1 00:00:02,330 --> 00:00:05,030 (ため息) 2 00:00:08,270 --> 00:00:11,270 (はつ)お母様。 3 00:00:15,940 --> 00:00:22,640 (菊)私はなぁ 大阪に帰りたかったんや。 4 00:00:25,080 --> 00:00:31,420 ようも 私の最後の夢 奪うてくれましたな! 5 00:00:31,420 --> 00:00:40,770 ♬~ 6 00:00:40,770 --> 00:00:46,640 [そして 週末になり 千代が大阪にやって参りました] 7 00:00:46,640 --> 00:00:49,110 (千代)お母ちゃん。 田村の宜ちゃんが➡ 8 00:00:49,110 --> 00:00:51,610 また来てくれやったの。 お見舞いにて。 9 00:00:51,610 --> 00:00:56,450 (あさ)ああ 宜ちゃん。 (宜)こ… こんにちは! 10 00:00:56,450 --> 00:00:59,350 改めまして…➡ 11 00:00:59,350 --> 00:01:04,560 僕は 田村 宜と申します。 へ? 僕? 12 00:01:04,560 --> 00:01:08,390 (うめ)はぁ。 こら 近頃 男はんが よう使てるいう➡ 13 00:01:08,390 --> 00:01:11,730 名刺いうもんだすやろか? はい。 あ~っ! 14 00:01:11,730 --> 00:01:15,400 こうして また お元気な 白岡先生と お会いできて➡ 15 00:01:15,400 --> 00:01:19,070 これぞ 僥倖の極み! 16 00:01:19,070 --> 00:01:23,580 ハハハ! 面白い子ぉやなぁ。 17 00:01:23,580 --> 00:01:27,450 ♬「朝の空を見上げて」 18 00:01:27,450 --> 00:01:31,920 ♬「今日という一日が」 19 00:01:31,920 --> 00:01:36,790 ♬「笑顔でいられるように」 20 00:01:36,790 --> 00:01:41,590 ♬「そっと お願いした」 21 00:01:41,590 --> 00:01:45,930 ♬「時には雨も降って」 22 00:01:45,930 --> 00:01:50,270 ♬「涙も溢れるけど」 23 00:01:50,270 --> 00:01:55,140 ♬「思い通りにならない日は」 24 00:01:55,140 --> 00:01:59,950 ♬「明日 頑張ろう」 25 00:01:59,950 --> 00:02:04,220 ♬「ずっと見てる夢は」 26 00:02:04,220 --> 00:02:08,720 ♬「私が もう一人いて」 27 00:02:08,720 --> 00:02:13,060 ♬「やりたいこと 好きなように」 28 00:02:13,060 --> 00:02:16,930 ♬「自由にできる夢」 29 00:02:16,930 --> 00:02:21,230 ♬「人生は紙飛行機」 30 00:02:21,230 --> 00:02:26,570 ♬「願い乗せて飛んで行くよ」 31 00:02:26,570 --> 00:02:31,240 ♬「風の中を力の限り」 32 00:02:31,240 --> 00:02:37,580 ♬「さあ 心のままに」 33 00:02:37,580 --> 00:02:41,750 僕は 女子にも大学校は 必要や思てます。 34 00:02:41,750 --> 00:02:47,090 ほんま? ほんまに そない思う? はい。 一刻も早 作ってもろて➡ 35 00:02:47,090 --> 00:02:50,000 僕が真っ先に そこへ入りたいぐらいです。 36 00:02:50,000 --> 00:02:53,970 やぁ うれしなぁ。 今の若いおなごはんも➡ 37 00:02:53,970 --> 00:02:57,740 そない望んではんのやったら やる気も よけ湧いてきます。 38 00:02:57,740 --> 00:03:03,380 成澤先生にも教えてあげたいわ。 うち… いえ 僕➡ 39 00:03:03,380 --> 00:03:07,250 白岡先生の話 伺いたいって ず~っと思てました。 40 00:03:07,250 --> 00:03:11,720 銀行や炭坑の商いの事も 雑誌で読みあさったり➡ 41 00:03:11,720 --> 00:03:14,390 千代ちゃんから いろいろ 聞いたりしていたもので。 42 00:03:14,390 --> 00:03:18,060 おなごやのに けったいやなぁて 思いましたやろ? (宜)いいや! 43 00:03:18,060 --> 00:03:21,930 僕も 子どもの頃から 男には負けたない思てました。 