1 00:00:01,435 --> 00:00:04,372 (大造) 記憶は どのくらいで 戻るんでしょうか? 2 00:00:04,438 --> 00:00:07,375 (医師) 一生 過去のことを 思い出せないかも しれません。 3 00:00:07,441 --> 00:00:09,377 (剛太郎) 私の妻に…。 そして→ 4 00:00:09,443 --> 00:00:11,379 この子の母親に なってもらえますか? 5 00:00:11,445 --> 00:00:14,382 (大造) 藤塚君を お連れして 名古屋へ 戻ろう。 6 00:00:14,448 --> 00:00:16,450 (まき) はい。 お父さま。 7 00:00:41,042 --> 00:00:56,991 ♪~ 8 00:00:59,226 --> 00:01:05,166 {\an8}(弘江) 約束どおり 今日かぎり この家を 出てってください。 9 00:01:05,232 --> 00:01:09,170 {\an8}(壮一) そんなに 急がなくても いいじゃないか。 10 00:01:09,236 --> 00:01:12,173 {\an8}(弘江) あなたまで この女の味方を するつもりですか? 11 00:01:12,239 --> 00:01:16,177 {\an8}(壮一) そうじゃないよ。 里子さんだって→ 12 00:01:16,243 --> 00:01:18,179 {\an8}雄介と 春子ちゃんを失って 悲しんでるんだ。→ 13 00:01:19,313 --> 00:01:20,815 {\an8}そこんところ 分かってあげられないかい? 14 00:01:20,848 --> 00:01:22,783 {\an8}(弘江) やっぱり 味方してるじゃない! 15 00:01:22,850 --> 00:01:26,854 {\an8}(里子) 今まで お世話になりました。 16 00:01:30,524 --> 00:01:33,461 {\an8}(里子) 私も この町を出て→ 17 00:01:33,527 --> 00:01:37,465 {\an8}どこか 静かなところに 行きたいと 思います。→ 18 00:01:37,531 --> 00:01:41,535 {\an8}本当に ありがとうございました。 19 00:01:41,535 --> 00:01:50,544 ♪~ 20 00:02:05,493 --> 00:02:12,500 ♪~ 21 00:02:16,504 --> 00:02:45,533 ♪~ 22 00:02:45,533 --> 00:02:50,471 (里子) 雄介さん。 私だけ 置いてくなんて ずるいぞ。 23 00:02:50,538 --> 00:02:57,411 春子。 すぐに 私も そっちに 行くからね。 24 00:02:57,478 --> 00:03:01,415 怖かったでしょ? ごめんなさいね。 25 00:03:01,482 --> 00:03:07,488 でも その前に きっちり やることは 片付けないとね。 26 00:03:10,491 --> 00:03:15,429 📱 27 00:03:15,496 --> 00:03:17,431 (里子) もしもし。 28 00:03:17,498 --> 00:03:22,436 📱(校長) 石原 里子さん。 今すぐ 学校に来てください。 29 00:03:22,503 --> 00:03:24,505 (里子) はい。 30 00:03:26,507 --> 00:03:30,444 (校長) 学校と 教育委員会で 協議した結果→ 31 00:03:30,511 --> 00:03:33,447 石原先生には 学校を 辞めていただきます。→ 32 00:03:33,514 --> 00:03:39,453 それと 学校も 正式に 石原先生を 訴えることに しました。→ 33 00:03:39,520 --> 00:03:45,459 保護者の 多くの方が 施設で 愛情を知らずに 育ち→ 34 00:03:45,526 --> 00:03:48,462 いまだに そのころの 悪い 付き合いが 続いている 先生に→ 35 00:03:48,529 --> 00:03:52,466 子供たちを 預けられないと 言っています。→ 36 00:03:52,533 --> 00:03:54,468 それを収めるためにも→ 37 00:03:54,535 --> 00:03:58,405 今回の件を 裁判で 明らかにしたいと 思います。 38 00:03:58,472 --> 00:04:01,408 (校長) 石原 里子さんからは 何か? 39 00:04:01,475 --> 00:04:05,412 (里子) 責任を取れと 言うのなら 取ります。 40 00:04:05,479 --> 00:04:10,417 それで 大切なものが 守れるんだったら。 41 00:04:10,484 --> 00:04:16,423 でも あなたたちは 自分を 守るためだけに→ 42 00:04:16,490 --> 00:04:20,427 私に 責任を 押し付けてるんじゃないんですか? 