1 00:00:02,015 --> 00:00:04,067 玉尾皓平さんは 身の回り 2 00:00:04,067 --> 00:00:06,052 の不思議な現象に興味を 3 00:00:06,052 --> 00:00:09,823 持って解明する役割を皆さんに 担ってほしいと 4 00:00:09,823 --> 00:00:11,825 化学の魅力を訴えました。 5 00:00:34,080 --> 00:00:38,485 これは 乱世を生きる 一人の足軽の物語である。 6 00:00:38,485 --> 00:00:41,821 その者は ただひたすら 戦国の荒れ野を駆け巡り➡ 7 00:00:41,821 --> 00:00:44,491 いとしい人を守り続けた。 8 00:00:44,491 --> 00:00:47,827 だが その者には秘密があった。 9 00:00:47,827 --> 00:00:53,500 その足軽とは 平成生まれの女子高生だったのだ。 10 00:00:53,500 --> 00:00:55,435 (唯)これ 持って下さい。 11 00:00:55,435 --> 00:00:59,372 向こうには弟がいます。 母は医者です。 12 00:00:59,372 --> 00:01:03,510 若君様を 必ず… 必ず助けてくれます! 13 00:01:03,510 --> 00:01:06,846 (忠清)まことの名は? 14 00:01:06,846 --> 00:01:09,146 速川 唯。 15 00:01:11,518 --> 00:01:13,453 (美香子 覚 尊)うわ~! 16 00:01:13,453 --> 00:01:16,389 (美香子)誰? (覚)っていうか 何? 17 00:01:16,389 --> 00:01:21,528 う… うう…。 18 00:01:21,528 --> 00:01:23,828 (尊)この人 ケガしてる! 19 00:01:34,107 --> 00:01:36,476 おかしい…。 20 00:01:36,476 --> 00:01:41,347 <タイムマシンのルールなら 3分後には こっちの世界に戻ってくるはず。➡ 21 00:01:41,347 --> 00:01:45,151 もう 1時間たつのに 誰も何も戻ってこない。➡ 22 00:01:45,151 --> 00:01:47,821 どうして?> 23 00:01:47,821 --> 00:01:50,723 あのまま 平成で死んじゃったとか? 24 00:01:50,723 --> 00:01:52,692 (宗庵)うう~。 うわあ! 25 00:01:52,692 --> 00:01:57,831 ≪(信茂)若君~ じいが戻りましたぞ。 26 00:01:57,831 --> 00:02:00,131 ええ? 27 00:02:04,170 --> 00:02:08,508 (信茂)やや 若君! (宗庵)これはまた どうして? 28 00:02:08,508 --> 00:02:11,411 宗庵! (宗庵)はっ! 何をやっとる! 29 00:02:11,411 --> 00:02:14,711 いや…。 若君… 若君は どこ行ったんじゃ! 30 00:02:20,119 --> 00:02:23,523 (源三郎) 城内くまなく捜しましたが 若君の姿は どこにも。 31 00:02:23,523 --> 00:02:26,192 そんなバカな! 32 00:02:26,192 --> 00:02:31,064 人一人 霞のように 消えて無くなるはずなかろう。 33 00:02:31,064 --> 00:02:34,801 (小平太) やはり 高山が連れ去ったのでは? 34 00:02:34,801 --> 00:02:38,137 恐らく 若君を襲ったのも…。 35 00:02:38,137 --> 00:02:42,008 <どうしよう。 話が だんだん大きくなってるよ> 36 00:02:42,008 --> 00:02:47,480 (有山) 故に わしは 和議はならぬと 申したのじゃ! 37 00:02:47,480 --> 00:02:52,180 ああ~ このような始末になろうとは…。 38 00:02:54,153 --> 00:02:57,824 若君の行方については 高山側も覚えのない様子。 39 00:02:57,824 --> 00:03:01,694 高山の仕業ではない? 40 00:03:01,694 --> 00:03:04,994 さ… 坂口殿…。 41 00:03:11,170 --> 00:03:13,106 <あいつ…> 42 00:03:13,106 --> 00:03:16,509 (坂口) 我ら高山に ぬかりはござらぬ。 43 00:03:16,509 --> 00:03:20,179 (如古坊)吉田城にて忠清を…。 44 00:03:20,179 --> 00:03:25,852 忠清様 おケガと伺い お見舞いに参上つかまつった。 45 00:03:25,852 --> 00:03:29,188 して ご容体はいかに? 46 00:03:29,188 --> 00:03:34,027 白々しい事を。 これは心外。 47 00:03:34,027 --> 00:03:36,796 この城は羽木のご領内。 48 00:03:36,796 --> 00:03:41,496 そのような所で 我らが 忠清様を襲うとお思いか。 49 00:03:43,136 --> 00:03:45,471 <あいつが犯人って言いたい。➡ 50 00:03:45,471 --> 00:03:49,142 けど 若君がいない間に 戦になるのは まずい> 51 00:03:49,142 --> 00:03:53,479 お疑いあらば どうぞ 我らをとどめ置き➡ 52 00:03:53,479 --> 00:03:58,179 心行くまで お調べ下さいますように。 53 00:04:01,821 --> 00:04:05,158 おじじ様 なぜ あっさり お返しになるのです? 54 00:04:05,158 --> 00:04:10,496 今宵 城の守りは万全であった。 という事は➡ 55 00:04:10,496 --> 00:04:16,169 我が方に 刺客を 手引きした者がおるという事。 56 00:04:16,169 --> 00:04:19,505 その者を突き止めぬ限りは➡ 57 00:04:19,505 --> 00:04:22,175 うかつに 高山に手を出してはならん! 