1
-00:00:03,460 --> -00:00:01,950
[赤い袖先]
2
-00:00:01,950 --> -00:00:00,350
[赤い袖先]
3
00:00:00,950 --> 00:00:02,550
[第12回]
4
00:00:32,387 --> 00:00:37,498
私に早く死んでほしいだろう?
5
00:00:37,498 --> 00:00:38,554
いいえ
6
00:00:38,554 --> 00:00:42,701
年老いた王など早くいなくなってほしい?
7
00:00:42,701 --> 00:00:43,980
いいえ
8
00:00:43,980 --> 00:00:48,123
この親不孝極まりない奴め!
9
00:00:48,123 --> 00:00:51,432
女色を求め 学問を疎かにし
10
00:00:51,432 --> 00:00:53,640
叱られると不満を抱き
11
00:00:53,640 --> 00:00:58,636
年老いた王など死んでいなくなれと呪う
12
00:01:04,481 --> 00:01:07,119
イ・ソン お前!
13
00:01:07,119 --> 00:01:09,127
こいつは!
14
00:01:09,127 --> 00:01:12,984
お前が狂って殺した人の数は百を超える
15
00:01:12,984 --> 00:01:18,131
私の民を傷つける奴をどうして生かせる?
16
00:01:20,798 --> 00:01:23,620
自分の子という理由だけで
17
00:01:23,620 --> 00:01:26,919
お前を生かすとでも思ったか?
18
00:01:28,186 --> 00:01:30,392
お前のしたことを聞いて
19
00:01:30,392 --> 00:01:34,202
胸が裂けるほど泣き叫び悔しんだ
20
00:01:34,202 --> 00:01:41,120
お前は なぜ年老いた父親の胸に
刀を刺すことができるのだ?
21
00:01:42,118 --> 00:01:45,031
父ではありません!
22
00:01:48,389 --> 00:01:50,120
何だと?
23
00:01:50,987 --> 00:01:53,209
サンでございます
24
00:01:54,209 --> 00:01:57,433
サンでございます お祖父様!
25
00:01:59,104 --> 00:02:01,711
私をご覧になって下さい
26
00:02:02,879 --> 00:02:08,694
たった一度でもいいのです
父ではなく私をご覧になって下さい
27
00:02:09,497 --> 00:02:14,501
サンです サンでございます お祖父様!
28
00:02:24,481 --> 00:02:26,202
何だと...
29
00:02:31,623 --> 00:02:32,822
左議政
30
00:02:32,822 --> 00:02:34,992
はい 殿下
31
00:02:34,992 --> 00:02:36,919
あの左議政
32
00:02:43,725 --> 00:02:45,093
はい 殿下
33
00:02:45,093 --> 00:02:46,877
この子は
34
00:02:48,490 --> 00:02:50,833
世子じゃないのか?
35
00:02:53,785 --> 00:02:57,903
イ・ソン 私の息子じゃない?
36
00:02:59,596 --> 00:03:03,923
その人は
37
00:03:04,885 --> 00:03:07,481
世子ではなく
38
00:03:08,090 --> 00:03:11,520
世孫でございます 殿下
39
00:03:18,979 --> 00:03:20,700
サンなのか?
40
00:03:21,602 --> 00:03:24,713
はい お祖父様
41
00:03:27,928 --> 00:03:29,309
サンだな?
42
00:03:29,309 --> 00:03:30,927
はい
43
00:03:35,808 --> 00:03:37,420
おい
44
00:03:37,995 --> 00:03:42,619
今年は... 何年だ?
45
00:03:43,890 --> 00:03:45,940
壬午の年か?
46
00:03:46,723 --> 00:03:49,230
壬午の年ではございません
47
00:03:52,389 --> 00:03:56,615
ああ 頭が!頭が痛い!
48
00:03:56,615 --> 00:03:58,903
痛いぞ
49
00:04:03,201 --> 00:04:05,534
これをどうすれば?
50
00:04:08,590 --> 00:04:10,975
これをどうすれば?
51
00:04:13,509 --> 00:04:16,014
王が判断して
52
00:04:17,194 --> 00:04:20,430
王が決定しなければならないのに
53
00:04:21,282 --> 00:04:25,414
私が... 私が王なのに
54
00:04:26,909 --> 00:04:30,013
これ以上やり抜くことはできない
55
00:04:30,013 --> 00:04:32,613
やり抜くことはできない
56
00:04:34,303 --> 00:04:37,689
どうすればいい?
57
00:04:42,383 --> 00:04:44,122
殿下
58
00:04:45,081 --> 00:04:47,995
どうかまた起き上がり下さい
59
00:04:49,001 --> 00:04:51,484
朝鮮の王として
60
00:04:51,484 --> 00:04:54,822
最後の決断をお下しください
61
00:04:56,597 --> 00:04:59,705
たとえ私が死ぬことをお望みだとしても
62
00:05:00,405 --> 00:05:03,042
いっそ私は従います
63
00:05:03,895 --> 00:05:06,181
このままでは
64
00:05:06,817 --> 00:05:09,392
朝廷が二つに分かれ
65
00:05:10,421 --> 00:05:13,113
民が二つに分かれ
66
00:05:14,512 --> 00:05:18,614
この朝鮮が激しい混乱に陥ります
67
00:05:20,083 --> 00:05:22,731
どうかまた起き上がり下さい
68
00:05:23,715 --> 00:05:25,817
王として
69
00:05:27,385 --> 00:05:30,613
最後の責任と義務をお果たし下さい
70
00:05:32,385 --> 00:05:34,634
サン お前か
71
00:05:36,303 --> 00:05:38,636
なぜこんなに寒い?
72
00:05:38,636 --> 00:05:43,206
サンだ サンなのだな
73
00:05:48,183 --> 00:05:50,119
媽媽任!
74
00:06:00,324 --> 00:06:02,102
媽媽任
75
00:06:12,289 --> 00:06:15,317
中殿のおなりでございます
76
00:06:33,108 --> 00:06:34,623
中殿
77
00:06:34,623 --> 00:06:38,209
殿下 状況が差し迫り
78
00:06:38,209 --> 00:06:40,820
やむを得ず礼を欠くことになりました
79
00:06:40,820 --> 00:06:43,275
どうかお許し下さい
80
00:06:43,888 --> 00:06:47,302
なぜここまで来たのか?
81
00:06:47,302 --> 00:06:52,095
殿下に必ずお見せしなければ
いけない文書がございます
82
00:06:52,886 --> 00:06:54,816
文書?
83
00:06:55,304 --> 00:06:57,528
金縢(クムドゥン)でございます
84
00:06:58,711 --> 00:07:00,930
金縢?
85
00:07:00,930 --> 00:07:02,923
金縢...
86
00:07:05,823 --> 00:07:10,238
何も覚えていらっしゃいませんか?
