1 00:00:02,202 --> 00:00:08,609 ♬「君に託した 神様とやらの采配 万歳」 2 00:00:08,609 --> 00:00:12,279 ♬~ 3 00:00:12,279 --> 00:00:14,214 (たくや)お待たせしました~。 4 00:00:14,214 --> 00:00:20,153 (嵩)え~っと… たくチャンのは…。 5 00:00:20,153 --> 00:00:22,990 はい 出来ました。 6 00:00:22,990 --> 00:00:25,792 もう出来ましたか。 うん。 7 00:00:25,792 --> 00:00:28,128 (健太郎)また歌ば作りようとね。 8 00:00:28,128 --> 00:00:32,966 (たくや)今度は 2人で アニメーションの 主題歌を作ることになったんです。➡ 9 00:00:32,966 --> 00:00:35,636 あれ? 何か元気ないですね。 10 00:00:35,636 --> 00:00:37,838 どげんしたと? 11 00:00:40,307 --> 00:00:43,143 (健太郎)何ね? このおいちゃんは。 12 00:00:43,143 --> 00:00:45,646 僕が考えるヒーローだよ。 13 00:00:45,646 --> 00:00:49,516 これを出版社に持ち込んだんだけど ケチョンケチョンに言われた。 14 00:00:49,516 --> 00:00:52,519 (健太郎)これはヒーローじゃなかやろう。 15 00:00:52,519 --> 00:00:54,655 うん これは おじさんですね。 16 00:00:54,655 --> 00:00:59,526 あ… おなかをすかせた人に あんぱんを配って回るんだよ。 17 00:00:59,526 --> 00:01:03,530 (健太郎)よか人かもしれんけど かっこ悪かよ。 18 00:01:07,234 --> 00:01:11,405 (のぶ)誰が何と言おうと 私は そのおんちゃん好きちや。 19 00:01:11,405 --> 00:01:14,107 嵩さんらしくて。 20 00:01:14,107 --> 00:01:16,043 (油がはねる音) 21 00:01:16,043 --> 00:01:18,045 いかん。 22 00:01:19,980 --> 00:01:25,285 「ボクは 愛する➡ 23 00:01:25,285 --> 00:01:28,956 あなたを キミを➡ 24 00:01:28,956 --> 00:01:31,758 トンカツを」。 25 00:01:33,827 --> 00:01:40,300 嵩は 少しずつ詩を書きためていき それを…。 26 00:01:40,300 --> 00:01:42,970 のぶちゃん。 27 00:01:42,970 --> 00:01:45,872 お誕生日 おめでとう。 28 00:01:45,872 --> 00:01:50,310 たまるかー 「ぼくのまんが詩集」? 29 00:01:50,310 --> 00:01:52,980 うん。 自費出版したんだ。 30 00:01:52,980 --> 00:01:56,850 漫画を描いてる気持ちで紡いだ言葉だから 「まんが詩集」。 31 00:01:56,850 --> 00:02:03,256 あ…。 あ あの~ 2人も もらってくれる? 32 00:02:03,256 --> 00:02:06,560 (蘭子)ありがとうございます。 33 00:02:08,595 --> 00:02:11,264 僕の周りの大事な人たちと➡ 34 00:02:11,264 --> 00:02:16,103 いつもそばにいてくれる のぶちゃんのことを思って書いたんだ。 35 00:02:16,103 --> 00:02:19,606 嵩さん ありがとう。 36 00:02:19,606 --> 00:02:22,409 大したものプレゼントできなくて ごめんね。 37 00:02:22,409 --> 00:02:26,113 何言いゆうが。 最高の贈りもんや。 38 00:02:26,113 --> 00:02:29,416 一つ一つ 大切に読ませてもらうき。 39 00:02:29,416 --> 00:02:31,785 うん。 40 00:02:31,785 --> 00:02:37,591 やがて 嵩の作った詩集は 八木も知るところとなりました。 41 00:02:37,591 --> 00:02:40,427 (八木)何なんだ? あの変な詩は。 42 00:02:40,427 --> 00:02:42,362 すいません。 43 00:02:42,362 --> 00:02:44,798 (八木)分かりやすいと言ってるんだ。 44 00:02:44,798 --> 00:02:50,437 これは 全ての人の心に響く 叙情詩だ。➡ 45 00:02:50,437 --> 00:02:57,644 そうだ。 湯飲みや皿に お前の詩と絵を入れるんだ。 46 00:02:57,644 --> 00:03:01,248 (粕谷)八木? 