58 00:04:22,175 --> 00:04:24,844 <ナイス じじい!> 59 00:04:24,844 --> 00:04:32,118 ともあれ まずは 若君のご無事を 確かめるのが 第一! 60 00:04:32,118 --> 00:04:36,456 若君は 必ず どこかにおられる! 生きておられる! 61 00:04:36,456 --> 00:04:38,791 捜せ! (一同)はっ! 62 00:04:38,791 --> 00:04:41,694 行け! 捜せ! はっ! 捜せ! 63 00:04:41,694 --> 00:04:45,131 はっ! さが… 若君! 64 00:04:45,131 --> 00:04:48,801 <そう 若君様は きっと生きてる。➡ 65 00:04:48,801 --> 00:04:54,501 あとひとつき… ひとつき頑張って 若君を待とう> 66 00:04:56,676 --> 00:05:00,146 <でも 何があったの?➡ 67 00:05:00,146 --> 00:05:06,146 あの時 あのタイムマシンで 確かに 若君様は 平成に飛んだはず> 68 00:05:09,822 --> 00:05:14,122 若君様~! 69 00:05:15,695 --> 00:05:20,833 すごく血が出てない? ってか 何で着物? 何で? 70 00:05:20,833 --> 00:05:24,170 とりあえず 治療室 さっさと運ぶ。 手伝って。 71 00:05:24,170 --> 00:05:26,105 お父さん。 よいしょ。 72 00:05:26,105 --> 00:05:37,717 ♬~ 73 00:05:37,717 --> 00:05:41,717 「たける。 わかぎみを よろしく。 ゆい」。 74 00:05:43,456 --> 00:05:47,756 瀕死の若君を丸投げですか!? 75 00:05:51,330 --> 00:05:54,467 気が付いた? 76 00:05:54,467 --> 00:05:59,467 もう大丈夫よ。 ゆっくり休んで。 77 00:06:02,141 --> 00:06:05,141 あと お願い。 (エリ 芳江)はい。 78 00:06:17,690 --> 00:06:21,828 (芳江)あの… 何か? 79 00:06:21,828 --> 00:06:23,763 名は 何という? 80 00:06:23,763 --> 00:06:28,501 あの… 芳江ですけど。 エリです。 81 00:06:28,501 --> 00:06:36,109 芳江殿 エリ殿 難儀をかける。 82 00:06:36,109 --> 00:06:39,109 (2人)痛み入りまする。 83 00:06:41,781 --> 00:06:47,653 体に刺さっていた矢じり。 青年が着ていた着物。 84 00:06:47,653 --> 00:06:50,456 お姉ちゃんからの手紙。 85 00:06:50,456 --> 00:06:55,128 これらの持ち物から 導き出される結論は? 86 00:06:55,128 --> 00:06:59,999 戦国時代にタイムスリップした唯が ケガをした武将を治そうと➡ 87 00:06:59,999 --> 00:07:03,803 現代に送り込んだ。 すごい。 88 00:07:03,803 --> 00:07:07,140 勘だけで 真実まで たどりついてる。 89 00:07:07,140 --> 00:07:10,476 んな訳ないでしょ。 真面目に答えて。 90 00:07:10,476 --> 00:07:15,348 ごめんなさい。 当たりです。 はあ? 91 00:07:15,348 --> 00:07:19,819 お姉ちゃんは 僕の作ったタイムマシンで 戦国時代へ行ってしまいました。 92 00:07:19,819 --> 00:07:24,490 あとひとつき こっちには帰ってきません。 93 00:07:24,490 --> 00:07:30,163 今の分かった? 説明して。 できれば日本語でね。 94 00:07:30,163 --> 00:07:34,433 では 説明させて頂きます。 (美香子)うん。 95 00:07:34,433 --> 00:07:36,769 (尊)という訳なんです。 96 00:07:36,769 --> 00:07:40,439 では 唯之助は? 唯之助は どうなったの…。 97 00:07:40,439 --> 00:07:43,776 ああ 駄目です まだ起き上がっちゃ。 98 00:07:43,776 --> 00:07:46,112 姉なら 大丈夫です。 99 00:07:46,112 --> 00:07:50,112 若君が戻ってくるのを 向こうの世界で待っています。 100 00:07:52,451 --> 00:07:56,122 向こうでは こっちのひとつきが たった3分。 101 00:07:56,122 --> 00:07:59,458 少ししか時間がたたないんです。 102 00:07:59,458 --> 00:08:05,131 だから 次の満月まで ここで ゆっくり休んでいて下さい。 103 00:08:05,131 --> 00:08:12,805 450年。 これは 奇怪な話じゃ。 104 00:08:12,805 --> 00:08:15,474 <見とれてしまった。➡ 105 00:08:15,474 --> 00:08:21,347 前略 お姉様。 お姉様は 超面食いだったのですね> 106 00:08:21,347 --> 00:08:29,488 しかし この館 白装束で徘徊する女たち。 107 00:08:29,488 --> 00:08:36,762 あの世でないのであれば 確かに ここは450年後なのかもしれぬ。 108 00:08:36,762 --> 00:08:41,100 ガッテンして頂けましたでしょうか? 109 00:08:41,100 --> 00:08:43,035 合点はゆかぬ。 110 00:08:43,035 --> 00:08:47,773 ええ? じゃあ 何で そんなに 落ち着いていられるんですか? 111 00:08:47,773 --> 00:08:56,449 わしはの 何も分からぬ時は 全て分かる顔で 何も言わぬ。 