44 00:03:21,930 --> 00:03:25,400 おなごのくせにとか おなごだてらにとか➡ 45 00:03:25,400 --> 00:03:28,730 何べん言われた事か分かりません。 おっ。 46 00:03:28,730 --> 00:03:33,410 家では お嬢様扱いでしたけど 一歩 外へ出てみますと➡ 47 00:03:33,410 --> 00:03:37,080 世間の風の 冷たいこと 冷たいこと。 48 00:03:37,080 --> 00:03:40,580 上方一といわれる 我が女学校ですら➡ 49 00:03:40,580 --> 00:03:44,450 なお 男子の愛を受けて それに こびへつらう事のみを➡ 50 00:03:44,450 --> 00:03:47,090 望みとする女子ばかりで…。 51 00:03:47,090 --> 00:03:51,920 僕は すっかり 浮き上がっております。 へえ~。 52 00:03:51,920 --> 00:03:55,430 このようなとこで 女子の改革ができようかと➡ 53 00:03:55,430 --> 00:04:00,700 失望していたやさきに 千代ちゃん という親友に出会いました。 54 00:04:00,700 --> 00:04:07,370 しかも 白岡先生と… かかる僥倖に恵まれるとは! 55 00:04:07,370 --> 00:04:11,070 はぁ また始まってしもた。 56 00:04:13,040 --> 00:04:16,380 (小声で)何で あの方は おなごやのに➡ 57 00:04:16,380 --> 00:04:19,720 「僕」言わはりますのや? 何や 雑誌で➡ 58 00:04:19,720 --> 00:04:24,060 東京の女学校の学校言葉で 「僕」とか「君」とか使うのが➡ 59 00:04:24,060 --> 00:04:28,390 はやってるらしいて読んで それで あないなってしまいましたのや。 60 00:04:28,390 --> 00:04:31,900 こないだまでは 「よくってよ」とか「だわ」とか➡ 61 00:04:31,900 --> 00:04:35,570 女学校言葉 好んでたのに。 へえ~。 62 00:04:35,570 --> 00:04:39,070 これからは 白岡先生のように➡ 63 00:04:39,070 --> 00:04:42,570 女性も仕事を持って 生きていかな あきません。 64 00:04:42,570 --> 00:04:45,910 男の人に頼るのではなく 自立して➡ 65 00:04:45,910 --> 00:04:48,950 自分の道を 切り開いていきたいのです。 66 00:04:48,950 --> 00:04:53,250 やぁ ひょっとしたら 宜ちゃん 昔のうちに➡ 67 00:04:53,250 --> 00:04:56,290 ちょっと似てるのかも分かれへん。 ほんまですか!? 68 00:04:56,290 --> 00:04:59,290 そら また僥倖です! 69 00:05:04,360 --> 00:05:07,870 そやけどなぁ 宜ちゃん。 はい! 70 00:05:07,870 --> 00:05:13,200 うちは おなごが 別に男はんみたいになる必要は➡ 71 00:05:13,200 --> 00:05:16,240 あれへんて思てますのや。 へ? 72 00:05:16,240 --> 00:05:20,380 たまには 男はんに頼っても ええ思うし➡ 73 00:05:20,380 --> 00:05:24,720 逆に頼られるのも ええ思うし。 そうでしょうか…? 74 00:05:24,720 --> 00:05:30,390 へぇ。 その証拠に 宜ちゃんには その「僕」いうの➡ 75 00:05:30,390 --> 00:05:33,060 あんまり 似合てはりまへん。 76 00:05:33,060 --> 00:05:35,390 そない 優しい顔してはんのやさかい➡ 77 00:05:35,390 --> 00:05:40,270 普通に「うち」とか「私」とか 言う方が似合う思いますけどなぁ。 78 00:05:40,270 --> 00:05:44,400 いいや。 僕は「僕」でいきます。 ハハッ。 そうだすか。 79 00:05:44,400 --> 00:05:49,740 まあ よろしけどなぁ。 うちも偉そうな事は言われへん。 80 00:05:49,740 --> 00:05:52,410 近頃 ずっと 自分の事だけで➡ 81 00:05:52,410 --> 00:05:56,750 必死になって しもてましたさかいなぁ。 82 00:05:56,750 --> 00:06:01,350 寄付金 集めるために えらい労力と時間 使てしもて…。 83 00:06:01,350 --> 00:06:04,390 いいや! 尊い事やて思います。 84 00:06:04,390 --> 00:06:09,860 一文の得にもならへんのに 女子教育のために頑張ってはって。 