1 00:00:26,694 --> 00:00:30,030 {\an8}(まき) 事故に遭って 記憶喪失に。 (里子) 記憶喪失!? 2 00:00:30,364 --> 00:00:32,299 {\an8}(すみれ) すみれを 産んでくださったときのことを→ 3 00:00:32,366 --> 00:00:34,301 {\an8}教えてください。 (春子) 私も。→ 4 00:00:34,368 --> 00:00:36,303 {\an8}お母さんから 聞きたい。 5 00:00:36,370 --> 00:00:38,305 {\an8}(まき) すみれに 嘘を つき続けていることが→ 6 00:00:38,372 --> 00:00:40,307 {\an8}苦しいのです。 7 00:00:40,374 --> 00:00:45,312 {\an8}(春子) 私の お父さんと 私が 生まれたときの話 聞いたんだ。 8 00:00:45,379 --> 00:00:51,318 {\an8}(順子) でも…。 ホント ごめん。 (里子) だから いいって。 9 00:00:51,385 --> 00:00:53,320 {\an8}(順子) 私 里子姉ちゃんが 春子ちゃんに→ 10 00:00:53,387 --> 00:00:56,323 {\an8}ホントのことを 言ったんだと 思って。 11 00:00:56,390 --> 00:01:00,261 {\an8}(里子) 今の真実は 春子は 私の娘。 12 00:01:00,327 --> 00:01:04,265 {\an8}(順子) うん。 でも あのときは てっきり→ 13 00:01:04,331 --> 00:01:10,271 {\an8}隣で泣いてた 赤ん坊 警察に 連れてったんだって 思った。 14 00:01:10,337 --> 00:01:13,274 {\an8}(順子)《隣の 赤ん坊。 また 放置されてる》→ 15 00:01:13,340 --> 00:01:18,279 {\an8}《これで 何回目だろ? このままだと 死んじゃうかも》→ 16 00:01:18,345 --> 00:01:21,282 {\an8}《それとも 殺されちゃうのかな?》 17 00:01:21,348 --> 00:01:25,352 {\an8}(泣き声) 18 00:01:27,354 --> 00:01:36,297 {\an8}(里子) 春子は 私の娘。 そのことは 今は もう 事実なの。 19 00:01:36,363 --> 00:01:40,301 {\an8}(順子) やっぱり 里子姉ちゃんは 強いね。 20 00:01:40,367 --> 00:01:42,303 {\an8}(里子) 順子だって 一人で→ 21 00:01:42,369 --> 00:01:47,308 {\an8}一生懸命 生きてるじゃない。 強いよ。 順子も。 22 00:01:47,374 --> 00:01:53,314 {\an8}(順子) 私は 強くなんかない。 23 00:01:53,380 --> 00:01:58,319 強くなんかない。 (里子) 順子? 24 00:02:02,323 --> 00:02:07,261 大地に 会いたい。 大地に 会いたいよ。 25 00:02:07,328 --> 00:02:09,263 (里子) 順子。 26 00:02:09,330 --> 00:02:15,336 自分が おなか 痛めて 産んだ子に 会えないなんて つらいよ。 27 00:02:18,339 --> 00:02:22,276 この前は 会わない方が 大地のためだ なんて→ 28 00:02:22,343 --> 00:02:27,281 強がってみたけど 私 やっぱり 大地に会いたい。 29 00:02:27,348 --> 00:02:31,285 (里子) 順子。 >> 里子姉ちゃん。 30 00:02:31,352 --> 00:02:36,290 私 大地に 会いに行ってみる。 (里子) 大丈夫なの? 31 00:02:36,357 --> 00:02:42,296 家か 学校か。 遠くからでも 一目 見れば 気が済むと思うから。 32 00:02:42,363 --> 00:02:44,298 突然 大地に会って→ 33 00:02:44,365 --> 00:02:48,302 驚かせたりしないから 安心して。 あと 親にも→ 34 00:02:48,369 --> 00:02:52,306 気が付かれないように するから 大丈夫。 35 00:02:52,373 --> 00:02:55,309 (里子) 一緒に ついてこうか? >> 大丈夫だって。 36 00:02:55,376 --> 00:02:59,246 それより 春子ちゃん。 自分が 生まれたときのこと 聞いて→ 37 00:02:59,313 --> 00:03:01,248 ホント うれしそうだったね。 38 00:03:01,315 --> 00:03:06,253 (里子) 雄介さんと 出会って 春子を 産んだときの話をしたの。 39 00:03:06,320 --> 00:03:11,325 今の私にとって 春子は あの子だから。 