今度は 湯飲みの工房を作ろうとでも? 47 00:03:01,248 --> 00:03:04,751 知り合いの工房に連絡してみる。 48 00:03:04,751 --> 00:03:08,388 お前は何も考えないで とにかく詩を書け。 49 00:03:08,388 --> 00:03:20,967 ♬~ 50 00:03:20,967 --> 00:03:22,969 あ… ど… どう? 51 00:03:22,969 --> 00:03:30,277 紅茶の味は変わらんけんど これで飲むと 何だか元気になる。 52 00:03:30,277 --> 00:03:34,948 嵩さんの言葉は 人を元気にするがじゃない? 53 00:03:34,948 --> 00:03:39,619 そ… そう言ってくれて うれしいよ。 54 00:03:39,619 --> 00:03:43,123 (粕谷)追加注文 来ました。 55 00:03:43,123 --> 00:03:46,326 全部店頭に並べよう。 ああ。 56 00:03:47,961 --> 00:03:50,797 急に面倒な仕事を頼んで 悪いな。 57 00:03:50,797 --> 00:03:55,302 いえ 郵便局や会社の経理部に いたこともあるので➡ 58 00:03:55,302 --> 00:03:59,806 事務仕事 慣れてますから。 助かるよ。 59 00:03:59,806 --> 00:04:02,242 (アキラ)八木さん 子供たちが会いたいっていうから➡ 60 00:04:02,242 --> 00:04:04,177 連れてきちゃいました。 (子供たち)こんにちは! 61 00:04:04,177 --> 00:04:08,115 (八木)おお よく来たな。新しいカード 直接 八木さんに渡したいそうです。 62 00:04:08,115 --> 00:04:11,751 おじさん はい! 私はチューリップのカードを作ったの! 63 00:04:11,751 --> 00:04:13,687 僕も! 私は お花! 64 00:04:13,687 --> 00:04:15,622 (八木)すごいな。 65 00:04:15,622 --> 00:04:18,925 いくか? いよっ! (子供たち)いや~! キャ~! 66 00:04:18,925 --> 00:04:21,962 お皿 気を付けろよ。 67 00:04:21,962 --> 00:04:24,731 (蘭子)子供たちにプレゼントを渡す時➡ 68 00:04:24,731 --> 00:04:27,934 いつも あんなふうに 抱き締めてあげるんですか? 69 00:04:27,934 --> 00:04:30,604 ん? 70 00:04:30,604 --> 00:04:32,539 ああ…。➡ 71 00:04:32,539 --> 00:04:39,045 あの子たちは 親から無条件に与えられる ぬくもりを知らない。 72 00:04:40,947 --> 00:04:45,786 そういう八木さんを…➡ 73 00:04:45,786 --> 00:04:51,291 誰か 抱き締めてくれる人は…。 74 00:04:54,494 --> 00:04:58,298 いや… 俺は…。 75 00:04:58,298 --> 00:05:03,003 すみません 変なこと聞いて。 76 00:05:04,571 --> 00:05:07,073 失礼します。 77 00:05:20,053 --> 00:05:22,956 はあ~ これは…➡ 78 00:05:22,956 --> 00:05:26,393 メルヘンだ。 79 00:05:26,393 --> 00:05:30,263 メルヘン… 僕の詩が? 80 00:05:30,263 --> 00:05:35,135 柳井 お前の詩集を出そう。➡ 81 00:05:35,135 --> 00:05:40,140 詩集のタイトル 考えてくれるか? 82 00:05:42,776 --> 00:05:45,278 はい。 83 00:05:45,278 --> 00:05:52,419 こうして嵩の詩集は出版され サイン会も開かれました。 84 00:05:52,419 --> 00:05:56,122 ♬~(会場のBGM) 85 00:05:56,122 --> 00:05:59,025 何で ここでサイン会するんだろう。 86 00:05:59,025 --> 00:06:01,094 八木さんのアイデアなんです。 87 00:06:01,094 --> 00:06:04,231 柳井さんの詩は 女性にこそ届くはずだって。 88 00:06:04,231 --> 00:06:06,566 そうかなあ…。 89 00:06:06,566 --> 00:06:09,236 (八木)ほら あの やないたかしです。 90 00:06:09,236 --> 00:06:11,238 (婦人1)あ~ ほんとだ。 91 00:06:11,238 --> 00:06:13,240 (婦人2)サインもらわなきゃ。 (婦人1)ああ そうね。 