46:56,446
そうか?
546
00:46:57,720 --> 00:47:00,963
もうすぐ宮女達の祝祭があります
547
00:47:00,963 --> 00:47:03,762
私が直接許可したことです
548
00:47:04,620 --> 00:47:06,770
宮女達だけの遊びですが
549
00:47:06,770 --> 00:47:09,340
こっそり見物に来る人も多いのです
550
00:47:09,340 --> 00:47:11,780
おそらく世孫も
551
00:47:11,780 --> 00:47:14,550
一晩中見物していたようです
552
00:47:15,630 --> 00:47:19,446
私も夜遅くまで夜空を眺めておりました
553
00:47:20,230 --> 00:47:24,890
私と一緒に見物すればよかったのに
554
00:47:24,890 --> 00:47:28,222
当日は中宮殿*に席をご用意して
(王妃が生活する場所)
555
00:47:28,222 --> 00:47:30,033
殿下をお呼び致します
556
00:47:30,033 --> 00:47:32,768
そうか そうしてくれ
557
00:47:39,020 --> 00:47:40,560
邸下が
558
00:47:40,560 --> 00:47:43,820
反省文を書くようにおっしゃっている
559
00:47:46,230 --> 00:47:48,650
世孫邸下に謁見しに来たの?
560
00:47:48,650 --> 00:47:49,554
はい
561
00:47:49,554 --> 00:47:52,134
邸下は尊賢閣にいらっしゃるのよ
562
00:47:52,134 --> 00:47:55,267
ここを真っすぐ行けば着くわ
563
00:47:55,267 --> 00:47:57,320
ありがとうございます
564
00:48:00,580 --> 00:48:04,704
邸下はたった今 景賢堂にいらっしゃったけど
565
00:48:13,140 --> 00:48:15,276
清閑亭にいらっしゃるわ
566
00:48:43,806 --> 00:48:45,773
ねえ
567
00:48:45,773 --> 00:48:50,184
あなたもしかして 小川のある
松の谷辺りに住んでなかった?
568
00:48:50,184 --> 00:48:52,412
ウォレオンニ!
(オン二:お姉さん・女性が年上の女性を呼ぶ時に使う)
569
00:48:52,412 --> 00:48:55,310
ああ やっぱりドギムだったのね!
570
00:49:01,959 --> 00:49:04,026
こんなことでしくしく泣いてるの?
571
00:49:04,026 --> 00:49:06,625
何も知らないセンガクシを
からかってるに決まってるでしょ
572
00:49:06,625 --> 00:49:12,431
後で正式な宮女になったら
ぞっとするほど恐ろしい新参礼が待ってるわよ
573
00:49:12,431 --> 00:49:14,002
新参礼?
574
00:49:14,002 --> 00:49:18,369
みんな通る道だから今から怖がらなくてもいいわ
575
00:49:18,369 --> 00:49:21,380
でも 今日はどうして来たの?
576
00:49:26,661 --> 00:49:31,350
すごいわ センガクシのくせに
もう主人に嫌われてるなんて
577
00:49:33,836 --> 00:49:39,447
邸下 センガクシのソン・ドギムが謁見に参りました
578
00:49:41,741 --> 00:49:44,886
邸下が入るようおっしゃっている
579
00:50:02,165 --> 00:50:04,177
私 ソン・ドギム
580
00:50:04,177 --> 00:50:09,260
世孫邸下が先日命を下された
反省文を持って参りました
581
00:50:36,136 --> 00:50:40,780
邸下が反省文を持って来るよう命を下された
582
00:50:45,304 --> 00:50:48,965
"私の非常に大きな過ちを寛大にお許しになった"
583
00:50:48,965 --> 00:50:52,115
"世孫邸下の慈悲を"—
584
00:50:52,115 --> 00:50:55,242
誰が読めと言った?
持って来るようおっしゃったのに
585
00:50:55,243 --> 00:50:56,836
はい?
586
00:51:07,350 --> 00:51:09,030
[刻骨難忘 骨に深く刻み 結草報恩
必ず恩に報います 千歳千歳千々歳...]
587
00:51:10,410 --> 00:51:12,350
この筆跡は...
588
00:51:14,470 --> 00:51:17,380
589
00:51:17,380 --> 00:51:19,580
まさか
590
00:51:22,336 --> 00:51:25,580
何だ お前だったのか?
591
00:52:04,230 --> 00:52:06,752
一行目 間違い
592
00:52:08,800 --> 00:52:11,211
次の行も
593
00:52:11,211 --> 00:52:13,760
その次の行も
594
00:52:19,865 --> 00:52:21,943
不敬だ!
