1 00:00:02,260 --> 00:00:05,160 (あさ)いけ好かん 納屋頭いうのは? 2 00:00:05,160 --> 00:00:08,500 (亀助)へぇ あいつだす。 3 00:00:08,500 --> 00:00:12,330 あいつの組だけ 取れる炭の量が 少ないいうんで➡ 4 00:00:12,330 --> 00:00:16,200 わて 一回 注意したろ思…。 ≪頭! (サトシ)おう。 5 00:00:16,200 --> 00:00:20,680 注意したろ思て話しかけたんだす。 そしたら➡ 6 00:00:20,680 --> 00:00:23,340 キ~ッて にらみつけやがって。 7 00:00:23,340 --> 00:00:29,520 あの納屋頭さんは 確か サトシさんだしたなぁ? 8 00:00:29,520 --> 00:00:33,690 (宮部)そうたい。 サトシさんの組は ほかの組の者からも➡ 9 00:00:33,690 --> 00:00:37,560 あやつのとこだけ楽しとるっち 苦情が来とりますと。 10 00:00:37,560 --> 00:00:43,360 しかも あいつ 坑夫たちの上前 相当ハネてるみたいで。 11 00:00:43,360 --> 00:00:48,040 上前をハネてる? (亀助)へぇ。 (宮部)坑夫たちの儲けを➡ 12 00:00:48,040 --> 00:00:52,370 間に入って ようけ自分のもんに するっちゅう事です。 13 00:00:52,370 --> 00:00:56,880 そら あきまへんなぁ! それだけやあらしまへん。 14 00:00:56,880 --> 00:01:00,650 坑夫が採掘に使う道具や 手拭いや酒なんかの➡ 15 00:01:00,650 --> 00:01:03,990 こまごましたもんも 納屋頭が値段決めて売って➡ 16 00:01:03,990 --> 00:01:08,860 その売り上げも ピンハネしてるて。 それも ピンハネ!? 17 00:01:08,860 --> 00:01:13,330 せやから 間に入る 納屋頭ばっかり儲けて➡ 18 00:01:13,330 --> 00:01:17,160 肝心の坑夫たちの暮らしは いつまでたっても➡ 19 00:01:17,160 --> 00:01:19,830 楽になれへんのだす。 20 00:01:19,830 --> 00:01:22,740 そないな勝手 許したはるんだすか? 21 00:01:22,740 --> 00:01:27,580 そりゃそりゃ 昔からの事ですき。 坑夫たちの事は➡ 22 00:01:27,580 --> 00:01:31,010 支配人のわしも うかつに口出し できんとです。 23 00:01:31,010 --> 00:01:34,350 そないいうても…。 坑夫たちは➡ 24 00:01:34,350 --> 00:01:38,020 親分か納屋頭の言う事しか 聞かんとです。 25 00:01:38,020 --> 00:01:41,860 雇うんも世話すんも ぜ~んぶ 納屋頭が しとるんですけん➡ 26 00:01:41,860 --> 00:01:44,360 誰も逆らえんとですばい。 27 00:01:44,360 --> 00:01:49,360 そやけど このままやったら あきまへんなぁ…。 28 00:01:51,230 --> 00:01:55,000 (治郎作)おう 若奥さん! 来とんなさったとね。 29 00:01:55,000 --> 00:02:00,000 親分さん! ただいま戻りました。 (治郎作)ああ! 30 00:02:08,150 --> 00:02:12,020 ♬「朝の空を見上げて」 31 00:02:12,020 --> 00:02:16,490 ♬「今日という一日が」 32 00:02:16,490 --> 00:02:21,360 ♬「笑顔でいられるように」 33 00:02:21,360 --> 00:02:26,170 ♬「そっと お願いした」 34 00:02:26,170 --> 00:02:30,500 ♬「時には雨も降って」 35 00:02:30,500 --> 00:02:34,840 ♬「涙も溢れるけど」 36 00:02:34,840 --> 00:02:39,710 ♬「思い通りにならない日は」 37 00:02:39,710 --> 00:02:44,520 ♬「明日 頑張ろう」 38 00:02:44,520 --> 00:02:48,860 ♬「ずっと見てる夢は」 39 00:02:48,860 --> 00:02:53,360 ♬「私が もう一人いて」 40 00:02:53,360 --> 00:02:57,700 ♬「やりたいこと 好きなように」 41 00:02:57,700 --> 00:03:01,570 ♬「自由にできる夢」 42 00:03:01,570 --> 00:03:05,810 ♬「人生は紙飛行機」 43 00:03:05,810 --> 00:03:11,150 ♬「願い乗せて飛んで行くよ」 44 00:03:11,150 --> 00:03:15,820 ♬「風の中を力の限り」 45 00:03:15,820 --> 00:03:20,620 ♬「さあ 心のままに」 46 00:03:22,590 --> 00:03:27,530 うち この炭坑の改革をせな 思うんだす。 