1 00:00:02,010 --> 00:00:09,420 [あさは やや難産ながらも 無事 女の子を出産しました。➡ 2 00:00:09,420 --> 00:00:13,420 しかし 九州の炭坑では…] 3 00:00:18,760 --> 00:00:21,670 (友厚)ひょっとしたら これは ただの事故やのうて➡ 4 00:00:21,670 --> 00:00:25,100 誰かが 作為的に計画した事 なんかも分かりませんな。 5 00:00:25,100 --> 00:00:29,980 俺 あげな のんきな金持ち見ると 虫ずが走りますと。➡ 6 00:00:29,980 --> 00:00:32,780 それも もう終わりたい。 7 00:00:32,780 --> 00:00:37,650 (正吉)あの山を守れるのは あんただけや。 8 00:00:37,650 --> 00:00:43,120 私の 最後の頼みや。 9 00:00:43,120 --> 00:00:46,160 ≪(正吉のうめき声) 10 00:00:46,160 --> 00:00:48,630 (あさ)お父様? 11 00:00:48,630 --> 00:00:53,830 お父様! (うめ)大旦さん! 大旦さん! 12 00:00:55,800 --> 00:00:59,670 ♬「朝の空を見上げて」 13 00:00:59,670 --> 00:01:04,080 ♬「今日という一日が」 14 00:01:04,080 --> 00:01:08,950 ♬「笑顔でいられるように」 15 00:01:08,950 --> 00:01:13,750 ♬「そっと お願いした」 16 00:01:13,750 --> 00:01:18,090 ♬「時には雨も降って」 17 00:01:18,090 --> 00:01:22,430 ♬「涙も溢れるけど」 18 00:01:22,430 --> 00:01:27,300 ♬「思い通りに ならない日は」 19 00:01:27,300 --> 00:01:32,100 ♬「明日 頑張ろう」 20 00:01:32,100 --> 00:01:36,440 ♬「ずっと見てる夢は」 21 00:01:36,440 --> 00:01:40,950 ♬「私が もう一人いて」 22 00:01:40,950 --> 00:01:45,280 ♬「やりたいこと 好きなように」 23 00:01:45,280 --> 00:01:49,150 ♬「自由にできる夢」 24 00:01:49,150 --> 00:01:53,460 ♬「人生は紙飛行機」 25 00:01:53,460 --> 00:01:58,800 ♬「願い乗せて飛んで行くよ」 26 00:01:58,800 --> 00:02:03,400 ♬「風の中を力の限り」 27 00:02:03,400 --> 00:02:07,740 ♬「さあ 心のままに」 28 00:02:07,740 --> 00:02:12,610 ♬「365日」 29 00:02:12,610 --> 00:02:15,250 ♬「飛んで行け!」 30 00:02:15,250 --> 00:02:17,750 ♬「飛んでみよう!」 31 00:02:17,750 --> 00:02:20,090 ♬「飛んで行け!」 32 00:02:20,090 --> 00:02:24,290 ♬「飛んでみよう!」 33 00:02:27,430 --> 00:02:29,930 ん…。 34 00:02:32,100 --> 00:02:35,970 (一同)はぁ…。 はぁ? 35 00:02:35,970 --> 00:02:38,970 私 まだ 生きてましたんかいな? 36 00:02:38,970 --> 00:02:42,440 (新次郎)そら そうだす。 勝手に死なれたら困ります。 37 00:02:42,440 --> 00:02:46,280 (榮三郎)ほんまだすわ。 お父ちゃん。 何で わてらに➡ 38 00:02:46,280 --> 00:02:48,610 加減 悪い事を ずっと隠してはったんだすか!? 39 00:02:48,610 --> 00:02:52,480 隠してたって… それはな ほれ あの…➡ 40 00:02:52,480 --> 00:02:57,790 徳川さんが負けてしもうて …で 御一新になりましたやろ。 41 00:02:57,790 --> 00:03:02,630 …で あの時に新政府から 「10万両 用立てせえ」言われて➡ 42 00:03:02,630 --> 00:03:07,600 もう あの時は本当に フウェ~ッとなってしもうてからに➡ 43 00:03:07,600 --> 00:03:13,740 そのままポ~ンと 死んでるかもしれまへんのやで。 44 00:03:13,740 --> 00:03:17,080 (よの)あの時は 確か 腰 痛めてはりましたなぁ。 45 00:03:17,080 --> 00:03:21,410 せやせや…。 