595
00:52:21,943 --> 00:52:24,750
申し訳ございません 邸下
596
00:52:44,736 --> 00:52:49,670
邸下が間違ったところを直して
また書くよう命を下された
597
00:52:58,762 --> 00:53:02,110
あの人がいつ来るかもわからないじゃない
598
00:53:04,152 --> 00:53:08,230
ソ尚宮媽媽任に正直に言った方がいいのかな
599
00:53:23,697 --> 00:53:27,430
ナウリがいつもお飲みになる井戸水です
600
00:53:33,604 --> 00:53:36,050
必要なものがあれば
いつでも私におっしゃって下さい
601
00:53:36,050 --> 00:53:38,020
欲しい物は何だ?
602
00:53:39,690 --> 00:53:42,646
私は一刻も無駄にできない人間だ
603
00:53:42,646 --> 00:53:44,820
言いたいことがあるなら早く言ってくれ
604
00:53:52,247 --> 00:53:55,670
何が間違ってるのか全然わかりません
605
00:54:04,994 --> 00:54:08,420
なぜわからないのかがさっぱりわからないが
606
00:54:11,259 --> 00:54:14,430
どうか教えていただけませんか ナウリ
607
00:54:18,770 --> 00:54:20,347
虎
608
00:54:20,347 --> 00:54:22,114
はい?
609
00:54:22,114 --> 00:54:26,597
この書庫にある虎に関する本を全部探してこい
610
00:54:26,597 --> 00:54:28,828
虎ですか?
611
00:54:28,828 --> 00:54:32,967
全部だったらすごく時間がかかりますけど...
612
00:54:32,967 --> 00:54:36,710
もちろん全部私がお探しします ナウリ
613
00:54:40,310 --> 00:54:45,754
"私の非常に大きな過ちを寛大に
お許しになった世孫邸下の慈悲を"
614
00:54:45,754 --> 00:54:47,489
ちょっと待て
615
00:54:48,479 --> 00:54:50,634
世孫邸下がいつお前を許したんだ?
616
00:54:50,634 --> 00:54:52,212
え?
617
00:54:53,033 --> 00:54:55,144
反省文を書くというのは
618
00:54:55,144 --> 00:54:59,623
その内容を見て許すか許さないか
決めるということだ
619
00:54:59,623 --> 00:55:04,374
なのに お前がなぜあの日池に転がって落ちたのか
620
00:55:04,374 --> 00:55:09,052
何があって厳かな宮廷内を
ハゼのように飛び回っていたのか
621
00:55:09,052 --> 00:55:11,744
前後の事情を詳しく書くべきだろう
622
00:55:16,959 --> 00:55:20,993
特にここ...
お前は命が惜しくないのか?
623
00:55:20,993 --> 00:55:26,845
"千歳"は主上殿下だけに使える言葉で
なぜ不敬にも邸下に使うのか?
624
00:55:26,845 --> 00:55:28,434
私はよく知らなくて...
625
00:55:28,434 --> 00:55:33,268
よく見えることを何でも
全部探してきてくっつけたんだな
626
00:55:33,859 --> 00:55:38,491
ありがとうございます
どう直したらいいかわかりました
627
00:55:38,491 --> 00:55:43,627
次は私の反省文 合格をもらえそうです
628
00:56:20,840 --> 00:56:23,040
[私が厳かな宮廷をみだりに
飛び回り 世孫邸下のご機嫌を...]
629
00:56:37,510 --> 00:56:39,860
私が魂飛...
630
00:56:57,520 --> 00:56:59,080
[私が魂飛中天しながら世孫邸下のお体を傷つけ...]
631
00:57:10,120 --> 00:57:12,110
[世...]
632
00:57:17,705 --> 00:57:19,638
世孫邸下
633
00:57:27,520 --> 00:57:29,170
[世孫邸下の大事なお体を恐れ多くも...]
634
00:57:41,875 --> 00:57:44,020
恐れ多くも!
635
00:57:47,070 --> 00:57:49,560
[恐れ多く]
636
00:57:59,710 --> 00:58:01,332
お前は...
637
00:58:06,410 --> 00:58:07,990
[私が後苑の美しい自然を遊戯三昧しながら...]