47 00:03:27,530 --> 00:03:33,670 改革っちゃ これまた物騒な…。 何をするつもりですと? 48 00:03:33,670 --> 00:03:37,340 なんぼ働いても 給金のほとんどが➡ 49 00:03:37,340 --> 00:03:40,010 お酒や道具に 消えてしまうようでは➡ 50 00:03:40,010 --> 00:03:43,880 坑夫さんたちの暮らしは いつまでたっても楽にならへん。 51 00:03:43,880 --> 00:03:46,880 夢も希望も あらしまへん。 52 00:03:46,880 --> 00:03:49,520 夢…。 おい。 53 00:03:49,520 --> 00:03:51,850 あっ。 54 00:03:51,850 --> 00:03:57,660 うちは 現場の皆さんに働いたら その分 ええ暮らしができるいう➡ 55 00:03:57,660 --> 00:04:01,300 希望を持ってもらいたいんだす。 希望…。 56 00:04:01,300 --> 00:04:05,470 そないいうてもだす どないして希望持たしますんや? 57 00:04:05,470 --> 00:04:11,970 へぇ。 まずは よりようけの石炭を 採れたら採れただけ➡ 58 00:04:11,970 --> 00:04:16,640 その組の坑夫さんたちに 平等に ご褒美を差し上げるんだす。 59 00:04:16,640 --> 00:04:18,980 褒美? へぇ。 60 00:04:18,980 --> 00:04:22,020 そのご褒美は 納屋頭さんを通さず➡ 61 00:04:22,020 --> 00:04:25,320 加野屋から じかに 坑夫さんたちに渡すんだす。 62 00:04:25,320 --> 00:04:28,160 そしたら 士気かて上がりますやろ? 63 00:04:28,160 --> 00:04:33,960 はぁ? じかにっち…。 それから 坑夫さんたちが使うもんを➡ 64 00:04:33,960 --> 00:04:37,670 納屋頭さんが売るいう事も 禁じよ思うんだす。 65 00:04:37,670 --> 00:04:41,000 はぁ!? これからは 加野屋が要るもんを➡ 66 00:04:41,000 --> 00:04:45,670 まとめて仕入れて 坑夫さんたちに 安う売る事にしよ思て。 67 00:04:45,670 --> 00:04:50,010 安う売る…。 はぁ そげな事 無理ば~い。 68 00:04:50,010 --> 00:04:53,350 飯場には飯場の 昔からのやり方があるとやけん。 69 00:04:53,350 --> 00:04:56,380 それを変えたら 山は大騒ぎになるったい! 70 00:04:56,380 --> 00:05:01,090 そうたい。 それにたい 若奥さんの 言うとんなるんは つまり➡ 71 00:05:01,090 --> 00:05:05,930 坑夫と加野屋との間にある 納屋頭の仕事を➡ 72 00:05:05,930 --> 00:05:09,630 奪う事になるとばい。 奪うつもりは あらしまへん! 73 00:05:09,630 --> 00:05:13,300 それでも うちらが直接 坑夫さんたちと➡ 74 00:05:13,300 --> 00:05:16,340 やり取りせなんだら あの人たちの暮らしは➡ 75 00:05:16,340 --> 00:05:19,170 一向に楽にならへんのだす! 76 00:05:19,170 --> 00:05:23,470 そげなったら みんな どげ助かる事か。 77 00:05:25,880 --> 00:05:28,850 えらい失礼しました。 78 00:05:28,850 --> 00:05:32,320 待っとくれやす。 一緒に 話聞いとくなはれ。 79 00:05:32,320 --> 00:05:35,220 いえ すんまっせん。 うちなんかが もう…。 80 00:05:35,220 --> 00:05:38,190 あっ あ… 待っとくれやすて! 