1 00:00:01,810 --> 00:00:04,550 (あさ)石炭の商いやると 心に決めてから➡ 2 00:00:04,550 --> 00:00:07,450 この炭坑に来るのを 楽しみにしておりました。 3 00:00:07,450 --> 00:00:11,420 (福太郎)所詮 あんたたち加野屋が 金 欲しいだけやないとか! 4 00:00:11,420 --> 00:00:14,560 (伊作)おなごと話す気ぃはなか! (笑い声) 5 00:00:14,560 --> 00:00:19,900 <あさの炭坑事業は 暗礁に 乗り上げてしまいましたが…> 6 00:00:19,900 --> 00:00:21,830 (銃声) 7 00:00:21,830 --> 00:00:24,400 あんたらが なんぼ 脅かしはったからて➡ 8 00:00:24,400 --> 00:00:26,740 うちは 負けしまへん! 9 00:00:26,740 --> 00:00:28,770 エイホ エイホ…。 10 00:00:28,770 --> 00:00:34,910 (新次郎)あ~ぁ 来てしもたがな。 旦那様!? 11 00:00:34,910 --> 00:00:38,410 あんたの武器は どっちかいうたら➡ 12 00:00:38,410 --> 00:00:43,290 この やらかい大福餅だす。 大福餅? 13 00:00:43,290 --> 00:00:47,420 あさは なにも そない力ずくの 男のまねせんかて➡ 14 00:00:47,420 --> 00:00:51,090 あんたなりのやり方があんのと 違いますか? 15 00:00:51,090 --> 00:00:53,290 えいやっ! 16 00:00:55,260 --> 00:00:58,930 (亀助)白岡あ… あさの勝ち~! 17 00:00:58,930 --> 00:01:02,370 (治郎作)これからは 俺たち 加野屋さんとのために➡ 18 00:01:02,370 --> 00:01:04,870 気張って 石炭 掘りますけ! 19 00:01:04,870 --> 00:01:08,170 おおきに。 おおきに! 20 00:01:11,210 --> 00:01:16,720 わてなぁ 小ちゃい頃 同い年の 幼なじみがいてましたんや。 21 00:01:16,720 --> 00:01:19,550 その幼なじみと お母ちゃんは➡ 22 00:01:19,550 --> 00:01:24,060 それから家に石投げられるわ 借金取りに追い回されるわ➡ 23 00:01:24,060 --> 00:01:29,360 さんざん 惨めな思いしたあげく 町 出てってしもた。 24 00:01:32,570 --> 00:01:35,240 お金いうのは恐ろしいで。 25 00:01:35,240 --> 00:01:40,910 それから 両替屋ゆうて 金貸ししてる うちの家業が➡ 26 00:01:40,910 --> 00:01:43,750 ほんま 嫌になってしもてん。 27 00:01:43,750 --> 00:01:47,580 (はつ)ええ旦那様になろうや なんて 思わんといとくなはれ。 28 00:01:47,580 --> 00:01:50,920 ええお父ちゃんになって下さい。 29 00:01:50,920 --> 00:01:54,260 (菊)惣兵衛やて!? 30 00:01:54,260 --> 00:01:58,590 今更 何しに帰ってきたんや~! 31 00:01:58,590 --> 00:02:06,870 (泣き声) 32 00:02:06,870 --> 00:02:10,740 ♬「朝の空を見上げて」 33 00:02:10,740 --> 00:02:15,210 ♬「今日という一日が」 34 00:02:15,210 --> 00:02:20,080 ♬「笑顔でいられるように」 35 00:02:20,080 --> 00:02:24,890 ♬「そっと お願いした」 36 00:02:24,890 --> 00:02:29,220 ♬「時には雨も降って」 37 00:02:29,220 --> 00:02:33,560 ♬「涙も溢れるけど」 38 00:02:33,560 --> 00:02:38,430 ♬「思い通りに ならない日は」 39 00:02:38,430 --> 00:02:43,240 ♬「明日 頑張ろう」 40 00:02:43,240 --> 00:02:47,580 ♬「ずっと見てる夢は」 41 00:02:47,580 --> 00:02:52,080 ♬「私が もう一人いて」 42 00:02:52,080 --> 00:02:56,420 ♬「やりたいこと 好きなように」 43 00:02:56,420 --> 00:03:00,290 ♬「自由にできる夢」 44 00:03:00,290 --> 00:03:04,530 ♬「人生は紙飛行機」 45 00:03:04,530 --> 00:03:09,860 ♬「願い乗せて飛んで行くよ」 46 00:03:09,860 --> 00:03:14,540 ♬「風の中を力の限り」 47 00:03:14,540 --> 00:03:18,870 ♬「さあ 心のままに」 48 00:03:18,870 --> 00:03:23,750 ♬「365日」 49 00:03:23,750 --> 00:03:26,380 ♬「飛んで行け!」 