92 00:06:13,240 --> 00:06:15,742 詩集を買っていただければ 本に 先生がサインをしますので。 93 00:06:15,742 --> 00:06:17,677 ああ 下さ~い。 お客さん 呼んでくるから。 94 00:06:17,677 --> 00:06:20,680 はい。 (アキラ)390円になりますね。 95 00:06:22,382 --> 00:06:27,087 嵩の詩集は 多くの人の心に響き➡ 96 00:06:27,087 --> 00:06:30,757 ファンレターをくれる小学生もいました。 97 00:06:30,757 --> 00:06:33,793 (佳保) 「やないたかし先生 はじめまして。➡ 98 00:06:33,793 --> 00:06:37,530 私は小学四年生の中里佳保です。➡ 99 00:06:37,530 --> 00:06:45,272 やない先生の詩の一言一言に とてもとても感動しました」。 100 00:06:45,272 --> 00:06:50,777 このファンレターがきっかけとなり 数週間後には…。 101 00:06:50,777 --> 00:06:53,680 嵩さ~ん! ⚟はい。 102 00:06:53,680 --> 00:06:57,117 佳保ちゃん。 あ…。 103 00:06:57,117 --> 00:07:02,923 佳保ちゃん 来てくれたんだ。 さあ 入って。 そんなに硬くならないで。 104 00:07:02,923 --> 00:07:05,925 どうぞ。 (佳保)いや… 家があんまりボロだから➡ 105 00:07:05,925 --> 00:07:08,561 固まってただけ。 106 00:07:08,561 --> 00:07:13,433 (砂男)あ… すいません。 とにかく お邪魔させてもらおう。 107 00:07:13,433 --> 00:07:16,303 あ はい どうぞ。 ど… どうぞ。 108 00:07:16,303 --> 00:07:20,240 ほら 佳保。 サインを頂いておきなさい。 109 00:07:20,240 --> 00:07:23,109 うん。 漫画も描いて。 110 00:07:23,109 --> 00:07:26,947 あ… うん。 何描こうかな…。 111 00:07:26,947 --> 00:07:32,252 代表作 描いて。代表作…。 そっか ないのか。 112 00:07:32,252 --> 00:07:34,587 (砂男)佳保 そんなこと言っちゃ 失礼だろ。 113 00:07:34,587 --> 00:07:36,623 (佳保)ごめんなさい。 あ いやいや そんな➡ 114 00:07:36,623 --> 00:07:42,262 謝らなくていいよ。 僕が悪いんだ 代表作がないから ハハッ。 115 00:07:42,262 --> 00:07:44,197 (佳保)あっ。➡ 116 00:07:44,197 --> 00:07:46,599 これは? 117 00:07:46,599 --> 00:07:50,770 それも 売れなかったんだ。 ケチョンケチョンに言われて。 118 00:07:50,770 --> 00:07:53,606 (砂男)ああ~ でしょうなあ。 119 00:07:53,606 --> 00:07:57,811 (佳保)ねえ お手洗いは どこ? 外なの。 案内するわね。 120 00:08:01,715 --> 00:08:07,220 すいません。 うちの孫は どうにも 正直すぎるというか➡ 121 00:08:07,220 --> 00:08:09,522 誰に似たんだか。 あ…。 122 00:08:12,359 --> 00:08:14,361 おお。 123 00:08:19,232 --> 00:08:22,369 (蘭子)あ お姉ちゃん。 ああ 蘭子。 124 00:08:22,369 --> 00:08:24,371 お帰り。 ただいま。 125 00:08:26,573 --> 00:08:31,277 嵩さんにファンレターくれた佳保ちゃん。 ああ~。 126 00:08:32,912 --> 00:08:35,949 (蘭子)へえ~ 佳保ちゃん 映画も好きなの。 127 00:08:35,949 --> 00:08:40,387 (佳保)うん。 「マイ・フェア・レディ」 お父さんが連れてってくれた。 128 00:08:40,387 --> 00:08:42,889 オードリー・ヘップバーンか。 129 00:08:46,092 --> 00:08:49,129 あの2人 意気投合しちゅう。 130 00:08:49,129 --> 00:08:51,898 さすが 蘭子さんだね。 131 00:08:51,898 --> 00:08:56,736 孫が手を焼かせてしまい ほんとに申し訳ない。いえいえ。 132 00:08:56,736 --> 00:09:01,207 実は… あの子の大好きな父親が➡ 133 00:09:01,207 --> 00:09:04,544 少し前に亡くなりましてね。 