1 00:00:26,527 --> 00:00:30,197 {\an8}(宮崎) えっ!? 手作りの 招き猫 100個?→ 2 00:00:31,499 --> 00:00:32,933 {\an8}で 納期は いつなんですか? 3 00:00:33,367 --> 00:00:36,303 {\an8}(まき) 9日後です。 (宮崎) 9日。→ 4 00:00:36,370 --> 00:00:38,305 {\an8}それじゃ とても 間に合いません。 5 00:00:38,372 --> 00:00:40,307 {\an8}(里子) 先生。 何とか ならないんですか? 6 00:00:41,509 --> 00:00:45,045 {\an8}(春子) 先生。 私も 手伝うから 何とか してください。 7 00:00:46,380 --> 00:00:50,317 {\an8}(まき) 私たちも できることが あれば 何でも 手伝います。→ 8 00:00:50,384 --> 00:00:54,321 {\an8}ですから お引き受け いただけませんでしょうか? 9 00:00:54,388 --> 00:00:58,325 {\an8}(里子) 先生の スランプ 克服の チャンスかも しれませんよ。 10 00:01:01,328 --> 00:01:07,268 {\an8}(宮崎) 分かりました。 完璧を求められても 困ります。→ 11 00:01:07,334 --> 00:01:10,271 {\an8}形が 揃っていることよりも 本当の 手作りのよさ→ 12 00:01:10,337 --> 00:01:13,274 {\an8}オリジナルのよさを 認めていただけるのでしたら→ 13 00:01:13,340 --> 00:01:17,278 {\an8}宮崎工房として 責任を持って お引き受けいたします。 14 00:01:17,344 --> 00:01:20,281 {\an8}(まき) ありがとうございます。 (宮崎) それと→ 15 00:01:20,347 --> 00:01:24,285 {\an8}もう一つ 条件が あります。 (まき) 何でしょうか? 16 00:01:24,351 --> 00:01:27,288 {\an8}(宮崎) あなたと 娘さんも 手伝うと おっしゃいましたが→ 17 00:01:27,354 --> 00:01:30,291 {\an8}ホントに その気は おありですか? 18 00:01:30,357 --> 00:01:34,295 {\an8}(まき) はい。 (宮崎) 分かりました。→ 19 00:01:34,361 --> 00:01:38,299 {\an8}それじゃあ 本当に お引き受けいたしましょう。→ 20 00:01:38,365 --> 00:01:41,302 {\an8}これから 粘土の手配をして 下準備を 済ませておくんで→ 21 00:01:41,368 --> 00:01:45,306 {\an8}制作は あしたの朝から 開始しましょう。 22 00:01:45,372 --> 00:01:48,309 (春子) みんなで 頑張ろう! 23 00:01:48,375 --> 00:01:50,377 (里子) 頑張ろう! (春子) うん。 24 00:01:55,382 --> 00:01:59,253 (まき) ただ今 戻りました。 (大造) どうだった? 25 00:01:59,320 --> 00:02:02,256 (まき) やはり 宮崎工房さんでも→ 26 00:02:02,323 --> 00:02:04,258 間に合いが 難しいとのことでした。 27 00:02:04,325 --> 00:02:07,261 (大造) 断られたのか? (まき) いいえ。→ 28 00:02:07,328 --> 00:02:12,266 形が 揃っていることよりも 本当の 手作りのよさ→ 29 00:02:12,333 --> 00:02:15,269 オリジナルのよさを 認めるのなら 責任を持って→ 30 00:02:15,336 --> 00:02:18,272 お引き受けくださるとの ことでした。 31 00:02:18,339 --> 00:02:23,277 (剛太郎) それは よかった。 (まき) ただ 条件がございました。 32 00:02:23,344 --> 00:02:25,279 どんな条件だね? 33 00:02:25,346 --> 00:02:28,282 (まき) 私と すみれも 手伝うという条件です。 34 00:02:28,349 --> 00:02:31,285 まきと すみれが 手伝う? 35 00:02:31,352 --> 00:02:34,288 (剛太郎) それも 面白いんじゃないですか?→ 36 00:02:34,355 --> 00:02:36,290 すみれも 勉強ばかりで→ 37 00:02:36,357 --> 00:02:39,293 たまには 息抜きをした方が いい。 