87
00:07:12,694 --> 00:07:16,133
金縢がどこに隠されているか
殿下にお教えしなさい
88
00:07:16,133 --> 00:07:18,491
はい 媽媽
89
00:07:19,989 --> 00:07:24,816
- 殿下 金縢はまさに…
- 申し訳ございません 殿下
90
00:07:28,982 --> 00:07:31,798
分別のない内人一人が
91
00:07:31,798 --> 00:07:37,137
前後の見境もなく恐れ多くも
主上殿下にご不快な思いをさせてしまうとは
92
00:07:37,137 --> 00:07:40,817
これは全て私のせいでございます
93
00:07:42,491 --> 00:07:46,108
中殿媽媽 この内人がどんな言葉で媽媽を惑わし
94
00:07:46,108 --> 00:07:51,039
ここまでお連れしたのか私には
わかりかねますが全て嘘でございます
95
00:07:51,039 --> 00:07:54,578
この内人は私が監察尚宮へ連れて行き
96
00:07:54,578 --> 00:07:58,622
その罪を詳しく明らかに致します
97
00:08:06,205 --> 00:08:10,719
壬午の年のあの日も今日のように
雷が鳴り稲妻が走っていたそうでございます
98
00:08:12,983 --> 00:08:16,702
世子の息が完全に絶えたと
内官が入ってきて伝え
99
00:08:16,702 --> 00:08:21,787
殿下は自筆で文書を作成し
王位をお押しになりました
100
00:08:21,787 --> 00:08:27,025
約束通りに文書を作り
約束の場所に文書をお隠しになりました
101
00:08:27,609 --> 00:08:32,425
どうか... 思い出していただけませんか
102
00:08:37,194 --> 00:08:41,825
どなたと約束なさったのか
その文書をどこにお隠しになったのか
103
00:08:46,413 --> 00:08:48,766
殿下はすでにご存じでいらっしゃいます
104
00:08:48,766 --> 00:08:50,930
ああ 頭が...
105
00:08:52,004 --> 00:08:54,031
頭が痛い
106
00:08:56,300 --> 00:08:58,022
何?
107
00:09:01,203 --> 00:09:03,098
金縢?
108
00:09:09,691 --> 00:09:14,720
私が隠した... 金縢?
109
00:10:15,880 --> 00:10:17,500
[血衫血衫...]
110
00:10:20,240 --> 00:10:24,010
[血杉血杉 桐兮桐兮...]
111
00:10:28,892 --> 00:10:31,723
"血にまみれた赤衫よ"
(チョクサム:単衣の上着)
112
00:10:35,600 --> 00:10:38,513
"血にまみれた赤衫よ"
113
00:10:40,897 --> 00:10:43,482
"梧桐よ"
(オドン:青桐・樹皮の緑色が特徴の落葉高木)
114
00:10:43,482 --> 00:10:45,509
"梧桐よ"
115
00:10:48,588 --> 00:10:51,388
"誰が安金蔵よ"
(割腹することで誠意を証明した中国の名臣)
116
00:10:53,901 --> 00:10:56,801
"誰が田千秋か"
(皇帝に皇太子の無実を悟らせた中国の名臣)
117
00:11:02,791 --> 00:11:05,792
"私は後悔するなり"
118
00:11:09,697 --> 00:11:11,591
後悔するなり...
119
00:11:15,650 --> 00:11:17,300
120
00:11:19,107 --> 00:11:22,025
私の筆跡に
121
00:11:22,932 --> 00:11:25,392
間違いないようだ
122
00:11:26,408 --> 00:11:28,122
ここに
123
00:11:29,397 --> 00:11:32,416
王印が押されている
124
00:11:38,006 --> 00:11:40,122
覚えている...
125
00:11:44,111 --> 00:11:47,628
あの子と約束したのだ
126
00:11:49,791 --> 00:11:53,516
あの子を殺す代わりに
127
00:11:54,981 --> 00:11:57,025
必ず
128
00:11:57,789 --> 00:12:00,916
世孫だけは生かし
129
00:12:01,826 --> 00:12:04,911
王位に就かせると
130
00:12:06,080 --> 00:12:08,689
あの子が死んだ後
131
00:12:10,104 --> 00:12:12,705
約束の証しとして
132
00:12:14,516 --> 00:12:18,219
私が自分で書き
133
00:12:19,206 --> 00:12:22,191
王印を押した
134
00:12:25,492 --> 00:12:27,220
そして
135
00:12:28,610 --> 00:12:31,600
あそこに隠しておいた
136
00:12:32,722 --> 00:12:34,722
そうすることで
137
00:12:35,803 --> 00:12:39,609
あの子と約束したのだ
138
00:12:43,589 --> 00:12:45,403
誰と
139
00:12:46,608 --> 00:12:49,111
約束なさったのですか?
140
00:12:53,098 --> 00:12:55,114
お前の父
141
00:12:56,493 --> 00:13:01,695
私の息子 思悼世子
142
00:13:12,111 --> 00:13:14,005
頭が痛い
143
00:13:16,104 --> 00:13:18,009
痛い...
144
00:13:23,909 --> 00:13:26,792
チョン承旨
145
00:13:28,393 --> 00:13:29,914
はい 殿下
146
00:13:29,914 --> 00:13:34,309
行って 私の娘
147
00:13:34,309 --> 00:13:38,016
和緩翁主を連れてきなさい
148
00:13:40,214 --> 00:13:42,317
はい 殿下
149
00:14:23,008 --> 00:14:25,424
翁主
150
00:14:25,424 --> 00:14:27,232
お父様
151
00:14:27,232 --> 00:14:29,529
こっちに来なさい
152
00:14:29,529 --> 00:14:33,929
こっちに来てこの王印を受け取り
153
00:14:33,929 --> 00:14:38,424
そしてお前の手で王印を手渡せ
154
00:14:38,424 --> 00:14:42,232
王- 王印を手渡すとは?
155
00:14:42,812 --> 00:14:45,927
誰に手渡すとおっしゃっているのですか?
156
00:14:47,191 --> 00:14:49,698
世孫に
157
00:14:54,204 --> 00:14:57,579
お前が自分で手渡せば
158
00:14:57,579 --> 00:15:04,759
ここにいる皆が私の意図を理解するだろう
159
00:15:05,988 --> 00:15:09,227
お父様!
160
00:15:09,227 --> 00:15:15,002
なぜ私にそんなひどい命を下されるのですか?
161
00:15:17,029 --> 00:15:20,920
世間の人はひそひそ噂をするでしょう
162
00:15:21,735 --> 00:15:25,304
お父様がすでにお亡くなりになったと...
