1 00:00:00,420 --> 00:00:01,990 [赤い袖先] 2 00:00:01,990 --> 00:00:03,650 [赤い袖先] 3 00:00:32,730 --> 00:00:34,430 邸下 4 00:00:38,420 --> 00:00:41,072 あれは何でしょうか? 5 00:00:42,050 --> 00:00:44,239 信号凧だ 6 00:00:44,239 --> 00:00:46,958 ああ あれがあの信号凧... 7 00:00:46,958 --> 00:00:50,448 戦争に使うという あの信号凧... 8 00:00:54,870 --> 00:00:57,550 一度見てみたかったのです 9 00:01:00,330 --> 00:01:03,010 お前が信号凧を見てどうする? 10 00:01:03,010 --> 00:01:07,360 それは邸下をお守りするためですよ 11 00:01:07,360 --> 00:01:09,342 謀反でも起これば 12 00:01:09,342 --> 00:01:12,526 この凧でお知らせしなくてはいけないでしょう? 13 00:01:15,030 --> 00:01:19,040 それじゃ全部覚えるのか? 14 00:01:19,040 --> 00:01:22,090 この凧全部ですか? 15 00:01:22,090 --> 00:01:24,950 もちろんそう致します 16 00:01:24,950 --> 00:01:30,133 私は忠実な女官として 邸下をお守りするつもりです 17 00:01:30,133 --> 00:01:35,112 逆賊でも現れたらいつでも 後ろにお隠れになって下さい 18 00:01:36,040 --> 00:01:38,120 私に向かってお前の後ろに隠れろと? 19 00:01:38,120 --> 00:01:40,181 はい 邸下 20 00:01:47,480 --> 00:01:52,425 あの日 暎嬪の喪屋でお前と別れた後から 21 00:01:53,830 --> 00:01:57,119 ずっとお前に会いたかった 22 00:01:57,119 --> 00:01:59,540 数えきれないほど考えた 23 00:02:00,520 --> 00:02:04,927 祖母を失って辛かったあの日 24 00:02:04,927 --> 00:02:06,888 あの夜に 25 00:02:08,197 --> 00:02:11,956 唯一私を慰めてくれた あの子は今どこにいるのだろうか 26 00:02:12,946 --> 00:02:15,434 無事に生きているのだろうか 27 00:02:15,434 --> 00:02:18,523 私のせいで苦しい思いをしていないだろうか 28 00:02:20,235 --> 00:02:23,129 数えきれないほど考えたが 29 00:02:23,129 --> 00:02:25,690 お前を探し出すことはしなかった 30 00:02:28,021 --> 00:02:29,982 私はただ 31 00:02:30,920 --> 00:02:35,412 自分の命一つ救うのも大変な子供だったから 32 00:02:35,412 --> 00:02:40,119 しかしもう そんな力のない子供ではない 33 00:02:40,670 --> 00:02:43,328 そして私はお前を見つけた 34 00:02:46,172 --> 00:02:48,133 答えてくれ 35 00:02:49,540 --> 00:02:51,800 私はお前をどうすればいい? 36 00:03:04,609 --> 00:03:09,628 あの日邸下に会ったことは ただの偶然に過ぎず 37 00:03:10,670 --> 00:03:14,047 私は邸下が誰だったかも知りませんでした 38 00:03:15,144 --> 00:03:18,640 ただ小さな子供二人が 偶然に出会っただけなのに 39 00:03:18,640 --> 00:03:22,164 その出会いに意味を 持たせる必要があるでしょうか? 40 00:03:24,050 --> 00:03:25,818 つまり 41 00:03:28,052 --> 00:03:32,840 お前にはあの出会いは... 何の意味もない? 42 00:03:33,400 --> 00:03:35,808 そうでございます 邸下 43 00:04:12,630 --> 00:04:17,195 邸下 大殿がお呼びでございます 44 00:04:48,660 --> 00:04:53,617 [第9回] 私がお前を呼んだ? 45 00:04:54,913 --> 00:04:57,740 そうだったか? 46 00:04:57,740 --> 00:05:03,439 私が... なぜお前を呼んだのか? 47 00:05:03,439 --> 00:05:05,744 何のために? 48 00:05:06,469 --> 00:05:09,553 時間はいくらでもございます 49 00:05:09,553 --> 00:05:12,400 ゆっくりお考え下さい 50 00:05:14,812 --> 00:05:19,400 陵幸*のことで世孫をお呼びになったようです [ヌンエン:王が先祖の墓参りに行くこと] 51 00:05:19,400 --> 00:05:21,792 殿下がご自分でお進めになれないので 52 00:05:21,792 --> 00:05:25,437 東宮に摂行*をお命じになるのではありませんか? [ソッペン:王が仕事を代わりにさせること] 53 00:05:26,770 --> 00:05:28,923 そうなのか? 54 00:05:34,373 --> 00:05:36,034 それでは 55 00:05:37,411 --> 00:05:42,851 今回の陵幸は私が殿下の代わりに行って参ります 56 00:05:48,072 --> 00:05:49,973 東宮 57 00:05:49,973 --> 00:05:55,659 今回殿下に尊号を捧げ 緝敬堂で宴会を催すのでしょう? [尊号:王の功を賛美する称号] 58 00:05:55,659 --> 00:06:00,325 東宮が行ってしまうなら その宴会を準備する人がいません 59 00:06:00,325 --> 00:06:03,587 殿下はすでに尊号をご辞退なさったので 60 00:06:03,587 --> 00:06:06,334 宴会だけを準備することになります 61 00:06:06,334 --> 00:06:08,424 そうですか 62 00:06:08,424 --> 00:06:13,269 それなら私が東宮の代わりに 準備しても構いませんか? 63 00:06:13,269 --> 00:06:18,555 そうしていただけるのなら 大変ありがたいことです 64 00:06:21,832 --> 00:06:23,528 殿下 65 00:06:23,528 --> 00:06:26,551 私は緝敬堂*の状態を調べて参りますから (チッキョンダン:景福宮にある建物) 66 00:06:26,551 --> 00:06:29,484 世孫と話をお続けください 67 00:06:30,310 --> 00:06:32,275 そうしよう 68 00:06:51,560 --> 00:06:55,303 私は 今回の陵幸の機会に 69 00:06:55,303 --> 00:06:58,890 都城の外の民をよく見てこようと思います 70 00:06:58,890 --> 00:07:01,617 民からの撃錚(キョクチェン)*を受け [国民が王が外に出る時に鐘を叩いて苦情を訴える] 71 00:07:01,617 --> 00:07:04,942 その者達の苦情の処理をするつもりですので 72 00:07:04,942 --> 00:07:07,541 どうか許可をいただきたく存じます 73 00:07:07,541 --> 00:07:09,551 そうだ 74 00:07:09,551 --> 00:07:12,987 とても良い心がけだ 75 00:07:13,601 --> 00:07:15,662 そうしなさい 76 00:07:17,631 --> 00:07:23,866 王のように威厳のある儀仗*を備えて行きなさい [王が身分を象徴するために使う物] 77 00:07:23,866 --> 00:07:29,050 そうすれば民が信じて従ってくれるだろう? 