1 00:00:35,407 --> 00:00:39,961 (勘蔵)吉三郎が火付け犯だと お奉行所に密告したのは➡ 2 00:00:39,961 --> 00:00:42,363 誰だと思いますか? 3 00:00:42,363 --> 00:00:44,666 (お七)まさか…。 4 00:00:44,666 --> 00:00:47,318 そうです。 5 00:00:47,318 --> 00:00:50,088 勘蔵でございます。 6 00:00:50,088 --> 00:00:53,108 (お露)吉三さんが 口を割らないのは➡ 7 00:00:53,108 --> 00:00:55,994 あんたに恋してるからよ。 8 00:00:55,994 --> 00:01:01,900 吉三様の無実を知っているのは 私だけ。 9 00:01:01,900 --> 00:01:20,500 ♬~ 10 00:01:27,575 --> 00:01:29,575 (吉三郎)お七。 11 00:01:50,765 --> 00:01:52,765 (お房)お露さん。 12 00:01:55,203 --> 00:01:58,873 おはようございます。 話があるんだけどさ。 13 00:01:58,873 --> 00:02:00,873 ちょいと いいかい? 14 00:02:02,610 --> 00:02:04,610 はい。 15 00:02:06,931 --> 00:02:08,931 さあ。 16 00:02:20,929 --> 00:02:23,929 お七の様子が おかしいんだよ。 17 00:02:27,051 --> 00:02:32,907 ブツブツ 独り言を言ったり 御飯も ろくに食べないし➡ 18 00:02:32,907 --> 00:02:35,407 何を聞いても うわの空で。 19 00:02:38,463 --> 00:02:41,733 親と話すのは うっとうしいようだから➡ 20 00:02:41,733 --> 00:02:45,533 あんたが相手をしてやって 下さいな。 21 00:02:47,655 --> 00:02:52,060 少しでも気晴らしになるように。 22 00:02:52,060 --> 00:02:55,797 私で いいんでしょうか? 23 00:02:55,797 --> 00:02:58,597 あんたとは 相性がいい みたいだから。 24 00:03:01,119 --> 00:03:03,519 お頼みします。 25 00:03:05,557 --> 00:03:07,557 かしこまりました。 26 00:03:20,171 --> 00:03:22,924 (猫の鳴き声) 27 00:03:22,924 --> 00:03:25,627 お露さん。 28 00:03:25,627 --> 00:03:29,831 猫は嫌い? ううん。 29 00:03:29,831 --> 00:03:34,869 菊丸が拾ってきたの。 本当。 かわいいでしょ。 30 00:03:34,869 --> 00:03:39,691 だっこしても いいですか? もちろん。 31 00:03:39,691 --> 00:03:41,691 はい。 32 00:03:44,529 --> 00:03:48,800 名前は何て言うんですか? まだ ないの。 33 00:03:48,800 --> 00:03:51,200 お七ちゃんが つけてあげて。 34 00:03:57,025 --> 00:03:59,025 あっ。 35 00:04:02,764 --> 00:04:07,864 大丈夫。 菊丸に なついてるから すぐ帰ってくる。 36 00:04:14,659 --> 00:04:18,396 私は…。 37 00:04:18,396 --> 00:04:21,196 猫にまで嫌われてる。 38 00:04:25,970 --> 00:04:30,870 どうして そんなふうに 物事を 悪く悪く考えるの? 39 00:04:33,144 --> 00:04:39,544 だって私の周りは どんどん 不幸せになっていきます。 40 00:04:41,519 --> 00:04:47,909 吉三様や勘蔵さんや➡ 41 00:04:47,909 --> 00:04:51,809 それに おとっ様や おっか様まで。 42 00:04:56,934 --> 00:05:03,334 人の一生には 必ず 浮き沈みがあります。 43 00:05:06,260 --> 00:05:15,620 私も 吉原に売られて もう この世の終わりだと思ってたら➡ 44 00:05:15,620 --> 00:05:20,558 旦那様が手を差しのべてくれた。 45 00:05:20,558 --> 00:05:23,728 菊丸が さらわれた時も そう。 46 00:05:23,728 --> 00:05:29,150 おかげで菊丸は お七ちゃんに会えたしね。 47 00:05:29,150 --> 00:05:31,850 「お姉ちゃん お姉ちゃん」って。 48 00:05:35,039 --> 00:05:42,739 この世は いい事半分 悪い事半分。 49 00:05:51,672 --> 00:06:00,972 本当は 何が幸せで 何が不幸せなのか分からない。 50 00:06:03,634 --> 00:06:11,626 だから お七ちゃんの若さで 世を はかなむのは もったいない。 51 00:06:11,626 --> 00:06:13,626 早すぎる。 52 00:06:17,231 --> 00:06:19,631 お露さん。 53 00:06:22,236 --> 00:06:24,236 言いましたよね。 54 00:06:27,208 --> 00:06:35,633 本当の恋とは その人のために 死ねるかどうかだって。 