43 00:04:20,494 --> 00:04:23,430 これが 学校のすることですか? 44 00:04:23,497 --> 00:04:27,501 皆さん。 心が 痛まないんですか? 45 00:04:29,503 --> 00:04:36,443 私の母は 幼い私を連れて 心中しようとしました。 46 00:04:36,510 --> 00:04:42,449 奇跡的に 私は 保護されて 助かりました。 47 00:04:42,516 --> 00:04:47,454 でも あのとき→ 48 00:04:47,521 --> 00:04:54,528 死んでれば よかったって 今 あらためて 思います。 49 00:04:56,530 --> 00:05:00,401 親の愛情を 知らずに 施設で育った人間には→ 50 00:05:00,467 --> 00:05:07,408 生きる資格が ないって 今 分かりました。 51 00:05:07,474 --> 00:05:11,478 今まで お世話になりました。 52 00:05:20,487 --> 00:05:24,425 (里子) ⟨本当に あのときに 死んでいれば→ 53 00:05:24,491 --> 00:05:30,431 その後 出会った人たちを 不幸にしなくて 済んだんだ⟩ 54 00:05:30,497 --> 00:05:35,502 ⟨私が 生き残ったのが 悪いんだ⟩ 55 00:05:42,509 --> 00:05:47,448 (里子) ⟨そうだ。 最後に 順子に謝って この町を出て→ 56 00:05:47,514 --> 00:05:51,518 雄介と 春子が 待ってるところへ 行こう⟩ 57 00:05:53,854 --> 00:06:01,795 ♪~ 58 00:06:03,864 --> 00:06:05,866 \(順子)はーい。 59 00:06:08,869 --> 00:06:10,804 (順子) どうしたの? 60 00:06:10,871 --> 00:06:14,875 (里子) 謝りに来たの。 少し いい? >> うん。 61 00:06:19,880 --> 00:06:25,819 里子姉ちゃん。 何か すごい 怖い顔してる。 62 00:06:25,886 --> 00:06:27,821 どうしたの? (里子) 順子。 63 00:06:27,888 --> 00:06:31,825 里子姉ちゃんなんて 呼ばせて ごめんね。 64 00:06:31,892 --> 00:06:35,829 私 前向きに 生きてさえいれば→ 65 00:06:35,896 --> 00:06:39,833 親が いなくても じゅうぶん 幸せになれるって 思ってた。 66 00:06:39,900 --> 00:06:42,836 その資格も あるって 思ってた。 67 00:06:42,903 --> 00:06:48,842 でも それは 思い上がりに すぎないって 分かったの。 68 00:06:48,909 --> 00:06:51,845 何 言いだすの? 69 00:06:51,912 --> 00:06:56,850 何か 里子姉ちゃんらしく ないよ。 70 00:06:56,917 --> 00:07:00,788 幸せの誓い。 私も もう一度 信じてみるからさ→ 71 00:07:00,854 --> 00:07:02,790 いつもの 里子姉ちゃんに 戻ってよ。 72 00:07:02,856 --> 00:07:06,794 里子姉ちゃん。 「どんなことが あっても 幸せになるんだ」って→ 73 00:07:06,860 --> 00:07:09,797 言ってたじゃん。 思い出してよ。 74 00:07:09,863 --> 00:07:13,801 (順子)《里子姉ちゃん。 幸せの誓い しよう》 75 00:07:13,867 --> 00:07:16,804 (里子)《そうだね。 幸せの誓い》 76 00:07:16,870 --> 00:07:19,807 (里子・順子)《一つ。 泣きたいときは 笑う》→ 77 00:07:19,873 --> 00:07:25,879 《二つ。 それでも つらいときは 合図を送る》 78 00:07:27,881 --> 00:07:31,819 (里子・順子)《三つ。 合図を 受け取ったら→ 79 00:07:31,885 --> 00:07:35,823 どんなに 離れていても 助けだす》 80 00:07:35,889 --> 00:07:39,893 ねっ? 幸せの誓い。 81 00:07:41,895 --> 00:07:45,833 (里子) もう 助けに 来れないかもしれない。 82 00:07:45,899 --> 00:07:48,836 ごめんね。 順子。 83 00:07:48,902 --> 00:07:50,838 \(泣き声) 84 00:07:50,904 --> 00:07:54,842 隣の 赤ん坊。 また 放置されてる。 