40 00:03:14,328 --> 00:03:19,266 (春子) ビフテキ。 あと 2枚 お代わり。 41 00:03:19,333 --> 00:03:22,269 里子姉ちゃん。 42 00:03:22,336 --> 00:03:26,340 意地悪な質問 していい? (里子) 何? 43 00:03:28,342 --> 00:03:35,282 もし 万が一 雄介さんと ホントの春子ちゃんが 生きてて→ 44 00:03:35,349 --> 00:03:37,284 偶然 出会ったりしたら どうする? 45 00:03:37,351 --> 00:03:39,286 (里子) そんなことない。 46 00:03:39,353 --> 00:03:43,357 雄介さんも 春子も 死んだんだから。 47 00:03:46,360 --> 00:03:52,299 (一同) ♪「春子のことが 大好き お母さんは」→ 48 00:03:52,366 --> 00:03:56,303 ♪「春子も 大好き お母さんを」→ 49 00:03:56,370 --> 00:04:00,240 ♪「ぜっ対 ぜっ対 はなれません」→ 50 00:04:00,307 --> 00:04:06,246 ♪「いつまでも 楽しく えいえんに」→ 51 00:04:06,313 --> 00:04:11,251 ♪「春子お母さん学校の歌」 52 00:04:11,318 --> 00:04:13,320 (里子) はあー。 53 00:04:16,323 --> 00:04:19,259 (春子) 先生と お母さんも ちゃんと 歌って。 54 00:04:19,326 --> 00:04:23,263 (里子) 春子の歌 そのときによって 変わるから お母さんも 先生も→ 55 00:04:23,330 --> 00:04:26,266 歌おうと思っても ちゃんと 歌えないのよ。 56 00:04:26,333 --> 00:04:28,269 (春子) あっ。 そっか。 57 00:04:28,335 --> 00:04:30,270 (宮崎) それじゃあ メロディーは→ 58 00:04:30,337 --> 00:04:32,272 私が 作りましょうか? (春子・里子) えっ!? 59 00:04:32,339 --> 00:04:36,276 (春子) 先生。 音楽 できるの? (宮崎) ちょっとだけなら。→ 60 00:04:36,343 --> 00:04:38,278 それじゃあ 昼休みに 一緒に 作ろうか?→ 61 00:04:38,345 --> 00:04:42,282 そしたら みんなで 歌えるだろ? (春子) よろしく お願いします。 62 00:04:42,349 --> 00:04:44,284 (宮崎) あっ。 陶芸教室の件→ 63 00:04:44,351 --> 00:04:46,286 準備は お任せしても ええですか? 64 00:04:46,353 --> 00:04:49,289 (里子) はい。 でも どうかされたんですか? 65 00:04:49,356 --> 00:04:52,293 (宮崎) これから 窯たきの回数を 増やそうかと 思うとるんです。 66 00:04:52,359 --> 00:04:54,294 (里子) そうですか。 67 00:04:54,361 --> 00:04:59,233 先生。 スランプと 本格的に 向き合う覚悟が できたんですね。 68 00:04:59,299 --> 00:05:02,236 はい。 あっ。 でも 教室の 本番当日は→ 69 00:05:02,302 --> 00:05:05,239 ちゃんと お手伝い 伺いますから。 (里子) そうしていただけると助かります。 70 00:05:05,305 --> 00:05:07,241 これから 死に物狂いで→ 71 00:05:07,307 --> 00:05:10,244 いろんな陶器を 作ってみようかと 思ってます。 72 00:05:10,310 --> 00:05:12,246 里子さんと 春子ちゃんは→ 73 00:05:12,312 --> 00:05:14,248 引き続き 招き猫作り よろしく お願いします。 74 00:05:14,314 --> 00:05:18,252 何といっても 今 商品になるのは 招き猫ですから。 75 00:05:18,318 --> 00:05:20,320 (里子) はい。 76 00:05:22,322 --> 00:05:24,258 (照) 十七代目 十八代目の→ 77 00:05:24,324 --> 00:05:28,262 家元としての 仕事の分担を 考えてみましたが。 78 00:05:28,329 --> 00:05:31,265 (大造) うん。→ 79 00:05:31,331 --> 00:05:37,271 基本的には 君に任せる。 (照) かしこまりました。 80 00:05:37,337 --> 00:05:40,274 (大造) ただ 1日も早く→ 81 00:05:40,341 --> 00:05:44,278 まきに 全権を委譲したい。 (照) はい。 