81 00:05:38,190 --> 00:05:42,830 若奥さん! ちょちょっ… 待っとくなはれ! 若奥さん。➡ 82 00:05:42,830 --> 00:05:47,700 ああ… 行ってしもた。 (ため息) 83 00:05:47,700 --> 00:05:53,170 今ん話を納屋頭たちが聞いたら どげん怒る事か…。 84 00:05:53,170 --> 00:05:58,980 そうちゃのう… 参ったのう。 ハハハ。 85 00:05:58,980 --> 00:06:03,280 へ? 親分さん なし のんきに笑うとるけ? 86 00:06:03,280 --> 00:06:05,780 ああ? ハッハッハッハ。 87 00:06:09,460 --> 00:06:12,790 カズさん ほんまは どない思いはります? 88 00:06:12,790 --> 00:06:16,960 さっきの うちの話。 そりゃ そげんなったら➡ 89 00:06:16,960 --> 00:06:20,630 ありがたいに決まっちょります。 みんな お金には➡ 90 00:06:20,630 --> 00:06:23,970 えらい困っちょるとですから。 やっぱり…。 91 00:06:23,970 --> 00:06:27,310 そやけど 納屋頭いうんは みんな男気があって➡ 92 00:06:27,310 --> 00:06:30,640 坑夫たちに にらみの利く 利け者ばっかりっちゃ。 93 00:06:30,640 --> 00:06:35,980 誰も逆らえまっせん。 そうだすか。 けど それやったら…。 94 00:06:35,980 --> 00:06:39,820 それと 奥さんが さっき言うとんなった➡ 95 00:06:39,820 --> 00:06:46,330 夢っちいうのは 将来を考える 余裕のある人が持つもんですと。➡ 96 00:06:46,330 --> 00:06:50,830 ここにおる者は そんなん よう持ちまっせん。➡ 97 00:06:50,830 --> 00:06:55,340 炭坑は いつでん 危険と隣り合わせちゃ。➡ 98 00:06:55,340 --> 00:06:58,170 男ん人だちも 自然に 気も荒うなって➡ 99 00:06:58,170 --> 00:07:00,440 いつでん死んでいいように➡ 100 00:07:00,440 --> 00:07:05,610 太く短う生きちゃるいう気持ちに なりますと。 お酒を飲んで➡ 101 00:07:05,610 --> 00:07:09,950 その日が暮らせればいいち 思うとる坑夫だっち多かと。 102 00:07:09,950 --> 00:07:16,620 夢やら希望やらいう言葉は 正直 うちんだちには まぶしすぎて➡ 103 00:07:16,620 --> 00:07:19,130 考えもつかんとです。 104 00:07:19,130 --> 00:07:21,460 そんな…。 105 00:07:21,460 --> 00:07:25,630 うちんだちのために いろいろ 考えてくれとんなさぁとに➡ 106 00:07:25,630 --> 00:07:29,630 水差すような事言うて すんまっせん。 107 00:07:31,510 --> 00:07:33,510 あ…。 108 00:07:37,640 --> 00:07:45,140 <あさの思う炭坑の改革は たやすい事ではなさそうでした> 109 00:07:47,990 --> 00:07:54,660 (菊)何だすて? あんた 私に大阪を出え 言いますのか? 110 00:07:54,660 --> 00:07:58,830 (惣兵衛)お母ちゃん。 わしら 出え言うたんやあれへんで。 111 00:07:58,830 --> 00:08:03,440 一緒に和歌山行って 新しい事始めよ言いましたんや。 112 00:08:03,440 --> 00:08:08,780 わしは お百姓の暮らし好きや。 お父ちゃんと はつが➡ 113 00:08:08,780 --> 00:08:12,110 野菜作ってくれて それを わしが売りに歩く。➡ 114 00:08:12,110 --> 00:08:15,150 お母ちゃんが家の事 守ってくれる。 それかて きっと➡ 115 00:08:15,150 --> 00:08:18,290 なりわいにしたら 楽やあれへん。 毎日 おてんとさんや➡ 116 00:08:18,290 --> 00:08:21,620 雨風と闘わな あかん。 その和歌山の土が➡ 117 00:08:21,620 --> 00:08:24,660 どんだけ肥えてるかかて 分かれへん。 