85 00:06:09,860 --> 00:06:12,900 そやけど 人間て こう…➡ 86 00:06:12,900 --> 00:06:19,370 人の間って書きますやろ? 人さんのおかげ被って➡ 87 00:06:19,370 --> 00:06:22,210 生きていける。 自分だけやのうて➡ 88 00:06:22,210 --> 00:06:26,040 もっと 誰かのためになる事したい 思てますのや。 89 00:06:26,040 --> 00:06:30,920 はぁ そら また名言ですなぁ。 心にとどめな。 90 00:06:30,920 --> 00:06:34,220 ハハッ。 そないなとこも よう似てますなぁ。 91 00:06:34,220 --> 00:06:37,420 ほんまだすなぁ。 92 00:06:39,060 --> 00:06:41,730 なぁ 宜ちゃん。 はい! 93 00:06:41,730 --> 00:06:46,430 宜ちゃんに お願いがありますのやけど…。 94 00:06:48,070 --> 00:06:50,970 あれ? 女学生がいるじゃないか。 95 00:06:50,970 --> 00:06:55,740 (清二)あっ 君は…。➡ 96 00:06:55,740 --> 00:07:00,710 もし 東柳君を捜してるんなら 東京に帰ったけど。 え? 97 00:07:00,710 --> 00:07:04,350 何だ 東柳君の女友達かよ。 あいつも やるなぁ。 98 00:07:04,350 --> 00:07:07,190 おい! めったな事 言うな。 このお嬢さんは➡ 99 00:07:07,190 --> 00:07:10,090 向こうで入院している 加野銀行の頭取のお家柄らしい。 100 00:07:10,090 --> 00:07:13,530 そりゃ すごいな。 うちの東柳君だって すごいさ。➡ 101 00:07:13,530 --> 00:07:17,360 かつての栄光は薄らいだとはいえ 華族のお家柄だぜ。 102 00:07:17,360 --> 00:07:19,860 失礼致します。 103 00:07:24,040 --> 00:07:25,970 (新次郎) どないかしましたんか? 千代。 104 00:07:25,970 --> 00:07:29,270 いいや 何でも…。 ん? 105 00:07:36,610 --> 00:07:38,910 ん…? 106 00:07:43,720 --> 00:07:46,560 あの! すいません。 107 00:07:46,560 --> 00:07:50,430 (成澤)はい。 君たちは? 108 00:07:50,430 --> 00:07:53,730 僕… いえ うちは➡ 109 00:07:53,730 --> 00:07:57,400 京都白川女学校の 田村 宜と申します。 110 00:07:57,400 --> 00:07:59,740 本日は 成澤先生に➡ 111 00:07:59,740 --> 00:08:04,340 白岡あさ先生の使いとして 参りました。 白岡さんの!? 112 00:08:04,340 --> 00:08:11,220 はい。 手紙を書くのも痛いので 言うて 伝言を承ってきました。➡ 113 00:08:11,220 --> 00:08:14,990 「すぐにでも 女子大学校の話をしたいので➡ 114 00:08:14,990 --> 00:08:19,690 一刻も早う 病院に来てもらいたい」と! 115 00:08:25,360 --> 00:08:28,270 はぁ びっくりしてしもた。 116 00:08:28,270 --> 00:08:31,240 宜ちゃん どんどん 歩いてってしまうんやもの。 117 00:08:31,240 --> 00:08:36,070 顔面のよき男は 女を惑わし 破滅させ ろくな男はいない➡ 118 00:08:36,070 --> 00:08:40,380 という旧来の認識を 改めざるをえませんな。 119 00:08:40,380 --> 00:08:43,880 え? 今 何て? ううん。 ええの。 行きましょ。 120 00:08:43,880 --> 00:08:49,080 そうや! 道頓堀で おぜんざいでも食べまひょ。 うん。 121 00:08:51,390 --> 00:08:54,060 さあさあ どうぞ。 122 00:08:54,060 --> 00:08:56,960 こんばんは…。 123 00:08:56,960 --> 00:08:59,230 先生! 124 00:08:59,230 --> 00:09:03,000 この度は 本当に私のせいで…! 125 00:09:03,000 --> 00:09:06,670 いいや 先生。 ご自分のせえやなんて➡ 126 00:09:06,670 --> 00:09:12,340 ちょっとでも思てはんのやったら そら うぬぼれだす。 