163
00:15:25,304 --> 00:15:29,734
皆がそう思うに違いありません
164
00:15:32,591 --> 00:15:34,826
翁主
165
00:15:35,499 --> 00:15:38,218
父はもう死んでしまった
166
00:15:38,218 --> 00:15:41,604
いいえ お父様
167
00:15:41,604 --> 00:15:47,120
王としての私はもう死んだのだ
168
00:15:47,818 --> 00:15:50,520
私は王だ
169
00:15:50,520 --> 00:15:55,321
だから私は死んだのだ
170
00:15:59,908 --> 00:16:02,584
皆 聞きなさい
171
00:16:04,517 --> 00:16:10,326
私は君主の責任と義務を
172
00:16:11,372 --> 00:16:15,207
果たすことはできないようだ
173
00:16:16,715 --> 00:16:19,618
今この瞬間から
174
00:16:19,618 --> 00:16:22,129
私の後継者である
175
00:16:23,700 --> 00:16:27,613
世孫に王印を任せて
176
00:16:28,419 --> 00:16:30,400
私は
177
00:16:31,900 --> 00:16:34,890
楽に休むつもりだ
178
00:16:37,229 --> 00:16:39,629
翁主
179
00:16:39,629 --> 00:16:43,834
さあ 王印を手渡せ
180
00:16:43,834 --> 00:16:48,423
いけません お父様...
181
00:17:01,813 --> 00:17:04,184
お父様...
182
00:18:45,931 --> 00:18:47,631
叔母様
183
00:19:09,109 --> 00:19:11,324
大切に持ってなさい
184
00:19:12,412 --> 00:19:14,813
これからはあなたのものよ
185
00:19:16,907 --> 00:19:19,615
全てを失ってもいい
186
00:19:19,615 --> 00:19:24,929
でも私達広寒宮の心だけは失わないで
187
00:19:25,610 --> 00:19:30,923
私達は絶対王を この国の
政権を握る者を信じない
188
00:19:30,923 --> 00:19:33,538
私達はただお互いしかいないし
189
00:19:34,535 --> 00:19:37,618
私達が信じるものは私達自身だけよ
190
00:19:42,402 --> 00:19:48,190
新しい王がいくら勢いに乗って騒いだとしても
私達全員を殺すことはできない
191
00:19:48,190 --> 00:19:52,910
私達宮女は王室を支える柱よ
192
00:19:52,910 --> 00:19:57,663
それがいくら王でも
私達なしでは生きていけない
193
00:19:58,193 --> 00:19:59,945
そうよ
194
00:20:00,987 --> 00:20:02,906
叔母様は?
195
00:20:03,414 --> 00:20:05,937
一体どうされるんですか?
196
00:20:19,695 --> 00:20:22,026
私が失敗したから
197
00:20:23,411 --> 00:20:25,899
私が責任取らないと
198
00:21:00,185 --> 00:21:02,217
どうなったのですか?
199
00:21:02,217 --> 00:21:05,530
大殿で王命が下されました
200
00:21:05,530 --> 00:21:09,380
これから世孫邸下が巡監軍*を治められ
[軍の夜間巡察を受け持っていた官衛]
201
00:21:09,380 --> 00:21:13,222
廂軍*と挟輦軍*もまた邸下も補佐します
[王を護衛する軍隊]
202
00:21:14,297 --> 00:21:18,119
殿下が世孫邸下に宮軍を
任せられたということですか?
203
00:21:18,119 --> 00:21:19,586
はい
204
00:21:21,524 --> 00:21:25,835
あ そしてこれから王印もまた
205
00:21:25,835 --> 00:21:29,391
東宮に任されることになりました
206
00:21:29,391 --> 00:21:31,008
あらまあ!
207
00:21:31,008 --> 00:21:32,828
ああ 本当に良かったです
208
00:21:32,828 --> 00:21:36,928
- 本当に良かったわねえ
- 媽媽任!
209
00:21:40,104 --> 00:21:42,698
良かった 良かった
210
00:21:42,698 --> 00:21:44,322
あ ナウリ!
211
00:21:45,594 --> 00:21:46,518
はい ソ尚宮
212
00:21:46,518 --> 00:21:50,110
あの ひょっとしてドギムを見ませんでしたか?
213
00:21:50,110 --> 00:21:53,224
ソン内人は中宮殿へ行きました
214
00:21:53,224 --> 00:21:55,622
中宮殿?
215
00:22:22,627 --> 00:22:27,795
気分は悪くないわ
東宮に貸しを一つ作ったわけだから
216
00:22:27,795 --> 00:22:31,945
東宮も媽媽の助けに感謝なさっているでしょう
217
00:22:31,945 --> 00:22:34,331
当然そうでしょう
218
00:22:37,300 --> 00:22:39,685
あなたも今日はよくやったわ
219
00:22:39,685 --> 00:22:42,402
ありがたき幸せでございます 媽媽
220
00:23:15,650 --> 00:23:18,980
[義狗堂]
221
00:23:37,712 --> 00:23:40,223
また花が咲くのかな...?
222
00:23:46,726 --> 00:23:48,334
ドギム
223
00:23:59,408 --> 00:24:01,006
どうして
224
00:24:01,700 --> 00:24:03,595
ここにいる?
225
00:24:04,022 --> 00:24:06,722
邸下にお会いできるかもしれないと
226
00:24:07,500 --> 00:24:10,214
お会いしたくて待っておりました
227
00:24:13,246 --> 00:24:16,026
火傷はいかがですか?
228
00:24:29,617 --> 00:24:33,002
まだひどく痛みますか?
229
00:24:33,002 --> 00:24:38,006
今日一日... 数百人の人に会い
230
00:24:38,710 --> 00:24:41,403
数千もの質問を聞いた
231
00:24:42,603 --> 00:24:45,794
誰も私の火傷について聞かなかった
232
00:24:47,314 --> 00:24:49,566
ただお前だけだ
233
00:24:50,730 --> 00:24:53,314
私がお前のことを考えるように
234
00:24:53,314 --> 00:24:55,911
お前も私のことを考えたら
235
00:24:57,293 --> 00:24:59,986
ここにいるだろうと思った
236
00:25:01,320 --> 00:25:03,426
私はただ
237
00:25:04,191 --> 00:25:06,909
邸下の火傷が心配で...
238
00:25:08,422 --> 00:25:10,333
申し訳ございません
239
00:25:10,333 --> 00:25:14,512
医女ではないので
火傷の手当てはできません
240
00:25:19,185 --> 00:25:21,206
関係ない
241
00:25:21,206 --> 00:25:26,186
お前が何をできようとできまいと
242
00:25:27,691 --> 00:25:29,823
関係ない
243
00:25:32,523 --> 00:25:34,309
ドギム
244
00:25:35,719 --> 00:25:37,898
私はもう心を決めている
245
00:25:37,898 --> 00:25:42,325
- 邸下… 私は
- 今すぐじゃない
246
00:25:43,909 --> 00:25:46,155
お前に聞くことも
247
00:25:47,034 --> 00:25:49,591
答えてもらうことも多いが
248
00:25:49,591 --> 00:25:52,406
今はその余裕はない
249
00:25:52,406 --> 00:25:54,287
だから...