85 00:07:54,908 --> 00:07:58,846 これで 何回目だろ? このままだと 死んじゃうかも。 86 00:07:58,912 --> 00:08:03,851 それとも 殺されちゃうのかな? (里子) どういうこと? 87 00:08:03,917 --> 00:08:07,855 さっき 隣で 男の人と 女の人が 大ゲンカしてるのが 聞こえたの。 88 00:08:07,921 --> 00:08:11,859 あの赤ん坊 どっちの子供でも ないらしくて。 89 00:08:11,925 --> 00:08:13,861 ケンカの原因 あの子だよ。 90 00:08:13,927 --> 00:08:16,864 あの子 生まれたときから 疫病神だね。 91 00:08:16,930 --> 00:08:20,868 (里子) 警察に 通報しないの? >> 嫌だよ。 92 00:08:20,934 --> 00:08:25,873 巻き添え 食いそうで 怖くて。 \(泣き声) 93 00:08:25,939 --> 00:08:32,880 \(泣き声) 94 00:08:32,946 --> 00:08:36,950 (泣き声) 95 00:08:36,950 --> 00:09:00,908 ♪~ 96 00:09:00,908 --> 00:09:02,910 (里子) 泣かないで。 97 00:09:04,912 --> 00:09:07,848 疫病神だなんて 失礼しちゃうね。 98 00:09:07,915 --> 00:09:15,856 でも このままじゃ かわいそう。 私と 一緒に 行きましょ。 99 00:09:15,923 --> 00:09:21,862 生きてても 邪魔な者同士 最後ぐらい 幸せな気持ちで→ 100 00:09:21,929 --> 00:09:26,934 寂しくない思いで いられるように 私が 守ってあげる。 101 00:09:26,934 --> 00:09:44,952 ♪~ 102 00:09:44,952 --> 00:09:49,890 ♪「まいごの まいごの (里子) おまわりさん」 103 00:09:49,957 --> 00:09:54,895 ♪「あなたの おうちは どこですか」 104 00:09:54,962 --> 00:10:00,901 ♪「おうちを きいても わからない」 105 00:10:03,904 --> 00:10:07,908 (泣き声) 106 00:10:21,922 --> 00:10:25,859 (里子) 楽しかった思い出が みんな 一瞬で→ 107 00:10:25,926 --> 00:10:29,930 つらい思い出に 変わるって 信じられる? 108 00:10:34,935 --> 00:10:40,874 (里子) でも せっかくだから 楽しかったことを 教えてあげるね。 109 00:10:40,941 --> 00:10:45,879 私にも あなたと 同じくらいの 赤ちゃんが いるの。 110 00:10:45,946 --> 00:10:47,881 春子ちゃんって いうの。 111 00:10:47,948 --> 00:10:52,886 その 春子ちゃんの お百日の日のことなんだけどね。 112 00:10:52,953 --> 00:10:58,892 (壮一)《石原 春子ちゃんの お食い初めの儀式を 始めます》 113 00:11:01,895 --> 00:11:08,835 (里子) 雄介さんって 旦那さんも いるの。 私に 一目ぼれだったんだよ。 114 00:11:08,902 --> 00:11:11,838 (雄介)《遠藤 里子さんに 一目ぼれしました》 115 00:11:11,905 --> 00:11:14,841 (里子)《正直で よろしい》 (剛太郎)《ちょっ ちょっ…。 何で? 何で?》 116 00:11:14,908 --> 00:11:23,850 (里子) 雄介さん。 絵描きさんを しながら 学校の先生も していて。 117 00:11:23,917 --> 00:11:27,854 スランプに 陥っちゃって。 でもね…。 118 00:11:27,921 --> 00:11:30,857 (剛太郎)《これ》 (里子)《スランプ 抜け出せたの?》 119 00:11:30,924 --> 00:11:34,861 (剛太郎)《うん。 もう 大丈夫そうだ》 120 00:11:34,928 --> 00:11:37,864 (里子)《この 右側が 空いてるのは なぜ?》 121 00:11:37,931 --> 00:11:40,867 (剛太郎)《ここには 俺を 描き入れる。 この 里子の 腕の中には→ 122 00:11:40,934 --> 00:11:43,870 抱かれた 春子を 描き入れるつもりなんだ》 123 00:11:43,937 --> 00:11:48,875 (里子) 完成させないで 私の前から いなくなっちゃったんだよ。 124 00:11:48,942 --> 00:11:50,944 最低でしょ? 125 00:11:55,949 --> 00:12:00,887 (里子) 2人だから 安心して。 