1 00:00:08,544 --> 00:00:16,285 ですが その笑顔の裏には 夏美自身でさえ気付かない➡ 2 00:00:16,285 --> 00:00:21,585 深~い悲しみが 潜んでいたのでございます> 3 00:00:33,135 --> 00:00:37,835 (菊)あの山が 山王寺屋なんだすなぁ。 4 00:00:41,210 --> 00:00:46,548 <はつと惣兵衛の母 菊が亡くなりました> 5 00:00:46,548 --> 00:00:49,218 (養之助)僕は 一生 ここで生きていく。➡ 6 00:00:49,218 --> 00:00:52,120 せやよって…➡ 7 00:00:52,120 --> 00:00:57,893 お兄ちゃんは安心して 大阪戻ってくれて ええで。 8 00:00:57,893 --> 00:01:00,193 (藍之助)うん。 9 00:01:02,231 --> 00:01:07,903 <そして あさと はつの母 梨江も…> 10 00:01:07,903 --> 00:01:10,903 (あさ)お母はん。 11 00:01:12,574 --> 00:01:15,244 (忠興)ええ娘やったで。➡ 12 00:01:15,244 --> 00:01:19,944 今は 自慢の娘に なってしまいおったわ。 13 00:01:23,752 --> 00:01:27,422 <春になって 女学校を卒業した千代は➡ 14 00:01:27,422 --> 00:01:30,759 希望どおり 花嫁修業を始めました> 15 00:01:30,759 --> 00:01:34,196 (宜)おはようございます! (一同)おはようさんだす。 16 00:01:34,196 --> 00:01:40,369 <また 親友の宜は あさの計らいで 見習いとして働き始めました> 17 00:01:40,369 --> 00:01:42,871 (榮三郎) お兄ちゃん えらい事だす! 18 00:01:42,871 --> 00:01:45,707 (新次郎)何や? どないしましたんや? 19 00:01:45,707 --> 00:01:49,878 雁助 仕事中に頭打って倒れたて! 20 00:01:49,878 --> 00:01:52,214 は? (亀助)雁助さんが!? 21 00:01:52,214 --> 00:01:58,086 <神戸で マッチの工場を営む雁助の 事故の知らせでした> 22 00:01:58,086 --> 00:02:02,224 ♬「朝の空を見上げて」 23 00:02:02,224 --> 00:02:06,562 ♬「今日という一日が」 24 00:02:06,562 --> 00:02:11,433 ♬「笑顔でいられるように」 25 00:02:11,433 --> 00:02:16,238 ♬「そっと お願いした」 26 00:02:16,238 --> 00:02:20,576 ♬「時には雨も降って」 27 00:02:20,576 --> 00:02:24,913 ♬「涙も溢れるけど」 28 00:02:24,913 --> 00:02:29,785 ♬「思い通りに ならない日は」 29 00:02:29,785 --> 00:02:34,523 ♬「明日 頑張ろう」 30 00:02:34,523 --> 00:02:38,860 ♬「ずっと見てる夢は」 31 00:02:38,860 --> 00:02:43,365 ♬「私が もう一人いて」 32 00:02:43,365 --> 00:02:47,703 ♬「やりたいこと 好きなように」 33 00:02:47,703 --> 00:02:51,573 ♬「自由にできる夢」 34 00:02:51,573 --> 00:02:55,877 ♬「人生は紙飛行機」 35 00:02:55,877 --> 00:03:01,216 ♬「願い乗せて飛んで行くよ」 36 00:03:01,216 --> 00:03:05,887 ♬「風の中を力の限り」 37 00:03:05,887 --> 00:03:10,225 ♬「さあ 心のままに」 38 00:03:10,225 --> 00:03:15,097 ♬「365日」 39 00:03:15,097 --> 00:03:17,733 ♬「飛んで行け!」 40 00:03:17,733 --> 00:03:20,235 ♬「飛んでみよう!」 41 00:03:20,235 --> 00:03:22,571 ♬「飛んで行け!」 42 00:03:22,571 --> 00:03:26,742 ♬「飛んでみよう!」 43 00:03:26,742 --> 00:03:31,346 (弥七)何でも 工場の棚の上から 石油缶が落ちてきて➡ 44 00:03:31,346 --> 00:03:35,684 それが 運悪う 雁助さんの頭に ぶつかってしもたて…。 45 00:03:35,684 --> 00:03:39,187 (佑作)頭いうたら 大ごとだすがな! へぇ。 46 00:03:39,187 --> 00:03:42,858 雁助さんは? 目ぇ覚めへんままなんだす。 