112 00:08:56,449 --> 00:09:00,319 見えぬ時は 見えるまで黙す。 113 00:09:00,319 --> 00:09:03,322 むやみに騒ぐは 愚かな事じゃ。 114 00:09:03,322 --> 00:09:06,459 なるほど。 さすが戦国武将。 115 00:09:06,459 --> 00:09:09,362 ところで お前 名は? 116 00:09:09,362 --> 00:09:17,803 僕… それがしは 唯之助の弟で 尊と申すでござる。 117 00:09:17,803 --> 00:09:21,674 お前が唯之助の。 118 00:09:21,674 --> 00:09:24,477 尊…。 119 00:09:24,477 --> 00:09:27,380 よい名じゃ。 ヘヘッ。 120 00:09:27,380 --> 00:09:29,815 励め。 121 00:09:29,815 --> 00:09:31,751 ははっ。 122 00:09:31,751 --> 00:09:36,088 (尊) <若君の傷は 無事 塞がりました> 123 00:09:36,088 --> 00:09:39,759 ≪よいぞ。 124 00:09:39,759 --> 00:09:44,630 おお~。 うわ~。 125 00:09:44,630 --> 00:09:48,768 お前の申したとおり 身につけてみた。 126 00:09:48,768 --> 00:09:53,439 いいね。 ちょっと こっち見てみようか。 127 00:09:53,439 --> 00:09:56,108 (シャッター音) 着方 よく分かりましたね。 128 00:09:56,108 --> 00:09:58,044 ジーパンのファスナーとか。 129 00:09:58,044 --> 00:10:00,780 そこは この者が手伝うてくれた。 130 00:10:00,780 --> 00:10:02,715 (シャッター音) 131 00:10:02,715 --> 00:10:08,120 タクシー来たわよ。 念のため MRIかけてみましょうね。 132 00:10:08,120 --> 00:10:13,459 皆の者 世話になった。 133 00:10:13,459 --> 00:10:16,796 では これにて 出立致す。 134 00:10:16,796 --> 00:10:20,466 (一同)ははっ。 135 00:10:20,466 --> 00:10:23,369 って出かけてはみたけど➡ 136 00:10:23,369 --> 00:10:27,807 さすがに車は 刺激が 強かったみたいで…。 だよな~。 137 00:10:27,807 --> 00:10:31,677 若君 タクシーの中で ずっと固まっちゃってさ。 138 00:10:31,677 --> 00:10:34,480 結局 そのまま帰ってきた。 139 00:10:34,480 --> 00:10:37,149 今 唯の部屋で横になってるわ。 140 00:10:37,149 --> 00:10:41,849 せっかく 今夜は レンコンの挟み揚げ 作ろうと思ってたのにな。 141 00:10:50,496 --> 00:11:11,196 ♬~ 142 00:11:13,519 --> 00:11:17,519 うろんな書物。 143 00:11:32,805 --> 00:11:36,475 ♬~ 144 00:11:36,475 --> 00:11:38,775 ♬「ホイっ!」 145 00:11:44,350 --> 00:11:46,350 (ノック) 146 00:11:49,488 --> 00:11:54,160 <お姉ちゃんが僕の誕生日にくれた 変なTシャツ。➡ 147 00:11:54,160 --> 00:11:58,460 若君だと なぜ似合うんだ> 148 00:12:00,499 --> 00:12:03,402 うん うまい。 149 00:12:03,402 --> 00:12:05,371 よかった。 150 00:12:05,371 --> 00:12:09,508 < く~っ 喜んでくれた時の満足感。➡ 151 00:12:09,508 --> 00:12:12,411 家臣の気持ちが少し分かる> 152 00:12:12,411 --> 00:12:15,381 ところで 尊。 153 00:12:15,381 --> 00:12:20,519 傷も ほぼ癒えたゆえ わしは そろそろ城へ戻ろうと思うのだが。 154 00:12:20,519 --> 00:12:24,857 …は? ここから黒羽城は 遠いのであろうか? 155 00:12:24,857 --> 00:12:28,727 (美香子)全然 状況を理解してないじゃない。 156 00:12:28,727 --> 00:12:35,468 (覚)しかたないよ。 450年前から タイムマシンでやって来たなんて➡ 157 00:12:35,468 --> 00:12:37,403 おとうさんだって あんまり理解してないんだから。 158 00:12:37,403 --> 00:12:41,703 (美香子)確かに。 159 00:12:43,809 --> 00:12:47,480 唯の事だって…。 160 00:12:47,480 --> 00:12:51,817 あの子の事だから 絶対 大丈夫だと思うけど…。 161 00:12:51,817 --> 00:12:54,153 でも心配で。 162 00:12:54,153 --> 00:12:56,853 ん~…。 163 00:12:59,492 --> 00:13:02,828 どうする? 164 00:13:02,828 --> 00:13:07,700 とりあえず 明日 若君を連れて 城跡まで行ってくる。 165 00:13:07,700 --> 00:13:14,173 若君を納得させるには 現実を見せるしかないと思う。 166 00:13:14,173 --> 00:13:16,842 城にいた みんなは どうなったって聞かれたら? 167 00:13:16,842 --> 00:13:20,513 間もなく 一族もろとも 滅亡するなんて言われたら➡ 168 00:13:20,513 --> 00:13:24,383 おとうさんだったら 耐えられないよ。 169 00:13:24,383 --> 00:13:27,853 ん~。 