78 00:07:30,035 --> 00:07:32,337 そう致します 79 00:07:33,208 --> 00:07:36,937 それは下がらせていただきます 80 00:07:46,430 --> 00:07:48,929 サン 81 00:07:48,929 --> 00:07:53,185 あの... この祖父は 82 00:07:53,185 --> 00:07:58,480 お前に何か話があったのだが 83 00:08:00,931 --> 00:08:03,331 何だったか? 84 00:08:03,331 --> 00:08:05,536 それは 85 00:08:06,560 --> 00:08:08,814 ああ 頭が痛い 86 00:08:10,730 --> 00:08:12,691 もういい 87 00:08:22,840 --> 00:08:24,508 ほら 88 00:08:33,790 --> 00:08:38,964 守禦庁の軍隊を動かせる虎符*だ [兵を動かす時の証明として使う合符] 89 00:08:39,942 --> 00:08:42,473 使うことはないだろうが (守禦庁スオチョン:首都の北部に本部を置いた軍営) 90 00:08:42,473 --> 00:08:46,212 万が一のこともあるから持っていなさい 91 00:08:47,280 --> 00:08:51,883 それから体に気をつけて 92 00:08:51,883 --> 00:08:55,003 無事に戻って来なければいけないぞ 93 00:08:56,115 --> 00:09:00,126 はい 殿下 94 00:09:29,100 --> 00:09:32,006 もう殿下は尊号をご辞退なさったから 95 00:09:32,006 --> 00:09:34,740 宴会も簡素にしなければいけないでしょう 96 00:09:34,740 --> 00:09:37,142 清衍郡主と清璿郡主も呼びましょうか? 97 00:09:37,142 --> 00:09:38,898 いいえ 98 00:09:38,898 --> 00:09:43,006 わけもなく若い人達を呼んで 負担をかける必要はありません 99 00:09:43,006 --> 00:09:45,012 宴会に参加する人は 100 00:09:45,012 --> 00:09:48,876 東宮とここにいる人だけで十分です 101 00:09:51,878 --> 00:09:54,925 翁主は何を準備しますか? 102 00:09:56,194 --> 00:10:01,431 私が何を準備しようと気になさらないで下さい 103 00:10:04,762 --> 00:10:08,280 どうせお父様を心から心配し 104 00:10:08,280 --> 00:10:10,690 食べ物を準備する人は 105 00:10:12,273 --> 00:10:14,589 私一人だけですから 106 00:10:19,970 --> 00:10:22,236 恐れ多くも翁主が... 107 00:10:23,368 --> 00:10:27,105 中殿媽媽に礼も尽くさず出て行ってしまうとは 108 00:10:28,590 --> 00:10:31,138 最近主上殿下の気力が衰えられているから 109 00:10:31,138 --> 00:10:34,119 翁主がとても落ち込んでいるようです 110 00:10:35,152 --> 00:10:40,112 私は苦にしていませんから 恵嬪も気にしないで下さい 111 00:10:40,871 --> 00:10:42,834 はい 媽媽 112 00:10:45,360 --> 00:10:49,189 お父様を心配する人は誰もいない 113 00:10:50,010 --> 00:10:54,350 もうすぐ大妃になるのが嬉しい中殿と 114 00:10:54,350 --> 00:10:57,172 自分の子が王位に就くから 115 00:10:57,172 --> 00:10:59,980 喜んでいる恵嬪だけよ 116 00:11:03,351 --> 00:11:07,042 殿下を心配している人は慈駕だけです 117 00:11:08,152 --> 00:11:11,656 天は慈駕の心をわかってくれるでしょう 118 00:11:11,656 --> 00:11:13,751 もう少しお待ち下さい 119 00:11:13,751 --> 00:11:18,509 殿下はまた以前のようにお戻りになります 120 00:11:18,509 --> 00:11:20,789 また以前のように 121 00:11:20,789 --> 00:11:24,540 一番可愛がっておられた お嬢様をそばに置かれるでしょう 122 00:11:27,089 --> 00:11:29,052 そうよね? 123 00:11:29,603 --> 00:11:31,366 もちろんです 124 00:11:32,197 --> 00:11:34,597 涙はもう流されないで下さい 125 00:11:50,165 --> 00:11:55,397 そろそろ翁主房を切ってしまわなくては 126 00:11:55,397 --> 00:11:59,789 和緩翁主はもう主上殿下の寵愛を失った 127 00:11:59,789 --> 00:12:03,686 殿下の隣席は中宮殿が占めている 128 00:12:03,686 --> 00:12:05,923 殿下の寵愛がないなら 129 00:12:05,923 --> 00:12:10,417 ただの翁主なんか何の役にも立たない 130 00:12:11,458 --> 00:12:15,107 翁主房に資金を渡すのは今日でやめるように 131 00:12:15,107 --> 00:12:17,183 はい 媽媽任 132 00:12:18,850 --> 00:12:23,980 今まで翁主の贅沢な好みに合わせてきて あまりにも無理をしたわ 133 00:12:28,539 --> 00:12:33,544 媽媽任 今 便殿で左議政大監が 罷免になったそうです 134 00:12:34,215 --> 00:12:35,075 何ですって? 135 00:12:35,159 --> 00:12:38,676 主上殿下が世孫に代理聴政の教旨を下されて 136 00:12:38,676 --> 00:12:41,775 世孫がその教旨を受けたそうです 137 00:12:43,151 --> 00:12:46,909 結局 世孫が王位に就くのですか? 138 00:12:46,909 --> 00:12:50,511 私達はどうすればいいのですか? 