あの御一新から10年の➡ 46 00:03:21,410 --> 00:03:26,080 ゴタゴタ ゴタゴタした間 よう生き延びてきましたなぁ。 47 00:03:26,080 --> 00:03:30,760 そないいうたら この店もなぁ。 そや! そやそや。 48 00:03:30,760 --> 00:03:34,430 なぁ この加野屋も よう生きてきた。 49 00:03:34,430 --> 00:03:40,300 はぁ 何をのんきに。 炭坑 爆発して 今また…。 榮三郎。 50 00:03:40,300 --> 00:03:43,770 ああ すんまへん。 そやな。 51 00:03:43,770 --> 00:03:49,270 店の事は 何も心配あらへんさかい 今は きっちり休んどくなはれ。 52 00:03:49,270 --> 00:03:54,450 あ… 頼もしい事を 言うてくれますなぁ。 53 00:03:54,450 --> 00:04:03,060 よの。 私 どのくらいの間 ふ… ふせってましたのやな? 54 00:04:03,060 --> 00:04:06,730 3日だす。 3日も? お薬が よう効いたんか➡ 55 00:04:06,730 --> 00:04:10,400 もう昨日辺りから ようよう 顔色もようなって➡ 56 00:04:10,400 --> 00:04:15,570 寝言まで言わはるようになって もう 安どしてたんだす。 そうか。 57 00:04:15,570 --> 00:04:19,400 お母ちゃん 寝んと ず~っと 看病してはりましたんやで。 58 00:04:19,400 --> 00:04:22,240 あささんかて よう手伝うてくれましたわ。 59 00:04:22,240 --> 00:04:25,740 あさちゃんまでなぁ。 そら まあ ほんまに みんなに➡ 60 00:04:25,740 --> 00:04:28,780 えらい 心配かけてしもて 悪かったな。 61 00:04:28,780 --> 00:04:32,250 あ… そういえば お姉さんは? 朝から見かけまへんな。 62 00:04:32,250 --> 00:04:35,290 朝早から 千代おんぶして 出ていきましたわ。 63 00:04:35,290 --> 00:04:39,990 へぇ。 川口に 心臓に よう効く 舶来の新薬が売ってあるって➡ 64 00:04:39,990 --> 00:04:42,960 聞いたとかで あっという間に 出ていってしまいはって。 65 00:04:42,960 --> 00:04:45,600 ああ もう… 出かける時ぐらい➡ 66 00:04:45,600 --> 00:04:48,500 ふゆに 千代 預けてったら よろしいのに。 67 00:04:48,500 --> 00:04:51,100 こっちが落ち着いたら また九州 行きますのや。 68 00:04:51,100 --> 00:04:54,770 いてられる時は なるべく一緒に いてたいんだすやろ。 69 00:04:54,770 --> 00:04:58,440 千代。 見て このニンジンさん。 70 00:04:58,440 --> 00:05:02,050 はぁ~ こら 滋養がありそうや。 71 00:05:02,050 --> 00:05:06,390 おじいちゃんに 買うていきまひょな。 ん? ほら。 72 00:05:06,390 --> 00:05:11,060 [あさは できる限り 千代と一緒にいました。➡ 73 00:05:11,060 --> 00:05:16,230 あさが大阪に来て 妻になり母になる間に➡ 74 00:05:16,230 --> 00:05:21,730 大阪の町も 文明開化が 着実に進んでいました] 75 00:05:21,730 --> 00:05:26,910 今日は どないなお話 してますのやろなぁ。 76 00:05:26,910 --> 00:05:30,740 (山屋)あっ こら 加野屋の若奥さんやないか。 77 00:05:30,740 --> 00:05:35,250 あんた こないなとこで子守してて よろしいのんか? 78 00:05:35,250 --> 00:05:40,090 あの炭坑 爆発してしもた いうやないかいな。 79 00:05:40,090 --> 00:05:43,920 山屋さん。 爆発いうか落盤事故だして➡ 80 00:05:43,920 --> 00:05:47,590 今 立て直しに大わらわで。 (天神屋)はぁ?➡ 81 00:05:47,590 --> 00:05:51,930 まだ やるつもりなんかいな。 怪我人も出したんやてなぁ。 82 00:05:51,930 --> 00:05:55,800 まあなぁ 女だてらに炭坑なんかに 手ぇつけたりするさかいや。 83 00:05:55,800 --> 00:05:59,100 (神田屋)ほんに ほんに。 