47 00:03:42,858 --> 00:03:44,893 (どよめき) 48 00:03:44,893 --> 00:03:49,197 (千代)広げて 潰すの。 そうそう。 49 00:03:49,197 --> 00:03:52,534 (かの)それから もう何日も 気ぃ付かへんままみたいで。 50 00:03:52,534 --> 00:03:55,437 (よの)そら 心配な事やなぁ。 51 00:03:55,437 --> 00:03:58,437 あの 大番頭さんが…。 52 00:04:04,046 --> 00:04:07,916 (榮三郎)実は 雁助の奥さんからの 手紙には続きがあって➡ 53 00:04:07,916 --> 00:04:13,055 お金を融通してほしいて (平十郎) 書いてあるんだすわ。 お金ですか。 54 00:04:13,055 --> 00:04:15,891 お店 背負てる者が 倒れたんやさかい➡ 55 00:04:15,891 --> 00:04:18,560 そら 困ってはりますやろなぁ。 56 00:04:18,560 --> 00:04:21,463 わて ちょっと明日 行って じかに話 聞いてこう思います。 57 00:04:21,463 --> 00:04:24,733 よっしゃ。 わても行こ。 そうだすな うちも。 58 00:04:24,733 --> 00:04:29,237 あきまへん! お気持ちは分かりますけど➡ 59 00:04:29,237 --> 00:04:32,140 頭取と社長は どないかなっても➡ 60 00:04:32,140 --> 00:04:36,044 奥さんは 女子大学校の方の予定が ギッシリあって➡ 61 00:04:36,044 --> 00:04:40,515 とてもやないけど そないな時間 あらしまへん。 ああ…。 62 00:04:40,515 --> 00:04:44,386 月末には また九州 行かな あかんのだっせ? 63 00:04:44,386 --> 00:04:48,390 新しぃに手ぇつけたとこの開発が 大詰めで…。 64 00:04:48,390 --> 00:04:54,529 そら わてかて 雁助さんの事 心配だすけどなぁ…。 65 00:04:54,529 --> 00:04:57,866 そうだしたな。 66 00:04:57,866 --> 00:05:00,535 分かりました。 ほんなら うちは➡ 67 00:05:00,535 --> 00:05:03,371 宜ちゃんと一緒に回りますさかい 亀助さんは➡ 68 00:05:03,371 --> 00:05:06,408 頭取と旦那様と一緒に 神戸に行ってきとくなはれ。 69 00:05:06,408 --> 00:05:11,113 え? いや そやけど…。 そうや! それから…。 70 00:05:11,113 --> 00:05:14,883 (うめ)へ? うちに神戸に行けて? 71 00:05:14,883 --> 00:05:18,220 そうだす。 行ってきてほしいんだす。 72 00:05:18,220 --> 00:05:21,890 そないな事 行ける訳 あらしまへん。 何で うちが…。 73 00:05:21,890 --> 00:05:26,561 何でだす? 何で 行ったら あきまへんのや? 74 00:05:26,561 --> 00:05:29,898 うちと大番頭さんは…➡ 75 00:05:29,898 --> 00:05:34,503 雁助さんは おんなじお家で 一時 共に働いてた➡ 76 00:05:34,503 --> 00:05:37,405 奉公人同士いうだけのご縁だす。 77 00:05:37,405 --> 00:05:40,842 それが わざわざ 神戸まで お見舞いやて…。 78 00:05:40,842 --> 00:05:46,181 向こうには 奥様かて ご家族かて いてはるいいますのに。 79 00:05:46,181 --> 00:05:51,052 そやけど… もし このまま 目ぇ覚まさへんかったら➡ 80 00:05:51,052 --> 00:05:54,689 一生 お会いする事も でけしまへんのやで? 81 00:05:54,689 --> 00:05:58,527 かましまへん。 加野屋を出ていきはった時に➡ 82 00:05:58,527 --> 00:06:02,864 もう一生 会う事もあらへん やろなて思てましたんやさかい。 83 00:06:02,864 --> 00:06:06,864 二度と お顔を見る事かて…。 84 00:06:10,205 --> 00:06:12,505 (戸が開く音) 85 00:06:14,876 --> 00:06:17,546 ご苦労さんだす。 86 00:06:17,546 --> 00:06:20,546 (猫の鳴き声) 87 00:06:23,218 --> 00:06:26,121 [ 回想 ] (鳴き声) (雁助)よしよしよし。 88 00:06:26,121 --> 00:06:36,164 ♬~ 89 00:06:36,164 --> 00:06:39,501 <その翌日> 90 00:06:39,501 --> 00:06:44,372 白岡さん。 東京の成澤君から 手紙 届きましたよ。 