50 00:03:26,380 --> 00:03:28,880 ♬「飛んでみよう!」 51 00:03:28,880 --> 00:03:31,220 ♬「飛んで行け!」 52 00:03:31,220 --> 00:03:35,220 ♬「飛んでみよう!」 53 00:03:38,890 --> 00:03:44,770 「旦那様。 ようやく 明日 大阪への帰途につきます」。 54 00:03:44,770 --> 00:03:48,600 おお 気を付けぇよ。 分かっとうが。 55 00:03:48,600 --> 00:03:54,080 「ご安心下さい。 山で働く 坑夫さんたちは みんな➡ 56 00:03:54,080 --> 00:03:58,750 大層 真面目に働いてくれてます」。 57 00:03:58,750 --> 00:04:01,520 (治郎作)出荷用に 大きさば そろえて…。 58 00:04:01,520 --> 00:04:05,390 「うちも ここが 加野屋の山と思えば➡ 59 00:04:05,390 --> 00:04:09,190 石炭の落ちこぼれ一つにも 愛着を覚え➡ 60 00:04:09,190 --> 00:04:14,700 坑夫さんたちも 我が子のように かわゆう思えてくるんだす」。 61 00:04:14,700 --> 00:04:18,030 (カズ)バシャ~ッてやるとですけど…。 やらしとくなはれ。 62 00:04:18,030 --> 00:04:20,870 重かですよ! へぇ こげして…。 63 00:04:20,870 --> 00:04:27,210 「この手紙が届く頃には 間もなく うちも大阪に着く事でしょう。➡ 64 00:04:27,210 --> 00:04:29,880 それまで どうか お元気で」。 65 00:04:29,880 --> 00:04:35,750 (宮部)はぁ やっと大阪に お戻りになりまするなぁ。 66 00:04:35,750 --> 00:04:39,550 加野屋の石炭業も あの調子で掘っといたら➡ 67 00:04:39,550 --> 00:04:43,220 そのうち うまくいきますばい。 へぇ そないなったら➡ 68 00:04:43,220 --> 00:04:47,900 ええんだすけど…。 これ いつも すんまへん。 69 00:04:47,900 --> 00:04:51,400 へぇへぇ。 お帰りになるっつうのに➡ 70 00:04:51,400 --> 00:04:56,270 まめな事ですなぁ。 まあ 旦那さんが あれだけ男前やと➡ 71 00:04:56,270 --> 00:04:59,270 奥さんも心配やろきなぁ! 72 00:04:59,270 --> 00:05:03,970 へ? 何だす? それ。 別に心配なんかしてしまへん! 73 00:05:05,850 --> 00:05:11,020 若奥さん どうぞ。 おおきに。 は? 74 00:05:11,020 --> 00:05:14,360 ん? ああ。 75 00:05:14,360 --> 00:05:18,030 これで お店のお金の心配も➡ 76 00:05:18,030 --> 00:05:20,700 のうなると よろしおますのやけどなぁ。 77 00:05:20,700 --> 00:05:23,360 ほんまだすなぁ。 78 00:05:23,360 --> 00:05:28,040 [ 回想 ] お金いうのは恐ろしいで。 なんぼ ええ人でも➡ 79 00:05:28,040 --> 00:05:31,070 お金が のうなってしもたら コロッと変わる。 80 00:05:31,070 --> 00:05:36,380 若奥さん! あんたに来とりましたばい。 81 00:05:36,380 --> 00:05:40,220 へ? うちだすか? 旦那様やろか…。 82 00:05:40,220 --> 00:05:42,520 おおきに。 83 00:05:51,560 --> 00:05:55,060 おじいちゃんが 危篤!? 84 00:06:01,840 --> 00:06:05,710 あ… あさか? 違いますえ。 85 00:06:05,710 --> 00:06:10,350 おじいちゃん お久しぶりでございます。 86 00:06:10,350 --> 00:06:16,850 ああ はつか。 ど… どおりで➡ 87 00:06:16,850 --> 00:06:20,520 お行儀のええ座り方してると 思うてた。 