127 00:09:12,340 --> 00:09:18,220 うちは 炭坑かて銀行かて やる時は いつでも命懸けだす。 128 00:09:18,220 --> 00:09:22,350 責任なんて感じてもろたら 困ります。 いや しかし…。 129 00:09:22,350 --> 00:09:25,260 うちが死なへんかったのは➡ 130 00:09:25,260 --> 00:09:29,030 まだ使命があるさかいやて 思てます。 131 00:09:29,030 --> 00:09:34,370 おじいちゃんや お父様や 五代様や みんなが➡ 132 00:09:34,370 --> 00:09:40,040 もうちょっと頑張れて 見ててくれはるさかいやて。 133 00:09:40,040 --> 00:09:44,380 もう振り返ってる暇なんか あらしまへん。 134 00:09:44,380 --> 00:09:49,250 宜ちゃんみたいな これからの若いおなごのために➡ 135 00:09:49,250 --> 00:09:54,390 もっともっと頑張りまひょ。 な! 136 00:09:54,390 --> 00:09:57,290 はい…! 137 00:09:57,290 --> 00:10:07,400 ♬~ 138 00:10:07,400 --> 00:10:11,270 [あさは 正月も病院で過ごし…] 139 00:10:11,270 --> 00:10:14,270 わぁ! (美和) おめでとうさんでございます。 140 00:10:14,270 --> 00:10:17,770 こらこら おめでとうさん。 食べとくれやす。 141 00:10:20,750 --> 00:10:25,080 [春の来る前に ようやく退院しました] 142 00:10:25,080 --> 00:10:27,990 (一同)万歳! 143 00:10:27,990 --> 00:10:31,420 (一同)万歳! わぁ…。 万歳! 144 00:10:31,420 --> 00:10:35,090 ハハッ。 よっしゃ 行こ。 へぇ。 145 00:10:35,090 --> 00:10:37,030 (一同)万歳! 146 00:10:37,030 --> 00:10:42,970 [その間にも 日本は 東海道線に続き➡ 147 00:10:42,970 --> 00:10:47,110 神戸から広島まで走る 山陽鉄道も開通し➡ 148 00:10:47,110 --> 00:10:50,980 東京へ行くのも 福岡の炭坑へ行き来するのも➡ 149 00:10:50,980 --> 00:10:53,780 ずっと便利になりました] 150 00:10:53,780 --> 00:10:56,450 (亀助)着いた 着いた! 151 00:10:56,450 --> 00:11:00,320 お母ちゃん 歩くの遅いなぁ。 152 00:11:00,320 --> 00:11:04,060 亀助! おっ 新次郎さん。 はぁ~ こらこら。 153 00:11:04,060 --> 00:11:08,390 あんたが 亀助とふゆの 娘さんだすか。 大阪に ようこそ。 154 00:11:08,390 --> 00:11:11,390 こんにちは。 ああ こんにちは。 155 00:11:13,260 --> 00:11:18,740 [また 3月には 日清戦争が終結し➡ 156 00:11:18,740 --> 00:11:24,080 戦後景気で 加野銀行の預金高は 67万円となり➡ 157 00:11:24,080 --> 00:11:29,950 関西の銀行として 更に存在感を増していきました] 158 00:11:29,950 --> 00:11:40,090 ♬~ 159 00:11:40,090 --> 00:11:43,430 あさは 今日は病院だすか? (よの)うん。 160 00:11:43,430 --> 00:11:46,260 あささん一人で 先生の話 聞いたら➡ 161 00:11:46,260 --> 00:11:50,100 また ええようにとって 無理したら あかんさかい➡ 162 00:11:50,100 --> 00:11:54,770 うめにな ちゃんと話 聞いといて 言うて頼んどきましたのや。 163 00:11:54,770 --> 00:11:57,440 (笑い声) そうだすか。 そら おおきにな。 164 00:11:57,440 --> 00:11:59,780 亀助も 一家そろて 帰ってきてくれて➡ 165 00:11:59,780 --> 00:12:02,050 ようよう これで ほっとできますわ。 166 00:12:02,050 --> 00:12:04,380 ≪(榮三郎)こんばんは。 あ…。 167 00:12:04,380 --> 00:12:08,250 あ~っ! (かの)まあ。 お~ 正やないか。 168 00:12:08,250 --> 00:12:13,390 よう来てくれましたなぁ。 