250
00:25:59,118 --> 00:26:02,222
私の心も後で伝えるつもりだから
251
00:26:03,587 --> 00:26:05,606
お前の心も
252
00:26:06,922 --> 00:26:08,887
後で聞かせてくれ
253
00:26:41,798 --> 00:26:47,214
提調尚宮チョ氏を投獄しろと王命が下った
254
00:26:49,736 --> 00:26:51,705
連れていけ
255
00:26:51,705 --> 00:26:53,926
尚膳*令監
(サンソン:内侍府(官庁の1つ)の長官・王の私的秘書]
256
00:26:54,402 --> 00:26:59,895
令監と私は 一緒に長い間
主上殿下にお仕えしてきたでしょう
257
00:27:00,522 --> 00:27:04,903
お互い助け合うことはなかったとしても
傷つけ合うこともしませんでした
258
00:27:06,531 --> 00:27:08,630
その情から
259
00:27:09,437 --> 00:27:13,006
少なくとも自分の足で
出られるようにしていただけますか?
260
00:27:14,720 --> 00:27:16,637
そうしなさい
261
00:28:07,418 --> 00:28:09,797
君をお呼びだ
262
00:28:47,722 --> 00:28:51,422
按覈使(アネクサ)が戻ってきた
[地方の事件調査のために政府から派遣した臨時官吏]
263
00:28:53,712 --> 00:28:56,414
その者の口から
264
00:28:57,118 --> 00:29:00,208
君の名前が出てきた
265
00:29:03,104 --> 00:29:06,799
なぜ世孫を危めようとしたのか?
266
00:29:06,799 --> 00:29:10,653
ただ私の稚拙な復讐です
267
00:29:13,216 --> 00:29:15,719
暎嬪が憎かったのです
268
00:29:16,899 --> 00:29:20,303
だからその肉親に復讐しました
269
00:29:20,920 --> 00:29:22,944
それだけです
270
00:29:24,200 --> 00:29:29,713
私がそれほど憎かったのか?
271
00:29:32,359 --> 00:29:36,024
君を捨てた私を
272
00:29:36,024 --> 00:29:39,494
そんなに恨んでいたのか?
273
00:29:39,494 --> 00:29:44,514
宮女は一生を王室のために捧げても
274
00:29:44,514 --> 00:29:48,699
老いて病気になれば
宮廷の外に追い出されるでしょう
275
00:29:48,699 --> 00:29:51,202
人生の最期を
276
00:29:51,202 --> 00:29:55,088
そのように惨めにみすぼらしく
終わらせるのが嫌でした
277
00:29:56,519 --> 00:29:59,324
だから陰謀を企てたのです
278
00:29:59,324 --> 00:30:03,127
わざと宮女にも及ばない
卑しいムスリの息子である
279
00:30:03,127 --> 00:30:05,686
殿下を選びました
280
00:30:07,830 --> 00:30:10,913
簡単に後宮になれると思って
281
00:30:14,313 --> 00:30:19,114
まさか殿下が私を裏切って
282
00:30:19,114 --> 00:30:22,920
全ての栄光を暎嬪にお与えになるとは
283
00:30:26,721 --> 00:30:30,842
殿下はずっと私の手段だったのに
284
00:30:30,842 --> 00:30:34,522
私の手段が私の目的を
台無しにしてしまったので
285
00:30:35,117 --> 00:30:38,374
残ったものはただ復讐だけでしょう?
286
00:30:38,374 --> 00:30:41,711
君が私のことを知っているように
287
00:30:42,204 --> 00:30:45,125
私もやはり君のことを知っている
288
00:30:45,817 --> 00:30:50,827
ひどい言葉で私を挑発するところを見ると
289
00:30:50,827 --> 00:30:56,391
すでに死ぬ覚悟をして来たんだな
290
00:30:56,391 --> 00:31:01,020
しかし君は これを知っているか?
291
00:31:01,988 --> 00:31:08,280
私は過ぎた日の
数えきれないほどの記憶が飛んで行き
292
00:31:09,258 --> 00:31:13,217
残った記憶はいくつもない
293
00:31:14,344 --> 00:31:18,688
しかし これだけは覚えている
294
00:31:20,404 --> 00:31:24,102
君が私にくれた真心
295
00:31:25,005 --> 00:31:28,891
その情を利用だけして捨ててしまった
296
00:31:29,912 --> 00:31:32,109
恥...
297
00:31:36,390 --> 00:31:38,824
王だからしたのだ
298
00:31:41,096 --> 00:31:44,830
王ならそうしてもいいと思った
299
00:31:46,722 --> 00:31:51,281
数十年間
300
00:31:51,281 --> 00:31:54,705
王座に座り数多くの判断を下してきたが
301
00:31:55,401 --> 00:32:00,258
ただの一度も恥ずかしい判断を下したことはない
302
00:32:04,604 --> 00:32:07,416
君が初めてだ
303
00:32:34,248 --> 00:32:37,397
遠くへ行きなさい
304
00:32:38,092 --> 00:32:42,499
行って楽に生きろ
305
00:32:44,100 --> 00:32:48,038
君がどんな過ちを犯したとしても
306
00:32:48,807 --> 00:32:53,363
私の前で死ぬのだけは見たくない
307
00:32:56,831 --> 00:32:59,108
行きなさい
308
00:33:06,127 --> 00:33:09,500
恩を施す器量が残っているのですか?
309
00:33:09,500 --> 00:33:13,188
臣下達も殿下の命を聞かないでしょうに
310
00:33:13,188 --> 00:33:16,908
年老いて病み もうろくした老人のくせに
311
00:33:16,908 --> 00:33:20,484
偉そうにする器量ぐらいは
確かに残っているようですね
312
00:33:23,846 --> 00:33:26,900
今になって聖恩をお与えになるのですか?
313
00:33:28,009 --> 00:33:31,988
あんなに待っていた時には
お与えにならなかった聖恩を
314
00:33:35,311 --> 00:33:39,805
数えきれないほどの夜を...
殿下を待ちながら夜を明かしてきました
315
00:33:42,004 --> 00:33:45,780
もしかしたら昔の約束を思い出して
訪ねてきて下さるかもしれないと
316
00:33:48,696 --> 00:33:52,016
そして朝になると
317
00:33:52,016 --> 00:33:54,897
いつも悟るのです
318
00:33:55,792 --> 00:34:01,895
宮女が王を慕うことが
どれだけ愚かなことかを
319
00:34:05,884 --> 00:34:09,727
殿下はいつも私から
受けるだけでいらっしゃいました
320
00:34:10,995 --> 00:34:16,491
一度ぐらいは私に与えて下さいませんか?
321
00:34:20,522 --> 00:34:23,119
何をだ?
322
00:34:23,119 --> 00:34:25,016
そうですね...
323
00:34:25,878 --> 00:34:27,830
何でしょうか?
324
00:34:30,424 --> 00:34:32,742
心からの... 涙?