84 00:05:59,100 --> 00:06:05,910 けど わてが手引きした炭坑で あないな事が起きるやなんて…。 85 00:06:05,910 --> 00:06:11,380 それでな 加野屋は これで潰れるんと違うかて➡ 86 00:06:11,380 --> 00:06:16,250 また えらい噂やで。 まあ しっかり お気張りやす。 87 00:06:16,250 --> 00:06:19,260 (泣き声) 88 00:06:19,260 --> 00:06:22,990 ほな 帰りまひょか。 千代。 89 00:06:22,990 --> 00:06:26,990 (泣き声) 90 00:06:30,070 --> 00:06:34,940 入りはれへんのですか? 長居はでけへんのだす。 91 00:06:34,940 --> 00:06:37,940 泣きだしたら お邪魔になりますし。 92 00:06:37,940 --> 00:06:42,080 いつ見ても かわいいなぁ。 また大きなったみたいや。 ハハッ。 93 00:06:42,080 --> 00:06:45,420 あれから もう ひとつきになります。 94 00:06:45,420 --> 00:06:49,250 炭坑では ほんまに お世話になってしもて。 いやいや。 95 00:06:49,250 --> 00:06:54,090 実は 前から気になってたんですが あなた ほんまは➡ 96 00:06:54,090 --> 00:07:01,090 炭坑に爆薬を仕掛けた犯人が誰か 見当ついてはるんちゃいますか? 97 00:07:03,700 --> 00:07:10,580 いいや。 誰かを疑うような事 うちは ようしません。 98 00:07:10,580 --> 00:07:16,280 そうですか。 それは あなたの ええとこや。 99 00:07:16,280 --> 00:07:19,720 そやけど 人の上に立つ者は➡ 100 00:07:19,720 --> 00:07:25,590 時に 非情にならねば ならん事もある。 101 00:07:25,590 --> 00:07:30,290 偽善者では あかん という事です。 102 00:07:33,060 --> 00:07:35,570 …なんてな。 こんなん➡ 103 00:07:35,570 --> 00:07:38,900 赤ちゃん おんぶした人に 言う話やないな。 104 00:07:38,900 --> 00:07:41,940 まあ けど 今日は会えてよかった。 105 00:07:41,940 --> 00:07:47,410 また ゆっくり お話できる日ぃを 楽しみにしてます。 106 00:07:47,410 --> 00:07:53,290 [このころ 五代の心の中は複雑でした。➡ 107 00:07:53,290 --> 00:07:56,760 時は 明治10年。➡ 108 00:07:56,760 --> 00:08:02,030 鹿児島で 西郷隆盛を中心とした 不平士族の反乱➡ 109 00:08:02,030 --> 00:08:08,900 いわゆる 西南戦争が起こり 明治政府を率いる五代の心の友➡ 110 00:08:08,900 --> 00:08:13,540 大久保利通が 2人の郷里 薩摩の人々と➡ 111 00:08:13,540 --> 00:08:17,880 戦わねばならない事態と なっていたのです] 112 00:08:17,880 --> 00:08:21,210 (友厚)「大久保利通殿。➡ 113 00:08:21,210 --> 00:08:25,720 貴殿の心中 察するにあまりあり」。 114 00:08:25,720 --> 00:08:46,040 ♬~ 115 00:08:46,040 --> 00:08:48,740 (ため息) 116 00:08:54,410 --> 00:08:58,080 偽善者か…。 117 00:08:58,080 --> 00:09:01,080 ≪(亀助)若奥さ~ん! 118 00:09:02,690 --> 00:09:05,520 あっ 亀助さん? 119 00:09:05,520 --> 00:09:07,560 (亀助)エヘ… エヘ。 120 00:09:07,560 --> 00:09:13,030 帰ってきはりましたんやな! ただいま戻ってまいりました。 121 00:09:13,030 --> 00:09:18,840 アララララ! お嬢ちゃんだすか!? こら かいらしなぁ! 122 00:09:18,840 --> 00:09:23,680 ウリャリャリャリャ。 もう 亀助さん 声が大きい。 早 入りまひょ。 123 00:09:23,680 --> 00:09:26,550 あ~ もうプクプクやなぁ。 124 00:09:26,550 --> 00:09:28,880 ただいま戻りました。 125 00:09:28,880 --> 00:09:31,220 亀助さんが 帰ってきはりましたで! 