139 00:12:50,511 --> 00:12:52,715 近くに寄りなさい 140 00:13:00,544 --> 00:13:03,683 はい その通りです 媽媽任 141 00:13:07,680 --> 00:13:09,908 陵幸とは... 142 00:13:23,325 --> 00:13:25,433 日が暮れゆく時は 143 00:13:25,433 --> 00:13:28,241 いつも激しい風波が押し寄せるもの 144 00:13:28,811 --> 00:13:33,211 恐れているのも 混乱しているのもわかっている 145 00:13:33,211 --> 00:13:35,825 でも私がここにいるでしょう 146 00:13:36,761 --> 00:13:41,461 心配することはないわ 私が守ります 147 00:13:41,461 --> 00:13:44,857 尚宮から幼いセンガクシまで 148 00:13:44,857 --> 00:13:49,344 誰一人欠かさず 私達全員を 149 00:13:49,344 --> 00:13:52,219 はい 媽媽任 150 00:13:56,508 --> 00:13:59,236 代理聴政は 世孫が 151 00:13:59,236 --> 00:14:02,946 王がしなければいけない 全てを代わりにするということよ 152 00:14:04,124 --> 00:14:07,580 世孫は陵幸に発つのね 153 00:14:07,580 --> 00:14:10,057 とても遠い 154 00:14:10,057 --> 00:14:13,339 殿下の目が届かないところに 155 00:14:30,149 --> 00:14:34,735 ドギムはいいわね 陵幸について行けて 156 00:14:35,436 --> 00:14:38,143 私も馬に乗ってついて行きたい 157 00:14:38,143 --> 00:14:40,558 誰でも馬に乗れると思う? 158 00:14:41,249 --> 00:14:43,504 あんな遠くまで歩いて行くのはかなり辛いわね 159 00:14:43,504 --> 00:14:47,636 気にしないわ 久しぶりに外を見物できるんだから 160 00:14:47,636 --> 00:14:50,949 川を渡る時に船にも乗るし 161 00:14:50,949 --> 00:14:54,093 すごく楽しみにしてるんだから 162 00:14:54,093 --> 00:14:56,561 私も至密だったらついて行けるのにな 163 00:14:56,561 --> 00:14:59,602 あんたは東宮内人だっただけで よかったと思わなきゃ 164 00:14:59,602 --> 00:15:01,843 あんたは大殿内人のくせに どうしてそんなにのんびりしてるの? 165 00:15:01,843 --> 00:15:02,889 私が何? 166 00:15:02,889 --> 00:15:05,538 世孫邸下は代理聴政に入られたじゃない 167 00:15:05,538 --> 00:15:07,134 それで? 168 00:15:07,718 --> 00:15:10,700 ちょっと それどういう意味かわかる? 169 00:15:10,700 --> 00:15:14,527 主上殿下が容体がそれだけ重体だっていうことよ 170 00:15:14,527 --> 00:15:18,043 殿下が亡くなられたら あんたすぐに出宮になるのよ 171 00:15:18,043 --> 00:15:20,949 出宮になった時はなった時よ 172 00:15:20,949 --> 00:15:23,460 私にもちゃんと計画があるの 173 00:15:25,733 --> 00:15:28,961 まず 名門の家で働く 174 00:15:28,961 --> 00:15:33,005 宮廷の洗手間で働いてたと言えば 高いお金で雇ってくれる 175 00:15:33,528 --> 00:15:37,693 そうやってお金をいっぱい貯めたら 176 00:15:39,147 --> 00:15:43,327 兼司書ナウリの隣の家を買って 一生そこに住むの! 177 00:15:43,327 --> 00:15:46,964 あのねえ 宮女は出宮になっても宮女よ 178 00:15:46,964 --> 00:15:50,897 一生王の女人として王一人だけに 仕えなきゃいけないの知ってるでしょ 179 00:15:50,897 --> 00:15:54,044 だから私は兼司書ナウリを慕ってるの 180 00:15:54,044 --> 00:15:57,647 ナウリを慕う女人は雲のように多くて 181 00:15:57,647 --> 00:15:59,833 私はただその一人だけど 182 00:15:59,833 --> 00:16:03,097 絶対寂しくなったり 惨めになったりしないから 183 00:16:03,097 --> 00:16:06,122 どうせ心でだけ仕えてるんだもん 184 00:16:06,122 --> 00:16:10,125 宮女でも好きになってくれる人が いるんじゃないかな? 185 00:16:10,125 --> 00:16:14,591 頭おかしいの? 手を繋いで仲良く斬首刑になるわよ 186 00:16:18,014 --> 00:16:19,885 今日に限って静かね 187 00:16:19,885 --> 00:16:20,880 え? 188 00:16:20,880 --> 00:16:22,780 何かあったの? 189 00:16:23,232 --> 00:16:24,995 ただ... 190 00:16:25,470 --> 00:16:28,561 誰かを心から恋い慕うって 191 00:16:28,561 --> 00:16:31,669 どんな感情なんだろう...と思って 192 00:16:31,669 --> 00:16:34,377 宮女にそんな感情なんか要らないわ 193 00:16:34,377 --> 00:16:36,482 安全なのが最高でしょ 194 00:16:38,324 --> 00:16:40,087 何よ? 195 00:16:40,087 --> 00:16:42,216 いや ただ... 196 00:16:42,216 --> 00:16:46,464 私にはあんた達がいて 本当に良かったと思って 197 00:17:11,608 --> 00:17:14,464 ­ 198 00:17:16,132 --> 00:17:17,695 早く行こう! 199 00:17:18,328 --> 00:17:20,961 早く早く 200 00:17:20,961 --> 00:17:23,253 まあ! 201 00:17:26,737 --> 00:17:29,037 綺麗ねえ 202 00:17:31,349 --> 00:17:34,594 あんなの見たことないわ 203 00:17:34,594 --> 00:17:36,874 どうしてあんなに綺麗なの? 204 00:17:36,874 --> 00:17:39,647 だってあの人達は姮娥任って呼ばれてるでしょ 205 00:17:39,647 --> 00:17:43,669 月から降りてきた仙女みたいだからそう呼ぶのよ 206 00:17:44,950 --> 00:17:47,672 ちょっと あくびはやめて 207 00:17:47,672 --> 00:17:49,780 みんな私達を見てるんだから 208 00:17:49,780 --> 00:17:52,841 一晩中荷物を詰めたじゃないですか 209 00:17:53,241 --> 00:17:55,657 すごく疲れてます 210 00:17:55,657 --> 00:17:58,919 陵幸について行くのは面白いと思っていたのに 211 00:17:58,919 --> 00:18:03,419 私が何て言った?疲れるだけで 面白いことなんかないって言ったでしょ 212 00:18:03,419 --> 00:18:06,547 今は行宮*の状態もめちゃくちゃって (ヘングン:王が地方へ行く時に使う離宮) 213 00:18:06,547 --> 00:18:10,913 着いたらすぐに死ぬほど掃除する覚悟して 214 00:18:13,497 --> 00:18:15,355 私達がこんな苦労してること 215 00:18:15,355 --> 00:18:18,827 邸下は果たしてわかって下さるかな? 216 00:18:19,464 --> 00:18:22,239 私達の思いをわかって下さると思う? 