91 00:06:44,372 --> 00:06:47,843 はぁ ほんまだすか? ああ…。 92 00:06:47,843 --> 00:06:51,346 (成澤)「伊藤博文閣下の お口添えにより➡ 93 00:06:51,346 --> 00:06:53,849 今日 文部大臣 西園寺様➡ 94 00:06:53,849 --> 00:06:58,520 国家教育社の近衛様への 面会かない ご賛同頂き候。➡ 95 00:06:58,520 --> 00:07:02,858 やはり 白岡さんの言うとおり 諦むる事なく思いを伝うれば➡ 96 00:07:02,858 --> 00:07:08,730 伝わる事はあると 小生 学びたり。 このご恩 厚く御礼申し上げ候」。 97 00:07:08,730 --> 00:07:13,501 よろしおました。 人脈が 広がっていきましたのやなぁ。 98 00:07:13,501 --> 00:07:16,204 はい。 あとは 板垣退助様や➡ 99 00:07:16,204 --> 00:07:19,040 渋沢栄一様にも お会いしてくるて 書いてあります。 100 00:07:19,040 --> 00:07:22,077 はぁ~ あさ先生の 言うてはりましたとおり➡ 101 00:07:22,077 --> 00:07:25,547 勘どころを抑えといたら あとは うまい事いくもんなんですね。 102 00:07:25,547 --> 00:07:28,216 そない甘いもんやあらしまへん。 103 00:07:28,216 --> 00:07:31,653 渋沢様は 教育に理解が おありになりますさかい➡ 104 00:07:31,653 --> 00:07:35,824 かえって交渉は その中身が 問われる事になる思います。 105 00:07:35,824 --> 00:07:40,161 はぁ… そうですか。 軽率な事 言うて すみません。 106 00:07:40,161 --> 00:07:43,498 いいや。 そやけど これは ひとまず 朗報だす。 107 00:07:43,498 --> 00:07:45,834 大阪にいてる うちらも もっともっと➡ 108 00:07:45,834 --> 00:07:48,534 頑張らな あきまへん。 はい! 109 00:07:51,172 --> 00:07:54,509 ごめんやす。 お初に お目にかかります。 110 00:07:54,509 --> 00:07:57,178 先日 お手紙 差し上げさしてもらいました➡ 111 00:07:57,178 --> 00:07:59,681 うち 加野屋の…。 ああ… あんたが➡ 112 00:07:59,681 --> 00:08:03,184 あの悪名高い銀行屋の女頭取か。 へ? 113 00:08:03,184 --> 00:08:07,055 おなごの大学校なんか 一切 興味あるこっちゃないさかい➡ 114 00:08:07,055 --> 00:08:09,524 早 帰ってくれるか。 115 00:08:09,524 --> 00:08:12,560 そない思わはるのも よう分かります。 116 00:08:12,560 --> 00:08:16,398 そやけど この本の中にある 教育の話は➡ 117 00:08:16,398 --> 00:08:21,136 政府の伊藤博文様や大隈重信様も 賛同して下さいまして…。 118 00:08:21,136 --> 00:08:26,074 それが何や? 誰が賛同しようが わしは そないなもんに➡ 119 00:08:26,074 --> 00:08:29,544 一切 関わりたない 言うてますんや! 120 00:08:29,544 --> 00:08:33,815 分かりました。 ほんなら これ➡ 121 00:08:33,815 --> 00:08:37,152 ここ 置いていかして もらいますよって➡ 122 00:08:37,152 --> 00:08:40,488 もし 気が向いたら いっぺん チラッとでも よろしいさかい➡ 123 00:08:40,488 --> 00:08:45,188 読んでみとくなはれ。 ほな お願い致します。 124 00:08:48,163 --> 00:08:51,499 宜ちゃん。 行きますで。 125 00:08:51,499 --> 00:08:56,004 <あさは粘り強く 大阪 京都 神戸と➡ 126 00:08:56,004 --> 00:08:58,907 活動の範囲を 拡大していきましたが➡ 127 00:08:58,907 --> 00:09:03,707 なかなか めぼしい収穫は 得られませんでした> 128 00:09:05,714 --> 00:09:08,516 ほんま かないまへんわ。 129 00:09:08,516 --> 00:09:13,188 なんぼ 一部で女子教育の機運が 高まってきたゆうても➡ 130 00:09:13,188 --> 00:09:16,524 おなごに学問なんか要らんゆう 古うからの考えは➡ 131 00:09:16,524 --> 00:09:19,861 そない やすやすと 消えしまへんのやなぁ。 132 00:09:19,861 --> 00:09:22,197 へぇ。 