城を見せても➡ 170 00:13:27,853 --> 00:13:34,126 羽木一族や若君が 今年中に滅びる事は言っちゃ駄目。 171 00:13:34,126 --> 00:13:37,029 分かった。 172 00:13:37,029 --> 00:13:40,466 や~ん。 173 00:13:40,466 --> 00:13:43,135 何で こんなに ぴったりなの? 174 00:13:43,135 --> 00:13:48,007 これ 僕の制服? あんた 全然着ないんだもん。 175 00:13:48,007 --> 00:13:51,810 絶対に 似合うと思ってたのよ。 176 00:13:51,810 --> 00:13:54,146 自分が見たかったんだな。 177 00:13:54,146 --> 00:14:01,487 いい? あんたが若君を守るのよ。 分かったわね? 178 00:14:01,487 --> 00:14:05,357 いろいろと世話をかける。 179 00:14:05,357 --> 00:14:09,828 では 出立致す。 180 00:14:09,828 --> 00:14:11,828 (3人)ははっ。 181 00:14:13,499 --> 00:14:15,834 誰? あの人。 超イケメン。 182 00:14:15,834 --> 00:14:19,171 (尊)<姉上様 若君のコスプレに➡ 183 00:14:19,171 --> 00:14:23,842 JKが 片っ端から射ぬかれていきます> 184 00:14:23,842 --> 00:14:28,514 のう尊 あれは よいのう。 185 00:14:28,514 --> 00:14:33,786 えっ 女子高生ですか? 186 00:14:33,786 --> 00:14:38,457 欲しゅうなった わしにくれ。 えっ? そ… それは ちょっと。 187 00:14:38,457 --> 00:14:43,329 調達はできません。 フフッ 分かっておる。 188 00:14:43,329 --> 00:14:46,131 しかし 速い。 189 00:14:46,131 --> 00:14:50,002 あ~ 車の事か。 190 00:14:50,002 --> 00:14:53,806 最初は何事かと 口もきけなんだが➡ 191 00:14:53,806 --> 00:14:59,144 いや よい。 いかにして あのように速う走るのか。 192 00:14:59,144 --> 00:15:02,481 (物音) こら! 193 00:15:02,481 --> 00:15:04,416 (木村)やめてくれ…。 194 00:15:04,416 --> 00:15:07,820 何じゃ? ああ 近づいちゃ駄目です。 195 00:15:07,820 --> 00:15:10,155 行きましょう。 ならぬ。 196 00:15:10,155 --> 00:15:12,825 このままでは あの者が…。 危ないです。 197 00:15:12,825 --> 00:15:16,825 やめなさい! あっ あっ… 誰か~! 198 00:15:18,497 --> 00:15:21,197 あっ… 若君! 199 00:15:24,169 --> 00:15:26,469 誰だ? てめえ。 200 00:15:28,841 --> 00:15:31,141 おりゃ~! 201 00:15:35,114 --> 00:15:39,785 下郎 恥を知れ。 てめえ! 202 00:15:39,785 --> 00:15:44,123 おりゃ~! おりゃ~! 203 00:15:44,123 --> 00:15:46,058 尊 追え! 早う! 204 00:15:46,058 --> 00:15:47,993 ええ… 僕? 205 00:15:47,993 --> 00:15:50,462 討つのじゃ! 206 00:15:50,462 --> 00:15:58,137 ♬~ 207 00:15:58,137 --> 00:16:02,137 え… えい! 離せ この野郎! 208 00:16:04,810 --> 00:16:08,147 ええ~!? 209 00:16:08,147 --> 00:16:10,082 えい! あ~! 210 00:16:10,082 --> 00:16:13,018 おい 何やってんだ! 211 00:16:13,018 --> 00:16:15,718 こっち来い! 212 00:16:27,499 --> 00:16:30,199 大事ないか? 213 00:16:33,772 --> 00:16:36,442 いかがした? 214 00:16:36,442 --> 00:16:40,779 初めて… ケンカしたので。 215 00:16:40,779 --> 00:16:44,450 そうであったか。 216 00:16:44,450 --> 00:16:48,320 幸せな事じゃ。 217 00:16:48,320 --> 00:16:52,020 争いを知らず暮らす事ができる。 218 00:16:56,061 --> 00:16:59,361 若君…。 219 00:17:14,146 --> 00:17:17,483 君たち ありがとう。 助かったよ。 220 00:17:17,483 --> 00:17:21,183 木村。 はい? 221 00:17:23,822 --> 00:17:26,725 やはり 木村は 不意打ちに弱いと見える。 222 00:17:26,725 --> 00:17:30,425 精進致せ。 はい。 223 00:17:35,434 --> 00:17:37,770 ここが➡ 224 00:17:37,770 --> 00:17:42,470 黒羽城。 225 00:18:03,462 --> 00:18:08,333 戦国の世で 唯之助が言うておった。 226 00:18:08,333 --> 00:18:13,806 「わしを守る」と 何度も。 227 00:18:13,806 --> 00:18:21,480 姉は 若君を救いたいと 戦国時代に行ったので。 228 00:18:21,480 --> 00:18:25,818 わしを救う? 229 00:18:25,818 --> 00:18:28,518 はい。 230 00:18:32,090 --> 00:18:35,790 それは どういう意味じゃ? 