82 00:05:44,344 --> 00:05:49,283 (大造) 私が いなくても 一人で 枝川流を 差配し→ 83 00:05:49,349 --> 00:05:55,289 まきが 自分の思い描いている 枝川流に つくっていく様子を→ 84 00:05:55,355 --> 00:05:57,224 見守っていきたいのだ。 85 00:05:57,291 --> 00:06:00,227 (照) 家元? 86 00:06:00,294 --> 00:06:05,232 (大造) 十八代目に 就任したときから→ 87 00:06:05,299 --> 00:06:08,235 枝川流は まきのものだ。 88 00:06:08,302 --> 00:06:15,242 一子相伝の 奥義も 心得も まきは 自分のものに している。 89 00:06:15,309 --> 00:06:20,247 (照) 家元は どうされる おつもりですか? 90 00:06:20,314 --> 00:06:28,255 私は 別の次元から 枝川流に 貢献していきたい。 91 00:06:28,322 --> 00:06:32,259 (照) 別の次元ですか? 92 00:06:32,326 --> 00:06:35,262 「真っすぐな道で さみしい」 93 00:06:35,329 --> 00:06:38,265 私が好きな 山頭火の句だ。 94 00:06:38,332 --> 00:06:42,269 「真っすぐな道で さみしい」ですか。 95 00:06:42,336 --> 00:06:48,275 すぐにではないが 山頭火のように 残された人生を→ 96 00:06:48,342 --> 00:06:54,281 自分自身が してきたことを 見詰めながら 暮らしていきたい。 97 00:06:54,348 --> 00:06:57,217 どこかへ 行ってしまわれるのですか? 98 00:06:57,284 --> 00:07:01,221 いやいや。 旅には出たいと 思っている。 99 00:07:01,288 --> 00:07:06,226 真っすぐな道を 歩いて さみしさと 向き合いたい。 100 00:07:06,293 --> 00:07:11,231 ああ。 そういえば 照は 私に 何か 話があったんじゃないのか? 101 00:07:11,298 --> 00:07:15,235 なぜ そんなことを? (大造) いや。 昨日 照が→ 102 00:07:15,302 --> 00:07:19,239 大造さまと 呼んだとき まきたちが来て→ 103 00:07:19,306 --> 00:07:22,242 話が 中断してしまったのが 気になってな。 104 00:07:22,309 --> 00:07:24,244 (照) あっ。 はい。 105 00:07:24,311 --> 00:07:28,248 照に 大造さまと 呼ばれたのは 久しぶりだったんで→ 106 00:07:28,315 --> 00:07:31,251 少しばかり 心が ときめいた。 107 00:07:31,318 --> 00:07:34,254 ゆうべは お褒めの お言葉を 頂戴しましたので→ 108 00:07:34,321 --> 00:07:37,257 つい 心が こもってしまい 申し訳ありませんでした。 109 00:07:37,324 --> 00:07:42,262 謝ることはない。 山頭火になりたいと 言いながら→ 110 00:07:42,329 --> 00:07:45,265 いまさら 心 ときめかす 私も 私だ。 111 00:07:45,332 --> 00:07:50,270 家元。 ゆうべは お褒めの言葉を 頂戴し→ 112 00:07:50,337 --> 00:07:53,273 恐縮 至極に 存じます。 113 00:07:53,340 --> 00:07:59,213 本心を 述べたまでだ。 これからは 照にも→ 114 00:07:59,279 --> 00:08:03,217 恩返しを していかなければ ならないと 思っている。 115 00:08:03,283 --> 00:08:07,221 何か 望みがあったら 言ってくれ。 何か ないか? 116 00:08:07,287 --> 00:08:12,226 めっそうも ございません。 私から 望むことなど。 117 00:08:12,292 --> 00:08:14,228 \(ノック) \(千葉)失礼します。 118 00:08:14,294 --> 00:08:16,230 (大造) うむ。 119 00:08:16,296 --> 00:08:19,233 (千葉) 家元。 新聞社の方が おみえに なられました。→ 120 00:08:19,299 --> 00:08:21,235 ロビーで 取材したいそうです。 (大造) そうか。→ 121 00:08:21,301 --> 00:08:24,304 それじゃあ 行こうか。 (照) はい。 122 00:08:26,306 --> 00:08:29,243 \(春子)♪「聞いたら なんでも 分かります」 123 00:08:29,309 --> 00:08:31,245 (宮崎) 向こうに 行かなくて ええんですか? 