1 00:01:23,090 --> 00:01:43,110 ♬~ 2 00:01:43,110 --> 00:02:03,130 ♬~ 3 00:02:03,130 --> 00:02:23,083 ♬~ 4 00:02:23,083 --> 00:02:43,103 ♬~ 5 00:02:43,103 --> 00:02:58,118 ♬~ 6 00:02:58,118 --> 00:03:03,123 ~♬ 7 00:03:03,123 --> 00:03:06,126 (ナレーター) <モンゴル統一の覇権を巡って➡ 8 00:03:06,126 --> 00:03:08,128 トオリルカン テムジン ジャムカの➡ 9 00:03:08,128 --> 00:03:10,130 しれつな戦いが繰り返された> 10 00:03:10,130 --> 00:03:14,134 <トオリルカンは戦闘に破れ 悲惨な最期を遂げる> 11 00:03:14,134 --> 00:03:18,138 <そしてジャムカも 腹心の部下に裏切られ➡ 12 00:03:18,138 --> 00:03:21,141 潔く自らの死を選ぶ> 13 00:03:21,141 --> 00:03:26,080 <高原の覇者 テムジンは 全部族に推され 王の中の王➡ 14 00:03:26,080 --> 00:03:30,084 成吉思汗の称号を受ける> 15 00:03:30,084 --> 00:03:34,084 <しかし その陰で 1つの陰謀がうごめいた> 16 00:03:44,098 --> 00:03:54,098 (馬のひづめの音) 17 00:03:56,110 --> 00:03:58,110 (成吉思汗)ハイッ! ヤア! 18 00:04:06,120 --> 00:04:09,123 (成吉思汗) 人には聞かせたくない お告げがあったというが… 19 00:04:09,123 --> 00:04:11,125 何だ? 20 00:04:11,125 --> 00:04:14,128 (テップテングリ) 私1人の胸に納めておくには➡ 21 00:04:14,128 --> 00:04:16,130 重すぎるお告げでした 22 00:04:16,130 --> 00:04:18,132 だから何だと言うんだ? 23 00:04:18,132 --> 00:04:23,070 永遠なる天はこう仰せられた 24 00:04:23,070 --> 00:04:28,075 「ひと度はテムジンに 国を執らすべし… 25 00:04:28,075 --> 00:04:34,081 次いで ひと度は 弟・カサルに執らすべし」と 26 00:04:34,081 --> 00:04:37,084 カサルに!? (テップテングリ)汗よ!➡ 27 00:04:37,084 --> 00:04:40,087 今 あの男を取り除かなければ➡ 28 00:04:40,087 --> 00:04:42,089 どのようなことになるか 分かりませぬぞ➡ 29 00:04:42,089 --> 00:04:49,096 あの男 あなたに 背こうとしておる 30 00:04:49,096 --> 00:04:51,098 信じられん… 31 00:04:51,098 --> 00:04:54,101 たとえ 天の言葉でも… 32 00:04:54,101 --> 00:04:59,106 天のお告げを疑うと言うのか あなたは! 33 00:04:59,106 --> 00:05:03,106 (奇声) 34 00:05:06,113 --> 00:05:12,119 天は「カサルの幕舎へ行け」と 言われる➡ 35 00:05:12,119 --> 00:05:17,119 そこであなたは 恐るべきものを見るだろう 36 00:05:25,065 --> 00:05:28,068 もし その言葉に 偽りがあったら➡ 37 00:05:28,068 --> 00:05:32,068 天の使いとはいえ 容赦はせぬ! 38 00:05:50,090 --> 00:05:54,094 (カサル)クラン 贈り物だ 39 00:05:54,094 --> 00:05:56,094 受け取ってくれ 40 00:06:01,101 --> 00:06:05,101 今までにテムジンが贈った いちばん高価な物は何だ? 41 00:06:07,107 --> 00:06:10,110 今度は俺が それ以上の物を あんたに贈ろう 42 00:06:10,110 --> 00:06:13,110 さあ 言ってくれ 43 00:06:16,116 --> 00:06:18,118 (クラン)ナイマンを討った時➡ 44 00:06:18,118 --> 00:06:23,056 「奪った宝石の中から望む物を 取れ」とテムジンは言った 45 00:06:23,056 --> 00:06:25,058 私は答えた 46 00:06:25,058 --> 00:06:29,062 「美しい物 珍しい物 価値ある物は➡ 47 00:06:29,062 --> 00:06:31,064 ことごとくボルテに贈れ」と… 48 00:06:31,064 --> 00:06:36,069 「私は1つの石 1枚の布切れも要らない」と… 49 00:06:36,069 --> 00:06:39,072 何が望みだ? 50 00:06:39,072 --> 00:06:43,076 (クラン)戦場で常に テムジンと共にあること 51 00:06:43,076 --> 00:06:46,079 それは… 52 00:06:46,079 --> 00:06:51,079 俺にテムジンに背けということだ 53 00:06:54,087 --> 00:06:57,090 初めてメルキト部落で あんたに会った時から➡ 54 00:06:57,090 --> 00:07:00,090 俺はあんたに惹かれた (クラン)カサル… 55 00:07:14,107 --> 00:07:16,109 クラン 聞いてくれ 56 00:07:16,109 --> 00:07:19,112 テムジンは 俺の大切な兄だ 57 00:07:19,112 --> 00:07:23,050 いっときでも裏切るような言葉を 口にしたのを恥じている 58 00:07:23,050 --> 00:07:26,053 忘れてくれ 59 00:07:26,053 --> 00:07:29,056 忘れましょう お互いに 60 00:07:29,056 --> 00:07:31,056 離して 61 00:07:43,070 --> 00:07:46,073 (ボルテ)ホエルン… ホエルン! 62 00:07:46,073 --> 00:07:48,075 テムジンがカサルを 縛り上げてるの 63 00:07:48,075 --> 00:07:50,075 早く何とかして! 64 00:07:56,083 --> 00:08:11,083 (たき火の音) 65 00:08:24,044 --> 00:08:26,044 (ホエルン)カサル! 66 00:08:37,057 --> 00:08:40,060 アッ… 67 00:08:40,060 --> 00:08:42,060 ウウッ 68 00:08:46,066 --> 00:08:51,066 (たき火の音) 69 00:09:01,081 --> 00:09:03,083 ご覧! 70 00:09:03,083 --> 00:09:07,087 お前たちは この乳房を 吸い尽くしたんだよ 71 00:09:07,087 --> 00:09:10,090 テムジン 72 00:09:10,090 --> 00:09:14,094 お前は この片方の乳を 吸い尽くした 73 00:09:14,094 --> 00:09:16,096 下の弟2人は➡ 74 00:09:16,096 --> 00:09:19,096 2人で1つの乳を 吸い尽くしかねた 75 00:09:22,035 --> 00:09:24,035 カサルだけが➡ 76 00:09:26,039 --> 00:09:32,039 2つの乳を吸い尽くして 私の胸を楽にしてくれた 77 00:09:34,047 --> 00:09:37,050 カサルが何をした! 78 00:09:37,050 --> 00:09:43,056 カサルは力も強く 弓も上手で お前の力になった 79 00:09:43,056 --> 00:09:45,056 それを今… 80 00:09:50,063 --> 00:09:53,066 敵を全て 滅ぼしてしまったからといって➡ 81 00:09:53,066 --> 00:09:56,069 今 カサルを殺すのか! 82 00:09:56,069 --> 00:09:58,069 昔 ベクテルを殺したように! 83 00:10:01,074 --> 00:10:03,074 (剣を置く音) 84 00:10:05,078 --> 00:10:24,030 ♬~ 85 00:10:24,030 --> 00:10:27,033 母さん! 86 00:10:27,033 --> 00:10:29,035 ホエルン… 87 00:10:29,035 --> 00:10:34,035 (成吉思汗) 《母をとるか 神をとるか…》 88 00:10:45,051 --> 00:10:49,051 カサルの処刑の日取りは 決まりましたかな? 