あっ…。 88 00:06:20,520 --> 00:06:22,860 お父はん 無理したら あかん。 89 00:06:22,860 --> 00:06:25,690 だ… 大丈夫 大丈夫。 大丈夫や。 90 00:06:25,690 --> 00:06:31,870 わしなぁ この子の事 心配してたんやで。 91 00:06:31,870 --> 00:06:37,740 やぁ 苦労してたと思てたけど… ハハハハ。 92 00:06:37,740 --> 00:06:42,580 達者で ええ顔してるやないか。 93 00:06:42,580 --> 00:06:46,380 そうだすか? 日に焼けてしもて。 94 00:06:46,380 --> 00:06:50,220 出ていった時と ちっとも変わってへん。 95 00:06:50,220 --> 00:06:53,890 卵さんみたいに かわいいわ。 96 00:06:53,890 --> 00:06:59,690 おじいちゃんこそ よかった。 お達者な お顔が見られて。 97 00:06:59,690 --> 00:07:03,700 いやいや わしは もうあかん。 98 00:07:03,700 --> 00:07:07,840 100まで生きると思てたけど…➡ 99 00:07:07,840 --> 00:07:11,170 もう いつ死んでも おかしないねん。 100 00:07:11,170 --> 00:07:14,840 そんな事 言いはったら あきまへん。 101 00:07:14,840 --> 00:07:17,180 (忠政)そうか そうか。➡ 102 00:07:17,180 --> 00:07:20,520 来てくれたんか… ハハッ。 ≪(足音) 103 00:07:20,520 --> 00:07:25,020 おっ あの威勢のええ歩き方は…。 また 大股で走りおって…。 104 00:07:25,020 --> 00:07:30,190 おじいちゃん! 死んだらあかん! おう あさ。 105 00:07:30,190 --> 00:07:32,190 へ? 106 00:07:34,530 --> 00:07:40,200 何や よかった… 生きてはった! 107 00:07:40,200 --> 00:07:43,870 もう わしは 死んだと思てたんかい。 ハッハッハ。 108 00:07:43,870 --> 00:07:47,540 わしは幽霊か。 そうだす。 109 00:07:47,540 --> 00:07:53,410 うちが着く前に 幽霊はんになって しもてはったら どないしよて。 110 00:07:53,410 --> 00:07:59,150 もし そやったら 幽霊はんでも ええさかい 会いたいて…。 111 00:07:59,150 --> 00:08:04,030 生きてはって ほんま よかった~。 112 00:08:04,030 --> 00:08:09,330 ああ あさの顔を もういっぺん 見られるとはなぁ。 113 00:08:12,170 --> 00:08:14,500 ≪(梨江)お父はん! 114 00:08:14,500 --> 00:08:19,370 ほら 大阪から もう一人 子ぉが。 115 00:08:19,370 --> 00:08:24,010 おお そんなら これは はつの子か。 116 00:08:24,010 --> 00:08:28,520 利口そうで ええ顔してるやなか! ハッハッハ。 117 00:08:28,520 --> 00:08:31,020 久太郎とは大違いやなぁ。 118 00:08:31,020 --> 00:08:33,860 (久太郎)なんちゅう事 言うんや じいちゃん。 119 00:08:33,860 --> 00:08:36,190 (笑い声) 120 00:08:36,190 --> 00:08:38,530 ええ子 ええ子。 121 00:08:38,530 --> 00:08:43,030 さっきは気丈にしてはったけど うちらが来る前は➡ 122 00:08:43,030 --> 00:08:47,900 ほんまに弱ってはって お医者さんに「もう長ない」て➡ 123 00:08:47,900 --> 00:08:52,740 言われてしもたんやそうだす。 そんな…。 124 00:08:52,740 --> 00:08:56,880 それで 夢でもええから会いたい ゆうて➡ 125 00:08:56,880 --> 00:09:01,480 ずっと うちらの あの部屋で 寝てたんやて…。 126 00:09:01,480 --> 00:09:04,150 (梨江)あさ。 127 00:09:04,150 --> 00:09:08,490 とりあえず その旅姿 着替えてきなさい。 128 00:09:08,490 --> 00:09:13,360 ほんまに お付きもつけんと 一人で来るやなんて。 129 00:09:13,360 --> 00:09:16,830 お母はん! お母はんも お久しぶりだすなぁ。 