124 00:08:31,311 --> 00:08:35,249 (里子) 子供たちの世界なので 任せます。 125 00:08:35,315 --> 00:08:37,251 (春子) ♪「お母さんを」→ 126 00:08:37,317 --> 00:08:41,255 ♪「ぜっ対 ぜっ対 はなれません」 127 00:08:41,321 --> 00:08:48,262 (春子) ♪「いつまでも 楽しく えいえんに」→ 128 00:08:48,328 --> 00:08:53,267 ♪「春子お母さん学校の歌」 129 00:08:53,333 --> 00:08:57,204 (かえで) 何ですの? その歌。 (春子) 学校の校歌。 130 00:08:57,271 --> 00:09:00,207 (かえで) 学校って 何ですの? 131 00:09:00,274 --> 00:09:02,209 (春子) 今度 みんなでする 陶芸の…。 132 00:09:02,276 --> 00:09:05,212 (かえで) それは 学校じゃなくて 教室です。 133 00:09:05,279 --> 00:09:07,214 (かえで) 校歌なんか 必要ありません。 134 00:09:07,281 --> 00:09:11,218 あなたの 頭の中の回路 どうなっていらっしゃるの? 135 00:09:11,285 --> 00:09:14,221 どうなっているって。→ 136 00:09:14,288 --> 00:09:18,225 葉山さん。 学校と 教室の違いって 何ですか? 137 00:09:18,292 --> 00:09:24,231 それは 学校は 大きなもの。 誰もが通う 正式なもの。→ 138 00:09:24,298 --> 00:09:27,234 教室は 小さなもの。→ 139 00:09:27,301 --> 00:09:29,236 通いたい人が行く 趣味みたいなものよ。 140 00:09:29,303 --> 00:09:33,240 (春子) 大きさが 違うだけでしょ? じゃあ 同じじゃない。 141 00:09:33,307 --> 00:09:35,242 (かえで) 正式か 趣味かって 言ってるの。→ 142 00:09:35,309 --> 00:09:37,244 同じじゃないわよ。 143 00:09:37,311 --> 00:09:41,248 でも 教えてもらうことには 変わりは ないんでしょ? 144 00:09:41,315 --> 00:09:44,251 じゃあ 一緒じゃない。 145 00:09:44,318 --> 00:09:47,254 (すみれ) 葉山さん。 私たちは→ 146 00:09:47,321 --> 00:09:50,257 春子さんに ご協力を お願いしているのです。 147 00:09:50,324 --> 00:09:53,260 (かえで) はい。 (すみれ) ですから→ 148 00:09:53,327 --> 00:09:57,264 春子さんの おっしゃるとおりに 進めていきませんこと? 149 00:09:57,331 --> 00:10:01,268 (かえで) すみれさまが そう おっしゃるのでしたら 従います。 150 00:10:01,335 --> 00:10:04,271 (すみれ) それでは 春子さんの 考えてくださった→ 151 00:10:04,338 --> 00:10:07,274 陶芸学校の計画について 教えてください。 152 00:10:07,341 --> 00:10:11,278 (春子) はい。 校歌は 今ので お願いします。→ 153 00:10:11,345 --> 00:10:16,283 場所は 枝川会館 1階の ロビーホールで 行います。 154 00:10:16,350 --> 00:10:19,353 日にちは 準備が できしだい 決めます。 155 00:10:23,357 --> 00:10:25,292 (葉山) 枝川さんは ロビーで 取材のようだから→ 156 00:10:25,359 --> 00:10:27,294 こちらで 待たせてもらうよ。 (千葉) はい。→ 157 00:10:27,361 --> 00:10:29,296 今 お茶の ご用意を させていただきます。 158 00:10:29,363 --> 00:10:31,365 (葉山) うむ。 159 00:10:33,367 --> 00:10:35,369 \(ドアの閉まる音) 160 00:10:35,369 --> 00:11:03,330 ♪~ 161 00:11:08,001 --> 00:11:09,069 \(記者) 今日は ありがとうございました。 162 00:11:09,069 --> 00:11:13,006 (大造) わざわざ お越しいただいて 恐縮です。→ 163 00:11:13,073 --> 00:11:16,009 葉山さん。 お帰りですか? 164 00:11:16,076 --> 00:11:18,011 (葉山) 急用が できましたもんですから。 165 00:11:18,078 --> 00:11:21,081 また お伺いします。 