325
00:34:39,394 --> 00:34:40,645
何をしている!
326
00:34:40,645 --> 00:34:44,713
実は宮廷で死ねる方法はたくさんあるのです
327
00:34:46,206 --> 00:34:49,197
ご覧下さい 私にも一つあるでしょう?
328
00:34:49,197 --> 00:34:52,381
だめだ!やめろ!
329
00:34:52,381 --> 00:34:56,811
王の約束を信じるには私は狡猾すぎて
330
00:34:58,697 --> 00:35:01,670
殿下の真心を信じるには
331
00:35:02,210 --> 00:35:04,944
もう私は疲れすぎました
332
00:35:06,082 --> 00:35:08,827
おい!
333
00:35:08,827 --> 00:35:10,809
なんということだ!
334
00:35:10,809 --> 00:35:15,702
私が生かしてやると言ったじゃないか
335
00:35:15,702 --> 00:35:19,825
王である私が...
生かしてやると言ったじゃないか
336
00:35:25,113 --> 00:35:28,598
私がそんなに憎かったのか?
337
00:35:28,598 --> 00:35:31,774
そんなに恨んでいたのか?
338
00:35:34,022 --> 00:35:38,314
なぜ人がここまでひどくなれるのか?
339
00:35:38,314 --> 00:35:42,505
なぜ人がここまでむごくなれるのか...
340
00:35:46,950 --> 00:35:52,960
341
00:36:06,203 --> 00:36:10,573
邸下 どうかお聞き入れ下さい
342
00:36:10,573 --> 00:36:13,602
私が代わりに死にます
343
00:36:14,079 --> 00:36:16,918
どうか母をお救い下さい
344
00:36:16,918 --> 00:36:19,926
私には敢えて君を殺す理由はない
345
00:36:19,926 --> 00:36:24,999
罷養になればもう翁主の養子ではない
346
00:36:24,999 --> 00:36:29,009
また庶民にはなるが命は助かる
347
00:36:29,009 --> 00:36:32,229
一度母になれば永遠に母です
348
00:36:32,229 --> 00:36:35,929
母の息子として死にたいと思っております
349
00:36:35,929 --> 00:36:39,600
どうか お許し下さい
350
00:36:39,600 --> 00:36:44,430
私が君の頼みを聞くと思うのか?
351
00:36:48,099 --> 00:36:53,609
ずっと前に邸下は
主上殿下に懇願なさったでしょう
352
00:36:53,609 --> 00:36:56,609
父の代わりに死ぬから
353
00:36:56,609 --> 00:36:59,299
どうか父を助けてくれと
354
00:37:00,043 --> 00:37:03,330
邸下は思いをお遂げに
なることはできませんでしたが
355
00:37:04,900 --> 00:37:08,918
私は恐れ多くも その思いを
遂げたいと思っております
356
00:37:10,713 --> 00:37:15,612
どうか私の頼みをお聞き入れ下さい
357
00:37:26,615 --> 00:37:27,921
どうなった?
358
00:37:27,921 --> 00:37:30,920
世孫には会ってきたの?
359
00:37:30,920 --> 00:37:32,685
あの子は何と言っていた?
360
00:37:32,685 --> 00:37:35,557
私を憎んでいるんでしょう?
361
00:37:35,557 --> 00:37:38,118
絶対許さないと?
362
00:37:39,405 --> 00:37:41,620
ご安心下さい 母上
363
00:37:41,620 --> 00:37:46,602
世孫邸下は母上の命は助けると
約束なさいました
364
00:37:49,401 --> 00:37:52,885
お父様がそうおさせになったのね
365
00:37:52,885 --> 00:37:54,816
良かった
366
00:37:55,416 --> 00:37:58,324
すぐお父様に会ってこなければ
367
00:38:00,585 --> 00:38:02,315
お待ち下さい
368
00:38:05,205 --> 00:38:08,476
私の話を聞いていただけますか?
369
00:38:10,812 --> 00:38:13,798
私が母上の息子になった時
370
00:38:15,424 --> 00:38:18,798
世間の人は皆私を羨みました
371
00:38:20,513 --> 00:38:25,798
卑しい庶民がある朝突然
主上殿下の孫になったのですから
372
00:38:26,602 --> 00:38:31,885
それは... 名家からは息子を出してくれなかった
373
00:38:34,014 --> 00:38:36,372
探して探して
374
00:38:36,372 --> 00:38:39,888
漁師の息子を養子に迎えた時
375
00:38:39,888 --> 00:38:42,851
私がどれだけ悔しかったか
376
00:38:44,886 --> 00:38:48,101
だからと言ってあなたを
嫌いだったのではないわ
377
00:38:50,016 --> 00:38:51,698
あなたは
378
00:38:53,494 --> 00:38:56,590
死んだ夫に少し似ていた
379
00:38:57,222 --> 00:38:59,784
私に息子がいたら
380
00:39:00,515 --> 00:39:03,151
あなたに似ていたでしょうね
381
00:39:06,891 --> 00:39:11,284
その言葉だけで十分です
382
00:39:20,216 --> 00:39:22,496
なぜ突然お辞儀をするの?
383
00:39:22,496 --> 00:39:25,887
どこか遠くにでも行くの?
384
00:39:34,990 --> 00:39:36,690
私は
385
00:39:37,726 --> 00:39:41,213
私は母上の息子になった時
386
00:39:41,213 --> 00:39:43,827
本当に嬉しかったです
387
00:39:46,111 --> 00:39:49,212
母上が翁主だからではありません
388
00:39:50,412 --> 00:39:54,680
私は生まれてすぐに母を失くしました
389
00:39:58,492 --> 00:40:00,270
一度も
390
00:40:00,832 --> 00:40:03,166
一度も誰かを
391
00:40:03,881 --> 00:40:06,815
母と呼んだことのない私が
392
00:40:08,584 --> 00:40:10,985
初めて母上を
393
00:40:12,524 --> 00:40:14,784
"母上"と呼んだ時
394
00:40:16,515 --> 00:40:19,470
どれだけ嬉しかったかおわかりですか?
395
00:40:26,383 --> 00:40:29,205
私の母になって下さった恩は
396
00:40:34,109 --> 00:40:37,659
来世でも忘れずお返し致します
397
00:41:23,527 --> 00:41:28,050
息子よ どこに行くの?
398
00:41:28,893 --> 00:41:32,417
戻っておいで
この母が守ってあげるわ
399
00:41:32,417 --> 00:41:37,312
私は王の娘よ
誰も私に手を出すことはできない
400
00:41:37,312 --> 00:41:39,640
だから戻っておいで
401
00:42:00,409 --> 00:42:03,696
母が守ってあげる 戻ってきて!
402
00:42:03,696 --> 00:42:05,789
行かないで!
403
00:42:05,789 --> 00:42:07,823
母が守ってあげる
404
00:42:07,823 --> 00:42:11,412
だめよ 行かないで!