何なら 学校も休んで→ 38 00:02:39,360 --> 00:02:42,296 お手伝いしたら いい。 (すみれ) はい。 39 00:02:42,363 --> 00:02:48,302 剛太郎君が そう 言うのなら 認めるとするか。 40 00:02:48,369 --> 00:02:51,372 (まき) お任せください。 お父さま。 41 00:02:54,375 --> 00:02:59,246 (春子) よいしょ。 (里子) あしたから 招き猫 100個→ 42 00:02:59,313 --> 00:03:02,249 頑張ろう。 (春子) 頑張ろう! 43 00:03:02,316 --> 00:03:04,251 (里子) それと 春子。 (春子) うん? 44 00:03:04,318 --> 00:03:07,254 (里子) まきさんは 目が見えないから そのこと 忘れないで。 45 00:03:07,321 --> 00:03:09,256 (春子) えっ!? ホントなの? (里子) うん。 46 00:03:09,323 --> 00:03:11,258 (春子) 全然 気が付かなかった。 47 00:03:11,325 --> 00:03:13,260 (里子) 今日は 娘の すみれさんが 一緒だったから→ 48 00:03:13,327 --> 00:03:17,264 つえを持ってなかったけど 一人で 外出するときは→ 49 00:03:17,331 --> 00:03:20,267 つえを持って 歩いてるのよ。 >> そうなんだ。 50 00:03:20,334 --> 00:03:23,270 (里子) お母さん。 まきさんの お宅に 行ったでしょ。 51 00:03:23,337 --> 00:03:26,273 >> うん。 (里子) まきさん。 おうちの中じゃ→ 52 00:03:26,340 --> 00:03:29,276 ホントに 見えてるみたいだったもの。 53 00:03:29,343 --> 00:03:32,279 ご自分が 行き慣れた場所では 不自由しないんですって。 54 00:03:32,346 --> 00:03:35,282 ふーん。 じゃあ 初めて行く場所は? 55 00:03:35,349 --> 00:03:38,285 (里子) やっぱり 不便なんじゃ ないかしら? 56 00:03:38,352 --> 00:03:43,290 だから 私も 春子も まきさんに 優しくしましょうね。 57 00:03:43,357 --> 00:03:47,294 >> うん。 分かった。 (里子) じゃあ 寝ようか。 58 00:03:47,361 --> 00:03:51,298 >> うん…。 (里子) どうしたの? 元気ないね。 59 00:03:51,365 --> 00:03:59,239 >> 私 何だか あの子 苦手。 (里子) あの子って すみれさんのこと? 60 00:03:59,306 --> 00:04:01,241 >> うん。 (里子) どうして? 61 00:04:01,308 --> 00:04:05,245 かわいげが ないって いうか 冗談が 分からなそうって いうか。 62 00:04:05,312 --> 00:04:08,248 (里子) そんな 勝手に 決め付けたり するもんじゃないわよ。 63 00:04:08,315 --> 00:04:11,251 >> でも…。 (里子)「でも」とか 言ってないで。 64 00:04:11,318 --> 00:04:15,255 自分の方から 壁を つくったら 相手の子も 警戒するわよ。 65 00:04:15,322 --> 00:04:18,258 春子は いつもの 春子で いいの。 分かった? 66 00:04:18,325 --> 00:04:21,328 >> うん。 分かった。 (里子) よし。 じゃあ 寝よう。 67 00:04:23,330 --> 00:04:25,265 よいしょ。 68 00:04:25,332 --> 00:04:27,267 >> お母さん。 (里子) 何? 69 00:04:27,334 --> 00:04:31,271 目が見えないって 真っ暗なのかな? 70 00:04:31,338 --> 00:04:33,273 (里子) そうね。 71 00:04:33,340 --> 00:04:38,278 >> 真っ暗だと 怖いね。 (里子) そうだね。 72 00:04:38,345 --> 00:04:41,281 私 あの子にも 優しくしようっと。 73 00:04:41,348 --> 00:04:44,284 (里子) どうしたの? 急に。 >> だって あの子って→ 74 00:04:44,351 --> 00:04:49,289 お母さんに 優しくしてるから 大変だなって 思って。 75 00:04:49,356 --> 00:04:52,293 (里子) そうね。 >> 何で 目が見えなくなったの? 76 00:04:52,359 --> 00:04:58,232 (里子) 車の事故ですって。 >> お母さんも 事故 気を付けて。 77 00:04:58,298 --> 00:05:04,238 (里子) ありがとう。 春子。 (寝息) 78 00:05:04,305 --> 00:05:06,306 (里子) もう? 79 00:05:08,308 --> 00:05:13,313 今日 夜 遅かったものね。 おやすみ。 春子。 80 00:05:23,323 --> 00:05:25,259 (大田原)《それよりも→ 81 00:05:25,325 --> 00:05:29,263 剛太郎君は どちらですか? 剛太郎君に お会いしたい》 82 00:05:29,329 --> 00:05:31,265 (大造)《えっ》 83 00:05:31,331 --> 00:05:34,334 (大造)《放せ。 放せ! ああ!》 84 00:05:39,339 --> 00:05:46,280 (大造)《なぜだ? どうして こんなことに なってしまった?》 85 00:05:46,346 --> 00:05:51,285 (雄介)《私は…。 私は いったい 誰でしょうか?》 86 00:05:51,351 --> 00:05:54,354 《君は 自分が 誰だか 分からないのか?》 87 00:06:00,294 --> 00:06:02,296 (剛太郎)《頭が 痛い》 88 00:06:04,298 --> 00:06:12,239 (大造)《君には 今から 枝川 剛太郎として生きてもらう》 89 00:06:12,306 --> 00:06:15,309 《決して 後悔はさせない》 90 00:06:19,313 --> 00:06:22,249 (剛太郎) 家元。 会館へ 出掛けてまいります。 91 00:06:22,316 --> 00:06:24,251 こんな時間に どうかしたのかね? 92 00:06:24,318 --> 00:06:27,254 (剛太郎) ロンドン出張の調整が できそうなんです。 93 00:06:27,321 --> 00:06:29,256 大田原さまに お会いしてからでも 間に合うように→ 94 00:06:29,323 --> 00:06:31,258 調整してまいります。 >> ああ。 95 00:06:31,325 --> 00:06:35,262 あまり 無理をしないようにな。 (剛太郎) ありがとうございます。 96 00:06:35,329 --> 00:06:37,331 行ってまいります。 >> うん。 97 00:06:40,334 --> 00:07:01,288 ♪~ 98 00:07:02,089 --> 00:07:04,158 \(ノック) \(大造)まき。→ 99 00:07:04,224 --> 00:07:08,162 まだ 起きているか? (まき) はい。 100 00:07:08,228 --> 00:07:12,232 \(大造)入っても いいかな? (まき) はい。 お父さま。 101 00:07:12,232 --> 00:07:34,254 ♪~ 102 00:07:34,254 --> 00:07:37,191 (まき) どうかなさいました? お父さま。 103 00:07:37,257 --> 00:07:42,196 いや。 こんなに 遅く 悪いな。 104 00:07:42,262 --> 00:07:45,199 剛太郎君が 出掛けていったもんだから→ 105 00:07:45,265 --> 00:07:48,268 まだ まきが 起きているかと 思って。 106 00:07:55,275 --> 00:07:58,145 (まき) どうかなさいました? 107 00:07:58,212 --> 00:08:06,153 >> まきは 今 幸せか? (まき) はい。 とっても 幸せです。 108 00:08:06,220 --> 00:08:12,226 そうか。 それなら よかった。 109 00:08:14,228 --> 00:08:16,163 (まき) それだけですか? 110 00:08:16,230 --> 00:08:20,167 遅くに 悪かったな。 おやすみ。 まき。 111 00:08:20,234 --> 00:08:23,237 (まき) おやすみなさい。 お父さま。 112 00:08:34,248 --> 00:08:40,254 ♪~ 113 00:08:48,662 --> 00:08:50,297 \(戸の開く音) 114 00:08:50,330 --> 00:08:54,334 (春子・里子) おはようございます。 (宮崎) おはようございます。 115 00:08:57,271 --> 00:08:59,206 (里子) 荷物 置いて。 (春子) はい。 116 00:08:59,273 --> 00:09:02,276 (すみれ) お母さま。 