126 00:09:31,220 --> 00:09:35,050 あ! おお~ 亀助やないか。 新次郎さん。 127 00:09:35,050 --> 00:09:37,890 やっと帰ってきはりましたな。 若旦さん。 128 00:09:37,890 --> 00:09:40,390 (弥七)番頭さんや。 (笑い声) 129 00:09:40,390 --> 00:09:43,060 (クマ)お帰りやす。 お帰りやす! (ツタ)お帰りやす。 130 00:09:43,060 --> 00:09:47,930 何や わて 人気者みたいやなぁ! 雁助さんが いてへんように➡ 131 00:09:47,930 --> 00:09:50,400 なってから みんな ちょっと元気なかったさかい➡ 132 00:09:50,400 --> 00:09:53,310 よけ うれしいんだすわ。 (ふゆ)番頭さん。 133 00:09:53,310 --> 00:09:56,270 おふゆちゃん! (ふゆ)お帰りなさいませ。 134 00:09:56,270 --> 00:09:59,580 ただ…。 (せきばらい) 135 00:09:59,580 --> 00:10:02,610 (声色を変えて)ただいま。 (笑い声) 136 00:10:02,610 --> 00:10:08,250 手紙 何べんも おおきに。 せやけど あの字ぃは…。 137 00:10:08,250 --> 00:10:11,760 こら 亀助。 ふゆと話す暇は 後で たんと あげますさかい➡ 138 00:10:11,760 --> 00:10:14,430 ほら まずは九州の話を 聞かしとくれやす。 いや…。 139 00:10:14,430 --> 00:10:17,760 そうだす。 聞きたい事が ぎょうさん あるんだす。 さあ! 140 00:10:17,760 --> 00:10:20,670 先に… ちょっ おふゆちゃん。 いやいや… ちょっちょっ!➡ 141 00:10:20,670 --> 00:10:24,640 お… おふゆちゃん! ちょっと おふゆちゃん! お~ あ~! 142 00:10:24,640 --> 00:10:27,270 ハハッ。 不粋なやつらやことなぁ。 143 00:10:27,270 --> 00:10:31,440 ほんまだすなぁ。 ふゆ。 はぁ…。 144 00:10:31,440 --> 00:10:33,780 (笑い声) 145 00:10:33,780 --> 00:10:39,650 炭坑は どないだすか? 親分さんの怪我の具合は? 146 00:10:39,650 --> 00:10:43,790 それが さすが山の男。 147 00:10:43,790 --> 00:10:47,660 治りが早うて もう杖ついて 動けるようになりましたわ。 148 00:10:47,660 --> 00:10:50,460 お医者さんも びっくりしてはりました。 149 00:10:50,460 --> 00:10:53,800 そうだすか! そら ほんまに よかった。 150 00:10:53,800 --> 00:10:57,140 ≪(正吉)雁助は どないだすねん? 151 00:10:57,140 --> 00:11:02,410 向こうで ちゃんと なじんでますんかいな? 152 00:11:02,410 --> 00:11:04,440 あ… あ~ おおきに おおきに。 153 00:11:04,440 --> 00:11:07,250 大旦さん 起きてはって 大丈夫なんだすか? 154 00:11:07,250 --> 00:11:12,120 まあ ほんに じ~っと寝てんのが 苦手な人だすさかいな。 155 00:11:12,120 --> 00:11:15,920 (正吉)そら せっかく 生かしてもろてる命だっさかいな。 156 00:11:15,920 --> 00:11:18,760 …とゆうてやな ただ寝てるだけでは➡ 157 00:11:18,760 --> 00:11:22,090 面白い事も 何にもあらしまへんがな。 158 00:11:22,090 --> 00:11:25,600 ほい 雁助。 雁助! はぁ…。 159 00:11:25,600 --> 00:11:29,100 あのお方やったら 何も心配あらしまへん。 160 00:11:29,100 --> 00:11:32,970 あの こわもてのせえやろか? 坑夫のみんなも納屋頭も➡ 161 00:11:32,970 --> 00:11:36,440 みんな 雁助さんの言う事は よう聞きますのや。 ほ~う。 162 00:11:36,440 --> 00:11:38,780 支配人の宮部さんなんか➡ 163 00:11:38,780 --> 00:11:43,280 「亀助さ~ん 帰らんといてくれ。 あんたが おらんごつなったら➡ 164 00:11:43,280 --> 00:11:47,620 わしっちは もう…」なんて 言うてたんが 今では「よっ!