私が 絶対に 離さないから。 126 00:12:04,891 --> 00:12:10,897 《里子。 里子》 127 00:12:14,901 --> 00:12:16,903 《里子!》 128 00:12:18,905 --> 00:12:21,842 《ごめんね》 (里子) お母さん。 129 00:12:21,908 --> 00:12:27,848 やっぱり 私を 救おうとしてくれたんだ。 130 00:12:27,914 --> 00:12:30,851 お母さん。 131 00:12:30,917 --> 00:12:35,856 (泣き声) 132 00:12:35,922 --> 00:12:38,859 (里子) 分かったよ 赤ちゃん。 133 00:12:38,925 --> 00:12:42,929 やっぱり あなたも 生きたいんだね? 134 00:12:50,937 --> 00:12:52,873 (順子) はい。 135 00:12:52,939 --> 00:12:55,876 (警察官) 隣の赤ん坊を 知りませんか? 136 00:12:55,942 --> 00:12:57,878 (順子) 隣の赤ん坊? 137 00:12:59,379 --> 00:13:02,315 隣の赤ん坊のことなんて 知りませんよ。 138 00:13:02,382 --> 00:13:04,384 (警察官) そうですか。 139 00:13:18,532 --> 00:13:25,539 (里子) お母さん。 やっぱり 私のこと 助けてくれたんだよね? 140 00:13:27,541 --> 00:13:31,478 赤ちゃん。 分かったよ。 141 00:13:31,545 --> 00:13:38,552 私 もう 死ぬなんて 考えない。 2人で 一緒に 生きよう。 142 00:13:41,555 --> 00:13:47,561 (里子) あなたのことは 何があっても 私が守るから。 143 00:13:50,564 --> 00:13:57,437 (里子) だから 今日から あなたを 春子と呼ばせて。 144 00:13:57,504 --> 00:14:01,508 いいでしょ? 雄介さん。 145 00:14:18,825 --> 00:14:23,763 \♪「まいごの まいごの おまわりさん」→ 146 00:14:23,830 --> 00:14:27,701 ♪「あなたの おうちは どこですか」→ 147 00:14:27,767 --> 00:14:31,705 ♪「おうちを きいても わからない」→ 148 00:14:31,771 --> 00:14:36,710 ♪「なまえを きいても わからない」→ 149 00:14:36,776 --> 00:14:40,714 ♪「わんわん わわん わんわん わわん」→ 150 00:14:40,780 --> 00:14:45,719 ♪「ないてばかりいる おまわりさん」 151 00:14:45,785 --> 00:14:49,789 (里子) ただいま。 (2人) おかえりなさい。 152 00:14:52,792 --> 00:14:54,728 (宮崎) すいませんでした。→ 153 00:14:54,794 --> 00:14:56,730 私が ふがいないばっかりに ご迷惑を お掛けして。 154 00:14:56,796 --> 00:14:59,733 (里子) 何のことですか? (宮崎) お金のことです。 155 00:14:59,799 --> 00:15:01,735 (里子) そのことでしたら 心配しないでください。 156 00:15:01,801 --> 00:15:03,737 私の仕事ですから。 157 00:15:03,803 --> 00:15:06,740 (春子) 何の話? (宮崎) 春子ちゃんの お母さんに→ 158 00:15:06,806 --> 00:15:09,743 何から何まで お世話になって 申し訳ないっていう話だよ。 159 00:15:09,809 --> 00:15:12,746 (春子) お母さん。 宮崎先生の お世話してるの? 160 00:15:12,812 --> 00:15:14,748 (里子) お世話だなんて そんなこと ないわ。 161 00:15:14,814 --> 00:15:18,752 お母さんの お仕事よ。 それより お昼にしましょ。 162 00:15:18,818 --> 00:15:22,756 (春子) はいっと。 お弁当 お弁当。→ 163 00:15:22,822 --> 00:15:25,825 それじゃ 井戸に行って 水 くんでくるね。 164 00:15:27,761 --> 00:15:29,763 (春子) いってきます。 165 00:15:34,768 --> 00:15:38,705 (春子) でもさ 宮崎先生。 こんな器 作ってたのに→ 166 00:15:38,772 --> 00:15:41,708 何で 今は 招き猫ばかり 作ってるの? 167 00:15:41,775 --> 00:15:43,710 (宮崎) 器が 作れなくなっちゃったんだよ。 