166 00:11:27,087 --> 00:11:30,090 (里子) ちょっと待ってね。 (春子) うん。 167 00:11:38,098 --> 00:11:41,034 (春子) 今日 順子ちゃん お出掛け? 168 00:11:41,101 --> 00:11:44,037 (里子) うん。 東京に ご用で 出掛けたの。 169 00:11:44,104 --> 00:11:46,039 だから 今日は お母さんが→ 170 00:11:46,106 --> 00:11:48,041 お店を お手伝いする約束を したのよ。 171 00:11:48,108 --> 00:11:51,111 ふーん。 そうなんだ。 172 00:11:54,114 --> 00:11:56,983 (大造) 葉山さんが 何か あったのかね? 173 00:11:57,050 --> 00:11:59,986 (千葉) お茶を ご用意している間に お帰りになられて。 174 00:12:00,053 --> 00:12:02,989 (大造) 何か たくらんでるのかも しれないな。 175 00:12:03,056 --> 00:12:04,991 (照) 申し訳ありません。 176 00:12:05,058 --> 00:12:10,997 (大造) 照が 謝ることはない。 千葉君も。 君の責任でもない。 177 00:12:11,064 --> 00:12:14,000 2人とも 何も 気にする必要はない。 178 00:12:14,067 --> 00:12:19,072 何かあったら 私に 任せなさい。 (千葉) すみません。 179 00:12:34,087 --> 00:12:39,025 (春子) 宿題。 今日の分は 終わった。 おなかも すいた。 180 00:12:39,092 --> 00:12:44,030 (里子) 今日は 春子が大好きな 空揚げ 作ったわよ。 181 00:12:44,097 --> 00:12:46,032 ホントだ。 あっ。 今日から→ 182 00:12:46,099 --> 00:12:49,035 「残したいもの 伝えたいもの」の 作文→ 183 00:12:49,102 --> 00:12:52,038 書き始めたんだ。 (里子) そう。 何にしたの? 184 00:12:52,105 --> 00:12:55,041 >> 秘密。 (里子) じゃあ 書きあがったら 教えてね。 185 00:12:55,108 --> 00:12:57,978 >> うん。 いいよ。 (里子) それじゃ ご飯にしましょう。 186 00:12:58,044 --> 00:12:59,980 うん。 今日は おなかが すいてるから。 187 00:13:00,046 --> 00:13:02,983 歌は 省略して…。 188 00:13:03,049 --> 00:13:06,052 (里子) いただきます。 >> いただきます。 189 00:13:12,058 --> 00:13:18,064 (すみれ) お母さま。 こちらです。 (まき) ありがとう。 190 00:13:20,066 --> 00:13:23,003 (春子) それでは 皆さん。 招き猫作りの コツは→ 191 00:13:23,069 --> 00:13:25,005 だいぶ つかんだみたいなので→ 192 00:13:25,071 --> 00:13:28,008 教室を開く 日程を 決めたいと 思います。 193 00:13:28,074 --> 00:13:30,010 (一同) はい。 194 00:13:30,076 --> 00:13:33,013 (春子) みんなが 先生になって 作り方を 教えてください。 195 00:13:33,079 --> 00:13:36,016 (加代) 陶芸教室なのに 招き猫だけなんですの? 196 00:13:36,082 --> 00:13:39,019 (里子) 子供たちで そう 決めたみたいなので。 197 00:13:39,085 --> 00:13:43,023 招き猫も 立派な 常滑焼ですから。 198 00:13:43,089 --> 00:13:49,029 すみれちゃん。 陶芸教室の日に 作文 読んでもいい? 199 00:13:49,095 --> 00:13:51,031 何の作文ですか? 200 00:13:51,097 --> 00:13:55,035 「残したいもの 伝えたいもの」の 作文。 201 00:13:55,101 --> 00:13:56,970 今回のイベントの趣旨も→ 202 00:13:57,037 --> 00:13:58,972 「残したいもの 伝えたいもの」なので→ 203 00:13:59,039 --> 00:14:01,975 ぜひ 作文を読んでください。 204 00:14:02,042 --> 00:14:05,979 ☏ (里子) 私が 出ます。 205 00:14:06,046 --> 00:14:08,982 ☏ 206 00:14:09,049 --> 00:14:11,985 (里子) はい。 宮崎工房でございます。 