118 00:08:24,660 --> 00:08:30,300 そやけどなぁ もう世の移り変わりに➡ 119 00:08:30,300 --> 00:08:34,600 振り回される事もあれへんのや。 120 00:08:39,310 --> 00:08:44,980 みんなで地ぃに足つけて もいっぺん働こ。 な? 121 00:08:44,980 --> 00:08:48,850 (栄達)今の私らにとって なぁ? 土地が持てるやなんて➡ 122 00:08:48,850 --> 00:08:52,320 ほんま ありがたい話やで。 123 00:08:52,320 --> 00:08:55,660 今井屋さんには 頭が上げられまへん。 124 00:08:55,660 --> 00:08:58,560 (はつ)いいや お父ちゃん。 125 00:08:58,560 --> 00:09:02,260 な? お前さん。 126 00:09:02,260 --> 00:09:08,600 2人の言う事を聞いて みんなで和歌山 行って➡ 127 00:09:08,600 --> 00:09:11,640 やり直そうやないか。 128 00:09:11,640 --> 00:09:20,210 (笑い声) 129 00:09:20,210 --> 00:09:25,150 天下の山王寺屋も潰れるはずだす。 男連中が➡ 130 00:09:25,150 --> 00:09:29,150 こない情けない者ばっかり やったんやさかいなあ。 131 00:09:31,290 --> 00:09:34,130 お母様。 旦那様は…。 132 00:09:34,130 --> 00:09:39,470 私はなぁ あんたが 今は どないになってたとしても➡ 133 00:09:39,470 --> 00:09:43,140 いつか きっと この山王寺屋を 生き返らせてくれるやろ思て➡ 134 00:09:43,140 --> 00:09:45,970 そやさかいに こない情けない暮らしにかて➡ 135 00:09:45,970 --> 00:09:50,810 耐えてきましたんやで! それを何だす…➡ 136 00:09:50,810 --> 00:09:54,650 お百姓になるやて!? 137 00:09:54,650 --> 00:10:00,320 山王寺屋は もう潰れたんだす。 生き返らせるやなんて事➡ 138 00:10:00,320 --> 00:10:03,990 かなわへん夢や。 139 00:10:03,990 --> 00:10:11,500 なぁ 頼むさかい もう 前 向いとくなはれ! 140 00:10:11,500 --> 00:10:14,540 あんた… あんた 何にも分かってへん! 141 00:10:14,540 --> 00:10:19,170 私が この大阪で どんな思いで この山王寺屋の➡ 142 00:10:19,170 --> 00:10:23,340 のれんを守ってきたか。 どれだけ 今 悔しい思いをしてんのか! 143 00:10:23,340 --> 00:10:26,250 そら よう分かってる。 そやけどなぁ…。 私は➡ 144 00:10:26,250 --> 00:10:29,680 大阪一の山王寺屋の内儀だす。 145 00:10:29,680 --> 00:10:32,590 和歌山になんか 金輪際 行かしまへん! 146 00:10:32,590 --> 00:10:35,860 (大声で) 何で 分かってくれへんのや! 147 00:10:35,860 --> 00:10:40,030 わしはなぁ この家のためや思て…。 148 00:10:40,030 --> 00:10:44,030 刺す気だすか? また母親を。 149 00:10:47,900 --> 00:10:50,670 刺すねやったら刺したらええ。 150 00:10:50,670 --> 00:10:53,570 知らん土地に流れて 落ちぶれて死ぬよりは➡ 151 00:10:53,570 --> 00:10:58,270 よっぽど その方が ご先祖さんに 顔向けできますわ! 152 00:11:00,310 --> 00:11:04,990 どうか 落ち着いとくなはれ。 153 00:11:04,990 --> 00:11:08,860 藍之助も寝ております。 154 00:11:08,860 --> 00:11:12,660 私は どこにも行かしまへん。 あんたらが どないしても➡ 155 00:11:12,660 --> 00:11:17,000 和歌山に行きたい 言うんやったら…➡ 156 00:11:17,000 --> 00:11:20,870 親子の縁 切ったら よろし! 157 00:11:20,870 --> 00:11:33,350 ♬~ 158 00:11:33,350 --> 00:11:36,050 (ため息) 159 00:11:40,690 --> 00:11:43,690 旦那様。 