638
00:58:15,620 --> 00:58:16,810
639
00:58:20,580 --> 00:58:21,700
640
00:58:24,550 --> 00:58:26,260
641
00:58:34,737 --> 00:58:36,582
100回
642
00:58:44,073 --> 00:58:48,173
邸下が間違った字を100回ずつ
643
00:58:48,173 --> 00:58:51,384
書き直すよう命を下された
644
00:59:17,087 --> 00:59:19,660
今に見ておけと言っただろう
645
00:59:20,190 --> 00:59:22,634
減棒の方がましです
646
00:59:22,634 --> 00:59:24,753
いっそムチで打たれます
647
00:59:24,753 --> 00:59:27,654
反省文にはもううんざりです
648
00:59:27,654 --> 00:59:29,773
反省文の何が悪い
649
00:59:29,773 --> 00:59:32,673
自ら間違ったことに気づく機会を与えられたのに
650
00:59:32,673 --> 00:59:36,496
何が機会ですか
一寸の虫にも五分の魂です
651
00:59:36,496 --> 00:59:40,987
世孫邸下のことを考えたら夜も眠れないなんて
652
00:59:40,987 --> 00:59:44,980
こんなに下の者に苦労させる方が
尊敬される王様になれますか?
653
00:59:48,174 --> 00:59:50,863
恐れ多くも今 世孫邸下の悪口を言っているのか?
654
00:59:50,863 --> 00:59:53,107
これでもどうぞ
655
01:00:02,443 --> 01:00:04,698
この地図はここにあったんだな
656
01:00:04,698 --> 01:00:05,908
ご存じの地図なんですか?
657
01:00:05,908 --> 01:00:08,718
父上が持っていた...
658
01:00:09,927 --> 01:00:14,427
何でもない
必要な地図をよく見つけた
659
01:00:21,198 --> 01:00:23,210
一体何の地図なんですか?
660
01:00:23,210 --> 01:00:24,524
都城(トソン)全図
(都城:現在のソウル市の漢陽を囲む4つの山を繋ぐ城壁)
661
01:00:24,524 --> 01:00:26,515
都城全図なら特別な物ではないでしょう?
662
01:00:26,515 --> 01:00:28,980
山の獣がよく出没する道で
663
01:00:28,980 --> 01:00:31,659
捉虎甲士*が使っていた狩りの経路だが
[チャッコカプサ:虎狩りのための特別な部隊]
664
01:00:31,659 --> 01:00:37,161
網と罠があるところに全部印がついている
665
01:00:37,161 --> 01:00:40,698
虎を捕まえるのに役に立つな
666
01:00:40,698 --> 01:00:44,050
なぜ虎を調べるのかと思っていましたが
667
01:00:44,050 --> 01:00:47,120
都城に現れた虎のせいですか?
668
01:00:47,120 --> 01:00:49,640
昨日も人が死んだ
669
01:00:50,379 --> 01:00:54,050
地図が役に立つならもっと探します
670
01:01:04,316 --> 01:01:07,605
捉虎甲士の訓練記録も役に立ちますね?
671
01:01:31,073 --> 01:01:33,662
ありがとうって言うべき...?
672
01:01:43,137 --> 01:01:48,174
ソ尚宮 今から大事なことを
言いますからよく聞いて下さい
673
01:01:48,174 --> 01:01:49,852
はい?
674
01:01:51,666 --> 01:01:55,743
反省文のために東宮に来るセンガクシのことです
675
01:01:55,743 --> 01:01:58,409
ソ尚宮の弟子でしょう?
676
01:02:00,793 --> 01:02:02,470
はい
677
01:02:03,230 --> 01:02:08,102
そのセンガクシが現れるたび
世孫邸下のお風邪が突然ひどくなります
678
01:02:08,102 --> 01:02:11,768
喉の調子がひどくなり言葉も どもりながら
679
01:02:11,768 --> 01:02:14,013
正気を失われています
680
01:02:14,013 --> 01:02:15,202
まさか!
681
01:02:15,203 --> 01:02:19,746
ひょっとして風邪の霊というのを
聞いたことありますか?
682
01:02:19,746 --> 01:02:23,122
そんな霊がいるんですか?
683
01:02:23,122 --> 01:02:26,621
どう考えてもそのセンガクシに
風邪の霊が憑りついて
684
01:02:26,621 --> 01:02:31,258
今その霊は世孫邸下に憑りついたようです
685
01:02:31,258 --> 01:02:33,305
それなら
686
01:02:33,305 --> 01:02:36,416
巫堂にお祓いの儀式を頼みましょうか?
687
01:02:36,416 --> 01:02:39,050
とてもいい考えです
688
01:02:41,510 --> 01:02:43,780
あの...
689
01:02:50,664 --> 01:02:52,264
風邪の霊だと?
690
01:02:52,265 --> 01:02:55,909
尚宮はそんな迷信を信じているのか?