231 00:18:38,430 --> 00:18:42,730 わしが命を落とすという事か? 232 00:18:45,103 --> 00:18:49,775 いつ? どのように? 羽木は どうなる? 233 00:18:49,775 --> 00:18:53,775 父上は? じいは? 兄上は? 234 00:18:56,114 --> 00:19:02,814 尊。 武士ならば まことの事を申せ。 235 00:19:06,124 --> 00:19:08,824 もののふ…。 236 00:19:19,137 --> 00:19:23,809 若君に 全部話した!? 本当の事を知ってほしいと思って。 237 00:19:23,809 --> 00:19:27,479 若君は まだ18歳なのよ。 平成で言ったら…。 238 00:19:27,479 --> 00:19:30,148 あの若君なら 何があっても逃げない。 239 00:19:30,148 --> 00:19:34,448 全力で困難に立ち向かう。 そう思ったんだ。 240 00:19:35,954 --> 00:19:39,954 こっちの都合で 勝手に大人に思っちゃ駄目。 241 00:19:43,095 --> 00:19:49,795 でも ショックだったんだろうな。 部屋から 全然出てこないもんな。 242 00:19:58,443 --> 00:20:01,780 (ノック) 243 00:20:01,780 --> 00:20:05,080 (扉を開ける音) 244 00:20:11,123 --> 00:20:15,994 姉は 走る事だけは得意なんです。 245 00:20:15,994 --> 00:20:18,997 ほかは 何もできないけど。 246 00:20:18,997 --> 00:20:22,297 存じておる。 247 00:20:24,136 --> 00:20:30,008 のう尊。 唯之助は…➡ 248 00:20:30,008 --> 00:20:38,483 唯は わしの命を守るために 450年前に行ったのだと申したな。 249 00:20:38,483 --> 00:20:43,155 ああ はい。 250 00:20:43,155 --> 00:20:50,028 では唯は 定めを変える事が できると考えておるのか? 251 00:20:50,028 --> 00:20:54,499 己の力で。 252 00:20:54,499 --> 00:20:59,799 いや… 何も考えてないでしょう。 253 00:21:02,174 --> 00:21:08,046 お姉ちゃん… 姉は できるかできないかじゃなくて➡ 254 00:21:08,046 --> 00:21:11,850 ただやるって人です。 255 00:21:11,850 --> 00:21:14,753 ただやる…。 256 00:21:14,753 --> 00:21:21,053 自分が若君を守るんだって それだけです。 257 00:21:23,862 --> 00:21:26,765 私めを どうか お供させて下さいませ! 258 00:21:26,765 --> 00:21:29,201 若君様 必ず守りますから。 259 00:21:29,201 --> 00:21:31,136 こんなもんが定めなはずない! 260 00:21:31,136 --> 00:21:33,071 ♬「ホイっ!」 261 00:21:33,071 --> 00:21:35,474 (笑い声) 262 00:21:35,474 --> 00:21:37,409 若君? 263 00:21:37,409 --> 00:21:40,812 そのとおりじゃ。 264 00:21:40,812 --> 00:21:44,683 唯は 何も考えておるまい。 265 00:21:44,683 --> 00:22:04,503 ♬~ 266 00:22:04,503 --> 00:22:13,512 ならば定めは わしが 己の力で変えてみせよう。 267 00:22:13,512 --> 00:22:18,850 ♬~ 268 00:22:18,850 --> 00:22:25,524 <姉上様 若君が戦国へ向けて 本格始動です> 269 00:22:25,524 --> 00:22:32,524 ♬~ 270 00:22:37,469 --> 00:22:41,807 うまい。 これは 何じゃ? (尊)レンコンの挟み揚げです。 271 00:22:41,807 --> 00:22:47,145 おとうさんの得意料理なのよ。 272 00:22:47,145 --> 00:22:50,048 わしは このように うまいものを食うた事がない。 273 00:22:50,048 --> 00:22:53,018 (覚)ハハハッ。 よかった~。 274 00:22:53,018 --> 00:22:58,156 唯も 大好物なのよ。 お代わり どんどん食べてね。 275 00:22:58,156 --> 00:23:00,092 僕も 素振り始めようかな。 276 00:23:00,092 --> 00:23:04,496 んっ! 尊が? えっ えっ 尊が? 277 00:23:04,496 --> 00:23:06,832 よいぞ。 鍛えてやろう。 278 00:23:06,832 --> 00:23:13,505 おおっ。 よし じゃあ 僕も僕も。 えっ おとうさんも? 279 00:23:13,505 --> 00:23:16,174 (覚 尊)イエ~! 何よ それ。➡ 280 00:23:16,174 --> 00:23:19,474 何 それ。 私も入ろう。 入ろう。 281 00:23:22,848 --> 00:23:26,184 (忠高) 忠清の行方は まだ分からぬか。 282 00:23:26,184 --> 00:23:31,056 (信近) はっ。 力を尽くしておりますが いまだ手がかりはなく。 283 00:23:31,056 --> 00:23:33,356 うむ。 284 00:23:34,993 --> 00:23:39,131 (千原)恐れながら この先➡ 285 00:23:39,131 --> 00:23:45,003 高山との和議 松丸との婚儀 小垣城の立て直しなど➡ 286 00:23:45,003 --> 00:23:49,774 せねばならぬ事が 積まれておりまする。 287 00:23:49,774 --> 00:23:54,474 成之様に お出ましをお願いしては? 