130 00:09:16,830 --> 00:09:21,500 ほんまに。 お父はんと はつから 聞きましたえ。 131 00:09:21,500 --> 00:09:26,010 九州の炭坑に行ってたって。 へぇ そうだす。 132 00:09:26,010 --> 00:09:29,840 九州のおなごはんは ほんま 立派だす。 133 00:09:29,840 --> 00:09:32,880 うち お母はんほど しっかりした おなごはんは➡ 134 00:09:32,880 --> 00:09:38,520 そうそう いてへん思てましたけど それにも負けへん強さいうか…。 135 00:09:38,520 --> 00:09:44,390 うちは 強なんかあらへんえ。 話は 後で聞くさかいに。 136 00:09:44,390 --> 00:09:49,530 いやっ! そんなとこ炭つけて。 137 00:09:49,530 --> 00:09:53,230 やっ! すんまへん。 着替えてきます。 138 00:09:54,870 --> 00:10:02,040 ほんまに あの子は相変わらずや。 へぇ 頼もしい事だす。 139 00:10:02,040 --> 00:10:05,080 頼もしい事なんか ありますかいなぁ。 140 00:10:05,080 --> 00:10:08,550 もう年かて 25も越えたいうのに➡ 141 00:10:08,550 --> 00:10:12,220 いつまで おてんば娘のままなんやろ? 142 00:10:12,220 --> 00:10:16,920 加野屋はんの お姑はんも どない思てはるか…。 143 00:10:19,090 --> 00:10:23,560 はつの方は どないやの? お姑さんも皆さんも➡ 144 00:10:23,560 --> 00:10:26,230 達者でいてはるの? 145 00:10:26,230 --> 00:10:30,570 へぇ それが…➡ 146 00:10:30,570 --> 00:10:35,910 もう 今では お母様も藍之助べったりで。 147 00:10:35,910 --> 00:10:40,580 京都に連れていくゆうたら えらい怒られましたんやけど➡ 148 00:10:40,580 --> 00:10:44,090 お父様と旦那様が 説得してくれはりました。 149 00:10:44,090 --> 00:10:48,260 そう。 皆さん ご息災なんやね。 150 00:10:48,260 --> 00:10:53,930 へぇ。 旦那様も よう働いてくれて…。 151 00:10:53,930 --> 00:10:58,800 何やろう? 畑で育つ青物いうのには➡ 152 00:10:58,800 --> 00:11:04,100 何か不思議な力が あるような気ぃしますねん。 153 00:11:06,510 --> 00:11:10,710 親子5人 身に足りた暮らし さしてもろてますので➡ 154 00:11:10,710 --> 00:11:15,880 どうか 心配せんといとくなはれ。 155 00:11:15,880 --> 00:11:20,220 こんな ええおべべ着るの 久しぶりで➡ 156 00:11:20,220 --> 00:11:25,390 何や 気恥ずかしおます。 あんたに会えるて分かってたら➡ 157 00:11:25,390 --> 00:11:28,730 もっと ええ柄の着物 仕立てておいたのに…。 158 00:11:28,730 --> 00:11:33,400 いいえ。 お母はんの お着物で十分だす。 159 00:11:33,400 --> 00:11:38,570 どうか ここにいてる間だけ 貸しといとくなはれ。 160 00:11:38,570 --> 00:11:43,870 また そんな 他人行儀な事言うて…。 161 00:11:49,580 --> 00:11:52,920 <そのころ 大阪では…> 162 00:11:52,920 --> 00:11:56,790 (よの)あささん 今度は京都やて? (かの)へぇ。 163 00:11:56,790 --> 00:12:00,190 (よの)もう うち空けて ひとつきだすがな。➡ 164 00:12:00,190 --> 00:12:04,070 こんなんで加野屋の嫁と 言えますのやろか? 165 00:12:04,070 --> 00:12:07,540 (正吉)もう そんな事言うたら あきまへんて もう!➡ 166 00:12:07,540 --> 00:12:09,870 いや あさちゃんもなぁ この加野屋のために➡ 167 00:12:09,870 --> 00:12:12,910 一生懸命 働いてくれてはりますのや。 168 00:12:12,910 --> 00:12:16,640 亀助の話やと 何や あさちゃんが坑夫に➡ 169 00:12:16,640 --> 00:12:19,380 ガ~ッと 活 入れたおかげで➡ 170 00:12:19,380 --> 00:12:22,880 炭坑も動き出した という話だすしなぁ。 