217 00:18:22,732 --> 00:18:24,447 思いません 218 00:19:35,030 --> 00:19:37,435 よくいらっしゃいました 邸下 219 00:19:37,435 --> 00:19:40,735 遠路をいらっしゃってどれだけお疲れでしょう 220 00:19:40,735 --> 00:19:43,064 すぐに食膳をご用意致します 221 00:19:43,064 --> 00:19:44,546 後で 222 00:20:02,186 --> 00:20:05,852 ドギム ここに横になりなさい 223 00:20:05,852 --> 00:20:07,251 はい? 224 00:20:08,265 --> 00:20:10,341 私がなぜここに... 225 00:20:10,341 --> 00:20:12,727 私がなぜここに横になるんですか? 226 00:20:12,727 --> 00:20:15,946 ちょっと!あなたが考えてるようなことじゃないわ 227 00:20:15,946 --> 00:20:19,043 - かまどが壊れてるって - え? 228 00:20:19,043 --> 00:20:23,749 この行宮はずっと空けておいたから 管理がめちゃくちゃよ 229 00:20:23,749 --> 00:20:26,946 いくら火を焚いても部屋が暖かくならない 230 00:20:26,946 --> 00:20:30,213 だからといって邸下に 冷たい布団で休んでいただくの? 231 00:20:30,213 --> 00:20:31,681 ああ... 232 00:20:31,681 --> 00:20:35,660 夜になるまであなたが 横になって布団を暖めて 233 00:20:35,660 --> 00:20:40,183 絶対寝ないように 234 00:20:40,183 --> 00:20:42,684 邸下がお戻りになる前に さっさと出ないといけないから 235 00:20:42,684 --> 00:20:44,671 はい 媽媽任 236 00:20:51,231 --> 00:20:52,994 すごいわ 237 00:20:53,804 --> 00:20:57,357 生きてるとこんなことにも恵まれるのね 238 00:21:04,613 --> 00:21:08,655 絹の布団... 感触がいいわ 239 00:21:24,623 --> 00:21:26,608 寝たらだめ 240 00:21:27,376 --> 00:21:29,239 絶対... 241 00:21:51,709 --> 00:21:54,013 なぜ今まで 242 00:21:54,651 --> 00:21:58,208 こんな重要なことが私の耳に入らなかったのか? 243 00:21:59,435 --> 00:22:02,982 幼い少女達が誘拐されているとは 244 00:22:04,799 --> 00:22:07,780 それも王室の名を出して 245 00:22:19,389 --> 00:22:21,396 遅くなりまして申し訳ございません 邸下 246 00:22:21,396 --> 00:22:23,159 来たのか 247 00:22:31,022 --> 00:22:32,885 何があったのですか? 248 00:22:33,586 --> 00:22:38,661 今日邸下が民達から 撃錚(キョクチェン)を受け取られた 249 00:22:39,276 --> 00:22:43,075 多くの民が訴えている重大な事件があって 250 00:22:43,818 --> 00:22:48,944 約20年に及び 幼い少女達が 消えて続けているそうだ 251 00:22:50,202 --> 00:22:54,447 親達は皆 その子供を宮女で入宮させるため 252 00:22:54,447 --> 00:22:56,957 宮廷へ送ったと主張している 253 00:22:56,957 --> 00:23:00,099 センガクシになると信じて送ったのに 254 00:23:00,099 --> 00:23:03,589 その子供達の行方がわからない そういうことですか? 255 00:23:03,589 --> 00:23:05,583 その通りだ 256 00:23:05,583 --> 00:23:07,396 子供達の数は? 257 00:23:08,275 --> 00:23:12,474 約20年で... 合計100人以上だ 258 00:23:14,876 --> 00:23:18,253 親が探さない子供の数も加えたら 259 00:23:18,253 --> 00:23:20,744 それよりもっといるだろう 260 00:23:29,783 --> 00:23:33,316 恐れながらも申し上げます 261 00:23:35,272 --> 00:23:38,658 確かに重大で無視できない大事件です 262 00:23:38,658 --> 00:23:41,616 しかし今は知らないふりをして 263 00:23:41,616 --> 00:23:43,632 お流し下さい 264 00:23:46,806 --> 00:23:48,958 今何と言った? 265 00:23:53,337 --> 00:23:55,528 ただ知らないふりで 266 00:23:56,650 --> 00:23:58,513 流せ? 267 00:23:59,680 --> 00:24:01,143 はい 268 00:24:02,503 --> 00:24:04,866 兼司書以外は皆出てくれ 269 00:24:19,936 --> 00:24:22,782 理由を申し上げることをお許し下さい 270 00:24:22,782 --> 00:24:24,341 言いなさい 271 00:24:24,341 --> 00:24:27,475 たとえ邸下が代理聴政中でいらっしゃっても 272 00:24:27,475 --> 00:24:30,416 軍政と刑政だけは動かすことはできません 273 00:24:30,416 --> 00:24:35,347 ですから軍を動かすことも 罪人に刑罰を与えることもできないでしょう 274 00:24:35,347 --> 00:24:39,041 それはただ 主上殿下だけが行えることです 275 00:24:41,492 --> 00:24:44,125 邸下が行おうとなされば 276 00:24:44,125 --> 00:24:46,749 大変な侮辱になることでしょう 277 00:24:46,749 --> 00:24:50,402 殿下のご病気は君もわかっているだろう 278 00:24:50,402 --> 00:24:52,127 殿下はおできにならない 279 00:24:52,127 --> 00:24:55,160 世間の人はその事実を知りません 280 00:24:56,715 --> 00:25:01,693 邸下 朝廷の政敵に口実を与えてはいけません 281 00:25:02,147 --> 00:25:05,343 実に100人を超える少女が消えた事件です 282 00:25:05,343 --> 00:25:08,953 事件を解決するためには 刑曹と捕盗庁が動くしかなく 283 00:25:08,953 --> 00:25:11,977 犯人が捕まれば刑罰を与えるだけでしょう 284 00:25:11,977 --> 00:25:14,536 しかし邸下は 285 00:25:14,536 --> 00:25:17,925 まだそのどんな権限もお持ちではありません 286 00:25:23,396 --> 00:25:25,724 つまり君が言っているのは 287 00:25:27,444 --> 00:25:30,678 私がこのことを 288 00:25:30,678 --> 00:25:33,324 見て見ぬふりをしろと? 