89 00:10:51,057 --> 00:10:56,062 カサル処刑の暁 あなたは真の王になる 90 00:10:56,062 --> 00:10:58,062 処刑はなさるのでしょうな? 91 00:11:11,077 --> 00:11:30,077 (風の音) 92 00:11:49,115 --> 00:11:51,117 (テップテングリ)アア… 93 00:11:51,117 --> 00:11:53,119 来るな! 94 00:11:53,119 --> 00:12:01,127 (叫び声) 95 00:12:01,127 --> 00:12:07,127 ≪(テップテングリの絶叫) 96 00:12:21,147 --> 00:12:24,084 <成吉思汗は母をとった> 97 00:12:24,084 --> 00:12:27,087 <シャーマンの死体は 3日放置され➡ 98 00:12:27,087 --> 00:12:30,087 天に昇って消えたという> 99 00:12:39,099 --> 00:12:44,104 <カサルの事件が ホエルンの命を 縮めたのかもしれない> 100 00:12:44,104 --> 00:12:49,109 <年の暮れ ホエルンは死んだ> 101 00:12:49,109 --> 00:12:54,114 <ひつぎはホエルンの育てた 4人のみなしごの肩に担がれ➡ 102 00:12:54,114 --> 00:12:58,114 ブルカン岳の麓に葬られた> 103 00:13:01,121 --> 00:13:11,121 (馬のひづめの音) 104 00:13:25,078 --> 00:13:29,078 (吹きすさぶ風) 105 00:13:41,094 --> 00:13:46,094 (吹きすさぶ風) 106 00:14:00,113 --> 00:14:03,116 <これがモンゴルの弔いである> 107 00:14:03,116 --> 00:14:07,120 <馬の足によって蹴散らされた 墓の盛り土は➡ 108 00:14:07,120 --> 00:14:12,125 瞬時にして広大な大地の 一部と化し➡ 109 00:14:12,125 --> 00:14:16,125 その場所は吹き荒れる風しか 知らぬのである> 110 00:14:30,076 --> 00:14:33,079 シビルへ兵を出すそうですね 111 00:14:33,079 --> 00:14:35,081 ジャルメに指揮を執らせる 112 00:14:35,081 --> 00:14:37,083 その役をジュチに… 113 00:14:37,083 --> 00:14:39,083 (成吉思汗)ジュチに?➡ 114 00:14:41,087 --> 00:14:43,089 バイカル湖の北へは➡ 115 00:14:43,089 --> 00:14:47,093 まだモンゴルの人間は 入ったことがない 116 00:14:47,093 --> 00:14:50,096 果てしなく遠い地を進むのだ 117 00:14:50,096 --> 00:14:54,100 ジュチの足は カモシカよりも強い 118 00:14:54,100 --> 00:14:58,104 シビルは凍りついた原野だ 119 00:14:58,104 --> 00:15:03,109 人との戦いではない 自然との闘いだ 120 00:15:03,109 --> 00:15:05,111 我が子へのいたわりですか!? 121 00:15:05,111 --> 00:15:09,115 我が子とは 信じていない蔑みですか!? 122 00:15:09,115 --> 00:15:12,118 シビルの地より もっと厳しい運命に➡ 123 00:15:12,118 --> 00:15:15,118 立ち向かうために あの子は生まれてきたのです 124 00:15:17,123 --> 00:15:22,061 幾千幾万の兵が 自らの命を預けるには➡ 125 00:15:22,061 --> 00:15:25,064 今のジュチでは話にならぬ 126 00:15:25,064 --> 00:15:27,064 あなたは… 127 00:15:35,074 --> 00:15:46,074 (吹きすさぶ風) 128 00:16:04,103 --> 00:16:09,103 《母さん 俺は今 妙な気分だ》 129 00:16:11,110 --> 00:16:16,115 《俺の出生の秘密を知っている たった1人のあなたが死んで➡ 130 00:16:16,115 --> 00:16:21,120 俺は裸で大地に 投げ出されたように孤独だ》 131 00:16:21,120 --> 00:16:23,056 《悲しい…》 132 00:16:23,056 --> 00:16:28,061 《だが やっと 自由になれたような気もする》 133 00:16:28,061 --> 00:16:33,066 《母さん 俺はもう 誰の子でもない》 134 00:16:33,066 --> 00:16:36,069 《人間の子でもない》 135 00:16:36,069 --> 00:16:38,069 《蒼き狼の子だ》 136 00:16:46,079 --> 00:16:48,079 ジュチ 137 00:17:00,093 --> 00:17:06,093 (馬のひづめの音) 138 00:17:12,105 --> 00:17:17,110 ジュチ 分かるか? 139 00:17:17,110 --> 00:17:20,113 一切はこのとおり無だ 140 00:17:20,113 --> 00:17:25,051 生まれ 育ち 苦しみ➡ 141 00:17:25,051 --> 00:17:30,051 そして死んだあとに残るのは このモンゴルの大地だけだ➡ 142 00:17:32,058 --> 00:17:35,061 どうだ ジュチ➡ 143 00:17:35,061 --> 00:17:39,065 この大地に注ぐには 何がふさわしい?➡ 144 00:17:39,065 --> 00:17:42,068 肉親を失った悲しみの涙か?➡ 145 00:17:42,068 --> 00:17:44,068 それとも… 146 00:17:59,085 --> 00:18:03,089 ジュチ 私は父さんの心が➡ 147 00:18:03,089 --> 00:18:06,089 この手のひらを刺すように 分かります➡ 148 00:18:09,095 --> 00:18:14,100 このモンゴルの大地に注ぐには 血がふさわしい 149 00:18:14,100 --> 00:18:16,100 それも狼の血が…! 150 00:18:25,044 --> 00:18:28,047 シビルへ行くか? 151 00:18:28,047 --> 00:18:30,047 はい 152 00:18:37,056 --> 00:18:42,061 <ジュチがシビルの 森林部族を征服する間➡ 153 00:18:42,061 --> 00:18:48,067 成吉思汗は3年の月日を 金国遠征の準備に費やした> 154 00:18:48,067 --> 00:19:07,086 ♬~ 155 00:19:07,086 --> 00:19:27,040 ♬~ 156 00:19:27,040 --> 00:19:45,058 ♬~ 157 00:19:45,058 --> 00:19:50,063 <モンゴル兵 20万が 進発のため草原に集まったのは➡ 158 00:19:50,063 --> 00:19:54,063 1211年3月のことである> 159 00:20:02,075 --> 00:20:05,078 <その歳月はまた➡ 160 00:20:05,078 --> 00:20:11,078 クランに 一子ガウランを育てる 母の喜びを与えていた> 161 00:20:21,094 --> 00:20:26,094 ガウラン 日増しにクランに似てくる 162 00:20:28,034 --> 00:20:30,034 何を怒っているのだ? 163 00:20:32,038 --> 00:20:38,044 ボルテの4人の子たちも 金国へ出陣するのですね 164 00:20:38,044 --> 00:20:46,052 それぞれ 一方の将として 明日からは別々の戦線に分かれる 165 00:20:46,052 --> 00:20:49,052 彼らとは二度と 会えんかもしれん 166 00:20:52,058 --> 00:20:56,062 俺は迷っている 167 00:20:56,062 --> 00:21:02,068 俺は「クランを どんな戦場にも共に」と約束した 168 00:21:02,068 --> 00:21:04,068 だが… 169 00:21:08,074 --> 00:21:11,074 クラン 俺と一緒に来い! 