正。 おばあちゃんやで~。 169 00:12:13,390 --> 00:12:16,730 (榮三郎)お母ちゃん 今日は脚の具合は どないだす? 170 00:12:16,730 --> 00:12:19,060 それがなぁ こないだ 千代に➡ 171 00:12:19,060 --> 00:12:21,970 よう さすってもらってから だいぶ ええのや。 172 00:12:21,970 --> 00:12:24,940 そら よろしおましたなぁ。 千代ちゃん 様様だすな。 173 00:12:24,940 --> 00:12:28,740 お前こそ 2人も孫 お母ちゃんに見せたげてくれて➡ 174 00:12:28,740 --> 00:12:32,580 こないな親孝行あらしまへんがな。 へぇ ほんに ほんに。 175 00:12:32,580 --> 00:12:35,410 いやなぁ お母ちゃんから聞きましたんや。 176 00:12:35,410 --> 00:12:39,080 千代の縁談の事だすがな。➡ 177 00:12:39,080 --> 00:12:43,960 次の春 卒業やいうたら そないに時 あらしまへんで。 178 00:12:43,960 --> 00:12:47,430 千代の相手いうたら いずれ わてらと一緒に➡ 179 00:12:47,430 --> 00:12:50,330 加野屋の いろんな商いを 守ってもらう事になる➡ 180 00:12:50,330 --> 00:12:53,760 大事なお人だすがな。 わても一緒に ちゃ~んと➡ 181 00:12:53,760 --> 00:12:57,440 考えさしてもらわな あきまへんな。 ≪ただいま。 182 00:12:57,440 --> 00:13:01,040 あ…。 お帰り。 183 00:13:01,040 --> 00:13:04,540 お帰り。 あ~ 正ちゃん! 来てましたんか。 184 00:13:04,540 --> 00:13:07,040 お帰りやす お姉さん。 病院は どないだした? 185 00:13:07,040 --> 00:13:09,880 へぇ。 予後の調子も ええみたいやて➡ 186 00:13:09,880 --> 00:13:12,920 先生も言うてくれはりました。 ほ~う…? 187 00:13:12,920 --> 00:13:16,650 確かに そない。 ああ それなら よろし。 188 00:13:16,650 --> 00:13:22,390 うん! 今日は みんな おそろいで 楽しそうだすなぁ。 ん? 189 00:13:22,390 --> 00:13:27,730 フフッ。 今な 千代の話 してましたのや。➡ 190 00:13:27,730 --> 00:13:31,600 千代の縁談の話をな。 縁談? 191 00:13:31,600 --> 00:13:36,070 ああ それで。 (亀助)失礼致します。 192 00:13:36,070 --> 00:13:42,410 見とくなはれ。 頭取宛に 雁助さんから手紙だす! 193 00:13:42,410 --> 00:13:44,750 (どよめき) 雁助さんから!? (亀助)ええ! 194 00:13:44,750 --> 00:13:47,420 わ~っ! (笑い声) 195 00:13:47,420 --> 00:13:50,760 ほんまや ほんまや。 開けてみまひょ! 196 00:13:50,760 --> 00:13:54,630 雁助 どないしてますのや? はぁ ほんまや。 197 00:13:54,630 --> 00:13:57,090 雁助の威勢のええ字や。 (榮三郎)ちょっと待ってな!➡ 198 00:13:57,090 --> 00:14:00,360 わて宛てに来た手紙だすやろ! (亀助)落ち着いとくなはれて。 199 00:14:00,360 --> 00:14:03,160 (にぎやかな声) 200 00:14:05,700 --> 00:14:10,040 [そのころ 和歌山では…] 201 00:14:10,040 --> 00:14:14,380 ≪(物音) ≪(養之助)おばあちゃん!? 202 00:14:14,380 --> 00:14:16,880 (養之助)おばあちゃん おばあちゃん! 203 00:14:16,880 --> 00:14:19,380 痛い! (栄達)お前さん どないしましたんや? 204 00:14:19,380 --> 00:14:21,890 お母様!? (菊)あ… あっ! 痛い! 205 00:14:21,890 --> 00:14:24,920 (惣兵衛)お母ちゃん? (栄達)腰か? お母ちゃん! 206 00:14:24,920 --> 00:14:30,390 いやっ 痛い… ああっ! いやっ あ~っ! 207 00:14:30,390 --> 00:14:35,390 (栄達)ちょっと… 起きてみ? (菊)いやっ 起きれん。 痛い。