288 00:23:57,149 --> 00:24:00,051 ぬしは 忠清様は亡くなったと 決めつけるのか! 289 00:24:00,051 --> 00:24:02,020 そうではござらぬ! 290 00:24:02,020 --> 00:24:04,823 しかし 今 こうしている時も➡ 291 00:24:04,823 --> 00:24:09,494 高山や野上衆は 羽木の領地を 狙っているのでござる。 292 00:24:09,494 --> 00:24:14,166 殿! 成之様がお目通りを願いたいと。 293 00:24:14,166 --> 00:24:17,166 成之が? 294 00:24:24,509 --> 00:24:29,209 (成之)ご無礼をつかまつる。 成之にござる。 295 00:24:30,849 --> 00:24:34,452 失礼は 重々承知なれど いてもたってもいられず➡ 296 00:24:34,452 --> 00:24:37,122 まかり越しましてござりまする。 297 00:24:37,122 --> 00:24:39,457 何じゃ? 298 00:24:39,457 --> 00:24:47,799 若君様のご探索 この成之にお任せ頂きたく。 299 00:24:47,799 --> 00:24:49,734 なんと。 300 00:24:49,734 --> 00:24:52,671 お前が 忠清を捜し出すと申すか。 301 00:24:52,671 --> 00:24:55,473 この黒羽城において➡ 302 00:24:55,473 --> 00:24:58,810 殿の跡を継がれるのは 忠清様ただ一人。 303 00:24:58,810 --> 00:25:02,510 ほかをおいて どなたもおりませぬ。 304 00:25:06,685 --> 00:25:09,821 成之様が若君を? (千吉)おお。 305 00:25:09,821 --> 00:25:13,692 しかし このまま 若君様が見つからなければ➡ 306 00:25:13,692 --> 00:25:17,495 成之様ご本人が お家を継ぐ事になろうのう。 307 00:25:17,495 --> 00:25:19,831 あの如古坊は? 308 00:25:19,831 --> 00:25:21,766 成之様に ひっついてる あいつも偉くなるって事? 309 00:25:21,766 --> 00:25:23,702 (遠太)あの坊主か。 310 00:25:23,702 --> 00:25:26,705 成之様のお付きとなれば 当然そうなるであろうのう。 311 00:25:26,705 --> 00:25:30,475 若君様が帰ってきても? (伊四郎)若君様が不在の間➡ 312 00:25:30,475 --> 00:25:35,313 成之様をお助けしたとならば 相応の出世 するのではないか? 313 00:25:35,313 --> 00:25:38,116 そんな…。 314 00:25:38,116 --> 00:25:43,416 <若君暗殺を たくらんだやつが 出世? ありえない> 315 00:25:49,127 --> 00:25:51,463 何か用か? 316 00:25:51,463 --> 00:25:53,398 成之様。 317 00:25:53,398 --> 00:25:58,336 わしを捜していたのか? いえ。 318 00:25:58,336 --> 00:26:02,807 花を摘みに。 当分 忙しゅうするゆえ➡ 319 00:26:02,807 --> 00:26:05,143 花を立てるのも 今のうちかと思うての。 320 00:26:05,143 --> 00:26:09,814 お一人で? いつもご一緒のお坊様は? 321 00:26:09,814 --> 00:26:13,151 如古坊の事か? 322 00:26:13,151 --> 00:26:17,489 ここにはおらぬ。 3日ほど前から姿を消した。 323 00:26:17,489 --> 00:26:19,824 3日。 324 00:26:19,824 --> 00:26:22,160 若君様がいなくなってから? 325 00:26:22,160 --> 00:26:25,497 如古坊が どうかしたか? 326 00:26:25,497 --> 00:26:28,833 いえ それならいいんです。 327 00:26:28,833 --> 00:26:33,672 わしも尋ねてよいか? 私に? 328 00:26:33,672 --> 00:26:37,642 若君様の行方に 心当たりはないか? 329 00:26:37,642 --> 00:26:40,445 私が? な… 何で? 330 00:26:40,445 --> 00:26:43,782 会う度 お前は いつも若君様の後を追うておる。 331 00:26:43,782 --> 00:26:48,453 なのに 今は何も尋ねようとはせぬ。 332 00:26:48,453 --> 00:26:52,324 もしや 居所を知っておるのではと。 333 00:26:52,324 --> 00:26:56,127 やだ そんなの 知るはずないじゃないですか。 334 00:26:56,127 --> 00:26:58,797 そうかな。 335 00:26:58,797 --> 00:27:03,134 私は ただ 信じてるんです。 336 00:27:03,134 --> 00:27:07,472 若君様は 必ず戻ってくるって。 337 00:27:07,472 --> 00:27:12,344 私だけじゃないです。 お城の…➡ 338 00:27:12,344 --> 00:27:16,815 馬番だって 誰だって 足軽は みんな。 339 00:27:16,815 --> 00:27:21,486 慕われておるのじゃな 忠清様は。 340 00:27:21,486 --> 00:27:25,824 でも 若君様は 兄上様に捜してもらえるのが➡ 341 00:27:25,824 --> 00:27:28,524 一番うれしいかと。 342 00:27:31,696 --> 00:27:39,104 だって 兄上様の事 話す時 すごく楽しそうだったから。 343 00:27:39,104 --> 00:27:45,777 あ~ 離れて育った兄上様と 一緒に暮らしたかったんだな。 