55 00:06:35,633 --> 00:06:37,633 お七ちゃん。 56 00:06:40,705 --> 00:06:42,905 できる事なら…。 57 00:06:46,994 --> 00:06:48,994 蝶々になりたい。 58 00:06:51,466 --> 00:06:57,166 だって 蝶々だったら どこへでも フワフワと飛んでいけるでしょ。 59 00:07:02,293 --> 00:07:04,793 牢屋の中へでも。 60 00:07:12,787 --> 00:07:15,740 (堀田)そうか。 決め手に欠けるか。 61 00:07:15,740 --> 00:07:20,628 (甲斐庄)恐れながら 謀反人の 「む」の字も出て参りません。 62 00:07:20,628 --> 00:07:23,331 (稲葉)ひそかに訴え出た者の 正体は? 63 00:07:23,331 --> 00:07:25,333 (能勢)それも まだ。 64 00:07:25,333 --> 00:07:27,768 ならば自白させるしか あるまい。 65 00:07:27,768 --> 00:07:30,268 それが…。 (稲葉)何じゃ? 66 00:07:31,939 --> 00:07:34,926 (甲斐庄)恐れながら 奥州の伊達様をはじめ➡ 67 00:07:34,926 --> 00:07:39,130 いくつかの大名家が 不平を申し立てております。 68 00:07:39,130 --> 00:07:41,232 (稲葉)不平じゃと? はあ。 69 00:07:41,232 --> 00:07:45,703 ありもせぬ謀反を疑われては かなわんと。 70 00:07:45,703 --> 00:07:50,424 論外じゃ! ご公儀の采配に 口を出すとは けしからん。 71 00:07:50,424 --> 00:07:52,927 (堀田)そうもいくまい。 72 00:07:52,927 --> 00:07:57,949 不平は大名のみにあらず。 他からも聞こえておる。 73 00:07:57,949 --> 00:08:00,184 他とは? 74 00:08:00,184 --> 00:08:02,837 上様じゃ。 75 00:08:02,837 --> 00:08:06,674 つまりは桂昌院様じゃな。 76 00:08:06,674 --> 00:08:08,993 柳沢。 はっ。 77 00:08:08,993 --> 00:08:11,662 申すがよい。 78 00:08:11,662 --> 00:08:16,767 恐れながら桂昌院様に あらせられましては➡ 79 00:08:16,767 --> 00:08:19,737 かように仰せあそばしました。 80 00:08:19,737 --> 00:08:23,174 「白いものを黒いと言うては ならぬ」。 81 00:08:23,174 --> 00:08:25,626 白いもの? 82 00:08:25,626 --> 00:08:30,431 仰せの源には 木下順庵の 申し立てがござります。 83 00:08:30,431 --> 00:08:35,019 すなわち 吉三郎は 身辺清らかにして➡ 84 00:08:35,019 --> 00:08:38,389 火付けなど 思いもよらぬ人物で ござると。 85 00:08:38,389 --> 00:08:43,411 (堀田)ハハハ やっかいな事に なったな。 86 00:08:43,411 --> 00:08:48,199 学者風情の横やりに おいそれと 屈する訳にもいかぬ。 87 00:08:48,199 --> 00:08:51,068 そうじゃのう? ははっ。 88 00:08:51,068 --> 00:08:57,441 今月の月番は北町奉行じゃ。 その間 ひと月 余裕がある。 89 00:08:57,441 --> 00:09:02,763 いま一度 吉三郎を取り調べ 今後の手だてを工夫せよ。 90 00:09:02,763 --> 00:09:04,832 かしこまりました。 91 00:09:04,832 --> 00:09:08,986 南町奉行の面目にかけてな。 92 00:09:08,986 --> 00:09:10,986 ははっ。 93 00:09:48,960 --> 00:10:04,292 ♬~ 94 00:10:04,292 --> 00:10:06,627 (お房)何をしてるんですか? 95 00:10:06,627 --> 00:10:08,629 いや。 96 00:10:08,629 --> 00:10:11,432 キセルと煙草盆なら捨てましたよ。 97 00:10:11,432 --> 00:10:15,132 捨てた? 煙草は やめたんでしょ。 98 00:10:19,090 --> 00:10:22,026 おとっ様はね お前の具合が 良くなるように➡ 99 00:10:22,026 --> 00:10:26,030 願かけをしたんだよ。 私の? 100 00:10:26,030 --> 00:10:29,767 (喜兵衛)だいぶ 顔色も いいじゃないか。 101 00:10:29,767 --> 00:10:32,767 まあ 座りなさい。 はい。 102 00:10:36,190 --> 00:10:43,998 お前様 お七がね お話したい事が あるんだそうです。 103 00:10:43,998 --> 00:10:46,498 わしに? はい。 104 00:10:49,353 --> 00:10:51,439 おっか様も。 105 00:10:51,439 --> 00:10:53,739 私もかい? 106 00:11:00,865 --> 00:11:06,365 七の親不孝を許して下さい。 107 00:11:11,525 --> 00:11:16,464 私は わがままで自分勝手で➡ 108 00:11:16,464 --> 00:11:21,964 親の言う事にも耳を貸さない 手に負えない娘でした。 