1
00:00:00,390 --> 00:00:02,110
[赤い袖先]
2
00:00:02,110 --> 00:00:03,670
[赤い袖先]
3
00:00:16,432 --> 00:00:18,410
ここに座って
4
00:00:18,410 --> 00:00:22,223
一晩中殿下を待つ仕事は
5
00:00:22,223 --> 00:00:25,337
ただ女官である私に与えられた任務なだけ
6
00:00:26,846 --> 00:00:29,546
余計なことは考えなくていい
7
00:01:04,051 --> 00:01:06,142
これは夢ですか?
8
00:01:08,325 --> 00:01:11,915
つねってみたらわかるはずだけど...
9
00:01:11,915 --> 00:01:16,959
殿下は夢の中でもつねられないみたい
10
00:01:29,623 --> 00:01:33,050
ど- どうしてここにいらっしゃるんですか?
11
00:01:33,642 --> 00:01:36,048
いらっしゃってはいけないのに
12
00:01:36,713 --> 00:01:39,821
王になってよかったことが一つあるとしたら
13
00:01:40,555 --> 00:01:45,104
もう誰も私の行く手を塞げないということだ
14
00:01:46,634 --> 00:01:49,042
私がどこに行こうと
15
00:01:49,740 --> 00:01:51,727
誰のところに行こうと
16
00:01:51,727 --> 00:01:54,334
誰も止められない
17
00:01:58,637 --> 00:02:01,956
よくないことでもございましたか?
18
00:02:03,925 --> 00:02:06,234
不愉快なことでも
19
00:02:07,511 --> 00:02:09,341
そうだ
20
00:02:09,341 --> 00:02:11,710
不愉快だ
21
00:02:11,710 --> 00:02:13,646
お前のせいで
22
00:02:16,442 --> 00:02:19,853
お前は呆れるほど私の心を乱す
23
00:02:21,131 --> 00:02:24,657
政務に打ち込んでいる時さえも
24
00:02:24,657 --> 00:02:27,448
お前のことが突然頭に浮かぶ
25
00:02:29,154 --> 00:02:32,685
今日はお前のせいで一日中落ち着かなかった
26
00:02:34,256 --> 00:02:38,039
よりによってお前が当番の日に と思うと
27
00:02:38,916 --> 00:02:41,443
胸が苦しかった
28
00:02:45,728 --> 00:02:48,453
しかし無駄な心配だったんだな
29
00:02:49,224 --> 00:02:53,357
お前はここでよだれを垂らしながら
ぐうぐう寝ていたところを見ると
30
00:02:57,103 --> 00:03:01,253
お前はずる賢いか 頭が足りないかのどちらかだ
31
00:03:02,119 --> 00:03:03,843
気に障って
32
00:03:05,323 --> 00:03:07,467
けしからん
33
00:03:08,749 --> 00:03:11,443
今も見てみろ
34
00:03:11,443 --> 00:03:13,935
目を真ん丸にして
35
00:03:15,931 --> 00:03:17,645
お前は
36
00:03:17,645 --> 00:03:20,057
私がどれだけ...
37
00:03:30,329 --> 00:03:33,349
疲れたなら寝所に戻って休め
38
00:03:58,525 --> 00:04:02,647
昨夜殿下は淑昌宮*じゃなく観象監に行かれたって
(スクチャングン:元嬪が住むところ)
39
00:04:02,647 --> 00:04:05,712
言って大暴れされたらしいわよ
40
00:04:05,712 --> 00:04:10,440
それじゃ観象監の官員が半分以上
罷免になったのは本当?
41
00:04:10,440 --> 00:04:15,545
賄賂をもらって後宮との合宮日を操作した罪で
(合宮ハックン:選ばれた吉日に王が子作りをする日)
42
00:04:15,545 --> 00:04:17,961
それをやらせた人は...
[観象監:天文 風水 暦等に関する業務を担当する官庁]
43
00:04:23,919 --> 00:04:25,230
わかったわよ
44
00:04:25,230 --> 00:04:28,529
都承旨令監の悪口は言わないから泣くのやめて
(令監ヨンガム:中位官僚につける敬称)
45
00:04:29,502 --> 00:04:32,303
都承旨令監も全くすごい人ね
46
00:04:32,303 --> 00:04:35,811
そんな状況になっても
自分だけさっさと免れて
47
00:04:38,640 --> 00:04:39,820
[第14回]
内禁衛将が関わるような
48
00:04:39,820 --> 00:04:42,320
問題ではないですが
49
00:04:42,323 --> 00:04:45,128
見るに見かねて言っているのです
50
00:04:45,128 --> 00:04:47,817
観象監の官員達を買収するとは
51
00:04:47,817 --> 00:04:50,517
今回の件はひどすぎます
52
00:04:53,429 --> 00:04:56,226
殿下が処罰を下されないと言っても
53
00:04:56,226 --> 00:04:58,876
お怒りになっていないわけではありません
54
00:05:03,422 --> 00:05:07,443
もちろん私にお怒りのことでしょう
55
00:05:07,443 --> 00:05:11,338
しかし殿下はいつも私をお許しになり
56
00:05:13,046 --> 00:05:15,546
今回もそうなさいます
57
00:05:16,320 --> 00:05:19,421
私は殿下の心を掴んでいるという
58
00:05:19,421 --> 00:05:21,471
確信があります
59
00:05:29,532 --> 00:05:31,343
とにかく
60
00:05:31,343 --> 00:05:34,416
令監のことが心配で言っていることです
61
00:05:34,416 --> 00:05:36,252
それではこれで
62
00:05:38,549 --> 00:05:40,354
内禁衛将
63
00:05:47,902 --> 00:05:50,065
ひょっとして内禁衛将は
64
00:05:51,317 --> 00:05:54,760
殿下が成し遂げようとなさっている
三つのことについて
65
00:05:56,013 --> 00:05:57,649
聞いたことはありますか?
66
00:05:57,649 --> 00:06:00,520
いくら私の記憶力が悪いと言っても
67
00:06:00,520 --> 00:06:05,246
一度や二度じゃなく
何回も聞いたことは覚えています
68
00:06:05,927 --> 00:06:08,262
教えてもらえますか?
69
00:06:11,922 --> 00:06:14,541
今私を試しているんですか?
70
00:06:21,036 --> 00:06:22,853
一つ目のことは
71
00:06:22,853 --> 00:06:24,621
治水
[水を統制すること]
72
00:06:25,150 --> 00:06:27,238
二つ目のことは...
73
00:06:30,614 --> 00:06:32,915
治水が片付いたらすぐに
74
00:06:32,915 --> 00:06:35,124
二つ目のことに進みたい
75
00:06:35,124 --> 00:06:39,047
城を建てる目的はやはり国防のためでしょうか?
76
00:06:39,047 --> 00:06:42,018
もちろんその目的もある
77
00:06:42,018 --> 00:06:45,129
しかし他の理由もある
78
00:06:45,129 --> 00:06:50,143
私は民に新しい経験を与えたい
79
00:06:50,143 --> 00:06:55,034
自身の労働に相当する対価の支払いを受ける経験
80
00:07:00,007 --> 00:07:02,123
今まで城を建てる時は
81
00:07:02,123 --> 00:07:05,311
いつも民を強制的に動員してきた
82
00:07:05,311 --> 00:07:09,013
民は生業も放棄して働かなくてはならなかった
83
00:07:09,013 --> 00:07:15,848
この世ではいつもそれが当然のことだと
思われてきたが 決して当然のことではない
84
00:07:16,544 --> 00:07:21,556
誰も変えようとしないから私がするしかない
85
00:07:23,045 --> 00:07:26,127
城の名前はもう決めてある
86
00:07:28,450 --> 00:07:30,436
華城 (ファソン)
(水原市にある正祖が建てた城・遷都も考えていた)
87
00:07:30,436 --> 00:07:32,136
華城
88
00:07:44,734 --> 00:07:47,043
殿下は
89
00:07:47,043 --> 00:07:49,630
あの者達には打ち明けていることを
90
00:07:49,630 --> 00:07:52,469
私にはおっしゃらなかった
91
00:07:53,919 --> 00:07:55,638
なぜだ?
92
00:07:56,617 --> 00:07:58,426
なぜなんだ?
93
00:08:00,424 --> 00:08:05,843
慈駕 大殿の至密内人
ソン・ドギムが参っております
94
00:08:08,811 --> 00:08:11,229
姮娥任!
95
00:08:11,229 --> 00:08:13,118
ソン内人
96
00:08:13,118 --> 00:08:15,243
そばに座って
97
00:08:23,439 --> 00:08:25,246
慈駕
98
00:08:26,636 --> 00:08:30,028
クォン尚宮に特別に頼んだの
99
00:08:30,028 --> 00:08:32,734
あなたと会えるようにしてくれと
100
00:08:34,020 --> 00:08:35,948
ソン内人
101
00:08:36,622 --> 00:08:39,526
私の兄は大丈夫なの?
102
00:08:40,648 --> 00:08:42,539
殿下は
103
00:08:42,539 --> 00:08:45,225
今も兄を大切にしていらっしゃるわね?
104
00:08:45,225 --> 00:08:47,751
もちろんでございます 慈駕
105
00:08:49,733 --> 00:08:51,636
よかった
106
00:08:52,443 --> 00:08:55,354
皆そう言うけど
107
00:08:55,354 --> 00:08:58,275
私はずっと心配で
108
00:08:59,450 --> 00:09:03,125
信じられる人に聞きたかった
109
00:09:03,125 --> 00:09:05,822
なぜ都承旨を心配なさっているのですか?
110
00:09:05,822 --> 00:09:08,048
もう殿下は
111
00:09:08,825 --> 00:09:12,126
私がどんな人かご存じだから
112
00:09:14,412 --> 00:09:18,345
何の役にも立たないことをご存じよ
113
00:09:19,621 --> 00:09:21,721
私のせいで
114
00:09:21,721 --> 00:09:25,062
兄まで嫌われたらどうしよう
115
00:09:26,231 --> 00:09:28,528
ずっと心配してるの
116
00:09:28,528 --> 00:09:31,516
なぜそんな余計な心配をなさるのですか?
117
00:09:31,516 --> 00:09:34,229
一度だけでもいい
118
00:09:34,229 --> 00:09:37,162
兄の助けになりたい
119
00:09:38,307 --> 00:09:40,259
でも私は
120
00:09:41,116 --> 00:09:43,754
全然役に立たない
121
00:10:27,420 --> 00:10:30,034
お呼びになりましたか 殿下?
122
00:10:34,719 --> 00:10:37,351
来る途中に見かけたが
123
00:10:37,351 --> 00:10:39,741
淑昌宮から出てきたな
124
00:10:39,741 --> 00:10:40,928
はい
125
00:10:40,928 --> 00:10:43,649
なぜお前がそこから出てくる?