344 00:27:45,777 --> 00:27:48,680 幸せになってほしいんだなって。 345 00:27:48,680 --> 00:27:54,119 なるほど。 わしの不幸せを 案じておられたと。 346 00:27:54,119 --> 00:27:58,819 いや… いや そういう意味じゃ ないと思うけど。 347 00:28:16,374 --> 00:28:20,345 え… 今の何? 何でもない。 348 00:28:20,345 --> 00:28:23,481 でも 私目がけて 何か飛んできて…。 349 00:28:23,481 --> 00:28:26,181 早う行け! 350 00:28:33,091 --> 00:28:39,091 剣がお上手なんですね。 何か意外。 351 00:28:52,444 --> 00:28:56,314 なぜ このようなまねをした。 352 00:28:56,314 --> 00:28:59,614 早う始末せねばと ヘヘヘッ…。 353 00:29:01,453 --> 00:29:04,355 城を血で汚せば 怪しい者は近くにいると➡ 354 00:29:04,355 --> 00:29:06,324 触れ回るようなものでないか! 355 00:29:06,324 --> 00:29:09,794 すまぬ。 356 00:29:09,794 --> 00:29:12,464 忠清は まだ見つからぬか? 357 00:29:12,464 --> 00:29:17,135 まだだ。 だが所詮 矢に射ぬかれた身。 358 00:29:17,135 --> 00:29:20,038 急げ。 359 00:29:20,038 --> 00:29:23,738 馬番の小僧の始末なら 考えてある。 360 00:29:26,144 --> 00:29:31,483 わざわざ 我らの手を汚すまでもない。 361 00:29:31,483 --> 00:29:34,385 (久)成之。➡ 362 00:29:34,385 --> 00:29:37,288 何やら 大きな声を。 363 00:29:37,288 --> 00:29:39,757 母上 起こしてしまいましたか? 364 00:29:39,757 --> 00:29:43,457 どれ 蚊やりの草を たいてしんぜましょう。 365 00:29:57,108 --> 00:30:01,980 お城で つらく当たられてはおらぬか? 366 00:30:01,980 --> 00:30:09,120 案じめさるな。 ようして頂いておりますゆえ。 367 00:30:09,120 --> 00:30:12,457 あのお方も? 368 00:30:12,457 --> 00:30:15,126 父というのに あのお方は➡ 369 00:30:15,126 --> 00:30:18,463 お前に笑み一つ くれようともせなんだ。 370 00:30:18,463 --> 00:30:22,133 ただ我らを 忌むように遠ざけ➡ 371 00:30:22,133 --> 00:30:25,470 あまつさえ お前を亡き者にしようと…。 372 00:30:25,470 --> 00:30:32,143 母上 それは昔の事にございます。 373 00:30:32,143 --> 00:30:36,481 じき私が➡ 374 00:30:36,481 --> 00:30:39,481 総領となりましょうゆえ。 375 00:30:42,353 --> 00:30:48,053 よい子じゃ。 お前は よい子…。 376 00:31:01,706 --> 00:31:04,706 (千吉)唯之助! はい? 377 00:31:06,477 --> 00:31:10,181 逃げろ。 取締り方が お前を捕らえに来るぞ。 え? 378 00:31:10,181 --> 00:31:13,518 お前に 若君かどわかしの疑いが かかっておるのじゃ。 379 00:31:13,518 --> 00:31:17,388 唯之助。 お前が 高山の間者だと 皆が騒いでおる! 380 00:31:17,388 --> 00:31:19,390 高山の間者? 381 00:31:19,390 --> 00:31:21,392 若君が襲われた夜➡ 382 00:31:21,392 --> 00:31:23,861 お前が吉田城にいた事を 不審に思われたのじゃ。 383 00:31:23,861 --> 00:31:26,561 そんな…。 384 00:31:28,733 --> 00:31:33,137 <如古坊だ。 あいつが仕組んだに違いない。➡ 385 00:31:33,137 --> 00:31:37,008 私が捜し出そうとしてるのを 誰かに聞いて> 386 00:31:37,008 --> 00:31:40,011 如古坊が どうかしたか? 387 00:31:40,011 --> 00:31:43,481 <まさか…> 388 00:31:43,481 --> 00:31:46,481 兄上さん。 389 00:31:48,152 --> 00:31:50,088 取締り方は わしらが足止めする。 390 00:31:50,088 --> 00:31:52,023 今すぐ ここを去れ! 391 00:31:52,023 --> 00:31:55,026 皆 手持ちの金子を 唯之助に渡すのじゃ。 392 00:31:55,026 --> 00:31:58,326 おお。 393 00:32:05,703 --> 00:32:09,440 みんな…。 394 00:32:09,440 --> 00:32:14,178 (画治郎)おい 悪丸 離せ! 395 00:32:14,178 --> 00:32:16,114 (悪丸)この者 抜け道 詳しい。 396 00:32:16,114 --> 00:32:19,517 あんた…。 ここから馬場を抜けろ。 397 00:32:19,517 --> 00:32:23,388 東側の壊れた柵から城を出て 山へ入るんだ。 398 00:32:23,388 --> 00:32:25,688 分かった。 399 00:32:30,161 --> 00:32:34,465 これを持ってけ。 夜は冷えるぞ。 400 00:32:34,465 --> 00:32:38,136 ありが…。 401 00:32:38,136 --> 00:32:42,807 何これ? 