109 00:11:24,622 --> 00:11:27,591 急に どうしたんだ? 110 00:11:27,591 --> 00:11:34,691 そして道ならぬ恋をして お二人の お顔に泥を塗ってしまいました。 111 00:11:37,118 --> 00:11:39,418 深く おわびします。 112 00:11:41,422 --> 00:11:49,530 こんな娘を16年もの間 大事に育てて下さって➡ 113 00:11:49,530 --> 00:11:53,300 本当に ありがとうございました。 114 00:11:53,300 --> 00:11:55,600 それは 親なんだから。 115 00:11:58,489 --> 00:12:04,512 できれば もう一度 私を生んで下さい。 116 00:12:04,512 --> 00:12:11,312 来世では きっと良い子に生まれて 親孝行します。 117 00:12:16,557 --> 00:12:22,396 でも 私は…。 118 00:12:22,396 --> 00:12:25,596 私なりに 悔いのない生き方をしたい。 119 00:12:27,435 --> 00:12:29,835 悔いのない生き方って? 120 00:12:34,442 --> 00:12:39,447 自分だけには うそをつきたくない。 121 00:12:39,447 --> 00:12:42,347 誰に何を言われようと。 122 00:12:46,253 --> 00:12:55,853 ですから 私の身の上に 何が 起きても 心配しないで下さい。 123 00:12:58,933 --> 00:13:01,133 お七。 124 00:13:05,306 --> 00:13:17,806 おとっ様と おっか様のおかげで 今の私は 十分 幸せ。 125 00:13:25,426 --> 00:13:28,526 この事だけは覚えていて下さい。 126 00:13:34,952 --> 00:13:38,189 (勘蔵)みんな 支度を急げ。 へい! 127 00:13:38,189 --> 00:13:40,989 そろそろ お客様が へい! お見えになるぞ。 128 00:13:46,330 --> 00:13:48,999 (平太)大変です! どうした? 129 00:13:48,999 --> 00:13:51,018 え… あの…。 130 00:13:51,018 --> 00:13:53,018 御用 御用! 131 00:13:57,141 --> 00:13:59,360 (勘蔵)何事でございましょう? 132 00:13:59,360 --> 00:14:02,360 御用改めである。 神妙にいたせ。 133 00:14:04,532 --> 00:14:07,768 (青田)あるじと娘を呼べ。 134 00:14:07,768 --> 00:14:09,770 あるじと…? 135 00:14:09,770 --> 00:14:11,906 娘のお七じゃ。 136 00:14:11,906 --> 00:14:14,006 へい。 137 00:14:20,998 --> 00:14:22,998 ≪(留)旦那様! どうした? 138 00:14:26,320 --> 00:14:29,223 お奉行所のお役人が大勢…。 139 00:14:29,223 --> 00:14:31,242 お奉行所? 140 00:14:31,242 --> 00:14:34,395 旦那様に御用があると。 何でしょう。 141 00:14:34,395 --> 00:14:37,695 それから お嬢様も。 え? 142 00:14:45,372 --> 00:14:48,008 お七。 143 00:14:48,008 --> 00:14:50,908 どういう事なの? 144 00:14:53,197 --> 00:14:55,197 何があったの? 145 00:15:03,424 --> 00:15:07,124 おっか様。 146 00:15:14,668 --> 00:15:17,168 お世話になりました。 147 00:15:19,473 --> 00:15:21,473 お前。 148 00:15:23,310 --> 00:15:26,210 お待たせ致しました。 喜兵衛でございます。 149 00:15:28,165 --> 00:15:31,885 お七は どうした? ただいま 支度を。 150 00:15:31,885 --> 00:15:34,555 (中倉)喜兵衛。 はい。 151 00:15:34,555 --> 00:15:37,007 お七がした事は分かっているな? 152 00:15:37,007 --> 00:15:40,507 はて? 何の事でございましょう? 153 00:15:42,529 --> 00:15:46,567 お奉行所に 書面を持って 名乗り出たのだ。 154 00:15:46,567 --> 00:15:48,752 お七が書面を? 155 00:15:48,752 --> 00:15:51,171 (青田)知らんのか? 156 00:15:51,171 --> 00:15:56,894 全く存じませぬ。 一体 何の書面を? 157 00:15:56,894 --> 00:15:59,594 (中倉)それは お七が来てからじゃ。 158 00:16:13,527 --> 00:16:16,697 お七様。 159 00:16:16,697 --> 00:16:20,300 お逃げ下さい。 160 00:16:20,300 --> 00:16:24,371 心配しないで。 161 00:16:24,371 --> 00:16:27,071 あなたの事は誰にも言いません。 