ここで ございます。 117 00:09:07,281 --> 00:09:12,219 (まき) おはようございます。 今日から よろしく お願いいたします。 118 00:09:12,286 --> 00:09:17,224 遠藤 春子です。 今日から よろしく お願いします。→ 119 00:09:17,291 --> 00:09:21,228 それじゃあ こっちに来て エプロン 着けてください。→ 120 00:09:21,295 --> 00:09:23,297 こっちです。 121 00:09:25,299 --> 00:09:29,236 (春子) 大丈夫ですか?→ 122 00:09:29,303 --> 00:09:31,305 段が ありますから 気を付けて…。 123 00:09:37,311 --> 00:09:40,247 (大造) おっ。 おいおい。 124 00:09:40,314 --> 00:09:44,251 (剛太郎) おはようございます。 >> もしかして 徹夜かね? 125 00:09:44,318 --> 00:09:47,254 (剛太郎) はい。 でも 今日 ロンドンに たたなくても いいように→ 126 00:09:47,321 --> 00:09:50,257 向こうと 電話で話せましたから。 >> ご苦労さま。 127 00:09:50,324 --> 00:09:53,260 (剛太郎) 大田原さんの件は 照さんに お願いいたしました。 128 00:09:53,327 --> 00:09:55,262 そうか。 分かった。 129 00:09:55,329 --> 00:10:00,200 私は 会合があるから 出掛けてくる。 130 00:10:00,267 --> 00:10:03,203 (剛太郎) はい。 131 00:10:03,270 --> 00:10:05,205 >> 剛太郎君。 (剛太郎) はい。 132 00:10:05,272 --> 00:10:09,209 >> あまり 無理をしないでくれよ。 (剛太郎) ありがとうございます。 133 00:10:09,276 --> 00:10:12,212 >> じゃあ。 (剛太郎) お気を付けて。 134 00:10:12,279 --> 00:10:14,214 はい。 135 00:10:14,281 --> 00:10:18,218 (宮崎) それでは 作業工程について ご説明します。→ 136 00:10:18,285 --> 00:10:22,222 粘土は あらかじめ 私が 菊練りを 済ませておきました。 137 00:10:22,289 --> 00:10:25,225 (春子) 粘土を よく こねて 空気を 抜いておくんだよ。 138 00:10:25,292 --> 00:10:27,227 (宮崎) 春子ちゃんの 言うように 空気を 抜いとかんと→ 139 00:10:27,294 --> 00:10:30,230 焼いたとき 割れやすくなるんです。→ 140 00:10:30,297 --> 00:10:35,235 それでは まず最初に 粘土を お煎餅状に 平たく のばします。 141 00:10:35,302 --> 00:10:41,241 (春子) 招き猫が 上げてる手には 意味があるんだよ。 確か 右が…。 142 00:10:41,308 --> 00:10:45,245 (里子) 右手を上げてるのが 金運を招く 招き猫。 143 00:10:45,312 --> 00:10:49,249 左手を上げてるのが 人を招く 招き猫よ。 144 00:10:49,316 --> 00:10:51,251 (春子) じゃあ 両手を上げてる 招き猫は? 145 00:10:51,318 --> 00:10:56,256 (里子) 両手を上げてるのは 欲張り過ぎて お手上げ万歳でしたよね? 先生。 146 00:10:56,323 --> 00:10:59,192 (宮崎) そう いわれています。 そもそも 招き猫は→ 147 00:10:59,259 --> 00:11:02,195 昔 農家で 害獣だった ネズミを 食べることから→ 148 00:11:02,262 --> 00:11:05,198 福を呼ぶと されとったのが その起源と されとります。 149 00:11:05,265 --> 00:11:07,200 なるほど。 勉強になるなぁ。 150 00:11:07,267 --> 00:11:10,203 (すみれ) 分かりましたから 作業 始めませんか? 151 00:11:10,270 --> 00:11:15,208 それでは 前にある粘土を 手に取ってください。 152 00:11:15,275 --> 00:11:17,210 (まき) ありがとう。 153 00:11:17,277 --> 00:11:20,213 (宮崎) 私の やるとおりに 粘土を 両手で たたいて→ 154 00:11:20,280 --> 00:11:22,215 のばしていってください。 