134 00:09:04,544 --> 00:09:07,447 しばらくは泣いてばかりおりましたが➡ 135 00:09:07,447 --> 00:09:14,220 ある日 偶然 あなたの詩集を読んで 少しずつ元気になって…。 136 00:09:14,220 --> 00:09:20,360 父親を亡くして以来 外に出かけたいと あの子から言いだしたのは➡ 137 00:09:20,360 --> 00:09:24,230 これが初めてなんです。 そうですか…。 138 00:09:24,230 --> 00:09:32,939 やないさん。 孫にも私にも 生きる力をくれて ありがとう。 139 00:09:32,939 --> 00:09:41,781 ♬~ 140 00:09:41,781 --> 00:09:46,619 翌年 嵩とのぶは マンションに引っ越し➡ 141 00:09:46,619 --> 00:09:50,423 羽多子と同居することにしました。 142 00:09:53,092 --> 00:09:57,597 (ノック)はい。 (羽多子)失礼します。 143 00:09:57,597 --> 00:10:00,400 (健太郎)お義母様。 健太郎さん➡ 144 00:10:00,400 --> 00:10:04,771 お義母様って柄やないき その呼び方 やめてって。 145 00:10:04,771 --> 00:10:08,608 フッ。 メイコや娘たちも 会いたがりようとです。 146 00:10:08,608 --> 00:10:11,411 うちんも来んしゃってください。 ありがとう。 147 00:10:11,411 --> 00:10:16,282 ☎ あっ 出るわ。➡ 148 00:10:16,282 --> 00:10:18,618 もしもし。 まいど。 149 00:10:18,618 --> 00:10:20,954 まいど? 羽多子さん➡ 150 00:10:20,954 --> 00:10:25,792 コン太君の たまご食堂 手伝ってたから。 ああ~ そげんやったね。 151 00:10:25,792 --> 00:10:29,295 (羽多子)はい。 そういうことなら 承知しました。➡ 152 00:10:29,295 --> 00:10:33,299 はい それでは。 153 00:10:33,299 --> 00:10:37,437 何とかいう放送局の 山田さんっていう デレ… デ デレ…。 154 00:10:37,437 --> 00:10:39,506 (健太郎)ディレクター…。 それそれ。 155 00:10:39,506 --> 00:10:43,143 あ や… 山田ディレクターが 何て? ラジオドラマに穴があいたから➡ 156 00:10:43,143 --> 00:10:45,445 大至急 脚本を書いてほしいって。 157 00:10:45,445 --> 00:10:48,348 え…? 明日の朝までに欲しいがやと。 158 00:10:48,348 --> 00:10:51,818 あ… あし 明日の朝? え? まずかった? 159 00:10:51,818 --> 00:10:54,320 いや… いや… だ…。 160 00:10:54,320 --> 00:10:56,256 大丈夫なの? 161 00:10:56,256 --> 00:10:58,191 この急な案件を乗り切るため➡ 162 00:10:58,191 --> 00:11:04,764 嵩は 以前書いたラジオドラマを アレンジして 対応することにしました。 163 00:11:04,764 --> 00:11:09,636 それは? タイトルは「やさしいライオン」。 164 00:11:09,636 --> 00:11:13,406 母親を失った 赤ちゃんのライオンと➡ 165 00:11:13,406 --> 00:11:18,244 子供を失った お母さん犬の話なんだ。 166 00:11:18,244 --> 00:11:23,950 ライオンの名前は ブルブル。 犬の名前は ムクムク。 167 00:11:23,950 --> 00:11:27,787 ムクムクは ブルブルを 大事に育てたんだ。 168 00:11:27,787 --> 00:11:31,124 2匹は幸せに暮らした。 169 00:11:31,124 --> 00:11:33,059 ブルブルは大きくなって➡ 170 00:11:33,059 --> 00:11:37,630 いつの間にか ムクムクよりも うんと大きくなった。 171 00:11:37,630 --> 00:11:39,966 そんな幸せも つかの間…➡ 172 00:11:39,966 --> 00:11:42,635 突然 別れの時は やって来る。 173 00:11:42,635 --> 00:11:45,972 ブルブルが動物園に売られたんだ。 174 00:11:45,972 --> 00:11:49,842 それから ブルブルは サーカス団に入る。 175 00:11:49,842 --> 00:11:53,713 賢いブルブルは すぐ人気者になった。 176 00:11:53,713 --> 00:11:59,519 ある日の夜… 遠くから 懐かしい子守歌が聞こえてきたんだ。 