162 00:16:30,361 --> 00:16:32,361 お七様…。 163 00:16:46,310 --> 00:16:51,098 (中倉)その方 南町奉行所に 名乗り出おったか? 164 00:16:51,098 --> 00:16:53,100 はい。 165 00:16:53,100 --> 00:16:57,300 書面に 大円寺 火付けの 子細について書いたか? 166 00:17:01,225 --> 00:17:05,095 書きました。 しかと 相違あるまいな? 167 00:17:05,095 --> 00:17:07,798 相違ございません。 168 00:17:07,798 --> 00:17:10,398 お待ち下さりませ。 控えよ。 169 00:17:13,437 --> 00:17:18,442 それでは これより その方を 取り調べ 事の真偽を問いただす。 170 00:17:18,442 --> 00:17:21,228 異存はあるまいな? 171 00:17:21,228 --> 00:17:23,597 かしこまりました。 172 00:17:23,597 --> 00:17:27,668 お七 何を書いたんだ? 173 00:17:27,668 --> 00:17:31,155 中倉様 手前も共に参ります。 174 00:17:31,155 --> 00:17:33,173 その儀は無用。 何とぞ! 175 00:17:33,173 --> 00:17:35,673 喜兵衛 控えよ。 176 00:17:46,069 --> 00:17:50,069 おとっ様 おっか様。 177 00:17:52,893 --> 00:17:55,093 ご心配なく。 178 00:17:58,065 --> 00:18:00,567 お七。 179 00:18:00,567 --> 00:18:03,267 よし 参れ。 180 00:18:10,127 --> 00:18:13,327 下がれ 下がれ! 181 00:18:22,706 --> 00:18:25,409 お姉ちゃん! 菊丸。 182 00:18:25,409 --> 00:18:28,195 菊坊。 183 00:18:28,195 --> 00:18:30,895 どこ行くの? 184 00:18:38,222 --> 00:18:41,422 お七 行くぞ。 185 00:18:48,565 --> 00:18:51,068 良い子にしてるんだよ。 186 00:18:51,068 --> 00:19:47,107 ♬~ 187 00:19:47,107 --> 00:19:51,028 蝶々? はい そう言ってました。 188 00:19:51,028 --> 00:19:54,498 「蝶になりたい」って。 189 00:19:54,498 --> 00:19:58,101 どうしても吉三さんを 助けたいって。 190 00:19:58,101 --> 00:20:02,001 助けるって どうやって助けるんだ。 191 00:20:04,224 --> 00:20:06,760 いくら無実だと訴えても➡ 192 00:20:06,760 --> 00:20:09,112 お奉行所は 相手にしなかったではないか。 193 00:20:09,112 --> 00:20:14,117 肝心の吉三郎も「会っていない」と 突っぱねたではないか。 194 00:20:14,117 --> 00:20:20,117 また同じ事を言うだけなら 今度こそ許してもらえんぞ。 195 00:20:21,792 --> 00:20:26,580 でも 書き付けを 出したって事は…。 196 00:20:26,580 --> 00:20:28,632 何を書いたんだろう。 197 00:20:28,632 --> 00:20:31,335 ひょっとして…。 198 00:20:31,335 --> 00:20:34,187 しきりに書き物をしてたって おっしゃいましたね。 199 00:20:34,187 --> 00:20:36,773 ええ 部屋に閉じこもって。 200 00:20:36,773 --> 00:20:40,110 書き付けの書き損じが 残ってないでしょうか? 201 00:20:40,110 --> 00:20:42,110 見てみましょう。 202 00:20:49,603 --> 00:20:51,603 (猫の鳴き声) 203 00:20:57,878 --> 00:20:59,878 (中倉)面を上げよ。 204 00:21:02,799 --> 00:21:04,799 住まいと名を申せ。 205 00:21:06,903 --> 00:21:13,660 江戸 駒込八百屋渡世八百源こと 八百屋喜兵衛娘➡ 206 00:21:13,660 --> 00:21:17,230 七にございます。 年は いくつになった? 207 00:21:17,230 --> 00:21:20,634 16でございます。 208 00:21:20,634 --> 00:21:26,189 この書き付けを書いたのは お前に間違いないか? 209 00:21:26,189 --> 00:21:29,159 間違いございません。 210 00:21:29,159 --> 00:21:31,159 何を書いたか申してみよ。 211 00:21:33,230 --> 00:21:35,230 はい。 212 00:21:37,234 --> 00:21:42,990 大円寺に火を付けたのは この私でございますと。 213 00:21:42,990 --> 00:21:45,090 しかと相違ないか? 214 00:21:49,596 --> 00:21:52,466 相違ございません。 215 00:21:52,466 --> 00:21:55,066 取り消すなら今のうちだぞ。 216 00:22:02,909 --> 00:22:08,109 未曽有の大火を招いた張本人が お前であれば死罪は免れんぞ。 