405
00:42:27,301 --> 00:42:29,909
それはいい
406
00:42:30,683 --> 00:42:35,601
私を起こしてくれ
407
00:42:53,323 --> 00:42:55,703
皆
408
00:42:56,703 --> 00:42:59,692
下がってくれ
409
00:43:03,020 --> 00:43:05,686
下がれと言っている
410
00:43:22,227 --> 00:43:24,976
この祖父が
411
00:43:25,938 --> 00:43:31,984
最後に言うことがある
412
00:43:33,656 --> 00:43:35,870
一つは
413
00:43:36,804 --> 00:43:40,718
王として言うことだ
414
00:43:41,797 --> 00:43:44,103
これから
415
00:43:44,831 --> 00:43:52,248
数百 数千の人を殺すことになるだろう
416
00:43:53,224 --> 00:43:58,025
お前が望もうが望むまいが
417
00:43:59,470 --> 00:44:03,437
誰かを殺すことになる
418
00:44:05,627 --> 00:44:08,812
すべきことをしろ
419
00:44:09,619 --> 00:44:11,801
それが
420
00:44:11,801 --> 00:44:17,703
お前が背負わなければならない運命だから
421
00:44:19,822 --> 00:44:22,118
もう一つは
422
00:44:23,537 --> 00:44:27,407
祖父として言うことだ
423
00:44:33,315 --> 00:44:38,792
この祖父を許せ
424
00:44:41,617 --> 00:44:44,765
過ちは犯したが
425
00:44:45,998 --> 00:44:51,911
それでも いつも最善を尽くした
426
00:44:53,020 --> 00:44:59,007
だからもう許せ
427
00:45:04,122 --> 00:45:06,203
サン
428
00:45:07,332 --> 00:45:09,242
もう
429
00:45:10,225 --> 00:45:12,273
お前が
430
00:45:13,053 --> 00:45:16,389
朝鮮の王だ
431
00:45:22,214 --> 00:45:24,111
見たか?
432
00:45:27,493 --> 00:45:31,123
約束を守ったぞ お前
433
00:45:31,987 --> 00:45:34,211
そうだろう?
434
00:46:05,401 --> 00:46:07,231
殿下
435
00:46:08,018 --> 00:46:10,507
殿- 殿下?
436
00:46:15,714 --> 00:46:17,898
お祖父様…
437
00:46:21,108 --> 00:46:23,304
お祖父様
438
00:46:28,816 --> 00:46:33,117
なぜこんな風に逝ってしまわれるのですか?
439
00:46:37,709 --> 00:46:40,075
私にあのような
440
00:46:40,917 --> 00:46:43,796
大きな苦しみを与えながら
441
00:46:46,792 --> 00:46:49,228
父を奪い
442
00:46:50,753 --> 00:46:53,384
祖母を奪い
443
00:46:54,485 --> 00:46:57,904
あの全てが殿下のせいでした
444
00:46:59,406 --> 00:47:01,407
あの全てが
445
00:47:02,811 --> 00:47:06,021
殿下のせいだったのです
446
00:47:10,493 --> 00:47:13,725
絶対に許すことはできません
447
00:47:14,329 --> 00:47:17,531
絶対に許すことはできません!
448
00:47:28,312 --> 00:47:30,431
お祖父様…
449
00:47:34,411 --> 00:47:37,217
どうかお戻り下さい
450
00:47:41,112 --> 00:47:42,968
あなたの孫は
451
00:47:44,096 --> 00:47:49,567
怖くて恐ろしくて息もできません
452
00:47:54,326 --> 00:47:57,461
どうかもう一度お戻り下さい
453
00:48:00,027 --> 00:48:03,032
もう一度お戻り下さい!
454
00:48:22,051 --> 00:48:26,114
主上殿下が崩御された
455
00:48:27,411 --> 00:48:30,961
これから私達は大殿の宮女よ
456
00:48:30,961 --> 00:48:32,935
王に仕える宮女として
457
00:48:32,935 --> 00:48:36,890
どんな失敗もあってはいけない わかったわね?
458
00:48:36,890 --> 00:48:39,314
はい
459
00:48:39,314 --> 00:48:42,907
今から大殿へ移る準備をしましょう
460
00:48:42,907 --> 00:48:45,611
はい 媽媽任
461
00:49:09,205 --> 00:49:10,911
注意して
462
00:49:12,190 --> 00:49:14,280
463
00:49:43,420 --> 00:49:45,820
[詩経]
464
00:49:46,808 --> 00:49:51,112
"惠而好我 攜手同歸"
465
00:49:51,112 --> 00:49:53,623
意味をちゃんとわかって読んでいるのかどうか
466
00:49:53,623 --> 00:49:55,110
優しくしても不満なのね
467
00:49:55,110 --> 00:49:57,098
全部わかってるぞ
468
00:49:57,713 --> 00:49:59,659
続けて読んでくれ
469
00:50:00,510 --> 00:50:02,907
声が聞きたい
470
00:50:32,985 --> 00:50:36,891
パク尚宮媽媽任のために
みんなで一緒に作ったの
471
00:50:37,729 --> 00:50:41,379
旅立つ時は新しい服を着て行かなきゃ
472
00:50:41,379 --> 00:50:45,460
媽媽任のお墓に行って
一緒に燃やして差し上げよう
473
00:50:48,790 --> 00:50:52,036
旅立たれる姿はとても安らかに見えた
474
00:50:52,036 --> 00:50:55,719
絶対良いところに行かれたと思うわ
475
00:50:55,719 --> 00:50:57,655
うん
476
00:50:57,655 --> 00:51:00,283
みんな本当にありがとう
477
00:51:05,011 --> 00:51:09,809
昨日の夜 武徳門にお使いに行ったら
478
00:51:09,809 --> 00:51:13,530
提調尚宮媽媽任が出て行かれるのを見た
479
00:51:25,788 --> 00:51:29,088
藁のむしろをかぶされて出て行かれたわ
480
00:51:32,108 --> 00:51:37,875
それが700人の宮女を統括されていた
提調尚宮媽媽任の最期なのね
481
00:51:37,875 --> 00:51:44,905
みんな覚えてる?
前に暎嬪慈駕が出て行かれた時の姿を
482
00:51:44,905 --> 00:51:49,214
提調尚宮媽媽任も暎嬪慈駕も
483
00:51:49,908 --> 00:51:53,106
二人とも同じ宮女だったのに
484
00:51:53,106 --> 00:51:55,093
最期は全然違うのね
485
00:51:55,093 --> 00:51:59,805
暎嬪慈駕もお幸せじゃなかったと思う
486
00:51:59,805 --> 00:52:02,708
パク尚宮媽媽任がそうおっしゃってた
487
00:52:02,708 --> 00:52:07,888
暎嬪慈駕は自分の手で息子を殺したと
488
00:52:07,888 --> 00:52:11,022
ずっと自分を責めながら亡くなったって
489
00:52:12,700 --> 00:52:18,513
宮女は一体どうすれば満足な
人生を送ることができるんだろう?