289 00:25:33,324 --> 00:25:37,752 王位に就かれるまでお待ち下さい 290 00:25:37,752 --> 00:25:39,715 それまでに 291 00:25:40,423 --> 00:25:43,207 また何人の少女が消えようか 292 00:25:43,820 --> 00:25:46,091 何人が殺されようが 293 00:25:47,835 --> 00:25:52,061 ドンノ 君は何も気にしないのか? 294 00:25:52,061 --> 00:25:56,080 この朝鮮が邸下を失えば どれだけ多くの人が苦しむでしょうか? 295 00:25:56,080 --> 00:25:58,263 私の考えは違う 296 00:26:01,029 --> 00:26:06,453 民の心底の無念を... 子供を失うあの見るに堪えない苦痛を 297 00:26:07,996 --> 00:26:11,005 見て見ぬふりをする君主なら いっそ 298 00:26:12,536 --> 00:26:15,114 王位に就かない方がましだ 299 00:26:16,796 --> 00:26:21,082 邸下 そんなに長い時間はかかりません 300 00:26:21,082 --> 00:26:24,491 もしかしたらひと月 もしかしたら明日にでも 301 00:26:25,077 --> 00:26:26,593 邸下が王位に就かれたら— 302 00:26:26,593 --> 00:26:28,549 話は終わりだ 303 00:26:30,349 --> 00:26:32,141 宮廷に戻ったら直ちに 304 00:26:32,141 --> 00:26:36,314 刑曹と捕盗庁に知らせ今回の事件を調査させる 305 00:26:36,314 --> 00:26:38,177 そのつもりでいろ 306 00:26:40,211 --> 00:26:41,874 下がってくれ 307 00:26:44,242 --> 00:26:45,805 はい 邸下 308 00:27:07,640 --> 00:27:10,341 一体何回機会をあげて 309 00:27:11,280 --> 00:27:13,630 どれだけ待てば 310 00:27:16,942 --> 00:27:18,960 君は私の人間になるのか? 311 00:27:29,382 --> 00:27:32,472 邸下 食膳をお持ち致します 312 00:27:32,472 --> 00:27:34,653 今は要らない 313 00:27:44,780 --> 00:27:48,168 来る途中に撃錚を受け取られ ご機嫌が悪いんです 314 00:27:48,168 --> 00:27:48,936 はい? 315 00:27:48,936 --> 00:27:50,763 宮廷から来た尚宮のふりをして 316 00:27:50,763 --> 00:27:55,050 幼い少女達を誘拐する連中がいるようです 317 00:28:06,145 --> 00:28:09,114 今夜は寝床の準備は要らないと— 318 00:28:11,286 --> 00:28:15,083 邸下 お呼びになりましたか? 319 00:28:16,119 --> 00:28:17,882 呼んでいない 320 00:29:56,317 --> 00:29:59,058 お前は私が怖くないのか? 321 00:30:03,124 --> 00:30:05,738 どんなことになるかわかっていて 322 00:30:07,962 --> 00:30:09,925 恐れ気もなく 323 00:30:53,850 --> 00:30:55,526 - 左翊衛 - はい 邸下 324 00:30:55,526 --> 00:30:59,555 ここを守って 中に誰も入れるな 325 00:30:59,555 --> 00:31:01,000 はい 326 00:31:42,150 --> 00:31:45,820 [亥の刻] (午後9時から11時) 327 00:31:47,418 --> 00:31:49,464 今夜 亥の刻 328 00:31:50,088 --> 00:31:51,551 はい 329 00:31:58,452 --> 00:32:01,755 ああ よく寝た 330 00:32:25,106 --> 00:32:26,804 誰だ! 331 00:32:27,374 --> 00:32:29,660 左翊衛ナウリ... 332 00:32:29,660 --> 00:32:31,490 ソン内人... 333 00:32:39,213 --> 00:32:43,466 ソン内人がいつ中に入った? 334 00:32:46,222 --> 00:32:51,421 護衛しながら居眠りしてしまったのか? 335 00:32:52,241 --> 00:32:53,855 大ごとだ 336 00:32:53,855 --> 00:32:56,446 おい!このことは口外するな! 337 00:32:56,446 --> 00:32:58,009 はい! 338 00:32:58,826 --> 00:33:03,103 邸下がお知りになればひどい罰を受けるぞ 339 00:33:03,103 --> 00:33:07,961 私は荷物をまとめて 故郷に帰らなきゃいけないのか? 340 00:33:08,514 --> 00:33:10,686 それじゃお母さんには... 341 00:33:10,686 --> 00:33:14,444 武官になったことを あんなに喜んでいたお母さんには... 342 00:33:14,444 --> 00:33:17,338 何て言えばいい? 343 00:33:20,097 --> 00:33:22,246 私頭がおかしくなったのね 344 00:33:22,246 --> 00:33:24,103 あそこで寝てしまうなんて 345 00:33:24,522 --> 00:33:28,936 食材がもうなくなったなんてどういうこと? 346 00:33:28,936 --> 00:33:31,428 明日の朝膳をどうすればいいのよ? 347 00:33:31,428 --> 00:33:34,321 私達も本当にわかりません 媽媽任 348 00:33:34,321 --> 00:33:37,146 実際食膳にお出しする食材は 349 00:33:37,146 --> 00:33:39,430 私達の管理じゃありませんし 350 00:33:39,430 --> 00:33:41,782 本来は焼厨房の子がすることなのに (ソジュバン:宮中の台所) 351 00:33:41,782 --> 00:33:44,911 わかった 私が焼厨房尚宮に会ってこよう 352 00:33:44,911 --> 00:33:47,755 そんなことなさる必要はありません 媽媽任 353 00:33:48,483 --> 00:33:50,702 焼厨房の宮女もわからないでしょう 354 00:33:50,702 --> 00:33:55,416 食材が足りないなら 近くの官衛でもらえばいいだけです 355 00:33:55,416 --> 00:33:58,324 あなたも全く... 356 00:33:58,324 --> 00:34:01,914 官衛まで歩いたら二時辰はゆうにかるのに (約4時間・一時辰は2時間) 357 00:34:01,914 --> 00:34:05,818 媽媽任が直接行ってらして下さい 358 00:34:07,217 --> 00:34:11,403 私が直...