155 00:11:22,282 --> 00:11:27,220 (里子) たたいて のばしていく。 (春子) たたいて のばしていく。 156 00:11:27,287 --> 00:11:29,222 (まき) たたいて…。 あっ。 157 00:11:29,289 --> 00:11:31,224 ごめんなさい。 (宮崎) すいません。 あっ。→ 158 00:11:31,291 --> 00:11:33,226 枝川さんは 目が 見えないんでしたね? 159 00:11:33,293 --> 00:11:36,229 目が見えないって 言わないでくださいますか? 160 00:11:36,296 --> 00:11:39,232 (まき) いいのよ すみれさん。 怒らないでちょうだい。 161 00:11:39,299 --> 00:11:41,234 すいません。 配慮が 足りなくて。 162 00:11:41,301 --> 00:11:45,238 (里子) お母さんに 私が 教えてもいい? (春子) それが いいんじゃない? 163 00:11:45,305 --> 00:11:50,243 (まき) 遠藤さん。 お願いできるかしら? (里子) はい。 164 00:11:50,310 --> 00:11:55,315 あっ。 上手ですよ。 (まき) 大丈夫かしら? 165 00:11:57,250 --> 00:12:01,188 \(ノック) (剛太郎) はい どうぞ。 166 00:12:01,254 --> 00:12:03,190 あっ。 (照) 大田原さまから→ 167 00:12:03,256 --> 00:12:08,195 ご連絡が ございました。 (剛太郎) それで 大田原さまの ご予定は? 168 00:12:08,261 --> 00:12:11,198 (照) 今日の夜の会食が なくなったので→ 169 00:12:11,264 --> 00:12:14,201 夕方の打ち合わせが 終わったら こちらに おみえに なるそうです。 170 00:12:14,267 --> 00:12:18,205 (剛太郎) そうですか。 それでは あしたの便を 手配してください。 171 00:12:18,271 --> 00:12:21,208 大田原さまに お会いして あしたの便で ロンドンに たちます。 172 00:12:21,274 --> 00:12:24,211 >> 承知いたしました。 (剛太郎) それと 家元に→ 173 00:12:24,277 --> 00:12:26,213 大田原さま ご来訪の件 お伝えください。 174 00:12:26,279 --> 00:12:29,216 はい。 175 00:12:29,282 --> 00:12:33,220 (宮崎) それでは 粘土を 型にはる作業を していきます。→ 176 00:12:33,286 --> 00:12:37,224 100個の発注ですから 乾燥と 窯焼きで 割れることも計算して→ 177 00:12:37,290 --> 00:12:39,226 120個は 作りたいと思います。 178 00:12:39,292 --> 00:12:42,229 (まき) 乾燥と 窯焼きで そんなに 割れるものなんですか? 179 00:12:42,295 --> 00:12:44,231 (宮崎) 今回は 納期が 迫ってるので→ 180 00:12:44,297 --> 00:12:46,233 急いで 乾燥させなきゃ ならないんです。→ 181 00:12:46,299 --> 00:12:48,235 多めに 作る必要が あります。 182 00:12:48,301 --> 00:12:53,240 120個ってことは 5人で割ると…。 183 00:12:53,306 --> 00:12:59,179 (すみれ) 一人 24個 作る計算に なりますわね? お母さま。 184 00:12:59,246 --> 00:13:02,182 それでは 私の やるように やってください。→ 185 00:13:02,249 --> 00:13:08,255 粘土を まず 中央に置いて 親指で 型に 押し付けていきます。 186 00:13:10,257 --> 00:13:15,195 (すみれ) お母さま。 粘土を 中央に置きます。→ 187 00:13:15,262 --> 00:13:19,199 そして 親指で 粘土を 押し付けていってください。→ 188 00:13:19,266 --> 00:13:24,271 あっ。 こっちです。 そうです。 (まき) はい。 189 00:13:30,277 --> 00:13:34,281 (春子) 先生。 こんなもんかな? (宮崎) どれ どれ? 190 00:13:36,283 --> 00:13:39,219 (宮崎) おおー。 いいね。 皆さん。 いいですね。→ 191 00:13:39,286 --> 00:13:43,223 よし。 