126
00:10:44,351 --> 00:10:46,871
元嬪がお前を呼んだのか?
127
00:10:47,622 --> 00:10:49,982
彼女がわざとお前を呼んだのか?
128
00:10:49,982 --> 00:10:53,599
- でなければ都承旨が—
- お考えになっているようなことではございません
129
00:10:53,599 --> 00:10:57,945
私はただ... 元嬪とは若干の親交がございます
130
00:10:57,945 --> 00:11:02,373
以前から知っている仲ですので
懐かしい気持ちで呼ばれただけです
131
00:11:02,373 --> 00:11:04,344
本当か?
132
00:11:04,344 --> 00:11:08,737
殿下 元嬪はまだ幼い少女です
133
00:11:08,737 --> 00:11:13,940
そして私が見るには純粋な方です
134
00:11:13,940 --> 00:11:17,530
宮廷生活に慣れなくてお辛そうです
135
00:11:17,530 --> 00:11:19,653
憂鬱症にかかっておられ
136
00:11:19,653 --> 00:11:24,051
軽く受け止めることではないように思われます
137
00:11:25,027 --> 00:11:29,635
憂鬱な心の病ですから頼れる人が必要です
138
00:11:29,635 --> 00:11:34,914
殿下は元嬪の夫で頼ることができる
支えでいらっしゃいます
139
00:11:35,925 --> 00:11:41,169
- もう少し頻繁にお訪ねになり優しくなさって—
- 私がなぜ
140
00:11:44,027 --> 00:11:47,147
お前からそんなことを
言われなくてはいけないのだ?
141
00:11:49,318 --> 00:11:52,069
行って優しくしてやれだと?
142
00:11:53,019 --> 00:11:55,858
まだ幼い少女なだけだと?
143
00:11:58,335 --> 00:12:00,788
笑わせるな
144
00:12:00,788 --> 00:12:03,558
年が何だと言うんだ?
145
00:12:03,558 --> 00:12:06,439
彼女は厳然とした私の後宮だ
146
00:12:08,347 --> 00:12:10,150
なぜ私を
147
00:12:11,518 --> 00:12:14,648
他の女人のところに行かせようとするのだ
148
00:12:17,550 --> 00:12:21,064
お前はもう私の心などどうでもいいのか?
149
00:12:22,928 --> 00:12:25,226
もう私を
150
00:12:25,730 --> 00:12:28,242
男として見られないのか?
151
00:12:30,434 --> 00:12:32,845
たかが宮女のくせに
152
00:12:34,143 --> 00:12:36,806
私を守ると大口を叩き
153
00:12:36,806 --> 00:12:39,478
私の命が尽きるその日まで
154
00:12:39,478 --> 00:12:41,146
邸下を
155
00:12:41,841 --> 00:12:44,350
お守り致します
156
00:12:51,219 --> 00:12:55,254
命も惜しまずに走ってきて私を救ったのに
157
00:12:56,440 --> 00:12:58,451
そんな女人を
158
00:12:59,233 --> 00:13:01,928
どうして愛さずにいられるだろう?
159
00:13:12,510 --> 00:13:14,553
いつも思っていた
160
00:13:15,737 --> 00:13:19,348
本当はお前も 私に想いを寄せていると
161
00:13:21,748 --> 00:13:24,653
私が思っているぐらい
162
00:13:26,336 --> 00:13:28,139
お前も私を
163
00:13:28,139 --> 00:13:30,351
愛していると
164
00:13:33,625 --> 00:13:37,545
違うのなら今すぐここで言ってくれ
165
00:13:44,739 --> 00:13:46,559
本当に
166
00:13:48,528 --> 00:13:51,631
お前の心に私はいないのか?
167
00:13:56,343 --> 00:13:58,053
私は...
168
00:14:01,129 --> 00:14:02,842
私は...
169
00:14:13,607 --> 00:14:17,751
殿下の女人になることを望んでおりません
170
00:14:21,904 --> 00:14:23,856
ただの一度も
171
00:14:23,856 --> 00:14:26,599
そうなることを願ったことはありません
172
00:14:56,216 --> 00:14:58,242
みんな 戻ってきたよ
173
00:14:58,242 --> 00:15:00,369
- ドギム
- 戻ったのね
174
00:15:00,369 --> 00:15:04,435
ドギム この本すごく面白いのよ
一緒に読もう
175
00:15:04,435 --> 00:15:06,656
ちょっと!私全然見えないわ
176
00:15:06,656 --> 00:15:08,710
ドギムが今来たばっかりじゃない
177
00:15:08,710 --> 00:15:11,597
真ん中に置いたらいいじゃない
178
00:15:13,823 --> 00:15:16,758
やっぱりここが私の場所ね
179
00:15:16,758 --> 00:15:18,767
何言ってるの?
180
00:15:23,742 --> 00:15:26,325
ねえ まだ読み終わってないわ
181
00:15:26,325 --> 00:15:28,436
早く
182
00:15:29,716 --> 00:15:31,745
183
00:15:50,241 --> 00:15:53,329
殿下 夜も更けました
184
00:15:53,329 --> 00:15:57,838
こんな時間まで便殿で
何を考えていらっしゃるのですか?
185
00:16:01,327 --> 00:16:03,113
殿下
186
00:16:03,113 --> 00:16:05,847
ある人のことを考えていた
187
00:16:07,014 --> 00:16:09,158
私の大切な...
188
00:16:12,131 --> 00:16:16,655
当然私のものだと思っていたが
私のものではないのだ
189
00:16:18,848 --> 00:16:21,530
いつも同じ場所に立ち
190
00:16:22,209 --> 00:16:25,159
私が来るのを待っていると思っていたのに
191
00:16:25,818 --> 00:16:28,644
実は私を待っていたのではなかった
192
00:16:30,206 --> 00:16:32,464
ただその場所が
193
00:16:32,464 --> 00:16:35,736
自分の場所だっただけだ
194
00:16:38,150 --> 00:16:40,850
私が来いと言えば来ると思っていたのに
195
00:16:41,821 --> 00:16:44,636
全部馬鹿みたいに勘違いしていた
196
00:16:55,340 --> 00:16:58,049
尚宮はどう思う?
197
00:16:58,536 --> 00:17:01,441
何のお話なのか…
198
00:17:01,941 --> 00:17:06,074
無理にでも手に入れるべきか?
199
00:17:07,928 --> 00:17:13,435
忍苦の年月を耐えて王座を手に入れたから
200
00:17:13,435 --> 00:17:15,525
自分自身に報いてもいいかもしれないな
201
00:17:15,525 --> 00:17:19,356
- 殿下…
- 誰かが言っていた
202
00:17:20,343 --> 00:17:23,964
何かを欲しがる心は間違っていないと
203
00:17:24,705 --> 00:17:27,236
今は王だから
204
00:17:27,928 --> 00:17:30,944
欲しいものあればただよこせと
205
00:17:30,944 --> 00:17:33,455
命令すればいいだけだと
206
00:17:36,032 --> 00:17:38,739
尚宮もそう思うか?
207
00:17:38,739 --> 00:17:43,424
私がどうしてそんなことを
みだりに口に出せますでしょうか
208
00:17:43,424 --> 00:17:47,276
殿下がお決めになれば従うだけでございます
209
00:17:48,328 --> 00:17:50,150
しかしながら
210
00:17:50,150 --> 00:17:54,844
私は殿下が幼い頃から見守って参りました
211
00:17:54,844 --> 00:17:57,657
恐れ多くも申し上げますが
212
00:17:57,657 --> 00:18:02,056
殿下はそんな男性ではありません
213
00:18:03,053 --> 00:18:06,363
そんな王でもありません
214
00:18:09,637 --> 00:18:13,555
主上!主上!
215
00:18:15,157 --> 00:18:18,530
淑昌宮から急ぎの知らせが来ました
216
00:18:18,530 --> 00:18:22,153
元嬪が危篤だそうです
217
00:18:45,724 --> 00:18:47,378
慈駕
218
00:18:50,336 --> 00:18:53,449
兄をからかってはいけません
219
00:18:56,139 --> 00:18:59,061
早く目を開けてお起き下さい
220
00:19:05,841 --> 00:19:08,436
早く慈駕に湯薬を差し上げて下さい
221
00:19:08,436 --> 00:19:10,447
ホン都承旨
222
00:19:11,223 --> 00:19:13,167
慈駕は
223
00:19:13,646 --> 00:19:15,567
もうすでに
224
00:19:15,567 --> 00:19:17,566
お亡くなりになりました
225
00:19:22,436 --> 00:19:24,666
慈駕に湯薬を差し上げろと言うのが
聞こえなかったんですか?
226
00:19:24,666 --> 00:19:27,717
早く湯薬を差し上げて下さい どうか
227
00:19:27,717 --> 00:19:31,576
私にも元嬪慈駕が
急死なさった理由がわかりません
228
00:19:31,576 --> 00:19:33,769
急死だと?
229
00:19:33,769 --> 00:19:37,727
早く湯薬を持って来てくれ 早く!
230
00:19:37,727 --> 00:19:40,778
早く!
231
00:19:40,778 --> 00:19:43,077
どうか!
232
00:19:43,077 --> 00:19:46,133
- 早く持って来い!
- ホン・ドンノ!
233
00:19:53,819 --> 00:19:56,269
元嬪はどうなったのだ?
234
00:20:08,549 --> 00:20:10,449
殿下
235
00:20:13,120 --> 00:20:15,050
元嬪
236
00:20:16,636 --> 00:20:19,057
殿下の嬪が
237
00:20:22,234 --> 00:20:25,355
亡くなってしまいました
238
00:20:39,534 --> 00:20:43,041
ダン!
239
00:20:43,041 --> 00:20:45,844
ダン...
240
00:21:05,634 --> 00:21:10,539
元嬪を救えなかったのは私のせいでございます
241
00:21:10,539 --> 00:21:14,336
どうか殺して下さい 殿下!
242
00:21:14,910 --> 00:21:18,441
御医だけに責任を押しつける
わけにはいかないだろう
243
00:21:21,006 --> 00:21:23,433
大事な人を迎え入れ
244
00:21:23,916 --> 00:21:27,635
きちんと見てあげられなかった私のせいでもある
245
00:21:29,135 --> 00:21:33,360
誰か人を送り 元嬪の母親を慰めてあげてくれ
246
00:21:34,219 --> 00:21:38,327
礼曹*は葬礼の手続きを話し合うように
(儀礼 祭事 外交等を司る官庁)
247
00:21:38,327 --> 00:21:41,736
はい 殿下
248
00:21:43,617 --> 00:21:46,433
それじゃ都承旨令監はどうなるんでしょう?