それに➡ 133 00:09:22,197 --> 00:09:24,866 もう うちの悪い噂が 先に回ってて➡ 134 00:09:24,866 --> 00:09:27,702 来た早々に追い返される事かて あるんだす。 135 00:09:27,702 --> 00:09:30,605 そうです。 あげくの果てには➡ 136 00:09:30,605 --> 00:09:33,808 「あの おばさん 刺されても まだ懲りてへん」やなんて➡ 137 00:09:33,808 --> 00:09:37,679 聞こえよがしに 陰口まで たたかれて! ほんま➡ 138 00:09:37,679 --> 00:09:42,484 蹴飛ばしたろか思いました! (サカエ)はぁ ほんまやなぁ。 139 00:09:42,484 --> 00:09:44,819 (工藤)サカエ! 田村君! 140 00:09:44,819 --> 00:09:47,489 (2人)すいません。 141 00:09:47,489 --> 00:09:51,159 懲りてへんなぁて わしも思いますで。 142 00:09:51,159 --> 00:09:55,030 炭坑も えらい大事な時やて 言うてはったのに もう➡ 143 00:09:55,030 --> 00:09:59,034 そない けったいな事に手ぇ出すの やめはったら よろしのに。 144 00:09:59,034 --> 00:10:04,172 へぇ。 工藤様 えらい ご心配おかけして すんまへん。 145 00:10:04,172 --> 00:10:08,043 それに もし 出資したとしますわなぁ➡ 146 00:10:08,043 --> 00:10:11,513 計画どおり 寄付が集まれへんかって➡ 147 00:10:11,513 --> 00:10:15,383 結局 話が流れたら どないしはるつもりですのや? 148 00:10:15,383 --> 00:10:18,286 もし 万が一 そないな事になったら➡ 149 00:10:18,286 --> 00:10:22,524 ほかの出資してくれはる お人に ご迷惑おかけせんように➡ 150 00:10:22,524 --> 00:10:25,026 うちと支援者の山倉さんとで➡ 151 00:10:25,026 --> 00:10:27,862 残りの費用 負担しよて 話し合うてます。 152 00:10:27,862 --> 00:10:30,899 へ!? どうか 工藤様も➡ 153 00:10:30,899 --> 00:10:35,036 懲りへん おばさんが また そないな事 言うてたなぁて➡ 154 00:10:35,036 --> 00:10:39,236 頭の片隅にでも 置いといとくなはれ。 155 00:10:47,215 --> 00:10:51,553 いや 奥さん。 山倉さんは 大富豪ですから いいとしても➡ 156 00:10:51,553 --> 00:10:56,891 加野屋は苦境を乗り越えたばかり。 そこまで背負たら あきません! 157 00:10:56,891 --> 00:11:01,229 あくまで覚悟の話だす。 もちろん きちんと賛同を得て➡ 158 00:11:01,229 --> 00:11:04,265 寄付金 集める事が 前提だすさかい。 しかし➡ 159 00:11:04,265 --> 00:11:07,735 奥さんも もう お分かりのように この先 この国が➡ 160 00:11:07,735 --> 00:11:11,573 いくら発展したとしても おなごに対する考えが➡ 161 00:11:11,573 --> 00:11:17,245 根本的に変わる事は 永久にないでしょう。 永久にて…。 162 00:11:17,245 --> 00:11:22,117 あ… すいません。 言葉が過ぎました。 163 00:11:22,117 --> 00:11:26,588 いいや。 本音 言うてくれはって おおきに。 164 00:11:26,588 --> 00:11:29,924 へぇさんの言葉は うそがあれへんさかい➡ 165 00:11:29,924 --> 00:11:35,196 口先だけ おなごの力が大事とか おなごも 男と おんなじにとか➡ 166 00:11:35,196 --> 00:11:40,869 簡単に言うてる人の言葉より よっぽど 身にしみます。 へぇ。 167 00:11:40,869 --> 00:11:44,706 そうだすなぁ。 長年 当たり前に➡ 168 00:11:44,706 --> 00:11:48,877 考えられてきたもんを 変える事は ほんまに難しい。 169 00:11:48,877 --> 00:11:52,547 せやからこそ まだ懲りてへん言われても➡ 170 00:11:52,547 --> 00:11:56,747 恐れずに飛び込むペンギンは ぎょうさんいてな あかんのだす。 171 00:11:59,320 --> 00:12:01,820 ぺんぎ…? 