接? 359 00:34:12,755 --> 00:34:15,899 ああ そりゃそうよ 360 00:34:15,899 --> 00:34:21,093 尚宮ぐらいが行かないと 官衛も良い食材を出さないでしょうね 361 00:34:21,093 --> 00:34:23,183 行ってらっしゃいませ 362 00:34:24,735 --> 00:34:27,410 ついてきて 話がある 363 00:34:40,538 --> 00:34:44,724 媽媽任 さっきは媽媽任がセンガクシで 364 00:34:44,724 --> 00:34:47,691 ウォレオンニが尚宮媽媽任かと思いました 365 00:34:49,417 --> 00:34:52,386 ウォレオンニにどうしてあんなに 怯んでいらっしゃるんですか? 366 00:34:54,555 --> 00:34:58,252 官衛に行かれるなら私もお供します 367 00:34:58,252 --> 00:35:00,683 うん そうね 368 00:35:00,683 --> 00:35:03,566 それじゃ支度してきます 369 00:35:10,880 --> 00:35:17,870 ­ 370 00:35:19,618 --> 00:35:21,481 ドギム 371 00:35:22,198 --> 00:35:23,561 はい? 372 00:35:23,561 --> 00:35:27,333 あなたに話がある 373 00:35:28,895 --> 00:35:32,636 もうあなたも知っとくべきだと思う 374 00:36:32,420 --> 00:36:34,990 [薬包] (銃に使用する発射用火薬) 375 00:36:38,758 --> 00:36:40,546 もしかして 376 00:36:40,998 --> 00:36:44,888 広寒宮という名前聞いたことある? 377 00:36:45,709 --> 00:36:50,644 姮娥達が住む宮殿の名前は 広寒宮 378 00:36:51,360 --> 00:36:56,953 広寒宮が... 宮女の秘密組織が 本当にあるんですか? 379 00:36:56,953 --> 00:36:58,897 知ってたのね? 380 00:36:59,981 --> 00:37:03,727 広寒宮が本当にあるならそこの首長は...? 381 00:37:03,727 --> 00:37:06,263 提調尚宮媽媽任よ 382 00:37:07,523 --> 00:37:10,880 広寒宮は恐ろしいところよ 383 00:37:11,343 --> 00:37:14,449 確かに最初は宮女達の生存 384 00:37:14,449 --> 00:37:17,061 その目的だけで始まった 385 00:37:17,061 --> 00:37:22,130 でも時間が経てば経つほど 力に酔って 権力に酔って 386 00:37:23,094 --> 00:37:28,675 ただ宮女達の安全のために 王も交代させるぐらいに 387 00:37:29,304 --> 00:37:35,039 広寒宮は宮女が王を選ぶところだと呼んでいる 388 00:37:35,039 --> 00:37:37,072 まさかそんな... 389 00:37:37,565 --> 00:37:41,249 どうしてそんな途方もないことを 今まで隠してこられたんですか? 390 00:37:44,203 --> 00:37:46,428 勇気がなかった 391 00:37:47,204 --> 00:37:51,099 広寒宮の宮女はみんな私が知ってる人よ 392 00:37:51,099 --> 00:37:55,208 一緒にセンガクシとして入宮して 苦楽を共にしてきた友達よ 393 00:37:57,804 --> 00:38:02,232 とてもその人達を裏切れなかった 394 00:38:03,421 --> 00:38:06,016 何も知らないふり 395 00:38:06,016 --> 00:38:09,022 目をつぶり耳を塞ぎながら 396 00:38:09,022 --> 00:38:12,435 長い間沈黙を守ってきた 397 00:38:14,965 --> 00:38:16,843 そして結局は 398 00:38:19,238 --> 00:38:22,449 私もやっぱり連判状*に名前を載せられた [複数の差出者が判をする文書] 399 00:38:24,029 --> 00:38:27,586 もう私も広寒宮の一員よ 400 00:39:04,695 --> 00:39:06,458 媽媽任 401 00:39:06,948 --> 00:39:09,022 そんなに心配しないで下さい 402 00:39:09,022 --> 00:39:11,289 私が方法を見つけます 403 00:39:11,289 --> 00:39:13,725 私が絶対媽媽任を守ります 404 00:39:16,818 --> 00:39:20,257 まずは私達ができることをしましょう 405 00:39:34,640 --> 00:39:37,335 気をつけて下さい 406 00:39:42,008 --> 00:39:45,983 媽媽任 もうすぐですよ 407 00:39:52,127 --> 00:39:53,890 大丈夫? 408 00:39:53,890 --> 00:39:56,194 ごめんね 409 00:40:02,251 --> 00:40:05,735 ねえ これでどこで見つけたの? 410 00:40:05,735 --> 00:40:07,952 あそこで拾った 411 00:40:16,261 --> 00:40:19,697 媽媽任 これ... 412 00:40:21,152 --> 00:40:22,908 薬包だ 413 00:40:23,393 --> 00:40:25,936 小銃に入れる火薬ですね? 414 00:40:27,949 --> 00:40:30,607 水に濡れたら使えないわ 415 00:40:31,635 --> 00:40:35,063 これは東宮の薬包よ 416 00:40:35,063 --> 00:40:37,319 翊衛司が使うものだけど... 417 00:40:37,319 --> 00:40:40,357 それがどうしてここに 捨てられているんでしょう? 418 00:40:43,074 --> 00:40:45,355 あの上は行宮ですが 419 00:40:49,103 --> 00:40:51,524 陵幸とは... 420 00:40:51,524 --> 00:40:55,513 媽媽任が直接行ってらして下さい 421 00:40:56,641 --> 00:41:00,461 ドギム 大変よ 今すぐ行宮に戻らないと 422 00:41:00,461 --> 00:41:01,564 はい? 423 00:41:01,564 --> 00:41:05,899 誰かがわざとこの火薬を 使えないように捨てたのよ 424 00:41:05,899 --> 00:41:09,507 考えてみて どうしてこんなこと企てる? 425 00:41:10,427 --> 00:41:11,401 まさか 426 00:41:11,401 --> 00:41:13,164 謀反よ 427 00:41:14,608 --> 00:41:16,156 時間がない 早く行こう 428 00:41:16,156 --> 00:41:19,830 待って下さい こうやって行っても間に合いません 429 00:41:19,830 --> 00:41:23,173 いくら急いでもここから行宮まで 一時辰(約2時間)以上かかります 430 00:41:23,173 --> 00:41:25,341 それじゃどうするの? 431 00:41:32,997 --> 00:41:34,686 - ほら - ありがとうございます 432 00:41:34,686 --> 00:41:35,598 それじゃ これ 433 00:41:35,689 --> 00:41:37,622 ありがとう 434 00:41:38,364 --> 00:41:39,927 何だろう? 435 00:41:40,489 --> 00:41:42,890 - 飴だ! - 飴だ!