➡ 165 00:11:47,620 --> 00:11:52,290 さすが加野屋の大番頭ちゃ。 あなた様さえ いて下さったら➡ 166 00:11:52,290 --> 00:11:57,460 わしっちは もう何も心配なか!」 と これですわ。 ハハハハ。 167 00:11:57,460 --> 00:12:00,430 ほんま 目に浮かぶようだす。 わても浮かんだわ。 168 00:12:00,430 --> 00:12:03,070 そない日和見な男で 大丈夫なんだすか? 169 00:12:03,070 --> 00:12:05,900 ハハッ。 そら心配あれへんわ。 あさに相撲で➡ 170 00:12:05,900 --> 00:12:08,570 投げ飛ばされてますさかい。 (かの)は? 171 00:12:08,570 --> 00:12:11,910 今 相撲て言いましたんかいな? 新次郎。 172 00:12:11,910 --> 00:12:14,810 へぇ。 まさか… おあさ様!? 173 00:12:14,810 --> 00:12:19,780 いや その… いっぺんだけ。 いっぺんだけだす! 174 00:12:19,780 --> 00:12:22,550 その しょうことなしにと 申しますか…。 175 00:12:22,550 --> 00:12:25,090 いや えらい楽しそうやったで。 のこった のこったて➡ 176 00:12:25,090 --> 00:12:32,430 ものすごい力で。 な? へぇ 右四つから下手投げ~! 177 00:12:32,430 --> 00:12:36,130 [ 回想 ] う~ん… えいや! 178 00:12:37,770 --> 00:12:42,440 まるで 目に浮かぶような。 うちもだす…。 179 00:12:42,440 --> 00:12:45,940 うちもだす。 おあさ様! 180 00:12:45,940 --> 00:12:50,620 堪忍。 嫌や 思い浮かべんのだけは 勘弁しとくれやす! 181 00:12:50,620 --> 00:13:00,730 (笑い声) 182 00:13:00,730 --> 00:13:08,070 そない心配せんでも 榮三郎も 九州の雁助も➡ 183 00:13:08,070 --> 00:13:11,940 お前様の思惑どおりに やってくれてます。 184 00:13:11,940 --> 00:13:19,410 ちっとは 若い者に任して なぁ 安心して休んどくなはれ。 185 00:13:19,410 --> 00:13:22,750 せやなぁ。 うん。 186 00:13:22,750 --> 00:13:30,090 あ~ 久しぶりに お伊勢参りにでも行きたいなぁ。 187 00:13:30,090 --> 00:13:38,760 ほれ あの… 暗峠越えて 奈良へ出ますやろ。 188 00:13:38,760 --> 00:13:43,100 …で 奈良から榛原まで行ったら➡ 189 00:13:43,100 --> 00:13:46,970 あとは お伊勢さんまでは 一本道や。 190 00:13:46,970 --> 00:13:51,440 あんさん 覚えてはりまっか? 191 00:13:51,440 --> 00:13:56,780 お店が ぎょうさん出てて にぎやかでしたな。 192 00:13:56,780 --> 00:14:01,050 あ~ 行きたいなぁ! 193 00:14:01,050 --> 00:14:04,720 あんさんと2人で あの道を もう一回 歩けたら➡ 194 00:14:04,720 --> 00:14:10,600 もう 私 心残りはありませんわ。 195 00:14:10,600 --> 00:14:14,400 そない言わはんのやったら いつ行きまひょ? 196 00:14:14,400 --> 00:14:16,730 [よのには もう➡ 197 00:14:16,730 --> 00:14:22,070 正吉が旅のできる体ではない事が 分かっていました。➡ 198 00:14:22,070 --> 00:14:26,370 そして 正吉も…] 199 00:14:27,950 --> 00:14:30,420 ≪へ? 何やて? 200 00:14:30,420 --> 00:14:33,080 そない びっくりして どないしたんだす? お兄ちゃん。 201 00:14:33,080 --> 00:14:35,590 あ… うん。 202 00:14:35,590 --> 00:14:43,090 実は 納屋頭のサトシが 炭坑から逃げてしもたんだす。 203 00:14:43,090 --> 00:14:45,130 え? 204 00:14:45,130 --> 00:14:48,430 サトシさんが…。 205 00:14:48,430 --> 00:14:55,130 ♬~