170 00:21:17,083 --> 00:21:19,083 クラン!? 171 00:21:33,099 --> 00:21:35,099 あなたが「残れ」と言ったら➡ 172 00:21:37,103 --> 00:21:40,103 私は死ぬつもりでした 173 00:21:47,113 --> 00:21:52,118 ガウランは まだ乳を離れない子だ 174 00:21:52,118 --> 00:21:56,122 だがモンゴルの狼の1人だ 175 00:21:56,122 --> 00:21:59,125 俺と一緒に長城を越える 176 00:21:59,125 --> 00:22:02,128 たとえ戦乱の中に 置き捨てられても➡ 177 00:22:02,128 --> 00:22:05,131 それはガウランの持つ運命 178 00:22:05,131 --> 00:22:08,134 私は恐れはしない 179 00:22:08,134 --> 00:22:13,139 私は汗の一族として この子を産んだのではない 180 00:22:13,139 --> 00:22:19,145 名もないモンゴルの 人間の1人として 自分の力で➡ 181 00:22:19,145 --> 00:22:23,082 自分の道を切り開いて 生きてくれることを願うだけ 182 00:22:23,082 --> 00:22:25,082 俺もそれを願う 183 00:22:27,086 --> 00:22:32,086 男は苦難の中で生い育つのだ 184 00:22:42,101 --> 00:23:02,121 ♬~ 185 00:23:02,121 --> 00:23:22,074 ♬~ 186 00:23:22,074 --> 00:23:26,078 ♬~ 187 00:23:26,078 --> 00:23:31,083 <砂漠地帯を越える 700キロの強行軍の果てに➡ 188 00:23:31,083 --> 00:23:34,083 万里の長城があった> 189 00:23:36,088 --> 00:23:39,091 <遊牧民族と農耕民族とを➡ 190 00:23:39,091 --> 00:23:43,095 何百年もの間 相いれぬものとして➡ 191 00:23:43,095 --> 00:23:47,095 厳しく遮ってきた 石の城壁である> 192 00:23:49,101 --> 00:23:53,105 (掛け声) 193 00:23:53,105 --> 00:24:13,125 ♬~ 194 00:24:13,125 --> 00:24:33,079 ♬~ 195 00:24:33,079 --> 00:24:53,099 ♬~ 196 00:24:53,099 --> 00:25:13,119 ♬~ 197 00:25:13,119 --> 00:25:33,072 ♬~ 198 00:25:33,072 --> 00:25:53,092 ♬~ 199 00:25:53,092 --> 00:26:13,112 ♬~ 200 00:26:13,112 --> 00:26:33,065 ♬~ 201 00:26:33,065 --> 00:26:53,085 ♬~ 202 00:26:53,085 --> 00:27:13,105 ♬~ 203 00:27:13,105 --> 00:27:23,048 ~♬ 204 00:27:23,048 --> 00:27:27,052 何もかも俺が夢見たとおりだ! 205 00:27:27,052 --> 00:27:31,056 ただ この風… ハッハッハ! 206 00:27:31,056 --> 00:27:35,056 吹き荒れる この風だけは 想像がつかなかった 207 00:27:43,068 --> 00:27:46,071 まず大同府を落とそう➡ 208 00:27:46,071 --> 00:27:52,077 そこを足がかりに 金国全土を馬ていに掛けてやる! 209 00:27:52,077 --> 00:27:54,077 ハッ! 210 00:28:11,096 --> 00:28:14,099 <作戦開始後 半年にして➡ 211 00:28:14,099 --> 00:28:19,038 成吉思汗は これを攻略し 本営とする> 212 00:28:19,038 --> 00:28:21,040 <そして2年➡ 213 00:28:21,040 --> 00:28:26,045 長城以北の金の領土をことごとく 手中にした成吉思汗は➡ 214 00:28:26,045 --> 00:28:34,045 金の首都・中都を目指すべく 長城の北に全軍を集結させた> 215 00:28:45,064 --> 00:28:48,067 ガウラン 216 00:28:48,067 --> 00:28:51,070 熱い… 217 00:28:51,070 --> 00:28:54,073 そういえば ここ何日も 食欲がなかったようだ 218 00:28:54,073 --> 00:28:56,073 ここの気候が合わないのか 219 00:28:58,077 --> 00:29:02,081 やはりお前には 戦いは無理だったのか 220 00:29:02,081 --> 00:29:04,081 (成吉思汗)ガウラン 221 00:29:07,086 --> 00:29:09,088 モンゴルへ帰ったら➡ 222 00:29:09,088 --> 00:29:14,093 トナカイを打って 碑石でお守りを作ってやろう 223 00:29:14,093 --> 00:29:17,096 強い子になれよ 224 00:29:17,096 --> 00:29:22,034 だが その前に 中都を落とさねばならん 225 00:29:22,034 --> 00:29:24,036 いつ出陣です? 226 00:29:24,036 --> 00:29:27,036 3日後だ 長い戦になる 227 00:29:31,043 --> 00:29:35,043 クラン どうした? 228 00:29:38,050 --> 00:29:41,050 私はここに残りたいと思う 229 00:29:45,057 --> 00:29:48,060 もう少し 暖かくなってからならば➡ 230 00:29:48,060 --> 00:29:52,064 喜んで従軍できるのだけれど… 231 00:29:52,064 --> 00:29:55,067 ガウランの健康が案じられる 232 00:29:55,067 --> 00:29:57,069 クラン 233 00:29:57,069 --> 00:30:00,072 お前は「どんな時でも 俺と一緒にいたいから」と➡ 234 00:30:00,072 --> 00:30:02,074 進んで ここへ 来たのじゃないのか? 235 00:30:02,074 --> 00:30:05,074 ガウランが… (成吉思汗)ガウラン!? 236 00:30:08,080 --> 00:30:12,080 おお ソルカンシラ 237 00:30:25,030 --> 00:30:28,033 ソルカンシラ 238 00:30:28,033 --> 00:30:33,038 お前は俺が まだ若かったあの日➡ 239 00:30:33,038 --> 00:30:37,038 タイチュウトに捕らえられた俺を 救ってくれた 240 00:30:39,044 --> 00:30:44,049 今 もう一度 俺のために働いてくれ 241 00:30:44,049 --> 00:30:47,052 (ソルカンシラ) 汗のご命令とあらば➡ 242 00:30:47,052 --> 00:30:52,057 いかなることでも お受け いたさねばなりますまい 243 00:30:52,057 --> 00:30:58,063 直ちにクランの元に行き ガウランを取り上げろ! 244 00:30:58,063 --> 00:31:04,069 そして名もなきモンゴルの民に 与え 育てさせろ 245 00:31:04,069 --> 00:31:07,072 ただし… 246 00:31:07,072 --> 00:31:12,072 ガウランが誰の子であるか 相手に知らせてはならん! 247 00:31:15,080 --> 00:31:18,080 御子を捨てる… 248 00:31:23,088 --> 00:31:26,091 この私が…!? 249 00:31:26,091 --> 00:31:28,093 ガウランを➡ 250 00:31:28,093 --> 00:31:32,097 いかなる素性の者に与えたか クランにも言うな 251 00:31:32,097 --> 00:31:34,097 俺にも言うな! 252 00:31:36,101 --> 00:31:41,106 このことは この地上では ソルカンシラ➡ 253 00:31:41,106 --> 00:31:44,106 お前だけが知っていればいい 254 00:31:50,115 --> 00:31:52,117 ソルカンシラ! 255 00:31:52,117 --> 00:31:55,120 (ソルカンシラ)ご命令です 256 00:31:55,120 --> 00:31:58,123 教えて! どこへ ガウランを連れていくの? 