207 00:14:12,052 --> 00:14:16,990 (剛太郎) 以前 お伺いした 枝川流の 枝川 剛太郎と申します。 208 00:14:17,057 --> 00:14:19,993 (里子) もしかして まきさんの ご主人ですか? 209 00:14:20,060 --> 00:14:22,996 (剛太郎) はい。 いつも まきと すみれが→ 210 00:14:23,063 --> 00:14:25,999 お世話に なっております。 (里子) はい。 211 00:14:26,066 --> 00:14:32,005 (雄介)《正直に 申し上げます。 私 石原 雄介は→ 212 00:14:32,072 --> 00:14:34,007 遠藤 里子さんに 一目ぼれしました》 213 00:14:34,074 --> 00:14:38,011 (里子)《正直で よろしい》 (剛太郎)《ちょっ ちょっ…。 何で 何で…》 214 00:14:38,078 --> 00:14:42,015 (里子) こちらこそ お世話になっております。 215 00:14:42,082 --> 00:14:45,018 (剛太郎) 家に 電話をしたら まきが そちらに お伺いしてると→ 216 00:14:45,085 --> 00:14:47,020 お聞きしたものですから。 217 00:14:47,087 --> 00:14:50,023 (里子) はい。 おいでに なっていらっしゃいます。 218 00:14:50,090 --> 00:14:53,026 少々 お待ちください。 219 00:14:53,093 --> 00:14:55,028 まきさん。 (まき) はい。 220 00:14:55,095 --> 00:14:59,032 (里子) ご主人から お電話です。 (まき) ああ。 221 00:15:02,035 --> 00:15:04,037 (里子) はい。 (まき) はい。 222 00:15:06,039 --> 00:15:08,975 (里子) あっ。 はい。 こちらです。 223 00:15:09,042 --> 00:15:11,978 (まき) あっ。 ありがとうございます。→ 224 00:15:12,045 --> 00:15:17,984 剛太郎さん? まきです。 はい。→ 225 00:15:18,051 --> 00:15:19,986 お帰りに なられるのですか? 226 00:15:20,053 --> 00:15:22,989 (まき) 空港まで お迎えに 参りたいと 思います。 227 00:15:23,056 --> 00:15:27,060 はい。 はい。 228 00:15:32,065 --> 00:15:34,000 (まき) すみれさん。 >> はい。 229 00:15:34,067 --> 00:15:38,004 (まき) お父さまが ご出張から お戻りになられるのよ。 230 00:15:38,071 --> 00:15:43,009 お母さま。 すみれも お父さまの お帰りを お待ちしておりました。 231 00:15:44,010 --> 00:15:48,948 (まき) ご無事で よかったですわね。 >> はい。 ぜひ お父さまにも→ 232 00:15:49,015 --> 00:15:51,951 陶芸教室に 参加していただきたいですわ。 233 00:15:52,018 --> 00:15:57,023 (まき) そうね。 そうしましょう。 (すみれ) はい。 234 00:16:00,493 --> 00:16:04,431 すみれちゃん。 お父さんが 帰ってくるの 喜んでたね。 235 00:16:04,497 --> 00:16:07,434 (里子) そうね。 ずっと 海外出張だったから→ 236 00:16:07,500 --> 00:16:10,437 心配だったのかも しれないわね。 >> うん。 237 00:16:10,503 --> 00:16:13,440 \(ドアの開く音) (順子) ただいま。 238 00:16:13,506 --> 00:16:15,442 (里子) おかえり。 (順子) 里子姉ちゃん。→ 239 00:16:15,508 --> 00:16:19,446 大地 イケメンになってた。 (里子) 大地君に 会えたの? 240 00:16:19,512 --> 00:16:21,448 (順子) うん。 遠めから 見ただけだったけど→ 241 00:16:21,514 --> 00:16:23,450 何かね たくましくなってた。 242 00:16:23,516 --> 00:16:25,452 (里子) よかったね。 (順子) うん。 243 00:16:25,518 --> 00:16:29,456 ねえ? 大地君って 順子ちゃんの子供の 大地君? 244 00:16:29,522 --> 00:16:31,458 (順子) そうだよ。 245 00:16:31,524 --> 00:16:33,460 (春子) 遠くから 見るだけじゃなくて→ 246 00:16:33,526 --> 00:16:35,462 ちゃんと会ってくれば よかったのに。 (里子) 春子。 