691
01:02:55,909 --> 01:02:58,225
それに巫堂だとは
692
01:02:58,225 --> 01:03:00,869
宮廷で巫女の儀式をするのを
禁じられてからどのくらい経つ?
693
01:03:00,869 --> 01:03:03,640
それでも こちらが...
694
01:03:15,016 --> 01:03:18,094
いいからもう下がりなさい
695
01:03:18,094 --> 01:03:20,530
はい 邸下
696
01:03:31,598 --> 01:03:34,187
- こっちに来て座ってくれ
- 申し訳ございません
697
01:03:34,187 --> 01:03:38,121
風邪の霊の話は私がしたことで...
698
01:03:38,121 --> 01:03:40,870
二度も言わせるな
699
01:03:53,146 --> 01:03:57,078
これは捉虎甲士が使った地図ではないですか?
700
01:03:57,078 --> 01:03:59,422
大きな助けになります 邸下
701
01:03:59,422 --> 01:04:03,210
翊衛司(イギサ)と一緒に
この経路から確かめなければ
702
01:04:03,210 --> 01:04:07,115
邸下 主上殿下のお許しは...?
703
01:04:07,115 --> 01:04:09,326
得られなかった
704
01:04:10,187 --> 01:04:13,042
本当に大丈夫でしょうか?
705
01:04:13,042 --> 01:04:17,490
今日までで27人も死んでいる
これ以上待つことはできない
706
01:04:18,040 --> 01:04:20,469
亥の刻までに集まるように伝えてくれ
(午後9時から11時)
707
01:04:20,469 --> 01:04:22,600
はい 邸下
708
01:04:22,600 --> 01:04:27,192
"私はどうして過ちを悔い改めずにいるのでしょうか?"
709
01:04:27,192 --> 01:04:31,048
"減棒なさることもムチでお打ちになることもできたのに"
710
01:04:31,048 --> 01:04:38,512
"敢えて反省文を書けとおっしゃったのは
私に自ら過ちに気づく機会を下さったということ"
711
01:04:38,512 --> 01:04:43,620
"邸下の恩恵 ただ恐れ多いばかりでございます"
712
01:05:00,190 --> 01:05:02,190
[減棒なさることもムチでお打ちになることもできたのに...]
713
01:05:02,190 --> 01:05:03,930
[邸下の恩恵 ただ恐れ多いばかりでございます]
714
01:05:03,930 --> 01:05:06,790
全く 何だ これは?
715
01:06:01,754 --> 01:06:05,287
新しい反省文を書いてきなさい
716
01:06:05,287 --> 01:06:07,721
主題は...
717
01:06:07,721 --> 01:06:13,367
心の中では他のことを考えながら
うわべでは違うふりをし
718
01:06:13,367 --> 01:06:17,620
中身のない反省文を書いた罪
719
01:06:42,271 --> 01:06:44,900
いい気味だ
720
01:06:50,209 --> 01:06:52,920
まだ聞きたいことがあるのか?
721
01:06:52,920 --> 01:06:55,177
いいえ
722
01:06:55,177 --> 01:06:58,723
人を殺した虎を捕まえようと苦労されてますけど
723
01:06:58,723 --> 01:07:01,448
本来の職でもないのに
724
01:07:01,448 --> 01:07:03,537
私がしなかったら誰がするんだ?
725
01:07:03,537 --> 01:07:04,650
それは...
726
01:07:04,650 --> 01:07:07,207
漢城府は捕盗庁に責任を押し付け
727
01:07:07,207 --> 01:07:11,668
捕盗庁はもういない捉虎甲士のことばかり言い...
728
01:07:12,478 --> 01:07:17,110
人が毎日死んでいるというのに責任者一人いない
729
01:07:17,670 --> 01:07:20,156
だから私が出ていくしか
730
01:07:22,073 --> 01:07:24,384
素晴らしいです
731
01:07:26,878 --> 01:07:30,978
本当です 素晴らしいです
732
01:07:34,060 --> 01:07:38,560
ど- どうして笑うんですか?
733
01:07:40,559 --> 01:07:42,710
考えてみると
734
01:07:43,230 --> 01:07:46,594
書庫にいる姿だけしか見たことがないな
735
01:07:46,594 --> 01:07:49,173
他の時は何をしている?
736
01:07:49,173 --> 01:07:51,672
同じようなことです
737
01:07:51,672 --> 01:07:56,755
本を筆写したり人に読んであげたり
738
01:07:56,755 --> 01:08:00,035
裁縫は嫌いだからあまりしないし...