それでは ここら辺で お昼にしましょう。 192 00:13:43,290 --> 00:13:46,226 (すみれ) お母さま。 何を お召し上がりに なりたいですか? 193 00:13:46,293 --> 00:13:49,229 (里子) お弁当。 まきさんと すみれさんの分も→ 194 00:13:49,296 --> 00:13:54,234 作ってきました。 (まき) ありがとうございます。 195 00:13:54,301 --> 00:13:59,172 せっかくだから 頂きましょう。 (すみれ) はい。 196 00:13:59,239 --> 00:14:03,176 (春子) ♪「おべんと おべんと うれしいな」→ 197 00:14:03,243 --> 00:14:06,179 ♪「おてても きれいに なりました」→ 198 00:14:06,246 --> 00:14:10,183 ♪「みんな そろって ごあいさつ」→ 199 00:14:10,250 --> 00:14:13,186 いただきます。 (宮崎・里子) いただきます。 200 00:14:13,253 --> 00:14:17,257 (まき) いただきます。 (春子) わあ。 空揚げ弁当。 やった。 201 00:14:22,262 --> 00:14:26,199 (春子) うん。 おいしい。 (里子) あっ? 空揚げ お嫌いでした? 202 00:14:26,266 --> 00:14:29,202 お母さまは 揚げ物は お好きでは ないの。 203 00:14:29,269 --> 00:14:33,206 それに 私も 食べた後 胸焼けがするから あんまり。 204 00:14:33,273 --> 00:14:38,211 (里子) ごめんなさい。 何も考えず 春子の好物だから作ってしまって。 205 00:14:38,278 --> 00:14:41,214 あっ。 今 何か 違うの 買ってきます。 206 00:14:41,281 --> 00:14:44,217 (まき) あっ。 揚げ物を 控えているだけです。 大丈夫です。 207 00:14:44,284 --> 00:14:46,219 (里子) ああ。 208 00:14:46,286 --> 00:14:50,223 (まき) せっかくだから 頂きましょう。 >> でも お母さま。 209 00:14:50,290 --> 00:14:54,227 (まき) すみれさん。 お箸を 取ってちょうだい。 210 00:14:54,294 --> 00:14:56,296 はい。 211 00:14:59,232 --> 00:15:01,234 (まき) ありがとう。 212 00:15:06,239 --> 00:15:08,241 (まき) いただきます。 213 00:15:18,251 --> 00:15:21,187 (まき) おいしいですわ。 >> そうでしょ? 214 00:15:21,254 --> 00:15:24,190 お母さんの 空揚げは おいしいんだから。 215 00:15:24,257 --> 00:15:27,193 (まき) どうして こんなに 空揚げが おいしいんですか? 216 00:15:27,260 --> 00:15:30,196 (里子) たぶん 空揚げを揚げた ごま油だと 思います。 217 00:15:30,263 --> 00:15:32,198 (まき) ごま油? (里子) はい。 218 00:15:32,265 --> 00:15:37,203 順子という 私の友人が ごま油屋さんと 親しくて→ 219 00:15:37,270 --> 00:15:40,206 一番いい 油を 使ってるんです。 220 00:15:40,273 --> 00:15:43,209 (まき) それで こんなに 違うんですか? 221 00:15:43,276 --> 00:15:47,213 (里子) 後は 温度とか 時間とか あると思うんですけど→ 222 00:15:47,280 --> 00:15:50,216 たぶん ごま油です。 223 00:15:50,283 --> 00:15:55,288 (まき) すみれさんも 頂いてみたら? >> はい。 224 00:15:57,223 --> 00:15:59,225 (すみれ) いただきます。 225 00:16:05,231 --> 00:16:10,170 (すみれ) んっ。 ホント。 おいしい この空揚げ。→ 226 00:16:10,236 --> 00:16:13,239 お母さま。 この空揚げ おいしいわ。 227 00:16:15,241 --> 00:16:17,243 \(ドアの開く音) 228 00:16:22,248 --> 00:16:25,185 (剛太郎) お疲れさまです。 (大造) 今日は 会合に→ 229 00:16:25,251 --> 00:16:28,188 大臣も おみえに なっていた。 