490
00:52:18,513 --> 00:52:22,200
自分の望むように生きればいいんじゃないのかな?
491
00:52:23,617 --> 00:52:29,405
他人がどう思おうと
自分の望むように生きられたら
492
00:52:29,405 --> 00:52:31,397
それが幸せじゃないのかな?
493
00:52:31,397 --> 00:52:33,914
それじゃあんたはどう生きたいの?
494
00:52:33,914 --> 00:52:39,100
ただ今みたいに あんた達と一緒に...
495
00:52:40,016 --> 00:52:46,103
喜ぶ時は一緒に喜んで
悲しい時は一緒に悲しみながら
496
00:52:46,810 --> 00:52:49,109
平和に生きたい
497
00:52:50,613 --> 00:52:53,023
私 変わるのは嫌
498
00:52:53,797 --> 00:52:57,116
全部が今のままだったらいいと思う
499
00:53:00,127 --> 00:53:03,481
全部が今のままなんてことないわ
500
00:53:03,481 --> 00:53:07,611
いや もう変わり始めてる
501
00:53:08,912 --> 00:53:12,291
私達は一生王に仕える宮女だけど
502
00:53:12,291 --> 00:53:15,000
その王が変わったじゃない
503
00:53:21,004 --> 00:53:23,878
これから全部が変わるわ
504
00:55:33,693 --> 00:55:36,888
全ての責任は王にあります
505
00:55:37,649 --> 00:55:42,415
これまでは事がうまくいかなかった時
506
00:55:42,415 --> 00:55:47,898
この座にひれ伏して
王を恨みさえすればよかったのです
507
00:55:48,818 --> 00:55:55,374
この世の全てのことが
そのように簡単でした
508
00:55:56,404 --> 00:55:59,500
壬午の年に死んだ世子はお前の父親か?
509
00:55:59,500 --> 00:56:03,321
罪人として死んだ思悼世子!
510
00:56:03,321 --> 00:56:11,505
あれがお前の父親なら お前は
一生を罪人として生きなければならないぞ
511
00:56:12,211 --> 00:56:16,990
サン お前を失ったら
512
00:56:16,990 --> 00:56:20,393
この祖父も生きていけない
513
00:56:23,017 --> 00:56:25,138
ばかな奴だ...
514
00:56:28,679 --> 00:56:30,816
こいつは!
515
00:56:30,816 --> 00:56:34,549
サン お前は改心できるだろう?
516
00:56:34,549 --> 00:56:39,084
お前は改心できる 改めるのだ!
517
00:56:40,818 --> 00:56:47,712
お前がいつかあの座に座れば
518
00:56:49,394 --> 00:56:55,060
私のことを完全に理解する
519
00:57:09,941 --> 00:57:15,096
今は私の天が崩れ去り
520
00:57:15,096 --> 00:57:18,512
私が新しい天になりました
521
00:57:19,832 --> 00:57:22,893
息すらできないほど
522
00:57:22,893 --> 00:57:26,910
怖くて恐ろしいです
523
00:57:38,016 --> 00:57:40,507
決して
524
00:57:40,507 --> 00:57:45,310
逃げも隠れもしません
525
00:57:48,479 --> 00:57:51,210
これからは全てのことが
526
00:57:52,515 --> 00:57:55,130
私の責任です
527
00:58:43,713 --> 00:58:47,992
ボギョンに贈り物買おうか?
528
00:58:47,992 --> 00:58:49,519
うん
529
00:58:52,515 --> 00:58:56,260
待って 私が選ぶ
530
00:59:06,537 --> 00:59:08,487
これにしよう
531
00:59:11,783 --> 00:59:14,347
532
00:59:14,347 --> 00:59:17,425
ここ クッパ*二つ頼むよ!
(スープにご飯を入れて食べる料理)
533
00:59:18,281 --> 00:59:21,273
本当にここでボギョンと会うんだよね?
534
00:59:21,273 --> 00:59:22,416
うん
535
00:59:22,416 --> 00:59:23,841
ちょっと遅れて来るのかな?
536
00:59:23,841 --> 00:59:26,119
すみません クッパ二つ!
537
00:59:26,119 --> 00:59:29,103
はい いらっしゃいませ!
538
00:59:29,103 --> 00:59:32,209
座ってお待ち下さい
539
00:59:32,209 --> 00:59:34,219
ボギョン...
540
00:59:36,032 --> 00:59:37,914
ボギョン
541
00:59:37,914 --> 00:59:40,584
みんな来たのね!元気にしてた?
542
00:59:40,584 --> 00:59:46,017
うん ボギョン...
出宮してからずっとここで働いてるの?
543
00:59:46,017 --> 00:59:47,216
うん
544
00:59:47,216 --> 00:59:52,090
ここは私の義叔母さんのところだから
お金もたくさんくれるの
545
00:59:53,123 --> 00:59:56,510
あんた達お腹空いてるでしょ?
ちょっと待ってね クッパでいい?
546
00:59:56,510 --> 00:59:59,720
もちろん クッパでいいわ
547
01:00:01,105 --> 01:00:03,279
クッパはいつ出てくるんだ?
548
01:00:03,279 --> 01:00:04,197
ちょっとお待ち下さい
549
01:00:04,197 --> 01:00:05,503
なんでまだ持ってこないんだ?
550
01:00:05,503 --> 01:00:07,147
もうすぐです!
551
01:00:07,147 --> 01:00:11,510
- 酒も頼むよ
- はい!すぐお持ちします
552
01:00:25,033 --> 01:00:26,378
お待たせしました
553
01:00:26,378 --> 01:00:27,751
肉も一皿下さい
554
01:00:27,751 --> 01:00:30,409
はい わかりました
555
01:00:30,409 --> 01:00:32,321
ありがとう 酒も頼む
556
01:00:32,321 --> 01:00:34,394
さっきからずっと待ってるんだ
早く持ってきてくれよ
557
01:00:34,394 --> 01:00:36,983
はい お待ち下さい
558
01:00:38,796 --> 01:00:41,108
ちょっとお待ち下さいね!
559
01:00:43,603 --> 01:00:45,517
誰だ あれ?
560
01:00:45,517 --> 01:00:48,714
怖いな
561
01:00:48,714 --> 01:00:50,097
早く早く!
562
01:00:50,097 --> 01:00:53,215
わかった はい
563
01:01:02,510 --> 01:01:04,384
しこしこしておいしい
564
01:01:04,384 --> 01:01:07,190
あんた達ひとつも変わってないわね
565
01:01:07,715 --> 01:01:09,628
あんたはどうしてこんなに変わったのよ?
566
01:01:09,628 --> 01:01:11,097
その格好は何?