247 00:16:35,528 --> 00:16:39,466 それが できないことも あるのよ。 (春子) ふーん。 変なの。→ 248 00:16:39,532 --> 00:16:43,536 ごちそうさま。 作文 書いてきます。 249 00:16:47,540 --> 00:16:52,479 (里子) でも ホントに よかったわね。 250 00:16:52,545 --> 00:16:56,483 順子から見て イケメンに なってたってことは→ 251 00:16:56,549 --> 00:16:58,485 順子が 願っていたとおり→ 252 00:16:58,551 --> 00:17:01,488 幸せな生活を 送ってるかも しれないじゃない。 253 00:17:01,554 --> 00:17:06,493 うん。 思わず 出ていって 話し掛けたくなったけど→ 254 00:17:06,559 --> 00:17:08,495 やっぱり やめた。 (里子) どうして? 255 00:17:08,561 --> 00:17:11,498 里子姉ちゃんと 話して そんなことを したら→ 256 00:17:11,564 --> 00:17:14,501 大地に 迷惑だってことが 分かってたから。 257 00:17:14,567 --> 00:17:16,503 (里子) そう。 >> 迷惑な女って→ 258 00:17:16,569 --> 00:17:19,506 思われたくなかったの。 (里子) でも いつか→ 259 00:17:19,572 --> 00:17:22,509 ちゃんと 会える日が 来るといいね。 260 00:17:22,575 --> 00:17:25,512 うん。 いただきます。 261 00:17:25,578 --> 00:17:28,448 (里子) 順子。 >> うん? 262 00:17:28,515 --> 00:17:32,452 (里子) 今日 変なことが あったの。 >> どうしたの? 263 00:17:32,519 --> 00:17:34,454 (里子) 宮崎工房に→ 264 00:17:34,521 --> 00:17:38,458 まきさんの ご主人から 電話が あったんだけど→ 265 00:17:38,525 --> 00:17:42,462 思わず 雄介さんのことを 思い出しちゃったの。 266 00:17:42,529 --> 00:17:45,465 どうして 思い出したの? 267 00:17:45,532 --> 00:17:48,468 (里子) 声が 似ている気がしたの。 268 00:17:48,535 --> 00:17:51,471 でも 10年も 声を聞いていないのに→ 269 00:17:51,538 --> 00:17:54,474 似ているなんて 思うなんて 変な話よね? 270 00:17:54,541 --> 00:17:57,477 私が この前 「雄介さんと 春子ちゃんが→ 271 00:17:57,544 --> 00:18:00,480 生きてたら どうする?」なんて 言ったからだよ。 272 00:18:00,547 --> 00:18:02,482 ごめんね。 変なこと 聞いちゃって。 273 00:18:02,549 --> 00:18:07,487 (里子) いいの。 大丈夫だから。 >> でも 会いたい人の声を期待して→ 274 00:18:07,554 --> 00:18:10,490 そう 聞こえたってことも あるじゃない。 275 00:18:10,557 --> 00:18:12,492 里子姉ちゃん。 やっぱり→ 276 00:18:12,559 --> 00:18:14,494 雄介さんに 会いたいんじゃないの? 277 00:18:14,561 --> 00:18:18,498 (里子) そうかもしれない。 278 00:18:18,565 --> 00:18:23,503 不謹慎だけど まきさんの ご主人の声を 聞いて→ 279 00:18:23,570 --> 00:18:28,441 思わず 懐かしいっていうか 恋しいっていうか→ 280 00:18:28,508 --> 00:18:32,445 不思議な気持ちに なっちゃったの。 281 00:18:32,512 --> 00:18:35,448 やっぱり 10年たっても→ 282 00:18:35,515 --> 00:18:37,450 忘れることなんて できないんだね。 283 00:18:37,517 --> 00:18:41,454 (里子) うん。 そうかもしれないわ。 284 00:18:41,521 --> 00:18:45,458 心の中では 生き続けてるんだよね。 285 00:18:45,525 --> 00:18:47,527 うん。 