168 00:15:43,777 --> 00:15:46,713 (春子) 器が 作れなくて 招き猫が 作れるなんて→ 169 00:15:46,780 --> 00:15:48,715 何か 変だね。 (里子) 春子。 170 00:15:48,782 --> 00:15:50,717 余計なこと 言ってないで 水 くんできなさい。 171 00:15:50,784 --> 00:15:54,721 (春子) はい。 水 くんできます。 (里子) はい。 172 00:15:54,788 --> 00:15:56,723 すいません。 173 00:15:56,790 --> 00:15:58,725 気になさってることを 言ってしまって。 174 00:15:58,792 --> 00:16:01,728 (宮崎) いいんです。 ホントのことなもんで。 175 00:16:01,795 --> 00:16:06,733 (里子) でも 芸術って どんな分野にも スランプって あるんですね。 176 00:16:06,800 --> 00:16:08,735 どなたか スランプに なられたんですか? 177 00:16:08,802 --> 00:16:13,740 (里子) 私の 亡くなった主人が 絵描きを してたんですけど→ 178 00:16:13,807 --> 00:16:16,810 突然 絵が 描けなくなってしまって。 179 00:16:18,812 --> 00:16:23,750 (剛太郎)《ごめんな。 俺が ふがいないばっかりにさ》 180 00:16:23,817 --> 00:16:25,752 (里子)《そんなこと 言わないで》 181 00:16:25,819 --> 00:16:28,755 《雄介さんだって スランプと 必死で 闘ってるんでしょ?》 182 00:16:28,822 --> 00:16:31,758 (剛太郎)《うん。 ありがとう》 183 00:16:31,825 --> 00:16:35,762 (里子) それでも 亡くなる直前に…。 184 00:16:35,829 --> 00:16:38,765 《雄介さん。 スランプ 抜け出せたの?》 185 00:16:38,832 --> 00:16:41,768 (剛太郎)《うん。 もう 大丈夫そうだ》 (里子)《よかった!》 186 00:16:41,835 --> 00:16:43,770 (剛太郎)《ありがとう》 187 00:16:43,837 --> 00:16:46,773 《これは きっと 自分が→ 188 00:16:46,840 --> 00:16:49,776 しっかりと スランプと 向き合ったから→ 189 00:16:49,843 --> 00:16:51,778 克服できたんだと 思う》 190 00:16:51,845 --> 00:16:55,782 なるほど。 スランプと しっかり 向き合うか。 191 00:16:55,849 --> 00:16:58,785 でも それは 里子さんみたいな すてきな 奥さんが いたから→ 192 00:16:58,852 --> 00:17:02,789 できたんですよ きっと。 私には そんな人 おらんし。 193 00:17:02,856 --> 00:17:06,860 (里子) 宮崎先生にも いい人が きっと 現れますって。 194 00:17:08,862 --> 00:17:11,798 (春子) 水 くんできたよ。 (里子) ありがとう。 195 00:17:11,865 --> 00:17:15,802 じゃあ お湯 沸かすから お弁当に しましょう。 196 00:17:15,869 --> 00:17:17,804 (春子) はーい。 お弁当。 197 00:17:17,871 --> 00:17:21,808 (春子) ♪「おべんと おべんと うれしいな」 198 00:17:21,875 --> 00:17:25,812 (一同) いただきます。 あー おいしそう。 199 00:17:25,879 --> 00:17:27,747 (春子) そういえば→ 200 00:17:27,814 --> 00:17:30,750 宮崎先生にも いい人が 現れますからって どういう意味? 201 00:17:30,817 --> 00:17:33,753 (春子) 私にも いい人が現れるの? 202 00:17:33,820 --> 00:17:38,758 (里子) 春子。 立ち聞き してたんでしょ? (春子) 聞こえちゃったんだよ。 203 00:17:38,825 --> 00:17:40,760 (里子) おうちで ゆっくり 話してあげるから→ 204 00:17:40,827 --> 00:17:43,763 今は お弁当 食べようね。 (春子) うん。 分かった。 205 00:17:43,830 --> 00:17:45,832 (里子) すいません。 206 00:18:06,853 --> 00:18:38,818 ♪~ 207 00:18:38,818 --> 00:18:40,820 (まき) どうぞ。 