249
00:21:46,433 --> 00:21:49,135
私もよくわかりません
250
00:21:53,131 --> 00:21:55,144
領相*(ヨンサン)大監
(領議政のこと/中央官庁の最高位の官職)
251
00:21:57,547 --> 00:22:00,528
後宮が突然急死するとは
252
00:22:00,528 --> 00:22:03,016
変ではありませんか?
253
00:22:06,844 --> 00:22:08,838
大きな計画が挫折してしまったから
254
00:22:08,838 --> 00:22:12,541
ホン都承旨は始末に負えなくなるでしょう
255
00:22:38,931 --> 00:22:40,644
令監
256
00:22:42,151 --> 00:22:44,635
どれだけお辛いでしょうか
257
00:22:46,302 --> 00:22:48,902
殿下が心配なさっています
258
00:22:53,927 --> 00:22:56,344
殿下のためだけでも
259
00:22:56,344 --> 00:22:58,642
力を出して下さい
260
00:22:59,231 --> 00:23:01,644
いくら苦しくても
261
00:23:02,216 --> 00:23:05,153
亡くなった人を心に葬り
262
00:23:05,153 --> 00:23:07,583
忘れなくていけません
263
00:23:07,583 --> 00:23:11,047
元気だった妹が殺されたかもしれないのに
264
00:23:13,333 --> 00:23:16,042
簡単に忘れられますか?
265
00:23:22,717 --> 00:23:25,156
どういう意味ですか?
266
00:23:25,156 --> 00:23:27,339
殺されたとは?
267
00:23:31,022 --> 00:23:32,863
そうです
268
00:23:35,333 --> 00:23:38,452
私の妹は殺されたんです
269
00:23:49,253 --> 00:23:51,740
都承旨令監は
270
00:23:51,740 --> 00:23:54,324
どれだけ悲しんでいるかしら
271
00:23:54,324 --> 00:23:56,552
そりゃ悲しいでしょうよ
272
00:23:56,552 --> 00:23:59,926
王子の外伯父になる夢を膨らませたんだから
273
00:24:01,115 --> 00:24:03,400
ギョンヒ あんたひどいわ
274
00:24:03,400 --> 00:24:07,100
あの人は妹を失ったのよ
家族を失ったんだから
275
00:24:07,100 --> 00:24:12,030
あんたがあの人を嫌いでも構わないけど
そんな冷たいこと言わないで
276
00:24:12,038 --> 00:24:15,407
そりゃ元嬪慈駕のことは私も残念だと思うわ
277
00:24:15,407 --> 00:24:17,952
でもあの人のことはよく知りもしないし
278
00:24:17,952 --> 00:24:22,058
この世の死んだ人みんなを
自分のことのように悲しまなきゃいけないの?
279
00:24:24,809 --> 00:24:29,038
都承旨令監は妹をとても可愛がっていたわ
280
00:24:29,038 --> 00:24:33,456
誰が一緒に悲しんであげたらきっと慰めになるわ
281
00:24:34,150 --> 00:24:36,753
そう思う?
282
00:24:36,753 --> 00:24:41,063
まだ幼かったから私も胸が痛い
283
00:24:47,529 --> 00:24:49,160
姮娥任
284
00:24:50,150 --> 00:24:52,547
- サムォル
- これを
285
00:24:53,540 --> 00:24:55,436
遅過ぎたかもしれません
286
00:24:55,436 --> 00:24:57,638
ペ氏姮娥任から渡されました
287
00:24:57,638 --> 00:24:59,455
ギョンヒから?
288
00:25:04,733 --> 00:25:08,201
子の刻に凌虚亭で会おう
[午前0時頃・昌徳宮にある東屋]
289
00:25:10,951 --> 00:25:13,138
他のことは言ってなかった?
290
00:25:13,138 --> 00:25:16,032
はい 私はこれで
291
00:26:03,538 --> 00:26:05,906
それどういうこと?
292
00:26:05,906 --> 00:26:08,161
ギョンヒが消えた?
293
00:26:08,161 --> 00:26:12,711
凌虚亭に会いに行ったけど
いくら待っても来なかった
294
00:26:12,711 --> 00:26:15,555
どこか他のところにいるんじゃなくて?
295
00:26:15,555 --> 00:26:19,731
全部探してみたけど宮廷のどこにもいない
296
00:26:19,731 --> 00:26:21,317
どうしよう?
297
00:26:21,317 --> 00:26:24,401
まずは夜が明けるのを待とう
298
00:26:24,401 --> 00:26:28,063
朝になったら私がソ尚宮に伝えるわ
299
00:26:34,928 --> 00:26:36,861
つまり
300
00:26:36,861 --> 00:26:41,056
提調尚宮チョ氏の勢力が依然として残っており
301
00:26:41,056 --> 00:26:44,019
その勢力の首長が
302
00:26:44,019 --> 00:26:45,242
ホン・ドンノだと?
303
00:26:45,242 --> 00:26:46,920
殿下
304
00:26:47,831 --> 00:26:51,724
チョ氏が握っていた情報 人脈 資金
305
00:26:51,724 --> 00:26:55,964
その全てが都承旨へ流れて行きました
306
00:26:55,964 --> 00:26:57,149
彼は今
307
00:26:57,149 --> 00:27:00,267
各地域の有力家門と売官売職*を行い
[金や富を受けて官職を売ること]
308
00:27:00,267 --> 00:27:05,433
大物訳官と商人から賄賂を受け取っております
309
00:27:06,527 --> 00:27:09,625
恐れ多くも申し上げます 殿下
310
00:27:09,625 --> 00:27:12,210
殿下が都承旨に
311
00:27:12,210 --> 00:27:17,439
チョ氏と結託していた勢力を
一網打尽にしろと命を下されました
312
00:27:17,439 --> 00:27:20,605
しかしその勢力は依然として残っており
313
00:27:20,605 --> 00:27:22,954
今はチョ氏ではなく
314
00:27:22,954 --> 00:27:26,123
都承旨と取引しているだけです
315
00:27:30,725 --> 00:27:32,746
わかったから今日はこれで下がってくれ
316
00:27:32,746 --> 00:27:35,295
殿下 都承旨をこのまま置いておかれては—
317
00:27:35,295 --> 00:27:37,954
今日は下がれと言った
318
00:28:07,910 --> 00:28:10,940
まあどうしよう
ギョンヒまで消えてしまったの?
319
00:28:10,940 --> 00:28:13,432
それはどういう意味ですか?
320
00:28:13,432 --> 00:28:16,010
ギョンヒ以外に消えた人がいるんですか?
321
00:28:16,010 --> 00:28:19,517
中殿媽媽に湯薬を準備する医女も消えてしまった
322
00:28:19,517 --> 00:28:21,710
それだけじゃない
323
00:28:21,710 --> 00:28:25,517
これは尚宮だけが知っていることだけど
324
00:28:25,517 --> 00:28:29,335
何日か前から宮女が突然消え始めた
325
00:28:29,335 --> 00:28:31,238
医女だけじゃない
326
00:28:31,238 --> 00:28:34,038
消えてしまったのは6人
327
00:28:34,038 --> 00:28:36,838
みんな中宮殿の宮女よ
328
00:29:00,619 --> 00:29:02,302
座ってくれ
329
00:29:09,638 --> 00:29:12,488
宮女達が消えていると聞いた
330
00:29:13,443 --> 00:29:15,363
君も
331
00:29:15,363 --> 00:29:18,060
そのことを知っていたか?
332
00:29:18,060 --> 00:29:20,640
初めて聞くことでございます
333
00:29:21,749 --> 00:29:25,129
大して心配なさることでもないようです
334
00:29:25,129 --> 00:29:28,856
宮女達が自ら命を絶つことはたびたび起きます
335
00:29:28,856 --> 00:29:33,078
年に3, 4回は起こる珍しくもないことでしょう
336
00:29:35,034 --> 00:29:38,141
私は消えたと言ったのであって
337
00:29:38,909 --> 00:29:42,354
死んだとは言ってない
338
00:29:44,117 --> 00:29:47,559
都承旨は宿衛大将*を兼任しているから
[スギデジャン:軍や護衛の動きを把握した一時的な官庁の長]
339
00:29:47,559 --> 00:29:50,230
この件は君の責任だ
340
00:29:50,943 --> 00:29:54,137
消えた宮女を必ず見つけてくれ
341
00:29:54,952 --> 00:29:57,402
ご命令通りに致します
342
00:30:11,980 --> 00:30:18,010
343
00:30:22,338 --> 00:30:26,338
ペ氏姮娥任は幽霊に連れていかれたんです
344
00:30:26,338 --> 00:30:28,030
え?
345
00:30:28,030 --> 00:30:29,750
みんなそう言っています
346
00:30:29,750 --> 00:30:33,437
- 消えた宮女達は幽霊に連れて行かれたと
- 幽霊?
347
00:30:33,437 --> 00:30:36,626
そんなとんでもない話じゃなくて
ギョンヒのことを教えて
348
00:30:36,626 --> 00:30:40,713
サムォルはギョンヒに最後に会った人よ
349
00:30:40,713 --> 00:30:42,855
本当に何も知らない?
350
00:30:42,855 --> 00:30:47,732
私は本当に知りません
何度もこんな風に来られても 私...
351
00:30:47,732 --> 00:30:52,160
わかった 仕事中に呼んでごめん
早く行って
352
00:30:55,015 --> 00:30:57,652
あの子ちょっと変じゃない?
353
00:30:57,652 --> 00:31:02,645
ずっと幽霊がどうのこうの
354
00:31:04,045 --> 00:31:07,746
何だか隠してることがあるみたい
355
00:31:08,533 --> 00:31:11,262
ドギム 早く大妃殿に行かなきゃ
356
00:31:11,262 --> 00:31:15,571
大妃媽媽がわざわざお呼びになったんでしょ
遅れたらどうするの
357
00:31:16,716 --> 00:31:20,042
本当に幽霊に連れて行かれたみたい
358
00:31:20,625 --> 00:31:23,075
ギョンヒは一体どこに行ったんだろう
359
00:31:27,814 --> 00:31:32,888
"ピョングクが戦争から戻った後
重病になり薬を飲んでいると聞くと"
360
00:31:32,888 --> 00:31:36,347
"皇帝は急いで名医を送った"
361
00:31:36,347 --> 00:31:38,817
"脈診をして戻ってきた医員曰く"
362
00:31:38,817 --> 00:31:42,948
"病状は別に重くないが怪しいことがある"
363
00:31:42,948 --> 00:31:47,444
"それで皇帝が尋ねると医員がためらいながら"
364
00:31:47,444 --> 00:31:49,845
"ピョングクの脈を診たが"
365
00:31:49,845 --> 00:31:52,566
"男の脈ではない"
366
00:31:55,532 --> 00:31:57,163
それで?