257 00:31:58,123 --> 00:32:01,126 (ソルカンシラ)教えてはならぬという ご命令です➡ 258 00:32:01,126 --> 00:32:03,128 お許しください 259 00:32:03,128 --> 00:32:23,081 ♬~ 260 00:32:23,081 --> 00:32:39,097 ♬~ 261 00:32:39,097 --> 00:32:46,104 ♬~ 262 00:32:46,104 --> 00:32:52,110 あなたの父親は 比類なき強き お方 263 00:32:52,110 --> 00:32:55,113 だが天のおぼし召しにより➡ 264 00:32:55,113 --> 00:33:02,120 いつか父と子が 会い合う時がくるやもしれぬ 265 00:33:02,120 --> 00:33:06,120 これが その時の唯一の印➡ 266 00:33:08,126 --> 00:33:12,126 決して腰から 離してくださるなよ 267 00:33:26,078 --> 00:33:32,078 (成吉思汗)クラン 戦場へ行く 俺と一緒に… 268 00:33:35,087 --> 00:33:37,087 出発の準備をしろ 269 00:33:40,092 --> 00:33:43,092 いつでも出発できます 270 00:33:47,099 --> 00:33:50,102 テムジン 271 00:33:50,102 --> 00:33:56,108 あなたは私とあなたの子 ガウランを➡ 272 00:33:56,108 --> 00:33:59,108 大きな海に投げ入れてしまった 273 00:34:02,114 --> 00:34:07,114 ガウランには もう二度と 会うことはできないのですね 274 00:34:09,121 --> 00:34:15,121 (成吉思汗)ガウランが もし人よりも優れているならば➡ 275 00:34:17,129 --> 00:34:23,068 必ずや長じて モンゴルの狼となり➡ 276 00:34:23,068 --> 00:34:26,068 衆にぬきんでて身を立てるだろう 277 00:34:28,073 --> 00:34:31,076 クラン 俺はお前を➡ 278 00:34:31,076 --> 00:34:34,079 モンゴルの后として 迎えたのではない 279 00:34:34,079 --> 00:34:38,079 お前も「ガウランを汗の子として 産んだのではない」と言った 280 00:34:43,088 --> 00:34:48,088 名もなきモンゴルの 1人の人間として➡ 281 00:34:50,095 --> 00:34:55,095 ガウランに自分の道を 切り開かせよう 282 00:34:59,104 --> 00:35:01,104 あなたは強い… 283 00:35:04,109 --> 00:35:07,109 私も強くなろう 284 00:35:10,115 --> 00:35:13,115 もはや二度と私は泣かない 285 00:35:16,121 --> 00:35:18,123 たとえ… 286 00:35:18,123 --> 00:35:23,123 たとえ ガウランのためであろうと… 287 00:35:32,070 --> 00:35:36,070 (すすり泣き) 288 00:35:38,076 --> 00:35:50,076 (馬のひづめの音) 289 00:36:00,098 --> 00:36:14,112 (馬のひづめの音) 290 00:36:14,112 --> 00:36:34,066 ≪(クラン) ♪(モンゴル語の歌) 291 00:36:34,066 --> 00:36:44,076 ♪(モンゴル語の歌) 292 00:36:44,076 --> 00:36:47,079 <ソルカンシラはまもなく死ぬ> 293 00:36:47,079 --> 00:36:50,082 <そしてガウランの消息も➡ 294 00:36:50,082 --> 00:36:56,082 ソルカンシラのひつぎと共に 地中深く埋められた> 295 00:36:58,090 --> 00:37:00,092 <それから1年➡ 296 00:37:00,092 --> 00:37:03,095 モンゴルの騎馬隊は 疾風迅雷の行動で➡ 297 00:37:03,095 --> 00:37:06,098 黄河以北の金国領土を じゅうりんし➡ 298 00:37:06,098 --> 00:37:08,100 首都・中都を囲んだ> 299 00:37:08,100 --> 00:37:12,104 <中都・今の北京である> 300 00:37:12,104 --> 00:37:14,106 <いったん講和が結ばれるが➡ 301 00:37:14,106 --> 00:37:17,109 僅か三月にして和平は破れる> 302 00:37:17,109 --> 00:37:20,045 <1215年 夏➡ 303 00:37:20,045 --> 00:37:26,045 再び長城を越えたモンゴルの 集団は中都を落とす> 304 00:37:33,058 --> 00:37:37,058 (羊の鳴き声) 305 00:37:52,077 --> 00:37:55,080 (成吉思汗)耶律楚材か➡ 306 00:37:55,080 --> 00:37:59,084 お前は どんな学問に詳しい? 307 00:37:59,084 --> 00:38:03,088 (耶律楚材)天文 歴史 地理➡ 308 00:38:03,088 --> 00:38:08,093 術数 医学 占い 309 00:38:08,093 --> 00:38:10,095 占いができるのか? 310 00:38:10,095 --> 00:38:12,097 (耶律楚材) 最もよくするところです 311 00:38:12,097 --> 00:38:16,101 占え 俺のために 312 00:38:16,101 --> 00:38:21,039 モンゴルの蒼き狼は 今 どんな運命に向かっている? 313 00:38:21,039 --> 00:38:24,039 羊の肩甲骨を一片 314 00:38:29,047 --> 00:38:34,052 西南の方角に 新しい軍鼓の響きがある 315 00:38:34,052 --> 00:38:36,054 アルタイ山脈を越え➡ 316 00:38:36,054 --> 00:38:39,054 カラ・キタイに侵入する時が 迫っている! 317 00:38:41,059 --> 00:38:43,059 3年の後です 318 00:38:46,064 --> 00:38:49,067 予言が的中しなかったら どうする? 319 00:38:49,067 --> 00:38:53,071 汗の欲するままに 殺すなり何なりと 320 00:38:53,071 --> 00:38:57,071 気に入った 俺のそばに仕えろ 321 00:39:00,078 --> 00:39:06,084 楚材 お前に「ウト・サカル」と いう名を与えよう 322 00:39:06,084 --> 00:39:10,088 ハッハッハ! 「長いひげ」という意味だ 323 00:39:10,088 --> 00:39:14,092 <3年後 耶律楚材の予言どおり➡ 324 00:39:14,092 --> 00:39:18,096 成吉思汗は カラ・キタイを攻略する> 325 00:39:18,096 --> 00:39:21,032 <カラ・キタイの西に接する 未知の大国➡ 326 00:39:21,032 --> 00:39:25,036 ホラズムとの貿易が 目的であった> 327 00:39:25,036 --> 00:39:45,056 ♬~ 328 00:39:45,056 --> 00:40:02,073 ♬~ 329 00:40:02,073 --> 00:40:05,076 <成吉思汗は500頭のラクダに➡ 330 00:40:05,076 --> 00:40:09,080 金 銀 絹 毛皮などの 商品を積み込んだ➡ 331 00:40:09,080 --> 00:40:14,085 450人の隊商を ホラズムへ派遣した> 332 00:40:14,085 --> 00:40:16,085 <しかし…> 333 00:40:23,028 --> 00:40:26,031 皆殺しだと!? 334 00:40:26,031 --> 00:40:28,033 450人を皆… 335 00:40:28,033 --> 00:40:31,033 皆殺しにして 商品を奪ったのか!! 336 00:40:35,040 --> 00:40:40,045 ホラズムは俺の好意に 敵意をもって報いた 337 00:40:40,045 --> 00:40:44,045 俺は必ず報復してやる! 