208 00:18:57,504 --> 00:18:59,506 (すみれ) お点前を いただきます。 209 00:18:59,506 --> 00:19:32,472 ♪~ 210 00:19:32,472 --> 00:19:35,408 (すみれ) お母さま。→ 211 00:19:35,475 --> 00:19:38,478 何か お悩みでも あるんですか? 212 00:19:40,480 --> 00:19:44,417 (まき) すみれさんには 隠し事は できないわね。 213 00:19:44,484 --> 00:19:50,423 (すみれ) お母さま。 私にだけは 包み隠さず お話しください。 214 00:19:50,490 --> 00:19:57,430 (まき) そうね。 常日ごろ 隠し事は しないように 言っている 私が→ 215 00:19:57,497 --> 00:20:01,434 秘密を持つのは よくないわね。 >> はい。 216 00:20:01,501 --> 00:20:09,442 (まき) 実は 家元 就任を前に 心が 揺れているんです。 217 00:20:09,509 --> 00:20:12,445 お父さまのことを 考えたら→ 218 00:20:12,512 --> 00:20:14,447 いまさら お断りすることは できないのは→ 219 00:20:14,514 --> 00:20:19,452 承知は しているのですが 不安が募って しかたがないの。 220 00:20:19,519 --> 00:20:25,458 おじいさまに 直接 お話しなされば よろしいのでは? 221 00:20:25,525 --> 00:20:31,464 (まき) そうね。 ありがとう。 すみれさん。 222 00:20:33,466 --> 00:20:35,468 \(照)失礼いたします。 223 00:20:39,472 --> 00:20:41,407 (照) 旦那さまから まきさまに→ 224 00:20:41,474 --> 00:20:46,412 枝川会館へ 来るようにとの ご連絡が ございました。 225 00:20:46,479 --> 00:20:48,481 (まき) 分かりました。 226 00:20:51,484 --> 00:20:54,487 (大造) これで 頼むよ。 (剛太郎) かしこまりました。 227 00:20:56,489 --> 00:20:59,492 \(ノック) (剛太郎) どうぞ。 228 00:21:01,494 --> 00:21:03,429 (まき) 失礼いたします。 (大造) ああ。 229 00:21:03,496 --> 00:21:05,431 (大造) ソファに 座りなさい。 (まき) はい。 230 00:21:05,498 --> 00:21:10,436 (すみれ) お母さま。 こちらです。 (まき) ありがとう。 231 00:21:10,503 --> 00:21:15,441 (大造) それで まきの 就任パーティーの際に 配る器は→ 232 00:21:15,508 --> 00:21:20,446 今 愛用している器の作家に 頼むということで いいんだね? 233 00:21:20,513 --> 00:21:24,450 (まき) はい。 私の手に 一番 なじむ器です。 234 00:21:24,517 --> 00:21:29,389 それじゃ 剛太郎君と 一緒に 行って お願いしてきなさい。 235 00:21:29,455 --> 00:21:33,393 まきの 就任を祝う パーティーの 引き出物だ。 236 00:21:33,459 --> 00:21:36,396 まきが 気に入ってるものが 一番だ。 237 00:21:36,462 --> 00:21:40,466 (まき) ありがとうございます。 お父さま。 238 00:21:45,471 --> 00:21:48,408 (里子) 今日は 急な お客さまが おみえに なるとか? 239 00:21:48,474 --> 00:21:50,410 残って お手伝いさせて いただきましょうか? 240 00:21:50,476 --> 00:21:54,414 いえ。 大丈夫です。 また あした よろしく お願いします。 241 00:21:54,480 --> 00:21:56,416 (里子) 分かりました。 それでは お疲れさまでした。 242 00:21:56,482 --> 00:21:59,419 (春子) お疲れさまでした。 (宮崎) お疲れさま。 243 00:21:59,485 --> 00:22:01,421 (春子) 先生。 またね。 244 00:22:01,487 --> 00:22:03,423 (宮崎) また あした。 (里子) はーい。 245 00:22:03,489 --> 00:22:07,427 (春子) えい。 (里子) 痛かったでしょ? 今。 ちょっと。 246 00:22:07,493 --> 00:22:09,495 痛かったでしょ? 待って 春子…。 (春子) 痛くないもん。