739
01:08:00,035 --> 01:08:04,312
お前はまだ稗官小説を読んであげているのか?
740
01:08:05,560 --> 01:08:08,682
私がはっきりと読むなと言ったのに
741
01:08:08,682 --> 01:08:12,185
私が本を読もうと読みまいと
ナウリに何の関係があるんですか?
742
01:08:12,185 --> 01:08:13,451
私の命令だぞ!
743
01:08:13,451 --> 01:08:17,288
だから 私がどうしてその命令に
従わないといけないんですか?
744
01:08:17,288 --> 01:08:20,285
ナウリは私の主人なんですか?
745
01:08:24,756 --> 01:08:27,700
ちょうど私 今夜も本を読むんですよ
746
01:08:27,700 --> 01:08:28,716
何?
747
01:08:28,716 --> 01:08:31,728
今日は私達宮女の祝祭の日です
748
01:08:31,728 --> 01:08:36,110
宮女をみーんな集めて
私が本を読んであげることにしたんです
749
01:08:43,437 --> 01:08:47,160
えっ?今夜私が当番なんですか?
750
01:08:47,160 --> 01:08:48,616
そういうことになってしまったの
751
01:08:48,616 --> 01:08:49,828
私一人で?
752
01:08:49,831 --> 01:08:52,464
他の子はみんな祝祭で遊んで私だけ当番?
753
01:08:52,464 --> 01:08:55,979
じゃどうすればいいのよ?
邸下が直接下された命なのに
754
01:08:55,979 --> 01:08:59,080
何よ?邸下に文句でも言おうか?
755
01:09:16,923 --> 01:09:18,912
犬だ!
(すごろくのような遊び "ユンノリ"・犬が出ると2つ進める)
756
01:09:32,623 --> 01:09:34,278
邸下
757
01:09:34,811 --> 01:09:37,444
- この爪の大きさを見ると...
- 邸下!
758
01:09:49,589 --> 01:09:53,444
邸下 虎の形跡が宮廷に続いています
759
01:09:53,444 --> 01:09:55,203
今すぐ宮廷に戻る
760
01:09:55,203 --> 01:09:56,990
はい!
761
01:10:20,160 --> 01:10:24,580
762
01:10:51,150 --> 01:10:52,674
ついてこい
763
01:10:52,674 --> 01:10:55,730
ナウリ どうしたのですか?
764
01:11:01,378 --> 01:11:03,156
突然なぜこんなことを?
765
01:11:03,156 --> 01:11:05,555
行きながら説明する
766
01:11:06,390 --> 01:11:08,779
先に理由を教えて下さい
767
01:11:09,621 --> 01:11:11,754
危険なことはわかっている
768
01:11:11,754 --> 01:11:16,192
しかしお前しかいない
ただお前だけができることなんだ
769
01:11:16,192 --> 01:11:18,092
はい?
770
01:11:18,092 --> 01:11:19,252
一体何の—
771
01:11:19,252 --> 01:11:21,073
本を読んでくれ
772
01:11:26,596 --> 01:11:28,480
お願いだ
773
01:11:29,185 --> 01:11:33,350
みんなの前で本を読んでくれ
774
01:11:55,320 --> 01:11:57,730
[動物の撮影シーンは専門家と一緒に
動物の福祉と安全を保護しながら撮影しました]
775
01:11:57,730 --> 01:12:04,620
♫ ずっと求めて求めていたことなら ♫
776
01:12:04,620 --> 01:12:06,380
♫ 何もためらうことなどない ♫
777
01:12:06,380 --> 01:12:09,460
[赤い袖先]
778
01:12:09,460 --> 01:12:10,329
虎?
779
01:12:10,329 --> 01:12:12,016
何か方法でもあるの?
780
01:12:12,017 --> 01:12:15,553
この世のことには全てしかるべき時がある
781
01:12:15,553 --> 01:12:17,868
どうなるか見てみましょう
782
01:12:17,868 --> 01:12:20,633
宮女みんなが虎の餌になるまで
待たないといけないんですか?
783
01:12:20,633 --> 01:12:22,560
おそらくそれが正解だったようです
784
01:12:22,560 --> 01:12:26,448
助けて下さい!
785
01:12:26,448 --> 01:12:28,731
私達うまくできるかな?
786
01:12:28,731 --> 01:12:32,475
あんた達が手伝ってちょうだい 一人も
傷つかないようにこの場所から抜け出させるわ
787
01:12:32,475 --> 01:12:36,810
私 本を読む
788
01:12:36,810 --> 01:12:40,410
♫ 私はここにいるから ♫