367
00:31:57,163 --> 00:32:01,227
ピョングクが女人なのに
男装をしていたことがばれたのね?
368
00:32:01,227 --> 00:32:03,338
はい 媽媽
369
00:32:05,346 --> 00:32:07,416
やはり噂通りね
370
00:32:07,416 --> 00:32:11,746
ありきたりな稗官(ペガン)小説も
あなたが読んだら面白い
371
00:32:11,746 --> 00:32:14,033
ありがたき幸せでございます
372
00:32:23,450 --> 00:32:28,163
外では伝奇叟(チョンギス)に
いくら払うのかわからず適当に入れたけど
373
00:32:28,163 --> 00:32:30,332
これで十分?
374
00:32:30,332 --> 00:32:34,523
私には身に余ります
375
00:32:34,523 --> 00:32:37,529
主上の大切な人を借りて使っているのだから
376
00:32:37,529 --> 00:32:40,138
私も誠意を見せなければ
377
00:32:53,227 --> 00:32:55,353
申し訳ございません
378
00:33:00,702 --> 00:33:04,538
わかった 消えた友達は見つかった?
379
00:33:06,221 --> 00:33:09,671
宮女達が消えているという噂を聞いた
380
00:33:09,671 --> 00:33:13,855
その中の一人があなたの友達でしょう?
381
00:33:13,855 --> 00:33:15,528
はい
382
00:33:17,328 --> 00:33:20,536
人を探すのにとても時間がかかっているわね
383
00:33:20,536 --> 00:33:23,611
主上は一体何をしているのか
384
00:33:23,611 --> 00:33:29,255
まさか しがない宮女のことだと見て
関心がないのか
385
00:33:32,317 --> 00:33:33,943
私なら
386
00:33:33,943 --> 00:33:37,728
のんびり見ているだけということはないのに
387
00:33:40,422 --> 00:33:41,995
あなたは
388
00:33:42,456 --> 00:33:45,013
変だと思わない?
389
00:33:47,002 --> 00:33:51,167
もうすぐ解決されると信じております
390
00:33:52,423 --> 00:33:55,023
皆無事に戻ってくると
391
00:33:56,919 --> 00:33:58,553
そう?
392
00:34:00,200 --> 00:34:03,264
私はこれで下がらせていただきます
393
00:34:03,264 --> 00:34:06,145
他に何かすることはございませんか?
394
00:34:07,313 --> 00:34:10,104
そのうちこの本を一巻筆写してくれる?
395
00:34:10,104 --> 00:34:12,244
はい 媽媽
396
00:34:28,427 --> 00:34:31,457
話が通じる人は多くない
397
00:34:32,957 --> 00:34:37,255
あなたをもっとそばに置いておきたい
398
00:34:39,032 --> 00:34:41,222
申し訳ございません 私は—
399
00:34:41,222 --> 00:34:43,422
大殿の宮女だ?
400
00:34:54,115 --> 00:34:56,227
覚えていて
401
00:34:56,227 --> 00:34:58,749
私はあなたが思うより
402
00:34:58,749 --> 00:35:02,572
はるかにもっとあなたを大切に思っている
403
00:35:04,033 --> 00:35:06,630
辛いことがあったら言いなさい
404
00:35:06,630 --> 00:35:08,832
力を貸してあげる
405
00:35:27,651 --> 00:35:30,746
主上は一体何をしているのか
406
00:35:31,532 --> 00:35:34,664
まさか しがない宮女のことだと見て
407
00:35:34,664 --> 00:35:37,449
関心がないのか
408
00:36:07,527 --> 00:36:09,679
キョンヒのものかと思った...
409
00:36:15,217 --> 00:36:17,535
何の真似だ!
410
00:36:28,129 --> 00:36:30,238
殿下!
411
00:36:51,336 --> 00:36:53,135
座りなさい
412
00:36:57,336 --> 00:37:00,733
さっき池であったことを説明してみろ
413
00:37:02,216 --> 00:37:04,341
説明しないか!
414
00:37:06,637 --> 00:37:09,050
気をお静めになって下さい 殿下
415
00:37:10,343 --> 00:37:12,012
ソン内人
416
00:37:12,012 --> 00:37:13,943
早く答えて下さい
417
00:37:13,943 --> 00:37:17,822
まさか本当に死のうとして水の中に
入ったわけではないでしょう?
418
00:37:18,412 --> 00:37:21,058
私の友達が消えてしまいました
419
00:37:21,058 --> 00:37:23,014
中宮殿の針房内人
420
00:37:23,014 --> 00:37:25,371
ペ・ギョンヒでございます
421
00:37:26,439 --> 00:37:28,618
とても手をこまねいて見ていることはできず
422
00:37:28,618 --> 00:37:32,551
機会があるたびに探しておりました
423
00:37:33,643 --> 00:37:35,306
先ほどは
424
00:37:35,306 --> 00:37:38,021
水に浮かんでいた香嚢が
425
00:37:38,021 --> 00:37:40,426
あの子の香嚢かと思い
426
00:37:40,426 --> 00:37:43,624
思わず水に入ってしまったのです
427
00:37:45,316 --> 00:37:47,558
あの子がもしかして...
428
00:37:52,426 --> 00:37:56,250
あの子を永遠に取り戻せないかもしれないと思うと
429
00:37:56,250 --> 00:37:58,318
怖くなります
430
00:38:01,754 --> 00:38:03,937
泣くのはやめろ
431
00:38:04,516 --> 00:38:06,443
お前が泣くと
432
00:38:06,907 --> 00:38:09,014
私が無力に感じる
433
00:38:10,126 --> 00:38:13,048
私をそんな王にするな
434
00:38:13,861 --> 00:38:18,115
お前の友達は必ずお前の元に戻ってくる
435
00:38:19,019 --> 00:38:21,153
私が約束しよう
436
00:38:23,125 --> 00:38:28,340
すでに都承旨が消えた宮女達を
見つけるために乗り出しているじゃないか
437
00:38:28,340 --> 00:38:31,422
私は都承旨がやり遂げてくれると信じている
438
00:38:33,013 --> 00:38:35,230
そうだろう?
439
00:38:36,528 --> 00:38:39,128
全くその通りでございます 殿下
440
00:38:41,429 --> 00:38:43,937
泣かないで下さい
441
00:38:44,540 --> 00:38:47,743
宮女達のことは私が最善を尽くしています
442
00:38:48,609 --> 00:38:50,814
私を信じて
443
00:38:50,814 --> 00:38:53,348
もう少しだけ待って下さい
444
00:38:53,348 --> 00:38:55,528
はい 令監
445
00:38:57,922 --> 00:39:00,533
ありがたき幸せでございます
446
00:39:05,914 --> 00:39:08,545
案外女狐のような真似もするんですね
447
00:39:14,637 --> 00:39:18,766
まさか涙で殿下の心を動かすとは
思いませんでした
448
00:39:20,716 --> 00:39:23,324
気を悪くしないで下さい
449
00:39:23,842 --> 00:39:28,231
賢い振る舞いだったと褒めているんですから
450
00:39:29,112 --> 00:39:33,427
ソン内人だけが使える技ではないですか?
451
00:39:33,427 --> 00:39:37,337
令監は殿下の前で断言なさいました
452
00:39:37,337 --> 00:39:40,354
消えた宮女達を見つけ出すと
453
00:39:41,030 --> 00:39:44,847
ですから必ずやり遂げて下さい
454
00:39:44,847 --> 00:39:49,044
それができなければ
ご自分の安全を心配なさることになります
455
00:39:50,427 --> 00:39:52,466
果たしてそうかな?
456
00:39:54,145 --> 00:39:55,731
どういう意味でしょうか?
457
00:39:55,731 --> 00:39:59,334
たかが宮女何人かを
見つけ出せなかったからと言って
458
00:40:00,633 --> 00:40:03,744
殿下が私をお見捨てになるかな?
459
00:40:03,744 --> 00:40:06,437
もちろん罰は下されるでしょう
460
00:40:07,231 --> 00:40:09,941
減給になるか
461
00:40:09,941 --> 00:40:12,537
品階が下がるか
462
00:40:13,738 --> 00:40:16,238
そうなったところで何だと言うんです?
463
00:40:19,291 --> 00:40:21,936
秤にかけてみて下さい
464
00:40:22,609 --> 00:40:26,434
殿下にとって私ホン・ドンノと宮女達では
465
00:40:26,434 --> 00:40:29,126
どちらが大切か
466
00:40:46,850 --> 00:40:49,150
お呼びになりましたか?
467
00:40:52,633 --> 00:40:55,259
尚宮ソ・オックム よく聞け
468
00:40:56,440 --> 00:40:58,337
はい 殿下
469
00:40:58,337 --> 00:41:01,513
- ソン・ドギムを監視しろ
- はい?
470
00:41:01,513 --> 00:41:05,957
どこに行っているか誰に会っているか調べろ
471
00:41:05,957 --> 00:41:09,832
何か起きたら内禁衛将に報告するように
472
00:41:09,832 --> 00:41:14,239
恐れながらも申し上げますが
理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?
473
00:41:14,239 --> 00:41:16,945
監視されることを好む人はおりません
474
00:41:16,945 --> 00:41:19,126
無駄に人の心を傷つけることに...