230 00:16:28,254 --> 00:16:31,191 まきの 就任の件を 聞かれたんだが→ 231 00:16:31,257 --> 00:16:35,195 剛太郎君が 話しておいてくれた おかげで 慌てずに済んだよ。 232 00:16:35,261 --> 00:16:37,197 ありがとう。 233 00:16:37,263 --> 00:16:39,199 (剛太郎) 私が ロンドンに 行っている間に→ 234 00:16:39,265 --> 00:16:41,201 まきさんの 就任パーティーの件が 出たら→ 235 00:16:41,267 --> 00:16:43,203 私に連絡するように お伝えください。 236 00:16:43,269 --> 00:16:45,205 何から何まで 申し訳ないね。 237 00:16:45,271 --> 00:16:49,209 (剛太郎) 妻のことですから 夫の私が 責任を持つのは 当然のことです。 238 00:16:49,275 --> 00:16:52,212 >> ありがとう。 (剛太郎) それから→ 239 00:16:52,278 --> 00:16:55,215 大田原さまの件ですが。 >> う… うん。 240 00:16:55,281 --> 00:16:58,151 (剛太郎) 夜までには ここに お越しに なられるそうです。 241 00:16:58,218 --> 00:17:00,153 そうか。 242 00:17:00,220 --> 00:17:03,156 (剛太郎) ですから 今夜 大田原さまに お会いして→ 243 00:17:03,223 --> 00:17:07,160 私は 明日 ロンドンへ向かいます。 >> そうか。 分かった。 244 00:17:07,227 --> 00:17:09,162 (剛太郎) まきさんと すみれにも そのことは 連絡しておきました。 245 00:17:09,229 --> 00:17:12,165 夜までには ここに来ることに なっております。 246 00:17:12,232 --> 00:17:15,168 じゃあ 私も この部屋で 待機していよう。 247 00:17:15,235 --> 00:17:19,172 (剛太郎) 私は 夕方までには 戻ってまいります。 248 00:17:19,239 --> 00:17:22,242 \(ドアの開閉音) 249 00:17:22,242 --> 00:17:33,253 ♪~ 250 00:17:36,456 --> 00:17:38,391 (宮崎) それでは 皆さん。 型から 取り出していきます。→ 251 00:17:38,458 --> 00:17:42,462 まず 上の部分を 外して…。 252 00:17:52,405 --> 00:17:55,341 (宮崎) それでは やってってください。 253 00:17:56,009 --> 00:17:57,510 (すみれ) お母さま。 (まき) はい。 254 00:17:57,544 --> 00:18:00,480 (すみれ) 手で 割れ目を持ちます。→ 255 00:18:00,547 --> 00:18:03,483 そして 上に 平行に 上げてください。→ 256 00:18:03,550 --> 00:18:10,490 そうです。 はい。 はい。→ 257 00:18:10,557 --> 00:18:13,493 はい。 できました。 258 00:18:13,560 --> 00:18:16,563 (春子) じゃあ 私 やってみるね。 (宮崎) うん。 259 00:18:23,570 --> 00:18:26,506 (春子) 重い。 (宮崎) よし。 260 00:18:26,573 --> 00:18:28,508 (春子) できた。 261 00:18:30,510 --> 00:18:35,448 (春子) で こうやって。 (宮崎) そう。 262 00:18:35,515 --> 00:18:37,450 (春子) やった。 できた。 263 00:18:37,517 --> 00:18:40,453 (すみれ) お母さま。 すみれも できました。 264 00:18:40,520 --> 00:18:42,455 (まき) はい。 265 00:18:42,522 --> 00:18:44,457 ☏ 266 00:18:44,524 --> 00:18:48,461 (大造) もし…。 あっ。 大田原さん。 267 00:18:48,528 --> 00:18:53,466 連絡 お待ちしておりました。 はい。 268 00:18:53,533 --> 00:18:58,538 はい。 じゃあ お待ちしております。 269 00:19:04,544 --> 00:19:06,546 \(ドアの開く音) 270 00:19:08,548 --> 00:19:11,551 (剛太郎) ただ今 戻りました。 >> ああ。 271 00:19:13,553 --> 00:19:17,490 大田原さん。 18時には おみえに なるそうだ。 272 00:19:17,557 --> 00:19:20,493 (剛太郎) そうですか。 では まきさんにも 連絡しておきます。 273 00:19:20,560 --> 00:19:22,562 うん。 274 00:19:31,504 --> 00:19:34,440 (まき) 本当に すみません。 来客が ありますので→ 275 00:19:34,507 --> 00:19:42,448 お先に 失礼させていただきます。 それでは ごきげんよう。 276 00:19:42,515 --> 00:19:44,450 (里子) じゃあ また あした。 (まき) はい。 277 00:19:44,517 --> 00:19:46,452 粘土は 意外と 手が荒れるので クリーム→ 278 00:19:46,519 --> 00:19:50,456 たっぷり 塗ってくださいね。 (まき) はい。 279 00:19:50,523 --> 00:19:54,527 (すみれ) お母さま。 段差です。 (まき) はい。 280 00:19:56,529 --> 00:19:59,465 (春子) ああー。 疲れた。 281 00:19:59,532 --> 00:20:03,469 (里子) お疲れさま。 ホントに 疲れたみたいね。 282 00:20:03,536 --> 00:20:07,473 (春子) お嬢さまの相手は やっぱり 疲れるわ。 283 00:20:07,540 --> 00:20:12,478 \(ノック) (剛太郎) はい。 どうぞ。 284 00:20:12,545 --> 00:20:15,481 (まき) 失礼いたします。 大田原さまは? 285 00:20:15,548 --> 00:20:18,484 (剛太郎) まだ いらしてないですよ。 (まき) そうですか。 286 00:20:18,551 --> 00:20:21,487 (剛太郎) もうすぐ みえると 思います。 (まき) はい。 287 00:20:21,554 --> 00:20:23,489 (剛太郎) すみれも ありがとな。 あれ? 288 00:20:23,556 --> 00:20:28,428 すみれも まきさんも 顔に 粘土が ついてるじゃないですか。 289 00:20:28,494 --> 00:20:32,498 (まき) 粘土が ついているなんて 気にする余裕 ありませんでした。 290 00:20:40,506 --> 00:20:46,446 私も 緊張してしまって 気が付きませんでした。 291 00:20:46,512 --> 00:20:51,451 (剛太郎) でも それだけ 熱中できる時間を 過ごせたと 考えれば→ 292 00:20:51,517 --> 00:20:54,520 それは それで 幸せなことじゃないですか。 293 00:20:58,524 --> 00:21:01,461 (剛太郎) 私も 仕事以外に 熱中できるものが→ 294 00:21:01,527 --> 00:21:03,463 あればいいと 思うときが あります。 295 00:21:03,529 --> 00:21:08,468 ジムにでも 通おうかな? 走れるかな? お父さん。 296 00:21:08,534 --> 00:21:11,471 すみれも。 (すみれ) わあー。 297 00:21:11,537 --> 00:21:15,475 (剛太郎) 駄目だ。 すぐ 息が上がってしまう。 298 00:21:15,541 --> 00:21:20,480 (すみれ) おじいさま? おじいさま? 299 00:21:20,546 --> 00:21:23,483 (大造) うん? (すみれ) どうかなされたのですか。 300 00:21:23,549 --> 00:21:26,486 いや。 気にしなくて いいよ。 301 00:21:26,552 --> 00:21:29,422 \(ノック) (剛太郎) どうぞ。 302 00:21:29,489 --> 00:21:33,426 (照) 大田原さまが おみえです。 (大造) お通ししてください。 303 00:21:33,493 --> 00:21:35,495 (照) どうぞ。 304 00:21:44,504 --> 00:21:49,442 (大田原) 剛太郎君。 お会いしたかった。 305 00:21:49,509 --> 00:21:52,512 (剛太郎) 私も お会いできて 光栄です。 306 00:21:54,514 --> 00:21:59,452 (大田原) 剛太郎君。 顔。 307 00:21:59,519 --> 00:22:02,455 (剛太郎) 私の顔が どうかしたんですか? 308 00:22:02,522 --> 00:22:05,525 違う。 違います。