217 00:22:11,001 --> 00:22:12,986 承知しております。 218 00:22:12,986 --> 00:22:17,190 火あぶりの刑に処せられても よいのだな? 219 00:22:17,190 --> 00:22:19,609 悔いはございません。 220 00:22:19,609 --> 00:22:22,462 しからば尋ねる。 221 00:22:22,462 --> 00:22:28,468 なぜ 火を付けた? 誰かに頼まれたのか? 222 00:22:28,468 --> 00:22:31,088 いえ。 お前 1人か? 223 00:22:31,088 --> 00:22:33,106 さようでございます。 224 00:22:33,106 --> 00:22:36,159 (赤川)虚言は許さん! 225 00:22:36,159 --> 00:22:39,996 お前は申したではないか。 226 00:22:39,996 --> 00:22:44,551 吉三郎と会うておったと。 あれは 思い違いでございました。 227 00:22:44,551 --> 00:22:47,738 思い違い? 228 00:22:47,738 --> 00:22:52,893 吉三郎様は 何の関わりもございません。 229 00:22:52,893 --> 00:22:55,293 たわけを申すな! 230 00:22:58,165 --> 00:23:00,165 (中倉)いま一度 尋ねる。 231 00:23:02,819 --> 00:23:05,419 火を付けたのは なぜか? 232 00:23:09,326 --> 00:23:11,626 どうやって火を付けた? 233 00:23:14,347 --> 00:23:20,270 恐れながら しかとは 覚えておりません。 234 00:23:20,270 --> 00:23:22,255 (赤川)何じゃと? 235 00:23:22,255 --> 00:23:24,955 気がふれていたのだな? (赤川)そうは言わせまいぞ! 236 00:23:26,860 --> 00:23:29,760 ただ…。 (中倉)何じゃ? 237 00:23:33,633 --> 00:23:35,633 申せ。 238 00:23:38,538 --> 00:23:49,938 もう一度 火事が起きればよいと ふだんから思ってはおりました。 239 00:23:51,902 --> 00:23:55,402 ほう。 その訳は? 240 00:24:00,293 --> 00:24:08,935 おととしの火事で 親元の八百源が焼け➡ 241 00:24:08,935 --> 00:24:15,735 大乗寺に逃れ 1年半も置いて頂きました。 242 00:24:19,029 --> 00:24:29,072 そこで吉三様と知り合い ひそかにお慕いしておりました。 243 00:24:29,072 --> 00:24:32,425 恋仲になったのだな? 244 00:24:32,425 --> 00:24:38,225 いえ。 片思いでした。 245 00:24:42,202 --> 00:24:44,302 それで? 246 00:24:48,158 --> 00:24:54,958 いま一度 実家が焼ければ また大乗寺で暮らせると。 247 00:24:57,634 --> 00:25:03,223 吉三様のおそばに 毎日いられると。 248 00:25:03,223 --> 00:25:39,376 ♬~ 249 00:25:39,376 --> 00:25:42,662 改めて尋ねる。 250 00:25:42,662 --> 00:25:45,262 それで火を付けたのだな? 251 00:25:48,368 --> 00:26:01,264 思いは日に日に募り 夜も眠れず➡ 252 00:26:01,264 --> 00:26:07,187 フラフラ出歩いて➡ 253 00:26:07,187 --> 00:26:13,687 気がついたら大円寺の前に 立っていました。 254 00:26:15,495 --> 00:26:18,798 神妙に答えよ。 255 00:26:18,798 --> 00:26:23,298 火を付けたのは 本当に お前なのか? 256 00:26:26,640 --> 00:26:29,259 はい。 257 00:26:29,259 --> 00:26:31,459 それは おかしい。 258 00:26:33,129 --> 00:26:37,729 実家のある八百源とは 風向きが逆ではないか。 259 00:26:43,290 --> 00:26:48,278 そこまで気が付きませんでした。 260 00:26:48,278 --> 00:26:51,197 (赤川)浅はかな女じゃ。 261 00:26:51,197 --> 00:26:55,218 お前は途方もない大罪を 犯したのだぞ。 262 00:26:55,218 --> 00:26:58,204 それには気づいておるのか? 263 00:26:58,204 --> 00:27:00,504 はい。 264 00:27:03,827 --> 00:27:07,430 よく分かった。 265 00:27:07,430 --> 00:27:09,899 本日は これまで。 266 00:27:09,899 --> 00:27:20,093 ♬~ 267 00:27:20,093 --> 00:27:22,362 (吉三郎)うそだ! 268 00:27:22,362 --> 00:27:25,865 (青田)うそではない。 本人が届け出たのだ。 269 00:27:25,865 --> 00:27:28,768 そんな事あるはずがない。 270 00:27:28,768 --> 00:27:32,105 (赤川)何なら お七に 引き合わせてもよいぞ。 