177 00:11:59,519 --> 00:12:03,923 それは ムクムクの声だった。 178 00:12:03,923 --> 00:12:06,392 「お母さんに会いたい!」。 179 00:12:06,392 --> 00:12:10,263 その一心で ブルブルは 檻から飛び出し➡ 180 00:12:10,263 --> 00:12:12,765 街へ飛び出した。 181 00:12:12,765 --> 00:12:14,801 それで…? 182 00:12:14,801 --> 00:12:17,270 警官隊に撃たれて…➡ 183 00:12:17,270 --> 00:12:20,773 ブルブルは死んだ。 え? 184 00:12:20,773 --> 00:12:24,944 残酷な結末だよね。 185 00:12:24,944 --> 00:12:30,283 いつか このドラマの続きを書きたいと 思っていたんだ。 186 00:12:30,283 --> 00:12:35,154 はあ~。 でも…➡ 187 00:12:35,154 --> 00:12:38,958 書いていいのかな…。 188 00:12:38,958 --> 00:12:43,630 子供と お母さんの話だから? 189 00:12:43,630 --> 00:12:46,299 うん。 190 00:12:46,299 --> 00:12:53,006 あの2人が このドラマを聴いたら どう思うかな…。 191 00:12:54,641 --> 00:13:01,080 嵩は 30分のラジオドラマを 一晩で書き上げました。 そして…。 192 00:13:01,080 --> 00:13:04,917 (ラジオ・声優1) 「ラジオドラマ『やさしいライオン』。➡ 193 00:13:04,917 --> 00:13:08,388 作 やないたかし」。 194 00:13:08,388 --> 00:13:11,090 始まった。 うん。 195 00:13:11,090 --> 00:13:14,127 (ラジオ・男声コーラス)「♬ ブルブル いい子ね」 196 00:13:14,127 --> 00:13:20,800 (ラジオ・男声コーラス) 「♬ ねむりなさい ねむりなさい」 197 00:13:20,800 --> 00:13:23,269 (ラジオ・声優1)「遠くの夜空のほうで➡ 198 00:13:23,269 --> 00:13:27,273 かすかに あの子守歌が 聞こえたような気がしたのです」。 199 00:13:27,273 --> 00:13:32,278 (ラジオ・声優2)「お母さん… お母さんだ!」。 200 00:13:32,278 --> 00:13:35,181 (ラジオ・男声コーラス)「♬ 小さな町は大騒ぎ」 201 00:13:35,181 --> 00:13:44,624 (ラジオ・男声コーラス)「♬ ライフルもった警官が 走るブルブルのあとを追いかけた」 202 00:13:44,624 --> 00:13:47,927 (ラジオから銃声の音) 203 00:13:53,132 --> 00:13:58,638 (ラジオ・声優1)「雪の丘の上に ブルブルの足跡が つづいていました。➡ 204 00:13:58,638 --> 00:14:01,240 でも 不思議なことに➡ 205 00:14:01,240 --> 00:14:07,380 丘のなかほどで 足跡は ぷっつりと見えなくなっていました。➡ 206 00:14:07,380 --> 00:14:09,916 その夜のこと➡ 207 00:14:09,916 --> 00:14:12,585 年寄りの犬を乗せたライオンが➡ 208 00:14:12,585 --> 00:14:17,890 飛んで行くのを見たという人が 何人もいました」。 209 00:14:20,927 --> 00:14:25,098 終わり方 書き直したがやね。 210 00:14:25,098 --> 00:14:30,603 うん。 メルヘンになっちゃったけど。 211 00:14:30,603 --> 00:14:33,106 ブルブルとムクムク➡ 212 00:14:33,106 --> 00:14:36,943 どこまでも飛んでいけるとえいなあ。 213 00:14:36,943 --> 00:14:40,279 うん。 214 00:14:40,279 --> 00:14:43,182 これでダメだったら 僕は漫画家をやめる。 215 00:14:43,182 --> 00:14:45,151 漫画家なんか やめちゃいなさい。 216 00:14:45,151 --> 00:14:47,620 嵩さんの気持ちを 踏みにじってきたがやろ! 217 00:14:47,620 --> 00:14:52,291 ごめんなさい。 もう八木さんの会社には行きません。 218 00:14:52,291 --> 00:14:54,227 必ず やないたかしさんは➡ 219 00:14:54,227 --> 00:14:57,230 すごい作品をかきます。 嵩 たっすいがーは いかん。