286 00:18:50,530 --> 00:18:54,467 (一同) ♪「今日も 1日 元気よく」→ 287 00:18:54,534 --> 00:18:58,471 ♪「何でもかんでも 学びます」→ 288 00:18:58,538 --> 00:19:03,476 ♪「分からなければ お母さんに」→ 289 00:19:03,543 --> 00:19:07,480 ♪「聞いたら なんでも 分かります」→ 290 00:19:07,547 --> 00:19:11,484 ♪「春子のことが 大好き お母さんは」→ 291 00:19:11,551 --> 00:19:16,489 ♪「春子も 大好き お母さんを」→ 292 00:19:16,556 --> 00:19:20,493 ♪「ぜっ対 ぜっ対 はなれません」→ 293 00:19:20,560 --> 00:19:29,435 ♪「いつまでも 楽しく えいえんに」→ 294 00:19:29,502 --> 00:19:34,440 ♪「春子お母さん学校の歌」 295 00:19:34,507 --> 00:19:39,445 (かえで) 引き続きまして 陶芸家の 宮崎 真一先生から→ 296 00:19:39,512 --> 00:19:42,448 常滑焼の歴史を お話しいただきます。→ 297 00:19:42,515 --> 00:19:45,518 宮崎先生。 お願いします。 298 00:19:51,524 --> 00:19:56,462 (宮崎) 宮崎です。 常滑焼は 愛知県 常滑市を中心に→ 299 00:19:56,529 --> 00:19:58,464 古くから 作られている 焼き物です。→ 300 00:19:58,531 --> 00:20:02,468 特に 平安 後期。 つまり 西暦 1100年ころに→ 301 00:20:02,535 --> 00:20:06,539 つくられたものは 古常滑と 呼ばれています。 302 00:20:08,541 --> 00:20:11,477 (照) 葉山流の家元が 突然 おみえに なりましたが→ 303 00:20:11,544 --> 00:20:17,483 いかがいたしましょう? (大造) やっと 来たか。→ 304 00:20:17,550 --> 00:20:20,486 剛太郎君が戻るのは 何時ごろだった? 305 00:20:20,553 --> 00:20:24,490 (照) 午前中には お戻りになるとの ことでございましたので→ 306 00:20:24,557 --> 00:20:27,427 もう 間もなくかと。 (大造) そうか。 307 00:20:27,493 --> 00:20:31,431 それじゃあ それまで 応接室で お待ちいただくと するか。 308 00:20:31,497 --> 00:20:34,434 (照) かしこまりました。 (大造) あっ。 剛太郎君には→ 309 00:20:34,500 --> 00:20:37,437 私から 電話で 事情を 話しておくから→ 310 00:20:37,503 --> 00:20:41,507 着いたら すぐ ここへ来るように。 (照) はい。 311 00:20:44,510 --> 00:20:49,449 あっ。 剛太郎君か? お疲れさま。 312 00:20:49,515 --> 00:20:51,451 今 どの辺りだ? 313 00:20:51,517 --> 00:20:55,455 (宮崎) 設備の近代化による 大量生産が 始まります。→ 314 00:20:55,521 --> 00:20:59,459 製品の種類も 豊富になり 生産額も 大きく伸びて→ 315 00:20:59,525 --> 00:21:01,461 現在に至っています。 316 00:21:01,527 --> 00:21:04,464 以上が 常滑焼の 大まかな歴史です。→ 317 00:21:04,530 --> 00:21:06,532 ご清聴 ありがとうございました。 318 00:21:13,539 --> 00:21:17,477 (かえで) それでは これから 1時間の休憩時間を 挟み→ 319 00:21:17,543 --> 00:21:21,481 午後は いよいよ 実際に 招き猫作りを 体験しましょう。 320 00:21:21,547 --> 00:21:24,484 (一同) はい。 (かえで) それでは 皆さま。→ 321 00:21:24,550 --> 00:21:27,420 本日は 特別に ここ ロビーホールで→ 322 00:21:27,487 --> 00:21:31,424 お弁当を お召し上がりください。 (一同) はい。 323 00:21:31,491 --> 00:21:35,428 (春子) やった。 お弁当だ。 お弁当 お弁当。 324 00:21:35,495 --> 00:21:38,498 (里子) はい。 よいしょ。 325 00:21:41,501 --> 00:21:44,437 (春子) あれ? お箸がない!? 326 00:21:44,504 --> 00:21:46,439 (里子) ホントだ。 入れ忘れちゃったね。 327 00:21:46,506 --> 00:21:49,442 お母さん。 買ってくるから ちょっと待ってて。 328 00:21:49,509 --> 00:21:51,444 (春子) うん。 329 00:21:51,511 --> 00:21:54,514 (剛太郎) あっ。 ご無沙汰してます。 330 00:21:54,514 --> 00:22:09,529 ♪~