338 00:40:46,051 --> 00:40:49,054 (ボオルチュ)汗! 339 00:40:49,054 --> 00:40:52,057 命令を… (ウト・サカル)汗! 340 00:40:52,057 --> 00:40:54,059 (ウト・サカル) ホラズムは回教によって統一され 341 00:40:54,059 --> 00:40:59,064 国家の形を持った 教徒の大集団です 342 00:40:59,064 --> 00:41:02,067 宗教による鉄の結束… 343 00:41:02,067 --> 00:41:07,072 それに匹敵するものを モンゴルは持っているだろうか? 344 00:41:07,072 --> 00:41:13,078 産物から見れば 文化は計り知れぬほど高い 345 00:41:13,078 --> 00:41:16,078 兵が鋼鉄の かっちゅうをまとっている 346 00:41:18,083 --> 00:41:22,083 あんた方の矢が 果たして それを射ぬけるか?➡ 347 00:41:24,089 --> 00:41:28,089 今すぐの出兵は 見合わせるべきでしょう 348 00:41:35,100 --> 00:41:51,100 (風の音) 349 00:42:10,135 --> 00:42:13,138 座れ (ジュチ)ホラズムへ侵攻ですね 350 00:42:13,138 --> 00:42:15,140 私は恐れてはいない 351 00:42:15,140 --> 00:42:20,140 慌てるな お前の考えが聞きたい 352 00:42:22,080 --> 00:42:25,083 父さん「モンゴルの狼は➡ 353 00:42:25,083 --> 00:42:29,087 崖が高いからといって その崖を跳ばないだろうか?➡ 354 00:42:29,087 --> 00:42:32,090 谷が深いからといって その谷へ分け入るのを➡ 355 00:42:32,090 --> 00:42:37,095 やめるだろうか?」と かつて あなたは言った 356 00:42:37,095 --> 00:42:41,099 草むらのように広がり 海のように囲み➡ 357 00:42:41,099 --> 00:42:43,101 のみのように 突き進む 358 00:42:43,101 --> 00:42:46,104 これがモンゴルの戦だ 359 00:42:46,104 --> 00:42:49,107 あなたは ただ命ずるだけでいい 360 00:42:49,107 --> 00:42:51,107 ジュチ…! 361 00:42:53,111 --> 00:42:56,114 金国で成功した私の作戦に➡ 362 00:42:56,114 --> 00:43:01,119 「何を褒美として与えようか」と あなたは私に尋ねたことがある 363 00:43:01,119 --> 00:43:04,122 私は答えた➡ 364 00:43:04,122 --> 00:43:09,127 「限りなく次々に苦難に満ちた 命令を与えてほしい➡ 365 00:43:09,127 --> 00:43:13,131 私は次々に それをやり遂げるだろう」と➡ 366 00:43:13,131 --> 00:43:18,136 あなたは私に不可能に近い作戦を 次々と命令し➡ 367 00:43:18,136 --> 00:43:20,071 私は果たした 368 00:43:20,071 --> 00:43:23,074 金国から帰って 休む間もなく➡ 369 00:43:23,074 --> 00:43:27,078 「メルキトの残党のことごとくを 討て!」と命ぜられれば➡ 370 00:43:27,078 --> 00:43:29,080 私は命ぜられるままに➡ 371 00:43:29,080 --> 00:43:33,084 アルタイの山奥深く 兵を進めた 372 00:43:33,084 --> 00:43:39,090 不満か? (ジュチ)いいえ しかし…➡ 373 00:43:39,090 --> 00:43:42,093 時には考える➡ 374 00:43:42,093 --> 00:43:45,096 「なぜメルキトを討った時は 私に… 375 00:43:45,096 --> 00:43:48,096 私だけに その任務が 与えられるのか」と… 376 00:43:53,104 --> 00:43:56,104 どうしてホラズムを討つことを ためらうのです? 377 00:43:59,110 --> 00:44:04,115 お前とお前の部下を 失うだけのことなら➡ 378 00:44:04,115 --> 00:44:07,118 俺はためらわない 379 00:44:07,118 --> 00:44:09,120 全モンゴルを➡ 380 00:44:09,120 --> 00:44:12,123 大海に投げ入れなければ ならなくなることを➡ 381 00:44:12,123 --> 00:44:15,126 案じているのだ 382 00:44:15,126 --> 00:44:18,129 それがモンゴルの運命なら それでいい 383 00:44:18,129 --> 00:44:22,066 父さんは カラ・キタイを征服し➡ 384 00:44:22,066 --> 00:44:26,070 もう敵を持つことを 欲しないのか? 385 00:44:26,070 --> 00:44:29,073 我が部族は 祖父も曾祖父も➡ 386 00:44:29,073 --> 00:44:32,073 生まれてから死ぬまで 敵を持っていた 387 00:44:34,078 --> 00:44:39,083 敵を持たぬ狼は もはや狼ではなくなる 388 00:44:39,083 --> 00:44:42,086 (笑い声) 389 00:44:42,086 --> 00:44:45,089 俺が狼でなくなったと言うのか? ジュチ 390 00:44:45,089 --> 00:44:49,089 (笑い声) 391 00:44:51,095 --> 00:44:57,101 ホラズムと事を構える時には お前が先ぽうだ! 392 00:44:57,101 --> 00:45:04,101 そして お前のかばねの上を 俺は越えていこう 393 00:45:22,093 --> 00:45:27,098 (馬のひづめの音) 394 00:45:27,098 --> 00:45:30,101 <1219年 春➡ 395 00:45:30,101 --> 00:45:33,104 成吉思汗は 20万の軍勢を率いて➡ 396 00:45:33,104 --> 00:45:36,107 ブルカン岳の麓を出る> 397 00:45:36,107 --> 00:45:38,109 <アルタイ山脈を越え➡ 398 00:45:38,109 --> 00:45:41,109 イルティシ河畔に 別離の うたげを張る> 399 00:45:46,117 --> 00:45:51,122 (成吉思汗)この戦には モンゴルの興亡が懸かっている➡ 400 00:45:51,122 --> 00:45:55,126 何年もかかる戦になるだろう➡ 401 00:45:55,126 --> 00:45:57,128 今 別れたら➡ 402 00:45:57,128 --> 00:46:00,131 いつ生きて会えるかも分からん 403 00:46:00,131 --> 00:46:03,134 いや 俺自身➡ 404 00:46:03,134 --> 00:46:07,138 この異国の地で 果てるかもしれん➡ 405 00:46:07,138 --> 00:46:11,142 俺には4人の子供たちがいる➡ 406 00:46:11,142 --> 00:46:17,081 ジュチ チャプタイ エゲディ ツルイだ➡ 407 00:46:17,081 --> 00:46:22,086 今日 みんなの前で 俺の後継者を決めておく➡ 408 00:46:22,086 --> 00:46:25,089 次の汗だ 409 00:46:25,089 --> 00:46:30,094 <当時 モンゴルでは 末子相続が普通とされていた> 410 00:46:30,094 --> 00:46:35,099 <末子はツルイである しかし長子ジュチには➡ 411 00:46:35,099 --> 00:46:38,102 誰にも有無を言わさぬ 武勲があった> 412 00:46:38,102 --> 00:46:40,104 <誰もが次の汗は➡ 413 00:46:40,104 --> 00:46:46,104 長子のジュチか末子の ツルイであると信じていた> 414 00:46:50,114 --> 00:46:52,116 エゲディ! 415 00:46:52,116 --> 00:46:56,120 (どよめき) 416 00:46:56,120 --> 00:47:00,124 ジュチ どう思う? 417 00:47:00,124 --> 00:47:03,127 異存はない 418 00:47:03,127 --> 00:47:08,132 残る弟たちと 心を合わせて助けよう 419 00:47:08,132 --> 00:47:11,135 チャプタイ 420 00:47:11,135 --> 00:47:16,135 (チャプタイ)エゲディは温厚だし 篤実だ 汗にふさわしい 421 00:47:18,076 --> 00:47:20,078 ツルイは? 422 00:47:20,078 --> 00:47:26,084 (ツルイ)喜んで兄のために戦う 423 00:47:26,084 --> 00:47:28,084 エゲディ 424 00:47:39,097 --> 00:47:41,099 よし 飲もう! 425 00:47:41,099 --> 00:47:43,099 (一同)おう! 426 00:47:53,111 --> 00:47:55,113 (成吉思汗)《ジュチ… 427 00:47:55,113 --> 00:48:01,119 お前には 別の意味での決別の杯だ》 428 00:48:01,119 --> 00:48:04,122 《苦難の道を行け!》 