475
00:41:19,126 --> 00:41:22,440
心など傷つこうが傷つきまいが関係ない
476
00:41:22,440 --> 00:41:25,074
ただ人が無事でさえあればよいのだ
477
00:41:29,550 --> 00:41:31,850
私の命令を忘れるな
478
00:41:33,122 --> 00:41:36,461
はい 殿下
479
00:41:36,461 --> 00:41:38,427
下がっていい
480
00:41:38,427 --> 00:41:40,253
はい
481
00:41:54,733 --> 00:41:56,843
中へどうぞ
482
00:42:05,613 --> 00:42:07,426
来たか
483
00:42:07,426 --> 00:42:10,340
一刻を争うことが起きたと聞き 急いで参りました
484
00:42:10,340 --> 00:42:11,413
命をお下しください
485
00:42:11,413 --> 00:42:15,538
提調尚宮チョ氏が秘密で
使っていた隠れ家があっただろう
486
00:42:15,538 --> 00:42:18,639
はい 殿下
私自身の目で確認致しました
487
00:42:18,639 --> 00:42:23,563
私はそこを焼き払えとホン・ドンノに命じた
488
00:42:24,040 --> 00:42:26,914
彼が私の命を遂行したかどうか
489
00:42:26,914 --> 00:42:29,334
自分の目で直接確認しなくては
490
00:42:29,334 --> 00:42:32,337
はい 殿下 お連れ致します
491
00:43:01,355 --> 00:43:04,336
殿下 こちらです
492
00:43:54,769 --> 00:43:57,925
493
00:44:24,128 --> 00:44:26,544
次は針房の
494
00:44:27,740 --> 00:44:29,130
キム尚宮
495
00:44:29,130 --> 00:44:30,748
はい
496
00:44:54,337 --> 00:44:58,340
状況をしっかり見守ってくれ
捕まった宮女達が無事でいられるように
497
00:44:58,340 --> 00:45:00,239
はい 殿下
498
00:45:25,725 --> 00:45:28,025
お呼びになりましたか 殿下
499
00:45:29,455 --> 00:45:31,218
座ってくれ
500
00:45:50,248 --> 00:45:53,553
私を初めて奎章閣(キュジャンガク)にお呼びになりました
(王立図書館・若い人材を養成し 文献研究や政策立案を行った)
501
00:45:53,553 --> 00:45:55,938
大変嬉しく思います
502
00:45:55,938 --> 00:45:58,670
君が入ってきた姿を見て
503
00:45:58,670 --> 00:46:00,950
昔のことを思い出した
504
00:46:02,474 --> 00:46:06,524
私は長い間 東宮に閉じ込められたも同然だった
505
00:46:06,524 --> 00:46:08,529
君は
506
00:46:08,531 --> 00:46:11,846
いつもそんな私を守ってくれた
507
00:46:13,644 --> 00:46:16,058
今も思い出す
508
00:46:16,834 --> 00:46:22,045
毎朝東宮の門が開いて君が入ってきた
509
00:46:23,217 --> 00:46:25,720
手には朝報を持って
510
00:46:26,260 --> 00:46:28,927
世の中の全ての近況を
511
00:46:28,927 --> 00:46:31,141
私に教えてくれた
512
00:46:31,141 --> 00:46:34,055
私はその時と同じように
513
00:46:34,055 --> 00:46:36,953
殿下のそばでお守りしています
514
00:46:43,828 --> 00:46:47,372
君の意見を聞きたいことがある
515
00:46:47,372 --> 00:46:50,213
よく考えて答えてくれ
516
00:46:50,726 --> 00:46:53,145
本当に重要なことだ
517
00:46:59,029 --> 00:47:04,218
私はいつかこの国の奴婢を解放する
518
00:47:05,032 --> 00:47:09,821
朝鮮の王として成し遂げたい一番重要な目標だ
519
00:47:10,725 --> 00:47:12,344
なぜそんな目標を?
520
00:47:12,344 --> 00:47:14,765
朝鮮は私の家で
521
00:47:15,356 --> 00:47:17,925
その家に住む全ての人が
522
00:47:17,925 --> 00:47:20,134
私の家族だから
523
00:47:22,649 --> 00:47:25,838
私は自分が贅沢に暮らしながら
524
00:47:25,838 --> 00:47:29,739
私の家族が獣のように
生きていることに耐えられない
525
00:47:34,221 --> 00:47:35,901
殿下
526
00:47:35,901 --> 00:47:38,827
どうか現実的にお考え下さい
527
00:47:38,827 --> 00:47:41,661
奴婢には何の力もありません
528
00:47:41,661 --> 00:47:44,142
役に立たない者達に身を入れて
529
00:47:44,142 --> 00:47:47,953
実際に重要な者達の心を
逃したらどうなりますか?
530
00:47:50,113 --> 00:47:54,936
殿下が気になさらなければいけない者達は
奴婢ではなく奴婢の主人です
531
00:47:54,936 --> 00:47:57,250
彼らこそが力を持った
532
00:47:57,941 --> 00:48:00,546
殿下の役に立つ者達です
533
00:48:01,260 --> 00:48:03,138
つまり
534
00:48:04,433 --> 00:48:06,318
力もなく
535
00:48:06,318 --> 00:48:09,345
役にも立たない者達は見捨てよう
536
00:48:09,924 --> 00:48:12,713
それが君の考えか?
537
00:48:12,713 --> 00:48:16,533
現実的な話だと申し上げませんでしたか?
538
00:48:16,533 --> 00:48:19,047
それでは宮女達はどうだ?
539
00:48:19,632 --> 00:48:20,518
はい?
540
00:48:20,518 --> 00:48:23,947
宮女のほとんどが奴婢の出身だろう
541
00:48:23,947 --> 00:48:26,348
卑しい出身だから
542
00:48:26,961 --> 00:48:28,756
あの者達も役に立たないのか?
543
00:48:28,756 --> 00:48:33,564
殿下にお仕えしているのに
役に立たないわけがありません
544
00:48:35,119 --> 00:48:36,959
ただ...
545
00:48:37,463 --> 00:48:39,339
ただ?
546
00:48:39,339 --> 00:48:43,756
代わりになる者なら
いくらでも調達できるでしょう
547
00:48:52,926 --> 00:48:54,729
わかった
548
00:48:56,445 --> 00:48:59,061
それが君の考えだな
549
00:49:01,154 --> 00:49:03,926
君を完全に理解できた
550
00:49:05,042 --> 00:49:07,343
もう下がっていい
551
00:49:48,830 --> 00:49:54,019
主上が突然私と碁を打ちたいと
言うなんて驚きました
552
00:49:54,019 --> 00:49:57,157
私は碁も
553
00:49:57,157 --> 00:50:00,032
将棋もうまくできません
554
00:50:00,552 --> 00:50:05,831
媽媽が楽しまれているので
これから習おうと思います
555
00:50:16,336 --> 00:50:21,125
私が王位に就いてから3年が過ぎました
556
00:50:21,125 --> 00:50:23,922
忍苦の年月を経て
557
00:50:23,922 --> 00:50:28,633
ようやく少しではありますが
土台が整ってきたようです
558
00:50:29,245 --> 00:50:32,632
全てがお祖母様の恩徳のおかげです
559
00:50:34,258 --> 00:50:36,143
お望みなら
560
00:50:36,635 --> 00:50:40,185
黒山島*へ流刑になっているキム・ギジュを
561
00:50:40,185 --> 00:50:42,547
羅州へ移します
(ナジュ:韓国本土の全羅南道の市)
562
00:50:43,153 --> 00:50:45,121
私の兄の話ですか?
563
00:50:45,121 --> 00:50:48,326
いつかは都城に戻ることもできるでしょう
564
00:50:50,947 --> 00:50:54,633
主上が思いもよらない恩恵を施してくれるとは
565
00:50:54,633 --> 00:50:58,013
それでは私は何をしてあげたらよいかしら?
566
00:50:59,830 --> 00:51:01,835
今のように
567
00:51:02,744 --> 00:51:05,513
私と碁を打って下さい
568
00:51:06,623 --> 00:51:08,643
媽媽は
569
00:51:08,643 --> 00:51:14,247
王である私でさえぞんざいに扱えない
王室の最年長でいらっしゃいます
570
00:51:14,247 --> 00:51:18,033
今のように私と碁を打ち
571
00:51:18,033 --> 00:51:21,514
お望みのものがあれば
すぐにおっしゃって下さい
572
00:51:21,514 --> 00:51:24,627
孫が孝行を尽くします
573
00:51:26,921 --> 00:51:29,621
それでは今言ってみましょうか?
574
00:51:31,549 --> 00:51:35,020
主上の後宮が跡継ぎも残せず死んだから
575
00:51:35,020 --> 00:51:38,126
新しい人をまた入れなくてはいけません
576
00:51:41,543 --> 00:51:43,543
そうなさって下さい
577
00:51:44,116 --> 00:51:45,783
ただ
578
00:51:45,783 --> 00:51:48,450
人は私が選びます
579
00:51:49,941 --> 00:51:52,448
媽媽がお望みの老論ではないでしょうが
580
00:51:52,448 --> 00:51:56,132
私の考えが主上と違っていたら?
581
00:51:56,132 --> 00:51:59,350
媽媽の兄上は羅州へ行くのではなく
582
00:51:59,350 --> 00:52:02,530
黒山島で毒薬を受けることになります
583
00:52:08,121 --> 00:52:09,632
そうね
584
00:52:09,632 --> 00:52:11,652
むしろこうでなくては
585
00:52:11,652 --> 00:52:14,326
お互い正直な方がいいわね
586
00:52:14,326 --> 00:52:18,452
初めからこんな風に腹を割って話すべきでした
587
00:52:19,843 --> 00:52:21,568
主上
588
00:52:22,119 --> 00:52:24,048
王室の女人達は
589
00:52:24,048 --> 00:52:27,945
自ら望んで王室に嫁いできたのではありません
590
00:52:27,945 --> 00:52:31,045
頭の上の飾りは石のように重く
591
00:52:31,045 --> 00:52:33,339
肩にのしかかる責任は
592
00:52:33,339 --> 00:52:35,917
それよりも重いのです
593
00:52:36,923 --> 00:52:39,040
でも主上は
594
00:52:39,040 --> 00:52:42,740
私達をただ警戒しなければならない
外敵のように見ています
595
00:52:43,515 --> 00:52:48,825
何かの決断を前にして
内部の結束を固めに来たようですね
596
00:52:55,123 --> 00:52:57,838
私は碁がとても好きですから
597
00:52:58,552 --> 00:53:01,404
たびたび訪ねてきて下さい
598
00:53:01,404 --> 00:53:05,150
そう致します お祖母様
599
00:53:15,634 --> 00:53:17,622
ドギム
600
00:53:17,622 --> 00:53:19,750
私 サムォルに会ってくる
601
00:53:19,750 --> 00:53:21,480
またあの子に?
602
00:53:21,480 --> 00:53:24,553
今手がかりはあの子しかないわ
603
00:53:25,317 --> 00:53:27,644
あの子が最近変なこと
604
00:53:27,644 --> 00:53:29,950
みんなも感じるでしょ?
605
00:53:30,429 --> 00:53:33,683
消えた宮女は幽霊に
連れて行かれたと言い張って
606
00:53:33,683 --> 00:53:36,683
ずっと変なことばかり言うから
みんなから避けられて
607
00:53:37,815 --> 00:53:40,632
何だかわざとやってるみたい
608
00:53:42,228 --> 00:53:44,148
行ってくるね
609
00:53:54,248 --> 00:53:56,851
ドギム 待って
610
00:53:57,644 --> 00:53:59,420
あんた達は明日当番でしょ
611
00:53:59,420 --> 00:54:00,730
ドギム
612
00:54:00,736 --> 00:54:04,449
私はギョンヒも大切だけどあんたも大切よ
613
00:54:04,449 --> 00:54:05,762
そうよ
614
00:54:05,762 --> 00:54:09,149
一人で行ってあんたにも
何かあったらどうするの?
615
00:54:11,441 --> 00:54:13,227
一緒に行こう
616
00:54:33,922 --> 00:54:36,240
ここに住んでるのね?