使い込んでて… 臭っ! 402 00:32:42,807 --> 00:32:47,478 気にするな。 戻ってきたら また出世争いじゃ。 403 00:32:47,478 --> 00:32:52,150 次は負けぬぞ。 それまで 達者でな。 404 00:32:52,150 --> 00:32:59,450 画治郎… 悪丸 ありがとう。 405 00:33:01,159 --> 00:33:03,494 臭~い! 406 00:33:03,494 --> 00:33:16,074 ♬~ 407 00:33:16,074 --> 00:33:18,509 <指名手配のポスターが貼ってある> 408 00:33:18,509 --> 00:33:22,380 「梅谷村の足軽 唯之助なる者。➡ 409 00:33:22,380 --> 00:33:25,850 高山に内通の疑い これあり。➡ 410 00:33:25,850 --> 00:33:28,186 取締り方が探索中。➡ 411 00:33:28,186 --> 00:33:32,056 見つけた者は即刻届け出るべし。➡ 412 00:33:32,056 --> 00:33:34,792 褒美をつかわすものなり」。 (一同)おお~。 413 00:33:34,792 --> 00:33:37,462 大した悪相だね こいつは。 414 00:33:37,462 --> 00:33:41,132 唯之助か。 唯之助。 415 00:33:41,132 --> 00:33:47,132 <とりあえず あの似顔絵 描いたやつ 許さん!> 416 00:33:50,808 --> 00:33:54,679 いよいよ明日が満月か。 417 00:33:54,679 --> 00:34:00,679 はい。 明日の今頃には 羽木の皆さんのもとへ戻れます。 418 00:34:03,387 --> 00:34:06,824 ここは 穏やかなよい里じゃった。 419 00:34:06,824 --> 00:34:12,697 父上も母上も尊も 皆 よい者ばかりであった。 420 00:34:12,697 --> 00:34:15,697 若君…。 421 00:34:17,468 --> 00:34:27,468 できうれば このまま 戦を知らず 末永う幸せに…。 422 00:34:29,514 --> 00:34:32,784 若君? 若君! 423 00:34:32,784 --> 00:34:35,084 若君! 若君! 424 00:34:37,455 --> 00:34:41,155 (腹の音) 425 00:34:42,794 --> 00:34:48,494 <もう限界 一歩も歩けない> 426 00:35:07,485 --> 00:35:10,785 水だ。 427 00:35:12,824 --> 00:35:15,824 あっ! 428 00:35:17,495 --> 00:35:20,495 (阿湖) よかった。 気が付いたのですね。 429 00:35:22,834 --> 00:35:27,171 (かめ)百姓の童などに 手ずから水をやるとは。 430 00:35:27,171 --> 00:35:32,977 よいではないか。 道に迷ったのは この者も我らも同じ。 431 00:35:32,977 --> 00:35:35,277 はい。 432 00:35:40,451 --> 00:35:43,788 今 供の者が 黒羽城への道を➡ 433 00:35:43,788 --> 00:35:46,691 いま一度 見定めに参っておりますゆえ。 434 00:35:46,691 --> 00:35:50,661 あの~ 黒羽城へ行かれるなら いっそ戻って➡ 435 00:35:50,661 --> 00:35:53,130 一本杉から右手に行かれた方が。 436 00:35:53,130 --> 00:35:55,800 遠回りだけど 道はなだらかだし。 437 00:35:55,800 --> 00:35:58,703 (かめ)まことか? 438 00:35:58,703 --> 00:36:02,139 こっちは確かに近道だけど 迷いやすいんですよね。 439 00:36:02,139 --> 00:36:04,809 それに すっげえ走りづらいし。 440 00:36:04,809 --> 00:36:08,479 お前は このような山道を駆けるのか? 441 00:36:08,479 --> 00:36:13,179 頼もしいのう。 デヘヘヘ…。 442 00:36:14,819 --> 00:36:17,722 おお ようやく戻ってまいりました。 443 00:36:17,722 --> 00:36:20,157 まずい! 444 00:36:20,157 --> 00:36:24,495 じゃあ そういう事で。 445 00:36:24,495 --> 00:36:27,832 あっ これ。 名は 何という? 446 00:36:27,832 --> 00:36:30,735 私は ゆ…➡ 447 00:36:30,735 --> 00:36:34,105 いえいえ 名乗るほどの あれじゃありません。 448 00:36:34,105 --> 00:36:37,105 って事で。 じゃあ。 449 00:36:39,443 --> 00:36:44,315 なんと奥ゆかしい。 急ぎ 輿にお戻りを。 450 00:36:44,315 --> 00:36:48,452 阿湖姫様。 はい。 451 00:36:48,452 --> 00:36:53,152 早う 忠清様に お目にかかりたいものじゃ。 452 00:36:58,462 --> 00:37:01,799 感染症ね。 え…。 453 00:37:01,799 --> 00:37:07,138 だって 若君 明日 戦国時代に戻るんだよ。 454 00:37:07,138 --> 00:37:11,475 明日は無理。 しばらく 安静にしてもらわないと。 455 00:37:11,475 --> 00:37:15,775 じゃあ 唯は たった一人で 戦国時代に置き去り? 456 00:37:21,819 --> 00:37:24,488 ♬~ 457 00:37:24,488 --> 00:37:28,159 <若君が帰るまで 絶対生き延びてやる!> 458 00:37:28,159 --> 00:37:30,494 っしゃ~! 459 00:37:30,494 --> 00:38:06,494 ♬~