429 00:48:04,122 --> 00:48:08,126 《俺も俺の証しを戦い取る》 430 00:48:08,126 --> 00:48:11,129 ジュチ 431 00:48:11,129 --> 00:48:17,068 お前がこれから向かう シル河下流の地は➡ 432 00:48:17,068 --> 00:48:23,068 いかなる犠牲を払おうとも その手でつかみ取れ 433 00:48:29,080 --> 00:48:39,090 ♬~ 434 00:48:39,090 --> 00:48:50,101 ♬~ 435 00:48:50,101 --> 00:48:55,106 <ホラズムは40万の兵で モンゴルの侵攻に備えた> 436 00:48:55,106 --> 00:48:58,109 <しかしオアシス都市に 分散された兵力は➡ 437 00:48:58,109 --> 00:49:01,112 モンゴル兵団の敵ではなかった> 438 00:49:01,112 --> 00:49:06,117 <抵抗する都市は破壊され 住民は虐殺され➡ 439 00:49:06,117 --> 00:49:11,117 逃亡したムハメッドは カスピ海の小島に死んだ> 440 00:49:13,124 --> 00:49:18,062 <モンゴル兵団の一部は コーカサス山脈を越え➡ 441 00:49:18,062 --> 00:49:23,062 ブルガリアを廃虚とし 南ロシアを血と火の海に化した> 442 00:49:32,076 --> 00:49:35,079 <ホラズムへ侵攻して4年目➡ 443 00:49:35,079 --> 00:49:38,079 ジュチは キプチャックの草原にいた> 444 00:49:45,089 --> 00:49:54,089 (馬のひづめの音) 445 00:49:57,101 --> 00:50:01,105 (ジュチ)《シル河北の地域を 平定するまでは倒れまい》 446 00:50:01,105 --> 00:50:05,109 《耐えて戦い抜こう》 447 00:50:05,109 --> 00:50:09,113 《俺がメルキトの子でなく モンゴルの子であることを➡ 448 00:50:09,113 --> 00:50:13,117 証ししようと努力した 母のためにも》 449 00:50:13,117 --> 00:50:17,054 《しかし こうして離れていると➡ 450 00:50:17,054 --> 00:50:21,058 父が俺に苛酷だった気持ちも 理解し 許せる》 451 00:50:21,058 --> 00:50:24,061 《いや… 苛酷さの裏側にある➡ 452 00:50:24,061 --> 00:50:28,065 俺への強い愛情すら感じられる》 453 00:50:28,065 --> 00:50:31,068 《俺とて あの偉大な父を 誇りに思い➡ 454 00:50:31,068 --> 00:50:34,068 限りなく愛しているのだろう》 455 00:50:36,073 --> 00:50:39,076 《だが もうモンゴルへは 帰るまい》 456 00:50:39,076 --> 00:50:42,079 《俺を見れば父の心が騒ぐ》 457 00:50:42,079 --> 00:50:47,084 《兄弟たちも部族の者たちも 俺を余計者として見始めている》 458 00:50:47,084 --> 00:50:53,090 《俺はモンゴルの災いの種だ》 459 00:50:53,090 --> 00:50:56,093 《俺はジュチ》 460 00:50:56,093 --> 00:50:58,095 《その名のとおり➡ 461 00:50:58,095 --> 00:51:01,095 この地上の客人だと 覚悟を定めよう》 462 00:51:11,108 --> 00:51:14,108 (男性)ヤア! ヤア! 463 00:51:22,119 --> 00:51:25,119 ハア! ホウ! 464 00:51:35,132 --> 00:51:37,134 大丈夫か? テムジン 465 00:51:37,134 --> 00:51:41,138 見たか!? この俺が馬から落ちた 466 00:51:41,138 --> 00:51:43,140 ハッハッ! こんなことがあっていいのか!? 467 00:51:43,140 --> 00:51:46,143 この俺が馬から落ちるなんて! 468 00:51:46,143 --> 00:51:50,147 年をとったのだ 俺たちも 469 00:51:50,147 --> 00:51:53,147 この俺が… 馬から落ちた 470 00:51:59,156 --> 00:52:02,159 モンゴルへ帰ろう 471 00:52:02,159 --> 00:52:06,163 このホラズムに もう敵はない 472 00:52:06,163 --> 00:52:12,169 俺も一日一日 力がなくなり 涙もろくなる 473 00:52:12,169 --> 00:52:14,171 あんたは馬から落ちた 474 00:52:14,171 --> 00:52:16,171 (成吉思汗)具合はどうだ? 475 00:52:26,117 --> 00:52:28,119 クラン 476 00:52:28,119 --> 00:52:31,122 お前はモンゴルへ帰れ 477 00:52:31,122 --> 00:52:33,122 ブルカン岳の麓へ 478 00:52:35,126 --> 00:52:37,126 汗はいずれへ? 479 00:52:39,130 --> 00:52:42,133 ヒマラヤの向こうに➡ 480 00:52:42,133 --> 00:52:46,137 まだ征服していない 大きな国がある 481 00:52:46,137 --> 00:52:48,139 しゃく熱の国 482 00:52:48,139 --> 00:52:50,141 象が住み➡ 483 00:52:50,141 --> 00:52:54,145 仏教もそこから 起こったという国だ 484 00:52:54,145 --> 00:52:58,145 無限の富を秘める強大な国 485 00:53:01,152 --> 00:53:04,155 お連れください 私も 486 00:53:04,155 --> 00:53:06,157 (成吉思汗)クラン➡ 487 00:53:06,157 --> 00:53:08,159 お前の体は弱っている➡ 488 00:53:08,159 --> 00:53:11,162 生命がそれに耐えられるか?➡ 489 00:53:11,162 --> 00:53:14,165 インダスの流れは大きく➡ 490 00:53:14,165 --> 00:53:17,101 ヒマラヤの峰を埋める雪は 果てしない 491 00:53:17,101 --> 00:53:20,104 (クラン)私とあなたの子 ガウランを捨てた川が➡ 492 00:53:20,104 --> 00:53:23,107 インダス川より大きくないとでも おっしゃるの?➡ 493 00:53:23,107 --> 00:53:25,109 ヒマラヤの雪の広がりより➡ 494 00:53:25,109 --> 00:53:28,112 果てしなくないとでも おっしゃるの?➡ 495 00:53:28,112 --> 00:53:34,118 私はガウランまでも そこへ投じた➡ 496 00:53:34,118 --> 00:53:39,123 どうして自分の身をそこへ 投ずることを恐れます? 