271 00:27:32,105 --> 00:27:36,176 うそをついておるのが お七か お前か。 272 00:27:36,176 --> 00:27:40,797 合わせ鏡でボロが出て タラタラ 脂汗を流すのは 色男か色女か。 273 00:27:40,797 --> 00:27:43,433 お七は そんな事しない。 金輪際ありえない。 274 00:27:43,433 --> 00:27:45,435 (赤川)なぜ分かる? お七は…。 275 00:27:45,435 --> 00:27:47,535 お前と一緒にいたのか? 276 00:27:49,839 --> 00:27:51,825 (赤川)ありていに申せ。 277 00:27:51,825 --> 00:27:54,594 お前たちは語らって 火を付けたのだ。 278 00:27:54,594 --> 00:27:58,194 お七が そう言ったのか? お前に聞いておるんじゃ! 279 00:28:03,803 --> 00:28:06,703 八百屋の娘か。 280 00:28:10,276 --> 00:28:15,598 蓋を開けてみれば はあ。 意外じゃったのう。 281 00:28:15,598 --> 00:28:21,788 駒込の八百源といえば よう知られた老舗にござります。 282 00:28:21,788 --> 00:28:25,792 すると吉三郎は ぬれぎぬか。 いや。 283 00:28:25,792 --> 00:28:31,698 ぬれぎぬか どうか いささか 不審な点もござります。 284 00:28:31,698 --> 00:28:33,833 不審とは? はい。 285 00:28:33,833 --> 00:28:39,322 吉三郎とお七は 思い思われる仲に ござりますれば➡ 286 00:28:39,322 --> 00:28:45,278 互いに かばいおうて 申し立てに ずれが生じております。 287 00:28:45,278 --> 00:28:47,730 甲斐庄。 はっ。 288 00:28:47,730 --> 00:28:50,500 火付けを白状したのは誰だ? 289 00:28:50,500 --> 00:28:52,585 お七にござります。 290 00:28:52,585 --> 00:28:56,022 ならば それで よいではないか。 291 00:28:56,022 --> 00:29:00,527 さっさと始末をつけねば ご政道に遅れを生じる。 292 00:29:00,527 --> 00:29:06,533 ひいては奉行所の対面に関わる。 293 00:29:06,533 --> 00:29:09,369 何じゃ その顔は? 294 00:29:09,369 --> 00:29:17,093 え? たらいの水を捨てようとして 赤ん坊まで捨てる事になるぞ。 295 00:29:17,093 --> 00:29:19,963 たらいの水? 296 00:29:19,963 --> 00:29:26,503 分からんのか。 ささいな事には こだわるなという事じゃ。 297 00:29:26,503 --> 00:29:29,903 はっ… はあ。 298 00:29:32,041 --> 00:29:36,029 南町奉行所が火付けの咎人を 捕り押さえた。 299 00:29:36,029 --> 00:29:41,901 従って 寺小姓の吉三郎は お咎めなしとなる。 300 00:29:41,901 --> 00:29:45,271 「桂昌院様の おめがねどおりで ございました」と➡ 301 00:29:45,271 --> 00:29:49,425 かように お伝えせよ。 心得ました。 302 00:29:49,425 --> 00:29:55,465 奉行所の失態じゃ。 して 火付けをしよったのは? 303 00:29:55,465 --> 00:29:58,067 色狂いの町娘じゃ。 304 00:29:58,067 --> 00:30:00,670 色狂い? 305 00:30:00,670 --> 00:30:06,670 吉三郎に恋焦がれた八百屋の娘が 血迷うて火を付けたらしい。 306 00:30:09,762 --> 00:30:13,762 頼む! 誰か開けてくれ! 307 00:30:15,818 --> 00:30:19,222 お七に会わせろ! 誰か! 308 00:30:19,222 --> 00:30:21,922 誰か 開けろ! あ~! 309 00:30:24,210 --> 00:30:27,897 誰か お七に会わせてくれ 頼む! 310 00:30:27,897 --> 00:30:30,797 頼む 誰か開けてくれ! 311 00:30:39,826 --> 00:30:45,926 (中倉)その方 昨年 大みそかの 深夜 大円寺に行ったか? 312 00:30:48,535 --> 00:30:51,538 はい。 参りました。 313 00:30:51,538 --> 00:30:53,923 1人か? 314 00:30:53,923 --> 00:30:56,123 1人でございます。 315 00:30:58,528 --> 00:31:02,828 本堂の床下に薪を持ち込み 火を放ったか? 316 00:31:06,703 --> 00:31:09,572 はい。 317 00:31:09,572 --> 00:31:12,375 火を付けました。 318 00:31:12,375 --> 00:31:18,531 大円寺が燃え上がるのを見届け 裏の竹林に逃げ込んだか? 319 00:31:18,531 --> 00:31:21,668 はい。 320 00:31:21,668 --> 00:31:23,968 それから どうした? 321 00:31:26,990 --> 00:31:29,790 よう覚えておりません。 