617
00:54:36,240 --> 00:54:37,993
うん
618
00:54:51,620 --> 00:54:53,538
サムォル!
619
00:54:56,162 --> 00:54:58,239
サムォル!
620
00:55:00,644 --> 00:55:02,728
サムォル!
621
00:55:03,231 --> 00:55:05,452
サムォル!
622
00:55:15,243 --> 00:55:17,110
急いで!
623
00:55:27,920 --> 00:55:29,699
サムォル
624
00:55:40,744 --> 00:55:43,334
今はもう話せる気持ちになった?
625
00:55:45,213 --> 00:55:49,070
一体何があったのよ?
626
00:55:59,862 --> 00:56:01,821
砒霜(ヒ素)です
627
00:56:02,837 --> 00:56:05,143
都承旨令監が
628
00:56:05,143 --> 00:56:08,478
これを中宮殿に隠せと言われて
629
00:56:11,668 --> 00:56:14,460
そうしたら中殿媽媽が
630
00:56:16,857 --> 00:56:20,357
元嬪慈駕を殺そうとした証拠になるから
631
00:56:21,956 --> 00:56:23,657
だから
632
00:56:24,461 --> 00:56:27,027
死のうとしてたの?
633
00:56:27,027 --> 00:56:30,303
中殿媽媽に罪を着せるのは大逆罪です
634
00:56:34,349 --> 00:56:37,649
ばれたら死ぬのは私だけじゃなく
635
00:56:39,637 --> 00:56:43,262
私の家族まで死にます
636
00:56:47,117 --> 00:56:51,943
いっそ私一人で死んでしまおうと思って
637
00:56:55,712 --> 00:57:00,339
消えた宮女達はみんな
都承旨令監が連れて行ったのね?
638
00:57:01,424 --> 00:57:04,736
それでみんなどこにいるの?
639
00:57:04,736 --> 00:57:07,144
それは私もわかりません
640
00:57:07,144 --> 00:57:09,330
本当です
641
00:57:23,727 --> 00:57:27,541
一体どうやって宮女達を外に出したんだろう?
642
00:57:27,541 --> 00:57:30,031
絶対宮門から出たんじゃないわ
643
00:57:30,031 --> 00:57:32,648
みんなずっと見張ってるから
644
00:57:32,648 --> 00:57:34,620
それじゃ何?
645
00:57:34,620 --> 00:57:37,749
宮廷の誰も知らない秘密通路でもあるの?
646
00:57:39,231 --> 00:57:42,734
私達どうすればいい?
647
00:57:45,541 --> 00:57:46,976
みんな
648
00:57:46,976 --> 00:57:51,228
私 誰も知らない秘密の場所を一つ知ってる
649
00:57:51,228 --> 00:57:55,343
消えた宮女達は確実にそこにいるわ
650
00:57:55,343 --> 00:57:56,717
そこはどこなの?
651
00:57:56,717 --> 00:57:57,850
言えないわ
652
00:57:57,850 --> 00:58:00,451
あんた達まで危険にさらすわけにはいかない
653
00:58:06,624 --> 00:58:09,507
大妃媽媽から筆写しろと命じられた本よ
654
00:58:09,507 --> 00:58:12,342
私今からギョンヒを探しに行く
655
00:58:12,342 --> 00:58:16,539
もし私が明日の正午までに戻ってこなかったら
656
00:58:16,539 --> 00:58:17,955
あんた達が代わりに
この本を大妃媽媽にお持ちして
657
00:58:17,955 --> 00:58:21,493
ちょっと こんな状況で本の何が重要なの?
658
00:58:21,493 --> 00:58:22,938
重要なの
659
00:58:22,938 --> 00:58:27,088
あんた達が大妃媽媽に
謁見できる唯一の手段だから
660
00:58:27,088 --> 00:58:29,007
書状を書くわ
661
00:58:29,007 --> 00:58:34,149
消えた宮女達と
都承旨令監についてひとつ残らず書く
662
00:58:34,749 --> 00:58:37,939
それをこの本の間に挟んでおくから
[洪桂月伝(ホン・ゲウォル伝)]
663
00:58:37,939 --> 00:58:43,060
私が戻ってこなかったら
この本を大妃媽媽に差し上げて
664
00:58:43,060 --> 00:58:46,258
だめよ あんたは大殿の宮女でしょ
665
00:58:46,258 --> 00:58:50,517
みだりに大妃殿を巻き込んだら
主上殿下のお怒りを買う
666
00:58:50,517 --> 00:58:53,623
なぜ殿下に伝えないで大妃媽媽に伝えたのか
667
00:58:53,623 --> 00:58:57,328
そうよ 今からでも行って
殿下にお知らせしよう
668
00:58:57,328 --> 00:58:59,670
殿下は信じられない
669
00:59:00,133 --> 00:59:05,055
殿下は王なのよ いつも計算されてるわ
670
00:59:05,055 --> 00:59:07,835
もし殿下が計算し終わった時に
671
00:59:07,835 --> 00:59:12,235
たかが宮女の命より
都承旨の命を選ばれたらどうするの?
672
00:59:12,927 --> 00:59:17,333
私は殿下とは違う
命を天秤にかけるようなことはできない
673
00:59:17,333 --> 00:59:19,345
私にはギョンヒが一番大切よ
674
00:59:19,345 --> 00:59:22,041
ギョンヒを救うためならどんな真似でもする
675
00:59:22,041 --> 00:59:24,941
だから大妃媽媽を巻き込むの?
676
00:59:24,941 --> 00:59:29,920
私が助けを求めることができる範囲で
一番確実な力を持った方よ
677
00:59:29,920 --> 00:59:33,221
ドギム あんたの思う通りには
行かないかもしれない
678
00:59:33,221 --> 00:59:37,182
ただ無駄死にして終わるかもしれない
679
00:59:37,182 --> 00:59:38,874
わかってる
680
00:59:39,547 --> 00:59:43,542
でもこれがギョンヒのために
できる最善の方法なの
681
00:59:55,148 --> 00:59:58,753
私達4人はいつも一緒よ
682
00:59:58,753 --> 01:00:00,211
待ってて
683
01:00:00,211 --> 01:00:02,346
私が行って
684
01:00:02,346 --> 01:00:05,232
失った一人を見つけてくる
685
01:00:08,940 --> 01:00:12,523
絶対無事に戻ってきて
686
01:00:16,533 --> 01:00:18,719
待ってるから
687
01:00:26,060 --> 01:00:31,960
688
01:01:51,543 --> 01:01:52,617
連れてこい
689
01:01:52,617 --> 01:01:54,282
はい
690
01:02:08,511 --> 01:02:11,580
こちらへどうぞ ソン内人
691
01:02:19,341 --> 01:02:21,891
よくこの場所がわかりましたね
692
01:02:27,165 --> 01:02:30,932
こんな途方もないことをしでかして
無事でいられるとでもお思いですか?
693
01:02:30,932 --> 01:02:33,364
殿下に知られるのが怖くないのですか?
694
01:02:33,364 --> 01:02:37,590
なぜ殿下に先にお知らせしないで
ここに来たんですか?
695
01:02:44,676 --> 01:02:47,520
殿下を信じられないようですね
696
01:02:50,349 --> 01:02:56,650
殿下にお知らせすることが
あなたの友達を救うことになるのか
697
01:02:57,690 --> 01:03:00,030
殺すことになるのか
698
01:03:01,150 --> 01:03:03,640
わからなかったんですね
699
01:03:05,151 --> 01:03:07,842
だからここに先に来たんです
700
01:03:10,447 --> 01:03:13,016
全く怖いもの知らずだ
701
01:03:13,016 --> 01:03:17,190
殿下の寵愛を信じて調子に乗っているのか
702
01:03:17,190 --> 01:03:21,200
寵愛を信じて調子に乗っているのは
令監ではありませんか?
703
01:03:21,200 --> 01:03:24,320
この世の全てが 令監の
思い通りになるとでもお思いですか?
704
01:03:24,320 --> 01:03:28,714
私の思い通りになるのなら
元嬪慈駕は生きていただろう
705
01:03:28,714 --> 01:03:33,121
王子を産んで嬉しそうに笑っていただろう
706
01:03:33,844 --> 01:03:39,138
幸せそうな微笑みを
この兄に見せてくれただろう
707
01:03:40,721 --> 01:03:44,756
慈駕は後宮になって
幸せだったとでもお思いですか?
708
01:03:45,640 --> 01:03:49,948
後宮になってさえいなければ今も生きて—
709
01:03:53,137 --> 01:03:56,537
妹が死んだのは私のせいだと?
710
01:03:56,537 --> 01:03:58,664
違う!
711
01:03:58,664 --> 01:04:00,607
妹は殺された
712
01:04:00,607 --> 01:04:03,920
そうじゃない限り元気だった子が
突然命を落としたりするだろうか?
713
01:04:03,920 --> 01:04:06,620
中宮殿があの子を殺した
714
01:04:06,620 --> 01:04:10,333
ムチで叩き 苦しめて殺したんです
715
01:04:12,935 --> 01:04:18,458
ソン内人は後宮で起こっている
汚いことを知ってますか?
716
01:04:19,719 --> 01:04:22,262
証拠があるのですか?
717
01:04:22,262 --> 01:04:24,432
証拠もなく中殿媽媽を傷つけたら...
718
01:04:24,432 --> 01:04:28,033
残念ながら証拠は見つけられなかった
719
01:04:28,033 --> 01:04:30,552
しかし別に心配することはない
720
01:04:30,552 --> 01:04:33,680
証拠がないなら作ればいいだけだ
721
01:04:38,450 --> 01:04:41,145
ソン内人にも手伝ってもらいます
722
01:04:43,125 --> 01:04:45,053
ついてきて下さい
723
01:04:51,628 --> 01:04:53,849
書け!
724
01:04:53,849 --> 01:04:56,223
早く書け!
725
01:05:02,334 --> 01:05:05,140
この医女はちゃんとできないようだな
726
01:05:05,831 --> 01:05:08,781
ソン内人に代わりに書いてもらわなければ
727
01:05:13,619 --> 01:05:15,483
それでは
728
01:05:15,483 --> 01:05:18,701
早く私のために証拠を作って下さい
729
01:05:18,701 --> 01:05:20,841
内容は心配しなくていい
730
01:05:20,841 --> 01:05:22,930
私が言います
731
01:05:24,232 --> 01:05:27,510
中宮殿が元嬪慈駕を毒殺した後
732
01:05:28,023 --> 01:05:31,687
医官と医女を買収し病気だと言わせた
733
01:05:32,508 --> 01:05:35,661
- このくらい書けばいいでしょう
- 正気ではありません
734
01:05:35,661 --> 01:05:39,717
- こんなことが見つかれば—
- ソン内人も私と一緒に死ぬでしょう
735
01:05:42,426 --> 01:05:45,535
国母を傷つけるようなことを
736
01:05:45,535 --> 01:05:50,040
無理に書かされるなら
いっそ自分で舌を噛んで死んだ方が
737
01:05:52,340 --> 01:05:54,931
私のせいにしないで下さい
738
01:05:55,858 --> 01:05:58,426
国の法はそういうものです
739
01:06:00,915 --> 01:06:04,660
宮女のような卑しい者には特に冷酷です
740
01:06:10,509 --> 01:06:12,478
どうした?