497 00:53:39,123 --> 00:53:45,129 <1224年 春 成吉思汗は ヒンズークシュ山脈を越え➡ 498 00:53:45,129 --> 00:53:49,133 インドを席っけんし 道をチベットにとって➡ 499 00:53:49,133 --> 00:53:54,133 モンゴルの高原に帰る作戦を立て シル河畔をたつ> 500 00:54:04,148 --> 00:54:08,148 ≪(クラン)汗… 汗! 501 00:54:11,155 --> 00:54:14,158 汗… 502 00:54:14,158 --> 00:54:16,158 汗! 503 00:54:18,095 --> 00:54:21,098 クラン 504 00:54:21,098 --> 00:54:24,101 インドへの道は まだ遠い 505 00:54:24,101 --> 00:54:28,101 そんなに急いで行くな 506 00:54:30,107 --> 00:54:33,110 あなたは… 507 00:54:33,110 --> 00:54:39,116 私を誰よりも 愛するという約束を➡ 508 00:54:39,116 --> 00:54:42,116 守ってくれた 509 00:54:44,121 --> 00:54:46,121 私を… 510 00:54:49,126 --> 00:54:52,126 氷の下へ… 511 00:55:03,140 --> 00:55:05,142 クラン! 512 00:55:05,142 --> 00:55:25,095 ♬~ 513 00:55:25,095 --> 00:55:45,115 ♬~ 514 00:55:45,115 --> 00:55:49,115 ~♬ 515 00:55:56,126 --> 00:56:09,126 (風の音) 516 00:56:15,145 --> 00:56:17,145 クラン 517 00:56:19,083 --> 00:56:23,087 どこへ行っていた? 518 00:56:23,087 --> 00:56:26,087 どこへ行っていたのだ 519 00:56:28,092 --> 00:56:34,098 労多くして 功少ない作戦だった 520 00:56:34,098 --> 00:56:41,105 このひと月 部隊も動かさず お前を待っていたのだ 521 00:56:41,105 --> 00:56:44,108 モンゴルへ お帰りなさい 522 00:56:44,108 --> 00:56:46,108 モンゴルへ!? 523 00:56:48,112 --> 00:56:52,112 蒼き狼のふるさとへ 524 00:56:57,121 --> 00:57:00,124 そうだな 525 00:57:00,124 --> 00:57:05,124 ブルカン岳の麓をたって もう5年だ 526 00:57:07,131 --> 00:57:12,131 死ぬなら あの山で眠りたい 527 00:57:17,074 --> 00:57:21,074 お前も一緒に来い 528 00:57:24,081 --> 00:57:28,085 (クラン)私は行けない➡ 529 00:57:28,085 --> 00:57:31,085 私は氷の下で… 530 00:57:33,090 --> 00:57:36,093 氷の下… 531 00:57:36,093 --> 00:57:38,095 クラン! 532 00:57:38,095 --> 00:57:43,100 クラン… クラン! 533 00:57:43,100 --> 00:57:47,104 <クランを失い インド遠征を中途にして➡ 534 00:57:47,104 --> 00:57:52,109 成吉思汗はモンゴルの兵団を ホラズムから引き揚げる> 535 00:57:52,109 --> 00:57:56,113 <時に1225年 夏➡ 536 00:57:56,113 --> 00:58:01,118 モンゴル帰還にあたり 兵団の その殺伐なるものを捨てるため➡ 537 00:58:01,118 --> 00:58:10,127 昼夜を分かたず酒宴が催され 彼らは歌い踊り 酔いしれた> 538 00:58:10,127 --> 00:58:12,127 (一同)おう! 539 00:58:19,069 --> 00:58:22,072 (ツルイ)父さん フビライとフラグだ 540 00:58:22,072 --> 00:58:24,074 出迎えの部隊と一緒に やってきた 541 00:58:24,074 --> 00:58:27,077 明日 狩りを してやろうと思う 542 00:58:27,077 --> 00:58:29,077 こっちへおいで 543 00:58:31,081 --> 00:58:33,081 中指をお出し 544 00:58:36,086 --> 00:58:41,091 初めて狩りに出る時の しきたりだ 545 00:58:41,091 --> 00:58:46,096 フラグ よし➡ 546 00:58:46,096 --> 00:58:48,098 フビライ 547 00:58:48,098 --> 00:58:53,103 <フビライ のちに元朝を建てる> 548 00:58:53,103 --> 00:58:58,103 <彼の日本への遠征は 元寇として知られている> 549 00:59:08,118 --> 00:59:11,121 《ガウラン… 550 00:59:11,121 --> 00:59:15,125 生きていれば もう15歳か》 551 00:59:15,125 --> 00:59:19,062 ジュチによく似てる 552 00:59:19,062 --> 00:59:22,065 フビライを見ろ 553 00:59:22,065 --> 00:59:28,071 汗の孫とはいえ あの頃のジュチによく似てる 554 00:59:28,071 --> 00:59:30,073 (ジャルメ)だがジュチは どうしたんだろう? 555 00:59:30,073 --> 00:59:34,077 キプチャックを引き揚げろという 命令は受けているはずだが➡ 556 00:59:34,077 --> 00:59:37,080 まだ来ん 病でもあるまいに 557 00:59:37,080 --> 00:59:42,085 病なら病で なぜ使いをよこさないんだ! 558 00:59:42,085 --> 00:59:46,085 なぜ1部隊も 引き揚げて来んのだ 559 00:59:49,092 --> 01:00:09,112 ♬~ 560 01:00:09,112 --> 01:00:29,066 ♬~ 561 01:00:29,066 --> 01:00:47,084 ♬~ 562 01:00:47,084 --> 01:00:50,087 なんという いい日だろう 今日は… 563 01:00:50,087 --> 01:00:57,094 モンゴルの汗が凱旋し モンゴルの客人の消息も分かった 564 01:00:57,094 --> 01:00:59,096 ジュチの? 565 01:00:59,096 --> 01:01:02,099 今日 ペルシャの行商人が 教えてくれた 566 01:01:02,099 --> 01:01:08,105 北の方の草原で 健やかに狩りを楽しんでいると 567 01:01:08,105 --> 01:01:10,105 狩りを楽しんでいると! 568 01:01:12,109 --> 01:01:17,114 どこにおる? それを知らせた者は? 569 01:01:17,114 --> 01:01:20,117 (ペルシャの商人) はい 確かにこの目で➡ 570 01:01:20,117 --> 01:01:23,120 ジュチ様が 狩猟をしているのを見ました 571 01:01:23,120 --> 01:01:29,126 キプチャック草原の王として 豪華な暮らしを… 572 01:01:29,126 --> 01:01:32,129 いえいえ 遊び暮らしていると いうのではなくて➡ 573 01:01:32,129 --> 01:01:36,133 兵たちの訓練もしっかりと なさっておいでです 574 01:01:36,133 --> 01:01:39,136 (成吉思汗)ペルシャ人が! えっ? 575 01:01:39,136 --> 01:01:41,138 もういい 576 01:01:41,138 --> 01:01:45,138 (ペルシャの商人)ただ私は 見たまんま… 577 01:01:56,153 --> 01:01:59,156 ジュチめ! 578 01:01:59,156 --> 01:02:01,158 ボオルチュ 579 01:02:01,158 --> 01:02:03,160 ジャルメ 580 01:02:03,160 --> 01:02:06,163 ジュチを討つ! 581 01:02:06,163 --> 01:02:10,167 汗! バカなことはよせ 582 01:02:10,167 --> 01:02:13,170 あんな舌先三寸の商人の 言うことを信ずるのか? 583 01:02:13,170 --> 01:02:16,106 ジュチの申し開きを 聞いてからにした方がいい 584 01:02:16,106 --> 01:02:18,108 忘れたのか! 585 01:02:18,108 --> 01:02:24,114 「和を講ずる者は受け入れよ 刃向かう者は1人残らず殺せ」➡ 586 01:02:24,114 --> 01:02:27,114 これがモンゴルの王 成吉思汗のおきてだ 587 01:02:29,119 --> 01:02:37,127 遊牧の民が豊かになるために 俺は秩序と規律を作った 588 01:02:37,127 --> 01:02:41,131 これに反する者は 我が子といえども許さん! 