322 00:31:31,461 --> 00:31:35,361 しかと 相違あるまいな? 323 00:31:37,050 --> 00:31:39,769 相違ございません。 324 00:31:39,769 --> 00:31:42,405 お七! 325 00:31:42,405 --> 00:31:44,958 はい。 326 00:31:44,958 --> 00:31:51,998 お前は色事にかまけ 我を失うておったのだな? 327 00:31:51,998 --> 00:31:54,198 色事ではございません。 328 00:32:01,441 --> 00:32:06,741 私は 恋をしておりました。 329 00:32:12,352 --> 00:32:16,889 さあて さてさて お立ち会い。 前代未聞の江戸大火➡ 330 00:32:16,889 --> 00:32:22,362 とうとう火付けの咎人が 捕まりましたぞ お立ち会い。 331 00:32:22,362 --> 00:32:27,433 お縄にかかった悪人は 驚くなかれ町娘。 332 00:32:27,433 --> 00:32:32,071 虫も殺さぬ顔をして 八百八町を灰にした➡ 333 00:32:32,071 --> 00:32:35,708 希代の悪女が捕まった。 334 00:32:35,708 --> 00:32:40,396 さあて さてさて お立ち会い。 御用 御用で捕まった➡ 335 00:32:40,396 --> 00:32:44,934 火付けの犯人 誰あろう。 鬼も十八 番茶も出花➡ 336 00:32:44,934 --> 00:32:48,271 いやいや 娘十六 番茶も出花。 337 00:32:48,271 --> 00:32:52,208 あの八百源の看板娘 あっと驚く てんまつに➡ 338 00:32:52,208 --> 00:32:55,161 腰を抜かすな お立ち会い。 339 00:32:55,161 --> 00:32:58,961 さあさあ 買った 買った。 お代は たったの6文じゃぞい。 340 00:33:06,806 --> 00:33:10,026 (太鼓の音) さあてさて お立ち会い。 341 00:33:10,026 --> 00:33:14,163 性悪女が火を付けた 前代未聞… あ 痛い! 342 00:33:14,163 --> 00:33:17,550 鬼は外 鬼は外! 343 00:33:17,550 --> 00:33:19,950 何をするんだ このガキども! 344 00:33:36,002 --> 00:33:38,602 (勘蔵)旦那様! お嬢様が! 345 00:33:40,907 --> 00:33:43,607 これか? ご存じでしたか? 346 00:33:52,668 --> 00:33:54,804 (勘蔵)一体 どうして。 347 00:33:54,804 --> 00:33:56,823 (喜兵衛)幸助。 へい。 348 00:33:56,823 --> 00:33:59,892 すぐに店を閉めなさい。 え? 349 00:33:59,892 --> 00:34:02,528 何をされるか分からん。 350 00:34:02,528 --> 00:34:05,428 へい。 仙吉 平太 急げ! 351 00:34:11,904 --> 00:34:17,927 むちゃくちゃですよ。 お嬢様が火付けの咎人だなんて。 352 00:34:17,927 --> 00:34:20,897 どうして…。 353 00:34:20,897 --> 00:34:23,097 お嬢様が…。 354 00:34:27,737 --> 00:34:31,274 旦那様! 旦那様! 355 00:34:31,274 --> 00:34:34,274 医者だ! 医者を! 平太 急げ! 356 00:34:48,558 --> 00:34:51,727 中風のようですな。 357 00:34:51,727 --> 00:34:53,946 中風? 358 00:34:53,946 --> 00:34:57,400 このまま寝かせておいて下さい。 359 00:34:57,400 --> 00:35:02,300 命に別状はありませんが 何かあったら知らせなさい。 360 00:35:08,661 --> 00:35:13,161 ぶしつけながら 何か 争い事でも ありましたかな? 361 00:35:27,563 --> 00:35:41,663 (拍子木の音) 362 00:35:44,931 --> 00:35:47,331 もう おしまいだよ。 363 00:35:50,837 --> 00:35:54,137 どうして奉行所になんか 行ったのかねえ。 364 00:35:56,192 --> 00:36:00,092 あの子に 吉三さんが助けられる はずが ないじゃないか。 365 00:36:01,864 --> 00:36:07,403 とどのつまりは 火付けの咎人にされて➡ 366 00:36:07,403 --> 00:36:09,803 この人は倒れるし。 367 00:36:14,527 --> 00:36:17,227 とんだ親不孝娘だよ。 368 00:36:28,908 --> 00:36:30,908 おかみさん。 369 00:36:32,595 --> 00:36:40,519 目明かしに聞いたんですが お七ちゃんは➡ 370 00:36:40,519 --> 00:36:43,919 自分が火を付けたと 言ったそうです。 371 00:36:46,142 --> 00:36:48,694 自分が火を付けた? 372 00:36:48,694 --> 00:36:52,794 はい。 お奉行所の お白州で…。 373 00:36:54,901 --> 00:36:57,753 (お房)どうして そんな事…。 