741
01:06:12,478 --> 01:06:15,346
卑しいという言葉など聞きたくない?
742
01:06:17,231 --> 01:06:19,690
どうせ宮女は
743
01:06:20,870 --> 01:06:23,530
みんな奴婢出身だろう?
744
01:06:33,934 --> 01:06:35,535
早く書け!
745
01:06:35,535 --> 01:06:38,035
今すぐその手を離せ!
746
01:06:46,627 --> 01:06:48,162
宿衛軍官達を全員捕まえろ
747
01:06:48,162 --> 01:06:49,844
はい!
748
01:07:11,795 --> 01:07:15,873
殿下 全て説明できます
749
01:07:16,931 --> 01:07:19,365
- 私が説明—
- 連れて行け
750
01:07:19,365 --> 01:07:21,247
はい 殿下
751
01:07:21,247 --> 01:07:22,997
立って下さい
752
01:07:35,942 --> 01:07:37,930
ドギム...
753
01:07:40,723 --> 01:07:42,616
ギョンヒ
754
01:07:44,059 --> 01:07:46,090
[洪桂月伝(ホン・ゲウォル伝)]
755
01:07:48,922 --> 01:07:50,942
持って行け
756
01:08:18,064 --> 01:08:21,014
私にお怒りなのはわかっております
757
01:08:21,014 --> 01:08:24,832
しかし 殿下 私は妹を失いました
758
01:08:24,832 --> 01:08:27,042
やって然るべき理由があったのでございます
759
01:08:27,042 --> 01:08:31,827
嘘の証拠を作り国母である
中殿媽媽を陥れようとしたこと
760
01:08:31,827 --> 01:08:37,043
それが 君の言う然るべき理由なのか?
761
01:08:37,043 --> 01:08:40,416
殿下 これ以上お聞きになる必要はありません
762
01:08:40,416 --> 01:08:43,766
都承旨が犯したとんでもないことを
ご覧になって下さい
763
01:08:43,766 --> 01:08:49,648
ホン都承旨 殿下は君の罪を全てご存じだった
764
01:08:49,648 --> 01:08:54,861
それにもかかわらず君をお待ちになっていた
765
01:08:54,861 --> 01:08:59,345
最後までもう一度機会をあげようと
766
01:08:59,345 --> 01:09:01,700
そうおっしゃっていた
767
01:09:04,866 --> 01:09:06,616
何をしている?
768
01:09:06,616 --> 01:09:09,826
君からも早くホン・ドンノの罪を言ってくれ
769
01:09:10,621 --> 01:09:12,961
なぜためらわれるのですか?
770
01:09:13,839 --> 01:09:16,739
この日をずっと待たれていたはずです
771
01:09:18,151 --> 01:09:20,915
どうぞ好きなようにおっしゃって下さい
772
01:09:20,915 --> 01:09:22,750
ホン・ドンノ
773
01:09:23,660 --> 01:09:26,920
たとえ私が君を嫌っていたとしても
774
01:09:26,920 --> 01:09:30,564
それでも同じ同徳会の同志だと思っていた
775
01:09:31,756 --> 01:09:35,456
私は駙馬で官職にはつけない
[プマ:王の外戚(王女の夫)]
776
01:09:35,456 --> 01:09:38,134
しかし過ぎた日に
777
01:09:38,134 --> 01:09:43,038
君と一緒に同徳会で殿下にお仕えした日々は
778
01:09:43,038 --> 01:09:47,853
私の人生で一番価値があり
やりがいを感じた瞬間だった
779
01:09:49,020 --> 01:09:56,424
その瞬間を一緒に過ごした同志を
私の口から殺せと言うのは正直心が痛む
780
01:09:56,424 --> 01:09:58,120
なぜ…
781
01:09:59,544 --> 01:10:01,407
なぜこんなことになってしまったのか
782
01:10:01,407 --> 01:10:05,074
殿下 私が高い役職に就いたことだけで
783
01:10:05,074 --> 01:10:08,641
私を妬み嫌う者達が朝廷に溢れています
784
01:10:08,641 --> 01:10:10,391
しかし 殿下
785
01:10:10,391 --> 01:10:14,031
この世の誰もが私を憎もうが関係ありません
786
01:10:14,031 --> 01:10:17,519
殿下一人だけが私を信じて下さればよいのです
787
01:10:18,637 --> 01:10:21,856
誰でも一度は間違いを犯します
788
01:10:21,856 --> 01:10:23,810
間違い?
789
01:10:26,360 --> 01:10:29,322
君は間違いを犯したのではない
790
01:10:31,454 --> 01:10:37,246
悪いことだとはっきりわかっていながら
平然とやっていた
791
01:10:39,039 --> 01:10:43,070
どんな真似をしても許されると
確信していたのだろう
792
01:10:46,432 --> 01:10:51,615
今まで数えきれないほど君の過ちを許してきた
793
01:10:53,140 --> 01:10:55,959
なぜそうしたかわかるか?
794
01:10:58,840 --> 01:11:01,140
申し訳なさからだ
795
01:11:03,390 --> 01:11:05,680
ずっと前から
796
01:11:06,710 --> 01:11:09,830
こんな日が来ると予想していた
797
01:11:11,642 --> 01:11:16,340
君は間違いなく私の朝廷を
798
01:11:16,935 --> 01:11:20,251
私の国を危険にすると
799
01:11:20,251 --> 01:11:22,640
その時になれば
800
01:11:26,349 --> 01:11:29,242
必ず取り除かなければいけないと
801
01:11:33,129 --> 01:11:37,532
それは何のお話でしょうか?
802
01:11:37,532 --> 01:11:40,724
もうその時になったことはわかっていた
803
01:11:40,724 --> 01:11:46,842
わかっていながらずっと先延ばしにし
結局今日に至った
804
01:11:49,750 --> 01:11:55,929
恐れ多くも中殿を謀略し
私の民を連れ去り監禁したのだ
805
01:11:57,019 --> 01:12:04,939
私の個人的な感情で躊躇している間に...
こんなことになってしまった
806
01:12:09,257 --> 01:12:11,080
君を
807
01:12:12,640 --> 01:12:16,150
この手で殺したくないという感情で
808
01:12:22,354 --> 01:12:24,430
君は今
809
01:12:25,210 --> 01:12:31,426
私が一番警戒し 骨の髄まで憎む外戚だ
810
01:12:36,575 --> 01:12:38,335
言ってみろ
811
01:12:40,128 --> 01:12:45,640
私が君を生かしておくと思うか?
812
01:12:46,746 --> 01:12:49,233
最後に殺すため
813
01:12:51,721 --> 01:12:55,638
今まで私をお許しになったということですか?
814
01:12:57,638 --> 01:13:04,742
一度で崩すため高く積み上げたもののように?
815
01:13:11,330 --> 01:13:14,790
殿下 とてもお怒りなのでしょう?
816
01:13:14,790 --> 01:13:17,860
それで私を脅かしていらっしゃるのですか?
817
01:13:17,860 --> 01:13:21,675
私が間違っておりました 間違っておりました
818
01:13:24,414 --> 01:13:28,236
今は私に腹をお立てになり
そのようなことをおっしゃっているのです
819
01:13:28,236 --> 01:13:32,061
時間が経てばお怒りも解けることでしょう
820
01:13:32,061 --> 01:13:36,315
殿下 私が誰だかおわかりですか?
821
01:13:36,315 --> 01:13:39,835
一生殿下を支えるホン・ドンノです
822
01:13:41,458 --> 01:13:47,855
約束したではありませんか
私が殿下の命を救ったあの日
823
01:13:47,855 --> 01:13:50,312
あの日の約束通り
824
01:13:51,033 --> 01:13:53,983
いつも殿下のそばでお守りします
825
01:13:53,983 --> 01:13:57,243
借りは十分すぎるほど返した!
826
01:14:05,524 --> 01:14:09,729
今度は一度で返してもらう番だ
827
01:14:09,729 --> 01:14:16,527
その対価が君の命だ
828
01:14:18,627 --> 01:14:24,041
君は決して自ら過ちを悔やむことはない
829
01:14:24,041 --> 01:14:27,955
何が悪かったのかさえもわからない
830
01:14:27,955 --> 01:14:32,160
君は決して私の人間にはならない
831
01:14:32,681 --> 01:14:36,730
私がどれだけ待とうと
832
01:14:45,342 --> 01:14:47,141
私は
833
01:14:51,509 --> 01:14:54,658
殿下の人間ではないのですか?
834
01:14:57,430 --> 01:14:59,547
ただの一度も
835
01:15:05,968 --> 01:15:09,143
殿下の人間ではなかったのですか?
836
01:15:10,250 --> 01:15:12,780
ただの一度も
837
01:15:14,860 --> 01:15:17,130
そうではなかった
838
01:15:37,540 --> 01:15:39,450
それならば
839
01:15:41,620 --> 01:15:43,840
殺して下さい
840
01:15:46,663 --> 01:15:49,141
妹が死んだ時
841
01:15:53,532 --> 01:15:57,460
生きる希望を失ったと思いました
842
01:15:59,631 --> 01:16:02,165
しかし違いました
843
01:16:08,540 --> 01:16:10,744
殿下こそが
844
01:16:13,737 --> 01:16:16,430
私の人生の目的で
845
01:16:18,731 --> 01:16:21,236
生きる希望でした
846
01:16:25,543 --> 01:16:27,915
どうか殺して下さい
847
01:16:32,115 --> 01:16:36,950
私はもう全てを失いました
848
01:16:42,643 --> 01:16:46,838
殿下 都承旨をお助け下さい
849
01:16:46,838 --> 01:16:50,530
どうか命だけはお助け下さい
850
01:16:50,530 --> 01:16:52,199
私が
851
01:16:52,199 --> 01:16:54,143
切に懇願申し上げます
852
01:16:54,143 --> 01:16:58,041
内禁衛将は誰の臣下だ?