やった! 436 00:41:42,890 --> 00:41:45,468 - 僕のだ - 僕のだよ! 437 00:42:41,928 --> 00:42:44,589 私が間違っておりました 邸下 438 00:42:45,450 --> 00:42:49,880 今回の件は私が責任を持って 解決に乗り出します 439 00:42:53,739 --> 00:42:56,297 君が乗り出せば 440 00:42:56,297 --> 00:43:02,218 誘拐された子供達が一日も早く 親の元に帰ることだろう 441 00:43:02,218 --> 00:43:04,927 邸下に失望させることはありません 442 00:43:22,049 --> 00:43:25,441 邸下 あれは信号凧です 443 00:43:26,696 --> 00:43:28,849 あの凧の意味は... 444 00:43:31,328 --> 00:43:33,747 "敵が現れた" 445 00:43:34,938 --> 00:43:37,388 "立ち向かって戦え" 446 00:44:09,292 --> 00:44:11,832 弓の弦が全て切られています 447 00:44:16,281 --> 00:44:18,958 薬包も全てなくなっています 448 00:44:18,958 --> 00:44:20,938 小銃もありません 449 00:44:26,134 --> 00:44:30,164 我々の弓は私が別に 保管しておいたので無事です 450 00:44:30,164 --> 00:44:31,790 矢は何本残っている? 451 00:44:31,790 --> 00:44:33,628 5本残っています 452 00:44:33,628 --> 00:44:35,752 翊衛司が14人 453 00:44:35,752 --> 00:44:39,078 その者達が率いる武芸別監が28人 454 00:44:39,078 --> 00:44:40,746 50人もいない 455 00:44:40,746 --> 00:44:42,663 50人とは? 456 00:44:42,663 --> 00:44:45,508 邸下を護衛する兵士の数は数百です 457 00:44:45,508 --> 00:44:49,612 その者達に行宮の至るところを守らせ 宮門を閉めて準備しましょう 458 00:44:49,612 --> 00:44:53,287 そうすればどんな敵が現れても 恐れることはありません 459 00:44:53,287 --> 00:44:56,146 それは敵が外にいる場合だろう 460 00:44:57,336 --> 00:45:01,171 敵が外にいるのか中にいるのかわからないのだ 461 00:45:01,171 --> 00:45:04,060 宮門は絶対に閉められない 462 00:45:04,824 --> 00:45:09,064 行宮の外で駐屯している 数百の兵士も役に立たない 463 00:45:10,952 --> 00:45:16,058 私が命を預けられる兵士は ただ翊衛司だけだ 464 00:45:23,948 --> 00:45:27,218 守禦庁の軍隊を動かせる虎符だ 465 00:45:27,218 --> 00:45:31,575 できるだけ早く軍隊を率いて戻ってきてくれ 466 00:45:31,575 --> 00:45:36,552 一刻も遅れることなく 必ず間に合うように戻って参ります 467 00:45:37,454 --> 00:45:39,522 頼んだぞ 468 00:46:00,642 --> 00:46:03,057 風も止まってしまった 469 00:46:04,069 --> 00:46:07,583 早く行きましょう 媽媽任 今からは走るんです 470 00:46:07,583 --> 00:46:10,075 邸下が信号凧を ご覧になってないかもしれないから 471 00:46:10,075 --> 00:46:11,763 わかった 472 00:46:47,851 --> 00:46:49,925 媽媽任! 473 00:46:49,925 --> 00:46:51,810 媽媽任! 474 00:46:53,425 --> 00:46:55,593 大丈夫ですか? 475 00:47:10,050 --> 00:47:13,180 ドギム どう頑張っても私はだめ 476 00:47:13,180 --> 00:47:17,427 あなたは先に行って邸下に知らせて 477 00:47:17,427 --> 00:47:19,226 - はい - 早く行って! 478 00:47:19,226 --> 00:47:22,050 行きなさい 早く! 479 00:47:50,432 --> 00:47:52,695 誰だ? 480 00:47:52,695 --> 00:47:55,600 私は東宮の至密内人です 481 00:47:55,600 --> 00:47:57,447 何の用で来た? 482 00:47:57,447 --> 00:48:02,840 邸下がいつ食膳を召し上がるのか お伺いしに来ました 483 00:48:04,664 --> 00:48:06,478 これは何だ? 484 00:48:06,478 --> 00:48:11,290 明日邸下が初憲官としてお使いになる酒杯です 485 00:48:15,179 --> 00:48:17,142 開けてくれ 486 00:48:27,043 --> 00:48:29,230 入ってもよい 487 00:48:52,932 --> 00:48:59,390 邸下 初憲官としてお使いになる 酒杯をお持ち致しました 488 00:49:02,731 --> 00:49:05,939 お前は東宮の内人じゃないな 489 00:49:05,939 --> 00:49:07,591 誰だ? 490 00:49:21,419 --> 00:49:24,550 お前は本当に死にたいようだな 491 00:49:51,248 --> 00:49:53,325 言え 492 00:49:57,732 --> 00:49:59,966 背後は誰だ? 493 00:50:00,714 --> 00:50:02,802 言え! 494 00:50:29,855 --> 00:50:31,762 どなたですか? 495 00:50:34,246 --> 00:50:36,215 守禦使は今すぐ出てきて下さい 496 00:50:36,215 --> 00:50:39,820 世孫邸下から預かった虎符を持って来ました 497 00:50:50,470 --> 00:50:54,070 [発兵:軍隊を出すこと] 498 00:50:55,457 --> 00:50:57,842 全ての兵士を終結させろ 499 00:50:57,842 --> 00:50:59,494 はい 500 00:53:24,510 --> 00:53:29,090 打囲を始める! [タウィ:王が直接出て行う/軍を動員して行う狩り] 501 00:55:42,830 --> 00:55:44,030 邸下! 502 00:55:48,123 --> 00:55:51,639 邸下!ご無事ですか? 503 00:55:52,453 --> 00:55:54,280 邸下の刀は儀仗用なので弱いです 504 00:55:54,280 --> 00:55:55,863 私の刀をお使い下さい 505 00:55:55,863 --> 00:55:56,664 君は? 506 00:55:56,664 --> 00:56:01,758 ご存じでしょう? 私が手にするものは全て武器になります 507 00:56:02,461 --> 00:56:04,216 左翊衛! 508 00:56:07,592 --> 00:56:09,538 ありがとうございます 邸下 509 00:56:28,666 --> 00:56:30,741 動くな 510 00:56:31,641 --> 00:56:33,299 珍しい銃だな 511 00:56:33,299 --> 00:56:38,533 こんな銃は他国から 使臣が来た時に一度見ただけだ 512 00:56:38,533 --> 00:56:39,735 背後は誰だ? 