374 00:36:57,753 --> 00:37:06,028 きっと… 吉三さんの身代わりに なるつもりでしょう。 375 00:37:06,028 --> 00:37:09,031 身代わりって あんた! 376 00:37:09,031 --> 00:37:14,437 火付けは 火あぶりになるんだよ! 377 00:37:14,437 --> 00:37:19,859 え? どうか お七ちゃんを 責めないで下さい。 378 00:37:19,859 --> 00:37:59,565 ♬~ 379 00:37:59,565 --> 00:38:01,734 (お房)ご心配をおかけ致しまして。 380 00:38:01,734 --> 00:38:06,739 (覚念)いやいや このまま ほっとく訳には いきませんぞ。 381 00:38:06,739 --> 00:38:13,496 方々 手を打って お上の思惑を 探ってみたんじゃが➡ 382 00:38:13,496 --> 00:38:18,300 吉三郎は助かるが お七は助からん。 383 00:38:18,300 --> 00:38:20,920 え? 384 00:38:20,920 --> 00:38:25,574 何と言うても 当人の申し立てが 命取りじゃ。 385 00:38:25,574 --> 00:38:31,797 「火を付けました」と お白州で 言うたのは まずかった。 386 00:38:31,797 --> 00:38:35,601 (お房)だから諦めろと? 慌てなさんな。 387 00:38:35,601 --> 00:38:41,824 わしは お経を上げながら 御仏に問うてみた。 388 00:38:41,824 --> 00:38:46,929 すると 御仏の声が聞こえてきた。 389 00:38:46,929 --> 00:38:53,502 大みそかの夜 お七は まだ子供であった。 390 00:38:53,502 --> 00:38:56,439 それで わしは はっと気づいた。 391 00:38:56,439 --> 00:39:00,276 子供であれば 罪は免れる。 392 00:39:00,276 --> 00:39:04,680 少なくとも死罪にはならん。 393 00:39:04,680 --> 00:39:08,884 誠でございましょうか? ああ。 394 00:39:08,884 --> 00:39:12,321 お七は いくつじゃ? 16でございます。 395 00:39:12,321 --> 00:39:15,725 大みそかは? 15でございました。 396 00:39:15,725 --> 00:39:20,362 ならば まだ子供じゃ。 ギリギリじゃがのう。 397 00:39:20,362 --> 00:39:22,865 お奉行所が 納得されますでしょうか? 398 00:39:22,865 --> 00:39:26,602 町奉行より偉いのは誰じゃ? 399 00:39:26,602 --> 00:39:31,802 公方様でございます。 公方様より上の者は? 400 00:39:36,695 --> 00:39:39,932 桂昌院様だ。 401 00:39:39,932 --> 00:39:43,569 そうじゃ 桂昌院様じゃ。 402 00:39:43,569 --> 00:39:47,389 よいか 喜兵衛さん。 403 00:39:47,389 --> 00:39:54,530 わしは 順庵先生を介して 桂昌院様に助命をお願いする。 404 00:39:54,530 --> 00:39:56,565 あ…。 405 00:39:56,565 --> 00:40:02,465 桂昌院様とて 人の親じゃ。 きっと お分かり頂けよう。 406 00:40:06,709 --> 00:41:04,900 ♬~ 407 00:41:04,900 --> 00:41:07,036 お七。 408 00:41:07,036 --> 00:41:26,355 ♬~ 409 00:41:26,355 --> 00:41:28,874 吉三様…。 410 00:41:28,874 --> 00:41:44,574 ♬~ 411 00:41:48,661 --> 00:41:51,130 しかし お七! 黙りおろう。 412 00:41:51,130 --> 00:41:54,800 お七を助けんがための 狂言ではござりますまいか。 413 00:41:54,800 --> 00:41:57,253 死ぬつもりで 白状したんじゃろう。 414 00:41:57,253 --> 00:41:59,471 お七は 私の命です。 415 00:41:59,471 --> 00:42:01,457 仕置きを申し渡す。 416 00:42:01,457 --> 00:42:06,879 申しつくるは死罪。 火あぶりの刑に処する。 417 00:42:06,879 --> 00:42:22,828 ♬「他人に言えない恋だから いっそ辺りは闇がいい」 418 00:42:22,828 --> 00:42:38,394 ♬「部屋の灯りを消しているのは 心を読まれたくないから」 419 00:42:38,394 --> 00:42:42,865 ♬「夢なら醒めるのに」 420 00:42:42,865 --> 00:42:46,335 ♬「確かに そこにいる」 421 00:42:46,335 --> 00:42:54,410 ♬「あなたのすぐそばで ずっと気づかれないで…」 422 00:42:54,410 --> 00:43:02,318 ♬「手鎖されたまま 身動き取れぬまま」 423 00:43:02,318 --> 00:43:10,592 ♬「いくつの朝を待ち 涙 流したでしょう」 424 00:43:10,592 --> 00:43:29,092 ♬「私だけの身勝手な愛」