589 01:02:41,131 --> 01:02:49,139 <成吉思汗がジュチ征討の軍を ツラ河畔の黒い森に集めた頃➡ 590 01:02:49,139 --> 01:02:52,142 キプチャックからの使者が来た> 591 01:02:52,142 --> 01:02:56,146 <使者は黒い帯を 腰に巻いていた➡ 592 01:02:56,146 --> 01:02:59,146 喪に服する者の印である> 593 01:03:06,156 --> 01:03:08,156 ジュチが死んだと? 594 01:03:10,160 --> 01:03:12,160 汗! 595 01:03:18,101 --> 01:03:22,101 長いこと病んでいたと… 596 01:03:24,107 --> 01:03:27,110 シル河畔の狩りの時には➡ 597 01:03:27,110 --> 01:03:32,110 すでに加わる力もなかったと… 598 01:03:34,117 --> 01:03:41,124 俺が案ずることをおもんぱかって 秘めていたのだ 599 01:03:41,124 --> 01:03:44,127 (ボオルチュ)いつだ? 600 01:03:44,127 --> 01:03:46,129 (使者)8月であります 601 01:03:46,129 --> 01:03:49,132 遺命により来春 2月➡ 602 01:03:49,132 --> 01:03:54,132 全将兵 遺体を奉じ 帰還の途に就きます 603 01:04:22,099 --> 01:04:24,099 ジュチ… 604 01:04:26,103 --> 01:04:28,103 ジュチ 605 01:04:37,114 --> 01:04:43,120 (泣き声) 606 01:04:43,120 --> 01:04:47,124 何という愚かさだ 俺は… 607 01:04:47,124 --> 01:04:51,124 ジュチ… ジュチ 608 01:04:53,130 --> 01:04:57,134 お前を失って 俺は今こそ知った 609 01:04:57,134 --> 01:04:59,136 ジュチ 610 01:04:59,136 --> 01:05:04,141 俺はお前を愛していた! 611 01:05:04,141 --> 01:05:06,143 ジュチ 612 01:05:06,143 --> 01:05:09,146 俺と同じ運命を持つことに なってしまった お前を… 613 01:05:09,146 --> 01:05:12,149 ジュチ… ジュチ! 614 01:05:12,149 --> 01:05:14,149 ジュチ 615 01:05:23,093 --> 01:05:27,097 ジュチはその名のごとく 客人たりき 616 01:05:27,097 --> 01:05:33,103 ボルジギン氏族が預かりたる 上天からの客人たりき 617 01:05:33,103 --> 01:05:38,103 ジュチ 今 天に帰れり 618 01:05:41,111 --> 01:05:57,111 (泣き声) 619 01:06:00,130 --> 01:06:03,133 兵を動かそう 620 01:06:03,133 --> 01:06:08,133 戦じんの中でしか この嘆きは癒やせまい 621 01:06:10,140 --> 01:06:12,142 ジュチ 622 01:06:12,142 --> 01:06:16,142 俺は今こそ蒼き狼となろう 623 01:06:19,082 --> 01:06:21,082 西夏を討つ! 624 01:06:23,086 --> 01:06:28,091 <ホラズム遠征により 中断された金国平定の事業は➡ 625 01:06:28,091 --> 01:06:32,095 再び西夏制圧から始められた> 626 01:06:32,095 --> 01:06:35,098 <モンゴル兵団の 通過したあとには➡ 627 01:06:35,098 --> 01:06:40,103 無人の城塞 野を覆う しかばねのみが残された> 628 01:06:40,103 --> 01:06:43,106 <1年後 西夏は降伏し➡ 629 01:06:43,106 --> 01:06:46,106 首都・寧夏の開城を 待つだけとなる> 630 01:06:48,111 --> 01:07:00,111 (吹きすさぶ風) 631 01:07:14,137 --> 01:07:34,137 (馬のひづめの音) 632 01:07:41,097 --> 01:07:50,097 (吹きすさぶ風) 633 01:07:52,108 --> 01:08:12,128 ♬~ 634 01:08:12,128 --> 01:08:14,130 ♬~ 635 01:08:14,130 --> 01:08:17,130 迎えてくれたか ジュチ 636 01:08:27,077 --> 01:08:29,079 待て! ジュチ 637 01:08:29,079 --> 01:08:49,099 ♬~ 638 01:08:49,099 --> 01:09:09,119 ♬~ 639 01:09:09,119 --> 01:09:17,119 ~♬ 640 01:09:20,063 --> 01:09:23,063 ジュチ! 641 01:09:40,083 --> 01:09:42,085 テムジン! 642 01:09:42,085 --> 01:09:45,088 おお… 643 01:09:45,088 --> 01:09:49,088 ジュチ! 我が子! 644 01:09:58,101 --> 01:10:00,103 ジュチ… 645 01:10:00,103 --> 01:10:02,105 汗! 646 01:10:02,105 --> 01:10:04,105 (兵士)ヤア! 647 01:10:15,118 --> 01:10:20,118 (風の音) 648 01:10:23,059 --> 01:10:43,079 ♬~ 649 01:10:43,079 --> 01:10:49,085 ♬~ 650 01:10:49,085 --> 01:10:51,085 お前は… 651 01:10:57,093 --> 01:11:00,096 もういい 行け 652 01:11:00,096 --> 01:11:02,096 はい 653 01:11:07,103 --> 01:11:20,103 (馬のひづめの音) 654 01:11:29,125 --> 01:11:49,145 ♬~ 655 01:11:49,145 --> 01:11:57,153 ♬~ 656 01:11:57,153 --> 01:12:02,158 (成吉思汗) 《金国へ攻め込むには まず大梁をつく》 657 01:12:02,158 --> 01:12:05,161 《金国精兵は潼関にある》 658 01:12:05,161 --> 01:12:09,165 《道を宋にとり 一挙に 大梁を落とさねばならぬ》 659 01:12:09,165 --> 01:12:13,169 《富をむさぼってきた金国は 必ず滅ぶ》 660 01:12:13,169 --> 01:12:16,105 《寧夏が城を開けたら殺せ》 661 01:12:16,105 --> 01:12:20,109 《王も民もことごとく》 662 01:12:20,109 --> 01:12:24,109 《それまでは 俺の喪は隠せ》 663 01:12:31,120 --> 01:12:34,123 <1227年➡ 664 01:12:34,123 --> 01:12:39,128 成吉思汗は 西夏攻略の陣営に没した> 665 01:12:39,128 --> 01:12:42,131 <遺命は全て行われ➡ 666 01:12:42,131 --> 01:12:50,139 1234年 金国は滅亡し モンゴル帝国が生まれる> 667 01:12:50,139 --> 01:12:54,143 <遺命のとおり 成吉思汗の喪は秘され➡ 668 01:12:54,143 --> 01:13:01,150 モンゴルに帰る葬列を見た者は 全て斬られたという> 669 01:13:01,150 --> 01:13:12,161 ♬~ 670 01:13:12,161 --> 01:13:16,099 <モンゴルの墓は 盛り土を作らない> 671 01:13:16,099 --> 01:13:18,101 <成吉思汗の墓所には➡ 672 01:13:18,101 --> 01:13:24,107 やがて樹木が生い茂り 密林と化し➡ 673 01:13:24,107 --> 01:13:27,107 その場所は 今も知れない> 674 01:13:33,116 --> 01:13:47,130 (モンゴル語) 675 01:13:47,130 --> 01:13:58,130 ♬~