160 00:11:48,360 --> 00:11:53,230 いや… こら わしも悪い。 161 00:11:53,230 --> 00:11:56,240 生まれて この方➡ 162 00:11:56,240 --> 00:12:00,940 何でも お母ちゃんの 言いなりやったさかいな。 163 00:12:02,880 --> 00:12:10,180 せやけど 今回ばっかりは そないな訳にはいかへん。 164 00:12:16,520 --> 00:12:20,990 (山屋)また奥さん 九州へ行ってしもたんやて?➡ 165 00:12:20,990 --> 00:12:25,870 ハハハハハ! いつ何時でも気楽に遊べて➡ 166 00:12:25,870 --> 00:12:29,670 羨ましいこったすなぁ。 (新次郎)へぇ おかげさんで。 167 00:12:29,670 --> 00:12:33,340 (笑い声) ほな お先。 へぇ。 168 00:12:33,340 --> 00:12:36,240 おおきに ありがとうございました。 169 00:12:36,240 --> 00:12:39,240 (美和)ほな また。 気ぃ付けて。 へぇ。 170 00:12:42,350 --> 00:12:46,690 ほんまは お寂しいくせに。 171 00:12:46,690 --> 00:12:50,190 そないなふうに見えますかいな? へぇ。 172 00:12:50,190 --> 00:12:53,090 なんぼ お顔に 見せはれへんかっても➡ 173 00:12:53,090 --> 00:12:56,960 音には ぜ~んぶ 正直に出てしまいますさかい。 174 00:12:56,960 --> 00:12:59,900 あれま! 175 00:12:59,900 --> 00:13:03,740 おい お前 しっかりしとくれやっしゃ。 176 00:13:03,740 --> 00:13:07,310 お三味線のせえにしたら あきまへん! 177 00:13:07,310 --> 00:13:13,650 せや。 今度 うち 久しぶりに お座敷に上がんのんだす。 178 00:13:13,650 --> 00:13:16,980 へぇ お師匠さんが。 何でだす? 179 00:13:16,980 --> 00:13:21,820 昔 よう世話になった お方に 頼まれたんだす。 180 00:13:21,820 --> 00:13:26,160 何や 大事なお客さんが来はる ゆうて。 181 00:13:26,160 --> 00:13:29,960 ほう 大事なお客さん…。 182 00:13:35,340 --> 00:13:40,010 (亀助)何や 若奥さん しんどそうだすなぁ。 183 00:13:40,010 --> 00:13:44,880 いいや。 しんどいなんて 言うてる場合やあらへんで。 184 00:13:44,880 --> 00:13:49,680 はぁ… 今度こそ 旦那様のために 早 帰らな思てたのに➡ 185 00:13:49,680 --> 00:13:54,350 やっぱり そうもいかへんなぁ。 そないみたいだすなぁ。 186 00:13:54,350 --> 00:13:59,030 わてかて こんなんやったら 嫁探しもでけしまへん。 187 00:13:59,030 --> 00:14:01,930 (2人)よいしょ。 188 00:14:01,930 --> 00:14:03,930 よっ。 189 00:14:07,830 --> 00:14:10,970 うちもだす。 190 00:14:10,970 --> 00:14:15,810 昨日の夜も 旦那様に 文 書かな思てたのに➡ 191 00:14:15,810 --> 00:14:19,310 いつの間にか ぐっすり寝てしもてた。 192 00:14:19,310 --> 00:14:22,650 こんなんやったら もう いつ おヒゲが生えてきたかて➡ 193 00:14:22,650 --> 00:14:25,990 おかしい事あれへん。 おヒゲだすか? 194 00:14:25,990 --> 00:14:29,320 もう ちょっと待ちんしゃい。 おっぱいちゃ? 195 00:14:29,320 --> 00:14:32,320 (赤ちゃんの泣き声) はいはい…。 196 00:14:35,200 --> 00:14:42,340 亀助さん。 ほんまは うちな…。 197 00:14:42,340 --> 00:14:44,670 はい? 198 00:14:44,670 --> 00:14:51,970 <それは あさが ずっと 誰にも言えずにいた事でした>