171 00:12:22,880 --> 00:12:25,220 (雁助)へぇ そない書いたありますなぁ。 172 00:12:25,220 --> 00:12:29,390 それにな お母ちゃん。 今は おじいちゃんが危篤なんやて。 173 00:12:29,390 --> 00:12:32,730 (よの)へぇへぇ そうだすか。 そうやって みんなして➡ 174 00:12:32,730 --> 00:12:36,600 うちの事 いけずな姑 扱いしたら よろしいがな! それが➡ 175 00:12:36,600 --> 00:12:41,400 年取った者の役目いうもんや。 そやけどなぁ そや…。 176 00:12:41,400 --> 00:12:45,070 (泣き声) ほれ もう…。 177 00:12:45,070 --> 00:12:47,980 お店先で泣いたら あきまへんで。 178 00:12:47,980 --> 00:12:52,810 ハッハッハ…。 あんたが そんな人やて 誰も思てしまへんがな。 179 00:12:52,810 --> 00:12:56,780 みんななぁ ええ おなごさんやなぁと➡ 180 00:12:56,780 --> 00:13:00,020 な? そう思てるな? へぇ。 へぇ。 181 00:13:00,020 --> 00:13:02,360 (かの) 旦那様の言わはるとおりだす。 182 00:13:02,360 --> 00:13:06,230 (よの)ほんまやろうか? え~ みんな若い方が➡ 183 00:13:06,230 --> 00:13:09,030 ええのんと違いますの? なぁ?➡ 184 00:13:09,030 --> 00:13:12,530 そりゃなぁ あささんだって もう若ないけどなぁ。 185 00:13:12,530 --> 00:13:15,440 ≪(正吉)あんたが一番若いがな。 186 00:13:15,440 --> 00:13:18,870 あのやり取り このひとつきで 何べんやってますのや。 187 00:13:18,870 --> 00:13:21,910 しかし さすが旦さんや。 あれが夫婦円満の➡ 188 00:13:21,910 --> 00:13:25,380 秘けつなんだっしゃろなぁ。 (うめ)はぁ~ なるほど。 189 00:13:25,380 --> 00:13:28,220 京都から便りはありましたんか? 190 00:13:28,220 --> 00:13:31,050 へぇ 無事に お着きになったそうで。 191 00:13:31,050 --> 00:13:34,890 はぁ~ ほな おじいちゃんの 死に目に間に合いましたんやなぁ。 192 00:13:34,890 --> 00:13:37,560 ほんま おおきに ありがとうございます。 193 00:13:37,560 --> 00:13:40,600 おあさ様は幼い頃から 今井のご隠居様とは➡ 194 00:13:40,600 --> 00:13:43,230 仲がよろしいて…➡ 195 00:13:43,230 --> 00:13:46,730 ご隠居様と一緒にいる時が 一番 伸び伸びしてはったんだす。 196 00:13:46,730 --> 00:13:51,570 そうか。 (うめ)おあさ様の一番の お味方やったんやと思います。 197 00:13:51,570 --> 00:13:55,740 そうか。 新次郎様かて ほんまは 早う➡ 198 00:13:55,740 --> 00:13:59,610 おあさ様の顔 見とおましたやろに ほんに優しい事で。 199 00:13:59,610 --> 00:14:04,410 わてなんか 別に どないでも よろしのや。 200 00:14:10,190 --> 00:14:12,130 (ため息) 201 00:14:12,130 --> 00:14:14,860 寂しいがな…。 202 00:14:14,860 --> 00:14:20,740 ≪(すすり泣き) 203 00:14:20,740 --> 00:14:25,210 はれ? おふゆちゃん? 204 00:14:25,210 --> 00:14:28,540 (ふゆ)新次郎様…。 205 00:14:28,540 --> 00:14:31,450 (泣き声) 206 00:14:31,450 --> 00:14:34,150 どないしましたんや? 207 00:14:35,880 --> 00:14:39,750 <そのころ あさは➡ 208 00:14:39,750 --> 00:14:45,230 懐かしい 今井のお店に入っておりました> 209 00:14:45,230 --> 00:14:49,100 うわ~。 210 00:14:49,100 --> 00:14:52,800 <さてさて…>