853
01:16:58,041 --> 01:17:02,757
私が処分を下しているのによくも邪魔をするとは
854
01:17:02,757 --> 01:17:05,038
申し訳ございません
855
01:17:05,038 --> 01:17:06,912
申し訳ございません 殿下
856
01:17:06,912 --> 01:17:09,990
内禁衛将はいつも言っていたではないか
857
01:17:11,830 --> 01:17:15,550
決して考えないと
858
01:17:15,550 --> 01:17:18,627
ただ私の命に従うだけだと
859
01:17:21,905 --> 01:17:24,586
考えません
860
01:17:24,586 --> 01:17:27,030
ただ命に従うだけでございます
861
01:17:27,030 --> 01:17:28,750
しかし
862
01:17:30,180 --> 01:17:32,540
恐れ多くも申し上げます
863
01:17:32,540 --> 01:17:34,277
殿下は
864
01:17:34,277 --> 01:17:39,210
誰かが都承旨を助けてくれと進み出るのを
待っていらっしゃると思いました
865
01:17:40,121 --> 01:17:45,315
ですから私が進み出たのです
866
01:17:45,315 --> 01:17:47,230
私が間違っておりますか?
867
01:17:48,327 --> 01:17:51,619
本当に私が間違っておりますか?
868
01:17:51,619 --> 01:17:53,861
私は…
869
01:18:07,934 --> 01:18:10,240
ご覧下さい
870
01:18:10,240 --> 01:18:14,255
殿下のお気持ちが
本当におわかりにならないのですか?
871
01:18:50,337 --> 01:18:56,713
昨夜ホン都承旨が自ら辞職を願い出た
872
01:18:59,729 --> 01:19:03,201
私は彼を奉朝賀*として慰労し
[ポンジョハ:老いて引退する官吏に与える名誉職]
873
01:19:03,201 --> 01:19:08,027
辞職を許可することにする
874
01:19:46,708 --> 01:19:48,373
ギョンヒ
875
01:19:48,373 --> 01:19:50,267
ギョンヒ
876
01:19:55,544 --> 01:19:56,903
バカ
877
01:19:56,903 --> 01:19:59,336
何よ 起きた途端に
878
01:19:59,336 --> 01:20:03,054
あんたのことよ ソン・ドギム
879
01:20:03,054 --> 01:20:05,735
恐れげもなくあんなところに飛び込んで
880
01:20:06,542 --> 01:20:10,050
ちょうど殿下が現れて下さらなかったら
881
01:20:11,000 --> 01:20:13,610
あんたまで危ないところだったわ
882
01:20:15,641 --> 01:20:18,000
私のためにしたのね?
883
01:20:18,565 --> 01:20:20,123
うん
884
01:20:20,922 --> 01:20:22,525
だから怒ってるの?
885
01:20:22,525 --> 01:20:24,244
ううん
886
01:20:25,094 --> 01:20:26,963
嬉しかった
887
01:20:28,890 --> 01:20:32,650
ねえ どうして連れて行かれたの?
888
01:20:32,650 --> 01:20:34,954
宿衛軍官達が
889
01:20:34,954 --> 01:20:39,149
中宮殿の内人を連れて行くのを偶然見たの
890
01:20:39,149 --> 01:20:42,520
私が見たとは知られてないと思って
891
01:20:42,520 --> 01:20:44,044
だから
892
01:20:44,044 --> 01:20:46,739
ドギムに話そうと紙切れを送ったのよ
893
01:20:46,739 --> 01:20:50,031
サムォルが都承旨令監側の人だったの
894
01:20:50,031 --> 01:20:52,846
やっぱりあの女 怪しいと思った—
895
01:20:52,846 --> 01:20:54,542
横になって
896
01:20:58,424 --> 01:21:01,789
ちょっと いいから休みなさいよ
897
01:21:01,789 --> 01:21:05,240
私達は今から夜の当番だから
898
01:21:05,240 --> 01:21:08,902
明日の朝にまた来るね
899
01:21:08,902 --> 01:21:10,367
うん
900
01:21:19,331 --> 01:21:24,041
ドギム 本当にごめん
預かった本を失くしてしまって
901
01:21:24,041 --> 01:21:26,003
ヨンヒのせいじゃないわ
902
01:21:26,003 --> 01:21:31,221
夜中に厠間に行って戻ってきたら
跡形もなく消えてたの
903
01:21:31,221 --> 01:21:32,809
そう...
904
01:21:33,715 --> 01:21:37,990
一体誰が夜中にこっそり入ってきて
本を持って行くの?
905
01:21:48,346 --> 01:21:50,697
ドギム
906
01:21:50,697 --> 01:21:54,639
殿下がお呼びになっている
907
01:22:22,155 --> 01:22:23,938
説明するのか?
908
01:22:23,938 --> 01:22:25,543
いいえ
909
01:22:25,543 --> 01:22:27,340
間違っていたと許しを請うのか?
910
01:22:27,340 --> 01:22:29,880
恐れ多くもそれはできません
911
01:22:37,840 --> 01:22:41,352
お前は間違っていたとは思わないのだな
912
01:22:41,352 --> 01:22:45,338
殿下は初めから全てご存じだったのでしょう?
913
01:22:45,338 --> 01:22:47,010
そうだ
914
01:22:49,326 --> 01:22:52,052
全てを統制して
915
01:22:52,052 --> 01:22:57,251
結末まで予想していた
お前が邪魔立てし
916
01:22:57,251 --> 01:23:00,843
恐れ多くも大妃媽媽を
引き入れようとするまでは
917
01:23:03,322 --> 01:23:05,955
ドンノは臣下だ
918
01:23:05,955 --> 01:23:10,523
いくら調子に乗って暴れたとしても
私の思い通りに処理できる
919
01:23:10,523 --> 01:23:12,554
しかし大妃媽媽は違う
920
01:23:12,554 --> 01:23:17,813
この朝鮮の地において 王に
立ち向かうことのできる唯一の方だ
921
01:23:19,249 --> 01:23:21,925
大妃媽媽が真相をお知りになっていたら—
922
01:23:21,925 --> 01:23:24,875
都承旨は死ななくてはいけなくなるでしょう
923
01:23:24,875 --> 01:23:29,049
殿下がいくら庇おうとなさっても
方法がないでしょう
924
01:23:29,049 --> 01:23:33,315
実の弟を殺さなくてはいけなかった時のように
殺さなくてはいけなくなります
925
01:23:33,315 --> 01:23:36,359
これは子供の遊びではない
926
01:23:39,173 --> 01:23:43,848
朝廷の問題だ 国の問題だ!
927
01:23:43,848 --> 01:23:47,918
些細なこと一つでも
私の意から外れてはだめだ
928
01:23:47,918 --> 01:23:52,982
お前はよくも私の計画を台無しにしたな
929
01:23:52,982 --> 01:23:55,576
私も子供の遊びではないとわかっております
930
01:23:55,576 --> 01:24:00,006
殿下のお怒りを買うとわかってながら
友達を助けるためにしたことです
931
01:24:00,006 --> 01:24:03,466
恐れ多くも大妃媽媽を巻き込もうとしたのです
932
01:24:03,466 --> 01:24:05,541
私にはそれくらい重要なことでした
933
01:24:05,541 --> 01:24:07,841
私の命よりも
934
01:24:09,318 --> 01:24:12,413
殿下は全てをご存じでありながら計画を立て
935
01:24:12,413 --> 01:24:15,031
計算をし 政治をなさいました
936
01:24:15,031 --> 01:24:19,044
殿下がそうなさっている間に
私の友達が死ぬかもしれなかったのです
937
01:24:19,044 --> 01:24:22,054
しがない宮女なら死んでも構わないのですか?
938
01:24:22,054 --> 01:24:25,668
王室のために一生を捧げている宮女が
死んでも構わないのですか?
939
01:24:25,668 --> 01:24:29,549
時が来たら当然全員を助けるつもりだった
940
01:24:29,549 --> 01:24:34,812
殿下が一方的にお決めになる時が来る前に
誰かが死んだらどうなるのですか?
941
01:24:34,812 --> 01:24:37,960
ただやむを得ない犠牲なのですか?
942
01:24:39,824 --> 01:24:41,619
ご存じですか?
943
01:24:41,619 --> 01:24:44,239
私は友達を永遠に失ってしまうかと怖くて
944
01:24:44,239 --> 01:24:47,357
毎晩池の周りをずっと探しておりました
945
01:24:47,357 --> 01:24:51,559
香囊(匂い袋)一つで狂ったように
水に飛び込みました
946
01:24:51,559 --> 01:24:55,751
毎日 毎瞬間が怖くてたまりませんでした
947
01:24:57,240 --> 01:25:03,160
私は確かに約束した
お前の友達を救ってやると
948
01:25:03,160 --> 01:25:06,033
その約束が嬉しくて涙が出ました
949
01:25:06,033 --> 01:25:11,634
しかし実際は殿下は全てをご存じのまま
私をお騙しになったのでしょう
950
01:25:11,634 --> 01:25:14,843
たかが宮女などいくらでも
お騙しになれる方ですから
951
01:25:14,843 --> 01:25:17,330
しかし私はこれ以上騙されたくありません
952
01:25:17,330 --> 01:25:18,978
到底我慢できません
953
01:25:18,978 --> 01:25:21,151
宮女のくせに!
954
01:25:24,125 --> 01:25:29,476
全く傲慢で無礼だ
955
01:25:29,476 --> 01:25:32,327
はい 私もわかっております
956
01:25:32,327 --> 01:25:34,154
それならば罰をお与え下さい
957
01:25:34,154 --> 01:25:37,139
私はどうせただの消耗品でしかない
宮女ではありませんか
958
01:25:37,139 --> 01:25:40,450
お気に召さなければ
殺せばいいだけではありませんか
959
01:26:03,240 --> 01:26:05,740
お前は私の心にいる
960
01:26:07,656 --> 01:26:10,825
お前に家族になってほしいと言ったこと
961
01:26:12,324 --> 01:26:18,749
今までそんなことを言った人はただお前だけだ
962
01:26:20,852 --> 01:26:26,102
この世に生まれてから 唯一恋い慕う女人は
963
01:26:27,844 --> 01:26:29,752
ほかでもないお前だ
964
01:26:38,222 --> 01:26:41,369
私は殿下を恋い慕ったことはございません
965
01:26:41,369 --> 01:26:44,655
ただの一度も男として見たことはございません
966
01:26:45,524 --> 01:26:50,421
これからも決して... そんなことはないでしょう
967
01:27:41,950 --> 01:27:49,120
♫ 鋭く切られた心 冷めてしまった君の温もり ♫
968
01:27:49,120 --> 01:27:56,240
♫ 色を失っていくここで 僕は ♫
969
01:27:56,240 --> 01:27:59,710
♫ 散っていく時間の中で ♫
970
01:27:59,710 --> 01:28:03,770
♫ 道に迷ってしまった ♫
971
01:28:03,770 --> 01:28:07,030
♫ 君が吹いてくるこの場所で ♫