172 00:12:03,558 --> 00:12:07,896 もし うちが フカにパクッと食べられても➡ 173 00:12:07,896 --> 00:12:11,766 すぐに もっともっと立派なペンギンが ようけ生まれるよう➡ 174 00:12:11,766 --> 00:12:17,572 婦人の頭脳を開拓しとかな あかん。 そのための大学校だす。 175 00:12:17,572 --> 00:12:20,475 なぁ? はい! 176 00:12:20,475 --> 00:12:24,175 ほんなら 行ってきます。 へぇ! 177 00:12:31,519 --> 00:12:34,819 はぁ… ほんま なんちゅう お人や。 178 00:12:36,391 --> 00:12:42,091 <そのころ 新次郎たちは 神戸に到着していました> 179 00:12:46,534 --> 00:12:50,834 あんさんが 雁助さんの奥さんだすやろか? 180 00:12:53,208 --> 00:12:58,880 わては 加野屋の新次郎だす。 (ツネ)まあ わざわざ。 181 00:12:58,880 --> 00:13:02,750 初めまして。 私が お手紙 頂戴致しました➡ 182 00:13:02,750 --> 00:13:06,754 加野屋八代目の 白岡榮三郎でございます。 183 00:13:06,754 --> 00:13:09,891 はぁ… 家内でございます。 184 00:13:09,891 --> 00:13:15,230 加野屋様には 夫が長い間 お世話になりまして… なんて➡ 185 00:13:15,230 --> 00:13:20,101 ずっと前に 夫置いて出ていった うちが言うのも何なんですけど…。 186 00:13:20,101 --> 00:13:25,240 いいや この度は えらい事で…。 187 00:13:25,240 --> 00:13:29,940 これが娘のツゲと その娘婿で。 188 00:13:31,512 --> 00:13:37,852 それで 今 雁助さんは? それが 頭打った時に➡ 189 00:13:37,852 --> 00:13:41,689 脳の中で出血 起こしたかも 分かれへんとかで➡ 190 00:13:41,689 --> 00:13:45,889 医者も 正直 もう あかんやろて…。 191 00:13:48,196 --> 00:13:50,496 雁助…。 192 00:13:52,867 --> 00:13:56,738 何で こないな事に なってしもたんか…! 193 00:13:56,738 --> 00:13:59,540 (亀助)大丈夫だすか? 194 00:13:59,540 --> 00:14:02,443 いいや。 お父さんが こないなってしもたら➡ 195 00:14:02,443 --> 00:14:04,879 うちのマッチ工場はおしまいです! 196 00:14:04,879 --> 00:14:09,550 (ツゲ)あんた もう泣かんといて。 しょうがあれへんやないの。 197 00:14:09,550 --> 00:14:13,888 せやけど! 今まで ええ つきあいしてた取引先の問屋や➡ 198 00:14:13,888 --> 00:14:17,558 原材料業者まで お父さん 倒れた言うた途端➡ 199 00:14:17,558 --> 00:14:20,228 急に 貸してた資金 返せ 言い始めて…! 200 00:14:20,228 --> 00:14:23,131 (泣き声) 201 00:14:23,131 --> 00:14:26,100 (竹男)どないしよう…。 202 00:14:26,100 --> 00:14:36,177 ♬~ 203 00:14:36,177 --> 00:14:39,514 雁助! 204 00:14:39,514 --> 00:14:42,514 雁助さん…。 205 00:14:45,186 --> 00:14:50,525 もう何日も こないして 動かへんままなんです。 206 00:14:50,525 --> 00:14:53,525 そうだすか…。 207 00:15:01,169 --> 00:15:04,072 ただいま戻りました。 あ… お帰りなさい。 208 00:15:04,072 --> 00:15:07,875 奥さん ちょっと よろしいですか。 ん? 209 00:15:07,875 --> 00:15:12,575 すいません。 ちょっと これを見て頂きたいんですが。 210 00:15:15,216 --> 00:15:20,088 これは…。 ほんまだすか? (平十郎)へぇ。 211 00:15:20,088 --> 00:15:25,788 <あさにも 時代の足音が 着実に近づいていたのでした> 212 00:15:34,102 --> 00:15:40,208 関口知宏さんが ヨーロッパのチェコを旅します。 213 00:15:40,208 --> 00:15:43,711 列車に乗って チェコをぐるっと1周する➡ 214 00:15:43,711 --> 00:15:48,049 10日間の旅。 215 00:15:48,049 --> 00:15:52,920 1,000年の都 今も輝く プラハ。 216 00:15:52,920 --> 00:15:57,392 そして 民族の歴史を受け継ぐ人々。