513 00:56:39,735 --> 00:56:46,124 おわかりでしょう この銃には銃弾は入っていないことを 514 00:56:52,363 --> 00:56:56,053 見たところ宮廷の者だな 515 00:56:56,873 --> 00:57:02,274 宮廷の人間を手足のように操り 女官に密輸を指示し 516 00:57:02,274 --> 00:57:05,561 100人を超える私兵を持てる者 517 00:57:06,520 --> 00:57:09,850 背後を探し出すのはそんなに難しくないようだ 518 00:57:30,539 --> 00:57:32,224 弓矢でよくぞ救って下さった 519 00:57:32,224 --> 00:57:34,645 時間がかかってしまった 遅れてすまない 520 00:57:34,645 --> 00:57:37,233 本当に死ぬところでした 521 00:58:32,207 --> 00:58:35,229 もう遅すぎたかもしれない 522 00:58:36,014 --> 00:58:40,280 もう... 失ってしまったかもしれない 523 00:58:50,513 --> 00:58:53,170 邸下!邸下! 524 00:58:53,170 --> 00:58:54,988 邸下! 525 01:00:07,250 --> 01:00:09,313 邸下 526 01:00:09,313 --> 01:00:10,360 大丈夫か? 527 01:00:10,360 --> 01:00:12,307 はい 528 01:00:12,307 --> 01:00:16,728 信号弾を撃ったから 敵がもっと押し寄せてくるだろう 529 01:00:17,615 --> 01:00:21,358 陣法を... 長蛇の陣に (軍における陣の構え方・一列に長く並ぶ) 530 01:00:21,358 --> 01:00:23,053 はい 邸下 531 01:00:23,053 --> 01:00:25,836 皆 長蛇の陣に広がれ! 532 01:00:42,135 --> 01:00:46,045 邸下 一つだけ約束して下さい 533 01:00:46,045 --> 01:00:50,930 邸下が王位に就かれたら どうか禁酒令をお解きになって下さい 534 01:00:51,710 --> 01:00:54,553 酒一杯飲みたくて死にそうです 535 01:00:55,449 --> 01:00:58,164 御賜酒*を一杯授けてやる (王が臣下に授ける酒) 536 01:00:59,240 --> 01:01:04,150 もし 私が生き延びたら 537 01:01:06,509 --> 01:01:09,008 一緒に飲んで下さいますか? 538 01:01:13,182 --> 01:01:15,453 ありがたき幸せでございます 邸下 539 01:01:18,354 --> 01:01:20,960 皆 邸下を守れ! 540 01:02:55,080 --> 01:02:58,136 私は邸下の下命通りに 541 01:02:58,136 --> 01:03:01,077 守禦庁の軍隊を率いて参りました 542 01:03:20,120 --> 01:03:22,442 よくやった 543 01:03:22,442 --> 01:03:26,940 遅れずに到着して本当に良かった 兼司書 544 01:03:26,940 --> 01:03:28,964 傷ついた兵士を見てやってくれ 545 01:03:28,964 --> 01:03:31,241 はい 邸下 546 01:03:31,241 --> 01:03:33,042 行こう 547 01:05:10,919 --> 01:05:14,957 ご覧になりましたか?私が揚げた信号凧 548 01:05:17,016 --> 01:05:19,560 ご覧になりましたね? 549 01:05:19,560 --> 01:05:21,724 ああ 550 01:05:21,724 --> 01:05:23,569 見たぞ 551 01:05:23,569 --> 01:05:28,535 ほら見て下さい 私がお守りすると言ったでしょう? 552 01:05:29,952 --> 01:05:34,147 邸下はこの朝鮮をお守りになるのに忙しく 553 01:05:34,147 --> 01:05:38,128 私はそんな邸下を守るのに忙しく... 554 01:05:39,514 --> 01:05:42,222 どちらがもっと忙しいでしょうか? 555 01:05:42,222 --> 01:05:44,356 私でしょうか それとも— 556 01:05:44,356 --> 01:05:47,594 くだらない話はやめて休め 557 01:05:47,594 --> 01:05:49,810 ここでですか? 558 01:05:50,561 --> 01:05:53,168 危険ではありませんか? 559 01:05:53,826 --> 01:05:55,980 私が守ってあげよう 560 01:05:57,318 --> 01:06:02,143 それでは恐れ入りますが少し休みます 561 01:06:02,143 --> 01:06:05,310 とても疲れてしまって 562 01:06:16,253 --> 01:06:18,869 あの信号凧を見た時 563 01:06:21,454 --> 01:06:23,528 お前だとわかった 564 01:06:27,847 --> 01:06:30,141 お前しかいない 565 01:06:34,865 --> 01:06:40,571 死ぬかもしれない そう思った時 浮かんだ顔は... 566 01:06:43,338 --> 01:06:48,833 どうかもう一度だけ 見させてくれと 567 01:06:50,120 --> 01:06:52,639 願った顔は... 568 01:06:58,243 --> 01:07:00,306 お前だった 569 01:07:01,658 --> 01:07:03,621 ドギム 570 01:07:31,570 --> 01:07:35,610 ♫ 夜明けが描いておいた ♫ 571 01:07:37,270 --> 01:07:42,460 ♫ 白い雪間の足跡 ♫ 572 01:07:44,320 --> 01:07:46,710 ♫ 誰がどこに向かうのか ♫ 573 01:07:46,710 --> 01:07:49,680 [赤い袖先] 574 01:07:49,680 --> 01:07:54,020 当然信じて下さるべき殿下が 私を疑いの目でご覧になっています 575 01:07:54,020 --> 01:07:57,400 按覈使はもうすぐ戻ってきます 時が経てばわかるでしょう 576 01:07:57,400 --> 01:08:02,420 私が手をこまねいて何もせずにいると思いますか? 577 01:08:02,420 --> 01:08:04,280 泣いていたのか? 578 01:08:04,280 --> 01:08:06,430 お怪我もございませんね? 579 01:08:06,430 --> 01:08:08,870 身分の低い宮女を思いやる時間はありません 580 01:08:08,870 --> 01:08:11,910 ですからお戻り下さい あなたが当然いらっしゃるべき場所へ 581 01:08:11,910 --> 01:08:13,770 これ以上違うふりはできない 582 01:08:13,770 --> 01:08:16,110 - もし... お前の心が私と同じなら - どうか 583 01:08:16,110 --> 01:08:20,380 だから私が言いたいことは 私はお前を–