567
01:01:11,097 --> 01:01:13,714
一度宮女になったら
永遠に宮女なのを知らないの?
568
01:01:13,714 --> 01:01:16,414
いくら出宮になったとしても宮女なのよ
569
01:01:16,414 --> 01:01:19,111
どうしてこんな格好を...
570
01:01:19,111 --> 01:01:22,893
- 私帰る
- どこ行くのよ?どれだけ会いたかったか
571
01:01:22,893 --> 01:01:25,208
私 今はあんたに会いたくない
572
01:01:31,287 --> 01:01:33,884
拗ねてるのね
573
01:01:35,740 --> 01:01:37,740
574
01:01:40,310 --> 01:01:42,218
食べて食べて
575
01:01:42,218 --> 01:01:43,901
うん 食べよう
576
01:01:43,901 --> 01:01:45,221
おいしいわね
577
01:01:45,221 --> 01:01:47,810
でしょ?たくさん食べて
578
01:02:23,576 --> 01:02:25,314
ソン内人!
579
01:02:28,825 --> 01:02:33,115
令監(ヨンガム:中位官僚につける敬称)
殿下に湯薬をお持ちしたとお伝え下さい
580
01:02:33,115 --> 01:02:36,584
他の誰でもなくソン内人なのに
わざわざ伝える必要なんてありますか?
581
01:02:36,584 --> 01:02:39,423
どうぞ入って下さい
湯薬が冷めますよ
582
01:02:46,715 --> 01:02:50,520
各党派が自分達だけの義理を作り
583
01:02:50,520 --> 01:02:54,418
その義理から抜け出すと無条件で排斥だろう
584
01:02:55,789 --> 01:03:00,600
王は自分の党の党首ぐらいに思っている
585
01:03:00,600 --> 01:03:03,840
毎事に私を巻き込みたくて仕方ないのだ
586
01:03:04,396 --> 01:03:06,382
私はもう我慢できないぐらいだ
587
01:03:06,382 --> 01:03:11,212
各党派が集まり自分達だけの利益を求めることは
むしろ小さなことでございます
588
01:03:11,212 --> 01:03:14,500
少しでも違う意見を言う
臣下をまとめて排斥するため
589
01:03:14,500 --> 01:03:17,998
三司の機能が麻痺し
言論が止まってしまっております
590
01:03:17,998 --> 01:03:21,162
どうかこのことだけは
慎重におなり下さい 殿下
591
01:03:21,162 --> 01:03:25,510
先王が生涯努力なさいましたが蕩平*は困難でした
(タンピョン:党争を防ぐために取られた政策)
592
01:03:26,014 --> 01:03:29,421
殿下 先王は互対*を試されました
[ホデ:各党派の人事を分配して配置すること]
593
01:03:29,421 --> 01:03:33,490
老論に領議政を与えれば
左議政は小論に与えられました
594
01:03:33,490 --> 01:03:36,529
その人の素質や能力は
関係ありませんでした
595
01:03:36,529 --> 01:03:39,499
ただ老論と小論の数を
合わせただけに過ぎません
596
01:03:39,499 --> 01:03:44,156
しかし 真の蕩平とは
そういうものではありません
597
01:03:44,156 --> 01:03:47,609
殿下 内人が湯薬を持って待機しております
598
01:03:47,609 --> 01:03:52,312
党派の弊害は一夜にしてなくなるものではない
599
01:03:52,312 --> 01:03:57,786
しかし 言論を妨ぐことだけは
早急に止めなくてはいけない
600
01:03:57,786 --> 01:04:01,811
この世の皆の声は必ず
王に届かなければいけないもの
601
01:04:01,811 --> 01:04:05,491
私の耳に入らず 知ることが
できないことがあってはだめだ
602
01:04:05,491 --> 01:04:08,773
殿下 湯薬が冷めてしまいます
603
01:04:08,773 --> 01:04:11,890
ああ 何度も煩わせるな
604
01:04:18,912 --> 01:04:21,700
いつからそこにいたのか?
605
01:04:27,243 --> 01:04:32,457
それは... 一, 二食頃ほどになります
(約1時間・一食頃は約30分)
606
01:04:32,457 --> 01:04:34,412
早く置いて行け
607
01:04:34,412 --> 01:04:37,385
殿下 私は湯薬をお召し上がりになるのを見てー
608
01:04:37,385 --> 01:04:40,378
置いて行けと言わなかったか?
609
01:04:40,378 --> 01:04:42,089
はい
610
01:05:36,675 --> 01:05:39,006
湯薬が冷めているな
611
01:05:39,006 --> 01:05:42,800
申し訳ございません
また温めてお持ち致します
612
01:05:42,800 --> 01:05:44,912
そうではなく
613
01:05:46,298 --> 01:05:49,440
今日もまた長く待たせたなと思って
614
01:05:51,996 --> 01:05:54,514
わざとやっているのではない
615
01:06:29,013 --> 01:06:31,492
生姜糖をお召し上がり下さい
616
01:06:51,711 --> 01:06:53,414
ちょっと待て
617
01:06:55,413 --> 01:06:57,826
話がある
618
01:06:59,797 --> 01:07:03,906
先王の三年の喪も明け
619
01:07:03,906 --> 01:07:06,183
即位してから
620
01:07:06,183 --> 01:07:10,708
急いで処理しなければならないことも
だいたい片付いたようだ
621
01:07:10,708 --> 01:07:15,810
おそらくお前も...
私が何を言うのか見当はついているだろう
622
01:07:21,693 --> 01:07:24,219
お前を私のそばに置きたい
623
01:07:26,794 --> 01:07:28,930
宮女ではなく
624
01:07:29,680 --> 01:07:31,680
女人として
625
01:07:34,995 --> 01:07:38,920
だから 私は今お前に
626
01:07:39,577 --> 01:07:44,180
私の後宮になってくれと言っているのだ
627
01:07:52,310 --> 01:07:58,697
まずは時間をあげるから考えてみてくれ
628
01:08:00,212 --> 01:08:02,413
はい 殿下
629
01:08:14,417 --> 01:08:16,041
ドギム
630
01:08:22,108 --> 01:08:27,150
私はお前と... 家族になりたい
631
01:08:44,030 --> 01:08:49,120
♫ まるで夢のように僕のそばに近づいてきた ♫
632
01:08:49,880 --> 01:08:56,070
♫ 日差しいっぱいの君のその微笑みを ♫
633
01:08:58,380 --> 01:09:03,270
♫ 少しゆっくりゆっくり歩いたら ♫
634
01:09:04,310 --> 01:09:09,850
♫ 大切にしまっておけるのだろうか 痛いくらい ♫
635
01:09:11,060 --> 01:09:16,840
♫ 曇った雲の合間から ♫
636
01:09:18,210 --> 01:09:24,190
♫ 照らされた君の顔は ♫
637
01:09:24,190 --> 01:09:26,100
♫ ずっと心苦しくて ♫